JP2023136138A - 制御システム、機器制御方法およびプログラム - Google Patents

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Saori Okino
正裕 石原
Masahiro Ishihara
隆司 新井
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崇 荻野
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Abstract

【課題】ユーザにとってより適切に機器を制御する。【解決手段】シーン情報記憶部123は、少なくとも1つの機器と、少なくとも1つの機器に実行させる少なくとも1つの操作と、を定めるシーン情報を記憶する。状態情報取得部111は、少なくとも1つの機器の運転状態と、少なくとも1つの機器の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報を取得する。機器制御部113は、シーン情報に定められる少なくとも1つの操作を少なくとも1つの機器に実行させる。制御モード選出部115は、状態情報に基づいて、制御モード記憶部121が記憶する少なくとも1種類の制御モードの中から少なくとも1つの制御モードを選出する。機器制御部113は、制御モード選出部115により選出された少なくとも1つの制御モードで少なくとも1つの機器を制御する。【選択図】図3

Description

本開示は、制御システム、機器制御方法およびプログラムに関する。
機器毎の制御内容をシーン制御毎に記載したシーン制御ファイルに基づいて機器の動作を制御する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2013-98613号公報
上記のようなシーン制御を用いて機器を制御する制御システムにおいて、ユーザにとってより適切に機器を制御することが求められている。
本開示は、上記事由に鑑みてなされたもので、ユーザにとってより適切に機器を制御することができる制御システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る制御システムは、
少なくとも1つの機器と、前記少なくとも1つの機器に実行させる少なくとも1つの操作と、を定めるシーン情報を記憶するシーン情報記憶部と、
前記少なくとも1つの機器の運転状態と、前記少なくとも1つの機器の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
前記シーン情報に定められる前記少なくとも1つの操作を前記少なくとも1つの機器に実行させる機器制御部と、
前記少なくとも1つの機器を制御する際の少なくとも1種類の制御モードを、予め設定された優先度に対応付けて記憶する制御モード記憶部と、
前記状態情報に基づいて、前記制御モード記憶部が記憶する前記少なくとも1種類の制御モードの中から少なくとも1つの制御モードを選出する制御モード選出部と、を備え、
前記機器制御部は、前記制御モード選出部により選出された少なくとも1つの制御モードで前記少なくとも1つの機器を制御する。
本開示によれば、シーン情報に定められる少なくとも1つの操作を少なくとも1つの機器に実行させる制御システムにおいて、状態情報に基づいて選出された少なくとも1つの制御モードで少なくとも1つの機器を制御する。従って、ユーザにとってより適切に機器を制御することができる。
実施の形態1に係る制御システムの全体構成を示す図 実施の形態1に係るクラウドサーバ及び端末装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る制御システムの機能的な構成を示すブロック図 実施の形態1に係る制御モード記憶部に記憶される情報の例を示す図 実施の形態1に係るシーン情報記憶部に記憶される情報の例を示す図 実施の形態1に係る端末装置に表示される機器選択画面の例を示す図 実施の形態1に係る端末装置に表示される操作指定画面の例を示す図 実施の形態1に係る制御システムにより実行される処理の流れを示すシーケンス図 実施の形態1に係るクラウドサーバにより実行されるシーン制御実行処理の流れを示すフローチャート 実施の形態2における操作指定画面の例を示す図 実施の形態3におけるシーンテンプレート情報の例を示す図 実施の形態3におけるシーン選択画面の例を示す図 実施の形態3におけるシーン編集画面の例を示す図 実施の形態4におけるシーンテンプレート情報の例を示す図 実施の形態5におけるシーン情報の例を示す図 実施の形態5におけるシーン編集画面の例を示す図
以下、実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付す。
(実施の形態1)
図1に、実施の形態1に係る制御システムの全体構成を示す。制御システムは、建物Hの内部に設置されている複数の機器3を、建物Hの外部から遠隔的に制御することが可能なシステムである。
図1に示すように、実施の形態1に係る制御システムは、クラウドサーバ1と、端末装置2と、複数の機器3と、複数の連携機器4と、を備える。複数の機器3は、建物Hの内部に設置されている。建物Hは、例えば、戸建て住宅、集合住宅、オフィスビル、商業施設、工場等である。
複数の機器3のそれぞれは、制御システムにおける制御対象となる機器である。複数の機器3のそれぞれは、具体的には、建物H内を空調する空調装置、建物H内を換気する換気装置、湯を沸き上げる給湯機等のような電気機器である。
複数の機器3のそれぞれには、図示を省略するが、リモコン、壁スイッチ等のような操作装置が接続されている。建物H内に居るユーザは、操作装置を操作することで、機器3に対して運転の開始と停止、運転の強弱等の指示を入力することができる。操作装置を用いた機器3の操作を「手元操作」と呼ぶ。これに対して、ユーザが端末装置2を用いて遠隔から機器3に操作することを「遠隔操作」と呼ぶ。
複数の連携機器4のそれぞれは、複数の機器3の周辺環境に設置された機器である。複数の連携機器4のそれぞれは、具体的には、空調装置、環境センサなどである。ここで、環境センサは、温度、湿度、CO濃度等のセンサ情報を計測するセンサである。環境センサの例として、建物H内に設置された室内機に設けられた温度センサ及び湿度センサ、建物H外の空気質を計測する空気質センサ、建物H内のCO濃度を計測するCO2センサ、建物H内の在室人数を検知する人感センサ等が挙げられる。センサ情報は、環境センサにより計測された空気質を示す空気質情報に相当する。
複数の機器3及び複数の連携機器4は、それぞれ、図示を省略するが、通信アダプタを介して建物H内に構築された局所ネットワークNW2に接続されている。局所ネットワークNW2は、BBR(ブロードバンドルータ)5を介して広域ネットワークNW1に接続されている。局所ネットワークNW2は、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、又は、エコーネットライト(ECHONET Lite(登録商標))によるネットワークである。広域ネットワークNW1は、例えばインターネットである。
クラウドサーバ1と端末装置2とは、広域ネットワークNW1を介して互いに通信可能である。クラウドサーバ1は、広域ネットワークNW1、局所ネットワークNW2を介して複数の機器3及び複数の連携機器4と通信可能である。
広域ネットワークNW1には、気象サーバ6が接続されている。気象サーバ6は、気象庁、気象会社等により管理されるサーバであって、建物Hが存在する地域を含む各地の気象情報を有する。気象情報は、気象に関する情報であって、具体的には天気、温度、湿度、PM2.5の濃度、花粉の濃度等に関する情報である。気象情報は、建物Hが存在する地域の空気質を示す空気質情報に相当する。気象サーバ6は、建物Hが存在する地域におけるこのような気象情報を、必要に応じてクラウドサーバ1に送信する。
クラウドサーバ1は、制御システムを管理する装置であって、具体的には、クラウドコンピューティングにおけるリソースを提供するサーバである。図2に示すように、クラウドサーバ1は、制御部11と、記憶部12と、通信部15と、を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。CPUは、中央処理装置、中央演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ等とも呼び、クラウドサーバ1の制御に係る処理及び演算を実行する中央演算処理部として機能する。制御部11において、CPUは、ROMに格納されているプログラム及びデータを読み出し、RAMをワークエリアとして用いて、クラウドサーバ1を統括制御する。
記憶部12は、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、ハードディスク等の不揮発性のメモリを備えており、いわゆる二次記憶装置又は補助記憶装置としての役割を担う。記憶部12は、制御部11が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータを記憶する。また、制御部11が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。
通信部15は、クラウドサーバ1が広域ネットワークNW1を介して外部の装置と通信するための通信インタフェースを備える。通信部15は、広域ネットワークNW1を介して、端末装置2、複数の機器3、複数の連携機器4及び気象サーバ6との間で様々な情報を送受信する。
端末装置2は、建物Hの外部に居るユーザから操作可能な端末である。端末装置2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。図2に示すように、端末装置2は、制御部21と、記憶部22と、入力部23と、表示部24と、通信部25と、を備える。
制御部21は、CPU、ROM及びRAMを備える。CPUは、中央処理装置、中央演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ等とも呼び、端末装置2の制御に係る処理及び演算を実行する中央演算処理部として機能する。制御部21において、CPUは、ROMに格納されているプログラム及びデータを読み出し、RAMをワークエリアとして用いて、端末装置2を統括制御する。
記憶部22は、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性の半導体メモリを備えており、いわゆる二次記憶装置又は補助記憶装置としての役割を担う。記憶部22は、制御部21が各種処理を行うために使用するプログラム及びデータを記憶する。また、制御部21が各種処理を行うことにより生成又は取得するデータを記憶する。
入力部23は、キーボード、マウス、スイッチ、タッチパッド、タッチパネル等の入力デバイスを備えており、ユーザから操作入力を受け付ける。ユーザは、入力部23を操作することによって、様々な指示を端末装置2に入力することができる。入力部23は、ユーザから入力された操作指示を受け付けると、受け付けた操作指示を制御部21に送信する。
表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル、有機EL(Electro-Luminescence)等の表示デバイスを備える。表示部24は、図示しない表示駆動回路によって駆動され、制御部21による制御のもとで様々な画像を表示する。
通信部25は、端末装置2が外部の装置と通信するための通信インタフェースを備える。通信部25は、広域ネットワークNW1を介して、クラウドサーバ1との間で様々な情報を送受信する。
次に、図3を参照して、制御システムの機能的な構成について説明する。図3に示すように、クラウドサーバ1は、機能的に、状態情報取得部111と、機器制御部113と、制御モード選出部115と、通知部117と、を備える。また、端末装置2は、機能的に、操作受付部211と、表示制御部213と、シーン情報生成部215と、を備える。
これらの各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェア及びファームウェアは、プログラムとして記述され、ROM又は記憶部12,22に格納される。そして、CPUが、ROM又は記憶部12,22に記憶されたプログラムを実行することによって、これらの各機能を実現する。
また、クラウドサーバ1は、制御モード記憶部121と、シーン情報記憶部123と、を備える。これらは、記憶部12の適宜の記憶領域に構築される。
クラウドサーバ1において、状態情報取得部111は、制御対象である複数の機器3の運転状態と、複数の機器3の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報を取得する。
複数の機器3の運転状態は、各機器3が運転しているか停止しているか、及び、運転している場合には運転モード、設定情報等の状態を意味する。状態情報取得部111は、状態情報として、このような運転状態を示す運転状態情報を、通信部15を介して複数の機器3と通信することにより取得する。
複数の機器3の周辺環境の状態は、複数の機器3が設置された建物Hの内部又は外部の状態である。状態情報取得部111は、状態情報として、このような複数の機器3の周辺環境の状態を示す環境情報を取得する。
より詳細には、状態情報取得部111は、環境情報として、気象情報と、センサ情報と、連携機器4の運転状態を示す運転状態情報と、のうちの少なくともいずれかを取得する。気象情報は、気象サーバ6から送信される、建物Hが存在する地域の気象状態を示す情報である。センサ情報は、連携機器4のうちの環境センサにより計測される、建物Hの内部又は外部の温度、湿度、CO濃度等を示す情報である。連携機器4の運転状態は、連携機器4のうちの空調装置が運転しているか停止しているか、及び、運転している場合には冷房、暖房、除湿等の運転モードと設定温度、設定湿度、風量等の設定情報である。状態情報取得部111は、このような環境情報を、通信部15を介して気象サーバ6及び複数の連携機器4と通信することにより取得する。なお、気象情報とセンサ情報とを合わせて空気質情報と呼んでも良い。
なお、状態情報取得部111は、必要に応じて、状態情報として、運転状態情報と環境情報とをどちらも取得しても良いし、運転状態情報と環境情報とをどちらも取得しても良い。また、状態情報取得部111は、環境情報として、気象情報とセンサ情報と連携機器4の運転状態を示す運転状態情報とを全て取得しても良いし、これらのうちのいずれか1つ又は2つのみを取得しても良い。
端末装置2において、操作受付部211は、ユーザが入力部23に対して行った操作を受け付ける。ユーザは、遠隔操作として、複数の機器3のいずれかに対するオン、オフ、運転モードの変更等のような操作を、端末装置2の入力部23に入力することができる。操作受付部211は、このような操作をユーザから受け付けると、受け付けた操作の内容を示す操作情報を、通信部25を介してクラウドサーバ1に送信する。クラウドサーバ1に送信された操作情報は、機器制御部113に供給される。
クラウドサーバ1において、機器制御部113は、複数の機器3のそれぞれを制御する。機器制御部113は、通信部15を介して、複数の機器3のうちの制御対象の機器3に対して制御指令を送信することにより、制御対象の機器3の運転を制御する。
より詳細には、機器制御部113は、(1)第1の運転モードである「自動運転モード」と、(2)第2の運転モードである「手動運転モード」と、と、(3)第3の運転モードである「優先運転モード」と、という3つの運転モードで機器を運転させる機能を有する。
「自動運転モード」は、クラウドサーバ1が有する自動制御機能による運転モードであって、クラウドサーバ1が状況に応じて適切な制御モードを自動的に選択して制御対象の機器3を運転させるモードである。これに対して、「手動運転モード」は、自動制御機能によらない運転モードであって、ユーザが手動で制御対象の機器3に対する操作を入力して制御対象の機器3を運転させるモードである。また、「優先運転モード」は、制御対象の機器3以外の機器、又は制御対象の機器3以外の機器を操作するための操作装置から送信される制御情報に基づいて、制御対象の機器3を運転させるモードである。なお、「自動運転モード」「手動運転モード」「優先運転モード」は、それぞれ、「自動制御状態」「手動制御状態」「優先制御状態」等と呼んでも良い。
このような3つの運転モードのうちのどの運転モードで運転するかは、複数の機器3のそれぞれに対して個別に設定可能である。例えば、ユーザは、端末装置2を操作して、複数の機器3のそれぞれの運転モードを、これら3つの運転モードのうちから設定することができる。
<自動運転モード>
制御対象の機器3の運転モードが「自動運転モード」に設定された場合、機器制御部113は、状態情報取得部111により取得された状態情報に基づいて、その機器3を運転させる。例えば、取得された状態情報により示されるCO濃度が高い場合、機器制御部113は、複数の機器3のうちの換気機器の風量を強くする。或いは、取得された状態情報により在室が検知された場合、機器制御部113は、複数の機器3のうちの換気機器をオンにする。
より詳細には、機器制御部113は、「自動運転モード」において、制御対象となる機器3以外の運転状態と、複数の機器3の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報に基づいて、その機器3を制御する。これにより、機器制御部113は、制御対象となる機器3を、その外部の状態と連動させて動作させる。
制御モード選出部115は、運転モードが「自動運転モード」である場合、機器制御部113による機器3の制御に用いられる少なくとも1つの制御モードを選出する。そのために、制御モード選出部115は、制御モード記憶部121を参照する。
制御モード記憶部121は、「自動運転モード」において機器3を制御する際に用いられる少なくとも1種類の制御モードを記憶している。具体的には図4に示すように、制御モード記憶部121は、複数種類の制御モードを示す制御モード情報を、制御モードの実行条件である空気質条件及び運転条件と、制御モードの実行の優先順位を定める優先度と、に対応付けて記憶している。
実行条件は、機器制御部113が各制御モードでの制御を開始する条件を定めている。実行条件として、空気質条件と運転条件とが予め定められている。空気質条件は、建物H内外の空気質に関する条件である。運転条件は、連携機器4の運転状態に関する条件である。
制御モード選出部115は、状態情報取得部111により取得された状態情報に基づいて、制御モード記憶部121に記憶された複数種類の制御モードのうちから制御モードを選出する。具体的に説明すると、制御モード選出部115は、状態情報取得部111により取得された状態情報が、制御モード記憶部121に記憶された複数種類の制御モードの実行条件のうちのいずれかを満たすか否かを判定する。判定の結果、制御モード選出部115は、取得された状態情報が複数種類の制御モードの実行条件のうちのいずれかを満たした場合、その実行条件に対応付けられた制御モードを選出する。
なお、制御モード選出部115は、1つの制御モードに対応付けられた実行条件のうちの空気質条件と運転条件とのいずれかが満たされると、その制御モードを選出する。言い換えると、空気質条件と運転条件とは論理和で判定される。
例えば図4において、取得された状態情報が「CO濃度が500ppm以上」という空気質条件を満たす場合、制御モード選出部115は、「人数増加時制御」の制御モードを選出する。この「人数増加時抑制」の制御モードは、建物H内のCOを建物H外へ排出する目的で用いられるモードである。なお、各制御モードの実行条件の閾値は、ユーザが選択できるようにすることも可能である。
また、制御モード選出部115は、取得された状態情報が空気質条件と運転条件とのうちの複数の条件を満たした場合、これら複数の条件に対応付けられた制御モードのうち、最も高い優先度が設定された制御モードを選出する。ここで、優先度が高いとは、図4に示した優先度の値が小さいことに相当する。
例えば、取得された状態情報が「CO濃度が500ppm以上」と「温度が15℃以下、且つ、建物H内の湿度が65%以上」という2つの空気質条件をどちらも満たす場合、制御モード選出部115は、これらに対応付けられた制御モードのうちの、優先度が高い方である「人数増加時制御」の制御モードを選出する。
なお、各制御モードの優先度は、実行の時間帯に応じて可変であっても良い。例えば、夕方の時間帯は、排熱を目的とする制御モードの優先度を高くし、朝の時間帯は、CO濃度の抑制を目的とする「人数増加時制御」の優先度を高くしても良い。或いは、各制御モードの優先度は、ユーザにより任意に決定されても良い。
通知部117は、制御モード選出部115により選出された少なくとも1つの制御モードを端末装置2に通知する。また、制御モード記憶部121に記憶された制御モード情報の中に運転状態条件または空気質条件を満たす制御モード情報が存在しない場合、制御モード情報の選出が不可能である。この場合、制御モード選出部115は、制御モードの選出が不可能であることを機器制御部113に通知する。
機器制御部113は、運転モードが「自動運転モード」である場合、このようにして制御モード選出部115により選出された少なくとも1つの制御モードで、制御対象の機器3に運転させる。これにより、機器制御部113は、状態情報取得部111により取得された状態情報に基づいて、機器3を制御する。
なお、機器制御部113は、以下の(1)~(3)のいずれかの場合に、実行中の制御モードを終了する。その後、機器制御部113は、その制御モードの前に実行していた最後の制御モードを実行する。
(1)連携機器4の運転状態や気象情報が、実行中の制御モードの実行条件を満たさなくなった場合
(2)実行中の制御モードが、予め設定された実行時間を完了した場合
(3)いずれの制御モードの実行条件も満たさない場合
<手動運転モード>
制御対象の機器3の運転モードが「手動運転モード」に設定された場合、機器制御部113は、ユーザから入力された操作に基づいて、その機器3を運転させる。例えば、ユーザが手元操作又は遠隔操作により直接的に機器3に操作を入力すると、又は予め定められたタイミングが到来すると、その機器3の運転モードは「手動運転モード」に切り替えられる。
「手動運転モード」では、機器制御部113は、操作受付部211によりユーザから受け付けられた操作に従って、機器3を制御する。具体的に説明すると、「手動運転モード」では、機器制御部113は、状態情報取得部111により取得された状態情報に基づかずに、その機器3の本体機能が有する運転モードで、機器3を制御する。
ここで、機器3の本体機能が有する運転モードは、その機器3の本体に基本的に備わっている運転モードを意味する。例えば、機器3が換気機器である場合、本体機能は換気機能であり、本体機能が有する運転モードは、換気モード、停止モード等である。換気モードは、風量の強弱により、更に複数のモードに分けられる。或いは、機器3が空調装置である場合、本体機能は空調機能であり、本体機能が有する運転モードは、暖房モード、冷房モード、除湿モード、停止モード等である。暖房モード、冷房モード及び除湿モードは、設定温度、設定湿度等により、更に複数のモードに分けられる。
「手動運転モード」では、機器制御部113は、端末装置2においてユーザから入力された操作であって、このような機器3の本体機能が有する運転モードで、機器3を運転させる。
<優先運転モード>
制御対象の機器3の運転モードが「優先運転モード」に設定された場合、機器制御部113は、制御対象の機器3以外の機器、又は制御対象の機器3以外の機器を操作するための操作装置から送信される制御情報に基づいて、その機器3を運転させる。
<シーン情報に基づく制御>
図3に戻って、シーン情報記憶部123は、シーン情報を記憶する。シーン情報は、シーンを用いた制御であるシーン制御の内容を定める情報である。ここで、シーン制御は、少なくとも1つの機器3に対して一括して操作を実行させる制御を意味する。シーン制御を用いることで、ユーザが1つ1つの機器3に対して個別に操作を選択する手間を無くすことができるため、機器3を制御する際におけるユーザの利便性を向上させることができる。
具体的に、シーン情報は、少なくとも1つの機器3と、その少なくとも1つの機器3に実行させる少なくとも1つの操作と、を定める。1つのシーン情報によるシーン制御を実行すると、そのシーン情報に定められている少なくとも1つの操作を、それぞれ少なくとも1つの機器3に一括して実行させる制御指令が送信される。なお、一括して実行とは、同じタイミングで実行されることに限らず、異なるタイミングで実行されても良い。
具体的には図5に示すように、シーン情報記憶部123は、複数のシーン情報を記憶している。各シーン情報は、シーンの名称である「シーン名」と、シーン情報を識別するための「シーンID」と、制御内容を示す「操作(運転モード)」と、制御対象の機器を識別するための「機器ID」と、の組合せを定めている。機器IDとして、例えば各機器3に付与されたMAC(Media Access Control)アドレスを用いることができる。
例えば、「おはよう」のシーン情報は、リビングエアコンをオンにする操作と、寝室エアコンをオフにする操作と、を定めている。「いってきます」のシーン情報は、リビングエアコンをオフにする操作と、換気扇をオフにする操作と、を定めている。「帰宅(夏季)」のシーン情報は、リビングエアコンをオンにして設定温度26℃で冷房させる操作と、換気扇をオンにして自動運転モードで運転させる操作と、ロスナイをオンにして自動運転モードで運転させる操作と、を定めている。
なお、1つのシーン情報は、複数の機器3とその複数の機器3にそれぞれ実行させる複数の操作とを定めるものであっても良いし、1つの機器3とその機器3に実行させる1つの操作とを定めるものであっても良い。シーン情報が1つの機器3と1つの操作とを定める場合であっても、機器3と操作とをシーン情報としてまとめることにより、機器3の制御する際におけるユーザの利便性を向上させることができる。
図3に戻って、端末装置2において、表示制御部213は、シーン情報を設定するためのシーン設定画面を表示部24に表示する。ここで、シーン設定画面は、シーン情報を生成する際の基本設定を選択するための画面である。
表示制御部213は、シーン設定画面として、シーン情報に定められる少なくとも1つの機器3と、その少なくとも1つの機器3に実行させる少なくとも1つの操作と、の組合せを設定するための画面を表示する。ユーザは、表示部24に表示されたシーン設定画面を見ながら、シーン情報記憶部123に新たなシーン情報を登録すること、及び、シーン情報記憶部123に既に記憶されているシーン情報を編集することができる。
新たなシーン情報を登録する場合、表示制御部213は、第1のシーン設定画面として、機器3を選択する画面を表示する。表示制御部213は、具体的には図6に示すような機器選択画面241を表示部24に表示する。
機器選択画面241において、表示制御部213は、「給湯機1」、「脱衣室暖房機1」、「浴室暖房機1」等のような、シーン情報において選択可能な複数の機器3の候補を表示する。ユーザは、入力部23を操作して、機器選択画面241に表示された複数の機器3の候補のうちから、シーン情報に定める少なくとも1つの機器3を選択する。
ユーザが機器3を選択すると、表示制御部213は、第2のシーン設定画面として、選択された機器3に実行させる操作を設定する画面を表示する。例えば機器選択画面241において「換気扇1」の機器3が選択された場合、表示制御部213は、図7に示すような操作指定画面242を表示部24に表示する。
操作指定画面242において、表示制御部213は、選択された機器3に実行させる操作の候補を表示する。図7の例では、表示制御部213は、「換気扇1」に実行させる操作の候補として、「強」と表記された強い風量で換気させる操作と、「弱」と表記された弱い風量で換気させる操作と、「停止」と表記された停止させる操作と、「センサ連携」と表記された自動運転モードで運転させる操作と、を表示する。ユーザは、入力部23を操作して、操作指定画面242に表示された複数の操作の候補のうちから、選択された機器3に実行させる操作を指定する。
より詳細には、表示制御部213は、操作の候補として、自動運転モードによる操作と、自動運転モードによらない操作と、を表示する。ここで、自動運転モードによる操作は、クラウドサーバ1が有する自動制御機能を用いた操作を意味し、自動運転モードによらない操作は、自動制御機能を用いない操作を意味する。図7の例では、「センサ連携」が自動運転モードによる操作に該当し、「強」、「弱」、「停止」が自動運転モードによらない操作に該当する。自動運転モードによらない操作は、機器本体が有する運転モードによる操作に相当する。
このように、シーン情報において、自動運転モードによる操作と自動運転モードによらない操作とを等価に扱われる。そのため、ユーザは、シーン情報に定める操作として、自動運転モードによる操作と自動運転モードによらない操作とから自由に選択することができる。
更に、表示制御部213は、操作指定画面242において、操作の候補のうちの自動運転モードと自動運転モードによらない操作とを区別して視認可能に表示する。具体的には、表示制御部213は、操作指定画面242において、操作の候補のうちの自動運転モードと自動運転モードによらない操作とを区別して視認可能な領域に配置する。一例として、図7に示すように、表示制御部213は、自動運転モードによる操作である「センサ連携」を、自動運転モードによらない操作である「強」、「弱」、「停止」とは異なる枠で囲って表示する。これにより、自動運転モードを使用できる、言い換えると機器3単体では実現できない高度な操作ができることをユーザが視認し易くなる。なお、表示制御部213は、自動運転モードによる操作と自動運転モードによらない操作とを区別して視認可能であれば、それぞれを区別して視認可能な領域に配置することに限らない。例えば、表示制御部213は、操作指定画面242において、自動運転モードによる操作と自動運転モードによらない操作とを互いに異なる色又は形の部品として表示することで、区別して視認可能な部品として表示しても良い。
表示制御部213は、機器選択画面241において複数の機器3が選択された場合、選択された複数の機器3のそれぞれについて、このような操作指定画面242を表示する。そして、表示制御部213は、選択された複数の機器3のそれぞれに実行させる操作の指定をユーザから受け付ける。
シーン情報生成部215は、このようなシーン設定画面に対するユーザの入力に基づいて、シーン情報を生成する。具体的に説明すると、シーン情報生成部215は、シーン情報として、機器選択画面241において選択された少なくとも1つの機器と、操作指定画面242において指定された少なくとも1つの操作と、を定める情報を生成する。
シーン情報生成部215は、シーン情報を生成すると、生成したシーン情報を通信部25によりクラウドサーバ1に送信する。送信されたシーン情報は、シーン情報記憶部123に新たに登録される。
クラウドサーバ1において、機器制御部113は、シーン情報記憶部123に記憶された複数のシーン情報のうちのいずれかのシーン情報によるシーン制御を実行するようにユーザから指示された場合、指示されたシーン情報に定められる操作を実行する。具体的に説明すると、機器制御部113は、指示されたシーン情報において制御対象となる少なくとも1つの機器3のそれぞれに対して制御指令を送信することで、そのシーン情報に定められる少なくとも1つの操作を、少なくとも1つの機器3に実行させる。
機器制御部113は、シーン情報に定められる少なくとも1つの操作に自動運転モードによる操作が含まれる場合、状態情報取得部111により取得された状態情報に基づいて、その操作の対象となる機器3を制御する。この場合、機器制御部113は、上述した制御対象の機器3の運転モードが「自動運転モード」に設定された場合における制御を実行する。
具体的に説明すると、制御モード選出部115は、制御モード記憶部121に記憶された複数種類の制御モードのうちから、取得された状態情報が実行条件を満たす制御モードを選出する。そして、機器制御部113は、制御モード選出部115により選出された制御モードで、制御対象の機器3を制御する。
これに対して、シーン情報に定められる少なくとも1つの操作に自動運転モードによる操作が含まれない場合、機器制御部113は、制御対象となる少なくとも1つの機器3を、状態情報取得部111により取得された状態情報に基づかずに制御する。この場合、上述した制御対象の機器3の運転モードが「手動運転モード」に設定された場合と同様に、機器制御部113は、制御対象となる機器3の本体機能が有する運転モードで、その機器3を制御する。
機器制御部113は、機器3の運転モードが自動運転モード、手動運転モード及び優先運転モードの間で変更された場合、クラウドサーバ1内に保持する運転モードの状態を、変更後の運転モードに更新する。そして、通知部117は、変更後の運転モードを、通信部15を介して端末装置2に通知する。
端末装置2において、表示制御部213は、通知部117により通知された運転モードを表示部24に表示する。また、端末装置2において保持される複数の機器3の運転モードが、変更後の運転モードに更新される。
次に、図8を参照して、実施の形態1に係る制御システムにおいて実行される処理の流れを説明する。図8に示す処理は、シーン情報を登録するシーン登録処理(ステップS1~S4)と、既に登録されたシーン情報によるシーン制御を実行するシーン制御実行処理(ステップS11~S14)と、を含む。
第1に、シーン登録処理は、シーン情報記憶部123に新たなシーン情報を登録する場合、又は、シーン情報記憶部123に既に登録されているシーン情報を変更する場合に実行される。
シーン登録処理を開始すると、端末装置2において、制御部21は、表示制御部213として機能し、シーン設定画面を表示する(ステップS1)。具体的に説明すると、制御部21は、図6に示した機器選択画面241、及び、図7に示した操作指定画面242を表示する。
シーン設定画面を表示すると、制御部21は、シーン情報生成部215として機能し、シーン設定画面に対するユーザの入力を受け付け、ユーザの入力に基づいてシーン情報を生成する(ステップS2)。具体的に説明すると、シーン情報生成部215は、新たなシーン情報を登録する場合には新たなシーン情報を生成し、登録済みのシーン情報を変更する場合には変更後のシーン情報を生成する。
シーン情報を生成すると、制御部21は、生成したシーン情報をクラウドサーバ1に送信する(ステップS3)。クラウドサーバ1において、制御部11は、端末装置2から送信されたシーン情報を受信する。シーン情報を受信すると、制御部11は、受信したシーン情報をシーン情報記憶部123に登録する(ステップS4)。以上により、シーン登録処理は終了する。
第2に、シーン制御実行処理は、シーン情報記憶部123に登録されている複数のシーン情報のうちのいずれかのシーン情報によるシーン制御を実行する場合に実行される。
シーン制御実行処理を開始すると、端末装置2において、制御部21は、シーン情報記憶部123に記憶された複数のシーン情報のうちから、実行するシーン情報の選択をユーザから受け付ける(ステップS11)。
シーン情報の選択を受け付けると、制御部21は、選択されたシーン情報のシーンIDをクラウドサーバ1に送信する(ステップS12)。クラウドサーバ1において、制御部11は、端末装置2から送信されたシーンIDを受信する。
シーンIDを受信すると、制御部11は、シーン情報記憶部123に記憶されている複数のシーン情報のうちから、受信したシーンIDにより識別されるシーン情報を取得する(ステップS13)。
シーン情報を取得すると、制御部11は、取得したシーン情報によるシーン制御を実行する(ステップS14)。シーン制御を実行する処理の詳細は、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
図9に示すシーン制御実行処理を開始すると、制御部11は、実行するシーン情報に自動運転モードによる操作が存在するか否かを判定する(ステップS141)。
自動運転モードによる操作が存在する場合(ステップS141;YES)、制御部11は、状態情報取得部111として機能し、状態情報を取得する(ステップS142)。具体的に説明すると、制御部11は、状態情報として、複数の機器3の運転状態を示す運転状態情報とそれらの周辺環境の状態を示す環境情報とを、複数の機器3、複数の連携機器4及び気象サーバ6から取得する。ステップS142は、状態情報取得ステップの一例である。
状態情報を取得すると、制御部11は、制御モード選出部115として機能し、制御モード記憶部121に記憶されている少なくとも1種類の制御モードのうちから、取得した状態情報が実行条件を満たす制御モードを選出する(ステップS143)。ステップS143は、制御モード選出ステップの一例である。
制御モードを選出すると、制御部11は、機器制御部113として機能し、選出した制御モードで対象となる機器3を制御する(ステップS144)。具体的に説明すると、制御部11は、選出した制御モードに基づく制御情報を生成し、機器3に送信する。
なお、実行するシーン情報が自動運転モードによる操作と自動運転モードによらない操作とをどちらも含む場合、ステップS144では、選出した制御モードでの制御に加えて、自動運転モードによらない制御を実行する。
一方で、ステップS141において情報が自動運転モードによる操作が存在しない場合(ステップS141;NO)、制御部11は、機器制御部113として機能し、自動運転モードによらずに、対象となる機器3を制御する(ステップS145)。具体的に説明すると、制御部11は、実行するシーン情報に基づく制御情報を生成し、機器3に送信する。ステップS144,S145は、機器制御ステップの一例である。
ステップS144又はS145の後、制御部11は、運転状態を更新する(ステップS146)。具体的に説明すると、制御部11は、クラウドサーバ1に保持される複数の機器3の運転状態を、動作中の運転モードに更新する。更に、制御部11は、通知部117として機能し、複数の機器3の更新後の運転状態を端末装置2に通知する。以上により、図8及び図9に示したシーン制御実行処理は終了する。
以上説明したように、実施の形態1に係る制御システムは、シーン情報に定められる少なくとも1つの操作を少なくとも1つの機器に実行させるシステムであって、シーン情報に定められる少なくとも1つの操作に自動運転モードによる操作が含まれる場合、状態情報に基づいて、少なくとも1つの機器のうちの対象となる機器を制御する。このように、実施の形態1に係る制御システムは、シーン制御において実行される操作として、機器3の本体機能に限らず、自動運転モードによる操作を含めることができる。そのため、シーン制御においてユーザの利用シーン及び生活スタイルに適合した制御が可能であるため、ユーザにとってより適切に機器を制御することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態1と同様の構成及び機能については、適宜説明を省略する。
実施の形態2において、表示制御部213は、操作指定画面242において、操作の候補のうちの指定可能な操作と指定不可能な操作とを区別して表示する。ここで、指定可能な操作は、機器選択画面241において選択された機器3が実行可能な操作を意味する。これに対して、指定不可能な操作は、機器選択画面241において選択された機器3が、機種、バージョン等の違いにより実行することができない操作を意味する。
一例として、図10に、機器選択画面241において「換気扇1」の機器3が選択された場合における操作指定画面242を示す。図10は、弱い風量で換気する操作と停止する操作は指定可能な操作であるが、強い風量で換気する操作と自動運転モードによる操作が指定不可能である場合の例を示している。この場合、表示制御部213は、指定不可能な操作を表す「強」及び「センサ連携」の項目を、指定可能な「弱」及び「停止」の操作とは異なる色で表示し、ユーザが指定することができないように非活性にする。
なお、自動運転モードによる操作が不可能な場合として、例えば、自動運転モードがエアコンと換気扇との連携運転において在室人数を検知することを要するにもかかわらず、エアコンに在室人数を検知する機能が搭載されていない場合が挙げられる。
シーン情報記憶部123は、制御対象となる複数の機器3のそれぞれについて、操作の可否を示す機器操作可否情報と自動制御可否情報とを記憶している。機器操作可否情報は、複数の機器3のそれぞれの運転モードが選択可能であるか否かを示す情報である。自動制御可否情報は、少なくとも1つの自動制御機能が使用可能か否か、言い換えると自動運転モードによる操作が可能か否かを示す情報である。例えば、機器操作可否情報は、各機器3から入手した操作可能な運転モードを示す。自動制御可否情報は、環境情報を取得するための郵便番号、環境センサ等が設定されているかを示す。表示制御部213は、シーン情報記憶部123に記憶された機器操作可否情報と自動制御可否情報をクラウドサーバ1から取得する。そして、表示制御部213は、取得した機器操作可否情報と自動制御可否情報との少なくとも一方に基づいて、操作指定画面242における操作の候補のうちの指定可能な操作と指定不可能な操作とを決定し、図10のように区別して表示する。
ユーザは、操作指定画面242に表示された指定可能な操作のうちから、シーン情報において機器3に実行させる操作を指定する。シーン情報生成部215は、シーン情報として、このようにユーザにより指定可能な操作のうちから指定された操作を定める情報を生成する。
このように、実施の形態2において、表示制御部213は、操作指定画面242において、操作の候補のうちの指定可能な操作と指定不可能な操作とを区別して表示する。これにより、ユーザは、シーン情報を生成する際に、機器3に実行させる操作として適切な操作を指定することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態1,2と同様の構成及び機能については、適宜説明を省略する。
実施の形態3に係る制御システムにおいて、シーン情報記憶部123は、図5に示したようなシーン情報に加えて、シーン情報のテンプレートとなるシーンテンプレート情報を記憶する。シーンテンプレート情報は、シーン情報と同様に、制御対象となる複数の機器3のうちの少なくとも1つの機器3に実行させる少なくとも1つの操作を定める情報である。
図11に、シーン情報記憶部123に記憶される複数のシーンテンプレート情報の例を示す。各シーンテンプレート情報は、シーンテンプレート情報を識別するための「シーンテンプレートID」と、シーンの名称である「シーン名」と、制御内容を示す「操作(運転モード)」と、制御対象の機器を識別するための「機器ID」と、を対応付けている。
図11に示すように、シーンテンプレート情報は、「一括オフ」、「浴室一括暖房」等のような、シーン情報として典型的に使用が想定される操作の組合せを定めている。このようなシーンテンプレート情報は、初期データとしてシーン情報記憶部123に記憶されている。ユーザは、手動でシーン情報を設定しなくても、シーンテンプレート情報をシーン情報として使用することができる。
更に、実施の形態3において、シーン情報生成部215は、実施の形態2で説明した機器操作可否情報と自動制御可否情報とのうちの少なくとも一方に基づき、指定可能な操作と指定不可能な操作とを決定する。そして、シーン情報生成部215は、指定可能な操作と指定不可能な操作とに基づいて、シーンテンプレート情報から、ユーザに推奨されるシーン情報である推奨シーン情報を生成する。指定可能な操作と指定不可能な操作とは、実施の形態2と同様に、それぞれ機器3が実行可能な操作と実行不可能な操作を意味する。
具体的に説明すると、シーンテンプレート情報は制御対象となる複数の機器3が未知の状態で予め用意されるものであるため、実際に建物Hに設置された機器3の機種、バージョン等によっては、シーンテンプレート情報に定められる操作を実行できない場合がある。そのため、シーン情報生成部215は、シーン情報記憶部123に記憶された設定可否情報を参照して、シーン情報記憶部123に記憶されている複数のシーンテンプレート情報のそれぞれにおいて定められる各操作が、複数の機器3が制御対象である場合に指定可能な操作に該当するか、それとも指定不可能な操作に該当するかを判定する。
判定の結果、シーン情報生成部215は、複数のシーンテンプレート情報のうちの、指定不可能な操作を含まない少なくとも1つのシーンテンプレート情報を、推奨シーン情報として生成する。或いは、シーン情報生成部215は、あるシーンテンプレート情報が指定不可能な操作を含む場合、そのシーンテンプレート情報から指定不可能な操作を除外した情報を、推奨シーン情報として生成しても良い。一例として、図11に示した「帰宅(夏季)」のシーンテンプレート情報において、「ロスナイON 自動制御モード」の操作が指定不可能である場合、シーン情報生成部215は、「帰宅(夏季)」のシーンテンプレート情報を推奨シーン情報として生成しなくても良い。或いは、シーン情報生成部215は、「帰宅(夏季)」のシーンテンプレート情報から「ロスナイON 自動制御モード」の操作を除外し、残り2つの操作のみを定めるシーン情報を推奨シーン情報として生成しても良い。
このように推奨シーン情報が生成されると、表示制御部213は、生成された推奨シーン情報を表示部24に表示する。具体的には図12に示すように、表示制御部213は、シーン設定画面として、制御システムにおいてユーザが実行するシーン情報を選択する画面であるシーン選択画面243を表示部24に表示する。シーン選択画面243において、表示制御部213は、「おすすめシーン」の領域に推奨シーン情報を表示する。このようにシーンテンプレート情報から推奨シーン情報を生成して表示することにより、ユーザは、自身の利用シーン及び生活スタイルに適合したシーン情報を容易に使用して複数の機器3を制御することができる。
より詳細には、表示部24は、シーン選択画面243において、推奨シーン情報と推奨シーン情報以外のシーン情報とを区別して視認可能に表示する。具体的には、表示制御部213は、シーン選択画面243において、推奨シーン情報と推奨シーン情報以外のシーン情報とを区別して視認可能な領域に配置する。具体的には図12に示すように、表示制御部213は、推奨シーン情報を表示する「おすすめシーン」の領域の下側に「カスタムシーン」の領域を更に設け、「カスタムシーン」の領域に、推奨シーン情報以外のシーン情報として、ユーザにより手動で生成されたシーン情報を表示する。ユーザは、このようなシーン選択画面243において、「おすすめシーン」と「カスタムシーン」とに分類された複数のシーン情報のうちから、実行するシーン情報を選択することができる。なお、表示制御部213は、推奨シーン情報と推奨シーン情報以外のシーン情報とを区別して視認可能であれば、それぞれを区別して視認可能な領域に配置することに限らない。例えば、表示制御部213は、シーン選択画面243において、推奨シーン情報と推奨シーン情報以外のシーン情報とを互いに異なる色又は形の部品として表示することで、区別して視認可能な部品として表示しても良い。
「カスタムシーン」の領域に表示されるシーン情報は、実施の形態1で説明したように、ユーザが機器選択画面241で機器3を選択し、操作指定画面242で操作を設定することにより生成される。より詳細には、「カスタムシーン」の領域に表示されるシーン情報は、ユーザの選択により、推奨シーン情報を編集して生成することも可能であるし、推奨シーン情報を使用せずに生成することも可能である。
推奨シーン情報を編集する場合、表示制御部213は、推奨シーン情報を編集するための画面を表示する。一例として、ユーザがシーン選択画面243において「一括オフ」の推奨シーン情報を選択した場合、表示制御部213は、図13に示すシーン編集画面244を表示部24に表示する。
シーン編集画面244において、表示制御部213は、推奨シーン情報に定められる少なくとも1つの機器3と、それらに実行させる少なくとも1つの操作とを、デフォルトの設定として表示する。このようなシーン編集画面244において、ユーザは、入力部23を操作して、推奨シーン情報に定められる機器3又は操作を追加、削除又は変更する。シーン情報生成部215は、このようなシーン設定画面に対するユーザの入力に基づいて、推奨シーン情報から推奨シーン情報以外のシーン情報を生成する。このように、推奨シーン情報を利用して別のシーン情報を生成することができるため、ユーザビリティが向上する。なお、シーン情報生成部215は、推奨シーン情報から推奨シーン情報以外のシーン情報を生成することに限らず、推奨シーン情報を変更せずにそのまま、推奨シーン情報からシーン情報を生成しても良い。言い換えると、シーン情報生成部215は、シーン情報記憶部123に記憶されて機器制御部113によりシーン制御に使用されるシーン情報として、推奨シーン情報から、推奨シーン情報と同じシーン情報と、推奨シーン情報以外のシーン情報と、をどちらも生成することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態1~3と同様の構成及び機能については、適宜説明を省略する。
実施の形態4に係る制御システムにおいて、シーン情報記憶部123は、シーンテンプレート情報に定められる操作のそれぞれが必須操作か任意操作かを示す必須制御情報を更に記憶する。
図14に、実施の形態4におけるシーン情報記憶部123に記憶される複数のシーンテンプレート情報の例を示す。実施の形態4において、各シーンテンプレート情報は、実施の形態3で説明した「シーンテンプレートID」と「シーン名」と「操作(運転モード)」と「機器ID」とに加えて、「必須制御情報」を更に有する。「必須制御情報」において、「MUST」が対応付けられた操作は、必須操作である、すなわちシーンテンプレート情報によるシーン制御を実行するために必須であることを表し、「OPTION」が対応付けられた操作は、任意操作である、すなわちシーンテンプレート情報によるシーン制御を実行するために必須ではないことを表す。
具体的に図14の例では、「一括オフ」のシーンテンプレート情報において、「リビング照明 OFF」の操作は必須操作である一方で、「寝室エアコン OFF」の操作は任意操作である。また、「浴室一括暖房」のシーンテンプレート情報において、「浴室暖房機 ON」と「脱衣室暖房機 ON」の操作はいずれも必須操作である。
シーン情報生成部215は、このような必須制御情報に基づいて、シーンテンプレート情報から推奨シーン情報を生成する。具体的に説明すると、シーン情報生成部215は、シーン情報記憶部123に記憶された設定可否情報を参照して、必須制御情報において必須操作であると定められた各操作が、複数の機器3が制御対象である場合に指定可能であるか否かを判定する。
判定の結果、シーン情報生成部215は、シーン情報記憶部123に記憶された複数のシーンテンプレート情報のうちの、全ての必須操作が指定可能であると判定されたシーンテンプレート情報を、推奨シーン情報として生成する。言い換えると、シーン情報生成部215は、あるシーンテンプレート情報におけるいずれかの必須操作が指定不可能であると判定された場合、そのシーンテンプレート情報を推奨シーン情報から除外する。これに対して、シーン情報生成部215は、あるシーンテンプレート情報におけるいずれかの任意操作が指定不可能であると判定されても、そのシーンテンプレート情報における全ての必須操作が指定可能であると判定された場合、そのシーンテンプレート情報を推奨シーン情報として生成する。
このように、実施の形態4では、必須制御情報に基づいて推奨シーン情報を生成することで、ユーザの利用シーン及び生活スタイルに適合した推奨シーン情報を生成することができる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5について説明する。実施の形態1~4と同様の構成及び機能については、適宜説明を省略する。
実施の形態5に係る制御システムにおいて、シーン情報は、シーンテンプレート情報から生成された場合、生成元のシーンテンプレート情報を識別する識別情報を有する。
図15に、実施の形態5におけるシーン情報記憶部123に記憶される複数のシーン情報の例を示す。実施の形態5において、各シーン情報は、「シーン名」と「シーンID」と「操作(運転モード)」と「機器ID」とに加えて、「シーンテンプレートID」を更に有する。「シーンテンプレートID」は、シーン情報がシーンテンプレート情報から生成されたものである場合において、そのシーン情報の生成元のシーンテンプレート情報を識別するための識別情報である。シーン情報がシーンテンプレート情報から生成されたものではない場合、そのシーン情報は「シーンテンプレートID」の情報を有さない。
具体的に図15の例では、「おはよう」のシーン情報は、シーンテンプレートIDが「SCENE_TEMP_XX」であるシーンテンプレート情報から生成されたものである。これに対して、「いってきます」のシーン情報は、シーンテンプレート情報から生成されたものではない。
シーン情報生成部215は、シーン設定画面に対するユーザの入力に基づいて、シーン情報を、識別情報に識別されるシーンテンプレート情報に更新する。具体的に説明すると、図示を省略するが、シーン情報を元のシーンテンプレート情報に戻すアイコンをユーザがタップすると、シーン情報生成部215は、そのシーン情報により定められる機器3及び操作を、そのシーン情報が有するシーンテンプレートIDにより示されるシーンテンプレート情報により定められる機器3及び操作に変更する。
このように、実施の形態5では、シーン情報をテンプレートの設定に容易に戻すことができるため、ユーザビリティが向上する。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6について説明する。実施の形態1~5と同様の構成及び機能については、適宜説明を省略する。
上記実施の形態1では、機器制御部113は、シーン情報記憶部123に記憶されたシーン情報を、ユーザの指示に応じて実行した。これに対して、実施の形態6では、機器制御部113は、時間情報と、ユーザの位置情報と、状態情報取得部111により取得された状態情報と、のうちの少なくとも1つが予め定められた条件を満たした場合に、シーン情報により定められた操作を少なくとも1つの機器3に実行させる。
一例として、表示制御部213は、図16に示すシーン編集画面245を表示部24に表示する。ユーザは、シーン編集画面245において、シーン情報に定められる操作の組合せが実行されるトリガーとなる条件として、時間情報とユーザの位置情報と状態情報とを設定することができる。一例として、図16は、「おはよう」のシーン情報によるシーン制御が実行される条件として、月曜日から金曜日の朝7時に実行するという時間情報を設定する場合を示している。
ユーザの位置情報は、具体的には、ユーザが建物Hからどの程度離れた位置に居るかの情報である。例えば、ユーザが建物Hから100m以内に近づいた場合にシーン制御を実行するように、そのシーン情報の実行条件を設定することができる。シーン情報の実行条件としてユーザの位置情報が設定された場合、機器制御部113は、ユーザが把持する端末装置2の位置情報によりユーザの位置情報を取得し、取得したユーザの位置情報が実行条件を満たすか否かを判定する。
また、状態情報は、実施の形態1と同様に、制御対象である複数の機器3の運転状態と、複数の機器3の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す情報である。例えば、シーン情報の実行条件として状態情報のうちのセンサ情報が設定された場合、機器制御部113は、環境センサにより計測されたセンサ情報を取得し、取得したセンサ情報が実行条件を満たすか否かを判定する。
このように、実施の形態6では、機器制御部113は、時間情報とユーザの位置情報と状態情報とのうちの1つが予め定められた条件を満たした場合に、シーン情報により定められた操作を少なくとも1つの機器3に実行させる。これにより、ユーザの指示の有無でシーン制御を実行する場合に比べて、ユーザの利用シーン及び使用環境により適合した機器3の制御を実現することができる。
(実施の形態7)
次に、実施の形態7について説明する。実施の形態1~6と同様の構成及び機能については、適宜説明を省略する。
実施の形態7に係る制御システムにおいて、シーン情報生成部215は、ユーザの入力に基づいて、シーン情報記憶部123に記憶された複数のシーン情報のうちの第1のシーン情報として、複数のシーン情報のうちの第2のシーン情報を含む情報を生成する。言い換えると、実施の形態6では、1つのシーン情報が、そのシーン情報とは別のシーン情報を包含することが可能である。
一例として、複数の機器3を一括してオフする操作を実行した後で換気扇をオンするという操作を実行することが望まれる場合、シーン情報生成部215は、ユーザの入力に基づいて、「一括オフ」のシーン情報と、換気扇をオンする操作と、を含むシーン情報を生成する。このように生成されたシーン情報を機器制御部113が実行すると、複数の機器3を一括オフしてから換気扇をオンするという一連の操作が実行される。
このように、第1のシーン情報の中に、第1のシーン情報とは別のシーン情報である第2のシーン情報が含まれる場合、機器制御部113により第1のシーン情報によるシーン制御が実行されると、その中で第2のシーン情報によるシーン制御が実行される。言い換えると、機器制御部113は、第1のシーン情報によるシーン制御を実行する場合、第1のシーン情報に定められる操作に加えて、第2のシーン情報に定められる操作を対象となる機器3に実行させる。
このように、実施の形態7では、1つのシーン情報が別のシーン情報を包含することが可能であるため、ユーザの利用シーン及び生活スタイルに合わせてより複雑な機器3の制御を実現することができる。
(変形例)
以上、実施の形態を説明したが、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
例えば、上記実施の形態では、クラウドサーバ1と端末装置2とは、図3に示した各部の機能を備えていた。しかしながら、制御システムが備える各部の機能は、クラウドサーバ1又は端末装置2以外の装置に備えられていても良い。例えば、制御モード記憶部121又はシーン情報記憶部123は、クラウドサーバ1の外部の装置に設けられていても良い。
状態情報取得部111は、運転状態情報を取得する運転状態取得部の機能と、空気質情報を取得する空気質取得部の機能と、に分けられても良い。言い換えると、状態情報取得部111は、機能的に、運転状態取得部と空気質取得部とを含んでいても良い。ここで、運転状態情報は、連携する複数の機器3のうち制御する少なくとも1つの第1機器以外の少なくとも1つの第2機器の運転状態を示す情報であっても良い。言い換えると、運転状態情報は、複数の機器3のうちの、制御対象となる少なくとも1つの機器3である第1機器を、第1機器以外の少なくとも1つの機器3である第2機器の運転状態に連携して制御するために用いられる情報であっても良い。また、空気質情報は、上述したセンサ情報と気象情報との少なくとも一方に相当する。空気質情報は、少なくとも1つの第2機器それぞれに設けられ少なくとも1つの第2機器の周囲の空気質を計測する環境センサにより計測された空気質を示す空気質情報と、気象サーバ6から送信される建物Hが存在する地域の空気質を示す空気質情報と、の少なくとも一方であっても良い。
上記実施の形態では、クラウドサーバ1の制御部11において、CPUがROM又は記憶部12に記憶されたプログラムを実行することによって、図3に示した各部として機能した。また、端末装置2の制御部21において、CPUがROM又は記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって、図3に示した各部として機能した。しかしながら、制御部11,21は、専用のハードウェアであってもよい。専用のハードウェアとは、例えば単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせ等である。制御部11,21が専用のハードウェアである場合、各部の機能それぞれを個別のハードウェアで実現してもよいし、各部の機能をまとめて単一のハードウェアで実現してもよい。
また、各部の機能のうち、一部を専用のハードウェアによって実現し、他の一部をソフトウェア又はファームウェアによって実現してもよい。このように、制御部11,21は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又は、これらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
クラウドサーバ1又は端末装置2の動作を規定するプログラムを、パーソナルコンピュータ、情報端末装置等の既存のコンピュータに適用することで、当該コンピュータを、クラウドサーバ1又は端末装置2として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk ROM)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
1 クラウドサーバ、2 端末装置、3 機器、4 連携機器、5 BBR、6 気象サーバ、11,21 制御部、12,22 記憶部、15,25 通信部、23 入力部、24 表示部、111 状態情報取得部、113 機器制御部、115 制御モード選出部、117 通知部、121 制御モード記憶部、123 シーン情報記憶部、211 操作受付部、213 表示制御部、215 シーン情報生成部、241 機器選択画面、242 操作指定画面、243 シーン選択画面、244,245 シーン編集画面、H 建物、NW1 広域ネットワーク、NW2 局所ネットワーク

Claims (16)

  1. 少なくとも1つの機器と、前記少なくとも1つの機器に実行させる少なくとも1つの操作と、を定めるシーン情報を記憶するシーン情報記憶部と、
    前記少なくとも1つの機器の運転状態と、前記少なくとも1つの機器の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記シーン情報に定められる前記少なくとも1つの操作を前記少なくとも1つの機器に実行させる機器制御部と、
    前記少なくとも1つの機器を制御する際の少なくとも1種類の制御モードを、予め設定された優先度に対応付けて記憶する制御モード記憶部と、
    前記状態情報に基づいて、前記制御モード記憶部が記憶する前記少なくとも1種類の制御モードの中から少なくとも1つの制御モードを選出する制御モード選出部と、を備え、
    前記機器制御部は、前記制御モード選出部により選出された少なくとも1つの制御モードで前記少なくとも1つの機器を制御する、
    制御システム。
  2. 前記シーン情報における前記少なくとも1つの機器と前記少なくとも1つの操作とを設定するためのシーン設定画面を表示する表示部と、
    前記シーン設定画面に対するユーザの入力に基づいて、前記シーン情報を生成するシーン情報生成部と、を更に備える、
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記表示部は、前記シーン設定画面において、前記少なくとも1つの機器のそれぞれに実行させる操作の候補を表示し、
    前記シーン情報生成部は、前記シーン情報として、前記ユーザにより前記操作の候補のうちから指定された操作を定める情報を生成する、
    請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記表示部は、前記シーン設定画面において、前記操作の候補として、自動運転モードによる操作と、前記自動運転モードによらない操作と、を表示する、
    請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記表示部は、前記シーン設定画面において、前記操作の候補のうちの前記自動運転モードによる操作と前記自動運転モードによらない操作とを区別して視認可能な領域に配置または区別して視認可能な部品として表示する、
    請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記制御システムは、前記少なくとも1つの機器の運転モードが選択可能か否かを示す機器操作可否情報と、少なくとも1つの自動制御機能が使用可能か否かを示す自動制御可否情報をもち、
    前記表示部は、前記シーン設定画面において、前記機器操作可否情報と前記自動制御可否情報との少なくとも一方に基づき、前記操作の候補のうちの指定可能な操作と指定不可能な操作とを区別して表示し、
    前記シーン情報生成部は、前記シーン情報として、前記ユーザにより前記指定可能な操作のうちから指定された操作を定める情報を生成する、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記シーン情報記憶部は、前記シーン情報のテンプレートとなるシーンテンプレート情報を更に記憶し、
    前記シーン情報生成部は、前記機器操作可否情報と前記自動制御可否情報とのうちの少なくとも一方に基づき、前記指定可能な操作と前記指定不可能な操作とを決定し、前記シーンテンプレート情報から、前記ユーザに推奨されるシーン情報である推奨シーン情報を生成し、
    前記表示部は、前記シーン設定画面において、前記シーン情報生成部により生成された前記推奨シーン情報を表示する、
    請求項6に記載の制御システム。
  8. 前記シーン情報記憶部は、前記シーンテンプレート情報に定められる操作のそれぞれが必須操作か任意操作かを示す必須制御情報を更に記憶し、
    前記シーン情報生成部は、前記必須制御情報に基づいて、前記シーンテンプレート情報から前記推奨シーン情報を生成する、
    請求項7に記載の制御システム。
  9. 前記表示部は、シーン選択画面において、前記推奨シーン情報と前記推奨シーン情報以外のシーン情報とを区別して視認可能な領域に配置または区別して視認可能な部品として表示する、
    請求項7又は8に記載の制御システム。
  10. 前記シーン情報生成部は、前記ユーザの入力に基づいて、前記推奨シーン情報から前記推奨シーン情報と同じシーン情報または前記推奨シーン情報以外のシーン情報を生成する、
    請求項9に記載の制御システム。
  11. 前記シーン情報は、前記シーンテンプレート情報から生成された場合、生成元の前記シーンテンプレート情報を識別する識別情報を有し、
    前記シーン情報生成部は、前記ユーザの入力に基づいて、前記シーン情報を、前記識別情報に識別される前記シーンテンプレート情報に更新する、
    請求項7から10のいずれか1項に記載の制御システム。
  12. 前記シーン情報記憶部は、それぞれが、少なくとも1つの機器と前記少なくとも1つの機器に実行させる少なくとも1つの操作とを定める、複数のシーン情報を記憶し、
    前記複数のシーン情報のうちの第1のシーン情報は、前記複数のシーン情報のうちの、前記第1のシーン情報とは異なる第2のシーン情報を含む、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の制御システム。
  13. 前記機器制御部は、時間情報と、ユーザの位置情報と、前記状態情報と、のうちの少なくとも1つが予め定められた条件を満たした場合、前記シーン情報により定められた前記少なくとも1つの操作を前記少なくとも1つの機器に実行させる、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の制御システム。
  14. 前記状態情報取得部は、
    連携する前記複数の機器のうち制御する少なくとも1つの第1機器以外の少なくとも1つの第2機器の運転状態を示す運転状態情報を取得する運転状態取得部と、
    前記少なくとも1つの第2機器それぞれに設けられ前記少なくとも1つの第2機器の周囲の空気質を計測する環境センサにより計測された空気質を示す空気質情報と、気象サーバから送信される、前記少なくとも1つの機器が設置された建物が存在する地域の空気質を示す空気質情報と、の少なくとも一方を取得する空気質取得部と、を含む、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の制御システム。
  15. 少なくとも1つの機器の運転状態と、前記少なくとも1つの機器の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記少なくとも1つの機器に実行させる少なくとも1つの操作を定めるシーン情報に基づいて、前記少なくとも1つの操作を前記少なくとも1つの機器に実行させる機器制御ステップと、
    前記状態情報に基づいて、前記少なくとも1つの機器を制御する際の少なくとも1種類の制御モードの中から少なくとも1つの制御モードを選出する制御モード選出ステップと、を含み、
    前記機器制御ステップでは、前記制御モード選出ステップで選出された少なくとも1つの制御モードで前記少なくとも1つの機器を制御する、
    機器制御方法。
  16. 少なくとも1つの機器と、前記少なくとも1つの機器に実行させる少なくとも1つの操作と、を定めるシーン情報を記憶するシーン情報記憶部と、前記少なくとも1つの機器を制御する際の少なくとも1種類の制御モードを、予め設定された優先度に対応付けて記憶する制御モード記憶部と、を備えるコンピュータを、
    前記少なくとも1つの機器の運転状態と、前記少なくとも1つの機器の周辺環境の状態と、のうちの少なくとも一方を示す状態情報を取得する状態情報取得部、
    前記シーン情報に定められる前記少なくとも1つの操作を前記少なくとも1つの機器に実行させる機器制御部、
    前記状態情報に基づいて、前記制御モード記憶部が記憶する前記少なくとも1種類の制御モードの中から少なくとも1つの制御モードを選出する制御モード選出部、として機能させ、
    前記機器制御部は、前記制御モード選出部により選出された少なくとも1つの制御モードで前記少なくとも1つの機器を制御する、
    プログラム。
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