JP2023135328A - 筒形防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インナ軸金具と圧入金具の周方向での相対回転を防ぎながら、インナ軸金具と圧入金具の適切な圧入固定を容易に実現できる、新規な構造の筒形防振装置を提供する。【解決手段】インナ軸金具14の外周面には周方向の曲率が部分的に小さくされた第一の回転規制面22が設けられて、第一の回転規制面22を含むインナ軸金具14の外周面には圧入金具28が取り付けられていると共に、圧入金具28の挿入孔30の内周面には第一の回転規制面22と対応して周方向の曲率が部分的に小さくされた第二の回転規制面38が設けられて、第一の回転規制面22が第二の回転規制面38に対して相互に重なり合って圧入状態とされており、インナ軸金具14の外周面における第一の回転規制面22の軸方向外側には、第一の回転規制面22よりもインナ軸金具14の中心側に位置して第一の回転規制面22よりも幅寸法を大きくされた圧入ガイド面24が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車のサスペンションブッシュなどに用いられる筒形防振装置に関するものである。
従来から、自動車のサスペンションブッシュなどに用いられる筒形防振装置が知られている。筒形防振装置は、例えば特開2015-161356号公報(特許文献1)のように、各一方の防振連結対象部材に取り付けられるインナ軸金具とアウタ筒部材が、本体ゴム弾性体によって連結された構造を有している。
特開2015-161356号公報
特許文献1では、インナ軸金具とアウタ筒部材の軸方向での相対変位量を制限するストッパ金具等の圧入金具が、インナ軸金具の軸方向端部に固定されている。圧入金具は、挿入孔にインナ軸金具の軸方向端部が圧入されることによって、インナ軸金具に固定されている。
ところで、圧入金具の形状が周方向で変化している場合等には、圧入金具がインナ軸金具に対して周方向で特定の向きに位置決めされていることが必要とされ得る。
しかし、本発明者が検討したところ、円形外周面のインナ軸金具を円形断面の挿入孔に圧入して圧入金具をインナ軸金具に固定すると、インナ軸金具と圧入金具の間に周方向の力が作用する場合に、圧入金具がインナ軸金具に対して周方向に回転してしまうおそれがあった。
なお、インナ軸金具と圧入金具の相対回転を阻止する構造としては、インナ軸金具と圧入金具の重ね合わせ面に二面幅を設けることも考えられる。しかしながら、二面幅を設けた部分でインナ軸金具と圧入金具が圧入される場合には、例えば、二面幅が設けられた径方向でインナ軸金具と圧入金具が相対的に傾くなどして、インナ軸金具と圧入金具を適切に圧入組み付けし難くなるという新たな課題があった。
本発明の解決課題は、インナ軸金具と圧入金具の周方向での相対回転を防ぎながら、インナ軸金具と圧入金具の適切な圧入固定を容易に実現することができる、新規な構造の筒形防振装置を提供することにある。
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
第一の態様は、インナ軸金具とアウタ筒部材が本体ゴム弾性体によって弾性連結された構造を有する筒形防振装置であって、前記インナ軸金具の外周面には曲率が周方向で部分的に小さくされた第一の回転規制面が設けられて、該第一の回転規制面を含む該インナ軸金具の外周面には圧入金具が取り付けられており、該インナ軸金具が挿入される該圧入金具の挿入孔の内周面には、該第一の回転規制面と対応して曲率が周方向で部分的に小さくされた第二の回転規制面が設けられて、該インナ軸金具の該第一の回転規制面が該圧入金具の該第二の回転規制面に対して相互に重なり合って圧入状態とされており、該インナ軸金具の外周面における該第一の回転規制面の軸方向外側には、該第一の回転規制面よりも該インナ軸金具の中心側に位置して該第一の回転規制面よりも幅寸法を大きくされた圧入ガイド面が設けられているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、周方向で部分的に曲率が小さくされたインナ軸金具の第一の回転規制面と圧入金具の第二の回転規制面とが相互に重なり合っていることにより、インナ軸金具と圧入金具との相対回転がそれら第一の回転規制面と第二の回転規制面との当接によって制限される。従って、インナ軸金具と圧入金具との間に周方向の力が作用しても、圧入金具がインナ軸金具に対して周方向に回転し難く、インナ軸金具と圧入金具との周方向での相対的な向きを安定して保持することができる。
インナ軸金具の第一の回転規制面よりも軸方向外側に設けられた圧入ガイド面は、第一の回転規制面よりもインナ軸金具の中心側に控えて位置していることから、圧入金具の第二の回転規制面に対して強く押し当てられることなく、圧入金具の挿入孔へ容易に挿入可能とされている。そして、圧入ガイド面が設けられたインナ軸金具の軸方向端部が圧入金具の挿通孔に挿入された状態で、インナ軸金具の第一の回転規制面を圧入金具の第二の回転規制面に圧入することができる。これにより、インナ軸金具の第一の回転規制面を圧入金具の第二の回転規制面に圧入する際に、インナ軸金具と圧入金具の相対的な傾斜等が、インナ軸金具の圧入ガイド面と圧入金具との当接によって制限されて、インナ軸金具と圧入金具との適切な圧入固定を容易に実現することができる。
第二の態様は、第一の態様に記載された筒形防振装置において、前記第一の回転規制面と前記圧入ガイド面が前記インナ軸金具の軸直角方向に広がる段差面によってつながっており、前記圧入金具における前記挿入孔の内周面には、該段差面における該第一の回転規制面側の端縁の当接によって該第一の回転規制面を該挿入孔内へ案内する案内傾斜面が、軸方向端縁部に設けられているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、例えば、インナ軸金具において第一の回転規制面と圧入ガイド面をそれぞれ切削によって形成する場合に、それら第一の回転規制面と圧入ガイド面の接続部分を特別に加工する必要がなく、第一の回転規制面と圧入ガイド面を備えたインナ軸金具の製造が容易になる。
挿入孔の軸方向端縁部に設けられた案内傾斜面によって挿入孔の開口が拡開形状とされていることから、圧入ガイド面を備えたインナ軸金具の軸方向端部をより挿入し易くなると共に、段差面の外周端縁(第一の回転規制面側の端縁)が案内傾斜面に当接して案内されることにより、第一の回転規制面の第二の回転規制面への圧入が容易になる。
第三の態様は、第一又は第二の態様に記載された筒形防振装置において、前記第一の回転規制面が前記インナ軸金具の軸方向と平行に広がる平面とされていると共に、前記圧入ガイド面が該第一の回転規制面と平行に広がる平面とされているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、第一の回転規制面が平面とされていることによって、第二の回転規制面との当接によるインナ軸金具と圧入金具との回転規制作用を効率的に得ることができる。また、圧入ガイド面が第一の回転規制面と平行な平面とされていることにより、インナ軸金具と圧入金具との圧入時の相対的な傾き等が、圧入ガイド面と第二の回転規制面との当接によって防止され易くなる。また、第一の回転規制面と圧入ガイド面の両方が平面とされていることによって、例えば切削によってそれら第一の回転規制面と圧入ガイド面を形成する場合に加工が容易になる。特に、第一の回転規制面と圧入ガイド面が互いに平行とされていることで、切削による形成がより容易になる。
第四の態様は、第一~第三の何れか1つの態様に記載された筒形防振装置において、前記インナ軸金具の径方向の両側に一対の前記第一の回転規制面が設けられていると共に、前記圧入金具における前記挿入孔の内周面には径方向で対向する一対の前記第二の回転規制面が設けられており、該一対の第一の回転規制面の軸方向外側にそれぞれ前記圧入ガイド面が設けられているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、一対の第一の回転規制面と一対の第二の回転規制面とによって構成される二面幅構造によって、インナ軸金具と圧入金具の相対回転を効果的に防ぐことができる。
圧入金具に径方向で対向する一対の第二の回転規制面が設けられていることから、挿入孔の内径は一対の第二の回転規制面が設けられた径方向において小さくされている。そこで、一対の第一の回転規制面の各軸方向外側にそれぞれ圧入ガイド面が設けられていることにより、一対の圧入ガイド面が設けられたインナ軸金具の軸方向端部を一対の第二の回転規制面の対向面間に容易に挿入することが可能とされており、第一の回転規制面を第二の回転規制面に圧入する際の傾き等を防ぐことができる。
第五の態様は、第四の態様に記載された筒形防振装置において、前記インナ軸金具の外周面における前記第一の回転規制面を周方向に外れた部分が、前記圧入金具の前記挿入孔に対して非圧入状態で挿入されているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、インナ軸金具が第一の回転規制面を周方向に外れた部分において圧入金具に対して圧入状態とされる場合に比して、圧入時にインナ軸金具と圧入金具の相対的な傾斜等が発生し易くなるが、インナ軸金具に圧入ガイド面が設けられていることによって、インナ軸金具と圧入金具との適切な圧入固定を実現し易くなる。
本発明によれば、インナ軸金具と圧入金具の周方向での相対回転を防ぎながら、インナ軸金具と圧入金具の適切な圧入固定を容易に実現することができる。
本発明の第一の実施形態としてのダイナミックダンパを示す正面図 図1に示すダイナミックダンパの背面図 図1に示すダイナミックダンパの右側面図 図1のIV-IV断面図 図1に示すダイナミックダンパを構成するインナ軸金具の軸方向端部を示す斜視図 図5に示すインナ軸金具の背面図 図1に示すダイナミックダンパを構成する位置決め金具を示す斜視図 図1に示すダイナミックダンパにおけるインナ軸金具の位置決め金具への圧入工程を説明する部分断面図であって、一対の圧入ガイド面が一対の第二の回転規制面の間へ挿入された状態を示す図 図1に示すダイナミックダンパにおけるインナ軸金具の位置決め金具への圧入工程を説明する部分断面図であって、段差面の端縁が案内傾斜面に当接した状態を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1~図4には、本発明に従う構造とされた筒形防振装置の第一の実施形態としての筒形連結体10を備えるダイナミックダンパ12が示されている。筒形連結体10は、インナ軸金具14とアウタ筒部材としてのアウタ筒金具16とが本体ゴム弾性体18によって弾性連結された構造を有している。以下の説明において、原則として、上下方向とは図4中の上下方向を、前後方向とは軸方向である図4中の左右方向を、左右方向とは図1中の左右方向を、それぞれ言う。
インナ軸金具14は、小径の略円筒形状とされている。インナ軸金具14は、鉄やアルミニウム合金等の金属材料によって形成された高剛性の部材とされている。なお、インナ軸金具は、例えば円柱形状などの中実構造であってもよく、筒状には限定されない。
インナ軸金具14の後端部(図4中の右端部)は、インナ軸金具14の他の部分よりも外径寸法が小さくされた圧入部20とされている。圧入部20には、一対の第一の回転規制面22,22が設けられている。第一の回転規制面22は、インナ軸金具14の外周面における第一の回転規制面22を周方向両側に外れた部分に比して、曲率が小さくされている。本実施形態の第一の回転規制面22は、曲率が略0の平面とされている。一対の第一の回転規制面22,22は、インナ軸金具14の径方向である上下方向の両側に設けられており、それぞれ上下方向と略直交して軸方向と略平行に広がっている。インナ軸金具14は、一対の第一の回転規制面22,22の形成部分において、上下方向の外径寸法が左右方向の外径寸法よりも小さい扁平な外周面形状とされている。
インナ軸金具14における一対の第一の回転規制面22,22よりも軸方向外側には、一対の圧入ガイド面24,24が設けられている。圧入ガイド面24は、インナ軸金具14の外周面における圧入ガイド面24を周方向両側に外れた部分に比して、曲率が小さくされている。本実施形態の圧入ガイド面24は、曲率が略0の平面とされている。一対の圧入ガイド面24,24は、インナ軸金具14の径方向である上下方向の両側に設けられており、それぞれ上下方向と略直交して軸方向と略平行に広がっている。従って、一対の第一の回転規制面22,22の軸方向外側に圧入ガイド面24がそれぞれ形成されていると共に、第一の回転規制面22と圧入ガイド面24が互いに略平行に広がっている。インナ軸金具14は、一対の圧入ガイド面24,24の形成部分において、上下方向の外径寸法が左右方向の外径寸法よりも小さい扁平な外周面形状とされている。
第一の回転規制面22と圧入ガイド面24は、インナ軸金具14の軸方向で隣接する位置に設けられており、それら第一の回転規制面22と圧入ガイド面24が段差面26によってつながっている。段差面26は、軸直角方向に広がる平面状とされており、外周端縁において第一の回転規制面22につながっていると共に、内周端縁において圧入ガイド面24につながっている。本実施形態では、第一の回転規制面22と圧入ガイド面24とが軸方向に広がっていることから、段差面26が第一の回転規制面22及び圧入ガイド面24と直交しており、段差面26と第一の回転規制面22及び圧入ガイド面24との連続部分が直角をなしている。
圧入ガイド面24は、上下方向において、第一の回転規制面22よりもインナ軸金具14の中心側(中心線Lに近い位置)に設けられており、一対の第一の回転規制面22,22の距離d1よりも一対の圧入ガイド面24,24の距離d2が小さく(d2<d1)されている(図8A参照)。図5,図6に示すように、第一の回転規制面22と圧入ガイド面24は、何れもインナ軸金具14の左右両端まで広がっており、インナ軸金具14の軸直角断面において弦をなしている。従って、インナ軸金具14の中心線Lにより近い位置に設けられた圧入ガイド面24の左右方向の幅寸法w2は、第一の回転規制面22の左右方向の幅寸法w1よりも大きく(w1<w2)されている。なお、圧入ガイド面24は、軸方向の長さ寸法が第一の回転規制面22よりも小さくされている。
インナ軸金具14における圧入ガイド面24,24の周方向間の外周面は、軸方向端縁に面取り状の先細面27が設けられて、圧入先端側(前側)に向けて小径とされており、後述する位置決め金具28の挿入孔30への挿入が容易とされている。
インナ軸金具14の圧入部20には、圧入金具としての位置決め金具28が取り付けられている。位置決め金具28は、図7に示すように、略環板形状とされており、厚さ方向に貫通する挿入孔30を備えている。挿入孔30の周縁部には、厚さ方向に突出する筒状部32が設けられており、筒状部32の内孔である挿入孔30の前後長さ寸法が確保されている。筒状部32の内周面の前端部には、前方へ向けて拡径する案内傾斜面34が設けられている。案内傾斜面34は、筒状部32の前端内周縁に設けられた面取り状の傾斜面であって、少なくとも後述する一対の第二の回転規制面38,38の形成部分に設けられており、本実施形態では全周に亘って連続して設けられている。案内傾斜面34は、軸方向の長さ寸法がインナ軸金具14の圧入ガイド面24よりも小さくされている。
また、位置決め金具28は、周方向の一部から外周へ向けて延び出す位置決め部36を備えている。位置決め部36は、延出先端部分が後方へ向けて突出しており、当該延出先端部分が後述する制振対象部材44の凹部46に差し入れられることで、位置決め金具28が制振対象部材44に対して周方向で位置決めされるようになっている。本実施形態の位置決め金具28は、プレス金具とされており、筒状部32や位置決め部36を含む全体が一体とされている。
位置決め金具28の挿入孔30の内周面には、一対の第二の回転規制面38,38が設けられている。第二の回転規制面38は、第一の回転規制面22と対応する形状とされており、周方向に外れた部分よりも曲率が小さくされている。本実施形態の第二の回転規制面38は、第一の回転規制面22と対応する平面とされている。位置決め金具28の挿入孔30の内周面には、一対の第二の回転規制面38,38が上下方向で対向して設けられており、挿入孔30の内径寸法が、それら一対の第二の回転規制面38,38の対向方向である上下方向において、左右方向よりも小さくされている。第二の回転規制面38は、第一の回転規制面22よりも軸方向寸法が小さくされている。本実施形態では、位置決め金具28がプレス金具とされて、筒状部32の基端部分が湾曲形状とされていることから、平面の第二の回転規制面38は、筒状部32の基端部分で構成される挿入孔30の後端部分には設けられておらず、挿入孔30の前部(案内傾斜面34は除く)に設けられている。
図8Aに示した一対の第二の回転規制面38,38の距離d3は、一対の第一の回転規制面22,22の距離d1よりも小さく(d3<d1)、一対の圧入ガイド面24,24の距離d2よりも大きく(d2<d3)されている。なお、一対の第二の回転規制面38,38の周方向間における挿入孔30の内径寸法は、一対の第一の回転規制面22,22の周方向間におけるインナ軸金具14の外径寸法よりも大きくされている。
インナ軸金具14の圧入部20が位置決め金具28の挿入孔30に挿入されており、位置決め金具28がインナ軸金具14に対して外挿状態で取り付けられている。本実施形態では、インナ軸金具14の一対の第一の回転規制面22,22が、位置決め金具28の一対の第二の回転規制面38,38に対して、圧入状態で重ね合わされることにより、位置決め金具28がインナ軸金具14の外周面に固定されている。インナ軸金具14の外周面における一対の第一の回転規制面22,22を周方向に外れた両側は、例えば位置決め金具28の挿入孔30の内周面における一対の第二の回転規制面38,38を周方向に外れた両側に対して、相互に離隔した、或いは、第一の回転規制面22と第二の回転規制面38との当接圧よりも小さな当接圧で当接した状態ともされ得る。
インナ軸金具14の圧入部20を位置決め金具28の挿入孔30に圧入する際に、先ず、図8Aに示すように、位置決め金具28がインナ軸金具14に対して後方から前方へ向けて接近せしめられて、一対の圧入ガイド面24,24を備えた圧入部20の軸方向外側の端部が挿入孔30へ挿入される。圧入ガイド面24の軸方向長さ寸法は、位置決め金具28の案内傾斜面34の軸方向長さ寸法よりも大きくされていることから、一対の圧入ガイド面24,24を備えた圧入部20の軸方向端部は、挿入孔30における一対の第二の回転規制面38,38の対向面間まで挿入される。
一対の第二の回転規制面38,38の距離d3が、一対の圧入ガイド面24,24の距離d2よりも大きくされていると共に、一対の第二の回転規制面38,38の周方向間における挿入孔30の内径寸法が、一対の圧入ガイド面24,24の周方向間における圧入部20の外径寸法よりも大きくされている。それ故、一対の圧入ガイド面24,24を備えた圧入部20の軸方向端部は、挿入孔30に対して隙間を持って容易に挿入される。
次に、位置決め金具28の挿入孔30に一対の圧入ガイド面24,24を備えた圧入部20の軸方向端部を挿入した状態で、位置決め金具28をインナ軸金具14に対して前方へ更に移動させる。一対の圧入ガイド面24,24を備えた圧入部20の軸方向端部が挿入孔30に差し入れられていることにより、インナ軸金具14と位置決め金具28の相対的な傾斜や軸直角方向の相対的な位置ずれが制限されており、インナ軸金具14と位置決め金具28を適切な位置関係及び向きで移動させることができる。
また、位置決め金具28をインナ軸金具14に対して前方へ更に移動させると、図8Bに示すように、段差面26の外周端縁が筒状部32の案内傾斜面34に軸方向で当接する。かかる当接部分は周方向(図8Bの紙面垂直方向)へ向かって直線的に延びていることから、この当接によって位置決め金具28とインナ軸金具14とが相互に周方向で適正に位置合わせされる。即ち、図8Aの挿入開始時には、第二の回転規制面38の周方向幅寸法が圧入ガイド面24の周方向幅寸法w2よりも小さくされており、位置決め金具28がインナ軸金具14に対して周方向の相対位置の自由度がある程度許容されることで、位置決め金具28のインナ軸金具14に対する挿入作業が一層容易とされ得るが、段差面26の外周端縁が筒状部32の案内傾斜面34に軸方向で当接することで、両部材14,28の周方向の精度の良い位置合わせが容易に実現可能とされる。
そして、段差面26の外周端縁が案内傾斜面34に沿って挿入孔30内へ案内されることにより、インナ軸金具14の挿入孔30に対する上下方向の位置が規定されて、インナ軸金具14が挿入孔30に対してより適切な位置に配され易くなる。本実施形態では、段差面26が第一の回転規制面22に対して略直交しており、段差面26の外周端縁が角をなしていることから、段差面26の外周端縁が案内傾斜面34への当接によって案内され易くなっている。
図8Bに示した段差面26と案内傾斜面34が当接した状態から、位置決め金具28をインナ軸金具14に対して前方へ更に移動させて、インナ軸金具14の圧入部20を位置決め金具28の挿入孔30に圧入する。一対の第一の回転規制面22,22の距離d1が、一対の第二の回転規制面38,38の距離d3よりも大きくされていることから、圧入部20における一対の第一の回転規制面22,22の形成部分が、一対の第二の回転規制面38,38の対向面間に圧入される。従って、第一の回転規制面22は、第二の回転規制面38に当接状態で重ね合わされている。なお、圧入部20の外周面における一対の第一の回転規制面22,22の周方向間は、挿入孔30の内周面における一対の第二の回転規制面38,38の周方向間よりも小径とされることによって、非圧入状態とされ得る。尤も、かかる一対の第一の回転規制面22,22の周方向間もインナ軸金具14の圧入部20に対する当接状態乃至は圧入状態とすることが可能であり、それによってインナ軸金具14に対する位置決め金具28の固定力の向上等が図られ得る。
アウタ筒金具16は、図1,図4に示すように、インナ軸金具14に比して薄肉大径とされた略円筒形状を有している。本実施形態のアウタ筒金具16は、インナ軸金具14と同様の金属材料によって形成された高剛性の部材とされている。アウタ筒金具16は、インナ軸金具14よりも軸方向寸法が小さくされており、特にインナ軸金具14における圧入部20を除いた部分よりも軸方向寸法が小さくされている。アウタ筒金具16の軸方向両端部の外周面は、軸方向外方に向けて小径となるテーパ形状とされている。
インナ軸金具14がアウタ筒金具16の内周へ挿通されており、それらインナ軸金具14とアウタ筒金具16の径方向間に本体ゴム弾性体18が配されている。本体ゴム弾性体18は、厚肉の円筒状とされており、内周面がインナ軸金具14における圧入部20を外れた部分の外周面に固着されていると共に、外周面がアウタ筒金具16の内周面に固着されている。本体ゴム弾性体18は、インナ軸金具14とアウタ筒金具16を備える一体加硫成形品として形成されており、インナ軸金具14とアウタ筒金具16が本体ゴム弾性体18によって弾性連結されている。なお、本体ゴム弾性体18の加硫成形後にアウタ筒金具16を縮径加工することにより、本体ゴム弾性体18の成形後の冷却収縮による引張応力を低減することができる。
かくの如き構造とされた筒形連結体10は、アウタ筒金具16にマス金具40が取り付けられることによって、ダイナミックダンパ12を構成する。マス金具40は、図1~図4に示すように、ブロック状とされていると共に、前後方向に貫通する取付孔42が形成されている。そして、取付孔42に筒形連結体10が挿入されて、取付孔42にアウタ筒金具16が圧入固定されている。マス金具40の形成材料は、特に限定されるものではないが、鉄等の比重が大きな材料で形成されることが望ましく、必要な質量を比較的に小さな体積で実現することができる。なお、本実施形態に示したマス金具40の具体的な形状や筒形連結体10に対するサイズなどは、あくまで例示であって、後述する制振対象部材44の質量や制振対象振動の周波数、ダイナミックダンパ12の配設スペースの形状等に応じて適宜に設定される。
ダイナミックダンパ12は、図4に示すようにインナ軸金具14が車両ボデー等の制振対象部材44に取り付けられることによって、制振対象部材44の振動を低減する。インナ軸金具14は、例えば、中心孔に挿通される図示しない取付ボルトによって制振対象部材44に固定される。また、インナ軸金具14に圧入固定された位置決め金具28の位置決め部36が制振対象部材44の凹部46に差し入れられることによって、ダイナミックダンパ12の制振対象部材44に対する周方向の向きが規定される。
例えば、位置決め金具28が制振対象部材44に対して周方向で位置決めされた状態で、インナ軸金具14が制振対象部材44に対して取付ボルトの締め付けによって固定される際に、インナ軸金具14と位置決め金具28の間に取付ボルトの締め付けによる周方向の力(締込みトルク)が作用する場合がある。ここにおいて、インナ軸金具14と位置決め金具28は、一対の第一の回転規制面22,22と一対の第二の回転規制面38,38の当接によって周方向で相互に位置決めされて、周方向の相対回転が制限されている。従って、締込みトルク等の周方向外力がダイナミックダンパ12に作用しても、ダイナミックダンパ12が制振対象部材44に対して周方向で適切な向きに保持される。
従来から知られているように、ダイナミックダンパ12は、マス金具40及びアウタ筒金具16と本体ゴム弾性体18によって構成されるマス-ばね系の共振によって、制振対象部材44の振動エネルギーを低減する。マス-ばね系の共振周波数は、例えば、制振対象部材44からダイナミックダンパ12に入力される制振対象振動の周波数にチューニングされる。
ダイナミックダンパ12は、インナ軸金具14が位置決め金具28を介して制振対象部材44に対して周方向で位置決めされていることから、制振対象部材44から振動荷重が繰り返し入力されても、制振対象部材44に対して適切な向きに保持される。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態では、金属製のアウタ筒金具16がマス金具40に圧入固定される構造を例示したが、アウタ筒部材は、合成樹脂などの金属以外の材料で形成されていてもよい。
前記実施形態では、一対の第一の回転規制面22,22が設けられた二面幅構造を例示したが、第一の回転規制面22は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、複数の第一の回転規制面22が設けられる場合には、周方向の幅寸法や曲率などが相互に異なっていてもよい。このことは、圧入ガイド面24と第二の回転規制面38についても同様である。
前記実施形態では、第一の回転規制面22が平面とされていたが、例えば、第一の回転規制面22は、例えば、周方向で湾曲して外周へ向けて凸となる湾曲面とされていてもよいし、周方向で湾曲して外周へ向けて凹となる湾曲面とされていてもよい。なお、第一の回転規制面22が湾曲面である場合に、第二の回転規制面38は、第一の回転規制面22と対応する湾曲面とされることが望ましい。
圧入ガイド面24は、第一の回転規制面22よりもインナ軸金具14の中心側に位置していれば、平面に限定されず、湾曲面や折れ面等であってもよい。また、圧入ガイド面24をインナ軸金具14の軸方向外側(圧入先端側)へ向けて内周側へ傾斜する傾斜面で構成することによって、圧入ガイド面24を挿入孔30へより挿入し易くすることもできる。
第一の回転規制面22と圧入ガイド面24をつなぐ段差面26は、必ずしも軸直角方向に広がる平面に限定されず、例えば、第一の回転規制面22側の端縁(外周端縁)が、圧入ガイド面24側の端縁(内周端縁)よりも圧入先端側へ突出するオーバーハング状の傾斜面とされていてもよい。また、段差面26は、圧入先端側へ向けて内周側へ傾斜する傾斜面で構成されていてもよく、この場合には、前記実施形態の位置決め金具28のような案内傾斜面34を設けることなく、段差面26の案内作用によって、第一の回転規制面22を第二の回転規制面38の内側へ案内することができる。なお、圧入ガイド面24を圧入先端側へ向けて内周側へ傾斜する傾斜面とすると共に、段差面26を圧入先端側へ向けて内周側へ傾斜する傾斜面として、それら圧入ガイド面24と段差面26とを1つの傾斜平面によって構成することもできる。
前記実施形態では、インナ軸金具14が一対の第一の回転規制面22,22において挿入孔30に圧入されていると共に、一対の第一の回転規制面22,22の周方向間において挿入孔30に非圧入状態で挿入されていたが、例えば、インナ軸金具14は一対の第一の回転規制面22,22を含む全周に亘って挿入孔30に圧入されていてもよい。尤も、インナ軸金具14が全周に亘って挿入孔30に圧入される場合にも、圧入ガイド面24,24を備えた圧入先端部の挿入孔30への挿入時には、インナ軸金具14が圧入ガイド面24,24の周方向間において挿入孔30に圧入されないことが望ましい。
圧入金具は、前記実施形態に示した位置決め金具28に限定されるものではなく、例えば、アウタ筒部材側との当接によってインナ軸金具とアウタ筒部材の軸方向の相対変位量を制限するストッパ金具や、本体ゴム弾性体の破断に際してマス金具の脱落を阻止するフェイルセーフ金具などであってもよい。また、圧入金具は、前記実施形態のようなプレス金具でなくてもよく、例えば、鋳造等で形成された厚肉板状やブロック状の金具とされ得る。
前記実施形態では、ダイナミックダンパ12を構成する筒形連結体10として用いられる筒形防振装置を例示したが、例えば、インナ軸金具とアウタ筒部材に各一方の防振連結対象部材が取り付けられて、それら防振連結対象部材を防振連結する、サスペンションブッシュやエンジンマウント、デフマウント等の筒形防振装置にも、本発明構造を適用することができる。
10 筒形連結体(筒形防振装置)
12 ダイナミックダンパ
14 インナ軸金具
16 アウタ筒金具(アウタ筒部材)
18 本体ゴム弾性体
20 圧入部
22 第一の回転規制面
24 圧入ガイド面
26 段差面
27 先細面
28 位置決め金具(圧入金具)
30 挿入孔
32 筒状部
34 案内傾斜面
36 位置決め部
38 第二の回転規制面
40 マス金具
42 取付孔
44 制振対象部材
46 凹部

Claims (5)

  1. インナ軸金具とアウタ筒部材が本体ゴム弾性体によって弾性連結された構造を有する筒形防振装置であって、
    前記インナ軸金具の外周面には曲率が周方向で部分的に小さくされた第一の回転規制面が設けられて、該第一の回転規制面を含む該インナ軸金具の外周面には圧入金具が取り付けられており、該インナ軸金具が挿入される該圧入金具の挿入孔の内周面には、該第一の回転規制面と対応して曲率が周方向で部分的に小さくされた第二の回転規制面が設けられて、該インナ軸金具の該第一の回転規制面が該圧入金具の該第二の回転規制面に対して相互に重なり合って圧入状態とされており、
    該インナ軸金具の外周面における該第一の回転規制面の軸方向外側には、該第一の回転規制面よりも該インナ軸金具の中心側に位置して該第一の回転規制面よりも幅寸法を大きくされた圧入ガイド面が設けられている筒形防振装置。
  2. 前記第一の回転規制面と前記圧入ガイド面が前記インナ軸金具の軸直角方向に広がる段差面によってつながっており、
    前記圧入金具における前記挿入孔の内周面には、該段差面における該第一の回転規制面側の端縁の当接によって該第一の回転規制面を該挿入孔内へ案内する案内傾斜面が、軸方向端縁部に設けられている請求項1に記載の筒形防振装置。
  3. 前記第一の回転規制面が前記インナ軸金具の軸方向と平行に広がる平面とされていると共に、前記圧入ガイド面が該第一の回転規制面と平行に広がる平面とされている請求項1又は2に記載の筒形防振装置。
  4. 前記インナ軸金具の径方向の両側に一対の前記第一の回転規制面が設けられていると共に、前記圧入金具における前記挿入孔の内周面には径方向で対向する一対の前記第二の回転規制面が設けられており、
    該一対の第一の回転規制面の軸方向外側にそれぞれ前記圧入ガイド面が設けられている請求項1~3の何れか一項に記載の筒形防振装置。
  5. 前記インナ軸金具の外周面における前記第一の回転規制面を周方向に外れた部分が、前記圧入金具の前記挿入孔に対して非圧入状態で挿入されている請求項4に記載の筒形防振装置。
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