JP2023133929A - 空気清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の高さの室内空間において、適正な高さの空気を導入して浄化し、その浄化された空気を適正な高さに放出することのできる空気清浄装置を提供することである。【解決手段】吹出口14a、14bが形成された上部ブロック11と、上部ブロック11から垂下するように設けられ、ダクトが形成された中部ブロック12と、中部ブロック12に結合し、吸気口15a、15b、15cが形成された下部ブロック13と、を有し、上部ブロック11には、前記吹出口に続く上通風路11pthが形成され、下部ブロック13には、前記吸気口に続く下通風路13pthが形成され、更に、上部ブロック11に設けられた送風機16と、前記下部ブロックに設けられた清浄器17と、を有し、上部ブロック11と下部ブロック13とは、前記上通風路と前記下通風路とが連通するように結合可能な構造である、構成となる。【選択図】図1

Description

本発明は、空気清浄装置に関する。
従来、特許文献1に記載の空気清浄機(空気清浄装置)が知られている。この空気清浄機は、天井と床に挟まれた空間を有する部屋の床に設置されて使用される。この空気清浄機の本体の下部に吸入口が形成され、その本体の天面に吹出口が形成されている。本体内には吸入口と吹出口とを連通する通風路が形成され、その通風路には、空気を浄化するためのフィルタが設けられている。また、通風路には、吸入口から空気を導入してその空気を吹出口から放出させるファン(送風機)が設けられている。吹出口付近には、当該吹出口からの空気の吹出し方向をかえるためのルーバーが設けられている。
このような空気清浄機は、部屋の床に近い空間に浮遊する埃、微生物、カビ胞子等の微細物を含む空気を吸入口から吸い込むことができる。吸入口から吸い込まれて通風路内を通過する空気からフィルタによってその微細物が除去される。そして、その微細物が除去されて清浄化された空気が更に通風路を通って吹出口から吹出される。このような空気清浄機によれば、部屋内のベッドに横たわる利用者等、部屋内の比較的低位に位置する利用者に清浄な空気を提供することができる。
特開2016-70511号公報
ところで、大規模小売店舗等の商業施設、一般住宅の通常の部屋、一般住宅の吹き抜けの部屋、ロフト、茶室等、室内空間における天井の高さは様々である。このような状況において、吸気口と吹出口との相対的な位置関係が固定的となる従来の空気清浄装置では、種々の高さの多くの部屋において、例えば、部屋の中間層部分の空気を導入して清浄化し、その清浄化された空気を天井付近に放出するなど、適正な高さの空気を導入して清浄化し、その清浄化された空気を適正な高さに放出することが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、種々の高さの室内空間において、適正な高さの空気を導入して浄化し、その浄化された空気を適正な高さに放出することのできる空気清浄装置を提供するものである。
本発明に係る空気清浄装置は、前方に空気を放出する吹出口が形成された上部ブロックと、前記上部ブロックから垂下するように設けられ、前記上部ブロック側の端部から他方の端部まで延びるダクトが形成された中部ブロックと、前記中部ブロックの前記上部ブロック側の端部と逆側の端部に結合し、吸気口が形成された下部ブロックと、を有し、前記上部ブロックには、前記中部ブロックの前記ダクトに連通して前記吹出口に続く上通風路が形成され、前記下部ブロックには、前記中部ブロックの前記ダクトに連通して前記吸気口に続く下通風路が形成され、更に、前記上部ブロックに設けられ、前記吸気口から空気を導入して、その空気を前記下通風路、前記ダクト及び前記上通風路を通して前記吹出口から放出させる送風機と、前記下部ブロックに設けられ、前記吸気口から前記下通風路に導入される空気を清浄化する清浄器と、を有し、前記上部ブロックと前記下部ブロックとは、前記上通風路と前記下通風路とが連通するように結合可能な構造である、構成とすることができる。
このような構成により、送風機の動作によって、下部ブロックの吸気口から空気が導入され、その導入された空気は清浄器により清浄化される。清浄化された空気は、下部ブロックの下通風路及び中部ブロックのダクトを通って上昇し、更に、ダクトから上部ブロックの上通風路を通り、吹出口から吹き出される。
また、中部ブロックを外して、上部ブロックと下部ブロックとを直接、上通風路と下通風路とが連通するように結合することができる。この構成において、送風機の動作によって、下部ブロックの吸気口から空気が導入され、その導入された空気は清浄器により清浄化される。清浄化された空気は、下部ブロックの下通風路及び上部ブロックの上通風路を通り吹出口から吹き出される。
このように中部ブロックを外して上部ブロックと下部ブロックとを直接結合することができるので、前記中部ブロックを含む場合と、前記中部ブロックを外す場合とで、下部ブロックに形成された吸気口と上部ブロックに形成された吹出口との間隔を変えることができる。
本発明に係る空気清浄装置において、前記上部ブロックにおいて、前記吹出口は、前記中部ブロックの延びる方向に直交する方向に向いて開口する、構成とすることができる。
このような構成により、中部ブロックのダクトを上昇する清浄化された空気が、吹出口からその空気の上昇する方向と直交する方向に吹き出される。空気清浄装置を、例えば、上部ブロックが部屋の天井近くに配置されるように設置することにより、吹出口から吹き出される清浄化された空気が天井面に沿って進んでいくようにすることができる。
本発明に係る空気清浄装置において、前記中部ブロックは、連結及び分離可能な所定数の部分ブロックのうちの一又は複数の部分ブロックにより構成された、構成とすることができる。
このような構成により、中部ブロックは、連結される所定数の部分ブロックの長さを最大の長さとして、伸縮させることができる。その結果、下部ブロックに形成された吸気口と上部ブロックに形成された吹出口との間隔を変えることができる。
本発明に係る空気清浄装置において、前記上部ブロックから垂下するように設けられた背面プレートを有し、前記中部ブロックの前記一又は複数の部分ブロックのそれぞれは、前記背面プレートを覆うように当該背面プレートに結合し、前記背面プレートとともに前記ダクトとしての空間を形成する区画カバープレートを含む、構成とすることができる。
このような構成により、背面プレートの長さに応じた一又は複数の区画カバープレートを当該背面プレートに結合させることで、その背面プレートの長さに応じた長さの中部ブロックを構成することができる。
本発明に係る空気清浄装置において、前記下部ブロックは、前記中部ブロックの前記区画カバープレートに結合するとともに前記背面プレートに結合して前記背面プレートとともに前記下通風路としての空間を形成し、前記吸気口の形成された最下区画カバープレートを含む、構成とすることができる。
このような構成により、中部ブロックを構成する一又は複数の区画カバープレートに続くように最下区画カバープレートを背面プレートに結合させることで、中部ブロックに結合する下通風路の形成された下部ブロックを構成することができる。
本発明に係る空気清浄装置において、前記清浄器は、光触媒を担持する光触媒担持体と、前記光触媒に励起光を照射する光源とを含み、前記光触媒担持体は、前記最下区画カバープレートの内面側に設けられ、前記光源は、前記背面プレートの前記最下区画カバープレートに覆われる部分に、前記光触媒担持体に対向するように設けられた、構成とすることができる。
このような構成により、最下区画カバープレートを背面カバーを覆うように当該背面カバーに結合させることにより、下部ブロックの下通風路内に励起光で有効になる光触媒を含む清浄器を構成させることができる。
本発明に係る空気清浄装置において、前記清浄器は、微細物を除去するフィルタを有し、前記フィルタは、前記最下区画カバープレートに設けられた、構成とすることができる。
このような構成により、最下区画カバープレートを背面カバーを覆うように当該背面カバーに結合させることにより、微細物を除去するフィルタを含む清浄器を構成させることができる。
本発明に係る空気清浄装置によれば、前記中部ブロックを含む場合と、前記中部ブロックを外す場合とで、下部ブロックに形成された吸気口と上部ブロックに形成された吹出口との間隔を変えることができるので、種々の高さの室内空間において、適正な高さの空気を導入して浄化し、その浄化された空気を適正な高さに放出することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気清浄装置の外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示す空気清浄装置の内部構造と、その空気清浄装置とそれが設置される部屋の空間との関係とを示す図である 図3は、上部ブロックから垂下する背面プレートを示す斜視図である。 図4は、中部ブロックの区画カバープレートを示す斜視図(その1)である。 図5は、中部ブロックの区画カバープレートを示す斜視図(その2)である。 図6は、複数(3つ)の区画カバープレートで構成される中部ブロックの内部構造及び上通風路が形成された上部ブロックの内部構造を示す切り欠き斜視図である。 図7は、最下区画カバープレート(下部ブロック)の構成要素である内側プレートを示す斜視図(その1)である。 図8は、最下区画カバープレート(下部ブロック)の構成要素である内側プレートを示す斜視図(その2)である。 図9は、背面プレートの最下区画カバープレートに覆われるべき領域を拡大して示す部分斜視図である。 図10は、背面プレートに最下区画カバープレートの内側プレートを装着する状態を示す部分斜視図である。 図11は、清浄器の基本的な構成を示す部分斜視図である。 図12は、最下区画カバープレート(下部ブロック)の構成要素である外側プレートを示す斜視図(その1)である。 図13は、最下区画カバープレート(下部ブロック)の構成要素である外側プレートを示す斜視図(その2)である。 図14は、背面プレートに装着された内側プレートに外側プレートを装着する状態を示す部分斜視図である。 図15は、内側プレートと外側プレートにより構成される最下区画カバープレートを示す斜視図である。 図16は、中部ブロックを外して、上部ブロックと下部ブロックとを直接結合した状態の空気清浄装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る空気清浄装置は、図1及び図2に示すように構成される。
空気清浄装置10は、上部ブロック11、中部ブロック12、及び下部ブロック13を有し、それらが縦方向に直列的に配列された構造となっている。このように3つのブロックが直列的に配列されて縦方向に長い形状の空気清浄装置10は、例えば、その背面で柱220に固定され、上部ブロック11の上面が天井210に接する一方、下部ブロック13の下端と床200との間に空間が形成されるように、部屋(例えば、大規模小売商店等の商業施設)内に設置される。
中部ブロック12は、所定厚さ(柱220の壁面に垂直な方向の厚さ)の箱形状であって、その内部には下端から上端まで続くダクト12dctが形成されている。上部ブロック11は、中部ブロック12から続く立上り部11aと、その立上り部11aから続いて前方に突き出る突出部11bとを有している。上部ブロック11の突出部11bの前面には、横方向に平行に延びる2つの吹出口14a、14bが形成されている。また、上部ブロック11内には、中部ブロック12のダクト12dctに連通して2つの吹出口14a、14bに続く上通風路11pthが形成されている。上通風路11pth内には送風機16が設けられている。
下部ブロック13は、中部ブロック12と同じ厚さで中部ブロック12より短い箱形状であって、その下面に吸気口15aが、2つの側面に吸気口15b、15cがそれぞれ形成されている。下部ブロック13の内部には、中部ブロック12のダクト12dctに連通して3つの給気口15a、15b、15cに続く下通風路13pthが形成されている。また、下部ブロック13の下通風路13pth内には、下通風路13pthを通る空気の清浄化を行う清浄器17が設けられている。清浄器17は、微細物(埃、カビ胞子、微生物等)を除去するフィルタ(例えば、HEPAフィルタ)、光触媒(例えば、二酸化チタン)を担持する光触媒担持体、及び光触媒に励起光(例えば、紫外線)を照射する光源(例えば、紫外線LED)を有している。なお、清浄器17の詳細な構成については後述する。
このような構成の空気清浄装置10では、下部ブロック13の下通風路13pth、中部ブロック12のダクト12dct、及び上部ブロック11の上通風路11pthが、3つの吸気口15a、15b、15cから2つの吹出口14a、14bまで続く1つの通路として形成される。そして、上部ブロック13の送風機16が動作することにより、下部ブロック13の3つの吸気口15a、15b、15cから下通風路13pthに導入される空気が清浄器17を通って清浄化されて、その清浄化された空気が下通風路13pthから更にダクト12dct(中部ブロック12)及び上通風路11pthを通って2つの吹出口14a、14b(上部ブロック11)から吹出される(図2における太矢印参照)。
空気清浄装置10の更に詳細な構造について説明する。
中部ブロック12は、所定数(例えば、3つ)の部分ブロック12a、12b、12cで構成される(図1参照)。空気清浄装置10は、図1及び図2とともに図3に示すように、上部ブロック11から垂下するように設けられた背面プレート18を有している。背面プレート18に対して中部ブロック12及び下部ブロック13が形成される。背面プレート18には、中部ブロック12の3つの部分ブロック12a、12b、12cに対応して縦方向に並ぶ3つの領域18a、18b、18cが設定されるとともに、それらの領域18a、18b、18cに続いて下部ブロック13に対応した領域18dが設定されている。背面プレート18の中部ブロック12(部分ブロック12a、12b、12c)に対応する領域18a、18b、18cそれぞれの下端両側部に後述する区画カバープレート20(図4、図5参照)を固定するための一対のブラケット23が設けられている。
区画カバープレートは、図4及び図5に示すように、前面部分と、その前面部分の両縁から直角に延びるように形成された2つの側面部分とを有し、前面部分の対向方向及び上下方向に開放された形状となっている。このような形状の区画カバープレート20は、プレート本体20aの下縁から所定長の連結合わせ部20bが張り出した構造となっている。プレート本体20aの上縁部の内面には複数の嵌め合いブラケット21(図5参照)が設けられている。また、連結合わせ部20bの両端部分それぞれの内面には結合ブラケット22が設けられている。
それぞれ前述した構造の3つの区画カバープレート20が、図6に示すように、連結されることにより中部ブロック12(部分ブロック12a、12b、12c)が形成される。
具体的には、まず、上部ブロック11の立上り部11aの下縁に形成された連結合わせ部11cに嵌め合いブラケット21が係合するように、区画カバープレート(以下、適宜上位区画カバープレートという)20が上部ブロック11に結合する。そして、その上位区画カバープレート20が背面プレート18の領域18aを覆うようにした状態で、領域18aの結合ブラケット23と、上位区画カバープレート20の結合ブラケット22とが、例えば、ボルト/ナット等の締結具によって固定されて、部分ブロック12aが形成される。
次に、上位区画カバープレート20の連結合わせ部20bに嵌め合いブラケット21が係合するように、新たな区画カバープレート(以下、適宜中位区画カバープレートという)20が上位区画カバープレート20に結合する。そして、中位区画カバープレート20が背面プレート18の領域18aの下方に続く領域18bを覆うようにした状態で、その領域18bの結合ブラケット23と、中位区画カバープレート20の結合ブラケット22とが締結具によって固定されて、上述した部分ブロック12aの下方に続く部分ブロック12bが形成される。
更に、中位区画カバープレート20の連結合わせ部20bに嵌め合いブラケット21が係合するように、新たな区画カバープレート(以下、適宜下位区画カバープレートという)20が中位区画カバープレート20に結合する。そして、下位区画カバープレート20が背面プレート18の領域18bの下方に続く領域18cを覆うようにした状態で、その領域18cの結合ブラケット23と、下位区画カバープレート20の結合ブラケット22とが締結部によって固定されて、上述した部分ブロック12bの下方に続く部分ブロック12cが形成される。
このように3つの区画カバープレート(上位区画カバープレート、中位区画カバープレート、下位区画カバープレート)20が背面プレート18(領域18a、18b、18b)を覆うように連結されることで、背面プレート18とそれら3つの区画カバープレート20との間にダクト12dctとしての空間を有する中部ブロック12が構成される。
また、下部ブロック13は、背面プレート18の最下位の領域18cに図7及び図8に示すに示すような内側カバー25aと後述する図11及び図12に示すような外側カバー25bとで構成される区画カバープレート(以下、最下区画カバープレートという)25を結合させることで形成される。
、図7及び図8において、最下区画カバープレート25の内側プレート25aは、その上部に連結部25aaが形成され、全体として概ね四角錘体の外形形状を有している。内側プレート25aには(図7参照)矩形状の開口(不図示)が形成されており、外面側からその開口を覆うように、微細物を除去する板状のフィルタユニット171(例えば、HEPAフィルタ)が設けられている。この板状のフィルタユニット171は、着脱自在に内側プレート25aの外面に装着され、交換することが可能である。また、内側プレート25aの外面のフィルタユニット171の周りに、4つのローラキャッチ具27が設けられている。
内側プレート25aの内面には(図8参照)、それぞれ光触媒(例えば、二酸化チタン)を担持する複数の光触媒担持板172が所定の配列形態にて設けられている。内側プレート25aの上部に形成される連結部25aaの内側縁部分には複数の嵌め合いブラケット26が設けられている。
一方、最下区画カバープレート25が装着されるべき背面プレート18の最下位の領域18dには、図9に示すように、それぞ光触媒の励起光を前方に向けて照射する複数の光源プレート173が設けられている。これら複数の光源プレート173は、前述した複数の光触媒担持板172(図8参照)と同様の配列形態にて配列される。そして、複数の光源プレート173のそれぞれは、背面プレート18の領域18dに設けられた取付板28に固定されている。
上述したようにフィルタユニット171及び複数の光触媒担持板172が設けられた(図7、図8参照)内側プレート25aは、図10に示すように、背面プレート18の最下位の領域18dにスライドさせつつ装着される。そして、中部ブロック12の最下位の部分ブロック12cを構成する下位区画カバープレート20(図6参照)の連結合わせ部20bに嵌め合いブラケット26(図8参照)が係合するように、内側プレート25a(連結部25aa)が下位区画カバープレート20(部分ブロック12c:中部ブロック12)に結合される。中部ブロック12(部分ブロック12c)を構成する下位区画カバープレート20に結合した内側プレート25aは、背面プレート18(領域18d)にビス等の固定具によって固定される。
このように最下区画カバープレート25の内側プレート25aが背面プレート18(領域18d)に固定された状態で、内側プレート25aの内面に設けられた複数の光触媒担持板172(図8参照)のそれぞれが、背面プレート18(領域18d)に設けられた複数の光源プレート173(図9参照)の1つに対向する。このように内側プレート25aが背面プレート18(領域18d)に固定された状態で清浄器17が構成される。この清浄器17は、図11に示すように、フィルタユニット171、光触媒を担持する光触媒担持板172、及び光触媒担持板172の光触媒を励起させる光(紫外線)を照射する光源プレート173が所定の間隔をもって配列されたものになる。光源プレート173は、複数の紫外線LED175a、175b、175c、175d、175e、175fが基板174に装着された構造となっている。
上述した内側プレート25aとともに最下区画カバープレート25を構成する外側プレート25bは、図12及び図13に示すように、上辺が開放された矩形皿形状となっている。外側プレート25bの内面には、内側プレート25aの外面に設けられた4つのローラキャッチ具27に対応するように4つの係止突起体29が設けられている。そして、図14に示すように、外側プレート25bの内面を背面プレート18(領域18d)に固定された内側プレート25aの外面に向けて、外側プレート25bの上辺の縁を内側プレート25aの連結部25aaの外縁に当接させた状態で、外側プレート25bを内側プレート25aに合わせる。この状態で、外側プレート25bの4つの係止突起体29(図13参照)が内側プレート25aの4つのローラキャッチ具27に嵌まり込み、内側プレート25aと外側プレート25bとが一体化される。図15に示すように一体となった内側プレート25aと外側プレート25bとによって最下区画カバープレート25が構成される。最下区画カバープレート25の下辺、及び両側辺には、内側プレート25aと外側プレート25bとの間の隙間として3つの吸気口15a、15b、15cが形成されるようになる。
このように最下区画カバープレート25(内側プレート25a、外側プレート25b)が背面プレート18の領域18dを覆うように当該背面プレート18に固定されることで、最下区画カバープレート25と背面プレート18の領域18dとの間、具体的には、外側プレート25bと内側プレート25aとの間及び内側プレート25aと背面プレート18の領域18dとの間に、下通風路13pthとしての空間が形成された下部ブロック13が構成される。そして、フィルタユニット171、光触媒担持板172、及び光触媒担持板172に対向するように配置された光源プレート173を含む清浄器17が下通風路13pth内に配置されるようになる。
上述したような構造の空気清浄装置10が部屋(例えば、大規模小売店舗等の商業施設)内に設置されることにより、例えば、図2に示すように、下部ブロック13の3つの吸気口15a、15b、15cは、床200と天井210との間の空間(高さH)における床200から4分の1の高さ(h1)と床200から2分の1の高さ(h2)との間の中間層部分Emに位置する。また、上部ブロック11の2つの吹出口14a、14bは、床200と天井210との間の空間(高さH)における天井210側の4分の1の上層部分Eu、特に、その上層部分Euの高さ方向の上側半分の範囲Euuに位置する。
例えば、床200からの天井210の高さH=3.85mの施設空間において、中間層部分Emは、床200からの高さh1=0.963mから床200からの高さh2=1.925mのまでの高さまでの領域として設定することができる。また、上層部分Euは、天井210から下方0.9623mまでの領域として、更に、その上側半分の範囲Euuは、天井210から0.481mまでの領域として、それぞれ設定することができる。
上述したように部屋(例えば、大規模小売店舗等の商業施設)に設置された空気清浄装置10においては、送風機16の動作によって、部屋空間の中間層部分Emの空気が3つの吸気口15a、15b、15cから導入され、その空気が下部ブロック13の下通風路13pthを通りつつ清浄器17によって清浄化される。そして、清浄化された空気が、下部ブロック13の下通風路13pthから中部ブロック12のダクト12dcを通って上部ブロック11の上通風路11phに流入する。清浄化されて上通風路11pthに流入した空気は、2つの吹出口14a、14bから、天井110の面に平行に、また、その天井210の面に沿うように、上層部分Euの特にその上側半分の範囲Euu内に吹き出される。
上述したような空気清浄装置10を用いて室内空間の空気の清浄化を行うことにより、温度環境が比較的安定している一方、カビ胞子等の多くの微細物が浮遊し得る中間層部分Emから集められる空気が清浄化される。そして、その清浄化されて温度状態が比較的安定した空気が、付近において空気の淀みやすい天井210に沿って平行に放出される。このようにして、カビ胞子等の微細物が除去されて温度状態が比較的安定した空気が天井210の表面に供給されるようになるので、人や物が頻繁に動き得る室内空間から有効にカビ胞子等の微細物を除去(清浄化)することができるとともに、天井210付近での空気の淀みを防止してその天井210での結露を防止し、その結果、天井210でのカビの発生を有効に防止することができる。
上述した構造の空気清浄装置10において、背面プレート18の長さを変えることで、中部ブロック12の長さ(縦方向)を変えることができる。具体的には、背面プレート18の長さを変えることにより、3つの部分ブロック12a、12b、12cのうち、1つの部分ブロック12aだけにより、または2つの部分ブロック12a、12bにより中部ブロック12を構成することができる。
更に、中部ブロック12全体を外し、図16に示すように上部ブロック11と下部ブロック13とを直接結合させて空気清浄装置10を構成することもできる。
この場合、背面プレート18は領域18dに相当する長さに変更される。そして、上部ブロック11の立上り部11aの下縁に形成された連結合わせ部11cに嵌め合いブラケット26が係合するように、最下区画カバープレート25が上部ブロック11に結合される。そして、その最下区画カバープレート25が背面プレート18(領域18dに相当)を覆うようにした状態で、最下区画カバープレート25が背面プレート18に固定される。この状態で、上部ブロック11に形成されている上通風路11pthと下部ブロック13に形成されている下通風路13pthとは連通している。
上述した空気清浄装置10では、中部ブロック12の長さを変えることができるので、その中部ブロック12の長さに応じて下部ブロック13に形成された吸気口15a、15b、15cと上部ブロック11に形成された吹出口14a、14bとの間隔を変えることができる。更に、中部ブロック12自体を外して上部ブロック11と下部ブロック13とを直接結合することができるので、中部ブロック12を含む場合と、中部ブロック12を含まない場合とで、下部ブロック13に形成された吸気口15a、15b、15cと上部ブロック11に形成された吹出口14a、14bとの間隔を変えることができる。
上述した空気清浄装置10によれば、吸気口15a、15b、15cと吹出口14a、14bとの間隔を種々変えることができるので、種々の高さの室内空間において、適正な高さの空気を導入して浄化し、その浄化された空気を適正な高さに放出することができるようになる。
なお、上述した空気清浄装置10では、中部ブロック12を構成する部分ブロック12a、12b、12cの最大数(所定数)は3つであったが、これに限定されず、4つ以上であっても、また、2つ以下であってもよい。
また、中部ブロック12は、固定長のブロックとして構成するようにしてもよい。この場合であっても、中部ブロック12を含む場合と、中部ブロック12を含まない場合とで、下部ブロック13に形成された吸気口15a、15b、15cと上部ブロック11に形成された吹出口14a、14bとの間隔を変えることができる。
上述した最下区画カバープレート25では、外側プレート25bは、前方に引くことにより4つの係合突起体29が4つのローラキャッチ具27から引き抜かれて、内側プレート25aから外すことができる。これにより、内側プレート25aに着脱可能に設けられたフィルタユニット171が露出することになり、この状態で、フィルタユニット171を交換することができる。また、図示はさていないが、内側プレート25aに外側プレート25bが装着されているか否かに応じた検出信号を出力するセンサ(例えば、マイクロスイッチ)が設けられている。そのセンサの検出信号に基づいて光源プレート173の紫外線LED175a~175fへの給電が制御される。これにより、例えば、メインテナンス(上述したフィルタユニット171の交換を含む)を行うために外側プレート25bを外した時に、光触媒に照射される紫外線(励起光)を自動的に停止させることができる。また、メインテナンス終了後に、外側プレート25bを内側プレート25aに装着すれば、自動的に光触媒に紫外線(励起光)が照射されて、清浄器17を正常状態に復帰させることができる。
また、外側プレート25bが内側プレート25aに正常に装着されて、光源プレート173から光触媒に対して励起光(紫外線)が照射されていることを表す表示等を設けることもできる。
清浄器17の構成は、上述したものに限定されない。微細物を除去するフィルタ板171(例えば、HEPAフィルタ)だけであっても、また、光触媒担持板172(光触媒担持体)と光源プレート17(光源)との組だけであっても、更に、空気の清浄化が可能な他の部材であってもよい。また、清浄器17の構造も、図8、図9、図10及び図11に示すものに限定されない。
上部ブロック11に形成される吹出口についても、上述したような形状の2つの吹出口14a、14bに限定されず、また、下部ブロック13に形成される吸気口についても、上述したような形状の3つの吸気口15a、15b、15cに限定されない。
また、給気清浄装置10全体の形状についても、図1及び図2に示す形状に限定されず、上部ブロック、中部ブロック、及び下部ブロックが縦方向に配列された構造であればよい。
また、中部ブロック12及び下部ブロック13も、背面プレート18に対して構成される構造に限定されず、共通の背面プレート18を用いることなく、中部ブロック12と下部ブロック13とを共通部材を有していない別々の物として構成することもできる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、実施の形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述したこれら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
本発明に係る空気清浄装置は、種々の高さの室内空間において、適正な高さの空気を導入して浄化し、その浄化された空気を適正な高さに放出することができ、空気清浄装置として有用である。
10 空気清浄装置
11 上部ブロック
11a 立上り部
11b 突出部
11c 連結合わせ部
11pth 上通風路
12 中部ブロック
12a、12b、12c 部分ブロック
12dct ダクト
13 下部ブロック
13pth 下通風路
14a、14b 吹出口
15a、15b、15c 吸気口
16 送風機
17 清浄器
171 フィルタユニット
172 光触媒担持板
173 光源プレート
174 基板
175a~175f 紫外線LED
18 背面プレート
18a~18d 領域
20 区画カバープレート
21 嵌め合いブラケット
22、23 結合ブラケット
25 最下区画カバープレート
25a 内側プレート
25aa 連結部
25b 外側プレート
26 嵌め合いブラケット
27 ローラキャッチ具
28 取付け板
29 係止突起体
200 床
210 天井
220 柱

Claims (7)

  1. 前方に空気を放出する吹出口が形成された上部ブロックと、
    前記上部ブロックから垂下するように設けられ、前記上部ブロック側の端部から他方の端部まで延びるダクトが形成された中部ブロックと、
    前記中部ブロックの前記上部ブロック側の端部と逆側の端部に結合し、吸気口が形成された下部ブロックと、を有し、
    前記上部ブロックには、前記中部ブロックの前記ダクトに連通して前記吹出口に続く上通風路が形成され、
    前記下部ブロックには、前記中部ブロックの前記ダクトに連通して前記吸気口に続く下通風路が形成され、
    更に、前記上部ブロックに設けられ、前記吸気口から空気を導入して、その空気を前記下通風路、前記ダクト及び前記上通風路を通して前記吹出口から放出させる送風機と、
    前記下部ブロックに設けられ、前記吸気口から前記下通風路に導入される空気を清浄化する清浄器と、を有し、
    前記上部ブロックと前記下部ブロックとは、前記上通風路と前記下通風路とが連通するように結合可能な構造である、空気清浄装置。
  2. 前記上部ブロックにおいて、前記吹出口は、前記中部ブロックの延びる方向に直交する方向に向いて開口する、請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 前記中部ブロックは、連結及び分離可能な所定数の部分ブロックのうちの一又は複数の部分ブロックにより構成された、請求項1または2記載の空気清浄装置。
  4. 前記上部ブロックから垂下するように設けられた背面プレートを有し、
    前記中部ブロックの前記一又は複数の部分ブロックのそれぞれは、前記背面プレートを覆うように当該背面プレートに結合し、前記背面プレートとともに前記ダクトとしての空間を形成する区画カバープレートを含む、請求項3記載の空気清浄装置。
  5. 前記下部ブロックは、前記中部ブロックの前記区画カバープレートに結合するとともに前記背面プレートに結合して前記背面プレートとともに前記下通風路としての空間を形成し、前記吸気口の形成された最下区画カバープレートを含む、請求項4記載の空気清浄装置。
  6. 前記清浄器は、光触媒を担持する光触媒担持体と、前記光触媒に励起光を照射する光源とを含み、
    前記光触媒担持体は、前記最下区画カバープレートの内面側に設けられ、
    前記光源は、前記背面プレートの前記最下区画カバープレートに覆われる部分に、前記光触媒担持体に対向するように設けられた、請求項5記載の空気清浄装置。
  7. 前記清浄器は、微細物を除去するフィルタを有し、
    前記フィルタは、前記最下区画カバープレートに設けられた、請求項5または6記載の空気清浄装置。



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