JP2023131655A - 冷蔵庫 - Google Patents

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謙児 尾渡
Kenji Owatari
鵬 燕
Peng Yan
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Abstract

【課題】冷却器室内に配置された冷媒配管内に冷媒が滞留しにくく冷却効率に優れた冷蔵庫を提供する。【課題を解決するための手段】本実施形態の冷蔵庫1は、内部に貯蔵室14及び冷却器室42が形成された冷蔵庫本体2と、圧縮機71と、冷却器室42に設けられ冷気を生成する冷却器38と、冷却器38に接続され圧縮機71から吐出される冷媒を冷却器38に供給する上流側冷媒配管82と、を備え、上流側冷媒配管82は、冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜して冷却器室42内に配置された傾斜部82aを備える。【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫の冷蔵庫本体に組み込まれる冷凍サイクルは、圧縮機で圧縮された冷媒が、凝縮器、キャピラリーチューブ、冷却器、サクションパイプを順次流れ、再び圧縮機に戻るように構成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
このような冷凍サイクルでは、冷却器を収納する冷却器室内に配置された冷媒配管において、圧縮機から吐出される冷媒が滞留すると、循環する冷媒量が不足したり、冷媒の滞留箇所に着霜して冷気の流れを阻害したりして、冷却効率の低下を招くおそれがある。
実開平5-73484号公報
そこで、本発明は、冷却器室内に配置された冷媒配管内に冷媒が滞留しにくく冷却効率に優れた冷蔵庫を提供することを課題とする。
一実施形態の冷蔵庫は、内部に貯蔵室及び冷却器室が形成された冷蔵庫本体と、圧縮機と、前記冷却器室に設けられ冷気を生成する冷却器と、前記冷却器に接続され前記圧縮機から吐出される冷媒を前記冷却器に供給する上流側冷媒配管と、を備え、前記上流側冷媒配管は、冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜して前記冷却器室内に配置された傾斜部を備えるものである。
本発明の一実施形態の冷蔵庫の断面図 図1の要部拡大図 流路組立体の分解斜視図 扉を省略した図1の冷蔵庫の正面図 図1の冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図 冷凍冷却器室の正面図
実施形態について図面に基づき説明する。以下の実施形態は例示であり、発明の範囲はこれに限定されない。以下の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。以下の実施形態やその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以下の説明において、左右方向、前後方向、上下方向とは、冷蔵庫を正面から見たときの方向を示し、左右方向は冷蔵庫の幅方向に相当する。また、右、左、上、下、前、後、奥、背、手前とは、特に規定がない場合には冷蔵庫を正面から見たときの位置や側などを示し、冷蔵庫の扉については閉扉状態において冷蔵庫を正面から見たときの位置や側などを示す。
(1)冷蔵庫1の構成
本実施形態に係る冷蔵庫1は、図1に示すように、前面に開口する断熱箱体からなる冷蔵庫本体2を備える。冷蔵庫本体2は、鋼板製の外箱2bと合成樹脂製の内箱2aとの間に形成された断熱空間2cに真空断熱材や発泡断熱材等の断熱材を有して構成されている。冷蔵庫本体2は内箱2aの内側に複数の貯蔵空間が設けられており、貯蔵空間が断熱仕切壁3によって上下に区画されている。
断熱仕切壁3の上方の空間は、冷蔵温度帯(例えば、1~5℃)に冷却される冷蔵空間である。断熱仕切壁3の上方に区画された冷蔵空間は、内部がさらに仕切板4によって上下に区画され、仕切板4の上方に冷蔵室10が設けられ、仕切板4の下方に野菜室11が設けられている。
冷蔵室10には複数の載置棚5が設けられている。一番下の載置棚5の下は、冷蔵室10の中でも特に低温に維持されるチルド室となっている。冷蔵室10の前面開口部には、ヒンジで枢支された回動式の冷蔵室扉15が設けられている。冷蔵室扉15の前面には、ユーザから冷蔵庫1の設定等を受け付けたり冷蔵庫1の設定状況等を表示したりする操作表示部6が設けられている。
野菜室11の前面開口部は、引出し式の野菜室扉16により閉塞されている。野菜室扉16の庫内側には、貯蔵容器20を保持する左右一対の支持枠が固着されており、開扉動作とともに貯蔵容器20が庫外に引き出されるように構成されている。
断熱仕切壁3の下方の空間には、冷凍温度帯(例えば、-17℃以下)に冷却される冷凍空間である。冷凍空間には、自動製氷機を備えた製氷室12と第1冷凍室13とが左右に併設され、その下方に仕切板7を介して第2冷凍室14が設けられている。
製氷室12、第1冷凍室13、及び第2冷凍室14の開口部は、野菜室11と同様、引き出し式の扉18,19により閉塞されている。
製氷室12及び第1冷凍室13に設けられた扉18の裏面側には左右一対の支持枠が固着され、貯蔵容器21が支持枠に保持されており、開扉動作とともに該貯蔵容器21が庫外に引き出されるように構成されている。
第2冷凍室14には、図1に示すように、下段容器100、中段容器101及び上段容器102とからなる3つの収納容器が上下に並べて設けられている。扉19の背面部には、下段容器100を支持する不図示の容器支持体が連結されており、開扉動作とともに下段容器100と、下段容器100に上面に支持された中段容器101が庫外に引き出されるように構成されている。
冷蔵温度帯の貯蔵室(冷蔵室10及び野菜室11)の後部には、冷却器カバー24が設けられている。冷却器カバー24と冷蔵庫本体2の背面との間には冷蔵冷却器室33及びダクト34が区画されている。冷蔵冷却器室33には、冷蔵冷却器30、冷蔵送風機31及び排水樋32が収納されている。冷蔵冷却器30は冷蔵冷却器室33の空気を冷却して冷気を生成し、生成した冷気を冷蔵送風機31によってダクト34を介して冷蔵室10及び野菜室11へ供給することで、冷蔵室10及び野菜室11に収納された食品を冷却する。
冷凍温度帯の貯蔵室(製氷室12、第1冷凍室13、及び第2冷凍室14)の後部には、流路組立体50が設けられている。流路組立体50と冷蔵庫本体2の背面との間には冷凍冷却器38、冷凍送風機39、除霜加熱部及び排水樋41を収納する冷凍冷却器室42が区画されている。冷凍冷却器38は冷凍冷却器室42の空気を冷却して冷気を生成し、生成した冷気を冷凍送風機39によって流路組立体50に形成された流路63,64,65を介して冷凍温度帯の製氷室12、第1冷凍室13及び第2冷凍室14へ供給する。
冷蔵庫本体2の底面の後部、すなわち、第2冷凍室14の後方には機械室36が配されている。機械室36には、冷凍サイクル70の一部をなす圧縮機71、凝縮器72、放熱ファンなどが配設されている。
また、冷蔵庫本体2の外側(庫外側)、例えば、冷蔵庫本体2の天井壁の上面後部には、冷蔵庫1を制御するマイコン等を実装した制御基板からなる制御部45が設けられている。
(2)流路組立体50
次に、流路組立体50について、図2~図4を参照して説明する。
流路組立体50は、図3に示すように、前側部材51と、前側部材51の後方に設けられた後側部材52と、前側部材51と後側部材52との間に設けられた断熱成型体53とを備える。
前側部材51は、後側部材52の前方に間隔をあけて設けられた板状の部材からなり、製氷室12、第1冷凍室13及び第2冷凍室14の背面を構成する。図2~図4に示すように、前側部材51には、製氷室12に開口する吹出口55と、第1冷凍室13に開口する吹出口56と、第2冷凍室14に開口する吹出口57,59,62が設けられている。
吹出口57は、第2冷凍室14に収納された上段容器102の後壁の上方に設けられている。吹出口57から吹き出した冷気は上面開口部から上段容器102内へ供給される。吹出口59、62は、第2冷凍室14の背面から前方へ延びる突出流路65に設けられている。本実施形態では、突出流路65が冷蔵庫幅方向に間隔をあけて2つ設けられている。
後側部材52は冷凍冷却器38の前面を覆う板状の部材からなり、冷凍冷却器38より上方に冷凍送風機39が取り付けられている。冷凍送風機39は、電動機の回転軸にプロペラが取り付けられ回転軸方向に空気を送風する軸流送風機からなる。冷凍送風機39は、吸込口39aが冷凍冷却器室42に向くように回転軸を前後方向に向けて後側部材52に取り付けられている。冷凍送風機39はプロペラが回転すると吸込口39aから冷凍冷却器室42の冷気を吸い込み前方へ吹き出す。
また、後側部材52の下端部は、冷蔵庫本体2の背面との間にリターンダクト90を形成する。リターンダクト90は、第2冷凍室14に背面下部に開口しており、第2冷凍室14の空気を吸い込んで冷凍冷却器室42へ戻す。
断熱成型体53は、例えば発泡プラスチックを所定形状に成型したものであって、前側部材51及び後側部材52に挟持されることによって固定されている。
前側部材51と後側部材52との間には、製氷流路66(図3参照)と第1冷凍流路63と第2冷凍流路64と突出流路65とが設けられており、冷凍送風機39から吹き出した冷気が各流路63,64,65、66を介して吹出口55、56,57,59,62へ供給される。
(3)冷凍サイクル70の構成
次に、本実施例の冷蔵庫1の冷凍サイクル70の構成について図5及び図6に基づいて説明する。
冷凍サイクル70は、高温高圧のガス状の冷媒を吐出する圧縮機71の冷媒出口から順番に、凝縮器72、ドライヤ73、および切替弁74の入口側が冷媒配管によって接続されている。
切替弁74の一方の出口には、機械室36から冷蔵庫本体2の断熱空間2cへ進入する冷媒配管を介して減圧手段としての冷蔵キャピラリーチューブ75に接続されている。冷蔵キャピラリーチューブ75は、断熱空間2cから冷蔵冷却器室33へ延び、冷蔵冷却器室33において冷蔵冷却器30、冷蔵アキュムレータ76及び冷蔵サクションパイプ77が冷媒配管により順に接続されている。冷蔵サクションパイプ77は冷蔵冷却器室33から断熱空間2cへ進入し断熱空間2cを通って機械室36へ戻る。
切替弁74の他方の出口には、機械室36から冷蔵庫本体2の断熱空間2cへ進入する冷媒配管を介して減圧手段としての冷凍キャピラリーチューブ78に接続されている。冷凍キャピラリーチューブ78は、断熱空間2cから導入孔83(図6参照)を通って冷凍冷却器室42へ延び、冷凍冷却器室42において冷凍冷却器38、冷凍アキュムレータ79、冷凍サクションパイプ80が冷媒配管82により順に接続されている。冷凍サクションパイプ80は、冷凍冷却器室42から断熱空間2cへ進入し断熱空間2cを通って機械室36へ戻り、逆止弁81に接続されている。そして、逆止弁81の出口側と冷蔵サクションパイプ77の出口側とが1つに合流した後、冷媒配管を介して圧縮機71の冷媒入口に接続されている。
このような冷凍サイクル70では、サイクル内に封入された冷媒が、圧縮機71で圧縮されて高温高圧の気体状の冷媒に変化した後、凝縮器72を流れながら放熱する。凝縮器72を流れた冷媒は、機械室36に設けられたドライヤ73を通ってから切替弁74に導かれ、冷蔵庫の制御部45の指令に基づき、切替弁74によって冷蔵キャピラリーチューブ75及び冷凍キャピラリーチューブ78の一方へ切り替えて供給され気化し易いように減圧される。
冷蔵キャピラリーチューブ75及び冷凍キャピラリーチューブ78を通過することで減圧され液状となった冷媒は、冷蔵冷却器30及び冷凍冷却器38で気化し、周囲から熱を奪うことにより冷蔵冷却器30及び冷凍冷却器38を低温化し、冷気を生成して冷蔵空間及び貯蔵空間を冷却する。
冷蔵冷却器30を通過したガス冷媒は、冷蔵サクションパイプ77を通って再び圧縮機71に吸い込まれ、冷凍冷却器38を通過したガス冷媒は、冷凍サクションパイプ80及び逆止弁81を通り、冷蔵冷却器30を通過した冷媒と合流した後、再び圧縮機71に吸い込まれ、一連のサイクルを繰り返す。
(4)冷凍冷却器室42の構成
次に、冷凍冷却器室42の構成について、図5及び図6を参照して説明する。
冷凍冷却器室42には、図6に示すように、排水樋41を介して内箱2aに固定された冷凍冷却器38と冷凍冷却器38の冷媒流れ方向下流側(冷媒の出口側)に接続された冷凍アキュムレータ79が設けられている。
冷凍冷却器室42の冷蔵庫幅方向の一方側面(本実施形態では左側面)には、導入孔83が設けられている。冷凍キャピラリーチューブ78及び冷凍サクションパイプ80は、導入孔83を通って冷蔵庫本体2の断熱空間2cから冷凍冷却器室42へ進入することで、冷凍キャピラリーチューブ78の冷媒流れ方向下流側(冷媒の出口側)と冷凍サクションパイプ80の冷媒流れ方向上流側(冷媒の入口側)が冷凍冷却器室42内に設けられている。つまり、本実施形態では、冷凍キャピラリーチューブ78の冷媒流れ方向下流側が上流側本体配管として冷蔵庫本体2から冷凍冷却器室42内に突出し、冷凍サクションパイプ80の冷媒流れ方向上流側が下流側本体配管として冷蔵庫本体2から冷凍冷却器室42内に突出している。
冷凍冷却器38は、冷蔵庫幅方向に延びる直線部38a1の幅方向両端にU字状に折り返した折り曲げ部38a2が設けられた蛇行状の冷媒管38aと、冷媒管38aの直線部38a1に取り付けられた多数のフィン38bと、冷媒管38aの直線部38a1の左右両端部を互いに連結する端板38cとを備えるフィンチューブ型の冷却器である。
冷凍冷却器38は排水樋41によって冷凍冷却器38の下面と左右側面及び背面の下側が覆われている。冷凍冷却器38は端板38cが排水樋41に固定され、排水樋41が冷凍冷却器室42の背面を構成する内箱2aに固定されている。冷凍冷却器38の端板38cの少なくとも一方は、冷媒管38aの直線部38a1やフィン38bより上方に延びる下固定部38dが設けられている。
冷凍冷却器38を構成する冷媒管38aの冷媒流れ方向上流側は、上流側冷媒配管82を介して冷凍冷却器室42に設けられた冷凍キャピラリーチューブ78の出口側の端部に接続されている。
上流側冷媒配管82は、導入孔83より下方に配置され、冷凍冷却器38の上方を冷蔵庫幅方向へ延びる傾斜部82aを備える。傾斜部82aは、冷凍キャピラリーチューブ78側が冷凍冷却器38側より上方に位置し冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜している。傾斜部82aは、冷蔵庫幅方向の導入孔83が設けられた一方側(本実施形態では左側)から他方側(本実施形態では右側)へ水平方向に対して一定の角度で傾斜する直線状をなしていることが好ましく、水平方向に対する傾斜部82aの傾斜角度は5度以上とすることが好ましい。
傾斜部82aの上側の先端部には冷凍キャピラリーチューブ78の出口側端部が接続されている。本実施形態では、冷凍キャピラリーチューブ78の出口側端部に冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜するチューブ傾斜部78aが設けられている。傾斜部82aの上側の先端部にはチューブ傾斜部78aが冷蔵庫幅方向に挿入されロウ付けによって固定されている。
傾斜部82aは、冷蔵庫本体2に対して固定されていることが好ましく、複数箇所において冷蔵庫本体2に固定されていることがより好ましい。本実施形態では、傾斜部82aは、冷媒の流れ方向上流側の端部(上端部)が内箱2aから冷凍冷却器室42内へ突出する上固定部84に固定され、冷媒の流れ方向下流側の端部(下端部)が端板38cに設けられた下固定部38dに固定されている。
上流側冷媒配管82は、少なくとも上固定部84から下固定部38dまで傾斜部82aが設けられていることが好ましい。上固定部84と下固定部38dの間に加え上固定部84に保持された部分より冷凍キャピラリーチューブ78側にも傾斜部82aが設けられ、冷凍キャピラリーチューブ78との接続部分から下固定部38dまで冷媒の流れ方向下流側に行くほど漸次低くなるように傾斜していることがより好ましい。
また、上固定部84は冷凍送風機39の吸込口39aより下方において傾斜部82aを保持し、冷凍送風機39の吸込方向(後方)から見て傾斜部82aが吸込口39aに重ならないように、吸込口39aより下方に傾斜部82aを配置することが好ましい。
冷凍冷却器38を構成する冷媒管38aの冷媒流れ方向下流側は、冷凍アキュムレータ79の下側に設けられた冷媒入口が接続されている。冷凍アキュムレータ79は、冷凍冷却器38より冷蔵庫幅方向の導入孔83が設けられた一方側に、冷媒入口が下方を向き冷媒出口が上方を向くように配置されている。冷凍アキュムレータ79の出口側は下流側冷媒配管85を介して冷凍冷却器室42に設けられた冷凍サクションパイプ80の入口側の端部に接続されている。
下流側冷媒配管85は、冷凍サクションパイプ80の出口から上方へ突出した後、冷蔵庫幅方向へ折れ曲がり導入孔83から離れるように冷蔵庫幅方向の一方側へ向けて延び、その後、U字状に上側へ折り返され導入孔83に近づくように冷蔵庫幅方向の他方側へ向けて延び、導入孔83より冷蔵庫幅方向の他方側に離れた位置で終端している。
なお、下流側冷媒配管85は、冷凍送風機39の吸込方向から見て吸込口39aに重ならないように、吸込口39aの手前(吸込口39aより導入孔83側)でU字状に折り返されていることが好ましい。
下流側冷媒配管85の先端部には冷凍サクションパイプ80の入口側端部が接続されている。本実施形態では、下流側冷媒配管85の先端部と冷凍サクションパイプ80の入口側端部の一方が他方に対して冷蔵庫幅方向に挿入されロウ付けによって固定されている。
下流側冷媒配管85は、冷蔵庫本体2に対して固定されていることが好ましく、上固定部84や下固定部38dが上流側冷媒配管82の傾斜部82aを固定する位置より前方において冷蔵庫本体2に固定されていることが好ましい。本実施形態では、上固定部84よりも前方へ突出する下流側固定部86が内箱2aに設けられており、傾斜部82aより前方において下流側固定部86が下流側冷媒配管85を固定している。
なお、上固定部84と下流側固定部86は、内箱2aに取り付けられた板状の内箱補強板87に設けてもよい。
(5)効果
本実施形態の冷蔵庫1では、冷凍キャピラリーチューブ78と冷凍冷却器38との間を接続する上流側冷媒配管82に傾斜部82aが設けられているため、冷凍キャピラリーチューブ78から流れ出た冷媒が傾斜部82aにおいて滞留することなくスムーズに冷凍冷却器38へ流れ込む。そのため、冷凍サイクル70を循環する冷媒量の不足を防いだり、上流側冷媒配管82への着霜を防いだりすることができ、冷却効率の低下を抑えることができる。
冷蔵庫1では、傾斜部82aが上固定部84及び下固定部38dによって冷蔵庫本体2に固定されているため、弾性変形しやすい冷凍キャピラリーチューブ78に傾斜部82aを接続する場合であっても、傾斜部82aの傾斜姿勢を維持することができる。
傾斜部82aを冷蔵庫本体2に固定する固定部が冷凍冷却器38の端板38cに設けられている場合、冷凍冷却器室42に新たな部材を設けることなく簡便に傾斜部82aを固定することができる。
また、内箱2aから冷凍冷却器室42内へ突出する上固定部84によって傾斜部82aを冷蔵庫本体2に固定する場合、傾斜部82aの固定位置の自由度が高くなり、傾斜部82aの冷凍キャピラリーチューブ78側の端部など固定効果の高い位置において傾斜部82aを固定することができる。
冷蔵庫1において、冷凍送風機39の冷気の吸込方向から見て傾斜部82aが吸込口39aと重ならないように配置されている場合、傾斜部82aと冷凍送風機39の吸込口39aとの隙間を確保しやすくなり、冷凍冷却器室42において冷気が流れやすくなるとともに、冷凍送風機39と傾斜部82aとの接触を防ぐことができる。
冷蔵庫1において、冷凍送風機39の冷気の吸込方向から見て下流側冷媒配管85が吸込口39aと重ならないように配置されている場合、冷凍冷却器室42において冷気が流れやすくなるとともに、冷凍送風機39と傾斜部82aとの接触を防ぐことができるとともに、下流側冷媒配管85が冷凍送風機39の吸込口39aから冷気の取り込みを阻害しにくくなる。
冷蔵庫1において、下流側冷媒配管85及び冷凍サクションパイプ80のいずれか一方が他方に対して冷蔵庫幅方向に挿入されている場合、下流側冷媒配管85と冷凍サクションパイプ80との挿入作業が容易となり、冷蔵庫1の組み立てが容易となる。
冷蔵庫1において冷凍キャピラリーチューブ78は、上流側冷媒配管82の傾斜部82aとの接続部分が、冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜するチューブ傾斜部78aに設けられている。そのため、冷凍キャピラリーチューブ78の先端部を傾斜部82aに容易に挿入することができるとともに、冷凍キャピラリーチューブ78と傾斜部82aとのロウ付けする領域を確保しながら広範囲にわたって上流側冷媒配管82を冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜させることができる。
(6)変更例
上記した実施形態では、2つの冷却器30、38を備える場合について説明したが、1つの冷却器によって冷蔵空間と冷凍空間とを冷却する冷蔵庫にも本発明を適用することができる。
1…冷蔵庫、2…冷蔵庫本体、2a…内箱、2b…外箱、2c…断熱空間、10…冷蔵室、11…野菜室、12…製氷室、13…第1冷凍室、14…第2冷凍室、30…冷蔵冷却器、31…冷蔵送風機、32…排水樋、33…冷蔵冷却器室、34…ダクト、36…機械室、38…冷凍冷却器、38a…冷媒管、38a1…直線部、38a2…折り曲げ部、38b…フィン、38c…端板、38d…下固定部、39…冷凍送風機、39a…吸込口、41…排水樋、42…冷凍冷却器室、70…冷凍サイクル、71…圧縮機、73…ドライヤ、75…冷蔵キャピラリーチューブ、76…冷蔵アキュムレータ、77…冷蔵サクションパイプ、78…冷凍キャピラリーチューブ、78a…チューブ傾斜部、79…冷凍アキュムレータ、80…冷凍サクションパイプ、81…逆止弁、82…上流側冷媒配管、82a…傾斜部、83…導入孔、84…上固定部、85…下流側冷媒配管、86…下流側固定部、87…内箱補強板

Claims (8)

  1. 内部に貯蔵室及び冷却器室が形成された冷蔵庫本体と、圧縮機と、前記冷却器室に設けられ冷気を生成する冷却器と、前記冷却器に接続され前記圧縮機から吐出される冷媒を前記冷却器に供給する上流側冷媒配管と、を備え、
    前記上流側冷媒配管は、冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜して前記冷却器室内に配置された傾斜部を備える冷蔵庫。
  2. 前記傾斜部を前記冷蔵庫本体に固定する固定部を複数備える請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却器は、直線部と折り曲げ部とが設けられた蛇行状の冷媒管と、前記直線部の端部を連結する端板と、を備え、
    複数の前記固定部の少なくとも1つが、前記端板に設けられている請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷蔵庫本体は、内箱と、前記内箱の外側に配置された外箱と、前記内箱と前記外箱との間に設けられた断熱空間に収納された断熱材と、を備え、
    複数の前記固定部の少なくとも1つが、前記内箱に設けられている請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷却器室に吸込口を向けて設けられ、前記冷却器で生成された冷気を前記吸込口から取り込んで前記貯蔵室へ送風する送風機を備え、
    前記傾斜部が冷気の吸込方向で前記吸込口と重ならないように配置されている請求項1~4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷却器の冷媒流れ方向下流側に接続され前記冷却器を通過した冷媒が流れる下流側冷媒配管を備え、
    前記下流側冷媒配管は、冷気の吸込方向から見て前記吸込口と重ならないように前記冷却器室内に配置されている請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記冷却器を通過した冷媒が流れる前記冷却器室に設けられた下流側冷媒配管と、前記冷蔵庫本体から前記冷却器室内に突出し前記下流側冷媒配管に接続される下流側本体配管と、を備え、
    前記下流側冷媒配管及び前記下流側本体配管のいずれか一方が他方に対して冷蔵庫幅方向に挿入されている請求項1~6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記冷蔵庫本体から前記冷却器室内に突出し、前記傾斜部に接続される上流側本体配管を備え、
    前記上流側本体配管における前記傾斜部との接続部分は、冷媒の流れ方向下流側が低くなるように傾斜している請求項1~7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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