JP2023127321A - アンテナモジュール及びこれを備えるワイヤレス電力伝送デバイス - Google Patents

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Abstract

Figure 2023127321000001
【課題】ICカードに内蔵されたアンテナコイルの位置に関わらず良好な通信特性を得ることが可能なアンテナモジュールを提供する。
【解決手段】アンテナモジュール1は、第1及び第2ターンT1,T2を含む第1コイルパターンCP1を備える。第1及び第2ターンT1,T2の開口部は、コイル軸方向から見てx方向における開口幅がy方向における開口幅よりも大きい形状を有する。第2ターンT2の開口部のy方向における開口幅は、第1ターンT1の開口部のy方向における開口幅よりも大きい。第2ターンT2のx方向に延在する区間51,52は、第1ターンT1のx方向に延在する区間41,42とのy方向における距離D2,D4が離れる突出区間A1,A2を有する。
【選択図】図2

Description

本開示はアンテナモジュール及びこれを備えるワイヤレス電力伝送デバイスに関する。
特許文献1には、非接触でICカードとデータ通信を行うリーダ/ライタが開示されている。
特開2002-298095号公報
ここで、ICカードが携帯端末とともにケースに収納された状態で通信を行うと、携帯端末の金属筐体や内蔵バッテリーの影響を受けて通信特性が劣化してしまうことから、ICカードに内蔵されたアンテナコイルとの結合が高いアンテナモジュールが求められていた。また、特許文献1に記載されたリーダ/ライタのアンテナコイルは円形であることから、ICカードがリーダ/ライタに対して位置ずれが生じると、通信が不安定になるという問題があった。
したがって、本開示は、ICカードに内蔵されたアンテナコイルとの結合が高く、ICカードに内蔵されたアンテナコイルの位置がずれた場合であっても良好な通信特性を得ることが可能なアンテナモジュールを提供することを目的とする。
本開示の一実施態様によるアンテナモジュールは、少なくとも第1及び第2ターンを含む第1コイルパターンを備え、第1及び第2ターンの開口部は、コイル軸方向から見て第1方向における開口幅が第1方向と直交する第2方向における開口幅よりも大きい形状を有し、第2ターンの開口部の第2方向における開口幅は、第1ターンの開口部の第2方向における開口幅よりも大きく、第2ターンの第1方向に延在する区間は、第1ターンの第1方向に延在する区間との第2方向における距離が離れる突出区間を有する。
本開示によれば、ICカードに内蔵されたアンテナコイルとの結合が高く、ICカードに内蔵されたアンテナコイルの位置がずれた場合であっても良好な通信特性を得ることが可能なアンテナモジュールを提供することが可能となる。
図1は、一実施形態によるアンテナモジュール1の構造を説明するための略断面図である。 図2は、第1コイルパターンCP1のパターンの形状を示す略平面図である。 図3は、第2基材20の一方の表面21に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。 図4は、第2基材20の他方の表面22に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。 図5は、アンテナモジュール1を用いたワイヤレス電力伝送デバイス90のブロック図である。 図6は、変形例による第1コイルパターンCP1のパターンの形状を示す略平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本開示の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、一実施形態によるアンテナモジュール1の構造を説明するための略断面図である。
図1に示すように、一実施形態によるアンテナモジュール1は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどからなる第1基材10及び第2基材20と、第1基材10の一方及び他方の表面11,12に設けられたCuなどの良導体からなる導体パターンである第1コイルパターンCP1と、第2基材20の一方及び他方の表面21,22に設けられたCuなどの良導体からなる導体パターンである第2コイルパターンCP2と、磁性シート30とを備えている。第1コイルパターンCP1はNFC(近距離無線通信)用のアンテナコイルであり、第2コイルパターンCP2はワイヤレス電力伝送用の送電コイルである。第1コイルパターンCP1と第2コイルパターンCP2は、コイル軸方向に重なりを有している。第1及び第2コイルパターンCP1,CP2のコイル軸方向はz方向であり、第1基材10、第2基材20及び磁性シート30は、z方向に重なるようこの順に配置される。つまり、第2基材20は、第1基材10と磁性シート30との間に配置され、磁性シート30と第1基材10のz方向における距離は、磁性シート30と第2基材20のz方向における距離よりも離れている。
図2は、第1コイルパターンCP1のパターンの形状を示す略平面図である。
図2に示すように、第1基材10の一方の表面11には導体パターンP1,P2が形成され、第1基材10の他方の表面12には導体パターンP3が形成されている。これら導体パターンP1~P3は、第1コイルパターンCP1を構成する。導体パターンP1の一端は端子電極E1に接続され、導体パターンP1の他端は第1基材10を貫通して設けられたビア導体71を介して導体パターンP3の一端に接続されている。また、導体パターンP2の一端は端子電極E2に接続され、導体パターンP2の他端は第1基材10を貫通して設けられたビア導体72を介して導体パターンP3の他端に接続されている。
導体パターンP1~P3によって構成される第1コイルパターンCP1は、略矩形状に周回する第1ターンT1、第2ターンT2及び第3ターンT3を含む。第1ターンT1は第1コイルパターンCP1の最内周ターンであり、その開口部のy方向における開口幅はY1であり、x方向における開口幅はX1である。x方向は例えば第1方向であり、y方向は例えば第2方向である。第2ターンT2は第1ターンT1の外周に位置し、その開口部のy方向における開口幅はY2であり、第1ターンT1の開口幅Y1よりも大きい(Y2>Y1)。第3ターンT3は第2ターンT2の外周に位置し、その開口部のy方向における開口幅はY3であり、第2ターンT2の開口幅Y2よりも大きく(Y3>Y2)、第1ターンT1の開口幅X1よりも小さい(Y3<X1)。第2ターンT2及び第3ターンT3の開口部のx方向における開口幅は、第1ターンT1の開口幅X1とほぼ同じである。したがって、第1ターンT1、第2ターンT2及び第3ターンT3はいずれも、x方向に延在する区間が長辺であり、y方向に延在する区間が短辺である横長形状を有している。そして、第1コイルパターンCP1は、端子電極E1を始点とし、端子電極E2を終点とした場合、第3ターンT3の一部、第2ターンT2、第1ターンT1及び第3ターンT3の残りの部分の順に周回する。第3ターンT3は、第1基材10の他方の表面12に形成された導体パターンP3を含んでいる。これに対し、第1ターンT1及び第2ターンT2は、全て第1基材10の一方の表面11に形成された導体パターンP1によって構成される。
第1ターンT1は、x方向に延在する区間41,42とy方向に延在する区間43,44を有している。区間41,42はx方向に直線的に延在し、区間43,44はy方向に直線的に延在する。このため、第1ターンT1の平面形状は、湾曲した角部を除いてほぼ矩形である。第3ターンT3も、第1ターンT1と同様の形状を有している。つまり、第3ターンT3は、x方向に延在する区間61,62とy方向に延在する区間63,64を有している。区間61,62はx方向に直線的に延在し、区間63,64はy方向に直線的に延在する。このため、第3ターンT3の平面形状は、湾曲した角部を除いてほぼ矩形である。
これに対し、第2ターンT2は、第1及び第3ターンT1,T3とは異なる平面形状を有している。図2に示すように、第2ターンT2は、x方向に延在する区間51,52とy方向に延在する区間53,54を有している。ここで、区間53,54はy方向に直線的に延在するのに対し、区間51,52はy方向における位置が変位する区間を有している。具体的には、区間51は、x方向に直線的に延在する直線区間510,511と、直線区間510,511の間に位置し、y方向における外側に膨らむ突出区間A1とを有している。このため、第1ターンT1の区間41と第2ターンT2の直線区間510,511のy方向における距離D1は一定であるのに対し、第1ターンT1の区間41と第2ターンT2の突出区間A1のy方向における距離D2は、上記の距離D1よりも離れており、且つ、x方向位置によって距離D2の値が変化する。同様に、区間52は、x方向に直線的に延在する直線区間520,521と、直線区間520,521の間に位置し、y方向における外側に膨らむ突出区間A2とを有している。このため、第2ターンT2の区間42と第2ターンT2の直線区間520,521のy方向における距離D3は一定であるのに対し、第1ターンT1の区間42と第2ターンT2の突出区間A2のy方向における距離D4は、上記の距離D3よりも離れており、且つ、x方向位置によって距離D4の値が変化する。距離D1と距離D3は同じであっても構わないし、距離D2と距離D4は同じであっても構わない。
突出区間A1は、直線区間510を始点とし、直線区間511を終点とした場合、第1ターンT1の区間41とのy方向における距離D2が徐々に拡大するよう、x方向に対して傾斜しながらy方向に突出する傾斜区間512と、直線区間511を始点とし、直線区間510を終点とした場合、第1ターンT1の区間41とのy方向における距離D2が徐々に拡大するよう、x方向に対して傾斜しながらy方向に突出する傾斜区間513と、傾斜区間512,513間に位置する接続区間514とを有している。同様に、突出区間A2は、直線区間520を始点とし、直線区間521を終点とした場合、第1ターンT1の区間42とのy方向における距離D4が徐々に拡大するよう、x方向に対して傾斜しながらy方向に突出する傾斜区間522と、直線区間521を始点とし、直線区間520を終点とした場合、第1ターンT1の区間42とのy方向における距離D4が徐々に拡大するよう、x方向に対して傾斜しながらy方向に突出する傾斜区間523と、傾斜区間522,523間に位置する接続区間524とを有している。接続区間514,524は、突出区間A1,A2のうち径方向において最も外側に位置する部分であり、x方向に対して直線的であっても構わないし、なだらかにカーブしていても構わない。
なお、第2ターンT2の開口部のy方向における開口幅Y2を接続区間514と接続区間524との間の幅(Y1+D2+D4)とした場合であっても、この開口幅(Y1+D2+D4)は、第1ターンT1の開口幅Y1よりも大きく、第3ターンT3の開口幅Y3よりも小さい。また、径方向とは、コイルパターンのコイル軸を中心に、内周から外周又は外周から内周に向かう方向である。
このように、アンテナコイルとして機能する第1コイルパターンCP1は、y方向における開口幅がY1である第1ターンT1と、y方向における開口幅がY2(>Y1)である第2ターンT2と、y方向における開口幅がY3(>Y2)である第3ターンT3とを有しており、第3ターンT3のy方向における開口幅Y3が第1ターンT1のx方向における開口幅X1よりも小さいことから、クレジットカードのように横長形状を有するICカードに内蔵されたアンテナコイルに対する結合が高くなり通信特性が高められる。しかも、第2ターンT2に突出区間A1,A2が設けられていることから、ICカードに内蔵されたアンテナコイルのy方向位置がずれた場合であっても、良好な通信特性を得ることが可能となる。これは、第2ターンT2の突出区間A1,A2のy方向位置がx方向位置によって変化することから、y方向における通信可能範囲が広がるためである。
ここで、より良好な通信特性を得るためには、突出区間A1,A2のx方向における長さを、直線区間510,511のx方向における合計長さや、直線区間520,521のx方向における合計長さより長く設計することが好ましい。これによれば、ICカードに内蔵されたアンテナコイルのy方向位置がずれた場合であっても、正しく通信を行うことが可能となる。特に、接続区間514のy方向における位置を第2ターンT2の直線区間510,511よりも第3ターンT3の区間61に近づけ、接続区間524のy方向における位置を第2ターンT2の直線区間520,521よりも第3ターンT3の区間62に近づけることにより、y方向における位置ずれの許容量を拡大することができる。
図3は、第2基材20の一方の表面21に形成された導体パターンの形状を示す略平面図である。
図3に示すように、第2基材20の一方の表面21には、第2コイルパターンCP2を構成するスパイラル状の導体パターン100が形成されている。
第2コイルパターンCP2を構成する導体パターン100は、ターン110,120,130,140,150,160からなる6ターン構成であり、ターン110が最外周に位置し、ターン160が最内周に位置する。このうち、ターン110,120,130,140,150は、スパイラル状の3本のスリットによって径方向に4分割されている。一方、ターン160は、スパイラル状の1本のスリットによって径方向に2分割されている。これにより、ターン110はライン111~114に4分割され、ターン120はライン121~124に4分割され、ターン130はライン131~134に4分割され、ターン140はライン141~144に4分割され、ターン150はライン151~154に4分割され、ターン160はライン161,162に2分割される。
ライン111,121,131,141,151,161は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最外周に位置する。ライン112,122,132,142,152,162は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて2番目に外周に位置する。ライン113,123,133,143,153は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて2番目に内周に位置する。ライン114,124,134,144,154は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最内周に位置する。
ライン111~114の外周端は、端子電極E3に共通に接続される。一方、ライン161,162,153,154の内周端は、第2基材20を貫通するスルーホール導体301~304にそれぞれ接続される。
図4は、第2基材20の他方の表面22に形成された導体パターンの形状を示す略平面図であり、第2基材20の一方の表面21側から見た状態、つまり、第2基材20を透過して見た状態を示している。
図4に示すように、第2基材20の他方の表面22には、第2コイルパターンCP2を構成するスパイラル状の導体パターン200が形成されている。なお、本実施形態では、第2基材20の他方の表面22が磁性シート30の表面と対向する向きで配置されているが、第2基材20の一方の表面21が磁性シート30の表面と対向する向きで配置されていても構わない。
第2コイルパターンCP2を構成する導体パターン200の主要部分のパターン形状は、導体パターン100のパターン形状と同一である。導体パターン200は、ターン210,220,230,240,250,260からなる6ターン構成であり、ターン210が最外周に位置し、ターン260が最内周に位置する。このうち、ターン210,220,230,240,250は、スパイラル状の3本のスリットによって径方向に4分割されている。一方、ターン260は、スパイラル状の1本のスリットによって径方向に2分割されている。これにより、ターン210はライン211~214に4分割され、ターン220はライン221~224に4分割され、ターン230はライン231~234に4分割され、ターン240はライン241~244に4分割され、ターン250はライン251~254に4分割され、ターン260はライン261,262に2分割される。
ライン211,221,231,241,251,261は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最外周に位置する。ライン212,222,232,242,252,262は、スパイラル状に6ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて2番目に外周に位置する。ライン213,223,233,243,253は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおいて2番目に内周に位置する。ライン214,224,234,244,254は、スパイラル状に5ターン巻回された連続的なラインであり、各ターンにおける最内周に位置する。
ライン211~214の外周端は、スルーホール導体を介して、端子電極E4に共通に接続される。一方、ライン261,262,253,254の内周端は、スルーホール導体304,303,302,301にそれぞれ接続される。これにより、端子電極E3と端子電極E4の間には、11ターンのラインが4本並列に接続されることになる。
図2には、第1基材10と第2基材20を重ねた場合における第1コイルパターンCP1と第2コイルパターンCP2の平面的な位置関係が示されている。図2においては、第2コイルパターンCP2の最内周ターンによって規定される内形IDと、第2コイルパターンCP2の最外周ターンによって規定される外形ODが破線で示されている。内形IDと外形ODの間の領域は、第2コイルパターンCP2を構成する複数のラインが配置されたコイル領域であり、その径方向における幅が第2コイルパターンCP2の巻幅となる。
図2に示すように、第2コイルパターンCP2の内形IDのy方向における開口幅Yiは、第1コイルパターンCP1の第1ターンT1のy方向における開口幅Y1とほぼ同じか、開口幅Y1よりもやや小さい。一方、第2コイルパターンCP2の外形ODのy方向における開口幅Yoは、第1コイルパターンCP1の第2ターンT2のy方向における開口幅Y2よりも大きく、且つ、第1コイルパターンCP1の第3ターンT3のy方向における開口幅Y3よりも小さい。このため、第1コイルパターンCP1の第2ターンT2は、大部分が第2コイルパターンCP2のコイル領域と重なることになる。
ここで、第2ターンT2に含まれる接続区間514,524のy方向における位置は、第2コイルパターンCP2の内形ID、つまり最内周ターンよりも、第2コイルパターンCP2の外形OD、つまり最外周ターンに近いことが好ましい。言い換えれば、第2コイルパターンCP2の巻幅の中間位置よりも外側に接続区間514,524を配置することが好ましい。これは、第2コイルパターンCP2によって生じる磁界が内形IDにおいて最も強くなるため、突出区間A1,A2を内形IDからできるだけ離し、外形ODに近い部分に配置することによって、第1コイルパターンCP1との重なりに起因する第2コイルパターンCP2の交流抵抗の増加を抑制することが可能となるからである。
図5は、本実施形態によるアンテナモジュール1を用いたワイヤレス電力伝送デバイス90のブロック図である。
図5に示すワイヤレス電力伝送デバイス90は、第1及び第2コイルパターンCP1,CP2を有するアンテナモジュール1と、第1コイルパターンCP1に接続された通信回路91と、第2コイルパターンCP2に接続された送電回路92とを備えている。通信回路91と第1コイルパターンCP1の間には、キャパシタC1が接続されている。通信回路91及び送電回路92は、制御回路93に接続されている。これにより、通信ライン94を介して送受信されるデータは、NFC用の第1コイルパターンCP1を介して通信することができるとともに、電源95によって供給される電力は、ワイヤレス電力伝送用の第2コイルパターンCP2を介してワイヤレスで送電することができる。
図6は、変形例による第1コイルパターンCP1のパターンの形状を示す略平面図である。
図6に示す変形例による第1コイルパターンCP1は、突出区間A1が直線区間515~517によって構成され、突出区間A2が直線区間525~527によって構成される点において、図2に示した第1コイルパターンCP1と相違している。その他の基本的な構成は、図2に示した第1コイルパターンCP1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、直線区間515,516,525,526はy方向に直線的に延在する区間であり、直線区間517,527はx方向に直線的に延在する区間である。直線区間515は直線区間510の一端と直線区間517の一端を接続し、直線区間516は直線区間511の一端と直線区間517の他端を接続する。直線区間525は直線区間520の一端と直線区間527の一端を接続し、直線区間526は直線区間521の一端と直線区間527の他端を接続する。この場合、距離D2は、第1ターンT1の区間41と第2ターンT2の直線区間517のy方向における距離によって定義され、距離D4は、第1ターンT1の区間42と第2ターンT2の直線区間527のy方向における距離によって定義される。
図6に示す変形例による第1コイルパターンCP1が例示するように、突出区間A1,A2が傾斜区間を含んでいる点は必須ではない。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は、上記の実施形態に限定されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本開示の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、第1コイルパターンCP1が第1ターンT1、第2ターンT2及び第3ターンT3によって構成されているが、第3ターンT3を省略しても構わない。或いは、第1コイルパターンCP1に第4ターンを追加しても構わない。
本開示に係る技術には、以下の構成例が含まれるが、これに限定されるものではない。
本開示によるアンテナモジュールは、少なくとも第1及び第2ターンを含む第1コイルパターンを備え、第1及び第2ターンの開口部は、コイル軸方向から見て第1方向における開口幅が第1方向と直交する第2方向における開口幅よりも大きい形状を有し、第2ターンの開口部の第2方向における開口幅は、第1ターンの開口部の第2方向における開口幅よりも大きく、第2ターンの第1方向に延在する区間は、第1ターンの第1方向に延在する区間との第2方向における距離が離れる突出区間を有する。これによれば、通信対象となるアンテナコイルの位置が第2の方向にずれている場合であっても、良好な通信特性を得ることが可能となる。
突出区間は、第1方向に対して傾斜しながら径方向に突出する傾斜区間を有していても構わない。これによれば、突出区間が第2方向に直線的に突出する場合と比べて、通信対象となるアンテナコイルの第2の方向における位置ずれに対して通信特性が急激に変化することがなく、良好な通信特性を得ることが可能となる。
第2ターンの第1方向に延在する区間は、第1方向に直線的に延在する直線区間をさらに有していても構わない。これによれば、通信対象となるアンテナコイルに位置ずれが生じない場合の結合が高まり、良好な通信特性を得ることが可能となる。この場合、突出区間の第1方向における長さは、直線区間の第1方向における長さより長くても構わない。これによれば、通信対象となるアンテナコイルの第2の方向における位置ずれの許容範囲が拡大する。
第1コイルパターンは第3ターンをさらに有し、第3ターンの開口部の第2方向における開口幅は、第2ターンの開口部の第2方向における開口幅よりも大きくても構わない。これによれば、通信可能範囲をより拡大することが可能となる。この場合、第1コイルパターンのコイル軸方向から見て、突出区間のうち径方向において最も外側に位置する部分は、第2方向における位置が直線区間よりも第3ターンに近くても構わない。これによれば、通信対象となるアンテナコイルの第2の方向における位置ずれの許容範囲が拡大する。
本開示によるアンテナモジュールは、第1コイルパターンのコイル軸方向から見て、第1コイルパターンと重なる第2コイルパターンをさらに備えていても構わない。これによれば、NFCなどによる通信に加えて、ワイヤレス電力伝送を行うことが可能となる。この場合、コイル軸方向から見て、突出区間のうち径方向において最も外側に位置する部分は、第2コイルパターンの最内周ターンよりも第2コイルパターンの最外周ターンの方が近くても構わない。これによれば、第2コイルパターンの交流抵抗の増加を抑制することが可能となる。
また、本開示によるワイヤレス電力伝送デバイスは、上記アンテナモジュールと、第1コイルパターンに接続される通信回路と、第2コイルパターンに接続される送電回路とを備えていても構わない。これによれば、ワイヤレスによる電力伝送とNFCによる通信を行うことが可能となる。
1 アンテナモジュール
10 第1基材
11 第1基材の一方の表面
12 第1基材の他方の表面
20 第2基材
21 第2基材の一方の表面
22 第2基材の他方の表面
30 磁性シート
41~44,51~54,61~64 区間
510,511,520,521 直線区間
512,513,522,523 傾斜区間
514,524 接続区間
71,72 ビア導体
90 ワイヤレス電力伝送デバイス
91 通信回路
92 送電回路
93 制御回路
94 通信ライン
95 電源
100,200 導体パターン
110,120,130,140,150,160,210,220,230,240,250,260 ターン
111~114,121~124,131~134,141~144,151~154,161,162,211~214,221~224,231~234,241~244,251~254,261,262 ライン
301~304 スルーホール導体
A1,A2 突出区間
C1 キャパシタ
CP1 第1コイルパターン
CP2 第2コイルパターン
D1~D4 距離
E1~E4 端子電極
ID 内形
OD 外形
P1~P3 導体パターン
T1 第1ターン
T2 第2ターン
T3 第3ターン
X1,Y1~Y3,Yi,Yo 開口幅

Claims (9)

  1. 少なくとも第1及び第2ターンを含む第1コイルパターンを備え、
    前記第1及び第2ターンの開口部は、コイル軸方向から見て第1方向における開口幅が前記第1方向と直交する第2方向における開口幅よりも大きい形状を有し、
    前記第2ターンの開口部の前記第2方向における開口幅は、前記第1ターンの開口部の前記第2方向における開口幅よりも大きく、
    前記第2ターンの前記第1方向に延在する区間は、前記第1ターンの前記第1方向に延在する区間との前記第2方向における距離が離れる突出区間を有する、アンテナモジュール。
  2. 前記突出区間は、前記第1方向に対して傾斜しながら径方向に突出する傾斜区間を有する、請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 前記第2ターンの前記第1方向に延在する区間は、前記第1方向に直線的に延在する直線区間をさらに有する、請求項1又は2に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記突出区間の前記第1方向における長さは、前記直線区間の前記第1方向における長さより長い、請求項3に記載のアンテナモジュール。
  5. 前記第1コイルパターンは、第3ターンをさらに有し、
    前記第3ターンの開口部の前記第2方向における開口幅は、前記第2ターンの開口部の前記第2方向における開口幅よりも大きい、請求項3又は4に記載のアンテナモジュール。
  6. 前記第1コイルパターンのコイル軸方向から見て、前記突出区間のうち径方向において最も外側に位置する部分は、前記第2方向における位置が前記直線区間よりも前記第3ターンに近い、請求項5に記載のアンテナモジュール。
  7. 前記第1コイルパターンのコイル軸方向から見て、前記第1コイルパターンと重なる第2コイルパターンをさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のアンテナモジュール。
  8. 前記コイル軸方向から見て、前記突出区間のうち径方向において最も外側に位置する部分は、前記第2コイルパターンの最内周ターンよりも前記第2コイルパターンの最外周ターンの方が近い、請求項7に記載のアンテナモジュール。
  9. 請求項7又は8に記載のアンテナモジュールと、
    前記第1コイルパターンに接続される通信回路と、
    前記第2コイルパターンに接続される送電回路と、を備えるワイヤレス電力伝送デバイス。
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