JP2023123173A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023123173000001
【課題】電気自動車に搭載された補助バッテリのバッテリ上がりを防止することが期待できる電力供給装置を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係る電力供給装置は、電動自動車に搭載された主バッテリと外部装置との間で電力の授受を行う電力供給装置であって、前記主バッテリ及び前記外部装置へ繋がる第1電力経路と、前記電動自動車に搭載された補助バッテリ及び制御電源回路へ繋がる第2電力経路と、前記第1電力経路から電力供給を受けて前記制御電源回路へ電力を供給する電力供給回路とを備える。電力供給装置は、前記電力供給回路及び前記補助バッテリのうち出力電圧が高い一方から供給される電力を選択して前記制御電源回路へ供給する電力供給選択回路を備え、前記電力供給回路の出力電圧は、前記補助バッテリの出力電圧より高くてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車に搭載された主バッテリと外部装置との間で電力の授受を行う電力供給装置に関する。
従来、電気自動車が普及し始めている。電気自動車は、大容量のリチウムイオン電池を主バッテリとし、主バッテリに蓄積された電力で走行用のモータを駆動する。また一般的に、電気自動車には上記の主バッテリとは別に、電装品等の電源となる鉛蓄電池等の補助バッテリが搭載されている。補助バッテリは、例えば電気自動車の走行中に、主バッテリに蓄積された電力の供給により充電される。
特許文献1においては、外部の交流電源から充電器を介して主バッテリに充電を行い、主バッテリ側からDC-DCコンバータを介して補助バッテリを充電する電気自動車用充電装置が提案されている。この電気自動車用充電装置では、充電器が充電初期に定電流充電を行う間、DC-DCコンバータの動作を停止させる構成とすることにより、充電器の容量の低減及び充電器の小形化が図られている。
特開平7-111711号公報
近年、充電ケーブル等を用いることなく電気自動車の主バッテリを充電するワイヤレス充電システムが実用化されている。ワイヤレス充電に対応した電気自動車には、充電に関する制御及び外部との通信等を行う装置が搭載され、この装置は補助バッテリからの電力供給により動作する。特許文献1に記載の電気自動車用充電装置のように、主バッテリの充電を行う間に補助バッテリの充電が行われない電気自動車では、主バッテリの充電を行っている間に補助バッテリの電力が消費され、補助バッテリのバッテリ上がりが発生する虞がある。
また電気自動車に搭載された主バッテリは、蓄積された電力を取り出して外部の装置、例えば溶接機を動作させることに用いられる場合がある。このような場合にも電気自動車と外部の装置との間の制御及び通信等のために補助バッテリの電力が消費され、補助バッテリのバッテリ上がりが発生する虞がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、電気自動車に搭載された補助バッテリのバッテリ上がりを防止することが期待できる電力供給装置を提供することにある。
一実施形態に係る電力供給装置は、電動自動車に搭載された主バッテリと外部装置との間で電力の授受を行う電力供給装置であって、前記主バッテリ及び前記外部装置へ繋がる第1電力経路と、前記電動自動車に搭載された補助バッテリ及び制御電源回路へ繋がる第2電力経路と、前記第1電力経路から電力供給を受けて前記制御電源回路へ電力を供給する電力供給回路とを備える、電力供給装置。
一実施形態による場合は、電気自動車に搭載された補助バッテリのバッテリ上がりを防止することが期待できる。
実施の形態1に係る電力供給装置の構成を説明するためのブロック図である。 実施の形態2に係る電力供給装置の構成を説明するためのブロック図である。 実施の形態3に係る電力供給装置の構成を説明するためのブロック図である。 実施の形態4に係る電力供給装置の構成を説明するためのブロック図である。
本発明の実施形態に係る電力供給装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る電力供給装置の構成を説明するためのブロック図である。なお本図においては、電力の供給経路を実線で示し、制御信号等の伝達経路を破線の矢印で示している。実施の形態1に係る車両1は、リチウムイオン電池等の主バッテリ5に蓄積された電力でモータ6を駆動することにより走行する電気自動車である。なお車両1には、走行用のモータ6と、燃料の燃焼により動力を発生させるエンジンとの両方を搭載した、いわゆるハイブリッド型の電気自動車を含み得る。
また実施の形態1に係る車両1は、充電ケーブルを用いることなく非接触で主バッテリ5を充電する機能、いわゆるワイヤレス充電の機能を備えた車両である。車両1は、受電コイル2を有する電力供給装置3、AC/DCコンバータ4、主バッテリ5、モータ6、DC/DCコンバータ7、補助バッテリ8及び制御回路9等を備えている。これらのうち、受電コイル2及び電力供給装置3は、ワイヤレス充電の機能を実現するための機能ブロックであり、ワイヤレス充電の機能を備えていない電気自動車には搭載されなくてよい。
これに対してAC/DCコンバータ4、主バッテリ5、モータ6、DC/DCコンバータ7、補助バッテリ8及び制御回路9等は、ワイヤレス充電の機能の有無によらず、電気自動車に搭載される機能ブロックである。ワイヤレス充電の機能を備えていない電気自動車の場合、例えば車外に設置された電源装置と電気自動車のAC/DCコンバータ4とが充電ケーブルを介して接続され、電源装置から充電ケーブルを介して交流の電力が供給され、この交流の電力をAC/DCコンバータ4が直流の電力に変換して主バッテリ5へ供給することにより、主バッテリ5の充電が行われる。
主バッテリ5に蓄積された電力はモータ6へ供給され、この電力によりモータ6が回転することで車両1の車輪が回転駆動され、車両1が走行する。また主バッテリ5は、制御回路9が通電/遮断を制御するスイッチSWを介してDC/DCコンバータ7に接続されており、スイッチSWが通電状態へ切り替えられた場合に、蓄積した電力をDC/DCコンバータ7へ供給する。DC/DCコンバータ7は、主バッテリ5から供給される直流の電力の電圧値を変換する回路である。主バッテリ5の出力電圧値は例えば数百ボルトであり、DC/DCコンバータ7は数百ボルトの電力を例えば12Vに変換して出力する。DC/DCコンバータ7が出力する12Vの直流の電力は補助バッテリ8へ供給され、これにより補助バッテリ8が充電される。
補助バッテリ8は、DC/DCコンバータ7を介して主バッテリ5から供給される電力を蓄積し、車両1に搭載されたモータ6以外の電装品、例えば制御回路9へ12Vの直流の電力を供給する。制御回路9は、車両1に搭載された各種の電装品の制御を行う回路であり、補助バッテリ8から供給される電力により動作する。本実施の形態において制御回路9は、車両1のイグニッションスイッチ又はアクセサリスイッチ等のオン/オフの状態に応じて、主バッテリ5及びDC/DCコンバータ7の間に設けられたスイッチSWの通電/遮断を切り替える制御を行う。例えば制御回路9は、車両1がワイヤレス充電を行う非走行状態(イグニッションスイッチがオフの状態)において、スイッチSWを遮断状態とする。これにより車両1がワイヤレス充電を行っている間、主バッテリ5から補助バッテリ8への電力供給は行われず、補助バッテリ8は充電されない。
本実施の形態1に係る電力供給装置3は、上述のような充電ケーブルを介した主バッテリ5の充電を行う電気自動車に対して追加することで、電気自動車にワイヤレス充電の機能を追加することを可能とする。このように、ワイヤレス充電の機能を電力供給装置3に集約する構成とすることにより、ワイヤレス充電の機能を備える電気自動車とワイヤレス充電の機能を備えない電気自動車とで製造工程の共通化及び構成部品の共通化等が期待できる。またワイヤレス充電の機能を備えない電気自動車に対するワイヤレス充電の機能の追加を容易化することが期待できる。
ワイヤレス充電は、例えば車両1の外部に設置された給電装置が備える送電コイル(図示は省略する)から、車両1の電力供給装置3が備える受電コイル2に対して、例えば電磁誘導方式又は磁気共鳴方式等により電力を無線送信する技術である。受電コイル2は例えば車両1の底部分に配置され、給電装置の送電コイルは例えば駐車場又は道路等の所定スペースに配置される。この所定スペースに車両1が駐車された場合に、車両1の受電コイル2と外部の給電装置の送電コイルとが近接し、送電コイルから受電コイル2への無線送電が行われる。
本実施の形態に係る電力供給装置3は、受電コイル2、制御回路31、整流平滑回路32、DC/ACコンバータ33、DC/DCコンバータ34、キャパシタ35、ダイオードD1及びダイオードD2等を備えて構成されている。制御回路31は、電力供給装置3内の各部の動作を制御することにより、ワイヤレス充電を実施する。図示の例では、制御回路31はDC/ACコンバータ33の動作を制御することで、車両1外の給電装置から受電コイル2が受電した電力を、車両1のAC/DCコンバータ4へ出力し、主バッテリ5の充電を行わせる。また制御回路31は、例えば車両1の外部に設置された給電装置との間で、ワイヤレス充電に関する情報の授受を無線通信により行ってもよい。
また制御回路31の電源の入力端は、ダイオードD1を介してDC/DCコンバータ34の出力端に接続されると共に、ダイオードD2を介して補助バッテリ8に接続されている。これにより制御回路31は、DC/DCコンバータ34からダイオードD1を介して供給される電力、又は、補助バッテリ8からダイオードD2を介して供給される電力により動作することができる。
整流平滑回路32は、交流電流を直流電流へ整流する整流回路及び整流された直流電流に含まれる脈流を平滑化する平滑回路を組み合わせたものであり、受電コイル2が受電した交流の電力を直流の電力に変換して出力する。整流平滑回路32の出力端には、DC/ACコンバータ33、DC/DCコンバータ34及びキャパシタ35がそれぞれ接続されている。
DC/ACコンバータ33は、直流の電力を交流の電力に変換して出力する回路である。DC/ACコンバータ33は、制御回路31から与えられる制御信号に基づいて、出力のオン/オフの切り替え、及び、出力する電力の電圧値等の制御がなされる。なお本実施の形態に係る電力供給装置3がDC/ACコンバータ33を備えているのは、車両1の主バッテリ5の充電をAC/DCコンバータ4が出力する直流の電力にて行う構成であることから、AC/DCコンバータ4への入力に適した交流の電力を電力供給装置3が出力するためである。よって、図1に示すブロック図において、AC/DCコンバータ4及びDC/ACコンバータ33を削除し、整流平滑回路32が出力する電力を主バッテリ5へ直接供給する構成とすることも可能である。
DC/DCコンバータ34は、整流平滑回路32が出力する電力の電圧値を、所定の電圧値に変換して出力する回路である。本実施の形態においてDC/DCコンバータ34は、補助バッテリ8の出力電圧値(例えば12V)よりも高い電圧値(例えば15V)の電力を出力する。DC/DCコンバータ34の出力端は、ダイオードD1を介して制御回路31の(電源)入力端に接続されており、制御回路31はDC/DCコンバータ34から供給される電力により動作することが可能である。
キャパシタ35は、整流平滑回路32が出力する電力(電荷)を一時的に蓄積する回路素子である。ワイヤレス充電が開始され、受電コイル2にて受電した交流の電力が整流平滑回路32にて直流の電力へ変換されて出力され、整流平滑回路32が出力する電力がキャパシタ35にて蓄積される。キャパシタ35に電力を蓄積しておくことで、例えばワイヤレス充電が一時的に中断された場合などであっても、キャパシタ35に蓄積された電力によりDC/ACコンバータ33及びDC/DCコンバータ34が動作を継続することができる。
ダイオードD1及びD2は、アノードからカソードへ電流を流し、カソードからアノードへ電流を流さない作用を持つ回路素子である。ダイオードD1のアノードはDC/DCコンバータ34の出力端に接続され、カソードは制御回路31の電源入力端に接続されており、DC/DCコンバータ34から制御回路31へダイオードD1を介して電力が供給されるが、制御回路31からDC/DCコンバータ34へ電流は流れない。またダイオードD2のアノードは補助バッテリ8に接続され、カソードは制御回路31の電源入力端に接続されており、補助バッテリ8から制御回路31へダイオードD2を介して電力が供給されるが、制御回路31から補助バッテリ8へ電流は流れない。なおダイオードD1及びD2は、2つのダイオードを内蔵したカソードコモンのセンタータップダイオードであってもよい。
本実施の形態に係る電力供給装置3が備えるダイオードD1及びD2は、制御回路31へ供給する電力を選択するための選択回路を構成している。この選択回路は、DC/DCコンバータ34が動作しているか否か、即ちワイヤレス充電が行われているか否かに応じて、DC/DCコンバータ34からの電力と補助バッテリ8からの電力とを選択して制御回路31へ供給する。
即ち、DC/DCコンバータ34が動作していない場合、補助バッテリ8が出力する例えば電圧値12Vの電力がダイオードD2を介して制御回路31へ供給される。DC/DCコンバータ34が動作している場合、DC/DCコンバータ34が出力する例えば電圧値15Vの電力がダイオードD1を介して制御回路31へ供給される。これによりダイオードD2は、アノードの電圧値が12Vであるのに対し、カソードの電圧値が15Vとなるため電流を流さない遮断状態となり、補助バッテリ8から制御回路31の電力供給が停止される。なお本実施の形態において、DC/DCコンバータ34の出力電圧値は、補助バッテリ8の出力電圧値より高くなるよう設定されている。
本実施の形態に係る車両1は、走行中に主バッテリ5からモータ6への電力供給がなされる。このときに制御回路9はスイッチSWを通電状態とし、主バッテリ5の電力はDC/DCコンバータ7を介して補助バッテリ8へ供給され、補助バッテリ8が充電される。車両1が主バッテリ5の充電のために給電装置が設けられた駐車場等に駐車され、例えばイグニッションスイッチがオフ状態へ切り替えられた場合、制御回路9はスイッチSWを遮断状態へ切り替え、これにより主バッテリ5から補助バッテリ8への電力供給が断たれる。
このときに電力供給装置3の制御回路31は、例えば車両1の外部に設置された給電装置との間で無線通信を行い、ワイヤレス充電の実施に必要な所定の手続きを行う。なおこのときに制御回路31は、補助バッテリ8からダイオードD2を介して供給される電力により動作する。ワイヤレス充電に必要な所定の手続きが完了した後、外部の給電装置の送電コイルから車両1の受電コイル2へ無線による電力送信が開始され、制御回路31はDC/ACコンバータ33の動作を開始する。受電コイル2にて受信した電力は、整流平滑回路32、DC/ACコンバータ33及びAC/DCコンバータ4を経て主バッテリ5へ供給され、主バッテリ5が充電される。
受電コイル2が受電することによって整流平滑回路32が出力する電力がDC/DCコンバータ34へ供給され、DC/DCコンバータ34が動作を開始する。DC/DCコンバータ34は、補助バッテリ8の出力電圧値(例えば12V)より高い電圧値(例えば15V)の電力を出力し、この電力がダイオードD1を介して制御回路31へ供給される。DC/DCコンバータ34から制御回路31へ電力が供給されることにより、ダイオードD2のカソードはDC/DCコンバータ34の出力電圧値(例えば15V)又はこれに近い電圧値となる。ダイオードD2のアノードの電圧値は補助バッテリ8の出力電圧値(例えば12V)であり、ダイオードD2のカソードの電圧値がアノードの電圧値より高いため、ダイオードD2は遮断状態となり、補助バッテリ8から制御回路31への電力供給が停止される。
以上の構成の実施の形態1に係る電力供給装置3は、電気自動車等の車両1に搭載された主バッテリ5と外部の給電装置との間で電力の授受を行う装置である。電力供給装置3は、主バッテリ5及び外部の給電装置へ繋がる第1電力経路(即ち、受電コイル2及び整流平滑回路32の間の電力経路(配線又はケーブル等)と、整流平滑回路32と、整流平滑回路32及びDC/ACコンバータ33の間の電力経路と、DC/ACコンバータ33及びAC/DCコンバータ4の間の電力経路とを含んで構成される電力経路)を備える。また電力供給装置3は、車両1に搭載された補助バッテリ8及び制御回路31へ繋がる第2電力経路(即ち、補助バッテリ8及びダイオードD2のアノードの間の電力経路と、ダイオードD2のカソード及び制御回路31の間の電力経路とを含んで構成される電力経路)を備える。更に電力供給装置3は、第1電力経路から電力の供給を受けて制御回路31へ電力を供給するDC/DCコンバータ34を備える。
これらの構成により実施の形態1に係る電力供給装置3は、ワイヤレス充電が行われていない場合には、車両1の補助バッテリ8から制御回路31へ電力を供給して、制御回路31を動作させることができる。また電力供給装置3は、ワイヤレス充電が行われている場合には、DC/DCコンバータ34から制御回路31へ電力を供給して、制御回路31を動作させることができるため、補助バッテリ8のバッテリ上がりを防止することが期待できる。
また実施の形態1に係る電力供給装置3は、DC/DCコンバータ34及び補助バッテリ8のうち出力電圧が高い一方から供給される電力を選択して制御回路31へ供給する電力供給選択回路を備える。電力供給選択回路は、2つのダイオードD1及びD2を有し、ダイオードD1のアノードはDC/DCコンバータ34の出力端に接続され、ダイオードD2のアノードは第2電力経路に接続され、ダイオードD1及びD2のカソードは互いに接続されると共に、制御回路31へ接続される。これにより、DC/DCコンバータ34の出力電圧値を補助バッテリ8の出力電圧値を高く設定することによって、DC/DCコンバータ34が動作している場合には、DC/DCコンバータ34から制御回路31へ電力を供給し、補助バッテリ8から制御回路31への電力供給を停止することが期待できる。
なお実施の形態1において電力供給装置3は、整流平滑回路32が出力する電力を基にDC/DCコンバータ34が出力する所定の電圧値の電力を、ダイオードD1を介して制御回路31へ供給する構成であるが、これに限るものではない。電力供給装置3は、例えばDC/DCコンバータ34に代えてAC/DCコンバータを備え、DC/ACコンバータ33が出力する交流の電力をこのAC/DCコンバータにて直流の電力に変換し、この電力を制御回路31へ供給する構成であってもよい。
<実施の形態2>
図2は、実施の形態2に係る電力供給装置3の構成を説明するためのブロック図である。実施の形態2に係る電力供給装置3は、図1に示した実施の形態1に係る電力供給装置3の構成に対して、電圧検出部37を追加した構成である。電圧検出部37は、例えば補助バッテリ8及びダイオードD2の間の電力供給経路の適宜の場所に接続される。電圧検出部37は、この電力供給経路における電圧値(補助バッテリ8の出力電圧値、ダイオードD2のアノードの電圧値)を検出し、検出した電圧値を制御回路31へ出力する。
実施の形態2に係る電力供給装置3の制御回路31は、電圧検出部37が検出した電圧値に応じて、DC/DCコンバータ34の動作を制御する。制御回路31は、電圧検出部37が検出した電圧値が所定電圧値を超えるか否かを判定し、検出した電圧値が所定電圧値を超える場合、即ち補助バッテリ8に十分な電力が蓄積されていると推測される場合、DC/DCコンバータ34の動作を停止する。これに対して制御回路31は、検出した電圧値が所定電圧値を超えない場合、即ち補助バッテリ8に蓄積された電力が減少していると推測される場合、DC/DCコンバータ34を動作させる。
以上の構成の実施の形態2に係る電力供給装置3は、電圧検出部37にて補助バッテリ8の出力電圧値を検出し、検出した電圧値が所定電圧値を超える場合には、DC/DCコンバータ34による電力供給を停止する。これにより電力供給装置3は、補助バッテリ8に十分な電力が蓄積されていると推測される場合に、DC/DCコンバータ34を動作させるための電力を主バッテリ5の充電に充てることができ、主バッテリ5の効率のよい充電を実現することが期待できる。
なお、実施の形態2に係る電力供給装置3は、電圧検出部37が検出した電圧値に応じてDC/DCコンバータ34の動作を停止させる構成であるが、これに限るものではない。例えば電力供給装置3は、電圧検出部37が検出した電圧値に応じて、DC/DCコンバータ34の出力電圧値を変化させる制御を行ってもよい。
また、実施の形態2に係る電力供給装置3のその他の構成は、実施の形態1に係る電力供給装置3と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
<実施の形態3>
図3は、実施の形態3に係る電力供給装置3の構成を説明するためのブロック図である。実施の形態3に係る電力供給装置3は、図1に示した実施の形態1に係る電力供給装置3の構成から、ダイオードD1及びD2を取り除き、DC/DCコンバータ34を充電回路36に置き換えた構成に相当する。詳しくは、実施の形態3に係る電力供給装置3では、制御回路31の電源入力端と補助バッテリ8の出力端とが、ダイオード等を介することなく、直接的に接続されている。制御回路31は、補助バッテリ8からの電力供給により動作する。
充電回路36は、整流平滑回路32が出力する電力に基づいて動作し、制御回路31が動作する所定電圧値の電力を出力する。また充電回路36は、出力に補助バッテリ8が接続され、補助バッテリ8の出力電圧値が所定電圧値より低い場合であっても、補助バッテリ8の充電に必要な所定電流値での定電流出力動作を行うことができる回路である。
充電回路36は、ワイヤレス充電が開始されて整流平滑回路32が直流の電力を出力することにより、定電流の出力を開始する。充電回路36が出力する所定の電流値の電流は、制御回路31及び補助バッテリ8へと供給され、これにより制御回路31が動作すると共に、補助バッテリ8が充電される。
以上の構成の実施の形態3に係る電力供給装置3は、ワイヤレス充電が行われている場合に、充電回路36が制御回路31及び補助バッテリ8へ定電流を供給することで、制御回路31を動作させると共に、補助バッテリ8を充電することができる。よって実施の形態3に係る電力供給装置3は、補助バッテリ8のバッテリ上がりを防止することが期待できる。
なお、実施の形態3に係る電力供給装置3のその他の構成は、実施の形態1,2に係る電力供給装置3と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
<実施の形態4>
図4は、実施の形態4に係る電力供給装置3の構成を説明するためのブロック図である。上述の実施の形態1~3に係る電力供給装置3は、車両1の外部に設けられた給電装置から、車両1の内部の主バッテリ5へ電力を供給する構成であった。これに対して実施の形態4に係る電力供給装置3は、車両1の内部の主バッテリ5に蓄積された電力を、車両1の外部の種々の装置へ供給する構成である。
実施の形態4においては、車両1の外部の装置として、電力供給装置3の機能を有する溶接機51を例に説明を行うが、外部の装置は溶接機51に限らず、どのような装置であってもよい。実施の形態4に係る車両1は、例えば車体の適宜の場所に配されたプラグに給電ケーブルを接続することで、主バッテリ5に蓄積された電力を外部の装置へ供給する機能を備えている。なお外部給電を行うための給電ケーブルを接続するプラグは、主バッテリ5を有線充電する際に充電ケーブルを接続するプラグと共通のものであってもよく、別のものであってもよい。
実施の形態4に係る溶接機51は、車両1の外部に設けられて、車両1から供給される電力により動作する。実施の形態4に係る溶接機51は、実施の形態1に係る電力供給装置3と同様の制御回路31、DC/DCコンバータ34、ダイオードD1及びD2を備えると共に、整流平滑回路52、インバータ53及び整流回路54等を備えて構成されている。
溶接機51が車両1に接続された場合、車両1の主バッテリ5が出力する電力は、溶接機51の整流平滑回路52、インバータ53及び整流回路54を経て、溶接機51内の各部(図示は省略する)へ供給される。整流平滑回路52は、電流を整流する整流回路及び平滑化する平滑回路を組み合わせたものであり、車両1の主バッテリ5からの電力を直流の電力として出力する。整流平滑回路52の出力端には、インバータ53及びDC/DCコンバータ34がそれぞれ接続されている。
インバータ53は、直流から交流への変換を行う回路である。インバータ53は、整流平滑回路52が出力した直流の電力を、制御回路31の制御に従って所定の電圧値及び所定の周波数の交流の電力に変換して出力する。インバータ53の出力端には整流回路54が接続されており、整流回路54はインバータ53が出力する交流の電力を直流の電力に変換して溶接機51内の各部へ供給する。溶接機51の各部は、整流回路54が出力する直流の電力により動作する。
DC/DCコンバータ34は、整流平滑回路52が出力する電力の電圧値を、所定の電圧値、例えば補助バッテリ8の出力電圧値(12V)よりも高い電圧値(15V)に変換して出力する回路である。ダイオードD1及びD2は、制御回路31へ供給する電力を選択するための選択回路を構成しており、DC/DCコンバータ34が動作しているか否かに応じて、DC/DCコンバータ34からの電力と補助バッテリ8からの電力とを選択して制御回路31へ供給する。
例えば、車両1及び溶接機51のユーザは、停車状態の車両1に給電ケーブルを介して溶接機51を接続する。溶接機51は、給電ケーブルが車両1に接続されることによって、整流平滑回路52が車両1の主バッテリ5と電気的に接続され、ダイオードD2のアノードが車両1の補助バッテリ8と電気的に接続される。これにより補助バッテリ8に蓄積された電力がダイオードD2を通して制御回路31へと供給され、制御回路31がこの電力供給により動作する。制御回路31は、例えば車両1との間で給電に関する種々の情報交換を行った後、インバータ53を動作させて溶接機51内に設けられた各部への給電を開始する。またこのときに車両1は、例えば電力供給装置3との間で給電に関する種々の情報交換を行った後、溶接機51への給電を開始する。
車両1の主バッテリ5からの電力が溶接機51へ供給され、この電力は電力供給装置3の整流平滑回路52、インバータ53及び整流回路54を経て溶接機51内の各部へ供給される。また整流平滑回路52が出力する直流の電力はDC/DCコンバータ34へ供給され、DC/DCコンバータ34はこの供給された電力を所定の電圧値(補助バッテリ8の出力電圧値より高い電圧値)に変換して出力する。DC/DCコンバータ34が出力した電力は、ダイオードD1を介して制御回路31へ供給される。またこれによりダイオードD2のカソードの電圧値はアノードの電圧値より高くなるため、ダイオードD2は遮断状態となり、補助バッテリ8から制御回路31への電力供給は遮断される。
以上の構成の実施の形態4に係る電力供給装置は、電気自動車等の車両1に搭載された主バッテリ5と溶接機51等の外部の装置との間で電力の授受を行う装置である。電力供給装置の機能を有する溶接機51は、主バッテリ5及び外部の装置(溶接機51の各部)へ繋がる第1電力経路(即ち、整流平滑回路52、インバータ53、整流回路54及びこれらの間の電力経路(配線又はケーブル等))を備える。また溶接機51は、車両1に搭載された補助バッテリ8及び制御回路31へ繋がる第2電力経路(即ち、補助バッテリ8及びダイオードD2のアノードの間の電力経路と、ダイオードD2のカソード及び制御回路31の間の電力経路とを含んで構成される電力経路)を備える。更に溶接機51は、第1電力経路から電力の供給を受けて制御回路31へ電力を供給するDC/DCコンバータ34を備える。
これらの構成により実施の形態4に係る溶接機51は、車両1の主バッテリ5から電力供給が開始されるまでの間には、車両1の補助バッテリ8から制御回路31へ電力を供給して、制御回路31を動作させることができる。また溶接機51は、車両1の主バッテリ5から電力供給が開始されたあとには、DC/DCコンバータ34から制御回路31へ電力を供給して、制御回路31を動作させることができるため、補助バッテリ8のバッテリ上がりを防止することが期待できる。
なお実施の形態4に係る溶接機51は、例えば実施の形態3に係る電力供給装置3と同様に、充電回路36を備えて補助バッテリ8を充電する構成であってもよい。また実施の形態4に係る溶接機51は、例えば実施の形態2に係る電力供給装置3と同様に、電圧検出部37を備えて補助バッテリ8の出力電圧値の検出を行い、検出結果に応じてDC/DCコンバータ34の動作を制御してもよい。
なお、実施の形態4に係る溶接機(電力供給装置)51のその他の構成は、実施の形態1~3に係る電力供給装置3と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
2 受電コイル
3 電力供給装置
4 AC/DCコンバータ
5 主バッテリ
6 モータ
7 DC/DCコンバータ
8 補助バッテリ
9 制御回路
31 制御回路(制御電源回路)
32 整流平滑回路
33 DC/ACコンバータ
34 DC/DCコンバータ(電力供給回路)
35 キャパシタ
36 充電回路(電力供給回路)
37 電圧検出部
51 溶接機
52 整流平滑回路
53 インバータ
54 整流回路
D1,D2 ダイオード(電力供給選択回路)
SW スイッチ

Claims (5)

  1. 電動自動車に搭載された主バッテリと外部装置との間で電力の授受を行う電力供給装置であって、
    前記主バッテリ及び前記外部装置へ繋がる第1電力経路と、
    前記電動自動車に搭載された補助バッテリ及び制御電源回路へ繋がる第2電力経路と、
    前記第1電力経路から電力供給を受けて前記制御電源回路へ電力を供給する電力供給回路と
    を備える、電力供給装置。
  2. 前記電力供給回路及び前記補助バッテリのうち出力電圧が高い一方から供給される電力を選択して前記制御電源回路へ供給する電力供給選択回路を備え、
    前記電力供給回路の出力電圧は、前記補助バッテリの出力電圧より高い、
    請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記電力供給選択回路は、第1ダイオード及び第2ダイオードを有し、
    前記第1ダイオードのアノードは、前記電力供給回路の出力に接続され、
    前記第2ダイオードのアノードは、前記第2電力経路に接続され、
    前記第1ダイオードのカソード及び前記第2ダイオードのカソードは、互いに接続されると共に、前記制御電源回路へ接続される、
    請求項2に記載の電力供給装置。
  4. 前記電力供給回路は定電流を出力する回路であり、前記第2電力経路を介して、前記補助バッテリを充電する、
    請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の電力供給装置。
  5. 前記補助バッテリの出力電圧を検出する電圧検出部を備え、
    前記電力供給回路は、前記電圧検出部が検出した出力電圧が所定電圧を超えた場合、電力の供給を停止する、
    請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の電力供給装置。
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