JP2023119682A - ワイヤハーネス - Google Patents

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宏介 友定
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Abstract

【課題】各部材を適正に組み付けることができるワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、電線1と、外装部材3と、外装部材3の端部3aと電線1における外装部材3の端部3aから導出される部分とを一体的に保持するプロテクタ4と、を備え、プロテクタ4は、軸線方向Yに沿って電線1および外装部材3が配索される配索空間部14を有するプロテクタ本体10と、該プロテクタ本体10に取り付けられ配索空間部14を閉鎖する蓋部30と、蓋部30からプロテクタ本体10に向けて突出し、外装部材3を係止する複数の第一突起34および第二突起35と、を含み、複数の第一突起34および第二突起35は、軸線方向Yと交差する高さ方向Zに対する先端の高さ位置が形成位置に応じて異なっている。【選択図】図5

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
例えば、自動車のサンルーフやスライドドア等の電気部品には、ワイヤハーネスを通じて給電がされている。特許文献1には、本体部と蓋部とからなるプロテクタと、電線と、外装部材とを備え、電線を外装部材に挿通し、この外装部材の端部を本体部に固定して該端部から導出される電線が本体部の内方に配索される配索構造が記載されている。この種の配索構造では、外装部材の端部を本体部の内面に設けた係止溝に係止するとともに、蓋部を本体部に篏合させて外装部材の端部をプロテクタに固定している。
特開2020-124073号公報
ところで、電線が挿通される外装部材は、例えば、電線よりも大径の筒形状に形成されているため、外装部材の周方向にしわや弛みといった余剰部分が発生する場合があるが、この場合でも各部材が適正に組み付けられることが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各部材を適正に組み付けることができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、可撓性を有する電線と、前記電線が挿通される可撓性を有する外装部材と、前記外装部材の端部と前記電線における前記外装部材の端部から導出される部分とを一体的に保持する保持部材と、を備え、前記保持部材は、軸線方向に沿って前記電線および前記外装部材が配索される配索空間部を有する本体と、該本体に取り付けられ前記配索空間部を閉鎖する蓋部と、前記本体および前記蓋部の一方から他方に向けて突出し、前記外装部材を係止する複数の突起と、を含み、複数の前記突起は、前記軸線方向と交差する高さ方向に対する先端の高さ位置が形成位置に応じて異なる。
本発明に係るワイヤハーネスによれば、各部材を適正な位置関係で組み付けることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスが配置される自動車のサンルーフを模式的に示す斜視図である。 図2は、ワイヤハーネスの分解斜視図である。 図3は、ワイヤハーネスのプロテクタ本体の平面図である。 図4は、図3に示すプロテクタ本体の断面斜視図である。 図5は、ワイヤハーネスの組立断面図である。 図6は、プロテクタ本体に組み付けられた各部材の位置関係を示す模式図である。 図7は、プロテクタの軸線方向の断面図である。 図8は、複数の突起と各部材の位置関係を示す模式図である。 図9は、変形例にかかる外装部材と複数の突起との位置関係を示す模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係るワイヤハーネスが配置される自動車のサンルーフを模式的に示す斜視図である。図2は、実施形態に係るワイヤハーネスの分解斜視図である。図3は、ワイヤハーネスのプロテクタ本体の平面図である。図4は、図3に示すプロテクタ本体の断面斜視図である。図5は、ワイヤハーネスの組立断面図である。
本実施形態のワイヤハーネスWHは、図1に示すように、例えば車両の車体側とサンルーフ(ガラス窓)100と電気的にを接続するものであり、電源供給や信号通信に用いられる。サンルーフ100は、車体の天井部に搭載され、車体に対して電動式でスライドする移動体である。サンルーフ100は、車両のバッテリから供給される電力によって作動するスイッチやモータ等の電気機器100aを有する。図1および図2に示すように、ワイヤハーネスWHは、電線1と、板ばね部材2と、外装部材3と、プロテクタ(保持部材)4と、コネクタ5とを有する。本実施形態では、ワイヤハーネスWHのプロテクタ4は、例えば、このプロテクタ4の両側面に形成された係合溝4cに不図示のブラケットの爪が係合されることによりサンルーフ100に取り付けられる。また、プロテクタ4から導出された電線1の端部に設けられたコネクタ5は、相手方のコネクタに連結されて電気機器100aに接続される。
なお、以下の説明では、便宜的に互いに交差する第一方向、第二方向、及び、第三方向のうち、第一方向を「幅方向X」といい、第二方向を「軸線方向Y」といい、第三方向を「高さ方向Z」という。幅方向Xと軸線方向Yと高さ方向Zとは、典型的には、相互に直交(交差)する。ここでは、軸線方向Yは、上述したサンルーフ100のスライド移動方向に相当し、サンルーフ100に取り付けられたプロテクタ4の軸線方向に相当する。幅方向X、高さ方向Zは、サンルーフ100に取り付けられたプロテクタ4の幅方向、高さ方向に相当する。なお、高さ方向Zについては、プロテクタ4の天地を逆さまにした状態も含む。
電線1は可撓性を有する導電部材である。電線1は、複数の導電性を有する金属素線からなる導体部(芯線)の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。本実施形態では、図2に示すように、ワイヤハーネスWHは2本の電線1を備えた構成となっている。
板ばね部材2は、帯状に形成された弾性を有する部材であり、電線1に沿って延在し、電線1の経路を規制する。
外装部材3は可撓性を有する。本実施形態では、外装部材3は、絶縁性繊維を筒状(チューブ状)に編んで形成され、断面形状は例えば長円形状である。図2に示すように、電線1および板ばね部材2は、外装部材3に挿通されている。電線1および板ばね部材2は、高さ方向Zに重ね合わされた状態で一緒に外装部材3に挿通されている。電線1および板ばね部材2の端部は、外装部材3の端部3aから導出している。
板ばね部材2の端部21は、軸線方向Yと交差する幅方向Xに突出した凸形状を有する。具体的には、板ばね部材2は、幅方向両端を部分的に幅方向に切欠いた切欠部22を有し、この切欠部22によって、板ばね部材2の端部21が幅方向Xに相対的に突出した凸形状となっている。なお、板ばね部材2の端部21は、幅方向Xに相対的に突出した凸形状であればよく、幅方向両端を幅方向に突出させて凸形状としてもよい。
プロテクタ4は、図1に示すように、絶縁性の合成樹脂によって中空の略角筒形状に形成される。プロテクタ4は、軸線方向の一端に設けられた導入口4aから電線1、板ばね部材2および外装部材3を導入して、軸線方向の他端に設けられた導出口4bから電線1を導出している。本実施形態では、プロテクタ4は、図2に示すように、電線1、板ばね部材2および外装部材3を配索するとともに、その内部で外装部材3の端部3aと、電線1および板ばね部材2における外装部材3の端部3aから導出される部分とを一体的に保持している。
プロテクタ4は、プロテクタ本体(本体)10と、蓋部30とを備えて構成される。プロテクタ本体10は、第一側面部11、第二側面部12および第三側面部13を有する。図2の例では、プロテクタ本体10は、第二側面部12と第三側面部13とが相互に対向し、上面となる第一側面部11に対向する面(下面)が開放されてコ字形状に形成されている。プロテクタ本体10は、第一側面部11、第二側面部12および第三側面部13によって形成された配索空間部14を有し、この配索空間部14は、電線1、板ばね部材2および外装部材3を軸線方向Yに沿って配索する。この場合、電線1および板ばね部材2は、該板ばね部材2がプロテクタ本体10側となるように電線1と重ね合わされた状態で外装部材3に挿通されている。従って、外装部材3の中で、電線1は蓋部30側に位置している。
蓋部30は板状に形成され、図2の例では、プロテクタ本体10の第一側面部11に対向する面(下面)に取り付けられて上記した配索空間部14を閉鎖する。本実施形態では、蓋部30は、プロテクタ本体10の第二側面部12および第三側面部13に篏合されることにより、プロテクタ本体10に取り付けられる。蓋部30は、ベース部31と、第一嵌入台部32と、第二嵌入台部33と、複数の第一突起34および第二突起35と、一対の嵌入片36とを備える。ベース部31は、プロテクタ本体10と蓋部30とを篏合した際に、配索空間部14を閉鎖してプロテクタ4の側面を構成する。
第一嵌入台部32および第二嵌入台部33は、それぞれベース部31の上面(プロテクタ本体10の配索空間部14に対向する面)31a上に軸線方向Yに沿って並設されている。第一嵌入台部32は、プロテクタ4の軸線方向Yにおける導入口4a(図1)側に形成され、第二嵌入台部33は導出口4b側に形成されている。これら第一嵌入台部32および第二嵌入台部33は、第二側面部12および第三側面部13の内側面と同一形状となる外側面を有し、第二側面部12および第三側面部13との間に嵌入される。本実施形態では、ベース部31の上面31aを基準とした場合に、第一嵌入台部32の上面(プロテクタ本体10の配索空間部14に対向する面)32aは、第二嵌入台部33の上面(プロテクタ本体10の配索空間部14に対向する面)33aよりも高さ方向Zの高さ位置が高く形成されている。
複数の第一突起34および第二突起35は、第一嵌入台部32の上面(プロテクタ本体10の配索空間部14に対向する面)からプロテクタ本体10に向けて突出するように立設されている。これら第一突起34および第二突起35は、図5に示すように、配索空間部14を配索される外装部材3と係止して、この外装部材3をプロテクタ4内に固定する。具体的には、外装部材3は、樹脂繊維を編んで形成されているため、外装部材3の編目の隙間に第一突起34および第二突起35の先端が刺さる(貫通する)ことによって、外装部材3を係止している。なお、本実施形態では、外装部材3は樹脂繊維を編んで形成したものとしているが、第一突起34および第二突起35の先端に係止されるものであれば、例えば、柔軟性を有する材料(合成ゴムなど)で形成されてもよいし、また、コルゲートチューブの溝に第一突起34および第二突起35の先端に係止させてもよい。
本実施形態では、第一突起34はプロテクタ4の軸線方向Yにおける導入口4a側に形成され、第二突起35は、第一突起34よりも軸線方向Yの中央側に形成されている。また、第一突起34は、プロテクタ4の幅方向Xの外側に形成され、第二突起35は、第一突起34よりも幅方向Xの中央側(内側)に形成されている。また、複数の第一突起34および第二突起35は、プロテクタ4の高さ方向Zに対する先端の高さ位置が、各突起の形成位置に応じて異なっている。
一対の嵌入片36は、第一嵌入台部32を挟んで幅方向Xに並び、ベース部31の上面31aに立設されている。また、一対の嵌入片36は、軸線方向Yにおける第一嵌入台部32の第二嵌入台部33側に形成されている。これら嵌入片36は、プロテクタ本体10の第二側面部12および第三側面部13の各内面に形成された凹部15に篏入される。
一方、プロテクタ本体10は、図3および図4に示すように、配索空間部14に露出した内面に形成された凹部15と突出部16を備える。突出部16は、プロテクタ4の軸線方向Yにおける導出口4b(図1)側に形成され、蓋部30に向けて突出している。この突出部16は、図5に示すように、蓋部30の第二嵌入台部33の上面33aと対向して形成され、第二嵌入台部33の上面33aとの間に、外装部材3の端部3aから導出されて配索空間部14を配索される電線1の一部を挟持する。
本実施形態では、電線1は、板ばね部材2よりも蓋部30側に配置され、さらに、突出部16は、プロテクタ本体10から蓋部30に向けて突出している。このため、電線1を突出部16と第二嵌入台部33の上面33aとの間に挟持する場合に、該電線1を板ばね部材2から離間させ易くすることができる。従って、例えば、板ばね部材2の端部との電線1の接触を防止することができ、この電線1を傷付けにくくすることができる。また、突出部16は、図4および図5に示すように、軸線方向断面において電線1と対向する面が湾曲している。このため、突出部16と第二嵌入台部33の上面33aとの間に電線1を挟持した場合に、挟持に伴う電線1の傷付きを抑えることができる。
凹部15は、図5に示すように、軸線方向Yにおける突出部16と蓋部30に設けられた第一突起34および第二突起35との間に形成される。この凹部15は、第二側面部12および第三側面部13の各内面にそれぞれ形成され、板ばね部材2の凸形状の端部21と係合して該板ばね部材2の端部21の軸線方向Yの位置決めをする。ワイヤハーネスWHを組み付ける場合、外装部材3に挿通された電線1および板ばね部材2を配索空間部14に配置し、板ばね部材2の凸形状の端部21をプロテクタ本体10の凹部15に係合する。これにより、軸線方向Yにおける板ばね部材2の端部21の位置決めを容易にすることができ、電線1、板ばね部材2および外装部材3をプロテクタ本体10に組み付けることができる。さらに、この凹部15には、蓋部30に設けられた一対の嵌入片36がそれぞれ嵌入される。これにより、プロテクタ本体10に蓋部30を組み付けることで、板ばね部材2の端部21が凹部15から離脱することが防止され、板ばね部材2をプロテクタ4に固定することができる。
ところで、電線1および板ばね部材2が挿通される外装部材3は、例えば、電線1や板ばね部材2よりも大径の筒形状に形成されているため、外装部材3の周方向に、しわや弛みといった余剰部分が発生し、この余剰部分が介在することに起因して、プロテクタ4内における各部材(電線1、板ばね部材2および外装部材3)の組み付け位置にバラつきが発生するおそれがある。また、本実施形態にかかるワイヤハーネスWHは、例えば車両の車体側とサンルーフ100とを接続するものであり、サンルーフ100のスライド移動に追従してワイヤハーネスWHの位置や形状が変動する。このため、ワイヤハーネスWHにおいては、安定な稼働を図るために、各部材を適正な位置関係でプロテクタ4内に組み付けることが望まれている。
次に、プロテクタ4内に各部材(電線1、板ばね部材2および外装部材3)を適正な位置関係で組み付けるための構造について説明する。図6は、プロテクタ本体に組み付けられた各部材の位置関係を示す模式図である。図7は、プロテクタの軸線方向の断面図である。図8は、複数の突起と各部材の位置関係を示す模式図である。図6では、蓋部の図示を省略しており、図8では、電線およびプロテクタ本体の図示を省略しているほか、図2と比べて天地を逆さまにした状態を示している。
プロテクタ本体10は、図3、図4および図6に示すように、配索空間部14に露出した内面に形成された規定部17と収容凹部18とを備えた構成となっている。規定部17と収容凹部18とは、高さ方向Zに対して、第一突起34および第二突起35とは反対側に設けられている。規定部17は、図6に示すように、第一側面部11の内面側の幅方向X両側に形成され、配索空間部14に配索された板ばね部材2の幅方向Xの両端部を、外装部材3を介して支持する。また、規定部17は、高さ方向Zに対して、プロテクタ本体10(プロテクタ4)内における板ばね部材2の高さ位置を規定する。
本実施形態では、図1に示すように、板ばね部材2は、電線1および外装部材3とともにプロテクタ4の外部で略U字状に湾曲している。すなわち、板ばね部材2は、プロテクタ4の外部で軸線方向Yに折り返され、該プロテクタ4の高さ方向Zの下方を通過している。このため、板ばね部材2の端部には、湾曲によって生じた付勢力が作用しており、図6に示すように、この付勢力Fによって、プロテクタ本体10(プロテクタ4)内の板ばね部材2は規定部17に常時押し付けられる。これにより、プロテクタ4内における板ばね部材2の高さ位置を規定部17の位置(基準位置)に位置だしすることができる。
収容凹部18は、図6に示すように、一対の規定部17の間に位置し、規定部17よりも高さ方向Zにおいて、板ばね部材2から離間して形成される凹部である。上記したように、この収容凹部18は、例えば、外装部材3の周方向に発生した、しわや弛みといった余剰部分3bを収容する。収容凹部を設けない構成では、外装部材3の余剰部分3bが板ばね部材2と規定部17との間に介在し、板ばね部材2を基準位置に位置だしすることができず、各部材の組み付け位置にバラつきが発生する。さらには、外装部材3の余剰部分3bによって、蓋部30が適正に取り付けられることが阻害されるおそれもある。
本実施形態では、一対の規定部17の間に位置し、規定部17よりも高さ方向Zにおいて、板ばね部材2から離間して形成される収容凹部18を設けたことにより、例えば、外装部材3の周方向にしわや弛みといった余剰部分3bが発生した場合、この余剰部分3bが収容凹部18に収容される。このため、余剰部分3bにかかわらず、板ばね部材2の高さ位置を基準位置に位置だしし、蓋部30を適正に取り付けることができ、各部材を適正な位置関係で組み付けることができる。
上記したように、蓋部30には複数の第一突起34および第二突起35が設けられている。これら第一突起34および第二突起35は、図7に示すように、高さ方向に対する先端34a、35aの高さ位置が形成位置に応じて異なっている。例えば、上記した一対の規定部17,17によって形成された仮想面17Aとした場合、この仮想面17Aから第一突起34の先端34Aまでの隙間H1よりも、仮想面17Aから第二突起35の先端35Aまでの隙間H2の方が大きくなっている。
規定部17は、上記のように、外装部材3を介して板ばね部材2を支持すると共に、高さ方向Zに対する板ばね部材2の高さ位置を規定する。このため、規定部17に支持された板ばね部材2を基準とした場合には、第二突起35の先端35aは、第一突起34の先端34aよりも高さ位置が高く(隙間が大きく)なっている。
通常、外装部材3の周方向に発生する余剰部分3bは、外装部材3における幅方向の内側(中央側)に生じやすい。本実施形態では、図8に示すように、幅方向Xの内側に形成された第二突起35の先端35aが、幅方向Xの外側に形成された第一突起34の先端34aよりも高さ位置が高いため、板ばね部材2と第二突起35の先端35aとの間で余剰部分3bを吸収することができる。従って、蓋部30を適正に取り付けることができ、各部材を適正な位置関係で組み付けることができる。
次に、変形例について説明する。図9は、変形例にかかる外装部材と複数の突起との位置関係を示す模式図である。この図9においても、電線およびプロテクタ本体の図示を省略しているほか、図2と比べて天地を逆さまにした状態を示している。
この変形例では、外装部材3の端部3a(保持部材の内側に収容される一部)に粘着テープ40が巻き回されており、この粘着テープ40により、外装部材3の端部3aと該端部3aから導出される板ばね部材2(および電線)とが固定されている。この場合においても、図9に示すように、軸線方向Yにおける粘着テープ40が配置された領域に対応する第二突起35の先端35aは、該粘着テープ40が配置されていない領域に対応する第一突起34の先端34aよりも、板ばね部材2に対する高さ位置が高く(隙間が大きく)なっている。このため、外装部材3の端部3aに粘着テープ40が巻き回された場合であっても、板ばね部材2と第二突起35の先端35aとの間で粘着テープ40分の厚みを吸収することができる。従って、蓋部30を適正に取り付けることができ、各部材を適正な位置関係で組み付けることができる。
以上、本実施形態に係るワイヤハーネスWHは、可撓性を有する電線1と、電線1が挿通される可撓性を有する外装部材3と、外装部材3の端部3aと電線1における外装部材3の端部3aから導出される部分とを一体的に保持するプロテクタ4と、を備え、プロテクタ4は、軸線方向Yに沿って電線1および外装部材3が配索される配索空間部14を有するプロテクタ本体10と、該プロテクタ本体10に取り付けられ配索空間部14を閉鎖する蓋部30と、蓋部30からプロテクタ本体10に向けて突出し、外装部材3を係止する複数の第一突起34および第二突起35と、を含み、複数の第一突起34および第二突起35は、軸線方向Yと交差する高さ方向Zに対する先端34a、35aの高さ位置が形成位置に応じて異なっている。
この構成によれば、例えば、外装部材3の周方向にしわや弛みといった余剰部分3bが発生した場合であっても、高さの異なる第一突起34および第二突起35が余剰部分3bを吸収することができる。このため、プロテクタ本体10に蓋部30を適正に取り付けることができ、プロテクタ4内に各部材を適正な位置関係で組み付けることができる。
また、本実施形態に係るワイヤハーネスWHにおいて、電線1に沿って延在し、該電線1の経路を規制すると共に弾性を有し、電線1と共に外装部材3に挿通される板ばね部材2を備え、プロテクタ本体10は、配索空間部14に配索された板ばね部材2の幅方向両端を、外装部材3を介して支持し、軸線方向Yと交差する高さ方向Zに対して、プロテクタ4内における板ばね部材2の高さ位置を規定する一対の規定部17を有し、複数の第一突起34および第二突起35は、一対の規定部17にて支持される板ばね部材2に対する先端34a、35aの高さ位置が形成位置に応じて異なっている。この構成によれば、規定部17は高さ方向Zに対する板ばね部材2の高さ位置を規定するため、この規定部17に支持された板ばね部材2を基準として、第一突起34および第二突起35の先端34a、35aの高さ位置を異ならせることにより、外装部材3の周方向に発生した余剰部分3bを効果的に吸収することができる。
また、本実施形態に係るワイヤハーネスWHにおいて、プロテクタ4の幅方向内側の第二突起35の先端35aは、該幅方向外側の第一突起34の先端34aよりも、規定部17に外装部材3を介して支持される板ばね部材2に対する高さ位置が高くなっている。この構成によれば、外装部材3における幅方向の内側に生じやすい余剰部分3bを効果的に吸収することができる。
本実施形態に係るワイヤハーネスWHにおいて、外装部材3の端部3aに粘着テープ40が巻き回された場合、外装部材3の軸線方向Yにおける粘着テープ40が配置された領域に対応する第二突起35は、該粘着テープ40が配置されていない領域に対応する第一突起34よりも、板ばね部材2に対する先端の高さ位置が高くなっている。この構成によれば、外装部材3の端部3aに粘着テープ40が巻き回された場合であっても、板ばね部材2と第二突起35の先端35aとの間で粘着テープ40分の厚みを吸収することができる。
本実施形態に係るワイヤハーネスWHにおいて、外装部材3は、絶縁性繊維を筒状に編んで形成される。この構成によれば、外装部材3の編目の隙間に第一突起34および第二突起35の先端が刺さる(貫通する)ことによって、外装部材3を係止することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るワイヤハーネスWHは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、電線1の一部を挟持する突出部16をプロテクタ本体10に設けたが、これに限るものではなく、蓋部30からプロテクタ本体10に向かって突出してもよい。また、外装部材3を係止する複数の第一突起34および第二突起35を蓋部30に設けたが、これら第一突起34および第二突起35を、プロテクタ本体10から蓋部30に向かってもうけてもよい。
また、本実施形態では、外装部材3は、絶縁性繊維を筒状に編んで形成された構成として説明したが、第一突起34および第二突起35と係止可能であれば、これに限るものでなはく、例えば、柔軟性を有するゴム系の材料を用いてもよい。また、コルゲートチューブのように、突起の先端と係合する溝部を複数備えた構成であってもよい。
また、本実施形態では、高さ方向Zに対する第一突起34および第二突起35の先端の高さ位置の基準を板ばね部材2としたが、これに限るものではなく、例えば、蓋部30の第一嵌入台部32の上面32aを基準としてもよい。この場合には、第一突起34の方が第二突起35よりも先端の高さ位置が高くなる。
また、本実施形態では、複数の第一突起34および第二突起35の高さ位置が形成位置に応じて異なるパターンの一例を説明したが、これに限るものではなく、各突起の高さ位置が異なっていれば、様々なパターンを採用することができる。
また、本実施形態では、ワイヤハーネスWHが設けられる移動体として、サンルーフ100を説明したが、例えば、スライドドアに設けることも可能であることは勿論である。
1 電線
2 板ばね部材
3 外装部材
3a 端部
4 プロテクタ(保持部材)
4a 導入口
4b 導出口
5 コネクタ
10 プロテクタ本体(本体)
14 配索空間部
15 凹部
16 突出部
17 規定部
18 収容凹部
21 端部
22 切欠部
30 蓋部
33 第二嵌入台部
33a 上面
34 第一突起(突起)
35 第二突起(突起)
36 嵌入片
40 粘着テープ
100 サンルーフ
WH ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 可撓性を有する電線と、
    前記電線が挿通される可撓性を有する外装部材と、
    前記外装部材の端部と前記電線における前記外装部材の端部から導出される部分とを一体的に保持する保持部材と、を備え、
    前記保持部材は、軸線方向に沿って前記電線および前記外装部材が配索される配索空間部を有する本体と、
    該本体に取り付けられ前記配索空間部を閉鎖する蓋部と、
    前記本体および前記蓋部の一方から他方に向けて突出し、前記外装部材を係止する複数の突起と、を含み、
    複数の前記突起は、前記軸線方向と交差する高さ方向に対する先端の高さ位置が形成位置に応じて異なるワイヤハーネス。
  2. 前記電線に沿って延在し、該電線の経路を規制すると共に弾性を有し、前記電線と共に前記外装部材に挿通される板ばね部材を備え、
    前記本体は、前記配索空間部に配索された前記板ばね部材の幅方向両端を、前記外装部材を介して支持し、前記軸線方向と交差する高さ方向に対して、前記保持部材内における前記板ばね部材の高さ位置を規定する一対の規定部を有し、
    前記複数の突起は、一対の前記規定部にて支持される前記板ばね部材に対する前記先端の高さ位置が形成位置に応じて異なる請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記保持部材の幅方向内側の前記突起は、該幅方向外側の前記突起よりも、前記規定部に前記外装部材を介して支持される前記板ばね部材に対する前記先端の高さ位置が高い請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記外装部材は、前記保持部材の内側に収容される一部に粘着テープを巻き回した構成とし、
    前記保持部材の軸線方向で前記粘着テープが配置された領域に対応する前記突起は、該粘着テープが配置されていない領域に対応する前記突起よりも、前記規定部に前記外装部材を介して支持される前記板ばね部材に対する前記先端の高さ位置が高い請求項2または3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記外装部材は、絶縁性繊維を筒状に編んで形成される請求項1から4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
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