JP2023119146A - 空調システム - Google Patents

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Kazuaki Ando
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大介 信龍
Daisuke Noburyu
敬也 永原
Takaya Nagahara
友樹 村上
Yuki Murakami
雅裕 金子
Masahiro Kaneko
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Abstract

【課題】リモートコントローラ等の報知機に対する冷媒漏洩の報知指示を迅速に行い得る空調システムを提供する。【解決手段】空調システムは、第1機器21A又は21B2に通信可能に接続され、冷媒が流れる第2機器21B1と、第2機器21B1で漏洩した冷媒を検出する冷媒センサと、冷媒の漏洩を報知する第1報知機42A又は42Bとを備え、第1機器21A又は21B2及び第2機器21B1が、第1報知機42A又は42Bと第1機器21A又は21B2とを含む第1グループA又はBを特定する第1識別情報を共有しており、第2機器21B1が、冷媒センサによる冷媒漏洩の検出に基づき、漏洩検出情報と第1識別情報とを第1機器21A又は21B2に送信し、第1機器21A又は21B2が、漏洩検出情報と、自身が所属するグループの識別情報と一致する第1識別情報との受信に基づいて、第1報知機42A又は42Bに冷媒漏洩の報知を指示する。【選択図】図4

Description

本開示は、空調システムに関する。
下記特許文献1には、室外機と複数の室内機とが冷媒配管を介して接続された空気調和機が開示されている。複数の室内機には、共通のリモートコントローラが接続され、このリモートコントローラによって複数の室内機が操作される。
特許文献1記載の空気調和機の各室内機には、漏洩した冷媒を検出する冷媒センサが設けられている。この冷媒センサが漏洩した冷媒を検出すると、リモートコントローラの表示部等には、冷媒漏洩の発生が報知される。
国際公開第2020/110216号
複数の室内機とリモートコントローラとは、通信方式として、複数の室内機がリモートコントローラに対して順次通信するポーリング方式が採用されることが多い。これは、データの衝突防止とシステム構築費用とを考慮したものである。
しかしながら、この通信方式では、ある室内機で冷媒漏洩が検出されたとしても、すぐにリモートコントローラに伝達できないことがあり、リモートコントローラによる冷媒漏洩の報知が遅延する可能性がある。この問題は、リモートコントローラに接続される室内機の数が多くなるほど顕著となる。
本開示は、リモートコントローラ等の報知機に対する冷媒漏洩の報知指示を迅速に行い得る空調システムを提供することを目的とする。
(1)本開示の空調システムは、
第1機器と、
前記第1機器に通信可能に接続され、冷媒が流れる第2機器と、
前記第2機器に設けられ、当該第2機器で漏洩した冷媒を検出する冷媒センサと、
前記第1機器に通信可能に接続され、冷媒の漏洩を報知する第1報知機と、を備え、
前記第1機器及び前記第2機器が、前記第1報知機と前記第1機器とを含む第1グループを特定する第1識別情報を共有しており、
前記第2機器が、前記冷媒センサによる冷媒漏洩の検出に基づき、漏洩検出情報と前記第1識別情報とを前記第1機器に送信し、
前記第1機器が、前記漏洩検出情報と、自身が所属するグループの識別情報と一致する前記第1識別情報との受信に基づいて、前記第1報知機に冷媒漏洩の報知を指示する。
上記構成の空調システムは、第2機器で冷媒が漏洩した場合に、漏洩検出情報を受け取った第1機器によって第1報知機に対して冷媒漏洩の報知指示を行うことができる。そのため、第2機器よりも第1機器で第1報知機と早く通信できる場合には、より早く冷媒漏洩を報知することができる。
(2)好ましくは、前記第2機器が、前記第1報知機に通信可能に接続されかつ前記第1グループに含まれており、前記冷媒センサによる冷媒漏洩の検出に基づき、前記第1報知機に冷媒漏洩の報知を指示する。
この構成によれば、第1機器と第2機器のうち、より早く第1報知機と通信できたものから報知指示を行うことができる。
(3)好ましくは、前記第1報知機が、前記第1機器及び前記第2機器を操作するリモートコントローラである。
(4)好ましくは、前記第1識別情報が、前記第1機器又は前記第2機器の、機種名又は機器番号を示す情報である。
この構成によれば、第1機器又は第2機器に元々付与されている機種名又は機器番号を利用して、第1識別情報を設定することができる。なお、識別情報は、機種名と機器番号との双方によって設定されていてもよい。
(5)好ましくは、空調システムが、前記第2機器に通信可能に接続される第2報知機をさらに備え、
前記第2機器及び前記第2報知機が、前記第1グループとは別の第2グループに含まれる。
この構成によれば、冷媒が漏洩した第2機器には接続されていない第1報知機によって冷媒漏洩を報知することができる。このため、管理室に設置された機器及び報知機を、第1機器及び第1報知機として設定することで、冷媒漏洩を管理者へ知らせることができる。
(6)好ましくは、前記第1報知機は、空調システムが設置されるとき又は後に、前記第2機器の冷媒漏洩を報知するための設定がなされる。
この構成によれば、現地における設定で管理用等の報知機を設定することができる。
(7)好ましくは、空調システムが、前記第1機器及び前記第2機器に通信可能に接続される第3機器をさらに備え、
前記第3機器が、前記第2報知機に通信可能に接続されかつ前記第2グループに含まれており、
前記第2機器及び前記第3機器が、前記第2グループを特定する第2識別情報を共有し、
前記第2機器が、当該第2機器の前記冷媒センサの冷媒漏洩の検出に基づき、漏洩検出情報と前記第1識別情報と前記第2識別情報とを前記第1機器及び前記第3機器に送信し、かつ、前記第2報知機に冷媒漏洩の報知を指示し、
前記第3機器が、前記漏洩検出情報、及び、自身が所属するグループの識別情報と一致する前記第2識別情報の受信に基づいて、前記第2報知機に冷媒漏洩の報知を指示する。
この構成によれば、第2機器からの1回の情報送信で、第1報知機と第2報知機との双方で冷媒漏洩を報知することができる。第1報知機の報知により管理室等の離れた場所への報知を行い、第2報知機の報知により実際に漏洩が生じた場所で報知を行うことができる。第2機器と第3機器のうち、より早く第2報知機と通信できたものから報知指示を行うことができる。
(8)好ましくは、前記第2識別情報が、前記第2機器又は前記第3機器の、機種名又は機器番号を示す情報である。
この構成によれば、第2機器又は第3機器に元々付与されている機種名又は機器番号を利用して、第2識別情報を設定することができる。なお、識別情報は、機種名と機器番号との双方によって設定されていてもよい。
(9)好ましくは、前記第1機器と前記第2機器と前記第3機器とが一斉通信可能な第1通信方式で接続され、
前記第2機器及び前記第3機器が、前記第2報知機と順次通信可能な第2通信方式で接続されている。
この構成によれば、第2機器から送信される漏洩検出情報と第1識別情報と第2識別情報とを第1通信方式で迅速に第1機器と第3機器とに一斉に送信することができ、第2報知機には、第2機器及び第3機器のいずれか早く接続された方から冷媒漏洩の報知指示を行うことができる。
(10)好ましくは、前記第2報知機が、前記第2機器及び前記第3機器の運転を操作するリモートコントローラである。
(11)好ましくは、前記第2機器が、空気調和機の室内機である。
本開示の一実施形態に係る空調システムの全体構成図である。 空気調和機の冷媒回路を示す概略的な構成図である。 空気調和機の制御系統のブロック図である。 冷媒漏洩の報知の仕組みを説明するためのブロック図である。 各グループの識別情報を複数の室内機で共有する処理手順を示すフローチャートである。 管理グループの識別情報を複数の室内機で共有する処理手順を示すフローチャートである。 室内機の制御手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しつつ、空調システムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る空調システムの全体構成図である。
本実施形態の空調システム10は、例えば、ビル等に設置される。空調システム10は、ビルの室内に設置される室内機21と、室外に設置される室外機22とを有する空気調和機を含む。図1では、第1冷媒系統で動作する空気調和機11Aと、第2冷媒系統で動作する空気調和機11Bとが示されている。
各冷媒系統において、空気調和機11の室外機22と複数の室内機21とは第1通信線L1によって通信可能に接続されている。第1冷媒系統の室外機22と、第2冷媒系統の室外機22とも第1通信線L1によって通信可能に接続されている。この第1通信線L1による通信は、各冷媒系統において室外機22と室内機21との間の個別の通信が可能であるとともに、全冷媒系統において、室内機21及び室外機22のいずれかの機器から他の機器に対して情報の一斉送信(いわゆるブロードキャスト)が可能な通信方式(第1通信方式)が採用されている。
各冷媒系統において、いずれかの室内機21には、リモートコントローラ42が接続されている。このリモートコントローラ42は、室内機21及び室外機22の運転のオンオフ操作や、設定温度等の入力操作を行うために用いられる。本実施形態では、図1に点線の枠で囲んで示すように、1つのリモートコントローラ42と、これに接続された室内機21とが1つのグループを構成しており、空調システム10は、グループ毎に、室内機21の運転の制御が可能となっている。各グループには、一般に「親機」と呼ばれる、1台の代表となる室内機21が定められている。
各グループにおいて、室内機21とリモートコントローラ42とは第2通信線L2によって通信可能に接続されている。この第2通信線L2による通信は、複数の室内機21が、リモートコントローラ42に対して順番に通信することができる順次通信が可能な通信方式(第2通信方式;いわゆるポーリング方式)が採用されている。
図2は、空気調和機の冷媒回路を示す概略的な構成図である。
空気調和機11は、冷媒回路23によって冷媒を循環させることにより蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行う。本実施形態では、冷媒として、可燃性、微燃性、毒性、又は温室効果等の性質を持つ冷媒、例えばR32冷媒が用いられる。
冷媒回路23は、圧縮機30、四路切換弁32、室外熱交換器(熱源熱交換器)31、室外膨張弁34、液閉鎖弁36、室内膨張弁24、室内熱交換器(利用熱交換器)25、ガス閉鎖弁37、及びこれらを接続する冷媒配管40L、40Gを備える。
室内機21は、冷媒回路23を構成する室内膨張弁24と室内熱交換器25とを備えている。室内膨張弁24は、冷媒圧力の調節や冷媒流量の調節を行うことが可能な電動膨張弁により構成されている。室内熱交換器25は、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器とされ、室内の空気と熱交換するために用いられる。
室内機21は、さらに室内ファン26と冷媒センサ27とを備えている。室内ファン26は、室内の空気を室内機21の内部に取り込み、取り込んだ空気と室内熱交換器25との間で熱交換を行わせた後、当該空気を室内に吹き出すように構成されている。室内ファン26は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備えている。
冷媒センサ27は、冷媒回路23から漏洩した冷媒を検出する。冷媒センサ27は、室内機21の内部における冷媒配管の近傍に設けられている。ただし、冷媒センサ27は、後述するリモートコントローラ42や、室内の天井、壁、床等に設けられていてもよい。
室外機22は、冷媒回路23を構成する圧縮機30、四路切換弁32、室外熱交換器31、室外膨張弁34、液閉鎖弁36、及びガス閉鎖弁37を備えている。
圧縮機30は、低圧のガス冷媒を吸引し高圧のガス冷媒を吐出する。圧縮機30は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備えている。圧縮機30は、モータがインバータ制御されることによって容量(能力)を変更可能な可変容量型(能力可変型)である。ただし、圧縮機30は一定容量型であってもよい。圧縮機30は複数台設けられていてもよい。この場合、容量可変型の圧縮機と一定容量形の圧縮機とが混在していてもよい。
四路切換弁32は、冷媒配管における冷媒の流れを反転させ、圧縮機30から吐出される冷媒を室外熱交換器31と室内熱交換器25との一方に切り換えて供給する。これにより、空気調和機11は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行うことができる。
室外熱交換器31は、例えばクロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器であり、空気を熱源として冷媒と熱交換するために用いられる。室外膨張弁34は、冷媒圧力の調節や冷媒流量の調節を行うことが可能な電動膨張弁により構成されている。液閉鎖弁36は、手動の開閉弁である。ガス閉鎖弁37も手動の開閉弁である。
室外機22は、さらに室外ファン33を備えている。室外ファン33は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備えている。室外ファン33は、屋外の空気を室外機22の内部に取り込み、取り込んだ空気と室外熱交換器31との間で熱交換を行わせた後、当該空気を室外機22の外部に吹き出すように構成されている。
上記構成の空気調和機11が冷房運転を行う場合、四路切換弁32が図1において実線で示す状態に保持される。圧縮機30から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁32を経て室外熱交換器31に流入し、室外ファン33の作動により室外空気と熱交換して放熱する。放熱した冷媒は、全開状態の室外膨張弁34を通過して各室内機21に流入する。室内機21において、冷媒は、室内膨張弁24で所定の低圧に減圧され、さらに室内熱交換器25で室内空気と熱交換して蒸発する。冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、室内ファン26によって室内に吹き出され、当該室内を冷房する。室内熱交換器25で蒸発した冷媒は、ガス冷媒配管40Gを通って室外機22に戻り、四路切換弁32を経て圧縮機30に吸い込まれる。
空気調和機11が暖房運転を行う場合、四路切換弁32が図1において破線で示す状態に保持される。圧縮機30から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁32を経て各室内機21の室内熱交換器25に流入する。室内熱交換器25において、冷媒は室内空気と熱交換して放熱する。冷媒の放熱によって加熱された室内空気は、室内ファン26によって室内に吹き出され、当該室内を暖房する。室内熱交換器25において液化した冷媒は、液冷媒配管40Lを通って室外機22に戻り、室外膨張弁34で所定の低圧に減圧され、さらに室外熱交換器31で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器31で蒸発して気化した冷媒は、四路切換弁32を経て圧縮機30に吸い込まれる。
図3は、空気調和機の制御系統のブロック図である。
室内機21は、制御系の構成要素として、制御装置29を備えている。制御装置29は、CPU等の制御部29a、RAM、ROM等の記憶部29bを有するマイクロコンピュータ等により構成されている。制御装置29は、FPGAやASIC等の集積回路を備えたものであってもよい。制御装置29は、前述した室内ファン26及び室内膨張弁24の動作を制御する。制御装置29は、第2通信線L2を介して冷媒センサ27から送信された信号を受信する。冷媒センサ27は、冷媒回路23から漏洩した冷媒の検出信号を制御装置29に送信する。
リモートコントローラ42は、室内機21の制御装置29に通信可能に接続されている。ユーザは、リモートコントローラ42に対して空気調和機11のオンオフの操作、設定温度の入力の操作等を行うことができる。実施形態のリモートコントローラ42は、制御装置42aと、表示パネル(表示部)42bとを有している。制御装置42aは、CPU等の制御部と、RAM,ROM等の記憶部とを有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御装置42aは、FPGAやASIC等の集積回路を備えたものであってもよい。表示パネル42bは、後述するように冷媒センサ27が冷媒を検出したときに、その旨を報知する報知部として機能する。
室外機22は、制御装置39を備えている。制御装置39は、CPU等の制御部39a、RAM、ROM等の記憶部39bを有するマイクロコンピュータ等により構成されている。制御装置39は、FPGAやASIC等の集積回路を備えたものであってもよい。制御装置39は、圧縮機30、室外ファン33、及び室外膨張弁34の動作を制御する。制御装置39は、複数の室内機21の室内ファン26及び室内膨張弁24の動作を制御するための制御信号を室内機21の制御装置29に送信する。
[冷媒漏洩の報知]
本実施形態では、例えば、冷媒として微燃性を有するR32冷媒が用いられる。そのため、室内機21の冷媒回路23から冷媒が漏洩した場合、できるだけ早くユーザ等に報知することが望まれる。本実施形態では、冷媒センサ27が冷媒を検出したときに、その情報(漏洩検出情報)が室内機21の制御装置29からリモートコントローラ42の制御装置42aに送信され、リモートコントローラ42の表示パネル42bに警報が表示される。そのため、部屋を利用するユーザに冷媒漏洩を知らせることができる。
以上のような冷媒漏洩の報知について、複数の室内機21とリモートコントローラ42とを有する空調システム10は、次のような課題を潜在的に抱えている。
(第1の課題)
日本国内の空気調和機の規格(日本冷凍空調工業会標準規格;JRA規格)では、冷媒漏洩が発生したときに建物の管理者等に報知することが求められている。大規模のビルでは、全ての空気調和機が集中管理装置で一括管理されていることが多いため、いずれかの室内機21で冷媒漏洩が生じた場合にはその情報を集中管理装置で受信し、管理者に報知することができる。しかしながら、中小規模のビル等ではそのような集中管理装置を備えていないことが多いため、冷媒漏洩を管理者等に報知することは困難である。そのため、冷媒漏洩に対する対応が遅くなる可能性がある。
(第2の課題)
本実施形態の空調システム10のように、複数の室内機21がリモートコントローラ42に対してポーリング方式で通信する場合、室内機21は、冷媒漏洩を検出した時点ですぐにリモートコントローラ42と通信できるとは限らず、順番が回ってきてから通信を行うことになる。そのため、リモートコントローラ42による報知が遅延する可能性がある。
本実施形態の空調システム10では、このような第1、第2の課題に鑑み、次のような手段を講じている。
まず、第1の課題に関して、本実施形態の空調システム10では、いずれかのリモートコントローラ42が管理用として設定可能に構成されている。ユーザや施工業者は、空調システム10を据え付けたとき又は後に、特定のリモートコントローラ42に対して管理用の設定を行うことができる。この管理用の設定は、特定のリモートコントローラ42に対して、当該リモートコントローラ42に接続された室内機21の冷媒センサ27以外から受信した冷媒の検出に基づいて、冷媒漏洩の報知を行う権限(以下、「報知権限」ともいう)を与えるものである。
例えば、ビルの管理人室に設置された室内機21とそのリモートコントローラ42とをそれぞれ管理用として設定し、当該リモートコントローラ42に報知権限を与えると、当該リモートコントローラ42が所属するグループ以外の他の室内機21で検出された冷媒の漏洩を、管理用に設定されたリモートコントローラ42で報知することができ、管理室内に居る管理者にすぐに冷媒漏洩の発生を知らせることができる。
第2の課題に関して、本実施形態の空調システム10は、各グループの複数の室内機21のいずれかで冷媒が検出された場合、そのグループに含まれるすべての室内機21からリモートコントローラ42に対して冷媒漏洩の報知を指示可能に構成されている。そのため、リモートコントローラ42と通信する順番に関係なく、グループ内で最初にリモートコントローラ42と通信する室内機21から、当該リモートコントローラ42に冷媒漏洩の報知指示を行うことができ、遅延を生じることなくリモートコントローラ42で冷媒漏洩を報知し、室内にいるユーザに冷媒漏洩を知らせることができる。
以下、冷媒漏洩の報知に関する具体的な内容について説明する。
図4は、冷媒漏洩の報知の仕組みを説明するためのブロック図である。図4には、空調システム10に含まれる一部のグループA,B,Cが抽出して示されている。各グループA,B,Cには、1又は複数の室内機21A,21B1,21B2,21Cとリモートコントローラ42A,42B,42Cとが含まれている。なお、グループAとグループCには、1台の室内機21A,21Cしか示されていないが、複数台の室内機が含まれていてもよい。
図4に示す例では、グループAに含まれる室内機21Aとリモートコントローラ42Aとが管理用に設定されている。このグループAに含まれる室内機21A及びリモートコントローラ42Aは、例えばビルの管理室に設定されたものとすることができる。
各グループA,B,Cに含まれる室内機21A,21B1,21B2,21Cの記憶部29bには、自身が所属するグループA,B,Cを特定するための識別情報が記憶されている。例えば、グループAの室内機21Aには、グループAの識別情報が記憶されている。グループBの室内機21B1,21B2には、グループBの識別情報が記憶されている。グループCの室内機21Cには、グループCの識別情報が記憶されている。同じグループBに所属する室内機21B1,21B2には、同じ識別情報が共有されている。
管理グループA以外に所属するグループB,Cの室内機21B1,21B2,21Cの記憶部29bには、自身のグループB,Cの識別情報に加えて、管理用に設定されたグループAの識別情報も記憶されている。したがって、全ての室内機21A,21B1,21B2,21Cには、管理グループAの識別情報が共有されている。
本実施形態の空調システム10では、各グループA,B,Cの識別情報として、各グループA,B,Cに含まれる室内機の機種名と機器番号とが用いられている。より具体的に、本実施形態の空調システム10では、各グループA,B,Cにおいて、代表となる室内機21A,21B1,21Cの機種名および機器番号が識別情報として採用される。代表となる室内機は、一般に「親機」と呼ばれる室内機であり、例えばリモートコントローラ42に電力を供給する室内機が採用される。なお、機器番号とは、各室内機21に付与された固有の番号であり、例えば製造番号や通信用のアドレス等が該当する。
図5は、各グループの識別情報を複数の室内機で共有する処理手順を示すフローチャートである。
図5では、一例として図4のグループBにおける複数台の室内機21B1,21B2で識別情報を共有する手順を説明する。
まず、グループB内において代表となる室内機21B1は、自身の識別情報(機種名および機器番号)をリモートコントローラ42Bに送信する(ステップS11)。この識別情報の送信はポーリング方式の通信による。
識別情報を受信したリモートコントローラ42Bは、グループB内の他の室内機21B2に代表となる室内機21B1の識別情報を送信する(ステップS12)。この識別情報の送信もポーリング方式の通信による。
識別情報を受信した他の室内機21B2は、当該識別情報を記憶部29bに記憶し、室内機21B1の識別情報を共有する(ステップS13)。
図6は、管理グループの識別情報を複数の室内機で共有する処理手順を示すフローチャートである。
一例として、グループAのリモートコントローラ42Aに報知権限を設定する場合について説明する。
施工業者やサービスマンにより、グループAに含まれるリモートコントローラ42Aに対して報知権限を付与する設定が行われると(ステップS21)、リモートコントローラ42Aは、報知権限が設定されたことを示す情報(設定情報)をグループAの代表となる室内機21Aに送信する(ステップS22)。この送信は、ポーリング方式の通信による。
次いで、設定情報を受信した室内機21Aは、管理グループAの代表として、当該グループAの識別情報である自身の機種名および機器番号を他の室内機21B1,21B2,21Cに送信する(ステップS23)。この送信は、ブロードキャスト方式の通信による。したがって、管理用に設定された室内機21Aの識別情報は室外機22にも送信される。室外機22に送信された識別情報の扱いについては後述する。
他の室内機21B1,21B2,Cは、それぞれ受信した管理グループAの識別情報を記憶部29bに記憶し、全ての室内機21A,21B1,21B2,21Cにおいて当該識別情報を共有する(ステップS24)。
図7は、室内機の制御手順を示すフローチャートである。図7には、冷媒の漏洩を検出した室内機21と、他の室内機21から冷媒が漏洩した情報を受信した室内機21との双方の制御手順が示されている。この制御手順は、室内機21の制御装置29によるものである。
空調システム10の各室内機21は、冷媒センサ27によって漏洩した冷媒が検出されたか否かを判断する(ステップS31)。このステップS31における判断が肯定的(Yes)である場合、室内機21は、ブロードキャスト方式で次の3つの情報(a)~(c)からなる冷媒漏洩情報を他の室内機21に送信する。
(a)冷媒の漏洩を検出したことを示す情報(漏洩検出情報)
(b)自身のグループの識別情報
(c)管理グループの識別情報
情報(a)は、室内機21から冷媒が漏洩し、その冷媒を当該室内機21に設けられた冷媒センサ27が検出した場合に生成される信号であり、漏洩フラグとも呼ばれる。この漏洩検出情報を受信した室内機21は、自分以外の他の室内機21で冷媒が漏洩していることを認識することができる。
情報(b)は、前述したように、図5に示す手順によってグループ内で共有された代表となる室内機21の識別情報(機種名および機器番号)である。情報(c)は、図6に示す手順によって全ての室内機21で共有された管理グループ内の代表となる室内機21の識別情報(機種名および機器番号)である。
冷媒の漏洩を検出した室内機21は、ポーリング方式によってリモートコントローラ42との通信機会が回ってきたときに、当該リモートコントローラ42に冷媒漏洩の報知指示を行う(ステップS33)。
一方、空調システム10の各室内機21は、他の室内機21から冷媒漏洩情報を受信したか否かを判断する(ステップS41)。このステップS41における判断が肯定的(Yes)である場合、室内機21は、自身が所属するグループの識別情報と、送信された2つの識別情報とを比較する(ステップS42)。このステップS42における判断が肯定的(Yes)である場合、処理をステップS43に進め、否定的(No)である場合、ステップS41に処理を戻す。
室内機21は、冷媒漏洩情報のうち自身のグループの識別情報と一致する識別情報を受信した場合、当該室内機21と同じグループ内の他の室内機21から冷媒が漏洩していると認識することができる。例えば、図4に示す室内機21B1が冷媒漏洩情報(漏洩検出情報と、グループA及びグループBの識別情報)を送信し、それを室内機21B2が受信した場合、室内機21B2は、自身のグループBの識別情報と、受信したグループA及びグループBの識別情報とを比較する。室内機21B2は、自身のグループBの識別情報と一致する識別情報を受信しているので、同じグループB内の他の室内機21B1で冷媒が漏洩していると認識することができる。
そのため、図7のステップS43において、室内機21は、ポーリング方式によってリモートコントローラ42との通信機会が回ってきたときに、当該リモートコントローラ42に冷媒漏洩の報知指示を行う。これにより、冷媒が漏洩した室内機21と、これと同じグループ内の他の室内機21との双方において、当該グループ内のリモートコントローラ42に冷媒漏洩の報知指示を行うことができる(ステップS33,S43)。そのため、冷媒が検出された後、最初にリモートコントローラ42と通信可能となった室内機21から当該リモートコントローラ42に冷媒漏洩の報知指示を行うことができ、リモートコントローラ42による冷媒漏洩の報知が遅れるのを抑制することができる。
一方、図4に示す室内機21B1が冷媒漏洩情報(漏洩検出情報と、グループA及びグループBの識別情報)を送信し、それを管理グループA内の室内機21Aが受信した場合、室内機21Aは、自身のグループAの識別情報と、受信したグループA及びグループBの識別情報とを比較する(ステップS42)。室内機21Aは、自身のグループAの識別情報と一致する識別情報を受信しているので、図7のステップS43において、当該室内機21Aは、自身の通信機会に管理グループA内のリモートコントローラ42Aに対して冷媒漏洩の報知指示を行う。管理グループA内のリモートコントローラ42Aの報知により、ビル等の管理室内にいる管理者は、空調システム10内のいずれかの室内機21で冷媒漏洩が発生していることを把握することができ、冷媒漏洩に対する適切な対処を行うことができる。
なお、管理グループA内に複数の室内機21Aが含まれている場合、その全ての室内機21Aは、自身のグループAの識別情報と一致する識別情報を受信することになるので、それぞれ自身の通信機会に管理グループA内のリモートコントローラ42Aに対して冷媒漏洩の報知指示を行う。したがって、冷媒が検出された後、最初にリモートコントローラ42Aと通信する室内機21Aから報知指示を行うことができ、当該リモートコントローラ42Aによる報知が遅れるのを抑制することができる。
図4に示す室内機21Cは、室内機21B1から送信された冷媒漏洩情報を受信したとしても、自身のグループCの識別情報と、受信したグループA及びBの識別情報とが一致しないため、リモートコントローラ42Cに報知指示を行わない。したがって、図7のステップS42からステップS41に処理が戻される。
[室外機によるインターロック機能]
本実施形態の空調システム10は、複数のリモートコントローラ42のいずれかに報知権限を設定した場合に、これに連動して室内機21の運転を許可するインターロック機能を備えている。例えば、室外機22は、図6のステップS23において、管理グループAの代表となる室内機21Aからブロードキャスト方式で送信された識別情報を受信する。室外機22は、この識別情報を受信することによっていずれかのリモートコントローラ42に報知権限が付与されたことを把握することができ、この識別情報の受信に基づいて室内機21の運転を許可することができる。
仮に、いずれのリモートコントローラ42にも報知権限が設定されていない状態で、室内機21の運転が許可されたとすると、冷媒漏洩が発生したときに管理者にその旨を報知することができなくなり、上述のJRA規格を順守することが困難となる。本実施形態の空調システム10においては、いずれかのリモートコントローラ42に報知権限が設定されない限り、室内機21の運転が許可されないので、報知権限を設定していない状態で空調システム10が稼働するのを抑制することができる。報知権限の設定のし忘れも抑制することができる。
室外機22の制御装置39は、空調システム10内の少なくとも1つのリモートコントローラ42に報知権限が設定されることによって室内機21の運転を許可することができる。
以上のようなインターロック機能は、室内機21の制御装置29に備わっていてもよい。この場合、いずれかのリモートコントローラ42に報知権限が設定された場合に、室内機21の制御装置29が、当該室内機21の運転を許可する。ただし、この場合、室内機21と室外機22との間で通信不良が生じていても、リモートコントローラ42に報知権限が設定されたことを制御装置29が認識することができるので、制御装置29は、室外機22以外の室内機21の運転を許可できる可能性がある。本実施形態では、室外機22の制御装置39がインターロック機能を有しているので、このような不都合が生じることがない。
[他の実施形態]
以上に説明した空調システム10では、空気調和機11の室内機21に冷媒センサ27が設けられ、この室内機21における冷媒漏洩を報知することについて説明した。しかしながら、本開示の空調システム10は、室内機21に加えて又は代えて、冷媒が流れる他の機器、例えば外気処理機又は換気装置における冷媒の漏洩を冷媒センサで検出し、リモートコントローラで報知するものであってもよい。
上記実施形態では、リモートコントローラ42の表示パネル42bを利用して冷媒漏洩を報知しているが、これに限定されるものではなく、リモートコントローラ42に設けられたライトやブザーを用いて光や音で冷媒漏洩が報知されてもよい。冷媒漏洩を報知するための報知機は、リモートコントローラ42に限らず、報知専用の機器によって構成されていてもよい。
各グループA,B,Cの識別情報は、代表となる室内機21A,21B1,21Cの機種名および機器番号に限らず、代表以外の室内機の機種名および機器番号であってもよい。識別情報は、機種名および機器番号のいずれか一方のみを含んでいてもよい。
管理用の報知権限の設定は、空調システム10内の全てのリモートコントローラ42に対して行うことができる。そのため、管理用の報知権限の設定は、全てのリモートコントローラ42の中からいずれか1つ又は複数のリモートコントローラ42を選択して行うことができる。これにより、管理者や特定の室内に居る人等、必要な人のみに対して冷媒漏洩を知らせることができる。報知権限の設定に連動して室内機21の運転を許可するインターロック機能は、少なくとも1つのリモートコントローラ42に対して報知権限の設定が行われた場合に機能すればよい。
[実施形態の作用効果]
(1)本実施形態の空調システム10は、第1機器(例えば、図4における室内機21A又は室内機21B2)と、この第1機器21A又は21B2に通信可能に接続され、冷媒が流れる第2機器(例えば、図4における室内機21B1)と、第2機器21B1に設けられ、当該第2機器21B1で漏洩した冷媒を検出する冷媒センサ27と、第1機器21A又は21B2に通信可能に接続され、冷媒の漏洩を報知する第1報知機(例えば、リモートコントローラ42A又はリモートコントローラ42B)と、を備える。第1機器21A又は21B2と第2機器21B1とは、第1報知機42A又は42Bと第1機器21A又は21B2とを含む第1グループ(例えば、グループA又はグループB)を特定する第1識別情報(例えば、グループAの識別情報又はグループBの識別情報)を共有している。第2機器21B1は、冷媒センサ27による冷媒漏洩の検出に基づき、冷媒の漏洩を検出したことを示す漏洩検出情報と第1識別情報とを第1機器21A又は21B2に送信する。第1機器21A又は21B2は、漏洩検出情報と、自身が所属するグループA又はBの識別情報と一致する第1識別情報との受信に基づいて、第1報知機42A又は42Bに冷媒漏洩の報知を指示する。
第1機器が、図4における室内機21B2であり、第1報知機が、図4におけるリモートコントローラ42Bである場合、空調システム10は、第2機器21B1で冷媒が漏洩した場合に、漏洩検出情報を受け取った第1機器21B2によって第1報知機42Bに冷媒漏洩の報知指示を行うことができる。そのため、第2機器21B1よりも第1機器21B2で第1報知機42Bと早く通信できる場合には、より早く冷媒漏洩を報知することができる。第1機器が、図4における室内機21Aであり、第1報知機が、図4におけるリモートコントローラ42Aである場合、リモートコントローラ42Aが管理用として設定されていれば、管理者に迅速に冷媒漏洩を報知することができる。
(2)図4において、上記の第1機器が室内機21B2であり、第1報知機がリモートコントローラ42Bであり、第1グループがグループBである場合、上記実施形態では、第2機器21B1が、第1報知機42Bに通信可能に接続されかつ第1グループBに含まれており、冷媒センサ27による冷媒漏洩の検出に基づき、第1報知機42Bに冷媒漏洩の報知を指示する。この場合、第1機器21B2と第2機器21B1のうち、より早く第1報知機42Bと通信できたものから報知指示を行うことができる。
(3)上記(2)の場合、上記実施形態では、第1報知機42Bが、第1機器21B2及び第2機器21B1を操作するリモートコントローラである。これにより、第1機器21B2及び第2機器21B1を操作するリモートコントローラ42Bを利用して冷媒漏洩を報知することができる。
(4)上記(2)の場合、第1識別情報は、第1機器21B2又は第2機器21B1の、機種名又は機器番号を示す情報である。このように、第1機器21B2又は第2機器21B1に元々付与されている機種名又は機器番号を利用して、これらが含まれるグループBの第1識別情報を設定することができる。
(5)図4において、上記の第1機器が室内機21Aであり、第1報知機がリモートコントローラ42Aであり、第1グループがグループAである場合、上記実施形態では、空調システム10が、第2機器21B1に通信可能に接続される第2報知機(例えば、リモートコントローラ42B)をさらに備え、第2機器21B1及び第2報知機42Bが、第1グループAとは別の第2グループBに含まれる。この場合、冷媒が漏洩した第2機器21B1には接続されていない第1報知機42Aによって冷媒漏洩を報知することができる。そのため、管理室に設置された機器及び報知機を、第1機器21A及び第1報知機42Aとして設定することで、冷媒漏洩を管理者へ知らせることができる。
(6)上記(5)の場合、第1報知機42Aは、空調システム10が設置されるとき又は後に、第2機器21B1の冷媒漏洩を報知するための設定、言い換えると報知権限の設定がなされる。これにより、現地において管理用等の報知機を設定することができる。
(7)上記(5)及び(6)の場合、空調システム10は、第1機器21A及び第2機器21B1に通信可能に接続される第3機器(例えば、図4における室内機21B2)をさらに備え、第3機器21B2が、第2報知機42Bに通信可能に接続されかつ第2グループBに含まれており、第2機器21B1及び第3機器21B2が、第2グループBを特定する第2識別情報を共有し、第2機器21B1が、当該第2機器21B1の冷媒センサ27の冷媒漏洩の検出に基づき、漏洩検出情報と第1識別情報(グループAの識別情報)と第2識別情報(グループBの識別情報)とを第1機器21A及び前記第3機器21B2に送信し、かつ、第2報知機42Bに冷媒漏洩の報知を指示し、第3機器21B2は、漏洩検出情報、及び、自身が所属するグループBの識別情報と一致する第2識別情報の受信に基づいて、第2報知機42Bに冷媒漏洩の報知を指示する。これにより、第2機器21B1からの1回の情報送信で、第1報知機42Aと第2報知機42Bとの双方で冷媒漏洩を報知することができる。第1報知機42Aの報知により管理室等の離れた場所への報知を行い、第2報知機42Bの報知により実際に漏洩が生じた場所で報知を行うことができる。第2機器21B1と第3機器21B2のうち、より早く第2報知機42Bと通信できたものから報知指示を行うことができる。
(8)上記(5)~(7)の場合、上記実施形態では、第2識別情報は、第2機器21B1又は第3機器21B2の、機種名又は機器番号を示す情報である。これにより、第2機器21B1又は第3機器21B2に元々付与されている機種名又は機器番号を利用して、第2識別情報を設定することができる。
(9)上記(7)及び(8)の場合、上記実施形態では、第1機器21Aと第2機器21B1と第3機器21B2とが一斉通信(ブロードキャスト)可能な第1通信方式で接続され、第2機器21B1及び第3機器21B2が、第2報知機42Bと順次通信(ポーリング)可能な第2通信方式で接続されている。この場合、第2機器21B1から送信される漏洩検出情報と第1識別情報と第2識別情報とを第1通信方式で迅速に第1機器21Aと第3機器21B2とに一斉に送信することができ、第2報知機42Bには、第2機器21B1及び第3機器21B2のいずれか早く接続された方から冷媒漏洩の報知指示を行うことができる。
(10)上記(5)~(9)の場合、上記実施形態では、第2報知機42Bが、第2機器21B1及び第3機器21B2の運転を操作するリモートコントローラ42Bである。これにより、第2機器21B1及び第3機器21B2を操作するリモートコントローラ42Bを利用して冷媒漏洩を報知することができる。
なお、本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 :空調システム
11 :空気調和機
21 :室内機
21A :室内機(第1機器)
21B1 :室内機(第2機器)
21B2 :室内機(第1機器、第3機器)
21C :室内機
27 :冷媒センサ
42 :リモートコントローラ
42A :リモートコントローラ(報知機)
42B :リモートコントローラ(報知機)
42C :リモートコントローラ(報知機)

Claims (11)

  1. 第1機器(21A又は21B2)と、
    前記第1機器(21A又は21B2)に通信可能に接続され、冷媒が流れる第2機器(21B1)と、
    前記第2機器(21B1)に設けられ、当該第2機器(21B1)で漏洩した冷媒を検出する冷媒センサ(27)と、
    前記第1機器(21A又は21B2)に通信可能に接続され、冷媒の漏洩を報知する第1報知機(42A又は42B)と、を備え、
    前記第1機器(21A又は21B2)及び前記第2機器(21B1)が、前記第1報知機(42A又は42B)と前記第1機器(21A又は21B2)とを含む第1グループ(A又はB)を特定する第1識別情報を共有しており、
    前記第2機器(21B1)が、前記冷媒センサ(27)による冷媒漏洩の検出に基づき、漏洩検出情報と前記第1識別情報とを前記第1機器(21A又は21B2)に送信し、
    前記第1機器(21A又は21B2)が、前記漏洩検出情報と、自身が所属するグループの識別情報と一致する前記第1識別情報との受信に基づいて、前記第1報知機(42A又は42B)に冷媒漏洩の報知を指示する、空調システム。
  2. 前記第2機器(21B1)が、前記第1報知機(42B)に通信可能に接続されかつ前記第1グループ(B)に含まれており、前記冷媒センサ(27)による冷媒漏洩の検出に基づき、前記第1報知機(42B)に冷媒漏洩の報知を指示する、請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記第1報知機(42B)が、前記第1機器(21B2)及び前記第2機器(21B1)を操作するリモートコントローラである、請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記第1識別情報が、前記第1機器(21B2)又は前記第2機器(21B1)の、機種名又は機器番号を示す情報である、請求項2又は3に記載の空調システム。
  5. 前記第2機器(21B1)に通信可能に接続される第2報知機(42B)をさらに備え、
    前記第2機器(21B1)及び前記第2報知機(42B)が、前記第1グループ(A)とは別の第2グループ(B)に含まれる、請求項1に記載の空調システム。
  6. 前記第1報知機(42A)は、空調システムが設置されるとき又は後に、前記第2機器(21B1)の冷媒漏洩を報知するための設定がなされる、請求項5に記載の空調システム。
  7. 前記第1機器(21A)及び前記第2機器(21B1)に通信可能に接続される第3機器(21B2)をさらに備え、
    前記第3機器(21B2)が、前記第2報知機(42B)に通信可能に接続されかつ前記第2グループ(B)に含まれており、
    前記第2機器(21B1)及び前記第3機器(21B2)が、前記第2グループ(B)を特定する第2識別情報を共有し、
    前記第2機器(21B1)が、当該第2機器(21B1)の前記冷媒センサ(27)の冷媒漏洩の検出に基づき、漏洩検出情報と前記第1識別情報と前記第2識別情報とを前記第1機器(21A)及び前記第3機器(21B2)に送信し、かつ、前記第2報知機(42A)に冷媒漏洩の報知を指示し、
    前記第3機器(21B2)が、前記漏洩検出情報、及び、自身が所属するグループ(B)の識別情報と一致する前記第2識別情報の受信に基づいて、前記第2報知機(42B)に冷媒漏洩の報知を指示する、請求項5又は6に記載の空調システム。
  8. 前記第2識別情報が、前記第2機器(21B1)又は前記第3機器(21B2)の、機種名又は機器番号を示す情報である、請求項7に記載の空調システム。
  9. 前記第1機器(21A)と前記第2機器(21B1)と前記第3機器(21B2)とが一斉通信可能な第1通信方式で接続され、
    前記第2機器(21B1)及び前記第3機器(21B2)が、前記第2報知機(42A)と順次通信可能な第2通信方式で接続されている、請求項7又は8に記載の空調システム。
  10. 前記第2報知機(42B)が、前記第2機器(21B1)及び前記第3機器(21B2)の運転を操作するリモートコントローラである、請求項5~9のいずれか1項に記載の空調システム。
  11. 前記第2機器(21B1)が、空気調和機の室内機である、請求項1~10のいずれか1項に記載の空調システム。
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