JP2023111826A - 温度検出装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

温度検出装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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紀之 伊藤
Noriyuki Ito
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Masafumi Maeda
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【課題】簡易な構成で、検出素子の位置精度を向上させる。【解決手段】定着装置は、ヒータと、ヒータホルダと、検出素子と、検出素子を保持する第1の保持部材と、第1の保持部材を付勢する付勢部材と、第1方向における第1端側で第1の保持部材を支持する可撓部材と、第1方向における可撓部材の第2端側で可撓部材を保持する第2の保持部材と、を備える。可撓部材は、第1の保持部材と第2の保持部材とが第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、第2の保持部材は、ヒータホルダと係合する位置決め部を有し、位置決め部により第1方向及び第2方向に関して位置決めされており、第1の保持部材は、付勢部材により第3方向においてヒータに向けて付勢されている。【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置用の温度検出装置、記録材に画像を定着させる定着装置、及び、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、トナーを用いて記録材上に転写された画像を加熱することで記録材に定着させる熱定着方式の定着装置を備えている。熱定着方式の定着装置は、温度制御又は異常加熱の検出等を行うための温度検出装置を有する。特許文献1には、セラミックヒータの温度を検出する検出素子を下面に備えた耐熱弾性部材と、耐熱弾性部材の上面を保持する検出素子保持部材と、検出素子保持部材をセラミックヒータに向けて付勢する圧縮ばねと、を有する温度検出装置が記載されている。
特開2002-181630号公報
上記文献に記載の構成では、耐熱弾性部材の弾性力により検出素子がセラミックヒータに圧接されるため、耐熱弾性部材の機械的性質が温度検出装置の検出精度に影響する。そのため、耐熱弾性部材の材質は、長期間に亘って高温に晒されてもクリープ変形や変性を起こしにくいものが選定されるが、このことがコスト増の要因となっていた。
そこで、本発明は、簡易な構成で、検出素子の位置精度を向上可能な温度検出装置、定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、発熱体を備えるヒータと、前記ヒータを保持するヒータホルダと、前記ヒータの前記発熱体が配置された面における長手方向を第1方向とし、前記ヒータの面における短手方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する前記ヒータの厚み方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記ヒータと対向する位置に配置され、前記ヒータの温度を検出する検出素子と、前記検出素子を保持する第1の保持部材と、前記第1の保持部材を付勢する付勢部材と、前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記第1の保持部材を支持する可撓部材と、前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する第2の保持部材と、を備えた定着装置であって、前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、前記第2の保持部材は、前記ヒータホルダと係合する位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされており、前記第1の保持部材は、前記付勢部材により前記第3方向において前記ヒータに向けて付勢されている、ことを特徴とする定着装置である。
本発明の他の一態様は、測定対象と対向する面を有する検出素子であって、前記面における第1の辺の方向を第1方向とし、前記第1の辺と直交する第2の辺の方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向とした場合、前記第3方向において前記測定対象と対向するように配置され、前記測定対象の温度を検出する検出素子と、前記検出素子を保持する第1の保持部材と、前記第1の保持部材を付勢する付勢部材と、前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記第1の保持部材を支持する可撓部材と、前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する第2の保持部材と、を備えた温度検出装置であって、前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、前記第2の保持部材は、位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされるように構成されており、前記第1の保持部材は、前記付勢部材により前記第3方向において前記測定対象に向けて付勢されるように構成されている、ことを特徴とする温度検出装置である。
本発明によれば、簡易な構成で、検出素子の位置精度を向上させることができる。
実施例1に係る温度検出装置の平面図(a)及び断面図(b)。 実施例1に係る温度検出装置の斜視図。 実施例1に係る温度検出装置の作用について説明するための模式図(a、b)。 実施例1に係る検出素子と測定対象との位置関係を表す図(a、b)。 実施例2に係る検出素子と測定対象との位置関係を表す図(a、b)。 実施例3に係る温度検出装置の平面図(a)及び断面図(b)。 実施例3に係る温度検出装置の斜視図。 実施形態に係る画像形成装置の概略図。 実施形態に係る定着装置の概略図。 比較例に係る温度検出装置の平面図(a)及び断面図(b)。 比較例に係る温度検出装置の斜視図。 実施例4に係る温度検出装置の平面図(a)及び断面図(b)。 実施例4に係る温度検出装置の斜視図。
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置)
本実施形態に係る画像形成装置1000の例を図8に示す。画像形成装置1000は、外部機器から送信された画像情報に従ってシートPに画像を形成する電子写真式の単機能プリンタである。なお、「画像形成装置」は、単機能プリンタに限らず、例えば複写機や複合機であってもよい。また、記録材であるシートPとしては、普通紙及び厚紙等の紙、プラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材等、サイズ及び材質の異なる多様なシート材を使用可能である。
画像形成装置1000は、画像形成手段としてのプロセスユニットPUと、定着装置100と、シートPを1枚ずつ給送、搬送する搬送機構と、を備えている。プロセスユニットPUは、像担持体としての感光ドラム701と、帯電手段としての帯電ローラ702と、露光手段としてのスキャナユニット600と、現像手段としての現像ローラ703と、を含む。また、プロセスユニットPUは、転写手段としての転写ローラ801と、クリーニング手段としてのドラムクリーナ704と、を含む。感光ドラム701は、ドラム状(円筒状)に形成された電子写真感光体である。感光ドラム701、帯電ローラ702、現像ローラ703及びドラムクリーナ704は、画像形成装置本体に対して一体に着脱可能なプロセスカートリッジの一部である。
画像形成装置1000に対して画像形成動作の実行指示(プリントジョブ信号)が送信されると、以下で説明する一連の画像形成動作が開始される。まず、給送ローラ301が回転し、給送トレイ200内に積載されたシートPの最上位シートが1枚ずつ給送され、搬送ガイド401にガイドされて搬送ローラ対500に搬送される。
シートPの搬送に並行して、プロセスユニットPUでは、電子写真プロセスにより外部機器から受信した画像情報に基づくトナー像が形成される。即ち、感光ドラム701が回転駆動され、帯電ローラ702が感光ドラム701の表面を一様に帯電処理する。スキャナユニット600は、画像情報に基づいて変調したレーザ光を感光ドラム701に照射して露光処理を行い、感光ドラム701の表面に静電潜像を書き込む。現像ローラ703は、トナーを含む現像剤によって静電潜像を現像し、トナー像として可視化する。
搬送ローラ対500は、感光ドラム701上に形成されるトナー像が感光ドラム701と転写ローラ801との間の転写部に到達するタイミングに合わせて、シートPを転写部に送り込む。転写部において、転写ローラ801に所定の電圧が印加されることで、感光ドラム701からシートPにトナー像が転写される。転写部を通過した後も感光ドラム701の表面に残留している転写残トナー等の付着物は、ドラムクリーナ704によって除去される。
転写部を通過したシートPは定着装置100に搬送される。定着装置100は、定着部材(第1回転体)と、定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材(第2回転体)と、記録材上の画像を加熱する加熱手段と、を有する熱定着方式の定着装置である。本実施形態に係る定着装置100の構成は後述する。
定着装置100を通過したシートPは、排出ローラ対901により画像形成装置本体の外部に排出され、排出トレイ902に積載される。
(定着装置)
定着装置100の一例を図9の断面図に示す。図9は、ニップ部Nにおける記録材搬送方向D1と直交するニップ部Nの長手方向(画像形成時の主走査方向)に垂直な仮想平面における定着装置100の断面を表す概略図である。
定着装置100は、フィルム101と、加圧ローラ102と、ヒータ8と、ヒータホルダ9と、ステー103と、を有する。
ヒータ8は、長手方向に細長く延びた板状のセラミック製基板上に抵抗発熱体8aのパターンが形成されたヒータ基板を含む。ヒータ8の表面には、抵抗発熱体8aを覆う保護層としてガラス層8bがコートされている。ヒータ8の裏面には、後述する温度検出装置105の検出素子1が隣接している。
抵抗発熱体8aは、不図示の電源回路から給電電極152を介して給電(通電)されることで発熱する。画像形成装置に設けられた制御手段としての制御部150は、温度検出装置105が検出する温度が所定の目標温度(定着温度)で維持されるように、トライアック151をON/OFF制御してヒータ8に給電される電力量を制御する。制御部150は、中央処理装置(CPU)を含む1つ以上のプロセッサと、記憶領域を提供するメモリとを有し、CPUがメモリからプログラムを読み出して実行することで画像形成装置の各部を制御する。
フィルム101は、3層構造を有する筒状の耐熱性フィルムである。フィルム101の最も内側の層はベース層であり、フィルム101のねじれ強度、平滑性等の機械的特性を担う層である。ベース層は、例えばポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等の樹脂でできている。ここで、PEEKはポリエーテルエーテルケトンであり、PESはポリエーテルサルフォンであり、PPSはポリフェニレンサルファイドである。ベース層の次の層は導電プライマ層である。導電プライマ層は、カーボンブラックなどの導電性粒子が分散された導電層であり、第三層とベース層とを接合する接着剤の役目を担っている。最も外側の層はトップ層である。トップ層は、種々の画像不良を引き起こさないよう適切な抵抗値と膜厚になるように設計される。
ヒータホルダ9は、ヒータ8を保持する保持部材である。ヒータホルダ9は、PPS又は液晶ポリマーなどの耐熱性を持つ樹脂で成型される。また、ヒータホルダ9は、フィルム101の円滑な回転を促す案内部材としての役割も持つ。
ヒータ8及びヒータホルダ9は、フィルム101の内部空間に配置される。ヒータ8及びヒータホルダ9は、加圧ローラ102と共にニップ部Nを形成するニップ形成ユニットを構成する。なお、ヒータ8がフィルム101の内面と摺接する構成に代えて、ヒータ8とフィルム101との間に、フィルム101の内面と摺接するシート状又は板状の摺動部材を配置してもよい。その場合、摺動部材もニップ形成ユニットの一部である。
ステー103は、鉄又はアルミ等の金属で形成される。ステー103は、ヒータホルダ9のクリープ変形を抑制する。即ち、ステー103は、ヒータ8を支持する支持構成の剛性を高める役割を果たしている。また、ステー103が不図示の付勢部材(バネ部材)から図中下方の付勢力を受けることで、ニップ部Nに所定の加圧力が発生する。
加圧ローラ102は、アルミ又は鋳鉄等で作られる芯金102aをシリコンゴムなどの耐熱性を有する弾性体102bで覆った弾性ローラである。加圧ローラ102の表層は、トナーに対して良好な離型性を有するPFA、PTFE、FEPなどのフッ素樹脂の被膜で構成される。ここで、PFAはテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体であり、PTFEはポリテトラフルオロエチレンであり、FEPはパーフルオロエチレンプロペンコポリマーである。
加圧ローラ102は、フィルム101を挟んでヒータ8に圧接され、その圧接部でニップ部N(定着ニップ)を形成している。加圧ローラ102は、画像形成装置本体に設けられた駆動源としてのモータから駆動力を受けて回転する。フィルム101は、ニップ部Nで加圧ローラ102から受ける摩擦力によって加圧ローラ102に従動回転する。
転写部において画像を転写されたシートPは、ガイド104に案内されて定着装置100のニップ部Nに搬送される。定着装置100は、ニップ部Nにおいてフィルム101と加圧ローラ102の間にシートPを挟持して搬送しながら、ヒータ8によって加熱されたフィルム101によりシートP上の画像を構成するトナーTを加熱する。これにより、トナーTが加熱及び加圧されて軟化することで、シートPに固着したトナーからなる定着画像が得られる。
(温度検出装置:比較例)
比較例に係る温度検出装置を用いて、本実施形態に係る温度検出装置の概要を説明する。図10(a)は、比較例に係る温度検出装置105の平面図である。図10(b)は、図10(a)のA-A線に示す断面における、比較例に係る温度検出装置105の断面図である。図11は、比較例に係る温度検出装置105の斜視図である。
以下の説明及び各図面において、定着装置100のニップ部Nの長手方向をX方向とし、ニップ部Nにおける記録材搬送方向(+Y方向)に沿った方向をY方向とし、X方向及びY方向の双方と直交する方向をZ方向とする。また、温度検出装置105に関して、+Z方向を上方、-Z方向を下方と表す場合もある。X、Y、Zの各方向は、必要に応じて、図に示した矢印の方向には+の符号を付け、矢印とは反対側の方向には-の符号を付けて表す。例えば、+Z方向は、加圧ローラ102に対してヒータ8が位置する側であり、-Z方向はその反対側である。X方向は、温度検出装置105の検出素子1がヒータ8と対向する面における第1の辺の方向(ヒータ8の長手方向、第1方向)である。Y方向は検出素子1がヒータ8と対向する面における第1の辺と直交する第2の辺の方向(ヒータ8の短手方向、第2方向)である。Z方向は、第1方向及び第2方向の双方と直交する第3方向(ヒータ8の長手方向及び短手方向の双方と直交する厚み方向)である。なお、検出素子1がヒータ8と対向する面は、第1の辺及び第2の辺を備えた矩形状の面である必要はない。つまり、検出素子1が測定対象(ヒータ8)と対向する面の第1の辺の方向(第1方向)及び第2の辺の方向(第2方向)は、検出素子1が測定対象と対向する方向に対して垂直な仮想平面内で互いに直交する方向であればよい。
図10(a、b)及び図11に示すように、温度検出装置105は、検出素子1と、検出素子ホルダ33と、耐熱弾性部材32と、付勢部材5と、ハーネス7と、を有する。
検出素子1は、測定対象(被測定物。ここではヒータ8)の温度を電気信号に変換するための素子である。制御部150は、薄膜サーミスタに印加した電圧値と流れた電流値とによって定まる抵抗値に基づいて、ヒータ8の温度を検出することができる。
検出素子ホルダ33は、検出素子1を支持する支持部材(検出素子保持ユニット)である。検出素子ホルダ33は、耐熱弾性部材32を保持する保持面33aを有する。保持面33aは、検出素子ホルダ33の下側(-Z方向側)の面に設けられている。
耐熱弾性部材32は、Z方向を厚さ方向としてX方向及びY方向に略矩形状に広がる板状の弾性部材(パッド)である。検出素子1は、耐熱弾性部材32の下側(-Z方向側)の面に設けられた装着部に装着される。
検出素子ホルダ33の+X方向の端部には、2枚の電気的に絶縁されたステンレス板32a,32bが一体成型されている。ステンレス板32a,32bは、2本のジュメット線34(図11)によって検出素子1の端子とそれぞれ電気的に接続される。また、ステンレス板32a,32bから+X方向に向かって2本のハーネス7(電線)が引き出され、画像形成装置本体の電気回路と接続される。これにより、温度検出装置105が制御部150と電気的に接続される。
また、検出素子ホルダ33は、位置決め孔33bと2つの位置決め突起33cとを有する。位置決め孔33bは、ヒータホルダ9に設けられた位置決め突起9aと嵌合する開口部である。位置決め突起33cは、ヒータホルダ9に設けられた2箇所の位置決め壁9bと係合する部分である。位置決め孔33bが位置決め突起9aと嵌合することで、位置決め突起9aの軸線を基準にして、ヒータホルダ9に対するX方向及びY方向の位置が決まる。また、位置決め突起33cが位置決め壁9bと係合することで、位置決め突起9aを中心とした検出素子ホルダ33の回転が規制される。
ヒータホルダ9には、Z方向に貫通する孔部9c(窓部)が形成されている。検出素子ホルダ33がヒータホルダ9に対して位置決めされた状態では、-Z方向側から見て、孔部9cの内側に検出素子1が露出する。
付勢部材5は、検出素子ホルダ33の+Z方向側の面と当接し、検出素子ホルダ33を-Z方向に付勢している。付勢部材5は、ヒータホルダ9に設けられたバネ装着部9dとしての突起に嵌合する穴を有し、固定具9eによりヒータホルダ9に対して固定されている。付勢部材5は、バネ装着部9dから-X方向に延びた先端部において、検出素子ホルダ33に当接する板バネである。付勢部材5の付勢力により、孔部9cの内側で検出素子1がヒータ8に接触する。また、耐熱弾性部材32が検出素子ホルダ33の保持面33aとヒータ8の裏面(基板の+Z方向側の面)との間で弾性変形することで、検出素子1がヒータ8に対して安定して当接する。
上述したように、検出素子1により測定対象の温度を精確に測定するには、測定対象に対する検出素子1の位置精度を向上させることが求められる。上記の比較例では、弾性変形可能な耐熱弾性部材32により検出素子1をヒータ8に対して安定して当接させることができるが、耐熱弾性部材32の材質が限られることがコスト増につながる。なお、耐熱弾性部材32の材質は、例えばシリコンゴムやフッ素ゴム、クッション性を有するセラミックペーパ、グラスウールである。
(実施例1)
以下、実施例1に係る温度検出装置について説明する。本実施例に係る温度検出装置は、比較例に係る温度検出装置と同様に、図8及び図9を用いて説明した画像形成装置においてヒータ8の温度を検出するために用いることができる。以下の説明において、比較例と実質的に同じ構成及び作用を有する要素については、比較例と共通の符号を付して説明を省略する。
図1(a)は、実施例1に係る温度検出装置105の平面図である。図1(b)は、図1(a)のA-A線に示す断面における温度検出装置105の断面図である。図2は、実施例1に係る温度検出装置105の斜視図である。
図1(a、b)及び図2に示すように、温度検出装置105は、検出素子1と、金属板2と、ヘッド部3と、ベース部4と、付勢部材5と、耐熱性被覆6と、ハーネス7と、を有する。
検出素子1は、測定対象(被測定物。ここではヒータ8)の温度を電気信号に変換するための素子である。検出素子1としては、測定温度の範囲や温度検出の目的(温度制御か異常検知か)等に応じて、例えばサーミスタ、測温抵抗体、熱電対、サーモパイル等を使用することができる。本実施形態では、検出素子1として薄膜サーミスタを使用する。ヒータ8の温度に応じて薄膜サーミスタの抵抗値が変化する。金属板2は、耐熱性を有する可撓性の材料で形成され、金属材料、例えばステンレス鋼の板材を好適に用いることができる。ヘッド部3及びベース部4は、ヒータ8の熱に対して十分な耐熱性を有する樹脂材料(例えば液晶ポリマー:LCP)で形成される。
金属板2は、可撓性を有する可撓部材の例である。本実施例では、2枚の金属板2が、電気的に互いに絶縁された状態で配置される。金属板2は、インサート成形によりヘッド部3及びベース部4と一体化(一体成形)されている。即ち、金属板2、ヘッド部3及びベース部4は、異種材料からなる一体成型品である。
金属板2は、検出素子1とヒータ8とが対向するZ方向(第3方向)と交差する方向に細長く延びる板状部材である。本実施例の金属板2は、ヒータ8の長手方向であるX方向に細長く延びている。金属板2の一端側(-X方向側)は、ヘッド部3の開口部3b(図2)の内側に突出しており、金属板2の他端側(+X方向側)は、ベース部4に支持される。つまり、可撓部材としての金属板2は、X方向(第1方向)の第1端側で第1の保持部材としてのヘッド部3を保持し、X方向の第2端側で第2の保持部材としてのベース部4によって保持される。金属板2が撓むことで、ヘッド部3(検出素子1)とベース部4とがZ方向に関して相対移動することが許容される。
ヘッド部3は、Z方向に開口する略角筒状の部材である。検出素子1は、ヘッド部3の開口部3bの内側で且つヘッド部3の-Z方向側の端部位置に配置される。つまり、検出素子1は、第1の保持部材としてのヘッド部3によって保持される。検出素子1は、開口部3bの内側に突出した2枚の金属板2の端部2aに抵抗溶接又はレーザ溶接にて固定され、一方の端子を第1の金属板2に、他方の端子を第2の金属板2に支持される。つまり、検出素子1は、可撓部材としての金属板2に支持される。
ヘッド部3は、ヒータホルダ9に設けられた2箇所の位置決め壁9bと係合する位置決め突起3aを有する。位置決め壁9bは、Y方向に互いに対向する壁面であり、位置決め壁9bのY方向の幅はヘッド部3の位置決め突起3aのY方向の幅と略等しく設定される。
ベース部4は、可撓部材を支持する支持部として機能する。ベース部4は、位置決め部としての位置決め孔4aを有する。位置決め孔4aは、ヒータホルダ9に設けられた位置決め突起9aと嵌合する開口部である。図示した例では、位置決め突起9aはZ方向に延びる略円柱状(軸状)の凸部であり、位置決め孔4aはベース部4をZ方向に貫通する円筒状の孔である。
ベース部4の+X方向の端部には、金属板2の他方の端部2bが露出している。露出した金属板2の端部2bに、それぞれハーネス7が接続される。2本のハーネス7は、+X方向に向かって引き出され、画像形成装置本体の電気回路と接続される。即ち、本実施例の可撓部材は、第1電線(片方のハーネス7)と検出素子1の一方の端子を電気的に接続する第1部材(片方の金属板2)と、第2電線(他方のハーネス7)と検出素子1の他方の端子を電気的に接続する第2部材(他方の金属板2)とを有する。これにより、温度検出装置105が制御部150と電気的に接続され、検出素子1から出力される電気信号がハーネス7を介して制御部150に伝達される。
即ち、金属板2は、検出素子1を支持すると共に、検出素子1から電気信号を取り出すための導通経路(電気回路)の一部を構成している。
なお、本実施例ではヘッド部3とベース部4を別部材とし、可撓性の金属板2を介して接続した構成としたため、ハーネス7の配線時にヘッド部3に余計な力が掛かる可能性を低減することができる。即ち、ハーネス7の配線時に温度検出装置105に力が作用したとしても、位置決め孔4aと位置決め突起9aとの嵌合によって力が受け止められるため、ヘッド部3には力が掛かりにくい。
付勢部材5は、ヘッド部3の+Z方向側の端部に設けられた当接部3cと当接し、ヘッド部3を-Z方向に付勢している。付勢部材5は、ヒータホルダ9に設けられたバネ装着部9dとしての突起に嵌合する穴を有し、固定具9eによりヒータホルダ9に対して固定されている。付勢部材5は、バネ装着部9dから-X方向に延びた先端部において、検出素子ホルダ33に当接しヒータ8に向けて押圧する板バネである。なお、図1(a)において、付勢部材5は省略されている。付勢部材5はZ方向(第3方向)に関して検出素子1をヒータ8(測定対象)に対して位置決めする付勢部材(位置決め手段)の一例である。板バネからなる付勢部材5に代えて、クリップ又はスナップフィット等の他の手段で検出素子1がヒータ8からZ方向に離れないように付勢(位置決め)してもよい。
耐熱性被覆6は、電気的耐圧確保と検出素子1の保護のために配置される。耐熱性被覆6は、検出素子1を支持する金属板2の下面及びヘッド部3の略全体を覆っている。即ち、耐熱性被覆6は検出素子1と金属板2を保護する。なお、図2の斜視図において耐熱性被覆6は省略されている。
温度検出装置105をヒータホルダ9に装着する場合、ベース部4の位置決め孔4aがヒータホルダ9の位置決め突起9aと嵌合する。これにより、位置決め突起9aの軸線を基準にして、ヒータホルダ9に対するベース部4のX方向(第1方向)及びY方向(第2方向)の位置が決まる。即ち、ベース部4は、温度検出装置105を保持する保持部材としてのヒータホルダ9に対してZ方向(第3方向)と交差する方向に関して位置決めされる。また、ヘッド部3の位置決め突起3aがヒータホルダ9の位置決め壁9bと係合することで、位置決め突起9aを中心とした検出素子ホルダ33の回転が規制される。
温度検出装置105が位置決めされた状態では、-Z方向から見て、ヒータホルダ9の孔部9cの内側に検出素子1が露出する。そして、付勢部材5の付勢力によりヘッド部が-Z方向に付勢されることで、Z方向に関して、検出素子1がヒータ8に対して位置決めされる。
一方、位置決め孔4aが位置決め突起9aに対してZ方向に摺動可能な構成であるため、ベース部4は、保持部材としてのヒータホルダ9に対してZ方向(第3方向)に移動可能(変位可能)である。
なお、本実施例の構成に代えて、ベース部4側に位置決め部としてZ方向に延びる位置決め突起(凸部)を配置し、保持部材(ヒータホルダ9)側に開口部としての位置決め孔を配置してもよい。また、開口部は、ベース部4又はヒータホルダ9を貫通しない穴形状(凹形状)とすることもできる。
図4(a、b)に実施例1に係る検出素子1の周辺を示す。図4(a)は、温度検出装置105が定着装置に組付けられる前(装着完了される前)の状態、図4(b)は組付け後(装着完了された後)の状態に対応する。
図4(a)に示すように、検出素子1の端子1aは、金属板2の+Z方向側(測定対象とは反対側)の裏面2rに取付けられている。金属板2の-Z方向側(測定対象側)の表面2fは、測定対象と対向する対向面である。検出素子1は、感熱面である金属板2の表面2fに比べて所定の高さh1だけ+Z方向側に退避した位置に配置される。また、検出素子1と耐熱性被覆6との間には熱伝導性の接着剤10が充填されることで、高さh1の段差が埋められている。
つまり、検出素子1の周辺において、温度検出装置105のZ方向の表面は、金属板2の表面2fを基準に面一の状態となるように面出しされている。なお、感熱面に対する検出素子1の退避幅(高さh1)は、部品の寸法公差等を考慮しても検出素子1が感熱面に対して-Z方向側に突出することがないように設定される。また、ヘッド部3の-Z方向側の端面も、金属板2の表面2fと面一となるように構成することができる。
図4(b)に示すように、温度検出装置105を定着装置に組付けると、付勢部材5の付勢力によりヘッド部3が-Z方向に付勢され、測定対象であるヒータ8に押し付けられる。このとき、検出素子1は、接着剤10及び耐熱性被覆6を間に挟んでヒータ8に当接(隣接)する。即ち、検出素子1は、接着剤10の高さh1及び耐熱性被覆6の厚さだけヒータ8からZ方向に離れた位置に位置決めされる。
(実施例1の利点)
本実施例によると、ベース部4に設けられた位置決め孔4a(位置決め部)により、Z方向と交差する方向(X、Y方向、第1方向、第2方向)に関してベース部4が位置決めされる。また、付勢部材5の付勢力により、検出素子1は測定対象に対してZ方向(第3方向)に関して位置決めされる。このとき、検出素子1は、ベース部4に支持される可撓性の金属板2(可撓部材)に支持されると共に、位置決め孔4aがベース部4のZ方向の移動を許容するように構成されるため、測定対象に対する検出素子1の位置をより安定させることができる。
具体的に、図3(a)のように、部品公差等の理由により、ヘッド部3がベース部4に対して傾いた角度になっていたり、ヘッド部3の感熱面がベース部4に対して傾いた形状となっている場合を考える。ここでいう傾きの基準は、位置決め突起9aの軸線(破線)に対して垂直な平面である。
上記のような傾きがある場合でも、温度検出装置105を定着装置に組付けると、付勢部材5の付勢力により、ヘッド部3の感熱面がヒータ8の表面に沿うようにヘッド部3が回転する。このとき、ベース部4がヒータホルダ9に対してZ方向に移動可能となっていることで、ベース部4は、ヘッド部3の回転に伴って金属板2の応力が小さくなる方向に移動できる。即ち、ベース部4が、ヒータホルダ9に対してX、Y方向に関して位置決めされた状態のままZ方向に移動することで、ヘッド部3の回転による感熱面の傾きの吸収(イコライズ)が容易になる。そして、感熱面の傾きが吸収されることで、検出素子1を用いてヒータ8の温度をより高い精度で検出することが可能となる。なお、ヘッド部3の感熱面が図3(a)とは異なる方向に傾斜している場合でも、可撓部材である金属板2の撓みにより傾きを吸収することができる。その場合のベース部4の移動方向や移動量は図3(b)とは異なる場合がある。
即ち、本実施例によれば、簡易な構成で、測定対象に対する検出素子の位置精度を向上させることができる。
なお、本実施例の金属板2には、ベース部4とヘッド部3の間でX方向(第1方向)に延びる中間部2c(図1(a、b)及び図2も参照)が設けられている。中間部2cがZ方向を厚み方向とする板状であることで、金属板2のうち主に中間部2cが撓むことで感熱面の傾きを容易に吸収することができる。
また、本実施例では、検出素子は、比較例のようにエラストマーである耐熱弾性部材32に固定されておらず、可撓部材である金属板2に固定されている。そのため、ヒータ8に対する検出素子1の位置精度をより確保しやすくなる。
また、検出素子1を囲むように金属板2が感熱面として露出しているため測定対象からの集熱効果が高まり、熱応答性を向上させることができる。なお、本実施例では、感熱面となる金属板2の表面2f(耐熱性被覆6を挟んで測定対象と接触する対向面)の面積は、Z方向に見た検出素子1の面積より大きいため、集熱効果がより大きくなる。
また、本実施例では、検出素子1の裏側(+Z方向側、ヒータ8とは反対側の面)は、ヘッド部3の開口部3bの内側の空間3sとなっており、他の部材と接触していない(図4(b))。そのため、検出素子1の裏側に空気よりも熱容量の大きい耐熱弾性部材32が配置される比較例の構成に比べて、空間3s内の空気の断熱効果により、検出素子1からの熱の逃げが少なくなる。結果として、本実施例によれば熱応答性を向上させることができる。
なお、本実施例では付勢部材5の例として板バネを例示したが、コイルバネや線バネ等の他のバネ部材を用いてもよく、弾性部材(エラストマー)を用いてもよい。なお、弾性部材を用いる場合でも、ヘッド部3を間に挟む分、比較例の耐熱弾性部材32よりも耐熱性の要求は低くなるため、より安価な材質を用いることができる。
また、可撓部材が検出素子1と接触しておらず、検出素子1がヘッド部3を介して可撓部材に支持される構成とすることも可能である。その場合、検出素子1の端子をジュメット線等でハーネス7に接続するなど、検出素子1の信号を伝える回路を可撓部材とは別に用意する。
(実施例2)
実施例2に係る温度検出装置について図5を用いて説明する。以下の説明において、実施例1と実質的に同じ構成及び作用を有する要素については、実施例1と共通の符号を付して説明を省略する。
図5(a、b)に実施例2に係る検出素子1の周辺を示す。図5(a)は、温度検出装置105が定着装置100に組付けられる前(装着完了される前)の状態、図5(b)は組付け後(装着完了された後)の状態に対応する。
図5(a)に示すように、温度検出装置105の組付け前の状態で、検出素子1は、感熱面に位置する金属板2の表面2fに比べて所定の高さh2だけ-Z方向側(測定対象側)に突出した位置(第1位置)に配置される。温度検出装置105の組付け前の状態とは、検出素子1、金属板2、ヘッド部3及びベース部4からなるユニットがヒータホルダ9に取付けられる前の状態である。
図5(b)に示すように、温度検出装置105を定着装置100に組付けると、付勢部材5の付勢力によりヘッド部3が-Z方向に付勢され、測定対象であるヒータ8に押し付けられる。このとき、金属板2が撓むことで、検出素子1は感熱面の位置まで+Z方向に退避する。つまり、本実施例では、金属板2の撓み(弾性変形)を利用して、検出素子1の感熱面への面出しを行う。
なお、感熱面に対する検出素子1の突出幅(高さh2)は、部品の寸法公差等を考慮しても検出素子1が感熱面に対して+Z方向側に凹んだ状態とならないように設定される。また、付勢部材5の付勢力は、金属板2を撓ませるのに必要な力より大きくなるように設定される。
本実施例においても、ベース部4が、ヒータホルダ9に対してX、Y方向に関して位置決めされた状態のままZ方向に移動することで、感熱面の傾きの吸収(イコライズ)が容易になる。そして、感熱面の傾きが吸収されることで、検出素子1を用いてヒータ8の温度をより高い精度で検出することが可能となる。
即ち、本実施例によっても、簡易な構成で、測定対象に対する検出素子の位置精度を向上させることができる。
(実施例3)
実施例3に係る温度検出装置について説明する。以下の説明において、実施例1と実質的に同じ構成及び作用を有する要素については、実施例1と共通の符号を付して説明を省略する。
図6(a)は、実施例3に係る温度検出装置105の平面図である。図6(b)は、図6(a)のA-A線に示す断面における温度検出装置105の断面図である。図7は、実施例3に係る温度検出装置105の斜視図である。
図6(a、b)及び図7に示すように、温度検出装置105は、検出素子1と、金属板2と、ベース部4と、付勢部材5と、耐熱性被覆6と、ハーネス7と、を有する。
本実施例では、付勢部材5の付勢力を受けるヘッド部3は設けておらず、付勢部材5が金属板2を直接加圧する構成としている。付勢部材5は、+Z方向側の端部を不図示の固定部材に支持され、-Z方向側の端部において金属板2の裏面2rに当接するコイルバネである。言い換えると、本実施例の付勢部材は、可撓部材のうち第3方向において測定対象とは反対側の面(裏面2r)に当接するバネ部材である。金属板2は、付勢部材5から受ける荷重によって変位(変形)できるので、検出素子1をヒータ8へ安定して当接させることができる。
金属板2及びベース部4は、実施例1と同様に、インサート成型等の方法で一体成型することができる。金属板2は、実施例1と同様、第1電線(片方のハーネス7)と検出素子1の一方の端子を電気的に接続する第1部材(片方の金属板2)と、第2電線(他方のハーネス7)と検出素子1の他方の端子を電気的に接続する第2部材(他方の金属板2)を含む。
なお、検出素子1及び金属板2の保護のため、ベース部4には保護部4bを設けてある。保護部4bは、Z方向に見て金属板2の先端部及び検出素子1を-X方向側、+Y方向側、-Y方向側から囲むように配置された3つの壁面によって構成される。付勢部材5の少なくとも一部は、保護部4bの内側の空間に配置される。また、図7に示すように、金属板2を湾曲させ、温度検出装置105がヒータホルダ9に取り付けられる前の状態で、保護部4bの-Z方向側(ヒータ8側)の端面よりも-Z方向側に検出素子1が突出するようにする。これにより、図6(b)に示すように検出素子1をより確実にヒータ8と当接させることができる。
検出素子1を含め、保護部4bは耐熱性被覆6としての絶縁フィルムで覆う。なお、図7の斜視図において耐熱性被覆6は省略されている。
本実施例においても、ベース部4が、ヒータホルダ9に対してX、Y方向に関して位置決めされた状態のままZ方向に移動することで、感熱面の傾きの吸収(イコライズ)が容易になる。そして、感熱面の傾きが吸収されることで、検出素子1を用いてヒータ8の温度をより高い精度で検出することが可能となる。
即ち、本実施例によっても、簡易な構成で、測定対象に対する検出素子の位置精度を向上させることができる。
(実施例4)
実施例4に係る温度検出装置について説明する。以下の説明において、実施例1と実質的に同じ構成及び作用を有する要素については、実施例1と共通の符号を付して説明を省略する。
図12(a)は、実施例4に係る温度検出装置105の平面図である。図12(b)は、図12(a)のA-A線に示す断面における温度検出装置105の断面図である。図13は、実施例4に係る温度検出装置105の斜視図である。
図12(a、b)及び図13に示すように、温度検出装置105は、検出素子1と、検出素子ホルダ40と、付勢部材5と、耐熱性被覆6と、ハーネス7と、を有する。
本実施例では、検出素子1を保持する保持部材としての検出素子ホルダ40は、実施例1のヘッド部3及びベース部4に相当する部分が一体として構成される。つまり、検出素子ホルダ40は、検出素子1を保持する保持部としてのヘッド部43と、ヒータホルダ9に位置決めするための位置決め部を備えたベース部44と、を有し、ヘッド部43及びベース部44が連続した一体の部材として構成される。
ベース部44は、位置決め部としての位置決め孔44aを有する。位置決め孔44aは、ヒータホルダ9の凸部としての位置決め突起9aに嵌合される。これにより、位置決め突起9aの軸線を基準にして、ヒータホルダ9に対するベース部44のX方向及びY方向の位置が決まる。
付勢部材5は、検出素子ホルダ40のヘッド部43をZ方向においてヒータ8に向けて付勢する。付勢部材5の付勢力により、検出素子1はヒータ8に圧接される。なお、本実施例では、上述した比較例(図11)と同様に2本のジュメット線34及びステンレス板32a,32bを介して検出素子1をハーネス7に接続することができる。
ここで、本実施例では、検出素子ホルダ40に設けられた位置決め部としての位置決め孔44aと、ヒータホルダ9の位置決め孔44aが係合する部分(つまり位置決め突起9a)との間にガタ(隙間、クリアランス)が設定されている。このガタにより、検出素子ホルダ40の姿勢変化が許容される。つまり、本実施例の保持部材は、位置決め部がヒータホルダと係合した状態において、位置決め部とヒータホルダの位置決め部と係合する部分との間の隙間によって、保持部が前記第3方向に移動するように傾くことが可能である。
このようなガタ(隙間)を設けたことで、例えばヘッド部43における検出素子1の保持面43a(取付け座面)がヒータ8に対して傾いていた場合でも、検出素子1をヒータ8により確実に当接させることが可能となる。つまり、位置決め孔44aが位置決め突起9aに対して傾くことで、付勢部材5の付勢力により検出素子1をヒータ8に押し付けることが可能となる。言い換えると、ガタによって検出素子ホルダ40の傾き(姿勢変化)が許容される範囲内で、検出素子1の保持面43aの傾き等を吸収することができ、実施例1と同様の利点を得ることができる。なお、後述するように、検出素子1を押し付ける相手は均熱部材であってもよい。
また、本実施例は、実施例1の金属板2のような可撓部材を含まず一体形成された検出素子ホルダ40を用いる簡易な構成で、検出素子1の位置精度を一定程度向上させられる利点がある。
(その他の実施形態)
上述した各実施例では、検出素子1が接着剤10(図4(a))及び/又は耐熱性被覆6(図5)を介してヒータ8と直接的に当接される構成を説明した。これに限らず、検出素子1は、均熱部材を介してヒータ8と接触する構成としてもよい。均熱部材は、熱伝導性に優れた材料で形成され、ヒータ8と検出素子1との間に配置される。均熱部材の例は、金属のように熱伝導性の高い材料で形成された薄板部材又はシート状部材である。均熱部材を用いることで、検出素子1の検知信号はヒータ8の広い範囲の温度を平均化した温度に相関した値となるため、温度検出の精度を向上させることができる。
上述した実施形態では、画像形成手段として直接転写型のプロセスユニットPUを備えた画像形成装置を例示した。これに限らず、像担持体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写した後、中間転写体から記録材に二次転写する中間転写型のプロセスユニットを備えた画像形成装置に本技術を適用してもよい。また、画像形成手段は、複数の像担持体上にそれぞれ異なる色のトナーを用いて形成したトナー像を、記録材上で重ね合わせることでカラー画像を形成可能な構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、定着部材として筒状のフィルム101を使用し、加圧部材として加圧ローラ102を使用し、加熱手段としてセラミックヒータであるヒータ8を使用するフィルム加熱方式の定着装置を例示した。定着装置はこれに限らず、定着部材として例えば円筒状のローラを使用してもよい。また、加熱手段はセラミックヒータに限らず、輻射熱を発するハロゲンランプや、誘導加熱により定着部材内の導電層を発熱させる誘導加熱機構を用いてもよい。
各実施例で説明した定着装置用の温度検出装置は、定着装置の方式によらず、定着装置の温度制御のためにヒータ又は定着部材の温度を検出する装置として用いることができる。また、温度検出装置は、定着装置の異常(過熱、異常昇温等)を検知した場合にヒータへの通電を遮断するための異常検知装置を構成するものであってよい。
(本開示のまとめ)
本開示には、少なくとも以下の各構成が含まれる。
(構成A1)
発熱体を備えるヒータと、
前記ヒータを保持するヒータホルダと、
前記ヒータの前記発熱体が配置された面における長手方向を第1方向とし、前記ヒータの面における短手方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する前記ヒータの厚み方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記ヒータと対向する位置に配置され、前記ヒータの温度を検出する検出素子と、
前記検出素子を保持する第1の保持部材と、
前記第1の保持部材を付勢する付勢部材と、
前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記第1の保持部材を支持する可撓部材と、
前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する第2の保持部材と、
を備えた定着装置であって、
前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、
前記第2の保持部材は、前記ヒータホルダと係合する位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされており、
前記第1の保持部材は、前記付勢部材により前記第3方向において前記ヒータに向けて付勢されている、
ことを特徴とする定着装置。
(構成A2)
前記第2の保持部材が前記位置決め部により位置決めされ且つ前記第1の保持部材が前記付勢部材により付勢されている状態において、前記第2の保持部材は、前記第3方向に移動可能である、
ことを特徴とする構成A1に記載の定着装置。
(構成A3)
前記付勢部材は、前記第1の保持部材を前記ヒータに向けて押圧するバネ部材である、
ことを特徴とする構成A1又はA2に記載の定着装置。
(構成A4)
前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、樹脂材料で形成され、
前記可撓部材は、金属材料で形成され、インサート成形により前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材と一体成形されている、
ことを特徴とする構成A1乃至A3のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A5)
前記第1の保持部材は、前記第3方向に開口する開口部を有し、
前記検出素子は、前記開口部の内側に配置され、
前記第3方向において、前記検出素子の前記ヒータとは反対側の面は、他の部材と接触していない、
ことを特徴とする構成A1乃至A4のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A6)
前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間で前記第1方向に延びる中間部を有し、
前記中間部は、前記第3方向を厚さ方向とする板状である、
ことを特徴とする構成A1乃至A5のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A7)
前記付勢部材は、前記可撓部材のうち前記第3方向において前記ヒータとは反対側の面に当接するバネ部材である、
ことを特徴とする構成A1乃至A6のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A8)
前記可撓部材は、前記ヒータと対向する対向面を有し、
前記第3方向において、前記検出素子は、前記対向面よりも前記ヒータから離れた位置に位置しており、
前記検出素子と前記ヒータとの間には、接着剤が充填されている、
ことを特徴とする構成A1乃至A7のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A9)
前記可撓部材は、前記ヒータと対向する対向面を有し、
前記検出素子、前記可撓部材、前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材を含むユニットが前記ヒータホルダに装着完了される前の状態では、前記検出素子は、前記対向面よりも前記第3方向において前記ヒータの側に突出しており、
前記ユニットが前記ホルダに装着完了された状態では、前記付勢部材の付勢力により、前記可撓部材が弾性変形した状態で前記検出素子が前記ヒータに押し付けられる、
ことを特徴とする構成A1乃至A8のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A10)
前記可撓部材は、前記検出素子から出力される電気信号を伝える電気回路の一部を構成している、
ことを特徴とする構成A1乃至A9のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A11)
前記第2の保持部材には、第1電線及び第2電線が接続され、
前記可撓部材は、前記第1電線と前記検出素子の一方の端子とを電気的に接続する第1部材と、前記第2電線と前記検出素子の他方の端子とを電気的に接続する第2部材と、を有する、
ことを特徴とする構成A10に記載の定着装置。
(構成A12)
前記可撓部材は、ステンレス鋼の板材である、
ことを特徴とする構成A1乃至A11のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A13)
前記ヒータホルダ及び前記位置決め部のいずれか一方は、前記第3方向に延びる凸部を有し、
前記ヒータホルダ及び前記位置決め部の他方は、前記凸部に嵌合する開口部を有する、
ことを特徴とする構成A1乃至A12のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A14)
前記第1方向において、前記付勢部材は一端側で前記第1の保持部材を付勢し、他端側で前記ヒータホルダに固定されている、
ことを特徴とする構成A1乃至A13のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A15)
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記ヒータに当接される、
ことを特徴とする構成A1乃至A14のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A16)
前記第3方向において、前記検出素子と前記ヒータの間に配置され、前記ヒータの熱を均す均熱部材を備え、
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接される、
ことを特徴とする構成A1乃至A14のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A17)
回転する筒状のフィルムと、
加圧部材と、
をさらに有し、
前記ヒータ及び前記ヒータホルダは、前記フィルムの内部空間に配置され、
前記加圧部材は、前記フィルムを挟んで前記ヒータと対向するように配置され、
前記ヒータと前記加圧部材との間のニップ部に記録材を挟持して搬送しながら、前記ヒータにより加熱された前記フィルムにより記録材上の画像を加熱することで記録材に画像を定着させる、
ことを特徴とする構成A1乃至A16のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成A18)
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を加熱して記録材に定着させる構成A1乃至A17のいずれか1つに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(構成A19)
測定対象と対向する面を有する検出素子であって、前記面における第1の辺の方向を第1方向とし、前記第1の辺と直交する第2の辺の方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記測定対象と対向するように配置され、前記測定対象の温度を検出する検出素子と、
前記検出素子を保持する第1の保持部材と、
前記第1の保持部材を付勢する付勢部材と、
前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記第1の保持部材を支持する可撓部材と、
前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する第2の保持部材と、
を備えた温度検出装置であって、
前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、
前記第2の保持部材は、位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされるように構成されており、
前記第1の保持部材は、前記付勢部材により前記第3方向において前記測定対象に向けて付勢されるように構成されている、
ことを特徴とする温度検出装置。
(構成A20)
前記第2の保持部材が前記位置決め部により位置決めされ且つ前記第1の保持部材が前記付勢部材により付勢されている状態において、前記第2の保持部材は、前記第3方向に移動可能である、
ことを特徴とする構成A19に記載の温度検出装置。
(構成A21)
前記付勢部材は、前記第1の保持部材を前記測定対象に向けて押圧するバネ部材である、
ことを特徴とする構成A19又はA20に記載の温度検出装置。
(構成A22)
前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、樹脂材料で形成され、
前記可撓部材は、金属材料で形成され、インサート成形により前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材と一体成形されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A21のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A23)
前記第1の保持部材は、前記第3方向に開口する開口部を有し、
前記検出素子は、前記開口部の内側に配置され、
前記第3方向において、前記検出素子の前記測定対象とは反対側の面は、他の部材と接触しないように構成されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A22のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A24)
前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間で前記第1方向に延びる中間部を有し、
前記中間部は、前記第3方向を厚さ方向とする板状である、
ことを特徴とする構成A19乃至A23のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A25)
前記付勢部材は、前記可撓部材のうち前記第3方向において前記測定対象とは反対側の面に当接するバネ部材である、
ことを特徴とする構成A19乃至A24のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A26)
前記可撓部材は、前記測定対象と対向する対向面を有し、
前記第3方向において、前記検出素子は、前記対向面よりも前記測定対象から離れた位置に位置しており、
前記検出素子と前記測定対象との間には、接着剤が充填されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A25のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A27)
前記可撓部材は、前記測定対象と対向する対向面を有し、
前記検出素子、前記可撓部材、前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材を含むユニットが、前記ユニットを保持するホルダに装着完了される前の状態では、前記検出素子は、前記対向面よりも前記第3方向において前記測定対象の側に突出しており、
前記ユニットが前記ホルダに装着完了された状態では、前記付勢部材の付勢力により、前記可撓部材が弾性変形した状態で前記検出素子が前記測定対象に押し付けられるように構成されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A26のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A28)
前記可撓部材は、前記検出素子から出力される電気信号を伝える電気回路の一部を構成している、
ことを特徴とする構成A19乃至A27のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A29)
前記可撓部材は、前記電気回路の第1電線と前記検出素子の一方の端子とを電気的に接続する第1部材と、前記電気回路の第2電線と前記検出素子の他方の端子とを電気的に接続する第2部材と、を有する、
ことを特徴とする構成A28に記載の温度検出装置。
(構成A30)
前記可撓部材は、ステンレス鋼の板材である、
ことを特徴とする構成A19乃至A29のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A31)
前記第1方向において、前記付勢部材は一端側で前記第1の保持部材を付勢し、他端側で前記第2の保持部材の前記位置決め部を位置決めしている部材に固定されるように構成されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A30のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A32)
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記測定対象に当接されるように構成されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A31のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成A33)
前記第3方向において、前記検出素子と前記測定対象の間に配置され、前記測定対象の熱を均す均熱部材を備え、
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接されるように構成されている、
ことを特徴とする構成A19乃至A31のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成B1)
発熱体を備えるヒータと、
前記ヒータを保持するヒータホルダと、
前記ヒータの前記発熱体が配置された面における長手方向を第1方向とし、前記面における短手方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する前記ヒータの厚み方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記ヒータと対向する位置に配置され、前記ヒータの温度を検出する検出素子と、
前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記検出素子を保持する可撓部材と、
前記可撓部材の前記第1端側を付勢する付勢部材と、
前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する保持部材と、
を備えた定着装置であって、
前記可撓部材は、前記検出素子と前記保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、
前記保持部材は、前記ヒータホルダと係合する位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされており、
前記可撓部材の前記第1端側は、前記付勢部材により前記第3方向に関して前記ヒータに向けて付勢されている、
ことを特徴とする定着装置。
(構成B2)
前記保持部材は、樹脂材料で形成され、
前記可撓部材は、金属材料で形成されている、
ことを特徴とする構成B1に記載の定着装置。
(構成B3)
前記可撓部材は、インサート成形により前記保持部材と一体成形されている、
ことを特徴とする構成B2に記載の定着装置。
(構成B4)
前記付勢部材は、前記可撓部材のうち前記第3方向において前記ヒータとは反対側の面に当接するバネ部材である、
ことを特徴とする構成B1乃至B3のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B5)
前記保持部材は、前記第3方向に見たときに前記検出素子の周りを囲むように配置された保護部を有し、
前記保持部材が前記ヒータホルダに装着完了される前の状態において、前記検出素子は、前記保護部の前記ヒータと対向する側の端面よりも前記第3方向に突出している、
ことを特徴とする構成B1乃至B4のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B6)
前記可撓部材は、前記検出素子から出力される電気信号を伝える電気回路の一部を構成している、
ことを特徴とする構成B1乃至B5のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B7)
前記可撓部材は、前記電気回路の第1電線と前記検出素子の一方の端子とを電気的に接続する第1部材と、前記電気回路の第2電線と前記検出素子の他方の端子とを電気的に接続する第2部材と、を有する、
ことを特徴とする構成B6に記載の定着装置。
(構成B8)
前記可撓部材は、ステンレス鋼の板材である、
ことを特徴とする構成B1乃至B7のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B9)
前記ヒータホルダ及び前記位置決め部のいずれか一方は、前記第3方向に延びる凸部を有し、
前記ヒータホルダ及び前記位置決め部の他方は、前記凸部に嵌合する開口部を有する、
ことを特徴とする構成B1乃至B8のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B10)
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記ヒータに当接される、
ことを特徴とする構成B1乃至B9のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B11)
前記第3方向において、前記検出素子と前記ヒータの間に配置され、前記ヒータの熱を均す均熱部材を備え、
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接される、
ことを特徴とする構成B1乃至B9のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B12)
回転する筒状のフィルムと、
加圧部材と、
をさらに有し、
前記ヒータ及び前記ヒータホルダは、前記フィルムの内部空間に配置され、
前記加圧部材は、前記フィルムを挟んで前記ヒータと対向するように配置され、
前記ヒータと前記加圧部材との間のニップ部に記録材を挟持して搬送しながら、前記ヒータにより加熱された前記フィルムにより記録材上の画像を加熱することで記録材に画像を定着させる、
ことを特徴とする構成B1乃至B11のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成B13)
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を加熱して記録材に定着させる構成B1乃至B12のいずれか1つに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(構成B14)
測定対象と対向する面を有する検出素子であって、前記面における第1の辺の方向を第1方向とし、前記第1の辺と直交する第2の辺の方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記測定対象と対向するように配置され、前記測定対象の温度を検出する検出素子と、
前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記検出素子を保持する可撓部材と、
前記可撓部材の前記第1端側を付勢する付勢部材と、
前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する保持部材と、
を備えた温度検出装置であって、
前記可撓部材は、前記検出素子と前記保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、
前記保持部材は、位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされるように構成されており、
前記可撓部材の前記第1端側は、前記付勢部材により前記第3方向において前記測定対象に向けて付勢されるように構成されている、
ことを特徴とする温度検出装置。
(構成B15)
前記保持部材は、樹脂材料で形成され、
前記可撓部材は、金属材料で形成されている、
ことを特徴とする構成B14に記載の温度検出装置。
(構成B16)
前記可撓部材は、インサート成形により前記保持部材と一体成形されている、
ことを特徴とする構成B15に記載の温度検出装置。
(構成B17)
前記付勢部材は、前記可撓部材のうち前記第3方向において前記測定対象とは反対側の面に当接するバネ部材である、
ことを特徴とする構成B14乃至B16のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成B18)
前記保持部材は、前記第3方向に見たときに前記検出素子の周りを囲むように配置された保護部を有し、
前記保持部材が、前記保持部材を保持するホルダに装着完了される前の状態において、前記検出素子は、前記保護部の前記測定対象と対向する側の端面よりも前記第3方向に突出している、
ことを特徴とする構成B14乃至B17のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成B19)
前記可撓部材は、前記検出素子から出力される電気信号を伝える電気回路の一部を構成している、
ことを特徴とする構成B14乃至B18のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成B20)
前記可撓部材は、前記電気回路の第1電線と前記検出素子の一方の端子とを電気的に接続する第1部材と、前記電気回路の第2電線と前記検出素子の他方の端子とを電気的に接続する第2部材と、を有する、
ことを特徴とする構成B19に記載の温度検出装置。
(構成B21)
前記可撓部材は、ステンレス鋼の板材である、
ことを特徴とする構成B14乃至B20のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成B22)
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記測定対象に当接されるように構成されている、
ことを特徴とする構成B14乃至B21のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成B23)
前記第3方向において、前記検出素子と前記測定対象の間に配置され、前記測定対象の熱を均す均熱部材を備え、
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接されるように構成されている、
ことを特徴とする構成B14乃至B21のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成C1)
発熱体を備えるヒータと、
前記ヒータを保持するヒータホルダと、
前記発熱体が配置された前記ヒータの面における長手方向を第1方向とし、前記面における短手方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する前記ヒータの厚み方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において、前記ヒータと対向する位置に配置され、前記ヒータの温度を検出する検出素子と、
前記検出素子を保持する保持部材であって、前記第1方向の第1端側に前記検出素子を保持する保持面が設けられ、前記第1方向の第2端側に前記ヒータホルダと係合する位置決め部が設けられた保持部材と、
前記保持部材を付勢する付勢部材と、
を備えた定着装置であって、
前記位置決め部と、前記ヒータホルダの前記位置決め部と係合する部分との間に隙間が設けられ、
前記保持部材は、前記隙間によって、前記保持部材の前記第1端側と前記第2端側とが前記第3方向に相対移動するように傾くことが可能であり、
前記保持部材の前記第2端側は、前記位置決め部によって、前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされており、
前記保持部材の前記第1端側は、前記付勢部材により前記第3方向において前記ヒータに向けて付勢されている、
ことを特徴とする定着装置。
(構成C2)
前記保持部材の前記第2端側が位置決めされ且つ前記保持部材の前記第1端側が前記付勢部材により付勢されている状態において、前記位置決め部は、前記第3方向に移動可能である、
ことを特徴とする構成C1に記載の定着装置。
(構成C3)
前記付勢部材は、前記保持部材の前記第1端側を前記ヒータに向けて押圧するバネ部材である、
ことを特徴とする構成C1又はC2に記載の定着装置。
(構成C4)
前記第1方向において、前記付勢部材は一端側で前記保持部材を付勢し、他端側で前記ヒータホルダに固定されている、
ことを特徴とする構成C1乃至C3のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成C5)
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記ヒータに当接される、
ことを特徴とする構成C1乃至C4のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成C6)
前記第3方向において、前記検出素子と前記ヒータの間に配置され、前記ヒータの熱を均す均熱部材を備え、
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接される、
ことを特徴とする構成C1乃至C4のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成C7)
回転する筒状のフィルムと、
加圧部材と、
をさらに有し、
前記ヒータ及び前記ヒータホルダは、前記フィルムの内部空間に配置され、
前記加圧部材は、前記フィルムを挟んで前記ヒータと対向するように配置され、
前記ヒータと前記加圧部材との間のニップ部に記録材を挟持して搬送しながら、前記ヒータにより加熱された前記フィルムにより記録材上の画像を加熱することで記録材に画像を定着させる、
ことを特徴とする構成C1乃至C6のいずれか1つに記載の定着装置。
(構成C8)
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を加熱して記録材に定着させる構成C1乃至C7のいずれか1つに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(構成C9)
測定対象と対向する面を有する検出素子であって、前記面における第1の辺の方向を第1方向とし、前記第1の辺と直交する第2の辺の方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記測定対象と対向するように配置され、前記測定対象の温度を検出する検出素子と、
前記検出素子を保持する保持部材であって、前記第1方向の第1端側に前記検出素子を保持する保持面が設けられ、前記第1方向の第2端側に位置決め部が設けられた保持部材と、
前記保持部材を付勢する付勢部材と、
を備えた温度検出装置であって、
前記位置決め部は、前記位置決め部と係合する部材との間に隙間が形成されるように構成されており、
前記保持部材は、前記隙間によって、前記保持部材の前記第1端側と前記第2端側とが前記第3方向に相対移動するように傾くことが可能であり、
前記保持部材の前記第2端側は、前記位置決め部によって、前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされており、
前記保持部材の前記第1端側は、前記付勢部材により前記第3方向において前記測定対象に向けて付勢されるように構成されている、
ことを特徴とする温度検出装置。
(構成C10)
前記保持部材の前記第2端側が位置決めされ且つ前記保持部材の前記第1端側が前記付勢部材により付勢されている状態において、前記位置決め部は、前記第3方向に移動可能である、
ことを特徴とする構成C9に記載の温度検出装置。
(構成C11)
前記付勢部材は、前記保持部材の前記第1端側を前記測定対象に向けて押圧するバネ部材である、
ことを特徴とする構成C9又はC10に記載の温度検出装置。
(構成C12)
前記第1方向において、前記付勢部材は一端側で前記保持部材を付勢し、他端側で前記位置決め部と係合する前記部材に固定されるように構成されている、
ことを特徴とする構成C9乃至C11のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成C13)
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記測定対象に当接されるように構成されている、
ことを特徴とする構成C9乃至C12のいずれか1つに記載の温度検出装置。
(構成C14)
前記第3方向において、前記検出素子と前記測定対象の間に配置され、前記測定対象の熱を均す均熱部材を備え、
前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接されるように構成されている、
ことを特徴とする構成C9乃至C12のいずれか1つに記載の温度検出装置。
1…検出素子/2…可撓部材(金属板)/3…第1の保持部材(ヘッド部)/4…第2の保持部材(ベース部)/4a…位置決め部(位置決め孔)/5…付勢部材/8…ヒータ/9…ヒータホルダ/105…温度検出装置

Claims (33)

  1. 発熱体を備えるヒータと、
    前記ヒータを保持するヒータホルダと、
    前記ヒータの前記発熱体が配置された面における長手方向を第1方向とし、前記ヒータの面における短手方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する前記ヒータの厚み方向を第3方向とした場合に、前記第3方向において前記ヒータと対向する位置に配置され、前記ヒータの温度を検出する検出素子と、
    前記検出素子を保持する第1の保持部材と、
    前記第1の保持部材を付勢する付勢部材と、
    前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記第1の保持部材を支持する可撓部材と、
    前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する第2の保持部材と、
    を備えた定着装置であって、
    前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、
    前記第2の保持部材は、前記ヒータホルダと係合する位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされており、
    前記第1の保持部材は、前記付勢部材により前記第3方向において前記ヒータに向けて付勢されている、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記第2の保持部材が前記位置決め部により位置決めされ且つ前記第1の保持部材が前記付勢部材により付勢されている状態において、前記第2の保持部材は、前記第3方向に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記付勢部材は、前記第1の保持部材を前記ヒータに向けて押圧するバネ部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、樹脂材料で形成され、
    前記可撓部材は、金属材料で形成され、インサート成形により前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材と一体成形されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記第1の保持部材は、前記第3方向に開口する開口部を有し、
    前記検出素子は、前記開口部の内側に配置され、
    前記第3方向において、前記検出素子の前記ヒータとは反対側の面は、他の部材と接触していない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間で前記第1方向に延びる中間部を有し、
    前記中間部は、前記第3方向を厚さ方向とする板状である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  7. 前記付勢部材は、前記可撓部材のうち前記第3方向において前記ヒータとは反対側の面に当接するバネ部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  8. 前記可撓部材は、前記ヒータと対向する対向面を有し、
    前記第3方向において、前記検出素子は、前記対向面よりも前記ヒータから離れた位置に位置しており、
    前記検出素子と前記ヒータとの間には、接着剤が充填されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  9. 前記可撓部材は、前記ヒータと対向する対向面を有し、
    前記検出素子、前記可撓部材、前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材を含むユニットが前記ヒータホルダに装着完了される前の状態では、前記検出素子は、前記対向面よりも前記第3方向において前記ヒータの側に突出しており、
    前記ユニットが前記ホルダに装着完了された状態では、前記付勢部材の付勢力により、前記可撓部材が弾性変形した状態で前記検出素子が前記ヒータに押し付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  10. 前記可撓部材は、前記検出素子から出力される電気信号を伝える電気回路の一部を構成している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  11. 前記第2の保持部材には、第1電線及び第2電線が接続され、
    前記可撓部材は、前記第1電線と前記検出素子の一方の端子とを電気的に接続する第1部材と、前記第2電線と前記検出素子の他方の端子とを電気的に接続する第2部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記可撓部材は、ステンレス鋼の板材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  13. 前記ヒータホルダ及び前記位置決め部のいずれか一方は、前記第3方向に延びる凸部を有し、
    前記ヒータホルダ及び前記位置決め部の他方は、前記凸部に嵌合する開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  14. 前記第1方向において、前記付勢部材は一端側で前記第1の保持部材を付勢し、他端側で前記ヒータホルダに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  15. 前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記ヒータに当接される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  16. 前記第3方向において、前記検出素子と前記ヒータの間に配置され、前記ヒータの熱を均す均熱部材を備え、
    前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  17. 回転する筒状のフィルムと、
    加圧部材と、
    をさらに有し、
    前記ヒータ及び前記ヒータホルダは、前記フィルムの内部空間に配置され、
    前記加圧部材は、前記フィルムを挟んで前記ヒータと対向するように配置され、
    前記ヒータと前記加圧部材との間のニップ部に記録材を挟持して搬送しながら、前記ヒータにより加熱された前記フィルムにより記録材上の画像を加熱することで記録材に画像を定着させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の定着装置。
  18. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された画像を加熱して記録材に定着させる請求項1乃至16のいずれか1項に記載の定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  19. 測定対象と対向する面を有する検出素子であって、前記面における第1の辺の方向を第1方向とし、前記第1の辺と直交する第2の辺の方向を第2方向とし、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する方向を第3方向とした場合、前記第3方向において前記測定対象と対向するように配置され、前記測定対象の温度を検出する検出素子と、
    前記検出素子を保持する第1の保持部材と、
    前記第1の保持部材を付勢する付勢部材と、
    前記第1方向に延びた可撓部材であって、前記第1方向における第1端側で前記第1の保持部材を支持する可撓部材と、
    前記第1方向における前記可撓部材の第2端側で前記可撓部材を保持する第2の保持部材と、
    を備えた温度検出装置であって、
    前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが前記第3方向に相対移動するように撓むことが可能であり、
    前記第2の保持部材は、位置決め部を有し、前記位置決め部により前記第1方向及び前記第2方向に関して位置決めされるように構成されており、
    前記第1の保持部材は、前記付勢部材により前記第3方向において前記測定対象に向けて付勢されるように構成されている、
    ことを特徴とする温度検出装置。
  20. 前記第2の保持部材が前記位置決め部により位置決めされ且つ前記第1の保持部材が前記付勢部材により付勢されている状態において、前記第2の保持部材は、前記第3方向に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  21. 前記付勢部材は、前記第1の保持部材を前記測定対象に向けて押圧するバネ部材である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  22. 前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、樹脂材料で形成され、
    前記可撓部材は、金属材料で形成され、インサート成形により前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材と一体成形されている、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  23. 前記第1の保持部材は、前記第3方向に開口する開口部を有し、
    前記検出素子は、前記開口部の内側に配置され、
    前記第3方向において、前記検出素子の前記測定対象とは反対側の面は、他の部材と接触しないように構成されている、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  24. 前記可撓部材は、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材との間で前記第1方向に延びる中間部を有し、
    前記中間部は、前記第3方向を厚さ方向とする板状である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  25. 前記付勢部材は、前記可撓部材のうち前記第3方向において前記測定対象とは反対側の面に当接するバネ部材である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  26. 前記可撓部材は、前記測定対象と対向する対向面を有し、
    前記第3方向において、前記検出素子は、前記対向面よりも前記測定対象から離れた位置に位置しており、
    前記検出素子と前記測定対象との間には、接着剤が充填されている、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  27. 前記可撓部材は、前記測定対象と対向する対向面を有し、
    前記検出素子、前記可撓部材、前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材を含むユニットが、前記ユニットを保持するホルダに装着完了される前の状態では、前記検出素子は、前記対向面よりも前記第3方向において前記測定対象の側に突出しており、
    前記ユニットが前記ホルダに装着完了された状態では、前記付勢部材の付勢力により、前記可撓部材が弾性変形した状態で前記検出素子が前記測定対象に押し付けられるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  28. 前記可撓部材は、前記検出素子から出力される電気信号を伝える電気回路の一部を構成している、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  29. 前記可撓部材は、前記電気回路の第1電線と前記検出素子の一方の端子とを電気的に接続する第1部材と、前記電気回路の第2電線と前記検出素子の他方の端子とを電気的に接続する第2部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項28に記載の温度検出装置。
  30. 前記可撓部材は、ステンレス鋼の板材である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  31. 前記第1方向において、前記付勢部材は一端側で前記第1の保持部材を付勢し、他端側で前記第2の保持部材の前記位置決め部を位置決めしている部材に固定されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項19に記載の温度検出装置。
  32. 前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記測定対象に当接されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項19乃至31のいずれか1項に記載の温度検出装置。
  33. 前記第3方向において、前記検出素子と前記測定対象の間に配置され、前記測定対象の熱を均す均熱部材を備え、
    前記検出素子は、前記付勢部材の付勢力により前記均熱部材に当接されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項19乃至31のいずれか1項に記載の温度検出装置。
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