JP2023101123A - 炊飯器 - Google Patents

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JP2023101123A JP2022001522A JP2022001522A JP2023101123A JP 2023101123 A JP2023101123 A JP 2023101123A JP 2022001522 A JP2022001522 A JP 2022001522A JP 2022001522 A JP2022001522 A JP 2022001522A JP 2023101123 A JP2023101123 A JP 2023101123A
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善行 藤田
Yoshiyuki Fujita
智也 蜷川
Tomoya Ninagawa
健太 町井
Kenta Machii
知也 青木
Tomoya Aoki
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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Abstract

【課題】蓋体の断熱性能を向上させた炊飯器を提供すること。【解決手段】炊飯器は、上面が開口した内釜収納部を有する本体部と、内釜収納部に着脱自在に装着される内釜と、本体部に回動自在に取り付けられて内釜収納部の開口を開閉自在に覆う蓋体と、を備え、蓋体は、蓋体の外面を形成する上蓋と、上蓋よりも本体部側に配置された下蓋と、断熱材と、を有し、断熱材は、蓋体が閉じられた状態で内釜収納部の開口の上方に位置する下蓋の平面部を覆うように配置された断熱平面部と、下蓋の側面部を覆うように配置された断熱側面部と、を有するものである。【選択図】図1

Description

本開示は、炊飯器に関し、特に蓋体の断熱構造に関するものである。
従来、蓋体の内部に断熱構造を有する炊飯器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、蓋体の内部に断熱材を備えることで、内釜の熱が蓋体から外部に逃げることを抑止できるので、早く沸騰を生じさせ、内釜内の温度を均一にして食味のよいご飯を炊飯できる。
特開2011-189034号公報
しかしながら、特許文献1は、蓋体の下面に位置する放熱板の上部に設けられたヒーターの上方を覆うようにしか断熱材が設けられておらず、内釜の熱が蓋体の側面部から外部に逃げてしまうという課題があった。
本開示は、以上のような課題を解決するためになされたもので、蓋体の断熱性能を向上させた炊飯器を提供することを目的としている。
本開示に係る炊飯器は、上面が開口した内釜収納部を有する本体部と、前記内釜収納部に着脱自在に装着される内釜と、前記本体部に回動自在に取り付けられて前記内釜収納部の開口を開閉自在に覆う蓋体と、を備え、前記蓋体は、前記蓋体の外面を形成する上蓋と、前記上蓋よりも前記本体部側に配置された下蓋と、断熱材と、を有し、前記断熱材は、前記蓋体が閉じられた状態で前記内釜収納部の開口の上方に位置する前記下蓋の平面部を覆うように配置された断熱平面部と、前記下蓋の側面部を覆うように配置された断熱側面部と、を有するものである。
本開示に係る炊飯器によれば、蓋体の平面部に加え、蓋体の側面部も覆うように断熱材が設けられているため、内釜の熱が蓋体の側面部から外部に逃げてしまうのを抑制でき、蓋体の断熱性能を向上させることができる。
実施の形態に係る炊飯器の蓋体を閉じた状態における内部構造を正面視した縦断面図である。 実施の形態に係る炊飯器の蓋体を閉じた状態における内部構造を側面視した縦断面図である。 実施の形態に係る炊飯器の蓋体の上蓋を上方から見た分解斜視図である。 実施の形態に係る炊飯器の蓋体の下蓋の平面図である。 実施の形態に係る炊飯器の蓋体に設けられる断熱材を示した斜視図である。 図5に示した断熱材の一部が折り曲げられる前の状態を示した斜視図である。 実施の形態に係る炊飯器の上蓋及び上蓋内に配置された断熱材を下方から見た斜視図である。 実施の形態に係る炊飯器の上内蓋を上方から見た斜視図である。 実施の形態に係る炊飯器の上蓋の内部構造の要部を拡大した縦断面図である。 実施の形態に係る炊飯器の下蓋を上方から見た斜視図である。 実施の形態に係る炊飯器の下蓋に断熱材が取り付けられた状態を上方から見た斜視図である。 実施の形態に係る炊飯器の蓋体の内部構造を正面視した縦断面図である。 図12に示した蓋体の内部構造の要部を拡大した縦断面図である。
以下、実施の形態に係る炊飯器100を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。これらの方向を示す用語は、特に明示しない限り、炊飯器100を正面視した場合の方向を意味している。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る炊飯器100の蓋体2を閉じた状態における内部構造を正面視した縦断面図である。図2は、実施の形態に係る炊飯器100の蓋体2を閉じた状態における内部構造を側面視した縦断面図である。図3は、実施の形態に係る炊飯器100の蓋体2の上蓋30を上方から見た分解斜視図である。図4は、実施の形態に係る炊飯器100の蓋体2の下蓋40の平面図である。
実施の形態に係る炊飯器100は、被加熱物(例えば米及び水)を加熱して炊き上げる家庭用炊飯器である。図1及び図2に示すように、炊飯器100は、上面が開口した内釜収納部10を内部に有する本体部1と、内釜収納部10に着脱自在に装着された内釜5と、ヒンジ機構部11によって本体部1に回動自在に連結されて内釜収納部10の開口を開閉自在に覆う蓋体2と、を備えている。
本体部1は、外観が有底筒状とされ、内釜5を内部に着脱自在に装着する内釜収納部10と、内釜5を誘導加熱する加熱コイル13と、内釜5の温度を検知する鍋底温度センサー14と、内釜5の胴部を加熱させる胴ヒーター15と、を有する。本体部1は、内蔵された制御部(図示せず)によって、各部及び各装置を駆動制御して炊飯工程を実行する。
本体部1の前面側には、蓋体2の開閉を行う蓋開閉ボタン12が設けられており、使用者は、蓋開閉ボタン12を押すことで、蓋体2の閉状態が解除され、本体部1を開口させることができる。
内釜5は、有底円筒形状を有し、誘導加熱により発熱する炭素材で構成される。なお、内釜5は、例えばセラミック等の非金属材料で形成される容器(いわゆる土鍋)またはアルミ等の金属鋳造容器であってもよい。内釜5の内部には、被加熱物である米及び水が収容される。内釜5は、開口縁に沿って外側へ向かって突出するフランジ部5aが全周にわたって設けられている。このフランジ部5aは、内釜5が内釜収納部10に装着されて蓋体2が閉じられた状態において、本体部1側から蓋体2側へ向かって突出しており、蓋体2の下面よりも上方に位置している。ここで、蓋体2の下面は、図1の破線Xの位置である。また、このフランジ部5aは、内釜5が内釜収納部10に装着されて蓋体2が閉じられた状態において、蓋体2の側面部に囲まれている。
蓋体2の上面の手前側には、使用者が操作する操作部16(図3参照)が設けられている。この操作部16は、それぞれ炊飯、保温及び予約などの機能が与えられた各種の操作キー(図示せず)を有する。また、図1及び図2に示すように、蓋体2の上面の下方には、蓋体2の内部空間である基板室8が形成されている。この基板室8には、操作基板9が収容されている。操作基板9には、操作部16の操作キーの入力を行う、図示しないスイッチが搭載されている。蓋体2の基板室8に収容された操作基板9は、本体部1に内蔵された制御部と図示しないフラットケーブルを介して電気的に接続されている。
なお、蓋体2の構成は上記に限定されない。例えば、蓋体2内の手前側に、操作結果あるいは動作状況を表示する表示パネル(図示せず)を設け、蓋体2の上面に蓋体2内の表示パネルの表示内容を視認できる表示窓(図示せず)を設けてもよい。この場合において、表示パネルは、操作基板9に搭載されるとともに、耐熱性の樹脂で形成された保持部材によって基板室8内における蓋体2の上面側に保持される構成としてもよい。このように操作部16の付近に表示パネルを設けることで、炊飯器100の使用者は、表示窓から見える表示パネルの表示内容を確認しながら操作部16を操作できる。
制御部は、鍋底温度センサー14及び操作部16からの出力に基づいて、加熱部に通電する高周波電流の制御など、炊飯器100の動作全般を制御する。制御部は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することができ、またはマイコンあるいはCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。制御部は、制御基板に実装され、内釜収納部10に固定される。
蓋体2は、内釜収納部10の開口を開閉自在に覆うものである。蓋体2は、蓋体2の上部を構成する外蓋3と、外蓋3に着脱自在に取り付けられ、蓋体2で内釜収納部10の開口を閉じた際に、内釜5の上面の開口を閉塞する内蓋4と、を有している。内蓋4は、内釜5に対向する部分である外蓋3の下部に、内蓋係止部46を介して取り付けられている。
蓋体2は、外蓋3の一端部がヒンジ機構部11によって本体部1の上部に連結されている。ヒンジ機構部11は、ヒンジ軸11aと、ヒンジバネ11bとを有する。蓋体2は、ヒンジバネ11bによって、本体部1から離れて本体部1の開口を開く方向に付勢されている。そして、蓋体2は、閉じた状態で蓋開閉ボタン12が押下されると、ヒンジバネ11bの付勢力により、ヒンジ軸11aを中心として回転し、本体部1から離れる。これにより、本体部1は、開口が開かれる。
外蓋3と内蓋4との間には、加熱手段として、金属製の蓋ヒーター板17と、蓋ヒーター板17の上面に取り付けられた蓋ヒーター18と、が設けられている。蓋ヒーター18は、制御部によって通電制御され、特に、保温時に上方から内釜5の内部に収納した被加熱物を加熱する。蓋ヒーター板17は、蓋体2を閉じると内蓋4に接触し、蓋体2を開くと内蓋4との接触が解除される。
外蓋3の内部には、断熱材60が設けられており、この断熱材60は、蓋ヒーター18の上方、かつ、操作基板9の下方に配置されている。また、この断熱材60は、後述する蒸気排出部6の一部の上方を覆う位置に配置されている。
図3及び図4に示すように、外蓋3は、蓋体2の外面を形成する上蓋30と、上蓋30よりも本体部1側に配置された下蓋40と、で構成されている。蓋体2の上面に設けられた操作部16は、上蓋30に設けられている。また、上蓋30は、上外蓋30aと、上外蓋30aの内側に配置された上内蓋30bと、で構成されている。
図1に示すように、上蓋30は、本体部1側を凹ませた凹形状から成り、凹内部に下蓋40が配置されている。図3に示すように、上蓋30には、炊飯時に内釜5内で発生した蒸気を外部へ排出させるための蒸気口20が本体部1の背面側に形成されている。
下蓋40には、上蓋30に形成された蒸気口20と同じ位置に、蒸気口20と内釜5の内部とを連通させる開口部43(後述する図10参照)が形成されている。図2に示すように、開口部43には、蒸気口20と内釜5の内部とを連通する中空構造の蒸気排出部6が嵌め込まれている。また、下蓋40には、内蓋4を着脱自在に取り付けるための内蓋係止部46が設けられている。また、下蓋40は、ヒンジ機構部11によって本体部1に連結される。
図5は、実施の形態に係る炊飯器100の蓋体2に設けられる断熱材60を示した斜視図である。図6は、図5に示した断熱材60の一部が折り曲げられる前の状態を示した斜視図である。
上蓋30と下蓋40との間には、図5及び図6に示す断熱材60が設けられている。断熱材60は、下蓋40の平面部を覆うように配置される断熱平面部61と、下蓋40の平面部に対して略垂直方向に設けられた側面部を覆うように配置される断熱側面部62とを有している。この断熱材60はシート形状を有し、折り曲げられるようになっている。そのため、断熱側面部62は、断熱平面部61との接続部63で略垂直方向に折り曲げられることで、下蓋40の側面部を覆うように配置される形状に形成される。そして、断熱材60は、その断熱側面部62が折り曲げられた形状で、上蓋30と下蓋40との間に設けられる。なお、断熱材60は、シート形状のものに限定されず、折り曲げずとも断熱側面部62が断熱平面部61に対して略垂直方向に設けられた発泡スチロールなどの成形品でもよい。
ここで、炊飯時、内釜5が発熱して内釜5の内部に熱が伝わっているが、内釜5の内部で水が沸騰することで対流が起き熱の伝わりが早くなるため、如何に早くお米全体に熱を伝えるかが炊飯ムラを抑えるポイントとなっており、ご飯のおいしさに関わっている。沸騰の勢いは内釜5の過加熱分が支配しているため、内釜5の熱を外に逃がさないようにすることが重要となっている。
さらに、誘導加熱により内釜5を加熱し、沸騰を起こしているが、蓋体2付近の温度が下がることで、内釜5の水面から上の空間温度が下がると、沸騰が弱くなってしまい、ご飯のおいしさを損なう原因になってしまうため、蓋体2の断熱性能が重要となっている。
そこで、下蓋40の平面部を覆うだけでなく、下蓋40の側面部も覆うように断熱材60を配置する。そうすることで、内釜5の熱がその上面の開口を介して上方から外に逃げるのを抑えるのに加え、内釜5の熱がそのフランジ部5aを介して側方から外に逃げるのを抑えることができるので、断熱性能を向上させることができる。
さらに、断熱材60を蓋体2の側面部まで設けようとする場合、シート状の断熱材60を接続部63で略垂直方向に折り曲げると断熱側面部62同士で重なってしまう部分が発生し、厚みが増してしまうため、断熱材60の蓋体2への収納性が悪化してしまう。そこで、断熱材60の断熱側面部62には、周方向に沿って複数のスリット64が形成されている。このように断熱側面部62に複数のスリット64を形成することで、断熱側面部62同士の重なりを防止し、断熱材60の蓋体2への収納性を確保することができる。
また、本体部1を上方から覆う断熱平面部61は、その下方に蓋ヒーター18が位置し、かつ、その上方に操作基板9が位置するように配置される。つまり、断熱平面部61は、上下方向において蓋ヒーター18と操作基板9との間に配置される。そのため、断熱平面部61でその下方に配置された蓋ヒーター18の熱を断熱することができ、蓋ヒーター18の熱による操作基板9への悪影響を低減することができる。また、断熱材60は、例えばメラミンフォーム、フェルト、ガラスウールなどの難燃性の材料で形成されており、その周囲に配置されている蓋ヒーター18及び操作基板9などの熱で発火しないようになっている。
図7は、実施の形態に係る炊飯器100の上蓋30及び上蓋30内に配置された断熱材60を下方から見た斜視図である。図8は、実施の形態に係る炊飯器100の上内蓋30bを上方から見た斜視図である。図9は、実施の形態に係る炊飯器100の上蓋30の内部構造の要部を拡大した縦断面図である。
図7及び図9に示すように、上外蓋30aの側面部の内側には、蓋体2を補強するため、周方向に沿って複数の上下方向に延びるリブ31が設けられている。また、図8に示すように、上内蓋30bの側面部には、周方向に沿って複数のスリット32が形成されている。各スリット32は、リブ31の位置と合うように形成されている。このように、各スリット32の位置をリブ31の位置と合わせることで、上外蓋30aと上内蓋30bとの間に隙間が生じるのを抑制することができる。同様に、各スリット64は、リブ31の位置と合うように形成されている。このように、各スリット64の位置をリブ31の位置と合わせることで、断熱材60と上蓋30との間に隙間が生じるのを抑制することができるため、さらに断熱材60の蓋体2への収納性を確保できる。また、図7に示すように、各リブ31の下端部には、その一部が下方に突出した爪部31aが設けられている。この爪部31aに関しては後述する。
図8に示すように、上内蓋30bには、側面部の一部が内側に向かって凹んだ凹部33が周方向に沿って複数設けられている。そして、図9に示すように、上内蓋30bに上外蓋30aが固定されている状態で、各凹部33の開口が上外蓋30aの側面部に覆われて、各凹部33と上外蓋30aの側面部との間に空気層34が形成されている。この空気層34は密閉された空間であり、内部の空気が動かず断熱効果を有するため、蓋体2の側面部における断熱性能を向上させることができる。なお、空気層34は、完全に密閉されていなくてもよい。
実施の形態では、各凹部33と上外蓋30aの側面部との間に空気層が形成されている構成としたが、それに限定されず、蓋体2の側面部の内部に周方向に沿って複数の空気層が形成される構成であればよい。例えば、下蓋40の側面の一部に内側に向かって凹んだ凹部(図示せず)を周方向に沿って複数設け、下蓋40の各凹部の開口が断熱材60の断熱側面部62に覆われて、下蓋40の各凹部と断熱材60の断熱側面部62との間に空気層(図示せず)が形成される構成としてもよい。なお、以下において、凹部33は第一凹部とも称する。
また、蓋体2が閉じられた状態で内釜5の開口の上方に位置する蓋体2の平面部における断熱性能を向上させるため、蓋体2の平面部の内部に空気層が形成される構成としてもよい。例えば、下蓋40の平面部の一部が内側に向かって凹んだ凹部44(後述する図10参照)を設け、その凹部44が断熱材60の断熱平面部61に覆われて、凹部44と断熱材60の断熱平面部61との間に空気層が形成される構成としてもよい。なお、以下において、凹部44は第二凹部とも称する。
図10は、実施の形態に係る炊飯器100の下蓋40を上方から見た斜視図である。図11は、実施の形態に係る炊飯器100の下蓋40に断熱材60が取り付けられた状態を上方から見た斜視図である。図12は、実施の形態に係る炊飯器100の蓋体2の内部構造を正面視した縦断面図である。図13は、図12に示した蓋体2の内部構造の要部を拡大した縦断面図である。なお、図10及び図11では、下蓋40から蒸気排出部6が取り外された状態を示している。
図10及び図11に示すように、下蓋40の側面部の外側の下部には、断熱材60の断熱側面部62を保持する保持部41が設けられている。この保持部41は、上方に突出しており、平面視して略L字状あるいは略逆L字状を有している。そして、保持部41は、略L字状のものと略逆L字状のものとが、周方向に沿って交互に複数設けられている。また、保持部41の壁と下蓋40の側面との間に、断熱側面部62が挿入される。このように保持部41を設けることで、断熱材60を下蓋40に取り付けることができるとともに、断熱側面部62の周方向のずれを抑制することができる。
また、図10及び図11に示すように、下蓋40の側面部の外側の下部には、周方向に沿って爪受部42が設けられている。この爪受部42は、上方に突出しており、平面視して略凹字状を有している。そして、図12及び図13に示すように、各爪部31aを爪受部42に引っ掛けて嵌合させることで、下蓋40に上蓋30が取り付けられる。各爪部31aが爪受部42に引っ掛かるため、各爪部31aは、下蓋40に上蓋30を取り付ける際の位置決めになるとともに、上蓋30が下蓋40に対して開いてそれらの間に隙間が生じるのを抑制することができる。
以上、実施の形態に係る炊飯器100は、上面が開口した内釜収納部10を有する本体部1と、内釜収納部10に着脱自在に装着される内釜5と、本体部1に回動自在に取り付けられて内釜収納部10の開口を開閉自在に覆う蓋体2と、を備えている。また、蓋体2は、蓋体2の外面を形成する上蓋30と、上蓋30よりも本体部1側に配置された下蓋40と、断熱材60と、を有している。そして、断熱材60は、蓋体2が閉じられた状態で内釜収納部10の開口の上方に位置する下蓋40の平面部を覆うように配置された断熱平面部61と、下蓋40の側面部を覆うように配置された断熱側面部62と、を有するものである。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、蓋体2の平面部に加え、蓋体2の側面部も覆うように断熱材60が設けられているため、内釜5の熱が蓋体2の側面部から外部に逃げてしまうのを抑制でき、蓋体2の断熱性能を向上させることができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、蓋体2は、内釜5を上方から加熱する蓋ヒーター18と、蓋体2の上面の下方に形成された基板室8に収容された操作基板9と、を有している。そして、断熱平面部61は、蓋ヒーター18の上方かつ操作基板9の下方に配置されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、断熱平面部61は、上下方向において蓋ヒーター18と操作基板9との間に配置されている。そのため、断熱平面部61でその下方に配置された蓋ヒーター18の熱を断熱することができ、蓋ヒーター18の熱による操作基板9への悪影響を低減することができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、下蓋40に形成された開口部43には、蒸気排出部6が設けられており、断熱平面部61は、蒸気排出部6の一部の上方を覆う位置に配置されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、断熱平面部61は、蒸気排出部6の一部の上方を覆う位置に配置されている。このように、断熱平面部61で蒸気排出部6の一部を断熱することで、蒸気排出部6内で蒸気が冷却された場合に生じる結露を低減させることができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、断熱側面部62には、複数のスリット64が形成されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、断熱側面部62に複数のスリット64が形成されているため、断熱側面部62同士の重なりを防止し、断熱材60の蓋体2への収納性を確保することができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、上蓋30の側面部の内側には、複数のリブ31が設けられており、各スリット64は、複数のリブ31のうち一つと同じ位置に配置されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、各スリット64の位置をリブ31の位置と合わせることで、断熱材60と上蓋30との間に隙間が生じるのを防止できるため、断熱材60の蓋体2への収納性を確保できる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、リブ31の下端部には、下方に突出した爪部31aが設けられており、下蓋40の側面部の外側の下部には、爪部31aと嵌合する爪受部42が設けられている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、各爪部31aを爪受部42に引っ掛けて嵌合することで、下蓋40に上蓋30が取り付けられる。各爪部31aが爪受部42に引っ掛かるため、各爪部31aは、下蓋40に上蓋30を取り付ける際の位置決めになるとともに、上蓋30が下蓋40に対して開いてそれらの間に隙間が生じるのを抑制することができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、断熱材60は、難燃性の材料で形成されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、断熱材60は難燃性の材料で形成されているため、その周囲に配置されている蓋ヒーター18及び操作基板9などが発火した場合、燃焼の拡大を抑制することができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、上蓋30あるいは下蓋40の側面部には、内側に凹んだ第一凹部が周方向に沿って複数設けられている。そして、各第一凹部の開口が蓋体2の側面部の一部あるいは断熱材60の断熱側面部62に覆われ、各第一凹部と蓋体2の側面部の一部あるいは断熱材60の断熱側面部62との間に空気層34が形成されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、空気層34は密閉された空間であり、内部の空気が動かず断熱効果を有するため、蓋体2の側面部における断熱性能を向上させることができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、上蓋30あるいは下蓋40の平面部には、内側に凹んだ第二凹部が設けられている。そして、第二凹部の開口が蓋体2の平面部の一部あるいは断熱平面部61に覆われ、第二凹部と蓋体2の平面部の一部あるいは断熱平面部61との間に空気層が形成されている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、空気層は密閉された空間であり、内部の空気が動かず断熱効果を有するため、蓋体2の平面部における断熱性能を向上させることができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、内釜5は、蓋体2が閉じられた状態で蓋体2の下面よりも上方に位置するフランジ部5aを有する。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、蓋体2の平面部に加え、蓋体2の側面部も覆うように断熱材60が設けられている。そのため、内釜5の熱がその開口を介して上方から外に逃げるのを抑えるのに加え、内釜5の熱がそのフランジ部5aを介して側方から外に逃げるのを抑えることができるので、断熱性能を向上させることができる。
また、実施の形態に係る炊飯器100において、下蓋40の側面部の外側の下部には、断熱側面部62を保持する保持部41が設けられている。
実施の形態に係る炊飯器100によれば、保持部41が設けられているため、断熱材60を下蓋40に取り付けることができるとともに、断熱側面部62の周方向のずれを抑制することができる。
1 本体部、2 蓋体、3 外蓋、4 内蓋、5 内釜、5a フランジ部、6 蒸気排出部、8 基板室、9 操作基板、10 内釜収納部、11 ヒンジ機構部、11a ヒンジ軸、11b ヒンジバネ、12 蓋開閉ボタン、13 加熱コイル、14 鍋底温度センサー、15 胴ヒーター、16 操作部、17 蓋ヒーター板、18 蓋ヒーター、20 蒸気口、30 上蓋、30a 上外蓋、30b 上内蓋、31 リブ、31a 爪部、32 スリット、33 凹部、34 空気層、40 下蓋、41 保持部、42 爪受部、43 開口部、44 凹部、46 内蓋係止部、60 断熱材、61 断熱平面部、62 断熱側面部、63 接続部、64 スリット、100 炊飯器。

Claims (13)

  1. 上面が開口した内釜収納部を有する本体部と、
    前記内釜収納部に着脱自在に装着される内釜と、
    前記本体部に回動自在に取り付けられて前記内釜収納部の開口を開閉自在に覆う蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、
    前記蓋体の外面を形成する上蓋と、
    前記上蓋よりも前記本体部側に配置された下蓋と、
    断熱材と、を有し、
    前記断熱材は、
    前記蓋体が閉じられた状態で前記内釜収納部の開口の上方に位置する前記下蓋の平面部を覆うように配置された断熱平面部と、前記下蓋の側面部を覆うように配置された断熱側面部と、を有する
    炊飯器。
  2. 前記蓋体は、
    前記内釜を上方から加熱する蓋ヒーターと、
    前記蓋体の上面の下方に形成された基板室に収容された操作基板と、を有し、
    前記断熱平面部は、前記蓋ヒーターの上方かつ前記操作基板の下方に配置されている
    請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記下蓋に形成された開口部には、蒸気排出部が設けられており、
    前記断熱平面部は、前記蒸気排出部の一部の上方を覆う位置に配置されている
    請求項1または2に記載の炊飯器。
  4. 前記断熱側面部には、複数のスリットが形成されている
    請求項1~3のいずれか一項に記載の炊飯器。
  5. 前記上蓋の側面部の内側には、複数のリブが設けられており、
    各前記スリットは、前記複数のリブのうち一つと同じ位置に配置されている
    請求項4に記載の炊飯器。
  6. 前記リブの下端部には、下方に突出した爪部が設けられており、
    前記下蓋の側面部の外側の下部には、前記爪部と嵌合する爪受部が設けられている
    請求項5に記載の炊飯器。
  7. 前記断熱材は、難燃性の材料で形成されている
    請求項1~6のいずれか一項に記載の炊飯器。
  8. 前記断熱材は、シート形状を有し、
    前記断熱平面部と前記断熱側面部との接続部が折り曲げられて配置されている
    請求項1~7のいずれか一項に記載の炊飯器。
  9. 前記断熱材は、
    前記断熱側面部が前記断熱平面部に対して垂直方向に設けられた成形品である
    請求項1~7のいずれか一項に記載の炊飯器。
  10. 前記上蓋あるいは前記下蓋の側面部には、内側に凹んだ第一凹部が周方向に沿って複数設けられており、
    各前記第一凹部の開口が前記蓋体の側面部の一部あるいは前記断熱材の前記断熱側面部に覆われ、各前記第一凹部と前記蓋体の側面部の一部あるいは前記断熱材の前記断熱側面部との間に空気層が形成されている
    請求項1~9のいずれか一項に記載の炊飯器。
  11. 前記上蓋あるいは前記下蓋の平面部には、内側に凹んだ第二凹部が設けられており、
    前記第二凹部の開口が前記蓋体の平面部の一部あるいは前記断熱平面部に覆われ、前記第二凹部と前記蓋体の平面部の一部あるいは前記断熱平面部との間に空気層が形成されている
    請求項1~10のいずれか一項に記載の炊飯器。
  12. 前記内釜は、
    前記蓋体が閉じられた状態で前記蓋体の下面よりも上方に位置するフランジ部を有する
    請求項1~11のいずれか一項に記載の炊飯器。
  13. 前記下蓋の側面部の外側の下部には、前記断熱側面部を保持する保持部が設けられている
    請求項1~12のいずれか一項に記載の炊飯器。
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