JP2023094725A - 建具装置 - Google Patents

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Masakazu Shigemura
諒平 小林
Ryohei Kobayashi
健太郎 丹羽
Kentaro Niwa
大輔 長峰
Daisuke Nagamine
悠介 中▲崎▼
Yusuke Nakazaki
正子 小峰
Masako Komine
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Abstract

【課題】 扉体が開放することを開放方向側の人に知らせる。【解決手段】建具装置であって、開口部Aを開放する扉体20と、扉体20の開放が見込まれる事象を感知して感知信号を発する感知部30と、感知部30による感知に応じて報知をする報知部とを備えた。【選択図】 図2

Description

本発明は、扉体を回動させて開口部を開放する建具装置に関するものである。
従来、建具装置には、例えば特許文献1に記載されるように、開口部を開放するように回動する扉体と、この扉体を囲む枠体と、開閉操作のために手が掛けられる手掛け部(ドアノブ等)を具備したものがある。
特開2016-176189号公報
ところで、上記従来技術によれば、扉体の開放方向側に人が居る状態で、扉体が開放動作し、前記人が扉体の開放動作に気が付かないでいると、扉体がその人に接触してしまうおそれがある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
開口部を開放する扉体と、前記扉体の開放が見込まれる事象を感知して感知信号を発する感知部と、前記感知部による感知に応じて報知をする報知部とを備えたことを特徴とする建具装置。
本発明は、以上説明したように構成されているので、扉体が開放することを開放方向側の人に知らせることができる。
本発明に係る建具装置の一例について、扉体を閉鎖した状態を示す斜視図である。 同建具装置について、扉体を開放した状態を示す斜視図である。 同建具装置の制御例を示すフローチャートである。 本発明に係る建具装置の他例について、扉体を開放した状態を示す斜視図である。 本発明に係る建具装置の他例を示す平面図であり、(a)は扉体を閉鎖した状態、(b)は扉体を開放した状態である。 本発明に係る建具装置の他例を示す平面図であり、(a)は扉体を閉鎖した状態、(b)は扉体を開放した状態である。 本発明に係る建具装置の他例について、扉体を閉鎖した状態を示す縦断面であり、断面を示すハッチングは省略している。 図7の建具装置の制御例を示すフローチャートである。 本発明に係る建具装置の他例について、扉体を閉鎖した状態を示す縦断面であり、断面を示すハッチングは省略している。 本発明に係る建具装置の他例について、扉体を閉鎖した状態を示す縦断面であり、断面を示すハッチングは省略している。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第一の特徴は、開口部を開放する扉体と、前記扉体の開放が見込まれる事象を感知して感知信号を発する感知部と、前記感知部による感知に応じて報知をする報知部とを備えた(図1~図10参照)。
ここで、前記「扉体の開放が見込まれる事象」には、前記扉体の開放初期の動作や、前記扉体の開放直前に生じる事象等を含む。
また、前記感知部には、前記扉体の開放直後の動作を接触または非接触で感知する態様や、前記扉体を解放するために前記扉体に近づいた人を接触または非接触で感知する態様等を含む。
第二の特徴として、前記感知部は、開放動作を開始した際の前記扉体を感知するように構成されている(図1~図2、図4~図7、図9~図10参照)。
第三の特徴として、前記感知部が、前記扉体における前記開放方向側に対する反対側に設けられ、近接又は接触する物体を感知するものであり、この感知部による感知を前記開放が見込まれる事象とみなして前記報知部による報知をするようにした(図7~図10参照)。
第四の特徴として、前記報知部は、前記感知信号に応じて前記扉体の開放方向側に光を発する発光部である(図1~図10参照)。
第五の特徴として、前記発光部は、所定部位に報知像を投影する投影装置である(図2及び図4参照)。
第六の特徴として、前記所定部位が、前記開放方向側における下方側である(図2及び図4参照)。
第七の特徴として、前記報知像が、前記扉体の回動軌跡に沿う円弧状の像である(図4参照)。
第八の特徴として、前記発光部が、前記扉体よりも上方に設けられている(図1、図2、図4、図7及び図9)。
第九の特徴として、前記発光部が、前記扉体の戸尻近傍の不動部位に設けられている(図6参照)。
第十の特徴として、前記扉体の一方の面に前記感知部を設け、同扉体の他方の面に前記発光部を設けた(図10参照)。
第十一の特徴として、前記報知部は、音を発する発音部を具備する(図7及び図8参照)。
第十二の特徴として、前記報知部は、前記発光部の発光に連動して音を発する発音部を具備する(図7及び図8参照)。
第十三の特徴として、前記感知部による感知信号に応じて前記報知部による報知を行った後に、前記感知部の感知信号に応じた制御を行わない感知部無効時間を、所定時間設けた(図8参照)。
第十四の特徴として、前記感知部による感知信号に応じて前記報知部による報知を行った後、前記感知部による感知信号がオフになった場合に、所定時間経過後に前記報知部による報知を停止するようにした(図8参照)。
<第1の実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、「見付け方向」とは、枠体の横幅方向(左右方向)を意味する。また、「見込み方向」とは、「見付け方向」に略直交する枠の厚みの方向を意味する。
また、「枠内側」とは、枠体の内側を意味し、「枠外側」とは枠体の外側を意味する。
また、「開口幅方向」とは、扉体により開閉される開口部の横幅方向を意味し、本実施態様によれば、「見付け方向」と同方向である。
また、「扉厚方向」とは、扉体の厚みの方向を意味し、本実施態様によれば、「見込み方向」と同方向である。
図1~図2に示す建具装置1は、中央に開口部Aを有する枠体10と、枠体10内で回動して開口部Aを開閉する扉体20と、扉体20の開放が見込まれる事象を感知して感知信号を出力する感知部30と、感知部30による感知に応じて報知をする発光部40(報知部)と、制御部50とを具備したドア装置であり、制御部50が感知部30による感知信号に応じて発光部40を発光させる。
枠体10は、閉鎖状態の扉体20の戸尻部に対向する戸尻側枠部材11と、扉体20の戸先部に対向する戸先側枠部材12と、扉体20の上端部に対向する上側枠部材13とを具備して、開口部Aを囲む正面視逆凹字状に構成される。
なお、開口部Aの下方側は、床面や地面としてもよいし、戸尻側枠部材11と戸先側枠部材12の下端部間にわたる沓摺(下枠部材)等としてもよい。
また、図2中、符号12aは、戸先側枠部材12の枠内側で、全閉した際の扉体20を受ける戸当たり部である。
扉体20は、所定の厚みを有する正面視矩形状に形成される。
この扉体20の戸先側であって、上下方向の中央寄りの表面及び裏面には、手掛け部21が設けられる。
この手掛け部21は、通行者等が扉体20の開閉のために手を触れる部位である。図示例の手掛け部21は、回転操作可能なドアノブであり、回転操作されることで、扉体20の戸先面からラッチ22(図2参照)を出没する。このラッチ22は、戸先側枠部材12の図示しないラッチ受けに嵌脱する。
この扉体20には、必要に応じて、施錠機構(図示せず)等が設けられる。この施錠機構は、サムターンやキーの操作により出没するデッドボルトを、戸先側枠部材12の凹状の受座(図示せず)に嵌脱する。
扉体20の戸尻側部分は、上下方向に間隔を置いた複数のヒンジ23を介して、戸尻側枠部材11に対し回転自在に接続されている。
扉体20は、ヒンジ23を支点にして回動することで、戸先部分により円弧状の軌跡を描いて開閉動作をする。
上記構成の扉体20と枠体10の間には、扉体20の閉鎖動作に抵抗を加えながら扉体20を自動閉鎖するドアクローザー24が設けられる。
このドアクローザー24は、複数のリンク部材や付勢部材、ダンパー等により、扉体20をゆっくりと自動閉鎖するようにした周知の機構である。
このドアクローザー24は、図示例以外の構造のものに置換してもよいし、省くことも可能である。
感知部30は、扉体20における全閉状態からの開放初期動作を感知して、感知信号を発信するように構成される。
図示例の感知部30は、不動部位に設けられたリミットスイッチ31と、リミットスイッチ31のアクチュエータ31aに対向するように、扉体20に設けられた押動片32とを具備する。
リミットスイッチ31は、アクチュエータ31aが押動されることで接点信号を出力するスイッチであり、図2に示す一例によれば、発光部40の支持ブラケット41に一体的に設けられている。
押動片32は、扉体20の上端側から上方へ突出する板状の部材であり、扉体20が全閉する際にアクチュエータ31aを押圧するように設けられる。
発光部40は、感知部30による感知に応じた報知として、扉体20の開放方向側に光を発する。この発光部40は、扉体20の開放方向側(図示例によれば、床面)へ向かって光を発するように、支持ブラケット41によって、扉体20よりも上方の不動部位に固定される。前記不動部位は、当該建具装置1が設置される構造物の壁部や、枠体10等とすればよい。
発光部40は、所定部位に、LED等の光により所定形状の報知像X1を投影する投影装置である。前記所定部位は、図2によれば、扉体20の開放方向側における下方側の不動部位(例えば、床面や地面、壁面の下方側等)である。
この発光部40には、例えば、プロジェクタや、ラインライト等と呼称される装置を適用可能である。
この発光部40の電源(図示せず)は、災害時でも電源供給可能なように、電池等とするのが好ましいが、商用電源や、商用電源によって充電されたバッテリー等としてもよい。この電源は、発光部40と一体的に設けてもよいし、建具装置1の設置対象となる壁部の内部に設けるようにしてもよい。
図2に示す報知像X1は、「!」マークである。この報知像X1の他例としては、図示例以外のマークや、文字、数字、絵柄、図形等とすることが可能である。
また、制御部50は、図示例によれば、発光部40と一体の電気回路としているが、発光部40とは別体の構成にすることも可能である。
この制御部50は、発光部40及びリミットスイッチ31と電気的に接続された制御回路であり、感知部30の感知信号(例えば、接点信号)に応じて発光部40を制御する。この制御部50は、例えばリレー回路や、その他の電子回路等により構成可能である。
次に、制御部50による制御の一例を、図3に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図1に示す扉体20の全閉状態では、発光部40は消灯している。
通行者等が、手掛け部21を回して扉体20を開放回動すると、感知部30の感知信号がオンになる。詳細に説明すれば、感知部30を構成するリミットスイッチ31のアクチュエータ31aから押動片32が離れて、リミットスイッチ31の接点信号が出力される。
制御部50は、オンの感知信号を受けると、処理を次のステップS2へ進め(ステップS1)、そうでなれば、処理をステップS4へジャンプする。
ステップS2では、発光部40を点灯する。
したがって、発光部40による報知像X1が、下方側不動面である床面に投影される。
この時点で、扉体20の開放方向側に人が居た場合、その人は、発光部40の光及び報知像X1により、扉体20が開放動作していることを認知することができる。このため、前記人は、開放動作中の扉体20に接触しないように行動することができる。
次に、制御部50は、感知部30の感知信号がオフになって所定時間(図示例によれば、2秒)経過したか否かを判断する(ステップS3)。
詳細に説明すれば、制御部50は、感知部30の感知信号がオフになるのを待ち、オフになったら図示しないタイマーによるカウントを開始し、所定時間経過したか否かを判断し、所定時間経過したことを条件に次ぎステップS4へ処理をすすめる。
次のステップS4では、発光部40を消灯して、報知像X1による投影を終了し、ステップS1へ処理を戻す。
よって、上記構成の建具装置1によれば、扉体20の開放方向側に人が居る状態で、扉体20が開放動作し、前記人が扉体20の開放動作に気が付かないようなことを防ぐことができ、ひいては、開放動作する扉体20が前記人へ接触するのを防ぐことができる。
<第2の実施態様>
次に、他の実施態様について説明する。なお、以下に示す実施態様は、上記
建具装置1についてその一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、重複する部分は同一の符号を用い詳細説明を省略する。
図4に示す建具装置2は、上記建具装置1について、発光部40を発光部40’に置換したものである。
発光部40’は、上記発光部40と同様の投影装置であり、上記報知像X1に換えて報知像X2を床面に投影する。
報知像X2は、扉体20の先端側部分の回動軌跡に沿う円弧状の像である。
よって、図4に示す建具装置2によれば、扉体20が開放動作を開始すると、開放方向側の床面に、扉体20の回動軌跡に沿う円弧状の報知像X2が表示される。このため、開放方向側に居る人に対し、扉体20の回動経路を認知させることができる。このため、前記人は、扉体20に接触しないように容易に退避行動することができる。
<第3の実施態様>
図5に示す建具装置3は、上記建具装置1に対し、発光部40の配置を変更したものである。
この建具装置3では、発光部40を、当該建具装置3の設置対象である壁部であって、扉体20よりも戸先方向側の不動部位(例えば、壁面や枠体10等)に設けている。また、感知部30を構成するリミットスイッチ31は戸先側の不動部位(壁部や枠体10等)に設けられ、押動片32は扉体20の戸先側に設けられる。
この建具装置3によれば、上記建具装置1と同様に、扉体20が開放動作した場合に、この開放動作を扉体20の開放方向側に居る人に対し、発光部40の光により報せることができる。
<第4の実施態様>
図6に示す建具装置4は、上記建具装置1に対し、発光部40の配置を変更したものである。
この建具装置4では、発光部40を、扉体20の戸尻近傍の不動部位に設けている。この不動部位は、枠体10や、枠体10よりも戸尻方向側(図6参照)の壁面等とすればよい。
この建具装置4において、感知部30を構成するリミットスイッチ31は戸先側の不動部位(壁部や枠体10等)に設けられ、押動片32は扉体20の戸先側に設けられる。
なお、これらリミットスイッチ31や押動片32は、戸尻側に配置することも可能である。
この建具装置4によれば、上記建具装置1と同様に、扉体20が開放動作した場合に、この開放動作を扉体20の開放方向側に居る人に対し、発光部40の光により報せることができ上、発光部40の光の経路が、開放動作中の扉体20によって妨げられるのを防いで、発光部40による光や放置像X1(又はX2)を、開放方向側の人に対し効果的に視認させることができる。
すなわち、戸先寄りに発光部40を設けた場合には、この発光部40の光の一部が開放動作中の扉体20によって遮られてしまう可能性があるが、建具装置4では、このようなことを低減することができる。
なお、図示例以外の他例としては、発光部40を、扉体20よりも上方側において、戸尻寄りの不動部位(例えば、躯体壁面や、枠体等)とすることも可能である。
<第5の実施態様>
図7に示す建具装置5は、枠体10’内で、扉体20’を扉厚方向の両方(図7の左右両方)に開放回動するように構成される。
この建具装置5は、扉厚方向の一方側で発光する発光部61と、扉厚方向の他方側で発光する発光部62と、これら二つの発光部61,62を支持する支持ブラケット63と、一方の発光部61を発光させるための一方の感知部64と、他方の発光部62を発光させるための他方の感知部65と、これらを制御する制御部66と、感知部64,65と連動して音を発する発音部68(報知部)とを具備する。
この建具装置5は、何れかの感知部64(又は65)による感知を、扉体20の開放が見込まれる事象とみなして、その感知側に対する逆側の発光部61(又は62)を発光する。
発光部61と発光部62は、それぞれ、上記発光部40と同様の投影装置であり、扉厚方向の一方と他方へ光を放射するようにして、扉体20’よりも上側の不動部位(例えば、壁部や枠体等)に固定される。
支持ブラケット63は、扉体20’と上側枠部材13の間の隙間を通るようにして、扉厚方向の一方側と他方側に跨る縦断面凹字状の部材であり(図7参照)、上側枠部材13又は壁部に対し固定されている。
この支持ブラケット63の扉厚方向の一端側は、上方に立ち上がっており、その上端側に発光部61が固定される。同支持ブラケット63の他端側も、上方に立ち上がっており、その上端側に発光部62が固定される。
枠体10’は、上記枠体10と同様にして、戸尻側枠部材、戸先側枠部材及び上側枠部材から正面視逆凹字状に構成されるが、この枠体10’の戸先側枠部材(図示せず)には、扉体20’の回動方向を規制するための戸当たり部が設けられていない。
扉体20’は、上記扉体20と略同様に正面視矩形状に形成され、その戸尻側がヒンジ(図示せず)を介して枠体10’の戸尻側枠部材(図示せず)に支持され、扉厚方向の両方(図7によれば左右方向)へ開放回動する。
扉体20’を境にした一方側には感知部64(又は65)が設けられ、他方側には、前記一方側の感知部64(又は65)の感知信号に応じて発光するように、発光部61(又は62)が設けられる。
一方の感知部64は、発光部61の照射方向側である扉体20’の開放方向側に対する反対側(図7によれば右側)において、扉体20’における手掛け部21の近傍に設けられる。
他方の感知部65は、発光部62の照射方向側である扉体20’の開放方向側に対する反対側(図7によれば左側)において、扉体20’における手掛け部21の近傍に設けられる。
感知部64,65の各々は、近接する物体(人を含む)を感知してその感知信号を発するセンサである。このセンサには、例えば、人の体温で作動する熱線式センサや、光の反射を利用して人を検知する光線式センサ等を用いることが可能である。
なお、他例としては、感知部64,65を接触式センサとすることも可能である。
制御部66は、上記制御部50と同様にリレー回路や電子回路等からなる制御回路であり、感知部64,65の感知信号に応じて発光部61,62及び発音部68等を制御するように電気配線される。
この制御部66は、図示例によれば発光部61に設けているが、発光部62に設けてもよいし、図示以外の部分に設けることも可能である。
感知部64,65と制御部66の間には、感知部64,65の感知信号を制御部66へ伝達する信号伝達手段67が設けられる。
この信号伝達手段67は、感知部64と感知部65の感知信号をそれぞれ制御部66へ伝達するものであればよい。
信号伝達手段67の具体例としては、扉体20’内で感知部64,65から上方へ向かう信号用電線67aと、支持ブラケット63に沿って制御部66から下方へ向かう信号用電線67bと、これら信号用電線67a,67b間で信号を伝達する信号伝達部67cとを備える。
信号伝達部67cには、例えば、発光部と受光部により非接触で信号を伝達する装置や、ブラシ状の接点により電気信号を伝達する装置等を用いればよい。
また、信号伝達手段67の他例としては、感知部64,65の信号を無線で制御部66へ伝達する構成とすることも可能である。
また、発音部68は、制御部66からの指令に応じて報知音を発する報知部であり、例えば、周知のブザーや、チャイム等により構成される。
図示例の発音部68は、扉体20を境にした一方側と他方側で報知音を発するように、当該建具装置1が設置される壁部の一方側の面と他方側の面にそれぞれ設置されている。なお、他例としては、これら二つの発音部68のうち、一方を省くことも可能である。
次に、制御部66による制御の一例を、図8に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
初期状態として、図7に示す扉体20’の全閉の状態では、発光部40は消灯している。
制御部66は、一方の感知部64の感知信号がオンであるか否かを判断し(ステップS11)、オンであれば次のステップ12へ処理を移行し、そうでなければステップS31へ処理をジャンプする。例えば、一方の感知部64に人の手が近づくと、感知部64の感知信号がオンになる。
ステップS12では、他方の感知部65の感知信号がオンであるか否か判断し、オンであれば次のステップS13へ処理を移行し、そうでなければステップS21へ処理をジャンプする。例えば、他方の感知部65に人の手が近づくと、感知部65の感知信号がオンになる。
ステップS13では、感知部64側とは反対側の発光部61を点滅し、処理を次のステップS14へ進める。
ステップS14では、感知部65側とは反対側の発光部62を点滅し、処理を次のステップS15へ進める。
ステップS15では、発音部68,68により報知音を所定時間(例えば、約1秒)発し、処理を次のステップS16へ進める。
ステップS16では、所定の感知部無効時間が経過するのを待ち、この感知部無効時間が経過した後に、処理をステップS11へ戻す。
ここで、前記感知部無効時間は、誤検知防止等のために、感知部64,65の感知信号に応じた制御を行わない時間である。すなわち、制御部66は、前記感知部無効時間が経過するまでは、次のステップS11へ処理を進めないので、感知部64の感知信号に基づく判断を行わない。前記感知部無効時間は、例えば、0~3秒の範囲内に設定される。
また。ステップS21では、感知部64と反対側の発光部61を点灯し、次のステップS22へ処理を進める。
ステップS22では、感知部65の感知信号がオフになり、所定時間(例えば2秒)経過するのを待ち、前記感知信号がオフになり所定時間経過したならば、次のステップS23へ処理を進める。
より詳細に説明すれば、制御部66は、上記ステップS11でオンと判断した感知部64の感知信号がオフになるのを待ち、オフになった時点で、図示しないタイマーを起動してこのタイマーによるカウントが所定時間(例えば2秒)になるのを待って、次のステップS23へ処理を進める。
ステップS23では、発光部61を消灯して、上述したステップS16へ処理を移行する。
また、ステップS31では、感知部65の感知信号がオンであるか否か判断し、オンであれば次のステップS32へ処理を進め、そうでなければステップS11へ処理を戻す。
ステップS32では、感知部65と反対側の発光部62を点灯し、次のステップS33へ処理を進める。
ステップS33では、発光部62の感知信号がオフになり、所定時間(例えば2秒)経過するのを待ち、前記感知信号がオフになり所定時間経過したならば、次のステップS34へ処理を進める。
より詳細に説明すれば、制御部66は、上記ステップS31でオンと判断した感知部65の感知信号がオフになるのを待ち、オフになった時点で、図示しないタイマーを起動してこのタイマーによるカウントが所定時間(例えば2秒)になるのを待って、次のステップS34へ処理を進める。
ステップS34では、発光部62を消灯して、上述したステップS16へ処理を移行する。
よって、上記フローチャートによれば、感知部64と感知部65の両方がオンである場合に、発光部61,62の点滅と発音部68,68の音により、扉体20’を挟む両側の人に対し、それぞれ、扉体20’の向こう側に人が居る可能性があることを報せることができる(ステップS11~S15参照)。
また、感知部64のみがオンである場合には、感知部64と反対側の発光部61を点灯して、感知部64と反対側に居る人に扉体20’が開放する可能性があることを報せることができる(ステップS11,S12及びS21参照)
この発光部61の点灯は、感知部64がオフになり所定時間(例えば2秒)経過した後に消灯する。このため、感知部64のチャタリング等に起因する誤作動を防ぐことができる(ステップS22~S23参照)。
同様に、感知部65のみがオンである場合には、感知部65と反対側の発光部62を点灯して、感知部65と反対側に居る人に扉体20’が開放する可能性があることを報せることができる(ステップS11,S31及びS32参照)
この発光部62の点灯は、感知部65がオフになり所定時間(例えば2秒)経過した後に消灯する。このため、感知部65のチャタリング等に起因する誤作動を防ぐことができる(ステップS33~S34参照)。
また、上述したように感知部64,65による感知信号に応じて発光部61,62を発光させた後に、感知部64,65の感知信号に応じた制御を行わない感知部無効時間を所定時間設けているため、誤感知等による作動を防ぐことができる(ステップS16参照)。
なお、上記ステップS16に換えて、扉体20’の全閉状態を図示しない全閉感知部(図示せず)により感知するのを待ち、感知したことを条件に、処理をステップS11へ戻すようにしてもよい。
前記全閉感知部は、例えば、扉体20’と枠体10’の間に設けられる近接スイッチやリミットスイッチとすればよい。
この構成によれば、扉体20’の閉鎖動作中に、感知部64,65が周囲の物体に反応して感知信号を発し、誤動作するようなことを防ぐことができる。
<第6の実施態様>
図9に示す建具装置6は、建具装置5について、片方の感知部65及び発光部62を省き、扉体20を、枠体10内にて発光部62側のみに開放するようにしたものである。
枠体10は、上記建具装置1に用いたものと略同構成であり、全閉した際の扉体20を受ける戸当たり部12a(図2参照)を有する。
扉体20は、戸先側枠部材12に当接して全閉し、逆方向へ開放回動するように、ヒンジを介して枠体10に支持される。この扉体20には、閉鎖方向側の面に感知部64が設けられる。
制御部66は、支持ブラケット63’によって不動部位(例えば、枠体10又は躯体壁面)に固定される。
図示例の支持ブラケット63’は、躯体壁面及び上側枠部材13の枠内側面に沿う略L字状に形成され、内部に信号伝達手段67(電線等)を挿通している。
信号伝達手段67は、上記建具装置5のものと略同様の構成であり、感知部64と制御部66の間にわたって設けられる。
よって、図9に示す建具装置6によれば、扉体20の開放が見込まれる事象として感知部64に人の手が接近するのを感知し、発光部61を発光させることができ、ひいては、扉体20が開放動作を、その開放動作の直前に、開放方向側の人に知らせることができる。
<第7の実施態様>
図10に示す建具装置7は、扉体20の一方の面に感知部71を設け、他方の面に発光部72を設け、制御部72aが感知部71の感知信号に応じて発光部72を発光させるように構成される。
感知部71は、扉体20の一方側の所定エリアEに進入する物体を非接触感知するセンサである。この感知部71には、エリアセンサや、3Dセンサ、焦電センサ等と呼称される周知のセンサを用いることが可能である。
発光部72は、扉体20の開放方向側へ光を発するLEDと、このLEDを感知部71の感知信号に応じて発光させる制御部72aを具備している。
発光部72は、感知部71の略真裏に位置し、これら発光部72と感知部71の間には、扉体20を貫通する配線孔73が設けられる。この配線孔73には、感知部71の感知信号を制御部72aへ伝達する電線が設けられる。
前記LED等の電源は、交換可能な電池とすればよい。この電池は、感知部71内、感知部71内、又は配線孔73内に設ければよい。
また、制御部72aは、図示例では発光部72内に設けたが、感知部71内や配線孔73内に設けることも可能である。
よって、図10に示す建具装置7によれば、扉体20の開放方向側に対する反対側の所定エリアEに進入する人を感知し、発光部61を発光させることができ、ひいては、扉体20が開放することを、その開放動作の直前に、開放方向側の人に知らせることができる。
<その他の変形例>
上記建具装置1~6の発光部は、投影機能を具備するものとしたが、他例としては、この発光部を、投影機能の有しない発光装置(例えばLED等)とすることが可能である。
また、上記建具装置7の発光部は、投影機能を有しないLEDとしているが、他例としては、この発光部を、投影機能を有するものとすることが可能である。
また、上記発光部は、上記扉体の開放方向側へ光を照射するように配置すればよく、例えば、上記扉体と上記枠体の隙間や、上記扉体の戸先部、上記枠体の内側面等に設けることも可能である。
また、図示例によれば、好ましい態様として、上記発光部を上記扉体よりも上方に設けたが、他例としては、上記発光部を上記扉体内の高さ位置や、上記扉体よりも下方に設けることも可能である。
また、上記感知部の他例としては、手掛け部21(ノブ)の回動や、ラッチ22の動き等を感知するようにしたセンサ(例えば、マイクロスイッチ等)とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、上記構成の建具装置をドア装置としたが、上記構成のドアノブユニットA,Bは、折戸装置、バランスドア装置、開閉窓等、回動する扉体(開閉体や戸体等と呼称される場合もある)を具備する建具装置に適用することが可能である。
本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1~7:建具装置
10,10’:枠体
20,20’:扉体
30,64,65,71:感知部
40,61,62,72:発光部(報知部)
50,66:制御部
A:開口部
X1,X2:報知像

Claims (14)

  1. 開口部を開放する扉体と、前記扉体の開放が見込まれる事象を感知して感知信号を発する感知部と、前記感知部による感知に応じて報知をする報知部とを備えたことを特徴とする建具装置。
  2. 前記感知部は、開放動作を開始した際の前記扉体を感知するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の建具装置。
  3. 前記感知部が、前記扉体における前記開放方向側に対する反対側に設けられ、近接又は接触する物体を感知するものであり、この感知部による感知を前記開放が見込まれる事象とみなして前記報知部による報知をするようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の建具装置。
  4. 前記報知部は、前記感知信号に応じて前記扉体の開放方向側に光を発する発光部であることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の建具装置。
  5. 前記発光部は、所定部位に報知像を投影する投影装置であることを特徴とする請求項4記載の建具装置。
  6. 前記所定部位が、前記開放方向側における下方側であることを特徴とする請求項5記載の建具装置。
  7. 前記報知像が、前記扉体の回動軌跡に沿う円弧状の像であることを特徴とする請求項5又は6記載の建具装置。
  8. 前記発光部が、前記扉体よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項4~6何れか1項記載の建具装置。
  9. 前記発光部が、前記扉体の戸尻近傍の不動部位に設けられていることを特徴とする請求項4~7何れか1項記載の建具装置。
  10. 前記扉体の一方の面に前記感知部を設け、同扉体の他方の面に前記発光部を設けたことを特徴とする請求項4~7何れか1項記載の建具装置。
  11. 前記報知部は、音を発する発音部を具備することを特徴とする請求項1~10何れか1項記載の建具装置。
  12. 前記報知部は、前記発光部の発光に連動して音を発する発音部を具備することを特徴とする請求項4~10何れか1項記載の建具装置。
  13. 前記感知部による感知信号に応じて前記報知部による報知を行った後に、前記感知部の感知信号に応じた制御を行わない感知部無効時間を、所定時間設けたことを特徴とする請求項1~12何れか1項記載の建具装置。
  14. 前記感知部による感知信号に応じて前記報知部による報知を行った後、前記感知部による感知信号がオフになった場合に、所定時間経過後に前記報知部による報知を停止するようにしたことを特徴とする請求項1~13何れか1項記載の建具装置。
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