JP2023092277A - 口腔内洗浄装置、口腔内洗浄方法、及び口腔内洗浄プログラム - Google Patents

口腔内洗浄装置、口腔内洗浄方法、及び口腔内洗浄プログラム Download PDF

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Mami Tsutsui
渉 実松
Wataru Jitsumatsu
浩輝 篠田
Hiroki Shinoda
シュリーラクシャ アクレディ、
Achlady Shreeraksha
アビジット モンダル、
Mondal Abhijit
ソマセカーラン ナイル、 アヌプ スリマンガラム
Srimangalam Somasekharan Nair Anup
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Abstract

【課題】口腔内の洗浄対象箇所に対し、適切に洗浄することが可能な口腔内洗浄装置を提供する。【解決手段】口腔内洗浄装置1は、口腔内を撮影するカメラ部12と、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部11と、画像データ取得部113と、境界検出部114と、位置判定部115と、吐出制御部116と、を備える。画像データ取得部113は、カメラ部12によって取得された画像データを取得する。境界検出部114は、画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出する。位置判定部115は、画像データに基づいて、洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定する。吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる。【選択図】図4

Description

本開示は、口腔内洗浄装置、口腔内洗浄方法、及び口腔内洗浄プログラムに関する。
従来、ブラシや水流により口腔内を洗浄する装置において、口腔内の洗浄対象に対して、より適切に洗浄するための装置が提案されている。特許文献1には、動きデータを取得するセンサを備えた口腔ケア装置が開示されている。特許文献1で開示された口腔ケア装置は、加速度センサで取得したデータに基づいて位置情報を算出し、口腔内における装置の位置を正確に決定する。
特表2021-510316号公報
特許文献1に開示された口腔ケア装置においては、センサによって取得された動きデータに基づいて、口腔内の口腔ケア装置のヘッド部の位置を決定する。すなわち、当該口腔ケア装置は、口腔ケア装置の動きに応じて歯と口腔ケア装置のヘッド部が係合する位置を決定するものであるが、実際の口腔内の洗浄においては、歯と歯茎との境界など、より詳細な位置を特定して洗浄することが求められる。例えば、水流によって口腔内を洗浄する場合、所望の場所とは異なる場所に対して水流を吐出すると、水流が無駄になる場合がある。
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、口腔内の洗浄対象箇所に対し、適切に洗浄することが可能な口腔内洗浄装置を提供することにある。
本開示の態様に係る口腔内洗浄装置は、口腔内を撮影するカメラ部と、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部と、カメラ部によって取得された画像データを取得する画像データ取得部と、画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出する境界検出部と、画像データに基づいて、洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定する位置判定部と、位置判定部において、洗浄部から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる吐出制御部と、を備える。
本開示の他の態様に係る口腔内洗浄方法は、コンピュータによって実行される口腔内洗浄方法であって、口腔内を撮影するカメラ部によって取得された画像データを取得し、画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出し、画像データに基づいて、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定し、洗浄部から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる。
本開示の他の態様に係る口腔内洗浄プログラムは、口腔内を撮影するカメラ部によって取得された画像データを取得し、画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出し、画像データに基づいて、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定し、洗浄部から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる処理を、コンピュータに実行させる。
本開示によれば、口腔内の洗浄対象箇所に対し、適切に洗浄することが可能な口腔内洗浄装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置の概略図である。 第1の実施形態に係るノズルについて説明するための図である。 図2AのIIB-IIB断面におけるノズルの断面図である。 第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置のノズルと歯との位置関係について説明するための図である。 第1の実施形態に係るカメラによって取得した画像について説明するための図である。 第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置のノズルと歯との位置関係について説明するための図である。 第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置のカメラのよって取得した画像について説明するための図である。 第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置のノズルについて説明するための図である。 第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置のノズルの制御について説明するための図である。 第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置のノズルの制御について説明するための図である。 第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置のノズルの制御について説明するための図である。 第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置の機能的構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置の処理における画質情報調整に関する処理の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る口腔内洗浄装置の概略図である。
以下、図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(口腔内洗浄装置1の概略構成)
本実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、口腔内を撮影するカメラを備え、カメラの画像センサで取得した画像データに基づいて、ノズル10から水流を口腔内の所望の位置に噴射させることにより、口腔内を適切に洗浄する装置である。以下に、口腔内洗浄装置1について幾つかの具体的な実施形態を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置1の概略を示す外観図である。口腔内洗浄装置1は、ノズル10と、水タンク20と、作動スイッチ30と、水圧切替スイッチ40と、を含んで構成される。口腔内洗浄装置1は、ユーザによる作動スイッチ30の押下、及び後述の所定の条件に基づいて、ノズル10から水流を噴射する。この噴射された水流の水圧により口腔内の所定の場所が洗浄される。また、この水流の水圧は、ユーザによる水圧切替スイッチ40の押下により切替可能であるとする。
ノズル10から噴射される水流のもとになる液体(水)は、あらかじめ水タンク20に蓄積され、ホースを介し、ノズル10から噴射される。なお、水タンク20に蓄積された液体は水に限定されるものではなく、例えば、口腔内を洗浄するための洗浄液であってもよい。本明細書においては、水タンク20に蓄積され、ノズル10から吐出される液体が、水である場合について以下説明を行う。
図2Aは、口腔内洗浄装置1のノズル10の先端部を拡大した図である。図2Aに示すように、ノズル10の先端部には、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部11と、口腔内を撮影するカメラ部12とが含まれる。
図2Bは、図2AのIIB-IIB断面におけるノズル10の先端部の断面図を示す。ノズル10に設けられた洗浄部11は、水を通過させ吐出するパイプ構造となっている。また、洗浄部11は、取り換え可能であってもよく、その場合、取り付け部14によって固定される。取り付け部14は例えばoリング(オーリング)が用いられる。カメラ部12は、先端にレンズ及び画像センサを備え、撮影した口腔内の画像データを、ケーブル13を介して口腔内洗浄装置1の本体部に送る。
口腔内洗浄装置1は、口腔内洗浄装置1の内部に備えられたコントローラ100(図3参照)によって、洗浄部11及びカメラ部12を制御する。図3は、口腔内洗浄装置1に設けられたコントローラ100、並びにコントローラ100によって制御される洗浄部11及びカメラ部12の構成を示すブロック図である。また、コントローラ100は、作動スイッチ30及び水圧切替スイッチ40が押下された情報を制御信号として取得する。
図3に示すように、コントローラ100は、制御部110と、記憶部120と、入出力IF140(インタフェース、Interface)とを含んで構成される。また、コントローラ100は、通信IF130を含んでもよい。コントローラ100は、CPU(制御部110)、メモリ(記憶部120)、及び入出力IF140を備える汎用のマイクロコンピュータとして構成してもよい。この場合、マイクロコンピュータには、口腔内洗浄装置1として機能させるためのコンピュータプログラムがインストールされていてもよい。コンピュータプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータは、口腔内洗浄装置1が備える複数の情報処理回路として機能する。なお、本実施形態では、ソフトウェアによって口腔内洗浄装置1が備える複数の情報処理回路を実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。
制御部110は、記憶部120に格納されたプログラム(図示なし)に基づいて動作し、図4に示す各機能を実行する。なお、プログラムは、記憶部120に格納される形態に限定されず、例えば、コントローラ100内の、ROM等(図示なし)に記憶された構成としてもよい。
記憶部120は、カメラ部12により撮影された口腔内の画像を、入出力IF140を介して取得し記憶する。また、記憶部120は、上述の通り、制御部110において実行される各機能に対するプログラムを記憶してもよい。なお、記憶部120に格納される画像やプログラムは、一つのストレージデバイスの中に物理的又は論理的に分けて設けられた領域として構成されていてもよい。あるいは、物理的に異なる複数のストレージデバイスに各データの記憶部120を設ける構成としてもよい。
通信IF130は、有線及び/又は無線ネットワークを介して、口腔内洗浄装置1と、外部の各種機器との通信を行うためのインタフェースである。ユーザは、通信IF130を介して、口腔内洗浄装置1の制御プログラムの更新を行ってもよい。またユーザは、通信IF130を介して、記憶部120に記憶された画像データ等を取得してもよい。
入出力IF140は、コントローラ100と、口腔内洗浄装置1の洗浄部11、カメラ部12、作動スイッチ30、及び水圧切替スイッチ40との間のデータ、制御信号等を送受信するためのインタフェースである。
(口腔内洗浄装置1の機能的構成)
図4は、第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置1の制御部110の機能的構成を示す図である。
図4に示すように、制御部110は、スイッチ押下判定部111と、カメラ制御部112と、画像データ取得部113と、境界検出部114と、位置判定部115と、吐出制御部116と、を機能として備える。
スイッチ押下判定部111は、ユーザにより作動スイッチ30が押下されたか否かに関する情報を、入出力IF140を介して取得し、作動スイッチ30が押下されたか否かを判定する。
カメラ制御部112は、カメラ部12に対して、起動、撮影等の制御を行う。
画像データ取得部113は、カメラ部12の画像センサによって取得された画像データを、入出力IF140を介して取得する。また、画像データ取得部113は、取得した画像データを記憶部120に記憶してもよい。
境界検出部114は、画像データ取得部113で取得した画像データに基づいて、歯と歯茎との境界を検出する。図5Aは、ノズル10のカメラ部12と、歯T及び歯茎Gとの位置関係を説明するための図である。カメラ部12は、図5Aに示す位置において、歯T及び歯茎Gを含む領域の画像データを取得する。また、図5Aにおいては、洗浄部11の吐出口から吐出される水と、歯及び/又は歯茎とが当たる領域を領域Aで示している。
図5Bは、図5Aにおける位置関係に対し、カメラ部12によって取得された画像データの一例を示す図である。図5Bに示す例においては、画像データの中心に、洗浄部11の吐出口から吐出される水と、歯T及び/又は歯茎Gとが当たる領域が領域Aで示されている。また、図5Bに示す例においては、歯Tと歯茎Gとの境界が、複数の境界点Bで示されている。
本実施形態において、歯Tと歯茎Gとの境界点Bは、画像データのピクセル強度によって検出される。本実施形態において、画像センサで取得した画像データの各ピクセル(画素)が8ビットで示される場合、各ピクセルは0~255の階調のグレースケールで表されるものとする。また、ピクセルの値が0の場合は、黒色を示し、ピクセルの値が255の場合は白色を示すものとする。一般的に歯の色は、白色に近く、逆に歯茎の色は、歯に比べ黒に近い。そのため、歯茎Gのピクセルの値は、歯Tの領域が示すピクセルの値より小さくなる。本実施形態において、境界検出部114は、あらかじめ実験により検出された境界用閾値を用いて、歯Tと歯茎Gとの境界を判定する。
また、本実施形態においては、歯Tと歯茎Gとの境界は、所定の間隔で離散的に検出される。すなわち、境界検出部114は、画像データのピクセル値に基づき、歯Tと歯茎Gとの境界を複数の離散的な点として検出する。複数の離散的な点として検出される境界は例えば、任意の境界点を1点検出した後、所定の間隔で順に境界を算出する構成としてもよい。あるいは、境界検出部114は、検出された境界に対し、データを間引くことで、複数の離散的な点として境界を検出してもよい。
ここで、歯Tと歯茎Gとの間において検出される境界の所定の間隔は、本実施形態において2mmとする。なお、この歯Tと歯茎Gとの間において検出される境界の所定の間隔を2mmとする構成は本実施形態の構成を限定するものではなく、例えばユーザによって1mmから3mmの間で任意に設定可能としてもよい。このように、口腔内洗浄装置1は、歯Tと歯茎Gとの境界を複数の離散的な点として検出することで、全てのピクセル値に対して境界を算出する場合に比べ、取得するデータ量の削減が可能となる。
位置判定部115は、境界検出部114によって検出された歯Tと歯茎Gとの境界が、所定の位置であるかを判定する。ここで所定の位置は、洗浄部11から吐出される水が当たる位置(領域A)に相当する。すなわち、位置判定部115は、境界検出部114によって検出された歯Tと歯茎Gとの境界の位置が、洗浄部11から吐出される水が当たる位置と一致するか否かを判定する。例えば、図5Bに示す例においては、洗浄部11から吐出される水が当たる位置である領域Aに、歯Tと歯茎Gとの境界である境界点Bが含まれている。この場合、位置判定部115は、境界検出部114によって検出された歯Tと歯茎Gとの境界が、洗浄部11から吐出される水が当たる位置であると判定する。
図6A及び図6Bは、洗浄部11から吐出される水が、歯Tと歯茎Gとの境界には当たらない場合の比較例を示している。図6Aに示すように、洗浄部11から吐出される水が当たる領域Aは、歯茎Gとは離れた場所に位置する。また、図6Bに示すように、洗浄部11から吐出される水が当たる領域Aには、歯Tと歯茎Gとの境界である境界点Bは含まれていない。すなわち、位置判定部115は、図6A及び図6Bに示す例においては、境界検出部114によって検出された歯Tと歯茎Gとの境界が、洗浄部11から吐出される水が当たる位置ではないと判定する。
吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される水が、歯Tと歯茎Gとの境界に当たると判定された場合、洗浄部11から口腔内を洗浄するための水を吐出する。これにより、口腔内の所望の位置に水が吐出され、口腔内の洗浄が行われる。また、吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される水が、歯Tと歯茎Gとの境界に当たらないと判定された場合、洗浄部11から口腔内を洗浄するための水を吐出させない。これにより、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄において、無駄な水の吐出を防ぐことが可能となる。
また、吐出制御部116は、吐出を開始した後、所定の時間が経過した後に吐出を終了させる。ここで本実施形態において、所定の時間は例えば、0.5秒である。なお、この洗浄部11からの水の吐出時間は0.5秒に限定されるものではなく、0.5秒より短い、又は0.5秒より長い時間、吐出を行う構成としてもよい。これにより、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄において、無駄な水の吐出を防ぐことが可能となる。
(口腔内洗浄装置1の処理フロー)
次に、口腔内洗浄装置1における口腔内洗浄に係る処理(口腔内洗浄方法)について、図7のフローチャートに基づいて説明する。図7のフローチャートに示す口腔内洗浄装置1の一連の動作は、口腔内洗浄装置1が起動されると開始され、電源オフにより処理を終了する。また、図7に示すフローチャートは、電源オフの他に処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の口腔内洗浄装置1の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
ステップS701において、スイッチ押下判定部111は、ユーザにより作動スイッチ30が押下されたか否かに関する情報を、入出力IF140を介して取得し、作動スイッチ30が押下されたか否かを判定する。ステップS701において、スイッチ押下判定部111は、作動スイッチ30が押下されたと判定した場合(ステップS701:YES)には、処理はステップS702に進む。一方で、ステップS701において、スイッチ押下判定部111は、作動スイッチ30が押下されていないと判定した場合(ステップS701:NO)には、処理はステップS701に戻り、ステップS701の処理を繰り返す。すなわち、作動スイッチ30が押下されるまでステップS701の処理が繰り返し実行される。
ステップS702において、カメラ制御部112は、カメラ部12に対して、起動の制御を行う。その後、処理はステップS703に進む。
ステップS703において、カメラ制御部112は、カメラ部12の画像センサによって取得された画像データを取得する。具体的には、カメラ制御部112は、カメラ部12の画像センサによって取得されたセンサ情報を画像データとして取得する。その後、処理は、ステップS704に進む。
ステップS704において、境界検出部114は、画像データ取得部113で取得した画像データに基づいて、歯Tと歯茎Gの境界を検出する。その後、処理はステップS705に進む。
ステップS705において、位置判定部115は、洗浄部11から吐出される水が当たる位置(領域A)に、境界検出部114によって検出された歯Tと歯茎Gとの境界があるか否かを判定する。ステップS705において、位置判定部115は、洗浄部11から吐出される水が当たる領域Aに、境界検出部114によって検出された歯Tと歯茎Gとの境界があると判定した場合(ステップS705:YES)には、処理はステップS706に進む。一方で、ステップS705において、位置判定部115は、洗浄部11から吐出される水が当たる領域Aに、歯Tと歯茎Gとの境界がないと判定した場合(ステップS705:NO)には、処理はステップS703に戻る。その後、処理はステップS703からの処理が繰り返し実行される。
ステップS706において、吐出制御部116は、位置判定部115において、歯Tと歯茎Gとの境界が、洗浄部11から吐出される水が当たる位置であると判定された場合、洗浄部11から水を吐出する。これにより、口腔内の所望の位置に水が吐出され、口腔内の洗浄が行われる。その後、処理はステップS707に進む。
ステップS707において、吐出制御部116は、洗浄部11からの水の吐出の開始から所定の時間が経過したか否かを判定する。ここで本実施形態において、所定の時間は例えば、0.5秒である。なお、この洗浄部11からの水の吐出時間は0.5秒に限定されるものではなく、0.5秒より短い又は0.5秒より長い時間吐出を行う構成としてもよい。ステップS707において吐出制御部116は、洗浄部11からの水の吐出の開始から所定の時間が経過したと判定した場合(ステップS707:YES)には、処理はステップS708に進む。一方で、ステップS707において吐出制御部116は、洗浄部11からの水の吐出の開始から所定の時間が経過していないと判定した場合(ステップS707:NO)には、処理はステップS707に戻り、ステップS707の処理が繰り返される。
ステップS708において、吐出制御部116は、洗浄部11からの水の吐出を停止するように洗浄部11に対して制御を行う。その後処理はステップS709に進む。
ステップS709において、制御部110は、作動スイッチ30がオフとなったか否かを判定する。ステップS709において、スイッチ押下判定部111は、作動スイッチ30がオフとなったと判定した場合(ステップS709:YES)には、処理は終了する。一方で、ステップS709において、スイッチ押下判定部111は、作動スイッチ30がオフとなっていないと判定した場合(ステップS709:NO)には、処理は、ステップS703に戻り、ステップS703からの処理が繰り返し実行される。
上述の通り、第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、口腔内を撮影するカメラ部12と、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部11と、画像データ取得部113と、境界検出部114と、位置判定部115と、吐出制御部116と、を備える。画像データ取得部113は、カメラ部12によって取得された画像データを取得する。境界検出部114は、画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出する。位置判定部115は、画像データに基づいて、洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定する。吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる。これにより、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄対象箇所に対して、適切に洗浄することが可能となる。
また、口腔内洗浄装置1の吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たらないと判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させなくてもよい。これにより、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄において、無駄な水の吐出を防ぐことが可能となる。
また、口腔内洗浄装置1の吐出制御部116は、吐出を開始した後、所定の時間が経過した後に吐出を終了させてもよい。これにより、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄において、無駄な水の吐出を防ぐことが可能となる。
また、口腔内洗浄装置1の境界検出部114は画像データのピクセル値に基づき、境界を複数の離散的な点として検出してもよい。これにより、口腔内洗浄装置1は、歯Tと歯茎Gとの境界を複数の離散的な点として検出することで、全てのピクセル値に対して境界を算出する場合に比べ、取得するデータ量の削減が可能となる。
(第2の実施形態)
以上の通り、具体的な実施形態を一つ説明したが、上述した実施形態は例示であって実施形態を限定するものではない。例えば、上述の実施形態では、洗浄部11からの水の吐出領域に歯Tと歯茎Gの境界がある場合に口腔内を洗浄する形態を例示した。ここではさらに、口腔内洗浄装置1において、カメラ部12により取得した画像に基づいて口腔内の洗浄の位置を調整する第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1について、第1の実施形態と異なる構成について説明する。
図8は、第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1のノズル10の構成を説明するために、ノズル10の概略を模式的に示した模式図である。図8に示すように、第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1のノズル10は、駆動機構15及び駆動制御部16を備える点で、上述の第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置1のノズル10と異なる。
駆動機構15は、ノズル10の先端部を所定の方向に駆動させるための機構である。この駆動機構15は、図8に示す平面においてノズル10の先端部を図中の水平方向に傾動させることを可能とする機構であってもよい。なお、本明細書において、図8における水平方向をX軸方向として定める。
また、駆動機構15は、上述の図8のX軸方向に加え、図8の手前方向及び奥行方向である方向に、ノズル10の先端部を傾動させることを可能とする機構であってもよい。なお、本明細書において、図8における手前方向及び奥行方向をZ軸方向として定める。
さらには、駆動機構15は、図8に示すX軸方向及びZ軸方向のみならず、ノズル10の先端部を、図8のX軸及びZ軸で形成される平面において回動させることを可能とする機構であってもよい。
図9は、第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1における制御部110の機能的構成を示すブロック図である。第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1の制御部110は、ノズル制御部117を備える点で、第1の実施形態に係る口腔内洗浄装置1の制御部110の機能的構成とは異なる。
ノズル制御部117は、位置判定部115において、ノズル10からの水の吐出先が歯Tと歯茎Gとの境界にあるか否か判定された結果に基づいてノズル10の先端部の向きを制御する。具体的には、ノズル制御部117は、位置判定部115において、ノズル10からの水の吐出先が歯Tと歯茎Gとの境界にないと判定された場合、ノズル10の先端部の向きを変更し、ノズル10からの水の吐出先が歯Tと歯茎Gとの境界になるようにする。すなわち、ノズル制御部117は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される水が境界に当たらないと判定された場合に、洗浄部11から吐出される水が境界に当たるように洗浄部11からの水の吐出方向を変更する。
図10A~図10Cは、ノズル制御部117によって、ノズル10の先端部の向きを変更する例について説明するための図である。図10Aは、ノズル10の先端部が上下方向(図8におけるX軸方向)に傾動する場合の例について示す。図10Aに示す例においては、ノズル10からの水の吐出先である領域Aの中心と、領域Aの中心が通る上下方向の直線上に位置する歯Tと歯茎Gとの境界点Bの中心とが距離Dだけ離れている。この場合、ノズル制御部117は、駆動制御部16に対し、ノズル10の先端部が上下方向の下方向に距離Dだけ傾動するように制御信号を送る。駆動制御部16は、ノズル制御部117からの制御信号に基づいて、駆動機構15を制御し、ノズル10の先端部を下方向に距離Dだけ傾動させる。これにより、ノズル10からの水の吐出先である領域Aと、歯Tと歯茎Gとの境界点Bの位置が一致し、口腔内の適切な洗浄が可能となる。
図10Bは、ノズル10の先端部が上下方向(図8におけるX軸方向)及び左右方向(図8におけるZ軸方向)に傾動する場合の例について示す。ここで、図10Bにおいて、歯Tと歯茎Gとの境界点Bが存在しない場所については、歯Tと歯茎Gとの境界点Bと他の境界点Bとの中心を結ぶ直線Lによって、歯Tと歯茎Gとの境界を推定させる。図10Bにおいては、ノズル制御部117は、境界点B1及び境界点B2のそれぞれの中心を結ぶ直線Lの位置を歯Tと歯茎Gとの境界として推定する。
図10Bに示す例において、領域Aの中心を通る上下方向の線及び左右方向の線が、歯Tと歯茎Gとの境界と交わる場所と、領域Aの中心との距離は、左右方向の距離の方が短い。よって、図10Bに示す例においては、ノズル制御部117は、駆動制御部16に対し、ノズル10の先端部が左右方向に距離Dだけ傾動するように制御信号を送る。駆動制御部16は、ノズル制御部117からの制御信号に基づいて、駆動機構15を制御し、ノズル10の先端部を図10Bの左方向に距離Dだけ傾動させる。これにより、ノズル10からの水の吐出先である領域Aと、歯Tと歯茎Gと境界が一致し、口腔内の適切な洗浄が可能となる。
図10Cは、ノズル10の先端部が回動する場合の例について示す。ここで、図10Cにおいて、ノズル制御部117は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aの中心と、一番近い歯Tと歯茎Gとの境界点Bに対して、ノズル10の先端部の向きを変更させる。図10Cの例においては、境界点Bに領域Aの位置を変更させる場合の例を示す。これにより、ノズル10からの水の吐出先である領域Aと、歯Tと歯茎Gと境界が一致し、口腔内の適切な洗浄が可能となる。
(口腔内洗浄装置1の処理フロー)
次に、第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1における口腔内洗浄に係る処理(口腔内洗浄方法)について、図11のフローチャートに基づいて説明する。図11のフローチャートに示す口腔内洗浄装置1の一連の動作は、口腔内洗浄装置1が起動されると開始され、電源オフにより処理を終了する。また、図11に示すフローチャートは、電源オフの他に処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の口腔内洗浄装置1の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
ステップS1101からステップS1104までの処理については、上述の図7で示したステップS701からステップS704までの処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1105において、位置判定部115は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aが歯Tと歯茎Gとの境界にあるか否かを判定する。なお、第2の実施形態において、歯Tと歯茎Gとの境界は、境界点Bがある場合は境界点Bが該当する。一方で第2の実施形態において、歯Tと歯茎Gとの境界は、境界点Bがない場合は、隣り合う境界点Bの中心を結ぶ直線Lが歯Tと歯茎Gとの境界であると推定する。
ステップS1105において、位置判定部115は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aが歯Tと歯茎Gとの境界にあると判定した場合(ステップS1105:YES)には、処理はステップS1106に進む。一方で、ステップS1105において、位置判定部115は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aが歯Tと歯茎Gとの境界にないと判定した場合(ステップS1105:NO)には、処理はステップS1110に進む。
ステップS1106からステップS1109までの処理については、上述の図7で示したステップS706からステップS709までの処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1110において、ノズル制御部117は、ノズル10の先端部の方向を変更する。具体的には、ノズル制御部117は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aが、歯Tと歯茎Gとの境界に位置するように、駆動制御部16に制御信号を送る。駆動制御部16は、ノズル制御部117からの制御信号に基づいて駆動機構15を制御し、ノズル10の先端部の方向を変更させる。
上述の通り、第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、洗浄部11からの液体の吐出方向を変更するための駆動機構15を制御するノズル制御部117をさらに備える。このノズル制御部117は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たらないと判定された場合に、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たるように洗浄部11からの液体の吐出方向を変更する。これにより、第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aと、歯Tと歯茎Gと境界が一致し、口腔内の適切な洗浄が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、第1及び/又は第2の実施形態と同じ符号を用いる場合、第1及び/又は第2の実施形態と同一の構成を示し、特に説明がない限り先行する説明を参照する。ここでは、カメラ部12の画像センサで取得した画像データの画質を調整することが可能な第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1について、第1及び/又は第2の実施形態と異なる構成について説明する。
図12は、第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1における制御部110の機能的構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1の制御部110は、画質情報調整部118を備える点で、第1及び第2の実施形態に係る口腔内洗浄装置1の制御部110の機能的構成とは異なる。
カメラ部12で取得される口腔内の画像データは、口腔内洗浄装置1が用いられる場所の明るさ等により、全体的に明るい画像、又は暗い画像となる場合がある。例えば、画像データが全体的に明るい画像又は暗い画像となった場合に、歯と歯茎との境界の判定が正確に行われない場合がある。第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、画質情報調整部118により、画像データの画質を調整し、歯と歯茎との境界を正確に判定することを可能とする。
画質情報調整部118は、カメラ部12の画像センサで取得した画像データに対し、ピクセル値の平均値を算出する。そして、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内であるか否かを判定する。具体的には、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値と、あらかじめ記憶部120に記憶された画質判定閾値(上限、下限)との比較を行い、ピクセル値の平均値が所定の範囲内であるか否かを判定する。
また、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内でないと判定した場合、画像データの画質を調整する。具体的には、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内(画質判定閾値の上限)より高いと判定した場合、ピクセル値の平均値が所定の範囲内となるように、画質データ全体のピクセル値から所定の値を減算する。同様に、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内(画質判定閾値の下限)より低いと判定した場合、ピクセル値の平均値が所定の範囲内となるように、画質データ全体のピクセル値に所定の値を加算する。すなわち、画質情報調整部118は、画像データのピクセル値の平均値を算出し、平均値に基づいて、画像データの画質を調整する。
ここで、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内(画質判定閾値の上限)より高いと判定した場合、ピクセルの平均値と、画質判定閾値の上限及び下限の中間値との差分値を求めてもよい。さらに画質情報調整部118は、画像データの各ピクセル値から差分値を減算して画像データの画質を調整してもよい。
同様に、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内(画質判定閾値の下限)より低いと判定した場合、ピクセルの平均値と、画質判定閾値の上限及び下限の中間値との差分値を求めてもよい。さらに画質情報調整部118は、画像データの各ピクセル値に差分値を加算して画像データの画質を調整してもよい。
(口腔内洗浄装置1の処理フロー)
次に、第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1における口腔内洗浄に係る処理(口腔内洗浄方法)について、図13及び図14のフローチャートに基づいて説明する。図13及び図14のフローチャートに示す口腔内洗浄装置1の一連の動作は、口腔内洗浄装置1が起動されると開始され、電源オフにより処理を終了する。また、図13及び図14に示すフローチャートは、電源オフの他に処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の口腔内洗浄装置1の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
図13に示すステップS1301からステップS1303までの処理は、上述の図7のステップS701からステップS703までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1304において、画質情報調整部118は、カメラ部12の画像センサで取得した画像データの画質の調整を行う。具体的には、図14に示す画質情報調整処理のサブルーチン処理が実施される。
図14に示すステップS1401において、画質情報調整部118は、カメラ部12の画像センサで取得した画像データに対し、ピクセル値の平均値を算出する。その後処理はステップS1402に進む。
ステップS1402において、画質情報調整部118は、ステップS1401で算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内であるか否かを判定する。具体的には、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値と、あらかじめ記憶部120に記憶された画質判定閾値との比較を行い、ピクセル値の平均値が所定の範囲内であるか否かを判定する。
ステップS1402において、画質情報調整部118は、ピクセル値の平均値が所定の範囲内であると判定した場合(ステップS1402:YES)には、処理は、ステップS1304に戻り、ステップS1305に進む。一方で、ステップS1402において、画質情報調整部118は、ピクセル値の平均値が所定の範囲内にないと判定した場合(ステップS1402:NO)には、処理は、ステップS1403に進む。
ステップS1403において、画質情報調整部118は、画像データの画質を調整する。具体的には、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内より高いと判定した場合、ピクセル値の平均値が所定の範囲内となるように、画質データ全体のピクセル値から所定の値を減算する。同様に、画質情報調整部118は、算出したピクセル値の平均値が所定の範囲内より低いと判定した場合、ピクセル値の平均値が所定の範囲内となるように、画質データ全体のピクセル値に所定の値を加算する。処理は、ステップS1304に戻り、ステップS1305に進む。
ステップS1305からステップS1310までの処理は、上述の図7のステップS704からステップS709までの処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
上述の通り、第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、画像データのピクセル値の平均値を算出し、平均値に基づいて、画像データの画質を調整する画質情報調整部118をさらに備える。これにより、第3の実施形態に係る口腔内洗浄装置1は、画質情報調整部118により、画像データの画質を調整し、歯と歯茎との境界を正確に判定することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本実施形態を説明したが、実施形態はこれらに限定されるものではなく、実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。また、さまざまな実施形態の一部又は全部を組み合わせて新たな実施形態とすることも可能である。すなわち、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲、又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
上述の実施形態において、歯Tと歯茎Gとの境界の検出はカメラ部12で取得した画像データのピクセル値に基づいて検出する構成を示したが、例えばヒストグラムを用いてより正確に境界を検出する構成を用いてもよい。画像データのヒストグラムを算出することで、その画像データにおける歯T及び歯茎Gのそれぞれの領域の画素値の分布を認識することが可能となり、歯T及び歯茎G以外の領域のノイズ等の除去が容易となる。また、光源を当てて口腔内を撮影した場合、歯茎Gにおける歯Tと歯茎Gとの境界近辺に白色で光る反射情報が検出される場合がある。口腔内洗浄装置1の境界検出部114は、この反射情報を用いることで、さらに正確に歯Tと歯茎Gとの境界を検出することが可能となる。
図15は、ノズル10と、水タンク等を含む本体部とが一体化した口腔内洗浄装置1の構成の一例を示す斜視図である。図15に示すように一体型の口腔内洗浄装置1は、持ち運びが容易となり、例えば外出先においても口腔内洗浄装置1が利用可能となるなど、ユーザにとっての利便性が向上する。
また、上述した口腔内洗浄方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム(口腔内洗浄プログラム)及びそのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、本実施形態の範囲に含まれる。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体の種類は任意である。また、上述のコンピュータプログラムは、上述の記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
以下に、本実施形態に係る口腔内洗浄装置1、口腔内洗浄方法、及び口腔内洗浄プログラムの特徴について記載する。
(1)口腔内洗浄装置1は、以下の構成を有する。
(i)口腔内を撮影するカメラ部12を含む。
(ii)液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部11を含む。
(iii)カメラ部12によって取得された画像データを取得する画像データ取得部113を含む。
(iv)画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出する境界検出部114を含む。
(v)画像データに基づいて、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定する位置判定部115を含む。
(vi)位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる吐出制御部116を含む。
本開示によれば、口腔内洗浄装置1の吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる。これにより、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄対象箇所に対して、適切に洗浄することが可能となる。
(2)口腔内洗浄装置1の吐出制御部116は、位置判定部115において、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たらないと判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させなくてもよい。
本開示によれば、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄において、無駄な水の吐出を防ぐことが可能となる。
(3)口腔内洗浄装置1の吐出制御部116は、吐出を開始した後、所定の時間が経過した後に吐出を終了させてもよい。
本開示によれば、口腔内洗浄装置1は、口腔内の洗浄において、無駄な水の吐出を防ぐことが可能となる。
(4)口腔内洗浄装置1の境界検出部114は、画像データのピクセル値に基づき、境界を複数の離散的な点として検出してもよい。
本開示によれば、口腔内洗浄装置1は、歯Tと歯茎Gとの境界を複数の離散的な点として検出することで、全てのピクセル値に対して境界を算出する場合に比べ、取得するデータ量の削減が可能となる。
(5)口腔内洗浄装置1は、以下の構成をさらに有してもよい。
(vii)洗浄部11からの液体の吐出方向を変更するための駆動機構15を制御するノズル制御部117をさらに含んでもよい。
本開示によれば、口腔内洗浄装置1は、ノズル10からの水の吐出先である領域Aと、歯Tと歯茎Gと境界が一致し、口腔内の適切な洗浄が可能となる。
(6)口腔内洗浄装置1は、以下の構成をさらに有してもよい。
(viii)画像データのピクセル値の平均値を算出し、平均値に基づいて、画像データの画質を調整する画質情報調整部118をさらに含んでもよい。
本開示によれば、口腔内洗浄装置1は、画質情報調整部118により、画像データの画質を調整し、歯と歯茎との境界を正確に判定することが可能となる。
(7)コンピュータによって実行される口腔内洗浄方法は、以下の処理を有する。
(i)口腔内を撮影するカメラ部によって取得された画像データを取得する処理を含む。
(ii)画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出する処理を含む。
(iii)画像データに基づいて、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定する処理を含む。
(iv)洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる処理を含む。
本開示によれば、口腔内洗浄方法は、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる。これにより、口腔内洗浄方法は、口腔内の洗浄対象箇所に対して、適切に洗浄することが可能となる。
(8)コンピュータに実行させるための口腔内洗浄プログラムは、以下の処理を有する。
(i)口腔内を撮影するカメラ部によって取得された画像データを取得する処理を含む。
(ii)画像データに基づいて、口腔内の歯と歯茎との境界を検出する処理を含む。
(iii)画像データに基づいて、液体を吐出することで口腔内を洗浄する洗浄部から吐出される液体が境界に当たるか否かを判定する処理を含む。
(iv)洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる処理を含む。
本開示によれば、口腔内洗浄プログラムは、洗浄部11から吐出される液体が境界に当たると判定された場合に、洗浄部11から口腔内を洗浄するための液体を吐出させる。これにより、口腔内洗浄プログラムは、口腔内の洗浄対象箇所に対して、適切に洗浄することが可能となる。
本開示は、口腔内の洗浄対象箇所に対し、適切に洗浄することが可能なカメラ付き口腔内洗浄装置に適用可能である。具体的には、業務用及び家庭用の口腔洗浄器などに、本開示は適用可能である。
1 口腔内洗浄装置
10 ノズル
11 洗浄部
12 カメラ部
13 ケーブル
14 取り付け部
15 駆動機構
16 駆動制御部
20 水タンク
30 作動スイッチ
40 水圧切替スイッチ
100 コントローラ
110 制御部
111 スイッチ押下判定部
112 カメラ制御部
113 画像データ取得部
114 境界検出部
115 位置判定部
116 吐出制御部
117 ノズル制御部
118 画質情報調整部

Claims (8)

  1. 口腔内を撮影するカメラ部と、
    液体を吐出することで前記口腔内を洗浄する洗浄部と、
    前記カメラ部によって取得された画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データに基づいて、前記口腔内の歯と歯茎との境界を検出する境界検出部と、
    前記画像データに基づいて、前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たるか否かを判定する位置判定部と、
    前記位置判定部において、前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たると判定された場合に、前記洗浄部から前記口腔内を洗浄するための前記液体を吐出させる吐出制御部と、を備える口腔内洗浄装置。
  2. 前記吐出制御部は、前記位置判定部において、前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たらないと判定された場合に、前記洗浄部から前記口腔内を洗浄するための前記液体を吐出させない、請求項1に記載の口腔内洗浄装置。
  3. 前記吐出制御部は、吐出を開始した後、所定の時間が経過した後に吐出を終了させる、
    請求項1又は2に記載の口腔内洗浄装置。
  4. 前記境界検出部は前記画像データのピクセル値に基づき、前記境界を複数の離散的な点として検出する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の口腔内洗浄装置。
  5. 前記洗浄部からの前記液体の吐出方向を変更するための駆動機構を制御するノズル制御部をさらに備え、
    前記ノズル制御部は、前記位置判定部において、前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たらないと判定された場合に、前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たるように前記洗浄部からの前記液体の前記吐出方向を変更する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の口腔内洗浄装置。
  6. 前記画像データのピクセル値の平均値を算出し、前記平均値に基づいて、前記画像データの画質を調整する画質情報調整部をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の口腔内洗浄装置。
  7. コンピュータによって実行される口腔内洗浄方法であって、
    口腔内を撮影するカメラ部によって取得された画像データを取得し、
    前記画像データに基づいて、前記口腔内の歯と歯茎との境界を検出し、
    前記画像データに基づいて、液体を吐出することで前記口腔内を洗浄する洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たるか否かを判定し、
    前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たると判定された場合に、前記洗浄部から前記口腔内を洗浄するための前記液体を吐出させる、口腔内洗浄方法。
  8. 口腔内を撮影するカメラ部によって取得された画像データを取得し、
    前記画像データに基づいて、前記口腔内の歯と歯茎との境界を検出し、
    前記画像データに基づいて、液体を吐出することで前記口腔内を洗浄する洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たるか否かを判定し、
    前記洗浄部から吐出される前記液体が前記境界に当たると判定された場合に、前記洗浄部から前記口腔内を洗浄するための前記液体を吐出させる処理を、コンピュータに実行させるための口腔内洗浄プログラム。
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