JP2023081084A - 保持機構及び貼着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電チャックを利用することなくワークの位置ずれを抑制すること。【解決手段】保持機構2は、ワークを保持する機構であって、ワークを吸引保持する保持面141を有した吸引テーブル10と、吸引テーブル10を収容するとともに内部が減圧可能な真空チャンバ40と、吸引テーブル10でワークを吸引保持した状態で真空チャンバ40内を減圧した際にワークのずれを防止するずれ防止手段70と、を備える。吸引テーブル10の保持面141の少なくとも一部はタック力を有するタック層14から構成され、吸引テーブル10がずれ防止手段70を兼用する。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを保持する保持機構及び貼着装置に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程においては、各種のテープを半導体ウェーハに貼着するテープ貼着装置(例えば、特許文献1、及び特許文献2参照)が広く利用されている。
一方、真空マウンタと呼ばれる減圧雰囲気内でウェーハにテープを貼着するテープ貼着装置(例えば、特許文献3参照)も広く利用されている。この種のテープ貼着装置は、減圧雰囲気内でウェーハにテープを貼着した後に大気との差圧でテープをウェーハに密着させ、ウェーハとテープ間に気泡が形成されることを防止している。
特開2020-047899号公報 特開2020-047699号公報 特開2021-034605号公報
通常真空チャンバ(減圧チャンバ)内でウェーハを保持するためには静電チャックテーブルが利用されている。しかし、静電チャックテーブルは高価であり、被加工物を吸引保持する吸引テーブルの利用が切望されている。しかし、吸引テーブルではチャンバ内が減圧されると吸引テーブル表面にワークを吸着し続けることができず、吸引力が消失した際にワークが動いて吸引保持した位置からずれてしまうという問題がある。
特にワークが薄化されて反りが生じている場合、吸引テーブルで吸引保持した状態から吸引力が消失するとワークが大きく動くため、問題となる。
本発明の目的は、静電チャックを利用することなくワークの位置ずれを抑制することができる保持機構及び貼着装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の保持機構は、ワークを保持する保持機構であって、ワークを吸引保持する保持面を有した吸引テーブルと、該吸引テーブルを収容するとともに内部が減圧可能な真空チャンバと、該吸引テーブルでワークを吸引保持した状態で該真空チャンバ内を減圧した際にワークのずれを防止するずれ防止手段と、を備えたことを特徴とする。
前記保持機構において、該吸引テーブルの該保持面の少なくとも一部はタック力を有する部材から構成され、該吸引テーブルが該ずれ防止手段を兼用しても良い。
前記保持機構において、該ずれ防止手段は、該吸引テーブルで保持されたワークの外周縁の外側から該保持面の中心に向かって移動自在に構成された複数のワーク固定部材を有しても良い。
前記保持機構において、該ずれ防止手段は、該吸引テーブル上のワークの上面側を押圧する押圧部材を有しても良い。
本発明の貼着装置は、ワークにテープを貼着する貼着装置であって、ワークを吸引保持する保持面を有した吸引テーブルと、該吸引テーブル上のワークにテープを対面させた状態で該テープを保持するテープ保持ユニットと、該テープ保持ユニットで保持されたテープを該吸引テーブル上のワークに貼着する貼着ローラと、該吸引テーブルと該貼着ローラとを収容するとともに内部が減圧可能な真空チャンバと、該吸引テーブルでワークを吸引保持した状態で該真空チャンバ内を減圧した際にワークのずれを防止するずれ防止手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、静電チャックを利用することなくワークの位置ずれを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る貼着装置の構成例を模式的に示す断面図である。 図2は、図1に示された貼着装置によりテープに貼着されたワークを斜視図である。 図3は、図1に示された貼着装置の吸引テーブルにワーク及び環状フレームを吸引保持した状態を模式的に示す断面図である。 図4は、図3に示された貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークにテ-プを押さえ付けた状態を模式的に示す断面図である。 図5は、実施形態1の変形例に係る貼着装置の構成例を模式的に示す断面図である。 図6は、実施形態2に係る貼着装置の構成例を模式的に示す断面図である。 図7は、実施形態2に係る貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークをワーク固定部材で固定した状態を模式的に示す断面図である。 図8は、実施形態3に係る貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークにテ-プを押さえ付けた状態を模式的に示す断面図である。 図9は、図8に示された貼着装置の貼着ローラがテープをワークの裏面に貼着する状態を模式的に示す断面図である。 図10は、実施形態4に係る貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークを保持面に押さえ付けた状態を模式的に示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る貼着装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る貼着装置の構成例を模式的に示す断面図である。図2は、図1に示された貼着装置によりテープに貼着されたワークを斜視図である。
実施形態1に係る図1に示された貼着装置1は、図2に示されたワーク200の裏面205にテープ210を貼着する装置である。実施形態1に係る貼着装置1によりテープ210が貼着されるワーク200は、シリコン(Si)、サファイア(Al)、ガリウムヒ素(GaAs)または炭化ケイ素(SiC)等を基板201とする円板状の半導体ウェーハ、光デバイスウェーハ等のウェーハである。
ワーク200は、図2に示すように、交差する複数の分割予定ライン202で区画された表面203の各領域それぞれにデバイス204が形成されている。デバイス204は、例えば、IC(Integrated Circuit)、あるいやLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、又は、メモリ(半導体記憶装置)等である。ワーク200は、表面203と表面203の裏側の裏面205とに亘って外周方向に凸に湾曲した面取り部206を全周に亘って形成している。
実施形態1において、ワーク200は、裏面205側にワーク200よりも大径でかつ外縁部に環状フレーム211が貼着された円板状のテープ210が貼着され、環状フレーム211の内側の開口内に支持される。ワーク200は、分割予定ライン202に沿って個々のデバイス204に分割される。実施形態1では、テープ210は、可撓性を有し非粘着性の樹脂により構成された基材層と、基材層に積層されかつ可撓性と粘着性とを有する樹脂により構成された粘着層とを備える。
実施形態1に係る貼着装置1は、ワーク200の裏面205にワーク200よりも大径でかつ外縁部に環状フレーム211が貼着された円板状のテープ210を貼着する装置である。貼着装置1は、図1に示すように、保持機構2と、制御ユニット100とを備える。
保持機構2は、ワーク200を保持する機構である。保持機構2は、吸引テーブル10と、貼着ローラ20と、ローラ移動ユニット30と、真空チャンバ40と、吸引テーブル10を昇降する昇降ユニット60を備える。
吸引テーブル10は、環状フレーム211を吸引保持するフレーム保持面111を有したフレーム保持部11と、ワーク200を吸引保持する保持面141を有したワーク保持部12とを備える。フレーム保持部11は、外径がワーク200の外径よりも大径な円盤状の円盤部112と、円盤部112の外縁から立設しかつ内外径が環状フレーム211の内外径と等しい円環部113とを一体に備える。円環部113は、上面が環状フレーム211を吸引保持するフレーム保持面111である。フレーム保持面111は、水平方向に沿って平坦に形成されている。フレーム保持面111には、フレーム用吸引孔114が開口している。
ワーク保持部12は、外径がワーク200の外径よりも若干小径の円板状に形成され、フレーム保持部11の円盤部112上にフレーム保持部11と同軸に配置されている。ワーク保持部12は、上面121が、水平方向に沿って平坦に形成されている。上面121には、シリコーン樹脂、シリコーン系ゴム又はフッ素系ゴムにより構成されたタック層14(タック力を有する部材に相当)が積層されている。タック層14は、例えば、株式会社ユーエムアイ社製の「フレックスキャリア(登録商標)」や株式会社エクシールコーポレーション製の「ゲルベース(登録商標)」等により構成することができる。
タック層14は、ワーク200の表面203側が載置されると、タック力で貼着し、ワーク200の表面203をタック力で固定するものである。なお、タック力とは、弱粘着力又は強粘着力のことであり、弱粘着力とは、タック層14に物品として球状のビーズを載置して、タック層14を傾けていき、球状のビーズが転がり始める時のタック層14の水平方向に対する角度が3.5度である時の粘着力であり、強粘着力とは、球状のビーズが転がり始める時のタック層14の水平方向に対する角度が10度であってもタック層14上に転がることなく球状のビーズを保持する時の粘着力である。
実施形態1では、タック層14の表面は、ワーク200を吸引保持する保持面141である。実施形態1では、保持面141全体が、タック層14の表面即ちタック層14により構成されているが、本発明では、これに限定されることなく、保持面141の少なくとも一部が、タック層14により構成されていれば良い。また、実施形態では、保持面141は、フレーム保持面111よりも低い位置に配置されている。
保持面141には、タック層14を貫通し、ワーク保持部12の上面121に開口した吸引孔142が複数開口している。フレーム用吸引孔114と、吸引孔142は、フレーム保持部11及びワーク保持部12内に設けられた吸引路15に連なっている。吸引路15は、吸引源16に接続している。吸引路15のフレーム保持部11と吸引源16との間には開閉弁17が設けられている。
吸引テーブル10は、保持面141にワーク200の表面203側が載置され、フレーム保持面111にテープ210の外縁部が貼着された環状フレーム211が載置されて、開閉弁17が開いて、吸引孔114,142が吸引源16により吸引されることで、保持面141にワーク200を吸引保持し、フレーム保持面111に環状フレーム211を吸引保持する。このように、実施形態1では、フレーム保持部11は、吸引テーブル10のワーク保持部12の保持面141上のワーク200にテープ210を対面させた状態で環状フレーム211を吸引保持することで、テープ210を保持するテープ保持ユニットである。
貼着ローラ20は、フレーム保持部11で保持された環状フレーム211に貼着されたテープ210を吸引テーブル10の保持面141上のワーク200に貼着するものである。貼着ローラ20は、吸引テーブル10に吸引保持された環状フレーム211に貼着されたテープ210を挟んで、吸引テーブル10に吸引保持されたワーク200に対して鉛直方向に沿って対面する。貼着ローラ20は、ワーク200の表面203に沿いかつ水平方向と平行な方向に沿ってローラ移動ユニット30により移動可能に設けられている。
貼着ローラ20は、支持部材21により水平方向と平行な軸心回りに回転自在に支持され、吸引テーブル10に保持されたワーク200の上方に配置されているとともに、吸引テーブル10に吸引保持された環状フレーム211に貼着されたテープ210を挟んで、吸引テーブル10に保持されたワーク200に対して鉛直方向に沿って対面する。貼着ローラ20の軸心は、水平方向と平行でかつローラ移動ユニット30による移動方向と直交している。
貼着ローラ20は、ローラ移動ユニット30により支持部材21が水平方向に沿って移動されることで、ワーク200の表面203に沿って移動する。貼着ローラ20は、昇降ユニット60により吸引テーブル10が上昇されると、吸引テーブル10に吸引保持された環状フレーム211に貼着されたテープ210をワーク200に向かって押圧して、テープ210をワーク200に押し付けるとともに、ワーク200を吸引テーブル10に押さえ付ける。
このように、貼着ローラ20は、昇降ユニット60により吸引テーブル10が上昇されると、テープ210をワーク200に押し付けるとともにワーク200を吸引テーブル10に押さえ付ける位置に配置されている。また、貼着ローラ20は、昇降ユニット60により吸引テーブル10が上昇された状態で、ローラ移動ユニット30によりワーク200の表面203に沿って移動されると、テープ210をワーク200に押し付けるとともに、ワーク200を吸引テーブル10に押さえ付けて、テープ210上を転動して、テープ210をワーク200の裏面205に貼着する。
ローラ移動ユニット30は、貼着ローラ20を水平方向に移動するものである。ローラ移動ユニット30は、貼着ローラ20を軸心回りに回転自在に支持した支持部材21を水平方向に移動する。
昇降ユニット60は、吸引テーブル10を鉛直方向に沿って昇降するものである。昇降ユニット60は、吸引テーブル10のフレーム保持部11を鉛直方向に昇降する。
真空チャンバ40は、吸引テーブル10と、貼着ローラ20と、ローラ移動ユニット30と、昇降ユニット60とを収容するとともに、内部が減圧可能な容器である。真空チャンバ40は、互いの外縁が接触する状態と、互いの外縁が離間する状態とに亘って移動可能な上部筐体41と下部筐体42と、下部筐体42に排気路45、開閉弁46を介して接続された真空源47と、上部筐体41に供給路48、開閉弁49を介して接続されたエアー供給源50とを備える。
筐体41,42は、外径が環状フレーム211よりも大径な円板部43と、円板部43の外縁から立設した円筒部44とを一体に備える。筐体41,42の円板部の外径は、等しい。筐体41,42は、円筒部44の内側の開口がZ軸方向に沿って対面して配置される。上部筐体41と、下部筐体42とは、図示しない昇降ユニットにより相対的に昇降移動される。上部筐体41は、円板部43にローラ移動ユニット30を取り付けている。下部筐体42は、円板部43に昇降ユニット60を取り付けている。
真空チャンバ40は、上部筐体41と下部筐体42とが昇降ユニットにより互いに近づく方向に昇降されることで、筐体41,42の円筒部44の外縁同士が気密な状態で互いに接触して、内部が外部から遮断されて、内部が密閉される。真空チャンバ40は、上部筐体41と下部筐体42とが昇降ユニットにより互いに離れる方向に昇降されることで、筐体41,42の円筒部44の外縁同士が互いに離れて、ワーク200及び環状フレーム211を搬入、搬出可能とする。
制御ユニット100は、貼着装置1を構成する各構成要素を制御して、ワーク200の表面203にテープ210を貼着する貼着動作を貼着装置1に実行させるものである。制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インタフェース装置とを有し、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。
制御ユニット100の演算処理装置は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行して、貼着装置1を制御するための制御信号を生成する。制御ユニット100の演算処理装置は、生成した制御信号を入出力インタフェース装置を介して貼着装置1の各構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示ユニット、オペレータが加工条件などを登録する際に用いる入力ユニットと接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等とのうち少なくとも一つにより構成される。
次に、前述した構成の貼着装置1のワーク200の裏面205にテープ210を貼着する貼着動作を図面に基づいて説明する。図3は、図1に示された貼着装置の吸引テーブルにワーク及び環状フレームを吸引保持した状態を模式的に示す断面図である。図4は、図3に示された貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークにテ-プを押さえ付けた状態を模式的に示す断面図である。
貼着装置1は、制御ユニット100が入力ユニット等から入力された加工条件を受け付けて記憶し、入力ユニット等から入力された貼着動作の開始指示を受けると、貼着動作を開始する。貼着動作では、貼着装置1は、制御ユニット100が図示しない昇降ユニットを制御して、筐体41,42を互いに離す。貼着動作では、貼着装置1は、保持面141にワーク200の表面側が載置され、フレーム保持面111にテープ210の外縁部が貼着された環状フレーム211が載置されると、昇降ユニットを制御して、筐体41,42同士を近づけて筐体41,42の円筒部44の外縁同士が気密な状態で互いに接触して、真空チャンバ40の内部を密閉する。
貼着動作では、貼着装置1は、図3に示すように、制御ユニット100が開閉弁17を開いて、吸引源16により吸引路15を通して吸引孔114,142を吸引して、保持面141にワーク200の表面側を吸引保持するとともに、フレーム保持面111に環状フレーム211を吸引保持する。このとき、タック層14は、タック力によりワーク200を保持面141に固定する。貼着動作では、貼着装置1は、制御ユニット100が開閉弁46を開いて、真空源47により排気路45を通して真空チャンバ40内の空気を真空チャンバ40外に排気し、真空チャンバ40内を減圧する。このとき、保持面141に吸引保持されたワーク200とテープ210との間も減圧される。
貼着動作では、貼着装置1は、真空チャンバ40内の気圧が所定の気圧(絶対気圧)を下回る前に、図4に示すように、ローラ移動ユニット30を制御して貼着ローラ20をテープ210を挟んでワーク200の上方に位置付け、昇降ユニット60により吸引テーブル10を上昇させて、貼着ローラ20でテープ210をワーク200に押し付けるとともに、テープ210を介してワーク200を保持面141に押し付けて、ワーク200の位置ずれを抑制する。なお、所定の気圧とは、保持面141のワーク200を吸引保持する吸引力が低下して、何らかの力でワーク200を保持面141に押さえ付けないと、ワーク200が保持面141に対して位置ずれしてしまう真空チャンバ40内の気圧である。
こうして、実施形態1では、貼着装置1のタック層14と貼着ローラ20とは、吸引テーブル10でワーク200を吸引保持した状態で真空チャンバ40内を減圧した際に、ワーク200のずれを防止するずれ防止手段70を構成している。このように、貼着装置1の保持機構2は、ずれ防止手段70を備える。また、実施形態1では、保持面141がタック層14の表面であるために、吸引テーブル10もずれ防止手段70を構成する、即ち、吸引テーブル10がずれ防止手段70も兼用する。実施形態1では、貼着装置1は、押さえ付けた領域においてテープ210とワーク200との間に気泡が形成されてしまうことを抑制するために、貼着ローラ20でテープ210を押さえ付けるのが前述した所定の気圧に到達する直前の方が好ましい。また、本発明では、貼着装置1は、貼着ローラ20でテープ210を押さえ付けるタイミングが所定の気圧に到達する直前の他、ワーク200を保持面141で保持した後、減圧を開始する前でもよい。また、本発明では、貼着装置1は、貼着ローラ20でテープ210を押さえ付けることなく、タック層14のタック力のみでワーク200の位置ずれを抑制してもよい。
貼着動作では、貼着装置1は、真空チャンバ40内の気圧が所定の気圧を下回って真空状態まで減圧された後、制御ユニット100がローラ移動ユニット30を制御して貼着ローラ20を水平方向に沿って移動して、テープ210をワーク200の裏面205に貼着する。貼着動作では、貼着装置1は、テープ210をワーク200の裏面205に貼着した後、開閉弁46を閉じて、開閉弁49を開いてエアー供給源50から供給路48を通して真空チャンバ40内に空気を供給して、真空チャンバ40内の気圧を大気圧まで上昇させて、テープ210をワーク200の裏面205に密着させる。こうして、貼着装置1は、貼着動作において、ワーク200の裏面205にテープ210を貼着する。また、本発明では、貼着装置1は、吸引源16に加えて開閉弁17を介して保持面141に図示しないエアー供給源を接続して、開閉弁17を介してエアー供給源と吸引源16とを選択自在に保持面141に接続して、ワーク200の保持面141からの剥離時にはエアー供給源からのエアーを保持面141からエアーブローして、タック力を有するタック層14からのワーク200の剥離を容易にしてもよい。
以上説明した実施形態1に係る保持機構2及び貼着装置1は、保持面141を構成するタック層14と、ワーク200をタック層14に押し付ける貼着ローラ20とで構成されるずれ防止手段70を備えるので、真空チャンバ40内を減圧して、吸引テーブル10の吸引力が低下しても、保持面141にワーク200を位置ずれすることなく保持することができる。
その結果、実施形態1に係る保持機構2及び貼着装置1は、静電チャックを利用することなくワーク200の位置ずれを抑制することができるという効果を奏する。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る貼着装置を図面に基づいて説明する。図5は、実施形態1の変形例に係る貼着装置の構成例を模式的に示す断面図である。なお、図5は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態1の変形例に係る貼着装置1-1は、図5に示すように、ワーク保持部12の外縁部に全周に亘って上方に凸の凸部122を設け、凸部122上にタック層14を積層して、吸引孔142が貫通したタック層14の表面である保持面141を環状に形成していること以外、実施形態1と同じである。なお、変形例に係る貼着装置1-1の環状の保持面141は、ワーク200のデバイス204が形成されていない外周余剰領域に対応し、デバイス204が形成されたデバイス領域を支持することなく、外周余剰領域を支持する大きさに設定されている。変形例に係る貼着装置1-1は、デバイス204が形成されたデバイス領域に対応した領域にタック層14が形成されないことで、デバイス204がタック層14に当接せず、デバイス204を汚染させてしまうリスクを低減する他、ワーク200の保持面141からの剥離が容易となる。
変形例に係る保持機構2-1及び貼着装置1-1は、実施形態1と同様に、保持面141を構成するタック層14とワーク200をタック層14に押し付ける貼着ローラ20とで構成されるずれ防止手段70を備えるので、真空チャンバ40内を減圧して、吸引テーブル10の吸引力が低下しても、保持面141にワーク200を位置ずれすることなく保持することができ、静電チャックを利用することなくワーク200の位置ずれを抑制することができるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る貼着装置を図面に基づいて説明する。図6は、実施形態2に係る貼着装置の構成例を模式的に示す断面図である。図7は、実施形態2に係る貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークをワーク固定部材で固定した状態を模式的に示す断面図である。なお、図6及び図7は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る貼着装置1-2の保持機構2-2は、図6に示すように、ずれ防止手段70-2が、タック層14の代わりに複数のワーク固定部材71を有し、ワーク保持部12の上面121の中央にポーラスセラミックスなどの円板状の多孔質材13が取り付けられて、多孔質材13の表面がワーク200を吸引保持する保持面131であること以外、実施形態1と同じである。ワーク固定部材71は、吸引テーブル10で保持されたワーク200の外周縁の外側から保持面131の中心に向かって移動自在に構成されたものである。
ワーク固定部材71は、吸引テーブル10のフレーム保持部11の円盤部112上でかつワーク保持部12即ち保持面131の外周側に配置されている。ワーク固定部材71は、ワーク保持部12即ち保持面131の径方向に沿って移動手段72により移動自在に設けられている。ワーク固定部材71は、フレーム保持部11の円盤部112から立設した柱部73と、柱部73の上端に設けられかつワーク保持部12の保持面131に吸引保持されたワーク200の面取り部206に対向する固定部74とを備える。実施形態1では、固定部74は、厚み方向の中央が最も保持面131の外周側に位置するように、保持面131に吸引保持されたワーク200の面取り部206に沿って断面円弧状に形成されている。実施形態1では、固定部74の上端は、ワーク保持部12の保持面141に吸引保持されたワーク200の裏面205よりも下方に配置されている。
実施形態2に係る貼着装置1-2は、保持面131にワーク200が載置され、フレーム保持面111に環状フレーム211が載置された後、制御ユニット100が移動手段72を制御して、ワーク固定部材71を保持面141の径方向に沿ってワーク200に向かって移動させる。実施形態2に係る貼着装置1-2は、複数のワーク固定部材71の固定部74で保持面141上のワーク200の面取り部206を挟んで、保持面141上にワーク200を固定する。
その後、実施形態2に係る貼着装置1-2は、制御ユニット100が昇降ユニットを制御して、真空チャンバ40の内部を密閉した後、図7に示すように、開閉弁17を開いて、保持面141にワーク200の表面側を吸引保持するとともに、フレーム保持面111に環状フレーム211を吸引保持して、実施形態1と同様に、テープ210をワーク200の裏面205に貼着する。
実施形態2に係る保持機構2及び貼着装置1-2は、複数のワーク固定部材71を有するずれ防止手段70-2を備えるので、真空チャンバ40内を減圧して、吸引テーブル10の吸引力が低下しても、実施形態1と同様に、保持面131にワーク200を位置ずれすることなく保持することができ、静電チャックを利用することなくワーク200の位置ずれを抑制することができるという効果を奏する。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係る貼着装置を図面に基づいて説明する。図8は、実施形態3に係る貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークにテ-プを押さえ付けた状態を模式的に示す断面図である。図9は、図8に示された貼着装置の貼着ローラがテープをワークの裏面に貼着する状態を模式的に示す断面図である。なお、図8及び図9は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係る貼着装置1-3の保持機構2-3は、図8に示すように、ずれ防止手段70-3が、タック層14の代わりにテープ押圧部材75を有し、ワーク保持部12の上面121の中央にポーラスセラミックスなどの円板状の多孔質材13が取り付けられて、多孔質材13の表面がワーク200を吸引保持する保持面131であること以外、実施形態1と同じである。テープ押圧部材75は、真空チャンバ40の上部筐体41の円板部43の保持面131の中央と対面する位置に配置されている。テープ押圧部材75は、昇降ユニット76により昇降自在に配置されている。
実施形態3に係る貼着装置1-3は、制御ユニット100が昇降ユニットを制御して、真空チャンバ40の内部を密閉した後、開閉弁17を開いて、保持面131,111にワーク200及び環状フレーム211を吸引保持し、開閉弁46を開いて真空チャンバ40の内部を減圧する。実施形態3に係る貼着装置1-3は、制御ユニット100が真空チャンバ40内の気圧が所定の気圧(絶対気圧)を下回る前に、図8に示すように、昇降ユニット76を制御してテープ押圧部材75を下降させて、テープ押圧部材75でテープ210をワーク200に押し付けるとともに、テープ210を介してワーク200を保持面131に押し付けて、ワーク200の位置ずれを抑制する。なお、本発明では、貼着装置1-3は、真空チャンバ40内の気圧が所定の気圧を下回る直前に、テープ押圧部材75を下降させるのが望ましい。また、本発明では、貼着装置1-3は、ワーク200を吸引保持した後、減圧を開始する前に下降させてテープ押圧部材75でテープ210を介してワーク200を保持面141に押し付けてもよい。
実施形態3に係る貼着装置1-3は、制御ユニット100が昇降ユニット60を制御して吸引テーブル10を上昇させ、ローラ移動ユニット30を制御して貼着ローラ20を水平方向に沿って移動して、実施形態1と同様に、テープ210をワーク200の裏面205に貼着するとともに、開閉弁46を閉じて、開閉弁46を開いてエアー供給源50から供給路48を通して真空チャンバ40内に空気を供給する。なお、実施形態3に係る貼着装置1-3は、貼着ローラ20が図9に示すようにテープ210をワーク200の裏面205の外縁部に貼着し始めると、制御ユニット100が昇降ユニット76を制御して、テープ押圧部材75を上昇させて、テープ210などから退避させる。
実施形態3に係る保持機構2-3及び貼着装置1-3は、テープ押圧部材75を有するずれ防止手段70-3を備えるので、真空チャンバ40内を減圧して、吸引テーブル10の吸引力が低下しても、実施形態1と同様に、保持面131にワーク200を位置ずれすることなく保持することができ、静電チャックを利用することなくワーク200の位置ずれを抑制することができるという効果を奏する。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4に係る貼着装置を図面に基づいて説明する。図10は、実施形態4に係る貼着装置の吸引テーブルに吸引保持したワークを保持面に押さえ付けた状態を模式的に示す断面図である。なお、図10は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態4に係る貼着装置1-4の保持機構2-4は、図10に示すように、ずれ防止手段70-4が、タック層14の代わりに押圧部材77を有し、ワーク保持部12の上面121の中央にポーラスセラミックスなどの円板状の多孔質材13が取り付けられて、多孔質材13の表面がワーク200を吸引保持する保持面131であること以外、実施形態1と同じである。押圧部材77は、吸引テーブル10の保持面141上のワーク200の上面である裏面205を押圧する部材である。
実施形態4に係る貼着装置1-4の押圧部材77は、テープ210が貼着される前の保持面141上のワーク200の裏面205とテープ210との間に侵入可能な板状に形成され、移動手段78により水平方向に移動自在に配置されている。実施形態4において、押圧部材77の移動方向は、貼着ローラ20の移動方向に対して交差(直交)している。押圧部材77は、保持面131上に位置すると少なくとも一部が保持面131の中心上に位置するのが好ましい。しかし、本発明では、押圧部材77の位置はこれに限定されず、ワーク200上のどの位置を押圧してもよい。
実施形態4に係る貼着装置1-4は、制御ユニット100が昇降ユニットを制御して、真空チャンバ40の内部を密閉した後、開閉弁17を開いて、保持面131,111にワーク200及び環状フレーム211を吸引保持し、開閉弁46を開いて真空チャンバ40の内部を減圧する。実施形態4に係る貼着装置1-4は、制御ユニット100が、真空チャンバ40内の気圧が所定の気圧(絶対気圧)を下回る前に、図10に示すように、移動手段78を制御して押圧部材77を保持面141上のワーク200の裏面205とテープ210との間に侵入させて、押圧部材77でワーク200を保持面141に押し付けて、ワーク200の位置ずれを抑制する。また、本発明では、貼着装置1-4は、吸引テーブル10でワーク200を吸引保持した後、真空チャンバ40の減圧を開始する前に押圧部材77でワーク200を保持面141に押し付けても良い。
実施形態4に係る貼着装置1-4は、制御ユニット100が昇降ユニット60を制御して吸引テーブル10を上昇させ、ローラ移動ユニット30を制御して貼着ローラ20を水平方向に沿って移動して、実施形態1と同様に、テープ210をワーク200の裏面205に貼着する。貼着装置1-4は、実施形態1と同様に、テープ210をワーク200の裏面205に貼着した後、開閉弁46を閉じて、開閉弁49を開いてエアー供給源50から供給路48を通して真空チャンバ40内に空気を供給する。なお、実施形態4に係る貼着装置1-4は、貼着ローラ20がテープ210をワーク200の裏面205の外縁部に貼着し始めると、制御ユニット100が移動手段78を制御して、押圧部材77を水平方向に移動させて、ワーク200の裏面205とテープ210との間から退避させる。
実施形態4に係る保持機構2-4及び貼着装置1-4は、押圧部材77を有するずれ防止手段70-4を備えるので、真空チャンバ40内を減圧して、吸引テーブル10の吸引力が低下しても、実施形態1と同様に、保持面131にワーク200を位置ずれすることなく保持することができ、静電チャックを利用することなくワーク200の位置ずれを抑制することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1,1-1,1-2,1-3,1-4 貼着装置
2,2-1,2-2,2-3,2-4 保持機構
10 吸引テーブル
11 フレーム保持部(テープ保持ユニット)
14 タック層(タック力を有する部材)
20 貼着ローラ
40 真空チャンバ
70,70-2,70-3,70-4 ずれ防止手段
71 ワーク固定部材
77 押圧部材
131,141 保持面
200 ワーク
205 裏面(上面)
210 テープ

Claims (5)

  1. ワークを保持する保持機構であって、
    ワークを吸引保持する保持面を有した吸引テーブルと、
    該吸引テーブルを収容するとともに内部が減圧可能な真空チャンバと、
    該吸引テーブルでワークを吸引保持した状態で該真空チャンバ内を減圧した際にワークのずれを防止するずれ防止手段と、を備えた保持機構。
  2. 該吸引テーブルの該保持面の少なくとも一部はタック力を有する部材から構成され、該吸引テーブルが該ずれ防止手段を兼用する、請求項1に記載の保持機構。
  3. 該ずれ防止手段は、該吸引テーブルで保持されたワークの外周縁の外側から該保持面の中心に向かって移動自在に構成された複数のワーク固定部材を有する、請求項1に記載の保持機構。
  4. 該ずれ防止手段は、該吸引テーブル上のワークの上面側を押圧する押圧部材を有する、請求項1に記載の保持機構。
  5. ワークにテープを貼着する貼着装置であって、
    ワークを吸引保持する保持面を有した吸引テーブルと、
    該吸引テーブル上のワークにテープを対面させた状態で該テープを保持するテープ保持ユニットと、
    該テープ保持ユニットで保持されたテープを該吸引テーブル上のワークに貼着する貼着ローラと、
    該吸引テーブルと該貼着ローラとを収容するとともに内部が減圧可能な真空チャンバと、
    該吸引テーブルでワークを吸引保持した状態で該真空チャンバ内を減圧した際にワークのずれを防止するずれ防止手段と、を備えた貼着装置。
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