JP2023072421A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い精度で静電容量を演算する液体吐出装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施形態に係る液体吐出装置は、第一ノズルから液体を吐出するために変形される第一圧電体を備える第一アクチュエータと、前記第一アクチュエータに電気接続され、前記第一アクチュエータの状態を検出するセンサと、前記第一アクチュエータと前記センサとの間に並列に電気接続される第一センサスイッチ及び第二センサスイッチと、前記センサの検出結果に基づいて前記第一圧電体の静電容量値を演算する演算処理を実行するコントローラとを備える。【選択図】図4
Description
本技術は、液体吐出装置に関する。
従来、印字ヘッドが有する圧電素子の静電容量を測定することによって、印字ヘッド周辺の温度を推定するインクジェットプリンタが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、圧電素子(アクチュエータ)に電圧を印加する場合と、圧電素子の静電容量を測定する場合とでスイッチを切り替えて駆動状態と静電容量測定状態を切り替えるが、スイッチに含まれる抵抗成分によって静電容量の測定精度が低くなるという問題が生じていた。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、抵抗成分を軽減し、適切に静電容量を演算する液体吐出装置を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る液体吐出装置は、第一ノズルから液体を吐出するために変形される第一圧電体を備える第一アクチュエータと、前記第一アクチュエータに電気接続され、前記第一アクチュエータの状態を検出するセンサと、前記第一アクチュエータと前記センサとの間に並列に電気接続される第一センサスイッチ及び第二センサスイッチと、前記センサの検出結果に基づいて前記第一圧電体の静電容量値を演算する演算処理を実行するコントローラとを備える。
本開示の一実施形態に係る液体吐出装置にあっては、アクチュエータと静電容量を演算する制御装置との間に複数のスイッチを並列に接続することで、抵抗成分を軽減し、高い精度で静電容量を演算可能である。
(実施形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る印刷装置を示す図面に基づいて説明する。また、以下では、液体吐出装置として印刷装置1を例にして説明する。図1は、印刷装置を略示する平面図、図2は、サブタンク及びインクジェットヘッド間のインクの流れを説明する説明図である。以下の説明では、図1に示す前後左右を使用する。前後方向は搬送方向に対応し、左右方向は走査方向に対応する。また図1の表側が上側に対応し、裏側が下側に対応し、上下も使用する。
以下本発明を実施の形態1に係る印刷装置を示す図面に基づいて説明する。また、以下では、液体吐出装置として印刷装置1を例にして説明する。図1は、印刷装置を略示する平面図、図2は、サブタンク及びインクジェットヘッド間のインクの流れを説明する説明図である。以下の説明では、図1に示す前後左右を使用する。前後方向は搬送方向に対応し、左右方向は走査方向に対応する。また図1の表側が上側に対応し、裏側が下側に対応し、上下も使用する。
図1に示すように、印刷装置1は、プラテン2と、インク吐出装置3と、搬送ローラ4、5等を備える。プラテン2の上面には、記録媒体である記録用紙200が載置される。インク吐出装置3は、プラテン2に載置された記録用紙200に対してインクを吐出して画像を記録する。インク吐出装置3は、キャリッジ6と、サブタンク7と、五つのインクジェットヘッド8と、循環ポンプ10等を備える。
プラテン2の上側には、キャリッジ6を案内する左右に延びた2本のガイドレール11、12が設けられている。キャリッジ6には、左右に延びた無端ベルト13が連結されている。無端ベルト13は、キャリッジ駆動モータ14によって駆動される。無端ベルト13の駆動によって、キャリッジ6は、ガイドレール11、12に案内され、プラテン2に対向する領域において、走査方向に往復移動される。より具体的には、キャリッジ6は、五つのインクジェットヘッド8を支持した状態で、走査方向において、左方から右方へとある位置から他の位置へ前記ヘッドを移動させる第1移動と、走査方向において、右方から左方へと他の位置からある位置へ前記ヘッドを移動させる第2移動とを行う。
ガイドレール11、12の間に、キャップ20及びフラッシング受け21が設けられている。キャップ20及びフラッシング受け21は、インク吐出装置3よりも下側に配置されている。キャップ20はガイドレール11、12の右端部に配置され、フラッシング受け21はガイドレール11、12の左端部に配置されている。なお、キャップ20及びフラッシング受け21は、左右逆に配置されてもよい。
サブタンク7及び五つのインクジェットヘッド8はキャリッジ6に搭載され、キャリッジ6と共に走査方向に往復移動する。サブタンク7はカートリッジホルダ15とチューブ17を介して接続されている。カートリッジホルダ15には、一又は複数色(本実施例においては5色)のインクカートリッジ16が装着される。5色としては、例えばホワイト、ブラック、イエロー、シアン及びマゼンタが挙げられる。
サブタンク7の内部には、五つのインク室19が形成されている。五つのインク室19には、五つのインクカートリッジ16から供給された5色のインクがそれぞれ貯留される。
五つのインクジェットヘッド8は、サブタンク7の下側において、走査方向に並んでいる。各インクジェットヘッド8の下面には、複数のノズル80(図3参照)が形成されている。図2に示すように、一つのインクジェットヘッド8は、1色のインクに対応し、一つのインク室19に接続されている。すなわち、五つのインクジェットヘッド8は、5色のインクにそれぞれ対応し、五つのインク室19にそれぞれ接続されている。
インクジェットヘッド8の上面には、インク供給口8aと、インク排出口8bとが設けられている。インク供給口8a及びインク排出口8bは、チューブ等を介してインク室19に接続されている。インク供給口8a及びインク室19の間には、循環ポンプ10が介装されている。
循環ポンプ10は、例えばチューブをロータでしごくことによって、チューブ内の液体を押し出すチューブポンプである。循環ポンプ10は、インク室19のインクをインクジェットヘッド8に送り込む。
循環ポンプ10によってインク室19から送出されたインクは、インク供給口8aを通ってインクジェットヘッド8に流入し、ノズル80から吐出される。ノズル80から吐出されないインクは、インク排出口8bを通って、インク室19に戻る。インクは、インク室19及びインクジェットヘッド8の間を循環する。なお循環ポンプ10に代えて、他の循環の為の動力源、例えばサブタンク7内に圧縮空気を送り込み、インクをインクジェットヘッド8に送り込む装置を使用してもよい。五つのインクジェットヘッド8は、キャリッジと共に走査方向に移動しながら、サブタンク7から供給された5色のインクを記録用紙200に吐出する。
図1に示すように、搬送ローラ4は、プラテン2よりも搬送方向上流側(後側)に配置されている。搬送ローラ5は、プラテン2よりも搬送方向下流側(前側)に配置されている。二つの搬送ローラ4、5は、モータ(図示略)によって、同期して駆動する。二つの搬送ローラ4、5は、プラテン2に載置された記録用紙200を、走査方向と直交する搬送方向に搬送する。印刷装置1は制御装置50を備える。制御装置50は、CPU又はロジック回路(例えばFPGA)、不揮発性メモリ及びRAM等の記憶部55等を備え、後述する駆動回路51、センサ回路52及びスイッチ制御回路53などを制御するコントローラである。制御装置50は、外部装置100から印刷ジョブを受信して、記憶部55に記憶する。制御装置50は、印刷ジョブに基づいて、インク吐出装置3及び搬送ローラ4等の駆動を制御し、印刷処理を実行する。
また、記憶部55には、印刷装置1の製造時の日にち(製造日)、後述する第一温度換算テーブル551、および第二温度換算テーブル552が格納されている。加えて記憶部55は、制御装置50が後述する種々の処理を行った時点、時間、及び回数等を記憶する。
また、記憶部55には、印刷装置1の製造時の日にち(製造日)、後述する第一温度換算テーブル551、および第二温度換算テーブル552が格納されている。加えて記憶部55は、制御装置50が後述する種々の処理を行った時点、時間、及び回数等を記憶する。
図3は、インクジェットヘッド8の略示部分拡大断面図である。インクジェットヘッド8は、複数の圧力室81を備える。複数の圧力室81は、複数の圧力室列を構成する。圧力室81の上側には振動板82が形成されている。振動板82の上側には、層状の圧電体83が形成されている。各圧力室81の上側であって、圧電体83と振動板82との間に第1共通電極84が形成されている。
圧電体83の内部に第2共通電極86が設けられている。第2共通電極86は各圧力室81の上側且つ第1共通電極84よりも上側に配置されている。第2共通電極86は、第1共通電極84と対向しない位置に配置されている。各圧力室81の上側であって、圧電体83の上面に個別電極85が形成されている。個別電極85と、第1共通電極84及び第2共通電極86とは圧電体83を挟んで上下に対向する。つまり、インクジェットヘッド8は、圧電体83と、個別電極85と、第1共通電極84と、第2共通電極86と、を含む。また、振動板82、圧電体83、第1共通電極84、個別電極85及び第2共通電極86はアクチュエータ88を構成する。
各圧力室81の下部にノズルプレート87が設けられている。ノズルプレート87には、上下に貫通した複数のノズル80が形成されている。各ノズル80は、各圧力室81の下側に配置されている。複数のノズル80は、圧力室列に沿って延びた複数のノズル列を構成する。
複数のノズル80は第一ノズル80(1)及び第二ノズル80(2)を含む。圧電体83における第1ノズル80aの上側に配置された部分を第一圧電体83(1)とも称し、第一ノズル80(1)の上側に配置された個別電極85を第一個別電極85(1)とも称する。圧電体83における第二ノズル80(2)の上側に配置された部分を第二圧電体83(2)とも称し、第二ノズル80(2)の上側に配置された個別電極85を第二個別電極85(2)とも称する。
図4に示すように、第1共通電極84はCOM端子、本実施例ではグランドに接続され、第2共通電極86は、VCOM端子に接続される。VCOM電圧はCOM電圧よりも高い。個別電極85は、スイッチ制御回路53に接続される。個別電極85にHIgh又はLow電圧を印加することにより、圧電体83が変形し、振動板82が振動する。振動板82の振動によって、ノズル80を介して、圧力室81からインクが吐出される。
図4は、印刷装置1のブロック図である。印刷装置1は、制御装置50、駆動回路51、センサ回路52、スイッチ制御回路53及びスイッチ部54を備える。スイッチ部54は、駆動スイッチ541(n)とセンサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)(n=1、2、3・・・)を備える。アクチュエータ88(n)は、駆動スイッチ541(n)を経由して駆動回路51に電気接続される。また、アクチュエータ88(n)は、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を経由してセンサ回路52に接続される。即ち、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52の間には、二つのセンサスイッチ542が並列に電気接続される。なお、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52の間に並列に接続されるセンサスイッチ542の個数は二つに限られず、三つ以上でもよい。
スイッチ制御回路53は制御装置50から指示信号を取得し、スイッチ部54が備える各駆動スイッチ541及びセンサスイッチ542のオンオフを制御する。なお、各駆動スイッチ541及びセンサスイッチ542は、オンにされると回路を接続し、オフにされると回路を切断する。
スイッチ制御回路53は制御装置50から指示信号を取得し、スイッチ部54が備える各駆動スイッチ541及びセンサスイッチ542のオンオフを制御する。なお、各駆動スイッチ541及びセンサスイッチ542は、オンにされると回路を接続し、オフにされると回路を切断する。
センサ回路52は、アクチュエータ88の状態を検出するセンサである。実施形態1において、アクチュエータ88の状態とは、アクチュエータ88とセンサ回路52の共振周波数である。センサ回路52は、アクチュエータ88との共振周波数を検出して標本化、量子化及び符号化し、符号化したデジタル値を制御装置50に出力する。
駆動回路51は、制御装置50から指示信号を取得し、アクチュエータ88を駆動させる。各アクチュエータ88(n)は、駆動回路51との間の駆動スイッチ541(n)がオンになると、駆動される。
制御装置50は、センサ回路52から取得した共振周波数を基に、圧電体83の静電容量を演算する演算処理を実行し、圧電体83の静電容量に基づいてアクチュエータ88の温度を推定する推定処理を実行する。
アクチュエータ88を駆動させる場合について説明する。以下、アクチュエータ88(n)を、第nアクチュエータ88(n)とする。例えば、アクチュエータ88(1)は第一アクチュエータ88(1)であり、アクチュエータ88(2)は第二アクチュエータ88(2)である。第nアクチュエータ88(n)は、第n圧電体83(n)を備え、第nノズル80(n)にインクを吐出させる。
制御装置50は、第一アクチュエータ88(1)を駆動させる場合、スイッチ制御回路53に指示信号を送信し、スイッチ制御回路に駆動スイッチ541(1)をオンにさせる。同様に、制御装置50は、第nアクチュエータ88(n)を駆動させる場合、スイッチ制御回路に駆動スイッチ541(n)をオンにさせる。なお、制御装置50は、複数のアクチュエータ88を駆動させる場合もある。このとき、制御装置50は複数の駆動スイッチ541をオンにし、所望のアクチュエータ88を駆動させる。
制御装置50は、第一アクチュエータ88(1)を駆動させる場合、スイッチ制御回路53に指示信号を送信し、スイッチ制御回路に駆動スイッチ541(1)をオンにさせる。同様に、制御装置50は、第nアクチュエータ88(n)を駆動させる場合、スイッチ制御回路に駆動スイッチ541(n)をオンにさせる。なお、制御装置50は、複数のアクチュエータ88を駆動させる場合もある。このとき、制御装置50は複数の駆動スイッチ541をオンにし、所望のアクチュエータ88を駆動させる。
アクチュエータ88が備える圧電体83の静電容量を演算する場合について説明する。制御装置50は、第一アクチュエータ88(1)が備える第一圧電体83(1)の静電容量を演算する場合、スイッチ制御回路53に指示信号を送信し、センサスイッチ542(1)(第一センサスイッチ)及びセンサスイッチ542(2)(第二センサスイッチ)の内、少なくとも一方をオンにする。このとき、駆動スイッチ541(1)と、センサスイッチ542(1)及びセンサスイッチ542(2)以外のセンサスイッチ542と、はオフにされる。
センサスイッチ542(1)及びセンサスイッチ542(2)の内、少なくとも一方がオンにされると、センサ回路52は第一アクチュエータ88(1)との共振周波数を上述の通りに検出し、制御装置50に出力する。同様に、第n圧電体83(n)の静電容量を演算する場合、制御装置50はセンサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、少なくとも一方をオンにしてセンサ回路52に第nアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出させる。制御装置50は、センサ回路52が検出した共振周波数を取得する。
制御装置50は、アクチュエータ88(1)から、アクチュエータ88(n)まで、各アクチュエータ88が備える圧電体83の静電容量を順に演算する。
センサスイッチ542は抵抗成分を含むため、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにしてアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにして検出する場合よりもアクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間の抵抗値が低くなり、抵抗値による影響を及ぼしづらい。よって、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにする場合、より高い精度で共振周波数を検出することが出来る。
なお、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにしてアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにして検出する場合よりも制御装置50がスイッチ制御回路53に出力する指示信号のデータ量が多くなるため、センサスイッチ542のオンオフを切り替える処理に時間がかかる。そこで、所定条件を満たす第n圧電体83(n)の静電容量を演算する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ(2n)を両方ともオンにして、センサ回路52はアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出し、所定条件を満たさない第n圧電体83(n)の静電容量を演算する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにして検出する。センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにする場合、センサスイッチ542(2n-1)のみをオンにしてもよく、センサスイッチ542(2n)のみをオンにしてもよい。
なお、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにしてアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにして検出する場合よりも制御装置50がスイッチ制御回路53に出力する指示信号のデータ量が多くなるため、センサスイッチ542のオンオフを切り替える処理に時間がかかる。そこで、所定条件を満たす第n圧電体83(n)の静電容量を演算する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ(2n)を両方ともオンにして、センサ回路52はアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出し、所定条件を満たさない第n圧電体83(n)の静電容量を演算する場合、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにして検出する。センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにする場合、センサスイッチ542(2n-1)のみをオンにしてもよく、センサスイッチ542(2n)のみをオンにしてもよい。
所定条件は、例えば、現在の処理で実行する第n圧電体83(n)の静電容量演算を今回の静電容量演算としたとき、記憶部55が記憶した前回の第n圧電体83(n)の静電容量演算時から、アクチュエータ88(n)が、連続または断続を問わず、一定回数以上駆動して、ノズル80にインクを吐出させたことである。アクチュエータ88(n)が一定回数以上駆動し、ノズル80にインクを吐出させている場合、前回演算時からの温度変化が大きいと推定されるため、高い精度で静電容量を演算する必要があるので、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにしてアクチュエータ88(n)との共振周波数を検出し、センサスイッチ542の抵抗成分による影響を低減させる。アクチュエータ88(n)が駆動した回数が一定回数未満である場合、前回演算時からの温度変化は小さいと推測されるため、制御装置50がスイッチ制御回路53に出力する指示信号のデータ量を低減させるためにセンサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)の内、一方をオンにして検出する。
また、第n圧電体83(n)の前回の静電容量演算時から一定時間以上経過していることを所定条件としてもよい。前回の静電容量演算時から一定時間以上経過している場合、前回演算時からアクチュエータ88が駆動し、ノズル80にインクを吐出させている回数が多く、温度変化が大きいと推定されるため、高い精度で静電容量を演算する必要がある。
また、第n圧電体83(n)の前回の静電容量演算時から一定時間以上経過していることを所定条件としてもよい。前回の静電容量演算時から一定時間以上経過している場合、前回演算時からアクチュエータ88が駆動し、ノズル80にインクを吐出させている回数が多く、温度変化が大きいと推定されるため、高い精度で静電容量を演算する必要がある。
図4に示す構成によれば、各アクチュエータ88ごとに温度推定をできるために、温度センサを1つ設ける場合よりも正確かつ適切な制御を行うことが可能である。
図5は、オンにするセンサスイッチの個数による、アクチュエータとセンサ回路との共振波の差異を説明する図である。アクチュエータ88とセンサ回路52との共振波は、アクチュエータ88とセンサ回路52との間に電気接続されるセンサスイッチ542のうち、オンにされるセンサスイッチ542の個数によって振幅が変化する。具体的には、オンにされるセンサスイッチ542が単数の場合、複数の場合に比べてセンサ回路52とアクチュエータ88との間の抵抗値が大きくなるので、振幅が減衰して小さくなる。振幅が小さくなると共振周波数を検出し難くなるので、高いサンプリングレートで標本化する必要がある。
アクチュエータ88とセンサ回路52との共振周波数を標本化する際のサンプリングレートが高いほど、検出精度も高くなるが、制御装置50が処理するデータ量が多くなるため処理速度が低下する。そこで、制御装置50は、共振波の振幅が大きくなる、複数のセンサスイッチ542がオンにされる場合は標本化するサンプリングレートを低く設定し、共振波の振幅が小さくなる、単数のセンサスイッチ542がオンにされる場合は標本化するサンプリングレートを高く設定する。
図6は、温度換算テーブルの例を示す説明図である。温度に対する圧電体83の静電容量は、印刷装置1の製造時は大きいが、時間がたつと経年劣化により小さくなる。即ち、演算した静電容量から推定される温度は、印刷装置1の製造時からの経過年数によって変化する。そこで、制御装置50は温度推定処理を実行する際、印刷装置1の製造時からの経過年数が例えば5年未満である場合、記憶部55に格納された第一温度換算テーブル551を参照し、印刷装置1の製造時からの経過年数が例えば5年以上である場合、記憶部55に格納された第二温度換算テーブル552を参照する。
なお、記憶部55に格納される温度換算テーブルは三つ以上でもよく、参照する温度換算テーブルの、印刷装置1の製造時からの経過年数による区分を更に細分化してもよい。
なお、記憶部55に格納される温度換算テーブルは三つ以上でもよく、参照する温度換算テーブルの、印刷装置1の製造時からの経過年数による区分を更に細分化してもよい。
図7は、温度推定処理時の制御装置50の処理を説明するフローチャートである。以下では、アクチュエータ88(n)の温度を推定する場合について説明する。
制御装置50は、アクチュエータ88(n)の前回静電容量演算時からの駆動回数を取得する(S1)。制御装置50は、取得したアクチュエータ88(n)の駆動回数が一定回数以上であるかを判定し(S2)、一定回数以上である場合(S2:YES)、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間に電気接続される複数のセンサスイッチ542をオンにする(S3)。即ち、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにする。制御装置50は、センサ回路52がアクチュエータ88(n)との共振周波数を標本化する際のサンプリングレートを低サンプリングリングレートに設定し(S4)、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52との共振周波数をセンサ回路52から取得する(S5)。
S2において、取得したアクチュエータ88(n)の駆動回数が一定回数未満であった場合(S2:NО)、制御装置50は、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間に電気接続される単数のセンサスイッチ542をオンにする(S10)。即ち、センサスイッチ542(2n-1)またはセンサスイッチ542(2n)のうち、片方のみをオンにする。制御装置50は、センサ回路52がアクチュエータ88(n)との共振周波数を標本化する際のサンプリングレートを高サンプリングリングレートに設定し(S11)、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52との共振周波数をセンサ回路52から取得する(S5)。
制御装置50は、S5において取得した共振周波数に基づいて圧電体83(n)の静電容量を演算する(S6)。制御装置50は、印刷装置1からの経過年数を記憶部55に格納される製造日に基づいて取得し(S7)、取得した経過年数に基づいて、参照する温度換算テーブルを選択する(S8)。制御装置50は、S6において算出した静電容量に基づき、S7において選択した温度換算テーブルを参照して、アクチュエータ88(n)の温度を推定し(S9)、処理を終了する。
以上の処理を行うことにより、アクチュエータ88の温度変化が大きいと推測される場合、圧電体83の静電容量を高い精度で演算可能である。また、圧電体83の静電容量に基づき、高い精度でアクチュエータ88の温度を推定可能である。
(実施形態2)
以下本発明を実施形態2に係る印刷装置1を示す図面に基づいて説明する。実施形態2に係る構成の内、実施形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態1における制御装置50は、センサ回路52とアクチュエータ88との共振周波数に基づいて静電容量を演算するが、実施形態2においては、アクチュエータ88の所定電圧までの充電時間(以下、単に充電時間とも称する)に基づいて静電容量を演算する。
以下本発明を実施形態2に係る印刷装置1を示す図面に基づいて説明する。実施形態2に係る構成の内、実施形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態1における制御装置50は、センサ回路52とアクチュエータ88との共振周波数に基づいて静電容量を演算するが、実施形態2においては、アクチュエータ88の所定電圧までの充電時間(以下、単に充電時間とも称する)に基づいて静電容量を演算する。
図8は、圧電体の静電容量の違いによる、アクチュエータの充電時間の差異を説明する図である。圧電体83の静電容量が大きい場合、アクチュエータ88の充電時間は、圧電体83の静電容量が小さい場合に比べて長くなる。本実施形態では、圧電体83の静電容量の違いによる、アクチュエータ88の所定電圧までの充電時間の差異を利用して、圧電体83の静電容量を演算する。所定電圧を高く設定するほど、圧電体83の静電容量が小さくても充電時間の差異は大きくなり、検出分解能(充電時間に対して検出できる静電容量の細かさ)は高くなるが、充電時間は長くなる。
図9は、オンにするセンサスイッチの個数による、アクチュエータの充電時間の差異を説明する図である。アクチュエータ88の所定電圧までの充電時間は、アクチュエータ88とセンサ回路52との間に電気接続されるセンサスイッチ542のうち、オンにされるセンサスイッチ542の個数によって変化する。具体的には、オンにされるセンサスイッチ542が単数の場合、複数の場合に比べてセンサ回路52とアクチュエータ88との間の抵抗値が大きくなるので、充電時間は長くなる。
上述の通り、所定電圧を高く設定するほど、検出分解能は高くなるが、充電時間は長くなる。また、静電容量の演算処理は、例えば、印刷ページ間のノズルがインクを吐出しない時間に行われるため、制御装置50が静電容量演算処理にかけることが出来る時間は限られる。そこで、制御装置50は、充電時間が短い、複数のセンサスイッチ542がオンにされる場合は所定電圧を高く設定して高い分解能で充電時間を検出し、充電時間が長い、単数のセンサスイッチ542がオンにされる場合は所定電圧を低く設定して充電時間の検出にかかる時間を抑制する。
図10は、実施形態2に係る温度推定処理時の制御装置50の処理を説明するフローチャートである。以下では、アクチュエータ88(n)の温度を推定する場合について説明する。
制御装置50は、アクチュエータ88(n)の前回静電容量演算時からの駆動回数を取得する(S21)。制御装置50は、取得したアクチュエータ88(n)の駆動回数が一定回数以上であるかを判定し(S22)、一定回数以上である場合(S22:YES)、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間に電気接続される複数のセンサスイッチ542をオンにする(S23)。即ち、センサスイッチ542(2n-1)及びセンサスイッチ542(2n)を両方ともオンにする。制御装置50は、センサ回路52が充電時間を検出する所定電圧を高く設定し(S24)、所定電圧までの充電時間をセンサ回路52から取得する(S25)。
S22において、取得したアクチュエータ88(n)の駆動回数が一定回数未満であった場合(S22:NО)、制御装置50は、アクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間に電気接続される単数のセンサスイッチ542をオンにする(S30)。即ち、センサスイッチ542(2n-1)またはセンサスイッチ542(2n)のうち、片方のみをオンにする。制御装置50は、センサ回路52が充電時間を検出する所定電圧を低く設定し(S31)、所定電圧までの充電時間をセンサ回路52から取得する(S25)。
制御装置50は、所定電圧までの充電時間に基づいて、圧電体83の静電容量を演算する(S26)。S27~S29は、S7~S9と同様の処理である。
以上の処理を行うことにより、アクチュエータ88の温度変化が大きいと推測される場合、圧電体83の静電容量を短時間に高い精度で演算可能である。また、圧電体83の静電容量に基づき、短時間に高い精度でアクチュエータ88の温度を推定可能である。なお、センサ回路52は、アクチュエータ88の満充電状態から所定電圧までの放電時間を検出し、制御装置50は、放電時間に基づいて静電容量を演算してもよい。また、センサ回路52はアクチュエータ88の充電電圧を検出し、制御装置50がセンサ回路52から取得したアクチュエータ88の充電電圧に基づいて充電時間または放電時間を計測してもよい。
(実施形態3)
以下本発明を実施形態3に係る印刷装置1を示す図面に基づいて説明する。実施形態3に係る構成の内、実施形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。図11は実施形態3に係る印刷装置1のブロック図である。
以下本発明を実施形態3に係る印刷装置1を示す図面に基づいて説明する。実施形態3に係る構成の内、実施形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。図11は実施形態3に係る印刷装置1のブロック図である。
上述の各実施形態においては、全てのアクチュエータ88とセンサ回路52との間に複数のセンサスイッチ542が電気接続されていたが、高い頻度でインクを吐出させる一部のアクチュエータ88とセンサ回路52との間に複数のセンサスイッチ542を電気接続し、他のアクチュエータ88とセンサ回路52との間に電気接続されるセンサスイッチ542の個数を一つにしてもよい。
図11に示すように、第一アクチュエータ88(1)とセンサ回路52との間には、第一センサスイッチ542(1)及び、第二センサスイッチ542(2)が並列に接続され、第二アクチュエータ88(2)とセンサ回路52との間にはセンサスイッチ542(3)(第三センサスイッチ)が接続される。以降、第nアクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間にはセンサスイッチ542(n+1)が電気接続される。
アクチュエータ88(1)は、例えば、下地として使用されるため吐出される頻度の高いホワイトインクを吐出するノズルにインクを吐出させる。実施形態1と同様に、所定条件を満たす場合、第一センサスイッチ542(1)及び第二センサスイッチ542(2)をオンにして第一圧電体83(1)の静電容量を演算することで、高い精度でアクチュエータ88(1)の温度を推定できる。また、第二アクチュエータ88(2)~第nアクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間に電気接続されるセンサスイッチ542は、それぞれ一つずつである。
上記の構成にすることにより、制御装置50が制御するセンサスイッチ542の個数を少なくすることで処理負荷を低減しつつ、ノズルにインクを吐出させる頻度が高いアクチュエータ88の温度を高い精度で推定することが出来る。また、センサスイッチ542の個数が少ないために回路基板を小さくすることも可能である。なお、センサ回路52とアクチュエータ88(1)との間に並列に電気接続されるセンサスイッチ542の個数は3個以上でもよい。また、センサスイッチ542との間に複数のセンサスイッチ542が並列に電気接続されるアクチュエータ88の個数は一つに限られず、複数のアクチュエータ88とセンサ回路52との間に複数のセンサスイッチ542を並列に電気接続してもよい。
(実施形態4)
以下本発明を実施形態4に係る印刷装置1を示す図面に基づいて説明する。実施形態4に係る構成の内、実施形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。図12は実施形態4に係る印刷装置1のブロック図である。
以下本発明を実施形態4に係る印刷装置1を示す図面に基づいて説明する。実施形態4に係る構成の内、実施形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。図12は実施形態4に係る印刷装置1のブロック図である。
上述の各実施形態においては、ノズルにインクを吐出させるアクチュエータ88とセンサ回路52との間に複数のセンサスイッチ542が電気接続されていたが、ノズルにインクを吐出させないアクチュエータ88を備え、ノズルにインクを吐出させないアクチュエータ88とセンサ回路52との間に複数のセンサスイッチ542を電気接続し、他のアクチュエータ88とセンサ回路52との間に電気接続されるセンサスイッチ542の個数を一つにしてもよい。
図12に示すように、第一アクチュエータ88(1)と、駆動回路51は接続されておらず、第一アクチュエータ88(1)とセンサ回路52との間には、第一センサスイッチ542(1)及び、第二センサスイッチ542(2)が並列に接続され、第二アクチュエータ88(2)とセンサ回路52との間にはセンサスイッチ542(3)(第三センサスイッチ)が接続される。以降、第nアクチュエータ88(n)とセンサ回路52との間にはセンサスイッチ542(n+1)が電気接続される。第一アクチュエータ88(1)は、第二アクチュエータ88(2)~第nアクチュエータ88(n)が駆動して発する熱によって温度が変化し、第一圧電体83(1)の静電容量が変化する。制御装置50は、第一センサスイッチ542(1)及び第二センサスイッチ542(2)をオンにして第一圧電体83(1)の静電容量を演算することで、高い精度でアクチュエータ88(1)の温度を推定できる。即ち、第一アクチュエータ88(1)は、圧電体83の静電容量を演算する為の専用のアクチュエータである。
上記の構成にすることにより、制御装置50が制御するセンサスイッチ542の個数を少なくすることで処理負荷を低減しつつ、スイッチ部54の温度を精度よく推定することが出来る。なお、第一アクチュエータ88(n)は、駆動回路51に電気接続されてもよい。また、また、センサスイッチ542との間に複数のセンサスイッチ542が並列に電気接続されるアクチュエータ88の個数は一つに限られず、複数のアクチュエータ88とセンサ回路52との間に複数のセンサスイッチ542を並列に電気接続してもよい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 印刷装置
50 制御装置
51 駆動回路
52 センサ回路
53 スイッチ制御回路
54 スイッチ部
541 駆動スイッチ
542 センサスイッチ
8 インクジェットヘッド
80 ノズル
83 圧電体
88 アクチュエータ
50 制御装置
51 駆動回路
52 センサ回路
53 スイッチ制御回路
54 スイッチ部
541 駆動スイッチ
542 センサスイッチ
8 インクジェットヘッド
80 ノズル
83 圧電体
88 アクチュエータ
Claims (11)
- 第一ノズルから液体を吐出するために変形される第一圧電体を備える第一アクチュエータと、
前記第一アクチュエータに電気接続され、前記第一アクチュエータの状態を検出するセンサと、
前記第一アクチュエータと前記センサとの間に並列に電気接続される第一センサスイッチ及び第二センサスイッチと、
前記センサの検出結果に基づいて前記第一圧電体の静電容量値を演算する演算処理を実行するコントローラと
を備える液体吐出装置。 - 前記コントローラは、前記静電容量値に基づいて、前記第一アクチュエータの温度を推定する推定処理を実行する
請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記状態は、前記センサと前記第一アクチュエータとの共振周波数である
請求項1または2に記載の液体吐出装置。 - 前記状態は、前記第一アクチュエータが所定電圧まで充電されるまでの所要時間である
請求項1または2に記載の液体吐出装置。 - 前記コントローラは、
所定条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行し、
前記所定条件を満たさないと判断した場合、前記第一センサスイッチのみをオン状態にして前記演算処理を実行し、前記所定条件を満たすと判断した場合、前記第一センサスイッチおよび第二センサスイッチをオン状態にして前記演算処理を実行する
請求項3に記載の液体吐出装置。 - 前記所定条件は、前回の静電容量演算時から、前記第一アクチュエータが一定回数以上前記第一ノズルに液体を吐出させたことである
請求項5に記載の液体吐出装置。 - 前記センサは、前記共振周波数を標本化することによって検出し、
前記共振周波数を標本化するサンプリングレートは、前記第一センサスイッチのみをオンにして前記演算処理を実行する場合と、前記第一センサスイッチおよび第二センサスイッチをオン状態にして前記演算処理を実行する場合とで異なる
請求項5または6に記載の液体吐出装置。 - 前記コントローラは、
所定条件を満たすか否かを判断する判断処理を実行し、
前記所定条件を満たさないと判断した場合、前記第一センサスイッチのみをオン状態にして前記演算処理を実行し、前記所定条件を満たすと判断した場合、前記第一センサスイッチおよび第二センサスイッチをオン状態にして前記演算処理を実行し、
前記所定電圧は、前記第一センサスイッチのみをオンにして前記演算処理を実行する場合と、前記第一センサスイッチおよび第二センサスイッチをオン状態にして前記演算処理を実行する場合とで異なる
請求項4に記載の液体吐出装置。 - 前記センサに電気接続され、第二ノズルから液体を吐出するために変形される第二圧電体を備える第二アクチュエータと、
前記第二アクチュエータと前記センサの間に電気接続される第三センサスイッチと
を備える請求項1から8のいずれか一つに記載の液体吐出装置。 - 前記第一アクチュエータは、前記第一ノズルに液体を吐出させず、
前記第二アクチュエータは、前記第二ノズルに液体を吐出させる
請求項9に記載の液体吐出装置。 - 前記第一アクチュエータは、前記第一ノズルに第一種類の液体を吐出させ、
前記第二アクチュエータは、前記第二ノズルに第二種類の液体を吐出させる
請求項9に記載の液体吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021184969A JP2023072421A (ja) | 2021-11-12 | 2021-11-12 | 液体吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021184969A JP2023072421A (ja) | 2021-11-12 | 2021-11-12 | 液体吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023072421A true JP2023072421A (ja) | 2023-05-24 |
Family
ID=86424447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021184969A Pending JP2023072421A (ja) | 2021-11-12 | 2021-11-12 | 液体吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023072421A (ja) |
-
2021
- 2021-11-12 JP JP2021184969A patent/JP2023072421A/ja active Pending
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