JP2023072190A - 入出庫システム - Google Patents

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【課題】荷物を入出庫する頻度が急激に変化した場合でも、入出庫時間を十分に短縮することができる入出庫システムを提供する。【解決手段】本発明は、入出庫システム(1)であって、複数の保管棚を備えたラック(2)と、荷物(10)を保管棚から入出庫ステーション(8)へ搬送し、保管棚(12)に戻す入出庫処理を行う搬送装置(4)と、コントローラ(6)と、を有し、コントローラは各荷物の入出庫時期を記憶する入出庫時期記憶部(6c)と、入出庫時期に基づいて、出庫荷物を再入庫すべき入庫保管棚を選択する保管棚選択部(6d)と、を備え、保管棚選択部は、入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、保管棚から入出庫ステーションに搬送するために要する出庫時間が、出庫荷物が保管されていた保管棚の出庫時間以下の出庫時間になるように、入庫保管棚を選択することを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、入出庫システムに関し、特に、荷物の保管及び入出庫を行う入出庫システムに関する。
商品等の荷物を保管すると共に、必要に応じて商品を出庫させる自動倉庫システムが知られている。このような自動倉庫システムは、多数の商品を保管する複数の保管棚と、商品が載せられたパレットを保管棚から入出庫ステーションへ搬送する搬送車を備えている。そして、保管されている商品を出荷すべき指令を受けると、搬送車が商品を載せたパレットを保管棚から入出庫ステーションへ搬送する。パレットが入出庫ステーションへ搬送されると、作業員が商品をパレットから必要数ピックアップし、残りの商品を載せたパレットは搬送車によって保管棚に戻される。
特開平3-8602号公報(特許文献1)には、自動倉庫の棚決定方法が記載されている。この棚決定方法においては、自動倉庫の棚が、(入出庫)ステーションからの距離を基準として複数のブロックに分割されている。一方、入出庫する荷(荷物)は、入出庫頻度を基準として、自動倉庫のブロックの数に応じて分類され、荷を入荷する際に、入出庫頻度の高い荷からステーションに近いブロックの棚を割り付けて入庫させている。これにより、入出庫頻度の高い荷がステーションに近いブロックに属する棚に割り付けられるので、入出庫頻度の高い荷をステーションへ運搬する搬送時間を短縮することができ、荷を入出庫するサイクルタイムを改善することができる。
特開平3-8602号公報
しかしながら、特許文献1記載の自動倉庫の棚決定方法では、品番別入庫累積カウンタを記憶したマスターファイルを利用して、各ブロックに商品を割り当てているので、各商品に棚を割り当てるデータの処理が複雑になるという問題がある。また、特許文献1記載の自動倉庫の棚決定方法では、或る期間におけるその商品の入庫の累積回数に応じてブロックを割り当てているので、或る商品を入出庫する頻度が急激に変化した場合でも、入庫の累積回数は緩やかに変化するため、急激な変化を棚の割り当てに反映することができない。このため、入出庫時間を十分に短縮することができないという問題がある。
従って、本発明は、荷物を入出庫する頻度が急激に変化した場合でも、入出庫時間を十分に短縮することができる入出庫システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、荷物の保管及び入出庫を行う入出庫システムであって、荷物を保管する複数の保管棚を備えたラックと、このラックに保管された荷物を、ラックの保管棚から入出庫ステーションへ搬送し、この入出庫ステーションへ搬送した荷物を、ラックの空いている保管棚に戻す入出庫処理を行う搬送装置と、この搬送装置を制御するコントローラと、を有し、コントローラは、ラックに保管されている各荷物に対し、入出庫処理を行った入出庫時期を記憶する入出庫時期記憶部と、入出庫時期記憶部に記憶された入出庫時期に基づいて、ラックの保管棚から入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物を、再入庫すべき入庫保管棚を選択する保管棚選択部と、を備え、保管棚選択部は、ラックから入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、保管棚から入出庫ステーションに搬送するために要する出庫時間が、出庫荷物が保管されていた保管棚の出庫時間以下の出庫時間になるように、入庫保管棚を選択することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、コントローラが搬送装置を制御して、ラックの保管棚から入出庫ステーションへ荷物を搬送する。また、コントローラは、ラックに保管されている各荷物に対し、入出庫処理を行った入出庫時期を記憶する入出庫時期記憶部を備えている。さらに、コントローラに備えられた保管棚選択部は、入出庫時期記憶部に記憶された入出庫時期に基づいて、ラックの保管棚から入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物を再入庫すべき入庫保管棚を選択する。また、保管棚選択部は、ラックから入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、保管棚から入出庫ステーションに搬送するために要する出庫時間が、出庫荷物が保管されていた保管棚の出庫時間以下の出庫時間になるように、入庫保管棚を選択する。
このように構成された本発明によれば、出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、出庫時間が、出庫荷物が保管されていた保管棚の出庫時間以下の出庫時間になるように、入庫保管棚が選択される。このため、直近に入出庫処理が行われた荷物は、今まで保管されていた保管棚よりも出庫時間が短くなるか、又は、今まで保管されていた保管棚と出庫時間が同じ保管棚に保管される。これにより、或る荷物について入出庫の頻度が急激に高くなった場合でも、その荷物を、短時間で出庫時間が短い保管棚に移動させることができ、入出庫時間を十分に短縮することができる。また、保管棚の選択が、前回入出庫処理が行われた入出庫時期のみに基づいて行われるので、簡単な情報処理で適切な保管棚を選択することができる。
本発明において、好ましくは、コントローラは、さらに、ラックに保管されている各荷物について、過去の所定期間内における入出庫処理の頻度を記憶した入出庫頻度記憶部を有し、保管棚選択部は、ラックから入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行っていないものである場合には、入出庫頻度記憶部に記憶された入出庫処理の頻度に基づいて、入庫保管棚を選択する。
このように構成された本発明によれば、出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行っていないものである場合には、入出庫処理の頻度に基づいて、入庫保管棚が選択される。このため、直近に入出庫処理が行われていない荷物についても、入出庫処理の頻度に応じて適切な保管棚を割り当てることができ、全体的に入出庫処理の効率を高めることができる。
本発明において、好ましくは、コントローラは、さらに、入出庫時期確認モードを実行する入出庫時期確認部を備え、入出庫時期確認部は、入出庫時期確認モードが実行されると、ラックに保管されている各荷物について、前回入出庫処理を行った時期を、入出庫時期記憶部に記憶されたデータに基づいて特定すると共に、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前である滞留荷物を抽出し、コントローラは、抽出された滞留荷物を、入出庫頻度記憶部に記憶された入出庫処理の頻度に基づいて決定された保管棚に移動させる。
このように構成された本発明によれば、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前である滞留荷物が抽出され、抽出された滞留荷物が、入出庫頻度記憶部に記憶された入出庫処理の頻度に基づいて決定された保管棚に移動される。このため、入出庫処理を行う頻度の低い荷物が、出庫時間の短い保管棚を占有し続けるのを防止することができ、出庫時間の短い保管棚を効率的に活用することができる。
本発明の入出庫システムによれば、荷物を入出庫する頻度が急激に変化した場合でも、入出庫時間を十分に短縮することができる。
本発明の実施形態の入出庫システム全体を示す斜視図である。 本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラによる、商品の出庫時における処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラによる、商品の入庫時における処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラによる、入出庫時期確認モードにおける処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたラックにおける出庫時間のランク分けの一例を示す模式図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態による入出庫システムを説明する。
図1は、本発明の実施形態の入出庫システム全体を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施形態の入出庫システム1は、商品を保管する複数の保管棚を備えたラック2と、このラック2に保管された商品を搬送する搬送装置4と、この搬送装置4を制御するコントローラ6と、を有する。さらに、入出庫システム1は、搬送装置4によって搬送する商品が複数収容されたケースから、作業員が必要数の商品をピックアップするための入出庫ステーション8を有する。
本実施形態の入出庫システム1は、ラック2に保管されている商品を出荷する際、コントローラ6が搬送装置4を制御して、ラック2の保管棚に保管されている商品を入出庫ステーション8に搬送するように構成されている。さらに、入出庫ステーション8に搬送された商品から作業員が必要数の商品をピックアップすると、残りの商品は搬送装置4によってラック2に戻される。
ラック2は、複数の商品を収容した荷物である複数のケース10を夫々保管するための複数の保管棚12を備えている。図1に示すように、本実施形態において、入出庫システム1は複数段の保管棚12が複数列備えられたラック2を2つ備えており、各ラック2の各保管棚12に、ケース10が夫々保持されている。なお、本実施形態において、各ケース10を保管する保管棚12は、ケース10の両側に夫々係合して、ケース10を所定の位置に保持しておくための梁状の部材から構成されている。このように、本明細書において、「保管棚」とは、荷物を所定の位置に保持しておくことができる任意の構成を意味し、必ずしも商品を収容したケース10等を載置するための板状の部材からなるものではない。
次に、搬送装置4は、搬送台車14と、この搬送台車14によってラック2から下ろされたケース10を入出庫ステーション8に搬送するローラーコンベヤ16aと、ケース10を入出庫ステーション8からラック2へ搬送するローラーコンベヤ16bと、を有する。このように、搬送装置4は、ラック2に保管されたケース10を、ラック2の保管棚12から入出庫ステーション8へ搬送し、この入出庫ステーション8へ搬送したケース10を、ラック2の空いている保管棚12に戻す入出庫処理を行うように構成されている。
搬送台車14は、2つのラック2の間に敷かれた走行レール14aに沿って走行可能に構成されている。さらに、搬送台車14には、鉛直上方に向けて延びるスタッカクレーン14bと、このスタッカクレーン14bに沿って上下方向に移動可能に構成されたスライドフォーク14cが設けられている。
ローラーコンベヤ16aは、一方のラック2と入出庫ステーション8との間に延びるように設けられ、ローラーが回転することにより、載せられたケース10をラック2から入出庫ステーション8に搬送するように構成されている。ローラーコンベヤ16bは、他方のラック2と入出庫ステーション8との間に延びるように設けられ、ローラーが回転することにより、載せられたケース10を入出庫ステーション8からラック2に搬送するように構成されている。
ラック2から商品の入ったケース10を取り出す際には、搬送台車14が走行レール14aに沿ってラック2の間まで移動される。次いで、スライドフォーク14cが、スタッカクレーン14bに沿って、取り出すべきケース10が保持されている保管棚12の高さまで移動される。さらに、スライドフォーク14cが取り出すべきケース10の下側に突出され、ケース10は、保管棚12から持ち上げられて、保管棚12から引き出される。ケース10を載せたスライドフォーク14cは、ローラーコンベヤ16の高さまで下降され、さらに、ローラーコンベヤ16aの上に突出されて、ケース10がローラーコンベヤ16aの上に載せられる。ローラーコンベヤ16aの上に載せられたケース10は、入出庫ステーション8まで搬送される。
また、入出庫ステーション8において、搬送されたケース10から作業員が必要数の商品を取り出すと、ケース10はローラーコンベヤ16bに載せられる。ローラーコンベヤ16bに載せられたケース10は、ローラーコンベヤ16bによってラック2の近傍まで搬送される。ラック2の近傍まで搬送されたケース10は、搬送台車14のスライドフォーク14cによって持ち上げられ、ラック2の保管棚12に収納される。なお、ケース10が戻される保管棚12は、必ずしもそのケース10が保管されていた保管棚12ではなく、後述するように、コントローラ6によって適切な保管棚12が割り当てられることにより、入出庫処理に要するサイクルタイムが改善されている。
図2に示すように、コントローラ6は、情報入力部6aと、保管棚記憶部6bと、入出庫時期記憶部6cと、保管棚選択部6dと、入出庫頻度記憶部6eと、入出庫時期確認部6fと、制御信号出力部6gと、を有する。本実施形態において、コントローラ6は、マイクロプロセッサ、メモリ、インターフェイス回路、送受信回路、外部記憶装置、及びこれらを作動させるソフトウェア(以上図示せず)等から構成されており、コントローラ6の上記各機能が実現されている。
情報入力部6aは、どの商品を収容したケース10を、入出庫ステーション8に搬送すべきかを指令する指令信号を、上位のコントローラ18から入力するように構成されている。
保管棚記憶部6bは、各商品を収容したケース10が、ラック2のどの保管棚12に保管されているかを表す情報を記憶するように構成されている。また、各商品を収容したケース10を保管する保管棚12は、随時変更されるため、保管棚記憶部6bに記憶されている情報は、その都度更新される。
入出庫時期記憶部6cは、ラック2に保管されている各商品を収容したケース10に対し、入出庫処理を行った時期を記憶するように構成されている。即ち、入出庫時期記憶部6cは、ラック2に保管されているどのケース10が、いつ入出庫ステーション8へ搬送され、再びラック2に戻されたかを記憶している。なお、入出庫時期記憶部6cには、その商品に対して入出庫処理を行った時期が全て記憶されていても良いし、或いは、その商品に対し、前回入出庫処理を行った時期、又は前回入庫した時期のみが記憶されていても良い。
保管棚選択部6dは、入出庫時期記憶部6cに記憶された入出庫時期に基づいて、ラック2の保管棚12から入出庫ステーション8へ搬送した出庫荷物であるケース10を再び保管(再入庫)すべき入庫保管棚である保管棚12を選択するように構成されている。即ち、ラック2から入出庫ステーション8へ搬送されたケース10は、必ずしもそのケース10が保管されていた保管棚12へ戻されるのではなく、入出庫時期記憶部6cに記憶された、そのケース10の前回の入出庫時期に基づいて適切な保管棚12に戻される。保管棚選択部6dによる保管棚12の選択の詳細については後述する。
入出庫頻度記憶部6eは、ラック2に保管されている各ケース10について、過去の所定期間内における入出庫処理の回数を記憶するように構成されている。例えば、入出庫頻度記憶部6eには、直近の過去2週間において、ラック2に保管されている各ケース10に対し、夫々何回入出庫処理が行われたかを記憶させておく。
入出庫時期確認部6fは、入出庫時期確認モードを実行するように構成されている。入出庫時期確認モードが実行されると、入出庫時期確認部6fは、ラック2に保管されている各ケース10について、前回入出庫処理が行われた時期を、入出庫時期記憶部6cに記憶されたデータに基づいて特定する。さらに、入出庫時期確認部6fは、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前である滞留しているケース10(滞留荷物)を抽出する。コントローラ6は、入出庫時期確認部6fによって抽出された滞留しているケース10を、入出庫頻度記憶部6eに記憶された入出庫処理の頻度に基づいて決定された保管棚12に移動させる。入出庫時期確認モードにおける作用の詳細については後述する。
制御信号出力部6gは、上位のコントローラ18から入力された指令信号に基づいて搬送装置4を制御して、指令された商品を収容したケース10を、ラック2の保管棚12から、入出庫ステーション8に搬送するように構成されている。また、制御信号出力部6gは、搬送装置4を制御して、入出庫ステーション8において必要な数の商品がピックアップされたケース10を、保管棚選択部6dによって選択された保管棚12に戻すように構成されている。
次に、図3乃至図6を参照して、本発明の実施形態による入出庫システム1の作用を説明する。
図3は、本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラによる、商品の出庫時における処理を示すフローチャートである。図4は、本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラによる、商品の入庫時における処理を示すフローチャートである。図5は、本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたコントローラによる、入出庫時期確認モードにおける処理を示すフローチャートである。図6は、本発明の実施形態の入出庫システムに備えられたラックにおける出庫時間のランク分けの一例を示す模式図である。なお、図6においては、複数の保管棚12のうちの特定の保管棚を指示するために、一部の保管棚に「12a」、「12b」...等の符号を付している。
まず、ラック2に保管されている商品を出庫する際には、図3に示すフローチャートが実行される。
図3のステップS1においては、出庫すべき商品の商品名、及び出庫すべき商品の数が、上位のコントローラ18からコントローラ6の情報入力部6aに入力される。
次に、ステップS2において、コントローラ6は、保管棚記憶部6bに記憶されている情報を参照して、出庫すべき商品が、ラック2の、どの保管棚12に保管されているかを特定する。さらに、出庫すべき商品が保管されている保管棚12が特定されると、ステップS3において、コントローラ6の制御信号出力部6gは、搬送装置4に制御信号を送って、搬送台車14のスライドフォーク14cを、出庫すべき商品が保管されている保管棚12へ移動させる。次いで、制御信号出力部6gは、スライドフォーク14cを制御して、出庫すべき商品が収容されているケース10を保管棚12から引き出し、引き出したケース10をローラーコンベヤ16aの上に載せる。ローラーコンベヤ16aに載せられたケース10は、ローラーコンベヤ16aによって入出庫ステーション8まで搬送される。
ケース10が出庫荷物として入出庫ステーション8に搬送されると、入出庫ステーション8の表示部8a(図1)には、出庫すべき商品の商品名と、出庫すべき商品の個数が表示されるので、作業員は表示に従い、必要個数の商品をケース10から取り出す。また、ラック2に保管されている或るケース10を入出庫ステーション8に搬送し、入出庫処理を行った日時は、コントローラ6の入出庫時期記憶部6cに記憶される。
ここで、ラック2に保管されている商品を収容したケース10を、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間は、商品が保管されている保管棚12ごとに異なるものとなる。即ち、図1に示すように、本実施形態においては、入出庫ステーション8はラック2の左側に配置されている。このため、図6に示すように、ラック2の左端の列の、最下段の保管棚12aから入出庫ステーション8までケース10を搬送するために要する出庫時間が最短となる。一方、ラック2の右端の列の、最上段の保管棚12bから入出庫ステーション8までケース10を搬送するには、搬送台車14及びスライドフォーク14cを長距離に亘って移動させる必要があるため、出庫時間が最も長くなる。
さらに、図6に示すエリアA、エリアB、エリアCは、各保管棚12の出庫時間をランク分けしたものである。即ち、エリアAに属する保管棚12は出庫時間が最も短くなる保管棚12であり、エリアBに属する保管棚12は出庫時間が比較的短い保管棚12、エリアCに属する保管棚12は出庫時間が長い保管棚12である。従って、エリアBに属する保管棚12は、エリアAに属する保管棚12よりも出庫時間が長くなり、エリアCに属する保管棚12は、エリアBに属する保管棚12よりも出庫時間が長くなる。入出庫処理を行う頻度が高い商品を収容したケース10を、出庫時間が短い保管棚12に保管しておくことにより、入出庫処理のサイクルタイムを短縮することができ、入出庫の効率を向上させることができる。
次に、商品をラック2の保管棚12に入庫する際には、図4に示すフローチャートが実行される。
図4のステップS11においては、商品を入庫すべき指令が、上位のコントローラ18からコントローラ6の情報入力部6aに入力される。ここで、入庫には再入庫と、新規入庫の2つの場合がある。再入庫は、ラック2から出庫された出庫荷物であるケース10から、入出庫ステーション8において必要数の商品を取り出し、そのケース10をラック2の保管棚12に入庫する場合である。新規入庫は、ラック2に保管されていなかったケース10を、新たにラック2の保管棚12に入庫する場合である。
ステップS12においては、ステップS11において入力された指令が、再入庫であるか否かが判断される。再入庫である場合にはステップS14に進み、再入庫でない場合にはステップS13に進む。
次いで、ステップS13においては、入出庫頻度記憶部6eに記憶されている、その商品の入出庫頻度のデータに基づいて、入庫される商品を保管する入庫保管棚が、コントローラ6の保管棚選択部6dによって選択される。具体的には、入庫すべき商品が、入出庫頻度の非常に高いものである場合には、出庫時間を短くすることができるように、図6のエリアAの中で空いている保管棚12(ケース10を収容していない保管棚)が、保管棚選択部6dによって、入庫保管棚として選択される。また、入庫すべき商品が、入出庫頻度が比較的高いものである場合には、図6のエリアBの中で空いている保管棚12が、保管棚選択部6dによって入庫保管棚として選択される。さらに、入庫すべき商品が、入出庫頻度が低いものである場合には、図6のエリアCの中で空いている保管棚12が、保管棚選択部6dによって入庫保管棚として選択される。なお、入庫すべき商品が、過去に取り扱われたことがなく、初めてラック2に保管されるものである場合には、予想される入出庫頻度が上位のコントローラ18から入力され、その入出庫頻度に基づいて、ケース10を保管すべき保管棚12のエリアが選択される。
次に、ステップS18においては、コントローラ6の制御信号出力部6gから搬送装置4に制御信号が送られ、保管棚選択部6dによって選択された保管棚12に、入庫すべき商品を収容したケース10が入庫される。これにより、1つの商品の入庫処理が完了する。
一方、ステップS12において、入庫すべき商品が再入庫であると判断された場合には、ステップS14に進む。
ステップS14において、保管棚選択部6dは、入出庫時期記憶部6cに記憶されている入出庫時期のデータを参照して、その商品に対し、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったことがあるか否かを判断する。即ち、保管棚選択部6dは、ラック2から入出庫ステーション8へ搬送した出庫荷物であるケース10に対して、直近の過去所定時間以内にも入出庫処理が行われたことがあるか否かを判断する。本実施形態においては、ラック2から入出庫ステーション8へ搬送したケース10に対し、直近の過去24時間(1日)以内に入出庫処理が行われたか否かが、保管棚選択部6dによって判断される。なお、本実施形態においては、過去24時間以内に入出庫処理が行われたか否かに基づいて入庫保管棚の選択を行っているが、この期間を変動期間としても良く、例えば、ラックに保管されている荷物の平均保管期間等に基づいて期間が変更されるように本発明を構成することもできる。
ラック2から入出庫ステーション8へ出庫したケース10に対し、直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われていない場合には、ステップS13に進む。ステップS13においては、上述したように、入出庫頻度記憶部6eに記憶されている入出庫頻度のデータに基づいて、入庫される商品を保管する入庫保管棚が、保管棚選択部6dによって選択され、さらに、ステップS18において、選択された入庫保管棚にケース10が入庫される。このように、ラック2から入出庫ステーション8へ搬送した出庫荷物であるケース10が、直近の過去所定時間(24時間)以内に入出庫処理を行っていないものである場合には、入出庫頻度記憶部6eに記憶された入出庫処理の頻度に基づいて、入庫保管棚が保管棚選択部6dによって選択される。
一方、ステップS14において、ラック2から入出庫ステーション8へ出庫したケース10に対し、直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われたと判断された場合には、ステップS15に進む。ステップS15においては、図6のエリアA内の保管棚12のうち、空いている保管棚12が検索される。
次いで、ステップS16において、エリアA内に空いている保管棚12が存在するか否かが判断され、空いている保管棚12が存在する場合には、ステップS18に進む。ステップS18においては、エリアA内の空いている保管棚12が保管棚選択部6dによって選択され、搬送装置4によって、選択された保管棚12にケース10が保管(再入庫)される。このように、出庫したケース10が、直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われたケース10である場合には、そのケース10に対し再び入出庫処理が行われる確率が高いので、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間が短くなるように、エリアA内の空いている保管棚12に再入庫される。
例えば、図6に示す例において、ラック2の保管棚12cに保管されていたケース10が出庫され、このケース10に対し直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われていた場合には、エリアA内の空いている保管棚12が検索される。さらに、エリアA内において、ラック2の保管棚12dが空いていた場合には、ケース10は、保管棚12dに再入庫される。これにより、ラック2のエリアC内の保管棚12cに保管されていたケース10が、エリアA内の保管棚12dに再入庫されるので、次回の入出庫処理では、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間が短縮される。
このように、本実施形態の入出庫システム1においては、出庫したケース10に対する前回の入出庫処理の時期に基づいて、保管棚12が選択されており、入出庫の頻度の急激な変化に対応して、保管棚12を割り当てることができる。これに対して、入出庫の頻度は所定期間における入出庫の回数に基づいて計算されるため、入出庫の頻度に基づいて保管棚12を選択した場合には、ケース10に対する直近の入出庫が、頻度のデータに十分に反映されるまでに時間がかかり、急激な入出庫頻度の変化に対応することが難しい。
また、ラック2から出庫されたケース10が、ラック2のエリアA内の保管棚12に保管されていたものである場合には、そのケース10に対し直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われていた場合であっても、保管棚12の検索は実行されず、ケース10は元の保管棚12に再入庫される。即ち、本実施形態においては、ラック2から出庫したケース10が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、原則として、より出庫時間が短い保管棚12に再入庫されるが、そのケース10が既に出庫時間が短い保管棚12に保管されていた場合には、元の保管棚12に再入庫され、出庫時間は変化しない。このように、ラック2から出庫したケース10が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間は、そのケース10が保管されていた保管棚12の出庫時間以下の出庫時間になる。
一方、ステップS16において、エリアA内に空いている保管棚12が存在しないと判断された場合には、ステップS17に進む。ステップS17においては、エリアB内の空いている保管棚12が保管棚選択部6dによって選択され、ステップS18において、選択された保管棚12に、搬送装置4によってケース10が保管(再入庫)される。
例えば、図6に示す例において、ラック2の保管棚12cに保管されていたケース10が出庫され、このケース10に対し直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われていた場合には、ステップS15において、エリアA内の空いている保管棚12が検索される。さらに、エリアA内に空いている保管棚12が存在しない場合には、ステップS17において、エリアB内の空いている保管棚12が検索される。例えば、保管棚12eが空いていた場合には、ケース10は、保管棚12eに再入庫される。これにより、ラック2のエリアC内の保管棚12cに保管されていたケース10が、エリアB内の保管棚12eに再入庫されるので、次回の入出庫処理では、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間が短縮される。
一方、ステップS17における保管棚12の検索は、ラック2から出庫されたケース10が、ラック2のエリアB内の保管棚12に保管されていたものである場合には、そのケース10に対し直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われていた場合であっても実行されず、ケース10は元の保管棚12に再入庫される。従って、この場合には、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間は変化しない。従って、ラック2から出庫したケース10が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、保管棚12から入出庫ステーション8に搬送するために要する出庫時間は、そのケース10が保管されていた保管棚12の出庫時間以下の出庫時間になる。
このように、本実施形態においては、再入庫すべきケース10が直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われたものであるか否かに基づいて、保管棚12が選択されている。これに対し、変形例として、「24時間以内」の閾値に加えて、例えば、直近の過去48時間以内に入出庫処理が行われていたか否かを判断し、この間に入出庫処理が行われていた場合には、エリアB内の空いている保管棚12が検索されるように本発明を構成することもできる。このように、閾値を複数設けておき、最近入出庫処理が行われたものほど、出庫時間が短い保管棚12が選択されるように本発明を構成することもできる。
次に、図5を参照して、入出庫時期確認モードにおける作用を説明する。
入出庫時期確認モードは、コントローラ6の入出庫時期確認部6fによって実行される処理であり、図5は、入出庫時期確認モードにおける処理手順を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートにおける処理は、所定日数毎に1回、例えば30日に1回程度実行される。また、図5に示すフローチャートにおける処理が、入出庫システム1の管理者の操作等に基づいて、任意の時期に実行されるように本発明を構成することもできる。
まず、図5のステップS21においては、ラック2に保管されているケース10について、前回入出庫処理を行った時期が、コントローラ6の入出庫時期確認部6fにより、入出庫時期記憶部6cに記憶されたデータに基づいて特定される。本実施形態においては、出庫時間の短い保管棚12に保管されたケース10から順に前回入出庫処理を行った時期が特定される。即ち、図6のエリアA内の左下の保管棚12aに保管されているケース10から、左から右へ、下段から上段へ順に、1つずつ前回入出庫処理を行った時期が特定される。
次に、ステップS22においては、ステップS21において特定された前回入出庫処理を行った時期が、所定日数以上前であるか否かが判断される。本実施形態においては、前回入出庫処理を行った時期が30日以上前であるか否かが判断され、30日未満である場合には、フローチャートにおける処理はステップS21に戻り、30日以上である場合にはステップS23に進む。ステップS21に戻った場合には、次のケース10について、前回入出庫処理を行った時期が特定される。即ち、図6に示す例において、ラック2の保管棚12aに保管されているケース10の次には、保管棚12aの右隣の保管棚12に保管されているケース10について、前回入出庫処理を行った時期が特定される。
一方、ステップS22において、ステップS21において特定された前回入出庫処理を行った時期が、所定日数(本実施形態においては30日)以上前であったと判断された場合には、ステップS23に進む。即ち、ステップS22においては、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前の、滞留荷物であるケース10が、入出庫時期確認部6fによって抽出される。
さらに、ステップS23においては、滞留荷物であるケース10が、そのケース10に収容されている商品の入出庫頻度のデータに基づいて決められたエリアの保管棚12に移動される。即ち、コントローラ6の制御信号出力部6gは搬送装置4に制御信号を送り、滞留荷物として抽出されたケース10を入出庫頻度のデータに基づいて決められたエリア内の空いている保管棚12に移動させる。例えば、図6に示す例において、ラック2のエリアA内の保管棚12dに保管されているケース10について、前回入出庫処理を行った時期が30日以上前であった場合には、そのケース10が、入出庫頻度のデータに基づいて決められたエリアC内の空いている保管棚12cに移動される。
このように、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前の、入出庫の頻度が非常に低いケース10が、出庫時間が短いエリアA内の保管棚12を占有していると、入出庫の頻度が高いケース10を出庫時間が短い保管棚12に保管することができなくなる。このため、入出庫時期確認モードでは、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前のケース10(滞留荷物)を抽出して、これを、入出庫頻度のデータに基づいて決められた保管棚12に移動させる。これにより、出庫時間が短い保管棚12を空けることができ、そこに入出庫の頻度が高いケース10を保管することが可能になる。
次に、ステップS24においては、入出庫時期の確認の対象となる全てのケース10について、入出庫時期の確認が終了したか否かが判断される。入出庫時期の確認の対象となる全てのケース10について確認が終了した場合には、図5に示すフローチャートの1回の処理を終了する。全てのケース10について確認が終了していない場合には、ステップS21に戻り、次のケース10について、入出庫時期の確認が実行される。本実施形態においては、図6のラック2のエリアA、エリアBに属する保管棚12に保管されているケース10が確認の対象とされ、滞留荷物として抽出されたケース10が、入出庫頻度のデータに基づいて決められた保管棚12に移動される。なお、変形例として、前回入出庫処理を行った時期が30日以上前であるケース10(滞留荷物)を、より出庫時間の長い、空いている保管棚12(例えばエリアC内の保管棚12)に移動させるように本発明を構成することもできる。
また、本実施形態においては、対象となる全てのケース10について確認を行っている。これに対し、変形例として、ケース10に収容されている商品の入出庫頻度のデータに基づいて決められた保管棚12のエリアよりも入出庫時間の短いエリアの保管棚12に保管されているケース10を抽出し、抽出されたケース10について確認を行うように本発明を構成することもできる。即ち、直近の過去24時間以内に入出庫処理が行われたケース10に関しては、入出庫時間の短いエリアの保管棚12に移動されるが(図4のステップS14→S15)、このように保管棚12が変更されたケース10を対象として、確認を行っても良い。
本発明の実施形態の入出庫システム1によれば、出庫したケース10が、直近の過去所定時間(24時間)以内に入出庫処理を行ったものである場合(図4のステップS14→S15)には、出庫時間が、出庫するケース10が保管されていた保管棚12の出庫時間以下の出庫時間になるように、入庫する保管棚12が選択される。このため、直近に入出庫処理が行われたケース10は、今まで保管されていた保管棚12よりも出庫時間が短くなるか、又は、今まで保管されていた保管棚12と出庫時間が同じ保管棚12に保管される。これにより、或るケース10について入出庫の頻度が急激に高くなった場合でも、そのケース10を、短時間で出庫時間が短い保管棚12に移動させることができ、入出庫時間を十分に短縮することができる。
また、本実施形態の入出庫システム1によれば、出庫したケース10が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行っていないものである場合(図4のステップS14→S13)には、入出庫処理の頻度に基づいて、入庫する保管棚12が選択される。このため、直近に入出庫処理が行われていないケース10についても、入出庫処理の頻度に応じて適切な保管棚12を割り当てることができ、全体的に入出庫処理の効率を高めることができる。
さらに、本実施形態の入出庫システム1によれば、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前である滞留したケース10が抽出され(図5のステップS22→S23)、抽出されたケース10が、入出庫頻度のデータに基づいて決められた保管棚12に移動される(図5のステップS23)。このため、入出庫処理を行う頻度の低いケース10が、出庫時間の短い保管棚12を占有し続けるのを防止することができ、出庫時間の短い保管棚12を効率的に活用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、1台のスタッカクレーン及びローラーコンベヤにより荷物を搬送する入出庫システムに本発明が適用されていたが、ラックの各段にシャトル台車が設けられた各段シャトル台車式の入出庫システムに本発明を適用することもできる。この場合においては、水平方向に入出庫ステーションに近く、入出庫ステーションが設けられている段に近い段にある保管棚ほど、出庫時間が短くなる。ただし、入出庫処理の頻度が高い荷物は、各段の保管棚に分散させることが好ましい。
また、複数の自動倉庫に保管された荷物を有軌道台車で搬送する大規模システムに本発明を適用することもできる。この場合においては、各自動倉庫において出庫時間が短くなる保管棚が、システム全体としても出庫時間が短い保管棚になる。ただし、入出庫処理の頻度が高い荷物は、各自動倉庫に分散させることが好ましい。
1 入出庫システム
2 ラック
4 搬送装置
6 コントローラ
6a 情報入力部
6b 保管棚記憶部
6c 入出庫時期記憶部
6d 保管棚選択部
6e 入出庫頻度記憶部
6f 入出庫時期確認部
6g 制御信号出力部
8 入出庫ステーション
8a 表示部
10 ケース(荷物)
12 保管棚
14 搬送台車
14a 走行レール
14b スタッカクレーン
14c スライドフォーク
16a ローラーコンベヤ
16b ローラーコンベヤ
18 上位のコントローラ

Claims (3)

  1. 荷物の保管及び入出庫を行う入出庫システムであって、
    荷物を保管する複数の保管棚を備えたラックと、
    このラックに保管された荷物を、上記ラックの保管棚から入出庫ステーションへ搬送し、この入出庫ステーションへ搬送した荷物を、上記ラックの空いている保管棚に戻す入出庫処理を行う搬送装置と、
    この搬送装置を制御するコントローラと、を有し、
    上記コントローラは、
    上記ラックに保管されている各荷物に対し、入出庫処理を行った入出庫時期を記憶する入出庫時期記憶部と、
    上記入出庫時期記憶部に記憶された入出庫時期に基づいて、上記ラックの保管棚から入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物を、再入庫すべき入庫保管棚を選択する保管棚選択部と、を備え、
    上記保管棚選択部は、上記ラックから入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行ったものである場合には、保管棚から入出庫ステーションに搬送するために要する出庫時間が、上記出庫荷物が保管されていた保管棚の出庫時間以下の出庫時間になるように、入庫保管棚を選択することを特徴とする入出庫システム。
  2. 上記コントローラは、さらに、上記ラックに保管されている各荷物について、過去の所定期間内における入出庫処理の頻度を記憶した入出庫頻度記憶部を有し、上記保管棚選択部は、上記ラックから入出庫ステーションへ搬送した出庫荷物が、直近の過去所定時間以内に入出庫処理を行っていないものである場合には、上記入出庫頻度記憶部に記憶された入出庫処理の頻度に基づいて、入庫保管棚を選択する請求項1記載の入出庫システム。
  3. 上記コントローラは、さらに、入出庫時期確認モードを実行する入出庫時期確認部を備え、上記入出庫時期確認部は、上記入出庫時期確認モードが実行されると、上記ラックに保管されている各荷物について、前回入出庫処理を行った時期を、上記入出庫時期記憶部に記憶されたデータに基づいて特定すると共に、前回入出庫処理を行った時期が所定日数以上前である滞留荷物を抽出し、上記コントローラは、抽出された滞留荷物を、上記入出庫頻度記憶部に記憶された入出庫処理の頻度に基づいて決定された保管棚に移動させる請求項2記載の入出庫システム。
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