JP2023067262A - メタンガス生成装置の操業方法、高炉の操業方法、メタンガスの製造方法、溶銑の製造方法およびメタンガス生成装置 - Google Patents

メタンガス生成装置の操業方法、高炉の操業方法、メタンガスの製造方法、溶銑の製造方法およびメタンガス生成装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2023067262000001
【課題】高炉、およびメタンガス生成装置の操業条件を適正に調整することで、触媒の劣化速度を制御することを可能とするメタンガス生成装置の操業方法および高炉の操業方法を提供すること
【解決手段】高炉から排出される高炉ガスを含む原料ガスからメタンガス合成反応器を用いてメタンガスを生成する工程と、前記メタンガス中のメタン濃度を求める工程と、前記メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて前記メタンガスの生成条件を調整する工程と、を有する、メタンガス生成装置の操業方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、メタンガス生成装置の操業方法、高炉の操業方法、メタンガスの製造方法、溶銑の製造方法およびメタンガス生成装置に関する。
に関する。
近年、地球環境問題を背景として、二酸化炭素(CO)の排出量削減が強く求められている。そのため、製鉄所内に設けられた高炉の操業においても、低還元材比(低RAR)操業を行うことが求められている。
一般的な高炉では、羽口から送風ガスとして熱風(1200℃程度に加熱した空気)を高炉内に吹込む。これにより、熱風中の酸素と、還元材となるコークスや微粉炭とが反応し、一酸化炭素(CO)ガスや水素(H)ガスが生成する。これらの一酸化炭素ガスや水素ガスによって、高炉内に装入した鉄鉱石が還元される。また、この鉄鉱石の還元反応において、二酸化炭素が発生する。なお、送風ガスは、羽口から高炉内に吹込まれるガスである。送風ガスは、高炉内において微粉炭やコークスをガス化する役割も果たす。
このような高炉の操業における二酸化炭素の排出量削減技術として、高炉等から排出される副生ガスに含まれる一酸化炭素や二酸化炭素と水素とを原料としてメタンを合成し、高炉の還元材として再生利用する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、「COおよび/またはCOを含む混合ガスからCOおよび/またはCOを分離回収する工程(A)と、該工程(A)で分離回収されたCOおよび/またはCOに水素を添加し、COおよび/またはCOをCHに変換する工程(B)と、該工程(B)を経たガスからHOを分離除去する工程(C)と、該工程(C)を経たガスを高炉内に吹込む工程(D)を有することを特徴とする高炉の操業方法。」が開示されている。
また、特許文献2には、「高炉の操業方法であって、高炉から排出される副生ガスから再生メタンガスを生成する工程と、前記高炉の羽口から前記高炉内に送風ガスおよび還元材を吹込む工程と、を有し、前記送風ガスとして酸素ガスを用い、かつ、前記還元材の少なくとも一部に前記再生メタンガスを用いる、高炉の操業方法」が開示されている。
特開2011-225969号公報 国際公開2021/106578号
特許文献1および2の方法を用いれば高炉ガス中のCO/COガスと水素ガスとからメタンを合成して還元材として利用できるので、これらはCO削減に効果的な方法である。一方で、CO/COガスと水素ガスとからメタンを合成するためにはニッケルなどの触媒を用いて反応を高速化することが必須であるが、触媒は高温にさらされると劣化して反応効率が落ちてしまう。特にCO/COガスおよび水素ガスからのメタン合成反応は大きな発熱を伴う反応となるため、シェルアンドチューブのような強力な冷却機構を用いて温度を制御しながら合成反応を行うこととなる。しかしながら、合成反応器を完全に均一に温度制御することはかなり難しく、局所的にホットスポットが発生して触媒が劣化してしまうことは避けられない。加えて、高炉では1~3か月に1度程度しか定期修理をするタイミングがなく、それ以外は昼夜連続運転を行っており、触媒が劣化したとしても設備を停止させて触媒交換作業を行うことは困難である。
本発明は、このような課題を解決するために、高炉、およびメタンガス生成装置の操業条件を適正に調整することで、触媒の劣化速度を制御することを可能とするメタンガス生成装置の操業方法および高炉の操業方法を提供することを目的とする。
従来技術が抱えている前述の課題を解決し、前記の目的を実現するために鋭意研究した結果、発明者らは、以下に述べる新規なメタンガス生成装置の操業方法および高炉の操業方法を開発するに至った。
[1] 高炉から排出される高炉ガスを含む原料ガスからメタンガス合成反応器を用いてメタンガスを生成する工程と、
前記メタンガス中のメタン濃度を求める工程と、
前記メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて前記メタンガスの生成条件を調整する工程と、を有する、メタンガス生成装置の操業方法。
[2] 前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程で生成されるメタンガスのメタン濃度を調整する、前記[1]に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
[3] 前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程において前記メタンガス合成反応器に導入する前記高炉ガスの流量比率を調整する、前記[1]または[2]に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
[4] 前記原料ガスはさらに水素ガスを含み、前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程において前記メタンガス合成反応器に導入する前記水素ガスの流量比率を調整する、前記[1]から[3]のいずれかに記載のメタンガス生成装置の操業方法。
[5] 前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程におけるメタン合成反応の反応率を調整する、前記[1]から[4]のいずれかに記載のメタンガス生成装置の操業方法。
[6] 前記原料ガスはさらに不活性ガスを含み、前記比較に基づいて前記原料ガス中の該不活性ガス濃度を調整する、前記[1]から[5]のいずれかに記載のメタンガス生成装置の操業方法。
[7] 前記比較に基づいて前記原料ガスに添加するアンモニアの量を調整する、前記[1]から[6]のいずれかに記載のメタンガス生成装置の操業方法。
[8] 前記[1]から[7]のいずれかに記載のメタンガス生成装置の操業方法を用いる高炉の操業方法であって、
前記高炉に高炉原料を装入する工程と、
前記高炉に送風ガスおよび還元材を吹込む工程と、
前記高炉から前記高炉ガスを排出する工程と、
を有し、前記還元材の少なくとも一部に前記メタンガスを用いる、高炉の操業方法。
[9] 前記比較に基づいて、高炉の操業条件を調整する、前記[8]に記載の高炉の操業方法。
[10] 前記比較に基づいて前記送風ガス中の不活性ガス濃度を調整する、前記[9]に記載の高炉の操業方法。
[11] 前記高炉にさらに不活性ガスを吹込み、前記比較に基づいて該不活性ガスの吹込み量を調整する、前記[9]または[10]に記載の高炉の操業方法。
[12] 前記高炉にさらにアンモニアを吹込み、前記比較に基づいて該アンモニアの吹込み量を調整する、前記[9]から[11]のいずれかに記載の高炉の操業方法。
[13] 前記[1]から[7]のいずれかに記載のメタンガス生成装置の操業方法を用いた、メタンガスの製造方法。
[14] 前記[8]から[12]のいずれかに記載の高炉の操業方法を用いた、溶銑の製造方法。
[15] 高炉ガスを含む原料ガスからメタンガスを生成するメタンガス生成装置であって、
前記原料ガスからメタンガスを生成するメタンガス合成反応器と、
生成された前記メタンガス中のメタン濃度を取得するメタン濃度測定器と、
前記メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて前記メタンガスの生成条件を調整する制御装置と、
を備える、メタンガス生成装置。
本発明によれば、高炉、およびメタンガス生成装置の操業条件を適正に調整することで、触媒の劣化速度を制御することを可能とするメタンガス生成装置の操業方法および高炉の操業方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法に用いる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
本メタンガス生成装置の操業方法は、高炉から排出される高炉ガスを含む原料ガスからメタンガスを生成する工程と、メタンガス中のメタン濃度を求める工程と、メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいてメタンガスの生成条件を調整する工程と、を有する。これにより、メタンガスを生成する工程において、メタンガス合成反応器内のメタン濃度を調整し、メタン合成反応の反応熱による触媒の劣化速度を制御することができる。その結果、高炉の操業スケジュールなどにより求められる触媒寿命に対応できるようになる。
図1は、本実施形態に係る高炉操業方法およびメタンガス生成装置の操業方法が適用できる高炉、およびメタンガス生成装置などの高炉附帯設備の一例を示す模式図である。本発明の一実施形態に従う高炉の操業方法およびメタンガス生成装置の操業方法を図1に示す高炉に適用した場合を例として説明する。図中、符号1は高炉、2は羽口、3はメタンガス生成装置、4はガス吹込み装置、7はバーナーである。なお、ここでいう高炉には、シャフト型還元炉なども含むものとする。
本発明の一実施形態に従う高炉の操業方法では、高炉1の炉口部から炉内へ原料となる焼結鉱や塊鉱石、ペレット(以下、「鉱石原料」とも記載する。)やコークスなどが装入される(図示せず)。以下、これら鉱石原料やコークスなどを「高炉原料」とも称する。また、高炉下部に設置された羽口2から高炉1内へ、送風ガスと還元材とが吹込まれる。なお、羽口2から高炉1内へ吹込む還元材を、コークスと区別するため、吹込み還元材ともいう。そして、送風ガスと還元材との反応により生じた一酸化炭素ガスや水素ガスによって、高炉1内に装入した鉱石原料が還元、溶融され、溶銑が製造される。この鉱石原料の還元反応において、二酸化炭素が発生する。この二酸化炭素は、鉱石原料と反応しなかった一酸化炭素や水素などとともに、副生ガスとして、高炉1の炉口部から排出される。
高炉の炉頂部は通常2.5気圧程度の高圧条件となっている。この高炉1の炉口部から排出される副生ガス(以下、「高炉ガス」とも記載する。)が常圧に戻る際の膨張冷却により水蒸気が凝縮し、凝縮水が生成する。高炉附帯設備は、この凝縮水を脱水する脱水装置を有していてもよい。
次いで、高炉ガスの少なくとも一部を含む原料ガスをメタンガス生成装置3に導入する。そして、メタンガス生成装置3において、高炉ガスに含まれる一酸化炭素および二酸化炭素と、水素とを反応させてメタン(CH4)ガスを生成する。ここで、高炉ガスを反応させて得たメタンガスを再生メタンガスとも称する。なお、再生メタンガスの生成に使用する水素は、製鉄所内や外部から供給すればよい。製鉄所内で水素ガスを製造する場合、二酸化炭素を極力発生しない製法により製造することが好ましい。そのような製法として、例えば、水の電気分解などが挙げられる。ついで、再生メタンガスを常温まで冷却することにより、再生メタンガス中の水蒸気が凝縮され、凝縮水が生成する。高炉附帯設備は、この凝縮水を脱水する脱水装置を有していてもよい。
次いで、再生メタンガスを、ガス吹込み装置4に導入する。ガス吹込み装置4はメタンガス生成装置3と接続される。ガス吹込み装置4は、吹込み還元材となる再生メタンガスを羽口2に導入するメタンガス供給部、および、送風ガスを高炉1の羽口2に導入する送風ガス供給部を有する。
その他の吹込み還元材を使用する場合、メタンガス供給部に、その他の吹込み還元材も一緒に導入してもよい。その他の吹込み還元材として微粉炭や廃プラスチックを用いる場合には、メタンガス供給部とは別に、微粉炭や廃プラスチックを流通させる別の還元材供給部を設けてもよい。
羽口2から高炉1内に吹込むメタンガス(以下、吹込みメタンガスともいう)の全量を再生メタンガスとする必要はなく、製鉄所の操業に合わせて、別のラインから供給されるメタンガス(外部メタンガスともいう)を使用してもよい。この場合、ガス吹込み装置4のメタンガス供給部に外部メタンガスの供給ラインを接続してもよいし、上記した別の還元材供給部に外部メタンガスの供給ラインを接続してもよい。なお、外部メタンガスとしては、例えば、化石燃料由来のメタンガスなどが挙げられる。
高炉ガスの一部から再生メタンガスを生成し、高炉ガスの余剰分を製鉄所内に供給してもよい。さらに、再生メタンガスに余剰分がある場合には、その余剰分を製鉄所内に供給してもよい。なお、酸素ガスおよび還元材の吹込み量やその他の操業条件は、特に限定されず、高炉の容量などに応じ、適宜決定すればよい。
なお、送風ガス中の酸素濃度が増加すると、高炉1の上部における装入物の昇温が不十分となる場合がある。この場合には、図1に示すように、高炉ガスの一部を、800℃~1000℃程度となるようにバーナー7により部分燃焼させた後、高炉シャフト部に吹込む予熱ガス吹込みを行うことが好ましい。
[メタンガス生成装置]
一例において、メタンガス生成装置3は、メタンガス合成反応器11とメタン濃度測定器13を有する。メタンガス生成装置3は、図1に示すように、流量比調整器12をさらに有していてもよい。メタンガス合成反応器11は、高炉ガスを含む原料ガスから再生メタンガスを生成する。流量比調整器12は、メタンガスの生成条件を調整する制御装置の一例であり、メタンガス合成反応器11に導入される高炉ガス等の原料ガスの流量比率を調整する。メタン濃度測定器13は、生成されたメタンガス中のメタン濃度を求める。また、メタンガス生成装置3は、一例においては、高炉ガス取入れ部と、水素ガス取入れ部とを有する。なお、アンモニアを添加して当該アンモニアから水素を生成する場合には、メタンガス生成装置3は水素ガス取入れ部を有さなくてもよい。
メタンガス合成反応器11内においては、高炉ガスに含まれる一酸化炭素および二酸化炭素と、水素ガスに含まれる水素とを反応させて再生メタンガスを生成する。メタンガス合成反応器11では反応速度を高めるためにNi等の触媒を用いるが、これら触媒は高温になるとシンタリング等の劣化現象がおこり反応速度が低下してしまう問題がある。メタン合成反応は大きな発熱を伴う反応であるので、メタン合成においてはメタンガス合成反応器11の冷却を適正に行うことが極めて重要である。メタンガス合成反応器11の冷却方法としては、例えばシェルアンドチューブ式の熱交換器などが用いられる。しかしながら、熱交換効率の良い熱交換器を用いたとしても、例えば触媒充填の不均一性や冷却水路への異物の混入などを完全に回避することは困難であり、これらによりメタンガス合成反応器11内の全域を完全に均一冷却できるとは限らない。したがって、ある程度のホットスポット発生は避けられず、当該ホットスポットにより触媒の劣化がおこってしまうため、ある頻度で触媒交換を行うための操業停止、補修作業が必要となる。一方で、高炉は昼夜停止せず連続運転しているプロセスであり、生産を止めて行う大規模な補修作業は1か月~3か月に1度程度しかない。したがって、メタン合成と高炉とを連動させるプロセスにおいては、メタン合成触媒が劣化したタイミングでメタンガス合成反応器11を停止させるのは効率が悪く、高炉の大規模補修タイミングまで触媒の寿命を延命して操業を続け、高炉の停止タイミングと合わせてメタンガス合成反応器11内の触媒を交換することが理想的である。
そこで、本実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法においては、生成されたメタンガス中のメタン濃度を求め、該メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいてメタンガスの生成条件を調整する。これにより、メタンガスを生成する工程において、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を調整し、メタン合成反応の反応熱による触媒の劣化速度を制御することができる。その結果、高炉の操業スケジュールなどにより求められる触媒寿命に対応できるようになる。調整するメタンガスの生成条件としては、メタンガスを生成する工程に導入する高炉ガスの流量比率、メタンガスを生成する工程に導入する水素ガスの流量比率、メタン合成反応の反応率、原料ガス中の該不活性ガスの濃度、原料ガスに添加するアンモニアの量等が挙げられる。これら生成条件は、単独で、あるいは組み合わせて調整することができる。
一例においては、メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、予め定められたメタン濃度になるようにメタンガス合成反応器11内のメタン濃度を調整する。このように、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を予め定められた濃度に調整することにより、メタンガス合成反応器11内の原料ガスおよびメタンガスが適正に希釈され、合成ガス中のメタン濃度とメタンガス合成反応器11における触媒の温度上昇とを要求される条件に合わせて適正にコントロールすることができる。例えば、高炉の生産性を追求したいときはメタンガス合成反応器11内のメタン濃度を高めて高炉に高濃度メタンを吹込めるようにする。一方、触媒が想定より早く劣化してしまい、高炉の補修まで触媒機能を維持できそうもないときは、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を低くして代わりに未反応ガスや不活性ガス濃度を高めてメタンガス合成反応器11の温度上昇を緩和する。これにより、高炉の補修タイミングなど操業要求に適したタイミングまで触媒の寿命を延長できる。
メタンガス合成反応器11内のメタン濃度は、メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、予め定められたメタン濃度とメタンガス合成反応器11内のメタン濃度との差が、予め定められたメタン濃度の±10%以内となるように調整することが好ましく、±5%以内となるように調整することがより好ましい。
メタンガス中のメタン濃度を調整する具体的な方法は特に限定されない。一例においては、メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、流量比調整器12がメタンガスを生成する工程においてメタンガス生成装置3に導入する高炉ガスの流量比率を調整して、メタンガス中のメタン濃度を調整する。メタンガス中のメタン濃度を下げる場合、一例においては、高炉ガスと水素ガスとを混合してメタン100%が合成できるような高炉ガスと水素の流量比率を「理論比」とし、高炉ガスの流量比率を、高炉ガスまたは水素ガスが該理論比よりも過剰となる生成条件にてメタンガス生成装置3を操業する。この時、生成された再生メタンガス中には過剰となったCO/COガスもしくは水素ガスが残存するので、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を下げることができる。
メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、メタンガスを生成する工程においてメタンガス生成装置3に導入する水素ガスの流量比率を調整してもよい。メタンガスを生成する工程においてメタンガス生成装置3に導入する水素ガスの流量比率を調整することで、メタンガス中のメタン濃度を調整することができる。一例においては、流量比調整器12を用いて、メタンガス合成反応器11に導入する高炉ガスの流量比率を調整する。メタンガス中のメタン濃度を下げる場合、一例においては、高炉ガスと水素ガスとを混合してメタン100%が合成できるような高炉ガスと水素の流量比率を「理論比」とし、水素ガスの流量比率を、高炉ガスまたは水素ガスが該理論比よりも過剰となる生成条件にてメタンガス生成装置3を操業する。この時、生成された再生メタンガス中には過剰となったCO/COガスもしくは水素ガスが残存するので、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を下げることができる。
メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、メタン合成反応の反応率を調整することで、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を調整してもよい。一例においては、図2に示すように、メタン濃度測定器13にて求めたメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づき、メタン合成反応の反応率を調整する。例えば、メタン合成反応の反応率を低下させて、高炉ガス、水素ガスの一部を未反応で残留させるように操業することで、再生メタンガス中に未反応のCO、CO、水素ガスが残存することになり、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度が低下する。メタン合成反応の反応率を低下させる方法は、特に限定されない。例えば、メタンガス合成反応器11の並列数を減らしてメタンガス合成反応器11内における原料ガスの滞留時間を減らし、これによりメタン合成反応の反応率を低下させてもよい。メタンガス合成反応器11が10基の反応器から構成される場合には、これら10基を並列につなぎ、それぞれの反応器に対し個別にバルブで原料ガスを導入したり止めたりできるように構成しておき、当該バルブの開閉により、原料ガスを導入する反応器数を調整することでメタンガス合成反応器11の並列数を調整できる。
さらに、原料ガスに不活性ガスを添加し、原料ガス中の不活性ガスの濃度を調整することで、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を調整してもよい。一例においては、図3に示すように、メタン濃度測定器13にて求めたメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づき、高炉ガスおよび水素ガスの少なくとも一方に不活性ガスを添加して、原料ガス中の不活性ガスの濃度を調整する。原料ガスに混合する不活性ガスとしては、窒素、ヘリウム、およびアルゴンの少なくとも一つが挙げられる。これら不活性ガスは、単独であるいは複数組み合わせて、原料ガスに添加することができる。原料ガスに不活性ガスを添加する方法は、特に限定されない。例えば、高炉ガスや水素ガスに不活性ガスを添加し、原料ガス中の不活性ガス濃度を調整してもよい。具体的には、高炉ガスに対して不活性ガスを添加して不活性ガス濃度を調整してもよいし、別の高炉から排出された高炉ガスと混合して、高炉ガス中の不活性ガス濃度を調整してもよい。同様に、水素ガスに対して不活性ガスを添加して、水素ガス中の不活性ガス濃度を調整してもよい。この場合、電気分解や天然ガス改質により生成された水素ガスに窒素などの不活性ガスを混合させてもよいし、また、高炉ガスからCO分離した際に発生する、窒素、水素を含むオフガスを用いて、水素ガス中の不活性ガス濃度を調整してもよい。
メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、原料ガスに添加するアンモニアの量を調整してもよい。これにより、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度を調整することができる。なお、アンモニアは、メタンガス合成反応器11内で窒素と水素とに分解される。
また、メタンガス合成反応器11自体に別途不活性ガス流入用の流入孔を設け、メタンガス合成反応器11に直接、不活性ガス、他の高炉の高炉ガスもしくはアンモニアを流入させて、メタンガス合成反応器11内でこれらのガスを混合してもよい。一例においては、図4に示すように、メタン濃度測定器13にて求めたメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づき、メタンガス合成反応器11に流入させるアンモニアの量を調整することで、原料ガスに添加するアンモニアの量を調整する。
高炉ガスや水素ガスを過剰にする方法、および反応率を下げる方法によりメタンガスの生成条件を調整する場合、希釈ガスとなる高炉ガスや水素ガスに含まれるCO、CO、Hなどの未反応ガスが再生メタンガス中に含まれる。これら未反応ガスは、高炉内で無駄なく有効活用できる。合成された再生メタンガスは還元材として高炉1の羽口2から吹込まれることとなるが、CO、水素ガスはそのまま高炉内で還元ガスとして機能する。また、COガスも高温の羽口前空間においてコークスと反応してCOガスに変化するので、ガス化反応時の熱ロスは生じるもののCOガスの場合と同様に炉内で還元ガスとして機能する。
次に、高炉1の操業条件を調整してメタンガス中のメタン濃度を調整する方法について説明する。メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、高炉1の操業条件を調整してもよい。上述したように、高炉1から排出される高炉ガスは、メタンガスを生成する原料ガスとして用いられる。メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、高炉1の操業条件を調整することで、排出される高炉ガスの組成等を調整し、メタンガスの生成条件を調整することができる。
メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて調整する高炉1の操業条件は特に限定されない。調整する高炉1の操業条件としては、送風ガス中の不活性ガス濃度、不活性ガスの吹込み量、アンモニアの吹込み量等が挙げられる。
一例においては、メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、高炉1へ吹込む送風ガス中の不活性ガス濃度を調整する。高炉1の羽口2から吹込む送風ガス中の不活性ガス濃度を調整することで、送風ガス中の酸素濃度が調整され、高炉ガス中の不活性ガス濃度を調整することができる。一例においては、図5に示すように、メタン濃度測定器13にて求めたメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づき、高炉1の羽口2から吹込む送風ガス中の不活性ガス濃度を調整する。例えば、高炉1の羽口2から吹込む送風ガス中の不活性ガス濃度を低下させることで、送風ガス中の酸素濃度が高くなり、高炉ガス中の不活性ガス濃度を低下させることができる。このように、送風ガス中の不活性ガス濃度を調整することで高炉ガス中の不活性ガス濃度が調整され、これにより、メタンガス合成反応器11に導入される不活性ガス濃度を調整することができる。
さらに、ガス吹込み装置4とは別の吹込み装置をさらに設け、メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、当該吹込み装置から吹込むガスの吹込み量を調整してもよい。吹込み装置から吹込むガスとしては、不活性ガス、アンモニア、およびこれらの混合物が挙げられる。一例においては、図6に示すように、メタン濃度測定器13にて求めたメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づき、吹込み装置14から吹込む不活性ガスの吹込み量を調整する。また、一例においては、図7に示すように、メタン濃度測定器13にて求めたメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づき、吹込み装置14から吹込むアンモニアの吹込み量を調整する。メタンガス中のメタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて、吹込み装置14から吹込むガスの吹込み量を調整することで、高炉ガス中の不活性ガス濃度を調整することができる。羽口2から微粉炭などの粉体吹込みを行う操業の場合は、粉体吹込みのキャリアガスに窒素、空気などの不活性ガスを含むガスを用い、キャリアガス量を増減させることで羽口2から吹込む不活性ガスの量を調整してもよい。
メタン濃度との比較に用いるメタン濃度の目標値は、予め定められている。触媒寿命を調整するために適したメタン濃度の目標値は設備ごとに異なるので、一概には定められない。よって、適正なメタン濃度の目標値を設備毎に予め定めることが好ましい。また、メタン濃度の目標値は経時的に変化させてもよい。例えば、操業実績データなどから理想的な合成メタンガス中メタン濃度の時間変化パターンを作成し、該時間変化パターンをメタン濃度の目標値としてもよい。例えば、生成された再生メタンガス中のメタン濃度の時間変化を監視し、該メタン濃度の時間変化を、メタン濃度の目標値の時間変化パターンと比較して、該比較に基づいてメタンガスの生成条件を調整すればよい。例えば、メタンガス濃度の低下速度が理想的なメタン濃度の目標値の時間変化パターンよりも早く低下していく場合は触媒の劣化が進んでいると考えてメタンガス濃度を下げて、理想的なメタン濃度の時間変化パターンに近づけていくような操業制御を行えばよい。
生成されたメタンガス中のメタン濃度を求める方法は、特に限定されない。例えば、図1に示すように、メタン濃度測定器13を用いてメタンガス合成反応器11の出側におけるメタンガス中のメタン濃度を求めることができる。メタン濃度測定器13の種類も特に限定されず、公知の測定器を適用することができるが、例えば、ガスクロマトグラフを用いた測定器とすることができる。また、メタンガス中のメタン濃度は直接分析により求めなくてもよい。メタンガス合成反応器11中の反応率をほかの計測値、例えばメタンガス合成反応器11の温度や圧損などから推定できる場合は、生成されたメタンガス中のメタン濃度を直接分析せずに、物質バランス計算によってメタンガス中のメタン濃度を求めてもよい。
メタンガス合成反応器で合成する再生メタンガスは、高炉1に吹込む分だけ製造して余剰の高炉ガスを他設備の熱源などに利用するようにしてもよいし、図1に示すように再生メタンガスを高炉1に吹込む分以上に製造して、余剰の再生メタンガスを他設備で使用したり外販したりしてもよい。メタンガス合成反応器の原料ガスである高炉ガスと水素ガスとの流量比が同一であればメタンガス合成反応器11内の理論最大温度は変わらないので、高炉ガスと水素ガスの流量比を一定としたままガスの流量を増大させることで、余剰の再生メタンガスを製造することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るメタンガス生成装置の操業方法および高炉の操業方法では、高炉ガスを含む原料ガスを用いて生成されたメタンガス中のメタン濃度を求め、該メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて前記メタンガスの生成条件を調整する。これにより、メタンガス合成反応器11内のメタン濃度が調整されてメタン合成反応熱による触媒劣化が制御され、高炉1の操業スケジュールなどにより求められる触媒寿命に対応できるという効果が得られる。さらに、メタンガス合成反応器11に導入する希釈ガスはCO、CO、HおよびN等を含む高炉ガス、水素ガス、不活性ガスであり、これらは合成されたメタンともに高炉内に吹込まれた際に羽口先温度調整ガスや還元ガスとして機能するので、メタンガス合成反応器11の希釈ガスとしての役割を果たしたのちも無駄なく使用できるという効果が得られる。
図1~7に本発明の実施例にて用いた高炉および高炉附帯設備を模式的に示す。本実施例においては、送風ガス中の不活性ガス濃度を変えた発明例20~22を除き、高炉として、純酸素を送風する酸素高炉を想定している。高炉ガスの一部と外部から供給した水素ガスとからメタンガス合成反応器で再生メタンガスを製造し、該メタンガスを高炉の羽口から還元材として吹込む。そして高炉から発生した高炉ガスの一部は、再びメタン合成の原料としてメタンガス合成反応器に流入するフローが基本構成となっている。
発明例1~7は、図1に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。発明例1においては、メタンガス合成反応器の反応率は100%、高炉ガスと水素ガスとの流量比は製造される再生メタンガス中のメタン濃度が100%となるようにメタンガスの生成条件を調整した例である。この条件では、高炉ガスに含まれる不活性ガスはコークスに含まれている微量窒素に由来するものだけであり、高炉ガス中の不活性ガス濃度はほぼゼロである。水素ガスも不活性ガス濃度ゼロの純水素である。したがって再生メタンガス中の不活性ガス濃度はほぼゼロになる。このとき、メタンガス合成反応器内で発生しうる最大温度は、メタンガス合成反応器の冷却をゼロとした断熱条件下の反応後温度と考えることができるので、反応前後の熱物質バランス計算によってホットスポット温度を評価することができる。発明例1の条件でメタンガス合成反応器内における理論最大温度を計算すると、1412℃であった。
メタンガス合成反応器の運転条件を調整してこの理論最大温度を低下させることができれば、メタンガス合成反応器内のホットスポット温度が低下し、触媒寿命を延長することができる。このため、以降の発明例では、予め定められたメタン濃度の目標値に調整することで、メタンガス合成反応器内の理論最大温度を制御できるか否かを確認した。
[発明例2~6]
発明例2~6は、高炉ガスの流量比率を調整することで再生メタンガス中メタン濃度を低下させ、メタンガス合成反応器内の温度を低下させた操業例を示している。各発明例において、高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度とを表1に示す。
熱物質バランス計算による理論最大温度の算出方法を説明する。熱力学の原理から、メタンガス合成反応前後ではC、H、Oなどの各原子のモル流量が同一、かつ反応前後のエンタルピー流量も同一となる。したがって、まず、メタンガス合成反応器に流入する原料ガスのC、H、Oなどの各原子モル流量と反応率とから再生メタンガスに含まれる各成分のモル流量、すなわちメタン、水素などのモル流量をそれぞれ算出できる。続いて、算出された再生メタンガスの組成、流量に対して、反応前後でエンタルピー流量が同一になるという原理を用いることで、反応器の冷却が全く行われなかったと仮定した場合の再生メタンガスの温度、すなわち理論最大温度を算出できる。この計算にはメタンや水素など原料ガス、再生メタンガスに含まれる各成分の標準生成エンタルピーや比熱などの熱力学データが必要となるが、これは例えば米国国立標準技術研究所(NIST)がWeb公開している熱力学データNIST Chemistry webbookなどを用いればよい。
Figure 2023067262000002
発明例2~4は高炉ガスの流量比率を調整して水素ガスを過剰とした場合の操業例である。発明例2~4においては、この順で高炉ガスに対する水素ガスの比率を増加させた。発明例2~4では、メタンガス合成反応器の反応率はいずれも100%とした。発明例1では再生メタンガス中メタン濃度がほぼ100体積%であるのに対し、発明例2~4では再生メタンガス中メタン濃度を61.9体積%、39.2体積%、13.1体積%に低下させることができた。メタン濃度の低下に伴い理論最大温度が低下していき、発明例2~4における理論最大温度は、発明例1の1412℃から、それぞれ1275℃、1108℃、636℃まで低下した。これらの結果から、水素ガスの流量比率を高めることでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御することができることが確認された。
発明例5~7は高炉ガスの流量比率を調整して高炉ガスを過剰とした場合の操業例である。発明例5~7においては、この順で水素ガスに対する高炉ガスの比率を増加させた。発明例5~7ではメタンガス合成反応器の反応率はどのケースも100%とした。発明例1では再生メタンガス中のメタン濃度がほぼ100%であるのに対し、発明例5~7では再生メタンガス中のメタン濃度を78.6体積%、54.7体積%、26.9体積%に低下させることができた。メタン濃度の低下に伴い理論最大温度が低下していき、発明例5~7における理論最大温度は、発明例1の1412℃から、それぞれ1320℃、1162℃、830℃まで低下した。これらの結果から、高炉ガスの流量比率を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
[発明例8~10]
発明例8~10は、図2に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。これら発明例においては、メタンガス合成反応器の並列数を減らしてメタンガス合成反応器内における原料ガスの滞留時間を減らしてメタンガス合成反応器の反応率を下げた。この時の高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度を表2に示す。
Figure 2023067262000003
発明例8~10においては、この順でメタン合成反応の反応率を低下させた。再生メタンガス中のメタン濃度は反応率の低下に伴い下がっていき、発明例8~10における再生メタンガス中のメタン濃度は、66.3体積%、46.8体積%、18.1体積%となった。メタン濃度の低下に伴い理論最大温度も低下し、発明例8~10における理論最大温度は、発明例1の1412℃から、それぞれ1286℃、1157℃、744℃まで低下した。これらの結果から、メタンガス合成反応器の反応率を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
[発明例11~16]
発明例11~16は、図3に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。これら発明例においては、高炉ガス、水素ガスに不活性ガスを混合して、高炉ガス、水素ガスの不活性ガス濃度を上げた操業例を示している。この時の高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度を表3に示す。
Figure 2023067262000004
発明例11~13は高炉ガスに不活性ガスとして窒素を添加して原料ガス中の不活性ガス濃度を上げた操業例を示している。発明例11~13においては、この順で高炉ガスに対する窒素の濃度を増加させた。発明例11~13において、高炉ガス中の不活性ガス濃度は、それぞれ23.4体積%、52.1体積%、96.3体積%(高炉ガス濃度は76.6体積%、47.9体積%、3.7体積%)であった。メタンガス合成反応器の反応率はどの例においても100%とした。発明例11~13では再生メタンガス中メタン濃度を、それぞれ72.4体積%、43.4体積%、3.6体積%に低下させることができた。メタン濃度の低下に伴い理論最大温度が低下していき、発明例11~13における理論最大温度は発明例1の1412℃から、それぞれ1316℃、1128℃、230℃まで低下した。これらの結果から、原料ガス中の不活性ガス濃度を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
発明例14~16は水素ガスに不活性ガスとして窒素を添加して原料ガス中の不活性ガス濃度を上げた操業例を示している。発明例14~16においては、この順で水素ガスに対する窒素の濃度を増加させた。発明例14~16において、水素ガス中不活性ガス濃度はそれぞれ7.6体積%、29.5体積%、43.2体積%(水素ガス濃度は92.4体積%、70.5体積%、56.8体積%)であった。メタンガス合成反応器の反応率はどのケースも100%とした。発明例14~16では、再生メタンガス中メタン濃度を、それぞれ72.4体積%、22.3体積%、3.6体積%に低下させることができた。メタン濃度の低下に伴い理論最大温度が低下していき、発明例14~16における理論最大温度は発明例1の1412℃から、それぞれ1316℃、842℃、230℃まで低下した。これらの結果から、原料ガス中の不活性ガス濃度を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
[発明例17~19]
発明例17~19は、図4に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。発明例17~19においては、メタンガス合成反応器の原料ガスとして、高炉ガスおよび水素ガスに加えてアンモニアガスを流入させた操業例を示している。各発明例における高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度を表4に示す。
Figure 2023067262000005
発明例17は、メタンガス合成反応器の原料ガスとして高炉ガス、水素ガス、アンモニアを用いた操業例である。この操業例では、アンモニアが反応器内で分解して生じる水素ガス分を考慮して高炉ガス、水素ガス流量を調整してあるので、反応後の再生メタンガス中にはCO/COガスおよび水素ガスは残留しないようになっている。発明例18は、アンモニアガスの分解反応によって生じる水素により、メタン合成反応の原料水素ガスを全て代替するようにした操業例であり、高炉ガス、アンモニアのみを原料ガスとしてメタンガス合成反応器に流入させており、水素ガスの流入はゼロである。発明例19は、アンモニアを過剰にメタンガス合成反応器に投入した操業例であり、この場合は、水素ガスの投入量をゼロにしても水素が余り、結果として合成後の再生メタンガス中に水素が残留した。発明例17~19のどの条件においても、アンモニアの分解反応によって生じた窒素が再生メタンガス中に残るので、この窒素によりメタン濃度が低下した。発明例17~19において、再生メタンガス中メタン濃度は72.4体積%、41.7体積%、35.3体積%であった。メタン濃度の低下に伴い理論最大温度が低下していき、発明例17~19における理論最大温度は発明例1の1412℃から、それぞれ1171℃、574℃、482℃まで低下した。これらの結果から、原料ガスにアンモニアガスを添加量を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
[発明例20~22]
発明例20~22は、図5に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。これら発明例においては、送風ガス中の不活性ガス濃度を上げている。これらの発明において、高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度を表5に示す。
Figure 2023067262000006
発明例20~22においては、この順で送風ガス中の酸素濃度を低下させた。すなわち、発明例20~22においては、この順で送風ガス中の窒素濃度を上げていく操作を行った。発明例1では高炉ガス中の不活性ガス濃度はほぼゼロであったが、送風ガス中の窒素濃度の増加にともない、発明例20~22においては、高炉ガス中の窒素濃度は11.6体積%、31.6体積%、57.8体積%と増加していった。この結果、再生メタンガス中メタン濃度は送風ガス中の窒素濃度の増加に伴って低下していき、発明例20~22における再生メタンガス中メタン濃度は、それぞれ86.1体積%、66.0体積%、40.0体積%となった。これに伴い理論最大温度も低下していき、発明例20~22における理論最大温度は、発明例1の1412℃から、それぞれ1367℃、1272℃、1115℃まで低下した。これらの結果から、高炉の送風ガス中の不活性ガス濃度を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
[発明例23~24]
発明例23、24は、図6に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。これら発明例においては、羽口の吹込みランスから不活性ガスとして窒素ガスを吹込んで、羽口に吹込む不活性ガス量を増加させている。これら発明例の高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度を表6に示す。
Figure 2023067262000007
発明例23、24においては、この順で高炉羽口に吹込む窒素ガス量を増加させた。発明例1では高炉ガス中の不活性ガス濃度はほぼゼロであったが、窒素ガスの吹込み量の増加にともない、発明例23、24における高炉ガス中の窒素濃度はそれぞれ11.6体積%、31.6体積%と増加していった。この結果、再生メタンガス中メタン濃度は送風ガス中の窒素濃度の増加に伴って低下していき、発明例23、24において、再生メタンガス中メタン濃度はそれぞれ86.1体積%、66.0体積%となった。これに伴い理論最大温度も低下していき、発明例23、24における理論最大温度は発明例1の1412℃から、それぞれ1367℃、1272℃まで低下した。これらの結果から、高炉の羽口に吹込む不活性ガスの量を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒の劣化速度を制御できることが確認された。
[発明例25、26]
発明例25、26は、図7に示した高炉および高炉附帯設備を用いた高炉操業例である。これら発明例においては、羽口からアンモニアを吹込んでいる。これらの発明例において、高炉およびメタンガス合成反応器の操業条件と、熱物質バランス計算により算出した反応器の理論最大温度を表7に示す。
Figure 2023067262000008
発明例25、26においては、この順で高炉の羽口に吹込むアンモニア量を増加させた。発明例1では高炉ガス中の不活性ガス濃度はほぼゼロであったが、アンモニアの吹込み量の増加にともない、発明例25、26における高炉ガス中の窒素濃度は8.3体積%、10.6体積%と増加していった。この結果、再生メタンガス中のメタン濃度は送風ガス中の窒素濃度の増加にともない低下していき、発明例25、26において、再生メタンガス中のメタン濃度は89.6体積%、86.9体積%となった。これに伴い理論最大温度も低下していき、発明例25、26における理論最大温度は発明例1の1412℃から、それぞれ1381℃、1372℃まで低下した。これらの結果から、高炉の羽口に吹込むアンモニアの量を調整することでメタンガス合成反応器の理論最大温度を制御でき、触媒寿命を制御できることが確認された。
1:高炉
2:羽口
3:メタンガス生成装置
4:ガス吹込み装置
7:バーナー
11:メタンガス合成反応器
12:流量比調整器
13:メタン濃度測定器
14:吹込み装置

Claims (15)

  1. 高炉から排出される高炉ガスを含む原料ガスからメタンガス合成反応器を用いてメタンガスを生成する工程と、
    前記メタンガス中のメタン濃度を求める工程と、
    前記メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて前記メタンガスの生成条件を調整する工程と、を有する、メタンガス生成装置の操業方法。
  2. 前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程で生成されるメタンガスのメタン濃度を調整する、請求項1に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
  3. 前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程において前記メタンガス合成反応器に導入する前記高炉ガスの流量比率を調整する、請求項1または2に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
  4. 前記原料ガスはさらに水素ガスを含み、前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程において前記メタンガス合成反応器に導入する前記水素ガスの流量比率を調整する、請求項1から3のいずれか1項に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
  5. 前記比較に基づいて、前記メタンガスを生成する工程におけるメタン合成反応の反応率を調整する、請求項1から4のいずれか1項に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
  6. 前記原料ガスはさらに不活性ガスを含み、前記比較に基づいて前記原料ガス中の該不活性ガス濃度を調整する、請求項1から5のいずれか1項に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
  7. 前記比較に基づいて前記原料ガスに添加するアンモニアの量を調整する、請求項1から6のいずれか1項に記載のメタンガス生成装置の操業方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のメタンガス生成装置の操業方法を用いる高炉の操業方法であって、
    前記高炉に高炉原料を装入する工程と、
    前記高炉に送風ガスおよび還元材を吹込む工程と、
    前記高炉から前記高炉ガスを排出する工程と、
    を有し、前記還元材の少なくとも一部に前記メタンガスを用いる、高炉の操業方法。
  9. 前記比較に基づいて、高炉の操業条件を調整する、請求項8に記載の高炉の操業方法。
  10. 前記比較に基づいて前記送風ガス中の不活性ガス濃度を調整する、請求項9に記載の高炉の操業方法。
  11. 前記高炉にさらに不活性ガスを吹込み、前記比較に基づいて該不活性ガスの吹込み量を調整する、請求項9または10に記載の高炉の操業方法。
  12. 前記高炉にさらにアンモニアを吹込み、前記比較に基づいて該アンモニアの吹込み量を調整する、請求項9から11のいずれか1項に記載の高炉の操業方法。
  13. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のメタンガス生成装置の操業方法を用いた、メタンガスの製造方法。
  14. 請求項8から12のいずれか1項に記載の高炉の操業方法を用いた、溶銑の製造方法。
  15. 高炉ガスを含む原料ガスからメタンガスを生成するメタンガス生成装置であって、
    前記原料ガスからメタンガスを生成するメタンガス合成反応器と、
    生成された前記メタンガス中のメタン濃度を取得するメタン濃度測定器と、
    前記メタン濃度と予め定められたメタン濃度の目標値との比較に基づいて前記メタンガスの生成条件を調整する制御装置と、
    を備える、メタンガス生成装置。
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