JP2023050396A - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被着体の第1面と第2面とを保護するためのランニングコストが増大することを防止することができるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供すること。【解決手段】所定のエネルギーによって変形可能な接着シートASを供給する供給手段10と、供給手段10で供給された接着シートASが被着体WKにおける第1面WK1の外縁WKEからはみ出したはみ出し領域ASHを形成するように、接着シートASを第1面WK1に押圧して貼付する押圧手段20と、はみ出し領域ASHに所定のエネルギーを付与して変形させ、当該はみ出し領域ASHを第1面WK1とは異なる第2面WK2方向に折り曲げて、当該はみ出し領域ASHを第2面WK2に貼付する折り曲げ貼付手段30とを備えたシート貼付装置EAにおいて、接着シートASは、異なる複数のエネルギーが付与されることで、各エネルギーに対応した所定の変形を起こし、折り曲げ貼付手段30は、はみ出し領域ASHに異なる複数のエネルギーを付与するエネルギー付与手段31を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、シート貼付装置およびシート貼付方法に関する。
接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-162634号公報
特許文献1に記載されたシート貼付装置10(シート貼付装置)では、保護テープAと保護テープBとの2つの材料によって、ウェハW(被着体)の第1面と当該第1面とは異なる第2面とを保護する構成であるため、第1面と第2面とを保護するためのランニングコストが増大するという不都合を発生する。
本発明の目的は、被着体の第1面と第2面とを保護するためのランニングコストが増大することを防止することができるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、第1面に貼付した接着シートのはみ出し領域を変形させ、当該はみ出し領域を当該第1面とは異なる第2面方向に折り曲げて貼付するので、被着体の第1面と第2面とを保護するための接着シートが1枚で事足りる。従って、被着体の第1面と第2面とを保護するためのランニングコストが増大することを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るシート貼付装置の説明図および同装置の動作説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
本発明のシート貼付装置EAは、所定のエネルギーとしての熱によって変形可能な接着シートASを供給する供給工程を実施する供給手段10と、供給手段10で供給された接着シートASが被着体WKにおける第1面WK1の外縁WKEからはみ出したはみ出し領域ASHを形成するように、接着シートASを第1面WK1に押圧して貼付する押圧工程を実施する押圧手段20と、はみ出し領域ASHに熱を付与して変形させ、当該はみ出し領域ASHを第1面WK1とは異なる第2面WK2方向に折り曲げて、当該はみ出し領域ASHを第2面WK2に貼付する折り曲げ貼付工程を実施する折り曲げ貼付手段30と、はみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導する誘導工程を実施する誘導手段40と、はみ出し領域ASHを第2面WK2に押圧するはみ出し領域押圧工程を実施するはみ出し領域押圧手段50とを備え、押圧手段20と被着体WKとを相対移動させる移動工程を実施する移動手段60の近傍に配置されている。
なお、接着シートASは、異なる複数のエネルギーとしての第1エネルギーおよび第2エネルギーが付与されることで、各エネルギーに対応した所定の変形を起こすものとなっている。具体的には、接着シートASは、第1エネルギーとしての80℃の熱によって収縮を伴って第1変形を起こす第1基材BS1と、当該第1基材BS1上に積層され、第2エネルギーとしての150℃の熱によって収縮を伴って第2変形を起こす第2基材BS2と、当該第2基材BS2上に積層された接着剤層ADとを備えている。
また、本実施形態では、基準位置WKRを中心とする円形形状の被着体WKが採用されている。
供給手段10は、接着シートASが帯状の剥離シートRLに仮着された原反RSを支持する支持ローラ11と、原反RSを案内するガイドローラ12と、剥離縁13Aで剥離シートRLを折り返し、当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段としての剥離板13と、駆動機器としての回動モータ14Aの図示しない出力軸に支持され、ピンチローラ14Bとで剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ14と、図示しない駆動機器の出力軸に支持され、シート貼付装置EAの自動運転が行われている間、ピンチローラ14Bとの間に存在する剥離シートRLに常に所定の張力を付与し、当該剥離シートRLを回収する回収手段としての回収ローラ15とを備えている。
押圧手段20は、押圧ローラ21を備えている。
折り曲げ貼付手段30は、はみ出し領域ASHに異なる複数のエネルギーとしての80℃の熱と150℃の熱を付与するエネルギー付与手段31と、Z軸と平行な直線である中心線CLを中心とした円環形状に設けられた送風ヘッド32とを備えている。
エネルギー付与手段31は、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の図示しない加熱機器で大気やガス等の気体を加熱して第1熱気AR1を生成し、当該第1熱気AR1を配管31Cを介して送風することで、はみ出し領域ASHを80℃に加熱可能な第1熱気送風手段31Aと、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の図示しない加熱機器で大気やガス等の気体を加熱して第2熱気AR2を生成し、当該第2熱気AR2を配管31Dを介して送風することで、はみ出し領域ASHを150℃に加熱可能な第2熱気送風手段31Bを備えている。
送風ヘッド32は、配管31C、31Dを介して送風された第1、第2熱気AR1、AR2を噴出する環状の噴出口32Bが形成された環状ノズル32Aを備えている。
誘導手段40は、駆動機器としての直動モータ41と、ブラケット42を介して直動モータ41の出力軸41Aに支持され、中心線CLを中心とした円環形状に設けられた誘導ヘッド43とを備えている。
誘導ヘッド43の内壁43Aには、配管43Bを介して第2熱気送風手段31Bから送風された第2熱気AR2を噴出する環状の噴出口43Cが形成されている。
はみ出し領域押圧手段50は、ブラケット51Aを介して誘導ヘッド43に支持された駆動機器としての直動モータ51と、その出力軸51Bに支持された円環形状の押圧部材52とを備えている。
移動手段60は、駆動機器としてのリニアモータ61のスライダ61Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能な保持面62Aを有する支持テーブル62と、保持面62Aに形成された凹部62B内に配置された駆動機器としての直動モータ63と、その出力軸63Aに支持され、上面が減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段(保持手段)によって吸着保持が可能な保持面64Aとされたリフトテーブル64とを備えている。なお、保持面62Aには、接着シートASが接着しない、または、接着シートASが接着しても当該接着シートASを剥がすことが可能なフッ素樹脂やシリコーン樹脂等の不接着材が積層されている。
以上のシート貼付装置EAの動作を説明する。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EAに対し、当該シート貼付装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、供給手段10が回動モータ14Aを駆動し、原反RSを繰り出して先頭の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、回動モータ14Aの駆動を停止する。次いで、使用者または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が、図1(A)に示すように、基準位置WKRがリフトテーブル中心64Rと重なるように、被着体WKを保持面62A、64A上に載置すると、移動手段60が図示しない減圧手段を駆動し、当該保持面62A、64Aでの吸着保持を開始する。
その後、移動手段60がリニアモータ61を駆動し、支持テーブル62を左方へ移動させ、被着体WKが供給手段10に対する所定の位置に到達すると、当該供給手段10が回動モータ14Aを駆動し、被着体WKの移動速度に合わせて原反RSを繰り出す。これにより、接着シートASが剥離シートRLから剥離され、当該剥離シートRLから剥離された接着シートASは、押圧ローラ21によって被着体WKに押圧され、図1(A)中二点鎖線で示すように、はみ出し領域ASHを形成するように第1面WK1に貼付される。次に、先頭の接着シートAS全体が被着体WKに貼付され後、当該先頭の接着シートASに続く次の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、供給手段10が回動モータ14Aの駆動を停止する。そして、図1(A)中二点鎖線で示すように、リフトテーブル中心64R(基準位置WKR)が中心線CLと一致すると、移動手段60がリニアモータ61の駆動を停止し、被着体WKの左方への移動を停止した後、図示しない減圧手段の駆動を停止し、保持面62Aでの吸着保持を解除する。
次いで、図1(A)中二点鎖線で示すように、移動手段60が直動モータ63を駆動し、リフトテーブル64を上昇させた後、図1(B)に示すように、折り曲げ貼付手段30が第1熱気送風手段31Aを駆動し、噴出口32Bからはみ出し領域ASHに第1熱気AR1を吹き付ける。これにより、はみ出し領域ASHに位置する第1基材BS1が収縮を伴って第1変形を起こし、図1(B)中実線で示すように、当該はみ出し領域ASHが被着体WKの外縁WKEから下方に垂れ下がる。なお、接着剤層ADは、第1変形の際、第2面WK2に接触してもよいし、接触しなくてもよい。その後、折り曲げ貼付手段30が第1熱気送風手段31Aの駆動を停止した後、第2熱気送風手段31Bを駆動し、配管31Dを介して噴出口32Bからはみ出し領域ASHに第2熱気AR2を吹き付ける。これにより、はみ出し領域ASHに位置する第2基材BS2が収縮を伴って第2変形を起こし、図1(B)中二点鎖線で示すように、当該はみ出し領域ASHが第2面WK2に貼り付いて一体物UPが形成される。次に、移動手段60が直動モータ63を駆動し、リフトテーブル64を下降させて初期位置に復帰させる。
なお、接着シートASの特性、特質、性質、材質、組成、構成、形状、寸法および重量や、雰囲気の条件、その他の要因等の諸条件等(以下、「特性等」という)によっては、第1変形や第2変形を起こす際、はみ出し領域ASHが所望の方向に変形しない場合がある。つまり、本実施形態でいうと、下方に折れ曲がることなく上方に折れ曲がる場合があれば、誘導手段40によって、はみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導する誘導工程を行ってもよい。この誘導工程は、第1基材BS1が第1熱気AR1によって第1変形を起こし始めると、誘導手段40が直動モータ41を駆動し、図1(C)に示すように、誘導ヘッド43を下降させてその内周面43A内にはみ出し領域ASHを入り込ませ、当該はみ出し領域ASHが上方に折れ曲がるように変形することを抑制する。はみ出し領域ASHが誘導ヘッド43の内周面43A内に入り込むと、折り曲げ貼付手段30が第2熱気送風手段31Bを駆動し、噴出口43Cからはみ出し領域ASHに第2熱気AR2を吹き付ける。これにより、第2基材BS2が第2変形を起こし、図1(C)中二点鎖線で示すように、はみ出し領域ASHが第2面WK2に貼り付く(以上が「誘導工程」)。
ここで、接着シートASの特性等によっては、はみ出し領域ASHが第2面WK2に接触するまで折れ曲がらない場合や、はみ出し領域ASHが第2面WK2に接触するまで折れ曲がったとしても、押圧力不足で所定の接着力が得られない場合や、念のためにはみ出し領域ASHを第2面WK2に押圧しておきたい場合等があれば、はみ出し領域押圧手段50によって、はみ出し領域ASHを第2面WK2に押圧する以下のはみ出し領域押圧工程を行ってもよい。このはみ出し領域押圧工程は、リフトテーブル64が下降した後、はみ出し領域押圧手段50が直動モータ51を駆動して押圧部材52を下降させ、図1(D)に示すように、押圧部材52と保持面62Aとではみ出し領域ASHを第2面WK2に押圧する。これにより、はみ出し領域ASHは、被着体WKの第2面WK2により確実に貼付される(以上が「はみ出し領域押圧工程」)。
そして、折り曲げ貼付手段30が第2熱気送風手段31Bの駆動を停止し、誘導手段40およびはみ出し領域押圧手段50がそれぞれ直動モータ41、51を駆動して誘導ヘッド43および押圧部材52を初期位置に復帰させる。次いで、移動手段60が図示しない減圧手段の駆動を停止し、保持面64Aでの吸着保持を解除した後、使用者または図示しない搬送手段が一体物UPを次工程に搬送すると、リニアモータ61を駆動し、支持テーブル62を初期位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、第1面WK1に貼付した接着シートASのはみ出し領域ASHを変形させ、当該はみ出し領域ASHを当該第1面WK1とは異なる第2面WK2方向に折り曲げて貼付するので、被着体WKの第1面WK1と第2面WK2とを保護するための接着シートASが1枚で事足りる。従って、被着体WKの第1面WK1と第2面WK2とを保護するためのランニングコストが増大することを防止することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、供給手段は、所定のエネルギーによって変形可能な接着シートを供給可能なものであればどんなものでもよく、出願当初の技術常識に照らし合わせてその技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
供給手段10は、帯状の剥離シートRLに仮着された帯状の接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込が形成されることで、その切込で仕切られた所定の領域が接着シートASとされた原反RSを繰り出してから当該接着シートASを剥離して供給してもよいし、帯状の剥離シートRLに帯状の接着シート基材が仮着された帯状接着シート原反を採用し、当該帯状接着シート原反を繰り出す途中で、接着シート基材に閉ループ状または短寸幅方向全体の切込を切断手段としての切断刃で形成し、その切込で仕切られた所定の領域が接着シートASとされた原反RSから接着シートASを剥離して供給してもよいし、帯状の剥離シートRLに帯状の接着シートASが仮着された原反RSから当該帯状の接着シートASを剥離して供給してもよいし、巻回されることなく、例えばファンフォールド折りにされた原反RSから接着シートASを剥離して供給してもよいし、巻回することなく、例えばファンフォールド折りにしたり、シュレッダ等で切り刻んだり、無造作に集積したりして剥離シートRLを回収する回収手段を採用してもよいし、回収手段を採用しなくてもよいし、剥離シートRLに仮着されていない接着シートASを繰り出して供給してもよい。
押圧手段20は、接着シートASの外縁全部がはみ出し領域ASHとなるように、当該接着シートASを第1面WK1に貼付してもよいし、接着シートASの外縁の一部がはみ出し領域ASHとなるように、当該接着シートASを第1面WK1に貼付してもよい。
折り曲げ貼付手段30は、送風ヘッド32が円環形状でなく、四角形や八角形等の多角環形状や楕円環形状等でもよいし、環状ノズル32Aに代えて複数のノズルを備えていてもよいし、変形するはみ出し領域ASHの位置に合わせて噴出口32Bを例えば、上下方向に複数設けてもよいし、変形するはみ出し領域ASHの位置に合わせて噴出口32Bが例えば、上下方向に移動する構成としてもよいし、はみ出し領域ASHに対し、第2エネルギーを付与した後に第1エネルギーを付与してもよいし、第1エネルギーと第2エネルギーとを同時に付与してもよいし、噴出口32Bが環状のものではなく、複数または単数の孔であってもよいし、第1熱気AR1の温度は、はみ出し領域ASHを第1変形可能な温度(上記の実施形態では80℃)でもよいし、はみ出し領域ASHを第1変形可能な温度よりも高い温度(上記の実施形態では85℃や100℃等)でもよいし、第2熱気AR2の温度は、はみ出し領域ASHを第2変形可能な温度(上記の実施形態では150℃)でもよいし、はみ出し領域ASHを第2変形可能な温度よりも高い温度(上記の実施形態では160℃や180℃等)でもよいし、はみ出し領域ASHを第1変形可能な温度(上記の実施形態では80℃またはそれ以上の温度)にまで加熱した環状部材を当該はみ出し領域ASHに当接させ、当該はみ出し領域ASHを第1変形させてもよいし、はみ出し領域ASHを第2変形可能な温度(上記の実施形態では150℃またはそれ以上の温度)にまで加熱した環状部材を当該はみ出し領域ASHに当接させ、当該はみ出し領域ASHを第2変形させてもよいし、はみ出し領域ASHを第1変形可能な温度にまで加熱した環状部材をはみ出し領域ASHに当接させた状態で下降させる構成とし、当該環状部材を誘導手段として機能させてもよいし、はみ出し領域ASHを第2変形可能な温度にまで加熱した環状部材をはみ出し領域ASHに当接させた状態で下降させる構成とし、当該環状部材を誘導手段として機能させてもよいし、第2熱気送風手段31Bを誘導手段40と共有しなくてもよいし、接着シートASに付与する熱は、加熱した水、オイル、ジェル等の流体でもよく、第1、第2熱気AR1、AR2や流体の温度は、接着シートASの特性等を考慮して使用者が任意に決定することができるし、接着シートASに付与する所定のエネルギーとして、紫外線、赤外線、可視光線、音波、X線またはガンマ線等の電磁波や、熱湯や熱風等の熱を付与するものでもよく、接着シートASの特性、特質、性質、材質、組成および構成等を考慮して任意に決定することができるし、第1、第2エネルギー以外に、第3エネルギーや第4エネルギー等のさらに多くのエネルギーを付与する構成としてもよく、接着シートASの特性、特質、性質、材質、組成および構成等を考慮して付与するエネルギーの数を任意に決定することができる。
誘導手段40は、誘導ヘッド43に代えてまたは併用して、大気やガス等の気体や第1、第2熱気AR1、AR2を吹き付けてはみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導してもよいし、駆動機器の出力部で支持したブラシや板状部材等をはみ出し領域ASHに押し付け、当該はみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導する構成でもよいし、第2熱気送風手段31Bを折り曲げ貼付手段30と共有することなく、独自の第2熱気送風手段を備えていてもよいし、誘導ヘッド43が円環形状でなく、四角形や八角形等の多角環形状や楕円環形状等でもよいし、噴出口43Cから第2熱気AR2を噴出することなく、例えば、冷気、熱気または常温気体を噴出する第2熱気送風手段31Bとは異なる別の送風手段を採用し、当該送風手段で噴出した気体ではみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導する構成としてもよいし、第2熱気AR2や冷気等を噴出する構成がなくてもよいし、第2熱気AR2を噴出する構成や別の送風手段に代えて、または併用して、駆動機器の出力部で支持したブラシや板状部材等をはみ出し領域ASHに押し付け、当該はみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導する構成を採用してもよいし、誘導ヘッド43に代えて送風ヘッド32から噴出される第1、第2熱気AR1、AR2が通り抜ける孔や隙間を備えた誘導ヘッドを採用し、はみ出し領域ASHに吹き付けられる送風ヘッド32からの第1、第2熱気AR1、AR2を遮ることなく、はみ出し領域ASHを第2面WK2方向に誘導してもよいし、噴出口43Cが環状でなく、複数または単数の孔でもよいし、第1、第2変形によってはみ出し領域ASHが所望の方向に変形する場合でも誘導動作を行ってもよいし、本発明のシート貼付装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよい。
はみ出し領域押圧手段50は、直動モータ51および押圧部材52を採用することなく、直動モータ63およびリフトテーブル64を移動手段60と共有し、リフトテーブル64が初期位置に復帰する力ではみ出し領域ASHを被着体WKに押圧するはみ出し領域押圧工程を実施してもよいし、折り曲げ貼付手段30による折り曲げだけで、第2面WK2に対するはみ出し領域ASHの接着力が所定の接着力となった場合でも、はみ出し領域押圧工程を行ってもよいし、はみ出し領域押圧工程を行わなくてもよいし、本発明のシート貼付装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよい。
移動手段60は、支持テーブル62を移動させることなくまたは移動させつつ、供給手段10や押圧手段20を移動させ、被着体WKに接着シートASを貼付してもよいし、はみ出し領域ASHを被着体WKとで挟み込んだ際(図1(D)参照)、当該はみ出し領域ASHが当接する保持面62Aの位置に、折り曲げ貼付手段30が付与する所定のエネルギーと同等の所定のエネルギーを付与するエネルギー付与手段を配置してもよいし、被着体WKの外縁がはみ出る大きさの保持面64Aを有する支持テーブル64を採用し、リフトテーブル64で被着体WKを持ち上げることなく、折り曲げ貼付手段30が第2面WK2にはみ出し領域ASHを貼付可能な構成を採用してもよいし、リフトテーブル64を採用することなく、他の駆動機器で被着体WKを持ち上げるように構成し、折り曲げ貼付手段30が第2面WK2にはみ出し領域ASHを貼付可能な構成を採用してもよいし、本発明のシート貼付装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよい。
シート貼付装置EAは、被着体WKに複数の接着シートASを貼付してもよいし、上下反転して配置したり横向きに配置したりして、被着体WKに接着シートASを貼付してもよい。
接着シートASは、例えば、60℃や200℃等、80℃以外の熱によって第1変形を起こすものでもよいし、紫外線、赤外線、可視光線、音波、X線またはガンマ線等の電磁波や、熱湯や熱風等の第1エネルギーによって第1変形を起こすものでもよいし、第1エネルギーによって収縮を伴って第1変形を起こすものでもよいし、膨張を伴って第1変形を起こすものでもよいし、収縮も膨張も伴うことなく第1変形を起こすものでもよいし、例えば、50℃や100℃等、150℃以外の熱によって第2変形を起こすものでもよいし、紫外線、赤外線、可視光線、音波、X線またはガンマ線等の電磁波や、熱湯や熱風等の第2エネルギーによって第2変形を起こすものでもよいし、第2エネルギーによって収縮を伴って第2変形を起こすものでもよいし、膨張を伴って第2変形を起こすものでもよいし、収縮も膨張も伴うことなく第2変形を起こすものでもよいし、例えば、第1基材BS1が第1エネルギーとしての紫外線によって第1変形を起こし、第2基材BS2が第2エネルギーとしての赤外線によって第2変形を起こすものでもよいし、第1基材BS1が第1エネルギーとしてのX線によって第1変形を起こし、第2基材BS2が第2エネルギーとしての冷気によって第2変形を起こすもの等でもよく、第1エネルギーと第2エネルギーとの組み合わせはどのような組み合わせでもよいし、第2基材BS2上に第1基材BS1が積層され、当該第1基材BS1上に接着剤層ADが積層されたものでもよいし、第1基材BS1と第2基材BS2との間に1または複数の基材が積層されていてもよいし、接着剤層ADと第1基材BS1または第2基材BS2との間に1または複数の基材が積層されていてもよいし、第1基材BS1と第2基材BS2と接着剤層ADとが積層され、当該接着剤層ADが積層された面の反対側の面に1または複数の基材が積層されていてもよいし、例えば、1つの基材上に接着剤層ADが積層された2層構造とされ、この1つの基材が第1エネルギーで第1変形を起こすものとされ、接着剤層ADが第2エネルギーで第2変形を起こすものとされてもよいし、1つの基材に第1エネルギーで第1変形を起こす物質と第2エネルギーで第2変形を起こす物質との両方が含まれたもの等であってもよいし、接着剤層ADのみの1層構造とされ、この接着剤層ADに第1エネルギーで第1変形を起こす物質と第2エネルギーで第2変形を起こす物質との両方が含まれたもの等であってもよいし、第1、第2エネルギー以外に、第3エネルギーや第4エネルギー等のさらに多くのエネルギーが付与されることで第3変形や第4変形等のさらに多くの変形を起こすものでもよい。
シート貼付装置EAは、中央部に孔が形成されることで環状とされた接着シートASを採用し、被着体WKにおける第1面WK1の外縁部と第2面WK2の外縁部とに当該接着シートASを貼付するものでもよい。
被着体WKは、第2面WK2が第1面WK1の背面側に位置する背面となるものでもよいし、第2面WK2が第1面WK1と背面との間に位置する側面等、第1面WK1と異なる面であればどのような面となるものでもよい。
本発明における接着シートASおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASおよび被着体WKは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、接着シートASは、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着シートASが採用された場合は、当該接着シートASを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、このような接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層とが積層された2層のもの、基材と接着剤層との間に1または複数の中間層が積層された3層または3層以上のもの、基材の上面に1または複数のカバー層が積層された3層または3層以上のもの、基材、中間層またはカバー層が剥離可能に設けられたもの、接着剤層のみからなる単層の両面接着シート、1または複数の中間層の両最外面に接着剤層が積層された両面接着シート等、どのようなものでもよい。さらに、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ブラシ状部材の他、大気やガス等の気体の吹き付けによるものを採用してもよいし、押圧するものをゴム、樹脂、スポンジ等の変形可能な部材で構成してもよいし、金属や樹脂等の変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
EA…シート貼付装置
10…供給手段
20…押圧手段
30…折り曲げ貼付手段
31…エネルギー付与手段
40…誘導手段
50…はみ出し領域押圧手段
AS…接着シート
ASH…はみ出し領域
WK…被着体
WK1…第1面
WK2…第2面
WKE…外縁

Claims (4)

  1. 所定のエネルギーによって変形可能な接着シートを供給する供給手段と、
    前記供給手段で供給された前記接着シートが被着体における第1面の外縁からはみ出したはみ出し領域を形成するように、前記接着シートを前記第1面に押圧して貼付する押圧手段と、
    前記はみ出し領域に前記所定のエネルギーを付与して変形させ、当該はみ出し領域を前記第1面とは異なる第2面方向に折り曲げて、当該はみ出し領域を前記第2面に貼付する折り曲げ貼付手段とを備えたシート貼付装置において、
    前記接着シートは、異なる複数のエネルギーが付与されることで、各エネルギーに対応した所定の変形を起こし、
    前記折り曲げ貼付手段は、前記はみ出し領域に異なる複数のエネルギーを付与するエネルギー付与手段を備えていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記はみ出し領域を前記第2面方向に誘導する誘導手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記はみ出し領域を前記第2面に押圧するはみ出し領域押圧手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート貼付装置。
  4. 所定のエネルギーによって変形可能な接着シートを供給する供給工程と、
    前記供給工程で供給された前記接着シートが被着体における第1面の外縁からはみ出したはみ出し領域を形成するように、前記接着シートを前記第1面に押圧して貼付する押圧工程と、
    前記はみ出し領域に前記所定のエネルギーを付与して変形させ、当該はみ出し領域を前記第1面とは異なる第2面方向に折り曲げて、当該はみ出し領域を前記第2面に貼付する折り曲げ貼付工程とを実施するシート貼付方法において、
    前記接着シートは、異なる複数のエネルギーが付与されることで、各エネルギーに対応した所定の変形を起こし、
    前記折り曲げ貼付工程では、前記はみ出し領域に異なる複数のエネルギーを付与するエネルギー付与工程を行うことを特徴とするシート貼付方法。
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