JP2023050071A - メタ光学デバイス、光学システム、および収差補正の方法 - Google Patents

メタ光学デバイス、光学システム、および収差補正の方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 メタサーフェスを含む光学デバイスを提供する。【解決手段】 メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含む。メタ構造のそれぞれは、少なくとも第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含む。第1の屈折率と第2の屈折率は異なる。【選択図】 図2A

Description

本発明は、光学デバイスに関するものであり、特に、メタサーフェスを含む光学デバイスに関するものである。
近年、メタサーフェスは光学の分野で大きな注目を集めている。例えば、CMOSイメージセンサ(CIS)などのイメージセンサと組み合わせて用いられることができる。CIS製品は、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、Webカメラ、ノートブックセキュリティデバイス、自動車、および医療機器で用いられることができる。メタサーフェスは、電磁波(例えば、入射波)の特性を操作することができる。例えば、メタサーフェスは、レンズ、偏光子、ビーム整形装置、および可変(tunable)位相変調器として用いられることができる。また、メタサーフェスは、球面収差、色収差などを含む収差を補正するように設計されることができる。従って、画質を向上させることができる。
メタサーフェスを含む光学デバイスを提供する。
いくつかの実施形態によれば、メタ光学デバイスが提供される。メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含む。メタ構造のそれぞれは、少なくとも第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含む。第1の屈折率と第2の屈折率は異なる。
いくつかの実施形態では、第1の屈折率と第2の屈折率間の差は、0.1~2.5の間である。また、第1の屈折率と第2の屈折率間の差は、0.3~2.0の間である。また、第1の屈折率と第2の屈折率間の差は、0.5~1.8の間である。いくつかの実施形態では、メタ構造は誘電体材料を含む。いくつかの実施形態では、積層は、第3の屈折率を有する第3の層をさらに含み、第3の屈折率は第2の屈折率と異なり、第2の層は第1の層と第3の層の間に位置する。いくつかの実施形態では、第2の屈折率は、第1の屈折率および第3の屈折率より大きい。いくつかの実施形態では、第1の屈折率は、第3の屈折率と等しい。
いくつかの実施形態では、第1の層の第1の厚さは、第2の層の第2の厚さと異なる。いくつかの実施形態では、第1の厚さおよび第3の層の第3の厚さは、第2の厚さより大きい。いくつかの実施形態では、第1の厚さは第3の厚さと等しい。いくつかの実施形態では、メタ構造のそれぞれは、10以下のアスペクト比を有する。いくつかの実施形態では、メタ構造のそれぞれは、上面視で、円形、楕円形、多角形、または中空多角形である形状を有する。いくつかの実施形態では、メタ構造は、長方形または六角形のアレイに配置されるいくつかの実施形態では、メタ構造は、異なる幾何形状、サイズ、または配向を含む。いくつかの実施形態では、積層は、第1の屈折率を有する複数の奇数層、および第2の屈折率を有する複数の偶数層をさらに含む。
いくつかの実施形態によれば、光学システムが提供される。光学システムは、イメージセンサおよびメタ光学デバイスを含む。イメージセンサは、複数のマイクロレンズ、およびマイクロレンズの下に配置された複数のカラーフィルタを含む。メタ光学デバイスは、カラーフィルタの上に配置される。メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含み、メタ構造のそれぞれは、第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含む。第1の屈折率および第2の屈折率は異なる。
いくつかの実施形態では、メタ光学デバイスは、マイクロレンズおよびカラーフィルタの上、またはマイクロレンズとカラーフィルタの間に配置される。いくつかの実施形態では、メタ光学デバイスの底面とイメージセンサの上面の間の距離は、10μm以下、10μmから1mmの間、または1mmから3mmの間である。
いくつかの実施形態によれば、収差補正の方法が提供される。この方法は、収差補正に必要な量を計算するステップを含む。この方法は、イメージセンサの近く(しかしながら、近接場領域からは比較的遠く)に配置されたメタ光学デバイス(例えば、メタ光学デバイス100)の所望の位置を決定するステップを含み、メタ光学デバイスとイメージセンサの間の距離は10μmから3mmの間である。いくつかの他の実施形態では、メタ光学デバイスとイメージセンサの間の距離は10μm以下である。いくつかの他の実施形態では、メタ光学デバイスは、イメージセンサ内に配置され得る。メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含み、メタ構造のそれぞれは、少なくとも第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含み、第1の屈折率と第2の屈折率は異なる。この方法は、メタ構造の幾何形状、サイズ、または配向を決定および/または調整するステップを含む。この方法は、必要な量および所望の位置に従ってメタ光学デバイスを配置するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態によれば、本開示は、添付の図面を参照しながら後続の詳細な説明および例によってより完全に理解することができる。
図1Aは、メタ光学デバイスとイメージセンサの間の位置関係を概略的に示している。 図1Bは、メタ光学デバイスとイメージセンサの間の位置関係を概略的に示している。 図1Cは、メタ光学デバイスとイメージセンサの間の位置関係を概略的に示している。 図2Aは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Bは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Cは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Dは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Eは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Fは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Gは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Hは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Iは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Jは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Kは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図2Lは、異なるメタ光学デバイスを概略的に示している。 図3Aは、いくつかの異なるメタ構造の効率と入射波の波長間の関係を概略的に示している。 図3Bは、いくつかの異なるメタ構造の効率と入射波の波長間の関係を概略的に示している。 図3Cは、いくつかの異なるメタ構造の効率と入射波の波長間の関係を概略的に示している。 図3Dは、いくつかの異なるメタ構造の効率と入射波の波長間の関係を概略的に示している。 図3Eは、いくつかの異なるメタ構造の効率と入射波の波長間の関係を概略的に示している。 図4Aは、メタ構造の幾何学的変化を概略的に示している。 図4Bは、メタ構造のサイズ変化を概略的に示している。 図4Cは、メタ構造の配向変化を概略的に示している。 図4Dは、約15度の入射角を有する入射光の位相変化を概略的に示している。 図5Aは、収差補正を行うためのシミュレーションを概略的に示している。 図5Bは、収差補正を行うためのシミュレーションを概略的に示している。 図5Cは、収差補正を行うためのシミュレーションを概略的に示している。 図5Dは、入射波の収差補正の結果を概略的に示している。 図5Eは、入射波の収差補正の結果を概略的に示している。 図6は、収差補正の方法のフローチャートである。
次の開示では、提供される主題の異なる特徴を実施するために、多くの異なる実施形態または実施例を提供する。本開示を簡潔に説明するために、複数の要素および複数の配列の特定の実施形態が以下に述べられる。これらはもちろん単に例示するためであり、それに限定するという意図はない。例えば、下記の開示において、第1の特徴が第2の特徴の「上(on)」または「上方(above)」に形成されるということは、第1と第2の特徴が直接接触して形成される複数の実施形態を含むことができ、且つ第1と第2の特徴が直接接触しないように、付加的な特徴が第1と第2の特徴間に形成される複数の実施形態を含むこともできる。本明細書および特許請求の範囲で用いられる「第1」、「第2」などの序数詞は、それ自体が、ある要素の別の要素に対する優先度、序列、または順序を示唆するものではなく、むしろ、単に1つの要素を区別するために、同じ名前を有する他の要素から区別するためのラベルとして用いている。また、本開示の異なる例では、記号やアルファベットが繰り返し用いられてもよい。
さらに、「上方」およびこれらに類する語のような、空間的に相対的な用語は、図において1つの要素または特徴と、別の(複数の)要素と(複数の)特徴との関係を記述するための説明を簡潔にするために用いられる。空間的に相対的な用語は、図に記載された方向に加えて、使用または操作する装置の異なる方向を包含することを意図している。装置は、他に方向づけされてもよく(90度回転、または他の方向に)、ここで用いられる空間的に相対的な記述は、同様にそれに応じて解釈され得る。
いくつかの実施形態によれば、光学システム1が提供される。光学システム1は、イメージセンサ20とメタ光学デバイス100を含む。イメージセンサ20はカメラ10に対応する。図1Aから図1Cに示すように、図1Aから図1Cは、イメージセンサ20とメタ光学デバイス100間の位置関係を概略的に示している。カメラ10を通過する入射波Wは、イメージセンサ20上で画像に変換されることができる。いくつかの実施形態では、イメージセンサ20はCISであり得る。 イメージセンサ20は、1つ以上のマイクロレンズ21、1つ以上のカラーフィルタ22、1つ以上の光学センサ層23、1つ以上の絶縁(isolated)金属層24、および1つ以上のシリコントランジスタ25を含み得る。
図1Aに示されるように、メタ光学デバイス100は、イメージセンサ20内に配置され得る。詳細には、図1Aでは、メタ光学デバイス100は、マイクロレンズ21とカラーフィルタ22の間に配置される。換言すれば、メタ光学デバイス100は、マイクロレンズ21の下方に、且つカラーフィルタ22、光学センサ層23、絶縁金属層24、およびシリコントランジスタ25の上方に配置される。
図1Bおよび図1Cに示されるように、メタ光学デバイス100は、イメージセンサ20の上に配置され得る。詳細には、図1Bおよび図1Cでは、メタ光学デバイス100は、マイクロレンズ21、カラーフィルタ22、光学センサ層23、絶縁金属層24、およびシリコントランジスタ25の上に配置される。図1Bと図1Cとの違いは、メタ光学デバイス100が図1Cのイメージセンサ20からより遠くにあることである。 また、図1Bでは、フィルタ50は、メタ光学デバイス100とイメージセンサ20の間に配置され得る。
メタ光学デバイス100は、位相補正および収差補正の2つの光学機能、を提供することができる。 メタ光学デバイス100が位相補正器として用いられたとき、入射波Wの位相は変調され得る。メタ光学デバイス100が収差補正器として用いられたとき、イメージセンサ20の性能および/または画質を向上させることができる。メタ光学デバイス100の機能は、イメージセンサ20に対するその位置によって決めることができる。
いくつかの実施形態では、メタ光学デバイス100がイメージセンサ20内に配置、またはメタ光学デバイス100が10μm以下の距離内でイメージセンサ20の上に配置されたとき、メタ光学デバイス100は、位相補正器とも呼ばれることができる。例えば、図1Aおよび図1Bに示されるように、破線は入射波Wの波面を表している。入射波Wがメタ光学デバイス100を通過した後、傾斜した波面は水平になるように、且つカラーフィルタ22の上面と実質的に平行になるように変えられる。即ち、入射波Wの位相が変調される。
いくつかの実施形態では、メタ光学デバイス100がイメージセンサ20の上に配置され、メタ光学デバイス100とイメージセンサ20の間の距離が1mmから3mmの間であるとき、メタ光学デバイス100は、収差補正器とも呼ばれることができる。図1Cに示されるように、イメージセンサ20上に形成された画像の品質は、メタ光学デバイス100により向上させることができる。メタ光学デバイス100とイメージセンサ20の間の距離が10μmから1mmの間である場合には、メタ光学デバイス100は、位相補正器と収差補正器の組み合わせとも呼ばれることができる。
実際の要件に基づいて、イメージセンサ20とメタ光学デバイス100の間の位置関係は調整されてもよい。図1Aから図1Cでは、光学システム1は、1つのメタ光学デバイス100のみを含む。いくつかの他の実施形態では、光学システム1は、複数のメタ光学デバイス100を含むことができ、いくつかのメタ光学デバイス100は、位相補正器として用いられ、他のメタ光学デバイス100は、収差補正器として用いられる。
以下において、同一または類似の要素は、同一または類似の記号で示されている。図2Aから図2Lに示すように、図2Aから図2Lは、光学デバイス100A~100Lを概略的に示している。メタ光学デバイス100A~100Lは、メタ構造110A~110Lのアレイを含む。メタ構造110A~110Lは、誘電体材料、金属材料などを含み得る。例えば、メタ構造110A~110Lは、カーボンナノチューブ(CNT)、2次元遷移金属ジカルコゲナイド(2D TMD)、SiC、ZrO、ZrO2-x、TiO、SiN、ITO、Si、a-Si、 p-Si、III-V族半導体化合物、またはそれらの組み合わせで構成されてもよい。メタ構造110A~110Lは、長方形または六角形のアレイに配置されることができる。
本開示では、メタ構造110A~110Lのそれぞれは、異なる屈折率を有する積層を含む。例えば、メタ構造110A~110Lのそれぞれは、最も高い屈折率および2番目に高い屈折率をそれぞれ有する少なくとも2つの層を含むことができる。図2Aから図2Lでは、異なる屈折率が異なるパターンで示されている。いくつかの実施形態では、最も高い屈折率と2番目に高い屈折率間の差は、0.1~2.5の間であることができる。いくつかの実施形態では、最も高い屈折率と2番目に高い屈折率間の差は、0.3~2.0の間である。いくつかの実施形態では、最も高い屈折率と2番目に高い屈折率間の差は、0.5~1.8の間である。この差は他の場合にも適用できることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、積層の全ての屈折率の中で最も高い屈折率および最も低い屈折率も、0.1~2.5、0.3~2.0、または0.5~1.8の間であることができる。
メタ構造110A~110Lのそれぞれの異なる屈折率により、入射波Wの屈折および吸収の両方が考慮され、従って、画質が向上するだけでなく、効率も向上する。効率の評価に関する詳細は、図3Aから図3Eに提供される。また、多層メタ構造110A~110Lの厚さを薄くすることができる。いくつかの実施形態では、多層メタ構造110A~110Lのアスペクト比は10以下であり、アスペクト比が比較的小さいため、製造をより実現可能にする。単層メタ構造については、単層メタ構造の屈折率が高い場合、吸収が顕著になり、効率が悪くなる可能性がある。単層メタ構造の屈折率が低い場合、単層メタ構造の厚さが大きくなり、画質が悪くなる可能性がある。
図2Aでは、メタ構造110Aのそれぞれの形状は、上面視で円形である。いくつかの他の実施形態では、メタ構造110Aのそれぞれの形状は、上面図で楕円形であり得る。メタ構造110Aのそれぞれは、第1の層111A、第2の層112A、および第3の層113Aを含む。第2の層112Aは、第1の層112Aと第3の層113Aの間に配置される。第1の層111Aは、第1の屈折率を有する。第2の層112Aは、第2の屈折率を有する。第1の屈折率と第2の屈折率は異なる。第3の層113Aは、第3の屈折率を有する。いくつかの実施形態では、第2の層112Aの第2の屈折率は、第1の層111Aの第1の屈折率よりも大きい。いくつかの実施形態では、第1の層111Aの第1の屈折率は、第3の層113Aの第3の屈折率と等しい。
いくつかの実施形態では、第1の層111Aの第1の屈折率と第2の層112Aの第2の屈折率間の差は、0.1~2.5の間、例えば2.0であり得る。いくつかの実施形態では、第1の層111Aの第1の屈折率と第2の層112Aの第2の屈折率間の差は、0.3~2.0の間、例えば、1.7であり得る。いくつかの実施形態では、第1の層111Aの第1の屈折率と第2の層112Aの第2の屈折率間の差は、0.5~1.8の間、例えば、0.5であり得る。
第1の層111Aは、第1の厚さT1を有する。 第2の層112Aは、第2の厚さT2を有する。第3の層は、第3の厚さT3を有する。いくつかの実施形態では、第1の厚さT1は、第2の厚さT2と異なる。いくつかの実施形態では、第1の厚さT1は、第2の厚さT2より大きい。いくつかの実施形態では、第1の厚さT1は、第3の厚さT3と等しい。第1の厚さT1、第2の厚さT2、および第3の厚さT3の合計は、1μm以下、例えば、700nmであり得る。各メタ構造の直径Dは、対象の波長範囲以下、例えば、120nmであることができる。上記のように、アスペクト比は(T1+T2+T3)/Dとして定義されることができ、アスペクト比は10以下であることができる。
図2Bから図2Dでは、図2Aと同様に、メタ構造110B~110Dのそれぞれは3つの層を含み、メタ構造110B~110Dのそれぞれでは、形状は異なる。図2Bでは、メタ構造110Bのそれぞれの形状は、上面視で長方形である。図2Cでは、メタ構造110Cのそれぞれの形状は、上面視で五角形である。図2Dでは、メタ構造110Dのそれぞれの形状は、上面視で六角形である。
図2Eから図2Hでは、メタ構造110E~110Hのそれぞれは、中空構造である。図2Eでは、メタ構造110Eのそれぞれは、内部に円筒状ボア(穴)を有する円筒であり、従って、メタ構造110Eのそれぞれの形状は、上面視で内部に円形の穴を有する円形である。図2Fでは、メタ構造110Fのそれぞれは、内部に直方体状ボアを有する直方体であり、従って、メタ構造110Gのそれぞれの形状は、上面視で内部に長方形の穴を有する長方形である。図2Gでは、メタ構造110Gのそれぞれは、内部に直方体状ボアを有する円筒であり、従って、メタ構造110Gのそれぞれの形状は、上面視で内部に長方形の穴を有する円形である。図2Hでは、メタ構造110Hのそれぞれは、内部に円筒状ボアを有する直方体であり、従って、メタ構造110Hのそれぞれの形状は、上面視で内部に円形の穴を有する長方形である。
また、メタ構造は、図2Iから図2Lに示されるように、メタ構造110I~110Lなど、3層以上を含み得る。層の数が多いほど、メタ構造の全体的な厚さは薄くなる。図2Iでは、メタ構造110Iのそれぞれは、4つの層111I~114Iを含む。図2Jでは、メタ構造110Jのそれぞれは、5つの層111J~115Jを含む。図2Iおよび図2Jでは、奇数層(即ち、層111Iおよび113I、または層111J、113J、および115J)は、同じ屈折率を有し、偶数層(即ち、層112Iおよび114I、または層112Jおよび114J)は、奇数層の屈折率とは異なる同じ屈折率を有する。即ち、メタ構造110Iおよび110Jのそれぞれは、交互の配置で2つの異なる屈折率を有する。
図2Kおよび図2Lでは、メタ構造110Kおよび110Lのそれぞれは、2つ以上の異なる屈折率を有する5つの層111K-115Kを含む。例えば、図2Kでは、最も高い屈折率を有する層は、2番目に高い層112Kであり、2番目に高い層112Kに隣接する層(即ち、最も高い層111Kおよび3番目に高い層113K)は、異なる屈折率を有する。即ち、メタ構造110Kのそれぞれは、不規則な配置で2つ以上の異なる屈折率を有する。図2Lでは、最も高い屈折率を有する層は3番目に高い層113Lであり、3番目に高い層113Lに隣接する層(即ち、2番目に高い層112Lおよび4番目に高い層114L)は同じ屈折率を有する。さらに、層112Kの厚さは、層112Kに隣接する層(即ち、層111Kおよび層113K)の厚さと異なる。
要約すると、メタ構造(例えば、メタ構造110A~110L)のそれぞれの形状は、各メタ構造のそれぞれの各層の厚さ、メタ構造のそれぞれの層の数、屈折率間の差、屈折率の数、およびメタ構造の異なる屈折率を有する層の配置が調整されることができる。いくつかの実施形態では、メタ構造のそれぞれの形状は、上面視で、円形、楕円形、多角形、または中空多角形であり得る。いくつかの実施形態では、積層のそれぞれの厚さが制御され得る。いくつかの実施形態では、より低い屈折率を有する層の厚さが、より高い屈折率を有する層の厚さより大きくなり得る。いくつかの実施形態では、2つ以上の層があり得る。いくつかの実施形態では、層の数が増加した場合、メタ構造の総厚が減少される。いくつかの実施形態では、屈折率間の差は、0.1から2.5の間であり得る。いくつかの実施形態では、メタ構造のそれぞれは、2つ以上の屈折率を含む。いくつかの実施形態では、同じ屈折率を有する層は、交互に配置または不規則に配置されている。
次に、図3Aから図3Eに示すように、図3Aから図3Eは、いくつかの異なるメタ構造の入射波の効率と波長間の関係を概略的に示している。適切なメタ構造を選択するために、基準を任意に設定することができる。例えば、効率基準が特定の値以上に設定され、様々なアプリケーションに対する関心波長範囲の適用範囲および/または特定の値を見つけることができる。例えば、効率基準の特定の値は、0.6、0.8、0.9以上などに設定されることができるが、これに限定されない。効率基準の特定の値は、メタ光学デバイスの性能要件など、実際の要件に応じて設定されることができる。いくつかの実施形態では、入射波の波長の範囲が適用可能な範囲と見なされたとき、効率は、0.6よりも確実に高いが、それに限定されない。いくつかの実施形態では、波長の特定の値は、最も高い効率に従って決定され得る。
図3A~図3Cは、屈折率間の差の影響を評価するように用いられることができる。詳細には、図3Aから図3Cは、最も高い屈折率と2番目に高い屈折率間の差を除いて、全て同じパラメータを有するメタ構造から得られることができる。例えば、最も高い屈折率と2番目に高い屈折率間の差は、図3Aにおいて最大であることができ、図3Cにおいて最小であることができる。例えば、最も高い屈折率と2番目に高い屈折率間の差は、それぞれ図3Aでは約0.5、図3Bでは約1.7、図3Cでは約2.0であることができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、図3Aは、図3Aから図3Cのうち、入射波の波長の適用可能な範囲が最も広い。例えば、基準が0.6以上に設定された場合、入射波の波長の適用可能な範囲は、それぞれ図3Aでは約450nm~620nm、図3Bでは約550nm~700nm、図3Cでは約530nm~580nmの間であることができる。一方、入射波が単一の入射波長のみを有する場合、入射波の波長の特定の値は、それぞれ図3Aでは約580nm、図3Bでは約620nm、図3Cでは約690nmであることができる。
図3Dおよび図3Eは、メタ構造の積層の配置の効果を評価するように用いられることができる。詳細には、図3Dおよび図3Eは、最も高い屈折率を有する層の位置を除いて、全て同じパラメータを有するメタ構造から得ることができる。例えば、最も高い屈折率を有する層は、図3Dでは2番目に高い層であることができ、図3Eでは、3番目に高い層であることができ、図2Kおよび図2Lに示されたメタ構造110Kおよび110Lなどであることができるが、これらに限定されない。図3Dおよび図3Eに示されるように、適用範囲および入射波の波長の特定の値は異なる。例えば、基準が0.6以上に設定された場合、入射波の波長の適用可能な範囲は、それぞれ図3Dでは約410nm~470nm、図3Eでは500nm~600nmの間であることができる。 一方、入射波が単一の入射波長のみを有する場合、入射波の波長の特定の値は、それぞれ図3Dでは約450nm、図3Eでは約540nmであることができる。
要約すると、さまざまなアプリケーションで対象となる波長範囲(例えば、可視光は約400nm~750nmの波長範囲をカバーする)、必要な効率などの実際の要件に基づいて、適切なメタ構造を選択することができる。
さらに、いくつかの実施形態では、メタ構造の幾何形状、サイズ、および配向は変化し得る。図4A~図4Cに示すように、説明を容易にするために、図4Aから図4Cのメタ光学デバイス100X~100Zのメタ構造110X~110Zは3層構造であるが、これらに限定されない。図4Aは、メタ構造110Xの幾何学的変化を概略的に示している。図4Aに示されるように、メタ構造110Xのそれぞれは、異なる夾角115Xを有する2つの側面を有する。図4Bは、メタ構造110Yのサイズ変化を概略的に示している。図4Bに示されるように、メタ構造110Yは、最も大きいメタ構造110Yがメタ構造110Yのアレイの周辺領域に位置するように、徐々に拡大する。いくつかの他の実施形態では、最も大きいメタ構造110Yは、メタ構造110Yのアレイの周辺領域ではなく、中央領域に位置している。図4Cは、メタ構造110Zの配向変化を概略的に示している。図4Cに示されるように、メタ構造110Zのそれぞれは、同じ形状およびサイズを有することができるが、空間的に異なる配向を有する。いくつかの実施形態では、各メタ構造110Zは、ライン上のその前の、隣接するメタ構造110Zから同じ量(さらにΔθ度)で回転される。いくつかの実施形態では、Δθは360度の因数であることができる。例えば、Δθは15度、30度、45度などであることができる。
メタ構造(例えば、メタ構造110A~110Lおよびメタ構造110X~110Z)の幾何形状、サイズ、および配向を調整することにより、入射波の屈曲は任意の方法で制御されることができる。図4Dに示すように、図4Dは、約15度の入射角θinでの入射波Wの位相変化を概略的に示している。図4Dに示されるように、本開示のメタ光学デバイス100により、入射波Wの波面が変調される。入射波Wの入射角θinは一例に過ぎないことを理解されたい。ほぼ任意の入射角を有する入射波Wの位相補正は達成されることができる。このような状況においては、メタ光学デバイス100は位相補正器として用いられる。光学システム1の中央領域と比較して、入射角θinは、光学システム1の周辺領域では、比較的大きくなる可能性がある。従って、より大きな入射角θinを補正するために、光学システム1の周辺領域に配置された光学デバイス100の数は、光学システム1の中央領域に配置された光学デバイス100の数より多くてもよい。
次に、図5Aから図5Eに示すように、メタ光学デバイス100が収差補正器としてどのように用いられるかを理解するものである。詳細には、メタ光学デバイスのメタ構造は収差を補正することができ、例えば、メタ構造の分散は収差を補正することができる。図5Aから図5Cは、収差を低減するためのシミュレーションを概略的に示している。図5Dおよび図5Eは、入射波Wの収差補正の結果を概略的に示している。以下および図5Aから図5Eでは、シミュレーションの基礎として、入射波Wの元の入射角θが35度に設定され、金属光学デバイス100を出射した波の補正された角度θが20度に設定されるが、一例に過ぎない。ほぼ任意の入射角および任意の補正角を有する入射波Wの位相変化は達成されることができる。カメラ10は、収差を補正するように設計された1つ以上のモジュールレンズも含み得ることに留意されたい。本開示に基づいて、カメラ10内のモジュールレンズは、全てのタイプの収差を補正するように設計される必要はなくてもよい。いくつかの実施形態では、メタ光学デバイス100は、収差を個別に補正することができる。いくつかの実施形態では、メタ光学デバイス100およびカメラ10内のモジュールレンズの両方が、収差を補正することができる。例えば、いくつかの収差(例えば、高次収差(HOA))は、メタ光学デバイス100を介して補正され、残りの収差は、カメラ10のモジュールレンズを介して補正される。従って、製造の柔軟性を向上させることができる。追加的または代替的に、製造コストが削減されることができ、モジュールレンズおよび/またはカメラ10全体の寸法も削減されることができ、それにより小型化を達成することができる。
図5Aに示されるように、X軸(x位置)は、位置と中点の間の距離を表し、Y軸(位相)は、収差補正に必要な量を表している。即ち、任意の位置に対して、収差補正に必要な量が計算され決定されることができる。また、位置も決定されることができるため、所望の位置と呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、メタ光学デバイスの所望の位置とイメージセンサの間の距離は、10μmから3mmの間、例えば、1mmから3mmの間である。
図5Bおよび図5Cは、図5Aの拡大図であり、図5Aは、位置Aおよび位置Bでの収差補正に必要な量を示している。図5Aの位置の単位はミリメートルで示され、図5Bと図5Cの位置の単位はマイクロメートルで示される。また、メタ構造の幾何形状、サイズ、または配向も調整されて、収差補正を達成するのに役立てることができる。図5Dおよび5Eに示されるように、所望の位置(例えば、図5Aの位置Aおよび位置B)の収差補正に必要な量が決定された後、メタ光学デバイス100は、所望の位置に配置され、必要な収差補正を達成することができる。
図6は、収差補正の方法600のフローチャートである。方法600は、4つのステップ601~604を含む。ステップ601では、方法600は、収差補正に必要な量を計算するステップを含む。ステップ602では、方法600は、イメージセンサ(例えば、イメージセンサ20)の近くに配置されたメタ光学デバイス(例えば、メタ光学デバイス100)の所望の位置を決定するステップを含み、メタ光学デバイスとイメージセンサの間の距離は10μmから3mmの間である。メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含み、メタ構造のそれぞれは、少なくとも第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含む。第1の屈折率と第2の屈折率は異なる。ステップ603では、方法600は、メタ構造の幾何形状、サイズ、または配向を決定および/または調整するステップを含む。ステップ604では、方法600は、必要な量および所望の位置に従ってメタ光学デバイスを配置するステップをさらに含む。
上述のように、メタ光学デバイスが提供される。メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含み、各メタ構造は、異なる屈折率を有する複数の層の積層を含む。異なる屈折率により、入射波の屈折および吸収の両方が考慮され、従って、画質が向上するだけでなく、効率も向上する。また、多層メタ構造の厚さを薄くすることができ、これによりアスペクト比が比較的小さいため、製造をより実現可能にする。また、各メタ構造の形状、各メタ構造の各層の厚さ、各メタ構造の層数、屈折率間の差、屈折率の数、およびメタ構造の異なる屈折率を有する層の配置が調整されることができる。
さらに、メタ光学デバイスは、2つの光学機能、位相補正および収差補正を提供することができる。メタ光学デバイスが位相補正器として用いられたとき、入射波の位相は変調され得る。メタ光学デバイスが収差補正器として用いられたとき、イメージセンサの性能および/または画質を向上させることができる。メタ光学デバイスの機能は、イメージセンサに対するその位置によって決めることができる。メタ光学デバイスとイメージセンサの間の距離は3mm以下であることができる。
前述の内容は、当業者が本開示の態様をよりよく理解できるように、いくつかの実施形態の特徴を概説している。当業者は、同じ目的を実行するため、および/または本明細書に導入される実施形態の同じ利点を達成するための他のプロセスおよび構造を設計または修正するための基礎として本開示を容易に使用できることを理解できる。当業者はまた、そのような同等の構造が本開示の精神および範囲から逸脱せず、且つそれらは、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書で様々な変更、置換、および代替を行うことができることを理解するべきである。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載された特定の実施形態に限定されず、各請求項は個別の実施形態を構成し、様々な請求項および実施形態の組み合わせは、本開示の範囲内にある。
1 光学システム
10 カメラ
20 イメージセンサ
21 マイクロレンズ
22 カラーフィルタ
23 光学センサ層
24 絶縁金属層
25 シリコントランジスタ
50 フィルタ
100、100A、100B、100C、100D、100E、100F、100G、100H、100I、100J、100K、100L、100X、100Y、100Z メタ光学デバイス
110、110A、110B、110C、110D、110E、110F、110G、110H、110I、110J、110K、110L、110X、110Y、110Z メタ構造
111A 第1の層
112A 第2の層
113A 第3の層
111I、112I、113I、114I、111J、112J、113J、114J、115J、111K、112K、113K、114K、115K、111L、112L、113L、114L、115L 層
115X 夾角
600 方法
601、602、603、604 ステップ
D 直径
T1 第1の厚さ
T2 第2の厚さ
T3 第3の厚さ
W 入射波
θ 元の入射角
θ 補正された角度
θin 入射角
Δθ 角度変化



Claims (12)

  1. メタ構造のアレイを含み、前記メタ構造のそれぞれは、少なくとも第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含み、前記第1の屈折率と前記第2の屈折率は異なるメタ光学デバイス。
  2. 前記第1の屈折率と前記第2の屈折率間の差は、0.5~1.8の間である請求項1に記載のメタ光学デバイス。
  3. 前記メタ構造は誘電体材料を含み、前記メタ構造のそれぞれは10以下のアスペクト比を有する請求項1に記載のメタ光学デバイス。
  4. 前記積層は、第3の屈折率を有する第3の層をさらに含み、前記第3の屈折率は前記第2の屈折率と異なり、前記第2の層は前記第1の層と前記第3の層の間に位置し、前記第2の屈折率は、前記第1の屈折率および前記第3の屈折率より大きく、前記第1の屈折率は、前記第3の屈折率と等しい請求項1に記載のメタ光学デバイス。
  5. 前記積層は、第3の屈折率を有する第3の層をさらに含み、前記第3の屈折率は前記第2の屈折率と異なり、前記第2の層は前記第1の層と前記第3の層の間に位置し、前記第1の層の第1の厚さは、前記第2の層の第2の厚さと異なり、前記第1の厚さおよび前記第3の層の第3の厚さは第2の厚さより大きく、前記第1の厚さは前記第3の厚さと等しい請求項1に記載のメタ光学デバイス。
  6. 前記メタ構造のそれぞれは、上面視で、円形、楕円形、多角形、または中空多角形である形状を有し、前記メタ構造は、長方形または六角形のアレイに配置され、前記メタ構造は、異なる幾何形状、サイズ、または配向を含む請求項1に記載のメタ光学デバイス。
  7. 前記積層は、前記第1の屈折率を有する複数の奇数層、および前記第2の屈折率を有する複数の偶数層をさらに含む請求項1に記載のメタ光学デバイス。
  8. 複数のマイクロレンズと、
    前記マイクロレンズの下に配置された複数のカラーフィルタとを含むイメージセンサ、および
    前記カラーフィルタの上に配置されたメタ光学デバイスを含み、
    前記メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含み、前記メタ構造のそれぞれは、第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含み、前記第1の屈折率および前記第2の屈折率は異なる光学システム。
  9. 前記メタ光学デバイスの底面と前記イメージセンサの上面の間の距離は、10μm以下である請求項8に記載の光学システム。
  10. 前記メタ光学デバイスの底面と前記イメージセンサの上面の間の距離は、10μmから1mmの間である請求項8に記載の光学システム。
  11. 前記メタ光学デバイスの底面と前記イメージセンサの上面の間の距離は、1mmから3mmの間である請求項8に記載の光学システム。
  12. 収差補正に必要な量を計算するステップ、
    イメージセンサの近くに配置され、前記メタ光学デバイスと前記イメージセンサの間の距離は10μmから3mmの間であり、
    前記メタ光学デバイスは、メタ構造のアレイを含み、前記メタ構造のそれぞれは、少なくとも第1の屈折率を有する第1の層および第2の屈折率を有する第2の層を含む複数の層の積層を含み、前記第1の屈折率と前記第2の屈折率は異なる、メタ光学デバイスの所望の位置を決定するステップ、
    前記メタ構造の幾何形状、サイズ、または配向を調整するステップ、および
    前記必要な量および前記所望の位置に従って前記メタ光学デバイスを配置するステップを含む収差補正の方法。


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