JP2023042229A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型であっても自動投入と手動投入とが可能であって、ユーザの利便性が向上される洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、複数回分の処理剤を貯留可能なタンクを有し、洗濯運転中にタンクから所定量の処理剤を抜き出す自動投入装置と、自動投入装置による処理剤の投入を受ける自動投入部と、ユーザによる洗濯運転1回分の処理剤の手動投入を受ける手動投入部と、途中に自動投入部が設けられ、外部の水源と水槽とを接続する第1給水経路と、途中に手動投入部が設けられ、外部の水源と水槽とを接続する第2給水経路と、第1給水経路を開閉する第1給水弁と、第2給水経路を開閉する第2給水弁と、制御装置と、自動投入及び又は手動投入の使用の有無や使用するタイミングを記憶する設定記憶部と、を備える。制御装置は、設定記憶部に設定されたタイミングに基づいて、自動投入装置の駆動と、第1給水弁の開閉と、第2給水弁の開閉とを制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、ユーザの利便性向上の要望に応えるため、洗剤や柔軟剤などの処理剤をタンク内に予め複数回分貯留しておき、洗濯運転中に必要量をタンクから自動的に水槽内へ投入する自動投入装置を搭載した洗濯機が開発されている。また、そのような洗濯機は、ユーザが好みや衣類の種類に応じて処理剤を選べるように、自動投入装置に加えて、洗濯運転時に必要量の処理剤を手動で投入する手動投入部を備えていることがある。
一方で、近年の住宅事情や生活様式の変化などから、洗濯機を小型化して、限られたスペースにも設置できる洗濯機が求められている。また、洗濯機全体は小型化しても、一度に洗濯できる衣類の量を減らすことは望ましくないため、水槽の容量はある程度確保されることが求められている。
例えば比較的小型の洗濯機に自動投入装置と手動投入部とを設ける場合、タンクや手動投入部を小型化することが考えられる。しかし、小さなタンクでは、ユーザが処理剤を補充する回数を減らせるという自動投入のメリットが発揮され辛くなり、また小さな手動投入部にユーザが処理剤を投入することは容易ではない。
特開2018-11618号公報
そこで、洗濯機のサイズに与える影響を低減しつつ、自動投入と手動投入とが可能であって、ユーザの利便性が向上される洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、洗濯機本体と、前記洗濯機本体の内部に設けられた水槽と、複数回分の処理剤を貯留可能なタンクを有し、洗濯運転中に前記タンクから所定量の前記処理剤を抜き出す自動投入装置と、前記自動投入装置による前記処理剤の投入を受ける自動投入部と、ユーザによる洗濯運転1回分の処理剤の手動投入を受ける手動投入部と、途中に前記自動投入部が設けられ、外部の水源と前記水槽とを接続する第1給水経路と、途中に前記手動投入部が設けられ、前記外部の水源と前記水槽とを接続する第2給水経路と、前記第1給水経路を開閉する第1給水弁と、前記第2給水経路を開閉する第2給水弁と、前記洗濯運転を実行する制御装置と、前記自動投入及び又は前記手動投入の使用の有無や使用するタイミングを記憶する設定記憶部と、を備える。前記制御装置は、前記設定記憶部に設定された前記タイミングに基づいて、前記自動投入装置の駆動と、前記第1給水弁の開閉と、前記第2給水弁の開閉とを制御する。
第1実施形態による洗濯機の外観を示すもので、洗濯機蓋が開いた状態を示す斜視図 第1実施形態による洗濯機の内部構成を概略的に示す断面図 第1実施形態による洗濯機について、電気的構成を示す図 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による洗濯運転における制御内容を示すフローチャート 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による第1洗い工程における制御内容を示すフローチャート 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による第1濯ぎ工程における制御内容を示すフローチャート 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による第2濯ぎ工程における制御内容を示すフローチャート 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による第2洗い工程における制御内容を示すフローチャート 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による第3濯ぎ工程における制御内容を示すフローチャート 第1実施形態による洗濯機について、制御装置による第3洗い工程における制御内容を示すフローチャート 第2実施形態による洗濯機について、制御装置による洗濯運転における制御内容を示すフローチャート 第3実施形態による洗濯機の外観を示すもので、洗濯機蓋が開いた状態を示す斜視図 第3実施形態による洗濯機の内部構成を概略的に示す断面図 第3実施形態による洗濯機について、電気的構成を示す図 第3実施形態による洗濯機について、制御装置による洗濯運転における制御内容を示すフローチャート(その1) 第3実施形態による洗濯機について、制御装置による第4濯ぎ工程における制御内容を示すフローチャート 第3実施形態による洗濯機について、制御装置による第4洗い工程における制御内容を示すフローチャート 第3実施形態による洗濯機について、制御装置による洗濯運転における制御内容を示すフローチャート(その2) 第3実施形態による洗濯機について、制御装置による第5洗い工程における制御内容を示すフローチャート
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
図1から図10を参照して、第1実施形態について説明する。図1から図3に示す洗濯機10は、洗濯機本体20、水槽11、回転槽12、モータ13、排水弁14、操作パネル15、制御装置16、給水機構30、及び自動投入装置40を備えている。なお、図1の左手前側を洗濯機10の前側とし、図1の右奥側を洗濯機10の後側とする。洗濯機10の使用時に、ユーザは、洗濯機10の前側に位置するものとする。また、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機10の上側とする。そして、洗濯機10の前後方向及び上下方向に対して直角方向を、洗濯機10の幅方向すなわち左右方向とする。
本実施形態の洗濯機10は、回転槽12の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。なお、洗濯機10は、縦軸型に限らず、例えば回転槽の回転軸が地面に対して水平又は傾斜したいわゆるドラム式の洗濯機であっても良い。また、洗濯機10は、乾燥機能を備えていても良いし、備えていなくても良い。
洗濯機本体20は、図1に示すように、箱体21、トップカバー22、バックカバー23、及び洗濯機蓋24を有している。箱体21は、洗濯機10の外殻を構成している。箱体21は、例えば鋼板等によって略矩形の箱状に形成されており、上側が開口している。水槽11は、洗濯機本体20の内部すなわち箱体21の内部に収容されている。回転槽12は、水槽11の内部に収容されている。水槽11は、上側が開口した有底円筒形状に形成されている。同様に、回転槽12も、上側が開口した有底円筒形状に形成されている。
トップカバー22の外形は、箱体21の外形に沿った形状に形成されており、内側に図2に示すように開口部221を有している。トップカバー22は、箱体21の上部に設けられている。バックカバー23は、全体として洗濯機10の左右方向に長い矩形状に構成されている。バックカバー23は、図1に示すように、トップカバー22の後端部及び上部の一部に設けられている。バックカバー23の内部には、給水機構30や自動投入装置40の一部が収容される。また、洗濯機10が乾燥機能を備えたものである場合、例えばヒータ等で構成されて乾燥風を生成するための乾燥ユニットも、バックカバー23の内部に収容することができる。
洗濯機蓋24は、トップカバー22に設けられており、トップカバー22の開口部221を開閉する。洗濯機蓋24は、バックカバー23の前側に位置しており、ヒンジ部によって回動可能に支持されている。なお、本実施形態では、洗濯機蓋24は一枚の板状に形成され折り曲げ不可能な構成となっているが、前後方向の中心部で2つに折り曲げ可能に構成することもできる。洗濯機蓋24の上面は、平坦に構成されており、洗濯機10の上面を構成する。洗濯機蓋24を閉じた際、洗濯機蓋24は、後側から前側に向かって下方へ傾斜した姿勢で配置される。すなわち、洗濯機蓋24を閉じた際、洗濯機10の上面は、後方から前方へ向かって下降傾斜している。
モータ13は、水槽11の底部の外側に設けられており、水槽11を貫いて回転槽12に接続されている。モータ13は、例えばアウターロータ型のDCブラシレスモータで構成することができる。モータ13は、図3に示す制御装置16の制御を受けて駆動し、回転槽12を回転させる。
排水弁14は、電磁駆動可能な液体用の開閉弁であり、制御装置16によって駆動制御される。排水弁14の入力側は、水槽11の下端部に設けられた排水口111に接続されており、排水弁14の出力側は、洗濯機10の外部に接続されている。排水弁14は、水槽11内に貯留されている水を機外の外部に排水するための排水経路を開閉する。排水弁14が閉じると、水槽11内は水を貯留可能な状態となる。また、排水弁14が開くと、水槽11内に貯留された水が機外へ排水可能となる。
操作パネル15は、図1に示すようにトップカバー22の前部に設けられている。操作パネル15には、詳細は図示しないが、スタートキーや一時停止キー、及びユーザが洗濯運転の内容の設定等を行うための各種操作キーなどが設けられている。ユーザは、例えば洗濯運転を実行させるにあたって、自動投入を使用するつまり自動投入装置40により自動で処理剤を投入するか、手動で1回分の処理剤を投入するかを、操作パネル15を用いて選択操作できる。
制御装置16は、図3に示すように、例えばCPU161や、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリなどの記録領域162を有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、洗濯機10全体の動作の制御を行う。本実施形態の場合、制御装置16は、少なくとも洗濯運転において、モータ13、排水弁14、操作パネル15、給水機構30、及び自動投入装置40の駆動を制御する。
ここで、洗濯運転とは、衣類などの洗濯物を洗う運転動作であり、洗い工程、脱水工程、濯ぎ工程のうち少なくともいずれか一つを含む運転方法である。制御装置16は、洗濯運転に続いて、又は単独で、衣類などの洗濯物を乾燥させる乾燥運転を実行しても良い。
給水機構30は、例えば水道などの外部の給水源からの水を水槽11に給水する。給水機構30は、洗濯機本体20内の上側後部でかつトップカバー22の内部に設けられている。給水機構30は、図2にも示すように、給水口31、第1給水経路32、第2給水経路33、第1給水弁34、第2給水弁35、自動投入部36、手動投入部37、及び複数この場合2個のケース38、39を有している。
給水口31は、詳細は図示しないが、バックカバー23に設けられている。給水口31は、例えばホースを介して水道の蛇口等の外部の給水源に接続される。第1給水経路32及び第2給水経路33は、給水口31から水槽11までを接続する経路である。第1給水経路32は、途中に自動投入部36を含んで構成され、自動投入装置40による処理剤の自動投入の際に処理剤を含む水が流れる経路である。第2給水経路33は、途中に手動投入部37を含んで構成され、ユーザの手動による処理剤の投入の際に、処理剤を含む水が流れる経路である。なお、本実施形態では、第1給水経路32と第2給水経路33とは、第1給水弁34及び第2給水弁35の上流側と、自動投入部36及び手動投入部37の下流側で合流している。他の実施形態では、第1給水経路32と第2給水経路33とは、外部の水源から水槽11まで、独立して構成されていても良い。
第1給水弁34及び第2給水弁35は、電磁駆動可能な液体用の開閉弁であり、制御装置16によって駆動制御される。第1給水弁34は、第1給水経路32を開閉する。第2給水弁35は、第2給水経路33を開閉する。なお、本実施形態では第1給水弁34と第2給水弁35とを、独立した別個の構成として図示しているが、これに限らない。例えば、第1給水弁34と第2給水弁35とは、例えば出力側を切り替え可能な1つの三方弁によって実現されていても良い。
自動投入部36は、第1給水経路32の途中に設けられている。自動投入部36は、第1給水経路32において第1給水弁34の下流側であって水槽11の上流側に位置している。自動投入部36は、制御装置16の制御を受けた自動投入装置40によって処理剤が投入される部分である。
手動投入部37は、第2給水経路33の途中に設けられている。手動投入部37は、第2給水経路33において第2給水弁35の下流側であって水槽11の上流側に位置している。手動投入部37は、ユーザの手動により処理剤が投入される部分である。手動投入部37は、例えば樹脂製であって箱状に形成されている。本実施形態では、手動投入部37は、トップカバー22の内部に設けられ、トップカバー22の後部において開口部221に面して設けられている。
ケース38、39は、例えば樹脂製の容器であって、1回の洗濯運転で使用する量の液体又は粉末の処理剤を収容可能に構成されている。この場合、処理剤とは、洗剤や柔軟仕上げ剤、香り付け剤、漂白剤等が含まれる。ケース38、39は、図1に示すように、例えばトップカバー22の内側に配置され、手動投入部37から前方へ引き出し可能に構成されている。
ケース38、39は、手動投入部37内に収容された状態において、第2給水弁35を介して手動投入部37内に供給された水を受ける位置に設けられている。ユーザは、ケース38、39を前方へ引き出した状態で、洗剤又は仕上げ剤等をケース38、39に投入する。ケース38、39内に貯留された処理剤は、手動投入部37を介して水槽11に注水される水とともに水槽11内に流し落とされる。なお、本実施形態では、洗濯機10は複数のケース38、39を備えているが、ケースは必ずしも複数備えていなくても良い。例えば、洗濯機10は、ケース38、39のうちいずれか一方を備えている構成であっても良い。
詳細は図示しないが、ケース38、39は、粉末状及び液状の処理剤を投入可能に構成されている。例えば、ケース38、39の底部には貫通孔が開いていて、粉末の処理剤は貫通孔を通ってケース38、39から排出される。また、液体の処理剤を使用する場合には、ケース38、39にサイホン構造を有する図示しないキャップを装着することで、液体の処理剤を適切にケース38、39から排出することができる。キャップはユーザの任意で着脱可能である。この場合、例えばケース38にはキャップを装着せず、ケース39にはキャップを装着しておくことで、ユーザは粉末状の処理剤と液状の処理剤とを希望に応じて使い分けることもできる。
自動投入装置40は、予め複数回分の液体の処理剤を貯留しておき、複数回の洗濯運転に亘って所定量の処理剤を自動で水槽11内に供給する機能を有している。自動投入装置40は、図1から図3に示すように、ポンプ41及びタンク50を有している。
タンク50は、複数回分の処理剤を貯留可能に構成されている。タンク50は、例えばトップカバー22又はバックカバー23に設けられている。タンク50は、トップカバー22又はバックカバー23に対して取り外し出来ないように固定されていても良いし、トップカバー22又はバックカバー23に対して着脱可能に設けられていても良い。
本実施形態の場合、タンク50は、図1に示すようにトップカバー22内部に設けられたタンク収容部222に着脱可能に設けられている。タンク収容部222は、トップカバー22の後部であって、開口部221に面して形成されている。この場合、タンク収容部222は手動投入部37と隣接して設けられている。ユーザは、タンク収容部222からタンク50を手前に引き出して、タンク50に予め複数回分の洗濯運転で使用可能な処理剤を貯留することができる。
図2及び図3に示すポンプ41は、例えばピストン式のポンプであり、トップカバー22の内部又はバックカバー23の内部に設けられている。ポンプ41は、例えばタンク50と自動投入部36との間に設けられており、タンク50から所定量の処理剤を吸い出し、その吸い出した処理剤を第1給水経路32に投入する。本実施形態の場合、ポンプ41は、タンク50から吸い出した処理剤を自動投入部36内に投入する。洗濯機10は、例えば洗濯運転の洗い工程や濯ぎ工程における注水動作前又は注水動作中にポンプ41を動作させることで、洗濯運転に必要な処理剤を、手動投入部37内を流れる水に乗せて水槽11に投入することができる。
次に、タンク50の詳細について説明する。なお、以下の説明において、タンク50の前後、上下、及び左右若しくは幅方向とは、ユーザが洗濯機10を使用する際に通常ユーザが立つと想定される位置を基準にしたものである。つまり、タンク50の前後、上下、及び左右若しくは幅方向とは、ユーザとタンク50との相対的な位置関係を示すものである。したがって、タンク50の前後、上下、及び左右若しくは幅方向は、洗濯機10の前後、上下、及び左右若しくは幅方向と必ずしも一致している必要はないが、本実施形態では説明の便宜上、洗濯機10の定義と一致させている。
洗濯機10は、例えば1つのタンク50を備えている。タンク50は複数回の運転に用いる量の液状の処理剤を貯留可能であり、例えば液体の洗剤又は仕上げ剤を貯留することができる。タンク50は、複数回の運転で使用する量の処理剤を貯留するために十分な用量を有している。タンク50の容量は特に制限されないが、ユーザの利便性を考慮すると、少なくとも数百mL~2L程度に設定することが好ましい。
タンク50は、タンク本体51及び蓋52を有している。タンク本体51は、内部に液体の処理剤を貯留可能な空間を有しており、例えば樹脂材料で構成されている。図2に示すように、タンク本体51は、投入口511、出口部512を有している。
投入口511は、タンク本体51の内部と外部とを連通する開口であって、ユーザから処理剤の供給を受ける部分である。投入口511は、例えばタンク50の全体のうち最上部に設けることができる。本実施形態の場合、投入口511は、例えばタンク本体51の上面部を貫いて形成されている。
出口部512は、タンク本体51の内部と外部とを連通しており、配管部材42を介して又は直接的にポンプ41に接続されている。制御装置16の制御を受けてポンプ41が駆動すると、タンク本体51に貯留されている処理剤は、出口部512から吸い出される。本実施形態の場合、出口部512は、タンク本体51の背面部を貫いて形成されている。
蓋52は、投入口511を開閉する部材である。蓋52は、例えばヒンジを用いてタンク本体51に開閉可能に取り付けられた構成でも良いし、いわゆるゴム栓等のように投入口511に押し込んで取り付ける構成でも良い。
制御装置16は、自動投入処理を実行する。自動投入処理は、自動投入装置40を使用してタンク50に予め貯留されている処理剤のうち所定量を水槽11に投入する処理である。自動投入処理において制御装置16は、ポンプ41を駆動してタンク50から所定量の処理剤を自動投入部36に吸い出す。また、制御装置16は自動投入処理において、第1給水弁34を開放して、第1給水経路32に外部の給水源からの水を供給する。これにより、自動投入部36に供給された所定量の処理剤が第1給水経路32を流れる水と混ざり合い、水と共に第1給水経路32を下流側に進む。このようにして、自動投入処理によって、タンク50に貯留されていた処理剤のうちの所定量が水槽11に供給される。
制御装置16は、処理剤を手動投入するために、手動投入処理を実行する。手動投入のためには、手動投入処理の前に、ユーザの手動によりケース38又は39の少なくともいずれか一方に洗濯運転1回分の処理剤が投入されていることが前提となる。手動投入処置において、制御装置16は、第2給水弁35を開放して、第2給水経路33に外部の給水源からの水を供給する。これにより、水が手動投入部37を通過する際に、ケース38又は39内の処理剤と水とが混ざり合い、水と共に第2給水経路33を下流側に進む。このようにして、手動投入処理によってケース38又は39の少なくともいずれか一方にユーザの手動によって投入された洗濯運転1回分の処理剤が水槽11に供給される。
上述のように、洗濯機10は、1つのタンク50を備えている。そして、タンク50には、洗剤又は仕上げ剤のいずれかが貯留可能である。この場合、洗剤は洗い工程において使用される処理剤であるため、洗い工程において水槽11に投入される必要がある。また、仕上げ剤は濯ぎ工程において使用される処理剤であるため、濯ぎ工程において水槽11に投入される必要がある。そのため、制御装置16は、自動投入処理及び手動投入処理を行うタイミングを制御する必要がある。
ユーザは、洗濯運転の開始前に、自動投入の使用の有無と、使用する場合にはいずれのタイミングで自動投入するかつまりいずれの工程で自動投入するかを予め設定することができる。例えば、ユーザは、操作パネル15への入力操作によって、自動投入の使用の有無やタイミングを設定することができる。また、別の実施形態では、洗濯機10は外部の機器と通信できる通信部を備え、ユーザは、例えばスマートフォン等の外部の機器を操作して、自動投入の使用の有無やタイミングを設定しても良い。この場合、制御装置16は、設定記憶部163を有する。設定記憶部163は、ユーザが操作パネル15等を通して設定した自動投入の使用の有無やタイミングを記憶する。
制御装置16は、判定処理を実行する。判定処理は、制御装置16が設定記憶部163に記憶された設定内容つまり自動投入又は手動投入の使用の有無やそれらのタイミングを判定する処理である。制御装置16は、判定処理における判定内容に従って、洗濯運転の各工程で自動投入処理又は手動投入処理を実行する。
続いて、洗濯運転における制御装置16の制御内容の一例について図4~図10のフローチャートを参照して説明する。この場合、制御装置16は、判定処理において自動投入の使用の有無やそのタイミングを判定する。制御開始時つまり図4のスタートの時点では、洗濯機10の電源が入っており、ユーザによって運転内容が設定されていることを前提とする。この場合、洗い工程と、脱水工程と、1又は複数回この場合n0回の濯ぎ工程を含んだ洗濯運転が設定されている。n0は、各洗濯運転において実行される濯ぎ工程の回数つまり全濯ぎ回数である。また、スタートの時点で、タンク50及びケース38又は39に、必量の処理剤が貯留又は投入されているものとする。
洗濯運転が開始すると(スタート)、制御装置16はまずステップS11において判定処理を実行する。判定処理の結果、自動投入の使用がない場合(ステップS12でNo)、制御装置16は処理をステップS55に進める。自動投入の使用がある場合(ステップS12でYes)、制御装置16は処理をステップS13に進める。自動投入のタイミングが濯ぎ工程でない場合つまり自動投入のタイミングが洗い工程である場合(ステップS13でNo)、制御装置16は処理をステップS71に進める。自動投入のタイミングが濯ぎ工程である場合(ステップS13でNo)、制御装置16は処理をステップS14に進める。
制御装置16は、ステップS14において第1洗い工程を実行する。第1洗い工程は、手動投入された処理剤例えば洗剤を使用して洗濯物を洗う工程である。図5に示す第1洗い工程が開始すると、制御装置16はステップS21において排水弁14を閉鎖する。なお、本明細書において排水弁14を閉鎖することには、開いている排水弁14を閉鎖することと、閉鎖している排水弁14を閉鎖することのいずれもが含まれる。続いて、制御装置16は、ステップS22において第1給水弁34を開放する。これにより、第1給水経路32を介して水槽11への給水が開始される。
制御装置16は、ステップS23において、第2給水弁35を開放する。これにより、第2給水経路33の途中に設けられた手動投入部37に水が供給され、ケース38又は39内にユーザの手動により予め投入された洗剤などの処理剤が、水と共に下流の水槽11へと供給される。すなわち、制御装置16は、ステップS23において手動投入処理を実行する。
制御装置16は、ステップS24において、第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts1が経過したか否かを判定する。期間Ts1は、ケース38又は39内に投入された所定量の処理剤例えば所定量の洗剤を水に混入して水槽11へ供給することができるだけの量の水が手動投入部37を通過する期間である。第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts1が経過していない場合(ステップS24でNo)、制御装置16はステップS24の処理を繰り返す。第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts1が経過すると(ステップS24でYes)、制御装置16は処理をステップS25に進める。ステップS25において、制御装置16は第2給水弁35を閉鎖する。
続いて、ステップS26において、制御装置16はモータ13を駆動する。これにより、回転槽12が回転して、洗濯物が洗剤などの処理剤を含む水と攪拌される。ステップS27において、制御装置16は水槽11の水位が所定の水位Lw以上であるか否かを判定する。水位Lwは、洗濯物の布質や重量、ユーザによる運転内容の設定に応じて予め設定される。水槽11の水位が所定の水位Lw未満である場合(ステップS27でNo)、制御装置16はステップS27の処理を繰り返す。水槽11の水位が所定の水位Lw以上である場合(ステップS27でYes)、制御装置16は処理をステップS28に進める。ステップS28において、制御装置16は第1給水弁34を閉鎖する。これにより、外部の給水源からの水槽11への給水が停止する。
ステップS29において、制御装置16は、モータ13の駆動開始から所定の期間Tw経過したか否かを判定する。期間Twは、洗濯物の布質や重量、ユーザによる運転内容の設定に応じて予め設定される。モータ13の駆動開始から所定の期間Tw経過していない場合(ステップS29でNo)、制御装置16は、ステップS29の処理を繰り返す。モータ13の駆動開始から所定の期間Tw経過している場合(ステップS29でYes)、制御装置16は、処理をステップS30に進める。ステップS30において、制御装置16はモータ13の駆動を停止する。ステップS31において、制御装置16は排水弁14を開放する。これにより、例えば洗剤などの処理剤と洗濯物から出た汚れ成分とを含む水が機外に排出される。このようにして、第1洗い工程が完了する(リターン)。
図4のフローチャートに戻り、ステップS14の第1洗い工程が完了すると、ステップS15において制御装置16は脱水工程を実行する。脱水工程は、排水弁14を開放した状態で、モータ13を高速駆動し、洗濯物から水分を除去する工程である。続いて、ステップS16において、制御装置16は第1濯ぎ工程を実行する。
第1濯ぎ工程は、自動投入された処理剤例えば仕上げ剤を使用して洗濯物を濯ぐ工程である。図6に示す第1濯ぎ工程が開始すると、制御装置16はステップS41において排水弁14を閉鎖する。続いて、制御装置16は、ステップS42においてポンプ41を駆動する。これにより、タンク50に予め貯留されていた処理剤例えば仕上げ剤のうち所定量がポンプ41によって吸い出され、自動投入部36に供給される。制御装置16は、ステップS43において第1給水弁34を開放する。これにより、第1給水経路32を介して水槽11への給水が開始される。すなわち、制御装置16は、ステップS42及びステップS43において自動投入処理を実行する。
続いて、ステップS44において、制御装置16はモータ13を駆動する。これにより、回転槽12が回転して、洗濯物が仕上げ剤などの処理剤を含む水と攪拌される。ステップS45において、制御装置16は水槽11の水位が所定の水位Lr1以上であるか否かを判定する。水位Lr1は、洗濯物の布質や重量、ユーザによる運転内容の設定に応じて予め設定される。水槽11の水位が所定の水位Lr1未満である場合(ステップS45でNo)、制御装置16はステップS45の処理を繰り返す。水槽11の水位が所定の水位Lr1以上である場合(ステップS45でYes)、制御装置16は処理をステップS46に進める。ステップS46において、制御装置16は第1給水弁34を閉鎖する。これにより、外部の給水源からの水槽11への給水が停止する。
ステップS47において、制御装置16は、モータ13の駆動開始から所定の期間Tr1経過したか否かを判定する。期間Tr1は、洗濯物の布質や重量、ユーザによる運転内容の設定に応じて予め設定される。モータ13の駆動開始から所定の期間Tr1経過していない場合(ステップS47でNo)、制御装置16は、ステップS47の処理を繰り返す。モータ13の駆動開始から所定の期間Tr1経過している場合(ステップS47でYes)、制御装置16は、処理をステップS48に進める。ステップS48において、制御装置16はモータ13の駆動を停止する。ステップS49において、制御装置16は排水弁14を開放する。これにより、例えば仕上げ剤などの処理剤と洗濯物から出た汚れ成分とを含む水が機外に排出される。このようにして、第1濯ぎ工程が完了する(リターン)。
図4のフローチャートに戻り、ステップS16の第1濯ぎ工程が完了すると、ステップS17において制御装置16は脱水工程を実行する。ステップS18において、制御装置16は濯ぎ工程の実行回数nをn+1とする。この場合、洗濯運転開始時においてn=0に設定されている。ステップS16において第1濯ぎ工程を実行後、n=1となる。
続いて、制御装置16は、ステップS19においてnが全濯ぎ回数n0と等しいか否かを判定する。nが全濯ぎ回数n0と等しい場合(ステップS19でYes)、制御装置16は洗濯運転を終了する(エンド)。
nが全濯ぎ回数n0と等しくない場合(ステップS19でNo)、制御装置16は処理をステップS20に進める。ステップS20において、制御装置16は第2濯ぎ工程を実行する。第2濯ぎ工程は、全濯ぎ回数n0が2以上の場合つまり複数回の濯ぎ工程が設定される場合であって、2回目以降の濯ぎ工程として実行される。第2濯ぎ工程は、基本的に処理剤を使用せずに洗濯物を濯ぐ工程である。
図7にフローチャートを示す第2濯ぎ工程は、図6にフローチャートを示す第1濯ぎ工程と比較して、ステップS42が欠けている。つまり、第2濯ぎ工程では、タンク50に貯留されている処理剤を投入する必要がないため、制御装置16は、ポンプ41を駆動しない。
更に、第2濯ぎ工程では、第1濯ぎ工程と比較して、ステップS45の代わりにステップS50が、ステップS47の代わりにステップS51が実行される。ステップS50において、制御装置16は水槽11の水位が所定の水位Lr2以上であるか否かを判定する。水位Lr2は、洗濯物の布質や重量、ユーザによる運転内容の設定に応じて予め設定される。なお、水位Lr2は水位Lr1と同一に設定されていても良いし、水位Lr1よりも低く設定されていても良い。ステップS51において、制御装置16は、モータ13の駆動開始から所定の期間Tr2経過したか否かを判定する。期間Tr2は、洗濯物の布質や重量、ユーザによる運転内容の設定に応じて予め設定される。なお、期間Tr2は期間Tr2と同一に設定されていても良いし、期間Tr2よりも短く設定されていても良い。
第2濯ぎ工程は、上述したステップS42がないことと、ステップS50及びステップS51以外は、第1濯ぎ工程と同様である。第2濯ぎ工程が完了すると(リターン)図4のフローチャートに戻り、制御装置16は処理をステップS17に進める。
上述のように、ステップS12において自動投入の使用がないと判定されると、制御装置16は処理をステップS55に進める。ステップS55において、制御装置16は第2洗い工程を実行する。第2洗い工程は、洗剤などの処理剤をユーザの手動により水槽11に直接投入する場合の洗い工程である。
図8に第2洗い工程のフローチャートを示す。第2洗い工程は、図5にフローチャートを示す第1洗い工程と比較して、ステップS23~ステップS25が欠けている。つまり、制御装置16は、第2洗い工程では第2給水弁35を開放しない。これは、洗い工程及び濯ぎ工程のいずれにも自動投入が使用されない場合、洗剤等洗い工程で使用する処理剤は水槽11に直接投入し、ケース38又は39には仕上げ剤等の濯ぎ工程で使用する処理剤が投入されていることが前提となっている。つまり、ケース38又は39には仕上げ剤等の濯ぎ工程で使用する処理剤が投入されている場合に、洗い工程で第2給水弁35を開放して手動投入部37に水が供給されてしまうと、洗い工程において仕上げ剤等の濯ぎ工程で使用する処理剤が水槽11に供給されてしまうことになる。そのため、第2洗い工程では、第1給水経路32から水槽11に給水し、第2給水経路33は用いない。
第2洗い工程は、ステップS23~ステップS25がないこと以外は、第1洗い工程と同様である。第2洗い工程が完了すると(リターン)、図4に戻り、制御装置16はステップS56において脱水工程を実行する。続いて、制御装置16はステップS57において第3濯ぎ工程を実行する。第3濯ぎ工程は、仕上げ剤などの処理剤をユーザの手動により水槽11に直接投入する場合の濯ぎ工程である。
図9に第3濯ぎ工程のフローチャートを示す。第3濯ぎ工程は、図6に示す第1濯ぎ工程と比較して、ステップS42が欠けている。また、第3濯ぎ工程は、ステップS43とステップS44との間に、ステップS61~ステップS63を含んでいる。
ステップS61において、制御装置16は、第2給水弁35を開放する。これにより、第2給水経路33の途中に設けられた手動投入部37に水が供給され、ケース38又は39内にユーザの手動により予め投入された仕上げ剤等の処理剤が、水と共に下流の水槽11へと供給される。すなわち、制御装置16は、ステップS61において手動投入処理を実行する。
制御装置16は、ステップS62において、第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts2が経過したか否かを判定する。期間Ts2は、ケース38又は39内に投入された所定量の処理剤例えば所定量の仕上げ剤を水に混入して水槽11へ供給することができるだけの量の水が手動投入部37を通過する期間である。第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts2が経過していない場合(ステップS62でNo)、制御装置16はステップS62の処理を繰り返す。第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts2が経過すると(ステップS62でYes)、制御装置16は処理をステップS63に進める。ステップS63において、制御装置16は第2給水弁35を閉鎖する。
第3濯ぎ工程は、上述の通りステップS42が欠けていることと、ステップS61~ステップS63を含むこと以外は、第1濯ぎ工程と同様である。第3濯ぎ工程が完了すると(リターン)、図4に戻り、制御装置16は処理をステップS17に進める。
上述のように、図4のステップS13において、自動投入のタイミングは濯ぎ工程ではない場合つまり自動投入のタイミングは洗い工程である場合(ステップS13でNo)、制御装置16は処理をステップS71に進める。ステップS71において、制御装置16は、第3洗い工程を実行する。第3洗い工程は、自動投入された処理剤例えば洗剤剤を使用して洗濯物を洗う工程である。
図10に示す第3洗い工程は、図5に示す第1洗い工程と比較して、ステップS21とステップS22との間にステップS81を含む。また、第3洗い工程は、第1洗い工程と比較して、ステップS23~ステップS25が欠けている。
ステップS81において、制御装置16はポンプ41を駆動する。これにより、タンク50に予め貯留されていた洗剤などの処理剤のうち所定量が、ポンプ41によって吸い出されて自動投入部36に投入される。制御装置16は、ステップS43において第1給水弁34を開放する。これにより、第1給水経路32を介して水槽11への給水が開始される。すなわち、制御装置16は、ステップS81及びステップS43において自動投入処理を実行する。
第3洗い工程は、上述のようにステップS81を含むことと、ステップS23~ステップS25が欠けていること以外は、第1洗い工程と同様である。制御装置16がステップS31まで実行すると第3洗い工程が完了し(リターン)、制御装置16は処理をステップS72に進める。
制御装置16は、ステップS72において脱水工程を実行する。続いて、ステップS73において制御装置16は第3濯ぎ工程を実行する。第3濯ぎ工程が完了すると、制御装置16は、ステップS17に処理を進める。その後の流れは、上記説明したとおりである。
以上のようにして、洗濯運転が実行される。なお、洗濯運転に引き続いて、除菌運転や乾燥運転が実行されても良い。
ここで、例えばタンク50に貯留可能な処理剤が洗剤又は仕上げ剤に限定されている場合を検討する。例えばタンク50に貯留可能な処理剤が洗剤である場合に、ユーザがタンク50に貯留している洗剤とは別の種類の洗剤を使用したいが、濯ぎ工程で仕上げ剤も使用して洗濯運転したいと希望することがある。このような場合に、自動投入部36に給水可能な第1給水経路32及び第1給水弁34に加えて、2つのケース38、39に対して独立して給水可能なように、2つの給水経路及び2つの給水弁を設けることも考えられる。しかしその場合、給水機構30を構成する部材が多くなるため結果的に洗濯機10の外形が大きくなってしまう虞や、機内スペースを圧迫してしまい水槽11のサイズを縮小せざるを得ない虞がある。
これに対して、以上説明した本実施形態によれば、洗濯機10は、洗濯機本体20と、水槽11と、自動投入装置40と、自動投入部36と、手動投入部37と、第1給水経路32と、第2給水経路33と、第1給水弁34と、第2給水弁35と、制御装置16と、設定記憶部163と、を備える。水槽11は、洗濯機本体20の内部に設けられている。自動投入装置40は、複数回分の処理剤を貯留可能なタンク50を有し、洗濯運転中にタンク50から所定量の処理剤を抜き出す。自動投入部36は、自動投入装置40による処理剤の投入を受ける。手動投入部37は、ユーザによる洗濯運転1回分の処理剤の手動投入を受ける。第1給水経路32は、外部の水源と水槽11とを接続して、途中に自動投入部36を有する。第2給水経路33は、外部の水源と水槽11とを接続して、途中に手動投入部37を有する。第1給水弁34は、第1給水経路32を開閉する。第2給水弁35は、第2給水経路33を開閉する。制御装置16は、洗濯運転を実行する。設定記憶部163は、自動投入及び又は手動投入の使用の有無や使用するタイミングを記憶する。制御装置16は、設定記憶部163に記憶されたタイミングに基づいて、自動投入装置40の駆動と、第1給水弁34の開閉と、第2給水弁35の開閉とを制御する。
これによれば、ユーザが自動投入又は手動投入する処理剤の種類を予め設定することで、設定に応じて自動投入又は手動投入された処理剤を使用して洗濯運転が実行される。そのため、仕上げ剤との双方を洗濯運転に使用でき、ユーザの好みや必要性に応じて自動投入と手動投入とを使い分けができるので、ユーザの利便性が向上する。洗濯機10のサイズに与える影響を低減しつつ自動投入と手動投入とが可能であって、ユーザの利便性が向上される洗濯機10が提供される。
ユーザによっては、洗剤はいつも同じものを使うが仕上げ剤は複数種類を使い分けていたり、仕上げ剤はいつも同じものを使うが洗剤は複数種類を使い分けていたりと、ユーザの処理剤の使用態様は様々である。例えば洗濯機10の小型化のため又は水槽11を大型化するために、タンク50が複数個設けられない場合について検討する。この場合、処理剤を自動投入するタイミングをユーザの任意で決められないつまりタンク50に貯留する処理剤を洗剤にするか仕上げ剤にするかをユーザが任意で洗濯できないとすると、ユーザにとって不便である。
これに対して、洗濯運転は、洗濯物を洗う洗い工程と、洗濯物を濯ぐ濯ぎ工程とのうち少なくともいずれか一方を含んで構成される。洗濯機10は、1つのタンク50を備える。制御装置16は、設定記憶部163に記憶された設定内容を判定する。制御装置16は、自動投入が洗い工程又は濯ぎ工程のうち一方に設定されていると判定した場合、一方の工程において自動投入装置40を駆動し及び第1給水弁34を開放し、他方の工程において第2給水弁35を開放する。
これによれば、機内のスペースが小さくてタンク50を複数個設けられない場合であっても、ユーザが自動投入又は手動投入する処理剤の種類を設定することで、例えば洗剤を自動投入するなら仕上げ剤は手動投入に、仕上げ剤を自動投入するなら洗剤を手動投入することができる。そのため、タンク50が1つしか設けられていなくても、ユーザは好みや必要性に応じて自動投入と手動投入とを使い分けができる。したがって、小型であっても自動投入と手動投入とが可能であって、ユーザの利便性が向上する洗濯機10が提供される。
ここで、タンク50に貯留されている処理剤以外の処理剤を2種類以上洗濯運転に使用したい場合がある。本実施形態では、手動投入部37を通過する給水経路は第2給水経路33だけである。そのため、自動投入を使用しない場合であって複数のケース38、39に洗い工程で使用する処理剤と濯ぎ工程で使用する処理剤とがそれぞれ投入されていても、制御装置16は、洗い工程又は濯ぎ工程のいずれかにおいて、第2給水弁35を開放して両方の処理剤を一度に水槽11に供給することしかできない。洗剤をケース38又は39に投入して洗濯運転を開始した後に、ユーザが濯ぎ工程が開始するタイミングを見計らってケース38又は39に仕上げ剤を手動で投入することも可能ではあるが、ユーザにとって煩わしい作業となる。
これに対して、制御装置16は、設定記憶部163に記憶された設定内容を判定した結果、自動投入の使用が設定されていないと判定した場合、洗い工程において第1給水弁34を開放し、濯ぎ工程において第2給水弁35を開放する。
これによれば、洗い工程で使用する洗剤などの処理剤は洗濯運転開始時又は開始前に水槽11に直接投入し、濯ぎ工程で使用する仕上げ剤等の処理剤は、ケース38又は39に手動投入しておくことで、洗い工程と濯ぎ工程との両方においてユーザが希望する処理剤を使用することができる。これにより、ユーザの利便性が向上する洗濯機10が提供される。
なお、手動投入が設定されている工程において、処理剤は必ずしも使用されなくても良い。つまり、ケース38又は39又は水槽11にユーザの手動によって処理剤が投入されていなくても良い。
なお、本実施形態では、手動処理する際にも、第1給水弁34を開放する制御が実行される。つまり、第1洗い工程及び第3濯ぎ工程において、制御装置16は、第2給水弁35に加えて第1給水弁34を開放する。これにより、一度に2つの給水弁34、35を開放して水槽11へ給水できるため、給水期間を短縮することができる。しかし、他の実施形態ではこれに限られず、手動処理する際に第1給水弁34を開放しなくても良い。
更になお、本実施形態では、第1濯ぎ工程及び第2濯ぎ工程において、第2給水弁35は開放しない制御が実行されるが、これに限らない。他の実施形態では、第1濯ぎ工程又は第2濯ぎ工程のいずれか一方又は両方において、第2給水弁35を開放しても良い。
(第2実施形態)
続いて図11を参照して第2実施形態を説明する。上記第1実施形態では、制御装置16は、判定処理において自動投入の使用の有無やそのタイミングを判定したが、本実施形態では、制御装置16は、判定処理において、字度投入の使用の有無や、手動投入のタイミングを判定する。
洗濯運転における制御装置16の制御内容の一例について、図11のフローチャートも参照して説明する。図11に示すフローチャートは、図4に示す第1実施形態のフローチャートと比較して、ステップS13の代わりにステップS91を含んでいる。
ステップS13において、制御装置16は、手動投入のタイミングを判定する。手動投入のタイミングが洗い工程であれば(ステップS91でYes)、制御装置16は、処理をステップS14に進める。手動投入のタイミングが洗い工程でなければつまり濯ぎ工程であれば(ステップS91でNo)、制御装置16は、処理を図11に示すステップS71に進める。その他の処理は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態によっても、上記と同様の効果が奏される。
また、本実施形態によれば、洗濯運転は、洗濯物を洗う洗い工程と、洗濯物を濯ぐ濯ぎ工程とのうち少なくともいずれか一方を含んで構成される。洗濯機10は、1つのタンク50を備える。制御装置16は、設定記憶部163に記憶された設定内容を判定する。制御装置16は、手動投入が洗い工程又は濯ぎ工程のうち一方に設定されていると判定した場合、一方の工程において第2給水弁35を開放し、他方の工程において第1給水弁34を開放する。
これによれば、機内のスペースが小さくてタンク50を複数個設けられない場合であっても、ユーザが自動投入又は手動投入する処理剤の種類を設定することで、例えば洗剤を手動投入するなら仕上げ剤は自動投入に、仕上げ剤を手動投入するなら洗剤を自動投入することができる。そのため、タンク50が1つしか設けられていなくても、ユーザは好みや必要性に応じて自動投入と手動投入とを使い分けができる。したがって、小型であっても自動投入と手動投入とが可能であって、ユーザの利便性が向上する洗濯機10が提供される。
(第3実施形態)
第3実施形態について図12~図19を参照して説明する。図12~図14に示すように、洗濯機10は、2つのポンプ411、412と、2つのタンク50と、1又は複数この場合1つのケース60とを備えている。
洗濯機10は、上述したように例えば2つのタンク50を備えている。2つのタンク50のうち一方は液体の洗剤を貯留するためのものであり、もう一方は液体の仕上げ剤を貯留するためのものである。本実施形態の場合、タンク50は、左右方向に並べて配置されている。この場合、例えば右側のタンク501は洗剤を貯留するためのものであり、左側のタンク502は仕上げ剤を貯留するためのものである。
洗剤用のタンク501の容量と仕上げ剤用のタンク502と容量とは同一であっても良いし、異なっていても良い。例えば仕上げ剤用のタンク502の容量を、洗剤用のタンク501の容量よりも大容量に設定することができる。例えば洗剤用のタンク501の容量を400L程度に設定した場合、仕上げ剤用のタンク502の容量は500mL程度に設定することができる。なお、洗剤用のタンク501の容量を、仕上げ剤用のタンク502の容量よりも大容量に設定することができる。また、タンク501、502は、それぞれ独立した構成つまり相互に分離可能な別部材として構成しても良いし、1つの容器の内部を水密に仕切ることによって構成することもできる。本実施形態では、タンク501、502はそれぞれ独立した構成となっている。
図13に示すように、2つのポンプ411、412は、それぞれタンク501、502の出口部512と直接又は配管部材42を介して接続されている。本実施形態では、それぞれポンプ411、412は、それぞれタンク501、502の出口部512と配管部材42を介して接続されている。ポンプ411、412は、図14に示すように制御装置16に電気的に接続されており、制御装置16の制御を受けて、それぞれタンク501又はタンク502から処理剤を吸い出して第1給水経路32の途中に設けられた自動投入部36に供給する。なお、本実施形態では洗濯機10は2つのポンプ411、412を備えるが、タンク501又はタンク502から独立して処理剤を吸い出せる構成であればこれに限らない。例えば他の実施形態では、ポンプ411とポンプ412とを同一の部材によって実現し、タンク501又はタンク502のそれぞれから独立して処理剤を吸い出せる構成としても良い。
制御装置16は、自動投入処理として、自動洗剤投入処理と自動仕上げ剤投入処理とを実行可能である。自動洗剤投入処理は、自動投入装置40を使用してタンク501に予め貯留されている洗剤などの処理剤のうち所定量を水槽11に投入する処理である。自動仕上げ剤投入処理は、自動投入装置40を使用してタンク502に予め貯留されている仕上げ剤などの処理剤のうち所定量を水槽11に投入する処理である。
自動洗剤投入処理において制御装置16は、ポンプ411を駆動してタンク501から所定量の処理剤を自動投入部36に吸い出す。また、制御装置16は自動投入処理において、第1給水弁34を開放して、第1給水経路32に外部の給水源からの水を供給する。これにより、自動投入部36に供給された所定量の処理剤が第1給水経路32を流れる水と混ざり合い、水と共に第1給水経路32を下流側に進む。このようにして、自動投入処理によって、タンク501に貯留されていた洗剤等の処理剤のうちの所定量が水槽11に供給される。
自動仕上げ剤投入処理において制御装置16は、ポンプ412を駆動してタンク502から所定量の処理剤を自動投入部36に吸い出す。また、制御装置16は自動投入処理において、第1給水弁34を開放して、第1給水経路32に外部の給水源からの水を供給する。このようにして、自動投入処理によって、タンク502に貯留されていた仕上げ剤等の処理剤のうちの所定量が水槽11に供給される。
本実施形態では、洗濯機10は2つのタンク501、502を備えるため、洗い工程に使用する例えば洗剤等の処理剤と、濯ぎ工程に使用する例えば仕上げ剤等の処理剤とを、それぞれ自動投入することができる。そのため、本実施形態では、制御装置16は、判定処理において、自動投入を使用の有無と、自動投入を使用する工程が洗い工程であるか、濯ぎ工程であるか、あるいは洗い工程及び濯ぎ工程であるかを判定する。
本実施形態による洗濯運転における制御装置16の制御内容の一例について図15~図19も参照して説明する。図15に示すフローチャートは、図4に示す第1実施形態のフローチャートと比較して、ステップS13に替えてステップS101を、ステップS16に替えてステップS102を、ステップS71に替えてステップS72を含んでいる。
ステップS101において、制御装置16は、自動投入の工程が濯ぎ工程であるか、洗い工程であるか、それとも洗い工程及び濯ぎ工程であるかを判定する。自動投入の工程が濯ぎ工程である場合(ステップS101で濯ぎ工程)、制御装置16は、処理をステップS14に進める。
ステップS102において、制御装置16は第4濯ぎ工程を実行する。第4濯ぎ工程において、制御装置16は自動仕上げ剤投入処理を実行する。つまり、第4濯ぎ工程は、第2ポンプ412を利用してタンク502に貯留されている仕上げ剤等の処理剤のうち所定用を水槽11に投入して洗濯物を濯ぐ工程である。
図16に示す第4濯ぎ工程は、図6に示す第1濯ぎ工程と比較して、ステップS42に替えてステップS111を含んでいる。ステップS111において、制御装置16は第2ポンプ412を駆動して、タンク502から所定量の処理剤を吸出して自動投入部36に供給する。ステップS111以外の処理は、第1濯ぎ工程と同様である。
図15に戻り、ステップS101において自動投入の工程が洗い工程である場合、制御装置16は処理をステップS103に進める。ステップS103において、制御装置16は第4洗い工程を実行する。第4洗い工程において、制御装置16は自動洗剤投入処理を実行する。つまり、第4洗い工程は、第1ポンプ411を利用してタンク501に貯留されている洗剤等の処理剤のうち所定用を水槽11に投入して洗濯物を洗う工程である。
図17に示す第4洗い工程は、図10に示す第3洗い工程と比較して、ステップS81に替えてステップS112を含んでいる。ステップS112において、制御装置16は第1ポンプ411を駆動して、タンク501から所定量の処理剤を吸出して自動投入部36に供給する。ステップS112以外の処理は、第13洗い工程と同様である。
図15に戻り、ステップS101において自動投入の工程が洗い工程及び濯ぎ工程である場合、制御装置16は処理を図18のステップS104に進める。ステップS104において、制御装置16は第5洗い工程を実行する。第5洗い工程において、制御装置16は自動洗剤投入処理と手動投入処理とを実行する。つまり、第5洗い工程は、第1ポンプ411を利用してタンク501に貯留されている洗剤等の処理剤のうち所定用を水槽11に投入し、かつ手動投入部37にユーザの手動により投入された処理剤を水槽11に投入して洗濯物を洗う工程である。第5洗い工程は、予めタンク501に処理剤が貯留されており、洗濯運転開始前又は開始時に洗剤、漂白剤等の処理剤がユーザの手動によりケース60に投入されていることを前提とする。
図19に示す第5洗い工程は、図17に示す第4洗い工程と比較して、ステップS22とステップS26との間にステップS113、ステップS114、及びステップS115を含んでいる。ステップS113において、制御装置16は第2給水弁35を開放して、手動投入部37に給水する。これにより、ケース60にユーザの手動により投入された処理剤が、第2給水経路33を下流に向かって水槽11に供給される。
制御装置16は、ステップS114において、第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts1が経過したか否かを判定する。第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts1が経過していない場合(ステップS114でNo)、制御装置16はステップS24の処理を繰り返す。第2給水弁35を開放してから所定の期間Ts1が経過すると(ステップS114でYes)、制御装置16は処理をステップS115に進める。ステップS115において、制御装置16は第2給水弁35を閉鎖する。
ステップS105において、制御装置16は脱水工程を実行する。そして、ステップS106において制御装置16は第4濯ぎ工程を実行する。第4濯ぎ工程が収容すると、制御装置16は処理を図15のステップS17に進める。
上述したステップS101~ステップS106以外の処理については第1実施形態と同様である。このようにして、制御装置16は洗濯運転を実行することができる。
この構成によっても、上記各実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、本実施形態によれば、洗濯運転は、洗濯物を洗う洗い工程と、洗濯物を濯ぐ濯ぎ工程とのうち少なくともいずれか一方を含んで構成される。洗濯機10は、少なくとも2つこの場合2つのタンク501、502を備える。制御装置16は、設定記憶部163に記憶された自動投入が設定されている工程を判定して、その判定内容に応じて第2給水弁35を開放するタイミングを制御する。具体的には、洗い工程に自動投入が設定されていれば、濯ぎ工程は手動投入が設定され、濯ぎ工程に自動投入が設定されていれば、洗い工程は手動投入が設定され、洗い工程と濯ぎ工程とに自動投入が設定されていれば、手動投入は設定されない。自動投入が洗い工程にも濯ぎ工程にも設定されていなければ、濯ぎ工程に手動投入が設定される。
これによれば、ユーザが自動投入を行う工程を選択して操作入力することで、制御装置16が自動的に手動投入を行うタイミングを設定する。そのため、ユーザの利便性が向上する。
また、2つあるタンク501、502のうち、洗濯運転にタンク501、502のいずれか一方に貯留されている処理剤しか使わない場合も想定される。この場合、手動投入部37に給水する第2給水経路33は1つなので、ケース60を使用して手動投入できるタイミングは1度となる。したがって、制御装置16は、自動投入する処理剤以外の種類の処理剤を確実に適切なタイミングで水槽11に投入することが必要となる。
これに対し、制御装置16は、自動投入が洗い工程又は濯ぎ工程のうち一方の工程に設定されていると判定した場合、一方の工程において自動投入装置40この場合ポンプ411又は412を駆動し及び第1給水弁34を開放し、他方の工程において第2給水弁35を開放する。
これによれば、手動投入用の第2給水弁35や第2給水経路33をそれぞれ1つだけ設ける簡素な構成であるが、ユーザに負担を掛けずに洗い工程と濯ぎ工程とのそれぞれで処理剤を使用することができる。したがって洗濯機10の小型化や、水槽11の大容量化が可能である。また、部品点数を削減できるので、製造原価を下げたり、製造時の作業性を向上したりすることができる。
制御装置16は、設定記憶部163に記憶された設定内容を判定した結果、洗い工程と濯ぎ工程とのいずれにも自動投入が設定されていないと判定した場合、洗い工程において第1給水弁34を開放し、濯ぎ工程において第2給水弁35を開放する。洗い工程と濯ぎ工程とのいずれにも自動投入が設定されていると判定した場合、洗い工程において自動投入装置40この場合ポンプ411を駆動し第1給水弁34を開放し及び第2給水弁35を開放し、濯ぎ工程において自動投入装置40この場合ポンプ412を駆動し第1給水弁34を開放する。
いずれも自動投入を使用しないのであれば、ユーザは洗剤を水槽11に直接手動により投入して、仕上げ剤はケース60に手動により投入することで、洗剤及び仕上げ剤の両方を使用して洗濯運転を実行することができる。また、洗い工程においては、洗剤に加えて漂白剤などの処理剤を使用するニーズがある。一方、濯ぎ工程においては、濯ぎの際に複数種類の処理剤を重ねて使用するニーズは少ないと考えられる。そのため、タンク501には洗い工程で使用する処理剤のうち使用頻度が多い例えば洗剤を投入しておき、使用頻度が洗剤よりも少ない漂白剤は、ケース60に手動投入することで、洗い工程では複数種類の処理剤を使用することができる。これにより、洗濯運転の態様を広げることができ、ユーザの利便性が向上する。
なお、上記各実施形態では、最初の濯ぎ工程つまり1回目の濯ぎ工程において仕上げ剤を投入する構成としたが、これに限らない。例えば、最終の濯ぎ工程つまりn0回目の濯ぎ工程において仕上げ剤を投入する構成とすることができる。
なお、上記各実施形態は、相互に組み合わせることができる。また、2以上の実施形態の特徴部分のみを抽出して組み合わせることもできる。上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、11…水槽、16…制御装置、163…設定記憶部、20…洗濯機本体、32…第1給水経路、33…第2給水経路、34…第1給水弁、35…第2給水弁、36…自動投入部、37…手動投入部、38、39…ケース、40…自動投入装置、41、411、412…ポンプ、50、501、502…タンク、60…ケース

Claims (7)

  1. 洗濯機本体と、
    前記洗濯機本体の内部に設けられた水槽と、
    複数回分の処理剤を貯留可能なタンクを有し、洗濯運転中に前記タンクから所定量の前記処理剤を抜き出す自動投入装置と、
    前記自動投入装置による前記処理剤の自動投入を受ける自動投入部と、
    ユーザによる洗濯運転1回分の処理剤の手動投入を受ける手動投入部と、
    途中に前記自動投入部が設けられ、外部の水源と前記水槽とを接続する第1給水経路と、
    途中に前記手動投入部が設けられ、前記外部の水源と前記水槽とを接続する第2給水経路と、
    前記第1給水経路を開閉する第1給水弁と、
    前記第2給水経路を開閉する第2給水弁と、
    前記洗濯運転を実行する制御装置と、
    前記自動投入及び又は前記手動投入の使用の有無や使用するタイミングを記憶する設定記憶部と、を備え、
    前記制御装置は、前記設定記憶部に設定された前記タイミングに基づいて、前記自動投入装置の駆動と、前記第1給水弁の開閉と、前記第2給水弁の開閉とを制御する
    洗濯機。
  2. 前記洗濯運転は、洗濯物を洗う洗い工程と、前記洗濯物を濯ぐ濯ぎ工程とのうち少なくともいずれか一方を含んで構成され、
    1つの前記タンクを備え、
    前記制御装置は、
    前記設定記憶部に記憶された設定内容を判定して、
    前記自動投入が前記洗い工程又は前記濯ぎ工程のうち一方に設定されていると判定した場合、前記一方の工程において前記自動投入装置を駆動し及び前記第1給水弁を開放し、他方の工程において前記第2給水弁を開放する、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記洗濯運転は、洗濯物を洗う洗い工程と、前記洗濯物を濯ぐ濯ぎ工程とのうち少なくともいずれか一方を含んで構成され、
    1つの前記タンクを備え、
    前記制御装置は、
    前記設定記憶部に記憶された設定内容を判定して、
    前記手動投入が前記洗い工程又は前記濯ぎ工程のうち一方に設定されていると判定した場合、前記一方の工程において前記第2給水弁を開放し、他方の工程において前記第1給水弁を開放する、
    請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御装置は、
    前記設定記憶部に記憶された設定内容を判定した結果、前記自動投入の使用が設定されていないと判定した場合、前記洗い工程において前記第1給水弁を開放し、前記濯ぎ工程において前記第2給水弁を開放する
    請求項2又は3に記載の洗濯機。
  5. 少なくとも2つの前記タンクを備え、
    前記洗濯運転は、洗濯物を洗う洗い工程と、前記洗濯物を濯ぐ濯ぎ工程とのうち少なくともいずれか一方を含んで構成され、
    前記制御装置は、前記設定記憶部に記憶された前記自動投入が設定されている工程を判定して、判定内容に応じて前記第2給水弁を開放するタイミングを制御する
    請求項1に記載の洗濯機。
  6. 前記制御装置は、
    前記自動投入が前記洗い工程又は前記濯ぎ工程のうち一方の工程に設定されていると判定した場合、前記一方の工程において前記自動投入装置を駆動し及び前記第1給水弁を開放し、他方の工程において前記第2給水弁を開放する、
    請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記制御装置は、
    前記設定記憶部に記憶された設定内容を判定した結果、前記洗い工程と前記濯ぎ工程とのいずれにも自動投入が設定されていないと判定した場合、前記洗い工程において前記第1給水弁を開放し前記濯ぎ工程において前記第2給水弁を開放し、
    前記洗い工程と前記濯ぎ工程とのいずれにも自動投入が設定されていると判定した場合、前記洗い工程において前記自動投入装置を駆動し前記第1給水弁を開放し及び前記第2給水弁を開放し、前記濯ぎ工程において前記自動投入装置を駆動し前記第1給水弁を開放する
    請求項5又は6に記載の洗濯機。
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