JP2023041659A - 装置および装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触型の装置および装置の制御方法を提供すること。【解決手段】基材と、前記基材に設けられるとともに、ユーザに接触可能な基準電極と、前記基材に設けられるとともに、前記ユーザの皮膚部分に対向して配置可能であり、前記基準電極の電圧に対して直流の駆動電圧が印加される駆動電極と、前記基材に設けられるとともに、前記駆動電極と前記皮膚部分との間に空隙が形成されるように、前記基材を前記ユーザに接触させる接触部とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、装置および装置の制御方法に関する。
近年、皮膚に装着可能な皮膚刺激装置が案出されている。特許文献1に記載の皮膚刺激装置は、顔面形状のマスクと、マスクに埋め込まれた磁性体とを備える。磁性体が発する磁場によって、皮膚の機能が向上される。
特許文献1に記載の皮膚刺激装置は、刺激される皮膚部分と装置とが接触した状態で皮膚刺激が行われる。このため、皮膚のバリア機能が弱い場合、接触に起因して、痛み、かゆみ、炎症等の皮膚トラブルが生じることがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、非接触型の装置および装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基材と、前記基材に設けられるとともに、ユーザに接触可能な基準電極と、前記基材に設けられるとともに、前記ユーザの皮膚部分に対向して配置可能であり、前記基準電極の電圧に対して直流の駆動電圧が印加される駆動電極と、前記基材に設けられるとともに、前記駆動電極と前記皮膚部分との間に空隙が形成されるように、前記基材を前記ユーザに接触させる接触部とを備えることを特徴とする装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、基材に設けられるとともに、ユーザに基準電極を接触させるステップと、前記基材に設けられるとともに、前記ユーザの皮膚部分に対向して配置可能な駆動電極に、前記基準電極の電圧に対して所定の直流の駆動電圧を印加するステップと、前記駆動電極と前記皮膚部分との間に空隙が形成されるように、前記基材に設けられた接触部によって、前記基材を前記ユーザに接触させるステップとを備えることを特徴とする装置の制御方法が提供される。
本発明によれば、非接触型の装置および装置の制御方法を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面を通じて共通する機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
図1は、本発明における皮膚刺激システムの構成を示す図である。皮膚刺激システムは、皮膚刺激装置1、ユーザ端末4を含む。皮膚刺激装置1は、皮膚に装着可能なマスク2、マスク2を制御する制御部3を備える。マスク2は電極を備え、ユーザの皮膚に刺激を与えるために用いられる。マスク2は、携帯端末または据え置き型の端末であり得る。
図1は、本発明における皮膚刺激システムの構成を示す図である。皮膚刺激システムは、皮膚刺激装置1、ユーザ端末4を含む。皮膚刺激装置1は、皮膚に装着可能なマスク2、マスク2を制御する制御部3を備える。マスク2は電極を備え、ユーザの皮膚に刺激を与えるために用いられる。マスク2は、携帯端末または据え置き型の端末であり得る。
制御部3は、ケーブル5を介してマスク2に電気的に接続され、マスク2を制御する。制御部3はユーザによって操作されるタッチディスプレイを備え、ユーザの操作に応じてマスク2を駆動する。制御部3はさらにユーザ端末4によっても操作され得る。
ユーザ端末4は、皮膚刺激装置1を操作するために用いられ、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)を介して制御部3と通信可能である。皮膚刺激装置1とユーザ端末4との無線通信方式は、Bluetoothに限定されるものではなく、NFC(Near Field Communication)などの任意の通信方式であり得る。ユーザ端末4は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末等の携帯端末、またはパーソナルコンピュータ等の据え置き型の端末であり得る。なお、ユーザ端末4は、必ずしも制御部3と別に設けられることを要せず、制御部3と一体に構成されてもよい。
図2は本実施形態におけるマスク2の平面図である。図3は、本実施形態におけるマスク2の断面図であり、図2のIII-III’線における断面図である。また、図4は、本実施形態におけるマスク2の断面図であって、図2のIV-IV’線における断面図である。
図2、図3、図4において、マスク2の前面に対して鉛直方向をZ方向とし、マスク2の表面に対して略平行である任意の直交軸をX方向およびY方向とする。ここで、マスク2の「前面」はユーザの皮膚6に対して前方に向いた面を示し、マスク2の「背面」は皮膚6に対向する装着面を示す。
マスク2は基材21、装着部22、23、24、25、絶縁材26、駆動電極27、基準電極28を備える。
基材21は、図2の平面視において略楕円形を有する薄膜から構成され得る。また、図3、図4に示されるように、基材21は、顔を覆うように半球状に湾曲している。基材21は顔を十分に覆う大きさを有することが好ましいが、顔の一部のみを覆ってもよい。また、基材21は、顔以外の部位、例えば、首などを覆う形状を有してもよい。基材21において、鼻、口、目に対応する箇所には開口部が形成されている。なお、基材21と皮膚との間に呼吸のための空隙が形成される場合には、鼻、口に対応する開口部は必ずしも形成されることを要しない。また、基材21が透明である場合には、目に対応する開口部は必ずしも形成されることを要しない。このように開口部をできるだけ少なくすることにより、後述する駆動電極27を基材21の複数の箇所に設けることができ、顔全体に刺激を付与することが可能となる。基材21は伸縮可能であるとともに絶縁性を有することが好ましく、例えば、シリコーンゴム、樹脂等の素材で構成され得る。
複数の駆動電極27は、基材21において、頬、目じり、顎などの所望の位置に配されている。駆動電極27はケーブル5を介して制御部3に接続され、駆動電極27は皮膚6に対して直流電場の刺激を与え得る。また、図3、図4に示されるように、駆動電極27は基材21において皮膚6に対向する位置、すなわち基材21の背面に設けられている。このため、駆動電極27から皮膚までの距離が短くなり、直流電場を効果的に皮膚に付与することができる。駆動電極27は例えば、銅、アルミニウム等の導電性フィルムから構成され得る。なお、基材21が透明な材料から構成される場合、駆動電極27は酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)またはフッ素ドープ酸化スズ(FTO:Fluorine doped Tin Oxide)などの透明電極から構成されてもよい。図2の平面視において、駆動電極27は矩形をなしているが、正多角形、円形、楕円形をなしていてもよい。また、駆動電極27の個数は限定されず、任意の数の駆動電極27が設けられ得る。複数の駆動電極27が基材21の全体にアレイ状に配置されてよく、1つの駆動電極27が基材21の全体に形成されてもよい。さらに、駆動電極27は必ずしも膜状であることを要せず、電極配線であってもよい。この場合、複数の駆動電極27は基材21の全面に亘ってメッシュ状に形成され得る。
絶縁材26は、基材21の前面、背面、駆動電極27を覆うように形成され、駆動電極27の絶縁膜、および基材21の保護膜としての機能を有する。絶縁材26は、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート等の材料から構成され得る。なお、基材21と絶縁材26とは同一の材料から構成されてもよい。また、絶縁材26は基材21の一部から構成されてもよい。この場合、駆動電極27は基材21の内部に埋め込まれることが望ましい。これにより、マスク2の構成部品を削減しながら、駆動電極27を絶縁することが可能となる。
一対の装着部22は、眼鏡の耳掛けのように長細状をなしている。装着部22のそれぞれの一端は基材21の両側部に取り付けられ、装着部22のそれぞれの他端はユーザの耳に掛けられるように湾曲している。装着部22は柔軟性を有する樹脂等から構成され得るが、ユーザの頭部に確実に装着され得るように、基材21よりも高い硬度を有することが好ましい。装着部22の側面には基準電極28が露出するように設けられている。基準電極28は駆動電極27と同様の材料から構成され、マスク2の装着時において基準電極28はこめかみに接触可能である。基準電極28は皮膚6に接触することにより、皮膚6を基準電位に帯電させ得る。
装着部23は、眼鏡の鼻あてのような形状を有し、基材21の背面において鼻に対応する位置に設けられている。装着部23は鼻あて部231および接続部232を有している。接続部232は棒状をなし、接続部232の一端は基材21の背面に接続され、接続部232の他端は鼻あて部231に接続される。一対の鼻あて部231は鼻筋を挟むように接続部232によって支持されている。鼻あて部231は、シリコーンゴム、樹脂等の柔軟性を有する素材によって構成され得る。接続部232は、鼻あて部231と同一の材料から構成されても良く、異なる材料から構成されても良い。鼻あて部231の先端には基準電極28が設けられ、マスク2の装着時において基準電極28は鼻に接触し得る。
装着部24、25は、基材21の背面から鉛直方向に突出して形成されている。装着部24は基材21の額に対応する位置に設けられ、装着部25は基材21の顎に対応する位置に設けられている。装着部24、25は、基材21の一部として基材21と一体に形成されてもよく、絶縁材26の一部として絶縁材26と一体に形成されてもよい。装着部24、25が基材21の一部として形成される場合には、装着部24、25の表面が絶縁材26によって被覆されることが好ましい。装着部24、25の端部、すなわち、皮膚に接触可能な部分には基準電極28が設けられている。基準電極28は平面視において矩形を有し得るが、円形、楕円形などの形状を有していてもよい。基準電極28は皮膚を基準電位に帯電させるだけで済むため、基準電極28と皮膚6との接触面積は駆動電極27の表面積よりも小さく形成され得る。このため、基材21により多くの駆動電極27を設けることができ、皮膚6の広い領域に電場を印加することが可能となる。
ケーブル5は、マスク2と制御部3とを電気的に接続する。ケーブル5は複数の駆動電極27に接続される複数の駆動配線と、複数の基準電極28に共通に接続される1本のGND配線とを含み得る。ケーブル5はコネクタ(接続端子)を介してマスク2に着脱自在に接続され、コネクタはマスク2の装着が妨げられない位置にコネクタを介して着脱接続されることが望ましい。例えば、図3に示されるように、コネクタは装着部22の外側面に設けられ得る。
上述のように構成された実施形態において、ユーザがマスク2を顔に装着すると、装着部22、23、24、25にそれぞれ設けられた基準電極28は皮膚6に接触し、皮膚6は基準電位に保たれる。この状態において、皮膚6から離隔した駆動電極27に直流の駆動電圧が印加されると、駆動電極27から皮膚6に対して電場が形成される。皮膚6の内部におけるカルシウムイオン等は電場によって移動し、皮膚6の内部におけるイオン濃度分布が変化し、皮膚6の細胞の賦活化および皮膚機能が改善される。特に、直流電場は、交流電場と比較して、皮膚組織の構造を整え、バリア機能を高める効果において優れている。バリア機能を高めることによって、皮膚6の内部における水分の蒸散を抑制し、皮膚6の保湿および皮膚6の弾力を高め、より効果的な皮膚刺激を実現することが可能となる。また、駆動電極27にパルス電圧を印加し、駆動電極27から皮膚6に対してパルス電場を形成してもよい。パルス電場は、直流電場および交流電場と比較して、皮膚6の内部に誘導電流を生じさせ、皮膚6に塗布された美容成分の浸透を促進させる効果において優れている。これにより、皮膚機能の改善に加えて、美容成分の美容効果の促進を実現することが可能となる。
また、本実施形態においては、ユーザがマスク2を装着するだけで非接触の皮膚刺激を容易に実現することが可能である。ユーザが装着部22を耳に掛けることにより、マスク2は顔に向けて一定の圧力で付勢される。このとき、基材21の背面から突出した装着部23、24、25は皮膚6に接触し、基材21と皮膚6との間に空隙が形成される。このため、マスク2と皮膚6との接触面積を低減し、接触に起因する皮膚トラブルを回避することができる。また、ユーザは化粧を施した状態のまま、マスク2を装着することも可能となる。さらに、装着部22~25には基準電極28が設けられているため、装着部22~25は空隙形成の機能に加えて、基準電位付与の機能を同時に備え得る。これにより、マスク2が皮膚6に接触する面積をさらに低減することが可能となる。
なお、装着部22~25の数および位置は図2、図3、図4の例に限定されない。装着部22~25よりも多くの装着部が設けられてもよく、例えば、頬の部位に対応する装着部がさらに設けられてもよい。装着部24、25の数を増やすことにより、皮膚6において均一な電位分布を形成することが可能となる。一方、装着部22~25の数が少ない場合には、皮膚における接触面積が小さくなり、接触に起因する皮膚トラブルをさらに低減することが可能となる。
図5は、本実施形態における制御部3のブロック図である。制御部3は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、記憶装置304、ディスプレイ305、タッチセンサ306、WAN(Wide Area Network)307、LAN(Local Area Network)308、バス310、DA変換器311、増幅器312、DC(Direct Current)/DCコンバータ313を備える。制御部3の各部はバス310を介して相互に接続される。
CPU301は、アプリケーションプログラムにより皮膚刺激装置1の各部を制御する。ROM302は、不揮発性メモリから構成され、皮膚刺激装置1の各部を制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。RAM303は、CPU301の動作に必要なメモリ領域を提供する。記憶装置304は、ハードディスク、半導体メモリ等から構成される。ディスプレイ305は、例えば、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等から構成される。ディスプレイ305の表面にはタッチセンサ306が配置される。タッチセンサ306は、静電容量式または抵抗式の検出回路を備える。ディスプレイ305およびタッチセンサ306は、皮膚刺激装置1を操作するためにユーザ端末4の代わりに用いられてもよい。WAN307は、移動体通信ネットワークを介して皮膚刺激装置1とユーザ端末4とを通信可能に接続してもよい。移動体通信ネットワークは、例えば、第3世代移動通信、LTE(Long Term Evolution)、第4世代移動通信、第5世代移動通信等であり得る。LAN308は、無線通信によりデータの送受信を行う通信部であり、例えば、Bluetooth等の近距離無線通信、Wi-Fi等の無線LAN接続による無線通信を実行可能に構成される。
DA変換器311はCPU301から出力された複数のデジタル信号のそれぞれをアナログ信号に変換する。複数の増幅器312のそれぞれは差動増幅回路を含み、DA変換器311から出力されたアナログ信号を増幅する。DC/DCコンバータ313は、増幅器312から出力されたアナログ信号を昇圧し、所定の電圧の直流電圧を各駆動電極27に供給する。駆動電圧は例えば、数V~数百V、好ましくは10~100V程度であり得る。一方、制御部3の接地配線はケーブル5を介して複数の基準電極28に接続され得る。皮膚6は基準電極28によって基準電位に帯電され、駆動電極27と皮膚6との間に駆動電圧に応じた電場が形成される。なお、制御部3の接地配線は制御部3の外部において接地されてもよい。さらに、DA変換器311、DC/DCコンバータ313から出力される駆動電圧は必ずしも定電圧に限定されず、矩形波、正弦波、パルス波などの様々な波形を有していてもよい。
制御部3は複数の駆動電極27のそれぞれに異なる駆動電圧を供給し得る。このため、顔の部位に応じて、最適な強度の電場を皮膚に印加することが可能となる。例えば、目じり等のように神経が集中する部位においては、駆動電圧は比較的小さい電圧値であり得る。
図示されていないが、制御部3は充電可能な電源を備え得る。本実施形態における皮膚刺激装置は直流電場を生成するものであるため、電源の容量は比較的に小さくて足りる。このため、制御部3を小型に構成することができ、マスク2と制御部3とを一体に構成することも可能となる。例えば、制御部3は基材21に埋め込まれても良く、装着部22~25に分散して埋め込まれても良い。特に、基材21の背面から突出した装着部23~25は電源、回路部品などを収容するのに十分な容積を有し得る。また、マスク2と制御部3とが一体に構成され、電源のみがマスク2の外部に設けられてもよい。
図6は本実施形態におけるユーザ端末4のブロック図である。ユーザ端末4はCPU401、ROM402、RAM403、記憶装置404、ディスプレイ405、タッチセンサ406、第1無線通信部407、第2無線通信部408、撮像部409、バス410を備える。各部は、バス410を介して相互に接続されている。
CPU401は、アプリケーションプログラムによりユーザ端末4の各部を制御する。ROM402は、不揮発性メモリで構成され、ユーザ端末4の各部を制御するためのアプリケーションプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401の動作に必要なメモリ領域を提供する。記憶装置404は、不揮発性メモリ、外部メモリなどである。
ディスプレイ405は、例えば、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイ、LEDディスプレイ等から構成される。ディスプレイ405の表面には、タッチセンサ406が配されている。タッチセンサ406は静電容量式または抵抗式の検出回路を備える。
第1無線通信部407は、移動体通信ネットワークにおいて無線通信を行う通信部であり、例えば、第3世代移動通信、LTE、第4世代移動通信、第5世代移動通信等を実行可能である。
第2無線通信部408は、無線通信によりデータの送受信を行う通信部であり、例えば、Bluetooth等の近距離無線通信、Wi-Fi等の無線LAN接続による無線通信、赤外線無線通信等を実行可能に構成される。
撮像部409は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等のエリアセンサである。なお、皮膚刺激装置1またはユーザ端末4は、撮像部409によって撮像された画像を解析し、画像から駆動電圧の振幅、周波数等を決定してもよい。
図7A~7Dは、本実施形態におけるユーザ端末4の操作画面の一例である。マスク2は、ユーザ端末4に入力されたユーザ情報に基づいて、ユーザに最適な刺激を付与することができる。ユーザがユーザ端末4においてアプリケーションプログラムを起動すると、ユーザ端末4は、図7Aに示された画面をディスプレイ405に表示する。図7Aの画面において、ユーザはディスプレイ405に配されたタッチセンサ406を操作することによって、性別、誕生日(年齢)、使用部位等の情報をユーザ端末4に入力し、駆動電圧を選択することができる。なお、駆動電圧はユーザによって選択されず、アプリケーションプログラムによって決定されてもよい。ユーザが情報を入力し、「次へ」のボタンに触れることによって、ユーザ端末4は図7Bに示された画面をディスプレイ405に表示させる。
図7Bの画面において、ユーザは現在の気分の状態をユーザ端末4に入力する。ユーザ端末4は、気分の状態を表す「good」、「not bad」、「bad」の3つのアイコンをディスプレイ405に表示する。ユーザは、3つのアイコンのいずれかに触れることで、ユーザの現在の気分をユーザ端末4に入力することができる。さらに、ユーザは皮膚の敏感度などの自覚症状を入力してもよい。敏感度が高い場合、皮膚刺激装置1は駆動電圧を低くし、皮膚刺激を弱め得る。図7Cの画面において、ユーザは行動予定を入力する。ユーザ端末4は、「スキンケア」、「のんびり」、「睡眠」等のアイコンをディスプレイ405に表示する。ユーザはこれらのアイコンのいずれかに触れることで、ユーザの行動予定を入力することができる。
ユーザ端末4は以上のように入力されたユーザ情報に基づいて、駆動電圧、刺激時間などの皮膚刺激情報を決定する。ユーザ端末4は決定された皮膚刺激情報を制御部3に送信し、制御部3は皮膚刺激情報に基づき駆動電圧を出力する。駆動電極27の駆動電圧は、所定の駆動パターンで変化される。これにより、ユーザに最適な刺激を付与することが可能となる。また、ユーザ端末4は図7Dに示される画面をディスプレイ405に表示させてもよい。図7Dの画面において、入力されたユーザ情報に基づいて、最適な刺激を付与することができる施術スケジュールをユーザに提示する。ユーザは、この施術スケジュールに従って施術を行うことによって、適切な頻度、適切な施術時間で皮膚刺激装置1を使用することが可能となる。
図8は、本実施形態における皮膚刺激装置の動作を表すフローチャートである。
まず、ユーザは、ディスプレイ405に配されたタッチセンサ406を操作することによって、図7A、図7B、図7Cの画面において性別、誕生日(年齢)、使用部位、ユーザの気分の状態および自覚症状、ユーザの次の行動予定等のユーザ情報をユーザ端末4に入力する(ステップS101)。次に、ユーザは顔にマスク2を装着する(ステップS102)。ユーザが装着部22を耳に掛けることにより、マスク2は顔に向けて一定の圧力で付勢される。このとき、基材21の背面から突出した装着部23、24、25は皮膚6に接触し、基材21と皮膚との間に空隙が形成される。さらに、装着部22~25に設けられた基準電極28は皮膚に接触し、皮膚は基準電圧に保たれる。
ユーザは、アプリケーションプログラムを操作し、皮膚刺激装置1に皮膚刺激の開始を指示する(ステップS103)。制御部3は、入力されたユーザ情報に基づき、皮膚の部位毎に駆動電圧、駆動時間等を決定する(ステップS104)。例えば、駆動電圧は10V~100Vであり、駆動時間は数分~数十分、好ましくは5分から20分程度であり得る。さらに、制御部3は、決定された駆動電圧を駆動電極27に印加し(ステップS105)、駆動電極27と皮膚との間に直流の電場が形成され、皮膚は電場によって刺激を受ける。
続いて、制御部3は、皮膚刺激を終了するか否かを判断する(ステップS106)。決定された動作時間が経過しない場合(ステップS106においてNO)、制御部3は引き続き皮膚刺激を繰り返し実行する(ステップS105)。決定された時間が経過した場合(ステップS106においてYES)、制御部3は皮膚刺激を停止する。さらに、制御部3は施術結果および皮膚の状態をディスプレイ405に表示する(ステップS107)。以上の処理が完了すると、制御部3は主電源をオフにする。
以上に述べたように本実施形態によれば、非接触で皮膚刺激を付与することができ、痛み、かゆみ、炎症等の皮膚トラブルを回避することが可能となる。また、基材21には皮膚6と基材21との空隙を形成するための装着部22~25が設けられているため、皮膚6がマスク2を装着するだけで非接触の皮膚刺激を容易に実現することが可能である。さらに、装着部22~25には基準電極28が設けられているため、装着部22~25によって、空隙形成の機能に加えて、基準電位付与の機能を同時に実現できる。これにより、マスク2が皮膚6に接触する面積をさらに低減し、皮膚トラブルを回避する効果が顕著となる。
[第2実施形態]
続いて本実施形態における皮膚刺激装置について説明する。本実施形態における皮膚刺激装置は、駆動電極と皮膚との空隙の距離に応じて駆動電圧を制御する点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
続いて本実施形態における皮膚刺激装置について説明する。本実施形態における皮膚刺激装置は、駆動電極と皮膚との空隙の距離に応じて駆動電圧を制御する点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図9は本実施形態に係るマスク2の平面図である。マスク2は検出電極29をさらに有する。検出電極29は基材21において皮膚表面に近接した位置に配され、駆動電極27と皮膚6との間の距離を測定可能である。検出電極29は、駆動電極27と皮膚6との間の距離を測定し易い位置、例えば、駆動電極27近傍に配されている。検出電極29の形状は限定されず、平面視において、正多角形、円形、楕円形などであり得る。また、検出電極29は駆動電極27を囲む枠状に形成されてもよい。検出電極29は皮膚6との間の静電容量を検出できれよく、駆動電極27ほどの面積を要しない。
図10は本実施形態に係るマスク2の断面図であって、図9のX-X’線におけるマスク2の断面図である。検出電極29は駆動電極27と略同様に形成され、基材21の厚さ方向において駆動電極27と同じ位置に設けられている。すなわち、検出電極29から皮膚6までの距離は駆動電極27から皮膚6までの距離に等しい。このため、検出電極29から皮膚6までの距離を駆動電極27から皮膚6までの距離とみなすことができる。
検出電極29と皮膚6との間には静電容量が形成されるため、検出電極29と皮膚6との距離に応じて静電容量が変化する。静電容量の変化は検出電極29における検出電圧の変化として現れる。制御部3は検出電圧に基づき駆動電圧を決定することにより、駆動電極27から皮膚6までの距離によらず、一定の強度の直流電界を皮膚6に付与することが可能となる。
図11は、本実施形態における制御部3のブロック図である。制御部3は、増幅器321、フィルタ回路322、AD変換器323をさらに有する。増幅器321、フィルタ回路322は検出電極29毎に設けられる。増幅器321は差動増幅回路を含み、検出電極29から出力された微弱な検出電圧を増幅する。また、図示されていないが、増幅器321の入力段には、検出電極29にバイアス電圧を付与するスイッチ回路が接続されている。バイアス電圧は基準電圧、電源電圧などであってもよい。皮膚刺激装置の初期動作時において、スイッチ回路がオン状態となった後、オフ状態となる。これにより、検出電極29はバイアス電圧を保持する。この状態において、検出電極29が皮膚6に近づくと、検出電極29と皮膚6との間に形成される静電容量が増大し、検出電圧は上昇する。一方、検出電極29が皮膚6から離隔すると、静電容量が減少し、検出電圧は低下する。フィルタ回路322は、増幅器321によって増幅された検出電圧のノイズ成分を除去することができる。AD変換器323は、比較回路、基準電圧発生回路を含み、検出電圧をデジタル信号に変換する。CPU301は、検出電圧に応じて駆動電圧を決定する。例えば、検出電極29と皮膚6との距離が長くなり、検出電圧が低下した場合、CPU301は駆動電圧を高くする。一方、検出電極29と皮膚6との距離が短くなり、検出電圧が上昇した場合、CPU301は駆動電圧を低くする。従って、検出電極29と皮膚6との距離によらず、皮膚6には一定の強度の直流電界を印加することが可能となる。
なお、検出電極29が駆動電極27に隣接して配置される場合には、駆動電極27および検出電極29の間の直流電界の変化を検出することにより、皮膚6と駆動電極27との距離を算出してもよい。皮膚6が駆動電極27に近づくとき、駆動電極27と検出電極29との間の電場の一部が皮膚6に流れ込む。これにより、駆動電極27と検出電極29との間の電場が小さくなり、駆動電極27と検出電極29との間の電位差は小さくなる。また、皮膚6が駆動電極27に遠ざかるとき、駆動電極27と皮膚6との間に発生する電場の一部が検出電極29に流れ込む。これにより、駆動電極27と検出電極29との間に発生する電場が大きくなり、駆動電極27と検出電極29との間の電位差は大きくなる。すなわち、駆動電極27と皮膚6との間の距離に応じて、検出電極29の検出電圧は変化する。制御部3は、検出電極29の検出電圧に基づき駆動電圧を制御することが可能である。これにより、制御部3は駆動電極27と皮膚6との間の距離によらず、皮膚に一定の直流電場を印加することが可能となる。
さらに、駆動電極27は検出電極29の機能を備えてもよい。すなわち、駆動電極27に駆動電圧が印加されない状態において、制御部3は駆動電極27と皮膚6との間の静電容量変化を駆動電極27における検出電圧として取得してもよい。その後、制御部3は検出電圧に基づき駆動電圧を決定し、当該駆動電圧を駆動電極27に印加することができる。この場合、図11において、複数のスイッチが駆動電極27とDC/DCコンバータ313との間、および駆動電極27と増幅器321との間にそれぞれ設けられることが好ましい。制御部3はこれらのスイッチをオンまたはオフとし、駆動電極27において検出電極としての機能と駆動電極としての機能を切り替えることが可能となる。このような構成によれば、検出電極29を設ける必要がなくなるため、より多くの駆動電極27を基材21に設けることができ、より効果的な皮膚刺激を実現し得る。また、駆動電極27が検出電極としての機能を有するため、駆動電極27と皮膚6との空隙を正確に検出することが可能となる。
図12は本実施形態における皮膚刺激装置の動作を表すフローチャートである。
まず、ユーザは、アプリケーションを起動し、ディスプレイ405に配されたタッチセンサ406を操作することによって、性別、誕生日(年齢)、使用部位、ユーザの気分の状態および自覚症状、ユーザの次の行動予定等のユーザ情報をユーザ端末4に入力する(ステップS201)。ユーザは、刺激したい顔の部位等を設定してもよい。次に、ユーザは、マスク2を装着し(ステップS202)、ユーザ端末4に皮膚刺激の開始を指示する(ステップS203)。
制御部3は、皮膚6の複数の部位のそれぞれにおいて検出電極29と皮膚との距離を検出し(ステップS204)、制御部3は、ユーザ情報および検出された距離に応じて、駆動電圧、駆動時間を決定する(ステップS205)。さらに、制御部3は、決定された駆動電圧を駆動電極27に印加する(ステップS206)。これにより、駆動電極27と皮膚6との間に直流の電場が形成され、皮膚は電場によって刺激を受ける。
続いて、制御部3は皮膚刺激を終了するか否かを判断する(ステップS207)。決定された動作時間が経過しない場合(ステップS207においてNO)、制御部3は空隙の検出および駆動電圧の決定の処理を繰り返し実行する(ステップS204~S206)。また、決定された時間が経過した場合(ステップS207においてYES)、制御部3は、皮膚刺激を停止する。さらに、制御部3は、施術結果および皮膚の状態をディスプレイ405に表示する(ステップS208)。以上の処理が完了すると、制御部3は主電源をオフにする。
以上に述べたように本実施形態によれば、検出電極29が検出した距離に基づき、駆動電極27の駆動電圧が制御される。これにより、駆動電極27と皮膚6との距離によらず、一定の強度の電場を皮膚に与えることが可能となる。特に、複数の駆動電極27のそれぞれと皮膚6との間の距離が一定でない場合、駆動電極27毎に距離に応じて駆動電圧を制御することができる。このため、ユーザの顔の個人差、マスク2の装着のずれなどの影響を低減し、皮膚6の各部に一定の電場を印加することが可能となる。
[第3実施形態]
続いて本実施形態における皮膚刺激装置について説明する。本実施形態における皮膚刺激装置は、基材および駆動電極がユーザの顔に沿って湾曲している点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
続いて本実施形態における皮膚刺激装置について説明する。本実施形態における皮膚刺激装置は、基材および駆動電極がユーザの顔に沿って湾曲している点において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図13は本実施形態に係るマスク2の断面図である。図13において、基材21は顔の表面に沿って湾曲して形成されており、基材21の背面と皮膚6との間の空隙の長さはそれぞれの場所において一定である。複数の駆動電極27のそれぞれは基材21の背面に設けられており、複数の駆動電極27のそれぞれと皮膚との間の空隙も一定となる。このため、顔の全体に亘って均一な電場を形成することが可能となり、顔に均一に皮膚刺激を付与することが可能となる。
また、それぞれの駆動電極27は、湾曲した基材21の背面に沿って配置されており、基材21と同様に湾曲して形成されている。このため、1つの駆動電極27の各部において皮膚6との空隙の距離が一定となり、1つの駆動電極27において均一な電場を形成することが可能となる。
本実施形態におけるマスク2は、駆動電極27と皮膚との間の距離は一定となるように構成されるため、第2実施形態のように距離検出の構成を必ずしも要しない。このため、マスク2、制御部3の構成を簡略化することができる。また、マスク2に検出電極29を設ける必要がなくなり、より多くの駆動電極27を設けることができ、皮膚刺激の効果をさらに高めることができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態における距離検出の構成を設けることは妨げられない。マスク2が正しく装着されなかった場合には、皮膚6と駆動電極27との距離が一定にならないこともある。このような場合には、距離検出の構成は有用となり得る。
[他の実施形態]
さらに、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例、ほかの実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。また、実施形態において特段の説明や図示のない部分に関しては、当該技術分野の周知技術や公知技術を適宜適用可能である。
さらに、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例、ほかの実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。また、実施形態において特段の説明や図示のない部分に関しては、当該技術分野の周知技術や公知技術を適宜適用可能である。
1 皮膚刺激装置
2 マスク
3 制御部
4 ユーザ端末
5 ケーブル
21 基材
22 装着部
23 装着部
24 装着部
25 装着部
26 絶縁材
27 駆動電極
28 基準電極
29 検出電極
2 マスク
3 制御部
4 ユーザ端末
5 ケーブル
21 基材
22 装着部
23 装着部
24 装着部
25 装着部
26 絶縁材
27 駆動電極
28 基準電極
29 検出電極
Claims (21)
- 基材と、
前記基材に設けられるとともに、ユーザに接触可能な基準電極と、
前記基材に設けられるとともに、前記ユーザの皮膚部分に対向して配置可能であり、前記基準電極の電圧に対して直流の駆動電圧が印加される駆動電極と、
前記基材に設けられるとともに、前記駆動電極と前記皮膚部分との間に空隙が形成されるように、前記基材を前記ユーザに接触させる接触部とを備えることを特徴とする装置。 - 前記接触部に前記基準電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記接触部は、前記ユーザの耳、鼻、顎、額の少なくともいずれかに接触することで、前記皮膚部分に対する前記駆動電極の位置を規定することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記接触部は、前記駆動電極と前記皮膚部分との間に空隙が形成されるように、前記基材を前記ユーザに装着させる装着部であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記駆動電極は、前記ユーザの顔の前記皮膚部分に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記基準電極と前記ユーザとの接触面積は、前記駆動電極の表面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記駆動電極の表面は絶縁材によって被覆され、
前記絶縁材は前記皮膚部分に非接触であることを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記絶縁材は前記基材の一部から構成されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
- 前記駆動電圧、または前記駆動電圧の駆動時間を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の装置。
- 前記制御部は、前記ユーザの年齢、性別、自覚症状および前記皮膚部分の少なくとも1つに応じて、前記駆動電圧または前記駆動時間を制御することを特徴とする請求項9に記載の装置。
- 前記制御部は、前記ユーザの生体から得られた情報に基づき前記駆動電圧または前記駆動時間を制御することを特徴とする請求項9に記載の装置。
- アレイ状に配列された複数の前記駆動電極を備え、
前記制御部は、複数の前記駆動電極のそれぞれの前記駆動電圧または前記駆動時間を独立に制御可能であることを特徴とする請求項9に記載の装置。 - 前記駆動電圧は10~100Vであることを特徴とする請求項9に記載の装置。
- 前記駆動時間は5~20分であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
- 前記皮膚部分に対向して設けられるとともに、前記空隙の距離に応じた検出電圧を出力可能な検出電極を備え、
前記制御部は、前記検出電圧に基づき、前記駆動電圧または前記駆動時間を制御することを特徴とする請求項9に記載の装置。 - 前記駆動電極に前記駆動電圧が印加されない状態において、前記駆動電極は前記検出電極として機能することを特徴とする請求項15に記載の装置。
- 前記駆動電圧を生成するための内部電源をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記駆動電圧を生成するための外部電源に接続可能な接続端子をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記制御部は、携帯端末に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
- 皮膚刺激装置である請求項1に記載の装置。
- 基材に設けられるとともに、ユーザに基準電極を接触させるステップと、
前記基材に設けられるとともに、前記ユーザの皮膚部分に対向して配置可能な駆動電極に、前記基準電極の電圧に対して所定の直流の駆動電圧を印加するステップと、
前記駆動電極と前記皮膚部分との間に空隙が形成されるように、前記基材に設けられた接触部によって、前記基材を前記ユーザに接触させるステップとを備えることを特徴とする装置の制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2021148936 | 2021-09-13 |
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JP2022145206A Pending JP2023041659A (ja) | 2021-09-13 | 2022-09-13 | 装置および装置の制御方法 |
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2022
- 2022-09-13 JP JP2022145206A patent/JP2023041659A/ja active Pending
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