JP2023035614A - 磁気ディスク装置及びリフレッシュ閾値の設定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置及びリフレッシュ閾値の設定方法に関する。
磁気ディスク装置の磁気ディスク(以下、単に、ディスクと称する)の高記録密度化に伴って、ディスクの磁性膜等の不均一、若しくはメカ特性等に起因してディスクの1周内の記録再生特性の変動が、ビットエラーレート(BER)などの評価指標の変動として顕在化している。ディスクの所定のトラックにおいて、BERは、一定になることが望ましい。
また、磁気ディスク装置では、データをライトした場合にヘッドからの漏れ磁束等の影響(Adjacent Track Interference : ATI)により、データが消去されるサイドイレーズが発生し得る。サイドイレーズを防止するために、磁気ディスク装置は、所定のトラックの周辺トラックにデータをライトした回数が規定回数を超えた場合に、所定のトラックのデータを書き直す処理(リフレッシュ処理又はリライト処理)を有している。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、パフォーマンス及びデータの信頼性を向上可能な磁気ディスク装置及びリフレッシュ閾値の設定方法を提供することである。
本実施形態に係る磁気ディスク装置は、第1トラックを有するディスクと、ヒータを有し、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、前記第1トラックの1周内でライト/リード処理特性に対応する評価指標の変動を抑制するように、前記第1トラックの1周内における前記ディスクへのライト処理に関連するパラメータの変動を設定する、コントローラと、を備える。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は、一例であって、発明の範囲を限定するものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ(バッファ)90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
磁気ディスク装置1は、後述するヘッドディスクアセンブリ(HDA)と、ドライバIC20と、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC、又はプリアンプ)30と、揮発性メモリ70と、不揮発性メモリ80と、バッファメモリ(バッファ)90と、1チップの集積回路であるシステムコントローラ130とを備える。また、磁気ディスク装置1は、ホストシステム(以下、単に、ホストと称する)100と接続される。
HDAは、磁気ディスク(以下、ディスクと称する)10と、スピンドルモータ(以下、SPMと称する)12と、ヘッド15を搭載しているアーム13と、ボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)14とを有する。ディスク10は、SPM12に取り付けられ、SPM12の駆動により回転する。アーム13及びVCM14は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM14の駆動により、アーム13に搭載されているヘッド15をディスク10の所定の位置まで移動制御する。ディスク10及びヘッド15は、2つ以上の数が設けられてもよい。
ディスク10は、そのデータをライト可能な領域に、ユーザから利用可能なユーザデータ領域10aと、システム管理に必要な情報をライトするシステムエリア10bとが割り当てられている。以下、ディスク10の内周から外周へ向かう方向、又はディスク10の外周から内周へ向かう方向を半径方向と称する。半径方向において、内周から外周へ向かう方向を外方向(又は外側)と称し、内周から外周へ向かう方向を内方向(又は内側)と称する。円周方向は、ディスク10の円周に沿った方向に相当する。半径方向及び円周方向は、互いに直交している。また、ディスク10の半径方向の所定の位置を半径位置と称し、ディスク10の円周方向の所定の位置を円周位置と称する場合もある。半径位置及び円周位置をまとめて単に位置と称する場合もある。ディスク10のユーザデータ領域10aは、複数の領域に区分され得る。例えば、ユーザデータ領域10aは、半径方向において、所定の数のトラックを含む領域(以下、ゾーンと称する場合もある)毎に区分され得る。ゾーンは、半径方向において、トラック毎に区分され得る。
なお、“トラック”は、ディスク10を半径方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域、ディスク10の所定の半径位置の1周分の記録領域、ディスク10の所定の半径位置の所定の記録領域、ディスク10の円周方向に延長する記録領域、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路に相当する記録領域、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路、ディスク10を半径方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置の1周分の記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置の所定の記録領域にライトされたデータ、ディスク10の円周方向に延長する記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路に相当する記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置に位置決めしたヘッド15の経路に沿ってライトしたデータ、ディスク10において円周方向に延長するデータ、ディスク10の所定のトラックにライトされたデータ、ディスク10の所定のトラックにライトされた1周分のデータ、ディスク10の所定のトラックにライトされたデータの一部や、その他の種々の意味で用いる。“セクタ”は、ディスク10の所定のトラックを円周方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域、ディスク10の所定の半径位置で円周方向に延長する記録領域を区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域、ディスク10の所定のトラックの所定の記録領域、ディスク10の所定のトラックの所定の円周位置、ディスク10の所定の半径位置における所定の円周位置(所定の位置)、ディスク10の所定のトラックを円周方向に区分した複数の記録領域の内の1つの記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置で円周方向に延長する記録領域を区分した複数の記録領域の1つの記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定のトラックの所定の記録領域にライトされたデータ、ディスク10の所定のトラックの所定の円周位置にライトされたデータ、ディスク10の所定の半径位置における所定の円周位置(所定の位置)にライトされたデータ、所定のセクタにライトされたデータや、その他の種々の意味で用いる。“トラックの半径方向の幅”を“トラック幅”と称する場合もある。“所定のトラックにおけるトラック幅の中心位置を通る経路”を“トラックセンタ”と称する場合もある。ユーザデータ領域10aにライトされるユーザにより利用可能なデータをユーザデータと称する場合もある。
ヘッド15は、後述するスライダ150を本体として、当該スライダ150に実装されているライトヘッド15Wとリードヘッド15Rとを備える。ライトヘッド15Wは、ディスク10にデータをライトする。リードヘッド15Rは、ディスク10に記録されているデータをリードする。なお、“ライトヘッド15W”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“リードヘッド15R”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“ライトヘッド15W及びリードヘッド15R”をまとめて単に“ヘッド15”と称する場合もある。“ヘッド15の中心部”を“ヘッド15”と称し、“ライトヘッド15Wの中心部”を“ライトヘッド15W”と称し、“リードヘッド15Rの中心部”を“リードヘッド15R”と称する場合もある。“ライトヘッド15Wの中心部”を単に“ヘッド15”と称する場合もあるし、“リードヘッド15Rの中心部”を単に“ヘッド15”と称する場合もある。“ヘッド15の中心部を所定のトラックのトラックセンタに位置決めする”ことを“ヘッド15を所定のトラックに位置決めする”、“ヘッド15を所定のトラックに配置する”、又は“ヘッド15を所定のトラックに位置する”等で表現する場合もある。
図2は、実施形態に係るディスク10の一例を示す模式図である。図2に示すように、円周方向において、ディスク10の回転する方向を回転方向と称する。なお、図2に示した例では、回転方向は、反時計回りで示しているが、逆向き(時計回り)であってもよい。図2において、ディスク10は、内方向に位置する内周領域IRと、外方向に位置する外周領域ORと、内周領域IR及び外周領域ORの間に位置する中周領域MRとに区分されている。
図2に示した例では、ディスク10は、ユーザデータ領域10a、及びシステムエリア10bを含む。図2では、ユーザデータ領域10a及びシステムエリア10bは、半径方向において隣接している。ここで、“隣接”とは、データ、物体、領域、及び空間等が接して並んでいることはもちろん、所定の間隔を置いて並んでいることも含む。図2では、システムエリア10bは、ユーザデータ領域10aの外方向に隣接している。なお、システムエリア10bは、ユーザデータ領域10aの内方向に隣接していてもよい。また、システムエリア10bは、半径方向においてユーザデータ領域10aの間に配置されていてもよい。
図2に示した例では、ユーザデータ領域10aは、内周領域IRから外周領域ORに亘って配置されている。システムエリア10bは、外周領域ORに配置されている。なお、システムエリア10bは、内周領域IR又は中周領域MRに配置されていてもよい。システムエリア10bは、外周領域OR、中周領域MR,又は内周領域IRに分散して配置されていてもよい。
図2に示すように、ヘッド15は、ディスク10に対してVCM14の駆動により回転軸周りで回転して内方向から外方向に向かって移動して所定の位置に配置される、又は外方向から内方向に向かって移動して所定の位置に配置される。
図3は、ディスク10及びヘッド15の一例を示す拡大断面図である。以下で、ヘッド15からディスク10へ向かう方向を下方向(又は下)と称し、ディスク10からヘッド15へ向かう方向を上方向(又は上)と称する。図3において、ディスク10の回転方向Bと空気流Cの方向とは一致している。
図3に示した例では、ディスク10は、基板111と、軟磁性層112と、磁気記録層113と、保護膜層114とが順に積層されている。基板111は、円板状の非磁性体で形成されている。軟磁性層112は、基板111の上に軟磁気特性を示す材料で形成されている。磁気記録層113は、軟磁性層112の上にディスク10の表面に対して垂直方向に磁気異方性を有する。保護膜層114は、磁気記録層113の上に形成されている。
図3に示した例では、ヘッド15は、スライダ150を有している。スライダ150は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)とで形成されている。スライダ150は、ディスク10の表面に対向するディスク対向面(エア・ベアリング・サーフェイス(ABS))151と、空気流Cの流出側に位置するトレーリング端153とを有している。スライダ150は、ライトヘッド15W、リードヘッド15R、ヒータ191、及びヒータ192を含む。リードヘッド15R及びライトヘッド15Wの一部は、ディスク対向面151に露出している。ヒータ191は、ライトヘッド15W及びリードヘッド15Rの間に配置されている。ヒータ192は、リードヘッド15Rに対してライトヘッド15Wと反対側に配置されている。言い換えると、リードヘッド15Rは、ヒータ191及び192の間に配置されている。
リードヘッド15Rは、磁性膜161、シールド膜162、及びシールド膜163で構成されている。磁性膜161は、シールド膜162及びシールド膜163の間に位置し、磁気抵抗効果を生じる。シールド膜162は、磁性膜161に対してトレーリング端153側に位置する。シールド膜163は、シールド膜162と対向している。磁性膜161、シールド膜162、及びシールド膜163の下端は、ディスク対向面151に露出している。
ライトヘッド15Wは、リードヘッド15Rに対して、スライダ150のトレーリング端153側に設けられている。ライトヘッド15Wは、主磁極171と、トレーリングシールド(ライトシールド)172と、主磁極171に磁束を流すために主磁極171及びライトシールド172を含む磁気回路に巻きつくように配置された記録コイル180を備えている。
主磁極171は、高飽和磁束密度を有する軟磁性体からなる。主磁極171は、ディスク10の磁気記録層113を磁化させるために、ディスク10の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生させる。図3に示した例では、主磁極171は、ディスク対向面151に対してほぼ垂直に延出している。主磁極171のディスク対向面151側の先端部171aの下面は、ディスク対向面151に露出している。主磁極171の先端部171aは、ディスク対向面151に向かって先細りに絞り込まれ、他の部分に対して幅の狭い柱状に形成されている。主磁極171の先端部171aのクロストラック方向の幅は、トラックのトラック幅にほぼ対応している。クロストラック方向は、例えば、半径方向に沿った方向である。
ライトシールド172は、高飽和磁束密度を有する軟磁性体からなる。ライトシールド172は、主磁極171直下の軟磁性層112を介して効率的に磁路を閉じるために設けられている。ライトシールド172は、主磁極171に対してトレーリング端153側に位置している。ライトシールド172は、絶縁体173を介して主磁極171に連結している。主磁極171とライトシールド172とは、電気的に絶縁され、且つ磁気回路を形成している。ライトシールド172は、略L字形状に形成され、主磁極171の先端部171aにライトギャップを置いて対向する先端部172aを有している。先端部172aの下面は、スライダ150のABS151に露出している。
記録コイル180は、主磁極171に磁束を流すために主磁極171及びライトシールド172を含む磁気回路に巻きつくように設けられている。記録コイル180は、例えば、主磁極171とライトシールド172との間に設けられている。記録コイル180に所定の大きさの電流(記録電流(Iw)、又はライト電流(Iw)と称する場合もある)が供給されることで、主磁極171及びライトシールド172に記録磁界が励起される。そのため、主磁極171及びライトシールド172が磁化される。この磁化された主磁極171及びライトシールド172を流れる磁束によりディスク10の磁気記録層113の記録ビットの磁化方向を変化させることで、記録電流に応じた磁化パターンをディスク10に記録する。
ドライバIC20は、システムコントローラ130(詳細には、後述するMPU60)の制御に従って、SPM12及びVCM14の駆動を制御する。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ、ライトドライバ、例えば、記録電流制御部310、及びヒータ制御部320などを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。記録電流制御部310は、ライトヘッド15Wに電気的に接続され、R/Wチャネル40から出力されるライトデータに対応する記録電流をライトヘッド15Wに供給する。一例では、記録電流制御部310は、記録コイル180に電気的に接続され、R/Wチャネル40から出力されるライトデータに対応する記録電流を記録コイル180に供給する。記録電流制御部310は、システムコントローラ130、例えば、MPU60の制御に応じて記録電流をライトヘッド15Wに供給する。例えば、記録電流制御部310は、MPU60の制御に応じて記録電流を記録コイル180に供給する。ヒータ制御部320は、ヒータ191及び192に電気的に接続され、R/Wチャネル40から出力されるヒータを駆動させる電流をヒータ191及び192に供給する。ヒータ制御部320は、システムコントローラ130、例えば、MPU60の制御に応じて電流をヒータ191及び192に供給する。ヒータ制御部320が電流をヒータ191及び192に供給すると、ヒータ191及び192が発熱し、ヒータ191及び192の周囲のスライダ150の部分を加熱する。これにより、スライダ150、ライトヘッド15W、リードヘッド15Rが熱膨張し、ABS151がディスク10の表面側へ突出する。このように、ヒータ191及び192によってヘッド15の浮上量(ABS151とディスク10の表面の距離)を調整することができる。ヒータ191及び192に通電する電流(又は電圧)の値によって、スライダ150、ライトヘッド15W、及びリードヘッド15Rが膨張する大きさが調整される。すなわち、ヒータ191及び192に通電する電流(又は電圧)の値によって、ヘッド15の浮上量が調整される。
ヘッドアンプIC(プリアンプ)30は、リードアンプ、ライトドライバ、例えば、記録電流制御部310、及びヒータ制御部320などを備えている。リードアンプは、ディスク10からリードされたリード信号を増幅して、システムコントローラ130(詳細には、後述するリード/ライト(R/W)チャネル40)に出力する。記録電流制御部310は、ライトヘッド15Wに電気的に接続され、R/Wチャネル40から出力されるライトデータに対応する記録電流をライトヘッド15Wに供給する。一例では、記録電流制御部310は、記録コイル180に電気的に接続され、R/Wチャネル40から出力されるライトデータに対応する記録電流を記録コイル180に供給する。記録電流制御部310は、システムコントローラ130、例えば、MPU60の制御に応じて記録電流をライトヘッド15Wに供給する。例えば、記録電流制御部310は、MPU60の制御に応じて記録電流を記録コイル180に供給する。ヒータ制御部320は、ヒータ191及び192に電気的に接続され、R/Wチャネル40から出力されるヒータを駆動させる電流をヒータ191及び192に供給する。ヒータ制御部320は、システムコントローラ130、例えば、MPU60の制御に応じて電流をヒータ191及び192に供給する。ヒータ制御部320が電流をヒータ191及び192に供給すると、ヒータ191及び192が発熱し、ヒータ191及び192の周囲のスライダ150の部分を加熱する。これにより、スライダ150、ライトヘッド15W、リードヘッド15Rが熱膨張し、ABS151がディスク10の表面側へ突出する。このように、ヒータ191及び192によってヘッド15の浮上量(ABS151とディスク10の表面の距離)を調整することができる。ヒータ191及び192に通電する電流(又は電圧)の値によって、スライダ150、ライトヘッド15W、及びリードヘッド15Rが膨張する大きさが調整される。すなわち、ヒータ191及び192に通電する電流(又は電圧)の値によって、ヘッド15の浮上量が調整される。
揮発性メモリ70は、電力供給が断たれると保存しているデータが失われる半導体メモリである。揮発性メモリ70は、磁気ディスク装置1の各部での処理に必要なデータ等を格納する。揮発性メモリ70は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、又はSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
不揮発性メモリ80は、電力供給が断たれても保存しているデータを記録する半導体メモリである。不揮発性メモリ80は、例えば、NOR型またはNAND型のフラッシュROM(Flash Read Only Memory :FROM)である。
バッファメモリ90は、磁気ディスク装置1とホスト100との間で送受信されるデータ等を一時的に記録する半導体メモリである。なお、バッファメモリ90は、揮発性メモリ70と一体に構成されていてもよい。バッファメモリ90は、例えば、DRAM、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM、FeRAM(Ferroelectric Random Access memory)、又はMRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等である。
システムコントローラ(コントローラ)130は、例えば、複数の素子が単一チップに集積されたSystem-on-a-Chip(SoC)と称される大規模集積回路(LSI)を用いて実現される。システムコントローラ130は、リード/ライト(R/W)チャネル40と、ハードディスクコントローラ(HDC)50と、マイクロプロセッサ(MPU)60と、を含む。システムコントローラ130は、例えば、ドライバIC20、ヘッドアンプIC30、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、バッファメモリ90、及びホスト100に電気的に接続されている。
R/Wチャネル40は、後述するMPU60からの指示に応じて、ディスク10からホスト100に転送されるリードデータ及びホスト100から転送されるライトデータの信号処理を実行する。R/Wチャネル40は、リードデータの信号品質を測定する回路、又は機能を有している。R/Wチャネル40は、例えば、ヘッドアンプIC30、HDC50、及びMPU60等に電気的に接続されている。
HDC50は、データの転送を制御する。例えば、HDC50は、後述するMPU60からの指示に応じて、ホスト100とR/Wチャネル40との間のデータ転送を制御する。HDC50は、例えば、R/Wチャネル40、MPU60、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、及びバッファメモリ90等に電気的に接続されている。
MPU60は、磁気ディスク装置1の各部を制御するメインコントローラである。MPU60は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15の位置決めを行なうサーボ制御を実行する。MPU60は、ドライバIC20を介してSPM12を制御し、ディスク10を回転させる。MPU60は、ディスク10へのデータのライト動作を制御すると共に、ホスト100から転送されるデータ、例えば、ライトデータの保存先を選択する。MPU60は、ディスク10からのデータのリード動作を制御すると共に、ディスク10からホスト100に転送されるデータ、例えば、リードデータの処理を制御する。また、MPU60は、データを記録する領域を管理する。MPU60は、磁気ディスク装置1の各部に接続されている。MPU60は、例えば、ドライバIC20、R/Wチャネル40、及びHDC50等に電気的に接続されている。
MPU60は、リード/ライト制御部610、アクセス処理制御部620、及びリフレッシュ制御部630等を有している。MPU60は、各部、例えば、リード/ライト制御部610、アクセス処理制御部620、及びリフレッシュ制御部630等の処理をファームウェア上で実行する。なお、MPU60は、各部、例えば、リード/ライト制御部610、アクセス処理制御部620、及びリフレッシュ制御部630を回路として有していてもよい。リード/ライト制御部610、アクセス処理制御部620、及びリフレッシュ制御部630等は、R/Wチャネル40又はHDC50に含まれていてもよい。
リード/ライト制御部610は、ホスト100からのコマンド等に従って、ディスク10からデータをリードするリード処理とディスク10にデータをライトするライト処理とを制御する。リード/ライト制御部610は、ドライバIC20を介してVCM14を制御し、ヘッド15をディスク10の所定の位置に位置決めし、リード処理又はライト処理を実行する。以下、所定の領域にデータを記録若しくはライトすること(又はライト処理)、所定の領域からデータを読み出す若しくはリードすること(又はリード処理)や、所定の領域にヘッド15等を移動させることを含む意味で“アクセス”という用語を用いる場合もある。
リード/ライト制御部610は、ホスト100からのコマンド等に従って、ディスク10の所定の領域に、半径方向に所定の間隔(ギャップ)を空けて所定のトラックの半径方向に隣接するトラック(以下、隣接トラックと称する場合もある)をライトする、又はランダムにデータをライトする通常記録を実行する。なお、リード/ライト制御部610は、ホスト100からのコマンド等に従って、ディスク10の所定の領域(以下、バンド又はバンド領域と称する場合もある)毎に、半径方向においてトラックの一部に次のトラックを重ね書きする瓦記録を実行してもよい。以下、“通常記録する”こと及び/又は“瓦記録する”ことを単に“ライトする”と表現する場合もある。所定のトラックの隣接トラックにライトすることを“フリンジライト”と称する場合もある。
図4は、ライト処理の一例を示す模式図である。図4には、円周方向の進行方向を示している。円周方向においてディスク10に対してヘッド15がデータをシーケンシャルにライト及びリードする方向、つまり、円周方向においてディスク10に対してヘッド15が進行する方向を進行方向と称する場合もある。例えば、進行方向は、ディスク10の回転方向とは反対向きである。なお、進行方向は、ディスク10の回転方向と同じ向きであってもよい。円周方向において、進行方向を後方向、又は単に後と称する場合もある。円周方向において、後方向と反対方向を前方向、又は単に前と称する場合もある。図4には、トラックCTRn-1、CTRn、及びCTRn+1を示している。図4では、例えば、トラックCTRn-1、CTRn、及びCTRn+1のトラック幅は、同じである。“同じ”、“同一”、“一致”、及び“同等”などの用語は、全く同じという意味はもちろん、実質的に同じであると見做せる程度に異なるという意味を含む。なお、トラックCTRn-1乃至CTRn+1のトラック幅は、異なっていてもよい。図4には、トラックCTRn-1のトラックセンタCTCn-1、トラックCTRnのトラックセンタCTCn、及びトラックCTRn+1のトラックセンタCTCn+1を示している。図4に示した例では、トラックCTRn-1、CTRn、及びCTRn+1は、トラックピッチCTPでライトされている。トラックCTRn-1のトラックセンタCTCn-1とトラックCTRnのトラックセンタCTCnとは、トラックピッチCTPで離れている。トラックCTRnのトラックセンタCTCnとトラックCTRn+1のトラックセンタCTCn+1とは、トラックピッチCTPで離れている。トラックCTRn-1及びトラックCTRnは、ギャップGPで離れている。トラックCTRn及びトラックCTRn+1は、ギャップGPで離れている。なお、トラックCTRn-1乃至CTRn+1は、異なるトラックピッチでライトされていてもよい。図4では、説明の便宜上、各トラックを所定のトラック幅で円周方向に延出している長方形状に示しているが、実際には、円周方向に沿って湾曲している。また、各トラックは、半径方向に変動しながら円周方向に延出している波状であってもよい。
図4に示した例では、リード/ライト制御部610は、ディスク10の所定の領域において、トラックセンタCTCn-1にヘッド15を位置決めしてトラックCTRn-1又はトラックCTRn-1の所定のセクタをライト(又は通常記録)する。
リード/ライト制御部610は、トラックCTRn-1のトラックセンタCTCn-1から内方向にトラックピッチCTPで離間しているトラックセンタCTCnにヘッド15を位置決めしてトラックCTRn又はトラックCTRnの所定のセクタをライト(又は通常記録)する。
リード/ライト制御部610は、トラックCTRnのトラックセンタCTCnから内方向にトラックピッチCTPで離間しているトラックセンタCTCn+1にヘッド15を位置決めしてトラックCTRn+1又はトラックCTRn+1の所定のセクタをライト(又は通常記録)する。
リード/ライト制御部610は、ディスク10の所定の領域において、トラックCTRn-1、CTRn、及びCTRn+1をシーケンシャルにライト(又は通常記録)してもよいし、トラックCTRn―1の所定のセクタ、トラックCTRnの所定のセクタ、及びトラックCTRn+1の所定のセクタにランダムにライト(又は通常記録)してもよい。
アクセス処理制御部620は、アクセス処理、例えば、ライト処理及びリード処理を制御する。アクセス処理制御部620は、ディスク10の所定の記録領域、例えば、ゾーン、トラック、又はセクタのライト及びリード処理特性に対応する評価指標に基づいて、ライト処理に対応する特性値(以下、ライト処理パラメータ又は単にパラメータと称する場合もある)を制御する。評価指標は、例えば、誤り率(ビットエラーレート:BER)等を含む。ライト処理パラメータは、例えば、記録密度(Bits Per Inch : BPI)、記録電流、ヒータに印加する電流(又は電圧)の値に相当するヒータ設定値、データの転送速度、及び所定の領域の記録密度に対応するデータのライト時の記録周波数(以下、単に記録周波数と称する場合もある)等を含む。以下、説明の便宜上、“所定の記録領域にライトしたデータのBER”を単に“所定の記録領域のBER”と称し、“所定の記録領域にライトするデータの記録密度”を単に“所定の記録領域の記録密度”と称し、“所定の記録領域にデータをライトする時の記録電流”を単に“所定の記録領域の記録電流”と称し、“所定の記録領域にデータをライトする時のヒータ設定値”を単に“所定の記録領域のヒータ設定値”と称し、“所定の記録領域にデータをライトする時のデータの転送速度”を単に“所定の記録領域の転送速度”と称し、“所定の記録領域にデータをライトする時の記録周波数”を単に“所定の記録領域の記録周波数”と称する場合もある。評価指標は、評価指標に対応する信号の周波数という意味を含んでいてもよい。BERは、BERに対応する信号の周波数という意味を含んでいてもよい。ライト処理パラメータは、ライト処理パラメータに対応する信号の周波数という意味を含んでいてもよい。記録密度、記録電流、ヒータ設定値、転送速度、又は記録周波数は、記録密度、記録電流、ヒータ設定値、転送速度、又は記録周波数に対応する信号の周波数という意味を含んでいてもよい。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックの1周内の評価指標の変動(以下、単に評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、このトラックの1周内のBERの変動(以下、単にBERの変動と称する場合もある)に基づいて、このトラックの1周内のライト処理パラメータの変動(以下、単にライト処理パラメータの変動と称する場合もある)、例えば、このトラックの1周内の記録密度の変動(以下、単に記録密度の変動と称する場合もある)、このトラックの1周内の記録電流の変動(以下、単に記録電流の変動と称する場合もある)、このトラックの1周内のヒータ設定値の変動(以下、単にヒータ設定値の変動と称する場合もある)、このトラックの1周内の転送速度の変動(以下、単に転送速度の変動と称する場合もある)、若しくはこのトラックの1周内の記録周波数の変動(以下、単に記録周波数の変動と称する場合もある)を制御する。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける所定の領域毎、例えば、所定のトラックを区分した領域(以下、区分領域と称する場合もある)毎の各評価指標、例えば、所定のトラックの各区分領域の各BERに基づいて、このトラックの各区分領域の各ライト処理パラメータ、例えば、このトラックの各区分領域の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を制御する。区分領域は、円周方向において所定のトラックを区分した複数の領域の1つの領域に相当する。区分領域は、例えば、所定のトラックの内の複数のセクタで構成され得る。なお、区分領域の円周方向の長さは
同じであってもよいし、異なっていてもよい。言い換えると、所定のトラックの複数の区分領域は、同じ数のセクタを有していてもよいし、異なる数のセクタを有していてもよい。また、区分領域は、所定のトラックの1つのセクタに相当していてもよい。
同じであってもよいし、異なっていてもよい。言い換えると、所定のトラックの複数の区分領域は、同じ数のセクタを有していてもよいし、異なる数のセクタを有していてもよい。また、区分領域は、所定のトラックの1つのセクタに相当していてもよい。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各円周位置の各評価指標、例えば、所定のトラックの各円周位置の各BERに基づいて、このトラックの各円周位置の各ライト処理パラメータ、例えば、このトラックの各円周位置の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を制御する。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各セクタの各評価指標、例えば、所定のトラックの各セクタの各BERに基づいて、このトラックの各セクタの各ライト処理パラメータ、例えば、このトラックの各セクタの各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を制御する。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおけるライト処理パラメータを基準となる一定のライト処理パラメータ(以下、基準ライト処理パラメータと称する場合もある)に設定し、このトラックにおける評価指標の変動(以下、実測評価指標の変動と称する場合もある)を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの実測評価指標の変動に基づいて、この実測評価指標の変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける基準ライト処理パラメータからのライト処理パラメータの変化量の変動(以下、ライト処理パラメータ補正量の変動又はライト処理パラメータ変化量の変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける基準ライト処理パラメータにライト処理パラメータ補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックの基準ライト処理パラメータをこのトラックのライト処理パラメータの変動(以下、補正ライト処理パラメータの変動又は補正パラメータの変動と称する場合もある)に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに補正ライト処理パラメータの変動を設定する。
なお、アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、所定のトラックにおけるライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックにおける実測評価指標の変動を測定する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、測定したこのトラックの実測評価指標の変動に基づいて、このトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、このトラックにおける基準ライト処理パラメータにライト処理パラメータ補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、このトラックの基準ライト処理パラメータをこのトラックの補正ライト処理パラメータの変動に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、このトラックに補正ライト処理パラメータの変動を設定する。また、アクセス処理制御部620は、各トラックにおける各補正ライト処理パラメータの変動を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける記録密度、記録電流、ヒータ設定値、転送速度、若しくは記録周波数を基準となる一定の記録密度(以下、基準記録密度と称する場合もある)、基準となる一定の記録電流(以下、基準記録電流と称する場合もある)、基準となる一定のヒータ設定値(以下、基準ヒータ設定値と称する場合もある)、基準となる一定の転送速度(以下、基準転送速度と称する場合もある)、若しくは基準となる一定の記録周波数(以下、基準記録周波数と称する場合もある)に設定し、このトラックにおけるBERの変動(以下、実測BERの変動と称する場合もある)を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの実測BERの変動に基づいて、このトラックの実測BERの変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数からの記録密度の変化量の変動(以下、記録密度補正量の変動又は記録密度変化量の変動と称する場合もある)、記録電流の変化量の変動(以下、記録電流補正量の変動又は記録電流変化量の変動と称する場合もある)、ヒータ設定値の変化量の変動(以下、ヒータ設定値補正量の変動又はヒータ設定値変化量の変動と称する場合もある)、転送速度の変化量の変動(以下、転送速度補正量の変動又は転送速度変化量の変動と称する場合もある)、若しくは記録周波数の変化量の変動(以下、記録周波数補正量の変動又は記録周波数変化量の変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に、記録密度補正量の変動、記録電流補正量の変動、ヒータ設定値補正量の変動、転送速度補正量の変動、若しくは記録周波数補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数をこのトラックにおける記録密度の変動(以下、補正記録密度の変動と称する場合もある)、記録電流の変動(以下、補正記録電流の変動と称する場合もある)、ヒータ設定値の変動(以下、補正ヒータ設定値の変動と称する場合もある)、転送速度の変動(以下、補正転送速度の変動と称する場合もある)、若しくは記録周波数の変動(以下、補正記録周波数の変動と称する場合もある)に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに補正記録密度の変動、補正記録電流の変動、補正ヒータ設定値、補正転送速度の変動、若しくは補正記録周波数の変動を設定する。アクセス処理制御部620は、各トラックにおける補正記録密度の変動、補正記録電流の変動、補正ヒータ設定値、補正転送速度の変動、若しくは補正記録周波数の変動を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各ライト処理パラメータを基準となる基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各円周位置の各評価指標(以下、実測評価指標と称する場合もある)を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測評価指標に基づいて、このトラックの各円周位置の各実測評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各円周位置の各基準ライト処理パラメータからの各円周位置の各ライト処理パラメータの変化量(以下、ライト処理パラメータ補正量又はライト処理パラメータ変化量と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の各基準ライト処理パラメータに各円周位置の各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の各基準ライト処理パラメータを各円周位置の各ライト処理パラメータ(以下、補正ライト処理パラメータと称する場合もある)に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各円周位置に対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各円周位置における各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける評価指標の変動(又は実測評価指標の変動)は、所定のトラックの各円周位置の各評価指標(又は実測評価指標)を含む。所定のトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動は、所定のトラックの各円周位置の各ライト処理パラメータ補正量を含む。所定のトラックにおけるライト処理パラメータの変動は、所定のトラックの各円周位置の各ライト処理パラメータを含む。所定のトラックにおける補正ライト処理パラメータの変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正ライト処理パラメータを含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各円周位置の各BER(以下、実測BERと称する場合もある)を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測BERに基づいて、このトラックの各円周位置の各実測BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各円周位置の各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数からの各円周位置の各記録密度の変化量(以下、記録密度補正量又は記録密度変化量と称する場合もある)、各記録電流の変化量(以下、記録電流補正量又は記録電流変化量と称する場合もある)、各ヒータ設定値の変化量(以下、ヒータ設定補正量又はヒータ設定変化量と称する場合もある)、各転送速度の変化量(以下、転送速度補正量又は転送速度変化量と称する場合もある)、若しくは各記録周波数の変化量(以下、記録周波数補正量又は記録周波数変化量と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数に、各円周位置の記録密度補正量、記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数をこのトラックにおける各円周位置の各記録密度(以下、補正記録密度と称する場合もある)、各記録電流(以下、補正記録電流と称する場合もある)、各ヒータ設定値(以下、補正ヒータ設定値と称する場合もある)、各転送速度(以下、補正転送速度と称する場合もある)、若しくは各記録周波数(以下、補正記録周波数と称する場合もある)に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに各円周位置に対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各円周位置における各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおけるBERの変動(又は実測BERの変動)は、所定のトラックの各円周位置の各BER(又は実測BER)を含む。所定のトラックにおける記録密度の変動は、所定のトラックの各円周位置の各記録密度を含む。所定のトラックにおける記録密度補正量の変動は、所定のトラックの各円周位置の各記録密度補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録密度の変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正記録密度を含む。所定のトラックにおける記録電流の変動は、所定のトラックの各円周位置の各記録電流を含む。所定のトラックにおける記録電流補正量の変動は、所定のトラックの各円周位置の各記録電流補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録電流の変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正記録電流を含む。所定のトラックにおけるヒータ設定値の変動は、所定のトラックの各円周位置の各ヒータ設定値を含む。所定のトラックにおけるヒータ設定値補正量の変動は、所定のトラックの各円周位置の各ヒータ設定値補正量を含む。所定のトラックにおける補正ヒータ設定値の変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正ヒータ設定値を含む。所定のトラックにおける転送速度の変動は、所定のトラックの各円周位置の各転送速度を含む。所定のトラックにおける転送速度補正量の変動は、所定のトラックの各円周位置の各転送速度補正量を含む。所定のトラックにおける補正転送速度の変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正転送速度を含む。所定のトラックにおける記録周波数の変動は、所定のトラックの各円周位置の各記録周波数を含む。所定のトラックにおける記録周波数補正量の変動は、所定のトラックの各円周位置の各記録周波数補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録周波数の変動は、所定のトラックの各円周位置の各補記録周波数を含む。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各区分領域の各ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各区分領域の各実測評価指標を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各区分領域の各実測評価指標に基づいて、このトラックの各区分領域の各実測評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各区分領域の各基準ライト処理パラメータからの各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の各基準ライト処理パラメータに各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の各基準ライト処理パラメータを各区分領域の各補正ライト処理パラメータに補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各区分領域に対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける評価指標の変動(又は実測評価指標の変動)は、所定のトラックの各区分領域の各評価指標(又は実測評価指標)を含む。所定のトラックにおけるライト処理パラメータの変動は、所定のトラックの各区分領域の各ライト処理パラメータを含む。所定のトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動は、所定のトラックの各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を含む。所定のトラックにおける補正ライト処理パラメータの変動は、所定のトラックの各区分領域の各補正ライト処理パラメータを含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各区分領域の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各区分領域の各BER(以下、実測BERと称する場合もある)を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各区分領域の各実測BERに基づいて、このトラックの各区分領域の各実測BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各区分領域の各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数からの各区分領域の各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数に、各区分領域の記録密度補正量、記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数をこのトラックにおける各区分領域の各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに各区分領域に対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおけるBERの変動(又は実測BERの変動)は、所定のトラックの各区分領域の各BER(又は実測BER)を含む。所定のトラックにおける記録密度の変動は、所定のトラックの各区分領域の各記録密度を含む。所定のトラックにおける記録密度補正量の変動は、所定のトラックの各区分領域の各記録密度補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録密度の変動は、所定のトラックの各区分領域の各補正記録密度を含む。所定のトラックにおける記録電流の変動は、所定のトラックの各区分領域の各記録電流を含む。所定のトラックにおける記録電流補正量の変動は、所定のトラックの各区分領域の各記録電流補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録電流の変動は、所定のトラックの各区分領域の各補正記録電流を含む。所定のトラックにおけるヒータ設定値の変動は、所定のトラックの各区分領域の各ヒータ設定値を含む。所定のトラックにおけるヒータ設定値補正量の変動は、所定のトラックの各区分領域の各ヒータ設定値補正量を含む。所定のトラックにおける補正ヒータ設定値の変動は、所定のトラックの各区分領域の各補正ヒータ設定値を含む。所定のトラックにおける転送速度の変動は、所定のトラックの各区分領域の各転送速度を含む。所定のトラックにおける転送速度補正量の変動は、所定のトラックの各区分領域の各転送速度補正量を含む。所定のトラックにおける補正転送速度の変動は、所定のトラックの各区分領域の各補正転送速度を含む。所定のトラックにおける記録周波数の変動は、所定のトラックの各区分領域の各記録周波数を含む。所定のトラックにおける補正記録周波数の変動は、所定のトラックの各区分領域の各補記録周波数を含む。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各セクタの各ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各セクタの各実測評価指標を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各セクタの各実測評価指標に基づいて、このトラックの各セクタの各実測評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各セクタの各基準ライト処理パラメータからの各セクタの各ライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの各基準ライト処理パラメータに各セクタの各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの各基準ライト処理パラメータを各セクタの各ライト処理パラメータ(以下、補正ライト処理パラメータと称する場合もある)に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各セクタに対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各セクタにおける各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける評価指標の変動(又は実測評価指標の変動)は、所定のトラックの各セクタの各評価指標(実測評価指標)を含む。所定のトラックにおけるライト処理パラメータの変動は、所定のトラックの各セクタの各ライト処理パラメータを含む。所定のトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動は、所定のトラックの各セクタの各ライト処理パラメータ補正量を含む。所定のトラックにおける補正ライト処理パラメータの変動は、所定のトラックの各セクタの各補正ライト処理パラメータを含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各セクタの各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各セクタの各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各セクタの各実測BERに基づいて、このトラックの各セクタの各実測BERを均一に補正(又は調整)するためのこのトラックにおける各セクタの各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数からの各セクタの各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数に、各セクタの記録密度補正量、記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの各基準記録密度、各基準記録電流、各基準ヒータ設定値、各基準転送速度、若しくは各基準記録周波数をこのトラックにおける各セクタの各記録密度(以下、補正記録密度と称する場合もある)、各記録電流(以下、補正記録電流と称する場合もある)、各ヒータ設定値(以下、補正ヒータ設定値と称する場合もある)、各転送速度(以下、補正転送速度と称する場合もある)、若しくは各記録周波数(以下、補正記録周波数と称する場合もある)に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに各セクタに対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各セクタにおける各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおけるBERの変動(又は実測BERの変動)は、所定のトラックの各セクタの各BER(又は実測BER)を含む。所定のトラックにおける記録密度の変動は、所定のトラックの各セクタの各記録密度を含む。所定のトラックにおける記録密度補正量の変動は、所定のトラックの各セクタの各記録密度補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録密度の変動は、所定のトラックの各セクタの各補正記録密度を含む。所定のトラックにおける記録電流の変動は、所定のトラックの各セクタの各記録電流を含む。所定のトラックにおける記録電流補正量の変動は、所定のトラックの各セクタの各記録電流補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録電流の変動は、所定のトラックの各セクタの各補正記録電流を含む。所定のトラックにおけるヒータ設定値の変動は、所定のトラックの各セクタの各ヒータ設定値を含む。所定のトラックにおけるヒータ設定値補正量の変動は、所定のトラックの各セクタの各ヒータ設定値補正量を含む。所定のトラックにおける補正ヒータ設定値の変動は、所定のトラックの各セクタの各補正ヒータ設定値を含む。所定のトラックにおける転送速度の変動は、所定のトラックの各セクタの各転送速度を含む。所定のトラックにおける転送速度補正量の変動は、所定のトラックの各セクタの各転送速度補正量を含む。所定のトラックにおける補正転送速度の変動は、所定のトラックの各セクタの各補正転送速度を含む。所定のトラックにおける記録周波数の変動は、所定のトラックの各セクタの各記録周波数を含む。所定のトラックにおける記録周波数補正量の変動は、所定のトラックの各セクタの各記録周波数補正量を含む。所定のトラックにおける補正記録周波数の変動は、所定のトラックの各セクタの各補記録周波数を含む。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおけるライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの実測評価指標の変動を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの実測評価指標の変動を近似化し、近似化したこのトラックの実測評価指標の変動(以下、近似評価指標の変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの近似評価指標の変動を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの近似評価指標の変動(以下、補正評価指標の変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの補正評価指標の変動に基づいて、このトラックにおける補正評価指標の変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける基準ライト処理パラメータからのライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける基準ライト処理パラメータにライト処理パラメータ補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックの基準ライト処理パラメータをこのトラックの補正ライト処理パラメータの変動に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに補正ライト処理パラメータの変動を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける補正ライト処理パラメータの変動を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
なお、アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、所定のトラックにおけるライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの実測評価指標の変動を測定する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、測定したこのトラックの実測評価指標の変動を近似化し、近似化したこのトラックの近似評価指標の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、算出したこのトラックの近似評価指標の変動を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの補正評価指標の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、算出したこのトラックの補正評価指標の変動に基づいて、この補正評価指標の変動を均一に補正(又は調整)するためのこのトラックにおける基準ライト処理パラメータからのライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、このトラックにおける基準ライト処理パラメータにライト処理パラメータ補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、このトラックの基準ライト処理パラメータをこのトラックの補正ライト処理パラメータの変動に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、このトラックに補正ライト処理パラメータの変動を設定する。また、アクセス処理制御部620は、アイドル時に又はリアルタイムで、各トラックにおける各補正ライト処理パラメータの変動を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの実測BERの変動を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの実測BERの変動を近似化し、近似化したこのトラックの実測BERの変動(以下、近似BERの変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの近似BERの変動を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの近似BERの変動(以下、補正BERの変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの補正BERの変動に基づいて、このトラックにおける補正BERの変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数からの記録密度補正量の変動、記録電流補正量の変動、ヒータ設定値補正量の変動、転送速度補正量の変動、若しくは記録周波数補正量の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に、記録密度補正量の変動、記録電流補正量の変動、ヒータ設定値補正量の変動、転送速度補正量の変動、若しくは記録周波数補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックの基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数をこのトラックの補正記録密度の変動、補正記録電流の変動、補正ヒータ設定値の変動、補正転送速度の変動、若しくは補正記録周波数の変動に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックに補正記録密度の変動、補正記録電流の変動、補正ヒータ設定値の変動、補正転送速度の変動、若しくは補正記録周波数の変動を設定する。アクセス処理制御部620は、各トラックにおける補正記録密度の変動、補正記録電流の変動、補正ヒータ設定値の変動、補正転送速度の変動、若しくは補正記録周波数の変動を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける記録密度を基準記録密度に設定し、このトラックの実測BERの変動を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの実測BERの変動を近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの近似BERの変動を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの補正BERの変動を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける補正BERの変動に基づいて、このトラックにおける補正BERの変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける基準記録密度からのこのトラックの記録密度補正量の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準記録密度に各円周位置の各記録密度補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける基準記録密度に、このトラックの記録密度補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックの基準記録密度をこのトラックの記録密度補正量の変動をこのトラックの補正記録密度の変動に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける補正記録密度の変動に比例する記録周波数(補正記録周波数)の変動に相当するタイムベースジェネレータ(TBG)値の変動(以下、TBG値の変動と称する場合もある)を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにTBG値の変動を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおけるTBG値の変動を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各円周位置の各実測評価指標を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測評価指標を近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各近似評価指標を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各円周位置の各補正評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各補正評価指標に基づいて、このトラックの各円周位置の各補正評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各円周位置の基準ライト処理パラメータからの各円周位置の各ライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準ライト処理パラメータに各円周位置の各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準ライト処理パラメータを各円周位置の各補正ライト処理パラメータに補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各円周位置に対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各円周位置における各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける近似評価指標の変動は、所定のトラックの各円周位置の各近似評価指標を含む。所定のトラックにおける補正評価指標の変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正評価指標を含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各円周位置の各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各円周位置の各補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各円周位置の各補正BERに基づいて、このトラックの各円周位置の各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各円周位置の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数からの各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に各円周位置の各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数をこのトラックの各円周位置の各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置に対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各円周位置における各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける近似BERの変動は、所定のトラックの各円周位置の各近似BERを含む。所定のトラックにおける補正BERの変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正BERを含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各記録密度を基準記録密度に設定し、このトラックの各円周位置の各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各円周位置の補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各円周位置の各補正BERに基づいて、このトラックの各円周位置の各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各円周位置の基準記録密度からの各円周位置の各記録密度補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準記録密度に各円周位置の各記録密度補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の基準記録密度を各円周位置の各補正記録密度に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置の各補正記録密度に比例する各円周位置の各記録周波数(補正記録周波数)に相当する各円周位置の各TBG値を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各円周位置に対応する各TBG値を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各円周位置における各TBG値を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおけるTBG値の変動は、所定のトラックの各円周位置の各TBG値を含む。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各区分領域の各ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各区分領域の各実測評価指標を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各区分領域の各実測評価指標を近似化し、近似化したこのトラックの各区分領域の各近似評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各区分領域の各近似評価指標を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各区分領域の各補正評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各区分領域の各補正評価指標に基づいて、このトラックの各区分領域の各補正評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各区分領域の基準ライト処理パラメータからの各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準ライト処理パラメータに各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準ライト処理パラメータを各区分領域の各補正ライト処理パラメータに補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各区分領域に対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける近似評価指標の変動は、所定のトラックの各区分領域の各近似評価指標を含む。所定のトラックにおける補正評価指標の変動は、所定のトラックの各区分領域の各補正評価指標を含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各区分領域の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各区分領域の各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各区分領域の各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各区分領域の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各区分領域の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各区分領域の各補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各区分領域の各補正BERに基づいて、このトラックの各区分領域の各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各区分領域の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数からの各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に各区分領域の各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数をこのトラックの各区分領域の各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各円周位置に対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける近似BERの変動は、所定のトラックの各円周位置の各近似BERを含む。所定のトラックにおける補正BERの変動は、所定のトラックの各円周位置の各補正BERを含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各区分領域の各記録密度を基準記録密度に設定し、このトラックの各区分領域の各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各区分領域の各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各区分領域の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各区分領域の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各区分領域の補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各区分領域の各補正BERに基づいて、このトラックの各区分領域の各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各区分領域の基準記録密度からの各区分領域の各記録密度補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度に各区分領域の各記録密度補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度を各区分領域の各補正記録密度に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の各補正記録密度に比例する各区分領域の各記録周波数(補正記録周波数)に相当する各区分領域の各TBG値を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各区分領域に対応する各TBG値を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各TBG値を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおけるTBG値の変動は、所定のトラックの各区分領域の各TBG値を含む。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各セクタの各ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各セクタの各実測評価指標を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各セクタの各実測評価指標を近似化し、近似化したこのトラックの各セクタの各近似評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各セクタの各近似評価指標を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各セクタの各補正評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各セクタの各補正評価指標に基づいて、このトラックの各セクタの各補正評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各セクタの基準ライト処理パラメータからの各セクタの各ライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの基準ライト処理パラメータに各セクタの各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの基準ライト処理パラメータを各セクタの各補正ライト処理パラメータに補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各セクタに対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各セクタにおける各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける近似評価指標の変動は、所定のトラックの各セクタの各近似評価指標を含む。所定のトラックにおける補正評価指標の変動は、所定のトラックの各セクタの各補正評価指標を含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各セクタの各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各セクタの各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各セクタの各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各セクタの各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各セクタの各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各セクタの各補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各セクタの各補正BERに基づいて、このトラックの各セクタの各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各セクタの基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数からの各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に各セクタの各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数をこのトラックの各セクタの各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各セクタに対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各セクタにおける各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおける近似BERの変動は、所定のトラックの各セクタの各近似BERを含む。所定のトラックにおける補正BERの変動は、所定のトラックの各セクタの各補正BERを含む。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各セクタの各記録密度を基準記録密度に設定し、このトラックの各セクタの各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各セクタの各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各セクタの各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各セクタの各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各セクタの補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各セクタの各補正BERに基づいて、このトラックの各セクタの各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各セクタの基準記録密度からの各セクタの各記録密度補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの基準記録密度に各セクタの各記録密度補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの基準記録密度を各セクタの各補正記録密度に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各セクタの各補正記録密度に比例する各セクタの各記録周波数(補正記録周波数)に相当する各セクタの各TBG値を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各セクタに対応する各TBG値を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各セクタにおける各TBG値を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
所定のトラックにおけるTBG値の変動は、所定のトラックの各セクタの各TBG値を含む。
アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックの各円周位置の各実測評価指標を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測評価指標を近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各近似評価指標を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各区分領域の各補正評価指標を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各区分領域の各補正評価指標に基づいて、このトラックの各区分領域の各補正評価指標を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各区分領域の基準ライト処理パラメータからの各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準ライト処理パラメータに各区分領域の各ライト処理パラメータ補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準ライト処理パラメータを各区分領域の各補正ライト処理パラメータに補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各区分領域に対応する各補正ライト処理パラメータを設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各補正ライト処理パラメータを所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各記録密度、各記録電流、各ヒータ設定値、各転送速度、若しくは各記録周波数を基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に設定し、このトラックの各円周位置の各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各区分領域の各補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各区分領域の各補正BERに基づいて、このトラックの各区分領域の各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおける各区分領域の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数からの各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数に各区分領域の各記録密度補正量、各記録電流補正量、各ヒータ設定補正量、各転送速度補正量、若しくは各記録周波数補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度、基準記録電流、基準ヒータ設定値、基準転送速度、若しくは基準記録周波数を各区分領域の各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックの各区分領域に対応する各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各補正記録密度、各補正記録電流、各補正ヒータ設定値、各補正転送速度、若しくは各補正記録周波数を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
例えば、アクセス処理制御部620は、所定のトラックにおける各円周位置の各記録密度を基準記録密度に設定し、このトラックの各円周位置の各実測BERを測定する。アクセス処理制御部620は、測定したこのトラックの各円周位置の各実測BERを近似化し、近似化したこのトラックの各円周位置の各近似BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックの各円周位置の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したこのトラックの各区分領域の補正BERを算出する。アクセス処理制御部620は、算出したこのトラックにおける各区分領域の各補正BERに基づいて、このトラックの各区分領域の各補正BERを均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックの各区分領域の基準記録密度からの各区分領域の各記録密度補正量を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度に各区分領域の各記録密度補正量を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の基準記録密度を各区分領域の各補正記録密度に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域の各TBG値を算出する。アクセス処理制御部620は、このトラックにおける各区分領域に対応する各TBG値を設定する。アクセス処理制御部620は、所定のトラックの各区分領域における各TBG値を所定の保存領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b及び不揮発性メモリ80等に保持していてもよい。
図5は、所定のトラックの円周位置に対する実測評価指標の変動MBL5、近似評価指標の変動ABL5、及び補正評価指標の変動CBL5の一例を示す模式図である。図5において、縦軸は、BERを示し、横軸は、円周位置を示している。図5の縦軸において、BERは、矢印の先端側に進むに従って大きくなり、矢印の先端と反対側に進むに従って小さくなる。図5の横軸の円周位置は、所定のトラックにおいてデータのライトを開始する円周位置(以下、開始位置と称する場合もある)と、所定のトラックにおいてデータのライトが終了する円周位置(以下、終了位置と称する場合もある)とを含む。開始位置及び終了位置は、所定のトラックの円周方向において一致していてもよいし、所定のトラックの円周方向において異なっていてもよい。図5には、測定した所定のトラックにおける円周位置に対する実測評価指標の変動(以下、単に実測評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対する実測BERの変動(以下、単に実測BERの変動と称する場合もある)MBL5と、所定のトラックにおける円周位置に対する近似評価指標の変動(以下、単に近似評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対する近似BERの変動(以下、単に近似BERの変動と称する場合もある)ABL5と、所定のトラックにおける円周位置に対する補正評価指標の変動(以下、単に補正評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対する補正BERの変動(以下、単に補正BERの変動と称する場合もある)CBL5とを示している。また、図5の横軸の先端側には、実測BERの変動の最大値(Max)及び平均値(Ave.)と、近似BERの変動の最大値(Max)及び平均値(Ave.)と、補正BERの変動の最大値(Max)及び平均値(Ave.)とを示している。
図5に示した例では、アクセス処理制御部620は、所定のトラック、例えば、現在アクセスしているトラック(以下、オントラック(On-track)と称する場合もある)における各円周位置の各記録密度を基準記録密度に設定し、オントラックの各円周位置の各実測BERを測定し、オントラックの実測BERの変動MBL5を取得する。
アクセス処理制御部620は、以下に記載の式(1)により、測定したオントラックの各円周位置の各実測BERを近似化して、近似化したオントラックの各円周位置の各近似BERを算出し、オントラックの近似BERの変動ABL5を取得する。
ya=a×cоs(px1+b)+ca (1)
ここで、yaは、近似BERであり、pは、係数であり、x1は、実測BERであり、aは、係数であり、bは、係数であり、caは、所定のトラックの近似BERの変動ABL5の変動の平均値に相当する。
ya=a×cоs(px1+b)+ca (1)
ここで、yaは、近似BERであり、pは、係数であり、x1は、実測BERであり、aは、係数であり、bは、係数であり、caは、所定のトラックの近似BERの変動ABL5の変動の平均値に相当する。
アクセス処理制御部620は、以下に記載の式(2)により、算出したオントラックの各円周位置の各近似BERを補正(又は調整)し、補正(又は調整)したオントラックの各円周位置の各補正BERを算出し、オントラックの補正BERの変動CBL5を取得する。
yc=x+cv (2)
ここで、ycは、補正BERであり、cvは、補正量である。補正量cvは、以下に記載の式(3)により算出され得る。
cv=x2-ca (3)
ここで、x2は、近似BERである。
yc=x+cv (2)
ここで、ycは、補正BERであり、cvは、補正量である。補正量cvは、以下に記載の式(3)により算出され得る。
cv=x2-ca (3)
ここで、x2は、近似BERである。
図6は、本実施形態に係る円周位置に対する補正評価指標の変動CBL6及び補正ライト処理パラメータの変動CPL6の一例を示す模式図である。図6において、縦軸は、BER及びライト処理パラメータを示し、横軸は、円周位置を示している。図6において、BERは、大の矢印の先端側に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端側に進むに従って小さくなる。図6において、ライト処理パラメータは、大の矢印の先端側に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端側に進むに従って小さくなる。図6の横軸の円周位置は、開始位置と終了位置とを含む。図6には、基準ライト処理パラメータ、例えば、基準記録密度DPL6と、円周位置に対する補正ライト処理パラメータの変動(以下、単に補正ライト処理パラメータの変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対する補正記録密度の変動(以下、単に補正記録密度の変動と称する場合もある)CPL6と、円周位置に対する補正評価指標(又は実測評価指標)の変動(以下、単に補正評価指標(又は実測評価指標)の変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対する補正BER(又は実測BER)の変動(以下、単に補正BER(又は実測BER)の変動と称する場合もある)MBL6と、補正ライト処理パラメータの変動に対応する円周位置に対する評価指標の変動(以下、抑制評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、補正記録密度の変動CPL6に対応する円周位置に対する実測BERの変動(以下、抑制BERの変動と称する場合もある)SBL6とを示している。
図6に示した例では、アクセス処理制御部620は、オントラックにおける記録密度を基準記録密度に設定し、オントラックにおける実測BERの変動MBL6を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したオントラックの実測BERの変動MBL6に基づいて、オントラックの実測BERの変動MBL6を均一に調整する、又は抑制するためのオントラックにおける記録密度補正量の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、オントラックにおける基準記録密度に、記録密度補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、オントラックにおける基準記録密度DPL6をオントラックにおける補正記録密度の変動CPL6に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、オントラックに補正記録密度の変動CPL6を設定する。図6に示すように、オントラックにおいて、補正記録密度の変動CPL6を設定することで、実測BERの変動MBL6が抑制BERの変動SBL6に抑制される。
図6に示した例では、アクセス処理制御部620は、オントラックにおける各記録密度を基準記録密度DPL6に設定し、オントラックの実測BERの変動を測定する。アクセス処理制御部620は、測定したオントラックの実測BERの変動を近似化し、近似化したオントラックの近似BERの変動を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したオントラックの近似BERの変動を補正(又は調整)し、補正(又は調整)したオントラックの補正BERの変動MBL6を算出する。アクセス処理制御部620は、算出したオントラックの補正BERの変動MBL6に基づいて、オントラックにおける補正BERの変動MBL6を均一に調整する、又は抑制するための記録密度補正量の変動を算出する。アクセス処理制御部620は、オントラックにおける基準記録密度に、記録密度補正量の変動を加算(又は減算)する。これにより、アクセス処理制御部620は、オントラックの基準記録密度をオントラックの補正記録密度の変動CPL6に補正(又は調整)する。アクセス処理制御部620は、オントラックに補正記録密度の変動CPL6を設定する。図6に示すように、オントラックにおいて、補正記録密度の変動CPL6を設定することで、補正BERの変動MBL6が抑制BERの変動SBL6に抑制される。
図7は、フリンジライトした場合の所定のトラックの円周位置に対するBERの変動の一例を示す模式図である。図7において、縦軸は、BERを示し、横軸は、円周位置を示している。図7において、BERは、大の矢印の先端側に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端側に進むに従って小さくなる。図7の横軸の円周位置は、開始位置と終了位置とを含む。図7には、補正評価指標(又は実測評価指標)の変動、例えば、補正BER(又は実測BER)の変動MBL6と、抑制評価指標の変動、例えば、抑制BERの変動SBL6とを示している。また、図7には、補正評価指標(又は実測評価指標)の変動、例えば、補正BER(又は実測BER)の変動MBL6を含むオントラックにフリンジライトした場合のオントラックの円周位置に対する評価指標の変動(以下、単に初期フリンジ評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対するBERの変動(以下、初期フリンジBERの変動と称する場合もある)DFBL7と、抑制評価指標の変動、例えば、抑制BERの変動SBL6を含むオントラックにフリンジライトした場合のオントラックの円周位置に対する評価指標の変動(以下、単に補正後フリンジ評価指標の変動と称する場合もある)、例えば、円周位置に対するBERの変動(以下、単に補正後フリンジBERの変動と称する場合もある)CFBL7と、を示している。
図7に示した例では、アクセス処理制御部620は、オントラックに基準記録密度DPL6を設定した場合、オントラックにおいて実測BERの変動MBL6を測定する。アクセス処理制御部620は、実測BERの変動MBL6を有するオントラックの隣接トラックにフリンジライトされた場合、初期フリンジBERの変動DFBL7を測定する。
図7に示した例では、アクセス処理制御部620は、オントラックに補正記録密度の変動CPL6を設定した場合、オントラックにおいて抑制BERの変動SBL6を測定する。アクセス処理制御部620は、抑制BERの変動SBL6を有するオントラックの隣接トラックにライトされた場合、補正後フリンジBERの変動CFBL7を測定する。
図7に示すように、補正後フリンジBERの変動CFBL7の変化量は、初期フリンジBERの変動DFBL7の変化量よりも大きい。図7に示した例では、補正後フリンジBERの変動CFBL7の一部が初期フリンジBERの変動DFBL7の一部よりも大きくなり、且つ補正後フリンジBERの変動CFBL7の一部が初期フリンジBERの変動DFBLの一部よりも小さくなっている。したがって、実測BERの変動MBL6のオントラックの隣接トラックにライトした場合と比較して抑制BERの変動SBL6のオントラックの隣接トラックにライトした場合の方が、オントラックの所定の領域のヘッド15からの漏れ磁束等の影響(Adjacent Track Interference : ATI)が大きくなり、且つオントラックの他の領域のヘッド15からのATIが小さくなり得る。言い換えると、抑制BERの変動SBL6を有するオントラックの隣接トラックにライトした場合よりも実測BERの変動MBL6を有するトラックの隣接トラックにライトした場合の方が、オントラックの所定の領域のデータが劣化しやすくなり、且つオントラックの他の領域のデータが劣化しにくくなる可能性がある。つまり、補正ライト処理パラメータに補正されたオントラックの隣接トラックにデータをライトした場合よりも補正されていないオントラックの隣接トラックにライトした場合の方が、オントラックの所定の領域のデータが劣化しやすくなる可能性があり、且つオントラックの他の領域のデータが劣化しにくくなる可能性がある。言い換えると、補正ライト処理パラメータに補正されたオントラックの隣接トラックにデータをライトした場合よりも補正されていないオントラックの隣接トラックにライトした場合の方が、オントラックの所定の領域のデータが劣化しやすくなる可能性がある。
リフレッシュ制御部630は、データをライトした回数(以下、ライト回数と称する場合もある)をカウントする。リフレッシュ制御部630は、対象とする領域(以下、対象領域と称する場合もある)から半径方向に所定の範囲内に位置する領域(以下、近接領域と称する場合もある)にデータをライトしたライト回数(以下、近接領域ライト回数と称する場合もある)をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象領域から外方向に所定の範囲内に位置する近接領域(以下、外方向近接領域と称する場合もある)にデータをライトした近接領域ライト回数(以下、外方向近接領域ライト回数又は外方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。また、例えば、リフレッシュ制御部630は、対象領域から内方向に所定の範囲内に位置する近接領域(以下、内方向近接領域と称する場合もある)にデータをライトした近接領域ライト回数(以下、内方向近接領域ライト回数又は内方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。リフレッシュ制御部630は、ライト回数をテーブルとして所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、又はバッファメモリ90等に保持していてもよい。
リフレッシュ制御部630は、対象領域から半径方向に所定の範囲内に位置する近接領域にデータをライトした場合、近接領域ライト回数を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象領域から半径方向に所定の範囲内に位置する近接領域にデータをライトした場合、近接領域ライト回数を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、外方向近接領域にデータをライトした場合、外方向近接領域ライト回数(外方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、外方向近接領域にデータをライトした場合、外方向近接領域ライト回数(外方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、内方向近接領域にデータをライトした場合、内方向近接領域ライト回数(内方向ライト回数)を所定の値を増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、内方向近接領域にデータをライトした場合、内方向近接領域ライト回数(内方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。
リフレッシュ制御部630は、対象領域に半径方向で隣接する領域(以下、隣接領域と称する場合もある)にデータをライトしたライト回数(以下、隣接領域ライト回数と称する場合もある)をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象領域の外方向に隣接する隣接領域(以下、外方向隣接領域と称する場合もある)にデータをライトした隣接領域ライト回数(以下、外方向隣接領域ライト回数又は外方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。また、例えば、リフレッシュ制御部630は、対象領域の内方向に隣接する隣接領域(以下、内方向隣接領域と称する場合もある)にデータをライトした隣接領域ライト回数(以下、内方向隣接領域ライト回数又は内方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。
リフレッシュ制御部630は、対象領域の半径方向に位置する隣接領域にデータをライトした場合、隣接領域ライト回数を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象領域の半径方向に位置する隣接領域にデータをライトした場合、隣接領域ライト回数を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、外方向隣接領域にデータをライトした場合、外方向隣接領域ライト回数(外方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、外方向隣接領域にデータをライトした場合、外方向隣接領域ライト回数(外方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、内方向隣接領域にデータをライトした場合、内方向隣接領域ライト回数(内方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、内方向隣接領域にデータをライトした場合、内方向隣接領域ライト回数(内方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。
リフレッシュ制御部630は、対象とする区分領域(以下、対象区分領域と称する場合もある)から半径方向に所定の範囲内に位置する区分領域(以下、近接区分領域と称する場合もある)にデータをライトしたライト回数(以下、近接区分領域ライト回数と称する場合もある)をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域から外方向に所定の範囲内に位置する近接区分領域(以下、外方向近接区分領域と称する場合もある)にデータをライトした近接区分領域ライト回数(以下、外方向近接区分領域ライト回数又は外方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。また、例えば、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域から内方向に所定の範囲内に位置する近接区分領域(以下、内方向近接区分領域と称する場合もある)にデータをライトした近接区分領域ライト回数(以下、内方向近接区分領域ライト回数又は内方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。
リフレッシュ制御部630は、対象区分領域から半径方向に所定の範囲内に位置する近接区分領域にデータをライトした場合、近接区分領域ライト回数を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域から半径方向に所定の範囲内に位置する近接区分領域にデータをライトした場合、近接区分領域ライト回数を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、外方向近接区分領域にデータをライトした場合、外方向近接区分領域ライト回数(外方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、外方向近接区分領域にデータをライトした場合、外方向近接区分領域ライト回数(外方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、内方向近接区分領域にデータをライトした場合、内方向近接区分領域ライト回数(内方向ライト回数)を所定の値を増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、内方向近接区分領域にデータをライトした場合、内方向近接区分領域ライト回数(内方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。
リフレッシュ制御部630は、対象区分領域に半径方向で隣接する区分領域(以下、隣接区分領域と称する場合もある)にデータをライトしたライト回数(以下、隣接区分領域ライト回数と称する場合もある)をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域の外方向に隣接する隣接区分領域(以下、外方向隣接区分領域と称する場合もある)にデータをライトした隣接区分領域ライト回数(以下、外方向隣接区分領域ライト回数又は外方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。また、例えば、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域の内方向に隣接する隣接区分領域(以下、内方向隣接区分領域と称する場合もある)にデータをライトした隣接区分領域ライト回数(以下、内方向隣接区分領域ライト回数又は内方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。
リフレッシュ制御部630は、対象区分領域の半径方向に位置する隣接区分領域にデータをライトした場合、隣接区分領域ライト回数を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域の半径方向に位置する隣接区分領域にデータをライトした場合、隣接区分領域ライト回数を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、外方向隣接区分領域にデータをライトした場合、外方向隣接区分領域ライト回数(外方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、外方向隣接区分領域にデータをライトした場合、外方向隣接区分領域ライト回数(外方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、内方向隣接区分領域にデータをライトした場合、内方向隣接区分領域ライト回数(内方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、内方向隣接区分領域にデータをライトした場合、内方向隣接区分領域ライト回数(内方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。
リフレッシュ制御部630は、対象とするセクタ(以下、対象セクタと称する場合もある)から半径方向に所定の範囲内に位置するセクタ(以下、近接セクタと称する場合もある)にデータをライトしたライト回数(以下、近接セクタライト回数と称する場合もある)をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象セクタから外方向の所定の範囲内に位置する近接セクタ(以下、外方向近接セクタと称する場合もある)にデータをライトした近接セクタライト回数(以下、外方向近接セクタライト回数又は外方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。また、例えば、リフレッシュ制御部630は、対象セクタから内方向の所定の範囲内に位置する近接セクタ(以下、内方向近接セクタと称する場合もある)にデータをライトした近接セクタライト回数(以下、内方向近接セクタライト回数又は内方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。なお、データをライトした際に対象領域に書きにじみや漏れ磁界等の影響を及ぼすセクタを製造段階の測定により検出し、この検出したセクタを近接セクタとして設定していてもよい。また、データをライトした際に対象領域に書きにじみや漏れ磁界等の影響を及ぼすセクタを動作処理時に検出して、この検出したセクタを近接セクタとして設定していてもよい。
リフレッシュ制御部630は、対象セクタから半径方向に所定の範囲内に位置する近接セクタにデータをライトした場合、近接セクタライト回数を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象セクタから半径方向に所定の範囲内に位置する近接セクタにデータをライトした場合、近接セクタライト回数を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、外方向近接セクタにデータをライトした場合、外方向近接セクタライト回数(外方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、外方向近接セクタにデータをライトした場合、外方向近接セクタライト回数(外方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、内方向近接セクタにデータをライトした場合、内方向近接セクタライト回数(内方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、内方向近接セクタにデータをライトした場合、内方向近接セクタライト回数(内方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。
リフレッシュ制御部630は、対象セクタの半径方向に隣接するセクタ(以下、隣接セクタと称する場合もある)にデータをライトしたライト回数(以下、隣接セクタライト回数と称する場合もある)をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象セクタの外方向に隣接する隣接セクタ(以下、外方向隣接セクタと称する場合もある)にデータをライトした隣接セクタライト回数(以下、外方向隣接セクタライト回数又は外方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。また、例えば、リフレッシュ制御部630は、対象セクタの内方向に隣接する隣接セクタ(以下、内方向隣接セクタと称する場合もある)にデータをライトした隣接セクタライト回数(以下、内方向隣接セクタライト回数又は内方向ライト回数と称する場合もある)をカウントする。
リフレッシュ制御部630は、対象セクタの半径方向に隣接する隣接セクタにデータをライトした場合、隣接セクタライト回数を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、対象セクタの半径方向に隣接する隣接セクタにデータをライトした場合、隣接セクタライト回数を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、外方向隣接セクタにデータをライトした場合、外方向隣接セクタライト回数(外方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、外方向隣接セクタにデータをライトした場合、外方向隣接セクタライト回数(外方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。リフレッシュ制御部630は、内方向隣接セクタにデータをライトした場合、内方向隣接セクタライト回数(内方向ライト回数)を所定の値分増加(インクリメント)させる。例えば、リフレッシュ制御部630は、内方向隣接セクタにデータをライトした場合、内方向隣接セクタライト回数(内方向ライト回数)を1増加(インクリメント)させる。
リフレッシュ制御部630は、対象領域にライトされたデータと同じデータを対象領域に書き直す処理(以下、リライト、リライト処理、リフレッシュ、又はリフレッシュ処理と称する場合もある)又は対象領域にデータを上書きする処理若しくは書き換える処理(以下、上書き処理、書き換え処理、リライト、リライト処理、リフレッシュ、又はリフレッシュ処理と称する場合もある)を実行する。以下、書き直す処理、上書き処理、又は書き換え処理をまとめてリライト、リライト処理、リフレッシュ、又はリフレッシュ処理と称する場合もある。“上書き”とは、“所定の領域の所定の位置にライトされたデータ上にデータをライトすること“や、”所定の領域の所定の位置にライトされたデータと同じ領域の同じ位置にデータをライトすること“を含む。
リフレッシュ制御部630は、所定の領域に対応するリフレッシュ処理を実行するライト回数の閾値(以下、リフレッシュ閾値と称する場合もある)を有している。リフレッシュ閾値は、所定の領域のデータが特定の量、例えば、データを破壊する量よりも大きいATIを受けた場合のこの領域の半径方向の領域へのライト回数に相当する。リフレッシュ制御部630は、所定の領域に対応するリフレッシュ閾値をテーブルとして所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、又はバッファメモリ90等に保持していてもよい。
図7に示したように、所定のトラックにおいて評価指標の変動を抑制するためにこのトラックにおけるライト処理パラメータの変動を補正した場合、このトラックの隣接トラックにフリンジライトした際に、このトラックの所定の領域のデータがATI等により劣化しやすくなり、且つこのトラックの他の領域のデータがATI等により劣化を抑制され得る。そのため、所定のトラックにおいて評価指標の変動を抑制するためにこのトラックにおけるライト処理パラメータの変動を補正した場合、このトラックのATI等によりデータが劣化しやすくなる領域に対するリフレッシュ閾値を小さくし、且つこのトラックのATI等によるデータの劣化がしにくくなる領域に対するリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックの領域毎にリフレッシュ閾値を設定することが望ましい。言い換えると、所定のトラックにおいて評価指標の変動を抑制するためにこのトラックのライト処理パラメータの変動を補正した場合、このトラックのATI等の影響が受けやすい領域に対するリフレッシュ閾値を小さくし、且つこのトラックのATI等の影響を受けにくい領域に対するリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックの領域毎にリフレッシュ閾値を設定することが望ましい。
リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおける区分領域毎の各リフレッシュ閾値(以下、区分領域閾値と称する場合もある)を有している。リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおけるライト処理パラメータの変動に応じて、所定のトラックにおいて基準となる一定のリフレッシュ閾値(以下、基準閾値と称する場合もある)を区分領域毎に補正して各区分領域閾値を算出する。言い換えると、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックのライト処理パラメータの変動に応じて、所定のトラックにおける基準閾値を補正するためのこのトラックにおける複数の区分領域にそれぞれ対応する複数の区分領域閾値を含む区分領域閾値の変動を算出する。
例えば、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおける補正記録密度の変動に比例する補正記録周波数の変動に相当するTBG値の変動に応じて、所定のトラックにおける区分領域毎の各リフレッシュ閾値を補正する区分領域毎の各補正値(以下、閾値補正値と称する場合もある)を算出する。言い換えると、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおけるTBG値の変動に応じて、このトラックにおけるリフレッシュ閾値の変動を補正するこのトラックにおける閾値補正値の変動を算出する。リフレッシュ制御部630は、各区分領域の基準閾値と各区分領域の各閾値補正値とに基づいて、各区分領域の各区分領域閾値を算出する。言い換えると、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおける基準閾値と閾値補正値の変動とに基づいて、このトラックにおける区分領域閾値の変動を算出する。例えば、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおける各区分領域の基準閾値に各区分領域の各閾値補正値を積算して、各区分領域の各区分領域閾値を算出する。言い換えると、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックにおける基準閾値に閾値補正値の変動を積算して、このトラックにおける区分領域閾値の変動を算出する。所定のトラックにおける複数の区分領域閾値は、異なっていてもよい。所定のトラックにおける複数の区分領域閾値の一部は、同じであってもよい。
リフレッシュ制御部630は、対象領域に対応するライト回数が対象領域に対応するリフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、対象領域にリフレッシュ処理を実行する。なお、リフレッシュ制御部630は、対象領域に対応するライト回数が対象領域に対応するリフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、対象領域を含むトラック(対象トラック)にリフレッシュ処理を実行する。対象領域にリフレッシュ処理を実行した場合、リフレッシュ制御部630は、対象領域に対応するライト回数をリセットする、例えば、0にする。
例えば、対象区分領域に対応するライト回数(例えば、外方向ライト回数及び内方向ライト回数の合計)がこの対象区分領域に対応する区分領域閾値よりも大きいと判定した場合、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域をリードして、対象区分領域のデータを対象区分領域の同じ位置に書き直すリフレッシュ処理を実行する。なお、対象区分領域に対応するライト回数がこの対象区分領域に対応する区分領域閾値よりも大きいと判定した場合、リフレッシュ制御部630は、対象区分領域を含むトラック(対象トラック)からリードして、対象区分領域を含むトラックのデータをこのトラックの同じ位置に書き直すリフレッシュ処理を実行してもよい。
図8は、本実施形態に係る所定のトラックの円周位置に対するTBG値の変動及び円周位置に対する閾値補正値の変動の一例を示す模式図である。図8において、縦軸は、TBG値及び閾値補正値を示し、横軸は、円周位置を示している。図8において、TBG値は、原点(=0)よりも正の矢印の先端側に進むに従って大きくなり、原点(=0)よりも負の矢印の先端側に進むに従って小さくなる。図8において、閾値補正値は、原点(=1)よりも大の矢印の先端側に進むに従って大きくなり、原点(=1)よりも小の矢印の先端側に進むに従って小さくなる。図6の横軸の円周位置は、開始位置と終了位置とを含む。図8の横軸の円周位置において、開始位置から終了位置までの範囲は、区分領域毎に区分されている。図8には、所定のトラックにおける円周位置に対するTBG値の変動(以下、単にTBG値の変動と称する場合もある)TBGL8と、所定のトラックにおける円周位置に対する閾値補正値の変動(以下、単に閾値補正値の変動と称する場合もある)TCVL8とを示している。
図8に示した例では、リフレッシュ制御部630は、所定のトラックのTBGの変動TBGL8に応じて、所定のトラックの区分領域毎の各閾値補正値の変動TCVL8を算出する。リフレッシュ制御部630は、TBGの変動TBGL8が原点(=0)よりも小さい区分領域では閾値補正値の変動TCVL8を原点(=1)よりも大きくなり、且つTBGの変動TBGL8が原点(=0)よりも大きい区分領域では閾値補正値の変動TCVL8を原点(=1)よりも小さくなるように算出する。例えば、リフレッシュ制御部630は、TBGの変動TBGL8の形状、例えば、波形形状と逆転した形状になるように閾値補正値の変動TCVL8を算出する。言い換えると、リフレッシュ制御部630は、TBGの変動TBGL8に対応するライト処理パラメータ、例えば、記録密度の変動の形状(波形形状)と逆転した形状になるように閾値補正値の変動TCVL8を算出する。例えば、リフレッシュ制御部630は、TBGの変動TBGL8に対応する補正ライト処理パラメータ、例えば、補正記録密度の変動の形状と逆転した形状になるように閾値補正値の変動TCVL8を算出する。
図9は、本実施形態に係る所定のトラックの区分領域に対する区分領域閾値の変動の一例を示す模式図である。図9において、縦軸は、リフレッシュ閾値を示し、横軸は、円周位置を示している。図9において、リフレッシュ閾値は、大の矢印の先端側に進むに従って大きくなり、小の矢印の先端側に進むに従って小さくなる。図9の横軸の円周位置は、開始位置と終了位置とを含む。図9の横軸の円周位置において、開始位置から終了位置までの範囲は、区分領域毎に区分されている。図9には、所定のトラックにおける基準閾値CTVL9と、所定のトラックにおける区分領域に対する区分領域閾値の変動(以下、単に区分領域閾値の変動と称する場合もある)DATL9とを示している。
図9に示した例では、リフレッシュ制御部630は、基準閾値CTVL9に図8に示した閾値補正値の変動TCVL8を積算して、各区分領域の各区分領域閾値を算出し、区分領域閾値の変動DATL9を取得する。区分領域閾値の変動DATL9は、閾値補正値の変動TCVL8に対応している。言い換えると、区分領域閾値の変動DATL9の形状(例えば、波形形状)は、閾値補正値の変動TCVL8の形状とほぼ同じである。区分領域閾値の変動DATL9の形状は、TBGの変動TBGL8に対応するライト処理パラメータ、例えば、記録密度の変動の形状とほぼ逆転している。TBGの変動TBGL8が原点(=0)よりも小さい区分領域では、区分領域閾値の変動DATL9が、基準閾値CTVL9よりも大きくなり、TBGの変動TBGL8が原点(=0)よりも大きい区分領域では、区分領域閾値の変動DATL9が、基準閾値CTVL9よりも小さくなる。例えば、区分領域閾値の変動DATL9は、所定のトラックの隣接トラックにデータをライトした際にATIを受けやすい区分領域では小さくなり、且つ隣接トラックにデータをライトした際にATIを受けにくい区分領域では大きくなる。
図10は、所定のトラックの区分領域の一例を示す模式図である。図10には、トラックCTRn―1、CTRn、及びCTRn+1を示している。トラックCTRn―1、CTRn、及びCTRn+1は、図4に示したトラックCTRn―1、CTRn、及びCTRn+1に相当する。図10に示した例では、トラックCTRn―1は、区分領域DA0(n―1)、DA1(n―1)、DA2(n―1)、DA3(n―1)、及びDA4(n―1)に区分されている。区分領域DA0(n―1)、DA1(n―1)、DA2(n―1)、DA3(n―1)、及びDA4(n―1)は、記載の順番で後方向に連続して並んでいる。図10において、トラックCTRnは、区分領域DA0n、DA1n、DA2n、DA3n、及びDA4nに区分されている。区分領域DA0n、DA1n、DA2n、DA3n、及びDA4nは、記載の順番で後方向に連続して並んでいる。図10において、トラックCTRn+1は、区分領域DA0(n+1)、DA1(n+1)、DA2(n+1)、DA3(n+1)、及びDA4(n+1)に区分されている。区分領域DA0(n+1)、DA1(n+1)、DA2(n+1)、DA3(n+1)、及びDA4(n+1)は、記載の順番で後方向に連続して並んでいる。図10に示した例では、半径方向において、区分領域DA0(n―1)、DA0n、及びDA0(n+1)は、記載の順番で内方向に間隔を置いて連続して並んでいる。図10に示した例では、半径方向において、区分領域DA1(n―1)、DA1n、及びDA1(n+1)は、記載の順番で内方向に間隔を置いて連続して並んでいる。図10に示した例では、半径方向において、区分領域DA2(n―1)、DA2n、及びDA2(n+1)は、記載の順番で内方向に間隔を置いて連続して並んでいる。図10に示した例では、半径方向において、区分領域DA3(n―1)、DA3n、及びDA3(n+1)は、記載の順番で内方向に間隔を置いて連続して並んでいる。図10に示した例では、半径方向において、区分領域DA4(n―1)、DA4n、及びDA4(n+1)は、記載の順番で内方向に間隔を置いて連続して並んでいる。
図10に示した例では、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA0(n―1)及びDA0(n+1)にライトした場合、区分領域DA0nのライト回数をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA0(n―1)及びDA0(n+1)にライトした場合、区分領域DA0nのライト回数を1増加させる。
図10に示した例では、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA1(n―1)及びDA1(n+1)にライトした場合、区分領域DA1nのライト回数をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA1(n―1)及びDA1(n+1)にライトした場合、区分領域DA1nのライト回数を1増加させる。
図10に示した例では、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA2(n―1)及びDA2(n+1)にライトした場合、区分領域DA2nのライト回数をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA2(n―1)及びDA2(n+1)にライトした場合、区分領域DA2nのライト回数を1増加させる。
図10に示した例では、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA3(n―1)及びDA3(n+1)にライトした場合、区分領域DA3nのライト回数をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA3(n―1)及びDA3(n+1)にライトした場合、区分領域DA3nのライト回数を1増加させる。
図10に示した例では、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA4(n―1)及びDA4(n+1)にライトした場合、区分領域DA4nのライト回数をカウントする。例えば、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA4(n―1)及びDA4(n+1)にライトした場合、区分領域DA4nのライト回数を1増加させる。
図11は、本実施形態に係るライト回数及び区分領域閾値のテーブルTBの一例を示す模式図である。図11において、テーブルTBは、トラックCTRnを含む。トラックCTRnは、図10に対応している。図11には、テーブルTBは、区分領域DA0n、DA1n、DA2n、DA3n、及びDA4nと、ライト回数WC0n、WC1n、WC2n、WC3n、及びWC4nと、区分領域閾値RHT0n、RHT1n,RHT2n,RHT3n,及びRHT4nとを含む。テーブルTBは、所定の記録領域、例えば、ディスク10のシステムエリア10b、揮発性メモリ70、不揮発性メモリ80、又はバッファメモリ90等に記録され得る。区分領域DA0n、DA1n、DA2n、DA3n、及びDA4nは、トラックCTRnに対応している。ライト回数WC0nは、区分領域DA0nに対応している。ライト回数WC1nは、区分領域DA1nに対応している。ライト回数WC2nは、区分領域DA2nに対応している。ライト回数WC3nは、区分領域DA3nに対応している。ライト回数WC4nは、区分領域DA4nに対応している。区分領域閾値RHT0nは、区分領域DA0nに対応している。区分領域閾値RHT1nは、区分領域DA1nに対応している。区分領域閾値RHT2nは、区分領域DA2nに対応している。区分領域閾値RHT3nは、区分領域DA3nに対応している。区分領域閾値RHT4nは、区分領域DA4nに対応している。
図11に示した例では、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA0(n―1)及びDA0(n+1)にライトした場合、区分領域DA0nに対応するライト回数WC0nを1増加させる。リフレッシュ制御部630は、区分領域DA0nに対応するライト回数WC0nが区分領域DA0nに対応する区分領域閾値RHT0nよりも大きいと判定した場合、区分領域DA0nにリフレッシュ処理を実行する。なお、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA0nに対応するライト回数WC0nが区分領域DA0nに対応する区分領域閾値RHT0nよりも大きいと判定した場合、トラックCTRnにリフレッシュ処理を実行する。
リフレッシュ制御部630は、区分領域DA1(n―1)及びDA1(n+1)にライトした場合、区分領域DA1nに対応するライト回数WC1nを1増加させる。リフレッシュ制御部630は、区分領域DA1nに対応するライト回数WC1nが区分領域DA1nに対応する区分領域閾値RHT1nよりも大きいと判定した場合、区分領域DA1nにリフレッシュ処理を実行する。なお、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA1nに対応するライト回数WC1nが区分領域DA1nに対応する区分領域閾値RHT1nよりも大きいと判定した場合、トラックCTRnにリフレッシュ処理を実行する。
リフレッシュ制御部630は、区分領域DA2(n―1)及びDA2(n+1)にライトした場合、区分領域DA2nに対応するライト回数WC2nを1増加させる。リフレッシュ制御部630は、区分領域DA2nに対応するライト回数WC2nが区分領域DA2nに対応する区分領域閾値RHT2nよりも大きいと判定した場合、区分領域DA2nにリフレッシュ処理を実行する。なお、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA2nに対応するライト回数WC2nが区分領域DA2nに対応する区分領域閾値RHT2nよりも大きいと判定した場合、トラックCTRnにリフレッシュ処理を実行する。
リフレッシュ制御部630は、区分領域DA3(n―1)及びDA3(n+1)にライトした場合、区分領域DA3nに対応するライト回数WC3nを1増加させる。リフレッシュ制御部630は、区分領域DA3nに対応するライト回数WC3nが区分領域DA3nに対応する区分領域閾値RHT3nよりも大きいと判定した場合、区分領域DA3nにリフレッシュ処理を実行する。なお、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA3nに対応するライト回数WC3nが区分領域DA3nに対応する区分領域閾値RHT3nよりも大きいと判定した場合、トラックCTRnにリフレッシュ処理を実行する。
リフレッシュ制御部630は、区分領域DA4(n―1)及びDA4(n+1)にライトした場合、区分領域DA4nに対応するライト回数WC4nを1増加させる。リフレッシュ制御部630は、区分領域DA4nに対応するライト回数WC4nが区分領域DA4nに対応する区分領域閾値RHT4nよりも大きいと判定した場合、区分領域DA4nにリフレッシュ処理を実行する。なお、リフレッシュ制御部630は、区分領域DA4nに対応するライト回数WC4nが区分領域DA4nに対応する区分領域閾値RHT4nよりも大きいと判定した場合、トラックCTRnにリフレッシュ処理を実行する。
図12は、本実施形態に係るリフレッシュ閾値の設定方法の一例を示すフローチャートである。
MPU60は、所定のトラックにおいて、ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し(B1201)、このトラックにおける実測評価指標の変動を測定する(B1202)。MPU60は、測定した所定のトラックの実測評価指標の変動に基づいて、このトラックにおける実測評価指標の変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動を算出する(B1203)。MPU60は、基準ライト処理パラメータ及びライト処理パラメータ補正量の変動に基づいて、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動を算出する(B1204)。MPU60は、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動に基づいて、所定のトラックのATI等の影響を受けやすい領域のリフレッシュ閾値を小さくし、このトラックのATI等の影響を受けにくい領域のリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックにおける閾値補正値の変動を算出する(B1205)。言い換えると、MPU60は、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動に基づいて、所定のトラックのATI等の影響を受けやすい領域のリフレッシュ閾値を小さくし、このトラックのATI等の影響を受けにくい領域のリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックの各区分領域の各閾値補正値を算出する。MPU60は、所定のトラックにおける閾値補正値の変動に基づいて、このトラックにおける区分領域閾値の変動を設定し(B1206)、処理を終了する。言い換えるとMPU60は、各区分領域の各閾値補正値に基づいて、各区分領域の各区分領域閾値を設定する。
MPU60は、所定のトラックにおいて、ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し(B1201)、このトラックにおける実測評価指標の変動を測定する(B1202)。MPU60は、測定した所定のトラックの実測評価指標の変動に基づいて、このトラックにおける実測評価指標の変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動を算出する(B1203)。MPU60は、基準ライト処理パラメータ及びライト処理パラメータ補正量の変動に基づいて、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動を算出する(B1204)。MPU60は、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動に基づいて、所定のトラックのATI等の影響を受けやすい領域のリフレッシュ閾値を小さくし、このトラックのATI等の影響を受けにくい領域のリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックにおける閾値補正値の変動を算出する(B1205)。言い換えると、MPU60は、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動に基づいて、所定のトラックのATI等の影響を受けやすい領域のリフレッシュ閾値を小さくし、このトラックのATI等の影響を受けにくい領域のリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックの各区分領域の各閾値補正値を算出する。MPU60は、所定のトラックにおける閾値補正値の変動に基づいて、このトラックにおける区分領域閾値の変動を設定し(B1206)、処理を終了する。言い換えるとMPU60は、各区分領域の各閾値補正値に基づいて、各区分領域の各区分領域閾値を設定する。
図13は、本実施形態に係るリフレッシュ処理方法の一例を示す模式図である。
MPU60は、対象トラックの対象区分領域の半径方向に隣接する隣接区分領域にデータをライトし(B1301)、対象区分領域のライト回数をカウントする(B1302)。MPU60は、対象区分領域のライト回数が区分領域閾値よりも大きいか区分領域閾値以下であるかを判定する(B1303)。対象区分領域のライト回数が区分領域閾値以下であると判定した場合(B1303のNO)、MPU60は、処理を終了する。対象区分領域のライト回数が区分領域閾値よりも大きいと判定した場合(B1303のYES)、MPU60は、対象区分領域にリフレッシュ処理を実行し(B1304)、処理を終了する。なお、対象区分領域のライト回数が区分領域閾値よりも大きいと判定した場合、MPU60は、対象トラックにリフレッシュ処理を実行してもよい。
MPU60は、対象トラックの対象区分領域の半径方向に隣接する隣接区分領域にデータをライトし(B1301)、対象区分領域のライト回数をカウントする(B1302)。MPU60は、対象区分領域のライト回数が区分領域閾値よりも大きいか区分領域閾値以下であるかを判定する(B1303)。対象区分領域のライト回数が区分領域閾値以下であると判定した場合(B1303のNO)、MPU60は、処理を終了する。対象区分領域のライト回数が区分領域閾値よりも大きいと判定した場合(B1303のYES)、MPU60は、対象区分領域にリフレッシュ処理を実行し(B1304)、処理を終了する。なお、対象区分領域のライト回数が区分領域閾値よりも大きいと判定した場合、MPU60は、対象トラックにリフレッシュ処理を実行してもよい。
本実施形態によれば、磁気ディスク装置1は、所定のトラックにおいて、ライト処理パラメータを基準ライト処理パラメータに設定し、このトラックにおける実測評価指標の変動を測定する。磁気ディスク装置1は、測定した所定のトラックの実測評価指標の変動に基づいて、このトラックにおける実測評価指標の変動を均一に調整する、又は抑制するためのこのトラックにおけるライト処理パラメータ補正量の変動を算出する。磁気ディスク装置1は、基準ライト処理パラメータ及びライト処理パラメータ補正量の変動に基づいて、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動を算出する。磁気ディスク装置1は、所定のトラックの補正ライト処理パラメータの変動に基づいて、所定のトラックのATI等の影響を受けやすい領域のリフレッシュ閾値を小さくし、このトラックのATI等の影響を受けにくい領域のリフレッシュ閾値を大きくするように、このトラックにおける閾値補正値の変動を算出する。磁気ディスク装置1は、所定のトラックにおける閾値補正値の変動に基づいて、このトラックにおける区分領域閾値の変動を設定する。そのため、磁気ディスク装置1は、パフォーマンス及びデータの信頼性を向上することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク装置、10…磁気ディスク、10a…ユーザデータ領域、10b…システムエリア、12…スピンドルモータ(SPM)、13…アーム、14…ボイスコイルモータ(VCM)、15…ヘッド、15W…ライトヘッド、15R…リードヘッド、20…ドライバIC、30…ヘッドアンプIC、40…リード/ライト(R/W)チャネル、50…ハードディスクコントローラ(HDC)、60…マイクロプロセッサ(MPU)、70…揮発性メモリ、80…不揮発性メモリ、90…バッファメモリ、100…ホストシステム(ホスト)、130…システムコントローラ。
Claims (15)
- 第1トラックを有するディスクと、
ヒータを有し、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
前記第1トラックの1周内でライト/リード処理特性に対応する評価指標の変動を抑制するように、前記第1トラックの1周内における前記ディスクへのライト処理に関連するパラメータの変動を設定する、コントローラと、を備える磁気ディスク装置。 - 前記コントローラは、前記パラメータの変動に応じて、前記第1トラックの1周内における書き直す処理を実行するリフレッシュ閾値の変動を設定する、請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記リフレッシュ閾値の変動は、前記第1トラックを区分した複数の区分領域にそれぞれ対応する複数のリフレッシュ閾値を含む、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記パラメータの変動の形状と形状が逆転する前記リフレッシュ閾値の変動を設定する、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記第1トラックにおける前記ディスクの半径方向に隣接する隣接トラックにデータをライトした際に前記ヘッドの漏れ磁束の影響を受けやすい前記複数の区分領域の内の第1区分領域で小さくなり、且つ前記隣接トラックにデータをライトした際に前記ヘッドの漏れ磁束の影響を受けにくい前記複数の区分領域の内の第2区分領域で大きくなるように、前記リフレッシュ閾値の変動を設定する、請求項4に記載の磁気ディスク装置。
- 前記評価指標の変動は、ビットエラーレートの変動である、請求項5に記載の磁気ディスク装置。
- 前記パラメータの変動は、記録密度の変動である、請求項6に記載の磁気ディスク装置。
- 前記パラメータの変動は、記録電流の変動である、請求項6に記載の磁気ディスク装置。
- 前記パラメータの変動は、前記ヒータの設定値の変動である、請求項7に記載の磁気ディスク装置。
- 前記パラメータの変動は、データの転送速度の変動である、請求項7に記載の磁気ディスク装置。
- 前記パラメータの変動は、記録周波数の変動である、請求項7に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記複数の区分領域の内の第1区分領域の前記ディスクの半径方向に隣接する隣接区分領域にデータをライトした第1ライト回数が前記第1区分領域に対応するリフレッシュ閾値の変動の内の第1リフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1区分領域のデータを書き直す、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 前記コントローラは、前記複数の区分領域の内の第1区分領域の前記ディスクの半径方向に隣接する隣接区分領域にデータをライトした第1ライト回数が前記第1区分領域に対応するリフレッシュ閾値の変動の内の第1リフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1トラックのデータを書き直す、請求項3に記載の磁気ディスク装置。
- 第1トラックを有するディスクと、ヒータを有し、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、を備える磁気ディスク装置に適用されるリフレッシュ閾値の設定方法であって、
前記第1トラックの1周内でライト/リード処理特性に対応する評価指標の変動を抑制するように、前記第1トラックの1周内における前記ディスクへのライト処理に関連するパラメータの変動を設定し、
前記パラメータの変動に応じて、前記第1トラックにおける書き直す処理を実行するリフレッシュ閾値の変動を設定する、リフレッシュ閾値の設定方法。 - 第1トラックを有するディスクと、
ヒータを有し、前記ディスクに対してデータをライトし、前記ディスクからデータをリードするヘッドと、
前記第1トラックを複数の区分領域に区分し、前記第1トラックにおいて前記複数の区分領域にそれぞれ書き直す処理を実行する複数のリフレッシュ閾値を設定し、前記複数の区分領域の内の第1区分領域の前記ディスクの半径方向に隣接する隣接区分領域にデータをライトした第1ライト回数が前記第1区分領域に対応する前記複数のリフレッシュ閾値の内の第1リフレッシュ閾値よりも大きいと判定した場合、前記第1トラックにおいてデータを書き直す処理を実行する、コントローラと、を備える磁気ディスク装置。
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