JP2023032135A - 情報処理装置およびその制御方法、画像処理システム、プログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、画像処理システム、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電力消費を抑制しつつ、画像蓄積前に発行した送信要求に対応する画像の受信を可能にする。【解決手段】スキャナドライバ416は、画像の送信要求を画像処理装置105へ送信する。スキャナドライバ416は、送信要求に対する応答としてNoDataが受信されたことに応じて、Job受信プロセス基本部436に、画像処理装置105から、送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かの監視(Job受信プロセス処理)を開始させる。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置およびその制御方法、画像処理システム、プログラムに関する。
一般に、画像のスキャン方式には、プルスキャン、プッシュスキャンなど、いくつかのスキャン方式がある。プルスキャンは、情報処理装置から画像処理装置に対して画像の読み取り指示を出して、画像を取得するスキャン方式である。ユーザは、画像処理装置に原稿をセットしてから情報処理装置に戻って画像の読み取り指示を入力して読み取りを実行させ、再び画像処理装置に行って原稿を回収するため運用上の手間がかかる。
プッシュスキャンは、画像処理装置で取得した画像を情報処理装置に送信するという方式であり、情報処理装置と画像処理装置との間をユーザが往復する必要は無い。しかし、プッシュスキャンがいつ実施されても情報処理装置側でデータを受信できるように、情報処理装置側で画像処理装置から送られてくる画像を受信するためのプロセスを常時動作させて待ち受けを行う必要がある。受信プロセスを常時動作させておくことから電力消費が大きくなる。情報処理装置がバッテリ駆動のモバイル型端末である場合は消費電力の問題が特に大きくなる。
このほか、画像のスキャン方式には、画像処理装置に画像を留め置いてから(蓄積してから)、情報処理装置が当該画像を引き取る(受信する)方式がある(これを留め置きスキャンと呼称する)。この方式では、情報処理装置と画像処理装置との間をユーザが往復する必要は無く、常時動作させておく受信プロセスも不要となる。
特開2007-129737号公報
しかしながら、上記留め置きスキャンにおいては、留め置き画像の引き取り指示を画像の留め置き前に発行した場合に、画像の引き取りができないという運用フロー上の問題が生じる。一方、留め置き画像の引き取り指示の発行タイミングにかかわらず画像の引き取りを可能にするために、仮に受信プロセスを常時動作させておくとすると、消費電力が大きくなる。
特許文献1では、留め置きスキャンにおける画像保存領域についての言及はあるが、画像引き取り指示を画像の留め置き前に実施した場合については考慮されていない。従って、電力消費の抑制と、画像蓄積前に発行した送信要求に対応する画像の受信とを両立させることが困難である。
本発明は、電力消費を抑制しつつ、画像蓄積前に発行した送信要求に対応する画像の受信を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像の送信要求を画像処理装置へ送信する送信手段と、前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かを監視する監視手段と、前記送信要求に対する応答として、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の情報が受信されたことに応じて、前記監視手段に、前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かの監視を開始させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、電力消費を抑制しつつ、画像蓄積前に発行した送信要求に対応する画像の受信を可能にすることができる。
画像処理システムの全体構成を示す図である。 情報処理装置のハードウェアブロック図である。 画像処理装置のハードウェアブロック図である。 情報処理装置のソフトウェア、スキャナドライバインストーラ、スキャナドライバのブロック図である。 画像処理装置のソフトウェア、スキャン制御部のブロック図である。 スキャナドライバインストール処理、ID管理プロセス処理、アプリ処理を示すフローチャートである。 Job受信プロセス処理、スキャナドライバ処理を示すフローチャートである。 情報処理装置の表示部での画面表示例を示す図である。 画像処理装置の表示部での画面表示例を示す図である。 情報処理装置の表示部での画面表示例を示す図である。 情報処理装置と画像処理装置との間で送受信されるデータの一例を示す図である。 利用開始処理を示すフローチャートである。 送信指示対応処理、画像蓄積監視処理、画像保存対応処理を示すフローチャートである。 情報処理装置と画像処理装置との間でのデータのやりとりの例を時系列に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報処理装置が適用される画像処理システムの全体構成を示す図である。この画像処理システム1000は、情報処理装置104と画像処理装置105とサーバ101とがルータ103を介して通信可能に接続されて構成される。各デバイスの接続形態は有線接続であっても良いし無線接続であってもよい。サーバ101は、一例として、企業内のネットワーク(NW)環境を制御するサーバである。本実施の形態では、サーバ101はインターネット102と企業内ネットワークとの間の情報交換を行う機能も兼ねているものとする。
企業内のネットワーク環境に参加している情報処理装置104は、サーバ101を介してインターネット102上のリソースにアクセスすることができる。インターネット102上には、例えば、プリンタドライバ配布サイトなどが存在する。
本実施の形態では、画像のスキャン方式として、画像処理装置105にスキャン画像を留め置いてから(蓄積してから)、情報処理装置104が当該画像を引き取る(受信する)方式(以下、留め置きスキャンと呼称する)が採用される。情報処理装置104は、画像処理装置105に対して、留め置きスキャンにより蓄積される留め置き画像の結果送信指示を送信(発行)することができる。画像処理装置105は、情報処理装置104に対して、留め置き画像の結果データの送信や、留め置き画像が貯まってない旨の返答を送信することができる。
図2は、情報処理装置104のハードウェアブロック図である。情報処理装置104は、スマートフォンやタブレットに代表される携帯端末でも良いし、パソコン(PC)に代表されるコンピュータ端末でも良い。メインボード201は情報処理装置104の制御基板である。有線NW I/F202は、イーサネットに代表される通信ネットワークの通信制御を行う。情報処理装置104は、有線NW I/F202を介して企業内のネットワークやインターネット102上の装置と通信することができる。
無線NW I/F203は、主にIEEE802.11シリーズに準拠する無線通信(Wi-Fi(登録商標)通信とも呼ぶ)を制御する。また、無線NW I/F203は、LTEや5Gなどの移動通信システムのインタフェースとしても機能する。情報処理装置104は、無線NW I/F203を介して、企業内のネットワークやインターネット102上の装置と通信することができる。さらに情報処理装置104は、移動通信システムの基地局を介してインターネット102に直接アクセスすることもできる。USB I/F204は、USB規格に準拠した周辺機器などを接続する。システムバス205は、メインボード201上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。
ROM・RAM207は、情報処理装置104の起動用プログラムを格納すると共に作業用の記憶領域を提供する。CPU206は、ROM・RAM207上に展開されたオペレーティングシステムやアプリケーションなどの制御プログラムを実行し、情報処理装置104全体の動作を制御する。メモリコントローラ208は外部記憶装置210とのデータ送受信を制御する。外部記憶装置210はROM・RAM207の補助的な働きをする記憶領域であり、一般的にはハードディスクやUSBメモリ、光学式メモリデバイスなどで構成される。外部記憶装置210にはOSやアプリケーションなどのプログラムや、一時的なデータやファイルなどが記憶される。このように、CPU206、ROM・RAM207および外部記憶装置210等のハードウェアは、いわゆるコンピュータを構成している。
なお、本実施の形態では、1つのCPU206が後述するフローチャートに示す各処理を実行するが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のプロセッサ、メモリ、ストレージ等が協働して後述するフローチャートに示す各処理を実行するように構成してもよい。
操作部I/F209は、表示部211および入力部212とメインボード201とを接続する。表示部211は液晶パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスであり、ユーザに情報を提示する表示部として機能する。入力部212はキーボードやマウス、表示部上面に備えつけられたタッチパネルなどのデバイスであり、ユーザからの操作を受け付ける。
図3は、画像処理装置105のハードウェアブロック図である。画像処理装置105は、情報処理装置104と連携して、画像を読み取り、そのデータを情報処理装置104に提供する機能を有する。
メインボード301は画像処理装置105の制御基板である。有線NW I/F302は、イーサネットに代表される有線通信ネットワークの通信制御を行う。画像処理装置105は、有線NW I/F302を使って企業内のネットワークやインターネット102上の装置と通信することができる。無線NW I/F303は、主にIEEE802.11シリーズに準拠する無線通信(Wi-Fi(登録商標)通信とも呼ぶ)を制御する。また、無線NW I/F303は、LTEや5Gなどの移動通信システムのインタフェースとしても機能する。画像処理装置105は、無線NW I/F303を介して企業内のネットワークやインターネット102上の装置と通信することができる。さらに画像処理装置105は、移動通信システムの基地局を介してインターネット102に直接アクセスすることもできる。有線と無線のどちらを使ってインターネット102にアクセスするのかは、画像処理装置105に備わっている表示部313及び入力部314を用いて設定して変更することができる。
USB I/F304は、USB規格に準拠した端末機器などを接続する。システムバス305は、メインボード301上の各種処理ブロック間の情報を相互に交換する。ROM・RAM307は、画像処理装置105の起動用プログラムを格納すると共に作業用の記憶領域を提供する。CPU306は、ROM・RAM307上に展開されたオペレーティングシステムやアプリケーションなどの制御プログラムを実行し、画像処理装置105全体の動作を制御する。メモリコントローラ308は外部記憶装置312とのデータ送受信を制御する。外部記憶装置312は、ROM・RAM307の補助的な働きをする記憶領域であり、一般的にはハードディスクやUSBメモリ、光学式メモリデバイスなどで構成される。外部記憶装置312にはOSやアプリケーションなどのプログラムや、一時的なデータやファイルなどが記憶される。
操作部I/F309は、表示部313および入力部314とメインボード301とを接続する。表示部313は液晶パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスであり、ユーザに情報を提示する表示部として機能する。入力部314は、キーボードや、表示面に備え付けられたタッチパネルなどのデバイスであり、ユーザからの操作を受け付ける。印刷部I/F310は、印刷部315へ印刷用画像データを引き渡す。読取部I/F311は読取部316から画像データを受け取る。
印刷部315はいわゆるプリンタエンジンであり、電子写真方式やインクジェット方式などさまざまな印刷方式により記録媒体である用紙に印刷することができる。複数種類の用紙を抱える給紙カセットや、両面印刷機構、白黒・カラー印刷機構、ステイプル機構、製本機構、トリム機構、シフトソーターなどもこの印刷部315に含まれている。読取部316はいわゆるスキャナであり、原稿台やイメージセンサを含む。自動的に読取用紙を給紙するフィーダなどもこの読取部316に含まれる。
図4(a)は、情報処理装置104のソフトウェアブロック図である。これらのソフトウェアは、主にROM・RAM207(図2)上に格納されて動作する。図4(a)に示す各機能部は、CPU206およびROM・RAM207等の協働により実現される。
図4(a)に示す外部I/F制御部411は、有線NW I/F202や無線NW I/F203(図2)を用いてサーバ101と通信する。これにより、インターネット102上に存在する画像処理装置ベンダーのWebサイトやOSベンダーのWebサイトなどへアクセスすることができる。また、外部I/F制御部411は、画像処理装置105に対するスキャンジョブの送信や、画像処理装置105からのスキャン結果の受信も行う。なお、外部I/F制御部411は、NW上において、自分自身を一意に特定できるための情報としてMacアドレスを保持すると共に、動的にNWで機器を識別するため情報としてIPアドレスを保持している。
UI制御部414は、表示部211や入力部212(図2)を用いて情報処理装置104のユーザに情報提供を行い、情報処理装置104のユーザからの指示を受け付ける。OS412は、ROM・RAM207上に格納されて情報処理装置104全体の動きを制御するオペレーティングシステムであり、情報処理装置104上にある各ソフトウェアブロック間の情報交換や実行制御を行う。内部I/F制御部413は、情報処理装置104の外部記憶装置210にあるOS412、スキャナドライバ416およびアプリケーションソフト415などの格納や情報の読み出しを行う。
アプリケーションソフト415は、画像加工や文章作成などを行うためのソフトウェアであり、ROM・RAM207上に格納されて動作する。アプリケーションソフト415は、画像処理装置105から画像を取得するために、スキャナドライバ416に指示を行い、画像を取り込んで画像加工や文章作成などを行う。スキャナドライバ416は、ROM・RAM207上に格納されて動作し、画像処理装置105から送信されて来る画像を取り込み、アプリケーションソフト415に引き渡す。
スキャナドライバ416は、自身を情報処理装置104にインストールして設置するためのスキャナドライバインストーラ421を有する。図4(b)は、スキャナドライバインストーラ421のブロック図である。インストーラ基本部422は、スキャナドライバ416を構成するソフトウェアを管理し、インストール処理部424に指示を行い、スキャナドライバ416をOS412が呼び出して利用できるように設定する。ID管理プロセス登録部423は、OS412が起動される毎に、後述するID管理プロセス441(図4(c))が自動的に起動されるように、OS412に登録する。
図4(c)は、スキャナドライバ416の詳細なブロック図である。スキャナドライバ416は、スキャナドライバ基本部431と、ID管理プロセス441とを有する。スキャナドライバ基本部431を構成するドライバ基本部432は、基本的な処理を行う。例えばドライバ基本部432は、スキャナドライバ416のユーザインターフェースを表示部211に表示し、指示を受け付けたり、アプリケーションソフト415からの指示を受け、画像処理装置105に指示を出したりする。
Job受信プロセス起動部433は、バックグラウンドで動作するJob受信プロセス435を起動する。Job受信&アプリ引き渡し部434は、画像処理装置105からのスキャン画像を受信し、その画像をアプリケーションソフト415に提供する。
Job受信プロセス435は、Job受信プロセス基本部436とJob受信&ドライバ提供部437とを有する。Job受信プロセス基本部436は、画像処理装置105からの画像を待ち受け、受信完了を判断して自身の処理を停止させる。Job受信&ドライバ提供部437は、画像処理装置105からのスキャン画像を受信し、その画像をJob受信&アプリ引き渡し部434に提供する。
ID管理プロセス441を構成するID管理基本部442は、情報処理装置104の起動後に呼び出された場合にはID登録部443を実行し、情報処理装置104の停止時に呼び出された場合にはID登録解除部444を呼び出す。ID登録部443は、情報処理装置104のPC(パーソナルコンピュータ)名とログインしているユーザ名とをセットでIDとし、接続対象となる画像処理装置に送信する。このIDの情報は画像処理装置で処理されて、留め置き画像を留め置くためのキーとして利用される。ID登録解除部444は、情報処理装置104の停止時に実行され、自身を停止させる前に、画像処理装置105に対して、PC名とログインしているユーザ名とをセットにしたIDの解除指示を、接続対象となる画像処理装置に送信する。この指示は画像処理装置で処理されて、留め置き画像を留め置くためのキー情報の削除が行われる。
図5(a)は、画像処理装置105のソフトウェアブロック図である。これらのソフトウェアは、主にROM・RAM307(図3)上に格納されて動作する。図5(a)に示す各機能部は、CPU306およびROM・RAM307等の協働により実現される。
画像処理装置外部I/F制御部511は、有線NW I/F302や無線NW I/F303(図3)を用いて情報処理装置104からスキャン要求を受信し、画像処理装置105から情報処理装置104に対してスキャン画像の送出を行う。画像処理装置OS512は、ROM・RAM307上に格納されて画像処理装置105全体の動きを制御するオペレーティングシステムであり、画像処理装置105上にある各ソフトウェアブロック間の情報交換や実行制御を行う。
読取制御部513は、有線NW I/F302や無線NW I/F303やUSB I/F304(図3)を介して読取部514が取得した画像データを、指定された形式のデータに変換する。読取部514は、CPU306と協働し、読取部316(図3)を用いて原稿を光学的に読取り、画像データを生成する。
画像処理装置UI制御部515は、表示部313や入力部314(図3)を用いて画像処理装置105のユーザに情報提供を行い、画像処理装置105のユーザからの指示を受け付ける。画像処理装置UI制御部515は、留め置き画像保存のためのID選択も行う。操作制御部516は、画像処理装置105が複数の機能を持った複合機である場合に、それぞれの機能、例えば複写機能やファックス機能などの切り替えを行う。操作部517は、画像処理装置105が複数の機能を持った複合機である場合に、それぞれの機能、例えば複写機能やファックス機能など、それぞれの処理を行う。
スキャン制御部518は本来、操作部517の一部であるが、ここでは独立機能として抜き出して説明する。図5(b)はスキャン制御部518のブロック図である。スキャン制御部518は、画像処理装置ID管理プロセス521、スキャン制御プロセス531、蓄積監視プロセス541を有する。
画像処理装置ID管理プロセス521を構成する画像処理装置ID管理基本部522は、情報処理装置104から送信されている指示がID登録またはID登録解除のどちらであるかを判定する。画像処理装置ID管理プロセス521を構成するID受付部523は、情報処理装置104から送信されるID登録指示に基づき画像処理装置105で留め置きスキャンを実施する際に、どのIDに関連付けた画像として留め置くかを示す情報を受け付ける。画像処理装置ID管理プロセス521を構成するID解除部524は、情報処理装置104から送信されるID登録解除指示に基づき、画像処理装置105で管理している留め置きスキャン結果の関連付けの元となる情報の解除を受け付ける。
スキャン制御プロセス531を構成するスキャン制御基本部532は、画像処理装置105で行う留め置きスキャンに関する処理を制御する。スキャン制御プロセス531を構成する送信指示対応部533は、情報処理装置104から送信されるスキャン結果送信指示に応じて、その時点での留め置き画像の蓄積具合を判断する。そして送信指示対応部533は、画像送信を実施するかまたは、データ蓄積されていない旨の情報を送信する。
スキャン制御プロセス531を構成するデータ送信部534は、留め置き画像を情報処理装置104に送信する。スキャン制御プロセス531を構成する画像保存処理部535は、留め置き画像を、指示されたIDに関連付けて画像処理装置105の外部記憶装置312に保存する。スキャン制御プロセス531を構成する蓄積監視プロセス起動部536は、情報処理装置104から送信されるスキャン結果送信指示を受信した際に留め置き画像が蓄積されていない場合に呼び出され、蓄積監視プロセス541を起動する。
蓄積監視プロセス541を構成する蓄積監視プロセス基本部542は、情報処理装置104から送信されるスキャン結果送信指示に関連する留め置き画像の蓄積が遂行される状況を監視する処理の基本部分である。蓄積監視プロセス541を構成する情報&データ送信部543は、情報処理装置104から送信されるスキャン結果送信指示に関連する留め置き画像の蓄積が実施されたときに、当該画像をデータ送信部534に提供する。
次に、図6~図11を用いて主に情報処理装置104側の処理を説明する。図6(a)は、スキャナドライバインストール処理を示すフローチャートである。図6(b)は、ID管理プロセス処理を示すフローチャートである。図6(c)は、アプリ処理を示すフローチャートである。図7(a)は、Job受信プロセス処理を示すフローチャートである。図7(b)は、図6のステップS122で実行されるスキャナドライバ処理を示すフローチャートである。これらの各処理は、ROM・RAM207に格納されたプログラムをCPU206が実行することにより実現される。
また、これらの処理を説明する際に、図8~図11を適宜参照する。図8、図10(a)~(d)は、情報処理装置104の表示部211での画面表示例を示す図である。図9(a)~(d)は、画像処理装置105の表示部313での画面表示例を示す図である。図11(a)~(g)は、情報処理装置104と画像処理装置105との間で送受信されるデータの一例を示す図である。
図6(a)に示すスキャナドライバインストール処理は、情報処理装置104のユーザがUI制御部414を介して、ROM・RAM207上のスキャナドライバインストーラ421を実行させることで開始される。
ステップS101では、OS412は、スキャナドライバ416のインストール処理を実施し、スキャナドライバ416をOS412と連携して動作させることができる状態にする。なお、この際、図8に示す画面601を表示部211に表示させ、ユーザが画像処理装置105を選択できるようにしてもよい。この例では、画像処理装置105の選択方法は複数用意されている。
その1つ目は、選択方法602を選択して画像処理装置105のIPアドレスを直接、欄604に入力してからOKボタン608を押下する方法である。2つ目は、選択方法603を選択して欄605を押下後に画像処理装置105のIPアドレスもしくはホスト名を指定してからボタン606を押下し、特定の画像処理装置105を探索する方法である。3つ目は、欄605を押下せずにボタン606を押下して、ネットワーク上にあるスキャナドライバ416が、処理対象とするすべての画像処理装置105を探索する方法である。探索された結果は領域607に表示され、探索された結果が複数ある場合は、ユーザは1つを選択してOKボタン608を押下する。ここで画像処理装置105を選択しない場合は、キャンセルボタン609を押下して処理を中断してもよい。
ステップS102では、スキャナドライバインストーラ421は、次回に情報処理装置104を起動したときに留め置き画像取得が正常に動作できるように、ID管理プロセス441を登録する。ID管理プロセス441は、情報処理装置104の起動時に動作するプログラムであり、OS412により管理される。この登録処理により、情報処理装置104の起動時に毎回、ID管理プロセス441が起動されるようになる。
ステップS103では、スキャナドライバ416のインストール直後であるので、スキャナドライバインストーラ421は、個別にID(PC名/ユーザ名)を画像処理装置105に送信する。このとき、図11(a)に示すデータ1101が、情報処理装置104から画像処理装置105に送付される。データ1101の中には、データが登録依頼情報(Setting Info)であること、情報処理装置104の情報(IPアドレス:100.110.120.210、PC名:Soumu01、ユーザ名:Yamada Taro)が含まれる。データ1101の中にはまた、画像処理装置105の情報(IPアドレス:100.110.120.130)などが含まれる。なお、データ1101は、このようなXML形式のデータに限定されるものではない。
なお、情報処理装置104から画像処理装置105にデータを送信した場合、正常に受信した旨の返信が、図11(f)に示すデータ1107として返答される。その逆に、画像処理装置105から情報処理装置104にデータを送信した場合、正常に受信した旨の返信が、図11(c)に示すデータ1103として返答される。ステップS103の後、図6(a)に示す一連のスキャナドライバ416のインストール処理が終了する。
図6(b)に示すID管理プロセス処理は、情報処理装置104のOS412によって、情報処理装置104の起動時に自動的に開始される。
ステップS111では、ID管理プロセス441のID管理基本部442は、OS412からのイベントを待ち、何等かのイベントが来た場合にイベント内容を判定する。ここで判定されるイベントは、情報処理装置104の起動時を示すイベントもしくは情報処理装置104の終了時を示すイベントの2つであり、その他のイベントは無視される。ID管理基本部442は、情報処理装置104の起動時を示すイベントであると判定した場合はステップS112に進み、情報処理装置104の終了時を示すイベントであると判定した場合はステップS113に進む。
ステップS112では、ID管理プロセス441のID登録部443は、情報処理装置104の名称であるPC名とログインしているユーザ名とを併せてIDとし、当該IDの登録依頼情報を画像処理装置105に送信し、ステップS111に戻る。このとき、図11(a)に示すデータ1101が、情報処理装置104から画像処理装置105に送付される。
ステップS113では、ID管理プロセス441のID登録解除部444は、情報処理装置104の名称であるPC名とログインしているユーザ名とを併せてIDとし、当該IDの登録解除依頼情報を画像処理装置105に送信する。このとき、図11(g)に示すデータ1104が、情報処理装置104から画像処理装置105に送付される。
データ1104の中には、データが登録解除依頼情報(Remove Info)であること、情報処理装置104の情報(IPアドレス:100.110.120.210、PC名:Soumu01、ユーザ名:Yamada Taro)が含まれる。データ1104の中にはまた、画像処理装置105の情報(IPアドレス:100.110.120.130)などが含まれる。なお、データ1104は、このようなXML形式のデータに限定されるものではない。ステップS113の後、ID登録解除部444は、図6(b)に示す処理を終了する。
図6(c)に示すアプリ処理は、情報処理装置104のOS412が、アプリケーションソフト415を起動すると開始される。アプリケーションソフト415は、例えば、画像処理や文章作成などを行うためのソフトウェアである。
ステップS121では、OS412は、入力部212からのアプリケーションソフト415に対する指示を待ち、指示が入力された場合は、指示内容を判定する。なお、画像処理や文章作成などの指示は本フローチャートでは省略している。OS412は、入力された指示が、アプリケーションソフト415そのものの終了指示であると判定された場合は、図6(c)に示す処理を終了する。OS412は、入力された指示が、スキャン画像取得であると判定した場合は、ステップS122に進む。ステップS122では、OS412は、後述するスキャナドライバ処理(図7(b))を実行し、ステップS121に戻る。
スキャナドライバ処理(図7(b))において、OS412から起動されたスキャナドライバ416が処理を開始する。スキャナドライバ416では、一般的なスキャナドライバで実施できる解像度やカラー・モノクロ設定等の設定処理は画像処理装置105側で実施されるように機能が分けられている。
ステップS204では、スキャナドライバ416は、画像処理装置105に対して留め置きスキャン結果の送信指示(画像の送信要求)を発行する。この送信指示の発行先は、画面601(図8)で指定された画像処理装置105であり、情報処理装置104の名称であるPC名とログインしているユーザ名とをセットにしたIDも送信指示に含まれる。この送信指示において、図11(b)に示すデータ1102が、情報処理装置104から画像処理装置105に送付される。なお、ステップS204については、スキャン結果送信指示処理1202(図14(a))でも詳述する。
データ1102の中には、留め置き画像取得依頼(Box)であること、情報処理装置104の情報(PC名:Soumu01、ユーザ名:Yamada Taro)などが含まれるが、このようなXML形式のデータに限定されるものではない。
ステップS205では、スキャナドライバ416は、画像処理装置105からの応答を待つ。ここで、送信指示に対する画像処理装置105からの応答には、大別して2種類がある。まず、送信要求に対する応答として、送信指示に対応する画像が送信されてくる場合がある(データ受信)。また、送信要求に対する応答として、送信指示に対応する画像が存在しない旨の情報であるNoDataが送信されてくる場合がある。
具体的には、留め置きスキャン結果の送信指示の前に、画像処理装置105で留め置き画像が既に蓄積されていた場合は、画像処理装置105からの応答は、送信指示に対応する画像データの送信となる(図13(a)のS403)。一方、留め置きスキャン結果の送信指示の前に、画像処理装置105で留め置き画像が蓄積されていなかった場合は、画像処理装置105からの応答は、NoDataの送信となる(図13(b)のS411)。
従って、スキャナドライバ416は、送信要求に対する応答として、送信指示に対応する画像が送信されてきた場合は、ステップS206に進み、NoDataが送信されてきた場合は、ステップS208に進む。図11(e)に示すデータ1106は、NoDataの一例を示す。データ1106においては、httpリクエストのコンテント無し応答を利用しているが、これに限定されるものではない。
ステップS206では、Job受信&アプリ引き渡し部434は、画像処理装置105から送信されてきた画像データを、なくなるまですべて受信する。このとき、画像処理装置105から情報処理装置104に送信される画像データの一例が、図11(d)に示すデータ1105である。データ1105の中には、情報処理装置104の情報(IPアドレス)、画像処理装置105の情報(画像形式:jpeg、データ長:12000、画像データ:binary data)などが含まれる。しかしながら、データはこのようなXML形式のデータに限定されるものではない。
ステップS207では、Job受信&アプリ引き渡し部434は、受信した画像をアプリケーションソフト415に引き渡し、アプリケーションソフト415が受信した画像を表示する。その後、図7(b)に示す処理は終了する。
ステップS208では、スキャナドライバ416は、画像処理装置105に留め置き画像が蓄積されていない旨を表示部211に表示することで、情報処理装置104のユーザに通知する。例えば、スキャナドライバ416は、図10(c)に示す画面821を情報処理装置104の表示部211に表示することで、画像処理装置105での画像の留め置き処理(画像読み取り)をUIによりユーザに促す。
ステップS209では、スキャナドライバ416は、画面821において、一定時間内に中止ボタンが押下されたか否かを判別する。そしてスキャナドライバ416は、一定時間内に中止ボタンが押下された場合は、図7(b)に示す処理を終了させる。その際、後述するJob受信プロセス処理(図7)が実行されている場合は、スキャナドライバ416は、当該処理も終了させる。
一方、ステップS209で、一定時間内に中止ボタンが押下されなかった場合は、スキャナドライバ416は、ステップS210に進む。なお、画面821において、中止ボタンのほかに実行ボタンを設け、実行ボタンが押下された場合は、ステップS210に進むようにしてもよい。
ステップS210では、Job受信プロセス起動部433は、情報処理装置104上においてバックグラウンドで動作するJob受信プロセスを起動し、図7(b)に示す処理を終了する。
図7(a)に示すJob受信プロセス処理は、ステップS210で起動され、Job受信プロセス435によりバックグラウンドで動作する。この処理において、Job受信プロセス435は、送信指示に対応する画像が送信されてきたか否かを監視する監視手段としての役割を果たす。
ステップS201では、Job受信プロセス基本部436は、画像処理装置105から留め置きスキャン画像が送信されてきたか否かを判別する。この処理では、留め置きスキャン画像が送信されてこないと判別された場合、一定の時間間隔をあけて再び判別が実行される。そしてJob受信プロセス基本部436は、留め置きスキャン画像が送信されてきたと判別した場合は、ステップS202に進む。この留め置きスキャン画像には、後述する図13(b)のステップS413で送信されてくる画像データが該当する。ステップS202では、Job受信&ドライバ提供部437は、画像処理装置105から送信されている画像データを、なくなるまですべて受信する。
ステップS203では、Job受信&ドライバ提供部437は、受信した画像をスキャナドライバ416に提供する。これにより、その後、図7(b)のステップS207で、受信された画像がアプリケーションソフト415に引き渡され、アプリケーションソフト415がスキャン画像を表示させる。ステップS203の後、図7(a)に示す処理は終了する。すなわち、Job受信プロセス処理は、送信要求に対応する画像データの受信が完了したことに応じて終了する。
次に、図12、図13を用いて主に画像処理装置105側の処理を説明する。図12は、利用開始処理を示すフローチャートである。図13(a)は、送信指示対応処理を示すフローチャートである。図13(b)は、画像蓄積監視処理を示すフローチャートである。図13(c)は、画像保存対応処理を示すフローチャートである。これらの各処理は、ROM・RAM307に格納されたプログラムをCPU306が実行することにより実現される。
利用開始処理(図12)は、画像処理装置105のユーザが画像処理装置UI制御部515を介してROM・RAM307上の画像処理装置OS512を起動させることで開始される。なお、画像処理装置OS512は、起動後に、自動的にスキャン制御部518を起動させ、スキャン制御部518は、内包する画像処理装置ID管理プロセス521およびスキャン制御プロセス531を起動させる。
ステップS301では、画像処理装置OS512は、画像処理装置105に対する指示を待ち、入力された指示に応じて処理を分岐させる。ここでは、画像処理装置OS512は、画像処理装置UI制御部515を介して指示された内容や、情報処理装置104から送られてきた情報に基づく内容をまとめて判断する。なお、画像処理装置105を利用する上での各種設定処理などは、本フローチャートでは省略されている。
そして、画像処理装置OS512は、画像処理装置105そのものの終了指示が入力された場合は、利用を終了させるために図12に示す処理を終了させる。画像処理装置OS512は、情報処理装置104から送られてきたID登録依頼情報を受信した場合は、ステップS302に進む。画像処理装置OS512は、情報処理装置104から送られてきたID登録解除依頼情報を受信した場合はステップS303に進む。画像処理装置OS512は、画像処理装置UI制御部515を介してコピー(Copy)やFAXの指示を受けた場合は、ステップS304に進む。画像処理装置OS512は、情報処理装置104から送られてきた留め置きスキャン結果の送信指示を受信した場合は、ステップS305に進む。画像処理装置OS512は、画像処理装置UI制御部515を介して留め置き画像の取得及び保存の指示を受けた場合は、ステップS306に進む。
ステップS302では、ID受付部523は、情報処理装置104から送られてきたID登録依頼情報に基づき、外部記憶装置312上に当該IDと関連づく留め置き画像保存蓄積用の領域を確保する。さらに、ID受付部523は、画像処理装置UI制御部515に表示する元情報となる留め置き画像保存先リスト(PushScan先候補リスト)に、当該IDの情報を追加する。
ステップS303では、ID解除部524は、情報処理装置104から送られてきたID登録解除依頼情報に基づき、外部記憶装置312上に確保した、当該IDと関連づく留め置き画像保存蓄積用の領域を解放する。さらに、ID解除部524は、留め置き画像保存先リストから当該IDの情報を削除する。
ステップS304では、画像処理装置OS512は、コピーやFAXの指示に従い、それぞれの処理を画像処理装置105で行う。ステップS305では、画像処理装置OS512は、情報処理装置104から送られてきた留め置きスキャン結果の送信指示に対応するために、後述する送信指示対応処理(図13(a))を開始する。ステップS306では、スキャン制御基本部532は、画像処理装置105の画像処理装置UI制御部515を介して留め置きスキャン画像の保存処理が選択されたことに対応するために、後述する画像保存対応処理(図13(c))を開始する。ステップS302~S306の後、画像処理装置OS512はステップS301に戻る。
図13(a)に示す送信指示対応処理は、ステップS305で開始される。ステップS401では、送信指示対応部533は、画像処理装置105の外部記憶装置312に、情報処理装置104から送られてきたIDに関連づく留め置きスキャン結果が存在する(蓄積されている)か否かを判別する。送信指示対応部533は、送られてきた上記IDに関連づく留め置きスキャン結果が外部記憶装置312に存在すると判別した場合はステップS403に進み、存在しないと判別した場合はステップS402に進む。
ステップS402では、蓄積監視プロセス起動部536は、上記IDに関連づく留め置きスキャン結果が存在しないので、蓄積監視プロセス541を起動して画像蓄積監視処理(図13(b))を開始し、図13(a)に示す処理を終了する。
ステップS403では、データ送信部534は、画像処理装置105の外部記憶装置312に格納されている、上記IDに関連づく留め置きスキャン結果を情報処理装置104に送信し、図13(a)に示す処理を終了する。これにより、送信指示に対する応答として画像データが送信される。従って、情報処理装置104においては、図7(b)のステップS205で、送信要求に対する応答として、対応する画像データが送信されてきたと判別され、当該画像データが受信される(S206)。
図13(b)に示す画像蓄積監視処理はステップS402で起動され、蓄積監視プロセス541が処理を開始する。この処理では、外部記憶装置312の保存領域への留め置きスキャン結果の蓄積状態が監視される。
ステップS411では、情報&データ送信部543は、情報処理装置104から送られてきた上記IDに関連づく留め置きスキャン結果が保存されていない旨の情報として、NoDataを情報処理装置104に送信する。すなわち、送信要求に対する応答として、NoDataが返信される。従って、情報処理装置104においては、図7(b)のステップS205で、送信要求に対する応答としてNoDataが送信されてきたと判別され、ステップS208へ移行する。なお、送信すべきデータが無いという内容が情報処理装置104に伝わればよいので、返信内容はNoDataに限定されるものではない。
ステップS412では、蓄積監視プロセス基本部542は、送られてきた上記IDに関連づく留め置きスキャン結果が蓄積済みとなるまで待機し、蓄積済みとなったと判別するとステップS413に進む。なお、ステップS412をループしている間に、後述する画像保存対応処理(図13(c))が実行され、ステップS423でスキャン結果画像が外部記憶装置312に保存されると、このループを抜けることができる。ステップS413では、情報&データ送信部543は、蓄積された画像データを情報処理装置104に送信し、図13(b)に示す処理を終了する。なお、ここで送信された画像データにより、情報処理装置104においては、図7(a)のステップS201で、留め置きスキャン画像が送信されてきたと判別され、画像データが受信される。
図13(c)に示す画像保存対応処理はステップS306で開始される。ステップS421では、スキャン制御基本部532は、画像処理装置UI制御部515に、その時点までに画像処理装置105で受信しているIDを表示する。これにより、どのIDに関連づいた留め置きスキャン結果を保存するのかを選択することができる。
ステップS422では、スキャン制御基本部532は、実際に画像読み取りが開始されたか否かを判別する。スキャン制御基本部532は、画像読み取りをしない、つまり処理がキャンセルされたと判別した場合は、図13(c)に示す処理を終了する。一方、画像読み取りをしたと判別した場合は、スキャン制御基本部532は、ステップS423に進む。
ステップS423では、スキャン制御基本部532は、情報処理装置104から送られてきた上記IDに関連づく留め置きスキャン結果として、スキャン結果画像を画像処理装置105の外部記憶装置312に保存し、図13(c)に示す処理を終了する。
図14(a)、(b)は、情報処理装置104と画像処理装置105との間でのデータのやりとりの例を時系列に示す図である。図14(a)はケース1(Case1)を示し、図14(b)はケース2(Case2)を示す。
ケース1は、画像処理装置105で留め置きスキャン画像が外部記憶装置312に留め置かれた後に、情報処理装置104からスキャン結果送信指示が画像処理装置105に送られ、スキャン画像が情報処理装置104に送信されるケースである。ケース2は、情報処理装置104からスキャン結果送信指示が画像処理装置105に送信され、その後、画像処理装置105で留め置きスキャン画像が外部記憶装置312に留め置かれ、スキャン画像が情報処理装置104に送信されるケースである。
まず、ケース1(図14(a))を説明する。ID(PC名/ユーザ名)送信処理1201は、ステップS103(図6(a))またはステップS112(図6(b))に対応している。ログイン処理1205は、ステップS302(図12)に対応し、単純に画像処理装置105に対してユーザ名でのログイン処理を行う。ここでは「Yamada Taro」というユーザ名でログインした場合を例に挙げている。
ユーザ名に関連するIDを画像留め置き候補に表示する処理1206は、ステップS421(図13(c))に対応し、ユーザ名に関連するIDを画像留め置き候補にリスト表示させる処理である。具体的には図9(b)に例示する画面711が画像処理装置105の表示部313に表示される。例えば、画面711において、項目712には、PC名「Soumu01」というPC名の「Yamada Taro」というユーザの留め置き画像保存先が表示されている。また、項目713には、PC名「Soumu02」の「Yamada Taro」というユーザの留め置き画像保存先が表示されている。
画像保存先が2つ表示されているのは、留め置き画像保存先リストの中からログインしたユーザ名と一致するIDを全て表示したからである。すなわちこの例では、「Yamada Taro」というユーザが「Soumu01」と「Soumu02」という2台のPC(情報処理装置104)を用いているケースが例示されている。表示されているIDに対応する項目712、713は、ユーザが操作部I/F309を操作することで選択可能である。
設定714が押されると、図9(c)に例示する画面721が表示部313に表示される。画面721では、留め置く画像の各種属性を変更・設定することができる。原稿722は、留め置く画像を読み込ませる部位の選択項目であり、原稿台やADF(Auto Document Feeder)などが選択可能である。サイズ723は、留め置く画像のサイズの選択項目である。モード724は、留め置く画像のカラー・モノクロ・グレースケールの選択項目である。形式725は、留め置く画像の保存ファイル形式の選択項目であり、PDF/JPEGなどの選択が可能である。
名称726は、留め置く画像のファイル名称の先頭部分を設定する項目である。例えば「Data」としてADFから3枚の原稿を取り込んだ場合、「Data001/Data002/Data003」のように数字部分が付加され自動でインクリメントされてファイル名となる。解像度727は、留め置く画像の光学解像度の選択項目であり、光学解像度は読取部316の性能に依存する。ここでは、光学解像度として「150dpi/300dpi/600dpi」などを選択可能である。
設定728が押されると、変更した内容が確定され、画面711(図9(b))に戻る。また、戻る729が押されると、変更した内容は破棄されて、画面711に戻る。
画面711において、実行715が押されると、その時点で画像処理装置105の読取部316にセットされている原稿が読み取られる。そして、外部記憶装置312の中の、画面711で選択したID(項目712、713で選択されたもの)用に用意された領域に読み取り画像が保存される。ここで、戻る716が押されると、原稿の読み取りは実施されずに、前の画面である画面701(図9(a))に戻る。
画面701は、画像処理装置105の起動後に表示される基本画面の例である。ここでコピー702が押された場合はコピーの処理が実施され、FAX703が押された場合はFAX処理が実施される。PCスキャン704が押された場合は、画面711に遷移し、留め置き画像の保存が可能となる。
図14(a)において、候補を選択して画像を留め置き処理1207は、ステップS422、S423(図13(c))に対応する。ここでは、項目712または項目713のIDが選択され、実行715が押されると原稿が読み取られ、読み取られた留め置き画像1208が外部記憶装置312に留め置かれる。
スキャン結果送信指示処理1202は、ステップS204(図7(b))に対応する。すなわち、画像処理装置105に対して留め置きスキャン結果の送信指示(画像の送信要求)が発行・送信される。これらの処理の詳細は次のようになる。まず、アプリ処理(図6(c))が起動されると、図10(a)に示すアプリ画面801が表示部211に表示される。アプリ画面801において、ファイルメニューから、スキャン、ソース選択、AAScanと選択されていくことで、スキャナドライバ処理(図7(b))が開始され、図10(b)に示すドライバの画面811が表示部211に表示される。ドライバの画面811でYesが選択された後に、留め置きスキャン結果の送信指示(画像の送信要求)が発行される(S204)。この送信指示に対応して、画像処理装置105では、送信指示対応処理(S305、図13(a))が実行される。
図14(a)に示す留め置き保存画像送信処理1209は、ステップS403(図13(a))に対応する。すなわち、ケース1では、事前に留め置き画像が蓄積されているので、ステップS401(図13(a))の判別結果がYesとなって、ステップS403が実行される。スキャン結果受信(アプリ)処理1203は、ステップS206(図7(b))に対応する。すなわち、画像処理装置105から留め置き画像が送信されてくると、ステップS205ではデータ受信と判別されて、ステップS206が実行される。スキャン結果表示処理1204は、ステップS207(図7(b))に対応する。図10(d)に例示する画面831に、留め置き画像の結果が表示される。
このように、ケース1においては、留め置き画像を画像処理装置105に蓄積した後に、留め置き画像引取り要求を発行した場合に、留め置き画像を情報処理装置104で起動されているアプリに取り込むことが可能となる。
次に、ケース2(図14(b))を説明する。ID(PC名/ユーザ名)送信処理1211は、ケース1のID(PC名/ユーザ名)送信処理1201と同じ処理である。スキャン結果送信指示処理1212は、ケース1のスキャン結果送信指示処理1202と同じ処理である。
スキャン結果送信指示処理1212(ステップS204)により、留め置きスキャン結果の送信指示(画像の送信要求)が発行・送信されると、送信指示に対応して、画像処理装置105では、送信指示対応処理(S305、図13(a))が実行される。ケース2では、事前に留め置き画像を貯めていないので、ステップS401(図13(a))での判別結果がNoとなり、ステップS402が実行される。従って、画像蓄積監視処理(図13(b))が開始される。画像蓄積監視起動処理1218は、画像蓄積監視処理(図13(b))の開始に対応する。
ケース2では、この時点で留め置き画像が外部記憶装置312に留め置かれていない(蓄積されていない)ので、その旨を通知するために、NoData返信処理1219が実行される。NoData返信処理1219は、ステップS411(図13(b))に対応する。情報処理装置104は、ステップS205(図7(b))でNoDataを受信すると、画像読み取り実施をUIで促す(図7(b)のS208)。画像読み込み要求表示1213は、ステップS208に対応する。
Job受信Process起動処理1214は、ステップS210(図7(b))に対応する。すなわち、バックグラウンドで動作するJob受信プロセス処理(図7(a))が起動される。ステップS201は、画像処理装置105から留め置き画像データを受信するまで一定の時間間隔で繰り返される。従って、留め置き画像データを受信するまでこの処理がバックグラウンドでループすることになり、この処理が情報処理装置104における消費電力に影響を及ぼすことになる。Job受信Process1221は、ステップS201のループ処理に対応する。
ログイン処理1222は、ステップS302(図12)に対応し、単純に画像処理装置105に対してユーザ名でのログイン処理を行う。ここでは「Yamada Taro」というユーザ名でログインした場合を例に挙げる。ユーザ名に関連するIDを画像留め置き候補に表示する処理1223は、処理1206と同様である。ただし、このケース2においては、既にどのIDの留め置き画像送信要求を受けているのかという情報を受信済みであり、ステップS401で判別済みである。従って、図9(d)に例示する画面731のように、画像留置き候補の横に、通知表示734に示すように、画像を要求されているIDが一目で判断できるように実装してもよい。
画面731で、項目732の選択後に実行715が押されると、その時点で画像処理装置105の読取部316にセットされている原稿が読み取らる。そして、外部記憶装置312の中の、画面731で選択したID(項目732)用に用意された領域に画像が保存される。候補を選択して画像を留め置き処理1224はこの処理を示している。
ステップS412(図13(b))の判別結果は、留め置き画像が外部記憶装置312に留め置かれるまでNoとなる。留め置き画像1225が蓄積されると、ステップS412の判別結果がYesとなり、ステップS413に進む。保存画像送信処理1226は、ステップS413に対応し、蓄積された留め置き画像1225が情報処理装置104に送信される。
Job受信プロセス435は、画像処理装置105から留め置き画像が送信されてくると、送信されてくる画像データをなくなるまですべて受信する(図7(a)のS201、S202)。スキャン結果受信(Job受信Process)処理1215および受信処理1227はこの処理に対応している。スキャン結果受信(アプリ)処理1216は、ステップS203(図7(a))に対応し、受信した画像がスキャナドライバ416に提供される。スキャン結果表示処理1217は、ステップS207(図7(b))に対応し、画面831(図10(d))に留め置き画像の結果が表示されると共に、Job受信プロセス処理のバックグラウンドプロセスは終了する。
このようにケース2では、画像処理装置105での画像留置きの前に情報処理装置104から留め置き画像引取り要求を出した場合であっても、情報処理装置104でのバックグラウンドプロセス稼働により画像をアプリに取り込むことが可能となる。この場合でも、バックグラウンドプロセスは、必要最低限の稼働で済むので、電力消費が少ない。
本実施の形態によれば、送信手段としてのスキャナドライバ416は、画像の送信要求を画像処理装置105へ送信する(S204)。監視手段としてのJob受信プロセス基本部436は、画像処理装置105から、送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かを監視する(図7(a))。制御手段としてのスキャナドライバ416は、送信要求に対する応答としてNoDataが受信されたことに応じて、Job受信プロセス基本部436による上記監視(Job受信プロセス処理)を開始させる(S210)。スキャナドライバ416は、送信要求に対する応答として、送信指示に対応する画像が画像処理装置105から送信されてきた場合は、Job受信プロセス基本部436による上記監視(Job受信プロセス処理)を開始させない(S205→S206)。
Job受信プロセス処理での電力消費は大きい。しかしこの処理を常時動作させる必要はなく、バックグラウンドで動作させるのは、留め置き画像引取り要求を発行した場合に、それに対応する画像が画像処理装置105に留め置かれていない状況に限られる。具体的には、ケース2に示したように、画像処理装置105での画像留め置きの前に、情報処理装置104から留め置き画像引取り要求を発行した場合が該当する。このケース2でも、送信要求に対応する画像の受信が可能となる。従って、電力消費を抑制しつつ、画像蓄積前に発行した送信要求に対応する画像の受信を可能にすることができる。
一方、送信要求に対する応答として、送信指示に対応する画像が画像処理装置105から送信されてきた場合は、送信されてきた画像データがすべて受信される(S206)。例えば、ケース1のように、留め置き画像が画像処理装置105に蓄積された後に、画像引取り要求を発行した場合、留め置き画像を受信することは可能である。従って、画像蓄積後に送信した送信要求に対応する画像の受信を可能にすることができる。
また、スキャナドライバ416は、Job受信プロセス基本部436による監視(Job受信プロセス処理)を開始させた後、送信要求に対応する全ての画像が受信されたことに応じて、監視を終了させる(図7(a))。従って、Job受信プロセス処理の無駄な稼働の継続を回避し、電力消費を抑制することができる。
また、受信された画像は表示部211に表示される(S207)。また、送信要求に対応する画像が存在しない旨の情報であるNoDataが受信されたことに応じて、その旨が報知される(S208)。これらにより、ユーザに適切な通知を行うことができる。
また、本実施の形態では、送信要求に、画像の要求元の情報であるIDが付加される(S204)。そして、画像処理装置105は、送信要求に付加された要求元の情報(ID)に基づいて、送信要求に対応する画像を特定する(S421、図9(b))。従って、画像処理装置105で管理する留め置き画像は、複数の情報処理装置104の情報を管理することが可能なので、利便性が高い。しかし、このような構成は必須でなく、構成を簡単にする観点からは、次に説明する変形例のようにPC名とユーザ名で構成されるIDに関する処理を除外してもよい。
変形例では、図6(a)のS101、S102、および図6(b)に示す処理を廃止すると共に、図12のS302、S303、および図13(b)のS412、S413を廃止する。これらの処理を廃止した場合の動作を、廃止しない場合との差分に着目して説明する。
変形例において廃止された処理は、PC名とユーザ名とで構成されるIDに関する処理である。変形例では、例えばPC名をAnyPC、ユーザ名をAnyUserなどの一意の値で固定して情報処理装置104および画像処理装置105を動作させることを想定している。
PC名・ユーザ名が一意の値で固定されるので、複数PC、複数ユーザの留め置き画像を同時に管理することは行われない。画像処理装置105で管理する留め置き画像はPC名AnyPC且つユーザ名AnyUserに対応するものだけである。
図13(a)のステップS401では、送信指示対応部533は、画像処理装置105の外部記憶装置312に、情報処理装置104から送られてきたIDに関連づく留め置きスキャン結果が存在する(蓄積されている)か否かを判別する。ここでは、AnyPC、AnyUserなどの一意の値で固定されたIDに関連づく留め置きスキャン結果の存在が確認される。
ステップS402では、画像蓄積監視処理(図13(b))が開始される。しかし、変形例においては、画像蓄積監視処理(図13(b))では、ステップS411しか存在しないので、実質的に画像蓄積が監視されるわけではない。
ただし、ステップS411でNoDataを返信した後、蓄積監視プロセス541は、外部記憶装置312において一意の値で固定されたID用に確保された領域に保持されたNoData発行済フラグをONにする。
ステップS403では、データ送信部534は、IDに関連づく留め置きスキャン結果を情報処理装置104に送信する。
図13(c)のステップS421では、スキャン制御基本部532は、画像処理装置105の画像処理装置UI制御部515に、AnyPC、AnyUserなどの一意のIDを表示する。これにより、当該IDに関連づいた留め置きスキャン結果を保存することができる。
ステップS422で、画像読み取りをしたと判別した場合は、スキャン制御基本部532は、ステップS423に進む。ステップS423では、スキャン制御基本部532は、例えばAnyPC、AnyUserなどの一意のIDに関連づく留め置きスキャン結果として、スキャン結果画像を外部記憶装置312に保存する。
この後、スキャン制御基本部532は、外部記憶装置312におけるNoData発行済フラグを確認し、NoData発行済フラグがONである場合には、IDに関連づく留め置きスキャン結果を情報処理装置104に送信する。
この変形例においても、ケース2に示したように、画像処理装置105での画像留め置きの前に、情報処理装置104から留め置き画像引取り要求を発行した場合に、送信要求に対応する画像の受信が可能となる。また、ケース1のように、留め置き画像が画像処理装置105に蓄積された後に、画像引取り要求を発行した場合、留め置き画像を受信することは可能である。従って、電力消費を抑制しつつ、画像蓄積前に発行した送信要求に対応する画像の受信を可能にするという効果を奏することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワークや非一過性の記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。以上のプログラムおよび以上のプログラムを記憶する記憶媒体は、本発明を構成する。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
104 情報処理装置
105 画像処理装置
206 CPU
416 スキャナドライバ
436 Job受信プロセス基本部

Claims (13)

  1. 画像の送信要求を画像処理装置へ送信する送信手段と、
    前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かを監視する監視手段と、
    前記送信要求に対する応答として、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の情報が受信されたことに応じて、前記監視手段に、前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かの監視を開始させる制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記送信要求に対する応答として、前記送信要求に対応する画像が受信された場合、前記監視手段による前記監視を開始させないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記監視手段により前記送信要求に対応する画像が送信されてきたと判定された場合、送信されてきた画像を受信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記監視手段による前記監視を開始させた後、前記送信要求に対応する全ての画像が受信されたことに応じて、前記監視手段による前記監視を終了させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、受信された画像を表示部に表示させることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の前記情報が受信されたことに応じて、その旨を報知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記画像は、スキャン画像であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置と画像処理装置とが通信可能に接続されて構成される画像処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    画像の送信要求を前記画像処理装置へ送信する送信手段と、
    前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かを監視する監視手段と、
    前記送信要求に対する応答として、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の情報が受信されたことに応じて、前記監視手段に、前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かの監視を開始させる制御手段と、を有し、
    前記画像処理装置は、前記送信要求に対応する画像が存在しない場合に、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の前記情報を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする画像処理システム。
  9. 前記画像処理装置は、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の前記情報を前記情報処理装置へ送信した後、前記送信要求に対応する画像の蓄積を開始し、前記画像が蓄積された後に、蓄積された前記画像を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 前記画像処理装置は、前記送信要求に対応する画像が存在する場合は、前記送信要求に対する応答として、前記送信要求に対応する画像を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理システム。
  11. 前記情報処理装置において、前記制御手段は、前記送信要求に、前記画像の要求元の情報を付加し、
    前記画像処理装置は、前記送信要求に付加された要求元の情報に基づいて、前記送信要求に対応する画像を特定することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  12. 情報処理装置の制御方法であって、
    画像の送信要求を画像処理装置へ送信する送信ステップと、
    前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かを監視する監視ステップと、
    前記送信要求に対する応答として、前記送信要求に対応する画像が存在しない旨の情報が受信されたことに応じて、前記監視ステップによる、前記送信要求に対応する画像が送信されてきたか否かの監視を開始させる制御ステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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