JP2023026834A - 集荷管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】省人化に貢献する集荷管理プログラムを提供する。【解決手段】集荷管理装置は、ピッキング指示生成部により、ピッキング作業の対象となる店舗の注文情報を取得しS1501、物品の注文数に応じて、搬送装置による集荷の対象となる物品群を特定しS1502、物品群に含まれる物品毎に、物品の注文数に基づき集荷の優先度を設定し、優先度にしたがった集荷指示情報を搬送装置へ出力S1505する処理を実施する。【選択図】図15

Description

本発明は、集荷管理プログラムに関する。
従来から、物流センタ等において、搬送ロボットが、注文に応じて、物品が保管された保管容器をピッキングエリアまで搬送するシステムが知られている。このシステムでは、ピッキングエリアに保管容器が搬送されると、ピッキング作業員によるピッキングが行われる。
特開2020-83548号公報
上述した従来の技術では、集荷する物品の品種や個数が増大すると、搬送ロボットによる搬送に時間がかかる、ピッキングエリアに搬送した全ての物品を置くことができない、といった問題が生じる可能性がある。このため、従来では、搬送ロボットの導入による省人化の効果が限定的である。
1つの側面では、本発明は、省人化に貢献することを目的としている。
一つの態様では、物品の注文数に応じて、搬送装置による集荷の対象となる物品群を特定し、前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数に基づき集荷の優先度を設定し、前記優先度にしたがった集荷指示情報を前記搬送装置へ出力する、処理をコンピュータに実行させる集荷管理プログラムである。
省人化に貢献できる。
物流センタの概要を説明する図である。 集荷管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 集荷管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 注文データベースの一例を示す図である。 ロケーション・在庫データベースの一例を示す図である。 集荷実績データベースの一例を示す図である。 集荷管理部の機能について説明する図である。 集荷管理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。 注文情報分析部の処理を説明する第一の図である。 注文情報分析部の処理を説明する第二の図である。 集荷管理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。 通路毎のグループ化について説明する図である。 グループ毎の優先順の設定について説明する図である。 ピッキング指示生成部の処理について説明する図である。 集荷管理装置の処理を説明する第三のフローチャートである。 端末装置の表示例を示す図である。 本実施形態の効果を説明する図である。
以下に図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、物流センタの概要を説明する図である。
図1に示す物流センタ1は、例えば、卸売業者等のような企業間取引(BtoB;Business to Business)によって流通する物品が保管された倉庫等であってよい。つまり、本実施形態の物流センタ1で取り扱われる注文情報は、複数種類の物品を含み、且つ、各物品の個数も多数であることが想定される。
本実施形態の物流センタ1は、物品を保管するための複数の棚11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、・・・、Nが配置されており、各棚には、物品が収納された保管箱(ケース)が、物品の種類毎に配置されていてよい。保管箱の中には、複数の物品が収納されていてよい。
また、本実施形態では、棚11の周囲の通路を通路1とし、棚13の周囲の通路を通路2とし、棚15の周囲の通路を通路3とする。同様にして、本実施形態の物流センタ1では、棚17の周囲の通路を通路4とし、棚19の周囲の通路を通路5とし、棚21の周囲の通路を通路6とする。
なお、物流センタ1内には、同様にして、各棚の間を通る通路に、通路番号等の識別情報が付与されていてよい。
本実施形態の物流センタ1は、保管箱を搬送する搬送装置300が配置されている。搬送装置300は、後述する集荷管理装置200から送信される集荷指示情報に応じて、物流センタ1内を走行し、指示された棚から保管箱を取り出し、ピッキングエリア150まで搬送する。以下の説明では、搬送装置300により、棚から保管箱を取り出してピッキングエリア150まで搬送することを、集荷と表現する場合がある。
また、本実施形態の搬送装置300は、例えば、6つの保管箱を同時に搬送するものとしてもよい。
本実施形態のピッキングエリア150は、予め物流センタ1内において決められた領域であり、搬送装置300により搬送された保管箱の一時的な置き場である。
また、物流センタ1では、作業員Pにより、注文に応じて個別に物品を取り出すピッキング作業が行われる。作業員Pは、ピッキングすべき物品に関する情報が表示される端末装置400を所持しており、端末装置400に表示されるピッキング指示に従ってピッキング作業を行う。
したがって、作業員Pは、ピッキングすべき物品が収納された保管箱がピッキングエリア150に集荷されている場合は、ピッキングエリア150において物品のピッキンを行う。また、作業員Pは、ピッキングすべき物品が収納された保管箱がピッキングエリア150に集荷されていない場合は、対象の物品が保管されている棚まで歩行し、ピッキング作業を行う。
ここで、本実施形態では、集荷管理装置200により、作業員Pの歩行時間が短くなるように、搬送装置300の集荷指示情報を生成する。
具体的には、本実施形態では、集荷管理装置200は、物流センタ1に対する注文情報を収集して分析し、作業員Pの歩行時間を短縮する効果の大きい物品群を特定する。そして、集荷管理装置200は、効果が大きい物品群から順に保管箱を集荷するように、搬送装置300に対して集荷指示を行う。言い換えれば、集荷管理装置200は、効果が大きい物品群からの保管箱から順に集荷を指示する集荷指示情報を生成し、搬送装置300に送信する。
本実施形態では、このように、搬送装置300に対して集荷を指示することで、物流センタ1における作業員Pの歩行時間を削減し、省人化に貢献する。
以下に、図2を参照して、本実施形態の集荷管理システムについて説明する。図2は、集荷管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の集荷管理システム100は、集荷管理装置200と、搬送装置300と、端末装置400とを含む。集荷管理システム100において、各装置は、任意の通信規格により接続されていてよい。
本実施形態の集荷管理装置200は、注文データベース210、ロケーション・在庫データベース220、集荷実績データベース230、集荷管理部240を有する。
注文データベース210は、卸売業者等から送信された注文情報が格納される。ロケーション・在庫データベース220は、物流センタ1における保管箱毎の収納位置と、保管箱に収納されている物品の在庫を示すロケーション・在庫情報が格納される。集荷実績データベース230は、搬送装置300による保管箱の集荷の実績を示す集荷実績情報が格納される。
集荷管理部240は、注文データベース210、ロケーション・在庫データベース220を参照し、搬送装置300に対する集荷指示情報を生成し、搬送装置300に送信する。また、集荷管理部240は、端末装置400に対するピッキング指示情報を生成し、端末装置400に送信する。
本実施形態の搬送装置300は、例えば、複数の保管箱を一度に搬送することができるロボット等である。端末装置400は、表示部(ディスプレイ)を有する可搬型の端末装置であり、ピッキング作業用端末である。
なお、図2の例では、集荷管理装置200は、注文データベース210、ロケーション・在庫データベース220、集荷実績データベース230を有するものとしたが、これに限定されない。図2に示す各データベースは、その一部又は全部が、集荷管理装置200と通信が可能な外部装置に設けられていてもよい。
また、集荷管理装置200は、複数の情報処理装置によって実現されてもよい。言い換えれば、集荷管理装置200の有する集荷管理部240は、複数のコンピュータによって実現される機能部であってもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態の集荷管理装置200のハードウェア構成につい説明する。図3は、集荷管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の集荷管理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含むコンピュータである。
入力装置21は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置22は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置27は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
集荷管理装置200が有する集荷管理部240を実現させる集荷管理プログラムは、集荷管理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。集荷管理プログラムは、例えば、記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。集荷管理プログラムを記録した記録媒体28は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
記録媒体28に記録された集荷管理プログラムは、集荷管理プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた集荷管理プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、集荷管理装置200の有する注文データベース210、ロケーション・在庫データベース220、集荷実績データベース230等を実現するものであり、集荷管理装置200にインストールされた集荷管理プログラムを格納すると共に、集荷管理装置200による各種の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、集荷管理装置200の起動時に補助記憶装置24から集荷管理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された集荷管理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
次に、図4乃至図6を参照して、集荷管理装置200の有する各データベースについて説明する。
図4は、注文データベースの一例を示す図である。本実施形態の注文データベース210は、集荷管理装置200が、店舗等から受け付けた注文情報が格納される。また、本実施形態の注文データベース210は、店舗毎に注文情報が格納されていてよい。
本実施形態の注文情報は、情報の項目として、店舗ID、注文ID、商品名、個数等を含み、店舗IDと、その他の項目とが対応付けられている。本実施形態では、項目「店舗ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を注文情報と表現する。
項目「店舗ID」の値は、注文を行う店舗を識別するための識別情報である。言い換えれば、項目「店舗ID」の値は、注文情報に含まれる商品の納入先を示す。
項目「注文ID」の値は、店舗IDで特定される店舗から受信した注文情報を特別するための識別情報である。項目「物品名」の値は、注文IDで特定される注文情報に含まれる物品の名称を示す。なお、項目「物品名」の値は、物品を特定するための識別情報の一例である。物品を特定するための識別情報は、物品の名称以外であってもよく、例えば、物品の商品コード等であってもよい。
項目「個数」の値は、注文IDで特定される注文情報に含まれる物品の個数を示す。
図4において、注文データベース210-1は、店舗ID「101」で特定される店舗のから受信した注文情報が格納されている。注文データベース210-1において、注文ID「1001」で特定される注文情報が示す注文内容は、名称「A」の物品が100個、名称「B」の物品が50個、名称「C」の物品が80個であることがわかる。
また、注文データベース210-1において、注文ID「1002」で特定される注文情報が示す注文内容は、名称「A」の物品が30個、名称「C」の物品が25個であることがわかる。
また、注文データベース210-2は、店舗ID「102」で特定される店舗のから受信した注文情報が格納されている。注文データベース210-2において、注文ID「2001」で特定される注文情報が示す注文内容は、名称「A」の物品が10個、名称「C」の物品が15個であることがわかる。また、注文データベース210-2において、注文ID「2002」で特定される注文情報が示す注文内容は、名称「A」の物品が15個、名称「C」の物品が10個であることがわかる。
なお、以下の説明では、注文情報のレコード数とは、注文情報を識別するための注文IDの数を示す。また、注文情報のレコード数は、言い換えれば、注文数とも言える。
したがって、図4に示す注文データベース210-1に格納された注文情報のレコード数は、注文IDが「1001」、「1002」、「1003」の3つであるから、3となる。
また、例えば、注文データベース210-1において、名称「A」の物品を含む注文情報は、注文ID「1001」、「1002」の注文情報である。したがって、名称「A」の物品を含む注文情報のレコード数は2である。言い換えれば、注文データベース210-1における、名称「A」の物品の注文数は、2である。
また、注文データベース210-2に格納された注文情報のレコード数は、注文IDが「2001」、「2002」、「2003」の3つであるから、3となる。
また、例えば、注文データベース210-2において、名称「A」の物品を含む注文情報は、注文ID「2001」、「2002」の注文情報である。したがって、名称「A」の物品を含む注文情報のレコード数は2である。言い換えれば、注文データベース210-2における、名称「A」の物品の注文数は、2である。
つまり、図4の例では、注文データベース210から取得される名称「A」の物品の注文数は、4である。
図5は、ロケーション・在庫データベースの一例を示す図である。本実施形態では、ロケーション・在庫データベース220は、物流センタ毎に予め設けられており、図5の例では、物流センタ1のロケーション・在庫情報を示す。
本実施形態のロケーション・在庫情報は、情報の項目として、物品名、通路番号、番地等を含み、項目「物品名」と、その他の項目とが対応付けられている。本実施形態では、項目「物品名」の値と、その他の項目の値とを含む情報を、ロケーション・在庫情報と表現する。
項目「物品名」の値は、物品の名称を示す。項目「通路番号」の値は、物品が収納された保管箱が保管されている棚が配置された通路を特定する識別情報である。項目「番地」の値は、物品が収納された保管箱が保管されている棚の位置と、棚において保管箱が配置された区画とを特定するための情報である。
図5の例では、名称が「A」の物品は、通路番号1に配置された棚11の区画01に配置された保管箱に収納されており、名称が「B」の物品は、通路番号1に配置された棚11の区画02に配置された保管箱に収納されていることがわかる。
図6は、集荷実績データベースの一例を示す図である。本実施形態の集荷実績データベース230は、搬送装置300が集荷指示情報に基づき集荷を行う度に、集荷実績情報が格納される。
本実施形態の集荷実績情報は、情報の項目として、店舗ID、注文ID、物品名、個数、集荷状況を含み、それぞれが対応付けられている。本実施形態では、各項目の値を含む情報を集荷実績情報と表現する。
項目「集荷状況」の値は、注文IDで特定される注文情報に含まれる物品の搬送装置300による集荷状況を示す。
図6の例では、搬送装置300により、店舗ID「101」、注文ID「1001」で特定される注文情報に含まれる名称Aの物品100個が、ピッキングエリア150に搬送された状態であることがわかる。以下の説明では、この状態を、集荷済み、と表現する場合がある。
また、図6の例では、店舗ID「101」、注文ID「1001」で特定される注文情報に含まれる名称Cの物品80個は、搬送装置300により、ピッキングエリア150へ搬送中であり、まだピッキングエリア150に配置されていないことがわかる。以下の説明では、この状態を、搬送中、と表現する場合がある。
なお、本実施形態の搬送装置300は、集荷の開始、搬送中、集荷済みといった集荷状況を、集荷管理装置200に対して通知する機能を有していてよい。
次に、図7を参照して、集荷管理装置200の有する集荷管理部240の機能について説明する。図7は、集荷管理部の機能について説明する図である。
本実施形態の集荷管理部240は、注文情報取得部241、注文情報分析部242、通路優先順設定部243、集荷指示生成部244、集荷実績管理部245、ピッキング指示生成部246、出力部247を有する。
注文情報取得部241は、各店舗から送信される注文情報を取得し、注文データベース210に格納する。
注文情報分析部242は、注文データベース210に格納された注文情報の分析を行う。具体的には、注文情報分析部242は、注文データベース210において、物品毎に注文情報のレコード数を求め、レコード数が多い順に、所定数の物品を特定する。そして、注文情報分析部242は、ロケーション・在庫データベース220を参照し、特定された物品が保管されている棚と対応する通路とを対応付けた中間データを生成する。
通路優先順設定部243は、注文情報分析部242が生成した中間データを参照し、搬送装置300による集荷の際に、搬送装置300が走行する通路の優先順を設定する。具体的には、通路優先順設定部243は、搬送装置300が進入して集荷をすることにより短縮される作業員Pの歩行時間が長い通路から順に、優先順を設定する。言い換えれば、通路優先順設定部243は、物品毎に、物品を搬送装置300により集荷した場合に短縮される作業者Pの歩行時間を導出し、短縮される歩行時間が長い物品が配置された通路から順に、優先順を設定する。通路優先順設定部243の詳細は、後述する。
集荷指示生成部244は、通路優先順設定部243により設定された優先順にしたがった集荷指示情報を生成する。
集荷実績管理部245は、搬送装置300から集荷状況を示す通知を受けて、集荷実績データベース230を更新する。
ピッキング指示生成部246は、集荷実績データベース230の集荷実績情報を参照し、搬送装置300の集荷状況に応じたピッキング指示情報を生成する。
出力部247は、集荷指示生成部244が生成した集荷指示情報を搬送装置300へ出力(送信)する。また、出力部247は、ピッキング指示生成部246が生成したピッキング指示情報を端末装置400へ出力(送信)する。
以下に、図8を参照して、本実施形態の注文情報分析部242の処理について説明する。図8は、集荷管理装置の処理を説明する第一のフローチャートである。
本実施形態の集荷管理装置200において、集荷管理部240の注文情報分析部242は、注文データベース210を参照し、物品毎に、物品が注文内容に含まれる注文情報のレコード数を取得し、レコード数が多い物品から順に、注文情報をソートする(ステップS801)。言い換えれば、注文情報分析部242は、注文データベース210を参照し、注文数が多い物品から順に、注文情報をソートする。
以下に、ステップS801の処理について、図4を参照して具体的に説明する。注文データベース210-1において、名称Aの物品が注文内容に含まれる注文情報は、注文ID「1001」の注文情報と、注文ID「1002」の注文情報である。したがって、注文データベース210-1において、名称Aの物品が注文内容に含まれる注文情報のレコード数は「2」である。
また、注文データベース210-2において、名称Aの物品が注文内容に含まれる注文情報は、注文ID「2001」の注文情報と、注文ID「2002」の注文情報である。したがって、注文データベース210-2において、名称Aの物品が注文内容に含まれる注文情報のレコード数は「2」である。
つまり、注文データベース210に格納された注文情報のうち、注文内容に名称Aの物品が含まれる注文情報のレコード数は、「4」となる。言い換えれば、名称Aの物品の注文数は4である。
また、注文データベース210-1、210-2において、名称Bの物品が注文内容に含まれる注文情報は、注文ID「1001」の注文情報のみである。したがって、注文データベース210において、名称Bの物品が注文内容に含まれる注文情報のレコード数は「1」である。言い換えれば、名称Bの物品の注文数は1である。
本実施形態の注文情報分析部242は、以上のようにして、物品毎の注文情報のレコード数を取得し、レコード数が多い物品から順に、注文情報をソートする。
集荷管理部240の注文情報分析部242は、続いて、レコード数が多い物品から順に、所定数の物品を特定する(ステップS802)。注文情報のレコード数が多い物品とは、つまり、出荷頻度が高い物品(売れ筋の物品)と言える。
続いて、注文情報分析部242は、ロケーション・在庫データベース220を参照し(ステップS803)、ステップS802で特定された物品が保管されている棚と対応する通路を、各物品と対応付けた中間データを生成して保持し(ステップS804)、処理を終了する。
言い換えれば、注文情報分析部242は、ステップS802で特定された物品の識別情報と、この物品が保管された棚と対応する通路の通路番号とを対応付けた中間データを生成して、保持する。
以下に、図9を参照して、ステップS801、ステップS802における注文情報分析部242の処理について説明する。
図9は、注文情報分析部の処理を説明する第一の図である。図9に示すグラフにおいて、縦軸は、一日に受信した注文情報のレコード数を示す。また、図9に示すグラフにおいて、横軸は、一日に受信した注文情報に含まれる全ての物品に対する、レコード数に対応する物品の割合を示す。なお、ここでの物品とは、物品の種類を示すものであり、物品毎の注文個数ではない。
図9に示すように、一日に受信した注文情報に含まれる全ての物品の中には、物品が含まれる注文情報のレコード数が、他の物品と比較して多いものが存在する。図9では、一日に受信した注文に含まれる全ての物品のうち、5%程度の物品の注文数が、一日の受信した注文数のうち、30~45%程度を締めることがわかる。
したがって、この5%程度の物品は、注文される確率の高い物品と言える。以下の説明では、注文される確率の高い物品を、オーダヒット率が高い物品と表現する場合がある。オーダヒット率の高い物品とは、作業員Pのピッキング作業において、作業員Pが物品の保管場所まで歩行する回数が多い物品とも言える。
本実施形態の注文情報分析部242は、ステップS801において、物品をオーダヒット率が高い順にソートし、ステップS802において、オーダヒット率が高い順に、所定個数の物品を特定する。ここで特定される物品(物品群)は、搬送装置300による集荷の対象とされる物品である。
なお、所定個数とは、例えば、ピッキングエリア150の面積や、搬送装置300の仕様等によって決められてもよい。
次に、図10を参照して、本実施形態の注文情報分析部242のステップS803、ステップS804の処理について説明する。図10は、注文情報分析部の処理を説明する第二の図である。
本実施形態の注文情報分析部242は、オーダヒット率の高い所定数の物品を特定すると、ロケーション・在庫データベース220を参照して、特定された各物品を通路番号と対応付ける。
図10に示す中間データ101は、物品と通路番号とが対応付けられた中間データの一例を示す。中間データ101は、情報の項目として、注文ID、物品名、物流センタ1内の通路の通路番号を含み、それぞれが対応付けられている。
中間データ101では、注文ID「1001」で特定される注文情報に含まれる、名称Aの物品は、通路番号1で特定される通路沿いに配置された棚に保管されており、名称Bの物品は、通路番号2で特定される通路沿いに配置された棚に保管されていることを示す。
次に、注文情報分析部242は、注文データベース210に格納された注文情報を参照し、各物品が含まれる注文情報のレコード数を、物品毎の通路への進入回数とする。
図10に示す中間データ102は、特定された物品毎に、対応付けられた通路への進入回数を対応付けた中間データの一例である。
中間データ102では、名称「A」の物品は、通路番号1と対応付けられており、注文データベース210に格納された注文情報のうち、名称「A」の物品が含まれる注文情報のレコード数は4つであることを示している。
これは、つまり、注文データベース210に格納された注文情報にしたがって名称「A」の物品をピッキングする場合、通路番号1で特定される通路に4回進入する必要があることを示している。
同様に、中間データ102では、名称「B」の物品が含まれる注文情報のレコード数は1つであり、名称「C」の物品が含まれる注文情報のレコード数は3つである。したがって、名称「B」の物品をピッキングする場合、通路番号2で特定される通路に1回進入する必要があり、名称「C」の物品をピッキングする場合、通路番号3で特定される通路に3回進入する必要があることがわかる。
さらに、中間データ102では、名称「P」の物品をピッキングする場合、通路番号4で特定される通路に1回進入する必要があり、名称「Y」の物品をピッキングする場合、通路番号4で特定される通路に2回進入する必要があることがわかる。
なお、以下の説明では、名称「A」の物品を物品A等と表現する場合がある。
次に、注文情報分析部242は、中間データ102と注文データベース210に格納された注文情報とを参照し、各物品を搬送装置300で集荷した場合における、対応する通路への進入回数の削減回数を求める。通路への進入回数の削減回数とは、短縮される歩行時間と等価である。
そして、注文情報分析部242は、物品名と、通路番号と、削減回数と、を対応付けた中間データ103を生成する。
図10の例では、物品Aは、注文IDが異なる4の注文情報に含まれているため、搬送装置300でピッキングエリア150まで集荷した場合、通路番号1で特定される通路への進入回数は4回削減される。
同様に、物品Bを搬送装置300により集荷した場合には、通路番号2で特定される通路への進入回数は1回削減され、物品Cを搬送装置300により集荷した場合には、通路番号3で特定される通路への進入回数は3回削減される。
また、物品Pと物品Yは、共に通路番号4で特定される通路に沿って配置された棚に保管されている。また、物品Pと物品Yとは、注文ID「1003」で特定される注文情報に含まれる。
この場合、例えば、物品Pを搬送装置300により集荷しても、作業員Pは、物品Yをピッキング作業するために通路番号4で特定される通路へ進入する必要があり、この通路への進入回数は削減されない。物品Yを搬送装置300により集荷した場合も同様である。
したがって、中間データ103では、物品P、物品Yのそれぞれを搬送装置300で集荷した場合における、通路番号4で特定される通路への進入回数の削減回数は0回となる。
本実施形態の注文情報分析部242は、図10に示す中間データ101~103を保持してもよいし、中間データ103のみを保持してもよい。
なお、図10で示す中間データ101~103では、通路番号1~4について説明したが、中間データ101~103には、物流センタ1に含まれる全ての通路の通路番号が情報の項目として含まれてよい。
このように、本実施形態の注文情報分析部242は、物品の注文数に応じて、搬送装置300による集荷の対象となる物品群を特定する。そして、注文情報分析部242は、特定された物品毎に、各物品を搬送装置300によって集荷することで削減される、作業員Pの通路の歩行回数を対応付ける。
次に、図11を参照して、搬送装置300に対する集荷指示情報を出力する処理について説明する。図11は、集荷管理装置の処理を説明する第二のフローチャートである。
本実施形態の集荷管理装置200の集荷管理部240は、通路優先順設定部243により、中間データ103を参照する(ステップS1101)。
続いて、通路優先順設定部243は、中間データ103から、通路番号を選択し、選択された通路番号と対応付けられた物品群を抽出する(ステップS1102)。続いて、通路優先順設定部243は、中間データ103を参照して、抽出した物品群を、進入回数の削減回数が多い順にソートする(ステップS1103)。
続いて、通路優先順設定部243は、抽出された物品群を、搬送装置300が一度に搬送できる保管箱の個数に合わせてグループ化する(ステップS1104)。本実施形態では、搬送装置300が一度に集荷できる保管箱の数が6つであるため、6種類の物品を1グループとする。
続いて、通路優先順設定部243は、全ての通路について、ステップS1104までの処理を行ったか否かを判定する(ステップS1105)。言い換えれば、通路優先順設定部243は、全ての通路について、グループ化を行ったか否かを判定する。
ステップS1105において、全ての通路についてグループ化が行われていない場合、通路優先順設定部243は、ステップS1102に戻る。
ステップS1105において、全ての通路についてグループ化が行われた場合、通路優先順設定部243は、グループ毎に優先順を設定する(ステップS1106)。具体的には、通路優先順設定部243は、進入回数の削減回数が最も多いグループから順に、優先順を設定する。
続いて、集荷管理部240は、グループ毎の優先順が設定されると、集荷指示生成部244により、優先順に応じた集荷指示情報を生成し、搬送装置300へ出力する(ステップS1107)。
続いて、集荷管理部240は、搬送装置300から、集荷状況を示す通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS1108)。ステップS1108において、集荷状況を示す通知を受け付けていない場合、集荷管理部240は集荷状況を示す通知を受け付けるまで待機する。
ステップS1108において、集荷状況を示す通知を受け付けた場合、集荷管理部240は、集荷実績管理部245により、集荷実績データベース230を更新し(ステップS1109)、処理を終了する。
具体的には、搬送装置300は、集荷指示情報により指示された物品の集荷のために走行を開始した場合には、集荷管理装置200に対し、集荷中であることを示す通知を送信してもよい。集荷実績管理部245は、この通知を受け付けると、集荷実績データベース230において、集荷指示情報に含まれる物品名と対応する集荷状況を、「集荷中」としてもよい(図6参照)。
また、指示された物品が収納された保管箱を集荷し、ピッキングエリア150へ搬送している場合、搬送装置300は、集荷管理装置200に対し、搬送中であることを示す通知を送信してもよい。集荷実績管理部245は、この通知を受け付けると、集荷実績データベース230において、集荷指示情報に含まれる物品名と対応する集荷状況を、「搬送中」としてもよい。
また、指示された物品が収納された保管箱のピッキングエリア150への搬送が完了した場合、搬送装置300は、集荷管理装置200に対し、集荷が完了したことを示す通知を送信してもよい。集荷実績管理部245は、この通知を受け付けると、集荷実績データベース230において、集荷指示情報に含まれる物品名と対応する集荷状況を、「集荷完了」としてもよい。
以下に、図12を参照して、通路毎の物品のグループ化について説明する。図12は、通路毎のグループ化について説明する図である。
図12に示す中間データ120は、例えば、図11のステップS1104までの処理において生成される中間データであってよい。中間データ120は、通路番号1で特定される通路と対応付けられた物品をグループ化した状態を示している。
中間データ120は、情報の項目として、優先順、物品名、削減回数を含み、それぞれが対応付けられている。
中間データ120における項目「物品名」の値は、中間データ103において、通路番号1の通知と対応付けられた物品名を示す。項目「削減回数」の値は、中間データ120において、通路番号1及び物品名と対応付けられた削減回数を示す。項目「優先順」の値は、削減回数が大きい物品からソートしたときの物品の順番を示す。
本実施形態では、この中間データ120において、優先順が高い物品から順に、6種類の物品を1グループとする。したがって、通路番号1と対応するグループ1に含まれる物品は、物品A、物品C、物品B、物品P、物品Y、物品Xとなる。また、この場合、グループ1の削減回数は、グループ1に含まれる物品毎の削減回数を合算した値となる。
また、通路番号2と対応するグループ2に含まれる物品は、物品D、物品F、物品E、物品M、物品N、物品Oとなる。また、この場合、グループ2の削減回数は、グループ2に含まれる物品毎の削減回数を合算した値となる。
したがって、グループ1の削減回数の方が、グループ2の削減回数よりも多くなる。
本実施形態では、このようにして、各通路番号について、物品群のグループ化を行う。
次に、図13を参照して、グループ毎の優先順の設定について説明する。図13は、グループ毎の優先順の設定について説明する図である。
図13に示す中間データ130は、例えば、図11のステップS1106において生成される中間データであってよい。中間データ130は、グループ毎の削減回数が多い順に、グループの優先順が設定された状態を示している。
具体的には、中間データ130は、通路毎のグループと、グループの削減回数と、グループの優先順とが対応付けられている。
ここで、グループの優先順について説明する。本実施形態の通路優先順設定部243は、全ての通路についてグループ化を行った後に、全てのグループについて、グループの削減回数を算出する。そして、通路優先順設定部243は、全てのグループにおいて、グループの削減回数が多いグループから順に、優先順を設定する。削減数が多いグループとは、言い換えれば、短縮される作業員Pの歩行時間が長いグループである。
図13に示す中間データ130の例では、最も削減回数が多いグループは、通路番号2と対応付けらけた物品をグループ化した中で、最も削減回数が多かったグループ1である。したがって、通路優先順設定部243は、通路番号2と対応付けられたグループ1の優先順を最上位の「1」に設定する。
また、次に削減回数が多いグループは、通路番号1と対応付けらけた物品をグループ化した中で、最も削減回数が多かったグループ1である。したがって、通路優先順設定部243は、通路番号1と対応付けられたグループ1の優先順を「2」に設定する。
本実施形態の集荷指示生成部244は、このようにして、中間データ130が生成されると、中間データ130と、中間データ120とを参照して、搬送装置300に対する集荷指示情報を生成する。
具体的には、集荷指示生成部244は、中間データ130における優先順にしたがって、集荷指示情報を生成する。
図13の例では、優先順が最も高いグループは、通路番号2と対応するグループ1である。したがって、集荷指示生成部244は、通路番号2で特定される通路の通路沿いの棚に配置された、グループ1に含まれる6種類の物品の保管箱の集荷指示を示す集荷指示情報を生成する。そして、集荷管理装置200は、出力部247により、この集荷指示情報を搬送装置300に送信する。
次に、集荷指示生成部244は、優先順が2番目のグループの集荷指示情報を生成する。優先順が2番目のグループは、通路番号1と対応するグループ1である。したがって、集荷指示生成部244は、通路番号1で特定される通路の通路沿いの棚に配置された、グループ1に含まれる6種類の物品の保管箱の集荷指示を示す集荷指示情報を生成する。
つまり、集荷指示生成部244は、物品A、物品C、物品B、物品P、物品Y、物品Xのそれぞれの保管箱の集荷を指示する集荷指示情報を生成する。
言い換えれば、集荷指示生成部244は、集荷することで短縮される歩行時間が長い物品から順に、集荷の優先順を設定している。
本実施形態では、このように、注文情報分析部242により、各店舗から収集された注文情報を分析し、注文数に応じて搬送装置300による集荷の対象となる物品群を特定する。そして、本実施形態では、特定した物品群を、搬送装置300により保管箱をまとめて集荷することで、作業員Pの通路への進入回数がより多く削減される物品から順に、搬送装置300による集荷を行う。
つまり、本実施形態では、搬送装置300による集荷によって作業員Pの歩行時間が短くなる物品から順に、搬送装置300による集荷を行う。
したがって、本実施形態によれば、作業員Pの歩行時間を削減することができ、省人化に貢献することができる。
次に、図14を参照して、本実施形態のピッキング指示生成部246の処理について説明する。図14は、ピッキング指示生成部の処理について説明する図である。図14(A)は、ピッキング作業について説明する第一の図であり、図14(B)は、ピッキング作業について説明する第二の図である。
集荷管理装置200は、例えば、図14(A)に示すように、搬送装置300が集荷対象の物品の集荷を完了するまでの間は、作業員Pに対して通路内の物品に対するピッキングを指示するピッキング指示情報を送信する。
また、集荷管理装置200は、図14(B)に示すように、搬送装置300による集荷対象の物品の集荷が完了した通路については、作業員Pに対し、ピッキングエリア150でのピッキングを指示するピッキング指示情報を送信する。
以下に、図15を参照して、ピッキング指示生成部246の処理について説明する。図15は、集荷管理装置の処理を説明する第三のフローチャートである。
本実施形態の集荷管理装置200は、ピッキング指示生成部246により、ピッキング作業の対象となる店舗の注文情報を取得する(ステップS1501)。なお、本実施形態では、作業員Pによるピッキング作業は、店舗から送信された注文ID毎に行われる。したがって、ここでは、ピッキング指示生成部246は、例えば、注文データベース210から、ピッキング作業の対象となる注文IDを含む注文情報を取得する。
続いて、ピッキング指示生成部246は、取得した注文情報に基づき、ピッキングの対象となる物品を特定する(ステップS1502)。
続いて、ピッキング指示生成部246は、集荷実績データベース230を参照し(ステップS1503)、ピッキングの対象となる物品の集荷状況に応じたピッキング指示情報を生成する(ステップS1504)。
続いて、ピッキング指示生成部246は、出力部247により、生成したピッキング指示情報を作業員Pの端末装置400に出力し(ステップS1505)、処理を終了する。
以下に、図16を参照して、端末装置400の表示例について説明する。図16は、端末装置の表示例を示す図である。
図16に示す画面161は、ピッキングの対象となる物品がピッキングエリア150に集荷されていない場合におけるピッキング指示情報が表示された端末装置400の画面の一例である。言い換えれば、画面161は、ピッキングの対象となる物品の集荷状況が、「集荷中」である場合の端末装置400の表示例を示す。
画面161は、表示欄161a、161b、161cを含む。表示欄161aは、ピッキングの対象となる物品名と、この物品を注文した店舗とを示す情報が表示される。表示欄161bは、ピッキングの対象となる物品の保管場所を示す情報が表示される。
画面161では、ピッキングの対象となる物品は、通路1沿いに配置された棚の番地を示している。表示欄161cは、ピッキングの対象となる物品の個数を示す。
画面162は、ピッキングの対象となる物品のピッキングエリア150への集荷が完了している場合におけるピッキング指示情報が表示された端末装置400の画面の一例である。言い換えれば、画面162、ピッキングの対象となる物品の集荷状況が、「集荷済み」である場合の端末装置400の表示例を示す。
画面162は、表示欄161a、162b、161cを含む。画面162の例では、表示欄162は、ピッキングの対象となる物品の保管場所を示す情報として、ピッキングエリア150を示す情報が表示されている。
画面163は、ピッキングの対象となる物品の集荷状況が、集荷中又は搬送中の場合に端末装置400に表示される画面の一例である。
画面163は、表示欄161a、163b、161cを含む。画面163の例では、表示欄163bは、ピッキングの対象となる物品が移動中であることを示す情報が表示されている。
本実施形態では、このように、作業員Pによるピッキングの対象となる物品の集荷状況に応じて、端末装置400に出力するピッキング指示情報を生成し、端末装置400に表示させる。
したがって、本実施形態によれば、作業員Pに対し、搬送装置300よる集荷状況に合わせて、ピッキングの対象となる物品の保管場所を通知することができる。このため、本実施形態では、作業員Pが集荷済みの通路に進入することを抑制でき、作業員Pの歩行時間の短縮に貢献できる。
なお、本実施形態では、注文情報の受信と共に、端末装置400に対するピッキング指示情報の送信と、搬送装置300に対する集荷指示情報の送信と、が同じタイミングで行われてもよい。また、本実施形態では、作業員Pによる作業の開始タイミングよりも早く注文情報を受信した場合、作業員Pによるピッキング作業が開始される前に、搬送装置300による集荷を行ってもよい。
ピッキング作業が開始される前とは、例えば、夜間等である。この場合、全ての集荷がピッキング作業の開始前に完了するため、ピッキング作業と搬送装置300の集荷作業とを並行に行う必要がない。
また、本実施形態の集荷管理装置200では、例えば、ピッキングエリア150に置かれた保管箱に収納されている物品の個数が、所定の個数以下となった場合に、再度、この物品の集荷指示情報を生成し、搬送装置300に送信してもよい。
この場合、保管箱に収納されている物品の数は、例えば、ピッキングエリア150を撮像した画像データを解析することで導出されてもよい。また、保管箱に収納されている物品の数は、例えば、保管箱に物品の出し入れを検出するセンサ等を設けておき、センサの出力から検出されてもよい。
また、保管箱に収納されている物品の数は、例えば、作業員Pの端末装置400の操作によって、集荷管理装置200に通知されてもよい。言い換えれば、保管箱に収納されている物品の数が所定個数以下となった場合に、作業員Pが、端末装置400を介してその旨を集荷管理装置200に通知してもよい。
さらに、本実施形態では、例えば、搬送装置300に対して集荷指示情報を送信した後に、新たに注文情報を受信した場合、新たに受信した注文情報と、集荷されていない物品を含む注文情報と、を用いて、集荷指示情報を再度生成してもよい。
また、本実施形態の集荷管理装置200は、ピッキング作業が終了した後に、ピッキングエリア150に残された保管箱を、搬送装置300により、保管箱が配置されていた棚まで返却させてもよい。
本実施形態では、注文数が多い物品を集荷対象としているため、一度ピッキングエリア150に配置された保管箱は、ピッキング作業が終了するまで、ピッキングエリア150に置かれたままの状態となる。
本実施形態では、ピッキング作業が終了した後に、ピッキングエリア150に置かれた保管箱を返却させることで、次にピッキング作業の開始に備えることができる。
以下に、図17を参照して、本実施形態を適用した物流センタ1における作業員Pの歩行時間について説明する。
図17は、本実施形態の効果を説明する図である。図17では、物流センタ1において、本実施形態を適用せずに、ピッキング作業を行った場合と、本実施形態を適用してピッキング作業を行った場合とを比較した結果をグラフで示している。
図17に示すグラフにおいて、横軸は時間を示し、左縦軸は、本実施形態を適用しない場合の作業員Pの歩行時間に対する、本実施形態を適用した場合の作業員Pの歩行時間の割合を示し、右縦軸は、保管箱の数を示す。
また、図17に示す折れ線Lは、本実施形態を適用した集荷指示情報に従って搬送装置300による集荷を行った場合における、ピッキングエリア150の保管箱の数を示している。
図17に示すように、1時間に物品がピッキング作業される保管箱の数は、本実施形態を適用しない場合と、適用した場合とで、変化はない。
これに対し、本実施形態を適用しない場合の作業員Pの歩行時間を100%とした場合に、本実施形態を適用したときの作業員Pの歩行時間は、ピッキングエリア150に配置される保管箱の数が増えるにしたがって、減少している。
そして、本実施形態を適用した場合の作業員Pの歩行時間は、ピッキングエリア150に、配置可能な上限数の保管箱が配置されている状態においては、増加しない。
このことから、本実施形態を適用することで、作業員Pの歩行時間が削減されていることがわかる。したがって、本実施形態によれば、省人化に貢献できる。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
物品の注文数に応じて、搬送装置による集荷の対象となる物品群を特定し、
前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数に基づき集荷の優先度を設定し、
前記優先度にしたがった集荷指示情報を前記搬送装置へ出力する、処理をコンピュータに実行させる集荷管理プログラム。
(付記2)
前記搬送装置による物品の集荷状況を含む集荷実績情報を参照し、前記集荷状況に応じたピッキング指示情報を生成し、
ピッキング作業を行う作業者の端末へ前記ピッキング指示情報を出力する、
処理を前記コンピュータに実行させる、付記1記載の集荷管理プログラム。
(付記3)
前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数と、前記物品群に含まれる各物品の配置を示す情報とを用いて、前記物品を前記搬送装置により集荷した場合に短縮される前記作業者の歩行時間を導出し、
短縮される前記作業者の歩行時間が長い物品から順に、優先順を設定する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記2記載の集荷管理プログラム。
(付記4)
前記搬送装置により集荷された物品群が配置されるピッキングエリアにおいて、ピッキングの対象となる物品の個数が所定個数以下となった場合に、前記搬送装置に対し、該物品の集荷を指示する集荷指示情報を出力する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記3記載の集荷管理プログラム。
(付記5)
物品の注文数が追加された場合に、前記物品の注文数に、追加された物品の注文数を含めて、前記集荷指示情報を生成する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記4記載の集荷管理プログラム。
(付記6)
前記ピッキング作業が終了した後に、前記ピッキングエリアに配置された物品を集荷前の位置に戻す返却指示情報を前記搬送装置に出力する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記5記載の集荷管理プログラム。
(付記7)
コンピュータによる集荷管理方法であって、前記コンピュータが、
物品の注文数に応じて、搬送装置による集荷の対象となる物品群を特定し、
前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数に基づき集荷の優先度を設定し、
前記優先度にしたがった集荷指示情報を前記搬送装置へ出力する、集荷管理方法。
(付記8)
物品の注文数に応じて、搬送装置による集荷の対象となる物品群を特定する分析部と、
前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数に基づき集荷の優先度を設定し、
前記優先度にしたがった集荷指示情報を前記搬送装置へ出力する出力部と、を有する集荷管理装置。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 物流センタ
100 集荷管理システム
200 集荷管理装置
210 注文データベース
220 ロケーション・在庫データベース
230 集荷実績データベース
240 集荷管理部
241 注文情報取得部
242 注文情報分析部
243 通路優先順設定部
244 集荷指示生成部
245 集荷実績管理部
246 ピッキング指示生成部
247 出力部
300 搬送装置
400 端末装置

Claims (6)

  1. 物品の注文数に応じて、搬送装置による集荷の対象となる物品群を特定し、
    前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数に基づき集荷の優先度を設定し、
    前記優先度にしたがった集荷指示情報を前記搬送装置へ出力する、処理をコンピュータに実行させる集荷管理プログラム。
  2. 前記搬送装置による物品の集荷状況を含む集荷実績情報を参照し、前記集荷状況に応じたピッキング指示情報を生成し、
    ピッキング作業を行う作業者の端末へ前記ピッキング指示情報を出力する、
    処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1記載の集荷管理プログラム。
  3. 前記物品群に含まれる物品毎に、前記物品の注文数と、前記物品群に含まれる各物品の配置を示す情報とを用いて、前記物品を前記搬送装置により集荷した場合に短縮される前記作業者の歩行時間を導出し、
    短縮される前記作業者の歩行時間が長い物品から順に、優先順を設定する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項2記載の集荷管理プログラム。
  4. 前記搬送装置により集荷された物品群が配置されるピッキングエリアにおいて、ピッキングの対象となる物品の個数が所定個数以下となった場合に、前記搬送装置に対し、該物品の集荷を指示する集荷指示情報を出力する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項3記載の集荷管理プログラム。
  5. 物品の注文数が追加された場合に、前記物品の注文数に、追加された物品の注文数を含めて、前記集荷指示情報を生成する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項4記載の集荷管理プログラム。
  6. 前記ピッキング作業が終了した後に、前記ピッキングエリアに配置された物品を集荷前の位置に戻す返却指示情報を前記搬送装置に出力する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項5記載の集荷管理プログラム。
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