JP2023020005A - 虚像表示装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023020005000001
【課題】画像光については的確な反射を維持し、かつ、外界からの意図しない成分の反射によるゴースト光等の発生を、回避又は抑制する。
【解決手段】虚像表示装置200は、画像光MLを射出する画像光生成部である表示素子10と、画像光MLを反射する第1ミラー31と、第1ミラー31で反射された画像光MLを反射する第2ミラー32と、外界光OLを透過させるとともに、第2ミラー32で反射された画像光MLの一部を反射して射出瞳PPの位置に導く第3ミラー33と、を備え、第1ミラー31は、反射面(反射面)R1において角度依存性を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像光生成部等により形成された虚像の観察を可能にする虚像表示装置に関する。
反射光学素子として、3面以上の反射面を有して光束を導くものであって、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の観察光学系として用いることが可能なものが知られている(特許文献1)。
特開2003-5074号公報
しかしながら、上記技術に示される複数の反射面(R4、R3、R2)を有した構成について、例えば複数の反射面の一部(例えばR2等)に透過性をもたせ、画像光とともに外界光を視認可能とするいわゆるシースルーによる視認が可能なものに適用すると、外からの光が反射面の一部(例えばR4等)において意図しない方向に反射され、ゴースト光等として使用者(装着者)の眼に入射してしまう可能性がある。
本発明の一側面における虚像表示装置は、画像光を生成する画像光生成部と、画像光を反射させる第1ミラーと、第1ミラーで反射された画像光を反射させる第2ミラーと、外界光を透過させるとともに、第2ミラーで反射された画像光の一部を射出瞳の位置に向けて反射させる第3ミラーと、を備え、第1ミラーは、画像光が入射する角度に応じて反射率が異なる角度依存性を有する。
第1実施形態に係る虚像表示装置について概略を示す概念図である。 虚像表示装置における画像光の光路について示す概念的な側方断面図である。 虚像表示装置を構成する光学系の各部について説明するための側方断面図である。 虚像表示装置の構成について説明するための図である。 虚像表示装置の構成について示す斜視図である。 外光(外界光)の意図しない方向への反射とその抑制について示す概念的な図である。 第1ミラーの角度依存性について説明するためのグラフである。 一変形例の虚像表示装置について説明するための側方断面図である。 第2実施形態に係る虚像表示装置における画像光の光路について示す概念的な側方断面図である。 虚像表示装置を構成する光学系の各部について説明するための側方断面図である。 虚像表示装置の構成について示す斜視図である。 光学系についての原理的説明をするための概念図である。 絞り(遮光部)について説明するための概念的な図である。 一変形例の虚像表示装置について説明するための側方断面図である。 他の一変形例の虚像表示装置について説明するための図である。 第3実施形態に係る虚像表示装置について概略を示す側方断面図である。 一変形例の虚像表示装置について概略を示す側方断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1等を参照して、本発明に係る虚像表示装置の構造や動作等について、一例を説明する。
図1は、虚像表示装置200について概念的に示す図であり、第1領域AR1には、虚像表示装置200の外観の概略を示す斜視図が示されており、第2領域AR2には、光学系に関する内部構造の概略が示されている。
虚像表示装置200は、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する。)であり、これを装着する使用者である観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる画像表示装置である。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、虚像表示装置(又はHMD)200を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。なお、以下において、上方向、下方向あるいは上方、下方とする場合には、+Y方向、-Y方向を意味するものとする。
虚像表示装置200は、装着者USの眼前を覆うように配置される本体200aと、本体200aを支持するテンプル状の一対の支持部材200bとを備える。本体200aは、右眼用の第1表示装置100Aと、左眼用の第2表示装置100Bと、第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとの間に設けられてこれらを接続するブリッジ部102とを備える。また、詳しい図示を省略するが、本体200aには、これらのほか、例えば鼻パッド(鼻当て部)等が設けられており、虚像表示装置200は、全体として眼鏡状の形状を有し、かつ、眼鏡のように着脱をすることが可能になっている。
なお、第2領域AR2では、虚像表示装置200を構成する左右対称な第1表示装置100A及び第2表示装置100Bのうち、第1表示装置100Aを代表として示している。左眼用の第2表示装置100Bについては、第1表示装置100Aと同様の構造を有するものであるので、詳しい説明等は、省略する。
図示のように、第1表示装置100Aは、光学的機能を有する部分として、画像光MLを射出する画像光生成部である表示素子10と、表示素子10からの画像光MLが入射する光学部材であるプリズム20と、プリズム20からの画像光MLを反射する3つの反射部材(第1ミラー31、第2ミラー32、第3ミラー33)で構成される反射光学素子30とを備える。これらの部材は、筐体CSに収納され、所定位置で固定されている。なお、筐体CSは、第1表示装置100Aの光学的機能に影響を与えない範囲で種々の形状や素材で構成することができる。
虚像表示装置200は、使用に際して、装着者USの耳EAや鼻NS等に支持されて、第1表示装置100Aの表示素子10から射出される画像光MLが眼EYに到達することで、虚像としての画像が視認される。また、第1表示装置100Aの第3ミラー33越しに、外界光OLも併せて視認されるものとなっている。つまり、この場合、第3ミラー33は、画像光MLの一部を反射し、外界光OLの一部を透過するハーフミラーとして機能している。
以下、図2として示す概念的な側方断面図を参照して、虚像表示装置200における画像光MLの光路(画像光MLの導光)について概要を説明する。なお、図2では、表示素子10から射出される画像光MLのうち、中心光束(中心成分CL)を代表して示している。つまり、ここでは、画像光MLのうち、表示素子10の中心(表示素子10の光射出面10aの中心点CO)から射出された成分について光路を辿る。
まず、画像光MLは、下方向(-Y方向)に成分を有する方向に投射され、プリズム20の入射部21から入射して屈折し、射出部22においてさらに屈折して射出される。プリズム20を経た画像光MLは、プリズム20よりも下方に位置して反射光学素子30を構成する3つの反射部材である第1ミラー31、第2ミラー32、第3ミラー33のうち、まず、最下方に位置する第1ミラー31で反射され、上方向(+Y方向)に成分を有する方向に位置する第2ミラー32に向かう。つまり、第1ミラー31は、装着時においてプリズム20及び第2ミラー32よりも下方に位置し、プリズム20から下方に向けて投射された画像光MLを上方へ反射する。
第1ミラー31を経た画像光MLは、第2ミラー32で反射され、再び下方に向かい、今度は、第3ミラー33に入射する。第3ミラー33は、第2ミラー32からの画像光MLを平行光束化させつつ、装着者USの眼EYの位置となるべき射出瞳PPに向けて折り曲げる。
また、以上において、図示のように、プリズム20から第1ミラー31までの画像光MLの光路は、第2ミラー32から第3ミラー33までの画像光MLの光路と交差し、かつ、第3ミラー33から射出瞳PPの位置に向けての画像光MLの光路と交差している。すなわち、反射光学素子30において、画像光MLの光路が複数回に亘って交差するように折り曲げられていることで、ある程度の光路長を有しながら、光学系全体としては、小型化が図られたものとなっている。
また、既述のように、光学的な別の側面として、光学部材であるプリズム20及び第1ミラー31は、合わせて凸レンズとして機能している。また、図示の一例では、第2ミラー32と第3ミラー33との間において、中間像IMが形成されている。
また、第3ミラー33は、半透過性を有しており、外界からの外界光OLの一部を透過させる。その一方で、上記のように、第2ミラー32で反射された画像光MLの一部を射出瞳PPの位置に向けて折り返し(折り曲げる)、画像光MLの他の一部を透過させるハーフミラーとして機能する。すなわち、虚像表示装置200では、画像光MLと外界光OLとを重畳的に視認させるシースルー型の光学系が構成される。また、この場合、図示のように、第3ミラー33は、画像光MLのうち反射した成分について、第1ミラー31と第2ミラー32との間を通過させるものとなっている。
以下、図3等を参照して、上記各部の構成や、画像光MLの光路による差異等についてより詳細に説明する。図3は、虚像表示装置200を構成する光学系の各部について説明するための側方断面図であり、ここでは、画像光MLのうち、中心光束の成分である中心成分CLのほか、周辺光束の成分として、光射出面10aのうち、装着者US(眼EY)に近い方から射出される第1周辺成分PLaと、装着者US(眼EY)から遠い方から射出される第2周辺成分PLbとを示している。図示では、中心成分CLを、実線で示し、周辺成分のうち第1周辺成分PLaを破線で示し、第2周辺成分PLbを一点鎖線で示している。図4は、虚像表示装置200の光学系の構成について説明するための概念的な図であり、第1領域BR1は、光学系の各部の配置を正面図により示しており、第2領域BR2は、光学系の各部の配置を平面図により示している。図5は、虚像表示装置200の構成について示す斜視図である。なお、図5では、中心成分CLを代表として画像光MLを示している。
図3等に示す表示素子10は、既述のように、画像光MLを射出する画像光生成部である。表示素子(画像光生成部)10は、種々のものにより構成可能であるが、例えば表示素子10は、自発光型の表示デバイスで構成可能あり、この場合、画像光MLを生じさせるべく、表示素子10は、発光部を含む。より具体的には、表示素子10は、例えば有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)ディスプレイで構成される。ここでは、一例として、表示素子10は、有機ELディスプレイで構成されることにより、種々の偏光方向が含まれる光(例えば無偏光の光)を画像光MLとして光射出面10aから射出するものとする、すなわち2次元の光射出面10aにカラーの静止画又は動画を形成する。ただし、表示素子10は、有機ELディスプレイによる上記態様に限らず、マイクロLEDディスプレイ、又は無機EL、有機LED、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等を用いた表示デバイスに置き換えることができる。さらに、表示素子10は、自発光型の画像光生成装置に限らず、LCDその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子をバックライトのような光源(発光部)によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。表示素子10として、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
プリズム20は、画像光MLの光路上において、表示素子10と第1ミラー31との間に配置され、表示素子10から射出された画像光MLを屈折させつつ通過させ、第1ミラー31に入射させる光屈折光学素子(レンズ)である。図3~図5に示すように、光学系は、非軸対称に配置され、非軸対称な光学面を有し、軸外し光学系となっており、その光学面は、自由曲面を含むものとなっている。したがって、画像光MLは、プリズム20に対する入射位置によって入射時や射出時において、位置ごとに屈折の度合(屈折角)が異なるものとなっている。特に、本実施形態では、図3に例示するように、プリズム20のうち、画像光MLが入射する入射部21において、第1入射領域21aと第2入射領域21bとが設けられている。第1入射領域21aは、入射部21のうち、装着者US(眼EY)に近い側すなわち-Z側の領域であり、第2入射領域21bは、入射部21のうち、装着者US(眼EY)から遠い側すなわち+Z側の領域である。ここで、図示のように、第1入射領域21aから表示素子(画像光生成部)10までの距離Daは、第2入射領域21bから表示素子10までの距離Dbよりも長いものとなっている。すなわち、画像光MLの周辺成分のうち破線で示す第1周辺成分PLaの入射部21への入射位置は、一点鎖線で示す第2周辺成分PLb入射部21への入射位置よりも遠い。なお、ここで、各入射領域21a,21bから表示素子10までの距離については、種々の定義が可能であるが、例えば、表示素子10の光射出側の表面を形成する光射出面10a上の1点と、各入射領域21a,21b上の1点とを結んだ直線の距離のうち最小値あるいは最大値で定義することができる。
また、図3においてプリズム20について一部拡大して示すように、画像光MLの入射部21への入射角についても、第1入射領域21aと第2入射領域21bとでは異なっており、第1入射領域21aへの画像光MLの入射角(第1周辺成分PLaの入射角α)は、第2入射領域21bへの画像光MLの入射角(第1周辺成分PLaの入射角β)より大きくなっている。すなわち、α>βとなっており、入射部21に入射する画像光MLのうち、第1入射領域21aに入射した成分(第1周辺成分PLa)は、第2入射領域21bに入射した成分(第2周辺成分PLb)よりも屈折する。
さらに、上記に関して、見方を変えると、図示の一例において、第1入射領域21aから第3ミラー33までの距離は、第2入射領域21bから第3ミラー33までの距離よりも長くなっている。なお、ここで、各入射領域21a,21bから第3ミラー33までの距離については、種々の定義が可能であるが、例えば、第3ミラー33を代表するミラー面上の1点と各入射領域21a,21b上の1点とを結んだ距離のうち最小値で定義することができる。
また、プリズム20は、側面部分として、第1入射領域21aから延びて-Z側に側面を形成する第1端部EGaと、第2入射領域21bから延びて+Z側に側面を形成する第2端部EGbとを有しており、図示において、第1端部EGaは、第2端部EGbよりも薄い。すなわち、図示のように、第1ミラー31と第2ミラー32とプリズム20とを含む画像光MLの光束中心についての仮想断面の法線方向から見て、画像光MLの光束中心に沿った方向(光射出面10aの法線方向)についての第1端部EGaの厚みTHaと、第2端部EGbの厚みTHbとを比較した場合に、厚みTHaの値が、厚みTHbの値よりも小さい。
また、図示の場合、第1端部EGaから第3ミラー33までの距離は、第2端部EGbから第3ミラー33までの距離よりも長くなっている。なお、ここでの距離も上述した一例と同様に定義可能である。
さらに、プリズム20のうち、入射部21から入射した画像光MLを射出する射出部22において、第1端部EGaとつながる側すなわち-Z側を占める第1射出領域22aと第2端部EGbとつながる側すなわち+Z側を占める第2射出領域22bとが設けられている。第1射出領域22aには、凹面が含まれており、第2射出領域22bには、凸面が含まれている。すなわち、第1射出領域22aは、画像光MLの光束中心に沿った方向(光射出面10aの法線方向)について内側に凹んだ面を有しており、第2射出領域22bは、画像光MLの光束中心に沿った方向(光射出面10aの法線方向)について外側に膨らんだ面を有している。
また、図示の場合、第1射出領域22aから第3ミラー33までの距離は、第2射出領域22bから第3ミラー33までの距離よりも長くなっている。なお、ここでの距離も上述した一例と同様に定義可能である。
プリズム20は、以上のような非対称な形状を有することで、表示素子(画像光生成部)10からの画像光MLが入射するとともに、これを第1ミラー31に向けて射出する光学部材として、第1ミラー31の大型化を回避又は抑制可能なものとしている。すなわち、本実施形態の場合、虚像表示装置200のプリズム20において、画像光MLの周辺成分が画像の広画角化に伴って拡大することを抑制する構成となっている。
第1ミラー31は、既述のように、プリズム20の光射出側に配置され、プリズム20から射出された画像光MLを反射する(折り返す)。なお、第1ミラー31については、ミラー反射により、高効率に画像光MLを反射する、すなわち画像光MLを100%あるいはほぼ100%反射するものとする。
図3において、第1ミラー31について一部拡大して示すように、第1ミラー31は、例えば樹脂製の基材31aの表面に、ミラー蒸着等により反射膜(反射面)R1を形成することで構成される。なお、さらに、基材31aのうち反射膜R1を設けた面の反対側の面において、漏れ光を防ぐべく、例えば光吸収膜A1を設けるものとしてもよい。なお、この場合、光吸収膜A1は、反射膜R1の成膜に際して基材31aの形状を維持する(形状変化をさせないようにする)ためのカウンター膜として機能させるようにしてもよい。あるいは、光吸収膜A1については、もっぱらカウンター膜として機能させるための膜とし、光吸収作用を有しない構成とすることも考えられる。カウンター膜を設けることで、基材31aが薄く(例えば1mm程度)かつ、自由曲面による反射面を形成するものとしてある程度の曲率を有していても、必要に足る精度で反射面の形状維持が可能となる。
また、図3~図5に示すように、第1ミラー31は、プリズム20の入射部(入射面)21、射出部(射出面)22、あるいは、他の反射部材(第2ミラー32,第3ミラー33)と同様、自由曲面を有するものとなっている。さらに、第1ミラー31は、自由曲面を有しつつ、プリズム20と合わせて凸レンズとして機能することで、画像光MLの光束全体を収束させつつ、第2ミラー32に向かわせる。これにより、第2ミラー32の小型化を図っている。
第2ミラー32は、既述のように、第1ミラー31の光射出側に配置され、第1ミラー31で折り曲げられた(反射された)画像光MLをさらに、反射して(折り返して)、第3ミラー33に向けて射出する。なお、図示の一例の場合、第2ミラー32は、第3ミラー33よりも上方(+Y側)に設けられており、画像光MLは、第2ミラー32から第3ミラー33へ向けて斜め下方に投射されるものとなっている。これにより、第3ミラー33がハーフミラーであることで、画像光MLのうち一部の成分が第3ミラー33を透過しても、当該透過成分が装着者以外の者の眼に入って画像が見えてしまう、といった事態を回避あるいは低減できる。
また、第2ミラー32は、第1ミラー31と同様、自由曲面を有し、かつ、ミラー反射により、高効率に画像光MLを反射する、すなわち画像光MLを100%あるいはほぼ100%反射するものとする。なお、構造についても、第1ミラー31と同様に、例えば樹脂製の基材31aの表面にミラー蒸着等により反射膜を形成し、さらに、光吸収膜を設けるものとすること等が考えられる(図示略)。
第3ミラー33は、既述のように、半透過性を有するハーフミラーであり、第2ミラー32の光射出側に配置されている。第2ミラー32を経た画像光MLは、第3ミラー33によって一部が反射される。ここで、第3ミラー33で反射された画像光MLは、眼EYの想定位置(射出瞳の位置)となっている射出瞳PPに向かう。例えば画像光MLのうち中心成分CLについての第3ミラー33における反射成分は、-Z方向に向かい、射出瞳PPに到達する。中心成分CL以外の反射成分である第1周辺成分PLaや第2周辺成分PLbについても、同様に、射出瞳PPに到達する。なお、射出瞳PPは、光射出面10a上の各点からの画像光MLが所定の発散状態で光射出面10a上の各点の位置に対応する角度方向から重畳するように入射する位置となっている。なお、第3ミラー33において、半透過性を有する膜により、透過反射面R3が形成されているものとする。
なお、ハーフミラーとしての第3ミラー33における反射透過率については、種々の設定が考えられるが、例えば反射率を約50%、透過率を約50%となるようにハーフミラー膜を成膜する等が考えられる。本実施形態の場合、第3ミラー33以外の第1ミラー31及び第2ミラー32については、高効率反射のものとしており、第3ミラー33における画像光MLの通過も1回のみであるので、例えばハーフミラー等を複数回経るバードバスタイプの光学系と比べて、光学系全体としての画像光MLの利用効率を高く維持することができる。
ここで、図3等に例示したように、第1ミラー31の反射膜R1は、眼EYの近くに配置されており、かつ、上向きとなっている、すなわち+Y方向に光を反射する配置となっている。したがって、例えば図2に対応する図6に例示するように、外界からの光のうち、太陽光等の成分であって、仮に第1ミラー31で反射されたとすると、眼EYに向かってしまって視認上に悪影響を及ぼすような意図しない方向へ反射する光SLが問題となる。これに対して、本実施形態では、光SLを反射させないように、角度依存性を第1ミラー31(反射膜R1)に設けることで、図示のように、光SLが眼EYに向かうことについて、回避又は抑制を図ることが可能になっている。
図7は、本実施形態に係る虚像表示装置200を構成する第1ミラー31あるいは第1ミラー31における反射面(反射膜)R1の角度依存性について説明するためのグラフである。グラフの横軸は、第1ミラー31への光の入射角度(単位:°)を示しており、縦軸は、光の入射角度に対する第1ミラー31の反射率(単位:%)を示している。曲線(あるいは折れ線)Q1に示されるように、第1ミラー31(反射膜R1)は、入射角度が45°以下の角度で入射する光に対しては、高い反射性(反射率)を示す一方、45°より大きい角度でする光に対しては、非常に低い反射性(反射率)を示す、という特徴を、角度依存性として有している。つまり、第1ミラー31(反射膜R1)において、45°以下の角度で入射した光の反射率は、45°より大きい角度で入射した光の反射率よりも高くなっている。なお、上記のような角度依存性を有する反射膜R1の成形については、例えば誘電体多層膜で構成することが考えられる。
図3等に例示した第1ミラー31の場合、第1ミラー31に入射する画像光MLの入射角度は、いずれも比較的小さく、画像光MLがある程度広い画角の画像を形成する場合であっても、画像光MLの第1ミラー31に対する最大入射角度は、30°程度であると想定される。したがって、第1ミラー31において、少なくとも30°程度の範囲、より望ましくは、45°程度の範囲において、高い反射性が維持されていれば、画像光MLの反射を確保するのには、十分であると考えられる。
一方、図6に例示した光SLのようなもの、すなわち第1ミラー31(反射膜R1)において反射されることで、眼EYに向かうような成分は、第1ミラー31に対して、ある程度以上大きな角度で入射するものであると想定される。したがって、上記のような角度依存性を第1ミラー31が有することで、光SLが眼EYに向かうことについて、適切に回避又は抑制できる。
さらに、上記のような角度依存性を、第3ミラー33が有するものとしてもよい。例えば、第3ミラー33が、画像光MLや外界光OLに関して透過又は反射をする透過反射面R3において角度依存性を有し、透過反射面R3において、45°より大きな角度で入射した光の反射率が、45°以下の角度で入射した光の反射率よりも高くなっているものとしてもよい。なお、第3ミラー33に入射する画像光MLの入射角度についても、いずれも比較的小さく、画像光MLがある程度広い画角の画像を形成する場合であっても、画像光MLの第1ミラー31に対する最大入射角度は、30°程度であると想定される。
以上のように、本実施形態に係る虚像表示装置200は、画像光MLを生成する画像光生成部である表示素子10と、画像光MLを反射させる第1ミラー31と、第1ミラー31で反射された画像光MLを反射させる第2ミラー32と、外界光OLを透過させるとともに、第2ミラー32で反射された画像光MLの一部を射出瞳PPの位置に向けて反射させる第3ミラー33と、を備え、第1ミラー31は、画像光MLが入射する角度に応じて反射率が異なる角度依存性を有する。虚像表示装置200では、第3ミラー33において、外界光OLを透過させるとともに、第2ミラー32で反射された画像光MLの一部を射出瞳PPの位置に向けて反射させることで、いわゆるシースルーによる視認を可能としつつ、第1ミラー31が、画像光MLが入射する角度に応じて角度依存性を有することで、画像光MLについては的確な反射を維持し、かつ、外界からの意図しない成分(図6の光SL等)の反射によるゴースト光等の発生を、回避又は抑制できる。
また、上記態様の場合、プリズム20において、第1入射領域21aと第2入射領域21bとのうち、第1入射領域21aから表示素子10までの距離を、第2入射領域21bから表示素子10までの距離よりも長くしておくおことで、プリズム20の光路後段に設けた反射面としての複数のミラー(第1ミラー31等)についての大型化、特に第1ミラー31の大型化、延いては装置全体の大型化を回避又は抑制できる。
さらに、上記態様の場合、各光学系における屈折面及び反射面として、自由曲面を採用することで、広画角化に際して、各光学系を小型化に維持しつつ、画像歪み(歪曲収差)の発生を抑制している。また、解像度についても、良好に維持できる。
以下、図8を参照して、一変形例の虚像表示装置200について説明する。本変形例では、第3ミラー33が、特定の偏光状態の光を反射する偏光ミラーとなっている。この上で、さらに、虚像表示装置200は、画像光MLを第3ミラー33の偏光特性に応じた偏光状態にする偏光板PAを有するものとなっている。図8では、一例として、偏光板PAが、画像光MLの光路のうち、プリズム20と第1ミラー31との間の光路上に設けられ、かつ、第3ミラー33が射出瞳PPの位置に向かって反射する画像光MLと交差しない位置に設けられている場合について示されている。この場合、画像光MLは、偏光板PAによって偏光されることで、第3ミラー33の反射特性に応じた特定の偏光状態となる(例えばP偏光光よりもS偏光光について高い反射特性を示す偏光ミラーとなっている第3ミラー33への入射に際してS偏光となっている)。これにより、画像光MLは、第3ミラー33において高効率で反射される。なお、上記では、偏光板PAが、画像光MLの光路上のうち、プリズム20と第1ミラー31との間の光路上に設けられるものとしているが、例えば画像光生成部である表示素子10からプリズム20までの光路上に偏光板PAを設置する態様とすることも考えられる。偏光板PAを設けることで、画像光MLの利用効率を高めることができる。
また、上記態様となっている第3ミラー33に対して、画像光生成部である表示素子10が、偏光ミラーとしての第3ミラー33の偏光特性に応じた偏光状態で画像光MLを射出するようになっていてもよい。表示素子10としては、例えばLCDにバックライトとなる光源(発光部)によって照明することによって画像を形成するものを採用することで、第3ミラー33に対してS偏光となるような状態で、画像光MLを射出させるようにすることが考えられる。なお、この場合、図8に例示した偏光板PAを設けない構成とすることも可能である。
〔第2実施形態〕
以下、図9等を参照して、第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置の一例としての虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置200を一部変更したものであり、画像光MLを導く光学系の構成を除いた他の構成については、第1実施形態の場合と同様であるので、全体構成等については、詳細な図示や説明を省略し、必要に応じて、適宜他の図面を参照して説明した事項を援用するものとする。
図9は、本実施形態に係る虚像表示装置400における画像光MLの光路について示す概念的な側方断面図であり、図2に対応する図である。また、図10は、虚像表示装置400を構成する光学系の各部について説明するための側方断面図であり、図3の一部等に対応する図である。また、図11は、虚像表示装置400の構成について示す斜視図であり、図5に対応する図である。なお、図11では、後述するプリズム部材PZのうち、画像光MLが屈折又は反射する箇所のみについて示している。
図9~図11に示すように、本実施形態に係る虚像表示装置400を構成する右眼用の第1表示装置300Aと、左眼用の第2表示装置300Bは、図1等に示す右眼用の第1表示装置100Aと左眼用の第2表示装置100Bと同様、左右一対で構成されているため、一方の第1表示装置300Aについて示している。なお、虚像表示装置400の全体外観及び構成は、図1の虚像表示装置200と同様となっている。
図9等に示すように、第1表示装置300Aは、光学的機能を有する部分として、画像光MLを射出する画像光生成部である表示素子10と、表示素子10からの画像光MLが入射する光学部材320と、光学部材320からの画像光MLを反射する3つの反射部材(第1ミラー331、第2ミラー332、第3ミラー333)で構成される反射光学素子330とを備える。反射光学素子330のうち、第2ミラー332は、第1実施形態における第2ミラー32と同様に、光の反射に関する角度依存性を有している。なお、第3ミラー333についても、第1実施形態における第3ミラー33と同様に、角度依存性を有している構成とすることも可能である。
光学部材320は、画像光生成部である表示素子10から第1ミラー331までの光路上に設けられ、表示素子10からの画像光MLを第1ミラー331に向けて射出する部材である。図示の一例において、光学部材320は、投射レンズPOと、プリズム部材PZとにより構成されている。なお、光学部材320において、プリズム部材PZを第1光学部材とし、投射レンズPOを第2光学部材とする。
投射レンズ(第2光学部材)POは、第1レンズPO1と、第2レンズPO2とで構成されており、表示素子10から射出された画像光MLをプリズム部材PZのうち、後述する入射部PZ1に向けて射出する。
一方、プリズム部材PZ(第1光学部材)は、画像光MLが入射する入射部PZ1と、入射部PZ1から入射した画像光MLを反射する反射部RRと、反射部RRで反射された画像光MLを第1ミラー331に向けて射出する射出部PZ2とを有している。
上記のような構成となっている第1表示装置300Aにおいて、まず、表示素子10の光射出面10aから射出された画像光MLは、投射レンズPOからプリズム部材PZに向けて射出され、入射部PZ1に入射して屈折する。入射部PZ1からプリズム部材PZの内部に入射した画像光MLは、反射部RRで反射(内面反射)され、射出部PZ2に向かい、射出部PZ2から屈折して射出されることで、下方向(-Y方向)に成分を有する方向に投射される。プリズム部材PZを経た画像光MLは、プリズム部材PZよりも下方に位置して反射光学素子330を構成する3つの反射部材である第1ミラー331、第2ミラー332、第3ミラー333のうち、まず、最下方に位置する第1ミラー331で反射され、上方向(+Y方向)に成分を有する方向に位置する第2ミラー332に向かう。つまり、第1ミラー331は、装着時において、プリズム部材PZ等を含む光学部材320及び第2ミラー332よりも下方に位置し、光学部材320から下方に向けて投射された画像光MLを上方へ反射する。
第1ミラー331を経た画像光MLは、第2ミラー332で反射され、再び下方に向かい、今度は、第3ミラー333に入射する。第3ミラー333は、第2ミラー332からの画像光MLを平行光束化させつつ、装着者USの眼EYの位置となるべき射出瞳PPに向けて折り曲げる。
また、以上の場合も、図2等に示した第1表示装置100Aの場合と同様に、プリズム部材PZから第1ミラー331までの画像光MLの光路は、第2ミラー332から第3ミラー333までの画像光MLの光路と交差し、かつ、第3ミラー333から射出瞳PPの位置に向けての画像光MLの光路と交差している。すなわち、反射光学素子330において、画像光MLの光路が複数回に亘って交差するように折り曲げられていることで、ある程度の光路長を有しながら、光学系全体としては、小型化が図られたものとなっている。
また、光学的な別の側面として、光学部材320及び第1ミラー331は、合わせて凸レンズとして機能している。また、図示の一例では、第1ミラー331と第2ミラー332との間において、中間像IMが形成されている。
なお、第3ミラー333が、半透過性を有するハーフミラーとして機能することで、シースルー型の光学系が構成されている点も同様である。
以下、図12を参照して、第1表示装置300Aを構成する上記光学系についての原理的説明をする。図12は、第1表示装置300Aを構成する光学系について展開した様子を概念的に示す図である。図示において、破線で示す光線LL1は、1つの点光源から射出される周辺光の様子を示しており、図中において光線LL1が交差する点は、中間像IMの位置等の結像位置を示している。一方、実線で示す光線LL2は、異なる点光源から射出される主光線の様子を示しており、図中において光線LL2が交差する点は、瞳の位置を示している。例えば、絞りを設ける場合には、この点あるいはこの点の近傍とすることが望ましい。また、往復矢印で示す第1レンズ群LS1は、光学部材320すなわち投射レンズPO及びプリズム部材PZに相当し、第2レンズ群LS2は、第1ミラー331に相当し、第3レンズ群LS3は、第2ミラー332及び第3ミラー333に相当する。なお、4つ目の往復矢印は、レンズとして機能する人間の眼EY(水晶体)に相当する。
ここで、図示において、第1レンズ群LS1の焦点距離がLであるのに対して、第2レンズ群LS2及び第3レンズ群LS3の焦点距離は、それぞれ2L(つまりLの2倍)であるものとする、すなわち第1レンズ群LS1のパワーが比較的強いのに対して、第2レンズ群LS2や第3レンズ群LS3のパワーは、比較的弱くなっている。言い換えると、第1レンズ群LS1側すなわち投射側において、パワーの負荷を大きくする一方、第2レンズ群LS2や第3レンズ群LS3すなわち眼EY(射出瞳PPの位置)に近い側ではパワーを小さくして、距離を必要とする光学系としている。これにより、3枚のミラー(第1ミラー331,第2ミラー332,第3ミラー333)で距離を稼ぎつつも、ディストーション(歪み)を抑えた構成としている。本構成の場合、光学系自体は偏心系となっているが、ディストーション補正を行いやすくなっていることにより、回転対称系だけの構成で、良好に補正がなされた光学系を構成できる。すなわち、第1ミラー331、第2ミラー332、第3ミラー333、プリズム部材PZ及び投射レンズPOは、回転対称光学系であるものとすることが可能である。なお、上記構成に関して、パワーが比較的強い第1レンズ群LS1(投射レンズPO,プリズム部材PZ)において、複数枚のレンズを使って補正していることで、上記構成が達成されている、と捉えることもできる。すなわち、図示の一例の場合、投射レンズPOが2つの屈折光学系(図9等に示すレンズPO1,PO2)で構成され、プリズム部材PZが、2つの屈折入射面と1つの反射面とで構成されている。
以下、図13を参照して、絞り(遮光部、アパチャー)STについての一構成例を説明する。図中において、第1領域DR1は、板状の絞りSTを概念的に示している、例えば図示のように、円盤状の板部材BAの中央部分に画像光MLの輪郭形状に応じた形状(例えば矩形状)の開口OPを設けておくことで、絞りSTを形成するものとしてもよい。図12を参照して説明したように、絞りSTは、図12示す場合においては、光線LL2が交差する点が望ましい。すなわち、投射レンズPOからプリズム部材PZにかけての位置に配置されることが望ましい。このため、別の一例として第2領域DR2に示すように、状態α1として示すプリズム部材PZのうち、入射部PZ1や射出部PZ2の周りについて、状態β2として示すように黒塗り(遮光マスク)をすることで、絞りSTとして機能させてもよい。特に、少なくとも射出部PZ2の周りに絞りSTを設けることで、効果的な遮光がなされることが期待される。つまり、射出部PZ2が、反射部RRで反射された画像光MLのうち一部を遮光する絞り(遮光部)STを有する構成とすることが可能である。なお、上記態様において、反射部RRについても、反射に必要な個所の周りについて黒塗りをするものとしてもよい。
以下、図14を参照して、一変形例の虚像表示装置400について説明する。なお、図14は、図8に対応する図である。つまり、本変形例では、虚像表示装置400に偏光板PAを設ける場合について例示しており、図14では、偏光板PAの配置箇所について候補となる場所を、破線で示している。すなわち、偏光板PAの配置可能箇所の例示として、表示素子10の直近後段や、投射レンズPOすなわち第1レンズPO1と第2レンズPO2との間、プリズム部材PZの前段(入射部PZ1の位置)あるいは後段(射出部PZ2の位置)等が考えられる。つまり、画像光生成部である表示素子10から第1ミラー331までの光路上のうち、種々の箇所を偏光板PAとすることができる。これらの位置のいずれかに偏光板PAを設けることで、図8を参照して説明した場合と同様にして、画像光MLの利用効率を高めることができる。
以下、図15を参照して、他の一変形例の虚像表示装置400について説明する。図12を参照して説明したように、本実施形態では、光学系を、回転対称系で、かつ、ディストーションの少ない系とすることができる。この場合、光学系の一部について、光線進行方向(光軸方向)について多少動かしたとしても映像全体が均等に変わると考えられる。そこで、ここでは、この性質を利用して、映像焦点距離の調整を行う態様としている。具体的には、第1領域ER1に示す一例のように、投射レンズPOのうち、破線PP1で囲って示す第2レンズPO2について、一点鎖線で示す光軸AXに沿って矢印AA1に示す方向(負の方向)について移動可能(調整可能)なものとする。第2領域ER2に示すグラフは、第2レンズPO2を表示素子10側に移動させた時の調整量(第2レンズPO2の移動量)と映像焦点距離との関係をプロットしたものである。つまり、図示のグラフにおいて、横軸が調整量、すなわち第2レンズPO2を矢印AA1に示す方向に移動させた値(負の値)を示しており、縦軸が映像焦点距離、すなわち調整量に対する虚像としての画像が存在していると認識される位置までの距離を示している。この場合、約0.5mmの調整幅を持たせれば、2500mm近い範囲で映像焦点距離の調整が可能となっていることが分かる。以上のように、投射レンズPOが、光線進行方向に移動可能なレンズ(第2レンズPO2)を含む構成とすることで、映像焦点距離の調整が可能となる。
本実施形態においても、第1ミラー331が角度依存性を有していることで、画像光MLについては的確な反射を維持し、かつ、外界からの意図しない成分の反射によるゴースト光等の発生を、回避又は抑制できる。また、本実施形態では、回転対称な光学系で構成可能なものとなっている。
〔第3実施形態〕
以下、図16等を参照して、第3実施形態に係る虚像表示装置としての虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置の一例としての虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置200等を一部変更したものであり、第1ミラー31と第3ミラー33とが、一体化していることを除いた他の構成については、第1実施形態等の場合と同様であるので、全体構成等については、詳細な図示や説明を省略し、必要に応じて、適宜他の図面を参照して説明した事項を援用するものとする。
図16は、本実施形態に係る虚像表示装置200について概略を示す側方断面図であり、図2に対応する図である。すなわち、図16では、表示素子10から射出される画像光MLのうち、中心光束(中心成分CL)を代表して示している。この場合、第1ミラー31と第3ミラー33とが一体化していることで、組付精度の維持が簡易になり、かつ、光学部品の数を減らすことが可能となる。また、第1ミラー31と第3ミラー33との隙間から埃等が入り込むことを抑制できる。
なお、第1ミラー31と第3ミラー33との接続部CNについては、画像光MLが通過しない部分として設けておくことで、画像光MLの導光に際して影響しないようにしておくことができる。
また、図17は、本実施形態に係る一変形例の虚像表示装置400について概略を示す側方断面図であり、図9に対応する図である。すなわち、図17では、第1ミラー331と第3ミラー333とが一体化していることで、組付精度の維持が簡易になり、かつ、光学部品の数を減らすことが可能となる。また、第1ミラー331と第3ミラー333との隙間から埃等が入り込むことを抑制できる。
本実施形態においても、画像光MLについては的確な反射を維持し、かつ、外界からの意図しない成分の反射によるゴースト光等の発生を、回避又は抑制できる。また、本実施形態では、組付精度の維持の簡易化等を図ることができる。
〔変形例その他〕
以上各実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
まず、上記において、光路上の一か所に中間像が設けられている構成として例示したが、これに限らず、複数個所(2か所)に中間像を結ぶような系を構成してもよい。
また、上記において筐体CSについては、上記光学的機能が害されない範囲で種々の態様とすることが可能であり、例えば既述のように、各光学系を所定位置で固定するための取付け用の部材が設けられるもののほか、防塵機能を有する構成としてもよい。
なお、上記では、両眼用の虚像表示装置200としているが、虚像表示装置200については、右眼用又は左眼用の部分のうち一方を省略することができる。つまり、右眼用の第1表示装置100Aや左眼用の第2表示装置100Bのみで虚像表示装置200の光学系を形成することもでき、この場合、片眼型のヘッドマウントディスプレイとなる。
具体的な態様における虚像表示装置は、画像光を生成する画像光生成部と、画像光を反射させる第1ミラーと、第1ミラーで反射された画像光を反射させる第2ミラーと、外界光を透過させるとともに、第2ミラーで反射された画像光の一部を射出瞳の位置に向けて反射させる第3ミラーと、を備え、第1ミラーは、画像光が入射する角度に応じて反射率が異なる角度依存性を有する。
上記虚像表示装置では、第3ミラーにおいて、外界光を透過させるとともに、第2ミラーで反射された画像光の一部を射出瞳の位置に向けて反射させることで、いわゆるシースルーによる視認を可能としつつ、第1ミラーが、画像光が入射する角度に応じて反射率が異なる角度依存性を有することで、画像光については的確な反射を維持し、かつ、外界からの意図しない成分の反射によるゴースト光等の発生を、回避又は抑制できる。
具体的な側面において、第1ミラーにおいて、45°以下の角度で入射する画像光の反射率は、45°より大きい角度で入射する画像光の反射率よりも高い。この場合、画像光が広画角なものとなっても、高い反射性を維持しつつ、意図しない光が装着者の方に向かってしまうことを回避又は抑制できる。
具体的な側面において、第3ミラーは、第1ミラーと第2ミラーとの間を通過させるように画像光の一部を反射させる。この場合、光学系のコンパクト化が図れる。
具体的な側面において、第1ミラーは、画像光生成部よりも射出瞳の位置に対して下方に位置し、第1ミラーは、画像光を射出瞳の位置に対して上方に位置する第2ミラーへ反射する。この場合、装着時において装着者の邪魔になり難い位置に光源を配置させつつ、光路を折り曲げて、光学系の光路を確保しつつ、光学系をコンパクトな構成とすることができる。
具体的な側面において、第3ミラーは、45°よりも大きい角度で入射する光に対する反射率が、45°以下の角度で入射する光に対する反射率よりも高くなる角度依存性の反射率を有する。この場合、意図しない光が装着者の方に向かってしまうことを回避又は抑制できる。
具体的な側面において、第3ミラーは、特定の偏光状態の画像光を反射する偏光ミラーである。この場合、高効率に画像光を利用することができる。
具体的な側面において、画像光生成部は、偏光状態の画像光を射出する。この場合、画像光生成部と第3ミラーとが協働することで、高効率に画像光を利用することができる。
具体的な側面において、画像光生成部から第1ミラーまでの光路上に設けられ、画像生成部から射出される画像光を偏光状態にする偏光板を有する。この場合、偏光板と第3ミラーとが協働することで、高効率に画像光を利用することができる。
具体的な側面において、画像光生成部から第1ミラーまでの光路上に設けられ、画像光生成部からの画像光を第1ミラーに向けて射出する光学部材を備える。
具体的な側面において、光学部材は、第1ミラーに向けて射出する第1光学部材を含み、第1光学部材は、画像光が入射する入射部と、入射部から入射した画像光を反射する反射部と、反射部で反射された画像光を第1ミラーに向けて射出する射出部と、を有する。この場合、光源側に位置する光学部材を、光学系全体のうちパワーの強い構成とすることができる。
具体的な側面において、第1光学部材は、射出部に反射部で反射された画像光の一部を遮光する絞りを有する。この場合、瞳(入射瞳)の位置あるいはその近傍において遮光ができる。
具体的な側面において、光学部材は、画像光生成部から射出された画像光を第1光学部材の入射部に向けて射出する第2光学部材を含む。この場合、第2光学部材において、光学系全体のうちパワーの強い構成とすることができる。
具体的な側面において、第1ミラー、第2ミラー、第3ミラー、第1光学部材及び第2光学部材は、回転対称光学系である。この場合、各光学系を簡易に製作できる。
具体的な側面において、第2光学部材は、画像生成部と第1光学部材との間の光路上で移動が可能である。この場合、映像焦点距離の調整が可能となる。
具体的な側面において、光学部材は、第2ミラーが第3ミラーに向けて反射させる画像光の光路と、第3ミラーが射出瞳の位置に向けて反射させる画像光の光路と、に交差するように第1ミラーに向けて画像光を投射する。この場合、画像光の光路を複数回に亘って折り曲げて、光学系の光路を確保しつつ、光学系をより小型にできる。
具体的な側面において、第1ミラーと第3ミラーとは、一体化している。この場合、組付精度の維持の簡易化等を図ることができる。
10…表示素子(画像光生成部)、10a…光射出面、20…プリズム、21…入射部(入射面)、21a,21b…入射領域、22…射出部(射出面)、22a…第1射出領域、22b…第2射出領域、30…反射光学素子、31…第1ミラー、31a…基材、32…第2ミラー、33…第3ミラー、100A…第1表示装置、100B…第2表示装置、102…ブリッジ部、200…虚像表示装置、200a…本体、200b…支持部材、300A…第1表示装置、300B…第2表示装置、320…光学部材、330…反射光学素子、331…第1ミラー、332…第2ミラー、333…第3ミラー、400…虚像表示装置、A1…光吸収膜、AA1…矢印、BA…板部材、CL…中心光束(中心成分)、CN…接続部、CO…中心点、CS…筐体、Da,Db…距離、EA…耳、EGa…第1端部、EGb…第2端部、EY…眼、IM…中間像、LL1,LL2…光線、LS1…第1レンズ群、LS2…第2レンズ群、LS3…第3レンズ群、ML…画像光、NS…鼻、OL…外界光、OP…開口、PA…偏光板、PLa…第1周辺成分、PLb…第2周辺成分、PO…投射レンズ、PO1…第1レンズ、PO2…第2レンズ、PP…射出瞳、PP1…破線、PZ…プリズム部材、PZ1…入射部、PZ2…射出部、Q1…曲線(折れ線)、R1…反射膜(反射面)、R3…透過反射面、RR…反射部、SL…光、ST…絞り(遮光部、アパチャー)、THa,THb…厚み、US…装着者、α1,β2…状態、α,β…入射角

Claims (16)

  1. 画像光を生成する画像光生成部と、
    前記画像光を反射させる第1ミラーと、
    前記第1ミラーで反射された前記画像光を反射させる第2ミラーと、
    外界光を透過させるとともに、前記第2ミラーで反射された前記画像光の一部を射出瞳の位置に向けて反射させる第3ミラーと、
    を備え、
    前記第1ミラーは、前記画像光が入射する角度に応じて反射率が異なる角度依存性を有する、虚像表示装置。
  2. 前記第1ミラーにおいて、45°以下の角度で入射する前記画像光の反射率は、45°より大きい角度で入射する前記画像光の反射率よりも高い、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記第3ミラーは、前記第1ミラーと前記第2ミラーとの間を通過させるように前記画像光の一部を反射させる、請求項1及び2のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  4. 前記第1ミラーは、前記画像光生成部よりも前記射出瞳の位置に対して下方に位置し、
    前記第1ミラーは、前記画像光を前記射出瞳の位置に対して上方に位置する前記第2ミラーへ反射する、請求項1~3のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記第3ミラーは、45°よりも大きい角度で入射する光に対する反射率が、45°以下の角度で入射する光に対する反射率よりも高くなる角度依存性の反射率を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記第3ミラーは、特定の偏光状態の前記画像光を反射する偏光ミラーである、請求項1~5のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記画像光生成部は、前記偏光状態の前記画像光を射出する、請求項6に記載の虚像表示装置。
  8. 前記画像光生成部から前記第1ミラーまでの光路上に設けられ、前記画像生成部から射出される前記画像光を前記偏光状態にする偏光板を有する、請求項6に記載の虚像表示装置。
  9. 前記画像光生成部から前記第1ミラーまでの光路上に設けられ、前記画像光生成部からの前記画像光を前記第1ミラーに向けて射出する光学部材を備える、請求項1~8のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  10. 前記光学部材は、前記第1ミラーに向けて射出する第1光学部材を含み、
    前記第1光学部材は、前記画像光が入射する入射部と、前記入射部から入射した前記画像光を反射する反射部と、前記反射部で反射された前記画像光を前記第1ミラーに向けて射出する射出部と、を有する、請求項9に記載の虚像表示装置。
  11. 前記第1光学部材は、前記射出部に前記反射部で反射された前記画像光の一部を遮光する絞りを有する、請求項10に記載の虚像表示装置。
  12. 前記光学部材は、前記画像光生成部から射出された前記画像光を前記第1光学部材の前記入射部に向けて射出する第2光学部材を含む、請求項10及び11のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  13. 前記第1ミラー、前記第2ミラー、前記第3ミラー、前記第1光学部材及び前記第2光学部材は、回転対称光学系である、請求項12に記載の虚像表示装置。
  14. 前記第2光学部材は、前記画像生成部と前記第1光学部材との間の光路上で移動が可能である、請求項13に記載の虚像表示装置。
  15. 前記光学部材は、前記第2ミラーが前記第3ミラーに向けて反射させる前記画像光の光路と、前記第3ミラーが前記射出瞳の位置に向けて反射させる前記画像光の光路と、に交差するように前記第1ミラーに向けて前記画像光を投射する、請求項9~14のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  16. 前記第1ミラーと前記第3ミラーとを接続する接続部を有する、請求項1~15のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
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