JP2023010968A - 包装箱、該包装箱のブランクシート、および包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】長さ面部に設けられる波形状の破断線を切断することにより、簡単に開封可能な包装箱、該包装箱のブランクシート、および包装体を提供する。【解決手段】略直方体形状を有する包装箱10であって、長さ面部12,13には、長さ方向に亘って延在し、1つの谷部と、谷部に隣接する2つの山部と、2つの山部から緩やかに下降する曲線を介して幅面部に接続する2つの端部と、を有する波形状の第1破断線C1と、第1破断線C1より上方において、谷部を長さ方向に挟む位置及び天面部の角部に近接する位置に、それぞれ上方に向かって互いの間隔が広がるように傾斜する一対の第1誘導罫線R1及び一対の第2誘導罫線R2と、が形成され、幅面部22,23には、第1破断線C1に連続する第2破断線C2と、が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、簡単に開封可能な包装箱、該包装箱のブランクシート、および包装体に関する。
従来技術において、略直方体形状であって、天面部及び底面部の短辺の長さと比較して高さが低い包装箱には、開封のための構造として、長さ面部(長辺方向に延在する側面)に、長辺方向に延在する直線形状の破断線が設けられているものがある。このような包装箱において、ラップアラウンドケーサー等で組み立てる際や、天面部に荷重がかけられた際に、長さ面部に設けた直線形状の破断線にて、意図せずに折れ曲がってしまうという問題が生じていた。また、この包装箱において、開封する力が、破断線の延在する長辺方向に沿って伝わり難いという問題が生じていた。
ここで、特許文献1には、長さ面部における破断線を波形状とするとともに、この波形状の谷部に破断開始部を設けることが記載されている。これにより、組み立て時等における破断線での折れ曲がりを防止するとともに、波形状の破断線の谷部から山部に沿って、開封する力を有効に利用することができる。
実用新案登録第3156835号公報
しかしながら、特許文献1は、以下の問題点を有していた。第1の問題点は、開封動作として、まず、破断線の開口部の上方を指で把持しながら回動及び持ち上げを行うものであるが、この開封する力が、波形状の破断線に沿い難いため、開口部の上方に集中し、開口部の上方が千切れてしまうことがあった(以下、「開口部上方での千切れ」という)。第2の問題点は、破断線が波形状であるため、この開封する力が、破断線の山部を越えて伝わり難く、開口部から破断線に沿う切断が山部近傍で停止してしまうため、簡単な開封が困難となっていた(以下、「山部近傍での分離停止」という)。
本発明の目的は、長さ面部に設けられる波形状の破断線を切断することにより、簡単に開封可能な包装箱、該包装箱のブランクシート、および包装体を提供することにある。
本発明による包装箱は、略直方体の形状を有する包装箱であって、長方形の天面部と、長方形の底面部と、前記天面部及び前記底面部のそれぞれの長辺をつなぐ一対の長さ面部と、前記天面部及び前記底面部のそれぞれの短辺をつなぐ一対の幅面部と、を備え、前記長さ面部には、長さ方向に亘って延在し、1つの谷部と、前記谷部に隣接する2つの山部と、2つの前記山部から緩やかに下降する曲線を介して前記幅面部に接続する2つの端部と、を有する波形状の第1破断線と、前記第1破断線より上方、かつ、前記谷部を長さ方向に挟む位置にあり、上方に向かって互いの間隔が広がるように傾斜する一対の第1誘導罫線と、前記第1破断線より上方、かつ、前記天面部の角部に近接する位置にあり、上方に向かって互いの間隔が広がるように傾斜する一対の第2誘導罫線と、が形成され、前記幅面部には、幅方向に亘って延在し、前記第1破断線に連続する第2破断線と、が形成されていることを特徴とするものである。
本発明による包装箱のブランクシートは、長方形であり、相互に平行な第1折り曲げ線及び第2折り曲げ線と、前記第1折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第3折り曲げ線と、を有する前記天面部と、長方形であり、前記第1折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第4折り曲げ線を有し、前記天面部に前記第1折り曲げ線を介して連設される一方の前記長さ面部と、長方形であり、前記第2折り曲げ線と平行な第5折り曲げ線と、前記第2折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第6折り曲げ線と、を有し、前記天面部に前記第2折り曲げ線を介して連設される他方の前記長さ面部と、長方形であり、前記第5折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第7折り曲げ線を有し、他方の前記長さ面部に前記第5折り曲げ線を介して連設される前記底面部と、一方の前記長さ面部に前記一対の第4折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第1内フラップ部と、他方の前記長さ面部に前記一対の第6折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第2内フラップ部と、前記天面部に前記一対の第3折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第1外フラップ部と、前記底面部に前記一対の第7折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第2外フラップ部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、長さ面部に設けられる波形状の破断線を切断することにより、簡単に開封可能な包装箱、該包装箱のブランクシート、および包装体を提供することができる。
本発明の一実施形態における開封前の包装箱の斜視図である。 図1に示される包装箱の側面図であり、(a)は第2面部における側面図、(b)は第3面部における側面図である。 図1に示される包装箱を展開したブランクシートの平面図である。 図1に示される包装箱の未開封状態における一部拡大斜視図である。 図4に示される包装箱の開封動作における破断開始状態を説明する図である。 図5に示される包装箱の開封動作における開口部から山部への破断状態を説明する図である。 図6に示される包装箱の開封動作における高さ方向に延在する縁辺の変形開始状態を説明する図である。 図7に示される包装箱の開封動作における高さ方向に延在する縁辺の変形にともなう破断状態を説明する図である。 図8に示される包装箱の開封状態である物品展示形態を示す斜視図である。
以下、図1から図9を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。但し、本発明は本形態の態様に限定されるものではない。なお、本実施形態における包装箱10は、表ライナ(包装箱10の外面)と裏ライナ(包装箱10の内面)の間に波形状の中芯を配設したシングルフルートの両面段ボール原紙を使用する。
<用語について>
本明細書および特許請求の範囲の記載において、「包装体」とは、物品が収容された状態の包装箱10、特に包装箱10に物品70(図9参照)が収容されることで製造された後であって且つ開封前のものをいう。
本明細書および特許請求の範囲の記載において、「高さ」とは、第1面部11と第4面部14の距離を示すもの、「幅」とは、第2面部12と第3面部13の距離を示すもの、及び、「長さ」とは、第1内フラップ部22、第2内フラップ部23、第1外フラップ部31及び第2外フラップ部34で各々構成される対向する面の距離を示すものとする。また、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「長さ面」とは、高さ方向及び長さ方向に延在する面を示すものであり、「幅面」とは、高さ方向及び幅方向に延在する面を示すものとする。さらに、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「上方」とは、第1面部11の側を示すものであり、「下方」とは、第4面部14の側を示すものとする。加えて、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「誘導罫線」とは、包装箱10における変形を誘導する罫線を示すものとする。
<一実施形態>
<構造について>
図1は、本発明の一実施形態における開封前の包装箱10の斜視図であり、図2は、図1に示される包装箱の側面図であり、(a)は第2面部12における側面図、(b)は第3面部13における側面図をそれぞれ表し、図3は、図1に示される包装箱10を展開したブランクシート10Bの平面図である。ここで、図3において、実線はブランクシート10Bの外形を示し、細い破線は、折り曲げを容易にする折り曲げ線及び罫線を示し、太い破線は、折り曲げ動作や変形を容易にするほか、所望に応じてユーザによる破断動作を容易にする直線形状、波形状、略鉤形状、「Y」の字形状など適宜の形状の切り込みを断続させた破断線を示す。
本実施形態における包装体1は、包装箱10に、物品70(図9参照)を収容して構成される。本実施形態における物品70の形状は、円筒形や逆錐台形など、収容される包装箱10との間に隙間を生じる形状が適している。具体的にはカップ麺製品等の収容に好適である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る包装箱10は、JIS Z 1507-1989 04(組立形) 0410(コード)に基づく段ボール製包装箱であり、長方形の第1面部(天面部)11及び第4面部(底面部)14における長辺が短辺に比べ長いとともに、第1面部11及び第4面部14の短辺の長さと比較して高さが低い略直方体の形状を有するラップアラウンドケースである。この包装箱10は、第1面部11から第5面部15の5つの長方形の面部、一対の第1内フラップ部22及び一対の第2内フラップ部23の4つの内フラップ部、一対の第1外フラップ部31及び一対の第2外フラップ部34の4つの外フラップ部、を備えて構成される。本実施形態に係る包装箱10では、図3に示すように、左から第5面部15、第4面部14、第3面部13、第1面部11、第2面部12の順に連続している一方、第2面部12と第5面部15とは連続していない。
第1面部(天面部)11は、長方形であり、相互に平行な第1縁辺L1及び第2縁辺L2と、第1縁辺L1と直交する相互に平行な一対の第3縁辺L3と、を有する。
第2面部(一方の長さ面部)12は、長方形であり、第1縁辺L1と直交する相互に平行な一対の第4縁辺L4を有し、この第1縁辺(第1折り曲げ線)L1を介し、直角に折れ曲がって第1面部11の長辺に連設する。
第3面部(他方の長さ面部)13は、長方形であり、第2縁辺L2と平行な第5縁辺L5と、第2縁辺L2と直交する相互に平行な一対の第6縁辺L6と、を有し、この第2縁辺(第2折り曲げ線)L2を介し、直角に折れ曲がって第1面部11の長辺に連設するとともに、第2面部12と対向する。
第4面部(底面部)14は、長方形であり、第5縁辺L5と直交する相互に平行な一対の第7縁辺L7と、第5縁辺L5と平行な第8縁辺L8を有し、この第5縁辺(第5折り曲げ線)L5を介し、直角に折れ曲がって第3面部13の長辺に連設するとともに、第1面部11と対向する。
第5面部(側面部,長さ面部)15は、長方形であり、第8縁辺(第8折り曲げ線)L8を介して、直角に折れ曲がって第4面部14の長辺に連設するとともに、第3面部13と対向する。
一対の第1内フラップ部(幅面部)22は、一対の第4縁辺(第4折り曲げ線)L4を介して、直角に折れ曲がってそれぞれ第2面部12の短辺に連設するとともに、相互に対向する。
一対の第2内フラップ部(幅面部)23は、一対の第6縁辺(第6折り曲げ線)L6を介して、直角に折れ曲がってそれぞれ第3面部13の短辺に連設するとともに、相互に対向する。
一対の第1外フラップ部(幅面部)31は、一対の第3縁辺(第3折り曲げ線)L3を介して、直角に折れ曲がってそれぞれ第1面部11の短辺に連設するとともに、相互に対向する。
一対の第2外フラップ部(幅面部)34は、一対の第7縁辺(第7折り曲げ線)L7を介して、直角に折れ曲がってそれぞれ第4面部14の短辺に連設するとともに、相互に対向する。
(破断線について)
図2(a)及び図3を用いて、本実施形態における、第2面部12における破断線C1、一対の第1内フラップ部22における破断線C2、及び、一対の第4縁辺L4における破断線C3a,C3bについて説明する。ここで、第3面部13における破断線C1、一対の第2内フラップ部23における破断線C2、及び、一対の第6縁辺L6における破断線C3a,C3bは、それぞれ、第2面部12における破断線C1、一対の第1内フラップ部22における破断線C2、及び、一対の第4縁辺L4における破断線C3a,C3bと同様の形態であることから、説明は省略する。
第2面部12には、長さ方向に延在する波形状の第1破断線C1が形成されている。この波形状の第1破断線C1は、破断開始部Csを含む谷部と、緩やかな2つの山部C1aと、この2つの山部C1aからそれぞれ緩やかに下降する曲線を介して、詳細は後述する一対の第2破断線C2へ接続される2つの端部C1bと、を有している。ここで、第2面部12において、第1破断線C1の上方側の領域を、上方側第2面部12aとし、第1破断線C1の下方側の領域を、下方側第2面部12bとする。同様に、第3面部13において、第1破断線C1の上方側の領域を、上方側第3面部13aとし、第1破断線C1の下方側の領域を、下方側第3面部13bとする。本実施形態の波形状の第1破断線C1において、破断開始部Csと詳細は後述する把持用罫線Rsとの2つの交点Csaと、一対の第2破断線C2と接続する2つの端部C1bと、が設けられる高さを、それぞれ包装箱10の高さの略1/2とする。この破断開始部Csは、第5面部15によって覆われない位置(図2(a)参照)、かつ、包装箱10が物品70を収納した状態において、包装箱10と物品70との間に隙間が形成される位置に、切離し開始部となる舌片形状として形成されている。これにより、開封動作時における、ユーザによる破断開始部Csの押し込みを許容するとともに、この押し込みにより破断開始部Csが物品70と接触することにより、物品70を破損させることはない。本実施形態における破断開始部Csは、第2面部12の長さ方向の中心からずれた位置に設けられているが、これに限らず、包装箱10に収納される物品70の配置によっては、第2面部12の長さ方向の中心位置に設けられても良い。ここで、詳細は後述するが、波形状の第1破断線C1及び一対の第2破断線C2は、包装箱10を高さ方向に2分割し、包装箱10を商品展示形態(図9参照)とするために設けられている。
また、一対の第1内フラップ部22には、第1破断線C1に接続されるとともに、その延出方向の端縁へと延在する一対の第2破断線C2がそれぞれ形成される。本実施形態では、第2破断線C2は、第1外フラップ部31と第2外フラップ部34との境目の延長線上に位置するように形成されている。ここで、一対の第1内フラップ部22において、第2破断線C2の上方側の領域を、上方側第1内フラップ部22aとし、第2破断線C2の下方側の領域を、下方側第1内フラップ部22bとする。同様に、一対の第2内フラップ部23において、第2破断線C2の上方側の領域を、上方側第2内フラップ部23aとし、第2破断線C2の下方側の領域を、下方側第2内フラップ部23bとする。
さらに、一対の第4縁辺L4には、第1破断線C1及び第2破断線C2に対して上方及び下方に、上方側第3破断線C3a及び下方側第3破断線C3bがそれぞれ連続して形成されている。同様に、一対の第6縁辺L6には、第1破断線C1及び第2破断線C2に対して上方及び下方に、上方側第3破断線C3a及び下方側第3破断線C3bがそれぞれ連続して形成されている。ここで、詳細は後述するが、本実施形態における上方側第3破断線C3a及び下方側第3破断線C3bは、包装箱10の高さ方向に延在する縁辺(一対の第4縁辺L4及び一対の第6縁辺L6)における変形を容易にするためや、廃棄時において包装箱10が嵩高にならない平面形状にするために設けられている。
本実施形態の第1破断線C1は、破断開始部Csの隣接部において、「Y」の字形状の下部分が一対の第4縁辺L4側に向くような形状を複数配列したもので構成されている。また、本実施形態の第1破断線C1は、端部C1bの隣接部において、略鉤形状としたもので構成されている。さらに、実施形態の第2破断線C2は、略鉤形状を複数配列したもので構成されている。加えて、本実施形態の破断開始部Csは、ユーザの押し込みにより、容易に開口されるために、切り込み同士の間隔を狭くするとともに、切り込みの長さを比較的長くしたもので構成されている。
本実施形態においては、第5縁辺L5、第8縁辺L8、及び、把持用罫線Rsには、折れ曲がりを容易にするために、破断線がそれぞれ形成されているが、これは必須のものではなく、省略しても良い。
(罫線について)
図2(a)及び図3を用いて、本実施形態の第2面部12における罫線Rs,R1,R2について説明する。ここで、図2(b)に示される第3面部13における罫線Rs,R1,R2は、それぞれ、図2(a)に示される第2面部12における罫線Rs,R1,R2と同様の形態であることから、説明は省略する。
第2面部12には、破断開始部Csが包装体1の内側へと容易に折れ曲がることを可能とするように、破断開始部Csの上方近傍に、上方に湾曲する円弧形状の把持用罫線Rsが形成されている。本実施形態における把持用罫線Rsは、上方に湾曲する円弧形状であるが、これに限らず、直線形状としても良い。また、本実施形態において、破断開始部Csと把持用罫線Rsとによって囲まれる領域には、ユーザの指が挿入されることから、高さを15~30mm、長さを50~70mmとすることが好ましい。
また、第2面部12には、破断開始部Csと把持用罫線Rsとの交点Csaの近傍に、上方に向かって互いの間隔が広がる直線として、一対の第1誘導罫線R1が形成されている。具体的には、一対の第1誘導罫線R1は、破断開始部Csと把持用罫線Rsとの交点Csaを通るともに、破断開始部Csの長さ方向両端側を斜め上方に延長させた線上に形成されている。ここで、本実施形態における第1縁辺L1に対する一対の第1誘導罫線R1のなす角度α(図2(a)参照)は、例えば、30°から60°の範囲であるが、好ましくは45°とするものである。これにより、詳細は後述するが、開封動作時における開封する力が、開口部40(図5参照)の上方に集中しないことから、前述した特許文献1における第1の問題点(開口部40上方での千切れ)を解消することができる。
さらに、第2面部12には、第1縁辺L1と一対の第3縁辺L3との交点である上方側角部11aの近傍に、上方に向かって互いの間隔が広がる直線として、一対の第2誘導罫線R2が形成されている。具体的には、一対の第2誘導罫線R2は、詳細は後述するが、第1破断線C1における山部C1aと端部C1bとの間の点と、上方側角部11aとを結ぶ線上に形成されている。ここで、本実施形態における第1縁辺L1に対する一対の第2誘導罫線R2のなす角度β(図2(a)参照)は、例えば、30°から60°の範囲であるが、好ましくは45°とするものである。これにより、詳細は後述するが、開封動作時における開封する力が、第1破断線C1の山部C1aから端部C1bまで有効的に作用することができることから、前述した特許文献1における第2の問題点(山部近傍での分離停止)を解消することができる。さらに、詳細は後述するが、開封動作時に生じる、高さ方向に延在する縁辺(一対の第4縁辺L4及び一対の第6縁辺L6)における変形は、一対の第2誘導罫線R2により、包装箱10と物品70との間に隙間が形成される位置に生じるため、この変形を許容できるとともに、この縁辺の変形により物品70が破損することを防ぐことができる。
本実施形態における把持用罫線Rs、一対の第1誘導罫線R1、及び、一対の第2誘導罫線R2は、包装箱10における折れ曲がりを容易にするために、肉厚を圧縮するように裏ライナの方から罫を入れて形成されたものである。また、本実施形態における第1誘導罫線R1及び第2誘導罫線R2は、それぞれ、上方に向かって互いの間隔が広がる一対の直線として設けられているが、これに限らず、それぞれ、上方に向かって互いの間隔が広がる二対や三対の直線として設けられても良い。
また、本実施形態におけるブランクシート10Bは、第1折り曲げ線L1、第2折り曲げ線L2、第5折り曲げ線L5、及び、第8折り曲げ線L8が段ボールの縦罫線(いわゆる、クリーズ)となり、一対の第3折り曲げ線L3、一対の第4折り曲げ線L4、一対の第6折り曲げ線L6、及び、一対の第7折り曲げ線L7が段ボールの横罫線(いわゆる、スコア)となるように設定されている。本実施形態における罫線の形成方向は、各縁辺に沿ったものであるが、これに限られず、開封し易いという本発明の目的を達成し得るものであれば、いずれの方向に形成されても良い。
<包装箱の組み立てについて>
本実施形態におけるブランクシート10Bから包装箱10を組み立てる一例について説明する。まず、ブランクシート10Bを、裏ライナが上側に位置するように配置し、第1面部11上に、収容する物品70を載置する。次に、第1面部11を中心として、第1折り曲げ線L1及び第2折り曲げ線L2を介して、第2面部12及び第3面部13を折り曲げる。そして、一対の第4折り曲げ線L4及び一対の第6折り曲げ線L6を介して、一対の第1内フラップ部22及び一対の第2内フラップ部23を折り曲げる。続いて、第1内フラップ部22及び第2内フラップ部23の上に重なるように、一対の第3折り曲げ線L3を介して、一対の第1外フラップ部31を折り曲げるとともに、第1内フラップ部22及び第2内フラップ部23に接着する。さらに、第5折り曲げ線L5を介して、第4面部14を折り曲げて、第1面部11と対向させた状態とし、続いて、第1内フラップ部22及び第2内フラップ部23の上に重なるように、一対の第7折り曲げ線L7を介して、一対の第2外フラップ部34を折り曲げるとともに、第1内フラップ部22及び第2内フラップ部23に接着する。最後に、第2面部12の上に重なるように、第8折り曲げ線L8を介して、第5面部15を折り曲げるとともに、第2面部12に接着することで、図1に示した包装箱10が組み立てられる。本実施形態における接着は、例えば、熱溶融樹脂等の接着剤によって貼着(ホットメルト)することにより行われる。また、本実施形態における接着剤の塗布は、各接着部位に対して適宜のタイミングで行うことができる。この組み立てにより、第1面部12を天面部とし、第4面部14を底面部とし、第2面部12、第5面部15及び第3面部13を長さ面部とし、一対の第1内フラップ部22、一対の第2内フラップ部23、一対の第1外フラップ部31及び一対の第2外フラップ部34を幅面部とする包装箱10が形成される。
<包装箱の開封動作について>
図4乃至図9を用いて、包装箱10内に収納された物品70を取り出す際における、包装箱10の開封動作について詳細に説明する。図4は、図1に示される包装箱10の未開封状態における一部拡大斜視図であり、図5乃至図9は、包装箱10の開封動作における、破断開始状態、開口部40から山部C1aへの破断状態、高さ方向に延在する縁辺L4の変形開始状態、高さ方向に延在する縁辺L4の変形にともなう破断状態、及び、開封状態をそれぞれ説明する図である。図中の白抜き矢印A,B,E,F,G,I,Kは、ユーザにより包装箱10に加えられる力の方向を表すものであり、黒塗り矢印D,H,Jは、包装箱10の変形する方向を表している。本実施形態における第2面部及び第3面部13の開封動作は、同時に行っても良いし、片方ずつ別々に行っても良い。ここで、第3面部13における開封動作は、第2面部12における開封動作と同様の形態であることから、説明は省略する。また、第2面部12の開封動作において、破断開始部Csより長さ方向奥側(図4におけるユーザの小指側)の第1破断線C1における開封動作は、破断開始部Csより長さ方向手前側(図4におけるユーザの親指側)の第1破断線C1と同様の形態であることから、説明は省略する。
(破断開始状態)
まず、図4に示す包装箱10の未開封状態において、ユーザの指先を、第1破断線C1の谷部に形成される舌片形状の破断開始部Csへと押し込む(図4中の白抜き矢印A参照)。ここで、破断開始部Csは、切り込み同士の間隔を狭くするとともに、切り込みの長さを比較的長くしたもので構成されていることから、図5に示すように、小さな押し込む力で破断され、開口部40が形成される。その後、指先を、破断開始部Csにさらに押し込むことにより、把持用罫線Rsを介して、破断開始部Csを包装箱10の内側に折り曲げる。この際、親指や手のひらの一部を、第1縁辺L1や第1面部11に接触させることにより、より安定して開封動作を行うことができる。
(開口部から山部への破断状態)
さらに、図5に示すように、ユーザの指を、把持用罫線Rsを介して内側に折り曲がった部分に引っ掛けるとともに、上方側第2面部12aを、第1縁辺L1を回動軸として包装箱10の外方へと回動させ始める(図5中の白抜き矢印B参照)。この状態では、ユーザによる開封する力B(回動力)が、山部C1aに向かって間接的に作用することにより、第1破断線C1を開口部40から山部C1aまで切断させることができる。具体的には、図6に示すように、この開封する力Bにより、把持用罫線Rsの近傍に形成されている第1誘導罫線R1には、下方から上方に向かって順に第1山折り部D(図6中の黒塗り矢印D参照)が生じる。この第1山折り部Dは、ヒンジのように作用するため、開封する力Bは、第1山折り部Dを介して、上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力E(図6中の白抜き矢印E参照)へと変換される。また、このせん断力Eは、第1山折り部Dを介して、第1山折り部Dと第4縁辺L4(C3a)とにより囲まれる上方側第2面部12aを引っ張るように作用する。ここで、本実施形態における第1破断線C1は、図2(a)に示すように、破断開始部Csを含む谷部と、この谷部と端部C1bとの間に配置される緩やかな山部C1aと、を有する波形状である。よって、図6に示される上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力Eは、近接する第1破断線C1の開口部40から山部C1aまで有効的に作用するため、第1破断線C1を山部C1aまで切断させることができる。
本実施形態において、開封する力Bは、開口部40の上方に集中せずに、第1破断線C1により生じる第1山折り部Dを介して、上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力Eに変換されるため、前述した特許文献1における第1の問題点(開口部上方での千切れ)を解消することができる。
(高さ方向に延在する縁辺の変形開始状態)
続いて、図7に示すように、上方側第2面部12aを包装箱10の外方へとさらに回動させる(図7中の白抜き矢印F参照)。この回動力Fが、第4縁辺(高さ方向に延在する縁辺)L4へと間接的に作用することにより、第4縁辺L4の中心部分を、包装箱10の内方(図7中の黒塗り矢印J参照)に凹ませる変形が開始される。具体的には、この回動力Fにより、第1山折り部Dを介して、上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力G(図7中の白抜き矢印G参照)が作用する。この上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力Gにより、上方側角部11aの近傍に形成されている第2誘導罫線R2には、下方から上方に向かって順に第2山折り部H(図7中の黒塗り矢印H参照)が生じる。この第2山折り部Hは、ヒンジのように作用するため、上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力Gは、第2山折り部Hを介して、上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力I(図7中の白抜き矢印I参照)へと変換される。また、このせん断力Iは、第2山折り部Hを介して、第2山折り部Hと上方側の第4縁辺L4(C3a)とにより囲まれる上方側第2面部12aを引っ張るように作用する。これにより、第4縁辺L4の中心部分を、上方側角部11aを回転中心として包装箱10の内方(図7中の矢印J参照)への移動、つまり、包装箱10の内方(図7中の黒塗り矢印J参照)に凹ませる変形が開始される。ここで、本実施形態における第4縁辺L4は、変形させ易くするために、上方側第3破断線C3a及び下方側第3破断線C3bをそれぞれ設けているが、これに限らず、上方側第3破断線C3aのみを設けるものや、上方側第3破断線C3a及び下方側第3破断線C3bを設けないものであっても良い。
(山部から端部への破断状態)
引き続き、図7に示すように、上方側第2面部12aを包装箱10の外方へとさらに回動させる(図7中の白抜き矢印F参照)。この回動力Fが、第4縁辺L4へと間接的に作用し続けることにより、第4縁辺L4の中心部分を包装箱10の内方(図7中の黒塗り矢印J参照)に凹ませる変形が更に進む。この包装箱10の内方への更なる変形は、近接する第1破断線C1の山部C1aから端部C1bまで有効的に作用するため、第1破断線C1を山部C1aから端部C1bまで切断させることができる。この際、図8に示すように、第1破断線C1の破断とともに、第2破断線C2の一部又は全部を同時に切断させることができる。ここで、第4縁辺L4における変形は、一対の第2誘導罫線R2により、包装箱10と物品70との間に隙間が形成される位置に生じるため、この包装箱10の内方へと凹む変形を許容できるとともに、この縁辺の変形により物品70が破損することを防ぐことができる。
本実施形態において、回動力Fは、第2誘導罫線R2により生じる第2山折り部Hを介して、上方側第2面部12aの面上に沿うせん断力Iに変換され、第4縁辺(高さ方向に延在する縁辺)L4を変形させるため、近接する第1破断線C1の山部C1aから端部C1bまで有効的に作用することができる。よって、前述した特許文献1における第2の問題点(山部近傍での分離停止)を解消することができる。
(開封状態)
さらに、図8に示すように、切断されていない第2破断線C2の部分が存在する場合には、ユーザは、回動動作に続き、把持用罫線Rsを介して内側に折り曲がった部分を把持し、上方側第2面部12aを包装箱10の上方へ持ち上げるという一連の持ち上げ動作を行う(図8中の白抜き矢印K参照)。この持ち上げる力Kが、第2破断線C2へと直接的に作用することにより、第2破断線C2を、第2面部12側から第3面部13側に向かって順に切断させることができる。そして、第1内フラップ22が上方側第1内フラップ部22a及び下方側第1内フラップ部22bへと分割することにより、包装箱10が上下方向に2分割され、開封状態へと移行する。図9に示すように、分割された下半分の包装箱10には、物品70が収容状態で配置されている。よって、この下半分の包装箱10は、店頭などにおいて陳列トレーとして活用し得る物品展示形態とすることができる。
以上より、本実施形態において、一対の第1誘導罫線R1及び一対の第2誘導罫線R2により、波形状の第1破断線C1及び第2破断線C2を、包装箱10の開口部40における一連の回動動作及び持ち上げ動作で簡単に切断させ、包装箱10を開封状態とすることができる。
<包装箱を解体する際の動作について>
分割された下半分の包装箱10において、図9に示すように、一対の第4縁辺L4及び一対の第6縁辺L6には、下方側第3破断線C3bがそれぞれ設けられている。また、分割された上半分の包装箱10において、図示は省略するが、同様に、一対の第4縁辺L4及び一対の第6縁辺L6には、上方側第3破断線C3aが設けられている。これにより、上下に分割された包装箱10を解体する際には、上方側第3破断線C3aや下方側第3破断線C3bを切断することにより、資源ごみとしての回収時などに嵩張らない平面形状とすることができる。
本実施形態の包装箱10において、ユーザが包装箱10の開封動作を行いやすくするために、第2面部12、第3面部13、第5面部15、一対の第1外フラップ部31、及び、一対の第2外フラップ部34には、破断開始部CSを含む第1破断線C1や、第2破断線C2の位置を示唆する文字、図形、記号、または、これらを組み合わせたものを印刷しても良い。また、本実施形態の包装箱10において、ユーザが包装箱10の解体動作を行いやすくするために、第1面部11、第2面部12、第3面部13、第4面部14、一対の第1外フラップ部31、及び、一対の第2外フラップ部34には、上方側第3破断線C3aや、下方側第3破断線C3bの位置を示唆する文字、図形、記号、または、これらを組み合わせたものを印刷しても良い。
さらに、本実施形態における包装箱10及びブランクシート10Bの材質は、段ボール製であるが、これに限られず、例えば、厚紙やプラスチック製のものであっても良い。
1 包装体
10 包装箱
10B ブランクシート
11 第1面部(天面部)
12 第2面部(一方の長さ面部)
12a 上方側第2面部
12b 上方側第2面部
13 第3面部(他方の長さ面部)
13a 上方側第3面部
13b 上方側第3面部
14 第4面部(底面部)
15 第5面部(側面部、長さ面部)
22 一対の第1内フラップ部(幅面部)
22a 上方側第1内フラップ部
22b 下方側第1内フラップ部
23 一対の第2内フラップ部(幅面部)
23a 上方側第2内フラップ部
23b 下方側第2内フラップ部
31 一対の第1外フラップ部(幅面部)
34 一対の第2外フラップ部(幅面部)
70 物品
C1 第1破断線
C2 第2破断線
C3a 上方側第3破断線
C3b 下方側第3破断線
Cs 破断開始部
Rs 把持用罫線
R1 一対の第1誘導罫線
R2 一対の第2誘導罫線
L1 第1縁辺(第1折り曲げ線)
L2 第2縁辺(第2折り曲げ線)
L3 一対の第3縁辺(第3折り曲げ線)
L4 一対の第4縁辺(第4折り曲げ線)
L5 第5縁辺(第5折り曲げ線)
L6 一対の第6縁辺(第6折り曲げ線)
L7 一対の第7縁辺(第7折り曲げ線)
L8 第8縁辺(第8折り曲げ線)

Claims (11)

  1. 略直方体の形状を有する包装箱であって、
    長方形の天面部と、長方形の底面部と、前記天面部及び前記底面部のそれぞれの長辺をつなぐ一対の長さ面部と、前記天面部及び前記底面部のそれぞれの短辺をつなぐ一対の幅面部と、
    を備え、
    前記長さ面部には、
    長さ方向に亘って延在し、1つの谷部と、前記谷部に隣接する2つの山部と、2つの前記山部から緩やかに下降する曲線を介して前記幅面部に接続する2つの端部と、を有する波形状の第1破断線と、
    前記第1破断線より上方、かつ、前記谷部を長さ方向に挟む位置にあり、上方に向かって互いの間隔が広がるように傾斜する一対の第1誘導罫線と、
    前記第1破断線より上方、かつ、前記天面部の角部に近接する位置にあり、上方に向かって互いの間隔が広がるように傾斜する一対の第2誘導罫線と、
    が形成され、
    前記幅面部には、
    幅方向に亘って延在し、前記第1破断線に連続する第2破断線と、
    が形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記幅面部は、
    一方の前記長さ面部に連設された一対の第1内フラップ部と、
    他方の前記長さ面部に連設された一対の第2内フラップ部と、
    前記天面部に連設された一対の第1外フラップ部と、
    前記底面部に連設された一対の第2外フラップ部と、を備え、
    前記第1外フラップ部は、前記第1内フラップ部及び前記第2内フラップ部の外側における上半分に接合され、
    前記第2外フラップ部は、前記第1内フラップ部及び前記第2内フラップ部の外側における下半分に接合されており、
    前記第1内フラップ部及び前記第2内フラップ部の高さ方向の中間部に前記第2破断線がそれぞれ形成され、
    前記長さ面部と前記幅面部との間の縁辺において、前記第1破断線及び前記第2破断線が接続する位置より少なくとも上方に亘って破断線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記天面部は、長方形であり、相互に平行な第1縁辺及び第2縁辺と、前記第1縁辺と直交する相互に平行な一対の第3縁辺と、を有し、
    一方の前記長さ面部は、長方形であり、前記第1縁辺と直交する相互に平行な一対の第4縁辺を有するとともに、前記第1縁辺から延びて直角に折れ曲がり、
    他方の前記長さ面部は、長方形であり、前記第2縁辺と平行な第5縁辺と、前記第2縁辺と直交する相互に平行な一対の第6縁辺と、を有するとともに、前記第2縁辺から延び、直角に折れ曲がって一方の前記長さ面部と対向し、
    前記底面部は、長方形であり、前記第5縁辺と直交する相互に平行な一対の第7縁辺を有するとともに、前記第5縁辺から延び、直角に折れ曲がって前記天面部と対向し、
    前記一対の第1内フラップ部は、前記一対の第4縁辺からそれぞれ延び、直角に折れ曲がって相互に対向し、
    前記一対の第2内フラップ部は、前記一対の第6縁辺からそれぞれ延び、直角に折れ曲がって相互に対向し、
    前記一対の第1外フラップ部は、前記一対の第3縁辺からそれぞれ延び、直角に折れ曲がって相互に対向し、
    前記一対の第2外フラップ部は、前記一対の第7縁辺からそれぞれ延び、直角に折れ曲がって相互に対向することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記第1誘導罫線は、前記第1破断線の前記谷部に含まれる破断開始部の長さ方向両端側を延長させた線上に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。
  5. 前記天面部と前記長さ面部との間の縁辺に対する前記第1誘導罫線のなす角度は、30°から60°の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
  6. 前記第2誘導罫線は、前記第2誘導罫線を延長させた線上に前記天面部の角部が位置するように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の包装箱。
  7. 前記天面部と前記長さ面部との間の縁辺に対する前記第2誘導罫線のなす角度は、30°から60°の範囲であることを特徴とする請求項6に記載の包装箱。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の包装箱のブランクシートであって、
    長方形であり、相互に平行な第1折り曲げ線及び第2折り曲げ線と、前記第1折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第3折り曲げ線と、を有する前記天面部と、
    長方形であり、前記第1折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第4折り曲げ線を有し、前記天面部に前記第1折り曲げ線を介して連設される一方の前記長さ面部と、
    長方形であり、前記第2折り曲げ線と平行な第5折り曲げ線と、前記第2折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第6折り曲げ線と、を有し、前記天面部に前記第2折り曲げ線を介して連設される他方の前記長さ面部と、
    長方形であり、前記第5折り曲げ線と直交する相互に平行な一対の第7折り曲げ線を有し、他方の前記長さ面部に前記第5折り曲げ線を介して連設される前記底面部と、
    一方の前記長さ面部に前記一対の第4折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第1内フラップ部と、
    他方の前記長さ面部に前記一対の第6折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第2内フラップ部と、
    前記天面部に前記一対の第3折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第1外フラップ部と、
    前記底面部に前記一対の第7折り曲げ線を介してそれぞれ連設される一対の第2外フラップ部と、
    を備えることを特徴とするブランクシート。
  9. 前記底面部は、前記第5折り曲げ線と平行な第8折り曲げ線を備え、
    前記底面部に前記第8折り曲げ線を介して連設される側面部を備えることを特徴とする請求項8に記載のブランクシート。
  10. 前記一対の第4折り曲げ線及び前記一対の第6折り曲げ線において、前記天面部の角部から少なくとも前記第1破断線及び前記第2破断線が接続する位置に亘って、破断線が形成されることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のブランクシート。
  11. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の包装箱により物品が収容されていることを特徴とする包装体。
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