JP2023010159A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置により取得される画像データから画素値の変化が少ない方向を適切に判断する。【解決手段】画像処理装置は、複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置から画像データを取得する取得部と、着目する画素群の周囲に配置され、前記着目する画素群の色と異なる複数の他の画素群に含まれる少なくとも1つの画素対の画素値の変化量に基づいて、前記着目する画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を判断する方向判断部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
ベイヤー配列の1つの赤色の画素R、2つの緑色の画素Gおよび1つの青色の画素Bの各画素を縦2画素、横2画素の画素群として配列したQBC(Quad Bayer Coding)と称する画素配列を有するイメージセンサが知られている。また、画素R、画素Gおよび画素Bに加えて他の色の画素を含むイメージセンサが知られている。また、この種のイメージセンサで取得した画像データをベイヤー配列の画像データに変換する場合、着目画素の周囲の画素の画素値を使用して補間処理を実施する手法が知られている。
国際公開第2020/246129号公報 国際公開第2020/138466号公報 特開2020-025305号公報 特開2017-158162号公報 特開2019-106576号公報 特開2011-259060号公報
例えば、画素値を補間する場合、画素値の変化が少ない方向が判断され、判断した結果に基づいて補間に使用する画素が決められる。しかしながら、方向の判断が適切でない場合、本来の画像には存在しない図形(アーティファクト)が発生するおそれがある。アーティファクトの発生を抑制するためには、画素値の変化が少ない方向を適切に判断することが重要である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置により取得される画像データから画素値の変化が少ない方向を適切に判断することを目的とする。
本発明の一態様では、画像処理装置は、複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置から画像データを取得する取得部と、着目する画素群の周囲に配置され、前記着目する画素群の色と異なる複数の他の画素群に含まれる少なくとも1つの画素対の画素値の変化量に基づいて、前記着目する画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を判断する方向判断部と、を有する。
開示の技術によれば、複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置により取得される画像データから画素値の変化が少ない方向を適切に判断することができる。
第1の実施形態における画像処理装置を含む画像処理システムの一例を示すイメージ図である。 図1の画像処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図1の移動体に搭載される各種装置の構成の概要を示すブロック図である。 図3の画像処理装置および情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3の撮像装置により取得されたQBC配列の画像データをベイヤー配列の画像データに変換する例を示す説明図である。 図3の画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理の一例を示すフロー図である。 図6のステップS12の処理の一例を示す説明図である。 図6のステップS12の処理の別の例を示す説明図である。 図6のステップS13の処理の一例を示す説明図である。 図6のステップS13の処理の別の例を示す説明図である。 図6のステップS20、S30の処理の一例を示す説明図である。 第2の実施形態における画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理の一例を示すフロー図である。 図12のステップS14の処理の一例を示す説明図である。 図12のステップS15、S16の処理の一例を示す説明図である。 第3の実施形態における画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理の一例を示すフロー図である。 第4の実施形態における画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理の一例を示すフロー図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。以下の説明では、画像データを単に画像と称する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における画像処理装置を含む画像処理システムの一例のイメージを示す。図1に示す画像処理システム100は、例えば、自動車等の移動体200に搭載される。移動体200の進行方向Dの前方、後方、左側および右側と、移動体200の車内の前方には、カメラ等の撮像装置19A、19B、19C、19D、19Eが設置される。以下では、撮像装置19A、19B、19C、19D、19Eを区別なく説明する場合、撮像装置19とも称される。撮像装置19に搭載されるイメージセンサの画素の例は、図5で説明される。
なお、移動体200に設置される撮像装置19の数および設置位置は、図1に限定されない。例えば、1つの撮像装置19が移動体200の前方のみに設置されてもよく、2つの撮像装置19が前方と後方のみに設置されてもよい。あるいは、撮像装置19は、移動体200の天井に設置されてもよい。
また、画像処理システム100が搭載される移動体200は、自動車に限定されず、例えば、工場内で稼働する搬送ロボットまたはドローンでもよい。また、画像処理システム100は、例えば、監視カメラ、デジタルスチルカメラまたはデジタルカムコーダなどの、移動体200に設置された撮像装置19以外の撮像装置19から取得した画像を処理するシステムであってもよい。
各撮像装置19は、有線または無線で画像処理装置10に接続される。さらに、各撮像装置19と画像処理装置10との距離は、図1でイメージされる距離よりも長くてもよい。例えば、撮像装置19で取得した画像データは、ネットワークを介して、移動体200の外部に設置される画像処理装置10に伝送されてもよい。この場合、画像処理装置10および情報処理装置11の少なくとも一方は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
画像処理システム100は、画像処理装置10、情報処理装置11および表示装置12を有する。なお、図1では、説明を分かりやすくするために、上方から俯瞰した移動体200のイメージ図に画像処理システム100が重ねて記載されている。しかしながら、実際には、画像処理装置10および情報処理装置11は、移動体200に搭載される制御基板等に実装され、表示装置12は、移動体200内において、運転者等の人物から見える位置に設置される。なお、画像処理装置10は、情報処理装置11の一部として制御基板等に実装されてもよい。
図2は、図1の画像処理装置10の機能構成の一例を示す。画像処理装置10は、取得部10a、方向判断部10bおよび画像変換部10cを有する。取得部10aは、各撮像装置19により撮像された移動体200の周囲の画像を示す画像データを取得する取得処理を実施する。ここで、撮像装置19は、複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置されたイメージセンサを有する。イメージセンサは、取得した画像データを画像処理装置10に出力する。例えば、イメージセンサは、QBC配列の画素を有してもよい。
方向判断部10bは、着目する画素群の周囲に配置され、着目する画素群の色と異なる複数の他の画素群に含まれる少なくとも1つの画素対の画素値の変化量に基づいて、着目する画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を判断する方向判断処理を実施する。例えば、画素値の変化が少ない方向は、撮像装置19により取得された画像において、輝度が大きく変化する画像の境界部分であるエッジに沿う方向である。
画像変換部10cは、方向判断部10bが判断した方向に基づいて、着目する画素群の画素の少なくともいずれかを、他の色の画素の画素値に置き換える。そして、画像変換部10cは、撮像装置19により取得された画像データを撮像装置19の画素配列と異なる画素配列の画像データに変換し、変換した画像データを出力する。画像変換部10cが出力する画像データは、画像処理結果として表示装置12および情報処理装置11の少なくとも一方に出力されてもよい。
図3は、図1の移動体200に搭載される各種装置の構成の概要を示す。移動体200は、内部ネットワークを介して相互に接続された画像処理装置10、情報処理装置11、表示装置12、少なくとも1つのECU(Electronic Control Unit)13および無線通信装置14を有する。また、移動体200は、センサ15、駆動装置16、ランプ装置17、ナビゲーション装置18および撮像装置19を有する。例えば、内部ネットワークは、CAN(Controller Area Network)またはイーサネット(登録商標)等の車載ネットワークである。
画像処理装置10は、撮像装置19により取得された画像データ(フレームデータ)を受信し、受信した画像データを使用して画像処理を実施する。情報処理装置11は、画像処理装置10により画像処理された画像データを用いて、画像認識等の処理を実施する。例えば、情報処理装置11は、画像処理装置10により生成された画像に基づいて、移動体200の外部の人物、信号または標識等の物体を認識してもよく、認識した物体を追尾してもよい。情報処理装置11は、移動体200の各部を制御するコンピュータとして機能されてもよい。また、情報処理装置11は、ECU13を制御することにより、移動体200の全体を制御してもよい。
表示装置12は、画像処理装置10により生成された画像データを使用して画像および補正画像等を表示する。表示装置12は、移動体200が後進(バック)する際に、移動体200の後進方向の画像をリアルタイムで表示してもよい。また、表示装置12は、ナビゲーション装置18から出力される画像を表示してもよい。
ECU13は、エンジンまたはトランスミッション等の機構部に対応してそれぞれ設けられる。各ECU13は、情報処理装置11からの指示に基づいて、対応する機構部を制御する。無線通信装置14は、移動体200の外部の装置との通信を行う。センサ15は、各種の情報を検出するセンサである。センサ15は、例えば、移動体200の現在の位置情報を取得する位置センサを含んでもよい。また、センサ15は、移動体200の速度を検出する速度センサを含んでもよい。
駆動装置16は、移動体200を移動させるための各種装置である。駆動装置16には、例えば、エンジン、操舵装置(ステアリング)、および制動装置(ブレーキ)等が含まれてもよい。ランプ装置17は、移動体200に搭載された各種灯具である。ランプ装置17には、例えば、前照灯(ヘッドランプ、ヘッドライト)、方向指示器(ウインカー)のランプ、バックライトおよびブレーキランプ等が含まれてもよい。ナビゲーション装置18は、目的地への経路を音声および表示により案内する装置である。
撮像装置19は、例えば、赤色光R、緑色光G、青色光Bをそれぞれ透過する複数種のフィルタを含む画素が搭載されたQBCの画素配列のイメージセンサIMGSを有する。すなわち、イメージセンサIMGSは、検出する光の波長領域が異なる複数種の画素を含む。
上述したように、撮像装置19により取得された画像データは、画像処理装置10により処理される。例えば、画像処理装置10は、QBCの画素配列のイメージセンサIMGSにより取得された画像データを補正(補間)し、ベイヤー配列の画像データを生成する。画像処理装置10が実施する画像処理については、図6から図11で説明される。
なお、撮像装置19は、同色の複数の画素を含む画素群が他の色の画素を含む画素群を挟んで繰り返し配置される、QBCと同様の画素配列のイメージセンサを有してもよい。また、画像処理装置10は、撮像装置19により取得された画像データを、ベイヤー配列以外の画像データに変換してもよい。さらに、画像処理装置10は、補正により生成した画像データを、外部または内部の記録装置に記録してもよい。
図4は、図3の画像処理装置10および情報処理装置11の構成の一例を示す。画像処理装置10および情報処理装置11の構成は、互いに同様であるため、以下では、画像処理装置10の構成が説明される。例えば、画像処理装置10は、バスBUSで相互に接続されたCPU20、インタフェース装置21、ドライブ装置22、補助記憶装置23およびメモリ装置24を有する。
CPU20は、メモリ装置24に格納された画像処理プログラムを実行することで、後述する各種の画像処理を実施する。インタフェース装置21は、図示しないネットワークに接続するために使用される。補助記憶装置23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等であり、画像処理プログラム、画像データおよび画像処理に使用する各種パラメータ等を保持する。
メモリ装置24は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等であり、補助記憶装置23から転送される画像処理プログラム等を保持する。ドライブ装置22は、記録媒体30を接続するインタフェースを有し、例えば、CPU20からの指示に基づいて、記録媒体30に格納された画像処理プログラムを補助記憶装置23に転送する。なお、ドライブ装置22は、補助記憶装置23に記憶された画像データ等を記録媒体30に転送してもよい。
図5は、図3の撮像装置19により取得されたQBC配列の画像データをベイヤー配列の画像データに変換する例を示す。以下の説明では、赤色光Rを透過するフィルタを含む画素PXは、R画素とも称される。緑色光Gを透過するフィルタを含む画素PXは、G画素とも称される。青色光Bを透過するフィルタを含む画素PXは、B画素とも称される。また、撮像装置19により取得された画像データにおいて、R画素の画素値は、R画素値とも称され、G画素の画素値は、G画素値とも称され、B画素の画素値は、B画素値とも称される。
QBC配列は、縦2画素、横2画素の4つのR画素を含むR画素群と、縦2画素、横2画素の4つのG画素をそれぞれ含む2つのG画素群と、縦2画素、横2画素の4つのB画素を含むB画素群とが配置された縦4画素、横4画素の16画素の基本の配列を有する。基本の配列では、R画素群とB画素群とが対角位置に配置され、2つのG画素群が対角位置に配置される。
そして、QBC配列では、16画素の基本の配列が縦方向と横方向に繰り返し配置され、R画素群、G画素群およびB画素群がベイヤー配列状に配置される。以下では、QBC配列の画像データは、QBC画像とも称され、ベイヤー配列の画像データは、ベイヤー画像とも称される。
画像処理装置10は、QBC画像の各画素の画素値を使用して補間処理を実施することで、ベイヤー画像の各画素値を生成する。QBC画像から変換されるベイヤー画像の出力として、フルサイズ出力とビニング出力とがある。フルサイズ出力では、QBC画像の画素数と同じ画素数のベイヤー画像が生成される。ビニング出力では、QBC画像の画素数が1/4に圧縮され、ベイヤー画像が生成される。
ビニング出力では、QBC画像の各画素群が1つの画素として扱われる。ビニング出力では、4つの画素の画素値を1つの画素の画素値として出力されるため、ノイズを抑えて感度を高くすることができ、例えば、照度が低いときの解像度を向上することが可能になる。なお、QBC画像をそのまま出力するRAW出力もフルサイズ出力である。
以下では、画像処理装置10が、QBC画像からフルサイズのベイヤー画像を生成する場合の処理について説明される。画像処理装置10は、QBC配列の画像データをベイヤー配列の画像データに変換する場合、まず、QBC配列の画像データを使用して、画素値の変化が少ない方向を判断する方向判断を実施する。そして、画像処理装置10は、方向判断の結果に基づいて、画素値の補間に使用する画素を決定する。
図5(a)に示すベイヤー配列の画像の拡大図は、画素値の補間により、所定間隔を置いて一方向に延在する複数の線の間を繋ぐ図形(アーティファクト)が発生する例を示している。図5に示すアーティファクトは、例えば、着目画素から離れた画素の画素値を使用して実施した方向判断が正しくない場合、正しくない方向判断の結果に基づいて画素値を補間する場合に発生しやすい。QBC配列では、例えば、着目するR画素群の周囲に位置するR画素は、着目するR画素群から2画素以上離れている。このため、QBC配列の画像データにおいて、同色の画素のみを使用した方向判断に基づく画素値の補正は、アーティファクトの発生原因になり得る。そこで、本実施形態では、画像処理装置10は、例えば、着目するR画素群に隣接するG画素群のG画素を使用して方向判断を実施することで、方向判断の精度を向上し、画素値の補間により発生するアーティファクトを抑制する。
図6は、図3の画像処理装置10が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理フローの一例を示す。すなわち、図6は、画像処理装置10による画像処理方法の一例を示す。図6に示すフローは、例えば、画像処理装置10のCPU20(図4)が画像処理プログラムを実行することにより実現されてもよい。
まず、ステップS10において、画像処理装置10は、QBC画像のR画素およびB画素の位置の画素値をG画素値に変換し、全ての画素がG画素である全G画素画像を生成する。全G画素画像の画像データは、緑画像データの一例である。ステップS10は、ステップS12、S13を含む。例えば、ステップS12に示す処理は、図2の方向判断部10bにより実施され、ステップS13に示す処理は、図2の画像変換部10cにより実施される。
画像処理装置10は、ステップS12において、着目するR画素群に隣接するG画素群のG画素の画素値を使用して、着目するR画素群の中心での方向判断を実施する。また、画像処理装置10は、着目するB画素群に隣接するG画素群のG画素の画素値を使用して着目するB画素群の方向判断を実施する。そして、画像処理装置10は、R画素群およびB画素群のそれぞれの中心位置において画素値の変化が少ない方向を判断する。
G画素で検出可能な光の周波数帯域の一部は、R画素で検出可能な光の周波数帯域およびB画素で検出可能な光の周波数帯域のそれぞれと重複する。このため、G画素値による方向判断は、R画素値による方向判断およびB画素値による方向判断の両方を実施することとほぼ等価である。また、QBCの画素配列では、G画素の数は、R画素の数およびB画素の数の2倍である。このため、G画素値を使用して方向判断を実施することで、R画素値またはB画素値を使用して方向判断する場合に比べて、方向判断の精度を向上することができる。
さらに、画像処理装置10は、各画素群の4つの画素のそれぞれについての方向判断を実施せず、画素群毎に方向判断を実施するため、計算量を抑えて効率よく各画素群の位置での方向判断を実施することができる。また、計算量が抑えられるため、画像処理装置10の回路規模を抑えることができる。ステップS12の処理の例は、図7および図8に示される。
次に、ステップS13において、画像処理装置10は、ステップS12での画素群毎の方向判断の結果に基づいて、補間処理によりR画素群およびB画素群の各画素をG画素に置換する処理を実施する。そして、画像処理装置10は、QBC画像から全G画素画像を生成する。ステップS13の処理の例は、図9および図10に示される。
次に、ステップS20において、画像処理装置10は、画素値を補間後のベイヤー配列でのR画素の周辺に位置するQBC配列でのR画素(周辺R画素)と、全G画素画像において周辺R画素と同じ位置のG画素(周辺G画素)との比R/Gを算出する。また、画像処理装置10は、画素値を補間後のベイヤー配列でのB画素の周辺に位置するQBC配列でのB画素(周辺B画素)と、全G画素画像において周辺B画素と同じ位置のG画素(周辺G画素)との比B/Gを算出する。ステップS20の処理の例は、図11に示される。ステップS20の処理は、図2の画像変換部10cにより実施される。
次に、ステップS30において、画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するR画素に対応する比R/Gに、着目するR画素に対応する全G画素画像のG画素の画素値を乗じてR画素の画素値を算出する。ステップS30の枠内に示す式中の符号*は、乗算符号を示す。画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するB画素に対応する比B/Gに、着目するB画素に対応する全G画素画像のG画素の画素値を乗じてB画素の画素値を算出する。
そして、画像処理装置10は、全G画素画像からベイヤー配列のG画素を取り出し、取り出したG画素と、算出したR画素およびB画素とを使用してベイヤー画像を生成する。ステップS30の処理の例は、図11に示される。ステップS30の処理は、図2の画像変換部10cにより実施される。
図6に示すように、画像処理装置10は、QBC画像から、QBC画像と画素配列が異なるベイヤー画像を生成することができる。この際、画像処理装置10は、着目する画素群の周囲のG画素群の画素値を使用して方向判断を実施することで、画像の変換時にアーティファクトが発生することを抑制することができる。
図7は、図6のステップS12の処理の一例を示す。図7では、説明を分かりやすくするため、QBC画像のR画素、G画素およびB画素に通し番号を付している。図7に示す例では、画像処理装置10は、4つの方向である方向a、方向b、方向c、方向dでのG画素値の変化量を使用して、着目するB画素群またはR画素群の中心位置での方向判断を実施する。画像処理装置10は、4つの方向a、b、c、dにそれぞれ沿う複数の画素対のG画素値の変化量を算出することで、着目する画素群における画素値の変化が少ない方向を4方向のいずれかから選択することができる。なお、図7では、着目する画素群がB画素群である例が示されるが、着目する画素群がR画素群である場合、図7のR画素とB画素とが入れ替えられる。
方向aは図7の横方向であり、画素の配列方向の一例である。方向bは、図7の左下から右上への斜め方向である。方向cは、図7の縦方向であり、画素の配列方向の直交方向の一例である。方向dは、図7の左上から右下への斜め方向であり、方向bの直交方向の一例である。画像処理装置10は、方向判断において、着目するB画素群またはR画素群の上下左右に隣接する8個のG画素の画素値を使用して、方向a、b、c、dの各々でのG画素値の変化量をそれぞれ検出する。なお、以下で説明する差は、絶対値であり、画素値の変化量を示す。
画像処理装置10は、着目する画素群に隣接する画素の画素値を使用することで、着目する画素群内での画素値の変化量の傾向に近い画素値の変化量を使用して方向判断を実施することができる。これにより、画像処理装置10は、着目画素から離れた画素の画素値を使用して方向判断する場合に比べて、着目する画素群の位置での方向判断の精度を向上することできる。
方向aでは、画像処理装置10は、画素値G23、G24の差a0、画素値G32、G35の差を距離3で除した差a1、画素値G42、G45の差を距離3で除した差a2および画素値G53、G54の差a3を算出する。画像処理装置10は、画素対の画素間の距離に応じて重み(距離1または距離3)を変えることで、変化量の傾きを示す差a0、a1、a2、a3を算出することができる。次に、画像処理装置10は、変化量の傾きを示す差a0、a1、a2、a3から、着目する画素群の中心位置の方向aでの分散vaを算出する。
方向bでは、画像処理装置10は、画素値G32、G23の差をルート2で除した差b0および画素値G42、G24の差を2ルート2で除した差b1を算出する。また、画像処理装置10は、画素値G53、G35の差を2ルート2で除した差b2および画素値G54、G45の差をルート2で除した差b3を算出する。次に、画像処理装置10は、変化量の傾きを示す差b0、b1、b2、b3から、着目する画素群の中心位置の方向bでの分散vbを算出する。
方向cでは、画像処理装置10は、画素値G32、G42の差c0、画素値G23、G53の差を距離3で除した差c1、画素値G24、G54の差を距離3で除した差c2および画素値G35、G45の差c3を算出する。次に、画像処理装置10は、変化量の傾きを示す差c0、c1、c2、c3から、着目する画素群の中心位置の方向cでの分散vcを算出する。
方向dでは、画像処理装置10は、画素値G42、G53の差をルート2で除した差d0および画素値G32、G54の差を2ルート2で除した差d1を算出する。また、画像処理装置10は、画素値G23、G45の差を2ルート2で除した差d2および画素値G24、G35の差をルート2で除した差d3を算出する。次に、画像処理装置10は、変化量の傾きを示す差d0、d1、d2、d3から、着目する画素群の中心位置の方向dでの分散vdを算出する。
そして、画像処理装置10は、分散va、vb、vc、vdのうち最も小さい値を検出し、検出した値に対応する方向を画素値の変化が最も少ない方向と判断する。画像処理装置10は、分散を使用することで、画素値の変化が最も少ない方向を統計的に求めることができる。また、例えば、差a1、a2、b1、b2、c1、c2、d1、d2を算出する画素対の各々は、着目する画素群を跨ぐ位置に配置される。これにより、G画素値の成分がない画素群の中心位置での方向判断の精度を向上することができる。
なお、画像処理装置10は、各方向a、b、c、dにおいて、画素対の画素値の差を積算し、積算した値が最も小さい方向を画素値の変化が最も少ない方向と判断してもよい。画素対の2つの画素値の差の合計値により方向を判断する場合、分散を算出する場合に比べて、計算量を削減することができる。
また、画像処理装置10は、着目する画素群の上下左右の方向に隣接する4つの画素群の各々において、画素群内に含まれる画素対の画素値の変化量を算出し、算出結果に基づいて、画素値の変化が少ない方向を検出してもよい。すなわち、画像処理装置10は、着目する画素群を跨がない画素対を選択してもよい。
この場合、例えば、画像処理装置10は、方向aにおいて、画素値G31、G32の変化量、画素値G41、G42の変化量、画素値G35、G36の変化量、画素値G45、G46の変化量を算出する。画像処理装置10は、方向bにおいて、画素値G41、G32の変化量、画素値G45、G36の変化量、画素値G23、G14の変化量、画素値G63、G54の変化量を算出する。
画像処理装置10は、方向cにおいて、画素値G13、G23の変化量、画素値G14、G24の変化量、画素値G53、G63の変化量、画素値G54、G64の変化量を算出する。画像処理装置10は、方向dにおいて、画素値G31、G42の変化量、画素値G35、G46の変化量、画素値G13、G24の変化量、画素値G53、G64の変化量を算出する。
また、画像処理装置10は、図7に示す方向判断に使用する画素対の画素値の変化量に加えて、4つの画素群内の含まれる画素対の画素値の変化量を使用して、方向判断を実施してもよい。
さらに、画像処理装置10は、着目する画素群の対角方向に位置する4つの画素群の画素対の画素値の変化量を、図7に示す方向判断の処理に追加してもよい。この場合、画像処理装置10は、着目するB画素群の対角方向に位置する4つのR画素群を方向判断に使用し、着目するR画素群の対角方向に位置する4つのB画素群を方向判断に使用する。
図8は、図6のステップS12の処理の別の例を示す。図7と同様の要素および同様の処理については、詳細な説明は省略する。図8では、画像処理装置10は、方向判断において、着目するR画素群またはG画素群の上下左右に隣接する8個のG画素の画素値と、さらに外側に位置する8個のG画素の画素値とを使用して、方向a、b、c、dでのG画素値の変化を検出する。差a0-a3、b0-b3、c0-c3、d0-d3は、図7と同じ手法で算出される。
方向aでは、画像処理装置10は、さらに、画素値G31、G32の差a4、画素値G35、G36の差a5、画素値G41、G42の差a6および画素値G45、G46の差a7を算出する。そして、画像処理装置10は、差a0、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7の分散を求めることで、着目する画素群の中心位置での横方向の分散vaを算出する。
方向bでは、画像処理装置10は、さらに、画素値G41、G32の差をルート2で除した差b4および画素値G23、G14の差をルート2で除した差b5を算出する。また、画像処理装置10は、画素値G63、G54の差をルート2で除した差b6および画素値G45、G36の差をルート2で除した差b7を算出する。そして、画像処理装置10は、差b0、b1、b2、b3、b4、b5、b6、b7の分散を求めることで、着目する画素群の中心位置での横方向の分散vbを算出する。
方向cでは、画像処理装置10は、さらに、画素値G13、G23の差c4、画素値G53、G63の差c5、画素値G14、G24の差c6および画素値G54、G64の差c7を算出する。そして、画像処理装置10は、差c0、c1、c2、c3、c4、c5、c6、c7の分散を求めることで、着目する画素群の中心位置での横方向の分散vcを算出する。
方向dでは、画像処理装置10は、さらに、画素値G31、G42の差をルート2で除した差d4および画素値G53、G64の差をルート2で除した差d5を算出する。また、画像処理装置10は、画素値G13、G24の差をルート2で除した差d6および画素値G35、G46の差をルート2で除した差d7を算出する。そして、画像処理装置10は、差d0、d1、d2、d3、d4、d5、d6、d7の分散を求めることで着目する画素群の中心位置での横方向の分散vdを算出する。
そして、画像処理装置10は、図7と同様に、分散va、vb、vc、vdのうち最も小さい値を検出し、検出した値に対応する方向をエッジの方向であると判断する。図8においても、画像処理装置10は、分散を使用することで、画素値の変化が最も少ない方向を統計的に求めることができる。
図8では、画像処理装置10は、着目する画素群に隣接する画素の画素値だけでなく、さらに外側に位置する画素の画素値を使用して方向判断を実施することで、方向判断に使用する画素対の変化量の数を増やすことができる。これにより、画像処理装置10は、着目する画素群の位置での方向判断の精度を向上することできる。
なお、画像処理装置10は、分散を算出することなく、各方向において、画素対の画素値の差を積算し、積算した値が小さい方向を画素値の変化が最も少ない方向と判断してもよい。この場合、分散を算出する場合に比べて、計算量を削減することができる。また、画像処理装置10は、画素値の変化量を算出するG画素群の画素対の数を、図8に比べてさらに追加してもよい。この際、画像処理装置10は、着目する画素群を跨がない画素対のみを選択してもよい。また、画像処理装置10は、着目する画素群の対角方向に位置する4つの画素群の画素対の画素値の変化量を、図8に示す方向判断の処理に追加してもよい。
なお、図7および図8では、画像処理装置10は、4つの方向a、b、c、dの各々での画素値の変化量に基づいて画素値の変化が少ない方向を求めるが、8方向または16方向での画素値の変化量に基づいて画素値の変化が少ない方向を求めてもよい。方向数を増やすほど、計算量が増える反面、方向判断の精度を向上することができる。
図9は、図6のステップS13の処理の一例を示す。画像処理装置10は、図7または図8で判断した方向に基づいて、QBC画像において、各B画素群の4つのB画素をG画素に置き換える処理と、各R画素群の4つのR画素をG画素に置き換える処理とを実施する。以下では、B画素群の各B画素をG画素に置き換える処理が説明されるが、R画素群の各R画素をG画素に置き換える処理も、図9内に記載した式と同じ式を使用して実施される。
画像処理装置10は、R画素群の各R画素をG画素に置き換える場合、着目画素の周囲に位置するG画素のうち、図7または図8で判断したエッジの方向に沿うG画素を使用して、置き換えるG画素値を算出する。以下では、図9の左上に示すB画素群の左上のB画素をG画素(G33)に置き換える例が説明される。
画像処理装置10は、判断したエッジが方向aの場合、左側に隣接する画素G32の画素値の2倍と、右側に1画素離れた画素G35の画素値との和を3で除した値を画素値G33とする。画像処理装置10は、判断したエッジが方向bの場合、右上に隣接する画素G24の画素値と、左下に隣接する画素G42の画素値との和を2で除した値を画素値G33とする。
画像処理装置10は、判断したエッジが方向cの場合、上側に隣接する画素G23の画素値の2倍と、下側に1画素離れた画素G53の画素値との和を3で除した値を画素値G33とする。画像処理装置10は、判断したエッジが方向dの場合、まず、左側に隣接する画素G32の画素値と上側に隣接する画素G23の画素値との3倍を算出する。そして、画像処理装置10は、上記で3倍した画素値と、下側に1画素離れた画素G53の画素値と、右下側にほぼ1画素離れた画素G45の画素値の和を8で除した値を画素値G33とする。
B画素群の他のB画素の画素値も、上述と同様にして、判断したエッジの方向に応じた式を使用してG画素値が算出される。B画素群の右上のB画素の画素値をG画素値(G34)に置き換える計算は、図9の右上の式に示される。B画素群の左下のB画素の画素値をG画素値(G43)に置き換える計算は、図9の左下の式に示される。B画素群の右下のB画素の画素値をG画素値(G44)に置き換える計算は、図9の右下の式に示される。
図10は、図6のステップS13の処理の別の例を示す。図9と同様の処理については、詳細な説明は省略する。図10に示す例では、画像処理装置10は、G画素群に隣接するG画素だけでなく、G画素群に隣接するG画素のさらに1つ外側のG画素を使用して、B画素から置き換えるG画素の画素値を算出する。なお、R画素群の各R画素をG画素に置き換える処理も、図10内に示す式と同じ式を使用して実施される。
以下では、左上に示すG画素群の左上のB画素をG画素(G33)に置き換える例が説明される。画像処理装置10は、判断したエッジが方向aの場合、左側に1画素離れた画素G31の画素値の3倍と、左側に隣接する画素G32の画素値の8倍と、右側に1画素離れた画素G35の画素値の7倍との和を18で除した値を画素値G33とする。画像処理装置10は、判断したエッジが方向bの場合、右上に隣接する画素G24の画素値と、左下に隣接する画素G42の画素値との和を2で除した値を画素値G33とする。
画像処理装置10は、判断したエッジが方向cの場合、上側に1画素離れた画素G13の画素値の3倍と、上側に隣接する画素G23の画素値の8倍と、下側に1画素離れた画素G53の画素値の7倍との和を18で除した値を画素値G33とする。画像処理装置10は、判断したエッジが方向dの場合、図9に示した方向dでの式と同じ式を使用して、画素G33を算出する。
B画素群の他のB画素の画素値も、上述と同様にして、判断したエッジの方向に応じた式を使用してG画素値が算出される。B画素群の右上のB画素の画素値をG画素値(G34)に置き換える計算は、図10の右上の式に示される。B画素群の左下のB画素の画素値をG画素値(G43)に置き換える計算は、図10の左下の式に示される。B画素群の右下のB画素の画素値をG画素値(G44)に置き換える計算は、図10の右下の式に示される。
図9および図10では、画像処理装置10は、QBC画像において、B画素群またはR画素群に隣接するG画素群の画素値を使用して、B画素またはR画素から置き換えるG画素の画素値を算出する。このため、画像処理装置10は、B画素群またはR画素群に隣接しないG画素群の画素値を使用して、B画素またはR画素から置き換えるG画素値を算出する場合に比べて、G画素値を精度よく算出することができる。また、画像処理装置10は、QBC画像において、B画素群およびR画素群の各画素をG画素に変換し、QBC画像のG画素については変換しない。このため、全G画素画像を生成するための計算量の増加を抑制することができる。
図11は、図6のステップS20、S30の処理の一例を示す。図11に示すステップS20では、QBC画像において、太い破線枠で示す縦5画素、横5画素の25画素を使用して、25画素の中央のベイヤー配列での画素R33の比R/Gを算出する例が示される。ここで、QBC画像の画素B33は、ベイヤー配列では画素R33に変換される。
ステップS20において、画像処理装置10は、QBC画像の25画素のうち、補間により生成する画素R33と同色の画素R11、R12、R15、R21、R22、R25、R51、R52、R55の画素値を加算し、和SumR33を算出する。画素R33は、変換画素の一例である。また、画像処理装置10は、全G画素画像において、画素値を加算したR画素と同じ位置にある画素G11、G12、G15、G21、G22、G25、G51、G52、G55の画素値を加算し、和SumG33を算出する。次に、画像処理装置10は、和SumR33を和SumG33で除することで比R/Gを算出する。
そして、画像処理装置10は、ステップS30において、ステップS20で算出した画素R33の比R/Gに、全G画素画像において、対応する画素位置の画素値G33を乗じることで、画素R33の画素値を算出する。なお、画像処理装置10は、25画素の位置をずらして、ステップS20を実施し、和SumRと和SumGとを算出し、比R/Gを算出する。そして、画像処理装置10は、ステップS30を実施し、比R/Gに対応するG画素の画素値を乗じることで、ベイヤー配列でのR画素の画素値を算出する。
画像処理装置10は、図11に示す処理を、ベイヤー配列においてR画素になるQBC画像の画素だけでなく、ベイヤー配列においてB画素になるQBC画像の画素に対しても実施する。この場合、画像処理装置10は、QBC画像の25画素のうち、補間するB画素と同色の画素の画素値を加算し、和SumBを算出する。そして、画像処理装置10は、ベイヤー配列においてB画素になるQBC画像の画素毎に、比B/Gを算出する。
なお、画像処理装置10は、和SumRおよび和SumBを算出する場合、着目画素からの距離に応じて画素値を重み付けしてもよい。この場合、画像処理装置10は、着目画素に近いほど重みを大きく設定する。
例えば、25画素のうち、補間する画素R33と同色の画素の画素値に基づいて画素R33を補間する場合、補間する着目画素の位置により、25画素中の同色の画素数が異なり、着目画素との距離が異なる。これにより、補間する着目画素の位置に応じて画素値の解像度が変化し、色むらが発生するおそれがある。これに対して、ステップS20による補間方法では、R画素値およびB画素値より解像度が高いG画素値に基づいて生成された画素値が均一な全G画素画像を利用することで、ベイヤー配列に変換後の画像の色むらの発生を抑制することができる。
なお、画像処理装置10は、例えば、画素の位置がQBC画像とベイヤー画像とで同じR画素およびB画素についても、ステップS20の手法を使用して、画素値を補間することが好ましい。これにより、補間する画素の画素値と補間しない画素の画素値との間での画素値がばらつく問題を解決することができる。
以上、この実施形態では、R画素群、G画素群およびB画素群が繰り返し配置されるQBC配列等の画像データにおいて、画素値の変化が少ない方向を適切に判断することができる。
画像処理装置10は、着目する画素群に隣接する画素の画素値を使用することで、着目する画素群内での画素値の変化量の傾向に近い画素値の変化量を使用して方向判断を実施することができる。これにより、画像処理装置10は、着目画素から離れた画素の画素値を使用して方向判断する場合に比べて、着目する画素群の位置での方向判断の精度を向上することできる。
画像処理装置10は、着目する画素群に隣接する画素の画素値だけでなく、さらに外側に位置する画素の画素値を使用して方向判断を実施することで、方向判断に使用する画素対の変化量の数を増やすことができる。これにより、画像処理装置10は、着目する画素群の位置での方向判断の精度を向上することできる。
画像処理装置10は、着目する画素群を跨ぐ位置に配置される画素対の画素値の差に基づいて方向を判断するため、G画素値の成分がない画素群の中心位置での方向判断の精度を向上することができる。また、画像処理装置10は、着目する画素群の中心位置において画素値の変化が少ない方向を判断するため、計算量を抑えて効率よく各画素群の位置での方向判断を実施することができる。計算量が抑えられるため、画像処理装置10の回路規模を抑えることができる。
画像処理装置10は、画素対の2つの画素値の差を積算し、積算した値が小さい方向を画素値の変化が最も少ない方向と判断することで、分散から方向判断する場合に比べて、計算量を削減することができる。なお、画像処理装置10は、分散を使用して方向判断することで、画素値の変化が最も少ない方向を統計的に求めることができる。
画像処理装置10は、縦方向、横方向および2つの斜め方向にそれぞれ沿う複数の画素対の画素値の変化量を算出することで、着目する画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を4方向のいずれかから選択することができる。
画像処理装置10は、QBC画像から、QBC画像と画素配列が異なるベイヤー画像を生成することができる。この際、画像処理装置10は、着目する画素群の周囲のG画素群の画素値を使用して方向判断を実施することで、画像の変換時にアーティファクトが発生することを抑制することができる。
画像処理装置10は、QBC画像においてR画素およびB画素より数が多いG画素の画素値を使用して方向判断することで、R画素値またはB画素値を使用して方向判断する場合に比べて、方向判断の精度を向上することができる。
方向判断の結果に基づくG画素値の補間処理により全G画素画像を生成することで、補間処理により生成されるG画素値の精度を向上することができる。精度の高いG画素値により比R/Gおよび比B/Gを使用してR画素値およびB画素値を算出することで、アーティファクトの発生を抑制して、QBC画像からベイヤー画像を生成することができる。また、画像処理装置10は、R画素値およびB画素値より解像度が高いG画素値に基づいて生成された画素値が均一な全G画素画像を利用することで、ベイヤー配列に変換後の画像の色むらの発生を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図12は、第2の実施形態における画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理フローの一例を示す。すなわち、図12は、画像処理装置による画像処理方法の一例を示す。図6と同様の処理については、詳細な説明は省略する。
図12に示すフローを実施する画像処理装置10は、図1から図4に示す画像処理装置10と同様であり、情報処理装置11および表示装置12とともに画像処理システム100に搭載される。図12に示すフローは、例えば、図3の画像処理装置10のCPU20(図4)が画像処理プログラムを実行することにより実現されてもよい。
なお、図12に示すフローは、画像処理装置10に搭載されるFPGAまたはASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。あるいは、図12に示すフローは、ハードウェアとソフトウェアとを協働させることで実現されてもよい。
画像処理システム100は、例えば、自動車、搬送ロボットまたはドローン等の移動体200に搭載される。なお、画像処理システム100は、監視カメラ、デジタルスチルカメラまたはデジタルカムコーダなどの撮像装置から取得した画像を処理するシステムであってもよい。
まず、ステップS11において、画像処理装置10は、QBC画像の各画素を、全ての画素がGray画素である全gray画素画像データを生成する。全gray画素画像データは、混合画像データの一例である。ここで、Gray画素の画素値は、画素R、画素G、画素Bの画素値を混合することで生成され、グレー色に対応する。ステップS11は、ステップS12、S13、S14、S15、S16を含む。ステップS12、S13は、それぞれ図6のステップS12、S13と同様である。すなわち、画像処理装置10は、ステップS12、S13の処理により、全G画素画像を生成する。
画像処理装置10は、ステップS14において、QBC画像を使用して、着目する画素位置の周辺のR画素を使用して補間処理を実施し、着目する画素位置の画素をR画素に置換する。そして、画像処理装置10は、QBC画像から全ての画素がR画素である全R画素画像を生成する。全R画素画像の画像データは、赤画像データの一例である。ステップS14の処理の例は、図13に示される。
画像処理装置10は、ステップS15において、QBC画像を使用して、着目する画素位置の周辺のB画素を使用して補間処理を実施し、着目する画素位置の画素をB画素に置換する。そして、画像処理装置10は、QBC画像から全ての画素がB画素である全B画素画像を生成する。全B画素画像の画像データは、青画像データの一例である。ステップS15の処理の例は、図14に示される。
次に、ステップS16において、画像処理装置10は、各画素位置において、全G画素画像の画素値と、全R画素画像の画素値と、全B画素画像の画素値とを所定の比率で混合し、全Gray画素画像を生成する。
次に、ステップS22において、画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するR画素の位置の周辺のR画素(周辺R画素)と、全Gray画素画像において周辺R画素と同じ位置のGray画素(周辺Gray画素)との比R/Grayを算出する。また、画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するB画素の位置の周辺のB画素(周辺B画素)と、全Gray画素画像において周辺B画素と同じ位置のGray画素(周辺Gray画素)との比B/Grayを算出する。
さらに、画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するG画素の周辺に位置するG画素(周辺G画素)と、全Gray画素画像において周辺G画素と同じ位置のGray画素(周辺Gray画素)との比G/Grayを算出する。画像処理装置10は、ステップS22の処理を図11に示したステップS20処理と同様に実施する。
次に、ステップS32において、画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するR画素に対応する比R/Grayに、着目するR画素に対応する全Gray画素画像のGray画素を乗じてR画素を算出する。画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するB画素に対応する比B/Grayに、着目するB画素に対応する全Gray画素画像のGray画素を乗じてB画素を算出する。さらに、画像処理装置10は、ベイヤー配列での着目するG画素に対応する比G/Grayに、着目するG画素に対応する全Gray画素画像のGray画素を乗じてG画素を算出する。そして、画像処理装置10は、算出したR画素、B画素、G画素によりベイヤー画像を生成する。画像処理装置10は、ステップS32の処理を図11に示したステップS30処理と同様に実施する。
図13は、図12のステップS14の処理の一例を示す。図13では、QBC画像の縦6画素、横6画素の36画素が例として示されるが、画像処理装置10は、QBC画像の全画素を使用して全R画素画像を生成する。
ステップS14において、画像処理装置10は、縦3画素、横3画素の9画素を補間に使用する画素とし、9画素の位置を1画素ずつずらしながらR画素の補間処理を実施する。画像処理装置10は、各9画素において、中心に一番近いR画素を9画素の中心のR画素とすることで、全R画素画像を生成する。例えば、画像処理装置10は、図13の右側に示す16通りの9画素の各々において、太枠で示すR画素の画素値を、9画素の中心のR画素の画素値に設定する。
図14は、図12のステップS15、S16の処理の一例を示す。図13と同様の処理については、詳細な説明は省略する。ステップS15において、画像処理装置10は、9画素の位置を1画素ずつずらしながら、各9画素において、中心に一番近いB画素を9画素の中心のB画素とすることで、全B画素画像を生成する。例えば、画像処理装置10は、図14の右側に示す16通りの9画素の各々において、太枠で示すB画素の画素値を、9画素の中心のB画素の画素値に設定する。
次に、ステップS16において、画像処理装置10は、各画素位置において、全G画素画像、全R画素画像および全B画素画像を使用して、全Gray画素画像を生成する。例えば、画像処理装置10は、全G画素画像の各画素値に重みGwを乗じ、全R画素画像の各画素値に重みRwを乗じ、全B画素画像の各画素値に重みBwを乗じる。
例えば、重みの総計が1.0になるように、重みGwは、0.8に設定され、重みR、Bは、それぞれ0.1に設定される。なお、重みGw、Rw、Bwの値は、上記に限定されないが、G画素値の成分は、緑色の成分だけでなく赤色の成分と青色の成分とを含むため、重みGwは、重みRw、Bwより大きく設定されることが好ましい。そして、画像処理装置10は、画素の位置毎にG画素、R画素およびB画素の乗算結果を加算することで、全Gray画素画像を生成する。
以上、この実施形態においても上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、R画素群、G画素群およびB画素群が繰り返し配置されるQBC配列等の画像データにおいて、画素値の変化が少ない方向を適切に判断することができる。そして、方向判断の結果に基づくG画素値の補間処理により全G画素画像を生成することで、補間処理により生成されるG画素値の精度を向上することができる。
さらに、この実施形態では、画像処理装置10は、全G画素画像と全R画素画像と全B画素画像とから全Gray画素画像を生成し、全Gray画素画像から比R/Gray、比B/Gray、比G/Grayを算出する。そして、画像処理装置10は、比R/Gray、比B/Gray、比G/Grayのそれぞれに各画素の画素値を乗じることで、ベイヤー画像を生成する。全Gray画素画像を使用することで、例えば、G画素値が小さいQBC画像においても、アーティファクトの発生を抑制して、QBC画像からベイヤー画像を生成することができる。
(第3の実施形態)
図15は、第3の実施形態における画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理フローの一例を示す。すなわち、図15は、画像処理装置による画像処理方法の一例を示す。図6と同様の処理については、詳細な説明は省略する。
図15に示すフローを実施する画像処理装置10は、図1から図4に示す画像処理装置10と同様であり、情報処理装置11および表示装置12とともに画像処理システム100に搭載される。図15に示すフローは、例えば、図3の画像処理装置10のCPU20が画像処理プログラムを実行することにより実現されてもよい。
図15に示す処理フローは、図6の処理フローにステップS40が追加されることを除き、図6に示す処理フローと同様である。画像処理装置10は、ステップS30を実施する前に、ステップS40において、全G画素画像に対してフィルタ処理を実施する。例えば、画像処理装置10は、フィルタ処理としてノイズ除去処理またはエッジ強調処理等を実施し、ノイズが少ない全G画素画像または解像度が高い全G画素画像を生成してもよい。これにより、画像処理装置10は、ノイズが少ないベイヤー画像または解像度が高いベイヤー画像を生成することができる。
以上、この実施形態においても上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、フィルタ処理された全G画素画像の画素値を使用して、R画素値およびB画素値を算出することで、ノイズが少ないベイヤー画像または解像度が高いベイヤー画像をQBC画像から生成することができる。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態における画像処理装置が実施するQBC画像をベイヤー配列画像に変換する処理の一例を示す。すなわち、図16は、画像処理装置による画像処理方法の一例を示す。図12と同様の処理については、詳細な説明は省略する。
図16に示すフローを実施する画像処理装置10は、図1から図4に示す画像処理装置10と同様であり、情報処理装置11および表示装置12とともに画像処理システム100に搭載される。図16に示すフローは、例えば、図3の画像処理装置10のCPU20が画像処理プログラムを実行することにより実現されてもよい。
図16に示す処理フローは、図12の処理フローにステップS41が追加されることを除き、図12に示す処理フローと同様である。画像処理装置10は、ステップS32を実施する前に、ステップS41において、全Gray画素画像に対してフィルタ処理を実施する。例えば、画像処理装置10は、フィルタ処理としてノイズ除去処理またはエッジ強調処理等を実施し、ノイズが少ない全Gray画素画像または解像度が高い全Gray画素画像を生成してもよい。これにより、画像処理装置10は、ノイズが少ないベイヤー画像または解像度が高いベイヤー画像を生成することができる。
以上、この実施形態においても上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、フィルタ処理された全Gray画素画像の画素値を使用して、R画素値、B画素値、G画素値を算出することで、ノイズが少ないベイヤー画像または解像度が高いベイヤー画像をQBC画像から生成することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 画像処理装置
10a 取得部
10b 方向判断部
10c 画像変換部
11 情報処理装置
12 表示装置
13 ECU
14 無線通信装置
15 センサ
16 駆動装置
17 ランプ装置
18 ナビゲーション装置
19(19A、19B、19C、19D、19E) 撮像装置
20 CPU
21 インタフェース装置
22 ドライブ装置
23 補助記憶装置
24 メモリ装置
30 記録媒体
100 画像処理システム
200 移動体
BUS バス
IMGS イメージセンサ
PX 画素

Claims (12)

  1. 複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置から画像データを取得する取得部と、
    着目する画素群の周囲に配置され、前記着目する画素群の色と異なる複数の他の画素群に含まれる少なくとも1つの画素対の画素値の変化量に基づいて、前記着目する画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を判断する方向判断部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記方向判断部は、前記複数の他の画素群の画素のうち、前記着目する画素群に隣接する画素の画素値を使用して画素値の変化が少ない方向を判断する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記方向判断部は、さらに、前記複数の他の画素群の画素のうち、前記着目する画素群に隣接する画素の隣の画素の画素値を使用して、画素値の変化が少ない方向を判断する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記方向の判断に使用する前記画素対の少なくともいずれかは、前記着目する画素群を跨ぐ位置に配置される
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記方向判断部は、複数の方向毎に、方向に沿って位置する複数の前記画素対の画素値の差を積算し、積算した値が小さい方向を画素値の変化が少ない方向と判断する
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記方向判断部は、複数の方向毎に、方向に沿って位置する複数の前記画素対の画素値の変化量の傾きの分散を算出し、算出した分散が小さい方向を画素値の変化が少ない方向と判断する
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記複数の方向は、画素の配列方向、前記配列方向の直交方向、前記配列方向の斜め方向および前記斜め方向の直交方向を含む
    請求項5または請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記方向判断部が判断した方向に基づいて、前記着目する画素群の画素の少なくともいずれかを、他の色の画素の画素値に置き換えることで、前記撮像装置により取得された画像データを前記撮像装置の画素配列と異なる画素配列の画像データに変換する画像変換部を有する
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像変換部は、前記撮像装置により取得されるQBC配列の画像データをベイヤー配列の画像データに変換する
    請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記方向判断部は、着目する赤の画素群または着目する青の画素群の周囲に位置する緑の画素群に含まれる少なくとも1つの画素対の画素値の変化量に基づいて、着目する赤の画素群または着目する青の画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を判断する
    請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記方向判断部は、QBC配列の画像データにおいて、着目する赤の画素群または着目する青の画素群の周囲に配置される複数の緑の画素群の画素値に基づいて、前記着目する赤の画素群の位置または前記着目する青の画素群の位置での画素値の変化が少ない方向を判断する
    請求項9または請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 複数の画素を各々含む複数色の画素群が繰り返し配置された撮像装置から画像データを取得する取得処理と、
    着目する画素群の周囲に配置され、前記着目する画素群の色と異なる複数の他の画素群に含まれる少なくとも1つの画素対の画素値の変化量に基づいて、前記着目する画素群の位置における画素値の変化が少ない方向を判断する方向判断処理と、
    を実施する画像処理方法。
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