JP2023008581A - 通信システム、通信装置、通信方法、および通信プログラム - Google Patents

通信システム、通信装置、通信方法、および通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ペリフェラル端末が複数のアプリケーションで利用されるとともに、当該複数のアプリケーションが異なるセントラル端末で実行され得る環境において、各アプリケーションにおいてペリフェラル端末を好適に利用できるための仕組みを提供する。【解決手段】通信システムは、第1端末と第2端末とを含む。第2端末は、第1端末で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶する記憶部と、第1端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、記憶部に記憶された、第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2情報を送信する送信部とを含む。第1端末は、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報と、第2端末から受信した第2情報との比較結果に基づいて、第2端末とのデータ通信に係る処理を決定する決定部を含む。【選択図】図5

Description

本技術は、通信システム、通信装置、通信方法、および通信プログラムに関する。
情報処理装置がアプリケーションを実行する際に、無線通信によって他の装置とデータをやり取りするような構成が広く実用化されている。例えば、特開2017-34655号公報(特許文献1)は、2つの携帯端末と2つのBLE端末がある通信システムを開示する。この通信システムにおいては、携帯端末をセントラルとし、BLE端末をペリフェラルとして携帯端末とBLE端末とが接続される。
特開2017-34655号公報
ペリフェラル端末は、セントラル端末で実行されるアプリケーションで利用されることがある。ここで、あるペリフェラル端末を、複数種類のアプリケーションで利用することが考えられる。一方で、当該ペリフェラル端末を利用する複数のアプリケーションは、同じセントラル端末で実行されるとは限らない。
本技術は、ペリフェラル端末が複数のアプリケーションで利用されるとともに、当該複数のアプリケーションが異なるセントラル端末で実行され得る環境において、各アプリケーションにおいてペリフェラル端末を好適に利用できるための仕組みを提供する。
ある実施の形態に従う通信システムは、1または複数のアプリケーションを実行する第1端末と、無線通信により第1端末とデータ通信する第2端末とを含む。第2端末は、第1端末で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶する記憶部と、第1端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、記憶部に記憶された、第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2情報を送信する送信部とを含む。第1端末は、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報と、第2端末から受信した第2情報との比較結果に基づいて、第2端末とのデータ通信に係る処理を決定する決定部を含む。
この構成によれば、1または複数の第1端末で様々なアプリケーションが実行される場合であっても、各アプリケーションに対応付けられた第2端末との間で適切なデータ通信を行うことができる。第2端末は、第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた識別情報をペア情報として記憶するので、第1端末で実行されるアプリケーションと第2端末との間でデータ通信を開始するのに必要な処理を簡素化できる。
第1端末は、ユーザの操作を受け付ける装置と管理サーバとを含んでいてもよい。この構成によれば、第1端末に必要なリソース(記憶容量およびプロセッサリソース)を適切に設計できる。
第1端末は、ペア情報として用いられる第1情報を生成する生成部をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、第1端末と第2端末とが接続されたときに、第1端末から第2端末に対して、ペア情報に必要な第1情報を提供できる。
生成部は、管理サーバに設けられていてもよい。この構成によれば、ペア情報に必要な第1情報の生成を管理サーバで一元的に処理できる。
管理サーバは、第3情報と第2情報と比較するようにしてもよい。この構成によれば、第3情報と第2情報との比較を管理サーバで一元的に実行できる。
第1端末は、第2端末と接続すると、当該接続した第2端末のアドレスを記憶する第2記憶部をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、過去に接続したことのある第1端末と第2端末との間で再接続する場合に、必要な処理を低減できる。
第1端末は、第2端末から送信されるアドバタイズを受信して、接続対象の第2端末を検索する検索部をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、第1端末は、第1端末の周囲に存在する第2端末を検索し、より容易に対象の第2端末とデータ通信を開始できる。
第1端末は、受信したアドバタイズの送信元の第2端末のアドレスが第2記憶部に記憶されているアドレスに含まれていれば、当該送信元の第2端末と接続処理を開始するとともに、接続後に要求を当該第2端末へ送信するようにしてもよい。この構成によれば、第1端末と第2端末とを自動的に接続するとともに、第2端末とのデータ通信に係る処理を続けて実行できる。
第2端末は、複数種類のアドバタイズを送信するように構成されていてもよい。第1端末で実行されるアプリケーションの各々は、複数種類のアドバタイズのうちアプリケーションに特有の1または複数のアドバタイズを参照するように構成されていてもよい。この構成によれば、第1端末で実行されるアプリケーション毎に適切なアドバタイズを用いて、データ通信に係る処理を実行できる。
複数種類のアドバタイズは、常時送信されるアドバタイズを含んでいてもよい。このとき、第1端末で実行されるアプリケーションのうち、常時送信されるアドバタイズを参照するように構成されたいずれのアプリケーションも、常時送信されるアドバタイズの送信を停止可能に構成されてもよい。この構成によれば、常時送信されるアドバタイズを参照するように構成されたいずれのアプリケーションからであっても、ユーザは常時送信されるアドバタイズを停止できる。
別の実施の形態に従う通信装置は、1または複数のアプリケーションを実行する実行部と、無線通信によりペリフェラル端末とデータ通信する通信部とを含む。ペリフェラル端末は、実行部で実行されるアプリケーションに対応付けられた識別情報を第1情報として記憶している。通信装置は、ペリフェラル端末から取得した第2情報と、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報との比較結果に基づいて、ペリフェラル端末とのデータ通信に係る処理を決定する決定部を含む。
さらに別の実施の形態に従う通信装置は、1または複数のアプリケーションを実行するセントラル端末と無線通信によりデータ通信する通信部と、セントラル端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた識別情報を第1情報として記憶する記憶部と、前記セントラル端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、記憶部に記憶された、前記セントラル端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2情報を送信する送信部とを含む。
さらに別の実施の形態に従えば、無線通信によりデータ通信する第1端末および第2端末が実行する通信方法が提供される。通信方法は、第1端末が、1または複数のアプリケーションを実行するステップと、第2端末が、第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報をペア情報として記憶するステップと、第2端末が、前記第1端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、ペア情報を参照して、前記第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2情報を送信するステップと、第1端末が、第2端末から受信した第2情報と、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報との比較結果に基づいて、第2端末とのデータ通信に係る処理を決定するステップとを含む。
さらに別の実施の形態に従えば、1または複数のアプリケーションを実行する通信装置において実行される通信プログラムが提供される。通信プログラムは通信装置に、無線通信によりペリフェラル端末とデータ通信するステップを実行させる。ペリフェラル端末は、通信装置で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報をペア情報として記憶している。通信プログラムは、通信装置に、ペリフェラル端末から取得した第2情報と、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報との比較結果に基づいて、ペリフェラル端末とのデータ通信に係る処理を決定するステップとを実行させる。
本技術によれば、アプリケーション毎にデータ通信の対象が異なるような構成においても、ユーザビリティを維持できる。
本実施の形態に関連する一般的な通信システムの概要を説明するための図である。 本実施の形態に従う通信システムの概要を説明するための図である。 本実施の形態に従う通信システムに含まれるセントラル端末のハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に従う通信システムに含まれるペリフェラル端末のハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に従う通信システムの機能構成例を示す模式図である。 本実施の形態に従う通信システムにおけるセントラル端末とペリフェラル端末との初回接続における処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態に従う通信システムにおけるセントラル端末とペリフェラル端末との再接続における処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態の変形例1の変形例に従う通信システムの概要を説明するための図である。 本実施の形態の変形例1に従う通信システムにおけるセントラル端末とペリフェラル端末との初回接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態の変形例1に従う通信システムにおけるセントラル端末とペリフェラル端末との再接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態の変形例2に従う通信システムの概要を説明するための図である。 本実施の形態の変形例2に従う通信システムにおけるセントラル端末とペリフェラル端末との初回接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態の変形例2に従う通信システムにおけるセントラル端末とペリフェラル端末との再接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態の変形例3に従う通信システム1におけるセントラル端末とペリフェラル端末との初回接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態の変形例3に従う通信システム1におけるセントラル端末とペリフェラル端末との再接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。 本実施の形態に従う通信システムのセントラル端末が提供するユーザインターフェイス画面の一例を示す模式図である。 本実施の形態に従う通信システムのセントラル端末が提供するユーザインターフェイス画面の別の一例を示す模式図である。 本実施の形態に従う通信システムのペリフェラル端末が送信するアドバタイズの一例を示す模式図である。 本実施の形態に従う通信システムのセントラル端末が提供するユーザインターフェイス画面のさらに別の一例を示す模式図である。
本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[A.概要]
まず、本実施の形態に関連する一般的な通信システムの概要について説明する。図1は、本実施の形態に関連する一般的な通信システム1Aの概要を説明するための図である。
図1を参照して、通信システム1Aは、例えば、通信装置の一例であるセントラル端末100と、セントラル端末100と無線通信によりデータをやり取り可能なペリフェラル端末200とを含む。
セントラル端末100は、例えば、スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム装置などの任意の情報処理装置である。セントラル端末100は、1または複数のアプリケーションを実行する。ペリフェラル端末200は、例えば、コントローラ、スピーカ、ヘッドホン、カメラ、携帯デバイスなどの任意の通信装置である。
ペリフェラル端末200は、無線通信によりセントラル端末100とデータ通信する。セントラル端末100とペリフェラル端末200との間の無線通信には、典型的には、Bluetooth(登録商標)を用いることができる。以下の説明においては、主として、Bluetoothを用いる構成例について説明するが、ZigBee(登録商標)、無線LAN(IEEE802.11)、赤外線通信などの任意の無線通信を用いてもよい。
図1に示す例では、通信システム1Aは、2つのセントラル端末100A,100Bと、ペリフェラル端末200とを含む。セントラル端末100Aは、アプリケーション150Aおよびアプリケーション150Bを実行可能になっており、セントラル端末100Bは、アプリケーション150Cを実行可能になっている。すなわち、アプリケーション150A,150Bは、セントラル端末100Aにインストールされており、アプリケーション150Cは、セントラル端末100Bにインストールされている。
説明の便宜上、図1には、セントラル端末100Aがアプリケーション150Aを実行している状態と、セントラル端末100Aがアプリケーション150Bを実行している状態とを並べて描いている。なお、アプリケーションを「アプリ」と略称する場合もある。
セントラル端末100で実行されるアプリケーション150は、ペリフェラル端末200とデータ通信するものであれば、どのようなプログラムであってもよい。
図1に示す通信システム1Aにおいて、ペリフェラル端末200は、アプリケーション150A,150B,150Cを実行する際に利用される。但し、アプリケーション150A,150B,150Cは、同じセントラル端末100で実行されるとは限らない。
一般的なBluetoothを実装したペリフェラル端末200は、接続したことのあるセントラル端末100とのペアリング情報を保持し、セントラル端末100からの接続要求に対して、ペアリング情報を参照して応答する。
図1に示す例では、ペリフェラル端末200のペアリング情報270は、セントラル端末100AのアドレスA、および、セントラル端末100BのアドレスBを含み得る。
しかしながら、図1に示すように、アプリケーション150Aまたはアプリケーション150Bがセントラル端末100Aで実行される場合には、セントラル端末100Aとペリフェラル端末200とを接続する必要がある。一方、アプリケーション150Cがセントラル端末100Bで実行される場合には、セントラル端末100Bとペリフェラル端末200とを接続する必要がある。
このように、ペリフェラル端末200がアプリケーション150A,150B,150Cで利用される場合に、アプリケーション150A,150B,150Cが同じセントラル端末100で実行されるとは限らない。すなわち、ペリフェラル端末200を利用する複数のアプリケーションが存在する場合に、当該複数のアプリケーションが異なるセントラル端末100にインストールされるような利用シーンが想定される。
そこで、本実施の形態に従う通信システム1においては、セントラル端末100とペリフェラル端末200との接続関係をアプリケーション毎に規定するためのペア情報260が用いられる。ペリフェラル端末200が有しているペア情報260は、アプリケーション毎の識別情報を含む。このようなペア情報260を用いることで、各アプリケーション150においてペリフェラル端末200を好適に利用できるようになる。
図2は、本実施の形態に従う通信システム1の概要を説明するための図である。図2を参照して、一例として、ペリフェラル端末200のペア情報260は、各アプリケーション150に対応付けられた識別情報264を含む。図2に示す例では、ペア情報260は、(1)アプリケーション種別情報262A(アプリケーション150Aを示す)と対応する識別情報264Aとの組、(2)アプリケーション種別情報262B(アプリケーション150Bを示す)と対応する識別情報264Bとの組、(3)アプリケーション種別情報262C(アプリケーション150Cを示す)と対応する識別情報264Cとの組を含む。
アプリケーション150A,150B,150Cの各々は、ペア情報260に含まれる識別情報264と同じ値の識別情報164をペア情報160として有している。より具体的には、セントラル端末100Aのアプリケーション150Aは、ペア情報260の識別情報264Aと同じ値の識別情報164Aをペア情報160Aとして有している。セントラル端末100Aのアプリケーション150Bは、ペア情報260の識別情報264Bと同じ値の識別情報164Bをペア情報160Bとして有している。セントラル端末100Bのアプリケーション150Cは、ペア情報260の識別情報264Cと同じ値の識別情報164Cをペア情報160Cとして有している。
図2に示すように、セントラル端末100のペア情報160と、ペリフェラル端末200のペア情報260とを照合することで、アプリケーション150毎に接続を管理できる。このとき、アプリケーション150が実行されるセントラル端末100は、いずれであってもよい。
本明細書において、「ペア情報」は、任意のセントラル端末100(あるいは、特定のセントラル端末100)で実行される特定のアプリケーション150と特定のペリフェラル端末200との接続の組合せを(実質的に)一意に決定するための情報とも言える。
「ペア情報」に含まれる識別情報は、接続の組合せを一意に特定し、組合せを互いに区別できるユニークな情報を含む。そのため、識別情報は、アプリケーション150自体の種別情報のみ、あるいは、セントラル端末100のアドレスのみではなく、例えば、ランダムに決定される値(乱数)を用いることができる。その他、実質的に組合せを互いに区別できるユニークな情報であれば適宜に生成されてもよい。
なお、ペア情報160およびペア情報260は、任意のアプリケーションを実行するセントラル端末100がペリフェラル端末200と接続する際に生成あるいは更新される。ペア情報160およびペア情報260の生成および更新に係る処理の詳細については、後述する。
[B.ハードウェア構成例]
次に、本実施の形態に従う通信システム1を構成する装置のハードウェア構成の一例について説明する。
(b1:セントラル端末100)
図3は、本実施の形態に従う通信システム1に含まれるセントラル端末100のハードウェア構成を示す模式図である。図3を参照して、セントラル端末100は、コンピュータの一例であり、プロセッサ102と、メモリ104と、ストレージ106と、ディスプレイ114と、操作部116と、音声出力部118と、無線通信部120とを含む。これらのコンポーネントは、バス112を介して、互いにデータ通信可能に接続されている。
プロセッサ102は、セントラル端末100が提供する処理を実行するための処理主体(処理手段)である。プロセッサ102は、ストレージ106が記憶しているシステムプログラム108およびアプリケーション150を読み込んでメモリ104に展開して、後述するような各種の情報処理を実行する。
システムプログラム108は、後述する通信処理を含む各種処理を実現するための命令コードを含む。すなわち、システムプログラム108は、本実施の形態に従う通信プログラムを含む。
メモリ104は、プロセッサ102がアクセス可能な任意の記憶装置(記憶媒体)であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)といった揮発性記憶装置を用いて実装される。
ストレージ106は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性記憶媒体を用いて実装される。ストレージ106は、例えば、光ディスクおよびカートリッジといったセントラル端末100に着脱可能な記憶媒体を用いて実装してもよい。この場合、セントラル端末100と任意の記憶媒体とを組合せることで通信装置が実現されることになる。
ストレージ106は、システムプログラム108、1または複数のアプリケーション150、ならびにペア情報160などを記憶される。なお、ペア情報160は、アプリケーション150毎に個別のファイルとして格納されてもよい。
ディスプレイ114は、プロセッサ102で実行される情報処理の結果として生成される画像を表示する。ディスプレイ114には、他の装置から受信した画像が表示される場合もある。ディスプレイ114は複数であってもよい。また、1または複数の外部ディスプレイをセントラル端末100が利用する構成であってもよい。
操作部116は、セントラル端末100のユーザからの操作を受け付ける。操作部116は、例えば、押ボタン、操作レバー、タッチパネル、マウスなどを含む。操作部116は、セントラル端末100とは別体の、有線または無線で接続されるゲームコントローラであってもよい。
音声出力部118は、セントラル端末100からユーザに対して音声を提供する。
無線通信部120は、ペリフェラル端末200との間で無線信号を介してデータをやり取りする。無線通信部120は、一例として、Bluetoothに従う無線通信を実装している。無線通信部120は、接続情報170を記憶できるようになっている。すなわち、無線通信部120は、ペリフェラル端末200と接続すると、当該接続したペリフェラル端末200のアドレス(接続情報170)を記憶する記憶部を有している。
なお、無線通信部120の処理の全部または一部をプロセッサ102により実現してもよい。
図3には、セントラル端末100を一体の装置として描くが、複数の装置の集合体として実装してもよい。すなわち、セントラル端末100を複数の独立した装置の組合せによって実装してもよい。例えば、プロセッサ102、メモリ104、ストレージ106に相当するハードウェアを有する本体部と、ディスプレイ114、操作部116、音声出力部118に相当するハードウェアを有する端末部とからなる構成を採用してもよい。
また、セントラル端末100において実行される情報処理の少なくとも一部が、ネットワーク(広域ネットワークおよび/またはローカルネットワーク)上に分散配置された1または複数の他の装置によって分散的に実行されるようにしてもよい。
(b2:ペリフェラル端末200)
図4は、本実施の形態に従う通信システム1に含まれるペリフェラル端末200のハードウェア構成を示す模式図である。図4を参照して、ペリフェラル端末200は、コンピュータの一例であり、無線通信部220を含む。また、ペリフェラル端末200は、入力部202と、出力部204とを含んでいてもよい。
無線通信部220は、セントラル端末100との間で無線信号を介してデータをやり取りする。より具体的には、無線通信部220は、入力部202などからの入力情報をセントラル端末100へ送信するとともに、セントラル端末100からの指令を出力部204などへ与える。無線通信部220は、一例として、Bluetoothに従う無線通信を実装している。
無線通信部220は、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150毎に対応付けられた識別情報264をペア情報260として記憶する記憶部を有している。本明細書において、「第1情報」は、識別情報264を含み、例えば、識別情報264のみ、および、アプリケーション種別情報262と識別情報264との組を含む。
入力部202は、様々な情報を取得する。入力部202は、例えば、押ボタン、操作レバー、タッチパネル、マウスなどのような、ユーザからの操作情報を取得するデバイスを含む。また、入力部202は、例えば、振動センサ(加速度センサ)、温度センサ、圧力センサ、GPS(Global Positioning System)受信機などのような、ペリフェラル端末200に関する各種情報を取得するデバイスを含む。
出力部204は、ユーザに対して各種情報を提供する。出力部204は、例えば、ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)などの視覚的情報を提供するデバイス、スピーカやブザーなどの聴覚的情報を提供するデバイス、バイブレータや電熱素子などの触覚的情報を提供するデバイスなどを含む。
(b3:その他)
セントラル端末100および/またはペリフェラル端末200において実行される処理は、プロセッサがプログラムを実行することで実現されてもよいし、その一部または全部が、SoC(system on chip)、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)などのハードワイヤード回路により実現されてもよい。
[C.機能構成]
図5は、本実施の形態に従う通信システム1の機能構成例を示す模式図である。図5を参照して、セントラル端末100は、機能構成として、検索部130と、アプリケーション実行部132と、処理決定部134と、比較部136と、中継部138と、識別情報生成部140とを含む。これらの機能構成は、典型的には、セントラル端末100のプロセッサ102がシステムプログラム108および/またはアプリケーション150を実行することで実現される。
検索部130は、ペリフェラル端末200から送信されるアドバタイズを受信して、接続対象のペリフェラル端末200を検索する。
アプリケーション実行部132は、1または複数のアプリケーション150を実行する。なお、アプリケーション実行部132の一部は、アプリケーション150に含まれる命令コードにより実現されてもよい。
処理決定部134は、実行中のアプリケーション150に対応付けられた識別情報164と、ペリフェラル端末200から受信した識別情報264との比較結果に基づいて、ペリフェラル端末200とのデータ通信に係る処理を決定する。決定されるデータ通信に係る処理の一例としては、ペリフェラル端末200とのデータ通信を継続、データ通信の中止、登録済みのペリフェラル端末200ではない旨の通知、ペア情報の初回登録などが挙げられる。具体的な処理例については後述する。
比較部136は、実行中のアプリケーション150に対応付けられた識別情報164と、ペリフェラル端末200から受信した識別情報264とを比較する。比較部136による比較の結果は、処理決定部134へ提供される。
中継部138は、ペリフェラル端末200から受信した識別情報264を管理サーバ300へ送信するとともに、管理サーバ300から比較結果を受信する。管理サーバ300は、実行中のアプリケーション150に対応付けられた識別情報164と、ペリフェラル端末200から受信した識別情報264とを比較する。管理サーバ300の詳細については、図8~図15を参照して後述する。
識別情報生成部140は、ペア情報160,260として用いられる識別情報164,264を生成する。より具体的には、識別情報生成部140は、乱数発生器を有しており、乱数を用いて、識別情報164,264を決定する。なお、識別情報生成部140は、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150の種別を示すアプリケーション種別情報を生成するようにしてもよい。
ペリフェラル端末200は、無線通信部220を有している。無線通信部220は、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150からの要求に応答して、無線通信部220(記憶部)に記憶された識別情報264などを送信する送信部を有している。
[D.処理手順]
次に、本実施の形態に従う通信システム1における処理手順の一例について説明する。
図6は、本実施の形態に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との初回接続における処理手順を示すシーケンス図である。図6には、任意のアプリケーションを実行中のセントラル端末100とペリフェラル端末200との間での接続を最初に確立する場合の処理手順を示す。図6に示す処理手順において、セントラル端末100は、アプリケーション150を実行しているとする。
図6を参照して、セントラル端末100は、接続可能なペリフェラル端末200を検索する(シーケンスSQ10)。接続可能なペリフェラル端末200の検索は、実行中のアプリケーション150におけるユーザ操作などに従って開始されてもよいし、所定のタイミングで自動的に開始されてもよい。典型的には、セントラル端末100は、周囲に存在するペリフェラル端末200からのアドバタイズをスキャンすることで、接続可能なペリフェラル端末200を見つける。なお、複数のペリフェラル端末200がセントラル端末100の周囲に存在する場合は、セントラル端末100は、ペリフェラル端末200の各々からアドバタイズを受信することになる。原則として、アドバタイズ自体は、ペア情報260(あるいは識別情報264(第1情報))を含まない。
セントラル端末100は、ユーザ操作などに従って、接続可能なペリフェラル端末200のうち指定されたペリフェラル端末200との間で接続処理を開始する(シーケンスSQ12)。
続いて、セントラル端末100は、接続中のペリフェラル端末200に対して、保持している識別情報264を要求する(シーケンスSQ14)。このとき、セントラル端末100からペリフェラル端末200には、実行中のアプリケーション150の種別を示すアプリケーション種別情報が送信される。
ペリフェラル端末200は、自端末のペア情報260を参照して、指定されたアプリケーション種別情報と同じアプリケーション種別情報262に対応する識別情報264を送信する(シーケンスSQ16)。なお、接続を最初に確立する場合には、対応する識別情報264がペア情報260に登録されていないので、識別情報264として無効な値が送信される。
このように、シーケンスSQ14およびシーケンスSQ16においては、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150からの要求に応答して、ペリフェラル端末200は、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150に対応付けられた第1情報(例えば、識別情報264)に基づく第2情報(例えば、識別情報264)を送信する。
なお、本明細書において、「第2情報」は、識別情報264を含む情報または識別情報264に基づいて生成された情報を含む。識別情報264を含む情報としては、例えば、識別情報264のみ、および、アプリケーション種別情報262と識別情報264との組を含む。そのため、「第2情報」として、例えば、識別情報264のみではなく、アプリケーション種別情報262と識別情報264との組をセントラル端末100へ送信するようにしてもよい。この処理は、後述のシーケンスSQ48(図7,10,13)についても同様である。
セントラル端末100は、ペリフェラル端末200からの識別情報264が無効な値であるか否かを判断する(シーケンスSQ18)。
ペリフェラル端末200からの識別情報264が有効な値であれば(シーケンスSQ18においてNO)、ペリフェラル端末200に何らかのペア情報260が先に登録されている状態であるので、ユーザへペア情報260の更新の要否などを通知する。この通知に対して、所定のユーザ操作が行われることで、シーケンスSQ20以下の処理が続行されてもよい。この場合は、ペリフェラル端末200に登録されているペア情報260が更新されることになる。なお、このとき、ペリフェラル端末200に記憶されている各種データ、例えばユーザに関する情報やペリフェラル端末200の使用履歴を消去してもよい。
これに対して、ペリフェラル端末200からの識別情報264が無効な値であれば(シーケンスSQ18においてYES)、セントラル端末100は、ペリフェラル端末200に登録する識別情報264の値を決定する(シーケンスSQ20)。識別情報264の値は、ランダムに決定されてもよい。そして、セントラル端末100は、接続中のペリフェラル端末200に対して、決定した識別情報264をペア情報260として登録するように要求する(シーケンスSQ22)。このとき、セントラル端末100からペリフェラル端末200には、アプリケーション種別情報262および識別情報264が送信される。
識別情報264の登録要求に応答して、ペリフェラル端末200は、指定されたアプリケーション種別情報262および識別情報264をペア情報260として登録する(シーケンスSQ24)。このように、ペリフェラル端末200は、セントラル端末100で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた識別情報264をペア情報260として記憶する。
一方、セントラル端末100は、接続中のペリフェラル端末200のアドレス(例えば、Bluetooth Device Address)を接続情報170に登録する(シーケンスSQ26)。また、セントラル端末100は、実行中のアプリケーションのペア情報260として、決定した識別情報264と同じ値の識別情報164をペア情報160として登録する(シーケンスSQ28)。
以上のような初回接続に係る一連の処理が完了すると、セントラル端末100とペリフェラル端末200との間でデータ通信が開始される(シーケンスSQ30)。
図7は、本実施の形態に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との再接続における処理手順を示すシーケンス図である。図7には、任意のアプリケーションを実行中のセントラル端末100とペリフェラル端末200との間での接続を2回目以降に確立する場合の処理手順を示す。図7に示す処理手順において、セントラル端末100は、アプリケーション150を実行しているとする。
図7を参照して、セントラル端末100は、接続可能なペリフェラル端末200を検索する(シーケンスSQ40)。接続可能なペリフェラル端末200の検索は、実行中のアプリケーション150におけるユーザ操作などに従って開始されてもよいし、所定のタイミングで自動的に開始されてもよい。
セントラル端末100は、接続可能なペリフェラル端末200のうち、接続情報170に登録されているアドレスと同じアドレスを有しているペリフェラル端末200を接続先として決定する(シーケンスSQ42)。そして、セントラル端末100は、決定したペリフェラル端末200との間で接続処理を開始する(シーケンスSQ44)。
続いて、セントラル端末100は、接続中のペリフェラル端末200に対して、保持している識別情報264を要求する(シーケンスSQ46)。このとき、セントラル端末100からペリフェラル端末200には、実行中のアプリケーションの種別を示すアプリケーション種別情報が送信される。
このように、セントラル端末100は、受信したアドバタイズの送信元のペリフェラル端末200のアドレスが無線通信部120に記憶されている記憶されているアドレス(接続情報170)に含まれていれば、当該送信元のペリフェラル端末200と接続処理を開始するとともに、接続後に識別情報264の要求をペリフェラル端末200へ送信する。
このようなセントラル端末100で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、ペリフェラル端末200は、自端末のペア情報260を参照して、指定されたアプリケーション種別情報と同じアプリケーション種別情報262に対応する識別情報264を送信する(シーケンスSQ48)。
セントラル端末100は、実行中のアプリケーションに対応付けられた識別情報164と、ペリフェラル端末200から受信した識別情報264とを比較する(シーケンスSQ50)。そして、セントラル端末100は、実行中のアプリケーションに対応付けられた識別情報164と、ペリフェラル端末200から受信した識別情報264との比較結果が予め定められた再接続の条件を満たしているか否かを判断する(シーケンスSQ52)。例えば、再接続の条件は、ペリフェラル端末200が応答した識別情報264がセントラル端末100の識別情報164と一致することを含む。
比較結果が再接続の条件を満たしていなければ(シーケンスSQ52においてNO)、接続処理は中止される。これに対して、比較結果が再接続の条件を満たしていれば(シーケンスSQ52においてYES)、セントラル端末100とペリフェラル端末200との間でデータ通信が開始される(シーケンスSQ54)。
なお、比較結果が再接続の条件を満たしていない場合(シーケンスSQ52においてNO)には、接続処理の中止に代えて、あるいは、接続処理の中止に加えて、対象のペリフェラル端末200との接続の切断、登録済みのペリフェラル端末200ではない旨の通知、初回接続の処理への切換、といった処理を行うようにしてもよい。なお、例えば初回接続の処理に切り換える場合には、ペリフェラル端末200に記憶されている各種データ、例えばユーザに関する情報やペリフェラル端末200の使用履歴を消去してもよい。
このように、セントラル端末100は、実行中のアプリケーション150に対応付けられた第3情報(例えば、識別情報164)と、ペリフェラル端末200から受信した第2情報との比較結果に基づいて、ペリフェラル端末200とのデータ通信に係る処理を決定する。
上述したように、本明細書において、「第2情報」は、識別情報264を含む情報または識別情報264に基づいて生成された情報を含む。そして、比較対象とされる「第3情報」は、識別情報264を含む情報または識別情報264に基づいて生成された情報を含み、例えば第2情報と同じ情報である。なお、「第3情報」は第2情報と異なっていてもよい。いずれにせよ、「第3情報」は、「第2情報」と比較可能な情報を含むことになる。
[E.変形例1]
上述の説明においては、セントラル端末100がペア情報の管理に係る処理を実行する実装例を示すが、これに限らず、必要な処理の全部または一部をセントラル端末100とは別のコンピューティングリソース(典型的には、クラウド上にあるコンピューティングリソース)を利用して実現してもよい。以下、管理サーバがペア情報の管理に係る処理の一部を実行する形態について例示する。
図8は、本実施の形態の変形例1に従う通信システム1の概要を説明するための図である。図8を参照して、通信システム1は、セントラル端末100およびペリフェラル端末200に加えて、管理サーバ300A,300B,300C,…(以下、「管理サーバ300」と総称することもある。)を含む。
図8に示す構成例において、セントラル端末100はユーザの操作を受け付ける装置として機能することになり、セントラル端末100と管理サーバ300とを一体の処理主体(第1端末)とみなすことができる(以下の変形例1~3において同様である)。
管理サーバ300は、アプリケーション毎に設けられる。例えば、管理サーバ300A,300B,300Cは、それぞれアプリケーション150A,150B,150Cに対応付けて設けられている。管理サーバ300は、セントラル端末100に代わって、ペア情報160を管理する。
管理サーバ300が管理するペア情報160は、ユーザ識別情報166と識別情報164との組を1または複数含む。より具体的には、管理サーバ300Aは、アプリケーション150Aに関するペア情報160Aを管理する。ペア情報160Aは、ユーザ識別情報166Aと識別情報164Aとの組を1または複数含む。同様に、管理サーバ300Bは、アプリケーション150Bに関するペア情報160Bを管理し、管理サーバ300Cは、アプリケーション150Cに関するペア情報160Cを管理する。ペア情報160Bおよびペア情報160Cに含まれる情報についてもペア情報160Aと同様である。
管理サーバ300は、後述するように、セントラル端末100からの通知に従って、ペア情報160の作成、変更、削除などを行うとともに、ペリフェラル端末200からの識別情報の認証などの処理を実行する。
ユーザ識別情報166は、管理サーバ300がユーザを一意に区別するための任意の情報である。例えば、ユーザ識別情報166としては、ユーザアカウント、ランダムに決定される値(乱数)、セントラル端末100の識別情報、実行されるセントラル端末100毎に異なるアプリケーションの識別情報などを用いることができる。但し、ユーザ識別情報166は、ユーザ自身を特定する必要はない。
管理サーバ300は、典型的には、1または複数の汎用コンピュータによって実現される。そのため、ここでは、管理サーバ300のハードウェア構成例の説明は繰り返さない。
図9は、本実施の形態の変形例1に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との初回接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。図9に示す処理手順は、図6に示す処理手順に類似しているため、変更点のみを説明する。より具体的には、図6に示すシーケンスSQ20の処理に代えて、シーケンスSQ34~SQ38の処理が実行される。また、シーケンスSQ28は不要となる。
ペリフェラル端末200からの識別情報264が無効な値であれば(シーケンスSQ18においてYES)、セントラル端末100は、ユーザ識別情報166を管理サーバ300へ送信する(シーケンスSQ32)。
管理サーバ300は、ペリフェラル端末200からユーザ識別情報166を受信すると、受信したユーザ識別情報166に対応する識別情報164の値を決定し(シーケンスSQ34)、ユーザ識別情報166と識別情報164との組をペア情報160として登録する(シーケンスSQ36)。なお、同じユーザ識別情報166に対応付けられた識別情報164が既に登録されていれば、管理サーバ300は、既に登録されている情報を今回決定した値で更新する。なお、このとき、ペリフェラル端末200に記憶されている各種データ、例えばユーザに関する情報やペリフェラル端末200の使用履歴を消去してもよい。
すなわち、変形例1においては、ペア情報160,260として用いられる識別情報164,264を生成する識別情報生成部140(図5参照)が管理サーバ300に設けられている。
続いて、管理サーバ300は、登録したユーザ識別情報166に含まれる識別情報164をペリフェラル端末200へ送信する(シーケンスSQ38)。そして、セントラル端末100は、接続中のペリフェラル端末200に対して、管理サーバ300から受信した識別情報164と同じ識別情報264をペア情報260として登録するように要求する(シーケンスSQ22)。このとき、セントラル端末100からペリフェラル端末200には、識別情報264に加えてアプリケーション種別情報262も送信されてもよい。
以上のような初回接続に係る一連の処理が完了すると、セントラル端末100とペリフェラル端末200との間でデータ通信が開始される。
図10は、本実施の形態の変形例1に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との再接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。図10に示す処理手順は、図7に示す処理手順に類似しているため、変更点のみを説明する。より具体的には、図7に示すシーケンスSQ50,SQ52の処理に代えて、シーケンスSQ56~SQ62の処理が実行される。
セントラル端末100は、ペリフェラル端末200から識別情報264を受信すると、ユーザ識別情報166および受信した識別情報264を管理サーバ300へ送信する(シーケンスSQ56)。
管理サーバ300は、登録しているペア情報160を参照して、セントラル端末100から受信したユーザ識別情報166に対応する識別情報164を抽出し、抽出した識別情報164と受信した識別情報264とを比較する(シーケンスSQ58)。そして、管理サーバ300は、比較結果が予め定められた再接続の条件を満たしているか否かを判断する(シーケンスSQ60)。例えば、再接続の条件は、抽出した識別情報164が受信した識別情報264と一致することを含む。
比較結果が再接続の条件を満たしていなければ(シーケンスSQ60においてNO)、接続処理は中止される。これに対して、比較結果が再接続の条件を満たしていれば(シーケンスSQ60においてYES)、管理サーバ300は、接続可能である旨をセントラル端末100へ通知する(シーケンスSQ62)。これによって、セントラル端末100とペリフェラル端末200との間でデータ通信が開始される(シーケンスSQ54)。
なお、比較結果が再接続の条件を満たしていない場合(シーケンスSQ58においてNO)には、管理サーバ300は、接続不可能である旨をセントラル端末100へ通知してもよい。なお、接続不可能の通知に代えて、あるいは、接続不可能の通知に加えて、初回接続の処理に切り換えてもよい。このとき、ペリフェラル端末200に記憶されている各種データ、例えばユーザに関する情報やペリフェラル端末200の使用履歴を消去してもよい。あるいは、セントラル端末100は、所定時間内に管理サーバ300からの通知がなければ(タイムアウト)、処理を中止するようにしてもよい。
このように、管理サーバ300は、セントラル端末100で実行中のアプリケーション150に対応付けられた第3情報(例えば、識別情報164)と、ペリフェラル端末200から受信した第2情報とを比較する。
変形例1の構成によれば、セントラル端末100ではなく管理サーバ300がペア情報160を管理するため、セントラル端末100が管理するペア情報160が書き換えられることで、第3情報と第2情報との比較結果が影響を受け得るといった事態を回避できる。
[F.変形例2]
上述の変形例1においては、管理サーバ300が管理するペア情報160は、ユーザ識別情報166と識別情報164との組を1または複数含む。このようなペア情報160に含まれる各組について、ペリフェラル端末アドレス168をさらに対応付けるようにしてもよい。
図11は、本実施の形態の変形例2に従う通信システム1の概要を説明するための図である。図11を参照して、管理サーバ300が管理するペア情報160は、ペリフェラル端末アドレス168と、ユーザ識別情報166と、識別情報164との組を1または複数含む。より具体的には、管理サーバ300Aは、アプリケーション150Aに関するペア情報160Aを管理する。ペア情報160Aは、ペリフェラル端末アドレス168Aと、ユーザ識別情報166Aと、識別情報164Aとの組を1または複数含む。同様に、管理サーバ300Bは、アプリケーション150Bに関するペア情報160Bを管理し、管理サーバ300Cは、アプリケーション150Cに関するペア情報160Cを管理する。ペア情報160Bおよびペア情報160Cに含まれる情報についてもペア情報160Aと同様である。
ペリフェラル端末アドレス168は、接続先のセントラル端末100がさらに接続するペリフェラル端末200のアドレスを示す。なお、ペリフェラル端末アドレス168は、ペリフェラル端末200のアドレスの一部のみを含むものであってもよいし、ペリフェラル端末200のアドレスに任意の情報が付加されたものであってもよい。さらに、ペリフェラル端末アドレス168は、ペリフェラル端末200のアドレスから計算される固有値であってもよい。
図11に示すペア情報160は、ペリフェラル端末アドレス168と、ユーザ識別情報166と、識別情報164とを含むため、いずれを検索キーとしてもよいが、典型的には、ペリフェラル端末アドレス168が検索キーに設定される。
図12は、本実施の形態の変形例2に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との初回接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。図12に示す処理手順は、図9に示す処理手順に類似しているため、変更点のみを説明する。より具体的には、図9に示すシーケンスSQ32,SQ36の処理に代えて、シーケンスSQ33,SQ37の処理がそれぞれ実行される。
ペリフェラル端末200からの識別情報264が無効な値であれば(シーケンスSQ18においてYES)、セントラル端末100は、ユーザ識別情報166およびペリフェラル端末200のアドレス(ペリフェラル端末アドレス)を管理サーバ300へ送信する(シーケンスSQ33)。なお、セントラル端末100は、ペリフェラル端末200との間の接続処理(シーケンスSQ12)において、ペリフェラル端末200のアドレスを取得済である。
管理サーバ300は、ペリフェラル端末200からユーザ識別情報166およびペリフェラル端末アドレスを受信すると、ユーザ識別情報166に対応する識別情報164の値を決定し(シーケンスSQ34)、ペリフェラル端末アドレス168と、ユーザ識別情報166と、識別情報164との組をペア情報160として登録する(シーケンスSQ37)。なお、同じペリフェラル端末アドレス168に対応付けられた識別情報164が既に登録されていれば、管理サーバ300は、既に登録されている情報を今回決定した値で更新する。なお、このとき、ペリフェラル端末200に記憶されている各種データ、例えばユーザに関する情報やペリフェラル端末200の使用履歴を消去してもよい。
図13は、本実施の形態の変形例2に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との再接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。図13に示す処理手順は、図10に示す処理手順に類似しているため、変更点のみを説明する。より具体的には、図10に示すシーケンスSQ56,SQ58の処理に代えて、シーケンスSQ57,SQ59の処理が実行される。
セントラル端末100は、ペリフェラル端末200から識別情報264を受信すると、ペリフェラル端末200のアドレス(ペリフェラル端末アドレス)およびユーザ識別情報166に加えて、受信した識別情報264を管理サーバ300へ送信する(シーケンスSQ57)。なお、セントラル端末100は、ペリフェラル端末200との間の接続処理(シーケンスSQ44)において、ペリフェラル端末200のアドレスを取得済である。
管理サーバ300は、登録しているペア情報160を参照して、セントラル端末100から受信したペリフェラル端末アドレスに対応する、ユーザ識別情報166および識別情報164の組を抽出し、抽出したユーザ識別情報166および識別情報164の組と、受信したユーザ識別情報166および識別情報264の組とを比較する(シーケンスSQ59)。そして、管理サーバ300は、比較結果が予め定められた再接続の条件を満たしているか否かを判断する(シーケンスSQ60)。例えば、再接続の条件は、抽出したユーザ識別情報166および識別情報164の組が、受信したユーザ識別情報166および識別情報264の組と一致することを含む。比較結果が再接続の条件を満たしていない場合(シーケンスSQ60においてNO)には、管理サーバ300は、接続不可能である旨をセントラル端末100へ通知してもよい。なお、接続不可能の通知に代えて、あるいは、加えて、初回接続の処理に切り換えてもよい。このとき、ペリフェラル端末200に記憶されている各種データ、例えばユーザに関する情報やペリフェラル端末200の使用履歴を消去してもよい。
変形例2の構成によれば、セントラル端末100ではなく管理サーバ300がペア情報160を管理するため、セントラル端末100が管理するペア情報160が書き換えられることで、第3情報と第2情報との比較結果が影響を受け得るといった事態を回避できる。
また、変形例2の構成によれば、ペリフェラル端末アドレス168とユーザ識別情報166との組に対応付けて識別情報164が管理されるので、例えばセントラル端末100が記憶するペリフェラル端末200のアドレスを書き換えてそれまでと異なるペリフェラル端末200を使用しようとした場合にも、ペリフェラル端末200が記憶しているペア情報260などを確実に初期化できる。
[G.変形例3]
上述の変形例2においては、ペリフェラル端末200のアドレス(ペリフェラル端末アドレス168)をペア情報160に含める構成を採用するが、ペリフェラル端末アドレス168自体にエラーがないことを保証しておくことが好ましい。そのため、ペリフェラル端末200から自端末のアドレスから生成される電子署名を取得し、当該取得した電子署名を用いて、ペリフェラル端末アドレス168に文字化けなどのエラーが発生していないかを確認した上で、ペア情報160の登録などの処理を行ってもよい。
図14は、本実施の形態の変形例3に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との初回接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。図14に示す処理手順は、図12に示す処理手順に対して、シーケンスSQ17,SQ39の処理を追加するとともに、シーケンスSQ33の処理はシーケンスSQ33Aに変更されている。
ペリフェラル端末200は、識別情報264を送信(シーケンスSQ16)した後、自端末のアドレスから生成された電子署名280をセントラル端末100へ送信する(シーケンスSQ17)。電子署名280は、例えば、自端末のアドレスを所定のハッシュ関数に入力して算出されるハッシュ値であってもよい。
ペリフェラル端末200からの電子署名280の送信は、識別情報264の送信後、自動的に行われてもよいし、セントラル端末100からの明示的な要求に応じて行われてもよい。
セントラル端末100は、シーケンスSQ33Aにおいて、ユーザ識別情報166およびペリフェラル端末200のアドレス(ペリフェラル端末アドレス)に加えて、電子署名280も管理サーバ300へ送信する。
管理サーバ300は、セントラル端末100からの電子署名280を用いて、受信したペリフェラル端末アドレスにエラーが存在するか否かを判断する(シーケンスSQ39)。より具体的には、受信したペリフェラル端末アドレスを所定のハッシュ関数に入力して算出される値と、受信した電子署名280とが一致するか否かが判断される。
受信したペリフェラル端末アドレスにエラーが存在すれば(シーケンスSQ39においてYES)、処理は中止される。受信したペリフェラル端末アドレスにエラーが存在しなければ(シーケンスSQ39においてNO)、シーケンスSQ34以下の処理が実行される。
図15は、本実施の形態の変形例3に従う通信システム1におけるセントラル端末100とペリフェラル端末200との再接続における別の処理手順を示すシーケンス図である。図15に示す処理手順は、図13に示す処理手順に対して、シーケンスSQ49,SQ63の処理を追加するとともに、シーケンスSQ57およびSQ59の処理はそれぞれシーケンスSQ57AおよびSQ59Aに変更されている。
ペリフェラル端末200は、識別情報264を送信(シーケンスSQ48)した後、自端末のアドレスから生成された電子署名280をセントラル端末100へ送信する(シーケンスSQ49)。
ペリフェラル端末200からの電子署名280の送信は、識別情報264の送信後、自動的に行われてもよいし、セントラル端末100からの明示的な要求に応じて行われてもよい。
セントラル端末100は、シーケンスSQ57Aにおいて、ユーザ識別情報166およびペリフェラル端末200のアドレス(ペリフェラル端末アドレス)に加えて、電子署名280も管理サーバ300へ送信する。
管理サーバ300は、セントラル端末100からの電子署名280を用いて、受信したペリフェラル端末アドレスにエラーが存在するか否かを判断する(シーケンスSQ63)。
受信したペリフェラル端末アドレスにエラーが存在すれば(シーケンスSQ63においてYES)、処理は中止される。受信したペリフェラル端末アドレスにエラーが存在しなければ(シーケンスSQ63においてNO)、シーケンスSQ59A以下の処理が実行される。
シーケンスSQ59Aにおいて、管理サーバ300は、登録しているペア情報160を参照して、ユーザ識別情報166、識別情報164、ペリフェラル端末アドレス168の組を抽出し、抽出したユーザ識別情報166、識別情報164、ペリフェラル端末アドレス168の組と、受信したユーザ識別情報166、識別情報164、ペリフェラル端末アドレス168の組とを比較する(シーケンスSQ59A)。
変形例3の構成によれば、ペリフェラル端末200のハードウェア不具合などによって、アドレス(ペリフェラル端末アドレス168)に文字化けなどのエラーが発生したとしても、そのようなエラーによってペア情報の管理への影響が生じることを防止できる。
[H.ユーザインターフェイス例]
次に、本実施の形態に従う通信システム1が提供するユーザインターフェイスの一例について説明する。
図16は、本実施の形態に従う通信システム1のセントラル端末100が提供するユーザインターフェイス画面の一例を示す模式図である。
図16(A)に示すユーザインターフェイス画面180は、セントラル端末100とペリフェラル端末200との初回接続において、セントラル端末100が接続可能なペリフェラル端末200を検索した結果に応じて提供される(図6および図9のシーケンスSQ10など参照)。より具体的には、ユーザインターフェイス画面180は、検索されたペリフェラル端末200の候補一覧182を含む。ユーザは、候補一覧182として表示されるペリフェラル端末200のうち、接続を希望するペリフェラル端末200を選択する。すると、セントラル端末100と選択されたペリフェラル端末200との接続処理が開始される(図6および図9のシーケンスSQ12など参照)。
一方、図16(B)に示すユーザインターフェイス画面184は、セントラル端末100とペリフェラル端末200との再接続において提供される。より具体的には、セントラル端末100が再接続の条件が満たされているペリフェラル端末200と接続すると(図7のシーケンスSQ52および図10のシーケンスSQ60など参照)、ユーザインターフェイス画面184は、接続したペリフェラル端末200をユーザに呈示する。
[I.ペリフェラル端末の検索およびアドバタイズ]
次に、ペリフェラル端末200の検索に用いられるアドバタイズについて説明する。
ペリフェラル端末200によっては、ペリフェラル端末200に設けられたボタンなどを押下することで、アドバタイズの送信が開始される。そのため、セントラル端末100とペリフェラル端末200とを接続する際には、ユーザがペリフェラル端末200のボタンを押下するような操作が必要となる。このようなペリフェラル端末200のボタンを押下する操作をセントラル端末100からユーザに対して支援するようにしてもよい。
図17は、本実施の形態に従う通信システム1のセントラル端末100が提供するユーザインターフェイス画面の別の一例を示す模式図である。
セントラル端末100は、任意のアプリケーションを実行中に、ペリフェラル端末200との接続が必要になると、図17(A)に示すようなユーザインターフェイス画面186を提供する。ユーザインターフェイス画面186は、ユーザに対して、接続を希望するペリフェラル端末200のボタンを押下するように促すメッセージを含む。
ユーザがペリフェラル端末200のボタンを押下し、セントラル端末100が接続可能なペリフェラル端末200として見つけると、図17(B)に示すようなユーザインターフェイス画面188が提供される。
ユーザインターフェイス画面188は、接続可能なペリフェラル端末200を示す特定情報190に加えて、接続の指示を受け付けるOKボタン192を含む。ユーザは、ユーザインターフェイス画面188に表示される特定情報190を確認した上で、OKボタン192を押下する。すると、セントラル端末100とペリフェラル端末200との接続処理が開始される。
あるいは、ユーザがペリフェラル端末200の入力部202を操作することで、セントラル端末100とペリフェラル端末200との接続処理が開始されるようにしてもよい。
なお、図16および図17に示すようなユーザインターフェイス画面を表示することなく、セントラル端末100で実行されるアプリケーションが周囲のペリフェラル端末200と自動的に接続し、データ通信を開始するようにしてもよい。
接続対象のペリフェラル端末200の検索方法や決定方法は、セントラル端末100で実行されるアプリケーションに応じて様々である。そこで、ペリフェラル端末200が送信するアドバタイズを複数種類用意してもよい。すなわち、ペリフェラル端末200は、複数種類のアドバタイズを送信するように構成されてもよい。
図18は、本実施の形態に従う通信システム1のペリフェラル端末200が送信するアドバタイズの一例を示す模式図である。図18を参照して、ペリフェラル端末200は、2種類のアドバタイズを送信するようにしてもよい。
図18に示す構成例においては、ペリフェラル端末200は、常時送信されるアドバタイズ211と、ペリフェラル端末200のボタン2021が押下された場合に送信されるアドバタイズ212とを実装している。なお、アドバタイズは、ブロードキャスト通信で周期的に送信される。そのため、「常時送信」は、周期的な送信が継続されることを意味する。
このように、送信条件が異なる複数のアドバタイズをペリフェラル端末200に用意することで、セントラル端末100で実行されるアプリケーションがペリフェラル端末200と接続するための処理を多様化できる。すなわち、アプリケーションの種類やシーンなどに応じて、接続対象のペリフェラル端末200を検索する処理において利用されるアドバタイズを適宜選択してもよい。
例えば、初回接続においては、接続対象のペリフェラル端末200の選択を簡易化あるいは容易化するために、ボタン2021が押下された場合に送信されるアドバタイズ212を用いて接続可能なペリフェラル端末200を検索してもよい(図6および図9のシーケンスSQ10など参照)。すなわち、ユーザが明示的にボタン2021を押下したペリフェラル端末200のみが接続対象として検索されることになる。
一方、再接続においては、ペア情報160,260が用意されているので、常時送信されるアドバタイズ211を用いて、セントラル端末100の周囲に存在するすべてのペリフェラル端末200を検索してもよい(図7および図10のシーケンスSQ40など参照)。
あるいは、アプリケーションによっては、再接続においても、ボタン2021が押下された場合に送信されるアドバタイズ212を用いて接続可能なペリフェラル端末200を検索してもよい。すなわち、再接続においても、ユーザが明示的にボタン2021を押下したペリフェラル端末200のみが接続対象として検索されるようにしてもよい。
このように、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150の各々は、複数種類のアドバタイズ211,212のうちアプリケーション150に特有の1または複数のアドバタイズ211,212を参照するように構成されていてもよい。なお、セントラル端末100が送信するアドバタイズの種類は2種類に限られず、より多くの種類を送信するようにしてもよい。
ここで、アドバタイズ211を常時送信することで、セントラル端末100がペリフェラル端末200をより容易に見つけることができるが、ペリフェラル端末200の電池消費は増加し得る。
そこで、セントラル端末100からペリフェラル端末200に対して、アドバタイズ211の常時送信を停止できるようにしてもよい。
図19は、本実施の形態に従う通信システム1のセントラル端末100が提供するユーザインターフェイス画面のさらに別の一例を示す模式図である。図19を参照して、ユーザインターフェイス画面194は、対象のペリフェラル端末200を示す特定情報196に加えて、アドバタイズ211を停止するための指示を受け付けるOKボタン198を含む。ユーザは、ユーザインターフェイス画面194に表示される特定情報196を確認した上で、OKボタン198を押下する。すると、セントラル端末100から対象のペリフェラル端末200に対して指示が与えられ、ペリフェラル端末200は、アドバタイズ211の送信を停止する。
このように、セントラル端末100からペリフェラル端末200に対して、アドバタイズ211の送信を停止できるようにしてもよい。このとき、ペリフェラル端末200に対するアドバタイズ211の送信停止は、セントラル端末100で実行される任意のアプリケーションから指示できるようにしてもよい。すなわち、セントラル端末100で実行されるアプリケーション150のうち、常時送信されるアドバタイズ211を参照するように構成されたいずれのアプリケーション150も、アドバタイズ211の送信を停止可能になっていてもよい。
すなわち、アドバタイズ211の送信停止を通知する処理は、セントラル端末100で実行され、ペリフェラル端末200を利用できる任意のアプリケーションに実装されてもよい。なお、送信停止を通知する処理は、上記アプリケーションのうち、常時送信されるアドバタイズ211を利用するアプリケーションにのみ実装されてもよい。
また、図19においては、ユーザが明示的にOKボタン198を押下することで、アドバタイズ211の送信停止が通知される例を示すが、このようにユーザ操作に限らず、予め定められた条件が成立すると、アドバタイズ211の送信停止を自動的に通知するようにしてもよい。
例えば、セントラル端末100が機内モードに設定されると、当該設定にアプリケーションが連動して、アドバタイズ211の送信停止を自動的に通知するようにしてもよい。
また、常時送信されるアドバタイズ211についても、初期設定では停止状態にされていてもよい。この場合には、任意のアプリケーションを実行するセントラル端末100と接続されると、ユーザ操作がなくても、自動的にアドバタイズ211の常時送信を有効化するようにしてもよい。
また、図19に類似したユーザインターフェイス画面を提供するなどして、ユーザ操作に応じて、任意のタイミングでアドバタイズ211の送信を再開できるようにしてもよい。
このように、セントラル端末100によって常時送信されるアドバタイズ211を任意に停止できるようにすることで、ペリフェラル端末200における電池消費を抑制できる。
[J.その他の形態]
(j1:処理形態の組合せ)
上述の図6および図7には、セントラル端末100がペア情報の管理などを行う形態を示し、図9および図10には、管理サーバ300がペア情報の管理などを行う形態を示す。いずれかの処理形態に固定されることなく、これらの処理形態を適宜組合せてもよい。
例えば、ペリフェラル端末200のペア情報260が再接続の条件を満たしていると管理サーバ300が一旦判断すると、その後、セントラル端末100は、同一のペリフェラル端末200から同一のペア情報260を取得すると、管理サーバ300に問い合わせることなく、再接続の条件を満たしていると判断するようにしてもよい。
すなわち、ペリフェラル端末200のペア情報260が再接続の条件を満たしているか否かの判断は、管理サーバ300が主体的に実行するが、管理サーバ300が常に判断する必要はない。セントラル端末100が管理サーバ300に問い合わせる必要があると判断した場合に限って、管理サーバ300が再接続の条件を満たしているか否かを判断するようにしてもよい。
なお、上述したような処理を採用した場合には、セントラル端末100は、管理サーバ300からの比較結果および当該比較結果の対象となったペア情報260を予め定められた期間の間キャッシュしておくことが好ましい。また、比較結果およびペア情報260をキャッシュしておく期間についてもユーザビリティおよびセキュリティを考慮して適宜決定できる。
(j2:ペア情報の更新)
セントラル端末100およびペリフェラル端末200が有しているペア情報は、任意の条件またはタイミングで更新するようにしてもよい。例えば、有効期限を規定できる情報をペア情報に付加しておき、セントラル端末100がペア情報の有効期限が経過しているか否かを適宜判断するようにしてもよい。なお、有効期限については、セントラル端末100、ペリフェラル端末200および管理サーバ300のいずれに格納されてもよい。
ペア情報の有効期限が経過していれば、セントラル端末100は、新たな識別情報を生成して、ペア情報を更新するようにしてもよい。
さらに、セントラル端末100からの指示でペリフェラル端末200のペア情報を削除あるいは消去するようにしてもよい。例えば、セントラル端末100で実行されていたアプリケーションがアップデートやアンインストールされた場合には、ペリフェラル端末200に対して、ペア情報の削除を指示するようにしてもよい。ペア情報を削除することで、以前に使用されていたペア情報を無効化して、不要な再接続を防止できる。
(j3:アプリケーションの実行主体)
上述の説明においては、セントラル端末100がアプリケーション150を実行する例について説明したが、アプリケーション150の実行自体は、ネットワーク上のコンピューティングリソース(いわゆる、クラウド)が担当するようにしてもよい。この場合、セントラル端末100は、コンピューティングリソースで実行されるアプリケーション150の実行結果を表示することになるが、ユーザから見れば、セントラル端末100でアプリケーション150が実行されているのと変わりはない。
そのため、本明細書において、セントラル端末100がアプリケーション150を実行することは、セントラル端末100自体がアプリケーション150を実行する場合に加えて、セントラル端末100と任意のコンピューティングリソースとが協働してアプリケーション150を実行する場合、および、任意のコンピューティングリソースがアプリケーション150を実行してその結果をセントラル端末100に表示する場合、のいずれをも含み得る。
また、セントラル端末100がアプリケーション150を実行することは、フォワグランドでの実行に加えて、バックグラウンドでの実行も含む。すなわち、アプリケーション150の実行形態はいずれであってもよい。
(j4:管理サーバ300)
上述の説明においては、アプリケーション毎に管理サーバ300が配置される構成例を示すが、複数のアプリケーションに対して共通の管理サーバ300が配置されてもよい。この場合には、管理サーバ300が管理するペア情報160には、アプリケーション種別情報が対応付けられてもよい。
[K.利点]
本実施の形態に従う通信システムによれば、あるペリフェラル端末200が複数のアプリケーション150で利用されるとともに、当該ペリフェラル端末200を利用する複数のアプリケーション150が同じセントラル端末100で実行されるとは限らない環境において、いずれかのセントラル端末100で実行されるアプリケーション150の各々において、ペリフェラル端末200を好適に利用できる。
本実施の形態に従う通信システムによれば、複数のセントラル端末100が存在し、セントラル端末100の各々が様々なアプリケーション150が実行する場合であっても、各アプリケーション150に適したペリフェラル端末200との接続確立およびデータ通信を容易かつ迅速に行うことができる。
本実施の形態に従う通信システムによれば、過去にデータ通信を行ったことのあるアプリケーション150とペリフェラル端末200との組については、次回以降のデータ通信をスムーズに再開および開始できる。
本実施の形態に従う通信システムによれば、セントラル端末100とペリフェラル端末200との間で接続を確立した上で、ペリフェラル端末200からセントラル端末100に対してペア情報を送信し、送信されたペア情報に基づいて、データ通信を実行するか否かを判断する。このような2段階の構成を採用することで、アドバタイズにペア情報を含めるような場合に比較して、通信量を低減できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 通信システム、100,100A,100B セントラル端末、102 プロセッサ、104 メモリ、106 ストレージ、108 システムプログラム、112 バス、114 ディスプレイ、116 操作部、118 音声出力部、120,220 無線通信部、130 検索部、132 アプリケーション実行部、134 処理決定部、136 比較部、138 中継部、140 識別情報生成部、150,150A,150B,150C アプリケーション、160,260 ペア情報、162,262,262A,262B,262C アプリケーション種別情報、164,164A,164B,164C,264,264A,264B,264C 識別情報、170 接続情報、180,184,186,188,194 ユーザインターフェイス画面、182 候補一覧、190,196 特定情報、192,198,2021 ボタン、200 ペリフェラル端末、202 入力部、204 出力部、211,212 アドバタイズ、300 管理サーバ。

Claims (14)

  1. 1または複数のアプリケーションを実行する第1端末と、
    無線通信により前記第1端末とデータ通信する第2端末とを備え、
    前記第2端末は、
    前記第1端末で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶する記憶部と、
    前記第1端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、前記記憶部に記憶された、前記第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2情報を送信する送信部とを備え、
    前記第1端末は、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報と、前記第2端末から受信した第2情報との比較結果に基づいて、前記第2端末とのデータ通信に係る処理を決定する決定部を備える、通信システム。
  2. 前記第1端末は、ユーザの操作を受け付ける装置と管理サーバとを備える、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1端末は、前記ペア情報として用いられる前記第1情報を生成する生成部をさらに備える、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記生成部は、前記管理サーバに設けられている、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記管理サーバは、前記第3情報と前記第2情報と比較する、請求項3または4に記載の通信システム。
  6. 前記第1端末は、前記第2端末と接続すると、当該接続した第2端末のアドレスを記憶する第2記憶部をさらに備える、請求項1~5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記第1端末は、前記第2端末から送信されるアドバタイズを受信して、接続対象の第2端末を検索する検索部をさらに備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記第1端末は、受信したアドバタイズの送信元の第2端末のアドレスが前記第2記憶部に記憶されているアドレスに含まれていれば、当該送信元の第2端末と接続処理を開始するとともに、接続後に前記要求を当該第2端末へ送信する、請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記第2端末は、複数種類のアドバタイズを送信するように構成されており、
    前記第1端末で実行されるアプリケーションの各々は、前記複数種類のアドバタイズのうちアプリケーションに特有の1または複数のアドバタイズを参照するように構成されている、請求項1~8のいずれか1項に記載の通信システム。
  10. 前記複数種類のアドバタイズは、常時送信されるアドバタイズを含み、
    前記第1端末で実行されるアプリケーションのうち、前記常時送信されるアドバタイズを参照するように構成されたいずれのアプリケーションも、前記常時送信されるアドバタイズの送信を停止可能に構成される、請求項9に記載の通信システム。
  11. 1または複数のアプリケーションを実行する実行部と、
    無線通信によりペリフェラル端末とデータ通信する通信部とを備え、前記ペリフェラル端末は、前記実行部で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶しており、
    前記ペリフェラル端末から取得した第2情報と、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報との比較結果に基づいて、前記ペリフェラル端末とのデータ通信に係る処理を決定する決定部を備える、通信装置。
  12. 1または複数のアプリケーションを実行するセントラル端末と無線通信によりデータ通信する通信部と、
    前記セントラル端末で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶する記憶部と、
    前記セントラル端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、前記記憶部に記憶された、前記セントラル端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2情報を送信する送信部とを備える、通信装置。
  13. 無線通信によりデータ通信する第1端末および第2端末が実行する通信方法であって、
    前記第1端末が、1または複数のアプリケーションを実行するステップと、
    前記第2端末が、前記第1端末で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶するステップと、
    前記第2端末が、前記第1端末で実行されるアプリケーションからの要求に応答して、前記ペア情報を参照して、前記第1端末で実行されるアプリケーションに対応付けられた第1情報に基づく第2ペア情報を送信するステップと、
    前記第1端末が、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報と、前記第2端末から受信した第2情報との比較結果に基づいて、前記第2端末とのデータ通信に係る処理を決定するステップとを備える、通信方法。
  14. 1または複数のアプリケーションを実行する通信装置において実行される通信プログラムであって、前記通信プログラムは前記通信装置に、
    無線通信によりペリフェラル端末とデータ通信するステップを実行させ、前記ペリフェラル端末は、前記通信装置で実行されるアプリケーション毎に対応付けられた第1情報をペア情報として記憶しており、
    前記ペリフェラル端末から取得した第2情報と、実行中のアプリケーションに対応付けられた第3情報との比較結果に基づいて、前記ペリフェラル端末とのデータ通信に係る処理を決定するステップとを実行させる、通信プログラム。
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