JP2023006413A - 制御装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の撮像装置を制御するような場合においてユーザが制御対象として意図していない撮像装置を制御してしまうことを抑制することができる。【解決手段】 複数の撮像装置を制御可能な制御装置であって、複数の撮像装置のうち、ユーザにより選択された一又は複数の撮像装置を特定する特定手段と、特定された一又は複数の撮像装置の各々について、映像の配信の状態を示す映像配信状態又は撮像範囲の動作に関する動作情報を取得する取得手段と、取得された映像配信状態又は動作情報に基づき、一又は複数の撮像装置の各々について所定の制御を可能とするかを決定する決定手段とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は撮像装置の制御方法に関する。
近年、撮像装置をリモートで制御することが可能なコントローラーが映像制作の現場で使用されている。コントローラーと複数台の撮像装置とが接続され、ユーザが制御対象のカメラを切り替えながら撮像装置による映像の撮像を行うことができる。
特許文献1では、カメラの映像選択信号の状態を判別し、映像選択信号が非選択状態になったことを検知したら、制御対象を他のカメラへ切り替える技術が示されている。
特開2013-162501号公報
コントローラーを用いた映像制作において、予め設定したパン・チルト・ズーム位置になるよう撮像装置を制御するプリセット機能を用いるなどして、シーンの切り替えに備えて複数の撮像装置を一括で制御したい場合がある。このとき、制御対象として複数の撮像装置をまとめて一括で選択し、選択した複数の撮像装置に対し所定の制御を実行するような場合、本来制御対象とすべきでない撮像装置についても所定の制御を実行してしまうことがあった。
そこで本発明では、複数の撮像装置を制御可能な場合において本来所定の制御の対象とすべきでない撮像装置に対し所定の制御を実行してしまうことを抑制することを目的としている。
上記課題を解決するために、例えば本発明に係る制御装置は以下の構成を備える。複数の撮像装置を制御可能な制御装置であって、前記複数の撮像装置のうち、ユーザにより選択された一又は複数の撮像装置を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置の各々について、映像の配信の状態を示す映像配信状態又は撮像範囲の動作に関する動作情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された映像配信状態又は動作情報に基づき、前記一又は複数の撮像装置の各々について所定の制御を可能とするかを決定する決定手段とを備える。
本発明によれば、複数の撮像装置を制御可能な場合において本来所定の制御の対象とすべきでない撮像装置に対し所定の制御を実行してしまうことを抑制することを目的としている。
システム構成を示す図である。 撮像装置の外観を示す図である。 撮像装置の機能ブロックを示す図である。 制御装置の機能ブロックを示す図である。 モニタに表示される操作インターフェースの一例を示す図である。 モニタに表示される制御設定の一例を示す図である。 制御可否の判定処理の流れを示すフローチャートである。 制御可否の判定処理を説明するための図である。 モニタに表示される制御設定の一例を示す図である。 制御可否の判定処理の流れを示すフローチャートである。 制御可否の判定処理を説明するための図である。 各装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、図示された構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態における制御装置を含むシステム構成の一例を示す。本実施形態におけるシステムは、撮像装置100~108、制御装置110、モニタ120、入力装置130、スイッチャー140、モニタ150、ネットワーク160とを含む。
撮像装置100~108と、制御装置110と、スイッチャー140はネットワーク160を介して相互に通信可能な状態に接続されている。
撮像装置100~108の各々が撮像した映像のデータである映像データは、ネットワーク160を介して制御装置110、およびスイッチャー140へ送信される。なお本実施形態におけるシステムでは、9台の撮像装置を含むがこれに限らず他の数の撮像装置を含んでいてもよい。また撮像装置100~108は撮像範囲を制御するためのパン・チルト・ズーム機構を備えていてもよい。その場合には例えば、制御装置110からネットワーク160を介してパン・チルト・ズーム駆動の指示を送信し、撮像範囲の制御を行うことが可能である。なお、制御装置110は、撮像装置100~108に対し一括でパン・チルト・ズーム駆動や露出設定変更等の指示を送信してもよい。
制御装置110は、例えば、後述する判定処理の機能を実現するためのプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ等の装置である。制御装置110は、映像をモニタ120に表示させるために、映像データをモニタ120に出力したり、マウス等の入力装置130によるユーザ操作の入力を受け付けることが可能である。マウスなどの入力装置130からの入力を受け付ける。受け付けた入力に応じて、例えば、制御装置110は、撮像装置100~108の少なくともいずれかのパン・チルト・ズーム駆動や露出設定変更等の指示を生成し、ネットワーク160を介して対象の撮像装置に送信する。制御装置110に通信可能な状態で接続されるモニタ120は、制御装置110から出力された映像データや操作インターフェースを表示するためのモニタである。入力装置130は、制御装置110へ入力を行うための入力装置であり、例えばマウスである。なおモニタ120はタッチディスプレイであってもよく、入力装置130に代わって外部入力を受け付けることができてもよい。
なお本実施形態における撮像装置100~108の各々はタリーランプを備える。図2は、本実施形態における撮像装置100の外願図の一例を示し、タリーランプ109を有する。本実施形態では、他の撮像装置101~108の各々も同様に固有のタリーランプ109を有する。タリーランプ109は、当該タリーランプ109を備える撮像装置の出力映像がスイッチャー140から他の外部装置に映像配信中である状態、すなわち映像配信状態がプログラム中(第1映像配信状態)であれば赤色に点灯する。また、タリーランプ109は、当該タリーランプ109を備える撮像装置の出力映像が、次にプログラム中に切り替わる状態、すなわち映像配信状態がプレビュー中(第2映像配信状態)の場合、緑色に点灯する。なお、本実施形態におけるタリーランプ109は、プログラム中であれば赤色に点灯、プレビュー中であれば緑色に点灯するが、例えば、プログラム中に赤色に点灯する機能だけ有していてもいいし、また、プログラム中やプレビュー中に他の色に点灯してもよい。撮像装置100~108の各々は、例えば、スイッチャー140からネットワーク160を介して点灯・消灯の制御信号やタリー制御コマンド(現在プログラム中またはプレビュー中であることを示すコマンド)を受信した場合、次のような処理を実行する。すなわち、コマンドの指示に従って、自撮像装置が有するタリーランプ109を点灯又は消灯する。
本実施形態におけるスイッチャー140は、プログラム選択ボタン141、プレビュー選択ボタン142、切り替えレバー143、映像出力端子144、モニタ出力部145を備える。プログラム選択ボタン141は、ネットワーク160を介して撮像装置100~108の各々から受信した映像データの中からいずれの撮像装置の映像データを映像出力端子144から外部装置に出力するかを選択するボタンである。言い換えれば、プログラム選択ボタン141は、撮像装置100~108のうちいずれかをプログラム中として選択するために用いられるボタンである。なお、映像出力端子144から出力される映像データによる映像をプログラム映像と呼ぶ。プログラム選択ボタン141は、例えば、1番~9番に対応する9つのボタンを有し、各ボタンは撮像装置100~108の異なる各々と対応している。ユーザにより選択された番号のボタンに対応する撮像装置はプログラム中となり、また当該撮像装置の映像がプログラム映像として、映像出力端子144から出力される。なお、プログラム選択ボタン141の或るボタンを押下し選択を行うと、選択した当該或るボタンが点灯することにより、プログラム中として選択される撮像装置を操作者が識別可能となっている。また当該或るボタンを選択したことに応じて、スイッチャー140は、次のような処理を実行する。すなわちスイッチャー140は、選択された当該或るボタンに対応する撮像装置に対し、当該撮像装置がプログラム中であることを示す情報や、タリーランプ109を赤に点灯させるための制御信号を当該撮像装置に送信する。本実施形態では、プログラム選択ボタン141として1番から9番の9つのボタンを備えており、最大9台のカメラ映像の中からプログラム映像として出力する映像を1つ選択することが可能であるが、ボタンの数や操作対象カメラの最大数はこれに限らない。
プレビュー選択ボタン142は、ネットワーク160を介して撮像装置100~108の各々のうち映像配信状態をプレビュー中とする撮像装置を選択するためのボタンであるなおプレビュー中の撮像装置から配信される映像をプレビュー映像とする。またプレビュー映像は、切り替えレバー143により切り替え操作を行うとプログラム映像に切り替わる映像のことである。ユーザは、次にプログラム中となる候補の撮像装置をプレビュー選択ボタン142で選択しておく。プログラム選択ボタン141と同様に、プレビュー選択ボタン142において1番から9番に対応する複数のボタンがならんでおり、各ボタンは撮像装置100~108の異なる各々と対応している。選択した番号に対応する撮像装置の映像配信状態がプレビュー中となり、当該撮像装置から配信される映像がプレビュー映像となる。プレビュー選択ボタン142におけるボタンを押下し選択を行うと、選択したボタンが点灯することにより、プレビュー選択されているカメラを操作者が識別可能となっている。またプレビュー選択ボタン142の或るボタンが選択されたことに伴い、スイッチャー140は、次のような処理を実行する。すなわち、スイッチャー140は、当該或るボタンに対応する撮像装置に対し、当該撮像装置がプレビュー中であることを示す情報やタリーランプを緑に点灯するための制御信号を当該撮像装置に送信する。本実施形態では、プログラム選択ボタン141と同様に、プレビュー選択ボタン142は、1番から9番の9つのボタンを備えており、最大9台のカメラ映像の中からプレビュー映像を1つ選択することが可能である。しかしながら、ボタンの数や操作対象カメラの最大数はこれに限らない。
切り替えレバー143は、現在のプレビュー中の撮像装置をプログラム中に切り替えるレバーである。例えば、撮像装置100が1番のボタン、撮像装置101の映像が2番のボタンに割り当たっていた場合を例に説明する。現在、プログラム選択ボタン141で1番のボタン(撮像装置100)がプログラム中として選択されて点灯しており、プレビュー選択ボタン142で2番のボタン(撮像装置101)がプレビュー中として選択されて点灯していたとする。その状態で切り替えレバー143を倒すと、プレビュー中の映像配信状態はプログラム中となり、逆にプログラム中の映像配信状態はプレビュー中となる。つまり、切り替えレバー143を倒すと、プログラム選択ボタン141の1番のボタンが消灯して2番のボタンが点灯し、プレビュー中であった撮像装置101がプログラム中に切り替わり、映像出力端子144から撮像装置101の映像が外部装置に出力される。同時に、プレビュー選択ボタン142の2番のボタンが消灯して1番のボタンが点灯し、プログラム中であった撮像装置100がプレビュー中に切り替わる。この切り替えに伴い、スイッチャー140は、撮像装置100がプレビュー中になったことを示す情報(またタリーランプを緑に点灯する制御信号)を撮像装置100に送信する。またスイッチャー140は、撮像装置101がプログラム中になったことを示す情報(またタリーランプを赤に点灯する制御信号)を撮像装置101に送信する。
映像出力端子144は、前述したプログラム映像を出力する端子であり、スイッチャー140とネットワーク等を介して接続される外部装置(例えばライブ配信機器や番組録画装置)等にプログラム映像を出力する。
モニタ出力部145は、ネットワーク160を介して撮像装置100~108の各々から受信した複数の映像を並べた映像を生成してモニタ150に出力を行う。また、スイッチャー140の設定を行う設定画面の出力も行う。モニタ150は、スイッチャー140からモニタ出力用に出力された映像を表示し、またスイッチャー140から出力された設定画面も表示する。
ネットワーク160は、インターネットや有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wireless Lan)、WAN(Wide Area Network)等により実現されてもよい。またネットワーク160として、RS-232Cなどのシリアル通信規格を用いてもよい。また撮像装置100~108の各々は、SDIやHDMI(登録商標)を用いて制御装置110やスイッチャー140と通信を行ってもよい。
なお本実施形態におけるシステムでは、制御装置110とスイッチャー140は別体であるが、これに限らず、例えば、制御装置110とスイッチャー140は同一の筐体であってもよい。すなわち制御装置110がスイッチャー140の機能を有していてもよい。
次に、図3を参照して本実施形態における撮像装置100~108の各々の機能ブロックについて説明する。なお図3に示す撮像装置100の機能ブロックのうち、画像処理部202、システム制御部203、制御コマンド処理部204、パンチルト制御部207、レンズ制御部209、記憶部210、通信部211等の各機能は、次のようにして実現されるものとする。すなわち、図12を参照して後述する撮像装置100のROM(Read Only Memory)1220に格納されたコンピュータプログラムを撮像装置100のCPU(Central Processing Unit)1200が実行することで実現される。なお図3に示す例では、撮像装置100の機能ブロックについて説明するが、撮像装置101~108についても同様の機能ブロックを有しているものとし説明を省略する。
撮像装置100の撮像部201は、CCD(charge coupled device)センサやCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサ等の撮像素子(不図示)により構成される。そして、撮像部201は、レンズを通って結像された被写体像を光電変換して電気信号を生成する。画像処理部202は、撮像部201において光電変換された電気信号をデジタル信号へ変換する処理や、圧縮符号化処理などの画像処理を行い、映像データを生成し、システム制御部203へ伝達する。
システム制御部203は、図12を参照して後述するCPU1220により実現され、撮像装置100全体を制御する。また、生成された映像データを通信部211に伝達する制御を行う。また、画像処理部202に対して画質調整の設定などの撮像パラメータを変更する指示も行い、撮像部201や画像処理部202は伝達された指示に基づいて、撮像パラメータの制御を行う。また、システム制御部203は、画質調整のパラメータや映像出力設定といった設定値や、パン・チルトの制御に関する設定などを記憶部210に記憶する処理を行う。
さらに、システム制御部203は、内部に制御コマンド処理部204を備える。制御コマンド処理部204は、通信部211がネットワーク160を介して制御装置110から受信するパン・チルト・ズーム制御指示コマンドを解析し、パン・チルト制御部207、およびレンズ制御部209に指示を行う。また、システム制御部203は、ネットワーク160を介してスイッチャー140から受信するタリーランプ109の制御コマンドを解析し、自撮像装置の映像配信状態を特定するとともに、タリーラン109の点灯・消灯を制御する。例えば、タリーランプ109を赤に点灯するための制御コマンドを受け取った場合、システム制御部203は、タリーランプ109を赤色に点灯するとともに、現在の映像配信状態はプログラム中(第1映像配信状態)であると特定する。また、タリーランプ109を消灯するための制御コマンドを受けとった場合、システム制御部203は、次のような処理を実行する。すなわち、タリーランプ109を消灯するともに、現在の映像配信状態はプログラム中(第1映像配信状態)でもプレビュー中(第2映像配信状態)でもない状態(第3映像配信状態)であると特定する。また、タリーランプの制御コマンドに限らず、システム制御部203は、ネットワーク160を介してスイッチャー140から受信する映像配信状態を示す情報に基づき、自撮像装置の映像配信状態を特定するようにしてもよい。
パン駆動部205は、パン動作を行うメカ駆動系、その駆動源のモーター、駆動部の角度を検出する角度センサにより構成され、モーターが駆動されることによりパン駆動機構がパン方向に駆動する(言い換えれば撮像方向を水平方向に変更する)。チルト駆動部206は、チルト動作を行うメカ駆動系、その駆動源のモーター、駆動部の角度を検出する角度センサにより構成され、モーターが駆動されることによりチルト駆動機構がチルト方向に駆動する(言い換えれば撮像方向を垂直方向に変更する)。パン・チルト制御部207は、システム制御部203から伝達された指示信号に基づいて、パン駆動部205、およびチルト駆動部206を制御する。レンズ駆動部208は、フォーカスレンズ、およびズームレンズのメカ駆動系、その駆動源のモーター、駆動部の位置を検出する位置センサにより構成され、その動作はレンズ制御部209により制御される。レンズ制御部209は、システム制御部203から伝達された指示信号に基づいて、レンズ駆動部208の制御を行う。
記憶部210は、システム制御部203で使用するプログラムや設定値などを記憶し、システム制御部203によって読み書きが行われる。通信部211は、ネットワーク160を介して制御装置110やスイッチャー140などの機器と通信を行い、受信した通信データをシステム制御部203に伝達し、システム制御部203から伝達された通信データを送信する通信処理を行う。
次に、図4に示す制御装置110の機能ブロックを参照して、制御装置110についてより詳細に説明する。なお図3に示す制御装置110の各機能は、図12を参照して後述する制御装置110のROM1220に格納されたコンピュータプログラムを制御装置110のCPU1200が実行することで実現される。
通信部401は、図12を参照して後述するI/F1240を開始、撮像装置100~108から配信された映像の映像データを取得する。また通信部401は、撮像装置100~108から現在の映像配信状態を示す情報を取得する。なお通信部401は、スイッチャー140から撮像装置100~108の各々の映像配信状態を示す情報を取得するようにしてもよい。また通信部401は、撮像装置100~108を制御するための制御コマンドを撮像装置100~108に送信する。
記憶部402は、例えば、撮像装置100~108各々の最新の映像配信状態を示す情報を記憶する。操作受付部403は、入力装置130を介して実行されるユーザ操作の情報を受け付ける。
判定部404は、撮像装置100~108各々について、ユーザにより選択されたかを判定し、ユーザに選択された一又は複数の撮像装置を特定する。また、判定部404は、ユーザにより選択された一又は複数の撮像装置の各々について、映像配信状態の情報又は撮像範囲の動作を示す動作情報を取得する。そして判定部404は、取得した映像配信状態の情報又は動作情報に基づき、ユーザにより選択された一又は複数の撮像装置の各々について、所定の制御を可能とするかを決定する。
コマンド生成部405は、撮像範囲を制御するためのコマンドや撮像パラメータを変更するためのコマンドなど、撮像装置100~108を制御するための制御コマンドを生成する。表示制御部406は、図5を参照して後述する操作インターフェースを生成し、モニタ120に表示させる。
ここで図5を参照して、制御装置110の表示制御部406によりモニタ120上に表示される操作インターフェースについて説明する。図5は、本実施形態における制御装置110の表示制御部406により表示される操作インターフェース500の表示画面の一例を示す。
操作インターフェース500上の映像表示ウィンドウ501では、制御装置110と接続されている撮像装置100~108の各々の撮像中の映像が並べて表示され、各撮像装置を識別するカメラ名が表示される。また映像表示ウィンドウ501では、撮像装置100~108各々のカメラ名と併せて映像配信状態を示す情報やトレース機能の実行状態を示す情報が表示されている。図5に示す例では、撮像装置100は、カメラ名“camera100”であり、映像配信状態としてプログラム中であることを示す。また同様に、撮像装置101は、カメラ名“camera101”であり、映像配信状態としてプレビュー中であることを示す。また撮像装置103は、カメラ名“camera103”であり、撮像装置103の撮像範囲の動作を示す動作情報としてトレース実行中であることを示す。なおトレース実行中とは、予め記録した一連のパンチルトズーム制御の情報に沿って撮像装置のパンチルトズームを制御する処理である。例えば、或る一定速度で撮像方向をパン方向(水平方向)に所定時間制御したのち、当該或る一定速度で撮像方向をチルト方向(垂直方向)に所定時間制御する、というパンチルトズーム制御の一連の情報が記憶部402された場合を想定する。このとき、ユーザからのトレース機能実行の指示に従って、例えば、コマンド生成部405は、記憶部402に記憶されたパンチルトズーム制御の一連の情報に従って、撮像装置103の撮像範囲を制御させるための制御コマンドを生成する。生成された制御コマンドは撮像装置103に送信され、送信された制御コマンドに従って撮像装置103の撮像範囲の制御を行うトレース機能が実行される。なお、撮像装置100~108の各々は、トレース機能の実行を開始した場合、開始したことを示すレスポンスを制御装置110に送信する。更に、撮像装置100~108の各々は、トレース機能の実行が完了した場合(トレース機能が終了した場合)、完了したことを示すレスポンスを制御装置110に送信するものとする。
なお本実施形態において、制御装置110の通信部401は、撮像装置100~108各々の映像配信状態を示す情報を撮像装置100~108又はスイッチャー140から取得する。また通信部401は、撮像装置100~108の各々について、撮像範囲の動作情報(例えばトレース機能を開始したことを示すレスポンスやトレース機能が終了したことを示すレスポンスなど)を取得する。そして制御装置110の表示制御部406は、取得した映像配信状態の情報や撮像範囲の動作情報に基づいて、次のような処理を行う。すなわち、表示制御部406は、例えば図5に示すように、撮像装置100がプログラム中、撮像装置101がプレビュー中、撮像装置103がトレース実行中であることを示す映像表示ウィンドウ501を生成しモニタ120に表示させる。
選択ウィンドウ502は、撮像装置の選択画面であり、ユーザが所定の制御の対象として所望する撮像装置を選択することが可能である。図5に示す例では、1番、3番、および6番、言い換えれば1番に対応する撮像装置100、3番に対応する撮像装置102、6番に対応する撮像装置105が所定の制御の対象としてユーザにより選択されている。
全選択ボタン503は、映像表示ウィンドウ501に表示される全ての撮像装置、言い換えれば撮像装置100~108を所定の制御の対象として選択可能するためのボタンである。ユーザは全選択ボタン503を押下することで、撮像装置100~108を全て所定の制御の対象として選択することができる。クリアボタン504は、現在の撮像装置の選択を解除するためのボタンであり、クリアボタン504をユーザは押下することで、現在の選択を解除することができる。
制御設定ボタン505は、撮像装置の状態に応じた所定の制御の可否を設定する制御設定を行うために用いられるボタンである。なお制御設定の説明については図6を参照して後述する。
操作ウィンドウ506は撮像装置に対し所定の制御を実行するためのウィンドウである。選択ウィンドウ502や全選択ボタン503を介して所定の制御の対象として選択された一又は複数の撮像装置に対し一括して操作ウィンドウ506で指示された所定の制御が実行される。ここで本実施形態における所定の制御としては、例えば撮像装置のパンチルトの制御(撮像方向を変更する制御)や、撮像装置のズームをTele又はWideに変更するための制御、またはトレース機能の実行の制御を含む。なお所定の制御として、これらに限らず他の制御を含んでもよく、例えば、画質調整のための撮像パラメータの制御を含んでもよい。操作ウィンドウ506におけるパンチルト制御、ズーム制御又はトレース機能の制御を指示するユーザ操作を操作受付部403が受け付けた場合、コマンド生成部405は、ユーザ操作により指示された制御を実行するための制御コマンドを生成する。そして生成された制御コマンドは選択された一又は複数の撮像装置に送信され、当該一又は複数の撮像装置は、送信された制御コマンドに従って、一括で制御を実行する。例えば、5番および6番が選択されている状態において、ズームをTele側に一定量制御するための操作が操作ウィンドウ506においてされた場合を想定する。このとき、コマンド生成部405は、ズームをTele側に一定量制御するための制御コマンドを生成し、通信部401は、5番に対応する撮像装置104、6番に対応する撮像装置105に当該制御コマンドを送信する。そして、撮像装置104および制御コマンド105は、送信された制御コマンドに従って、ズームをTele側に一定量制御する処理を実行する。
ここで次に制御設定について説明する。図5に示す制御設定ボタン505を押下するユーザ操作を操作受付部403が受け付けた場合、表示制御部406は、図6に示す制御設定のための画面である制御設定画面600を表示させる。
制御設定画面600では、撮像装置の状態を示すカメラ状態ごとに、所定の制御の実行可否を設定するための画面である。図6に示すように、トグルスイッチによって、カメラ状態ごとに所定の制御の可否を設定することができる。図6では、映像配信状態がプログラム中の撮像装置であれば所定の制御は“制御不可”、プレビュー中および映像配信なしの状態であれば所定の制御は“制御可”に設定されていることを示す。また、トレース実行中の撮像装置であれば所定の制御は“制御不可”、トレース記録中およびトレース動作なしの状態であれば所定の制御は“制御可”に設定されている。なおトレース記録中とは、トレース機能において実行されるパンチルトズームの一連の動作を記録している最中の状態を示す。なお、所定の制御の可否を設定可能なカメラ状態としては映像配信状態やトレース実行状態に限らない。例えば、予め設定したパンチルトズームの位置に撮像範囲を制御するプリセット機能の実行状態や露出モードごとに設定できてもよいし、パンチルト位置やフォーカス位置、アイリス値などの取り得る複数の範囲ごとに設定できてもよい。また、制御の可否を設定するユーザーインターフェースはトグルスイッチに限らず、ラジオボタンやプルダウンメニュー等であってもよい。
次に、図7に示すフローの処理を参照して、本実施形態における制御装置110による所定の制御の可否の判定処理について更に詳細に説明する。なお、図7に示すフローの処理は、所定の制御の可否を判定する判定処理の流れを示し、制御装置110により実行される。また図7に示すフローの処理は、例えば制御装置110のROM1220に格納されたコンピュータプログラムを制御装置110のCPU1200が実行して実現される図3に示す機能ブロックにより実行される。
S701にて、判定部404は、撮像装置100~108のうちまだ注目対象としていない撮像装置から注目対象とする撮像装置を決定する。ここでは判定部404は、例えば、撮像装置100を注目対象として決定する。
S702にて、判定部404は、注目対象としている撮像装置について、前回のS702の処理から選択状態が変化したかを判定する。例えば、前回のS702の処理から今回のS702の処理において継続して注目対象の撮像装置がユーザに選択された状態である場合、S702にて選択状態は変化していないとして(S702にてNo)、S703に遷移する。一方、前回のS702の処理から今回のS702の処理において、注目対象の撮像装置がユーザに選択されていない状態から選択されている状態に変化した場合、S702にて選択状態は変化したとして(S702にてYes)、S704に遷移する。なお、図7に示すフローの処理が開始され1回目のS702の処理を実行する場合、選択状態は変化したとして(S702にてYes)、S704に遷移するものとする。
S703にて、判定部404は、注目対象の撮像装置について、映像配信状態又は動作情報に変化があるかを判定する。例えば、前回のS703の処理から今回のS703の処理において継続して注目対象の撮像装置がプログラム中(第1映像配信状態)である場合、S703にて映像配信状態は変化していないとして(S703にてNo)、S709に遷移する。一方、前回のS703の処理から今回のS703の処理にて、注目対象の撮像装置がプログラム中(第1映像配信状態)からプレビュー中(第2映像配信状態)に変化した場合を想定する。このとき、S703にて映像配信状態は変化したとして(S703にてYes)、S704に遷移する。なお、図7に示すフローの処理が開始され1回目のS703の処理を実行する場合、S703はYesとして、S704に遷移するものとする。
S704にて、判定部404は、注目対象の撮像装置がユーザにより選択されているか否かを判定する。ユーザにより選択されていると判定された場合(S704にてYes)、S705に遷移する。一方、ユーザにより選択されていないと判定された場合(S704にてNo)、S708に遷移し、判定部404は、注目対象の撮像装置を制御不可として決定する。ここで例えば、注目対象の撮像装置が撮像装置100である場合、判定部404は、図5に示す例では、撮像装置100はユーザにより選択されていると判定し、S705に遷移する。
S705にて、判定部404は、注目対象の撮像装置について通信部401に取得された映像配信状態がプログラム中(第1映像配信状態)であるかを判定する。注目対象の撮像装置の映像配信状態がプログラム中(第1映像配信状態)であると判定された場合(S705にてNo)、S708に遷移し、判定部404は、注目対象の撮像装置を制御不可として決定する。一方、注目対象の撮像装置の映像配信状態がプログラム中(第1映像配信状態)でないと判定された場合(S705にてYes)、S706に遷移する。
S706にて、判定部404は、注目対象の撮像装置について通信部401に取得された動作情報がトレース実行中を示すかを判定する。注目対象の撮像装置の動作情報がトレース実行中であることを示す場合(S706にてNo)、S708に遷移し、判定部404は、注目対象の撮像装置を制御不可として決定する。一方、注目対象の撮像装置の動作情報がトレース実行中でないことを示す場合(S706にてYes)、S707に遷移し、判定部404は、注目対象の撮像装置を制御可能として決定する。
次に、S709にて、判定部404は、撮像装置100~108の全ての撮像装置について注目対象としたかを判定する。全ての撮像装置について注目対象としていないと判定された場合(S709にてNo)、S701に遷移し、S701にて判定部404は、まだ注目対象としていない撮像装置から次に注目対象とする撮像装置を決定する。一方、全ての撮像装置について注目対象として決定されたと判定された場合(S709にてYes)、図7に示すフローの処理を終了する。
ここで図8を参照して、撮像装置の選択状態、映像配信状態、および動作情報に連動して、所定の制御の可否が変化する様子について説明する。図8(a)に示す操作インターフェース500に示すように、図8(a)に示す例では、撮像装置100~108のいずれもユーザにより選択されていないこと。またこのとき、操作インターフェース500において、撮像装置100~108各々について、撮像中の映像、カメラ名、映像配信状態、および動作情報が表示されている。ここで撮像装置100は映像配信状態がプログラム中(第1映像配信状態)、撮像装置101は映像配信状態がプレビュー中(第2映像配信状態)、撮像装置103は動作情報としてトレース実行中であることを示す。
次に図8(b)に示す操作インターフェース500では、全選択ボタン503がユーザにより選択されたことに応じて、撮像装置100~108の全てが選択された状態を示している。このとき映像表示ウィンドウ501および選択ウィンドウ502の各々において、各撮像装置が選択されたことが識別可能なよう、各撮像装置に対応する番号の表示態様が図8(a)の状態から変化している。図8(a)から図8(b)の状態にかわり、図7の処理が実行された場合、映像配信状態がプログラム中(第1映像配信状態)である撮像装置100、およびトレース実行中である撮像装置103は所定の制御は不可となる。ここで所定の制御が不可となった撮像装置100、および撮像装置103の各々の映像表示ウィンドウにて表示される映像はグレーアウト表示され、撮像装置100および撮像装置103は制御不可であることが識別可能になるよう表示される。なお、選択中の撮像装置が制御可能か否かを表示する方法はこの限りでなく、制御不可であることを文字列で示してもよいし、表示する映像を太線で囲うなど強調表示してもよい。このように複数の撮像装置を所定の制御の対象として一括選択された場合において、本来所定の制御の対象とすべきではない撮像装置(例えば、プログラム中やトレース実行中の撮像装置)が選択対象となっていても所定の制御の対象から外すことができる。このようにすることで、ユーザが一括選択したあとで、プログラム中やトレース実行中の撮像装置を確認して選択から解除する煩雑な操作を行う必要がなくなる。また特に、制御可能な撮像装置の台数が多い場合、本来所定の制御の対象とすべきではない、例えば、プログラム中やトレース実行中の撮像装置をユーザは意図せず所定の制御の対象として選択してしまい、結果として誤って所定の制御を実行してしまうことがある。しかしながら、本実施形態によれば、ユーザが誤って所定の制御の対象とすべきではない撮像装置を選択してしまった場合であっても、当該撮像装置に対し所定の制御は実行されないため、ユーザによる誤った操作を抑制することができる。
次に図8(c)に示す例において、撮像装置100と撮像装置110の映像配信状態が入れ替わった際の様子を示す。図8(c)は、図8(b)の状態からスイッチャー140の切り替えレバー143を操作して、撮像装置100の映像配信状態がプログラム中からプレビュー中に変化し、撮像装置101の映像配信状態がプレビュー中からプログラム中に変化した状態である。図8(c)に示す操作インターフェースにおいて、撮像装置100および撮像装置101の映像配信状態が表示されている。図8(b)から図8(c)の映像配信状態に変わり、図7の処理が実行された場合、映像配信状態がプレビュー中に変化した撮像装置100は制御可能、映像配信状態がプログラム中に変化した撮像装置110は制御不可となる。トレース実行中である撮像装置103を含むその他のカメラは、選択状況、およびカメラの状態が変化していないので、所定の制御の可否も変化しない。制御可となったカメラ100の映像のグレーアウト表示は解除され、制御可能であることを示している。一方で制御不可となったカメラ101の映像はグレーアウト表示され、制御不可であることを示している。
次に、図8(d)において、撮像装置100、撮像装置103、撮像装置106の選択を解除した際の様子を示す。図8(d)は、図8(c)の状態から選択された状態であった撮像装置100、撮像装置103、撮像装置106の選択を解除した状態である。操作インターフェース500にて、撮像装置100、撮像装置103、撮像装置106は未選択、撮像装置101、撮像装置102、撮像装置104、撮像装置105、撮像装置107、撮像装置108は選択されていることが識別可能に表示されている。ここで図8(c)から図8(d)の選択状態に変化した場合に図7の処理が実行され、選択解除された撮像装置100、撮像装置103、撮像装置106は制御不可となる。併せて、操作インターフェース500では、トレース実行中である撮像装置103のグレーアウト表示は解除される。
以上、説明したように、本実施形態における制御装置110は、複数の撮像装置からユーザにより選択された一又は複数の撮像装置を特定し、特定した一又は複数の撮像装置について映像配信状態又は動作情報について取得する。そして制御装置110は、特定した一又は複数の撮像装置について取得した映像配信状態又は動作情報に基づき、当該一又は複数の撮像装置の各々について、所定の制御の実行可否を判定する。このようにすることで、一括選択したのちに所定の制御の対象ではない撮像装置の選択を解除する煩雑な操作や、本来所定の制御の対象ではない撮像装置に対し所定の制御を実行してしまう誤った操作を抑制することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、選択された台数と、選択された撮像装置の動作情報又は映像配信状態とに基づき、当該撮像装置に対する所定の制御の可否を決定する実施形態である。以下、図9~図11を参照して、実施形態2における制御装置110の処理について説明する。なお以下の説明において、実施形態1と異なる機能および処理について主に説明し、重複する説明は省略する。
図9において、本実施形態における制御設定画面900を示す。図9に示す制御設定画面900では、カメラ状態ごとの制御可又は制御不可の設定を、選択された撮像装置の台数に応じて異ならせることが可能である。本実施形態では、カメラ状態ごとの制御可又は制御不可の設定を、選択された撮像装置の台数が1台の場合と2台以上の場合とで異ならせることができる。ここで図9に示す例では、ユーザにより選択された撮像装置の台数が1台の場合、映像配信状態やトレース状態に関わらず、選択された撮像装置に対する所定の制御が可能として設定されている。また一方、ユーザにより選択された撮像装置の台数が2台以上の場合、選択された撮像装置のうちプログラム中やトレース実行中の撮像装置については所定の制御は不可として設定されている。なお図9に示す例では、撮像装置の選択台数が1台の場合と2台以上の場合とで各々制御の可否を設定できる例を示したが、これに限らない。例えば、3台までの場合と、4台以上の場合とで各々制御の可否を設定できるなど、他の数で制御の可否を設定できるようにしてもよい。また選択台数が1台、2台、3台以上のそれぞれでカメラの制御の可不可を設定できるようにするなど、より多くの選択台数の組み合わせがあってもよい。
次に、図10に示すフローを参照して本実施形態における判定処理について説明する。図10は、撮像装置の選択状況、撮像装置の選択台数、撮像装置の映像配信状態、および撮像装置の動作情報に連動して所定の制御の可否を判定する判定処理の流れを示すフローチャートである。図10の処理では、撮像装置の選択台数が1台の場合は、映像配信状態や動作情報にかかわらず制御可能、撮像装置の選択台数が2台以上の場合は、映像配信状態がプログラム中又はトレース実行中の撮像装置は制御不可に設定されている場合を例として示す。
図10に示すS701~S704の処理は図7を参照して説明した内容と同様であるため説明を省略する。S801にて、判定部404は、複数の撮像装置のうち現在選択されている撮像装置の数が2以上かを判定する。ここで現在選択されている撮像装置の数が2以上ではない、言い換えれば1台であると判定された場合(S801にてNo)、S707に遷移し、S707にて判定部404は、注目対象の撮像装置を制御可能として決定する。一方、現在選択されている撮像装置の数が2以上であると判定された場合(S801にてYes)、S705に遷移する。なお、S705~S709の処理は、図7を参照して説明した内容と同様であるため説明を省略する。
ここで図11を参照して、撮像装置の選択状況、選択台数、映像配信状態および動作情報に連動して、撮像装置に対する所定の制御の可否が変化する様子を説明する。
図11において、撮像装置100のみがユーザにより選択された場合を示す。なお図8(a)に示す状態からユーザが撮像装置100に対応する1番を選択ウィンドウ502で選択したことに応じて、図11の状態に変わったものとする。ここで図8(a)から図11に変わったことに伴い図10の処理が実行された場合を想定する。このとき、撮像装置100の映像配信状態はプログラム中(第1映像配信状態)であるが、選択された撮像装置の台数は1台であるため、撮像装置100は制御可能として判定部404により決定される。
続いて、図11の状態において全選択ボタン503が押下されると、図8(b)と同じ状態になる。このとき、制御装置110において前述の図11の処理が実行され、撮像装置の選択台数は2台以上となるため、処理の結果、図8(b)と同じく、映像配信状態がプログラム中である撮像装置100、およびトレース実行中である撮像装置103は制御不可となる。
以上説明したように、本実施形態における制御装置110は、次のような処理を実行する。すなわち、複数の撮像装置からユーザに選択された一又は複数の撮像装置を特定し、更に特定した一又は複数の撮像装置の台数と、当該一又は複数の撮像装置各々の映像配信状態とに基づき、当該一又は複数の撮像装置各々の所定の制御の可否を決定する。本実施形態では、制御装置110は、例えば、ユーザにより選択されたとして特定した一又は複数の撮像装置の数が所定値未満(例えば2未満)であれば、映像配信状態や動作情報に関わらず、当該一又は複数の撮像装置に対する所定の制御を可能として決定する。一方、制御装置110は、例えば、ユーザにより選択されたとして特定された一又は複数の撮像装置の数が所定値以上(例えば2以上)であれば、映像配信状態や動作情報に基づき、当該一又は複数の撮像装置に対する所定の制御の可否を決定する。このようにユーザが選択した撮像装置の台数が所定値未満(例えば2未満)であれば、ユーザは所定の制御の実行対象であると意図をもって選択したとみなし、当該選択した撮像装置の映像配信状態や動作情報に関わらず、制御可能として決定する。このようにすることで、複数の撮像装置を制御するような場合においてユーザが制御対象として意図していない撮像装置を制御してしまうことを抑制するとともに、よりユーザの意図にそった操作を可能とすることができる。
(その他の実施形態)
次に図12を参照して、各実施形態の各機能を実現するための制御装置110のハードウェア構成を説明する。なお、以降の説明において制御装置110のハードウェア構成について説明するが、撮像装置100も同様のハードウェア構成によって実現されるものとする。
本実施形態における制御装置110は、CPU1200、RAM1210、ROM1220、HDD1230、および、I/F1240を有している。
CPU1200は制御装置110を統括制御する中央処理装置である。RAM1210は、CPU1200が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶する。また、RAM1210は、CPU1200が処理を実行する際に用いるワークエリアを提供する。また、RAM1210は、例えば、フレームメモリとして機能したり、バッファメモリとして機能したりする。
ROM1220は、CPU1200が制御装置110を制御するためのプログラムなどを記憶する。HDD1230は、画像データ等を記録する記憶装置である。
I/F1210は、ネットワーク160を介して、TCP/IPやHTTPなどに従って、外部装置との通信を行う。
なお、上述した各実施形態の説明では、CPU1200が処理を実行する例について説明するが、CPU1200の処理のうち少なくとも一部を専用のハードウェアによって行うようにしてもよい。例えば、モニタ120にGUI(GRAPHICAL USER INTERFACE)や画像データを表示する処理は、GPU(GRAPHICS PROCESSING UNIT)で実行してもよい。また、ROM1220からプログラムコードを読み出してRAM1210に展開する処理は、転送装置として機能するDMA(DIRECT MEMORY ACCESS)によって実行してもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを1つ以上のプロセッサが読出して実行する処理でも実現可能である。プログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介して、プロセッサを有するシステム又は装置に供給するようにしてもよい。また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。また、制御装置110の各部は、図12に示すハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアにより実現することもできる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲は限定的に解釈されるものではない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱しない範囲において、様々な形で実施することができる。例えば、各実施形態を組み合わせたものも本明細書の開示内容に含まれる。
100 撮像装置
110 制御装置
120 モニタ
140 スイッチャー
160 ネットワーク
401 通信部
402 記憶部
403 操作受付部
404 判定部
405 コマンド生成部
406 表示制御部

Claims (10)

  1. 複数の撮像装置を制御可能な制御装置であって、
    前記複数の撮像装置のうち、ユーザにより選択された一又は複数の撮像装置を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置の各々について、映像の配信の状態を示す映像配信状態又は撮像範囲の動作に関する動作情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された映像配信状態又は動作情報に基づき、前記一又は複数の撮像装置の各々について所定の制御を可能とするかを決定する決定手段とを備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記複数の撮像装置の各々により撮像された映像を並べて表示する第1ウィンドウを表示手段に表示させる表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記複数の撮像装置のうちユーザにより選択された撮像装置を識別可能とするための情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記複数の撮像装置の全てを選択可能とするためのボタンを前記表示手段に表示させる請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 前記映像配信状態は、映像配信中であることを示す第1映像配信状態と、次に前記第1映像配信状態になる状態を示す第2映像配信状態と、を含み、
    前記表示制御手段は、前記第1映像配信状態および前記第2映像配信状態の各々について、前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置に対する前記所定の制御の可否を選択するための設定画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記決定手段は、
    前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置のうち、前記取得手段により取得された映像配信状態が映像配信中であることを示す第1映像配信状態である撮像装置に対し、前記所定の制御を不可とするよう決定し、
    前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置のうち、前記取得手段により取得された映像配信状態が前記第1映像配信状態ではない撮像装置に対し、前記所定の制御を可能とするよう決定する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記決定手段は、
    前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置のうち、前記取得手段により取得された動作情報がトレース実行中であることを示す撮像装置に対し、前記所定の制御を不可とするよう決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記決定手段は、
    前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置の数が所定値未満の場合、前記一又は複数の撮像装置の各々について取得された前記映像配信状態又は前記動作情報に関わらず、前記一又は複数の撮像装置に対する前記所定の制御を可能として決定し、
    前記特定手段により特定された一又は複数の撮像装置の数が前記所定値以上の場合、前記一又は複数の撮像装置の各々について取得された前記映像配信状態又は前記動作情報に基づき、前記一又は複数の撮像装置に対する前記所定の制御を可能とするかを決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 複数の撮像装置を制御可能な制御装置の制御方法であって、
    前記複数の撮像装置のうち、ユーザにより選択された一又は複数の撮像装置を特定する特定工程と、
    前記特定工程において特定された一又は複数の撮像装置の各々について、映像の配信の状態を示す映像配信状態又は撮像範囲の動作に関する動作情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された映像配信状態又は動作情報に基づき、前記一又は複数の撮像装置の各々について所定の制御を可能とするかを決定する決定工程とを含むことを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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