JP2023005541A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃強度とメンテナンス性とを両立することができる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、内面と、内面の一縁部に設けられ、内面よりも一段高く形成された高台部と、を有する筐体部材と、表示面を有し、裏面が筐体部材の内面で支持されたディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの表示面の外周に沿って設けられ、筐体部材の高台部で支持されたベゼル部材と、引張剥離操作用のタブを引っ張ることで引張剥離可能な特性を有し、筐体部材の内面から高台部に亘って延在するように設けられることで、ディスプレイパネルを筐体部材の内面に固定し、さらにベゼル部材を前記筐体部材の高台部に固定する両面粘着テープと、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、ディスプレイパネルを備える電子機器に関する。
ノート型PCのような電子機器は、液晶ディスプレイ等のディスプレイパネルを備えている(例えば特許文献1参照)。
特許第6715973号公報
上記のようなディスプレイパネルは、通常、裏面が筐体部材の内面で支持され、表示面の周囲がベゼル部材で囲まれている。
従来、ベゼル部材は、例えばフック状の爪を筐体部材の穴に係合させることで筐体部材に固定している。ところが、この構成では、筐体の落下時の衝撃、特にコーナードロップ時の衝撃でベゼル部材が筐体部材から脱落する懸念がある。そこで、ベゼル部材は、筐体部材にグルー(接着剤)で強固に固着される場合もある。ところが、この構成は、落下時の衝撃には強いが、メンテナンス時にベゼル部材を円滑に取り外すことができないという問題がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、衝撃強度とメンテナンス性とを両立することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電子機器は、内面と、前記内面の一縁部に設けられ、前記内面よりも一段高く形成された高台部と、を有する筐体部材と、表示面を有し、前記表示面とは反対側の裏面が前記筐体部材の内面で支持されたディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの表示面の外周に沿って設けられ、前記筐体部材の高台部で支持されたベゼル部材と、引張剥離操作用のタブを引っ張ることで引張剥離可能な特性を有し、前記筐体部材の内面から高台部に亘って延在するように設けられることで、前記ディスプレイパネルを前記筐体部材の内面に固定し、さらに前記ベゼル部材を前記筐体部材の高台部に固定する両面粘着テープと、を備える。
本発明の上記態様によれば、衝撃強度とメンテナンス性とを両立することができる。
図1は、一実施形態に係る電子機器を上から見下ろした模式的な平面図である。 図2は、第1筐体の模式的な正面図である。 図3は、図2に示す筐体部材のコーナー部及びその周辺部を拡大した正面図である。 図4は、図3に示すコーナー部及びその周辺部の模式的な斜視図である。 図5は、図3中のV-V線に沿う模式的な断面図である。 図6Aは、図5に示す第1筐体から両面粘着テープを引張剥離する動作を説明する断面図である。 図6Bは、傾斜面に代えて鉛直面を用いた構成の第1筐体から両面粘着テープを引張剥離する動作を説明する断面図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器10を上から見下ろした模式的な平面図である。図1に示すように、本実施形態の電子機器10は、クラムシェル型のノート型PCであり、第1筐体12と第2筐体14とをヒンジ16によって相対的に回動可能に連結した構成である。第1筐体12は、ディスプレイパネル18を搭載している。第2筐体14は、上面14aに臨むようにキーボード20等を搭載し、内部にはマザーボード等を搭載している。本発明に係る電子機器は、ノート型PC以外、例えば単体のディスプレイ装置、タブレット型PC、携帯電話、スマートフォン、又は携帯用ゲーム機等でもよい。
以下、電子機器10について、第1筐体12を第2筐体14から開いて両者の面方向を直交させた状態(筐体12,14の角度を90度とした状態)を基準とし、ディスプレイパネル18を視認するユーザから見て、左右方向をそれぞれX1,X2方向、上下方向をそれぞれY1,Y2方向、奥行方向をそれぞれZ1,Z2方向と呼んで説明する。X1,X2方向をまとめてX方向と呼ぶこともあり、Y1,Y2方向及びZ1,Z2方向についても同様に呼ぶことがある。
第2筐体14は、扁平な箱体であり、第1筐体12と隣接している。第2筐体14の内部には、CPU等を搭載したマザーボード、バッテリ装置、メモリ、アンテナ装置等の各種電子部品が収容されている。第2筐体14の上面14aには、キーボード20及びタッチパッド21が臨んでいる。
第1筐体12は、第2筐体14よりも薄い扁平な箱体である。ディスプレイパネル18は、表示面18aが第1筐体12のZ1側表面(正面12a)を臨んでいる。第1筐体12は、Z2側表面(背面12b)を形成する筐体部材24と、正面12aの周縁部を形成するベゼル部材26と、を有する。第1筐体12の上下左右の側面12cは、筐体部材24の四周縁部から起立した立壁27によって形成されている。ヒンジ16は、第1筐体12のY2側縁部と第2筐体14のZ2側縁部とを連結している。
ディスプレイパネル18は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成される。ディスプレイパネル18は、例えばガラス、液晶層、及び導光板等を積層してそれぞれの層の外周縁部同士を両面テープや接着剤等で固定した構造である。ディスプレイパネル18は、タッチパネル式でもよい。
次に、第1筐体12のより詳細な構成を説明する。
図2は、第1筐体12の模式的な正面図である。図2において、ベゼル部材26は図示が省略され、ディスプレイパネル18は外形のみが2点鎖線で図示されている。つまり図2は、筐体部材24の内面24a(背面12bの裏面)と、内面24aに設置された各種部品とを図示したものである。図3は、図2に示す筐体部材24のコーナー部C(X1側及びY1側のコーナー)及びその周辺部を拡大した正面図である。図4は、図3に示すコーナー部C及びその周辺部の模式的な斜視図である。図5は、図3中のV-V線に沿う模式的な断面図である。
先ず、筐体部材24の構成を説明する。
図2に示すように、本実施形態の筐体部材24は、中央部を含む大部分を形成する矩形状のプレート部28と、プレート部28の外周縁部に接合された枠状のフレーム部30と、を有する。
プレート部28は、例えばプリプレグの積層板、樹脂板、又はアルミニウムやチタン等の金属板で構成される。プリプレグの積層板は、例えば炭素樹脂等の強化繊維にマトリクス樹脂(例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂或いは熱可塑性樹脂)を含浸させたプリプレグを複数層積層し、仕様によってはプリプレグ層間に発泡体等の中間材を挟んだものである。本実施形態のプレート部28は、強化繊維として炭素繊維を用いた炭素繊維強化樹脂板(CFRP板)である。
フレーム部30は、プレート部28の外周縁部に樹脂材を射出成形し、接合したものである。フレーム部30を形成する樹脂材としては、例えばポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等であり、これらの樹脂にガラス繊維等の強化繊維を含有させた繊維強化樹脂(例えば、GFRP)を用いてもよい。炭素繊維強化樹脂板で形成されたプレート部28は、軽く且つ高強度であるが、機械加工や形状加工の施工性に問題がある。そこで筐体部材24は、プレート部28の周囲に樹脂材で形成されたフレーム部30を設け、このフレーム部30に立壁27、高台部31、及びねじ穴32等を形成している。
高台部31は、立壁27の内側面に沿って延在している。高台部31は、フレーム部30の一部を他の部分やプレート部28の内面24aよりもZ1方向に突出させて一段高く形成した厚肉部分である(図4及び図5参照)。筐体部材24は、高台部31と内面24aとの段差部分に壁状の傾斜面33を有する(図4及び図5参照)。傾斜面33は、内面24aから高台部31へとY2方向に向かって次第にZ1側に高くなる上り坂である。傾斜面33は、内面24aと高台部31との間を滑らかに連続させている。高台部31の頂面には、一辺が傾斜面33に開口した凹状部31aが形成されている(図3及び図4参照)。
図5に示すように、内面24aと傾斜面33との間の角度θは、鈍角であることが好ましい。具体的な角度としては、角度θは、100度以上(当然180度未満)であることが好ましく、例えば100度~140度程度の範囲内に設定するとよい。本実施形態では角度θは120度である。つまり本実施形態の傾斜面33(上り坂)の傾斜角度は、内面24aの面方向(Y方向)に対して60度としている。
図2中に等高線状の楕円模様で示すように、本実施形態の筐体部材24は、内面24aが滑らかに窪んだ凹状の曲面形状24bを有する。曲面形状24bは、プレート部28の領域の一部又は全部を背面12b側に膨出させることで、内面24aを皿状に窪ませたものである。これにより筐体部材24は、背面12b側の一部又は全部が後方へと僅かに膨出したドーム形状を成している。筐体部材24は平面で形成されてもよい。
ねじ穴32は、ヒンジ16を固定するためのものである。ねじ穴32は、筐体部材24のX方向両端のY2側角部の高台部31に形成されている。筐体部材24は、左右のねじ穴32の側部にそれぞれ切欠形状部24cを有する。
次に、筐体部材24に対するディスプレイパネル18及びベゼル部材26の取付構造を説明する。
図2に示すように、筐体部材24の内面24aには、左右一対の両面粘着テープ34A,34Bが設けられている。両面粘着テープ34A,34Bは、筐体部材24に対してディスプレイパネル18及びベゼル部材26を固定するためのものである。両面粘着テープの設置枚数は3枚以上でもよい。
図2に示すように、本実施形態の両面粘着テープ34A,34B及びその周辺部は、左右対称構造である。両面粘着テープ34A,34B及びその周辺部は左右対称構造でなくてもよいが、それぞれの果たす機能と効果は同一又は同様である。そこで、以下ではX1側の両面粘着テープ34A及びその周辺部の構成を代表的に説明し、X2側の両面粘着テープ34B及びその周辺部については両面粘着テープ34A等と同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
両面粘着テープ34Aは、引張剥離可能な特性を有しており、ストレッチリリーステープ、ストレッチ両面テープ、或いはストレッチャブルテープと呼ばれる部品である。両面粘着テープ34Aは、フレーム部30のX1側縁部に近接して設けられ、Y方向に沿って延在している。両面粘着テープ34Bは、フレーム部30のX2側縁部に近接して設けられている。本実施形態では、両面粘着テープ34A,34Bは、フレーム部30のY方向に沿って延びた左右の縦枠部分に設けられている。両面粘着テープ34(34B)は、プレート部28からフレーム部30に跨がるように設けられてもよい。
図3~図5に示すように、両面粘着テープ34Aは、第1粘着部34aと、第2粘着部34bと、ブリッジ部34cと、タブ34dとを有する。
第1粘着部34aは、X方向に幅狭でY方向に長いベルト状の部分である。第1粘着部34aは、ディスプレイパネル18を筐体部材24に固定する。図5に示すように、第1粘着部34aは、Z2側の粘着面34a1が筐体部材24の内面24aに固定され、Z1側の粘着面34a2がディスプレイパネル18の裏面18bに固定される。第1粘着部34aは、例えばX方向の幅寸法が0.8~1mm程度、Y方向の全長が250mm程度である。図2中の各参照符号36は、それぞれディスプレイパネル18の裏面18bを支持するためのクッション材であり、例えばスポンジである。
第2粘着部34bは、両面粘着テープ34AのY2側端部及びその近傍の部分である。第2粘着部34bは、ベゼル部材26を筐体部材24に固定する。図5に示すように、第2粘着部34bは、Z2側の粘着面34b1が高台部31の表面に固定され、Z1側の粘着面34b2がベゼル部材26の裏面26aに固定される。
本実施形態では、高台部31の表面には、第2粘着部34bの形状に対応する凹状部31aが設けられている。そこで、第2粘着部34bの粘着面34b1は、この凹状部31aの底面に固定される。これにより両面粘着テープ34Aは筐体部材24に対して容易に位置決めすることができる(図3及び図4参照)。図5に示すように、ベゼル部材26は、断面略L字状に形成されており、第2粘着部34bはXY平面に沿うベゼル部材26のベース部26bに固定される。第2粘着部34bのX方向の幅寸法は第1粘着部34aと同一である。
ブリッジ部34cは、粘着部34a,34b間に設けられた部分である。ブリッジ部34cは、傾斜面33の表面に固定される。本実施形態のブリッジ部34cは、ディスプレイパネル18やベゼル部材26の固定には寄与しない。
タブ34dは、両面粘着テープ34Aの引張剥離操作用の摘みである。図2に示すように、タブ34dは、両面粘着テープ34AのY2側端部からX2方向に向かって屈曲するように延び、切欠形状部24cに面している。両面粘着テープ34Bのタブ34dは、Y2側端部からX1方向に向かって屈曲するように延び、切欠形状部24cに面している。両面粘着テープ34A,34Bは、タブ34dを引っ張ることで各粘着面を容易に剥離することができる。
図5中の参照符号38は、ディスプレイパネル18の表示面18a及びベゼル部材26のベース部26bを覆うカバーガラスである。図5に示すように、ベゼル部材26は、少なくともX方向に延びたY1側縁部及びY方向に延びたX1,X2側縁部において、Z方向に突出した薄い板片26cのみが第1筐体12の外観に露出する。
次に、第1筐体12のメンテナンス時等に両面粘着テープ34A(34B)を引張剥離してディスプレイパネル18及びベゼル部材26を取り外す動作を説明する。
図6Aは、図5に示す第1筐体12から両面粘着テープ34A(34B)を引張剥離する動作を説明する断面図である。図6Bは、傾斜面33に代えて鉛直面40を用いた構成の第1筐体12から両面粘着テープ34A(34B)を引張剥離する動作を説明する断面図である。
両面粘着テープ34A(34B)を引張剥離する際は、先ず、図2中の矢印Fに示すように、タブ34dを指先や工具等で摘み、ディスプレイパネル18と筐体部材24との間から引き抜くように引っ張る。本実施形態の場合、タブ34dは、筐体部材24のY2側縁部(切欠形状部24c)に面している。このため、タブ34dは、第1筐体12からヒンジ16を取り外し、筐体12,14間を分離した後、容易に摘んで引っ張ることができる。
両面粘着テープ34A(34B)は、第1粘着部34aがタブ34dに近い位置から次第に引張剥離される。第1粘着部34aの剥離が完了するのと前後して、今度はブリッジ部34cが傾斜面33から引き剥がされる。本実施形態の場合、傾斜面33は、内面24aに対して鈍角に設定されている。このため、両面粘着テープ34A(34B)は、図6A中の矢印F1,F2,F3で示すような順で次第に傾斜面33から剥がされる。そして、ブリッジ部34cの剥離が完了するのと前後して、今度は第2粘着部34bが高台部31から引き剥がされる。第2粘着部34bの高台部31からの剥離が完了すると、両面粘着テープ34A(34B)の剥離及び除去作業が完了する。
ところで、図6Bに示す構成例のように、傾斜面33に代えて鉛直面40を用いた構成としてもよい。但し、鉛直面40を用いた構成では、両面粘着テープ34A(34B)が図6B中の矢印F’で示すように急激な角度で引っ張られる。その結果、この構成では、ブリッジ部34cが傾斜面33から剥離される際、その直前にあるディスプレイパネル18のエッジ部(図6A中のディスプレイパネル18のY1,Z2側の角部)に引っかかって途中で千切れたり、その後の引っ張り動作ができなくなったりする懸念がある。
これに対して、本実施形態の筐体部材24は、内面24aに対して鈍角に形成された傾斜面33を内面24aと高台部31との間に備える。このため、両面粘着テープ34A(34B)は、傾斜面33から剥離される際、図6A中の矢印F1~F3に示すようにブリッジ部34cが次第にディスプレイパネル18の裏面18bを押し上げながら円滑にZ1側へと剥離される。すなわちブリッジ部34cは、傾斜面33の下(内面24a)から上(高台部31)に向かって徐々に剥離される。その結果、当該電子機器10は、両面粘着テープ34A(34B)を傾斜面33から剥離する際、ブリッジ部34cがその直前にあるディスプレイパネル18のエッジ部に引っかかって千切れたり、円滑な引っ張り動作ができなくなったりすることが抑制される。
なお、図6Bに示す構成例は、ディスプレイパネル18のエッジ部と、鉛直面40との間に十分な隙間が確保できる仕様等であれば有効に用いることもできる。この隙間により、両面粘着テープ34A(34B)がディスプレイパネル18のエッジ部に引っかかることを抑制可能であるからである。但し、ベゼル部材26の幅狭化による外観品質の向上等を考慮すると、ディスプレイパネル18と鉛直面40との間に十分な隙間を確保できないことも多い。従って、このような場合には傾斜面33を用いた構成が極めて有効である。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10は、ディスプレイパネル18及びベゼル部材26をまとめて1枚の両面粘着テープ34A(34B)で筐体部材24に固定している。このため、電子機器10の落下時の衝撃で筐体部材24とベゼル部材26とが分離するようなことが両面粘着テープ34A(34B)の粘着力によって抑制され、高い衝撃強度が得られる。特に、両面粘着テープ34A(34B)は、左右のコーナー部C(図2参照)の近傍、すなわち筐体部材24のX方向中心よりもコーナー部Cに近い位置にある。このため、電子機器10にかかる衝撃が特に大きなコーナードロップ時にもベゼル部材26が筐体部材24から脱落することを要請できる。しかも当該電子機器10は、左右それぞれ1枚の両面粘着テープ34A,34Bを用いているため、ディスプレイパネル18及びベゼル部材26の取外動作が極めて容易である。このため、電子機器10は、高いメンテナンス性が得られる。なお、ベゼル部材26は、例えばコーナー部Cから遠い部分はフック状の爪等を筐体部材24に係合させて連結する構成を併用してもよい。
しかも両面粘着テープ34A,34Bは、傾斜面33を介して階段状に並んだ内面24a及び高台部31に跨るように設けられている。このため、両面粘着テープ34A,34Bは、引張剥離時に段差のある内面24aと高台部31との間で千切れたりすることが抑制され、円滑な剥離動作が可能である。なお、傾斜面33の角度は、90度に近くなるほど両面粘着テープ34A,34Bの剥離不良を生じ易い。一方、傾斜面33の角度が180度に近くなるほど高台部31の表面での第2粘着部34bの貼付けスペースの確保が困難になる。そこで、本実施形態では角度θを120度とすることで、上記した剥離不良を抑制しつつ、貼付けスペースの確保を可能としている。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
12 第1筐体
14 第2筐体
16 ヒンジ
18 ディスプレイパネル
24 筐体部材
24a 内面
26 ベゼル部材
31 高台部
33 傾斜面
34A,34B 両面粘着テープ
34d タブ
40 鉛直面

Claims (6)

  1. 電子機器であって、
    内面と、前記内面の一縁部に設けられ、前記内面よりも一段高く形成された高台部と、を有する筐体部材と、
    表示面を有し、前記表示面とは反対側の裏面が前記筐体部材の内面で支持されたディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの表示面の外周に沿って設けられ、前記筐体部材の高台部で支持されたベゼル部材と、
    引張剥離操作用のタブを引っ張ることで引張剥離可能な特性を有し、前記筐体部材の内面から高台部に亘って延在するように設けられることで、前記ディスプレイパネルを前記筐体部材の内面に固定し、さらに前記ベゼル部材を前記筐体部材の高台部に固定する両面粘着テープと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記筐体部材は、前記内面から前記高台部に向かって次第に傾斜した傾斜面を有する
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記内面と前記傾斜面との間の角度は、鈍角である
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記筐体部材の一縁部の長手方向を基準とした場合に、前記両面粘着テープは、前記一縁部の中央よりも端部に近い位置に設置されている
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記筐体部材を備える第1筐体と、
    前記第1筐体と隣接して設けられた第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを相対的に回動可能に連結するヒンジと、
    を備え、
    前記第1筐体に対して、前記ヒンジは、前記筐体部材の前記一縁部とは反対側の他縁部に連結されている
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器であって、
    前記両面粘着テープのタブは、前記筐体部材の他縁部に近接した位置にある
    ことを特徴とする電子機器。
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