JP2023003294A - 電池監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個々の電池セルの状態を検出することなく、また満充電後に充電を過度に継続することなく、個々の電池セルのSOCのばらつきを抑制するように充電することが可能な組電池の電池監視装置を提案する。【解決手段】本開示に係る電池監視装置を適用する組電池に係る電池モジュールは、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルを直列に接続することにより構成される。本開示に係る電池監視装置は、電池モジュール間の電圧差が所定値未満の場合、所定の第1条件を満たす時、充電の完了を判定し、電池モジュール間に所定値以上の電圧差が生じた場合、電池モジュール間に所定値以上の電圧差が生じた時点から現時点まで充電電力の積算値を算出し、積算値が所定の閾値以上となるとき、充電の禁止を判定し、所定の第2条件を満たす時、充電の完了を判定するように構成される。【選択図】図5

Description

本開示は、複数の電池モジュールを直列に接続して構成する組電池の電池監視装置に関する。
特許文献1には、複数の蓄電セルを直列接続してなる複合セルの各蓄電セルの状態を高精度かつ同期計測し、耐破壊性に優れた伝送方法で伝送する複合セル状態監視装置が開示されている。この複合セル状態監視装置は、複数の蓄電セルを直列接続してなる複合セルに接続され、各セルの電圧をそれぞれ測定して量子化する電圧測定部と、セルに流れる電流を測定して量子化する電流測定部と、電圧および電流の測定値を上位情報処理装置に送信する通信部とを備えている。そして、通信部は各測定値を同期タイミング信号と同期してトークンフレーム単位で同時一括に取り込み、量子化した測定値をトークン信号と同期して時分割多重方式にてフレーム単位で順次送信する。
特開2014―211402号公報
組電池を構成する電池セルとして一般的に採用されるリチウムイオン電池は、満充電後に充電を過度に継続すると、著しい劣化の促進や温度上昇を伴う虞がある。このため、リチウムイオン電池を電池セルとする組電池の充電を行う際は、寿命や性能を確保するため、個々の電池セル毎に満充電に達したことを正確に判定し、充電状態(SOC;State Of Charge)を適切に管理することが望ましい。また、個々の電池セル毎のSOCのばらつきを抑制するように均等化が行われることが望ましい。
しかしながら、個々の電池セル毎の充電を管理するために、個々の電池セル毎に電圧検出線や電圧センサを備えると、コストの増大や組電池の大型化を招く。
また、典型的な組電池として、複数の電池セルで構成される電池モジュールを、複数接続して構成されるものがある(例えば、バイポーラ電池)。この場合に個々の電池セルの電圧を検出しようとすると、内部から電圧検出線を取り出す必要があるなど構造が複雑となる。
本開示は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、複数の電池モジュールを直列に接続して構成する組電池の電池監視装置であって、個々の電池セルの状態を検出することなく、また満充電後に充電を過度に継続することなく、個々の電池セルのSOCのばらつきを抑制するように充電することが可能な電池監視装置を提供することを目的とする。
本開示は、複数の電池モジュールを直列に接続して構成する組電池の電池監視装置に関する。ここで、電池モジュールは、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルを直列に接続することにより構成される。本開示に係る電池監視装置は、電池モジュールの間の電圧差が所定値未満の場合、それぞれの電池モジュールの端子電圧が所定の第1条件を満たすとき、充電の完了を判定するように構成される。また本開示に係る電池監視装置は、電池モジュールの間に所定値以上の電圧差が生じた場合、電池モジュールの間に所定値以上の電圧差が生じた時点から現時点までの充電電力の積算値を算出し、積算値が所定の閾値以上となるとき、充電の禁止を判定し、それぞれの電池モジュールの端子電圧が所定の第2条件を満たすとき、充電の完了を判定するように構成される。
本開示に係る電池監視装置によれば、電池モジュールの間に所定値以上の電圧差が生じた後において、充電を継続する。これにより、電池セルのSOCがばらつくためにいずれかの電池セルが先行して満充電に達した後において充電が継続され、個々の電池セルのSOCのばらつきを抑制することができる。また、電池モジュールの間に所定値以上の電圧差が生じた時点から現時点までの充電電力の積算値が所定の閾値以上となる場合に充電を禁止する。これにより、満充電後の過度な充電を防止することができる。延いては、電池セルの故障及び過度な温度上昇を防止することができる。さらに、本開示に係る電池監視装置は、個々の電池セルの状態を検出することを要しない。
本実施形態に係る電池監視装置が適用される組電池の例を示す概念図である。 本実施形態に係る電池監視装置及び組電池がパッケージ化されたバッテリパックの例を示す図である。 正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルについて、SOCに対する電圧及び温度を示すグラフである。 本実施形態に係る電池監視装置の機能を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電池監視装置の機能を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲などの数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数が特定される場合を除いて、その言及した数に、本開示に係る思想が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構成等は、特に明示した場合や原理的に明らかにそれに特定される場合を除いて、本開示に係る思想に必ずしも必須のものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を附しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
1.組電池
本実施形態に係る電池監視装置は、複数の電池モジュールを直列に接続して構成する組電池に適用される。ここで、電池モジュールは、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルを直列に接続することにより構成される。図1は、本実施形態に係る電池監視装置が適用される組電池10の例を示す概念図である。
図1に示す組電池10は、2つの電池モジュール200を、集電板210を介して、直列に接続して構成されている。ここで、それぞれの電池モジュール200を区別するため符号に記号(A,B)を附している。以下、200Aとして示す電池モジュール200を、「第1モジュール」とも称し、200Bとして示す電池モジュール200を、「第2モジュール」とも称する。
電池モジュール200は、複数の電池セルにより構成されている。電池セルは、正極201にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である。電池セルは、正極201、負極202、セパレータ203、正極集電箔204、及び負極集電箔205が図1に示すように組み合わされ、シール材206により接着されて構成されている。
正極201は、リン酸鉄リチウムである。負極202は、典型的には、黒鉛である。正極集電箔204は、典型的には、アルミニウムを材料として形成される。負極集電箔205は、典型的には、銅を材料として形成される。
電池モジュール200は、図1に示すように、複数の電池セルが積層されることにより、複数の電池セルが直列に接続されて構成されている。
集電板210は、図1に示すように、それぞれの電池モジュール200と電気的に接続するように備えられる。組電池10は、集電板210を介して、それぞれの電池モジュール200の充放電が行われる。つまり、集電板210は、端子として機能する。
また、それぞれの集電板210に電圧検出線を接続し、それぞれの集電板210の間の電圧を測定することで、組電池10全体の端子電圧やそれぞれの電池モジュール200の端子電圧を測定することができる。例えば、第1モジュール200Aの両側に電気的に接続する集電板210の間の電圧を測定することにより、第1モジュール200Aの端子電圧を測定することができる。
さらに、集電板210の間の電流を測定することで、組電池10に流れる電流を測定することができる。延いては、組電池10に対する充電電力を測定することができる。ここで、図1に示す組電池10の充電を行う場合、電流は、図1に示す-端子から+端子の方向に流れる。
なお、集電板210は、冷却装置としても機能する。この場合、冷却機能を高めるために、適当な形状を採用しても良い。
図1に示す組電池10に係る寸法等の設計は、機能要件等を満たすように適当に行われるものであって良い。例えば、以下のような設計が例示される。電池セルは、正極201の厚みを500μm、負極202の厚みを300μm、セパレータ203の厚みを16μm、正極集電箔204の厚みを12μm、負極集電箔の厚みを10μmとして構成する。そして、それぞれの電池モジュール200は、60個の電池セルを積層して構成し、その厚みを50mmとする。
本実施形態に係る電池監視装置は、このような組電池10に適用される。組電池10は、一般に、電池監視装置及びその他の充放電に関する装置とともにバッテリパックの一部としてパッケージ化される。図2は、本実施形態に係る電池監視装置100及び組電池10がパッケージ化されたバッテリパック20の例を示す図である。図2の上部は、バッテリパック20が備える各部品を示し、図2の下部は、図2の上部に示す各部品を組み合わせたバッテリパック20を示している。
バッテリパック20は、電池監視装置100と、モジュール監視装置110と、ジャンクションボックス120と、組電池10と、絶縁板220と、ケース230と、を備えている。
組電池10は、絶縁板220の間に配置された状態で、ケース230に納められる。電池監視装置100、モジュール監視装置110、及びジャンクションボックス120は、互いに電気的に接続された状態で、ケース230に納められる。典型的には、ワイヤーハーネスを介して接続される。
モジュール監視装置110は、それぞれの電池モジュール200と接続し、電池モジュール200に係る状態を監視する。特に、モジュール監視装置110により、電池モジュール200の端子電圧が測定される。つまり、モジュール監視装置110は、電圧測定器としても機能する。測定された端子電圧は、電池監視装置100に伝達される。モジュール監視装置110は、典型的には、マイクロコントローラである。
電池監視装置100は、組電池10全体の電圧、電流、温度等を測定し、組電池10に係る状態を監視する。ここで、測定は、電池監視装置100と一体となって構成されるセンサにより行われても良いし、電池監視装置100とは別個に備えるセンサにより行われ、電池監視装置100は、センサから測定情報を取得するように構成されていても良い。特に、電池モジュール200の端子電圧は、モジュール監視装置110から取得して良い。
また、電池監視装置100は、組電池10に係る状態に基づいて、組電池10の充電の完了、又は組電池10の充電の禁止、を判定する。ここで、充電の完了の判定は、典型的には、組電池10が満充電に達したことを検知した場合に行われる。また、充電の禁止の判定は、典型的には、組電池10の故障を検知した場合に行われる。
これにより、例えば、組電池10の充電を行う充電装置に対して、充電の完了又は充電の禁止が通知される。充電装置は、通常、電池監視装置100から充電の完了、又は充電の禁止の通知を受けた場合、充電を終了する。
電池監視装置100は、典型的には、マイクロコントローラである。特に、バッテリパック20が電気自動車(BEV;Battery Electric Vehicle)等の車両に搭載されるものである場合、電池監視装置100は、典型的には、バッテリ制御に係るECU(Electronic Control Unit)である。そして、電池監視装置100及びモジュール監視装置110により、バッテリマネジメントシステム(BMS;Battery Management System)を構築する。ただし、電池監視装置100は、モジュール監視装置110と一体的に構成されていても良い。
ジャンクションボックス120は、充電装置等のバッテリパック20の外部の装置とバッテリパック20を電気的に接続するインターフェースを提供する。ジャンクションボックス120は、典型的には、リレー、ヒューズ、電流センサを備えて構成される。
本実施形態に係る電池監視装置100は、個々の電池セルの状態を検出することなく、また満充電後に充電を過度に継続することなく、個々の電池セルのSOCのばらつきを抑制するように充電をすることが可能な機能を有することを特徴とする。この電池監視装置100の機能の詳細については後述する。
2.電池セルの特性
本実施形態に係る電池監視装置100は、電池モジュール200が、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルが直列に接続されて構成される場合に適用される。以下、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルの特性について説明する。
図3は、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルについて、SOCに対する電圧及び温度を示すグラフである。図3に示すグラフの横軸はSOCを示し、左側の縦軸はSOCに対する電圧を、右側の縦軸はSOCに対する温度を示している。ここで、SOCが100%を超える範囲は、過充電が行われる場合を示している。図3に示すように、過充電によりSOCが100%を超える範囲では、電池セルの温度が上昇する。
図3に示すように、通常の使用範囲であるSOCが0-100%の範囲では、電池セルの電圧は3.2-3.6Vとなっている。また、SOCが0%又は100%の近傍を除いて、その変動は小さい。一方で、満充電(SOC100%)後、SOCが100%を僅かに超えると、電池セルの電圧は一気に4.4Vまで到達する。
ここで、過充電が行われる場合に供給される充電電力は、リチウムイオン電池の電解液の分解に消費されることとなる。従って、過充電において供給される充電電力の積算値から、電解液の分解量を推定することができる。一方で、過充電によって、余剰に備えられる電解液(余剰電解液)の分解に消費される以上の充電電力が供給されると、電池セルは故障することとなる。
3.電池監視装置の機能
図1及び図2に示す組電池10に適用する場合として、本実施形態に係る電池監視装置100の特徴的な機能について説明する。図4及び図5は、本実施形態に係る電池監視装置100の機能を示すフローチャートである。図4及び図5は、Aとして示す部分で繋がっており、1つのフローチャートを示している。なお、図4及び図5に示すフローチャートは、充電装置により組電池10の充電を開始したときに開始し、各処理は所定の制御周期毎に実行される。
ステップS100において、電池監視装置100は、第1モジュール200Aの端子電圧と第2モジュール200Bの端子電圧の電圧差が0.8V(所定値)以上となるか否かを判定する。
図3において説明したように、電池セルは、通常の使用範囲における電圧が最大で3.6Vであり、満充電に達した後は一気に4,4V以上となる。また、SOCが0%又は100%の近傍を除いて、その変動は小さい。従って、ステップS100における処理により、第1モジュール200Aが第2モジュール200Bよりも多くの充電が行われ、第1モジュール200Aを構成するいずれかの電池セルが先行して満充電に達したか否かを判定することができる。つまり、判定処理の結果が肯定となることは、電池セルのSOCがばらついていることに対応する。
ステップS100における処理の結果が肯定となる(いずれかの電池セルが先行して満充電に達したと判定する)とき(ステップS100;Yes)、処理はステップS200に進む。ステップS100における処理が否定となるとき(ステップS100;No)、処理はステップS110に進む。
ステップS110において、電池監視装置100は、第1モジュール200Aの端子電圧又は第2モジュール200Bの端子電圧が所定の条件(第1条件)を満たすか否かを判定する。ここで、第1条件は、第1モジュール200Aの端子電圧をセル数で除した値が3.6V以上となること、又は第2モジュール200Bの端子電圧をセル数で除した値が3.6V以上となることである。これは、第1モジュール200A又は第2モジュール200Bが満充電に達していることを示す条件である。
ここで、ステップS110は、ステップS100における処理の結果が否定となるとき(ステップS100;No)に実行されるため、ステップS110に係る判定が肯定となるのは、電池セルのSOCがばらつくことなく第1モジュール200A又は第2モジュール200Bが満充電に達していることに対応する。
第1モジュール200Aの端子電圧又は第2モジュール200Bの端子電圧が第1条件を満たすとき(ステップS110;Yes)、処理はステップS120に進む。第1モジュール200Aの端子電圧又は第2モジュール200Bの端子電圧が第1条件を満たさないとき(ステップS120;No)、ステップS100に進み処理を繰り返す。
ステップS120において、電池監視装置100は、充電の完了を判定する。また、第1モジュール200AのSOC、又は第2モジュール200BのSOCを100%にセットする。ステップS120の後、処理は終了する。
ステップS200において、電池監視装置100は、ステップS100における処理の結果が肯定となった時点から現時点までの充電電力の積算値を算出する。ここで、ステップS200が、ステップS100における処理の結果が肯定となった(いずれかの電池セルが先行して満充電に達した)後に実行されることを鑑みれば、ステップS200において算出される充電電力の積算値は、満充電に達した電池セルに係る電解液の分解に消費されるエネルギーに対応する。すなわち、ステップS200において算出される充電電力の積算値から、満充電に達した電池セルに係る電解液の分解量を推定することができる。
ステップS200の後、処理はステップS210に進む。
ステップS210において、電池監視装置100は、ステップS200において算出した積算値が所定の閾値を超えるか否かを判定する。ここで、所定の閾値は、余剰電解液が分解されることとなる充電電力の積算値である。つまり、電池セルが故障することとなる閾値である。
なお、所定の閾値は、実験的に与えられても良いし、満充電に達した電池セルに係る余剰電解液の量から定められても良い。
積算値が所定の閾値以上となるとき(ステップS210;Yes)、処理はステップS230に進む。積算値が所定の閾値未満となるとき(ステップS210;No)、処理はステップS220に進む。
ステップS220において、電池監視装置100は、充電の禁止を判定する。ステップS220の後、処理は終了する。
ステップS230において、電池監視装置100は、第1モジュール200Aの端子電圧又は第2モジュール200Bの端子電圧が所定の条件(第2条件)を満たすか否かを判定する。ここで、第2条件は、第1モジュール200Aの端子電圧から0.8を引いた値をセル数で除した値が3.6V以上となること、又は第2モジュール200Bの端子電圧をセル数で除した値が3.6V以上となることである。これは、先行して満充電に達したと判定された電池セルの影響を除いて第1モジュール200Aが満充電に達していること、又は第2モジュール200Bが満充電に達していることを示す条件である。
第1モジュール200Aの端子電圧又は第2モジュール200Bの端子電圧が第2条件を満たすとき(ステップS230;Yes)、処理はステップS240に進む。第1モジュール200Aの端子電圧又は第2モジュール200Bの端子電圧が第2条件を満たさないとき(ステップS230;No)、ステップS200に進み処理を繰り返す。
ステップS240(第2通知処理)において、電池監視装置100は、充電の完了を判定する。また、また、第1モジュール200AのSOC、又は第2モジュール200BのSOCを100%にセットする。ステップS240の後、処理は終了する。
4.効果
このように、本実施形態に係る電池監視装置100によれば、電池モジュール200間に所定値以上の電圧差が生じた後において、充電を継続する。これにより、電池セルのSOCがばらつくためにいずれかの電池セルが先行して満充電に達した後において充電が継続され、個々の電池セルのSOCのばらつきを抑制することができる。また、電池モジュール200間に所定値以上の電圧差が生じた時点から現時点までの充電電力の積算値が所定の閾値以上となる場合に充電を禁止する。これにより、満充電後の過度な充電を防止することができる。延いては、電池セルの故障及び過度な温度上昇を防止することができる。さらに、本実施形態に係る電池監視装置100は、個々の電池セルの状態を検出することを要しない。
10 組電池
20 バッテリパック
100 電池監視装置
110 モジュール監視装置
120 ジャンクションボックス
200 電池モジュール
201 正極
202 負極
203 セパレータ
204 正極集電箔
205 負極集電箔
206 シール材
210 集電板
220 絶縁板
230 ケース

Claims (1)

  1. 複数の電池モジュールを直列に接続して構成する組電池の電池監視装置であって、
    前記電池モジュールは、正極材料としてリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン電池である電池セルを直列に接続することにより構成され、
    前記電池監視装置は、
    前記電池モジュールの間の電圧差が所定値未満の場合、
    それぞれの前記電池モジュールの端子電圧が所定の第1条件を満たすとき、充電の完了を判定し、
    前記電池モジュールの間に前記所定値以上の電圧差が生じた場合、
    前記電池モジュールの間に前記所定値以上の電圧差が生じた時点から現時点までの充電電力の積算値を算出し、
    前記積算値が所定の閾値以上となるとき、充電の禁止を判定し、
    それぞれの前記電池モジュールの端子電圧が所定の第2条件を満たすとき、充電の完了を判定する、ように構成された
    ことを特徴とする電池監視装置。
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