JP2023001613A - 印刷装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信が可能な印刷装置を複数人で共用する場合のユーザ利便性を向上させる。【解決手段】印刷装置(1)は、外部装置(2)と無線通信が可能な通信部(150)と、外部装置への識別情報の発信を通信部に行わせる制御部(110)とを備える。制御部は、自装置内の被印刷媒体(3)に関する情報に基づき、自装置が印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、外部装置への第2の識別情報の発信を通信部に行わせる。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷装置、制御方法、及びプログラムに関する。
テープ状の被印刷媒体への印刷を行う印刷装置には、スマートフォン等の外部装置を利用してその印刷装置の動作を制御することが可能なものがある。この種の印刷装置は、例えば、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信規格に従った無線通信により外部装置から印刷データを受信することにより、その印刷データに応じた被印刷媒体への印刷を行うことができる。
Wi-Fiによる外部装置との無線通信が可能な印刷装置は、無線LAN(Local Area Network)におけるアクセスポイント(AP)として機能し、その印刷装置に設定されたSSID(Service Set Identifier)をブロードキャスト(発信)する。印刷装置の利用者は、スマートフォン等の外部装置を利用して印刷データを作成した後、その外部装置で受信したSSIDを利用して、作成した印刷データを印刷装置に送信することができる。
上述したSSIDを利用した無線通信に関連する技術の1つとして、特許文献1には、サーバからそのサーバの状態を管理端末に通知する際に、サーバと管理端末との接続に用いられる接続用SSIDとは別の、サーバの状態を通知するための通知用SSIDを送信する通信制御システムが記載されている。特許文献1に記載された通信制御システムでは、管理端末は、サーバに接続することなくサーバの状態を知ることができ、サーバに接続する必要がある場合にのみキャリア回線の接続を切断しサーバとの無線LAN接続に切り替えることができる。
特開2015-171025号公報
上述した無線通信による外部装置との接続が可能な印刷装置の場合、印刷装置から離れた場所にいる利用者が外部装置を操作して印刷データを送信することが可能である。しかしながら、上述した印刷装置には、外部装置から印刷データを受信するなどして被印刷媒体への印刷を行っている間は他の外部装置からの印刷データを受け付けることができないものもある。このため、印刷装置から離れた場所にいる利用者が、その印刷装置が被印刷媒体への印刷を行っていることに気付かずに、外部装置を操作して印刷データを送信しようとした場合にはエラーになることがある。また、1つの印刷装置を複数人で共用している場合、印刷装置から離れた場所にいる利用者が、その印刷装置に被印刷媒体が収容されていないこと、又は収容されている被印刷媒体の幅等が所望のものから別のものに変更されていること等に気付かずに、外部装置を操作して印刷データを送信してしまいエラーになることがある。これらのエラーが発生した場合、印刷装置から離れた場所にいる利用者は、印刷装置がある場所に移動して印刷装置の状態を確認し、適切な対処をした後で、再度印刷データを送信する操作を行うことになる。
本発明の一側面に係る目的は、無線通信が可能な印刷装置を複数人で共用する場合のユーザ利便性を向上させることが可能な技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部と、前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる制御部と、を備えることを特徴とする印刷装置である。
本発明の一態様に係る制御方法は、少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部を備えた印刷装置が、前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる処理を実行することを特徴とする制御方法である。
本発明の一態様に係るプログラムは、少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部を備えた印刷装置に、前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる処理を実行させることを特徴とするプログラムである。
上記の態様によれば、無線通信が可能な印刷装置を複数人で共用する場合のユーザ利便性を向上させることが可能な技術を提供することである。
一実施形態に係る印刷装置と情報処理装置との組み合わせの一例を示す模式図である。 一実施形態に係る印刷装置及び情報処理装置の構成例を説明するブロック図である。 印刷装置において行われる被印刷媒体への印刷と関連した処理の一例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る印刷装置がブロードキャストするSSIDの一例を示すテーブルである。 一実施形態に係る印刷装置において行われるSSIDのブロードキャストと関連した処理の一例を説明するフローチャートである。 図5のフローチャートにおける印刷時SSID変更処理の一例を説明するフローチャートである。 印刷装置が印刷を行っていないときの情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。 印刷装置が印刷を行っているときの情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。 印刷装置に被印刷媒体が未装着である場合の情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。 印刷装置でテープ詰まりが発生したときの情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。 印刷装置が印刷を行っているときの情報処理装置の表示画面の別の例を説明する図である。 印刷装置で実行中の印刷と対応付けられる情報処理装置への終了待ち情報の表示方法の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の説明では、スマートフォン等の少なくとも一つの情報処理装置(外部装置)とWi-Fiによる無線通信が可能な印刷装置の例として、感熱材料層を有するテープ状の被印刷媒体に対する印刷及びカットを行うことが可能な感熱方式のラベルプリンタを挙げる。以下の説明では、例示するラベルプリンタにおける周知の構成、機能、及び動作等に関する詳細な説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る印刷装置と情報処理装置との組み合わせの一例を示す模式図である。図1に例示した印刷装置1は、装置筐体101と、装置筐体101の一側面を覆う蓋102とを有する。装置筐体101は、例えば、テープ状の被印刷媒体3を筒状の部材に巻き付けてロール状にしたもの(以下「テープロール4」という)と、被印刷媒体3への印刷を行う印刷部と、被印刷媒体3を搬送する搬送部と、被印刷媒体3をカットするカット部と、印刷部、搬送部、及びカット部の動作等を制御する制御基板とが収容される収容部を有する。テープロール4は、例えば、専用の媒体アダプタに収容した状態で、装置筐体101の所定部位に媒体アダプタを装着することにより、装置筐体101内に収容される。印刷装置1は、テープロール4からほどかれ媒体アダプタに設けられた開口部から外部に引き出された被印刷媒体3に対して印刷やカット等の処理を行う。媒体アダプタの外部に引き出された被印刷媒体3は、搬送部により搬送され、例えば、装置筐体101と蓋102とにより形成される排出口103から印刷装置1の外部へ排出することができる。印刷装置1は、蓋102を装置筐体101から取り外すことにより、装置筐体101への媒体アダプタの装着、及び装置筐体101からの媒体アダプタの取り出しが可能である。
印刷装置1の外面には、複数の入力ボタン104と、複数の表示ランプ105とが設けられている。入力ボタン104は、印刷装置1に対する所定の操作入力を行うことができる。入力ボタン104は、例えば、電源のオン/オフを行うボタン、無線LANの切り替えを行うボタン、再印刷を行うボタン等を含む。複数の表示ランプ105は、それらの点灯状態により印刷装置1の状態を示す。
本実施形態の印刷装置1は、上述のように、スマートフォン等の情報処理装置(外部装置)2とWi-Fiによる無線通信が可能である。この種の印刷装置1は、例えば、電源をオンにすると、又は電源をオンにした後で複数の入力ボタン104のうちの所定の入力ボタン104を押すと、Wi-Fiのアクセスポイントとして機能(動作)する。Wi-Fiのアクセスポイントとして機能する従来の印刷装置は、通常、無線通信による情報処理装置2との接続に用いるために設定された1つのSSIDを定期的にブロードキャスト(発信)する。これに対し、本実施形態の印刷装置1は、後述するように、印刷装置1の状態に応じてブロードキャストするSSIDを変更する。本実施形態の印刷装置1は、少なくとも、SSIDをブロードキャストするときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報に基づき、自装置が、印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理を行っている第1の状態、又は、印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行うことができない第2の状態であるか否かを判定する。第1の状態又は第2の状態であると判定した場合、印刷装置1は、情報処理装置2との無線接続に用いるために設定された1つのSSID(第1の識別情報)を、被印刷媒体に関する情報を含むSSID(第2の識別情報)に変更する。
被印刷媒体に関する情報は、例えば、印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理(搬送、印刷、カット等)を行っているか否かを示す情報、及び印刷データに基づいて行っている被印刷媒体に対する処理が終了するまでの時間情報を含む。被印刷媒体に対する処理を行っているか否かを示す情報や処理が終了するまでの時間情報は、第1の状態であるか否かの判定に利用可能な、被印刷媒体に関する情報の例である。自装置が第1の状態であると判定した場合、印刷装置1は、例えば、第1の識別情報である無線接続用のSSIDを、印刷データに基づいて行っている被印刷媒体3に対する印刷処理が終了するまでの時間情報を被印刷媒体に関する情報として含むSSID(第2の識別情報)に変更する。また、被印刷媒体に関する情報は、例えば、自装置内で被印刷媒体3が検出されないことを示す情報、被印刷媒体3の搬送エラー(テープ詰まり)が発生したことを示す情報等を含む。被印刷媒体3が検出されないこと示す情報は、第2の状態であるか否かの判定に利用可能な、被印刷媒体に関する情報の例である。搬送エラーが発生したことを示す情報は、第1の状態であるか否かの判定及び第2の状態であるか否かの判定のいずれにも利用可能な、被印刷媒体に関する情報の例である。被印刷媒体3が検出されないことに基づいて自装置が第2の状態であると判定した場合、印刷装置1は、例えば、第1の識別情報である無線接続用のSSIDを、被印刷媒体が無い(テープ未検出である)ことを示す情報を被印刷媒体に関する情報として含むSSID(第2の識別情報)に変更する。
本明細書では、上述したWi-Fi等の無線通信規格に従った情報の送受信のことを「無線通信」という。印刷データを無線通信により印刷装置1に送信した情報処理装置2と、その印刷データに基づいて印刷等の処理を行っている印刷装置1とは、その処理が終わるまでの期間「無線接続」されている。本実施形態で例示する印刷装置1は、ある情報処理装置2と無線接続されている間、他の情報処理装置2へのSSIDの発信等の無線通信を行うことができるが、他の情報処理装置2とは無線接続されない。すなわち、上述した第1の状態は、印刷装置1が情報処理装置2と無線接続されている状態を含む。
印刷装置1の利用者は、情報処理装置2に所定のアプリケーションプログラム(ソフトウェア)をインストールして実行させることにより、情報処理装置2を利用して被印刷媒体3に印刷する文字や図形等のレイアウト情報、被印刷媒体3の種類(例えば、テープ幅や色等)の情報、印刷枚数、被印刷媒体3のカットに関する情報を含む印刷データを作成することができる。例えば、情報処理装置2がスマートフォンである場合、操作画面が表示されたタッチパネルディスプレイ201に対してタッチやスライド等の操作を行うことにより、印刷データを作成することができる。印刷装置1の利用者は、印刷装置1からブロードキャストされたSSIDを情報処理装置2が検出した後、タッチパネルディスプレイ201に対して所定の操作を行うことにより、情報処理装置2から印刷装置1に印刷データを送信することができる。印刷データは、例えば、UDP(User Datagram Protocol)を利用して情報処理装置2から印刷装置1に送信される。
印刷装置1は、例えば、自装置で印刷を行っていないときに情報処理装置2からの印刷データを受信すると、受信した印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理(印刷やカット等)を行い、排出口103から排出する。印刷装置1は、受信した印刷データに基づいて行った処理の結果を、例えば、UDPを利用して印刷データの送信元である情報処理装置2に通知する。また、本実施形態の印刷装置1は、上述したように、1つの情報処理装置2からの印刷データを受信して被印刷媒体3への印刷やカット等を行っている間、その情報処理装置2と無線接続された状態となる。このため、印刷中の印刷装置1に対して他の情報処理装置2から印刷データの送信を試みた場合、接続エラーとなる。
図2は、一実施形態に係る印刷装置及び情報処理装置の構成例を説明するブロック図である。
本実施形態の印刷装置1は、図2に例示したように、制御部110、記憶部120、入力部130、表示部132、テープ検知部140、搬送部142、印刷部144、カット部146、及び通信部150を含む。
入力部130は、例えば、図1を参照して説明した複数の入力ボタン104を含む。表示部132は、例えば、図1を参照して説明した複数の表示ランプ105を含む。テープ検知部(媒体検知部)140は、例えば、装置筐体101に媒体アダプタが装着されているか否か等の印刷装置1内の被印刷媒体3の有無、及び媒体アダプタから供給される被印刷媒体3の幅等を検知する。搬送部142は、被印刷媒体3を印刷装置1内の搬送経路に沿って搬送する。印刷部144は、サーマルヘッドにより被印刷媒体3に熱を印加して被印刷媒体3への印刷を行う。カット部146は、被印刷媒体3をカットする。搬送部142、印刷部144、カット部146は、例えば、本実施形態の印刷装置1と同種の、又は類似した構成を有する周知の印刷装置と同様に、動作エラーを検知した場合に制御部110にその動作エラーを通知するエラー検知部を含む。
通信部150は、例えば、Wi-Fiを含む1つ又は複数の無線通信規格に従った無線通信を行うことが可能な通信インタフェースである。通信部150は、例えば、Wi-Fi通信と、Bluetooth(登録商標)通信(BLE(Bluetooth Low Energy。登録商標)通信を含む)とを切り替え可能であってもよい。また、通信部150は、無線通信だけでなく、LANケーブルやUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等の伝送ケーブルを介した有線での通信を可能にするコネクタを含んでもよい。有線での通信が可能な印刷装置1では、例えば、印刷装置1の近くにいる利用者は、印刷装置1と情報処理装置2とを伝送ケーブルで接続し、伝送ケーブルを介して情報処理装置2から印刷装置1に印刷データを送信することができる。印刷装置1と情報処理装置2とが伝送ケーブルで接続されている間、印刷装置1は、SSIDのブロードキャスト等の無線通信が可能な状態であってもよいし、無線通信が無効になってもよい。情報処理装置2と伝送ケーブルで接続されているときに無線通信が無効になる印刷装置1は、例えば、伝送ケーブルによる情報処理装置2との接続が解除されると、無線通信を有効にしてSSIDのブロードキャスト等の無線通信を行ってもよい。また、印刷装置1は、例えば、印刷装置1と情報処理装置2とが伝送ケーブルで接続されており、かつ、印刷装置1が伝送ケーブルで接続された情報処理装置2からの印刷データに基づく処理を行っていない場合、他の情報処理装置2からの無線通信による印刷データを受け付けて当該他の情報処理装置2と無線接続されてもよい。すなわち、伝送ケーブルにより情報処理装置2と接続可能な印刷装置1では、上述した、印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行うことができない第2の状態に、伝送ケーブルにより情報処理装置2と接続された状態が含まれてもよい。
制御部110は、印刷装置1で実行可能な各種動作の全体的な制御を行う。制御部110による制御は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部120に記憶させたプログラムを実行することにより行われる。記憶部120は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含み、プロセッサが実行するプログラム、プログラムを実行する際に参照する各種情報、及びプログラムの実行中に生成される各種情報等を記憶する。制御部110としてのプロセッサが実行するプログラムは、図面を参照して後述する処理をプロセッサに実行させるための1つ以上の命令のセットを含む。
本実施形態の印刷装置1における制御部110は、印刷制御部111と、判定部112と、SSID変更部113とを含む。印刷制御部111は、印刷データに基づいて搬送部142、印刷部144、及びカット部146の動作を制御する。判定部112は、印刷装置1の状態に基づいて、ブロードキャストするSSIDを変更するか否かを判定する。印刷装置1の状態は、上述した、印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理を行っている第1の状態と、印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行うことができない第2の状態とを含む。SSID変更部113は、SSIDを変更すると判定した場合に、ブロードキャストするSSIDを印刷装置1の状態に応じたSSIDに変更する。判定部112が行う判定の例、及びSSIDの変更例については後述する。
情報処理装置2は、制御部210、記憶部220、入力部230、表示部232、及び通信部250を含む。入力部230と表示部232とは、例えば、上述したタッチパネルディスプレイ201として情報処理装置2の表面に配設される。情報処理装置2の入力部230と表示部232とは、タッチパネルディスプレイ201の形態に限らず、例えば、キーボード装置の形態で提供される入力部230と、その入力部230とは異なる部位に配置される表示部232との組み合わせであってもよい。通信部250は、例えば、Wi-Fiを含む1つ又は複数の無線通信規格に従って印刷装置1と無線通信を行うことが可能な通信インタフェースである。
制御部210は、情報処理装置2で実行可能な各種動作の全体的な制御を行う。制御部210による制御は、例えば、CPU等のプロセッサが記憶部220に記憶させたプログラムを実行することにより行われる。記憶部120は、ROM及びRAMを含み、プロセッサが実行するプログラム、プログラムを実行する際に参照する各種情報、及びプログラムの実行中に生成される各種情報等を記憶する。プロセッサが実行するプログラムは、印刷装置1と連携して被印刷媒体3への印刷等を行うためのアプリケーションプログラム(ソフトウェア)を含む。
図3は、印刷装置において行われる被印刷媒体への印刷と関連した処理の一例を説明するフローチャートである。図3には、被印刷媒体3への印刷と関連した処理の一例として、Wi-Fi接続による情報処理装置2からのUDPデータグラムの受信に関する処理を示している。印刷装置1は、電源をオンにし、Wi-Fi接続の設定が有効になると、SSIDのブロードキャストを開始するとともに、図3に例示した処理を開始する。
印刷装置1は、情報処理装置2からのUDPデータグラムを受信したか否かを判定する(ステップS11)。UDPデータグラムを受信していない場合(ステップS11;NO)、印刷装置1は、UDPデータグラムを受信するまで、ステップS11の判定を繰り返す。
UDPデータグラムを受信すると(ステップS11;YES)、印刷装置1は、現在印刷中であるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定は、制御部110(より具体的には、例えば、判定部112)が行う。制御部110は、印刷データに基づいて被印刷媒体3を搬送する処理、被印刷媒体3に印刷する処理、及び被印刷媒体3をカットする処理等を行っている場合に、印刷中であると判定する。ステップS12の判定に利用する被印刷媒体3を搬送する処理を行っているか否か、被印刷媒体3に印刷する処理を行っているか否か、及び被印刷媒体3をカットする処理を行っているか否かは、自装置(印刷装置1)内の被印刷媒体3に関する情報の例である。
印刷中ではない場合(ステップS12;NO)、印刷装置1は、受信したUDPデータグラムの内容に応じた処理を開始する(ステップS13)。例えば、受信したUDPデータグラムが印刷データを含む場合、印刷装置1は、ステップS13においてその印刷データに基づく被印刷媒体3に対する処理を開始する。ステップS13で処理を開始した後、印刷装置1は、ステップS11の判定に戻る。また、ステップS13でUDPデータグラムの内容に応じた処理を開始した場合、印刷装置1は、その処理の終了後に、その処理と対応付けられた情報処理装置2に処理が終了したことを示すUDPデータグラムを送信する。
UDPデータグラムを受信したときに印刷中である場合(ステップS12;YES)、印刷装置1は、次に、受信したUDPデータグラムが印刷中止の指示を含むか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定は、制御部110(より具体的には、例えば、判定部112)が行う。印刷中止の指示である場合(ステップS14;YES)、印刷装置1は、印刷を中止し、中止した印刷と対応付けられた情報処理装置2に印刷が中止されたことを示すUDPデータグラムを送信する(ステップS15)。ステップS15の後、印刷装置1は、ステップS11の判定に戻る。
印刷中に受信したUDPデータグラムが印刷中止の指示ではない場合(ステップS14;NO)、印刷装置1は、受信したUDPデータグラムに対する処理を接続エラーとして(ステップS16)、ステップS11の判定に戻る。このため、印刷中に、別の印刷データに基づく印刷を指示する内容のUDPデータグラムを受信した場合、印刷装置1は、受信した別の印刷データに基づく印刷等の処理を行わない。
図3のステップS16のような接続エラーは、例えば、印刷装置1が印刷を行っている間もWi-Fi接続用のSSIDをブロードキャストすることにより発生する。このような接続エラーが発生すると、例えば、印刷装置1から離れた位置で情報処理装置2を操作している利用者は、印刷装置1が設置された位置まで移動して印刷装置1の状態を確認しなければならない。更に、印刷装置1が印刷中である場合、その印刷が終了するまでの待ち時間が分からない。このため、このような接続エラーは、無線通信による情報処理装置2との連携が可能な印刷装置1に対するユーザ利便性の低下を招く。
上述したようなユーザ利便性の低下を防ぐため、本実施形態の印刷装置1では、少なくとも印刷装置1が印刷を行っている間は、印刷中であることを示す情報を含むSSIDをブロードキャストする。印刷中であることを示す情報は、上述したように、被印刷媒体3に対して搬送、印刷、及びカット等の処理が行われていることを示す情報であり、自装置(印刷装置1)内の被印刷媒体3に関する情報の一例である。印刷中であることを示す情報は、例えば、後述するように、その印刷処理に関する時間情報(例えば、その印刷処理が終了するまでの時間情報)を含むことが好ましい。また、本実施形態の印刷装置1は、例えば、印刷中であることとは別の要因により印刷データに基づいて被印刷媒体に印刷することができない状態である場合には、その要因を示す情報を含むSSIDをブロードキャストする。
図4は、一実施形態に係る印刷装置がブロードキャストするSSIDの一例を示すテーブルである。図4のテーブル5には、自装置(印刷装置1)内の被印刷媒体3に関する情報としての4通りの印刷装置の状態と、ブロードキャストするSSIDとの対応関係の例を示している。
テーブル5に例示した「待機(印刷可)」は、印刷装置1が印刷を行っておらず、情報処理装置2から受信した印刷データを受け付け、その印刷データに基づく被印刷媒体3に対する印刷等の処理を実行可能な状態である。このため、「待機(印刷可)」の状態には、情報処理装置2とのWi-Fi接続に用いる第1の識別情報として印刷装置1に設定された1つのSSID(例えば、「LP001」)が対応付けられる。
テーブル5に例示した「印刷中(残り印刷時間X分)」は、印刷装置1が印刷データに基づいて印刷等の処理を行っている状態である。このため、「印刷中(残り印刷時間X分)」の状態には、印刷装置1がWi-Fi接続に用いるSSID(第1の識別情報)とは異なり、かつ印刷中であることと残り印刷時間の目安とを示す情報を被印刷媒体3に関する情報として含むSSID(例えば、「LP001_Xmin_Wait」)が対応付けられる。印刷装置1は、現在行っている印刷と対応付けられる印刷データと、印刷の進捗状況とに基づいて残り印刷時間X分を導出する。例えば、印刷装置1は、印刷データに基づいて行う処理に要する総処理時間を導出し、処理を開始してからの経過時間を導出した総処理時間から減算して残り印刷時間Xを算出する。また、例えば、印刷装置1は、印刷データに基づいて行う処理のうちの残りの処理に要する時間を残り印刷時間Xとして算出してもよい。処理に要する時間は、例えば、被印刷媒体3への印刷を行う処理における被印刷媒体3の搬送速度と搬送量との積、被印刷媒体3をカットするための処理における被印刷媒体3の搬送速度と搬送量との積及びカット部146が被印刷媒体3をカットする動作の時間等に基づいて導出することができる。「印刷中(残り印刷時間X分)」と対応付けられたSSIDは、印刷データに基づいて行っている被印刷媒体3に対する処理に関する時間情報を含む第2の識別情報の一例である。
テーブル5に例示した「待機(テープ未検知)」は、印刷装置1が印刷を行っておらず、かつ被印刷媒体3が未検知の状態である。被印刷媒体3が未検知の状態は、被印刷媒体の搬送経路上に媒体アダプタから引き出された被印刷媒体3が存在しない状態である。すなわち、被印刷媒体3が未検知の場合、印刷データを受信しても被印刷媒体3に印刷することができない。このため、「待機(テープ未検知)」の状態には、印刷装置1がWi-Fi接続に用いるSSID(第1の識別情報)とは異なり、かつ被印刷媒体3が未検知であることを示すSSID(例えば、「LP001_No_Tape」)が対応付けられる。搬送経路上の被印刷媒体3の有無は、テープ検知部140により検知することができる。テープ検知部140は、例えば、媒体アダプタが装着されているか否かにより、被印刷媒体3の有無を検知する。また、テープ検知部140は、例えば、搬送経路上に被印刷媒体3が存在するときと存在しないときとで受光量が異なるフォトセンサを用いて、被印刷媒体3の有無を検知する。「待機(テープ未検知)」と対応付けられたSSIDは、搬送経路上に被印刷媒体3が無いことを示す情報を被印刷媒体3に関する情報として含む第2の識別情報の一例である。
テーブル5に例示した「印刷エラー(テープ詰まり)」は、印刷装置1の搬送経路に沿って被印刷媒体3を搬送することができなくなっている状態である。このため、「印刷エラー(テープ詰まり)」の状態には、印刷装置1がWi-Fi接続に用いるSSID(第1の識別情報)とは異なり、かつ被印刷媒体3を搬送することができなくなっていることを示すSSID(例えば、「LP001_Tape_Jammed」)が対応付けられる。「印刷エラー(テープ詰まり)」と対応付けられたSSIDは、被印刷媒体3の搬送エラーを示す情報を被印刷媒体3に関する情報として含む第2の識別情報の一例である。
印刷装置1は、例えば、媒体アダプタが装着されており、かつ被印刷媒体3の搬送処理が行われているにもかかわらず、搬送経路の被印刷媒体3の有無の検知に用いるフォトセンサの出力が、被印刷媒体3が有ることを示す出力値の範囲から外れている場合に、テープ詰まりの状態であると判定する。例えば、搬送不良により被印刷媒体3が撓み被印刷媒体3の位置が搬送経路上での適切な位置から逸脱した場合、フォトセンサと被印刷媒体3との距離が変化することにより、フォトセンサにおける受光量が変化して出力値が変化することがある。また、印刷装置1は、例えば、被印刷媒体3の搬送処理を行っている搬送部142が動作不良(例えば、プラテンローラの回転動作の不良等)を検知した場合に、テープ詰まりの状態であると判定してもよい。搬送部142は、本実施形態の印刷装置1と同種の、又は類似した構成を有する周知の印刷装置の搬送部(搬送機構)と同様の方法により、動作不良を検知する。例えば、搬送部142は、ステッピングモータやエンコーダ等の被印刷媒体3の搬送速度や搬送量の検知、制御に利用可能な機構(構成部品)の動作エラーを検知するエラー検知部(図2には不図示)等により、テープ詰まりを検知する。
なお、被印刷媒体3に関する情報と関連付ける印刷装置1の状態は、図4のテーブル5に例示した4通りに限らず、例えば「待機(印刷可)」と「印刷中(残り印刷時間X分)」の2通りであってもよい。また、印刷装置1の状態は、図4のテーブル5には例示していない状態を含んでもよい。例えば、印刷装置1の状態は、「待機(テープ未検出)」と類似した、印刷中に被印刷媒体3を使い切ったテープ切れの状態を示す情報を含んでもよい。また、例えば、印刷装置1の状態は、検知された被印刷媒体3の幅を示す情報及び色を示す情報のいずれか一方又は両方を含んでもよい。また、SSIDに含める(付加する)被印刷媒体3に関する情報を示す文字列は、図4のテーブル5に例示した文字列に限らず、適宜変更可能である。
図5は、一実施形態に係る印刷装置において行われるSSIDのブロードキャストと関連した処理の一例を説明するフローチャートである。
印刷装置1は、例えば、電源をオンにすると、テープ(被印刷媒体3)の有無の検知、搬送部142、印刷部144、及びカット部146の診断等を含む自己診断テストを行う。自己診断テストの後、印刷装置1は、図5に例示した処理を開始し、例えば、テープ(被印刷媒体3)を検知したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定は、テープ検知部140の出力に基づいて制御部110(より具体的には、例えば、判定部112)が行う。テープを検知した場合(ステップS1;YES)、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDを「待機(印刷可)」と対応付けられたWi-Fi接続用のSSID(例えば、「LP001」)に設定し(ステップS2)、設定されたSSIDをブロードキャストする(ステップS3)。その後、所定の期間内に印刷データを受信したか否かを判定し(ステップS4)、受信していない場合(ステップS4;No)、印刷装置1は、例えば、ステップS1の判定に戻る。印刷データを受信した場合(ステップS4;YES)、印刷装置1は、受信した印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理(印刷やカット等)を行うとともに、印刷時SSID変更処理(ステップS5)を行う。印刷時SSID変更処理は、印刷装置1が印刷中であることを示すためにSSIDを変更する処理であり、制御部110(より具体的には、例えば、判定部112及びSSID変更部113)が行う。ステップS5の印刷時SSID変更処理の具体例については、図6を参照して後述する。印刷データに基づいた被印刷媒体3に対する処理が完了すると、印刷装置1は、印刷時SSID変更処理を終了し、ステップS1の判定に戻る。
これに対し、ステップS1でテープを検知していないと判定した場合(ステップS1;NO)、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDを、「待機(テープ未検知)」と対応付けられたSSID(例えば、「LP001_No_Tape」)に設定し(ステップS6)、設定されたSSIDをブロードキャストする(ステップS7)。ステップS6のSSIDの設定は、制御部110(より具体的には、例えば、SSID変更部113)が行う。ステップS1でテープを検知していないと判定した場合、印刷装置1は、その後、例えば、媒体アダプタが装置筐体101に装着され蓋102が取り付けられて搬送経路上のテープ(被印刷媒体3)を検知するまで、「待機(テープ未検知)」と対応付けられたSSIDをブロードキャストする。
このように、本実施形態の印刷装置1では、被印刷媒体3を検知しなかった場合に、ブロードキャストするSSIDを、Wi-Fi接続用に設定されたSSID(第1の識別情報)から、搬送経路上に被印刷媒体3が存在していないことを示す情報を含むSSID(第2の識別情報)に変更する。このため、情報処理装置2の利用者は、情報処理装置2から印刷装置1に印刷データを送信する前に、情報処理装置2の表示部232(タッチパネルディスプレイ201)に表示されるSSIDに基づいて、搬送経路上の被印刷媒体3の有無を確認することができる。例えば、表示されたSSIDが図4のテーブル5に例示した「LP001_No_Tape」である場合、利用者は、印刷データを送信する前に、印刷装置1に被印刷媒体3の補充を行う等の作業をすることができる。従って、搬送経路上の被印刷媒体3の有無によらず1つのSSID(第1の識別情報)をブロードキャストする場合と比べて、情報処理装置2に対する印刷データを送信するための操作の回数を少なくすることができ、利用者に対するユーザ利便性が向上する。
次に、図6を参照して、上述した印刷時SSID変更処理(ステップS5)の具体例を説明する。
図6は、図5のフローチャートにおける印刷時SSID変更処理の一例を説明するフローチャートである。
印刷時SSID変更処理を開始すると、印刷装置1は、印刷中であるか否かを判定する(ステップS501)。ステップS501の判定は、制御部110(より具体的には、例えば、印刷制御部111又は判定部112)が行う。制御部110は、例えば、印刷データに基づいて被印刷媒体3を搬送する処理、被印刷媒体3に印刷する処理、及び被印刷媒体3をカットする処理等が正常に行われている場合に、印刷中であると判定する。印刷中である場合(ステップS501;YES)、印刷装置1は、残り印刷時間Xを導出する(ステップS502)。ステップS502の処理は、制御部110(より具体的には、例えば、印刷制御部111又はSSID変更部113)が行う。制御部110は、例えば、印刷開始時にその印刷と対応付けられた印刷データに基づいて行う処理に要する総処理時間を導出し、印刷を開始してからの経過時間を導出した総処理時間から減算することにより、残り印刷時間Xを導出する。残り印刷時間Xの単位は特定のものに限定されない。残り印刷時間Xは、例えば、図4を参照して説明したような分単位に限らず、秒単位であってもよい。残り印刷時間Xは、詳細な(具体的な)時間に限らず、基準値(基準時間)の倍数に切り上げ又は切り下げた値であってもよい。例えば、基準値を1分とし、総処理時間から経過時間を減算した値が1秒から60秒までの範囲内である場合にはX=1(分)に切り上げ、減算した値が61秒から120秒まで範囲内である場合にはX=2(分)に切り上げる導出方法であってもよい。また、例えば、基準値を15秒とし、総処理時間から経過時間を減算した値が46秒から60秒までの範囲内である場合にはX=60(秒)に切り上げ、減算した値が31秒から45秒まで範囲内である場合にはX=45(秒)に切り上げる導出方法であってもよい。
残り印刷時間Xを導出した後、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDを、「印刷中(残り印刷時間X分)」と対応したSSID(例えば、「LP001_Xmin_Wait」)に設定し(ステップS503)、設定したSSIDをブロードキャストする(ステップS504)。その後、印刷装置1は、ステップS501の判定に戻る。印刷が行われている間、例えば、所定の時間間隔(周期)でステップS502~S504を繰り返すことにより、残り印刷時間Xが段階的に短くなる。このため、「印刷中(残り印刷時間X分)」と対応したSSID(例えば、LP001_Xmin_Wait)が表示部232(タッチパネルディスプレイ201)に表示された情報処理装置2の利用者は、印刷データを印刷装置1に送信して印刷を行わせることが可能になるまでの待ち時間を容易に把握することができる。また、例えば、SSIDに含まれる残り印刷時間Xと対応する時間が経過してもSSID内の残り印刷時間Xが変わらない場合には、印刷装置1に何らかのエラーが発生した可能性があることを早期に知ることができる。
ステップS501において印刷中ではないと判定された場合(ステップS501;NO)、印刷装置1は、次に、例えば、テープ詰まりエラーが発生したか否かを判定する(ステップS505)。ステップS505の判定は、例えば、搬送部142に含まれるエラー検出部(図2には不図示)からのエラー検出信号等に基づいて制御部110(より具体的には、例えば、印刷制御部111)が行う。テープ詰まりエラーは、被印刷媒体3を搬送経路に沿って搬送することができなくなっている状態であり、エラーが解消されるまで、印刷を再開すること、又は次の印刷を開始することができない。このため、テープ詰まりエラーが発生した場合(ステップS505;YES)、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDを、「印刷エラー(テープ詰まり)」と対応したSSID(例えば、「LP001_Tape_Jammed」)に設定し(ステップS506)、設定したSSIDをブロードキャストする(ステップS507)。その後、印刷装置1は、ステップS501の判定に戻る。「印刷エラー(テープ詰まり)」が発生したことを示すSSIDをブロードキャストし、情報処理装置2の表示部232(タッチパネルディスプレイ201)にこのSSIDが表示されることにより、情報処理装置2の利用者は、印刷装置1でテープ詰まりが起こっていることを早期に知ることができる。このため、テープ詰まりにより印刷が中断又は中止されたことに気付かないことによる無駄な待ち時間をなくすことができる。
また、印刷中ではなく、テープ詰まりも起きていない場合(ステップS505;NO)、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDを、「待機(印刷可)」と対応したSSID(例えば、「LP001」)に設定し(ステップS508)、設定したSSIDをブロードキャストする(ステップS509)。その後、印刷装置1は、印刷時SSID変更処理を終了し、例えば、図5に例示したフローチャートのステップS1の判定に戻る。
このように、本実施形態の印刷装置1は、情報処理装置2から印刷データを受信しても印刷を行うことができない状態であるときには、ブロードキャストするSSIDを、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)とは別の、印刷を行うことができないことを示す情報を含むSSIDに変更する。印刷データを受信しても印刷を行うことができない状態は、印刷データを受信したときに、別の(先に受信した)印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理を行っている第1の状態と、搬送経路に被印刷媒体3が無い(テープ未検知)等の要因により印刷を行うことができない第2の状態とを含む。印刷装置1における印刷データに基づく処理が終了した場合等、次の印刷データを印刷装置1に送信して印刷を行うことが可能な状態になると、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDをWi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)に変更する。このため、Wi-Fiで情報処理装置2から印刷装置1に印刷データを送信しようとしている利用者は、印刷データを送信する前に、情報処理装置2に表示されたSSIDにより、印刷装置1が印刷を行うことができる状態であるか否かを確認することができる。例えば、表示されたSSIDが「LP001_1min_Wait」である場合、利用者は、印刷データを送信する前に、印刷装置1が印刷中であり、約1分後に印刷が終わることを知ることができる。また、実際に印刷が終了するとブロードキャストされるSSIDが「LP001」に変更される(戻る)ため、表示されるSSIDが変更されたことで、印刷データを印刷装置1に送信して印刷を行わせることが可能な状態になったと知ることができる。従って、印刷装置1内の被印刷媒体3の状態によらず1つのSSID(第1の識別情報)をブロードキャストする場合と比べて、情報処理装置2から印刷装置1に印刷データを送信するための操作の回数を少なくすることや、印刷装置1の印刷が終了したか否かを確認する手間を省くことができ、利用者に対するユーザ利便性が向上する。
更に、図6を参照して上述したように、テープ詰まり(被印刷媒体3の搬送エラー)を検知したときに、テープ詰まりが起きたことを示す情報を含むSSIDをブロードキャストすることにより、情報処理装置2の利用者は、印刷装置1でテープ詰まりが起こっていることを早期に知ることができる。このため、テープ詰まりにより印刷が中断又は中止されたことに気付かないことによる無駄な待ち時間をなくすことができる。
図7は、印刷装置が印刷を行っていないときの情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。図8は、印刷装置が印刷を行っているときの情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。
電源がオンであり、被印刷媒体3への印刷を正常に行うことができる印刷装置1は、印刷を開始するまでは、例えば、図7に例示したように、Wi-Fi接続用のSSID(例えば、「LP001」)をブロードキャストする。このとき、利用者Aの情報処理装置2Aのタッチパネルディスプレイ201、及び利用者Bの情報処理装置2Bのタッチパネルディスプレイ201に表示される、Wi-Fi接続が可能なSSIDの一覧画面10には、印刷装置1からブロードキャストされたSSID(LP001)11が含まれる。なお、図7、図8、及び後の説明で参照する図10~図12に例示した一覧画面10に含まれる「ABCD_dcba」及び「AP0213-0515」は、情報処理装置2A及び2Bの近傍に設置された、印刷装置1とは別の無線通信端末(アクセスポイント)からブロードキャストされたSSIDの例である。
その後、例えば、利用者Aが情報処理装置2Aのタッチパネルディスプレイ201を操作して印刷装置1のSSID 11を選択し、印刷データを送信すると、図8に例示したように、印刷データを含むUDPデータグラムが利用者Aの情報処理装置2Aから印刷装置1に送信される。印刷装置1は、印刷データを受信すると、その印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理(印刷、カット等)を行う。このとき、利用者Aの情報処理装置2Aのタッチパネルディスプレイ201には、印刷中であることを示す案内画面20が表示される。案内画面20は、印刷を中止させるためのボタン21を含む。
従来の印刷装置は、利用者Aの情報処理装置2Aから受信した印刷データに基づいて印刷等の処理を行っている間も、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)をブロードキャストする。このため、利用者Bの情報処理装置2Bを従来の印刷装置と連携させた場合、利用者Bは、情報処理装置2Bに表示されたSSIDの一覧画面10からは、印刷装置が印刷中であるか否かを判断することができない。
これに対し、本実施形態の印刷装置1は、上述のように、印刷を開始すると、残り印刷時間Xを導出し、ブロードキャストするSSIDを、残り印刷時間Xを示す情報を含むSSID(例えば、「LP001_Xmin_Wait」)に変更する。このため、利用者Aの情報処理装置2Aから受信した印刷データに基づいて処理を行っている間に利用者Bの情報処理装置2Bに表示されるSSIDの一覧画面10には、印刷装置1が印刷中であり、残り印刷時間がX分であることを示す情報を含むSSID 12が含まれる。このSSID 12が表示されることにより、利用者Bは、印刷装置1に印刷データを送信する操作を情報処理装置2に対して行う前に、印刷装置1が印刷中、かつ、この状態で印刷データを送信するとエラーになることを知ることができる。このため、印刷データを送信した後でエラーになり印刷装置1の状態を確認することや、印刷データを再度送信する操作をすること等による、利用者Bのユーザ利便性の低下を防げる。また、利用者Bは、情報処理装置2Bに表示されているSSID 12に含まれる残り印刷時間Xから印刷データを送信するまでの待ち時間の目安を知ることができ、SSID 12が非表示になることで印刷が終了したことを知ることができる。このため、印刷装置1から離れた位置にいる場合であっても印刷装置1の印刷が終了したか否かを容易に知ることができ、ユーザ利便性が向上する。
更に、SSID 12に含まれる残り印刷時間Xの値と対応する時間が経過してもXの値が変化しない場合、利用者は、印刷中の印刷装置1に何らかのエラーが生じた可能性があると判断し、早期に印刷装置1の状態を確認することができる。このため、何らかのエラーにより印刷が中断又は中止されたことに気付かないことによる無駄な待ち時間をなくすことができる。
図9は、印刷装置に被印刷媒体が未装着である場合の情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。
本実施形態の印刷装置1では、例えば、図5のフローチャートを参照して説明したような処理を行うことにより、印刷装置1の搬送経路上に被印刷媒体3が存在するか否かを、SSIDを利用して利用者に報知(発信)することができる。例えば、印刷装置1の搬送経路上に被印刷媒体3が存在しない場合、図9に例示したように、印刷装置1は、ブロードキャストするSSIDを、被印刷媒体3が存在しないことを示す情報を含むSSID(例えば、「LP001_No_Tape」)に変更する。このため、利用者Aの情報処理装置2Aに表示されるSSIDの一覧画面10には、被印刷媒体3が存在しないことを示すSSID 13が含まれる。このSSID 13が表示されることにより、利用者Aは、印刷データを印刷装置1に送信するための操作を情報処理装置2に対して行う前に、印刷装置1に媒体アダプタが装着されていないか、又は媒体アダプタに収容したテープロール4の被印刷媒体3を使い切ったことを知ることができる。このため、印刷データを送信した後でエラーになり被印刷媒体3(テープロール4)を補充することや、印刷データを再度送信する操作をすること等により、利用者Aのユーザ利便性が低下することを防げる。
図10は、印刷装置でテープ詰まりが発生したときの情報処理装置の表示画面の例を説明する図である。図10には、利用者Aの情報処理装置2Aからの印刷データに基づいて印刷装置1が印刷を行っている間にテープ詰まりが発生したときの、利用者Aの情報処理装置2A及び利用者Bの情報処理装置2Bの表示画面の例を示している。
印刷中にテープ詰まりが発生すると、印刷装置1は、例えば、印刷を中断して、テープ詰まりが発生したことを示す情報を含むエラー通知のUDPデータグラムを、無線接続されている利用者Aの情報処理装置2Aに送信する。このとき、利用者Aの情報処理装置2Aのタッチパネルディスプレイ201には、受信したエラー通知に基づくエラー報知画面25が表示される。このため、利用者Aは、情報処理装置2Aに表示されたエラー報知画面25を見ることにより、印刷装置1にエラー(テープ詰まり)が発生したため対処する必要があることを早期に知ることができる。しかしながら、無線接続されている情報処理装置2Aの利用者Aは、例えば、印刷データを送信して印刷処理が開始されたことを確認した後、情報処理装置2Aの画面から目を離してしまい、エラーが発生したことに気付くのが遅れることがある。また、従来の印刷装置においても無線接続されている情報処理装置2Aに対するエラー通知が行われるが、従来の印刷装置では、エラー発生時にもWi-Fi接続用のSSIDをブロードキャストするため、無線接続されていない他の情報処理装置の利用者はエラーが発生したことに気づきにくい。
また、本実施形態の印刷装置1は、エラー(テープ詰まり)が発生した場合に、ブロードキャストするSSIDを、テープ詰まりが発生したことを示す情報を含むSSID(例えば、「LP001_Tape_Jammed」)に変更する。このため、利用者Bは、情報処理装置2Bのタッチパネルディスプレイ201に表示されたSSIDの一覧画面10にテープ詰まりが発生したことを示す情報を含むSSID 14が追加されたことにより、印刷装置1にエラー(テープ詰まり)が発生したため対処する必要があることを早期に知ることができる。更に、SSIDの一覧画面10にSSID 14が含まれている状態が続くことにより、利用者Bは、他の利用者(例えば、情報処理装置2Aの利用者A)がテープ詰まりエラーに気付いていないことを知ることができる。このため、印刷装置1のエラー状態が長期化することによる、印刷待ちの長期化を防ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態の印刷装置1は、SSIDを発信するときに、自装置内の被印刷媒体3に関する情報に基づいて、自装置が印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定すると、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)を、被印刷媒体3に関する情報を含むSSID(第2の識別情報)に変更して発信する。このため、情報処理装置2の利用者は、情報処理装置2に表示されたSSIDに基づいて、印刷データを送信する前に印刷装置1の状態を確認する必要があるか否かを判断することができる。例えば、本実施形態の印刷装置1は、上述のように、印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理(印刷、カット等)を行っているときに、その処理が終了するまでの時間情報(残り印刷時間X)を導出し、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)を導出した時間情報を含むSSID(第2の識別情報)に変更し、変更後のSSIDをブロードキャストする。このため、情報処理装置2の利用者は、情報処理装置2に表示されたSSIDに基づいて印刷装置1が印刷中であるか否かを確認し、印刷データを送信するタイミングを判断することができる。従って、印刷データを送信する前に印刷装置1が設置された位置まで移動して印刷中であるか否かを確認することや、接続エラーにより印刷データを再送するための操作をすること等の手間を省き、利用者のユーザ利便性を向上させることができる。
また、本実施形態の印刷装置1は、印刷装置1における上述した時間情報とは別の所定の状態を検知した場合に、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)を検知した状態から導出される被印刷媒体3に関する情報を含むSSIDに変更してブロードキャストする。所定の状態は、印刷データを送信する前に対処する必要がある状態、例えば、搬送経路上に被印刷媒体3が存在しない状態、及び被印刷媒体3の搬送エラーが生じた状態を含む。このような状態を検知した場合にSSIDを変更してブロードキャストすることにより、印刷データを送信する前に印刷装置1が設置された位置まで移動して印刷装置1の状態を確認することや、エラーにより印刷データを再送するための操作をすること等の手間を省き、利用者のユーザ利便性を向上させることができる。
また、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)に残り印刷時間Xや他の情報を付加したSSIDを印刷装置1からブロードキャストすることにより、印刷装置1との無線通信が可能な1つ以上の情報処理装置2に対して同時に印刷装置1の状態を報知することができる。このため、1つの印刷装置1を複数人で共用している場合に、他の利用者と連絡を取り合うことなく、印刷装置1と無線接続している情報処理装置2の有無や、印刷装置1の動作状態等を容易に確認することができる。
更に、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)に残り印刷時間Xや他の情報を付加したSSIDを第2の識別情報としてブロードキャストすることにより、第2の識別情報としてブロードキャストされたSSIDを見た利用者は、そのSSIDに含まれる第1の識別情報の部分から、印刷データの送り先である印刷装置1が印刷中であること、又はテープ詰まり等のエラーが発生していることを容易に認識することができる。このため、印刷装置1と同じ無線通信規格(例えば、Wi-Fi)での無線通信が可能な複数の無線通信端末が利用者の情報処理装置2の周囲にある場合でも、印刷装置1の状態を容易に把握することができる。また、例えば、情報処理装置2の周囲に複数の印刷装置1が設置されている場合でも、第2の識別情報としてブロードキャストされるSSIDに第1の識別情報が含まれることにより、利用者は、どの印刷装置1が印刷中であるか、又はテープ詰まり等のエラーがどの印刷装置1で発生しているかを容易に知ることができる。このため、例えば、ある利用者の周囲にWi-Fi接続可能な複数の印刷装置1がある場合に、利用者は、情報処理装置2に表示されたSSIDに基づいて、どの印刷装置1に印刷データを送ればすぐに印刷できるかを容易に判断することができる。
なお、印刷装置1がブロードキャストする、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)とは異なるSSIDは、例えば、図4を参照して上述した情報を含むものに限らず、他の情報を含んでもよい。例えば、印刷装置1がブロードキャストする、Wi-Fi接続用のSSIDとは異なるSSIDは、搬送経路上に存在する被印刷媒体3の幅及び色の少なくとも一方の情報を含んでもよい。
また、印刷装置1は、例えば、無線接続中の(すなわち、現在行っている印刷と対応付けられる)情報処理装置2とは別の情報処理装置2から印刷の終了待ちであることを示す情報を受信し、その情報を無線接続中の情報処理装置2に報知(通知)することが可能であってもよい。
図11は、印刷装置が印刷を行っているときの情報処理装置の表示画面の別の例を説明する図である。図12は、印刷装置で実行中の印刷と対応付けられる情報処理装置への終了待ち情報の表示方法の一例を説明する図である。
図11には、利用者Aの情報処理装置2Aから受信したUDPデータグラムに含まれる印刷データに基づいて印刷装置1が被印刷媒体3に対する処理(印刷、カット等)を行っているときの、利用者Aの情報処理装置2A及び利用者Bの情報処理装置2Bの表示画面の一例を示している。利用者Aの情報処理装置2Aは印刷装置1と無線接続されており、情報処理装置2Aのタッチパネルディスプレイ201には、情報処理装置2Aから送信した印刷データに基づいて印刷装置1が印刷を行っていることを示す案内画面20が表示される。
印刷中の印刷装置1は、上述したように、ブロードキャストするSSIDを、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)から残り印刷時間Xを示す情報を含むSSID(第2の識別情報)に変更する。このとき、変更後のSSID(第2の識別情報)は、残り印刷時間Xを示す情報の他に、例えば、搬送経路上に存在する被印刷媒体3の幅や色の情報を含んでもよい。図11には、印刷中にブロードキャストするSSID(第2の識別情報)の例として、被印刷媒体3の幅が24mmであることを示す情報と、被印刷媒体3の色が白色であることを示す情報を含む「LP001_Xmin_W24tape」を示している。例示したSSIDは、「W」が被印刷媒体3の色(White)を示し、「24」が被印刷媒体3の幅(24mm)を示す。被印刷媒体3の幅は、例えば、テープ検知部140で媒体アダプタがどの幅の被印刷媒体3を収容するものであるかを検知することで取得できる。被印刷媒体3の色は、例えば、テープ検知部140としての周知のカラーセンサ等を利用して識別(検知)することで取得できる。被印刷媒体3の色は、例えば、情報処理装置2Aから印刷装置1に送信された印刷データに含まれる情報から取得してもよい。
印刷装置1から「LP001_Xmin_W24tape」というSSIDがブロードキャストされると、利用者Bの情報処理装置2Bに表示されるSSIDの一覧画面10に、このSSID 15が追加される。このため、利用者Bは、情報処理装置2Bに表示されたSSIDの一覧画面10に含まれるSSID 15により、印刷装置1が印刷中であることと、媒体アダプタから供給される被印刷媒体3が白色であり、かつテープ幅が24mmであることとを知ることができる。このような被印刷媒体3の幅及び色の少なくとも一方の情報を含むSSIDをブロードキャストすることにより、印刷装置1が印刷を終了した後、印刷データを送信する前に被印刷媒体3を変更(交換)する必要があるか否かを確認することができる。
上述した情報処理装置2Bは、検知したSSIDを利用して印刷装置1の状態を利用者Bに報知するだけであったが、情報処理装置2Bは、これに限らず、例えば、利用者Bが一覧画面10のSSID 15をタッチする操作等の所定の操作に応答して、印刷終了待ちであることを示す情報(終了待ち情報)を含むUDPデータグラムを印刷装置1に送信してもよい。
情報処理装置2B(第2の外部装置)からの終了待ち情報を受信した印刷装置1は、例えば、無線接続中の(すなわち、現在行っている印刷と対応付けられる)利用者Aの情報処理装置2A(第1の外部装置)に対して、印刷終了待ち(待機中)の利用者がいることを示す情報を含むUDPデータグラムを送信する。このUDPデータグラムを受信した情報処理装置2Aは、例えば、図12に示したように、印刷中であることを示す案内画面20に、印刷待ちのユーザがいることを示す情報を付加する。このような表示を行うことにより、例えば、1人の特定の利用者が印刷装置1を長時間使用し続けることによる他の利用者のユーザ利便性の低下を抑制することができる。
また、印刷装置1は、例えば、利用者Aの情報処理装置2Aからの印刷データに基づいた処理(印刷、カット等)が終了した後、上述した終了待ち情報を送信した利用者Bの情報処理装置2Bが優先的に印刷装置1と無線接続して印刷データを送信することができるようにしてもよい。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。印刷装置、制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、Wi-Fiによる無線通信(接続)を例に挙げ、印刷データに基づく印刷装置1の処理(印刷、カット等)が終了するまでの時間情報等の、被印刷媒体3に関する情報を含む識別情報としてSSIDを利用している。しかしながら、印刷装置1と外部装置(情報処理装置2)との無線通信は、Wi-Fiのみに限らず、他の無線通信規格に従ったものであってもよいし、Wi-Fiと他の無線通信規格に従ったものとを含んでもよい。また、印刷装置1は、無線通信による外部装置との接続(無線接続)と、LANケーブル又はUSBケーブル等の伝送ケーブルを介した有線での通信による外部装置との接続(有線接続)とが可能であってもよい。無線接続及び有線接続が可能な印刷装置1は、例えば、印刷装置1と情報処理装置2とが有線接続されている間、SSIDのブロードキャスト等の無線通信が可能な状態であってもよいし、無線通信が無効になってもよい。情報処理装置2と有線接続されているときに無線通信が無効になる印刷装置1は、例えば、情報処理装置2との有線接続が解除されると、無線通信を有効にしてSSIDのブロードキャスト等の無線通信を行ってもよい。また、印刷装置1は、例えば、伝送ケーブルにより接続された情報処理装置2からの印刷データに基づく処理を行っていない場合には、他の情報処理装置2からの無線通信による印刷データを受け付けて当該他の情報処理装置2と無線接続されてもよい。他の情報処理装置2と無線接続された場合、印刷装置1は、例えば、伝送ケーブルで接続された情報処理装置2に対して印刷中(他の情報処理装置と無線接続中)であることを通知してもよい。
また、被印刷媒体3に対する印刷処理を行っているときに印刷装置1がブロードキャストするSSIDは、上述したような残り印刷時間X、被印刷媒体3の幅や色等の情報に限らず、例えば、無線接続又は有線接続されている(すなわち、現在行っている印刷処理と対応付けられる)情報処理装置2を識別する情報を含んでもよい。情報処理装置2を識別する情報は、例えば、その情報処理装置2の利用者を識別する情報であり得る。
更に、上述の実施形態では、ある情報処理装置2と無線接続又は有線接続しており、他の情報処理装置からの印刷データに基づいて被印刷媒体に対する処理を行うことができない場合にSSIDを変更している。しかしながら、印刷装置1は、これに限らず、例えば、電源をオンにした直後や媒体アダプタを交換した直後の少なくとも任意の期間、Wi-Fi接続用のSSID(第1の識別情報)を、被印刷媒体3の幅や色を示す情報を含むSSID(第3の識別情報)に変更してブロードキャストしてもよい。これにより、例えば、電源をオンにする前に、都度印刷装置1に装着された被印刷媒体3が所望する幅や色のものであるかを確認する手間を省くことができる。また、印刷装置1から離れた場所にいる利用者は、例えば、印刷装置1が印刷中ではないときにも、情報処理装置2に表示されたSSIDから、他の利用者が媒体アダプタ(被印刷媒体3)を交換したことを知ることができる。
また、無線通信が可能な印刷装置1は、図1及び図2を参照して説明したような構成に限らず、他の構成であってもよい。例えば、印刷装置1は、カット部146が省略された構成であってもよいし、カット部146が手動式のものであってもよい。また、印刷装置1の印刷(印字)方式は、上述した感熱方式に限らず、熱転写方式、インクジェット方式、電子写真方式等であってもよい。また、無線通信が可能な印刷装置1は、印刷レイアウトの編集、印刷に関する各種設定の入力等に利用可能なキーボード装置を有し、利用者がキーボード装置を操作して作成した印刷データに基づいて被印刷媒体3への印刷処理等を行うことも可能な印刷装置であってもよい。この種の印刷装置1では、印刷データに基づいて被印刷媒体3に対する処理を行っている第1の状態に、自装置で作成した印刷データに基づいて印刷処理を行っている状態が含まれる。
また、印刷装置1のハードウェア構成は、図2を参照して説明した構成に限らず、適宜変更可能である。例えば、記憶部120及び通信部150のいずれか一方又は両方は、制御部110とともに1つの集積回路装置に統合されていてもよい。また、印刷制御部111、判定部112、及びSSID変更部113は、プログラムを実行する際の所定の処理と対応する機能ブロックとして単一のハードウェア要素内に実現される機能的な構成に限らず、個別のハードウェア要素として実装されてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部と、
前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる制御部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
[付記2]
前記制御部は、前記印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っているときに、前記処理に関する時間情報を導出し、前記第1の識別情報を、導出した前記時間情報を含む前記第2の識別情報に変更する、ことを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
[付記3]
前記被印刷媒体の搬送経路上において、前記被印刷媒体の有無を検知する媒体検知部を更に備え、
前記制御部は、前記媒体検知部によって前記搬送経路上に前記被印刷媒体がないことを検知すると、前記第1の識別情報を、前記搬送経路上に前記被印刷媒体がないことを示す情報を含む前記第2の識別情報に変更する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の印刷装置。
[付記4]
前記媒体検知部は、前記被印刷媒体の幅及び色の少なくとも一方を更に検知し、
前記制御部は、検知した前記被印刷媒体の幅及び色の少なくとも一方の情報を前記第2の識別情報に含める、
ことを特徴とする付記3に記載の印刷装置。
[付記5]
被印刷媒体の搬送エラーを検知するエラー検知部を更に備え、
前記制御部は、前記エラー検知部によって前記被印刷媒体の搬送エラーを検知すると、前記第1の識別情報を、前記被印刷媒体の搬送エラーを示す情報を含む前記第2の識別情報に変更する、
ことを特徴とする付記1~4のいずれか一つに記載の印刷装置。
[付記6]
前記制御部は、第1の外部装置からの印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理が行われているときに、第2の外部装置からの前記処理の終了待ちであることを示す情報を受信すると、待機中の利用者がいることを示す情報を前記第1の外部装置に送信する、ことを特徴とする付記1~5のいずれか一つに記載の印刷装置。
[付記7]
前記通信部は、Wi-Fi(登録商標)による前記外部装置との無線通信が可能であり、前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報は、Service Set Identifier(SSID)であり、前記第2の識別情報としての前記SSIDは、前記第1の識別情報を含む、ことを特徴とする付記1~6のいずれか一つに記載の印刷装置。
[付記8]
前記制御部は、更に、前記印刷データに基づいて、前記被印刷媒体を搬送する処理と、前記被印刷媒体への印刷を行う処理と、前記被印刷媒体をカットする処理とを制御する、ことを特徴とする付記1~7のいずれか一つに記載の印刷装置。
[付記9]
前記制御部は、前記自装置が前記外部装置からの印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができると判定した場合には、少なくとも任意の期間、前記第1の識別情報を、前記被印刷媒体の幅及び色の少なくとも一方の情報を含む第3の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第3の識別情報の発信を前記通信部に行わせる、ことを特徴とする付記4~8のいずれか一つに記載の印刷装置。
[付記10]
少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部を備えた印刷装置が、
前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる
処理を実行することを特徴とする制御方法。
[付記11]
少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部を備えた印刷装置に、
前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1 印刷装置
101 装置筐体
102 蓋
103 排出口
104 入力ボタン
105 表示ランプ
110 制御部
111 印刷制御部
112 判定部
113 SSID変更部
120 記憶部
130 入力部
132 表示部
140 テープ検知部
142 搬送部
144 印刷部
146 カット部
150 通信部
2、2A、2B 情報処理装置
201 タッチパネルディスプレイ
210 制御部
220 記憶部
230 入力部
232 表示部
250 通信部
3 被印刷媒体
4 テープロール
5 テーブル
10 一覧画面
11,12,13,14,15 SSID
20 案内画面
21 中止ボタン
25 エラー通知画面

Claims (11)

  1. 少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部と、
    前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っているときに、前記処理に関する時間情報を導出し、前記第1の識別情報を、導出した前記時間情報を含む前記第2の識別情報に変更する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記被印刷媒体の搬送経路上において、前記被印刷媒体の有無を検知する媒体検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記媒体検知部によって前記搬送経路上に前記被印刷媒体がないことを検知すると、前記第1の識別情報を、前記搬送経路上に前記被印刷媒体がないことを示す情報を含む前記第2の識別情報に変更する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記媒体検知部は、前記被印刷媒体の幅及び色の少なくとも一方を更に検知し、
    前記制御部は、検知した前記被印刷媒体の幅及び色の少なくとも一方の情報を前記第2の識別情報に含める、
    ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 被印刷媒体の搬送エラーを検知するエラー検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記エラー検知部によって前記被印刷媒体の搬送エラーを検知すると、前記第1の識別情報を、前記被印刷媒体の搬送エラーを示す情報を含む前記第2の識別情報に変更する、
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、第1の外部装置からの印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理が行われているときに、第2の外部装置からの前記処理の終了待ちであることを示す情報を受信すると、待機中の利用者がいることを示す情報を前記第1の外部装置に送信する、ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記通信部は、Wi-Fi(登録商標)による前記外部装置との無線通信が可能であり、前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報は、Service Set Identifier(SSID)であり、前記第2の識別情報としての前記SSIDは、前記第1の識別情報を含む、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の印刷装置。
  8. 前記制御部は、更に、前記印刷データに基づいて、前記被印刷媒体を搬送する処理と、前記被印刷媒体への印刷を行う処理と、前記被印刷媒体をカットする処理とを制御する、
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の印刷装置。
  9. 前記制御部は、前記自装置が前記外部装置からの印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができると判定した場合には、少なくとも任意の期間、前記第1の識別情報を、前記被印刷媒体の幅及び色の少なくとも一方の情報を含む第3の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第3の識別情報の発信を前記通信部に行わせる、ことを特徴とする請求項4~8のいずれか一項に記載の印刷装置。
  10. 少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部を備えた印刷装置が、
    前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる
    処理を実行することを特徴とする制御方法。
  11. 少なくとも一つの外部装置と無線通信が可能な通信部を備えた印刷装置に、
    前記外部装置への識別情報の発信を前記通信部に行わせるときに、自装置内の被印刷媒体に関する情報を導出し、導出した前記被印刷媒体に関する情報に基づき、前記自装置が印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行っている状態、又は、印刷データに基づいて前記被印刷媒体に対する処理を行うことができない状態と判定した場合に、前記外部装置との無線接続に用いる第1の識別情報を、導出した前記被印刷媒体に関する情報を含む第2の識別情報に変更し、前記外部装置への前記第2の識別情報の発信を前記通信部に行わせる
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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