JP2022540659A - ルマツークロマ量子化パラメータテーブルシグナリング - Google Patents

ルマツークロマ量子化パラメータテーブルシグナリング Download PDF

Info

Publication number
JP2022540659A
JP2022540659A JP2022502144A JP2022502144A JP2022540659A JP 2022540659 A JP2022540659 A JP 2022540659A JP 2022502144 A JP2022502144 A JP 2022502144A JP 2022502144 A JP2022502144 A JP 2022502144A JP 2022540659 A JP2022540659 A JP 2022540659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chroma
luma
information
mapping table
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022502144A
Other languages
English (en)
Inventor
ド ラグランジュ フィリップ
フランソワ エドゥアール
ヒロン フランク
シュヴァンス クリストフ
Original Assignee
インターデジタル ヴイシー ホールディングス フランス,エスエーエス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インターデジタル ヴイシー ホールディングス フランス,エスエーエス filed Critical インターデジタル ヴイシー ホールディングス フランス,エスエーエス
Publication of JP2022540659A publication Critical patent/JP2022540659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/146Data rate or code amount at the encoder output
    • H04N19/149Data rate or code amount at the encoder output by estimating the code amount by means of a model, e.g. mathematical model or statistical model
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/136Incoming video signal characteristics or properties
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/176Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a block, e.g. a macroblock
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/186Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a colour or a chrominance component
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/70Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by syntax aspects related to video coding, e.g. related to compression standards

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

圧縮技術は、ルマツークロマQpマッピングテーブルを使用して、ルマQpに基づいてクロマ量子化パラメータ(QpC)を導出することを含む。そのようなテーブルは、エンコーダおよびデコーダによって共有されてもよい。しかしながら、いくつかのケースでは、技術標準によってそれを固定する代わりに、データストリームにおいてそのようなテーブルをシグナリングすることが有利であることができる。このテーブルを符号化、シグナリング、および復号するために使用されるシンタックスは、ビットレートに関するコストを有する。本原理は、異なる実施形態に従って、データストリームにおけるルマツークロママッピングテーブルのシグナリングを提案する。

Description

本実施形態のうちの少なくとも1つは概して、ビデオ符号化または復号のための方法または装置に関し、特に、クロマ量子化パラメータテーブルをシグナリングする方法または装置に関する。
HEVCおよびVVC標準仕様において定義されたようなビデオ圧縮スキームは、符号化および/または復号するカレントブロックの量子化ステップを定義するために量子化パラメータQP(または、qP)を利用する。例えば、HEVCでは、コーディングされた周波数-変換係数(TransCoeffLevel)がカレント量子化ステップによってスケーリングされ(levelScale[qP%6]<<(qP/6))、更に量子化行列m[][]によって以下のようにスケーリングされる、量子化処理が使用される。
Figure 2022540659000002
TransCoeffLevel[…]は、その空間座標xTbY、yTbYおよびその成分インデックスcIdxによって識別されたカレントブロックについての変換係数絶対値であり、
xおよびyは、水平/垂直周波数インデックスであり、
qPは、カレント量子化パラメータであり、
levelScale[qP%6]による乗算および(qP/6)による左シフトは、量子化ステップqStep=(levelScale[qP%6]<<(qP/6))による乗算と同等であり、
m[…][…]は、二次元量子化行列であり、
bdShiftは、画像サンプルビット深度を考慮するための追加のスケーリング因子である。用語(1<<(bdShift-1))は、最も近い整数に丸めることを目的としての役割を果たし、
d[…]は、結果として生じる量子化解除された変換係数絶対値である。
高圧縮技術に最近追加されたことは、ルマツークロマ(luma-to-choroma)Qpマッピングテーブルを使用してルマQpに基づいてクロマ量子化パラメータ(QpC)を導出することを含む。そのようなテーブルは、エンコーダおよびデコーダによって共有されることがある。しかしながら、いくつかのケースでは、技術標準によってそれを固定させる代わりに、データストリームにおいてそのようなテーブルをシグナリングすることが有利であることがある。このテーブルを符号化、シグナリング、および復号するために使用されるシンタックスは、ビットレートに関してコストを有する。よって、必要とされるビットレートを制限するために、ビデオ圧縮スキームを利用したシグナリング方法についての必要性が存在する。
本原理は、
-データストリームからルマについてのQP情報を復号するステップと、
-データストリームからルマツークロマQPマッピングテーブルを取得するステップと、
-ルマについてのQP情報およびルマツークロマQPマッピングテーブルに基づいて、クロマについてのQP情報を判定するステップと、
ルマについてのQP情報およびクロマについてのQP情報を使用して、ストリームから取得された画像のブロックを復号するステップと、
を含む方法に関する。
ルマについてのQP情報は、クロマについてのQP情報の異なる判定を示すことができる。
本原理はまた、上記方法を実装するように構成されたプロセッサを含むデバイスに関する。本原理はまた、画像、ルマツークロマQPマッピングテーブル、およびクロマについてのQP情報が画像のブロックに対してルマツークロマQPマッピングテーブルにどのように基づいているかを示すルマについてのQP情報を表すデータを搬送するデータストリームに関する。本原理はまた、そのようなデータストリームを符号化する方法およびこの方法を実装するように構成されたプロセッサを含むデバイスに関する。
エンコーダを示す。 ビデオデコーダのブロック図を示す。 様々な態様および実施形態が実装されるシステムの実施例のブロック図を示す。 ルマツークロマQpマッピングテーブルの実施例を示す。
本明細書で説明される全体的な態様は、ビデオ圧縮の分野にある。それらの態様は、既存のビデオ圧縮システムと比較して圧縮効率を改善することを目的とする。
本出願は、ツール、特徴、実施形態、モデル、アプローチなどを含む様々な態様を説明する。それらの態様の多くは、詳細に説明され、少なくとも個々の特性を示すために、限定のように見える方式において説明されることが多い。しかしながら、これは、説明を明確にする目的のためであり、出願またはそれらの態様の範囲を限定するものではない。実際に、更なる態様を提供するために、異なる態様の全てが組み合わされてもよく、相互に交換されてもよい。その上、その態様は、先の出願において説明された態様とも組み合わされてもよく、相互に交換されてもよい。
本出願において説明および考慮される態様は、多くの異なる形式において実装されてもよい。以下の図1、2、および3は、いくつかの実施形態を提供するが、他の実施形態@が考慮され、図1、2、および3の議論は、実装態様の範囲を限定するものではない。態様のうちの少なくとも1つは概して、ビデオ符号化および復号に関し、少なくとも1つの他の態様は概して、生成または符号化されたビットストリームを送信することに関する。それらの態様および他の態様は、説明される方法のいずれかに従ってビデオデータを符号化または復号するための方法、装置、命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体、および説明される方法のいずれかに従って生成されたビットストリームを記憶したコンピュータ可読記憶媒体として実装されてもよい。
本出願では、用語「再構築される」および「復号される」は、相互に交換可能に使用されてもよく、用語「画素」および「サンプル」は、相互に交換可能に使用されてもよく、用語「画像」、「ピクチャ」、および「フレーム」は、相互に交換可能に使用されてもよい。必ずしもそうではないが、通常、用語「再構築される」は、エンコーダ側において使用され、「復号される」は、デコーダ側において使用される。
様々な方法が本明細書で説明され、方法の各々は、説明される方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。ステップまたはアクションの特定の順序が方法の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または私用は、修正されてもよく、または組み合わされてもよい。
本出願において説明される様々な方法および他の態様は、モジュール、例えば、図1および図2に示されるようなビデオエンコーダ100およびデコーダ200の動き補償モジュール170および275を修正するために使用されてもよい。その上、本態様は、VVCまたはHEVCに限定されず、既に存在するか、または後に開発されるかに関わらず、例えば、他の技術標準および勧告、ならびにいずれかのそのような技術標準および勧告の拡張(VVCおよびHEVCを含む)に適用されてもよい。他に示されない限り、または技術的に排除されない限り、本出願において説明される態様は、個々にまたは組み合わせで使用されてもよい。
図1は、エンコーダ100を示す。このエンコーダ100の変形が考慮されるが、全ての予測される変形を説明することなく、明確にすることを目的にエンコーダ100が以下で説明される。
符号化される前に、ビデオシーケンスは、事前符号化処理101、例えば、圧縮により弾力性を有する(resilient)信号分布を得るために(例えば、色成分の1つのヒストグラム均等化を使用して)、入力カラーピクチャに色変換を適用すること(例えば、RGB4:4:4からYCbCr4:2:0への変換)、または入力ピクチャ成分の再マッピングを実行することを経てもよい。メタデータは、前処理と関連付けられてもよく、ビットストリームに付加されてもよい。
エンコーダ100では、以下で説明されるように、ピクチャがエンコーダ要素によって符号化される。符号化されることになるピクチャは、区画化され(102)、例えば、コーディングユニット(CU)の単位で処理される。各々のユニットは、例えば、イントラモードまたはインターモードのいずれかを使用して符号化される。ユニットがイントラモードにおいて符号化されるとき、それは、イントラ予測(160)を実行する。インターモードでは、動き推定(175)および補償(170)が実行される。エンコーダは、ユニットを符号化するためにイントラモードまたはインターモードのどちらを使用するかを決定し(105)、例えば、予測モードフラグによってイントラ/インター決定を示す。例えば、元の画像ブロックから予測済みブロックを差し引く(110)ことによって、予測残差が計算される。
予測残差は次いで、変換(125)および量子化(130)される。量子化済み変換係数と共に動きベクトルおよび他のシンタックス要素は、ビットストリームを出力するようエントロピコーディングされる(145)。エンコーダは、変換をスキップしてもよく、変換されていない残差信号に量子化を直接適用してもよい。エンコーダは、変換および量子化の両方をバイパスしてもよく、すなわち、変換処理または量子化処理の適用なしに、残差が直接コーディングされる。
エンコーダは、更なる予測のために参照を提供するよう、符号化済みブロックを復号する。量子化済み変換係数は、予測残差を復号するよう、量子化解除(140)および逆変換(150)される、復号済み予測残差および予測済みブロックを組み合わせて(155)、画像ブロックが再構築される。例えば、符号化アーチファクトを削減するようデブロッキング/SAO(サンプル適応オフセット)フィルタリングを実行するために、再構築済みピクチャにインループフィルタ(165)が適用される。フィルタリング済み画像は、参照ピクチャバッファ(180)に記憶される。
図2は、ビデオデコーダ200のブロック図を示す。デコーダ200では、以下で説明されるように、ビットストリームがデコーダ要素によって復号される。ビデオデコーダ200は全体的に、図1に説明された符号化パスとは逆の復号パスを実行する。エンコーダ100も全体的に、ビデオデータを符号化する一部としてビデオ復号を実行する。
特に、デコーダの入力は、ビデオエンコーダ100によって生成することができるビデオビットストリームを含む。ビットストリームは、変換係数、動きベクトル、および他のコーディングされた情報を取得するよう最初にエントロピ復号される(230)。ピクチャ区画化情報は、ピクチャがどのように区画化されるかを示す。したがって、デコーダは、復号済みピクチャ区画化情報に従ってピクチャを分割する(235)。変換係数は、予測残差を復号するよう、量子化解除(240)および逆変換(250)される。復号済み予測残差および予測済みブロックを組み合わせて(255)、画像ブロックが再構築される、イントラ予測(260)または動き補償予測(すなわち、インター予測)(275)から予測済みブロックを取得することができる(270)。再構築済み画像にインループフィルタ(265)が適用される。フィルタリング済み画像は、参照ピクチャバッファ(280)に記憶される。
復号済みピクチャは更に、事後復号処理(285)、例えば、逆色変換(例えば、YCbCr4:2:0からRGB4:4:4への変換)または事前符号化処理(101)において実行された再マッピング処理の逆を実行する逆再マッピングを経てもよい。事後復号処理は、事前符号化処理において導出され、ビットストリームにおいてシグナリングされたメタデータを使用してもよい。
図3は、様々な態様および実施形態が実装されるシステムの実施例のブロック図を示す。システム1000は、以下で説明される様々な構成要素を含むデバイスとして具体化されてもよく、本明細書において説明される態様のうちの1つまたは複数を実行するように構成されてもよい。そのようなデバイスの例は、それらに限定されないが、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、デジタルマルチメディアセットトップボックス、デジタルテレビ受信機、パーソナルビデオレコーディングシステム、接続された家電製品、およびサーバなどの様々な電子デバイを含む。システム1000の要素は、単独でまたは組み合わせで、単一の集積回路(IC)、複数のIC、および/または離散構成要素において具体化されてもよい。例えば、少なくとも1つの実施形態では、システム1000の処理要素およびエンコーダ/デコーダ要素は、複数のICおよび/または離散構成要素にわたって分散される。様々な実施形態では、システム1000は、例えば、通信バスを介して、または専用入力ポートおよび/もしくは出力ポートを通じて、1つもしくは複数の他のシステム、または他の電子デバイスに通信可能に結合される。様々な実施形態では、システム1000は、本明細書において説明される態様のうちの1つまたは複数を実装するように構成される。
システム1000は、例えば、本明細書において説明される様々な態様を実装するためにそこにロードされた命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ1010を含んでもよい。プロセッサ1010は、組み込みメモリ、入力出力インタフェース、および本分野において既知の様々な他の回路を含んでもよい。システム1000は、少なくとも1つのメモリ1020(例えば、揮発性メモリデバイスおよび/または不揮発性メモリデバイス)を含んでもよい。システム1000は、それらに限定されないが、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、リードオンリメモリ(ROM)、プログラム可能リードオンリメモリ(PROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、フラッシュ、磁気ディスクドライブ、および/または光学ディスクドライブを含む、不揮発性メモリおよび/または揮発性メモリを含むことができる、記憶装置1040を含んでもよい。記憶装置1040は、非限定的な例として、内部ストレージ、アタッチドストレージ、および/またはネットワークアクセス可能ストレージを含んでもよい。
システム1000は、例えば、符号化されたデータまたは復号されたデータを提供するようデータを処理するように構成されたエンコーダ/デコーダモジュール1030を含んでもよく、エンコーダ/デコーダモジュール1030は、その自身のプロセッサおよびメモリを含んでもよい。エンコーダ/デコーダモジュール1030は、符号化機能および/または復号機能を実行するデバイスに含まれてもよいモジュール(複数可)を表してもよい。既知のように、デバイスは、符号化モジュールおよび復号モジュールの一方または両方を含んでもよい。加えて、エンコーダ/デコーダモジュール1030は、システム6000の別個の要素として実装されてもよく、または当業者に既知なハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせとしてプロセッサ1010内に組み込まれてもよい。
本明細書において説明される様々な態様を実行するようプロセッサ1010またはエンコーダ/デコーダ1030にロードされることになるプログラムコードは、記憶装置1040に記憶されてもよく、プロセッサ1010による実行のためにその後メモリ1020にロードされてもよい。様々な実施形態に従って、プロセッサ1010、メモリ1020、記憶装置1040、およびエンコーダ/デコーダモジュール1030のうちの1つまたは複数は、本明細書において説明される処理の実行の間に様々なアイテムのうちの1つまたは複数を記憶してもよい。そのような記憶されるアイテムは、それらに限定されないが、ポイントクラウドフレーム、符号化/復号されたジオメトリ/テキスチャビデオ/画像または符号化/復号されたジオメトリ/テキスチャビデオ/画像の一部、ビットストリーム、マトリクス、ならびに変数、式、数式、演算、演算ロジックの処理からの中間結果または最終結果を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、プロセッサ1010および/またはエンコーダ/デコーダモジュール1030の内部のメモリは、符号化または復号の間に実行することができる処理のための命令を記憶し、ワーキングメモリを設けるために使用されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、処理デバイス(例えば、処理デバイスは、プロセッサ1010またはエンコーダ/デコーダモジュール1030のいずれかであってもよい)の外部のメモリは、それらの機能のうちの1つまたは複数に対して使用されてもよい。外部メモリは、メモリ1020、ならびに/または記憶装置1040、例えば、動的揮発性メモリおよび/もしくは不揮発性フラッシュメモリであってもよい。いくつかの実施形態では、外部不揮発性フラッシュメモリは、テレビのオペレーティングシステムを記憶するために使用されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、MPEG-2(MPEGは、Moving Picture Experts Groupを指し、MPEG-2は、ISO/IEC13818とも称され、13818-1は、H.222としても知られ、13818-2は、H.262としても知られる)、HEVC(HEVCは、H.265およびMPEG-H Part 2としても知られる、High Efficiency Video Codingを指す)、またはVVC(JVET(Joint Video Experts Team)によって開発される新世代規格、Versatile Video Coding)など、ビデオ符号化および復号演算のためのワーキングメモリとして、RAMなどの高速外部動的揮発性メモリが使用されてもよい。
システム1000の要素への入力は、ブロック1130において示されるように、様々な入力デバイスを通じて提供されてもよい。そのような入力デバイスは、それらに限定されないが、(i)例えば、ブロードキャスタによって無線で送信された無線周波数(RF)信号を受信することができるRF部分、(ii)コンポジット(COMP)入力端子、(iii)ユニバーサルシリアルバス(USB)入力端子、および/または(iv)高精細度マルチメディアインタフェース(HDMI)入力端子を含む。図10に示されない他の例は、コンポジットビデオを含む。
様々な実施形態では、ブロック1130の入力デバイスは、本分野において既知な関連するそれぞれの入力処理要素を有してもよい。例えば、RF部分は、(i)所望の周波数を選択し(信号を選択し、または信号を周波数の帯域に帯域制限するとも称される)、(ii)選択された信号をダウンコンバートし、(iii)(例えば、)特定の実施形態ではチャネルと称されてもよい信号周波数帯域を選択するよう、より狭い帯域の周波数に再度帯域制限し、(iv)ダウンコンバートされ、帯域制限された信号を復調し、(v)誤り訂正を実行し、(vi)データパケットの所望のストリームを選択するよう逆多重化するために必要な要素と関連付けられてもよい。様々な実施形態のRF部分は、それらの機能を実行する1つまたは複数の要素、例えば、周波数セレクタ、信号セレクタ、帯域リミッタ、チャネルセレクタ、フィルタ、ダウンコンバータ、デモジュレータ、誤り訂正器、およびデマルチプレクサを含んでもよい。RF部分は、例えば、受信された信号をより低い周波数(例えば、中間周波数もしくはニアベースバンド周波数)またはベースバンドにダウンコンバートすることを含む、様々なそれらの機能を実行するチューナを含んでもよい。1つのセットトップボックスの実施形態では、RF部分およびその関連する入力処理要素は、有線(例えば、ケーブル)媒体を通じてRF信号を受信してもよい。次いで、RF部分は、所望の周波数帯域にフィルタリング、ダウンコンバート、および再度フィルタリングすることによって、周波数選択を実行してもよい。様々な実施形態は、上記説明された(および、他の)要素の順序を再配列し、それらの要素のいくつかを除去し、および/または同様の機能もしくは異なる機能を実行する他の要素を追加する。要素を追加することは、例えば、増幅器およびアナログ-デジタル変換器を挿入することなど、既存の要素の間に要素を挿入することを含んでもよい。様々な実施形態では、RF部分は、アンテナを含んでもよい。
加えて、USB端子および/またはHDMI端子は、USB接続および/またはHDMI接続にわたってシステム1000を他の電子デバイスに接続するためのそれぞれのインタフェースプロセッサを含んでもよい。入力処理の様々な態様、例えば、リードソロモン誤り訂正が、必要に応じて、例えば、別個の入力処理IC内で、またはプロセッサ1010内で実装されてもよいことが理解されよう。同様に、USBインタフェース処理またはHDMIインタフェース処理の態様は、必要に応じて、別個のインタフェースIC内で、またはプロセッサ1010内で実装されてもよい。復調され、誤り訂正され、および逆多重化されたストリームは、例えば、出力デバイス上での提示のために必要なデータストリームを処理するためにメモリおよび記憶素子との組み合わせで動作するプロセッサ1010およびエンコーダ/デコーダ1030を含む様々な処理要素に提供されてもよい。
システム1000の様々な要素は、統合された筐体内に設けられてもよい。統合された筐体内で、適切な接続配列1140、例えば、I2Cバス、ワイヤリング、およびプリント回路基板を含む、本分野において既知の内部バスを使用して、様々な要素が相互接続されてもよく、その間でデータを送信してもよい。
システム1000は、通信チャネル1060を介して他のデバイスとの通信を可能にする通信インタフェース1050を含んでもよい。通信インタフェース1050は、それらに限定されないが、通信チャネル1060を通じてデータを送信および受信するように構成された送受信機を含んでもよい。通信インタフェース1050は、それらに限定されないが、モデムまたはネットワークカードを含んでもよく、通信チャネル1060は、例えば、有線媒体および/または無線媒体内で実装されてもよい。
様々な実施形態では、IEEE802.11(IEEEは、Institute of Electrical and Electronics Engineersを指す)などのWi-Fiネットワークを使用して、データがシステム1000にストリーミングされ、または提供される。それらの実施形態のWi-Fi信号は、Wi-Fi通信に対して適合された、通信チャネル1060および通信インタフェース1050を通じて受信されてもよい。それらの実施形態の通信チャネル1060は典型的には、アクセスポイントまたはルータに接続されてもよく、アクセスポイントまたはルータは、ストリーミングアプリケーションおよび他のオーバザトップ通信を可能にするためのインターネットを含むネットワークの外部へのアクセスをもたらす。他の実施形態は、入力ブロック1130のHDMI接続を通じてデータを配信するセットトップボックスを使用して、システム1000にストリーミングされたデータを提供してもよい。更なる他の実施形態は、入力ブロック1130のRF接続を使用して、システム1000にストリーミングされたデータを提供してもよい。上記示されたように、様々な実施形態は、非ストリーミング方式においてデータを提供する。加えて、様々な実施形態は、Wi-Fi以外の無線ネットワーク、例えば、セルラネットワークまたはBluetoothネットワークを使用する。
システム1000は、ディスプレイ1100、スピーカ1110、および他の周辺デバイス1120を含む様々な出力デバイスに出力信号を提供してもよい。様々な実施形態のディスプレイ1100は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、湾曲ディスプレイ、および/または折り畳み式ディスプレイのうちの1つまたは複数を含む。ディスプレイ1100は、テレビ、タブレット、ラップトップ、セルフォン(携帯電話)、または他のデバイスに対するものであってもよい。ディスプレイ1100はまた、他の構成要素と統合されてもよく(例えば、スマートフォン)にあるような)、または別個であってもよい(例えば、ラップトップについての外部モニタ)。他の周辺デバイス1120は、様々な例示的な実施形態では、スタンドアロンDVR、ディスクプレイヤ、ステレオシステム、および照明システムのうちの1つまたは複数を含んでもよい。様々な実施形態は、システム1000の出力に基づいて機能を提供する1つまたは複数の周辺デバイスを使用する。例えば、ディスクプレイヤは、システム1000の出力を再生する機能を実行する。
様々な実施形態では、制御信号は、AV.Link(音声/ビデオリンク)、CEC(Consumer Electronics Control)、またはユーザの介入によりもしくはユーザの介入なしにデバイスツーデバイス制御を可能にする他の通信プロトコルなどのシグナリングを使用して、システム1000とディスプレイ1100、スピーカ1110、または他の周辺デバイス1120との間で通信されてもよい。出力デバイスは、それぞれのインタフェース1070、1080、および1090を通じて専用接続を介して、システム1000に通信可能に結合されてもよい。代わりに、出力デバイスは、通信インタフェース1050を介して通信チャネル1060を使用して、システム1000に接続されてもよい。ディスプレイ1100およびスピーカ1110は、例えば、テレビなどの電子デバイス内のシステム1000の他の構成要素との単一のユニットにおいて統合されてもよい。様々な実施形態では、ディスプレイインタフェース1070は、例えば、タイミングコントローラ(T Con)チップなどのディスプレイドライバを含んでもよい。
ディスプレイ1100およびスピーカ1110は代わりに、例えば、入力1130のRF部分が別個のセットトップボックスの一部である場合に、他の構成要素のうちの1つまたは複数とは別個であってもよい。ディスプレイ1100およびスピーカ1110が外部構成要素であってもよい様々な実施形態では、出力信号は、例えば、HDMIポート、USBポート、またはCOMP出力を含む専用出力接続を介して提供されてもよい。
実施形態は、プロセッサ1010もしくはハードウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによって実施されてもよい。非限定的な例として、実施形態は、1つまたは複数の集積回路によっても実装されてもよい。メモリ1020は、技術的環境に適切ないずれかのタイプのメモリであってもよく、非限定的な例として、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、半導体方式メモリデバイス、固定メモリ、および着脱可能メモリなどのいずれかの適切なデータ記憶技術を使用して実装されてもよい。プロセッサ6010は、技術的環境に適切ないずれかのタイプのプロセッサであってもよく、非限定的な例として、マイクロプロセッサ、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、およびマルチコアに基づいたプロセッサのうちの1つまたは複数を包含してもよい。
図4は、ルマツークロマQpマッピングテーブルの実施例を示す。
カスタムルマツークロマQpマッピングテーブルをシグナリングするために、考えられるシンタックスは、表1に示す通りであってもよい。
Figure 2022540659000003
異なる構成要素のセマンティックは、以下の通りである。
1に等しいsame_qp_table_for_chromaは、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがシグナリングされることと、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがCb成分およびCr成分の両方、ならびにジョイントCb-Crコーディング(joint Cb-Cr coding)に適用されることとを規定する。0に等しいsame_qp_table_for_chromaは、3つのクロマQPマッピングテーブルがSPSにおいてシグナリングされることを規定する。
num_points_in_qp_table_minus1[i] plus 1は、クロマQPマッピングテーブルを記述するために使用されるポイントの数を規定する。num_points_in_qp_table_minus1[i]の値は、包括的に、0~63+QpBdOffsetCの範囲にある必要がある。
delta_qp_in_val_minus1[i][j] plus 1は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイント(pivot point)の入力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。
delta_qp_out_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの出力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。
i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2の間のi番目のクロマQPマッピングテーブルChromaQpTable[i]は、以下のように導出される。
Figure 2022540659000004
same_qp_table_for_chromaが1に等しいとき、ChromaQpTable[1][k]およびChromaQpTable[2][k]は、k=-QpBdOffsetC..63の間のChromaQpTable[0][k]に等しく設定される。
それは、i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2およびj=0..num_points_in_qp_table_minus1[i]の間に包括的に、qpInVal[i][j]およびqpOutval[i][j]の値が-QpBdOffsetC~63の範囲にある必要があるビットストリーム適合性の要件である。
本原理の第1の実施形態に従って、カスタムルマツークロマQpマッピングテーブルをシグナリングするためのシンタックスが設けられる。
提案されるシンタックスでは、区分線形モデルの第1のピボットポイントのルマQPが20~30の範囲に収まることが予測され、より小さい絶対値を有する符号付き整数としてコーディングされてもよいことを理由に、第1のピボットポイントのルマQPは、正規QPからの差、例えば、26(PPSにおけるinit_qp_minus26によるケースにあるように)、または別の関連するオフセットとしてシグナリングされる。ルマツークロマQpマッピングテーブルをシグナリングするためのシンタックスのそのような実施形態は、データストリームにおいてビットを節約する有利な点を有する。副作用は、負であることがあるルマ-QPデルタを第1のポイントが有するので、第1のポイントに対して特定のシンタックスが使用される必要があることである。
シンタックスおよびセマンティックは、表2に示す通りである。
Figure 2022540659000005
セマンティックは、以下の通りである。
1に等しいsame_qp_table_for_chromaは、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがシグナリングされることと、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがCb成分およびCr成分の両方、ならびにジョイントCb-Crコーディングに適用されることとを規定する。0に等しいsame_qp_table_for_chromaは、3つのクロマQPマッピングテーブルがSPSにおいてシグナリングされることを規定する。
num_points_in_qp_table_minus1[i] plus 1は、クロマQPマッピングテーブルを記述するために使用されるポイントの数を規定する。num_points_in_qp_table_minus1[i]の値は、包括的に、0~63+QpBdOffsetCの範囲にある必要がある。
delta_qp_in_val_minus1[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの入力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。ゼロに等しいjについての値は、26によってオフセットされ、後続のもの(following)は、1によってオフセットされる。
delta_qp_out_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの出力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。
i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2の間のi番目のクロマQPマッピングテーブルChromaQpTable[i]は、以下のように導出される。
Figure 2022540659000006
same_qp_table_for_chromaが1に等しいとき、ChromaQpTable[1][k]およびChromaQpTable[2][k]は、k=-QpBdOffsetC..63の間にChromaQpTable[0][k]に等しく設定される。
それは、i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2およびj=0..num_points_in_qp_table_minus1[i]の間に包括的に、qpInVal[i][j]およびqpOutval[i][j]の値が-QpBdOffsetC~63の範囲にある必要があるビットストリーム適合性の要件である。
本原理のこの実施形態では、第1のペアにおけるルマQPの位置は、ピクチャの第1のスライスについての開始QPを規定する、PPSにおけるinit_qp_minus26のような所与の値との差としてコーディングされる。その所与の値は、26または22もしくは28のような別の値であってもよい。第1のポイントが20~30の範囲に収まることが予測されることを理由に、所与の値が間隔[20,30]に属することが好ましい。QPcテーブルは、(lumaQP,chromaQP)ペアのセットによってシグナリングされ、第1のペアでは、ピクチャの開始QPをシグナリングするために使用される1つと同一のオフセットである所与の値Xからの差として、または例えば、20~30の値、例えば、26の値として、lumaQPがコーディングされる。シンタックス要素(ue(v)、se(v)など)のエントロピコーディングは、限定するものではなく、名前、厳密なシンタックス配列、またはセマンティック記述も限定されない。
変形例では、ルマQPおよびクロマQPが第1のペアに対して同一であってもよいことを考慮して、第1のペアについてのルマツークロマQP差のシグナリングが除去される。
本原理の第2の実施形態に従って、適度なオフセットにより、クロマQPがルマQPに従う(follow)ことが予測される。よって、区分線形モデルを定義した(lumaQP,chromaQP)ペアのセットのchromaQPは、未処理クロマQPの代わりに、クロマQPとルマQPとの間の差としてシグナリングされてもよい。
例示的なシンタックスおよびセマンティックは、表3に示す通りである。
Figure 2022540659000007
1に等しいsame_qp_table_for_chromaは、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがシグナリングされることと、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがCb成分およびCr成分の両方、ならびにジョイントCb-Crコーディングに適用されることとを規定する。0に等しいsame_qp_table_for_chromaは、3つのクロマQPマッピングテーブルがSPSにおいてシグナリングされることを規定する。
num_points_in_qp_table_minus1[i] plus 1は、クロマQPマッピングテーブルを記述するために使用されるポイントの数を規定する。num_points_in_qp_table_minus1[i]の値は、包括的に、0~63+QpBdOffsetCの範囲にある必要がある。
delta_qp_in_val_minus1[i][j] plus 1は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの入力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。
delta_qp_diff_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの出力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。
i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2の間のi番目のクロマQPマッピングテーブルChromaQpTable[i]は、以下のように導出される。
Figure 2022540659000008
例えば、値biasは、0または-1に設定される。
same_qp_table_for_chromaが1に等しいとき、ChromaQpTable[1][k]およびChromaQpTable[2][k]は、k=-QpBdOffsetC..63の間にChromaQpTable[0][k]に等しく設定される。
それは、i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2およびj=0..num_points_in_qp_table_minus1[i]の間に包括的に、qpInVal[i][j]およびqpOutval[i][j]の値が-QpBdOffsetC~63の範囲にある必要があるビットストリーム適合性の要件である。
delta_qp_diff_valの符号は、同等の方法を結果としてもたらす、「-delta_qp_diff_val」に変更された「+delta_qp_diff_val」により反転されてもよい。未処理クロマQP(ChromaQpTable)の代わりに、QPオフセットのテーブル(ChromaQpOffsetTable)が導出されてもよく、メモリに記憶されてもよい。範囲が制限される場合(両方のルマQP範囲、およびオフセット境界)、これは、メモリの必要性を削減することができる。この実施形態では、(lumaQP,chromaQPdiff)ペアのセットによってQPcテーブルがシグナリングされ、chromaQPdiffは、ルマQPとクロマQPとの間の差であり、
-lumaQPおよびchromaQPdiffの各々は、dpcm(前の値からの差)においてコーディングされてもよく、
-chromaQPdiffは、lumaQP-chromaQPまたはchromaQP-lumaQPのいずれかであってもよく、
-バイアス(クロマQPdiffを減少させる)を有することが予期されることを理由に、chromaQPdiffは、追加の暗黙的なオフセット(例えば、1)によりコーディングされてもよい。
本原理の第3の実施形態に従って、第1の実施形態および第2の実施形態が組み合わされてもよい。この実施形態は、第1のルマQPを差によりコーディングし、クロマQPをルマQPからのオフセットとしてコーディングする利点を累積する有利な点を有する。
シンタックスは、表4に示す通りである。
Figure 2022540659000009
1に等しいsame_qp_table_for_chromaは、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがシグナリングされることと、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがCb成分およびCr成分の両方、ならびにジョイントCb-Crコーディングに適用されることとを規定する。0に等しいsame_qp_table_for_chromaは、3つのクロマQPマッピングテーブルがSPSにおいてシグナリングされることを規定する。
delta_qp_in_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの入力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。ゼロに等しいjについての値は、26によってオフセットされ、後続のものは、1によってオフセットされる。
delta_qp_diff_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの出力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。
i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2の間のi番目のクロマQPマッピングテーブルChromaQpTable[i]は、以下のように導出される。
Figure 2022540659000010
same_qp_table_for_chromaが1に等しいとき、ChromaQpTable[1][k]およびChromaQpTable[2][k]は、kが-QpBdOffsetC~63の間にChromaQpTable[0][k]に等しく設定される。それは、i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2およびj=0..num_points_in_qp_table_minus1[i]の間に包括的に、qpInVal[i][j]およびqpOutval[i][j]の値が-QpBdOffsetC~63の範囲にある必要があるビットストリーム適合性の要件である。
変形例では、qpOutValの計算に-1バイアスを反映するよう、delta_qp_diff_valがdelta_qp_diff_val_plus1にリネームされる。
別の実施形態では、ルマQPおよびクロマQPが第1のピボットポイントに対して全体的に非常に近いという事実が利用される。第1の変形例では、クロマQPは、第1のポイントのみに対し、ルマQPからの差としてコーディングされ、すなわち、(-QpBdOffset,-QpBdOffset)からの正のオフセットの代わりに、第1のピボットポイントは、(26,26)からの差としてコーディングされる。
例示的なシンタックスおよびセマンティックは、表5に示す通りである。
Figure 2022540659000011
1に等しいsame_qp_table_for_chromaは、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがシグナリングされることと、Cb残差およびCr残差と共にジョイントCb-Cr残差にこのテーブルが適用されることとを規定する。0に等しいsame_qp_table_for_chromaは、3つのクロマQPマッピングテーブルがSPSにおいてシグナリングされることを規定する。same_qp_table_for_chromaがビットストリームに存在しないとき、same_qp_table_for_chromaの値は、1に等しいと推測される。
num_points_in_qp_table_minus1[i] plus 1は、i番目のクロマQPマッピングテーブルを記述するために使用されるポイントの数を規定する。num_points_in_qp_table_minus1[i]の値は、包括的に、0~63+QpBdOffsetCの範囲にある必要がある。num_points_in_qp_table_minus1[0]がビットストリームに存在しないとき、num_points_in_qp_table_minus1[0]の値は、0に等しいと推測される。
delta_qp_in_val_minus1[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの入力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。delta_qp_in_val_minus1[0][j]がビットストリームに存在しないとき、delta_qp_in_val_minus1[0][j]の値は、0に等しいと推測される。
delta_qp_out_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの出力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。delta_qp_out_val[0][j]がビットストリームに存在しないとき、delta_qp_out_val[0][j]の値は、0に等しいと推測される。
i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2の間のi番目のクロマQPマッピングテーブルChromaQpTable[i]は、以下のように導出される。
Figure 2022540659000012
same_qp_table_for_chromaが1に等しいとき、ChromaQpTable[1][k]およびChromaQpTable[2][k]は、kが-QpBdOffsetCから63までの間にChromaQpTable[0][k]に等しく設定される。
それは、iが0からsame_qp_table_for_chromaが真である場合に0まで、そうでなければ2までの間、およびjが0~num_points_in_qp_table_minus1[i]の間に包括的に、qpInVal[i][j]およびqpOutval[i][j]の値が-QpBdOffsetC~63の範囲にある必要があるビットストリーム適合性の要件である。
第1のピボットポイントについての非ゼロルマ-クロマQP差が、他の手段(例えば、PPS)によって規定することができる大域クロマQPオフセットにより冗長であることに留意することができる。よって、別の実施形態では、クロマQPは、第1のピボットポイントについてルマQPに等しく強制され(forced)、よって、それを送信する必要性を除去する。
これは、第1のピボットポイントを中立(neutral)にさせ、単独である場合、それは、アイデンティティQPcテーブルを結果としてもたらす。これは、特徴を有効にするために少なくとも第2のピボットポイントを必要とする。
この実施形態では、リスト長(QPテーブルにおけるピボットポイントの数)は、-1の代わりに-2のオフセットにより送信される必要があり、それは、無意味な値を防止し、コーディングビットを少なくすることを結果としてもたらすことができる。言い換えると、第1のピボットポイント位置が単一の値により規定された後、送信されることになるピボットポイントリスト長が1だけ削減される。ピボットポイントリストは、明示的な開始ポイントに加えて与えられる情報である。
例示的なシンタックスおよびセマンティックは、表6に示す通りである。
Figure 2022540659000013
1に等しいsame_qp_table_for_chromaは、1つのクロマQPマッピングテーブルのみがシグナリングされることと、Cb残差およびCr残差と共にジョイントCb-Cr残差にこのテーブルが適用されることとを規定する。0に等しいsame_qp_table_for_chromaは、3つのクロマQPマッピングテーブルがSPSにおいてシグナリングされることを規定する。same_qp_table_for_chromaがビットストリームに存在しないとき、same_qp_table_for_chromaの値は、1に等しいと推測される。
qp_table_start_minus26[i] plus 26は、i番目のクロマQPマッピングテーブルを記述するために使用される開始ルマおよびクロマQPを規定する。start_qp_minus26[i]の値は、包括的に、-26-QpBdOffsetC~36の範囲にある必要がある。start_qp_minus26[i]がビットストリームに存在しないとき、start_qp_minus26[i]の値は、0に等しいと推測される。
num_points_in_qp_table_minus1[i] plus 1は、i番目のクロマQPマッピングテーブルを記述するために使用されるポイントの数を規定する。num_points_in_qp_table_minus1[i]の値は、包括的に、0~62+QpBdOffsetCの範囲にある必要がある。num_points_in_qp_table_minus1[0]がビットストリームに存在しないとき、num_points_in_qp_table_minus1[0]の値は、0に等しいと推測される。
delta_qp_in_val_minus1[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの入力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。delta_qp_in_val_minus1[0][j]がビットストリームに存在しないとき、delta_qp_in_val_minus1[0][j]の値は、0に等しいと推測される。
delta_qp_diff_val[i][j]は、i番目のクロマQPマッピングテーブルのj番目のピボットポイントの出力座標を導出するために使用されるデルタ値を規定する。delta_qp_diff_val[0][j]がビットストリームに存在しないとき、delta_qp_diff_val[0][j]の値は、0に等しいと推測される。
iが0からsame_qp_table_for_chromaが真である場合に0まで、そうでなければ2までの間、i番目のクロマQPマッピングテーブルChromaQpTable[i]は、以下のように導出される。
Figure 2022540659000014
same_qp_table_for_chromaが1に等しいとき、ChromaQpTable[1][k]およびChromaQpTable[2][k]は、kが-QpBdOffsetC~63までの間にChromaQpTable[0][k]に等しく設定される。
それは、i=0..same_qp_table_for_chroma?0:2およびj=0..num_points_in_qp_table_minus1[i]+1の間に包括的に、qpInVal[i][j]およびqpOutVal[i][j]の値が-QpBdOffsetCから63までの範囲にある必要があるビットストリーム適合性の要件である。
様々な実装態様は、復号することを伴う。「復号」は、本出願において使用されるように、例えば、表示に適切な最終出力を生成するために、受信された符号化シーケンスに対して実行される処理の全てまたは一部を包含してもよい。様々な実施形態では、そのような処理は、典型的にはデコーダによって実行される処理、例えば、エントロピ復号、逆量子化、逆変換、および差分復号のうちの1つまたは複数を含む。様々な実施形態では、そのような処理は、加えてまたは代わりに、本出願において説明される様々な実装態様のデコーダによって実行される処理、例えば、図2のモジュール240によって使用されるクロマ量子化パラメータを取り出すことを含む。
更なる実施例として、1つの実施形態では、「復号」はエントロピ復号のみを指してもよく、別の実施形態では、「復号」は差分復号のみを指してもよく、別の実施形態では、「復号」はエントロピ復号および差分復号の組み合わせを指してもよい。フレーズ「復号処理」が演算のサブセットまたはより広義に全体的に復号処理を特に指すことを意図することができるかどうかは、特定の説明のコンテキストに基づいて明白であり、当業者によって良好に理解されると信じられている。
様々な実装態様は、符号化することを伴う。「復号」に関する議論と同様の方式において、「符号化」は、本出願において使用されるように、符号化されたビットストリームを生成するために、例えば、入力ビデオシーケンスに対して実行される処理の全てまたは一部を包含してもよい。様々な実施形態では、そのような処理は、典型的にはエンコーダによって実行される処理、例えば、パーティション分割、差分符号化、変換、量子化、およびエントロピ符号化のうちの1つまたは複数を含む。様々な実施形態では、そのような処理は、加えてまたは代わりに、本出願において説明された様々な実装態様のエンコーダによって実行される処理、例えば、図1のモジュール130および140によって使用されるクロマ量子化パラメータをシグナリングおよび処理することを含む。
更なる実施例として、1つの実施形態では、「符号化」はエントロピ符号化のみを指してもよく、別の実施形態では、「符号化」は差分符号化のみを指してもよく、別の実施形態では、「符号化」はエントロピ符号化および差分符号化の組み合わせを指してもよい。フレーズ「符号化処理」が演算のサブセットまたはより広義に全体的に符号化処理を特に指すことを意図することができるかどうかは、特定の説明のコンテキストに基づいて明白であり、当業者によって良好に理解されると信じられている。本明細書で使用されるシンタックス要素は、記述的用語であり、開示はそれに限定されない。それ自体として、それらは、他のシンタックス要素名の使用を排除しない。
図がフローチャートとして提示されるとき、それは、対応する装置のブロック図も提供することが理解されるべきである。同様に、図がブロック図として提示されるとき、それは、対応する方法/処理のフローチャートも提供することが理解されるべきである。
本明細書で説明される実装態様および態様は、例えば、方法もしくは処理、装置、ソフトウェアプログラム、データストリーム、または信号において実装されてもよい。単一の形式のコンテキストのみにおいて議論される場合でさえ(例えば、方法としてのみ議論される)、議論される特徴の実装態様は、他の形式(例えば、装置またはコンピュータプログラム)においても実装されてもよい。装置は、例えば、適切なハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアにおいても実装されてもよい。方法は、例えば、コンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、またはプログラマブル論理回路を含む、概して処理デバイスを指すプロセッサにおいて実装されてもよい。プロセッサは、コンピュータ、携帯電話、ポータブル/携帯情報端末(「PDA」)、およびエンドユーザの間の情報の通信を促進する他のデバイスなどの通信デバイスをも含む。
「1つの実施形態」、「実施形態」、「1つの実装態様」、または「実装態様」と共に、それらの他の変形例は、実施形態と関連して特定の特徴、構造、および特性などが少なくとも1つの実施形態に含まれることも意味する。よって、本出願の全体を通じて様々な場所で出現するフレーズ「1つの実施形態では」、「実施形態では」、「1つの実装態様では」、または「実装態様では」と共に、いずれかの他の変形例の出現は、その全てが必ずしも同一の実施形態を指すわけではない。
加えて、本出願は、情報の様々な部分を「判定する」ことに言及することがある。情報を判定することは、例えば、情報を評価すること、情報を計算すること、情報を予測すること、またはメモリから情報を取り出すことのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
更に、本出願は、情報の様々な部分に「アクセスする」ことに言及することがある。情報にアクセスすることは、例えば、情報を受信すること、情報を取り出すこと(例えば、はメモリから)、情報を記憶すること、情報を移動させること、情報を複製すること、情報を計算すること、情報を判定すること、情報を予測すること、または情報を評価することのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
加えて、本出願は、情報の様々な部分を「受信する」ことに言及することがある。受信することは、「アクセスする」と同様に、広義の用語であることを意図している。情報を受信することは、例えば、情報にアクセスすること、または情報を取り出すこと(例えば、はメモリから)のうちの1つまたは複数を含んでもよい。更に、「受信する」は典型的には、例えば、情報を記憶すること、情報を処理すること、情報を伝送すること、情報を移動させること、情報を複製すること、情報を消去すること、情報を計算すること、情報を判定すること、情報を予測すること、または情報を評価することなどの演算の間に1つの方式または別の方式において関与する。
シンボル/用語「/」、「and/or」、および「at least one」は、例えば、「A/B」、「A and/or B」、および「at least one of A and B」のケースでは、第1の表記された選択肢(A)のみの選択、第2の表記された選択肢(B)のみの選択、または(AおよびB)の両方の選択を包含することを意図していることが認識されよう。更なる例として、「A、B、and/or C」および「at least one of A、B、and C」のケースでは、そのようなフレーズは、第1の表記された選択肢(A)のみの選択、第2の表記された選択肢(B)のみの選択、第3の表記された選択肢(C)のみの選択、第1の表記された選択肢および第2の表記された選択肢(AおよびB)のみの選択、第1の表記された選択肢および第3の表記された選択肢(AおよびC)のみの選択、第2の表記された選択肢および第3の表記された選択肢(BおよびC)のみの選択、または全ての3つの選択肢(A、B、およびC)の選択を包含することを意図している。これは、多くのアイテムが表記されるように、当業者に対して明確であるように拡張されてもよい。
また、本明細書で使用されるように、単語「シグナリング」は、とりわけ、対応するデコーダに何かを示すことを指す。例えば、特定の実施形態では、エンコーダは、特定のシンタックス要素SE1、場合によってはシンタックス要素SE2をシグナリングする。このようにして、実施形態では、エンコーダ側およびデコーダ側の両方において同一のパラメータが使用されてもよい。よって、例えば、エンコーダは、デコーダに特定のパラメータを伝送することができ(明確にシグナリングする)、その結果、デコーダは、同一の特定のパラメータを使用することができる。逆に、デコーダが特定のパラメータと共にその他のパラメータを既に有している場合、デコーダが特定のパラメータを認識および選択することを単純に可能にするよう、伝送することなく、シグナリングが使用されてもよい(暗黙的にシグナリングする)。いずれかの実際の関数を伝送することを回避することによって、様々な実施形態では、ビット節約が実現される。様々な方式においてシグナリングを達成することができることを認識されよう。様々な実施形態では、対応するデコーダに情報をシグナリングするために、例えば、1つまたは複数のシンタックス要素およびフラグなどが使用される。先述したことは、単語「シグナリングの動詞の形式に関連するが、単語「信号」も本明細書で名詞として使用されてもよい。
いくつかの実装態様が説明されてきた。しかしながら、様々な修正が行われてもよいことが理解されよう。例えば、他の実装態様を生成するために、異なる実装態様の要素が組み合わされてもよく、補足されてもよく、修正されてもよく、または除去されてもよい。加えて、当業者は、他の構造および処理がそれらの開示された他の構造および処理と置き換えられてもよく、開示される実装態様と少なくとも実質的に同一の結果(複数可)を達成するために、結果として生じる実装態様が少なくとも実質的に同一の方式(複数可)において少なくとも実質的に同一の機能(複数可)を実行することを理解するであろう。したがって、それらの実装態様および他の実装態様が本出願によって考慮される。

Claims (17)

  1. -データストリームからルマについてのQP情報を復号するステップと、
    -前記データストリームからルマツークロマQPマッピングテーブルを取得するステップと、
    -前記ルマについてのQP情報および前記ルマツークロマQPマッピングテーブルに基づいて、クロマについてのQP情報を判定するステップと、
    -前記ルマについてのQP情報および前記クロマについてのQP情報を使用して、前記ストリームから取得された画像のブロックを復号するステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記ルマについてのQP情報は、前記ルマツークロマQPマッピングテーブル内で、区分線形モデルの第1のピボットポイントのルマQP値が正規QPからの差であることを示す、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記ルマツークロマQPマッピングテーブルのクロマ値とルマ値との間の差であることを示す、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記第1のポイントについてのルマ値のみからの差としてコーディングされることを示す、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. -データストリームからルマについてのQP情報を復号し、
    -前記データストリームからルマツークロマQPマッピングテーブルを取得し、
    -前記ルマについてのQP情報および前記ルマツークロマQPマッピングテーブルに基づいて、クロマについてのQP情報を判定し、
    -前記ルマについてのQP情報および前記クロマについてのQP情報を使用して、前記ストリームから取得された画像のブロックを復号する、
    ように構成されたプロセッサを備えたことを特徴とするデバイス。
  6. 前記ルマについてのQP情報は、前記ルマツークロマQPマッピングテーブル内で、区分線形モデルの第1のピボットポイントのルマQP値が正規QPからの差であることを示す、ことを特徴とする請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記ルマツークロマQPマッピングテーブルのクロマ値とルマ値との間の差であることを示す、ことを特徴とする請求項5に記載のデバイス。
  8. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記第1のポイントについてのルマ値のみからの差としてコーディングされることを示す、ことを特徴とする請求項5に記載のデバイス。
  9. -ルマツークロマQPマッピングテーブルを取得するステップと、
    -クロマについてのQP情報が、画像のブロックに対して前記ルマツークロマQPマッピングテーブルにどのように基づいているかを示すルマについてのQP情報を判定するステップと、
    -データストリームにおいて、前記画像、前記ルマについてのQP情報、および前記ルマツークロマQPマッピングテーブルを符号化するステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
  10. 前記ルマについてのQP情報は、前記ルマツークロマQPマッピングテーブル内で、区分線形モデルの第1のピボットポイントのルマQP値が正規QPからの差であることを示す、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記ルマツークロマQPマッピングテーブルのクロマ値とルマ値との間の差であることを示す、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記第1のポイントについてのルマ値のみからの差としてコーディングされることを示す、ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  13. -ルマツークロマQPマッピングテーブルを取得し、
    -クロマについてのQP情報が、画像のブロックに対して前記ルマツークロマQPマッピングテーブルにどのように基づいているかを示すルマについてのQP情報を判定し、
    -データストリームにおいて、前記画像、前記ルマについてのQP情報、および前記ルマツークロマQPマッピングテーブルを符号化する、
    ように構成されたプロセッサを備えたことを特徴とするデバイス。
  14. 前記ルマについてのQP情報は、前記ルマツークロマQPマッピングテーブル内で、区分線形モデルの第1のピボットポイントのルマQP値が正規QPからの差であることを示す、ことを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記ルマツークロマQPマッピングテーブルのクロマ値とルマ値との間の差であることを示す、ことを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  16. 前記ルマについてのQP情報は、クロマ値が前記第1のポイントについてのルマ値のみからの差としてコーディングされることを示す、ことを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  17. 画像、ルマツークロマQPマッピングテーブル、およびクロマについてのQP情報が画像のブロックに対して前記ルマツークロマQPマッピングテーブルにどのように基づいているかを示すルマについてのQP情報を含むデータストリーム。
JP2022502144A 2019-07-12 2020-07-09 ルマツークロマ量子化パラメータテーブルシグナリング Pending JP2022540659A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP19305938 2019-07-12
EP19305938.3 2019-07-12
EP19306122 2019-09-18
EP19306122.3 2019-09-18
PCT/EP2020/069407 WO2021009004A1 (en) 2019-07-12 2020-07-09 Luma to chroma quantization parameter table signaling

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022540659A true JP2022540659A (ja) 2022-09-16

Family

ID=71575404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022502144A Pending JP2022540659A (ja) 2019-07-12 2020-07-09 ルマツークロマ量子化パラメータテーブルシグナリング

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220272356A1 (ja)
EP (1) EP3997876A1 (ja)
JP (1) JP2022540659A (ja)
CN (1) CN114128275A (ja)
MX (1) MX2022000508A (ja)
WO (1) WO2021009004A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9313526B2 (en) * 2010-02-19 2016-04-12 Skype Data compression for video
US9414054B2 (en) * 2012-07-02 2016-08-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Control and use of chroma quantization parameter values
EP3425911A1 (en) * 2017-07-06 2019-01-09 Thomson Licensing A method and a device for picture encoding and decoding
CN113785577B (zh) * 2019-04-26 2023-06-27 华为技术有限公司 用于指示色度量化参数映射函数的方法和装置
US11146823B2 (en) * 2019-06-25 2021-10-12 Qualcomm Incorporated Signalling chroma quantization parameter (QP) mapping tables

Also Published As

Publication number Publication date
CN114128275A (zh) 2022-03-01
EP3997876A1 (en) 2022-05-18
WO2021009004A1 (en) 2021-01-21
MX2022000508A (es) 2022-02-10
US20220272356A1 (en) 2022-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7510412B2 (ja) ブロックの面に基づくビデオの符号化又は復号のための量子化
JP2024075598A (ja) 一般化された双予測および重み付き予測
KR20210058938A (ko) 픽처 인코딩 및 디코딩을 위한 방법 및 디바이스
WO2020263799A1 (en) High level syntax for controlling the transform design
KR20210058846A (ko) 인트라 변환 코딩 및 광각 인트라 예측의 조화
US20230096533A1 (en) High-level constraint flag for local chroma quantization parameter control
US20240031607A1 (en) Scaling list control in video coding
KR20220161441A (ko) 비디오 인코딩 및 디코딩을 위한 방법 및 장치
US20220038704A1 (en) Method and apparatus for determining chroma quantization parameters when using separate coding trees for luma and chroma
JP2022540659A (ja) ルマツークロマ量子化パラメータテーブルシグナリング
US20220368912A1 (en) Derivation of quantization matrices for joint cb-br coding
US20220224902A1 (en) Quantization matrices selection for separate color plane mode
US20230262268A1 (en) Chroma format dependent quantization matrices for video encoding and decoding
US20240171756A1 (en) Template matching prediction for video encoding and decoding
US20220256202A1 (en) Luma mapping with chroma scaling (lmcs) lut extension and clipping
KR20240072180A (ko) Isp 모드를 사용한 템플릿 기반 인트라 모드 도출(timd)의 확장
JP2023504372A (ja) ジョイントクロマの符号化されたブロックに対するスケーリング処理
KR20240089756A (ko) 다층 코딩 및 디코딩을 위한 alf aps
KR20220152299A (ko) 비디오 인코딩 및 디코딩을 위한 방법 및 장치
JP2022537222A (ja) 局所照明補正フラグインヘリタンス
CN117501692A (zh) 用于视频编码和解码的模板匹配预测
CN117561717A (zh) 高精度4×4 dst7和dct8变换矩阵
KR20210074388A (ko) 코딩 유형 또는 코딩 트리 유형의 시그널링을 이용한 비디오 인코딩 및 디코딩을 위한 방법 및 장치
CN114073093A (zh) 三角形分割的合并索引的信令通知

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230710

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20231121