JP2022538635A - ガレクチンの新規なガラクトシド阻害剤 - Google Patents

ガレクチンの新規なガラクトシド阻害剤 Download PDF

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Abstract

【化1】TIFF2022538635000465.tif4473本発明は、ピラノース環がα-D-ガラクトピラノースである式(1)のD-ガラクトピラノース化合物に関し、これらの化合物は、炎症;線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん;転移がん;自己免疫疾患、代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生;眼疾患;アテローム性動脈硬化症;代謝疾患;I型糖尿病;II型糖尿病;インスリン抵抗性;拡張期心不全;喘息;肝障害の治療に使用するための高親和性ガレクチン-1および/またはガレクチン-3阻害剤である。

Description

本発明は、新規な化合物、医薬品としての、および哺乳動物におけるがん;線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;病理学的血管新生;眼疾患;HIV-1疾患;炎症または移植拒絶を治療するための医薬品を製造するための前記化合物の使用に関する。本発明はまた、前記新規な化合物を含む医薬組成物に関する。
ガレクチンは、特徴的な炭水化物認識ドメイン(CRD)を有するタンパク質である(Lefflerら、2004)。これは、約130アミノ酸(約15kDa)のしっかりと折り畳まれたβサンドイッチであり、1)β-ガラクトース結合部位、および2)その大部分(約6残基)がβ-ガラクトース結合部位を構成する、約7アミノ酸の配列モチーフの十分な類似性という2つの明確な特徴を有する。しかしながら、β-ガラクトース部位に隣接する部位が、天然糖類の密な結合に必要であり、これらの異なる選好が、ガレクチンに天然糖類に対する異なる微細な特異性を与える。
ヒト、マウスおよびラットのゲノム配列の近年の完成により、1つの哺乳動物ゲノム中に約15個のガレクチンおよびガレクチン様タンパク質があり、種間でわずかな変動を有することが明らかになった(Lefflerら、2004)。
ガレクチンサブユニットは、単一ペプチド鎖内に1つまたは2つのCRDを含有することができる。第1のカテゴリーであるモノCRDガレクチンは、脊椎動物においてモノマーまたはダイマー(2つのタイプ)として存在し得る。ずば抜けて最もよく研究されているガレクチンは、二量体ガレクチン-1、および溶液中でモノマーであるが、リガンドと遭遇すると凝集して多量体になり得るガレクチン-3である(Lepurら、2012)。これらは最初に発見されたガレクチンであり、多くの組織に豊富である。
現在、PubMedにはガレクチンに関する5700を超える刊行物があり、大部分は、上述のように、ガレクチン-1(1400超)およびガレクチン-3(2800超)に関するものである。強力な証拠が、例えば炎症およびがん、ならびに発達におけるガレクチンの役割を示唆している(Blidnerら、2015、Ebrahimら、2014)。
ガレクチンは、遊離リボソーム上でシグナルペプチドなしでサイトゾルタンパク質として合成される。そのN末端がアセチル化(サイトゾルタンパク質の典型的な修飾)されており、ガレクチンは長期間サイトゾルに存在する(分泌タンパク質に典型的ではない)。そこから、ガレクチンは、まだ知られていない機構であるが、おそらく例えばIL-1の輸送と同様に、核、特定のサイトゾル部位に標的化され得るか、または(ガレクチン-1について最初に示される(CooperおよびBarondes、1991))非古典的(非ER-ゴルジ)経路によって分泌され得る(誘導または構成的に)(Lefflerら、2004;Arthurら、2015)。ガレクチンはまた、これら全てのコンパートメントで機能することができる;ガレクチン-1については、十分に評価されている学術雑誌に公開された動かぬ証拠が、核におけるRNAスプライシング、サイトゾルにおけるH-RASの活性化、破壊された小胞の周りの蓄積、ならびに細胞シグナル伝達および接着に対する様々な細胞外効果における役割を裏付けている(Elolaら、2015、Aitsら、2015、Blanchardら、2016)。他のガレクチンもまた、ある特定の細胞においてアポトーシスを増強し、細胞周期および分化を調節することによってサイトゾルで作用し得る。ほとんどのガレクチンはまた、糖タンパク質(例えば、ラミニン、インテグリンおよびIgE受容体)を架橋して、おそらく超分子秩序アレイ(Elolaら、2015)を形成することによって細胞外で作用し、それによって細胞接着を調節し、細胞内シグナルを誘導し得る。これに関連して、近年、同様に糖タンパク質受容体の細胞内輸送および細胞表面提示に影響を及ぼす、膜内のマイクロドメイン(格子)の形成を含むこれらのガレクチン機能の分子機序の出現が分かっている(Elolaら、2015)。これは、細胞培養物、ヌル変異マウス、およびガレクチンまたはガレクチン阻害剤で処置した動物において実証されている。
ガレクチン-1は、最初に発見され、2番目に多く研究されたガレクチンであり、ある特定の選好性を有して全ての組織で発現され、線維芽細胞およびリンパ球などの間葉系起源(mesenchymal orgin)の細胞に排他的ではない。これは、細胞増殖、接着、シグナル伝達、分化、発生、免疫系および宿主-病原体相互作用の調節に関与している(Blanchardら、2016)。がん進行の様々な段階におけるガレクチン-1の発現プロファイルおよび腫瘍微小環境におけるその役割は徹底的に概説されている。
ガレクチン-1は多様な現象に関与しており、したがって、阻害剤は複数の用途を有し得る。これを特異性の欠如または科学的焦点の欠如として認識することは容易である。したがって、アスピリンおよびシクロオキシゲナーゼ(COX-IおよびCOX-II)との類似性が有用である。COXは、多種多様なプロスタグランジンの前駆体を産生し、したがって、多様な生物学的機序に関与している。それらの阻害剤であるアスピリンおよび他のNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)もまた、広範で多様な効果を有する。これにもかかわらず、これらの阻害剤は医学的に非常に有用であり、いくつかの異なる特定の有用性を有する。
したがって、ガレクチンが、COXのように、(まだ知られていないが)何らかの基本的な生物学的調節機序の一部である場合、これらが様々な状況で様々な目的のために「自然に使用される」可能性が高い。ガレクチン阻害剤は、NSAIDのように、系全体を壊滅させるのではなく、バランスを少し傾けることが期待される。
免疫および炎症におけるガレクチン-1
ガレクチン-1は、主に免疫抑制および抗炎症の役割を有することが見出されているが(Elolaら、2015)、場合によっては炎症促進性でもあり得る。ガレクチン-1は、Tヘルパー細胞上の特異的グリコシル化パターンに結合して、活性化Th1およびTh17細胞においてアポトーシスを選択的に誘導する。(Perilloら、1995)(Toscano,M.A.ら、2007)。ガレクチン-1の免疫抑制効果は、ガレクチン-1自体が自己免疫および他の炎症状態の潜在的治療となり得ることを示唆している。逆に、例えばがんにおいてその免疫抑制効果を阻害することもまた、以下に記載されるように、治療として提案されている。
血管新生におけるガレクチン-1.
ガレクチン-3と同様に、ガレクチン-1は、その炭水化物結合活性を伴う方法で、ある特定の状況下で血管新生を促進することが示されている(Hocklら、2016)。特に興味深いのは、これがVEGFに類似する経路によって腫瘍血管新生を促進し得るという所見(obeservation)である。したがって、抗VEGFに基づく阻害(inhbiting)が失敗した場合に、ガレクチン-1の阻害が抗血管新生となり得る。抗血管新生ペプチドAnginex(および関連化合物)がガレクチン-1に結合するという発見は、血管新生におけるガレクチン-1の別の機構を示唆したが、詳細は不明のままである;Anginexは、一部の報告では、ガレクチン-1活性を阻害すると記載されているが、別の報告ではその炭水化物結合活性を増強すると記載されている。
線維症関連状態におけるガレクチン-1
線維症におけるガレクチン-3の可能な役割の考えは、マクロファージ分化に関する細胞およびエキソビボ研究(Mackinnonら、2008)、ならびにマクロファージ分化および筋線維芽細胞活性化に関するインビボ研究(Mackinnonら、2012)から来ている。簡潔には、仮説は以下の通りである:ガレクチン-3は、細胞表面滞留を延長し、したがってTGF-β受容体(Partridgeら、2004)の応答性を高め、これが次にM2マクロファージへの代替マクロファージ分化および筋線維芽細胞活性化を調節することが示されている。ガレクチン-1もまた、TGF-β関連機構によるものを含め、線維症において役割を果たすことが示唆されているが、その証拠はガレクチン-3の場合ほど明確ではない。
したがって、ガレクチン-1も、TGF-βシグナル伝達および筋線維芽細胞活性化の内因性エンハンサーであるための優れた候補であるため(Kathiriyaら)、ガレクチン-1阻害剤も、線維症および有害な組織リモデリングの治療に有用となり得る。
がんにおけるガレクチン-1.
多数の免疫組織化学的研究により、がんにおけるある特定のガレクチンの発現の変化が示されており(van den BruleらおよびBidonら Leffler(編者)、2004b)、例えば、ガレクチン-3は現在、甲状腺がんの確立された組織化学的マーカーである。がんにおけるガレクチン-3の役割についての直接的な証拠は、主にRazらによるマウスモデルに由来するが、他のモデルにも由来する(Leffler(編者)、2004b)。対になった腫瘍細胞株(ガレクチン-3の発現の減少または増加を伴う)では、ガレクチン-3の誘導はより多くの腫瘍および転移を与え、ガレクチン-3の抑制はより少ない腫瘍および転移を与える。ガレクチン-3は、抗アポトーシス性であることによって腫瘍増殖を増強する、血管新生を促進する、または細胞接着に影響を及ぼすことによって転移を促進することが提示されている。さらに、近年の証拠は、ガレクチン-3が腫瘍微小環境において重要な役割を果たすことを示している-(Ruvolo、2015)に概説。ガレクチン-3はまた、腫瘍細胞とTリンパ球(T細胞)などの免疫細胞との間の相互作用を調節すると考えられており、ガレクチン-3の阻害がT細胞活性を回復させることが示されている(Demotteら、2010、Kouoら、2015、Meleroら、2015)。上記から、ガレクチン-3の阻害剤が有益な抗がん効果を有し得ることが明らかである。実際、特許請求されているがガレクチン-3を阻害することが証明されていない糖類が、抗がん効果を有することが報告されている。本発明者ら自身の研究では、CRDを含有するガレクチン-3の断片が、ドミナントネガティブ阻害剤として作用することによってマウスモデルにおいて乳がんを阻害した(Johnら、2003)。より最近になって、小分子によるガレクチン-3の阻害が、細胞アッセイおよびエキソビボ(Linら、2009)ならびにインビボ(Glinskyら、2009)において、放射線および標準的なアポトーシス促進性薬物に対する腫瘍細胞感受性を実際に大いに増強することが実証された。
また、ガレクチン-1は、低分化がん細胞において頻繁に過剰発現され、ガレクチン-9またはその関連ガレクチン-4およびガレクチン-8は、特定のがん型において誘導され得る(HuflejtおよびLeffler、2004;Leffler(編者)2004b)。ガレクチン-1は、活性化T細胞においてアポトーシスを誘導し、インビボで自己免疫疾患に対して顕著な免疫抑制効果を有する(Rabinovichら;およびPaceら Leffler(編者)2004b)。したがって、がんにおけるこれらのガレクチンの過剰発現は、腫瘍が宿主によって引き起こされるT細胞応答から自身を防御するのを助ける可能性がある。
ガレクチン-1およびガレクチン-3のヌル変異マウスは、何年も前に確立されている(Poirier、2002)。これらのマウスは健康であり、動物飼育条件で明らかに正常に繁殖する。しかしながら、最近の研究では、ガレクチン-3ヌル変異体における好中球およびマクロファージの機能(上記)ならびに骨形成、ならびにガレクチン-1ヌル変異体における神経および筋肉細胞の再生/分化における微妙な表現型が明らかになっている(Lefflerら、2004;Poirier、2002;Watt Leffler(編者)2004b)。最近、ガレクチン-7およびガレクチン-9ヌル変異マウスが作製され、これらのマウスも動物飼育条件で著しく健康であるが、詳細にはまだ分析されていない。発現部位、特異性および他の特性の違いにより、異なるガレクチンが機能的に互いに取って代わることができる可能性は低くなる。ヌル変異マウスにおける知見は、ガレクチンが、正常な動物飼育条件で観察され得るように、基本的な生命維持機能に必須ではないことを示しているだろう。代わりに、ガレクチンは、正常な機能の最適化因子(optimizer)であり得る、および/または動物飼育条件では見られないストレス条件において必須であり得る。ヌル変異マウスにおける強い効果の欠如は、ガレクチン阻害剤を薬物としてより有利にし得る。ガレクチン活性が、上で示唆されたように、病的状態に寄与するが、正常状態にはあまり寄与しないのであれば、ガレクチンの阻害には望ましくない副作用がほとんどないことになる。
したがって、がんにおけるガレクチン-1活性、例えば免疫抑制または血管新生増強を標的とする薬物は、有用な抗がん治療となり得る。
公知の阻害剤
天然リガンド
固相結合アッセイおよび阻害アッセイにより、ガレクチンに結合する能力を有するいくつかの糖類および複合糖質が同定されている(Leffler、2001、Lefflerら、2004により概説)。全てのガレクチンは、約0.1~1mMのKでラクトースに結合する。D-ガラクトースの親和性は50~100倍低い。N-アセチルラクトサミンおよび関連する二糖は、ラクトースと同じくらい結合するが、ある特定のガレクチンについては、より悪いまたは最大で10倍良く結合することができる。ガラクトース(10mM)(Tejlerら2009)およびラクトース(190μM)(van Hattum、2013)は共にガレクチン-1に対して低い親和性を有する。
ガレクチン-1リガンドとして同定されている上記の天然糖類は、胃内での酸性加水分解および酵素分解を受けやすいため、医薬組成物中の活性成分としての使用に適していない。さらに、天然糖類は本質的に親水性であり、経口投与後に消化管から容易に吸収されない。
ガレクチン特異性
上記の小天然糖類による阻害を使用したガレクチン特異性の研究は、全てのガレクチンがラクトース、LacNAcおよび関連する二糖に結合するが、ガレクチン-3がある特定のより長い糖類にはるかに良く結合することを示した(LefflerおよびBarondes、1986)。これらのより長い糖類は、伸長した結合溝に結合したガラクトース(例えば、ラクトースまたはLacNAc中)のC-3位に追加の糖残基が付加されていることを特徴としていた。この溝の形状はガレクチン間で異なり、同じ伸長が異なるガレクチンによって等しく結合されないことを示唆している。
合成阻害剤
ガレクチン-1阻害剤および治療薬としてのそれらの可能性を網羅する特許レビューが最近公開された。(Blanchard 2016)。このレビューで網羅されている小分子単糖は、せいぜいラクトースに類似のガレクチン-1親和性を有すると報告されている。一方、二糖、特にチオジガラクトシド(TDG)は、ガレクチン-1に対して高い親和性を有することが報告されている。(T.Delaine,2016,ChemBioChem 10.1002/cbic.201600285)
抗がん活性を有するアミノ酸に結合した糖類は、最初に血清中の天然化合物として同定されたが、その後、合成類似体が調製された(Glinskyら、1996)。これらのうち、ラクトースまたはガラクトースがアミノ酸に結合しているものは、ガレクチンを阻害するが、対応する非誘導体化糖とほぼ同じ効力しか有さない。クロリンコンジュゲート化(chlorinconjugated)ラクトースは、Elisaアッセイで測定した場合、高い親和性(0.54μM)を有することが報告されている。(Pandeyら2002、欧州特許第1256586号明細書)。ガレクチン-3を阻害する化学修飾型のシトラスペクチン(PlattおよびRaz、1992)は、インビボで抗腫瘍活性を示す(Pientaら、1995;Nangia-Makkerら、2002)。最大4つのラクトース部分を有するクラスター分子は、ガレクチン-3に結合する場合、強い多価効果を示したが、ガレクチン-1およびガレクチン-5では示さなかった(Vrasidasら、2003)。7つのガラクトース、ラクトース、またはN-アセチルラクトサミン残基を有するシクロデキストリン系糖クラスター(glycocluster)も、ガレクチン-3に対して強い多価効果を示したが、ガレクチン-1および-7に対してはそれほどではなかった(Andreら、2004)。ラクトース残基で多価にされたスターバースト型デンドリマー(Andreら、1999)および糖ポリマー(Pohlら、1999;Davidら、2004)は、ラクトースと比較してわずかに改善された効力を有するガレクチン-3阻害剤として記載されている。多価ラクトース誘導体は、ガレクチン-1に対して顕著なクラスター効果を有することが示されている(Tejlerら、2006)。さらに、これらの化合物は、他のガレクチンよりも選択的であった。Anginexおよび非ペプチド性トポミメティックス(topomimetics)(Dingsら2012)などのペプチド系化合物は、アロステリックガレクチン-1阻害剤であることが報告されている。ガレクチン-1リガンドとして同定された前記合成化合物は、本質的に親水性であり、経口投与後に消化管から容易に吸収されないため、医薬組成物中の活性成分としての使用に適していない。さらに、前記化合物は、中程度の親和性および選択性を有する。
上記の天然オリゴ糖、糖クラスター、糖デンドリマー、ペプチド、非ペプチド性トポミメティックスおよび糖ポリマーは、極性が高すぎ、大きすぎて吸収されず、場合によっては患者に免疫応答を生じさせるのに十分に大きい。さらに、これらは、胃内での酸性加水分解および酵素加水分解を受けやすい。したがって、合成小分子が必要とされている。
チオジガラクトシドは、合成で加水分解的に安定であるが極性の阻害剤であり、N-アセチルラクトサミンとほぼ同程度に効率的であることが知られている(LefflerおよびBarondes、1986)。C-3’に芳香族アミドまたは置換ベンジルエーテルを有するN-アセチルラクトサミン誘導体は、ガレクチン-3の非常に効率的な阻害剤であることが実証されており、4.8μMという前例のない低いIC50値を有し、これは天然N-アセチルラクトサミン二糖と比較して20倍の改善である(Sormeら、2002;Sormeら、2003b、2005)。これらの誘導体は、芳香族アミド部分の存在により、全体的に極性が低く、したがって、インビボでガレクチンを阻害するための薬剤としてより適している。さらに、C3-トリアゾリルガラクトシドは、いくつかのガレクチンの対応するC3-アミドと同様に強力な阻害剤であることが実証されている。したがって、任意の適切に構造化されたガラクトースC3置換基は、増強されたガレクチン親和性を付与することができる。
しかしながら、C3-アミド-およびC3-トリアゾリル-誘導体化化合物は、ガラクトースおよびN-アセチルラクトサミン糖部分にグリコシド結合が存在するため、依然としてインビボで加水分解を受けやすく、ガレクチン-3の強力な小分子阻害剤であるが、さらに改善された親和性および安定性が望ましい。したがって、O-グリコシド加水分解的および酵素的不安定結合を欠く、チオジガラクトシドの3,3’-ジアミド-または3,3’-ジトリアゾリル誘導体化に基づく阻害剤が開発されている(Cumpsteyら、2005b;Cumpsteyら、2008;Salamehら、2010;国際公開第2005/113569号パンフレットおよび米国特許出願公開第2007185041号明細書;国際公開第2005/113568号パンフレット、米国特許第7,638,623号明細書、T.Delaine、2016、ChemBioChem 10.1002/cbic.201600285)。これらの阻害剤はまた、いくつかのガレクチンに対する優れた親和性を示した(低nM範囲のKdまで)。それにもかかわらず、3,3’-誘導体化チオジガラクトシドは、ガレクチンに対する高い親和性を示すが、3-N-誘導体化ガラクトース構成要素に到達するための二重反転反応を含むそれらの多段階合成における欠点を依然として含む。さらに、チオジガラクトシド中の1つのガラクトース環のシクロヘキサン置換は、ガラクトース環を模倣し、したがってジアミド-およびジトリアゾリル-チオジガラクトシド誘導体の効率に近い効率のガレクチン-1および-3阻害剤を提供することが証明されている(国際公開第2010/126435号パンフレット)。D-ガラクトピラノース単位を置換シクロヘキサンで置換すると、極性が低下し、おそらく代謝感受性も低下し、したがって薬物様特性が改善される。
いくつかの前に記載された化合物は、以下の一般式を有する
国際公開第2005/113568号パンフレットに記載される
Figure 2022538635000002

および
国際公開第2005/113569号パンフレットに記載される
Figure 2022538635000003

(式中、RはD-ガラクトースであり得る)。
最近公開された(T.Delaine、2016、ChemBioChem 10.1002/cbic.201600285)には、
Figure 2022538635000004

ガレクチン-1に対する高い親和性(10nM未満)を有する、C3およびC3’位でチオフェントリアゾール置換基で置換されたTDG
が開示されている。
最近公開された米国特許出願公開第20140099319号明細書、国際公開第2014067986号パンフレットおよびT.Delaine、2016、ChemBioChem 10.1002/cbic.201600285には、
トリアゾール環に対して両フェニル環上のメタ位にフッ素(F)を有する、
Figure 2022538635000005

の化合物が開示されている。この化合物は、肺線維症の有望な薬物候補であることが示されており、特に高親和性でガレクチン-3に対して非常に選択的である。
ガレクチン-3および1に対する親和性を示す一連の小さなC1またはC1およびC3置換ガラクトピラノシドが開示されている。β-D-ガラクトピラノシドは、ラクトースと同じ範囲またはそれ未満の親和性を有すると報告されており、ガレクチン3に対して約91μM、ガレクチン1に対して190μMのKdを有する。(Giguere,Dら2011、2008、2006)。
Figure 2022538635000006

ラクトースよりも良好なガレクチン-1またはガレクチン-3に対する親和性を有する、対応するα-アノマーについては、開示も言及もされていない。
本発明の化合物は、予想外にもガレクチン-1に対する高い親和性を示す新規なα-D-ガラクトピラノース化合物であり、一部の化合物は、さらに、ガレクチン-3に対する高い親和性も有し、新規な強力な薬物候補と考えられる。一部の化合物は、インビトロおよびインビボADME研究において優れた全身取込みを有し、本明細書に開示される疾患および障害の経口治療に適している。
広範な態様では、本発明は、式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
Figure 2022538635000007

(式中、
ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
は、
Figure 2022538635000008

および
Figure 2022538635000009

(式中、アステリスクは、式(1)のトリアゾール基に共有結合している複素芳香環の炭素原子を示し;
は、水素、C1~6アルキル、OHおよびハロゲンからなる群から選択され;
は、水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;
は、OH、ハロゲンおよびアミノからなる群から選択され;
は、水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される)
からなる群から選択され;
Xは、S、SO、SO、O、C=OおよびCR2a3aから選択され、R2aおよびR3aは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択され;
は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR4a-CONH-(式中、R4aはC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;またはCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR5a-CONH-(式中、R5aはC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;C-アルキニル;C-アルキニル;CN;-COOH;COOC1~4アルキル;-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはRおよびRは窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR10-CONH-(式中、R10はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される);アリール;および複素環から選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、C-アルキニル、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR11-CONH-(式中、R11はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;C-アルキニル;CN;-COOH;COOC1~4アルキル;-CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;NR1415(式中、R14およびR15は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;アリール;複素環;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキル;f)C2~6アルキニルから選択され;
は、a)H、b)OH、c)1つまたは複数のハロゲン、フェニル、OHおよびハロゲンから選択される1つもしくは複数の基で置換されたフェニル、CN、OR17、NR1819およびCONH(式中、R17は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR20-CONH-(式中、R20はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R18は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR21-CONH-(式中、R21はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R19は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR22-CONH-(式中、R22はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたOC1~6アルキル、d)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR23、NR2425およびCONH(式中、R23は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR26-CONH-(式中、R26はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R24は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR27-CONH-(式中、R27はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R25は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR28-CONH-(式中、R28はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐OC3~6アルキル、ならびにe)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR29、NR3031およびCONH(式中、R29は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR32-CONH-(式中、R32はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R30は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR33-CONH-(式中、R33はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R31は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR34-CONH-(式中、R34はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された環状OC3~6アルキルからなる群から選択される)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
さらなる態様では、本発明は、式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
Figure 2022538635000010

(式中、
ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
は、
Figure 2022538635000011

および
Figure 2022538635000012

(式中、アステリスクは、式(1)のトリアゾール基に共有結合している複素芳香環の炭素原子を示し;
は、水素、C1~6アルキル、OHおよびハロゲンからなる群から選択され;
は、水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;
は、OH、ハロゲンおよびアミノからなる群から選択され;
は、水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される)
からなる群から選択され;
Xは、S、SO、SO、O、C=OおよびCR2a3aから選択され、R2aおよびR3aは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択され;
は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR4a-CONH-(式中、R4aはC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;またはCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR5a-CONH-(式中、R5aはC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;CN;-COOH;-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはRおよびRは窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;複素環;およびR10-CONH-(式中、R10はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、C-アルキニル、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR11-CONH-(式中、R11はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;C-アルキニル;CN;-COOH;-CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR1415(式中、R14およびR15は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;複素環;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキル;f)C2~6アルキニルから選択され、
は、a)H、b)OH、c)1つまたは複数のハロゲン、フェニル、OHおよびハロゲンから選択される1つもしくは複数の基で置換されたフェニル、CN、OR17、NR1819およびCONH(式中、R17は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR20-CONH-(式中、R20はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R18は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR21-CONH-(式中、R21はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R19は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR22-CONH-(式中、R22はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたOC1~6アルキル、d)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR23、NR2425およびCONH(式中、R23は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR26-CONH-(式中、R26はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R24は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR27-CONH-(式中、R27はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R25は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR28-CONH-(式中、R28はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐OC3~6アルキル、ならびにe)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR29、NR3031およびCONH(式中、R29は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR32-CONH-(式中、R32はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R30は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR33-CONH-(式中、R33はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R31は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR34-CONH-(式中、R34はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された環状OC3~6アルキルからなる群から選択される)
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
一実施形態では、Bは、d)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;C-アルキニル;CN;-COOH;-CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR1415(式中、R14およびR15は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;複素環;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される。
一実施形態では、Aは、Rが水素、メチル、OHおよびハロゲンからなる群から選択され;Rが水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される、式2から選択される。好ましい実施形態では、Rは水素、メチルまたはハロゲンであり、RはHである。酸性または塩基性などの条件に応じて、OH基はオキソ互変異性体型であり得る。別の好ましい実施形態では、Rはハロゲンであり、Rは水素である。さらなる実施形態では、Rはハロゲン、例えばClであり;RはC1~6アルキル、例えばメチルおよびハロゲン、例えばClからなる群から選択される。
なおさらなる実施形態では、Aは、RがOH、ハロゲンおよびアミノからなる群から選択され;Rが水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される、式3から選択される。好ましい実施形態では、RはOHであり、Rは水素である。別の好ましい実施形態では、Rはアミノであり、Rは水素である。さらに好ましい実施形態では、Rはハロゲンであり、Rは水素である。
好ましい実施形態では、A
Figure 2022538635000013

である。
さらなる実施形態では、A
Figure 2022538635000014

である。
別の好ましい実施形態では、A
Figure 2022538635000015

であり、
は上記態様のa)、c)、d)およびe)からなる群から選択される。
なおさらに好ましい実施形態では、A
Figure 2022538635000016

である。
さらに好ましい実施形態では、A
Figure 2022538635000017

であり、
は上記態様のa)、c)、d)およびe)からなる群から選択される。
なおさらに好ましい実施形態では、A
Figure 2022538635000018

であり、
は上記態様のa)、c)、d)およびe)からなる群から選択される。
さらなる実施形態では、A
Figure 2022538635000019

である。
なおさらなる実施形態では、A
Figure 2022538635000020

である。
さらなる実施形態では、Xは、S、SO、SOおよびO、例えばS、SOおよびSO、好ましくはSから選択される。
なおさらなる実施形態では、Rは、H、OH、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択される。より好ましい実施形態では、Rは、H、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択される。なおより好ましい実施形態では、Rは、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択される。
別の実施形態では、Rは、H、OH、OCH、および場合により1つまたは複数のハロゲンで置換されたOC1~6アルキル;例えば、H、OH、OCH、およびOCHCFから選択される。
さらなる実施形態では、Bは、ハロゲン;C-アルキニル;CN;場合によりFで置換されたメチル;およびヘテロアリールから選択される基で場合により置換されたヘテロアリールから選択される。さらなる実施形態では、B1は、ハロゲン;CN;場合によりFで置換されたメチル;およびヘテロアリールから選択される基で場合により置換されたヘテロアリールから選択される。好ましくは、B1は、Cl;Br;CN;エチニル;メチル;CF;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、B1は、ハロゲン;C-アルキニル;CN;場合によりFで置換されたメチル;スピロ複素環;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);および複素環、例えばテトラヒドロピリジンから選択される基で場合により置換されたヘテロアリールから選択される。
さらなる実施形態では、B1は、Cl;Br;F;エチニル;N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CO-アゼチジニル;CONHCH;CONHCHCH;CON(CH;CN;メチル;SCH;SCF;CF;イミダゾール;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される。
さらなる実施形態では、B1は、Cl、BrおよびCNの1つまたは複数から選択される基で置換されたピリジニルから選択される。典型的には、B1は、Cl、BrおよびCNの1つ、2つまたは3つ、例えば1つまたは2つから選択される基で置換されたピリジニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、Bは、ヘテロシクロアルキル、例えばテトラヒドロビピリジンから選択される。
さらなる実施形態では、Bは、スピロ複素環;CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する)から選択される基で場合により置換されたヘテロアリールから選択される。典型的には、B1は、N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CO-アゼチジニル;CONHCH;CONHCHCH;CON(CH;およびイミダゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、B1は、Cl;Br;F;エチニル;N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CO-アゼチジニル;CONHCH;CONHCHCH;CON(CH;CN;メチル;SCH;SCF;CF;イミダゾール;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたベンゾチアゾリルまたはチアゾールピリジルから選択される。
さらなる実施形態では、Bは、ハロゲン;および場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、Bは、CN;-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される)から選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。典型的には、Bは、CNおよびCONHCHから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。
さらなる実施形態では、B1は、ハロゲン;CN;-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される);および場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、B1は、Cl;F;Br;CN;CONHCH;および場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、B1は、Cl、Fおよびメチルから選択される基で置換されたフェニルから選択される。典型的には、B1は、Cl、Fおよびメチルから選択される1つ、2つまたは3つ、例えば1つまたは2つで置換されたフェニルから選択される。
なおさらなる実施形態では、式(1)の化合物は、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-6-シアノ-3-ピリジル3-デオキシ-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-6-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-1’,2’,3’,6’-テトラヒドロ[2,4’-ビピリジン]-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-6-トリフルオロメチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;または
その薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
のいずれか1つから選択される。
さらなる実施形態では、式(1)の化合物は、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-ブロモ-2-トリフルオロメチルピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルトリアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-チアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-シアノ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-5-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2,5-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-クロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニル-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニル-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-メチルスルファニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド;またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
のいずれか1つから選択される。
さらなる態様では、本発明は、医薬品として使用するための式(1)の化合物に関する。
なおさらなる態様では、本発明は、前記請求項のいずれか一項の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤、例えば担体および/または賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
さらなる態様では、本発明は、哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-1および/またはガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に使用するための本発明の式(1)の化合物に関する。さらなる実施形態では、障害が、炎症;炎症誘発性血栓症;アトピー性皮膚炎;急性冠症候群;線維症、例えば、肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症ならびに皮膚および心臓の線維症;局所線維症、例えばデュピュイトラン病およびペイロニー病;他の治療、例えば冠動脈ステント、胆管ステント、脳動脈ステント、尿管ステントの線維性合併症;強皮症;瘢痕;ケロイド形成;COVID-19;急性肺傷害;ARDS;ウイルス性肺炎;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば結腸直腸がん、他の胃腸癌、例えば、膵臓がん、胃がん、胆道がん、肺がん、中皮腫、女性がん、例えば、乳がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、卵管(salpingx)がん、脳がん、例えば髄芽腫(medulloblastomao)、神経膠腫、髄膜腫、骨および筋肉の肉腫ならびに他の肉腫、白血病およびリンパ腫、例えば、T細胞リンパ腫;移植拒絶;転移がん;老化;認知症;アルツハイマー病;TGFβ駆動性骨疾患、例えば骨形成不全症;肺高血圧症;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、リウマチ肺;クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;ウイルス感染症、例えばインフルエンザウイルス、HIV、ヘルペスウイルス、コロナウイルス、C型肝炎;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えばがんに関連する新血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜新血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝疾患;糖尿病;I型糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;マルファン症候群;ロイス・ディーツ症候群;腎症;拡張期HF;aPD1および他のCPI治療の線維性肺合併症;喘息および他の間質性肺疾患(ヘルマンスキー・パドラック症候群を含む)、肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患;子宮疾患、例えば子宮筋腫および子宮または子宮頸部線維症からなる群から選択される。
なおさらなる態様では、本発明は、哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-1および/またはガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法であって、治療上有効量の少なくとも1種の本発明の式(1)の化合物を、前記治療を必要とする哺乳動物に投与する方法に関する。さらなる実施形態では、障害が、炎症;炎症誘発性血栓症;アトピー性皮膚炎;急性冠症候群;線維症、例えば、肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症ならびに皮膚および心臓の線維症;局所線維症、例えばデュピュイトラン病およびペイロニー病;他の治療、例えば冠動脈ステント、胆管ステント、脳動脈ステント、尿管ステントの線維性合併症;強皮症;瘢痕;ケロイド形成;COVID-19;急性肺傷害;ARDS;ウイルス性肺炎;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば結腸直腸がん、他の胃腸癌、例えば、膵臓がん、胃がん、胆道がん、肺がん、中皮腫、女性がん、例えば、乳がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、卵管(salpingx)がん、脳がん、例えば髄芽腫(medulloblastomao)、神経膠腫、髄膜腫、骨および筋肉の肉腫ならびに他の肉腫、白血病およびリンパ腫、例えば、T細胞リンパ腫;移植拒絶;転移がん;老化;認知症;アルツハイマー病;TGFβ駆動性骨疾患、例えば骨形成不全症;肺高血圧症;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、リウマチ肺;クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;ウイルス感染症、例えばインフルエンザウイルス、HIV、ヘルペスウイルス、コロナウイルス、C型肝炎;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えばがんに関連する新血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜新血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝疾患;糖尿病;I型糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;マルファン症候群;ロイス・ディーツ症候群;腎症;拡張期HF;aPD1および他のCPI治療の線維性肺合併症;喘息および他の間質性肺疾患(ヘルマンスキー・パドラック症候群を含む)、肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患;子宮疾患、例えば子宮筋腫および子宮または子宮頸部線維症からなる群から選択される。
本発明の別の態様は、本発明の式(I)の化合物を、式(I)の化合物と異なる治療活性化合物(「異なる治療活性化合物」と互換的)と共に投与することを含む併用療法に関する。一実施形態では、本発明は、哺乳動物におけるガレクチン-1および/またはガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害の治療に使用するための、式(I)の化合物と、異なる治療活性化合物との組合せに関する。このような障害を以下に開示する。
本発明の一実施形態では、治療上有効量の少なくとも1種の本発明の式(I)の化合物を、異なる治療活性化合物と組み合わせて、それを必要とする哺乳動物に投与する。さらなる実施形態では、式(I)の化合物と、異なる治療活性化合物との前記組合せは、炎症;線維症、例えば肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症、ならびに皮膚および心臓の線維症;瘢痕;ケロイド形成;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば癌腫、肉腫、白血病およびリンパ腫、例えばT細胞リンパ腫;転移がん;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えば、がんに関連する新血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜新血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝性疾患、例えば糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;拡張期HF;喘息およびヘルマンスキー・パドラック症候群、中皮腫を含む他の間質性肺疾患;肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患からなる群から選択される障害を患っている哺乳動物に投与される。
異なる治療活性化合物と組み合わせた式(I)の化合物の投与によって治療、管理および/または予防され得るがんの例として挙げられるがんの非限定的な群は、結腸癌、乳がん、膵臓がん、卵巣がん、前立腺がん、線維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨原性肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫(lymphangeosarcoma)、リンパ管内皮肉腫(lymphangeoendothelia sarcoma)、滑膜腫、中皮腫、ユーイング肉腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌、脂腺癌、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌(cystandeocarcinoma)、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、ヘパトーマ、胆管癌、絨毛癌、セミノーマ、胚性癌腫、ウィルムス腫瘍、子宮頸がん、精巣腫瘍、肺癌、小細胞肺癌、膀胱癌、上皮癌、神経膠芽腫、神経腫(neuronoma)、頭蓋咽頭腫、シュワン腫、神経膠腫、星状細胞腫、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫、松果体腫、血管芽腫、聴神経腫(neuroama)、乏突起膠腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、白血病およびリンパ腫、急性リンパ球性白血病および急性骨髄球性真性赤血球増加症、多発性骨髄腫、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、および重鎖病、急性非リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、直腸がん、泌尿器がん、子宮がん、口腔がん、皮膚がん、胃がん、脳腫瘍、肝臓がん、喉頭がん、食道がん、乳腺腫瘍、小児期ヌル急性リンパ性白血病(ALL)、胸腺ALL、B細胞ALL、急性骨髄性白血病、骨髄単球性白血病(myelomonocytoid leukemia)、急性巨核球性白血病、バーキットリンパ腫、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、およびT細胞白血病、小および大非小細胞肺癌、急性顆粒球性白血病、生殖細胞腫瘍、子宮内膜がん、胃がん、頭頸部がん、慢性リンパ性白血病、有毛細胞白血病および甲状腺がんから選択される。
本発明のいくつかの態様では、少なくとも1種の本発明の式(I)の化合物および少なくとも1種のさらなる治療薬の投与は、治療相乗効果を示す。本発明の方法のいくつかの態様では、少なくとも1種の本発明の式(I)の化合物とさらなる治療薬の両方を投与した後に観察される治療に対する応答の測定値は、少なくとも1種の本発明の式(I)の化合物またはさらなる治療薬のいずれかを単独で投与した後に観察される治療に対する応答の同じ測定値よりも改善される。
本発明のさらなる態様は、本発明の式(I)の化合物を、式(I)の化合物と異なる抗線維化化合物と共に、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む併用療法に関する。さらなる実施形態では、このような抗線維化化合物は、抗線維化化合物の以下の非限定的な群から選択され得る:ピルフェニドン、ニンテダニブ、シンツズマブ(GS-6624、AB0024)、BG00011(STX100)、PRM-151、PRM-167、PEG-FGF21、BMS-986020、FG-3019、MN-001、IW001、SAR156597、GSK2126458、PAT-1251およびPBI-4050。
本発明のなおさらなる態様は、式(I)の化合物を、化学療法もしくは放射線療法、または免疫刺激物質による治療、遺伝子療法、抗体による治療および樹状細胞を使用する治療、またはmRNAベースの治療(mRNAベースのがんワクチンを含む)、および/またはウイルスベースのがんワクチンなどのさらなる従来のがん治療と組み合わせて、それを必要とする哺乳動物に投与することを含む併用療法に関する。
一実施形態では、式(I)の化合物は、抗新生物化学療法剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。さらなる実施形態では、抗新生物化学療法剤は、全トランス型レチノイン酸、アクチミド、アザシチジン、アザチオプリン、ブレオマイシン、カルボプラチン、カペシタビン、シスプラチン、クロラムブシル、シクロホスファミド、シタラビン、ダウノルビシン、ドセタキセル、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、エピルビシン、エトポシド、フルダラビン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、ヒドロキシウレア、イダルビシン、イリノテカン、レナリドマイド、ロイコボリン、メクロレタミン、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、ミトキサントロン、オキサリプラチン、パクリタキセル、ペメトレキセド、レブリミド、テモゾロミド、テニポシド、チオグアニン、バルルビシン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシンおよびビノレルビンから選択される。一実施形態では、本薬剤の組合せに使用するための化学療法剤は、それ自体、異なる化学療法剤の組合せであってもよい。適切な組合せとしては、FOLFOXおよびIFLが挙げられる。FOLFOXは、5-フルオロウラシル(5-FU)、ロイコボリンおよびオキサリプラチンを含む組合せである。IFL治療には、イリノテカン、5-FUおよびロイコボリンが含まれる。
本発明のさらなる実施形態では、さらなる従来のがん治療は放射線療法を含む。いくつかの実施形態では、放射線療法は、腫瘍に送達される局所放射線療法を含む。いくつかの実施形態では、放射線療法は全身照射を含む。
本発明の他の実施形態では、さらなるがん治療は、免疫刺激物質、例えばサイトカインおよび抗体の群から選択される。このようなサイトカインは、以下からなる群から選択され得るが、これらに限定されない:GM-CSF、I型IFN、インターロイキン21、インターロイキン2、インターロイキン12およびインターロイキン15。抗体は、好ましくは、免疫刺激抗体、例えば抗CD40抗体または抗CTLA-4抗体である。免疫刺激物質はまた、免疫抑制性細胞(例えば制御性T細胞)または因子を枯渇させることができる物質であり得、前記物質は、例えば、E3ユビキチンリガーゼであり得る。E3ユビキチンリガーゼ(HECT、RINGおよびUボックスタンパク質)は、免疫細胞機能の重要な分子調節因子として現れ、それぞれ、タンパク質分解破壊のための特異的阻害分子を標的とすることによって感染中の免疫応答の調節に関与し得る。いくつかのHECTおよびRING E3タンパク質はまた、現在、免疫自己寛容の誘導および維持にも関連付けられている:c-Cbl、Cbl-b、GRAIL、ItchおよびNedd4はそれぞれ、T細胞増殖因子の産生および増殖を負に調節する。
本発明のいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、チェックポイント阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。本発明のいくつかの実施形態では、チェックポイント阻害剤は、以下の非限定的な標的群の1つまたは複数に作用している:CEACAM1、ガレクチン-9、TIM3、CD80、CTLA4、PD-1、PD-L1、HVEM、BTLA、CD160、VISTA、B7-H4、B7-2、CD155、CD226、TIGIT、CD96、LAG3、GITF、OX40、CD137、CD40、IDO、およびTDO、キヌレニンアンタゴニスト。これらは既知の標的であり、これらの標的の一部は、Meleroら、Nature Reviews Cancer(2015)に記載されている。式(1)の化合物と共に投与されるチェックポイント阻害剤の例は、抗PD-1:ニボルマブ、ペンブロリズマブ、セミプリマブ、抗PD-L1:アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブおよび1つの抗CTLA-4:イピリムマブである。これらのチェックポイント阻害剤の各々を、式(1)の化合物のいずれか1つと組み合わせて実施形態の主題とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)の阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。
本発明のいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、CTLA4経路の1種または複数の阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。いくつかの実施形態では、CTLA4経路の阻害剤は、CTLA4に対する1種または複数の抗体から選択される。
本発明のいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、PD-1/PD-L経路の1種または複数の阻害剤から選択される少なくとも1種のさらなる治療剤と共に投与される。いくつかの実施形態では、PD-1/PD-L経路の1つまたは複数の阻害剤は、PD-1、PD-L1および/またはPD-L2に対する1つまたは複数の抗体または抗体断片、あるいは抗PD1もしくは抗PDL1抗体またはこのような抗体の断片の体内産生を示す遺伝物質のmRNAベースの導入などの、抗PD1抗体を誘導することができる他の方法から選択される。
なおさらなる態様では、本発明は、式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa1(式中、A、BおよびRは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000021

a1)式Iの化合物(式中、XおよびXは一緒になってベンジリデンなどの保護基を形成する)を、DCMなどの不活性有機溶媒中、TFAなどの酸の存在下で反応させ、引き続いて場合により室温未満の温度で、トリエチルアミンなどの塩基で中和して、式IIの化合物を得る;場合により、式1の化合物(式中、XおよびXはアセタートなどの2つの保護基である)を、場合により水の存在下、メタノールなどの有機溶媒中、トリエチルアミン、水酸化ナトリウムまたはナトリウムメトキシドなどの塩基の存在下で反応させ、引き続いてHClなどの酸を使用して中和して、式IIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa2(式中、AおよびBは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000022

a2)式IIIの化合物(式中、XおよびXは水素または保護基、例えばアセタートである)を、場合により高温で、場合によりオキソトリクロロ[(ジメチルスルフィド)トリフェニルホスフィンオキシド]レニウム(V)またはBF3OEtなどの触媒の存在下、トルエンなどの有機溶媒中で、式B-SHの化合物と反応させて、式IVの化合物を得る;XおよびXがアセタートなどの保護基である場合、これらを、メタノールおよび水などの適切な溶媒中、トリエチルアミン、LiOHまたはナトリウムメトキシドなどの塩基の存在下、追加のステップで除去して、式IVの化合物を得ることができるだろう。
なおさらなる態様では、本発明は、式IIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa3(式中、A、BおよびRは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000023

a3)式Vの化合物を、場合によりCsFなどの試薬を使用して、CuIまたは硫酸銅(II)などの銅塩によって触媒して、ジイソプロピルエチルアミンまたはL-アスコルビン酸ナトリウム塩などの塩基を使用して、DMFまたはアセトニトリルなどの不活性溶媒中で、式A-CC-HまたはA-CC-TMSの化合物と反応させて、式IIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式VIIIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa4~a5(式中、AおよびBは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000024

a4)式VIの化合物を、場合によりNaH、CsCO3またはAgOなどの試薬の存在下、DMFなどの有機溶媒中、式X-Lの化合物(式中、XはOと一緒になって、式1で上記R1の定義のc)から選択されるOXとなり、Lは脱離基、例えばCl、Br、Iなどのハロゲン化物、またはメシラート、トシラートもしくはトリフラートなどの硫酸エステルとして定義される)と反応させて、式VIIの化合物を得る。
a5)式VIIの化合物を、場合によりCsFなどの試薬を使用して、CuIまたは硫酸銅(II)などの銅塩によって触媒して、ジイソプロピルエチルアミンまたはL-アスコルビン酸ナトリウム塩などの塩基を使用して、DMFまたはアセトニトリルなどの不活性溶媒中、式A-CC-HまたはA-CC-TMSの化合物と反応させて、式VIIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式VIIIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa6~a7(式中、A、BおよびRは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000025

a6)式IXの化合物を、場合によりCsFなどの試薬を使用して、CuIまたは硫酸銅(II)などの銅塩によって触媒して、ジイソプロピルエチルアミンまたはL-アスコルビン酸ナトリウム塩などの塩基を使用して、DMFまたはアセトニトリルなどの不活性溶媒中、式A-CC-HまたはA-CC-TMSの化合物と反応させて、式Xの化合物を得る。
a7)式Xの化合物を、場合によりNaH、CsCO3またはAgOなどの試薬の存在下、DMFなどの有機溶媒中、式X-Lの化合物(式中、XはOと一緒になって、式1で上記R1の定義のc)から選択されるOXとなり、Lは脱離基、例えばCl、Br、Iなどのハロゲン化物、またはメシラート、トシラートもしくはトリフラートなどの硫酸エステルとして定義される)と反応させて、式VIIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XIIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa8(式中、A、BおよびRは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000026

a8)式XIの化合物(式中、Bは式1のセクションb)およびd)のBから選択され、LはI、BrまたはClなどのハロゲン化物として定義される)を、場合により高温で、DMFなどの適切な有機溶媒中、Znおよび1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンおよびPd(dba)の存在下、Zn(CN)などの金属有機化合物と反応させて、式XIIの化合物(式中、Xは-CNとして定義される)を得る;場合により上記のように定義される式XIの化合物を、場合により高温で、1,4-ジオキサンなどの適切な溶媒中、Pd(PPhなどの金属有機触媒およびKCOなどの無機塩基の存在下、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナンなどのボリナンと反応させて、式XIIの化合物(式中、Xはメチルとして定義される)を得る;場合により上記のように定義される式XIの化合物を、場合により高温で、場合によりCsFの存在下、Pd(PPhなどの金属有機触媒の存在下、トリブチル(オキサゾール-2-イル)スタナンまたはトリブチル(チアゾール-2-イル)スタナンなどのスタナンと反応させて、式XIIの化合物(式中、Xは場合により置換された5員または6員複素芳香環である)を得る;場合により上記のように定義される式XIの化合物を、場合により高温で、1,4-ジオキサンなどの有機溶媒中、場合により水の存在下、場合により炭酸カリウムなどの塩基の存在下、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの触媒の存在下、tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシラートなどの複素環状ボリナートと反応させて、式XIIの化合物(式中、Xは5員または6員の複素芳香環または複素環式環として定義される)を得る;場合により、式XIの化合物を、THFなどの不活性溶媒中、CuI、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの1種または複数の金属有機試薬の存在下、エチニル(トリメチル)シランなどのアルキンまたは保護アルキンと反応させることができるだろう。場合により、トリエチルアミンまたはDIPEAなどの有機塩基の存在下。場合により、30~80℃などの高温で。アルキン試薬をトリメチルシランなどのシリル保護基で保護した場合、保護基を、連続ステップでTBAFまたはKFなどの試薬を添加することによって除去することができるだろう。
なおさらなる態様では、本発明は、式IIIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa9~a10(式中、Aは式1で上記のように定義され、XおよびXは水素およびアセタートから場合により独立に選択される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000027

a9)式XIIIの化合物を、場合によりCsFなどの試薬を使用して、CuIまたは硫酸銅(II)などの銅塩によって触媒して、ジイソプロピルエチルアミンまたはL-アスコルビン酸ナトリウム塩などの塩基を使用して、DMFまたはアセトニトリルなどの不活性溶媒中、式A-CC-HまたはA-CC-TMSの化合物と反応させて、式XIVの化合物を得る。
a10)式XIVの化合物を、0~10時間にわたって、DCMなどの不活性溶媒中、HBrおよび酢酸などの酸と反応させ、その後、生成物を単離し、3~7日間にわたって、アセトニトリルなどの溶媒中、塩化アンモニウムおよび亜鉛の存在下でさらに反応させて、式IIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XIXの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa11~a14(式中、AおよびBは式1で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000028

a11)化合物XVを、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの不活性溶媒中、BF EtOなどのルイス酸の存在下、ジクロロメチルメチルエーテルまたはPClなどの塩素化試薬と反応させて、式XVIの化合物(式中、Lは塩素として定義される)を得る。
a12)式VIIの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、式HS-Bの化合物などの求核試薬と反応させて、式IXの化合物を得る。
a13)式XVIIの化合物を、場合により水の存在下、メタノールなどの有機溶媒中、トリエチルアミン、水酸化ナトリウムまたはナトリウムメトキシドなどの塩基の存在下で反応させ、引き続いてHClなどの酸を使用して中和して、式XVIIIの化合物を得る。
a14)式XVIIIの化合物を、場合により高温および場合により減圧で、DMFまたはトルエンなどの不活性溶媒中、D(+)-10-カンファースルホン酸などの酸の存在下、ベンズアルデヒドジメチルアセタールなどの試薬と反応させ、メタノールを留去して、式XIXの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式VIの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa15~a20(式中、AおよびBは式1で上記のように定義され、XおよびX10は、水素およびアセタートから場合により独立に選択されるか、または一緒になってベンジリデンなどの保護基を形成する)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000029

a15)式XXの化合物を、場合により高温および場合により減圧で、DMFまたはトルエンなどの不活性溶媒中、D(+)-10-カンファースルホン酸などの酸の存在下、ベンズアルデヒドジメチルアセタールなどの試薬と反応させ、メタノールを留去して、式XXIの化合物(式中、XおよびX10は一緒になって、ベンジリデンを形成する)を得る。
a16)式XXIの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、水素化ナトリウムなどの塩基の存在下、ヨウ化メチルなどのメチル化試薬と反応させて、式XXIIの化合物を得る。
a17)式XXIIの化合物を、HSOなどの酸の存在下、無水酢酸と反応させて、式XXIIIの化合物(式中、X~X11はアセタートとして定義される)を得る。
a18)化合物XXIIIを、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの不活性溶媒中、BF EtOなどのルイス酸の存在下、ジクロロメチルメチルエーテルまたはPClなどの塩素化試薬と反応させて、式XXIVの化合物を得る。
a19)式XXIVの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、チオ酢酸カリウムなどのチオ酢酸塩と反応させて、式XXVの化合物を得る。
a20)式XXVの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、ジエチルアミンなどの塩基の存在下、B-L(式中、Lは脱離基、例えばフッ化物またはトリフラートなどの硫酸エステルとして定義される)などの化合物と反応させて、式XXVIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式A-CC-HまたはA-CC-TMSの化合物を調製する方法であって、ステップa20(式中、Aは式(1)で上記のように定義される)を含む方法に関する:
a21)式A-Lの化合物(式中、Lは塩素または臭素などの脱離基として定義される)を、テトラヒドロフランTHFなどの不活性溶媒中、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどのパラジウム触媒、ヨウ化銅およびジイソプロピルエチルアミンなどの塩基を使用して、トリメチルシラン-アセチレンと反応させて、式A-CC-HまたはA-CC-TMSの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XXVIIの化合物を調製する方法であって、ステップa22~a23を含む方法に関する:
Figure 2022538635000030

a22)クロロアセチルクロリドを、DCMなどの不活性溶媒中、AlClの存在下、トリメチル(2-トリメチルシリルエチニル)シランと反応させて、XXVIIを得る。
a23)式XXVIIの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、チオ尿素と反応させて、式XXVIIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XXXIの化合物を調製する方法であって、ステップa24~a25(式中、Bは式(1)で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000031

a24)式XXIXの化合物は、亜硝酸ナトリウムで処理すると、対応するジアゾ化合物を形成することができるだろう。この化合物を、エチルキサントゲン酸カリウムなどの硫黄(sulfurus)源とさらに反応させて、式XXXの化合物を形成することができるだろう。
a25)式XXXの化合物を水酸化カリウムなどの塩基と反応させて、式XXXIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XXXIIIの化合物を調製する方法であって、ステップa26(式中、Bは式(1)で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000032

a25)式XXXIIの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、NaOHなどの塩基の存在下、NaS・10HOと反応させて、式XXXIIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XXXVIIの化合物を調製する方法であって、ステップa27~a29(式中、Bは式(1)で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000033

a27)式XXXIVの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、水素化ナトリウムなどの塩基を使用して、ジメチルカルバモイルクロリドなどの活性化チオアミドと反応させて、式XXXVの化合物を得る。
a28)式XXXVの化合物を高温で加熱して、化合物XXXVIを形成する。
a29)式XXXVIの化合物を水酸化カリウムなどの塩基と反応させて、式XXXVIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XXXIXの化合物を調製する方法であって、ステップa30(式中、Bは式(1)で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000034

a30)式XXXVIIIの化合物(式中、Lは臭素などの脱離基である)を、場合により高温で、ジメチルホルムアミドなどの不活性溶媒中、CuCNと反応させて、式XXXIXの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XLIの化合物を調製する方法であって、ステップa31(式中、Bは式(1)で上記のように定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000035

a31)式XLの化合物(式中、Bは上記のように定義され、Lはヨウ素などの脱離基である)を、場合により高温で、KFおよびCuIと反応させて中間体を得て、これをさらにトリメチル(トリフルオロメチル)シランと反応させて中間体を得て、これを1-メチル-2-ピロリジノン(NMP)などの不活性溶媒に溶解し、3,5-ジクロロ-2-ヨードピリジンを添加して、式XLIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式Vの化合物(式中、BおよびRは式1に関して定義される)またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa31およびa32を含む方法に関する;
Figure 2022538635000036

a32)式XLIIの化合物を、DMFなどの不活性溶媒中、チオ酢酸カリウムなどの硫黄求核試薬(sulfurus nucleophile)と反応させて、化合物XLVIを得る。
a33)式XLVIの化合物を、ジメチルアミンなどの塩基を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、式B-Lの化合物(式中、Lはフッ素、塩素または臭素などの脱離基として定義される)と反応させて、式Vの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XLIVの化合物を調製する方法であって、ステップa34(式中、AおよびBは式1に関して定義される)を含む方法に関する;
Figure 2022538635000037

a34)式XLIIIの化合物(式中、X11~13はアセタートなどの保護基である)を、場合により水の存在下、メタノールなどの有機溶媒中、トリエチルアミン、水酸化ナトリウムまたはナトリウムメトキシドなどの塩基の存在下で反応させ、引き続いてHClなどの酸を使用して中和して、式XLIVの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XLVの化合物(式中、AおよびBは式1に関して定義される)またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を調製する方法であって、ステップa35を含む方法に関する;
Figure 2022538635000038

a35)式XLIVの化合物を、場合により高温および場合により減圧で、DMFまたはトルエンなどの不活性溶媒中、D(+)-10-カンファースルホン酸またはp-トルエンスルホン酸などの酸の存在下、ベンズアルデヒドジメチルアセタールなどの試薬と反応させ、メタノールを留去して、式XLVの化合物(式中、X14およびX15は一緒になって、ベンジリデンを形成する)を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XLVIIの化合物(式中、Aは式1の化合物に関して定義され、Bは式1の化合物のセクションb)およびd)のBから選択され、X17は-CONRまたは-CONR1213(式中、R、R、R12およびR13は式1の化合物に関して定義される)、メチル、複素環、-CN、エチニル、スピロ複素環、CONH、COOH、-SCH、-COOCHとして定義される)を調製する方法であって、ステップa36を含む方法に関する;
Figure 2022538635000039

a36)式XLVIの化合物(式中、X16は-COOHとして定義される)を、DMFなどの不活性溶媒中、場合によりDIPEAなどの有機塩基の存在下、HATUなどのアミドカップリング試薬の存在下、HNRまたはHNR1213などのアミン試薬と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は-CONRまたはCONR1213として定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、場合により高温および場合により不活性雰囲気下で、ジオキサンなどの不活性溶媒中、Pd(PPh、KCOの存在下、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナンなどの複素環状ボリナンと反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17はメチルとして定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの金属有機試薬およびKCOなどの塩基を使用して、1,4-ジオキサン/水などの不活性溶媒中、5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン、tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシラートなどの複素環状ジオキサボロランと反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は複素環として定義される)を得て、場合によりマイクロ波反応器中で1時間、100℃に加熱する;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、室温で、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの金属有機試薬およびKCOなどの塩基を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、3-ピリジルボロン酸などの複素環状ボロン酸と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は複素環として定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、室温または高温で、場合によりCsFを用いて、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドまたはパラジウムテトラキスなどの金属有機試薬を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、トリブチル(2-ピリジル)スタナン、トリブチル(オキサゾール-2-イル)スタナン、トリブチル(チアゾール-2-イル)スタナンなどの複素環状スタナンと反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は複素環として定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、高温で、Pd(ジベンジリデンアセトン)およびZnなどの金属有機試薬を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、Zn(CN)などの金属シアノ試薬と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は-CNとして定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、場合により高温で、DMFなどの不活性溶媒中、有機塩基の存在下、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドおよびCuIなどの金属有機試薬の存在下、エチニルまたはTMS-エチニルと反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17はエチニルとして定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、マイクロ波反応器中、130℃などの高温で、DMFなどの不活性溶媒中、DIPEAなどの有機塩基を使用して、N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニルなどのスピロ複素環などの複素環またはスピロ複素環と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は複素環またはスピロ環として定義される)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はシアノ基である)を、エタノールおよび水などの溶媒中、高温で、水酸化ナトリウムなどの塩基と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は-COOHである)を得ることができるだろう;場合により、式XLVIの化合物(式中、X16は-COOX22であり、X22はアリールまたは場合によりアリールで置換された直鎖もしくは分岐C1~C5アルキルとして定義される)を、場合によりエタノールまたはアセトニトリルなどの別の有機溶媒と混合した水中、高温で、水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムなどの塩基と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は-COOHである)を得る;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、DMFなどの溶媒中、ナトリウムチオメトキシドなどのアルキルチオール求核試薬と反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は-SCHである)を得る;;場合により式XLVIの化合物(式中、X16はCOOHである)を、CsCOなどの塩基の存在下、DMFなどの溶媒中、ヨウ化メチルなどのハロゲン化アルキルと反応させて、式XLVIIの化合物(式中、X17は-COOCHである)を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XLIXの化合物(式中、Bは式1のセクションb)およびd)のBから選択され、X17は-CONRまたは-CONR1213(式中、R、R、R12およびR13は式Iに関して定義される)、メチル、複素環、-CN、エチニル、スピロ複素環、CONH、COOH、-SCH、-COOCHとして定義される)を調製する方法であって、ステップa37を含む方法に関する;
Figure 2022538635000040

a37)式XLVIIIの化合物(式中、X18は-COOHとして定義される)を、DMFなどの不活性溶媒中、場合によりDIPEAなどの有機塩基の存在下、HATUなどのアミドカップリング試薬の存在下、HNRまたはHNR1213などのアミン試薬と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は-CONRまたはCONR1213として定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、場合により高温および場合により不活性雰囲気下で、ジオキサンなどの不活性溶媒中、Pd(PPh、KCOの存在下、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナンなどの複素環状ボリナンと反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19はメチルとして定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの金属有機試薬およびKCOなどの塩基を使用して、1,4-ジオキサン/水などの不活性溶媒中、5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン、tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシラートなどの複素環状ジオキサボロランと反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は複素環として定義される)を得て、場合によりマイクロ波反応器中で1時間、100℃に加熱する;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、室温で、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドなどの金属有機試薬およびKCOなどの塩基を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、3-ピリジルボロン酸などの複素環状ボロン酸と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は複素環として定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、室温または高温で、場合によりCsFを用いて、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドまたはパラジウムテトラキスなどの金属有機試薬を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、トリブチル(2-ピリジル)スタナン、トリブチル(オキサゾール-2-イル)スタナン、トリブチル(チアゾール-2-イル)スタナンなどの複素環状スタナンと反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は複素環として定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、高温で、Pd(ジベンジリデンアセトン)およびZnなどの金属有機試薬を使用して、DMFなどの不活性溶媒中、Zn(CN)などの金属シアノ試薬と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は-CNとして定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、場合により高温で、DMFなどの不活性溶媒中、有機塩基の存在下、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリドおよびCuIなどの金属有機試薬の存在下、エチニルまたはTMS-エチニルと反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19はエチニルとして定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、マイクロ波反応器中、130℃などの高温で、DMFなどの不活性溶媒中、DIPEAなどの有機塩基を使用して、N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニルなどのスピロ複素環などの複素環またはスピロ複素環と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は複素環またはスピロ環として定義される)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はシアノ基である)を、エタノールおよび水などの溶媒中、高温で、水酸化ナトリウムなどの塩基と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は-COOHである)を得ることができるだろう;場合により、式XLVIIIの化合物(式中、X18は-COOX22であり、X22はアリールまたは場合によりアリールで置換された直鎖もしくは分岐C1~C5アルキルとして定義される)を、場合によりエタノールまたはアセトニトリルなどの別の有機溶媒と混合した水中、高温で、水酸化リチウムまたは水酸化ナトリウムなどの塩基と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は-COOHである)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はI、BrおよびClなどのハロゲン化物である)を、DMFなどの溶媒中、ナトリウムチオメトキシドなどのアルキルチオール求核試薬と反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は-SCHである)を得る;場合により式XLVIIIの化合物(式中、X18はCOOHである)を、CsCOなどの塩基の存在下、DMFなどの溶媒中、ヨウ化メチルなどのハロゲン化アルキルと反応させて、式XLIXの化合物(式中、X19は-COOCHである)を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式XLXIIの化合物(式中、Bは式1で定義され、X20は保護基として定義される)を調製する方法であって、ステップa38~a39を含む方法に関する;
Figure 2022538635000041

a38)式Lの化合物を、高温で、ジオキサンなどの不活性溶媒中、DIPEAなどの塩基の存在下、式X20-SHの化合物(式中、X20はベンジル基などの保護基である)と反応させて、式LIの化合物を得る;場合により式Lの化合物を、場合により4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテンなどのリガンドの存在下、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムなどの金属有機リガンドの存在下、(2,4-ジメトキシフェニル)メタンチオールと反応させて、式LIの化合物を得る。
a39)式LIの化合物を、トルエンなどの溶媒中、AlClと反応させて、式LIIの化合物を得る;場合により式LIの化合物を、TFAおよびトリエチルシランの存在下で反応させて、式LIIの化合物を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、式LIVの化合物(式中、B22は式1のb)およびd)でBとして定義される)を調製する方法に関する;
Figure 2022538635000042

a40)式LIIIの化合物(式中、X21はシアノとして定義される)を、ナトリウムメトキシドなどの強塩基の存在下、2,2-ジメトキシエタンアミンと反応させ、引き続いて酢酸などの酸を添加して、式LIVの化合物(式中、X22はイミダゾールである)を得る。
Figure 2022538635000043

;場合により式LIIIの化合物(式中、X21はSHとして定義される)を、DCMなどの溶媒中、3,3-ジメチル-1-(トリフルオロメチル)-1,2-ベンゾヨードキソールと反応させて、式LIVの化合物(式中、X22はCFである)を得る。
なおさらなる態様では、本発明は、化合物B-Brを、場合により高温および場合により不活性雰囲気下で、ジオキサンなどの不活性溶媒中、Pd(PPh、KCOの存在下、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナンと反応させることによって、式B-CHの化合物(式中、Bはセクションb)およびd)で式1に関して定義される)を調製する方法に関する。
上記反応ステップa1~a40では、ジアステレオ異性体(diasteroisomeric)化合物が調製される場合はいつでも、HPLCを使用するなどクロマトグラフィーによって分離することができる。さらに、上記プロセスステップa1~a40では、アノマー硫黄を、同様の反応条件下で、O、SOまたはSOによって置き換えて、Sが置き換えられているアナログを調製することができる。
式(1)の本化合物は、特にピラノース環がα-D-ガラクトピラノースであるという点で先行技術の化合物とは異なる。αアノマーおよびβアノマーは非常に異なる異性体であり、両方のアノマーの同じまたは類似の活性を予想することが当業者に自明であるとは決して考えられないことを強調することが重要である。結果として、αアノマーおよびβアノマーは一般に同じ活性を有さず、これが当業者に一般的な知識である。本発明の化合物は、予想外にもガレクチン-1に対する非常に高い親和性および特異性を示し、新規な強力な薬物候補と考えられる新規なα-D-ガラクトピラノース化合物である。新規なα-D-ガラクトピラノース化合物の一部は、ガレクチン-1とガレクチン-3の両方の親和性を有し、したがって、選択的ガレクチン-1阻害剤と比較してより広範な疾患治療プロファイルを有する。
広範な態様では、本発明は、式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
Figure 2022538635000044

(式中、
ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、A1、R1、XおよびB1は上に定義される通りである)
に関する。
A1が式2である場合、好ましくは
Figure 2022538635000045

Figure 2022538635000046

または
Figure 2022538635000047

から選択される。
A1が
Figure 2022538635000048

であり、XがSである場合、R1は、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択され、B1は、Cl、Br、CN;C-アルキニル;メチル;CF;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニル;ならびにハロゲン、CN、-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される)、および場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。好ましくは、Rは、メトキシ、1つのフェニルで置換されたメトキシ、ならびにOHおよびハロゲン、例えばFおよびClから選択される1~3つの基で置換された1つのフェニルで置換されたメトキシから選択される。好ましくは、B1は、Cl、Br、C-アルキニル、CNから選択される基で置換されたピリジニル;ならびに例えばF、Brおよび/またはClから選択される1~3つのハロゲン;CNおよびCONR(式中、RおよびRはHおよびC1~3アルキルから独立に選択される)から選択される基で置換されたフェニルから選択される。
A1が
Figure 2022538635000049

であり、XがSである場合、R1は、H、OH、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択され、B1は、Cl、Br、CN、C-アルキニル、メチル、CF、-CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する)、ピリジン、ピリミジン、オキサゾールおよびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニル、またはBr、Cl、CNおよびCONR(式中、RおよびRはHおよびC1~3アルキルから独立に選択される)から選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。好ましくは、R1は、H、OH、メトキシまたはエトキシ、例えばメトキシから選択される。好ましくは、B1は、Cl、C-アルキニル、メチル、Br、CO-アジチジニル、CON(CH、CONHCH、CONHCHCH、ピリジニルまたはCNから選択される1~3つの置換基から選択される基で置換されたピリジニルから選択される。好ましくは、B1は、Br、Cl、CNおよびCONHCHから選択される1~3つの置換基から選択される基で置換されたフェニルから選択される。
A1が
Figure 2022538635000050

であり、XがSである場合、R1は、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択され、B1は、Cl、Br、C-アルキニル、CN;メチル;CF;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニル;ならびにハロゲンおよび場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。好ましくは、R1はO-メチルである。好ましくは、B1は、Cl、Br、CN;メチル;およびピリジンから選択される基で置換されたピリジニルである。好ましくは、B1は、FまたはBrなどのハロゲンから選択される基で置換されたフェニルである。
A1が式3である場合、好ましくは
Figure 2022538635000051

Figure 2022538635000052

または
Figure 2022538635000053

から選択される。
A1が
Figure 2022538635000054

であり、XがSである場合、R1は、H、OH、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルもしくはO-イソプロピル、場合により1つもしくは複数のハロゲンで置換されたOC1~4アルキル、またはフェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つもしくは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択され、B1は、Cl;Br;C-アルキニル;CN;メチル;CF;ピリジン;イミダゾール;ピリミジン;オキサゾール;テトラヒドロビピリジン;スピロ複素環;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニル;ならびにハロゲンおよび場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。好ましくは、R1は、H、OH、メトキシ、エトキシ、OCHCF、またはフェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1~3つの基で置換されたフェニルからなる群から選択される1~3つで置換されたメトキシから選択される。好ましくは、B1は、ピリジニル、Cl、Br、C-アルキニル;CN;メチル;CF;N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;ピリジン;イミダゾール;ピリミジン;オキサゾール;テトラヒドロビピリジン;およびチアゾールから選択される1~3つの基で置換されたピリジニルから選択される。好ましくは、B1は、F、Cl、Br、CNおよび場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される1~3つの基で置換されたフェニルから選択される。
A1が
Figure 2022538635000055

であり、XがSである場合、R1は、H、OH、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルもしくはO-イソプロピル、ハロゲンで置換されたOC1~4アルキル、またはフェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つもしくは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択され、B1は、Cl;Br;CN;C-アルキニル;メチル;CF;ピリジン;イミダゾール;ピリミジン;オキサゾール;テトラヒドロビピリジン;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニル;ならびにハロゲン、CNおよび場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される。好ましくは、R1は、H、OH、メトキシ、エトキシ、イソプロピルオキシまたはOCHCFから選択される。好ましくは、B1は、CN、Cl、BrまたはFから選択される1~3つの基で置換されたフェニルから選択される。好ましくは、B1は、CN、Clおよびイミダゾールから選択される1~3つの基で置換されたピリジンから選択される。
A1が
Figure 2022538635000056

であり、XがSである場合、R1は、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルもしくはO-イソプロピル、またはフェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択され、B1は、Cl、Br、CN;C-アルキニル;メチル;CF;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;テトラヒドロビピリジン;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される。好ましくは、R1は、メトキシ、エトキシまたはイソプロピルオキシ、例えばメトキシから選択される。好ましくは、B1は、場合によりCl、Br、CNから選択される1~3つの基で置換されたピリジニルから選択される。
A1が式2であり、Rがハロゲンであり、RがC1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され、XがSである場合、R1はOC1~4アルキル、例えばO-メチルであり、B1は、ハロゲンおよびCNから選択される基で置換されたピリジンである。一実施形態では、A1は式2であり、RはClであり、Rはメチルおよびハロゲンからなる群から選択される。
さらなる実施形態では、式(1)の化合物は、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-ブロモ-2-トリフルオロメチルピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルトリアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-チアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-シアノ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-5-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2,5-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-クロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
3-クロロ-4-シアノフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-ブロモ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニル-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-エチニル-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-シアノ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
5-メチルスルファニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
のいずれか1つから選択される。
当業者であれば、方法a1~a40におけるステップの順序を調整または変更することが必要であり得、このような順序の変更が、反応スキームおよび方法ステップの付随する説明において上記の方法の態様に包含されることを理解するだろう。
さらに、当業者であれば、上記および下記の方法で中間体化合物の官能基を保護基で保護する必要があり得ることを理解するだろう。
保護することが望ましい官能基には、ヒドロキシ、アミノおよびカルボン酸が含まれる。ヒドロキシのための適切な保護基には、場合により置換されたおよび/または不飽和アルキル基(例えば、メチル、アリル、ベンジルまたはtert-ブチル)、トリアルキルシリルまたはジアリールアルキルシリル基(例えば、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリルまたはトリメチルシリル)、AcO(アセトキシ)、TBS(t-ブチルジメチルシリル)、TMS(トリメチルシリル)、PMB(p-メトキシベンジル)およびテトラヒドロピラニルが含まれる。カルボン酸のための適切な保護基には、(C1~6)-アルキルまたはベンジルエステルが含まれる。アミノのための適切な保護基には、t-ブチルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、2-(トリメチルシリル)-エトキシ-メチルまたは2-トリメチルシリルエトキシカルボニル(Teoc)が含まれる。Sのための適切な保護基には、S-C(=N)NH、TIPSが含まれる。
官能基の保護および脱保護は、上述の方法における反応の前または後に行うことができる。
さらに、当業者であれば、本発明の化合物を、代替的に、および場合によっては、より都合のよい様式で得るために、前記の個々の方法ステップを異なる順序で行うことができる、および/または個々の反応を経路全体において異なる段階で行うことができる(すなわち、特定の反応に関連して前記とは異なる中間体に、置換基を付加する、および/または化学変換を行うことができる)ことを認識するだろう。これにより、保護基の必要性が否定されたり、必要になったりし得る。
なおさらなる実施形態では、化合物(1)が遊離形態である。本明細書で使用される「遊離形態で」は、置換基に応じた、酸形態もしくは塩基形態、または中性化合物としての式(1)の化合物を意味する。遊離形態は、酸性塩または塩基性塩をさらに有さない。一実施形態では、遊離形態が無水物である。別の実施形態では、遊離形態が溶媒和物(例えば、水和物)である。
さらなる実施形態では、式(1)の化合物が結晶形である。当業者は、多形体を見出すために試験を行うことができ、このような多形体は、本明細書で使用される「結晶形」という用語に包含されることが意図される。
本明細書中に開示される化合物および医薬組成物が上記治療に使用される場合、治療上有効量の少なくとも1種の化合物が前記治療を必要とする哺乳動物に投与される。
本明細書で使用される「C1~xアルキル」という用語は、1~x個の炭素原子を含有するアルキル基、例えばC1~5またはC1~6、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシルを意味する。
本明細書で使用される「分岐C3~6アルキル」という用語は、3~6個の炭素原子を含有する分岐アルキル基、例えばイソプロピル、イソブチル、tert-ブチル、イソペンチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、n-ヘキシル、2-メチルペンチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチルを意味する。
本明細書で使用される「C3~7シクロアルキル」という用語は、3~7個の炭素原子を含有する環状アルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよび1-メチルシクロプロピルを意味する。
本明細書で使用される「C5~7シクロアルキル」という用語は、5~7個の炭素原子を含有する環状アルキル基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを意味する。
本明細書で使用される「C2~アルキニル」という用語は、-CCHを意味する。ここでは、2つの炭素は三重結合によって接続されている。
本明細書で使用される「オキソ」という用語は、二重結合を有する酸素原子を意味し、=Oとしても示される。
本明細書で使用される「CN」という用語は、ニトリルを意味する。
本明細書で使用される「5員または6員複素芳香環」という用語は、1つの5員複素芳香環または1つの6員複素芳香環を意味する。5員複素芳香環は5個の環原子を含み、そのうち1~4個がN、OおよびSから選択されるヘテロ原子である。6員複素芳香環は6個の環原子を含み、そのうち1~5個がN、OおよびSから選択されるヘテロ原子である。例としては、チオフェン、フラン、ピラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジンおよびピリダジンが挙げられる。このような複素芳香環が置換基である場合、これらはチオフェニル、フラニル、ピラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルと呼ばれる。オキサゾイル、チアゾイル、チアジアゾリ(thiadiazoly)、オキサジアゾイルおよびピリドニルも含まれる。
本明細書で使用される「複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル」という用語は、1つまたは複数のヘテロ原子を含有する1つまたは複数の3~7員環系からなる複素環を意味し、このような環系は場合により芳香族であってもよい。本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は、それだけに限らないが、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チオフェニル、チアジアゾリル、チアゾリル、チアゾロピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリドニル、ピリミドニル、キノリニル、アザキオノリル(azaquionolyl)、イソキノリニル、アザイソキノリル、キナゾリニル、アザキナゾリニル、ベンゾザゾイル(bensozazoyl)、アザベンゾキサゾイル、ベンゾチアゾイルまたはアザベンゾチアゾイルを含む、O、S、およびNから選択される1~10個、例えば1~6個などの1個または複数のヘテロ原子を含有する単環式または二環式芳香環系を意味する。本明細書で使用される「ヘテロシクロアルキル」という用語は、それだけに限らないが、アゼチジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチピラニル(tetrahydrothipyranyl)、またはピペリドニルを含む、O、S、およびNから選択される1~7個、例えば1~5個などの1個または複数のヘテロ原子を含有する単環式または二環式3~7員脂肪族複素環を意味する。
本明細書で使用される「治療」および「治療する」という用語は、疾患または障害などの状態に対抗する目的での患者の管理およびケアを意味する。この用語は、患者が苦しんでいる所与の状態のための全範囲の治療、例えば症状もしくは合併症を緩和するため、疾患、障害もしくは状態の進行を遅延させるため、症状および合併症を緩和もしくは軽減するため、および/または疾患、障害もしくは状態を治癒もしくは排除するため、ならびに状態を予防するための活性化合物の投与を含み、予防とは、疾患、状態または障害に対抗する目的での患者の管理およびケアとして理解されるべきであり、症状または合併症の開始を防止するための活性化合物の投与を含む。治療は、急性または慢性のいずれかで行うことができる。治療すべき患者は、好ましくは哺乳動物、特にヒトであるが、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジおよびブタなどの動物も含まれ得る。
本明細書で使用される本発明の式(1)の化合物の「治療上有効量」という用語は、所与の疾患およびその合併症の臨床症状を治癒、緩和または部分的に阻止するのに十分な量を意味する。これを達成するのに十分な量が「治療上有効量」として定義される。各目的のための有効量は、疾患または傷害の重症度ならびに対象の体重および全身状態に依存する。適切な投与量の決定は、慣用的な実験を用いて、値のマトリクスを構築し、マトリクス中の異なる点を試験することによって達成することができ、これは全て訓練された医師または獣医師の通常の技能の範囲内であることが理解される。
なおさらなる態様では、本発明は、式(1)の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤、例えば担体または賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される添加剤」は、限定されないが、医薬組成物を製造するために本発明の化合物を製剤化する際に当業者が使用を考える担体、賦形剤、希釈剤、補助剤、着色剤、芳香剤、保存剤等を含むことを意図している。
本発明の組成物に使用され得る補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体は、式(1)の化合物および医薬組成物の他の成分と適合性であり、そのレシピエントに有害でないという意味において薬学的に許容されるものでなければならない。好ましくは、組成物は、アレルギー反応などの有害反応を引き起こす可能性のある物質を含有すべきでない。本発明の医薬組成物に使用され得る補助剤、希釈剤、賦形剤および担体は、当業者に周知である。
上記のように、本明細書に開示される組成物、特に医薬組成物は、本明細書に開示される化合物に加えて、少なくとも1種の薬学的に許容される補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、医薬組成物が、1~99重量%の前記少なくとも1種の薬学的に許容される補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体と、1~99重量%の本明細書に開示される化合物とを含む。有効成分と薬学的に許容される補助剤、希釈剤、賦形剤および/または担体の合計量が、組成物、特に医薬組成物の100重量%超を構成することはできない。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるただ1種の化合物が、上記の目的のために使用される。
いくつかの実施形態では、本明細書中に開示される化合物の2種以上が、上記の目的のために組み合わせて使用される。
本明細書に示される化合物を含む組成物、特に医薬組成物は、経口、静脈内、局所、腹腔内、経鼻、頬側、舌下もしくは皮下投与、または例えばエアゾールもしくは空気懸濁微粉末の形態での気道を介した投与に適合させることができる。したがって、医薬組成物は、例えば、錠剤、カプセル剤、散剤、ナノ粒子、結晶、非晶質物質、溶液、経皮パッチまたは坐剤の形態であってもよい。
この方法のさらなる実施形態は、本明細書の実験節に記載されており、各個々の方法および各出発材料は、実施形態の一部を形成し得る実施形態を構成する。
上記の実施形態は、実施形態が本発明の1つまたは複数の特定の態様に関することが指定されていない限り、本明細書に記載される態様のいずれか1つ(例えば、「治療する方法」、「医薬組成物」、「医薬品としての使用するための化合物」、または「方法に使用するための化合物」など)ならびに本明細書に記載される実施形態のいずれか1つを指すとみなされるべきである。
本明細書に引用された刊行物、特許出願および特許を含む全ての参考文献は、あたかも各参考文献が個別的にかつ具体的に参照により組み込まれることが示され、その全体が本明細書に示されていると同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
全ての見出しおよび小見出しは、本明細書において便宜上使用されているにすぎず、決して本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
本明細書中で他に指示されない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、その全ての可能な変形における上記要素の任意の組合せが本発明に包含される。
本発明を説明する文脈において使用される「a」および「an」および「the」という用語ならびに同様の指示対象は、本明細書中で他に指示されない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、単数と複数の両方を包含すると解釈されるべきである。
本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書中で他に指示されない限り、範囲内に入る各別個の値に個別に言及する簡易法として役立つことを単に意図しており、各別個の値はあたかも本明細書に個別に列挙されているかのように本明細書に組み込まれる。特に明記しない限り、本明細書で提供される全ての正確な値は、対応する近似値を表す(例えば、特定の因子または測定に関して提供される全ての正確な例示的な値は、適宜、「約」によって修飾された対応する近似測定値も提供するとみなすことができる)。
本明細書中に記載される全ての方法は、本明細書中で他に指示されない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で行うことができる。
本明細書で提供される任意のおよび全ての例、または例示的な言語(例えば、「など」)の使用は、単に本発明をよりよく示すことを意図しており、特に指示しない限り本発明の範囲を限定するものではない。明細書中のいかなる言語も、明示的に述べられていない限り、要素が本発明の実施に必須であることを示すものと解釈されるべきではない。
本明細書における特許書類の引用および組み込みは、便宜上のためにすぎず、このような特許書類の有効性、特許性および/または実施可能性についてのいかなる見解も反映していない。
本明細書で使用される「および/または」という用語は、両選択肢ならびに選択肢のそれぞれを個別に意味することを意図している。例えば、「xxxおよび/またはyyy」という表現は、「xxxおよびyyy」;「xxx」;または「yyy」を意味し、3つの選択肢全てが個々の実施形態に従う。
1つまたは複数の要素に関連して、「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」または「含有する(containing)」などの用語を使用する本発明の任意の態様または実施形態の本明細書の記載は、特に明記しない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、1つまたは複数の特定の要素「からなる」、「から本質的になる」または「を実質的に含む」本発明の類似の態様または実施形態の支持を提供することを意図している(例えば、特定の要素を含むとして本明細書に記載される組成物は、特に明記しない限り、また文脈と明らかに矛盾しない限り、その要素からなる組成物も記載するものと理解されるべきである)。本発明は、適用法によって許容される最大範囲まで、本明細書に提示される態様または請求項に列挙される主題の全ての改変および均等物を含む。
本発明を以下の例によってさらに説明するが、これらの例は保護の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。前記説明および以下の例に開示される特徴は、個別およびそれらの任意の組み合わせの両方で、その多様な形態で本発明を実現するための材料となり得る。
実験手順(Kd値の評価)
ガレクチンに対する例1~103の親和性を、Sorme,P.、Kahl-Knutsson,B.、Huflejt,M.、Nilsson,U.J.およびLeffler H.(2004)Fluorescence polarization as an analytical tool to evaluate galectin-ligand interactions.Anal.Biochem.334:36~47(Sormeら、2004)ならびにMonovalent interactions of Galectin-1 By Salomonsson,Emma;Larumbe,Amaia;Tejler,Johan;Tullberg,Erik;Rydberg,Hanna;Sundin,Anders;Khabut,Areej;Frejd,Torbjorn;Lobsanov,Yuri D.;Rini,James M.ら、Biochemistry(2010)、49(44)、9518~9532(Salomonssonら、2010)に記載されるように、ガレクチンとフルオレセインタグ付き糖プローブとの間の相互作用の阻害剤として化合物を使用した蛍光異方性アッセイによって決定した。
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式1のRがアルキル化ヒドロキシ、例えば-OCHである本発明の一部の化合物については、ヒト腸による取込みのCACO-2モデルにおいて高い取込みが観察され、排出が観察されない。これは、高いヒト経口バイオアベイラビリティの高い可能性を予測するものである。このモデルでは(Artursson,P.;Ungell,A.-L.;Lofroth,J.-E.Selective Paracellular Permeability in Two Models of Intestinal Absorption:Cultured Monolayers of Human Intestinal Epithelial Cells and Rat Intestinal Segments.Pharm.Res.1993、10(8)、1123~1129.参照)例1は、頂端側から側底側(A>B)へのPappが20*10^-6cm/秒であり、側底側から頂端側B>AへのPappが28*10^-6cm/秒である。取込みが非常に高く、排出が事実上観察されないことを意味している。
例および中間体の合成
一般的な実験:
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、400MHz Bruker AVANCE III 500機器または400MHzのVarian機器で、25℃において記録した。
化学シフトは、残留溶媒を内部標準として使用してppm(d)で報告する。ピーク多重度は以下のように表される:s、一重項;d、二重項;dd、二重項の二重項;t、三重項;dt、三重項の二重項;q、四重項;m、多重項;br s、ブロードな一重項。アノマー混合物の場合、個々のアノマーのシフトを別々に報告し、アノマーピークの積分に基づいてα/β比を計算した。
LC-MSは、ES(+)イオン化モードで動作するAgilent MSD質量分析計と連結したAgilent 1200 HPLCで取得した。カラム:XBridge C 18(4.6×50mm、3.5μm)またはSunFire C18(4.6×50mm、3.5μm)。溶媒A水+0.1%TFAおよび溶媒Bアセトニトリル+0.1%TFAまたは溶媒A水(10mM炭酸水素アンモニウム)および溶媒Bアセトニトリル。波長:254nM。あるいは、LC-MSは、ES(+)イオン化モードで動作するAgilent MSD質量分析計と連結したAgilent 1100 HPLCで取得した。カラム:Waters symmetry 2.1×30mm C18またはChromolith RP-18 2×50mm。溶媒A水+0.1% TFAおよび溶媒Bアセトニトリル+0.1%TFA。波長:254nm。
分取HPLCはGilson 281で実施した。流量:20mL/分カラム:X-Select 10μm 19×250mmカラム。波長:254nmまたは214nm。溶媒A水(10mM炭酸水素アンモニウム)および溶媒Bアセトニトリル。あるいは、分取HPLCはGilson 215で実施した。流量:25mL/分カラム:XBrige prep C18 10μm OBD(19×250mm)カラム。波長:254nM。溶媒A水(10mM炭酸水素アンモニウム)および溶媒Bアセトニトリル。あるいは、分取HPLCはGilsonシステムで取得した。流量:15ml/分カラム:kromasil 100-5-C18カラム。波長:220nm。溶媒A水+0.1% TFAおよび溶媒Bアセトニトリル+0.1%TFA。
以下の略語を使用する
aq:水性
Calcd:計算値
MeCN:アセトニトリル
CuI:ヨウ化銅
DCM:ジクロロメタン
DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMF:N,N-ジメチルホルムアミド
ESI-MS:エレクトロスプレーイオン化質量分析
EtOAcまたはEA:酢酸エチル
EtN:トリエチルアミン
GC:ガスクロマトグラフィー
h:時間
HATU:1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
LC:液体クロマトグラフィー
MeCN:アセトニトリル
mL:ミリリットル
MeOH:メタノール
MeOD:重水素化メタノール
mm:ミリメートル
mM:ミリモル濃度
MS:質量分析
nm:ナノメートル
NaI:ヨウ化ナトリウム
NaOMe:ナトリウムメトキシド
:窒素ガス
NMR:核磁気共鳴
Pd(PPh:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
PE:石油エーテル
pH:酸度
Prep:分取
rt:室温
TBAF:テトラブチルアンモニウムフルオリド
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
TMS:トリメチルシリル
UV:紫外線
Å:オングストローム
それぞれの中間体1~103からの例1~103の合成。
例1
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000084

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(76mg、0.13mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.5mL、6.73mmol)およびHO(0.5mL)を添加した。混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(2.0mL)を0℃で滴加した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(54mg、84%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClFN] [M+H]:507.0;found:507.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.50(s,1H),7.79(d,J=3.2 Hz,1H),7.66(d,J=6.0 Hz,2H),7.54(d,J=3.2,1H),6.08(d,J=5.2 Hz,1H),4.95(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.52(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.39-4.36(m,1H),4.10(d,J=2.4 Hz,1H),3.62-3.60(m,2H),3.31(s,3H).
例2
5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000085

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.34mmol)のTFA(0.5mL)およびDCM(5mL)中溶液をrtで2時間撹拌した。飽和NaHCO水溶液を滴加して、pHを7~8に調整した。水(10mL)およびDCM(15mL)を添加し、相を分離した。単離した水相をDCM(2×10mL)でさらに抽出した。合わせた有機層を濃縮し、分取HPLC(X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=40~90%)によって精製して、標記化合物(90mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718BrN] [M+H]:500.0,found:500.0H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.60(d,J=1.8 Hz,1H),8.51(s,1H),8.48(d,J=2.1 Hz,1H),8.26(t,J=2.0 Hz,1H),7.80(d,J=3.3 Hz,1H),7.55(d,J=3.3 Hz,1H),6.18(d,J=5.3 Hz,1H),4.99(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.55(dd,J=11.4,5.3 Hz,1H),4.37(t,J=5.9 Hz,1H),4.11(d,J=1.9 Hz,1H),3.63-3.52(m,2H),3.32(s,3H).
例3
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000086

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(チアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(57.0mg、0.094mmol)のMeOH(3.0mL)、EtN(2.0mL)および水(1.0mL)中溶液をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=40~90%)によって精製して、標記化合物(22.0mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817BrN] [M+H]:525.0,found:525.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.73(d,J=2.0 Hz,1H),8.65(d,J=2.0 Hz,1H),8.64(s,1H),7.91(d,J=3.6 Hz,1H),7.66(d,J=3.2 Hz,1H),6.53(d,J=5.2 Hz,1H),5.16(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.74(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.43(t,J=6.0 Hz,1H),4.24(d,J=2.4 Hz,1H),3.70(d,J=6.0 Hz,2H),3.40(s,3H).
例4
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000087

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90.0mg、0.16mmol)のDCM/TFA(10.0mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物のpH値をEtNで約8に調整し、引き続いて溶媒を蒸発させた。残渣を分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=0~20%、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(40.5mg、53%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClN] [M+H]:481.0,found:481.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.56-8.47(m,2H),8.38(d,J=2.1 Hz,1H),7.80(d,J=3.3 Hz,1H),7.55(d,J=3.3 Hz,1H),6.42(d,J=5.3 Hz,1H),5.04(dd,J=11.3,2.8 Hz,1H),4.62(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.31(t,J=6.0 Hz,1H),4.13(d,J=2.4 Hz,1H),3.66-3.52(m,2H),3.37(s,3H).
例5
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000088

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(68mg、0.11mmol)のDCM/TFA(5mL、4:1)中溶液をrtで3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、蒸発させた。残渣を分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(23.3mg、40%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2421ClN] [M+H]:557.1;found:557.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.75(d,J=2.0 Hz,1H),8.69(s,1H),8.56(d,J=2.0 Hz,1H),7.95(d,J=3.2 Hz,1H),7.80(d,J=3.2 Hz,1H),7.26-7.16(m,3H),7.16-7.07(m,2H),6.69(d,J=5.2 Hz,1H),5.67(d,J=6.0 Hz,1H),5.01(ddd,J=16.8,11.2,4.0 Hz,2H),4.86-4.72(m,2H),4.54(d,J=11.2 Hz,1H),4.31-4.20(m,1H),4.15-4.06(m,1H),3.59-3.39(m,2H).
例6
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000089

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.14mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(502mg、4.4mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(1.0mL)を0℃で滴加した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(30mg、34%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2419ClF] [M+H]:609.1;found:609.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.39-8.37(m,1H),8.34(d,J=2.0 Hz,1H),7.80(d,J=3.2 Hz,1H),7.54(d,J=3.6 Hz,1H),6.59-6.50(m,2H),6.30(d,J=5.6 Hz,1H),5.08(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.73(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.56(d,J=11.6 Hz,1H),4.35-4.29(m,2H),4.12(d,J=2.8 Hz,1H),3.60-3.58(m,2H).
例7
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000090

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(35.0mg、0.057mmol)のDCM/TFA(3mL、19:1)中溶液をrtで3時間撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=40~80%、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(20.9mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClFN] [M+H]:523.0;found:523.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.35(s,1H),7.74(d,J=6.3 Hz,2H),6.70(s,1H),6.16(d,J=5.3 Hz,1H),4.99(dd,J=11.4,2.8 Hz,1H),4.53(dd,J=11.4,5.3 Hz,1H),4.45(t,J=6.0 Hz,1H),4.16(d,J=2.4 Hz,1H),3.75-3.61(m,2H),3.38(s,3H).
例8
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000091

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.16mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(63.6mg、0.32mmol)のDMF(2mL)中溶液に、DIPEA(0.138mL、0.81mmol)、引き続いてCsF(49mg、0.32mmol)およびCuI(9.21mg、0.048mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を水(5mL)で希釈し、DCMで抽出した。有機相を水(6×5mL)で洗浄し、濃縮した。残渣をDCMTFA(5.25mL、20:1)中rtで2時間撹拌した。混合物のpHを、EtNを使用してpH=8に調整した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=0~50%、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(10.1mg、12%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2022Cl] [M+H]:533.0,found:533.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.30(s,1H),7.68(d,J=1.9 Hz,1H),7.41(dt,J=16.1,5.2 Hz,2H),6.61(s,1H),6.00(d,J=5.3 Hz,1H),4.91(dd,J=11.3,2.8 Hz,1H),4.60(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.51(s,1H),4.33(t,J=6.2 Hz,1H),4.08(d,J=2.4 Hz,1H),3.71-3.51(m,3H),1.02(d,J=6.1 Hz,3H),0.77(d,J=6.0 Hz,3H).
例9
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000092

3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(160mg、0.26mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(1.46g、12.8mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(3.0mL)を0℃で滴加した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(90mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818Cl] [M+H]:505.0;found:504.8.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.38(s,1H),7.84(d,J=2.0 Hz,1H),7.56-7.50(m,2H),6.73(s,1H),6.19(d,J=5.6 Hz,1H),5.03(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.56(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.49-4.46(m,1H),4.19(d,J=2.0 Hz,1H),3.74-3.67(m,2H),3.40(s,3H).
例10
3,4-ジクロロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000093

4,6-ジ-O-アセチル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-D-ガラクタール(25mg、0.066mmol)およびオキソトリクロロ[(ジメチルスルフィド)トリフェニルホスフィンオキシド]レニウム(V)(4.3mg、0.0066mmol)のトルエン(1mL)中溶液に、3,4-ジクロロベンゼンチオール(13μL、0.099mmol)を添加し、混合物を70℃で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をNaOMe(0.1mL、1M)およびMeOH(0.5mL)中rtで30分間撹拌した。溶液を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(1.02mg、3%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1716Cl] [M+H]:475.0;found:475.0,H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.29(s,1H),7.78(d,J=1.9 Hz,1H),7.51(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),7.48(d,J=8.4 Hz,1H),6.68(s,1H),5.93(d,J=5.5 Hz,1H),5.19-5.12(m,1H),4.47(t,J=6.1 Hz,1H),4.16(s,1H),3.78-3.68(m,2H),3.09(td,J=13.6,5.9 Hz,1H),2.32(dd,J=13.3,4.1 Hz,1H).
例11
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000094

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(28.0mg、0.044mmol)のMeOH(6.0mL)、Et3N(3.0mL)および水(1.0mL)中溶液をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(10.3mg、42%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816BrClN] [M+H]:559.0;found:558.9.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.73(d,J=2.0 Hz,1H),8.67(s,1H),8.65(d,J=2.0 Hz,1H),7.50(s,1H),6.53(d,J=5.2 Hz,1H),5.16(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.73(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.43(t,J=6.0 Hz,1H),4.24(d,J=2.4 Hz,1H),3.70(d,J=6.0 Hz,2H),3.49(s,3H).
例12
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000095

3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(35.0mg、0.054mmol)のMeOH(3.0mL)、EtN(2.0mL)および水(1.0mL)中溶液をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(13.3mg、44%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816BrClN] [M+H]:559.0;found:559.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.80(d,J=2.0 Hz,1H),8.67(s,1H),8.53(d,J=2.0 Hz,1H),7.49(s,1H),6.58(d,J=5.6 Hz,1H),5.14(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.74(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.35(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.4 Hz,1H),3.70(d,J=6.0 Hz,2H),3.42(s,3H).
例13
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000096

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(70mg、0.12mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した後、pHをEtNでpH=8に調整した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=20~70%、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(25.0mg、42%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816Cl] [M+H]:515.0,found:515.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.55(s,1H),8.50(d,J=2.1 Hz,1H),8.38(d,J=2.1 Hz,1H),7.37(s,1H),6.41(d,J=5.3 Hz,1H),5.04(dd,J=11.3,2.8 Hz,1H),4.63(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.31(t,J=6.0 Hz,1H),4.12(d,J=2.3 Hz,1H),3.58(t,J=10.3 Hz,2H),3.37(s,3H).
例14
3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000097

3-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(48mg、0.080mmol)のMeOH(3.0mL)、EtN(2.0mL)および水(1.0mL)中溶液をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(24.5mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816Cl] [M+H]:515.0;found:515.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.76(d,J=2.0 Hz,1H),8.67(s,1H),8.40(d,J=1.6 Hz,1H),7.49(s,1H),6.59(d,J=5.6 Hz,1H),5.14(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.74(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.35(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.0 Hz,1H),3.70-3.72(m,2H),3.42(s,3H).
例15
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000098

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(55.0mg、0.091mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(28.5mg、61%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816Cl] [M+H]:515.0;found:515.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.38(d,J=2.0 Hz,1H),8.36(s,1H),7.77(s,1H),6.42(d,J=5.2 Hz,1H),5.00(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.61(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.31(t,J=6.0 Hz,1H),4.11(d,J=2.4 Hz,1H),3.64-3.48(m,2H),3.36(s,3H).
例16
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000099

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(54.0mg、0.089mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.263mL、3.54mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(MeCN/HO=0/100~1/5、C-18カラム、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(17.9mg、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818ClFN] [M+H]:522.0;found:522.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.23(s,1H),7.75(d,J=6.3 Hz,2H),6.95(s,1H),6.16(d,J=5.3 Hz,1H),4.97(dd,J=11.3,2.6 Hz,1H),4.55(dd,J=11.4,5.3 Hz,1H),4.45(t,J=6.2 Hz,1H),4.17(s,1H),3.77-3.63(m,2H),3.38(s,3H).
例17
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000100

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.13mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで3時間撹拌した後、EtNを使用してpHを8に調整した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)=0~60%、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(26.4mg、42%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818ClN] [M+H]:496.1,found:496.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.50(d,J=2.2 Hz,1H),8.38(d,J=2.2 Hz,1H),8.16(s,1H),6.87(s,1H),6.41(d,J=5.3 Hz,1H),4.96(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.56(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.29(t,J=6.0 Hz,1H),4.09(d,J=2.5 Hz,1H),3.58(d,J=6.1 Hz,2H),3.37(d,J=12.0 Hz,3H).
例18
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000101

5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85mg、0.14mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(820mg、7.19mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(3.0mL)を0℃で滴加し、混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(25mg、36%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1821ClN] [M+H]:485.1;found:485.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.30(d,J=2.4 Hz,1H),8.26(s,1H),8.20(d,J=2.4 Hz,1H),6.97(s,1H),6.30(d,J=5.2Hz,1H),5.06(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.73-4.56(m,1H),4.39(t,J=6.4 Hz,1H),4.19(d,J=2.4 Hz,1H),3.82-3.58(m,2H),3.40(s,3H),2.66(s,3H).
例19
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000102

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(98.0mg、0.15mmol)のDCM/TFA(6mL、5:1)中溶液をrtで3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(17.8mg、21%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2422ClN] [M+H]:572.1;found:572.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(d,J=2.4 Hz,1H),8.42(d,J=2.4 Hz,1H),8.12(s,1H),7.24-7.09(m,5H),6.97(s,1H),6.36(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.82-4.71(m,2H),4.63(s,1H),4.51(d,J=11.2 Hz,1H),4.41(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.4 Hz,1H),3.72-3.63(m,2H).
例20
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000103

5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(115mg、0.15mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(860mg、7.54mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(3.0mL)を0℃で滴加し、混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(42mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1923ClN] [M+H]:499.1;found:499.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.30(d,J=2.4 Hz,1H),8.26(s,1H),8.18(d,J=2.4 Hz,1H),6.97(s,1H),6.26(d,J=5.2 Hz,1H),5.07(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.70(dd,J=11.6,5.3 Hz,1H),4.48-4.33(m,1H),4.20(d,J=2.4 Hz,1H),3.84-3.61(m,3H),3.51-3.35(m,1H),2.65(s,3H),1.03(t,J=7.0 Hz,3H).
例21
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000104

5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(70mg、0.11mmol)のDCM/TFA(10.0mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(27mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2121ClN] [M+H]:549.1;found:549.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 9.13(s,1H),9.06(s,2H),8.54(d,J=2.0 Hz,1H),8.36(d,J=2.0 Hz,1H),8.11(s,1H),6.85(s,1H),6.00(d,J=4.8 Hz,1H),4.80-4.70(s,1H),4.41(d,J=5.6 Hz,1H),4.13(t,J=5.6 Hz,1H),4.01(s,1H),3.56(d,J=6.0 Hz,2H),3.07(s,3H).
例22
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000105

5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(70.0mg、0.11mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.409mL、5.50mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。EtN(1mL)を0℃で添加し、混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(33.0mg、55%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2222ClN] [M+H]:548.1;found:547.9.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.89-8.54(m,3H),8.45(d,J=2.0 Hz,1H),8.21(s,1H),7.89-7.68(m,2H),7.10-6.85(m,1H),6.11(d,J=5.2 Hz,1H),4.90-4.87(m,1H),4.58-4.46(m,1H),4.25(t,J=6.0 Hz,1H),4.13(s,1H),3.73-3.58(m,2H),3.16(s,3H).
例23
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000106

5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(68mg、0.12mmol)のDCM/TFA(6mL、5:1)中溶液をrtで3時間撹拌し、次いで、EtNで中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(32.8mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2222ClN] [M+H]:548.1;found:548.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.83(s,1H),8.65(d,J=2.4 Hz,2H),8.41(d,J=1.6 Hz,1H),8.11-8.05(m,2H),7.56(q,J=7.6,4.8 Hz,1H),7.07(s,2H),6.89(s,1H),6.27(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(d,J=6.4 Hz,1H),4.76-4.71(m,2H),4.52(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.07(t,J=6.4 Hz,1H),3.96(q,J=6.4,2.4 Hz,1H),3.53-3.47(m,1H),3.41-3.36(m,1H),3.08(s,3H).
例24
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000107

5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(40mg、0.094mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(20.2mg、0.10mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(18.5mg、0.094mmol)、硫酸銅(II)五水和物(23.3mg、0.094mmol)およびCsF(21.3mg、0.14mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(8.0mg、16%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2226ClN] [M+H]:552.1;found:551.8.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.55-8.04(m,3H),7.10-6.81(m,1H),6.37-6.22(m,1H),6.14-5.99(m,1H),5.12-5.01(m,1H),4.68-4.53(m,1H),4.43-4.28(m,1H),4.25-4.14(m,1H),3.85-3.57(m,4H),3.37(s,3H),3.23-3.14(m,2H),2.76-2.49(m,2H).
例25
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000108

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60mg、0.071mmol)のDCM(3mL)中溶液に、TFA(248mg、2.16mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(1.0mL)を0℃で滴加し、混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(33mg、73%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2420ClF] [M+H]:624.1;found:624.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.34(d,J=2.0 Hz,1H),8.04(s,1H),6.87(s,1H),6.62-6.54(m,2H),6.29(d,J=5.2 Hz,1H),5.01(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.70(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.56(d,J=11.6 Hz,1H),4.33-4.26(m,2H),4.10(d,J=2.4 Hz,1H),3.63-3.55(m,2H).
例26
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000109

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(35.0mg、0.055mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(14.5mg、48%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2222ClN] [M+H]:548.1;found:548.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.58(d,J=4.4 Hz,1H),8.42(d,J=2.4 Hz,1H),8.36(d,J=2.4 Hz,1H),8.09(s,1H),7.89(td,J=7.6,1.6 Hz,1H),7.75(d,J=7.6 Hz,1H),7.41(ddd,J=7.6,5.2,0.8 Hz,1H),6.83(s,1H),6.09(d,J=5.2 Hz,1H),4.78(m,1H),4.41(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.18(t,J=6.0 Hz,1H),4.01(d,J=2.4 Hz,1H),3.65-3.50(m,2H),3.08(s,3H).
例27
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000110

5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.22mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(528mg、4.63mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(1.5mL)を0℃で滴加し、混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(16mg、26%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020ClN] [M+H]:538.1;found:538.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.43(d,J=2.0 Hz,1H),8.38(d,J=2.0 Hz,1H),8.15(s,1H),8.03(s,1H),7.36(s,1H),6.86(s,1H),6.39(d,J=5.6 Hz,1H),4.98(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.53(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.25-4.22(m,1H),4.07(d,J=2.4 Hz,1H),3.60-3.53(m,2H),3.26(s,3H).
例28
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000111

3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90.0mg、0.15mmol)のDCM/TFA(10.0mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(37.5mg、49%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819Cl] [M+H]:504.0;found:504.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.25(s,1H),7.81(d,J=2.0 Hz,1H),7.54(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),7.47(d,J=8.4 Hz,1H),6.96(s,1H),6.16(d,J=5.2 Hz,1H),4.98(dd,J=11.2,1.6 Hz,1H),4.55(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.45(t,J=6.4 Hz,1H),4.18(s,1H),3.69(qd,J=11.6,6.4 Hz,2H),3.37(s,3H).
例29
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000112

5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.033mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(192mg、1.68mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで12時間撹拌した。EtN(1.5mL)を0℃で滴加し、混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(2.7mg、14%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020ClN] [M+H]:554.0;found:554.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.44(dd,J=6.8,2.0 Hz,2H),8.27(s,1H),8.02(d,J=3.2 Hz,1H),7.71(d,J=3.2 Hz,1H),6.98(s,1H),6.52(d,J=5.6 Hz,1H),5.15(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.66(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.38-4.35(m,1H),4.19(d,J=2.8 Hz,1H),3.74-3.64(m,2H),3.38(s,3H).
例30
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000113

3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(260mg、0.35mmol)のDCM/TFA(20mL、19:1)中溶液をrtで6時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(102mg、54%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClF] [M+H]:538.1;found:538.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.27(s,1H),7.88(s,1H),7.72(d,J=7.6 Hz,2H),6.98(s,1H),6.41(d,J=5.6 Hz,1H),5.02(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.62(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.43-4.40(m,1H),4.20(d,J=2.0 Hz,1H),3.76-3.66(m,2H),3.40(s,3H).
例31
3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000114

3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(70mg、0.13mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.409mL、5.50mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。EtN(1mL)を0℃で添加し、混合物を濃縮した。残渣を分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(16.0mg、27%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1820ClN] [M+H]:470.1;found:470.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.24(s,1H),7.70-7.65(m,1H),7.60-7.51(m,1H),7.36-7.28(m,2H),6.96(s,1H),6.15(d,J=5.2 Hz,1H),4.99(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.56(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.48(t,J=6.0 Hz,1H),4.19(d,J=2.4 Hz,1H),3.69(ddd,J=26.4,11.2,6.0 Hz,2H),3.38(s,3H).
例32
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000115

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.12mmol)のMeOH(5.0mL)、EtN(2.49mL、17.9mmol)および水(829mg、46mmol)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(MeCN/HO=1/20~1/7、C-18カラム、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(36.0mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1716ClFN] [M+H]:508.0;found:508.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.13(s,1H),7.63(d,J=6.3 Hz,2H),6.86(s,1H),5.72(d,J=5.2 Hz,1H),4.85(dd,J=11.4,2.7 Hz,1H),4.78(m,1H),4.38(t,J=6.0 Hz,1H),4.08(s,1H),3.68-3.55(m,2H).
例33
3-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000116

3-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(13.0mg、0.018mmol)のMeOH/EtN/HO(9mL、5:3:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(8.70mg、71%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818BrF] [M+H]:583.0;found:583.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.74(d,J=1.6 Hz,1H),8.50(d,J=1.6 Hz,1H),8.19(s,1H),6.11(d,J=5.6 Hz,1H),5.02(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.95-4.91(m,1H),4.39(t,J=6.0 Hz,1H),4.18(d,J=2.0 Hz,1H),3.75-3.57(m,2H),2.52(s,3H).
例34
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000117

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(52.0mg、0.084mmol)のMeOH(3.0mL)、Et3N(2.0mL)および水(1.0mL)中溶液をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(34.0mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919BrN] [M+H]:539.0;found:539.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.73(d,J=2.0 Hz,1H),8.65(d,J=2.0 Hz,1H),8.61(s,1H),7.20(d,J=0.8 Hz,1H),6.53(d,J=5.2 Hz,1H),5.15(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.74-4.70(m,1H),4.43(t,J=6.0 Hz,1H),4.23(d,J=2.4 Hz,1H),3.70(d,J=6.0 Hz,2H),3.49(s,3H),2.49(s,3H).
例35
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000118

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(95.0mg、0.16mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで6時間撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(58.0mg、75%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2022] [M+H]:475.1;found:475.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.58(s,1H),8.46(dd,J=2.0,0.8 Hz,1H),8.20(dd,J=2.0,0.8 Hz,1H),7.17(d,J=0.8 Hz,1H),6.37(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.67(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.47(t,J=6.0 Hz,1H),4.21(d,J=2.4 Hz,1H),3.67(d,J=6.0 Hz,2H),3.47(s,3H),2.47(s,3H),2.44(s,3H).
例36
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000119

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(220mg、0.37mmol)のDCM/TFA(20mL、19:1)中溶液をrtで6時間撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(95.0mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClN] [M+H]:495.1;found:495.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.64(s,1H),8.45(d,J=1.6 Hz,1H),8.20(dd,J=1.6,0.8 Hz,1H),7.46(s,1H),6.36(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.69(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.46(t,J=6.0 Hz,1H),4.21(d,J=2.4 Hz,1H),3.67(d,J=6.0 Hz,2H),3.47(s,3H),2.44(s,3H).
例37
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000120

5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(35mg、0.055mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(0.406mL、5.47mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(1mL)を0℃で添加してTFAを中和し、混合物を濃縮した。残渣をDMF(3mL)に溶解し、KF(6.35mg、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(13.5mg、52%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918ClN] [M+H]:480.0;found:480.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.70(d,J=2.0 Hz,1H),8.63(s,1H),8.54(d,J=1.6 Hz,1H),8.20(t,J=2.0 Hz,1H),7.46(s,1H),6.24(d,J=5.2 Hz,1H),5.08(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.63(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.47(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.4 Hz,1H),3.76-3.57(m,2H),3.41(s,3H).
例38
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000121

5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.18mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(39.6mg、38%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2226ClN] [M+H]:568.1;found:568.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.18(s,1H),8.08(d,J=2.4 Hz,1H),7.85(d,J=2.4 Hz,1H),7.10(s,2H),6.92(s,1H),6.04(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(d,J=6.8 Hz,1H),4.87(dd,J=11.6,2.0Hz,1H),4.77(t,J=5.2 Hz,1H),4.74-4.62(m,4H),4.53(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.36(d,J=9.2 Hz,2H),4.29(d,J=9.2 Hz,2H),4.25(t,J=6.0 Hz,1H),4.03(d,J=3.6 Hz,1H),3.57-3.49(m,1H),3.40(dd,J=11.6,6.0 Hz,1H),3.29(s,3H).
例39
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000122

3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノトリアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(25mg、0.043mmol)のMeOH(5.0mL)、Et3N(3.0mL)および水(1.0mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(8.8mg、41%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClN] [M+H]:495.1;found:495.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.24(s,1H),7.88(d,J=1.2 Hz,1H),7.74-7.63(m,2H),6.95(s,1H),6.45(d,J=5.2 Hz,1H),5.00(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.61(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.34(t,J=6.0 Hz,1H),4.17(d,J=2.4 Hz,1H),3.77-3.62(m,2H),3.36(s,3H).
例40
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000123

5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.15mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(40.2mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819] [M+H]:462.1;found:462.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.95(d,J=2.4 Hz,1H),8.79(d,J=2.0 Hz,1H),8.49(t,J=2.0 Hz,1H),8.24(s,1H),6.95(s,1H),6.33(d,J=5.6 Hz,1H),5.03(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.59(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.42(t,J=6.0 Hz,1H),4.17(d,J=2.4 Hz,1H),3.68(d,J=6.0 Hz,2H),3.39(s,3H).
例41
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000124

HBr(1mL)を、4,6-ジ-O-アセチル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-D-ガラクタール(400mg、1.05mmol)のTHF(20mL)中懸濁液に添加し、混合物をrtで22時間撹拌した。水(10mL)、引き続いてNaCO(446mg、4.21mmol)を添加し、混合物をrtで30分間撹拌した。混合物を濃縮し、ピリジン(10mL)および無水酢酸(10mL)中、rtで24時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、粗アセチル3-[4-(2-アセトキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-ジ-O-アセチル-2,3-ジデオキシ-D-ガラクトピラノシドを得た。5-ベンジルスルファニル-1,3-ジクロロ-2-フルオロベンゼン(327mg、1.14mmol)のトルエン(2.5mL)中溶液を、AlCl(258g、1.94mmol)のトルエン(7.5mL)中冷却(0℃)懸濁液に添加し、得られた混合物を15分でrtに到達させ、次いで、rtで2時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、水の添加によってクエンチした。相を分離し、有機相を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣および粗アセチル3-[4-(2-アセトキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-ジ-O-アセチル-2,3-ジデオキシ-D-ガラクトピラノシドをDCM(6mL)に溶解した。三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.11mL、0.91mmol)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。水相をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をMeOH(3mL)、EtN(1mL)およびHO(0.5mL)とrtで28時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(6.6mg、1.3%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1715ClFN] [M+H]:493.0;found:492.7,H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.31(s,1H),7.73(d,J=6.2 Hz,2H),6.70(s,1H),5.93(d,J=5.5 Hz,1H),5.17(ddd,J=13.6,3.9,2.5 Hz,1H),4.50(t,J=6.1 Hz,1H),4.17(d,J=2.2 Hz,1H),3.76(d,J=6.0 Hz,2H),3.10(td,J=13.5,5.8 Hz,1H),2.33(dd,J=13.4,4.3 Hz,1H).
例42
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000125

HBr(0.12mL)を、4,6-ジ-O-アセチル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-D-ガラクタール(100mg、0.26mmol)のTHF(7.5mL)中溶液に添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。水(2.5mL)、引き続いてNaCO(56mg、0.53mmol)を添加し、混合物をrtで40分間撹拌した。混合物を濃縮し、ピリジン(3mL)および無水酢酸(3mL)中、rtで2時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質を2-クロロ-4-スルファニルベンゾニトリル(53mg、0.31mmol)と共にDCM(3mL)に溶解した。三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.10mL、0.83mmol)を添加し、混合物をrtで18時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣をメチルアミン(MeOH中40%、2mL)中50℃で50時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(21mg、17%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClN] [M+H]:465.0;found:464.8,H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.42(s,1H),7.85(d,J=1.5 Hz,1H),7.71(d,J=8.2 Hz,1H),7.64(dd,J=8.2,1.6 Hz,1H),7.09(s,1H),6.19(d,J=5.6 Hz,1H),5.20(dt,J=13.6,3.4 Hz,1H),4.39(t,J=6.1 Hz,1H),4.18(s,1H),3.78-3.70(m,2H),3.16(td,J=13.5,5.6 Hz,1H),2.35(dd,J=13.6,4.1 Hz,1H).
例43
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000126

HBr(0.075mL)を、4,6-ジ-O-アセチル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-D-ガラクタール(100mg、0.25mmol)のTHF(5mL)中溶液に添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。水(2.5mL)、引き続いてNaCO(53mg、0.50mmol)を添加し、混合物をrtで20分間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、水で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質を4-クロロ-2-スルファニルベンゾニトリル(39mg、0.23mmol)と共にDCM(5mL)に溶解した。トリフルオロメタンスルホン酸(41μL、0.46mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質をMeOH(4mL)およびNaOMe(0.5mL、1M)中、rtで20分間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(11mg、9%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1815Cl] [M+H]:484.0;found:484.0,H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.58(s,1H),8.02(d,J=2.0 Hz,1H),7.74(d,J=8.4 Hz,1H),7.50-7.44(m,2H),6.16(d,J=5.5 Hz,1H),5.26(d,J=13.0 Hz,1H),4.46(t,J=6.0 Hz,1H),4.23(s,1H),3.79-3.68(m,2H),3.22(td,J=13.5,5.8 Hz,1H),2.45(dd,J=13.7,4.5 Hz,1H).
例44
3-シアノ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000127

3-シアノ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(52mg、0.11mmol)、CuI(2.0mg、0.11mmol)およびtert-ブチルN-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(38mg、0.13mmol)のMeCN(1.0mL)中溶液に、TBAF(106μL、THF中1M、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで5時間撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(3×10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCM(2mL)およびTFA(0.2mL)に溶解し、rtで16時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をMeOH(2mL)およびNaOMe(0.11mL、1M)中、rtで20分間撹拌した。酢酸(20μL)を添加し、混合物を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物をTFA塩(23mg、34%)として得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918] [M+H]:530.1;found:529.9,H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 9.03(d,J=2.0 Hz,1H),8.68(d,J=2.0 Hz,1H),8.26(s,1H),6.97(s,1H),6.57(d,J=5.3 Hz,1H),5.06(dd,J=11.2,2.7 Hz,1H),4.64(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.35(dd,J=7.1,4.7 Hz,1H),4.17(d,J=2.4 Hz,1H),3.78-3.63(m,2H),3.40(s,3H).
例45
5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000128

5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(51mg、0.12mmol)、CuI(28mg、0.15mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(38mg、0.18mmol)のMeCN(1.5mL)中溶液に、DIPEA(61μL、0.36mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(48mg、71%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2122Cl] [M+H]:573.0;found:572.8.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.63(s,1H),8.48(d,J=2.1 Hz,1H),8.38(d,J=2.1 Hz,1H),7.47(d,J=2.7 Hz,1H),6.36(d,J=5.4 Hz,1H),5.11(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.66(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),4.44(t,J=6.0 Hz,1H),4.27-4.16(m,5H),3.74-3.64(m,2H),3.41(s,3H),2.39(p,J=7.8 Hz,2H).
例46
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000129

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(76mg、0.18mmol)、CuI(43mg、0.22mmol)およびトリメチル-[2-(4-メチルチアゾール-2-イル)エチニル]シラン(44mg、0.22mmol)のMeCN(2.0 mL)中溶液に、DIPEA(92μL、0.54mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcと飽和NaHCO水溶液に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(41mg、42%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2323ClN] [M+H]:547.1;found:547.1.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.80(d,J=5.0 Hz,1H),8.62(d,J=2.1 Hz,1H),8.55-8.52(m,2H),8.29(td,J=7.8,1.6 Hz,1H),8.22(d,J=7.9 Hz,1H),7.79-7.74(m,1H),7.18(d,J=1.0 Hz,1H),6.25(d,J=5.3 Hz,1H),4.98(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.58(dd,J=11.4,5.3 Hz,1H),4.24(t,J=6.1 Hz,1H),4.13(d,J=2.3 Hz,1H),3.70-3.64(m,2H),3.23(s,3H),2.47(d,J=0.9 Hz,3H).
例47
5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000130

5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(30mg、0.60mmol)、CuI(0.6mg、0.003mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(2.1mg、0.003mmol)のTHF(0.75mL)中窒素パージ溶液に、エチニル(トリメチル)シラン(11.6μL、0.084mmol)、引き続いてDIPEA(14.6μL、0.084mmol)を添加し、混合物を50℃で20時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、TBAF(0.15mL、THF中1M、0.15mmol)を添加した。rtで30分間撹拌した後、混合物をEtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(14mg、52%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919] [M+H]:446.1;found:446.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.65(d,J=1.9 Hz,1H),8.51(s,1H),8.48(s,1H),8.18(t,J=2.0 Hz,1H),7.79(d,J=3.0 Hz,1H),7.54(d,J=3.1 Hz,1H),6.19(d,J=5.3 Hz,1H),4.99(dd,J=11.3,2.8 Hz,1H),4.54(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.36(t,J=6.0 Hz,1H),4.11(d,J=2.2 Hz,1H),3.80(s,1H),3.64-3.54(m,2H),3.31(d,J=2.0 Hz,3H).
例48
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000131

5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(92mg、0.20mmol)、CuI(7.6mg、0.04mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(52mg、0.24mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(0.11mL、0.80mmol)およびTBAF(0.02mL、THF中1M、0.020mmol)を添加し、混合物を50℃で90分間撹拌した。混合物をceliteプラグを通して濾過し、濃縮した。残渣をMeOH(1mL)、EtN(0.45mL)および水(0.15mL)中、rtで16時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(61mg、64%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1615Cl] [M+H]:476.0;found:476.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.68(s,1H),8.62(s,1H),8.51(s,1H),8.24(t,J=2.0 Hz,1H),7.48(s,1H),5.96(d,J=5.4 Hz,1H),5.09(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.96(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),4.50(t,J=6.1 Hz,1H),4.24(d,J=2.0 Hz,1H),3.77-3.68(m,2H).
例49
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000132

(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(59mg、0.30mmol)および硫酸銅(II)五水和物(37mg、0.15mmol)の水(2.5mL)中溶液を、5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(745mg、1.48mmol)、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(479mg、2.22mmol)およびKCO(2.05g、14.8mmol)のMeOH/THF(35mL、1:1)中溶液に添加し、混合物をrtで16時間、次いで50℃で24時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcと水に分配した。水相をEtOAcで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をDCMに懸濁し、固体を濾別して、標記化合物(589mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1615BrClN] [M+H]:519.9;found:519.9.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.69(d,J=1.8 Hz,1H),8.60(s,1H),8.58(d,J=2.1 Hz,1H),8.36(t,J=2.0 Hz,1H),7.47(s,1H),5.93(d,J=5.4 Hz,1H),5.07(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.93(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),4.48(t,J=6.1 Hz,1H),4.21(d,J=2.0 Hz,1H),3.76-3.66(m,2H).
例50
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000133

4-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(125mg、0.26mmol)、CuI(9.9mg、0.052mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(67mg、0.31mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(0.14mL、1.04mmol)およびTBAF(26μL、THF中1M、0.026mmol)を添加し、混合物を50℃で90分間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、残渣をMeOH(2mL)、EtN(0.3mL)および水(0.1mL)中、50℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製した。得られた物質を、SCXカラムを通して濾過して、標記化合物(93mg、72%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1615Cl] [M+H]:500.0;found:500.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),7.98(d,J=1.9 Hz,1H),7.74(d,J=8.3 Hz,1H),7.51-7.43(m,2H),6.13(d,J=5.3 Hz,1H),5.11(dd,J=11.3,2.8 Hz,1H),4.98(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),4.42(t,J=6.2 Hz,1H),4.28-4.21(m,1H),3.70(dd,J=11.4,5.6 Hz,1H),3.64(dd,J=11.4,6.6 Hz,1H).
例51
3-クロロ-5-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000134

3-クロロ-5-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.17mmol)、CuI(6.3mg、0.033mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(43mg、0.20mmol)のMeCN(1.3mL)中溶液に、EtN(92μL、0.66mmol)およびTBAF(17μL、THF中1M、0.017mmol)を添加し、混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、残渣をMeOH(2mL)、EtN(0.3mL)および水(0.1mL)中、50℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製した。得られた物質を、SCXカラムを通して濾過して、標記化合物(35mg、42%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1615Cl] [M+H]:500.0;found:500.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.60(s,1H),7.95(s,1H),7.93(s,1H),7.71(s,1H),7.46(s,1H),5.98(d,J=5.2 Hz,1H),5.05(dd,J=11.5,2.7 Hz,1H),4.93(dd,J=11.5,5.4 Hz,1H),4.44(t,J=6.2 Hz,1H),4.23-4.17(m,1H),3.77-3.65(m,2H).
例52
3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000135

3-クロロ-4-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(111mg、0.23mmol)、CuI(8.8mg、0.046mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(60mg、0.28mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(128μL、0.92mmol)およびTBAF(23μL、THF中1M、0.023mmol)を添加し、混合物を50℃で90分間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、残渣をMeOH(2mL)、EtN(0.3mL)および水(0.1mL)中、50℃で20時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製した。得られた物質を、SCXカラムを通して濾過して、標記化合物(81mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1615Cl] [M+H]:500.0;found:500.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.60(s,1H),7.86(d,J=1.4 Hz,1H),7.71(d,J=8.3 Hz,1H),7.66(dd,J=8.2,1.5 Hz,1H),7.46(s,1H),6.11(d,J=5.3 Hz,1H),5.06(dd,J=11.4,2.8 Hz,1H),4.96(dd,J=11.3,5.5 Hz,1H),4.38(t,J=6.1 Hz,1H),4.23-4.17(m,1H),3.77-3.63(m,2H).
例53
5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000136

5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(69.4mg、0.20mmol)、CuI(7.6mg、0.040mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(51.8mg、0.24mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(112μL、0.80mmol)およびTBAF(20μL、THF中1M、0.020mmol)を添加し、混合物を50℃で90分間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(13mg、13%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1717Cl] [M+H]:490.0;found:490.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.68(s,1H),8.66(s,1H),8.50(s,1H),8.24(t,J=2.0 Hz,1H),7.49(s,1H),6.30(d,J=5.3 Hz,1H),5.11(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.67(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.49(t,J=6.1 Hz,1H),4.22(d,J=2.2 Hz,1H),3.78-3.66(m,2H),3.44(s,3H).
例54
5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000137

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(516mg、0.99mmol)のMeCN(40mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.30mL、1.98mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(94mg、0.50mmol)を添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。EtN(0.14mL、0.99mmol)を添加し、混合物を濃縮した。残渣をEtOAcと飽和NaHCO水溶液に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣をNaH(油中60%、60mg、1.56mmol)と共にDMF(5mL)に溶解した。ヨードメタン(78μL、1.17mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣を、TFA/水(5mL、4:1)中、rtで30分間撹拌した。混合物をその体積の半分に濃縮し、EtOAcとNaOH水溶液(1M)に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によるさらなる精製によって、標記化合物(191mg、46%)が得られた。ESI-MS m/z calcd for [C1717BrClN] [M+H]:534.0;found:534.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.74(s,1H),8.65(s,1H),8.62(s,1H),8.41(t,J=1.9 Hz,1H),7.49(s,1H),6.31(d,J=5.3 Hz,1H),5.11(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.67(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.48(t,J=6.1 Hz,1H),4.23(d,J=2.3 Hz,1H),3.76-3.68(m,2H),3.44(s,3H).
例55
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000138

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.15mmol)、CuI(7.1mg、0.038mmol)および4,5-ジクロロ-2-エチニルチアゾール(57mg、0.32mmol)のMeCN(4mL)中溶液に、DIPEA(77μL、0.45mmol)を添加し、混合物を50℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質をMeOH(2.25mL)、EtN(0.75mL)および水(0.25mL)中、rtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(60mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1815BrCl] [M+H]:592.9;found:592.9.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.71(d,J=2.0 Hz,1H),8.67(s,1H),8.62(d,J=2.0 Hz,1H),6.50(d,J=5.3 Hz,1H),5.13(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.72(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.41(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.6 Hz,1H),3.68(d,J=6.0 Hz,2H),3.46(s,3H).
例56
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000139

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.18mmol)、CuI(6.9mg、0.036mmol)およびトリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(98mg、0.27mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(101μL、0.72mmol)およびTBAF(18μL、THF中1M、0.018mmol)を添加し、混合物を50℃で5時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製した。得られた物質をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によってさらに精製して、標記化合物(30mg、32%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918BrN] [M+H]:524.0;found:524.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.64(s,1H),8.18(d,J=1.5 Hz,1H),7.92(d,J=3.3 Hz,1H),7.73-7.68(m,2H),7.67(d,J=3.3 Hz,1H),6.42(d,J=5.4 Hz,1H),5.14(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.71(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.47(t,J=6.1 Hz,1H),4.26(d,J=2.8 Hz,1H),3.73(dd,J=11.5,5.5 Hz,1H),3.67(dd,J=11.5,6.7 Hz,1H),3.49(s,3H).
例57
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000140

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.18mmol)、CuI(6.9mg、0.036mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(59mg、0.27mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(101μL、0.72mmol)およびTBAF(18μL、THF中1M、0.018mmol)を添加し、混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(71mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917BrClN] [M+H]:558.0;found:558.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.66(s,1H),8.17(s,1H),7.73-7.66(m,2H),7.49(s,1H),6.42(d,J=5.3 Hz,1H),5.13(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.72(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.47(t,J=6.1 Hz,1H),4.25(d,J=2.7 Hz,1H),3.73(dd,J=11.5,5.5 Hz,1H),3.67(dd,J=11.4,6.7 Hz,1H),3.49(s,3H).
例58
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000141

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.18mmol)、CuI(6.9mg、0.036mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(54mg、0.27mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(101μL、0.72mmol)およびTBAF(18μL、THF中1M、0.018mmol)を添加し、混合物を50℃で4時間撹拌した。さらなる4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(54mg、0.27mmol)を添加し、混合物を50℃でさらに2時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(45mg、46%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918BrN] [M+H]:540.0;found:540.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.39(s,1H),8.17(d,J=1.0 Hz,1H),7.73-7.66(m,2H),6.73(s,1H),6.41(d,J=5.3 Hz,1H),5.08(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.63(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.45(t,J=6.0 Hz,1H),4.23(d,J=2.3 Hz,1H),3.72(dd,J=11.4,5.5 Hz,1H),3.66(dd,J=11.4,6.7 Hz,1H),3.47(s,3H).
例59
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000142

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.18mmol)、CuI(6.9mg、0.036mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(53mg、0.27mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、EtN(101μL、0.72mmol)およびTBAF(18μL、THF中1M、0.018mmol)を添加し、混合物を50℃で5時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(63mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919BrN] [M+H]:539.0;found:539.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.79-8.37(m,1H),8.20-8.11(m,1H),7.75-7.66(m,2H),7.37-6.93(m,1H),6.49-6.40(m,1H),5.26-5.06(m,1H),4.75-4.62(m,1H),4.47(t,J=5.9 Hz,1H),4.37-4.19(m,1H),3.73(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),3.68(dd,J=11.4,6.6 Hz,1H),3.48(s,3H).
例60
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000143

5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.20mmol)、CuI(8.5mg、0.045mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(60mg、0.28mmol)のMeCN(2.5mL)中溶液に、DIPEA(0.12mL、0.67mmol)を添加し、混合物を50℃で3時間撹拌した。混合物を分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(89mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2021BrClN] [M+H]:590.0;found:590.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),8.00(d,J=1.9 Hz,1H),7.56(dd,J=8.2,1.9 Hz,1H),7.46(s,1H),7.32(d,J=8.2 Hz,1H),6.18(d,J=5.3 Hz,1H),5.05(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.60(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),4.49(t,J=6.4 Hz,1H),4.20(d,J=2.1 Hz,1H),3.73(dd,J=11.4,5.6 Hz,1H),3.69(dd,J=11.4,6.7 Hz,1H),3.40(s,3H),2.91(s,3H).
例61
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000144

5-ブロモ-2-(N-メチル-カルボニル)フェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85.0mg、0.13mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.3mL)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加し、混合物を濃縮した。残渣を分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(60.7mg、83%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2022BrN] [M+H]:556.0;found:556.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),8.03(d,J=2.0 Hz,1H),7.91(d,J=3.2 Hz,1H),7.66(d,J=3.2 Hz,1H),7.58(dd,J=8.0,2.0 Hz,1H),7.34(d,J=8.0 Hz,1H),6.20(d,J=5.2 Hz,1H),5.08(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.62(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.51(t,J=6.0 Hz,1H),4.25-4.20(m,1H),3.79-3.66(m,2H),3.41(s,3H),2.93(s,3H).
例62
5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000145

5-クロロ-2-(N-メチル-カルボニル)フェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.20mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.3mL)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(60mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2022ClN] [M+H]:512.1;found:512.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.59(m,1H),7.95-7.84(m,2H),7.64(d,J=3.2 Hz,1H),7.39(d,J=2.8 Hz,2H),6.20(t,J=4.0 Hz,1H),5.06(d,J=11.2 Hz,1H),4.66-4.57(m,1H),4.54-4.45(m,1H),4.20(s,1H),3.78-3.66(m,2H),3.40(s,3H),2.92(m,3H).
例63
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000146

5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.14mmol)のDCM(5mL)中溶液に、0℃でTFA(0.32mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(40.1mg、52%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020BrN] [M+H]:538.0;found:538.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),8.20-8.15(m,1H),7.74-7.65(m,2H),7.23-7.18(m,1H),6.42(d,J=5.2 Hz,1H),5.17-5.09(m,1H),4.74-4.65(m,1H),4.49-4.45(m,1H),4.28-4.23(m,1H),3.77-3.62(m,2H),3.49(s,3H),2.52-2.48(m,3H).
例64
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000147

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.17mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(52.5mg、55%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918BrClN] [M+H]:573.0;found:573.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.71(d,J=2.0 Hz,1H),8.62(d,J=2.0 Hz,1H),8.59(s,1H),6.50(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.70(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.40(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.4 Hz,1H),3.68(d,J=6.0 Hz,2H),3.46(s,3H),2.41(s,3H).
例65
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000148

5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(95mg、0.14mmol)のDCM(5mL)中溶液に、0℃でTFA(0.32mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(32mg、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019BrClN] [M+H]:572.0;found:572.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),8.20-8.15(m,1H),7.74-7.65(m,2H),6.42(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.69(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.46(t,J=6.0 Hz,1H),4.26-4.21(m,1H),3.76-3.62(m,2H),3.48(s,3H),2.43(s,3H).
例66
2,5-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000149

2,5-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.21mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.4mL)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(72mg、71%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818Cl] [M+H]:489.0;found:489.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.86(s,1H),8.14(d,J=3.2 Hz,1H),8.09(d,J=2.4 Hz,1H),7.89(d,J=3.2 Hz,1H),7.70(d,J=8.4 Hz,1H),7.54(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),6.57(d,J=5.2 Hz,1H),5.36(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.92(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.67(t,J=6.0 Hz,1H),4.50-4.45(m,1H),4.00-3.91(m,1H),3.91-3.83(m,1H),3.68(s,3H).
例67
5-ブロモ-2-クロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000150

5-ブロモ-2-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.29mmol)のDCM(15mL)中溶液に、TFA(0.75mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(1.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(75mg、49%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818BrClN] [M+H]:535.0;found:535.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),7.98(d,J=2.0 Hz,1H),7.89(d,J=3.2 Hz,1H),7.64(d,J=3.2 Hz,1H),7.45-7.37(m,2H),6.31(d,J=5.2 Hz,1H),5.11(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.67(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.43(t,J=6.4 Hz,1H),4.23(d,J=2.4 Hz,1H),3.73-3.60(m,2H),3.31(s,3H).
例68
5-クロロ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000151

5-クロロ-2-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.32mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(76.7mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818ClFN] [M+H]:473.0;found:473.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.61(s,1H),7.89(d,J=3.2 Hz,1H),7.76(dd,J=6.4,2.8 Hz,1H),7.64(d,J=3.2 Hz,1H),7.41-7.32(m,1H),7.18(t,J=8.8 Hz,1H),6.23(d,J=5.8 Hz,1H),5.11(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.64(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.48-4.40(m,1H),4.25-4.20(m,1H),3.68(dd,J=11.2,6.0 Hz,1H),3.58(dd,J=11.2,6.0 Hz,1H),3.43(s,3H).
例69
5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000152

5-ブロモ-2-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.18mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.40mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(63.4mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1920BrFN] [M+H]:531.0;found:531.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.60(s,1H),7.91(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),7.57-7.49(m,1H),7.23-7.18(m,1H),7.14(t,J=8.8 Hz,1H),6.23(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.64(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.50-4.42(m,1H),4.27-4.22(m,1H),3.75-3.66(m,1H),3.64-3.56(m,1H),3.45(s,3H),2.52-2.47(m,3H).
例70
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000153

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.14mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、EtN(3mL)および水(1mL)をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(47.9mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1714Cl] [M+H]:501.0;found:501.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.46(d,J=2.0 Hz,1H),8.35(d,J=2.0 Hz,1H),8.33(s,1H),7.77(s,1H),6.13(d,J=5.0 Hz,1H),5.00(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.90(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.27(t,J=6.0 Hz,1H),4.12(d,J=2.0 Hz,1H),3.57(d,J=6.0 Hz,2H).
例71
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000154

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85mg、0.15mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.54mL)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(45mg、62%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClN] [M+H]:495.1;found:495.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.60(d,J=2.4 Hz,1H),8.59(s,1H),8.46(d,J=2.4 Hz,1H),7.89(d,J=3.2 Hz,1H),7.64(d,J=3.6 Hz,1H),6.48(d,J=5.2 Hz,1H),5.13(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.79(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.39(t,J=6.0 Hz,1H),4.21(d,J=2.4 Hz,1H),3.91-3.84(m,1H),3.67(t,J=6.0 Hz,2H),3.51-3.44(m,1H),1.07-1.03(m,3H).
例72
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000155

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.21mmol)のDCM(16mL)中溶液に、TFA(0.79mL)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(26.5mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1920ClN] [M+H]:510.1;found:510.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.59(d,J=2.0 Hz,1H),8.46(d,J=2.0 Hz,1H),8.25(s,1H),6.96(s,1H),6.46(d,J=5.2 Hz,1H),5.05(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.73(dd,J=11.6,5.6 Hz,1H),4.37(t,J=6.0 Hz,1H),4.19(d,J=2.4 Hz,1H),3.89-3.82(m,1H),3.66(d,J=6.0 Hz,2H),3.48-3.42(m,1H),1.06-1.03(m,3H).
例73
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000156

5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(62mg、0.11mmol)のDCM(4mL)中溶液に、TFA(0.40mL)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。EtN(1mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(17mg、32%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClN] [M+H]:495.1;found:495.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.25(s,1H),7.99(d,J=2.0 Hz,1H),7.75(d,J=4.4 Hz,1H),7.49(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),6.96(s,1H),6.39(d,J=5.2 Hz,1H),5.03(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.62(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.42(t,J=6.0 Hz,1H),4.20(d,J=2.4 Hz,1H),3.71-3.61(m,2H),3.44(s,3H).
例74
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000157

5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(15mg、0.023mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、EtN(1mL)および水(0.5mL)をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(5.4mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClN] [M+H]:523.1;found:523.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 12.85-12.73(m,1H),8.45(d,J=2.0 Hz,1H),8.28(d,J=2.0 Hz,1H),8.07(s,1H),7.28(s,1H),7.20(s,1H),7.07(s,2H),6.91(s,1H),6.02(d,J=5.2 Hz,1H),5.93(d,J=5.2 Hz,1H),5.47(d,J=6.8 Hz,1H),4.93-4.85(m,1H),4.83-4.73(m,1H),4.64(t,J=5.6 Hz,1H),4.15(t,J=6.4 Hz,1H),4.03-3.97(m,1H),3.60-3.50(m,1H),3.45-3.35(m,1H).
例75
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000158

5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.20mmol)のDMF(4mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(39.6mg、0.20mmol)、硫酸銅(II)五水和物(50.1mg、0.20mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(39.7mg、0.20mmol)、CsF(30.5mg、0.20mmol)およびN,N,N’,N’-テトラメチルエチレンジアミン(60μL、0.40mmol)を添加し、混合物をrtで72時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(1.65mg、2%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918ClN] [M+H]:524.0;found:524.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.47-8.42(m,1H),8.35(s,1H),8.31(d,J=2.0 Hz,1H),7.25-7.21(m,2H),6.69(s,1H),6.00(d,J=5.6 Hz,1H),5.15-5.07(m,1H),4.93-4.88(m,1H),4.41-4.34(m,1H),4.19-4.15(m,1H),3.77-3.62(m,2H).
例76
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000159

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(36mg、0.055mmol)のDCM/TFA(4mL、19:1)中溶液をrtで6時間撹拌した。EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(9.1mg、29%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2220Cl] [M+H]:567.0;found:567.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.68-8.66(m,1H),8.56(s,1H),8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.44(d,J=2.4 Hz,1H),8.00-7.96(m,1H),7.85-7.83(m,1H),7.51-7.48(m,1H),7.44(s,1H),6.19(d,J=5.2 Hz,1H),4.98-4.92(m,1H),4.59(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.28(t,J=6.0 Hz,1H),4.11(d,J=2.0 Hz,1H),3.70-3.62(m,2H),3.18(s,3H).
例77
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000160

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(55mg、0.091mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、EtN(0.8mL)および水(0.5mL)をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(36mg、83%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClN] [M+H]:481.0;found:481.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.72(s,1H),8.49-8.44(m,1H),8.23-8.18(m,1H),7.79(s,1H),6.13(dd,J=17.2,4.4 Hz,2H),5.50(d,J=6.8 Hz,1H),5.00-4.87(m,2H),4.70(t,J=5.6 Hz,1H),4.21-4.16(m,1H),4.11-4.04(m,1H),3.55-3.45(m,1H),3.42-3.33(m,1H),2.39(s,3H).
例78
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000161

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(38mg、0.085mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(25mg、0.13mmol)、硫酸銅(II)五水和物(10.6mg、0.042mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(8mg、0.042mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(11.4mg、24%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918Cl] [M+H]:572.0;found:572.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.28(s,1H),7.82(d,J=2.0 Hz,1H),7.55-7.48(m,2H),8.95(s,1H),6.13(d,J=4.8 Hz,1H),5.08-5.03(m,2H),4.49(t,J=6.0 Hz,1H),4.19-4.12(m,2H),3.97-3.92(m,1H),3.73-3.64(m,2H).
例79
3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000162

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(38mg、0.085mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(25mg、0.13mmol)、硫酸銅(II)五水和物(10.6mg、0.042mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(8mg、0.042mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(8.9mg、18%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917Cl] [M+H]:573.0;found:573.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.28(s,1H),7.82(s,1H),7.55-7.48(m,2H),6.67(s,1H),6.13(d,J=4.4 Hz,1H),5.10-4.98(m,2H),4.46(t,J=4.0 Hz,1H),4.20-4.12(m,2H),3.97-3.93(m,1H),3.73-3.65(m,2H).
例80
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000163

5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.15mmol)のMeOH(5mL)中溶液に、KF(13.1mg、0.23mmol)を添加し、混合物をrtで30分間撹拌した。EtN(1.05mL、7.53mmol)および水(0.5mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(42mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816ClN] [M+H]:466.0;found:466.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.68(d,J=2.0 Hz,1H),8.59(s,1H),8.52(d,J=2.0 Hz,1H),8.16(t,J=2.0 Hz,1H),7.46(s,1H),5.88(d,J=5.2 Hz,1H),5.10-5.02(m,1H),4.96-4.87(m,1H),4.48(t,J=6.4 Hz,1H),4.24-4.18(m,1H),3.84(s,1H),3.76-3.62(m,2H).
例81
5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000164

5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.13mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(1.0mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(2mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を蒸発させ、残渣をDMF(3mL)に溶解した。KF(15.6mg、0.27mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(45mg、73%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1920] [M+H]:461.1;found:461.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.70(d,J=2.0 Hz,1H),8.53(d,J=2.0 Hz,1H),8.24(s,1H),8.19(t,J=2.0 Hz,1H),6.95(s,1H),6.23(d,J=5.2 Hz,1H),5.01(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.57(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.45(dd,J=7.2,5.6 Hz,1H),4.18(dd,J=2.8,1.2 Hz,1H),3.74-3.60(m,2H),3.39(s,3H).
例82
5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000165

5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.16mmol)のDCM(4mL)中溶液に、TFA(0.25mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(0.5mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(48mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClN] [M+H]:481.0;found:481.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.95(d,J=2.0 Hz,1H),8.80(d,J=2.0 Hz,1H),8.63(s,1H),8.50(t,J=2.0 Hz,1H),7.46(s,1H),6.35(d,J=5.2 Hz,1H),5.10(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.70-4.61(m,1H),4.43(t,J=6.0 Hz,1H),4.21-4.16(m,1H),3.68(d,J=6.0 Hz,2H),3.41(s,3H).
例83
5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000166

5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.091mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで3時間撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(15.8mg、38%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818] [M+H]:463.1;found:463.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.95(d,J=2.0 Hz,1H),8.79(d,J=2.0 Hz,1H),8.49(t,J=2.0 Hz,1H),8.31(s,1H),6.68(s,1H),6.33(d,J=5.2 Hz,1H),5.03(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.58(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.42(t,J=6.0 Hz,1H),4.16(d,J=3.6 Hz,1H),3.68(d,J=6.0 Hz,2H),3.39(s,3H).
例84
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000167

2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.12mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した。反応物をEtNで中和し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製した。得られた物質を、MeOH(5mL)および触媒量のNaOMe中、rtで15分間撹拌した。混合物を酸性樹脂で中和し、濾過し、濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(19.6mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917] [M+H]:472.1;found:472.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.60(d,J=2.0 Hz,1H),8.40(d,J=2.0 Hz,1H),8.24(s,1H),6.95(s,1H),6.18(d,J=5.2 Hz,1H),5.05(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.94(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.35(dd,J=6.8,5.2 Hz,1H),4.20(dd,J=2.8,1.2 Hz,1H),3.71-3.58(m,2H).
例85
2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000168

2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.13mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(0.97mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(2mL)を0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、残渣をKF(15.6mg、0.27mmol)と共にDMF(3mL)に溶解した。混合物をrtで1時間撹拌した後、濾過し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(27mg、43%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019] [M+H]:486.1;found:486.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.64(d,J=2.0 Hz,1H),8.43(d,J=2.0 Hz,1H),8.25(s,1H),6.96(s,1H),6.47(d,J=5.2 Hz,1H),5.06(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.64(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.39(t,J=6.0 Hz,1H),4.22-4.16(m,1H),3.72-3.59(m,2H),3.44(s,3H).
例86
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000169

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(85mg、0.13mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで1時間撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(45.4mg、62%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918BrClN] [M+H]:573.0;found:573.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.70(d,J=2.0 Hz,1H),8.64(s,1H),8.61(d,J=2.0 Hz,1H),7.46(s,1H),6.46(d,J=5.2 Hz,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.80(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.40(t,J=6.0 Hz,1H),4.21(dd,J=2.8,1.2 Hz,1H),3.92-3.80(m,1H),3.68(d,J=6.0 Hz,2H),3.52-3.39(m,1H),1.05(t,J=6.8 Hz,3H).
例87
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000170

3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.16mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(49mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1921Cl] [M+H]:518.0;found:518.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.23(s,1H),7.79(d,J=2.0 Hz,1H),7.52(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),7.47(d,J=8.4 Hz,1H),6.95(s,1H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),4.98(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.64(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.43(t,J=6.4 Hz,1H),4.18(dd,J=2.8,1.2 Hz,1H),3.84-3.55(m,3H),3.46-3.35(m,1H),1.01(t,J=6.8 Hz,3H).
例88
3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000171

3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.11mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(30mg、47%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2021ClN] [M+H]:509.1;found:509.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.24(s,1H),7.86(d,J=1.6 Hz,1H),7.70(d,J=8.4 Hz,1H),7.65(dd,J=8.4,1.6 Hz,1H),6.95(s,1H),6.43(d,J=5.2 Hz,1H),5.01(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.69(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.32(t,J=6.0 Hz,1H),4.17(dd,J=2.8,1.2 Hz,1H),3.83-3.59(m,3H),3.46-3.35(m,1H),0.99(t,J=6.8 Hz,3H).
例89
3-クロロ-4-シアノフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000172

4,6-ジ-O-アセチル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-D-ガラクタール(880mg、2.31mmol)およびオキソトリクロロ[(ジメチルスルフィド)トリフェニルホスフィンオキシド]レニウム(V)(150mg、0.23mmol)のトルエン(20mL)中溶液に、2-クロロ-4-スルファニルベンゾニトリル(589mg、3.47mmol)を添加し、混合物を70℃で20時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製した。得られた物質を、MeOH(5mL)および触媒量のNaOMe中、rtで1時間撹拌した。混合物を酸性樹脂で中和し、濾過し、濃縮し、分取-SFCによって精製して、標記化合物(13.5mg、1%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816ClN] [M+H]:466.0;found:466.0,H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.28(s,1H),7.84(d,J=1.6 Hz,1H),7.71-7.62(m,2H),6.67(s,1H),6.18(d,J=5.2 Hz,1H),5.19-5.14(m,1H),4.37(t,J=6.0 Hz,1H),4.21(dd,J=5.2,2.0 Hz,1H),4.15(s,1H),3.73-3.71(m,1H),3.17-3.09(m,1H),2.33(dd,J=13.6,4.4 Hz,1H).
例90
5-ブロモ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000173

5-ブロモ-2-カルボキシピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(30mg、0.051mmol)のDMF(2mL)中溶液に、ジメチルアミン塩酸塩(16.5mg、0.20mmol)、HATU(96.2mg、0.25mmol)およびDIPEA(87μL、0.51mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、標記化合物(10mg、32%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2124BrClN] [M+H]:619.0;found:619.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.63(d,J=2.0 Hz,1H),8.61(s,1H),8.50(d,J=2.0 Hz,1H),7.46(s,1H),6.25(d,J=5.2 Hz,1H),5.04(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.70(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.49(t,J=6.0 Hz,1H),4.18(d,J=2.8 Hz,1H),3.85-3.68(m,3H),3.47-3.35(m,1H),3.13(s,3H),2.88(s,3H),1.02(t,J=7.2 Hz,3H).
例91
5-エチニル-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000174

5-エチニル-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(30mg、0.047mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.3mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtNを0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(15mg、58%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2223ClN] [M+H]:551.1;found:551.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.65-8.59(m,2H),8.38-8.33(m,1H),7.47(s,1H),6.28(d,J=5.2 Hz,1H),5.08-5.01(m,1H),4.66-4.57(m,1H),4.54-4.46(m,1H),4.19(s,1H),3.92(s,1H),3.70(d,J=6.0 Hz,2H),3.39(s,3H),3.15(s,3H),2.88(s,3H).
例92
2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000175

2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-エチニルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(30mg、0.046mmol)のDCM(5mL)中溶液に、TFA(0.3mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtNを0℃で添加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(5mg、19%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2323ClN] [M+H]:563.1;found:563.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.63(s,1H),8.55(d,J=1.6 Hz,1H),8.36(d,J=1.6 Hz,1H),7.47(s,1H),6.34(d,J=5.2 Hz,1H),5.11(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.64(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.45(t,J=6.0 Hz,1H),4.28-4.13(m,5H),3.93(s,1H),3.75-3.61(m,2H),3.41(s,3H),2.45-2.33(m,2H).
例93
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000176

5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(40mg、0.063mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(13.5mg、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1920Cl] [M+H]:547.0;found:547.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.53(s,1H),8.30(s,2H),7.37(s,1H),6.31(d,J=5.6 Hz,1H),5.08(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.59(dd,J=11.6,5.6 Hz,1H),4.27(dd,J=6.8,5.6 Hz,1H),4.09(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),3.67-3.46(m,2H),3.29(s,3H),2.83(s,3H).
例94
5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000177

5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(95mg、0.15mmol)のDCM/TFA(6.33mL、18:1)中溶液をrtで一晩撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(40mg、49%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2022Cl] [M+H]:561.0;found:561.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.63(s,1H),8.40(dd,J=4.4,2.0 Hz,2H),7.47(s,1H),6.39(d,J=5.2 Hz,1H),5.17(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.68(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.38(t,J=6.0 Hz,1H),4.19(d,J=2.4 Hz,1H),3.73-3.64(m,2H),3.44-3.20(m,2H),3.38(s,3H),1.25-1.21(m,3H).
例95
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000178

5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.12mmol)のDCM/TFA(10mL、19:1)中溶液をrtで一晩撹拌した後、EtNを添加してTFAを中和した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、標記化合物(47.1mg、68%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2022Cl] [M+H]:561.0;found:561.2.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.88(s,1H),8.70-8.58(m,2H),7.71(s,1H),6.61(d,J=5.6 Hz,1H),5.43(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),5.03(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.62(t,J=6.0 Hz,1H),4.45(d,J=2.0 Hz,1H),4.10-3.84(m,3H),3.75-3.63(m,1H),3.17(s,3H),1.26(t,J=6.8 Hz,3H).
例96
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000179

硫酸銅(II)五水和物(4.4mg、0.018mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(7.0mg、0.035mmol)の水(0.6mL)中溶液を、5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.18mmol)、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(57mg、0.26mmol)およびKCO(243mg、1.76mmol)のMeOH/THF(8mL)中溶液に添加した。混合物を50℃で18時間撹拌した後、濃縮し、EtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(32mg、35%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917Cl] [M+H]:514.0;found:514.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.65(s,1H),8.01(d,J=2.0 Hz,1H),7.77(d,J=8.4 Hz,1H),7.51(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),7.47(s,1H),6.41(d,J=5.3 Hz,1H),5.12(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.70(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.45(t,J=6.2 Hz,1H),4.23(d,J=2.8 Hz,1H),3.70(dd,J=11.5,5.5 Hz,1H),3.65(dd,J=11.5,6.7 Hz,1H),3.47(s,3H).
例97
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000180

1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.27mmol)、CuI(10mg、0.54mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(73mg、0.34mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、DIPEA(0.14mL、0.81mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(63mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918ClN] [M+H]:512.0;found:512.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 9.26(s,1H),8.64(s,1H),8.40(d,J=1.5 Hz,1H),8.03(d,J=8.5 Hz,1H),7.80(dd,J=8.5,1.8 Hz,1H),7.47(s,1H),6.18(d,J=5.3 Hz,1H),5.10(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.64(dd,J=11.4,5.3 Hz,1H),4.59(t,J=6.3 Hz,1H),4.22(d,J=2.1 Hz,1H),3.73(dd,J=11.5,5.5 Hz,1H),3.69(dd,J=11.5,6.7 Hz,1H),3.43(s,3H).
例98
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000181

1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.27mmol)、CuI(10mg、0.54mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(67mg、0.34mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、DIPEA(0.14mL、0.81mmol)を添加し、混合物を50℃で3時間撹拌した。混合物を分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(35mg、26%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919] [M+H]:494.1;found:494.1.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 9.26(s,1H),8.40(d,J=1.6 Hz,1H),8.37(s,1H),8.04(d,J=8.5 Hz,1H),7.79(dd,J=8.5,1.8 Hz,1H),6.71(s,1H),6.16(d,J=5.3 Hz,1H),5.06(dd,J=11.4,2.9 Hz,1H),4.59-4.54(m,2H),4.20(d,J=2.1 Hz,1H),3.72(dd,J=11.5,5.5 Hz,1H),3.68(dd,J=11.5,6.7 Hz,1H),3.42(s,3H).
例99
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000182

1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.27mmol)、CuI(10mg、0.54mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(67mg、0.34mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、DIPEA(0.14mL、0.81mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(96mg、72%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1920] [M+H]:493.1;found:493.1.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 9.28(s,1H),8.59(s,1H),8.42(d,J=1.5 Hz,1H),8.06(d,J=8.5 Hz,1H),7.81(dd,J=8.5,1.7 Hz,1H),7.16(s,1H),6.21(s,1H),5.14(s,1H),4.68-4.56(m,2H),4.26(s,1H),3.77-3.69(m,2H),3.45(s,3H).
例100
5-シアノ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000183

5-シアノ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(37mg、0.094mmol)、CuI(3.6mg、0.019mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(30mg、0.14mmol)のMeCN(1.5mL)中溶液に、EtN(52μL、0.38mmol)およびTBAF(9.4μL、THF中1M、0.0094mmol)を添加し、混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(43mg、48%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2017ClN] [M+H]:537.0;found:537.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 9.41(s,1H),8.67(s,1H),8.65(s,1H),8.53(s,1H),7.47(s,1H),6.35(d,J=5.3 Hz,1H),5.16(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.70(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.57(t,J=6.1 Hz,1H),4.23(d,J=2.5 Hz,1H),3.71-3.63(m,2H),3.52(s,3H).
例101
チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000184

チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(112mg、0.30mmol)、CuI(11.5mg、0.061mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(98mg、0.46mmol)のMeCN(3.0mL)中溶液に、EtN(0.17mL、1.21mmol)およびTBAF(30μL、THF中1M、0.030mmol)を添加し、混合物を50℃で2.5時間撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製した。得られた生成物をクロマトグラフィー(SiO、EtOAc/MeOH)によってさらに精製して、標記化合物(2.1mg、1%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClN] [M+H]:513.0;found:513.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 9.59(s,1H),8.95(d,J=2.1 Hz,1H),8.91(d,J=2.0 Hz,1H),8.66(s,1H),7.49(s,1H),6.25(d,J=5.3 Hz,1H),5.15(dd,J=11.4,2.8 Hz,1H),4.68(dd,J=11.3,5.2 Hz,1H),4.60(t,J=6.0 Hz,1H),4.26-4.22(m,1H),3.73(d,J=6.1 Hz,2H),3.47(s,3H).
例102
5-メチルスルファニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000185

5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(50mg、0.094mmol)のDMF(1.0mL)中溶液に、ナトリウムチオメトキシド(33mg、0.47mmol)を添加し、混合物をrtで22時間撹拌した。混合物をEtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(7mg、15%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1820ClN] [M+H]:502.0;found:502.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.66(s,1H),8.60(s,1H),8.47-8.43(m,1H),8.25(t,J=2.0 Hz,1H),7.49(s,1H),6.36(d,J=5.3 Hz,1H),5.12(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.68(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.48(t,J=6.1 Hz,1H),4.22(d,J=2.3 Hz,1H),3.76-3.69(m,2H),3.44(s,3H),2.64(s,3H).
例103
5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000186

5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(39mg、0.095mmol)、CuI(3.6mg、0.019mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(31mg、0.14mmol)のMeCN(1.5mL)中溶液に、EtN(53μL、0.38mmol)およびTBAF(9.5μL、THF中1M、0.0095mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、標記化合物(38mg、72%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1817ClF] [M+H]:556.0;found:556.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.93(d,J=2.0 Hz,1H),8.74(d,J=1.8 Hz,1H),8.66(s,1H),8.48(t,J=1.9 Hz,1H),7.49(s,1H),6.35(d,J=5.3 Hz,1H),5.13(dd,J=11.3,2.9 Hz,1H),4.69(dd,J=11.3,5.3 Hz,1H),4.48(t,J=6.2 Hz,1H),4.24(d,J=2.4 Hz,1H),3.73(dd,J=11.4,5.4 Hz,1H),3.67(dd,J=11.4,6.8 Hz,1H),3.44(s,3H).
中間体1
O-エチル(3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル)スルファニルメタンチオアート
Figure 2022538635000187

3,5-ジクロロ-4-フルオロアニリン(6.70g、37.2mmol)をHCl/HO(V/V=1:4、100mL)に懸濁し、懸濁液を-5℃に冷却した。NaNO(5.14g、74.4mmol)のHO(20mL)中溶液を懸濁液に滴加した。溶液が透明になるまで(2~3時間)混合物を-5℃で撹拌した。次いで、混合物を、カリウムエチルキサンタート(17.90g、112mmol)のHO(50mL)中溶液に添加した。混合物を50℃で3時間撹拌し、次いで、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE、Silica-CS 80g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(7.30g、60%)を得た。H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.67(d,J=6.3 Hz,2H),4.66(q,J=7.1 Hz,2H),1.36(t,J=7.1 Hz,3H).
3,5-ジクロロ-4-フルオロベンゼンチオール
Figure 2022538635000188

O-エチル(3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル)スルファニルメタンチオアート(7.30g、22.3mmol)のMeOH(50mL)中溶液に、NaOH(22mL、2M)を添加し、混合物を70℃で2時間撹拌した。MeOHの大部分を蒸発により除去し、残りの溶液をEtOAc(100mL)で抽出した。水層をNaHSO水溶液で酸性化し、EtOAc(100mL)およびジエチルエーテル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させて、生成物(4.60g、88%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO)δ 7.58(d,J=5.0 Hz,2H),6.03(s,1H).
2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド
Figure 2022538635000189

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシド(12.0g、32.1mmol)、PCl(7.5g、36.0mmol)および三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(50μL、0.41mmol)のDCM(150mL)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液とDCMに分配した。有機相を乾燥させ、濃縮し、残渣をジエチルエーテル/PE中で粉砕して、生成物を結晶性固体(10.2g、91%)として得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 5.48(d,J=3.2 Hz,1H),5.34(t,J=9.2 Hz,1H),5.24(d,J=8.7 Hz,1H),4.18(dd,J=11.5,6.1 Hz,1H),4.10(dd,J=11.6,6.7 Hz,1H),3.98(t,J=6.4 Hz,1H),3.60(dd,J=10.3,3.3 Hz,1H),2.20(s,3H),2.17(s,3H),2.07(s,3H).
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000190

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(6.20g、17.7mmol)および3,5-ジクロロ-4-フルオロベンゼンチオール(3.77g、19.1mmol)のDMF(20mL)中溶液に、CsCO(17.3g、53.2mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。水(60mL)を添加し、混合物をEtOAc(50mL)で抽出した。有機相を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 120g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製した。逆相クロマトグラフィー(MeCN/H2O=1/20~3/1、C-18カラム、20mL/分、UV254)によるさらなる精製により、生成物(2.2g、24%)が得られた。ESI-MS m/z calcd for [C1818ClFNS] [M+NH:527.0;found:527.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.40(t,J=18.0 Hz,2H),5.86(d,J=5.5 Hz,1H),5.41(d,J=2.7 Hz,1H),5.26-5.07(m,1H),4.54(dd,J=7.7,4.6 Hz,1H),4.13-4.03(m,1H),4.03-3.90(m,1H),3.84(dd,J=11.0,3.3 Hz,1H),2.11(d,J=11.0 Hz,6H),2.04-1.90(m,3H).
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000191

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.20g、4.31mmol)のMeOH/EtN/HO(18mL、5:3:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO=30~90%、X-Select 10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(860mg、52%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1212ClFNS] [M+NH:401.0;found:401.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.66(d,J=6.3 Hz,2H),5.64(d,J=5.5 Hz,1H),4.36(dd,J=10.8,5.5 Hz,1H),4.24(t,J=5.9 Hz,1H),4.02(d,J=2.1 Hz,1H),3.74-3.60(m,2H),3.47(dd,J=10.8,2.9 Hz,1H).
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000192

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(510mg、1.33mmol)のDMF(10mL)中撹拌溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(444mg、2.92mmol)、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(67.8mg、0.29mmol)を添加した。混合物を、ウォーターポンプを使用して真空下、50℃で3時間撹拌した。混合物をNaHCO水溶液(100mL)に滴加し、溶液を濾過した。得られた白色固体を真空中で乾燥させて、生成物(600mg、96%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1916ClFNS] [M+H]:472.0;found:472.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.52(d,J=6.2 Hz,2H),7.39(d,J=3.7 Hz,2H),7.25(dd,J=5.1,1.9 Hz,3H),5.71(d,J=5.2 Hz,1H),5.57(s,1H),4.80(m,1H),4.40(dd,J=10.9,5.1 Hz,1H),4.34(d,J=3.0 Hz,1H),4.06(d,J=7.6 Hz,1H),3.96(d,J=12.6 Hz,1H),3.50(dd,J=10.9,3.2 Hz,1H).
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000193

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.64mmol)のDMF(5mL)中溶液に、NaH(油中60%、73.0mg、1.91mmol)を添加した。混合物を30分間撹拌した後、ヨードメタン(79.1μL、1.27mmol)を滴加した。混合物をrtで1時間撹拌し、次いで、水(15 mL)に注ぎ入れた。溶液をEtOAcで抽出し、有機相を蒸発させて生成物(300mg、97%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2018ClFNS] [M+H]:486.0;found:486.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.45(dd,J=7.5,2.0 Hz,2H),7.37(t,J=4.6 Hz,2H),7.34-7.25(m,3H),5.91(d,J=5.2 Hz,1H),5.56(s,1H),4.26(d,J=2.7 Hz,1H),4.18(ddd,J=8.0,5.6,3.4 Hz,2H),4.12-3.97(m,2H),3.60(dd,J=10.7,3.3 Hz,1H),3.50-3.45(m,3H).
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000194

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(135mg、0.28mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(75.5mg、0.42mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.0mg、0.28mmol)および硫酸銅(II)五水和物(70.0mg、0.28mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/0~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(76mg、46%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2521ClFN] [M+H]:595.0;found:595.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.82(s,1H),7.89-7.75(m,4H),7.39-7.34(m,5H),6.63(d,J=5.2 Hz,1H),5.58(s,1H),5.16(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.84(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.58(d,J=2.8 Hz,1H),4.11(s,1H),4.09(d,J=12.4 Hz,1H),3.92(d,J=11.6 Hz,1H),3.34(s,3H).
中間体2
5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000195

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.20g、3.43mmol)および5-ブロモピリジン-3-チオール(1.30g、6.86mol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(4.47g、13.7mol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(EtOAc/PE=10~60%、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.25g、72%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1719BrNS] [M+H]:503.0;found:503.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.50(dd,J=10.7,2.0 Hz,2H),7.90(t,J=2.0 Hz,1H),5.91(d,J=5.5 Hz,1H),5.42(d,J=2.7 Hz,1H),5.22(dd,J=10.9,5.5 Hz,1H),4.56(dd,J=7.6,4.6 Hz,1H),4.15-4.00(m,1H),3.92(ddd,J=14.3,11.3,5.6 Hz,2H),2.12(d,J=13.2 Hz,6H),1.97(s,3H).
5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000196

5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.60mmol)のMeOH/EtN/HO(0.9mL、5:3:1)中溶液をrtで4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取HPLC(X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、MeOH/HO(10mmol/L NHHCO)=40~95%)によって精製して、生成物(208mg、93%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1113BrNS] [M+H]:377.0,found:377.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.52(d,J=1.8 Hz,1H),8.43(d,J=2.0 Hz,1H),8.16(t,J=2.0 Hz,1H),5.63(d,J=5.4 Hz,1H),4.29(dd,J=10.8,5.4 Hz,1H),4.15(t,J=6.0 Hz,1H),3.95(d,J=2.1 Hz,1H),3.61-3.52(m,2H),3.42(dt,J=14.5,7.3 Hz,1H).
5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000197

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(208mg、0.55mmol)のDMF(3mL)中溶液に、D(+)-10-カンファースルホン酸(25.6mg、0.11mmol)およびベンズアルデヒドジメチルアセタール(168mg、1.10mmol)を添加し、混合物を減圧下50℃で5時間撹拌した。混合物を水(10mL)とDCM(15mL)に分配した。水相をDCM(3×5mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させた。得られた物質をDMF(3mL)に溶解し、0℃に冷却した。NaH(油中60%、21.2mg、0.92mol)を添加し、混合物を30分間撹拌した。ヨードメタン(197mg、1.39mol)をゆっくり添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。水(10mL)およびDCM(15mL)を添加し、水層をDCM(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(EA/PE=0~40%、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(200mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919BrNS] [M+H]:479.0,found:479.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.01-7.90(m,1H),7.51-7.38(m,3H),7.38-7.25(m,4H),5.97(d,J=5.1 Hz,1H),5.55(s,1H),4.26(d,J=3.1 Hz,1H),4.19(dd,J=10.7,5.1 Hz,2H),4.08-4.06(m,1H),4.04(s,1H),3.67-3.63(m,1H),3.50(d,J=5.7 Hz,3H).
5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000198

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.42mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(113mg、0.63mmol)、硫酸銅(II)五水和物(51.9mg、0.21mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(82.6mg、0.42mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(10mL)とDCM(10mL)に分配し、水相をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機相を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(EA/PE=10~70%、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(200mg、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2422BrN] [M+H]:588.0,found:588.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.39(s,1H),7.96(d,J=8.7 Hz,2H),7.64(dt,J=7.2,3.6 Hz,1H),7.46(dd,J=5.8,3.3 Hz,1H),7.37-7.26(m,6H),6.12(d,J=4.5 Hz,1H),5.46(s,1H),5.31-5.21(m,1H),4.61-4.45(m,2H),4.24(t,J=6.7 Hz,2H),4.11(s,1H),3.36(s,3H).
中間体3
3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-D-ガラクトピラノース
Figure 2022538635000199

3-アジド-3-デオキシ-D-ガラクトピラノース(Lowary,T.L.;Hindsgaul,O.Recognition of Synthetic O-Methyl,Epimeric,and Amino Analogues of the Acceptor Α-L-Fucp-(1→2)-Β-D-Galp-or Glycosyltransferases.Carbohydrate Research 1994、251、33~67)(16.4g、79.9mmol)のDMF(120mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(18.2g、120mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(3.71g、16.0mmol)を添加した。混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液(200mL)に滴加した。混合物を濾過し、白色固体を水で洗浄し、真空中で乾燥させて、生成物(15.0g,64%、α/β=1:1)を得た。
3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-α-D-ガラクトピラノース
H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.51-7.53(m,2H),7.35-7.39(m,3H),5.65(s,1H),5.25(d,J=3.2 Hz,1H,H-1α),3.35-3.45(m,6H).
3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース
H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.51-7.53(m,2H),7.35-7.39(m,3H),5.65(s,1H),4.58(d,J=7.6 Hz,1H,H-1β),3.35-3.45(m,6H).
メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000200

3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-D-ガラクトピラノース(5.00g、17.0mmol)のDMF(40mL)中溶液に、NaH(油中60%、1.96g、51.1mmol)を窒素雰囲気下、0℃で添加し、混合物を20分間撹拌した。ヨードメタン(3.18mL、51.1mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(5.10g,93%、α/β=0.5:1)を得た。
メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-α-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.42-7.44(m,2H),7.27-7.29(m,3H),5.56(s,1H),4.99(d,J=3.2 Hz,1H,H-1α),3.62-4.27(m,4H),3.44(s,3H),3.39(s,3H),3.32-3.40(m,1H),3.23-3.25(m,1H).
メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-β-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.42-7.44(m,2H),7.27-7.29(m,3H),5.55(s,1H),4.31(d,J=7.6 Hz,1H,H-1β),3.62-4.27(m,4H),3.51(s,3H),3.49(s,3H),3.32-3.40(m,1H),3.23-3.25(m,1H).
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000201

メチル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(5.10g、15.9mmol)の無水酢酸(40.0mL)および酢酸(20mL)中溶液に、濃HSOの液滴を0℃で添加した。混合物を0℃で4時間撹拌し、引き続いて飽和NaHCO水溶液に滴加した。混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製した。得られた物質をEtOAc(4.00mL)に懸濁した。混合物を60℃に加熱し、次いで、25℃に冷却し、撹拌しながらn-ヘプタン(20.0mL)を添加した。混合物を0℃に冷却し、1時間撹拌し、濾過し、n-ヘプタン/EtOAc(4:1、10mL)で洗浄して、生成物(1.2g)を白色固体として得て、次のステップにそのまま使用した。H NMR(400 MHz,CDCl)δ 6.38(d,J=3.6 Hz,1H),5.33(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),4.14-4.17(m,1H),3.91-4.03(m,2H),3.80(dd,J=6.4,3.2 Hz,1H),3.62(dd,J=10.4,3.6 Hz,1H),3.43(s,3H),2.11(s,3H),2.10(s,3H),1.98(s,3H).
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000202

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(1.17g、3.39mmol)のDCM(15mL)中溶液に、PCl(1.06g、5.08mmol)を添加し、引き続いて三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.209mL、1.69mmolを窒素雰囲気下30℃で添加した。混合物を30℃で30分間撹拌し、引き続いて飽和NaHCO水溶液に滴加した。混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をDMF(4.0mL)に溶解し、カリウムチオアセタート(731mg、6.4mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 20g、18mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(1.15g,75%、α/β=0.23:1)を得た。
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-2-O-メチル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,CDCl)δ 6.25(d,J=5.2 Hz,1H,H-1α),5.27-5.29(m,1H),3.85-4.08(m,4H),3.42-3.45(m,1H),3.39(s,3H),2.39(s,3H),2.09(s,3H),1.97(s,3H).
アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-2-O-メチル-3-デオキシ-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,CDCl)δ 5.32-5.33(m,1H),5.04(d,J=10.0 Hz,1H,H-1β),3.85-4.08(m,3H),3.57(dd,J=9.2,3.2 Hz,1H),3.52(s,3H),3.33(t,J=9.6 Hz,1H),2.36(s,3H),2.08(s,3H),1.97(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000203

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(210mg、0.58mmol)および5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(175mg、0.87mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、ジエチルアミン(85.0mg、1.16mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(180mg、62%、α/β=0.3:1)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718BrNS] [M+H]:500.0,found:500.0.
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.57-8.58(m,1H),8.13(d,J=2.0 Hz,1H),6.05(d,J=5.2 Hz,1H),5.35(d,J=3.2 Hz,1H),4.41-4.44(m,1H),3.78-4.08(m,3H),3.54(s,3H),3.34-3.44(m,1H),2.09(s,3H),1.98(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.57-8.58(m,1H),8.18(d,J=2.0 Hz,1H),5.33(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),4.68(d,J=9.2 Hz,1H),3.78-4.08(m,3H),3.63(s,3H),3.55-3.57(m,1H),3.34-3.44(m,1H),2.12(s,3H),2.01(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(チアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000204

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(240mg、0.48mmol)およびトリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(217mg、1.20mmol)のDMF(6.0mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(59.9mg、0.24mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(95.0mg、0.48mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製した。得られた生成物を分取SFCによってさらに精製して、生成物(57.0mg、20%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2221BrN] [M+H]:609.0;found:609.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.60(d,J=2.0 Hz,1H),8.20(d,J=2.0 Hz,1H),8.16(s,1H),7.78(d,J=3.2 Hz,1H),7.30(d,J=3.6 Hz,1H),6.26(d,J=5.6 Hz,1H),5.58(d,J=2.0 Hz,1H),4.99(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.76(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.64-4.67(m,1H),3.96-4.04(m,2H),3.39(s,3H),2.01(s,3H),1.90(s,3H).
中間体4
アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000205

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(4.0g、11.4mmol)およびカリウムチオアセタート(2.02g、17.1mmol)のDMF(25mL)中溶液を40℃で1時間撹拌した。混合物をEtOAcと飽和NaHCO水溶液に分配し、有機相を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(2.90g、52%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1419S] [M+Na]:412.1;found:411.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 6.25(d,J=5.3 Hz,1H),5.43(d,J=2.9 Hz,1H),5.40(dd,J=11.0,5.3 Hz,1H),4.16-3.97(m,3H),3.71(dd,J=10.9,3.3 Hz,1H),2.43(s,3H),2.16(s,3H),2.08(s,3H),2.04(s,3H).
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000206

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.30g、3.34mmol)および2-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロピリジン(843mg、4.01mmol)のDMF(6mL)中溶液に、ジエチルアミン(488mg、6.68mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(15mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物を白色固体(770mg、43%)として得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718BrClNS] [M+H]:537.0;found:537.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.13(d,J=2.4 Hz,1H),7.76(d,J=2.4 Hz,1H),6.05(d,J=5.6 Hz,1H),5.43(t,J=6.2 Hz,1H),5.27(dd,J=11.0,5.6 Hz,1H),4.47(dd,J=7.4,5.1 Hz,1H),4.08-4.01(m,1H),3.96(dq,J=7.9,5.6 Hz,2H).
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000207

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(770mg、1.43mmol)のMeOH(5.0mL)中溶液および触媒量のNaOMeをrtで20分間撹拌した。混合物を酸性イオン樹脂で中和し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた物質をDMF(5mL)に溶解した。ベンズアルデヒドジメチルアセタール(404mg、2.65mmol)、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(30.8mg、0.13mmol)を添加し、混合物を、ウォーターポンプを使用して真空下50℃で4時間撹拌した。rtに冷却した後、混合物を水(15mL)で希釈し、EtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物を得た。(300mg、42%)。ESI-MS m/z calcd for [C1816BrClNS] [M+H]:499.0,found:499.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.09(d,J=2.3 Hz,1H),7.82(d,J=2.3 Hz,1H),7.45(dd,J=7.5,1.9 Hz,2H),7.38-7.27(m,3H),5.91(d,J=5.3 Hz,1H),5.58(s,1H),4.64(dt,J=10.8,5.4 Hz,1H),4.36(d,J=3.0 Hz,1H),4.18(dd,J=12.8,1.4 Hz,1H),4.07-3.97(m,2H),3.65(dd,J=10.8,3.3 Hz,1H),2.59(d,J=5.7 Hz,1H).
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000208

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.60mmol)のDMF(8.0mL)中溶液に、酸化銀(I)(696mg、3.00mmol)、引き続いてヨードメタン(426mg、3.00mmol)を添加した。混合物をrtで48時間撹拌し、濾過した。濾液を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(240mg、78%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918BrClNS] [M+H]:513.0,found:513.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.08(d,J=2.4 Hz,1H),7.81(t,J=3.6 Hz,1H),7.46(dd,J=7.5,1.9 Hz,2H),7.31(ddd,J=6.7,5.1,1.5 Hz,3H),6.09(d,J=5.2 Hz,1H),5.56(s,1H),4.28-4.21(m,2H),4.13(dd,J=12.7,1.5 Hz,1H),4.07-4.04(m,1H),3.96(s,1H),3.76(dd,J=10.6,3.3 Hz,1H),3.50(s,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000209

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(230mg、0.45mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、Zn(14.6mg、0.22mmol)、Zn(CN)(52.6mg、0.45mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(20.2mg、0.036mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(32.8mg、0.036mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(105mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2018ClNS] [M+H]:460.1,found:460.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.44(d,J=2.1 Hz,1H),7.98(d,J=2.1 Hz,1H),7.46-7.39(m,2H),7.32-7.25(m,3H),6.06(t,J=7.6 Hz,1H),5.56(d,J=7.2 Hz,1H),4.27(t,J=5.2 Hz,1H),4.21(dd,J=10.6,5.2 Hz,1H),4.12(dd,J=13.0,1.8 Hz,1H),4.06(d,J=4.4 Hz,2H),3.71(dd,J=10.6,3.3 Hz,1H),3.52(s,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000210

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.28mmol)およびトリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(103mg、0.57mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(112mg、0.57mmol)および硫酸銅(II)五水和物(35.3mg、0.14mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(90mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2521ClN] [M+H]:569.1,found:569.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.50(d,J=2.1 Hz,1H),8.24(s,1H),8.02(d,J=2.1 Hz,1H),7.78(s,1H),7.32(ddd,J=9.1,7.6,4.0 Hz,6H),6.21(d,J=5.1 Hz,1H),5.46(s,1H),5.27(dd,J=11.3,2.7 Hz,1H),4.57(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.52(d,J=2.2 Hz,1H),4.32(s,1H),4.19(d,J=11.8 Hz,1H),4.09(d,J=12.0 Hz,1H),3.34(s,3H).
中間体5
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000211

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(630mg、1.27mmol)のDMF(10mL)中冷却溶液(0°C)に、CsCO(1.7g、5.0mmol)を添加し、混合物を10分間撹拌した。臭化ベンジル(0.31mL、2.54mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。水(50mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 12g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(460mg、62%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522BrClNS] [M+H]:589.0;found:589.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.07(d,J=2.4 Hz,1H),7.61(d,J=2.4 Hz,1H)7.45-7.42(m,2H),7.36-7.29(m,5H),7.26-7.21(m,3H),5.77(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(s,1H),4.75(d,J=11.6 Hz,1H),4.66(d,J=11.6 Hz,1H),4.44(dd,J=5.6,10.8 Hz,1H),4.28(d,J=2.8 Hz,1H),4.12-4.01(m,2H),3.96(s,1H),4.82(dd,J=3.2,10.4 Hz,1H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000212

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(460mg、0.78mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、Zn(25.4mg、0.39mmol)、Zn(CN)(182.5mg、1.56mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(34.6mg、0.062mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(28.5mg、0.031mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(187mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2622ClNS] [M+H]:536.1;found:536.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.41(d,J=2.4 Hz,1H),7.65(d,J=2.0 Hz,1H),7.43-7.41(m,2H),7.39-7.36(m,2H),7.34-7.26(m,6H),5.67(d,J=5.6 Hz,1H),5.54(s,1H),4.81(d,J=11.6 Hz,1H)4.64(d,J=11.6 Hz,1H),4.40(dd,J=10.8,5.2,1H),4.29(d,J=3.2 Hz,1H),4.07(t,J=4.0 Hz,3H),3.78(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000213

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(75mg、0.14mmol)およびトリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(38mg、0.21mmol)のDMF(2mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(14mg、0.07mmol)および硫酸銅(II)五水和物(17.6mg、0.07mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~3/2、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(74.0mg、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3125ClN] [M+H]:645.1,found:645.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.45(d,J=2.0 Hz,1H),8.23(s,1H),7.95(s,1H),7.67(d,J=2.0 Hz,1H),7.33-7.29(m,6H),7.19-7.14(m,5H),5.79(d,J=5.2 Hz,1H),5.45(s,1H),5.32(d,J=10.8 Hz,1H),4.76(q,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.56-4.44(m,3H),4.31(s,1H),4.17(d,J=12.4 Hz,1H),4.09-4.04(m,1H).
中間体6
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000214

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(620mg、1.15mmol)のDMF(10mL)中溶液に、炭酸セシウム(748mg、2.30mmol)、引き続いて5-(ブロモメチル)-1,3-ジフルオロ-2-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンゼン(420mg、1.20mmol)を添加し、混合物を25℃で3時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 40g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(700mg、79%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3328BrClFS] [M+H]:761.1;found:761.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.09(d,J=2.0 Hz,1H),7.75(d,J=2.4 Hz,1H),7.49-7.41(m,2H),7.34-7.26(m,5H),6.90-6.84(m,2H),6.82-6.79(m,2H),5.96(d,J=5.2 Hz,1H),5.56(s,1H),4.99(s,2H),4.60-4.50(m,2H),4.40(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.29(d,J=3.2 Hz,1H),4.14-4.02(m,2H),3.97(s,1H),3.81(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),3.72(s,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000215

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(700mg、0.91mmol)のDMF(10mL)中溶液に、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(103mg、0.18mmol)、Zn(89mg、0.14mol)、Zn(CN)(214mg、1.82mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(105mg、0.18mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/0~10/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(320mg、37%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3428ClFS] [M+NH:725.1,found:725.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.52(d,J=2.4 Hz,1H),7.96(d,J=2.0 Hz,1H),7.52-7.48(m,2H),7.41-7.32(m,5H),7.00-6.95(m,2H),6.89-6.85(m,2H),6.00(d,J=4.8 Hz,1H),5.63(s,1H),5.08(s,2H),4.72-4.62(m,2H),4.44(dd,J=10.4,4.8 Hz,1H),4.39(d,J=3.2 Hz,1H),4.20-4.10(m,2H),3.86(dd,J=10.4,2.8 Hz,1H),3.80(s,3H),3.79-3.77(m,1H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000216

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.16mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(75mg、0.36mmol)、硫酸銅(II)五水和物(40.0mg、0.16mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(32mg、0.16mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配した。水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM/CHOH=10/0~10/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(120mg、85%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3931ClF] [M+H]:817.1;found:817.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.57(d,J=2.0 Hz,1H),7.98(d,J=2.4 Hz,1H),7.88(s,1H),7.52-7.40(m,7H),7.31(d,J=8.8 Hz,2H),6.87-6.82(m,2H),6.74-6.67(m,2H),6.11(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(s,1H),5.43-5.34(m,1H),5.00(s,2H),4.95-4.88(m,1H),4.60-4.57(m,2H),4.49-4.40(m,2H),4.27-4.17(m,2H),3.79(s,3H).
中間体7
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000217

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.62mmol)のDMF(10mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(243mg、1.23mmol)、硫酸銅(II)五水和物(77.0mg、0.31mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(122mg、0.62mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を水(10mL)とDCM(10mL)に分配し、水相をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機相を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/5~1/1、Silica-CS 12g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(310mg、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2521ClFN] [M+H]:611.0;found:611.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 10.02(s,1H),8.12(s,1H),7.44(d,J=6.0 Hz,2H),7.33(s,5H),6.40(s,1H),6.15(d,J=5.1 Hz,1H),5.43(s,1H),5.23(dd,J=11.3,3.1 Hz,1H),4.53(dd,J=11.3,5.1 Hz,1H),4.42(d,J=3.0 Hz,1H),4.29(t,J=6.0 Hz,2H),4.15(d,J=12.4 Hz,1H),3.34(s,3H).
中間体8
3,4-ジクロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000218

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(600mg、1.72mmol)および3,4-ジクロロベンゼンチオール(369mg、2.06mmol)のDMF(10.0mL)中溶液に、CsCO(1.1g、3.43mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。水(30mL)を添加し、混合物をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(550mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819ClS] [M+NH:509.0,found:509.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.50(d,J=2.1 Hz,1H),7.31(d,J=8.4 Hz,1H),7.21(dd,J=8.5,2.2 Hz,1H),5.90(d,J=5.5 Hz,1H),5.40(d,J=2.7 Hz,1H),5.20(dd,J=10.9,5.5 Hz,1H),4.53(dd,J=7.0,5.4 Hz,1H),3.99(ddd,J=19.3,11.6,6.3 Hz,2H),3.87(dd,J=11.0,3.3 Hz,1H),2.12(s,3H),2.10(s,3H),1.93(s,3H)
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000219

3,4-ジクロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(550mg、1.12mmol)のMeOH(10.0mL)中溶液および触媒量のNaOMeをrtで30分間撹拌した。酸性樹脂を添加してpH値を6~7に調整した。固体を濾過によって除去し、濾液を濃縮して生成物(400mg、98%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213ClS] [M+NH:383.0,found:383.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.55(d,J=2.1 Hz,1H),7.33(d,J=8.4 Hz,1H),7.27(dd,J=8.4,2.1 Hz,1H),5.63(d,J=5.4 Hz,1H),4.49-4.33(m,1H),4.20(t,J=4.4 Hz,1H),4.12(s,1H),3.87(ddd,J=33.9,12.0,4.5 Hz,2H),3.49(dd,J=10.5,2.9 Hz,1H),2.87(s,1H),2.28(d,J=7.3 Hz,1H),2.09(d,J=12.5 Hz,1H).
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000220

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、1.09mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(416mg、2.73mmol)、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(76.1mg、0.33mmol)を添加した。ウォーターポンプを接続して混合物を50℃で4時間撹拌した。混合物をNaHCO水溶液(50mL)に滴加し、濾過した。白色固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(450mg、91%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917ClS] [M+H]:454.0,found:454.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.74(d,J=2.1 Hz,1H),7.60(d,J=8.5 Hz,1H),7.51-7.33(m,6H),6.18(s,1H),5.97(d,J=5.2 Hz,1H),5.67(s,1H),4.42(d,J=2.9 Hz,1H),4.31(dd,J=10.9,5.2 Hz,1H),4.16-4.04(m,1H),4.01(s,1H),3.92(d,J=12.5 Hz,1H),3.65(dd,J=10.9,3.3 Hz,1H).
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000221

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(20.0mg、0.044mmol)のDMF(2.0mL)中溶液に、NaH(油中60%、4.1mg、0.18mmol)を添加し、混合物を0℃で30分間撹拌した。2-ヨードプロパン(29.9mg、0.18mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(5mL)で希釈し、EtOAc(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、分取TLC(PE/EA=4/1、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(15mg、69%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2223ClS] [M+H]:496.1,found:496.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.50(d,J=2.1 Hz,1H),7.45(dd,J=7.5,1.9 Hz,2H),7.29(dd,J=10.1,4.9 Hz,4H),7.21(dd,J=8.5,2.1 Hz,1H),5.90(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(s,1H),4.31(dd,J=10.6,5.2 Hz,1H),4.25(d,J=3.0 Hz,1H),4.13(dd,J=12.6,1.4 Hz,1H),4.03(dd,J=15.8,3.1 Hz,2H),3.80(dt,J=12.2,6.1 Hz,1H),3.64(dd,J=10.6,3.3 Hz,1H),1.19(dd,J=14.2,6.1 Hz,6H).
中間体9
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000222

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.33mmol)のDMF(5mL)中溶液に、NaH(油中60%、26mg、0.65mmol)、引き続いてヨードメタン(92mg、0.65mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(150mg、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019ClS] [M+H]:468.1;found:468.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.52(d,J=2.0 Hz,1H),7.47-7.45(m,2H),7.33-7.29(m,5H),5.95(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(s,1H),4.26(d,J=3.2 Hz,1H),4.19-4.15(m,2H),4.08-4.04(m,2H),3.63(dd,J=10.8,3.6 Hz,1H),3.48(s,3H).
3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000223

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.30mmol)のDMF(5mL)中溶液に、4-(トリメチルシリル)エチニル)チアゾール-2-オール(95mg、0.46mmol)、硫酸銅(II)五水和物(38mg、0.11mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(30mg、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配した。水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/2、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(160mg、84%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522Cl] [M+H]:593.1;found:593.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 11.90(s,1 H),8.51(s,1H),7.86(d,J=2.0 Hz,1H),7.65(d,J=8.8 Hz,1H),7.54(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),7.40-7.33(m,5H),6.73(s,1H),6.60(d,J=4.8 Hz,1H),5.60(s,1H),5.17(dd,J=11.6,3.6 Hz,1H),4.59-4.54(m,2H),4.29(s,1H),4.15-3.96(m,2H),3.34(s,3H).
中間体10
1,2,4,6-テトラ-O-アセチル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-β-D-ガラクトピラノース
Figure 2022538635000224

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシド(600mg、1.61mmol)、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(396mg、2.01mmol)およびCuI(31mg、0.16mmol)のMeCN(20mL)中溶液に、DIPEA(0.55mL、3.21mmol)を添加し、混合物をrtで18時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、EtOAc/PE)によって精製して、生成物(521mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C192210S] [M+H]:499.1;found:498.9,H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 10.20(s,1H),7.94(s,1H),6.54(s,1H),5.90-5.80(m,2H),5.58(s,1H),5.22(d,J=12.1 Hz,1H),4.30-4.10(m,3H),2.18(s,3H),2.13(s,3H),2.06(s,3H),1.92(s,3H).
4,6-ジ-O-アセチル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-D-ガラクタール
Figure 2022538635000225

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-β-D-ガラクトピラノース(500mg、1.00mmol)のDCM(15mL)中冷却(0℃)溶液に、HBr/AcOH(1.04mL、6.02mmol)を添加した。混合物を25分でrtに到達させ、rtで6時間撹拌した後、混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液および水で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、得られた残渣をNHCl(401mg、7.50mmol)と共にMeCN(20mL)に溶解した。亜鉛(491mg、7.50mmol)を混合物に添加し、rtで4日撹拌した後、混合物を、EtOAcを使用して、シリカを通して濾過した。濾液を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、EtOAc/石油エーテル)によって精製して、生成物(25mg、7%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1516S] [M+H]:381.1;found:381.1,H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 10.73(s,1H),7.95(s,1H),6.76(dd,J=6.2,2.2 Hz,1H),6.59(s,1H),5.85(m,1H),5.65(d,J=3.6 Hz,1H),4.91(d,J=6.3 Hz,1H),4.51(t,J=6.5 Hz,1H),4.22(dd,J=6.5,2.9 Hz,2H),2.11(s,3H),1.98(s,3H).
中間体11
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000226

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.36mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(155mg、0.72mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(44.9mg、0.18mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(71.3mg、0.36mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製した。得られた物質を分取SFCによってさらに精製して、生成物(28mg、12%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2220BrClN] [M+H]:643.0;found:642.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.62(d,J=2.0 Hz,1H),8.20(d,J=2.0 Hz,1H),8.14(s,1H),7.06(s,1H),6.27(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(d,J=2.0 Hz,1H),5.00(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.72(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.64(t,J=6.0 Hz,1H),3.96-4.07(m,2H),3.39(s,3H),2.00(s,3H),1.91(s,3H).
中間体12
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-アジド-4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000227

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(230mg、0.64mmol)および3-ブロモ-5-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(154mg、0.76mmol)のDMF(5.0mL)中冷却(0℃)溶液に、ジエチルアミン(93.1mg、1.27mmol)を添加し、混合物を0℃で8時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(203mg、64%、α/β=0.25:1)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718BrNS] [M+H]:500.0;found:500.0.
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-アジド-4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.58(d,J=2.0 Hz,1H),8.08(d,J=2.0 Hz,1H),6.07(d,J=5.6 Hz,1H),5.35(d,J=2.8 Hz,1H),4.37-4.41(m,1H),4.06-4.10(m,1H),3.90-3.95(m,1H),3.75(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.49(s,3H),3.32-3.38(m,1H),2.10(s,3H),1.90(s,3H).
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-アジド-4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.62(d,J=2.0 Hz,1H),8.08(d,J=2.0 Hz,1H),5.35(d,J=2.8 Hz,1H),4.74(d,J=9.2 Hz,1H),4.06-4.10(m,1H),3.90-3.95(m,2H),3.64(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.56(s,3H),3.32-3.38(m,1H),2.11(s,3H),2.02(s,3H).
3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000228

3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-アジド-4,6-ジアセチル-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(203mg、0.41mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(175mg、0.81mmol)のDMF(6.0mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(50.7mg、0.20mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(80.4mg、0.41mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製した。得られた物質を分取SFCによってさらに精製して、生成物(35mg、13%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2220BrClN] [M+H]:643.0;found:643.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.64(d,J=2.0 Hz,1H),8.13(s,1H),8.11(d,J=2.0 Hz,1H),7.07(s,1H),6.22(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(d,J=2.4 Hz,1H),4.96(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.71(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.59-4.62(m,1H),4.01-4.06(m,2H),3.34(s,3H),2.01(s,3H),1.91(s,3H).
中間体13
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000229

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.28mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(103mg、0.57mmol)のDMF(5mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(112mg、0.57mmol)および硫酸銅(II)五水和物(35.3mg、0.14mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(70mg、41%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2520Cl] [M+H]:603.0,found:603.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.50(d,J=2.1 Hz,1H),8.24(s,1H),8.02(d,J=2.1 Hz,1H),7.36-7.28(m,5H),7.05(s,1H),6.21(d,J=5.2 Hz,1H),5.45(s,1H),5.26(dt,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.58-4.46(m,2H),4.32(s,1H),4.19(dd,J=12.9,1.4 Hz,1H),4.09-4.00(m,1H),3.34(s,3H).
中間体14
3-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000230

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(280mg、0.78mmol)および3-クロロ-5-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(146mg、0.93mmol)のDMF(5.0mL)中冷却(0℃)溶液に、ジエチルアミン(113mg、1.55mmol)を添加し、混合物を0℃で8時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~3/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(260mg、74%、α/β=0.25:1)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718ClNS] [M+H]:456.1;found:456.1.
3-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.55(d,J=2.0 Hz,1H),8.08(d,J=1.6 Hz,1H),6.02(d,J=5.6 Hz,1H),5.34(d,J=2.8 Hz,1H),4.37-4.39(m,1H),3.91-4.01(m,2H),3.74(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),3.49(s,3H),3.32-3.38(m,1H),2.11(s,3H),1.91(s,3H).
3-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.57(d,J=2.0 Hz,1H),7.30(d,J=1.6 Hz,1H),5.34(d,J=2.8 Hz,1H),4.68(d,J=9.6 Hz,1H),3.91-4.01(m,2H),3.86-3.88(m,1H),3.57(s,3H),3.55-3.36(m,1H),3.32-3.38(m,1H),2.12(s,3H),2.03(s,3H).
3-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000231

3-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(260mg、0.57mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(246mg、1.14mmol)のDMF(6.0mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(71.2mg、0.29mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(113mg、0.57mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製した。得られた物質を分取SFCによってさらに精製して、生成物(48mg、14%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2220Cl] [M+H]:599.0;found:599.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.60(d,J=2.0 Hz,1H),8.15(s,1H),7.98(d,J=2.0 Hz,1H),7.07(s,1H),6.25(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(d,J=2.0 Hz,1H),5.00(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.71(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.60-4.63(m,1H),4.01-4.07(m,2H),3.34(s,3H),2.01(s,3H),1.90(s,3H).
中間体15
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000232

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(70mg、0.15mmol)および2-(2-クロロチアゾール-4-イル)エチニルトリメチルシラン(65.7mg、0.30mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(60.3mg、0.30mmol)および硫酸銅(II)五水和物(19.0mg、0.076mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(55mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2520Cl] [M+H]:603.0;found:603.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.49(s,1H),8.13(s,1H),8.02(d,J=2.4 Hz,1H),7.74(s,1H),7.33(m,5H),6.20(d,J=5.2 Hz,1H),5.46(s,1H),5.26(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.55(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.49(d,J=2.4 Hz,1H),4.31(s,1H),4.20(d,J=12.4 Hz,1H),4.09(d,J=12.4 Hz,1H),3.32(s,3H).
中間体16
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000233

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.19mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(54.5mg、0.28mmol)、CuI(10.6mg、0.056mmol)、CsF(42.2mg、0.28mmol)およびDIPEA(0.127mL、0.74mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(EA/PE=5~40%、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(54mg、48%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522ClFN] [M+H]:610.0;found:610.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.15(s,1H),7.83(d,J=6.3 Hz,2H),7.39(d,J=2.0 Hz,5H),6.89(s,1H),6.60(d,J=4.9 Hz,1H),5.60(s,1H),5.32(s,1H),5.11(d,J=10.9 Hz,1H),4.73(d,J=11.7 Hz,1H),4.26(s,1H),4.09(s,1H),3.93(d,J=12.6 Hz,1H),3.32-3.29(s,3H).
中間体17
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000234

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(105mg、0.23mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(67.2mg、0.34mmol)のDMF(5.0mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(67.8mg、0.34mmol)および硫酸銅(II)五水和物(28.5mg、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(75mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522ClN] [M+H]:584.1,found:584.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.48(d,J=2.1 Hz,1H),8.01(d,J=2.1 Hz,1H),7.95(d,J=3.5 Hz,1H),7.38-7.28(m,5H),7.04(s,1H),6.19(d,J=5.1 Hz,1H),5.45(s,1H),5.22(dd,J=11.3,3.0 Hz,1H),5.06(s,2H),4.55(dd,J=11.3,5.2 Hz,1H),4.47(d,J=2.7 Hz,1H),4.29(s,1H),4.23(dd,J=14.7,8.0 Hz,1H),4.08(dd,J=17.1,5.6 Hz,1H),3.31(d,J=6.5 Hz,3H).
中間体18
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000235

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(220mg、0.43mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液に、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナン(108mg、0.86mmol)、KCO(178mg、1.28mmol)およびPd(PPh(160mg、0.13mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で6時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/0~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(100mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2021ClNS] [M+H]:449.1;found:449.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.29(d,J=2.4 Hz,1H),7.87(d,J=2.4 Hz,1H),7.59-7.48(m,2H),7.45-7.33(m,3H),6.09(d,J=5.2 Hz,1H),5.63(s,1H),4.38-4.02(m,5H),3.79(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.55(s,3H),2.58(s,3H).
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000236

5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.22mmol)のDMF(3mL)中溶液に、2-アミン-4-[(トリメチルシリル)エチニル]チアゾール(86mg、0.44mmol)、硫酸銅(II)五水和物(27.0mg、0.11mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(22mg、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/0~10/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(85mg、66%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2525ClN] [M+H]:573.1;found:573.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.38(d,J=2.0 Hz,1H),8.24-8.05(m,2H),7.47-7.32(m,5H),7.05(s,2H),6.90(s,1H),6.71(d,J=5.2 Hz,1H),5.60(s,1H),5.28-5.14(m,1H),4.81-4.68(m,1H),4.64-4.52(m,1H),4.21(s,1H),4.16-4.04(m,1H),4.00-3.85(m,1H),3.32(s,3H),2.57(s,3H).
中間体19
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000237

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-2-O-ベンジル-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(136mg、0.25mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(75.0mg、0.38mmol)のDMF(3.0mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(25.2mg、0.13mmol)および硫酸銅(II)五水和物(31.7mg、0.13mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=3/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(99mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3126ClN] [M+H]:660.1;found:660.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)8.43(d,J=2.0 Hz,1H),7.74(s,1H),7.66(d,J=2.0 Hz,1H),7.31-7.16(m,11H),5.79(d,J=4.0 Hz,1H),5.42(s,1H),5.23(s,1H),4.78(s,1H),4.56-4.44(m,3H),4.30(s,1H),4.20-4.01(m,2H).
中間体20
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000238

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(320mg、0.63mmol)のDMF(5mL)中溶液に、炭酸セシウム(618mg、1.90mmol)、引き続いてヨードエタン(296mg、1.90mmol)を添加し、混合物を25℃で5時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(300mg、85%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020BrClNS] [M+H]:527.0;found:527.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.32(d,J=2.4 Hz,1H),8.11(d,J=2.4 Hz,1H),7.51-7.31(m,5H),6.66(d,J=5.2 Hz,1H),5.68(s,1H),4.41(d,J=3.2 Hz,1H),4.23-4.13(m,1H),4.11-4.03(m,1H),4.00-3.87(m,3H),3.83-3.73(m,1H),3.63-3.53(m,1H),1.15(t,J=7.0 Hz,3H).
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000239

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.54mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液に、2,4,6-トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナン(203mg、1.62mmol)、KCO(224mg、1.62mmol)およびPd(PPh(202mg、0.16mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で6時間撹拌した。rtに冷却した後、混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(130mg、49%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2123ClNS] [M+H]:463.1;found:462.9.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.36(d,J=2.2 Hz,1H),8.02(d,J=2.4 Hz,1H),7.47-7.31(m,5H),6.49(d,J=5.2 Hz,1H),5.68(s,1H),4.40(d,J=3.2 Hz,1H),4.20-3.70(m,6H),3.61-3.50(m,1H),2.52(s,3H),1.15(t,J=7.0 Hz,3H).
5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000240

5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.27mmol)のDMF(3mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(100mg、0.53mmol)、硫酸銅(II)五水和物(66.0mg、0.27mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(53mg、0.27mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/0~10/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(115mg、57%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2627ClN] [M+H]:587.1;found:587.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.31(d,J=2.2 Hz,1H),8.16(s,1H),8.11(d,J=2.4 Hz,1H),7.43(dd,J=6.7,3.2 Hz,2H),7.38-7.30(m,3H),6.95(s,1H),6.43(d,J=5.2 Hz,1H),5.58(s,1H),5.32(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.84-4.76(m,1H),4.62(d,J=3.2 Hz,1H),4.29(s,1H),4.23-4.02(m,2H),3.85-3.67(m,1H),3.52-3.39(m,1H),2.64(s,3H),1.01(t,J=7.0 Hz,3H).
中間体21
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000241

マイクロ波管内の2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(350mg、0.68mmol)および5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(281mg、1.36mmol)の1,4-ジオキサン/水(3.3mL、10:1)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(47.8mg、0.068mmol)およびKCO(282mg、2.04mmol)を添加した。アルゴンを溶液に通気することによって混合物を脱気し、次いで、これをマイクロ波反応器中100℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~1/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(260mg、74%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2321ClNS] [M+H]:513.1;found:513.1.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 9.22(s,1H),9.01(s,2H),8.49(d,J=2.4 Hz,1H),8.03(d,J=2.4 Hz,1H),7.42(m,2H),7.35-7.26(m,3H),5.86(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),4.19(d,J=2.4 Hz,1H),4.12(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.07-3.93(m,2H),3.72(s,1H),3.54(dd,J=10.4,2.8 Hz,1H),3.37(s,3H).
5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000242

5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.25mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(59.7mg、0.30mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(100mg、0.51mmol)および硫酸銅(II)五水和物(31.6mg、0.13mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(70mg、43%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2825ClN] [M+H]:637.1;found:637.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 9.32(s,1H),9.15(s,2H),8.74(s,1H),8.41(s,1H),8.12(s,1H),7.37(s,5H),7.04(s,2H),6.88(s,1H),6.54(d,J=2.8 Hz,1H),5.57(s,1H),5.01(d,J=10.8 Hz,1H),4.69(d,J=7.6 Hz,1H),4.49(s,1H),4.15-3.74(m,3H),3.17(s,3H).
中間体22
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000243

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.35mmol)の1,4-ジオキサン(4.0mL)中溶液に、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(144mg、0.70mmol)、KCO(145mg、1.05mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(12.3mg、0.018mmol)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中、100℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAc(100mL)に溶解し、水(80mL)およびブライン(80mL)で洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(130mg、73%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2422ClNS] [M+H]:512.1;found:511.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.55(d,J=2.0 Hz,1H),8.10(d,J=2.0 Hz,1H),7.72-7.62(m,1H),7.58-7.31(m,8H),5.93(d,J=5.2 Hz,1H),5.59(s,1H),4.26(d,J=2.4 Hz,1H),4.19(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.16-4.09(m,1H),4.07-4.01(m,1H),3.81-3.75(m,1H),3.63(dd,J=10.8,2.4 Hz,1H),3.43(s,3H).
5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000244

5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.16mmol)のDMF(4mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(36.8mg、0.19mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(31.0mg、0.16mmol)、硫酸銅(II)五水和物(39.0mg、0.16mmol)およびCsF(23.7mg、0.16mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC[MeCN/HO(0.01%TFA)、X-Select10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(60mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2926ClN] [M+H]:636.1;found:636.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.68(d,J=2.0 Hz,1H),8.43(d,J=2.0 Hz,1H),8.37-8.28(m,1H),8.38-7.99(m,3H),7.49-7.30(m,6H),7.11-6.93(m,1H),6.42-6.25(m,1H),5.55(s,1H),5.30-5.08(m,1H),4.79-4.49(m,2H),4.31-3.90(m,3H),3.25(s,3H).
中間体23
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000245

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(320mg、0.62mmol)のDMF(5mL)中溶液に、3-ピリジルボロン酸(153mg、1.25mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(91mg、0.013mmol)およびKCO(172mg、1.25mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=10/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV 254)によって精製して、生成物(150mg、47%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2422ClNS] [M+H]:512.1,found:512.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.90(s,1H),8.65(d,J=3.6 Hz,1H),8.47(d,J=2.0 Hz,1H),8.12(d,J=8.0 Hz,1H),8.02(d,J=2.4 Hz,1H),7.52-7.49(m,1H),7.43-7.39(m,2H),7.33-7.28(m,3H),5.87(d,J=4.8 Hz,1H),5.52(s,1H),4.19(d,J=2.8 Hz,1H),4.13-4.04(m,2H),3.99(d,J=12.8 Hz,1H),3.72(d,J=4.4 Hz,1H),3.57(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.36(s,3H).
5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000246

5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(72mg、0.14mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(30.4mg、0.16mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(14.0mg、0.07mmol)および硫酸銅(II)五水和物(17.6mg、0.07mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=60/1~20/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(73mg、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2926ClN] [M+H]:636.1,found:636.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.50(s,1H),8.24(s,1H),8.09-8.04(m,2H),7.81(s,1H),7.60-7.40(bs,1H),7.27-7.21(m,6H),6.97-6.69(m,1H),6.09(d,J=2.8 Hz,1H),5.39(s,1H),4.99(s,1H),4.62-4.39(m,2H),3.99-3.88(m,3H),3.08(s,3H).
中間体24
5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル]ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000247

2-ブロモ-5-クロロ-3-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.78mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中溶液に、tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシラート(361mg、1.17mmol)、KCO(215mg、1.56mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(546mg、0.78mmol)およびHO(1mL)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中、100℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAc(100mL)に溶解し、水(80mL)およびブライン(80mL)で洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(220mg、46%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2934ClNS] [M+Na]:638.2;found:637.9.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.29(d,J=2.0 Hz,1H),7.89(d,J=2.0 Hz,1H),7.48-7.45(m,1H),7.35-7.27(m,4H),5.99-5.82(m,2H),5.56(s,1H),4.26(d,J=3.2 Hz,1H),4.20(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.16-4.11(m,1H),4.09-4.03(m,2H),3.92(d,J=11.6 Hz,1H),3.71-3.57(m,4H),3.45(s,3H),2.57-2.41(m,2H),1.44(s,9H).
5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000248

5-クロロ-2-[1-(N-tert-ブトキシカルボニル)-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル]ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.65mmol)のDCM(15mL)中溶液に、TFA(2.41mL、32.5mmol)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌し、EtN(4mL)を0℃で添加した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(0.01%TFA)、X-Select10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(97mg、35%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1722ClNS] [M+H]:428.1;found:428.0.H NMR(400 MHz,CDOD)δ 8.35(d,J=2.0 Hz,1H),8.25(d,J=2.0 Hz,1H),6.09(d,J=5.2 Hz,1H),6.05-5.95(m,1H),4.16-4.04(m,2H),4.00(d,J=2.4 Hz,1H),3.73-3.55(m,5H),3.51(s,3H),3.18-3.13(m,2H),2.61-2.48(m,2H).
中間体25
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000249

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-(4-メトキシベンジルオキシ)ベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.16mmol)のDMF(5mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(94mg、0.48mmol)、硫酸銅(II)五水和物(40.0mg、0.16mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(32mg、0.16mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(60mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3932ClF] [M+H]:832.2;found:832.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.36(s,1H),7.96(d,J=2.0 Hz,1H),7.34-7.22(m,6H),6.83-6.76(m,6H),6.18(d,J=4.8 Hz,1H),5.41-5.35(m,2H),5.01-4.96(m,3H),4.66-4.55(m,2H),4.42-4.36(m,2H),4.25(d,J=12.8 Hz,1H),4.10(d,J=13.2 Hz,1H),3.75(s,3H).
中間体26
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000250

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.58mmol)のDMF(3mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(230mg、1.13mmol)、硫酸銅(II)五水和物(73.0mg、0.29mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(58mg、0.29mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(260mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2422BrClN] [M+H]:637.0;found:637.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.14(d,J=2.4 Hz,1H),7.99(s,2H),7.19-7.16(m,5H),6.84(s,2H),6.70(s,1H),6.66(d,J=5.2 Hz,1H),5.39(s,1H),5.00(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.61(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.37(d,J=2.4,1H),3.97(s,1H),3.90-3.73(m,2H),3.11(s,3H).
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000251

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.20mmol)およびトリブチル(2-ピリジル)スタナン(75.0mg、0.20mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(14.3mg、0.020mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、110℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(35.0mg、27%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2926ClN] [M+H]:636.1;found:635.5.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.65(s,1H),8.34(s,1H),8.18(s,1H),8.14(s,1H),7.86(d,J=8.0 Hz,1H),7.75(t,J=7.6 Hz,1H),7.26(m,7H),6.15(s,1H),5.37(s,1H),5.31(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.54(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.43(s,1H),4.31(s,1H),4.24(d,J=12.8 Hz,1H),4.08(d,J=12.8 Hz,1H),3.18(s,3H).
中間体27
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000252

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(260mg、0.38mmol)のDCM(20mL)中溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(5.0mg、0.038mmol)、ジ-tert-ブチルジカーボナート(166mg、0.76mmol)およびEtN(154mg、1.52mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(180mg、58%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2930BrClN] [M+H]:737.1;found:736.9.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 11.62(s,1H),8.36(d,J=2.4 Hz,1H),8.29(s,1H),8.19(d,J=2.4 Hz,1H),7.46(s,1H),7.41-7.36(m,5H),6.87(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),5.24(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.84(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.60(d,J=3.6,1H),4.19(s,1H),4.12-3.96(m,2H),3.34(s,3H),1.47(s,9H).
5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000253

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.22mmol)のDMF(3mL)中溶液に、トリブチル(オキサゾール-2-イル)スタナン(236mg、0.66mmol)、Pd(PPh(46mg、0.066mmol)およびCsF(67mg、0.44mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、60℃で3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/2、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(120mg、53%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3232ClN] [M+H]:726.1;found:726.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 11.62(s,1H),8.62(d,J=2.0 Hz,1H),8.39(d,J=2.0 Hz,1H),8.38(s,1H),8.27(s,1H),7.54-7.53(m,1H),7.46(s,1H),7.41-7.36(m,5H),6.84(d,J=5.2 Hz,1H),5.60(s,1H),5.24(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.81(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.57(d,J=3.2,1H),4.15(s,1 H),4.06-3.94(m,2H),3.30(s,3H),1.49(s,9H).
中間体28
3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000254

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.21mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(54.5mg、0.28mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.0mg、0.28mmol)および硫酸銅(II)五水和物(26.7mg、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(90mg、71%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2523Cl] [M+H]:592.1;found:592.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.14(s,1H),7.87(d,J=2.0 Hz,1H),7.64(d,J=8.4 Hz,1H),7.55(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),7.38(m,5H),7.05(s,2H),6.90(s,1H),6.57(d,J=5.2 Hz,1H),5.60(s,1H),5.12(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.72(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.57(d,J=2.8 Hz,1H),4.26(s,1H),4.12(d,J=12.4 Hz,1H),3.95(d,J=12.4 Hz,1H),3.32(s,3H).
中間体29
5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000255

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.16mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリブチル(チアゾール-2-イル)スタナン(122mg、0.33mmol)、Pd(PPh(34mg、0.049mmol)およびCsF(50mg、0.33mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(50mg、21%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3232ClN] [M+H]:742.1;found:742.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 11.61(s,1H),8.53(d,J=2.0 Hz,1H),8.29(s,1H),8.23-8.21(m,2H),7.47(d,J=2.8 Hz,1H),7.39-7.38(m,5H),7.14(d,J=5.2 Hz,1H),6.76(d,J=5.2 Hz,1H),5.59(s,1H),5.21(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.86(m,1H),4.59(d,J=2.8,1H),4.20(s,1H),4.10-4.08(m,1H),3.95-3.92(m,1H),3.37(s,3H),1.49(s,9H).
中間体30
tert-ブチルN-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート
Figure 2022538635000256

4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(200mg、1.02mmol)のDCM(30mL)中溶液に、ジ-tert-ブチルジカーボナート(445mg、2.04mmol)、EtN(0.568mL、4.07mmol)および4-ジメチルアミノピリジン(12.4mg、0.10mmol)を添加し、混合物をrtで5時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をジエチルエーテル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~10/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(230mg、74%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1320SSi] [M+H]:297.1;found:297.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.99(s,1H),7.07(s,1H),1.53(s,9H),0.23(s,9H).
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000257

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.10g、2.20mmol)および3-クロロ-4-トリフルオロメチルベンゼンチオール(562mg、2.64mmol)のDMF(15mL)中溶液に、炭酸セシウム(1.43g、4.4mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。水(200mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機層をブライン(3×100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(0.6g、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClFS] [M+NH:543.1;found:543.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.73(d,J=0.8 Hz,1H),7.71(d,J=8.4 Hz,1H),7.56(dd,J=8.4,1.2 Hz,1H),6.20(d,J=5.6 Hz,1H),5.51(d,J=2.8 Hz,1H),5.27(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.63(dd,J=8.0,4.4 Hz,1H),4.23(dd,J=11.2,3.6 Hz,1H),4.12-3.97(m,2H),2.14(s,3H),2.13(s,3H),1.86(s,3H).
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000258

3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(0.60g、1.12mmol)のMeOH(20mL)中溶液に、固体ナトリウムメトキシド(0.03g、0.56mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を蒸発させ、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(430mg、95%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1313ClFS] [M+NH:417.0;found:417.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.77(s,1H),7.66-7.60(m,2H),5.86(d,J=5.2 Hz,1H),4.42-4.38(m,1H),4.20-4.17(m,1H),4.03(d,J=2.0 Hz,1H),3.70-3.61(m,2H),3.51(dd,J=10.8,2.8 Hz,1H).
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000259

3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(430mg、1.06mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(484mg、3.18mmol)、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(73.8mg、0.32mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。NaHCO水溶液(100mL)を混合物に添加した。沈殿を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(350mg、66%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2017ClFS] [M+H]:488.1;found:488.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.72(s,1H),7.68(d,J=8.4 Hz,1H),7.57(dd,J=8.4,0.8 Hz,1H),7.50-7.48(m,2H),7.37-7.34(m,3H),6.01(d,J=5.2 Hz,1H),5.66(s,1H),4.53(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.43(d,J=2.8 Hz,1H),4.17-4.03(m,3H),3.62(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000260

3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(350mg、0.70mmol)のDMF(15mL)中溶液に、炭酸セシウム(455mg、1.40mmol)、引き続いてヨードメタン(198mg、1.40mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(310mg、86%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2119ClFS] [M+H]:502.1;found:502.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.75(s,1H),7.69(d,J=8.4 Hz,1H),7.59(d,J=8.0 Hz,1H),7.50-7.49(m,2H),7.36-7.35(m,3H),6.37(d,J=5.2 Hz,1H),5.65(s,1H),4.39(s,1H),4.23-4.19(m,1H),4.16-4.03(m,3H),3.73(dd,J=10.8,2.8 Hz,1H),3.52(s,3H).
3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000261

3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(310mg、0.60mmol)のDMF(10mL)中溶液に、tert-ブチルN-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(214mg、0.72mol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(60mg、0.3mmol)および硫酸銅(II)五水和物(75.0mg、0.30mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(260mg、58%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3131ClF] [M+H]:726.1;found:726.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 11.58(s,1H),8.23(s,1H),7.90(s,1H),7.81(d,J=8.4 Hz,1H),7.67(d,J=9.2 Hz,1H),7.43(s,1H),7.38-7.37(m,5H),6.76(d,J=5.2 Hz,1H),5.59(s,1H),5.16(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.76(dd,J=11.6,5.2 Hz 1H),4.57(d,J=3.2 Hz,1H),4.22(s,1H),4.11-3.95(m,2H),3.30(s,3H),1.47(s,9H).
中間体31
3-クロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000262

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(0.9g、2.57mmol)および3-クロロベンゼンチオール(507mg、3.51mmol)のDMF(20mL)中溶液に、炭酸セシウム(1.26g、3.86mmol)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。水を添加し(50mL)、混合物をEtOAc(200mL)で抽出した。有機層をブライン(80mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(850mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1820ClNS] [M+Na]:480.1;found:480.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.49-7.45(m,1H),7.35-7.30(m,1H),7.26-7.20(m,2H),5.99(d,J=5.6 Hz,1H),5.47(d,J=2.4 Hz,1H),5.28(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.69-4.58(m,1H),4.17-4.05(m,1H),4.05-4.00(m,1H),3.99-3.92(m,1H),2.18(s,3H),2.16(s,3H),1.99(s,3H).
3-クロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000263

3-クロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(850mg、1.86mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、NaOMe(100mg)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を酸性樹脂で中和し、濾過し、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~1/2、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(600mg、97%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1214ClNS] [M+Na]:354.0;found:354.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.61-7.57(m,1H),7.51-7.46(m,1H),7.31-7.24(m,2H),5.66(d,J=5.6 Hz,1H),4.38(dd,J=10.8,5.6 Hz,1H),4.28(t,J=6.0 Hz,1H),4.05(d,J=2.0 Hz,1H),3.67(ddd,J=18.0,11.2,6.0 Hz,2H),3.49(dd,J=10.8,2.8 Hz,1H).
3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000264

3-クロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(600mg、1.81mmol)のDMF(5mL)中溶液に、D(+)-10-カンファースルホン酸(126mg、0.54mmol)およびベンズアルデヒドジメチルアセタール(826mg、5.43mmol)を添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(470mg、62%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918ClNS] [M+H]:420.1;found:420.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.55(t,J=1.6 Hz,1H),7.53-7.47(m,2H),7.47-7.42(m,1H),7.40-7.25(m,5H),5.81(d,J=5.2 Hz,1H),5.67(s,1H),4.50(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.45(d,J=2.8 Hz,1H),4.21-4.16(m,2H),4.10-4.02(m,1H),3.61(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000265

3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.42mmol)のDMF(5mL)中溶液に、炭酸セシウム(207mg、0.64mmol)、引き続いてヨードメタン(79.1μL、1.27mmol)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。氷水を混合物に添加し、沈殿を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(160mg、87%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020ClNS] [M+Na]:456.1;found:456.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.56(t,J=1.6 Hz,1H),7.53-7.43(m,3H),7.38-7.27(m,5H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),5.65(s,1H),4.40(d,J=3.2 Hz,1H),4.22-4.13(m,3H),4.11-3.98(m,1H),3.71(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.53(s,3H).
3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000266

3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.23mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(49.8mg、0.25mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(45.7mg、0.23mmol)および硫酸銅(II)五水和物(57.5mg、0.23mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水を添加し(50mL)、混合物をEtOAc(80mL)で抽出した。有機層をブライン(80mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=2/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(70mg、54%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2524ClN] [M+H]:558.1;found:558.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.15(s,1H),7.63(t,J=1.6 Hz,1H),7.52(dt,J=7.2,1.6 Hz,1H),7.46-7.39(m,2H),7.37-7.30(m,5H),6.94(s,1H),6.32(d,J=5.2 Hz,1H),5.57(s,1H),5.24(dd,J=11.4,3.2 Hz,1H),4.68(dd,J=11.4,5.2 Hz,1H),4.60(d,J=2.8 Hz,1H),4.39(s,1H),4.28-4.16(m,1H),4.12-4.06(m,1H),3.39(s,3H).
中間体32
3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000267

3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(40mg、0.078mmol)のDMF(3.0mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(38.4mg、0.20mmol)、CuI(4.48mg、0.024mmol)、CsF(23.8mg、0.16mmol)およびDIPEA(67.1μL、0.39mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(10mL)を添加し、混合物をEtOAc(2×5mL)で抽出した。有機層を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(EA/PE=1/20~1/1、Silica-CS 12g、15mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(25mg、33%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2322ClFN] [M+H]:634.0;found:634.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.83(s,1H),7.50(d,J=6.1 Hz,2H),7.10(s,1H),6.11(d,J=5.5 Hz,1H),6.07-5.93(m,1H),5.62(d,J=2.1 Hz,1H),5.36-5.05(m,3H),4.83(d,J=5.1 Hz,1H),4.17-4.07(m,2H),2.07(d,J=12.4 Hz,6H),1.99(s,3H).
中間体33
3-ブロモ-5-フルオロ-2-トリフルオロメチルピリジン
Figure 2022538635000268

3-ブロモ-5-フルオロ-2-ヨードピリジン(800mg、2.65mmol)のDMF(15mL)中溶液に、CuI(3.53g、18.6mmol)およびメチルフルオロスルホニルジフルオロアセタート(3.56g、18.6mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、80℃で3時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水(50mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×15mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1~2.5/1、Silica-CS 40g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(400mg、62%)を得た。GCMS m/z calcd for [CBrFN] [M]:242.9;found:243.0.
3-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-チオール
Figure 2022538635000269

3-ブロモ-5-フルオロ-2-トリフルオロメチルピリジン(410mg、1.68mmol)のDMF(10mL)中溶液に、NaS(393mg、5.04mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、rtで3時間撹拌した。NaOH(10%水溶液)を添加してpHをおよそ9に調整し、混合物をジエチルエーテル(3×30mL)で洗浄した。水層を、NaHSO(2M)を使用してpH3に酸性化し、水相をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、蒸発させて、生成物(280mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrFNS] [M-H]:255.9;found:255.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.43(m,1H),8.19(m,1H),3.66(m,1H).
5-メチル-4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン
Figure 2022538635000270

4-ブロモ-1-トリメチルシリル-ペンタ-1-イン-3-オン(2.20g、9.43mmol)のDMF(10mL)中溶液に、チオ尿素(1.08g、14.2mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(50mL)を添加し、混合物をEA(5×20mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物(1.2g、61%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C14SSi] [M+H]:211.1;found:211.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 4.79(s,2H),2.35(s,3H).
3-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000271

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(759mg、2.17mmol)および3-ブロモ-2-トリフルオロメチルピリジン-5-チオール(280mg、1.09mmol)のDMF(20mL)中溶液に、炭酸セシウム(707mg、2.17mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、rtで8時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1~2.5/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(300mg、48%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818BrFS] [M+H]:571.0;found:571.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.53(d,J=1.6 Hz,1H),8.07(d,J=1.6 Hz,1H),6.06(d,J=5.2 Hz,1H),5.42(d,J=2.8 Hz,1H),5.25(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.48(dd,J=7.6,4.8 Hz,1H),4.12-4.02(m,1H),3.92(m,1H),3.65(dd,J=7.2,5.2 Hz,1H),2.13(s,3H),2.11(s,3H),1.91(s,3H).
3-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノ-5-メチルチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000272

3-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(40mg、0.07mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CuI(4.0mg、0.021mmol)、CsF(21.3mg、0.14mmol)、5-メチル-4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(29.5mg、0.14mmol)およびDIPEA(59.9μL、0.35mmol)を添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。水(10mL)を添加し、混合物をDCM(2×5mL)で抽出した。合わせた有機層を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~1/1、Silica-CS 20g、200mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(13mg、26%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2424BrF] [M+H]:709.0;found:709.0.
中間体34
4-メチル-2-((トリメチルシリル)エチニル)チアゾール
Figure 2022538635000273

ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(91mg、0.13mmol)およびCuI(48mg、0.25mmol)のTHF(3.4mL)およびEtN(1.7mL)中窒素パージ溶液に、2-ブロモ-4-メチルチアゾール(445mg、2.50mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(0.416mL、3.00mmol)を添加し、混合物を50℃で2.5時間撹拌した。混合物を、celiteプラグを通して濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(200mg、41%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C13NSSi] [M+H]:196.1;found:196.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 6.90(s,1H),2.48(s,3H),0.28(s,9H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000274

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(210mg、0.42mmol)および4-メチル-2-((トリメチルシリル)エチニル)チアゾール(164mg、0.84mmol)のDMF(5.0mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(52.4mg、0.21mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(83.2mg、0.42mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製した。得られた物質を分取SFCによってさらに精製して、生成物(52mg、20%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2323BrN] [M+H]:623.0;found:623.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.65(d,J=2.0 Hz,1H),8.24(d,J=2.0 Hz,1H),8.17(s,1H),6.88(s,1H),6.30(d,J=5.2 Hz,1H),5.59(d,J=2.0 Hz,1H),5.05(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.80-4.76(m,1H),4.70-4.67(m,1H),4.11-3.98(m,2H),3.44(s,3H),2.46(s,3H),2.04(s,3H),1.94(s,3H).
中間体35
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000275

2-ブロモ-3-フルオロ-5-メチルピリジン(300mg、1.58mmol)のDMF(10mL)中溶液に、NaS(246mg、3.16mmol)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中、100℃で1時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(300mg、0.86mmol)およびCsCO(559mg、1.72mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)で抽出し、ブラインで洗浄した。有機相を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、粗生成物を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1821BrNS] [M+H]:517.0;found:517.0.
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000276

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.33mmol)のMeOH/EtN/HO(9mL、5:3:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(65mg)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1215BrNS] [M+H]:391.0;found:391.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.00(d,J=1.2 Hz,1H),7.86(d,J=2.0 Hz,1H),6.03(d,J=4.8 Hz,1H),5.85(d,J=5.2 Hz,1H),5.30(d,J=6.0 Hz,1H),4.60(t,J=6.0 Hz,1H),4.28(dt,J=10.8,5.2 Hz,1H),3.89(m,2H),3.47(m 2H),3.34(m,1H),2.22(s,3H).
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000277

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.77mmol)のDMF(6mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(350mg、2.30mmol)を添加し、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(35.6mg、0.15mmol)を添加した。混合物を50℃で3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(250mg、68%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919BrNS] [M+H]:479.0;found:479.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.04(d,J=2.0 Hz,1H),7.71(d,J=2.0 Hz,1H),7.51-7.49(m,2H),7.42-7.34(m,3H),5.94(d,J=5.2 Hz,1H),5.64(s,1H),4.72-4.62(m,1H),4.41(d,J=3.2 Hz,1H),4.24(dd,J=13.2,2.0 Hz,1H),4.12-4.10(m,2H),3.68(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.46(d,J=7.2 Hz,1H),2.28(s,3H).
2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000278

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(250mg、0.52mmol)およびヨードメタン(370mg、2.61mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CsCO(510mg、1.56mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAc(30mL)で抽出した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=5/1~2/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(180mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2021BrNS] [M+H]:493.0;found:493.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.02(d,J=1.6 Hz,1H),7.68(d,J=1.6 Hz,1H),7.55-7.48(m,2H),7.41-7.33(m,3H),6.14(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.33(d,J=3.2 Hz,1H),4.28(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.18-4.05(m,3H),3.83(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),3.57(s,3H),2.27(s,3H).
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000279

2-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.37mmol)のDMF(10.0mL)中溶液に、Zn(23.9mg、0.37mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(26.7mg、0.029mmol)、Zn(CN)(129mg、1.09mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(16.5mg、0.029mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で2.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(100mg、62%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2121S] [M+H]:440.1;found:440.1.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.42(d,J=1.2 Hz,1H),7.83(d,J=0.8 Hz,1H),7.49(m,2H),7.40-7.31(m,3H),6.04(d,J=5.2 Hz,1H),5.60(s,1H),4.34(d,J=2.8 Hz,1H),4.25(dd,J=10.6,5.2 Hz,1H),4.21(s,1H),4.16(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.11(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),3.78(dd,J=10.6,3.2 Hz,1H),3.60(s,3H),2.41(s,3H).
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000280

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(95mg、0.20mmol)のDMF(4mL)中溶液に、4-メチル-2-((トリメチルシリル)エチニル)チアゾール(64.3mg、0.30mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(19.6mg、0.098mmol)および硫酸銅(II)五水和物(24.7mg、0.098mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(95.0mg、83%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2726] [M+H]:563.1;found:563.2.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.46(d,J=1.6 Hz,1H),8.27(s,1H),7.86(dd,J=2.0,0.8 Hz,1H),7.40-7.34(m,5H),6.90(d,J=1.2 Hz,1H),6.17(d,J=5.2 Hz,1H),5.50(s,1H),5.33(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.58(dd,J=11.2,5.2 Hz,2H),4.47(s,1H),4.25-4.13(m,2H),3.41(s,3H),2.48(s,3H),2.44(s,3H).
中間体36
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000281

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(190mg、0.40mmol)のDMF(8mL)中溶液に、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(244mg、0.79mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(39.2mg、0.20mmol)および硫酸銅(II)五水和物(49.4mg、0.20mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(220mg、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2623ClN] [M+H]:583.1;found:583.2.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.47(d,J=1.2 Hz,1H),8.30(s,1H),7.87(dd,J=6.0,0.8 Hz,1H),7.39-7.35(m,5H),7.12(s,1H),6.17(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.34(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.60-4.56(m,2H),4.48(s,1H),4.26-4.11(m,2H),3.42(s,3H),2.45(s,3H).
中間体37
5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000282

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.27mmol)のDMF(5mL)中溶液に、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(117mg、0.54mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(39.2mg、0.20mmol)および硫酸銅(II)五水和物(49.4mg、0.20mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(100mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2421BrClN] [M+H]:622.0;found:622.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.59(dd,J=12.8,2.0 Hz,2H),8.29(s,1H),8.02(t,J=2.0 Hz,1H),7.43-7.32(m,5H),7.11(s,1H),6.17(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.32(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.68-4.46(m,2H),4.29(dd,J=16.4,3.6 Hz,2H),4.21-4.05(m,1H),3.36(s,3H).
5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000283

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.16mmol)のDMF(4mL)中溶液に、エチニル(トリメチル)シラン(78.8mg、0.80mmol)、CuI(3.06mg、0.016mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(7.03mg、0.0096mmol)およびDIPEA(0.275mL、1.61mmol)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中100℃で2時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を水(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(40mg、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2930ClNSi] [M+H]:640.1;found:640.1.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.31(s,1H),7.96(s,1H),7.56-7.45(m,1H),7.43-7.31(m,6H),7.11(s,1H),6.18(dd,J=16.0,5.2 Hz,1H),5.50(s,1H),5.36-5.30(m,1H),4.64-4.50(m,2H),4.38-4.24(m,2H),4.18-4.13(m,1H),3.36(s,3H),0.27(s,9H).
中間体38
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}-ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000284

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.78mmol)、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン;シュウ酸(736mg、3.89mmol)およびDIPEA(1.33mL、7.79mmol)のDMF(5.0mL)中溶液をマイクロ波反応器中、130℃で4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~2/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(190mg、46%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2426ClNS] [M+H]:532.1;found:532.2
H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.01(d,J=2.4 Hz,1H),7.59(d,J=2.4 Hz,1H),7.53-7.47(m,2H),7.39-7.32(m,3H),5.84(d,J=5.1 Hz,1H),5.60(s,1H),4.82(s,4H),4.40(d,J=9.2 Hz,2H),4.32(d,J=3.2 Hz,1H),4.27(d,J=9.2 Hz,2H),4.16(m,4H),3.72(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),3.54(s,3H).
5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000285

5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(160mg、0.30mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(70.9mg、0.36mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(72.6mg、0.37mmol)および硫酸銅(II)五水和物(30.5mg、0.12mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(120mg、57%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2930ClN] [M+H]:656.1;found:656.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.16(s,1H),8.08(d,J=2.4 Hz,1H),7.82(d,J=2.4 Hz,1H),7.35(m,5H),7.06(s,2H),6.89(s,1H),6.29(d,J=4.8 Hz,1H),5.57(s,1H),5.15(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.74-4.63(m,5H),4.56(d,J=2.4 Hz,1H),4.31(m,4H),4.22(s,1H),4.10(d,J=12.0 Hz,1H),3.85(d,J=12.0 Hz,1H),3.30(s,3H).
中間体39
2-クロロ-4-スルファニルベンゾニトリル
Figure 2022538635000286

2-クロロ-4-フルオロベンゾニトリル(1.56g、10.0mmol)のDMF(10.0mL)中溶液に、NaS(1.56g、20.1mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。水(30mL)を添加し、HCl(1M)を使用してpHを6~7に調整した。沈殿を回収し、真空下で乾燥させて、生成物(1.6g、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CClNS] [M-H]:168.0;found:167.9.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.49(d,J=8.0 Hz,1H),7.37(d,J=1.6 Hz,1H),7.19(dd,J=8.0,1.6 Hz,1H),3.73(s,1H).
3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000287

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(600mg、1.74mmol)のDCM(6.0mL)中溶液に、PCl(543mg、2.61mmol)を添加し、引き続いて三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.107mL、0.87mmolを窒素雰囲気下30℃で添加した。混合物をrtで30分間撹拌し、引き続いて、激しく撹拌しながら飽和NaHCO水溶液に滴加した。混合物をDCMで抽出し、有機相を乾燥させ、濃縮した。得られた物質の一部(320mg)および2-クロロ-4-スルファニルベンゾニトリル(219mg、1.29mmol)をDMF(4.0mL)に溶解した。炭酸セシウム(648mg、1.99mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 120g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(290mg、64%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819ClNS] [M+NH:472.1;found:472.1.
3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000288

3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(290mg、0.64mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(150mg、0.77mmol)のDMF(3mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(189mg、0.96mmol)および硫酸銅(II)五水和物(79.6mg、0.32mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を分取SFCによって精製して、生成物(25mg、7%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2323ClN] [M+H]:579.1;found:579.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.86(s,1H),7.68(d,J=1.6 Hz,1H),7.61-7.55(m,1H),7.50-7.43(m,1H),7.06(s,1H),6.25(d,J=5.6 Hz,1H),5.54(d,J=2.4 Hz,1H),5.39-5.19(m,2H),4.93(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.77(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.70-4.62(m,1H),4.16-4.00(m,2H),3.35(s,3H),2.06(s,3H),1.92(s,3H).
中間体40
tert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート
Figure 2022538635000289

4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(2.00g、10.2mmol)のDCM(50mL)中溶液に、ジ-tert-ブチルジカーボナート(4.45g、20.4mmol)、EtN(5.68mL、40.8mmol)および4-(ジメチルアミノ)ピリジン(12.4mg、1.02mmol)を添加し、混合物をrtで5時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をジエチルエーテル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~10/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(3.60g、89%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1828SSi] [M+H]:397.2;found:397.3.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.25-7.18(m,1H),1.45(d,J=2.8 Hz,18H),0.18(d,J=2.8 Hz,9H).
5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000290

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(500mg、1.04mmol)のDMF(10.0mL)中溶液に、Zn(68.2mg、1.04mmol)、Zn(CN)(368mg、3.13mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(58.9mg、0.10mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(95.4mg、0.10mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で2.5時間撹拌した。水(20mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(200mg、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019S] [M+H]:426.1;found:426.1.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.83(d,J=2.4 Hz,1H),8.72(d,J=2.0 Hz,1H),8.07(t,J=2.0 Hz,1H),7.57-7.46(m,2H),7.42-7.32(m,3H),6.08(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.34(d,J=2.8 Hz,1H),4.26(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.21(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.12(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.05(s,1H),3.71(dd,J=10.4,3.6 Hz,1H),3.56(s,3H).
5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000291

5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.19mmol)およびtert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(89.5mg、0.23mmol)のDMF(5mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(23.5mg、0.094mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.9mg、0.28mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(110mg、78%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3539] [M+H]:750.2,found:750.2.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.88(d,J=2.4 Hz,1H),8.75(d,J=1.6 Hz,1H),8.11(t,J=2.0 Hz,1H),8.01(s,1H),7.72(s,1H),7.42-7.31(m,5H),6.22(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),5.28(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),4.58(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.54(d,J=2.8 Hz,1H),4.32-4.23(m,2H),4.18-4.11(m,1H),3.33(s,3H),1.47(s,18H).
中間体41
5-ベンジルスルファニル-1,3-ジクロロ-2-フルオロベンゼン
Figure 2022538635000292

5-ブロモ-1,3-ジフルオロ-2-フルオロベンゼン(2.00g、7.95mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(274mg、0.48mmol)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(230mg、0.40mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中窒素パージ溶液に、ベンジルメルカプタン(1.04mL、8.75mmol)およびDIPEA(2.78ml、15.9mmol)を添加し、混合物を80℃で17時間撹拌した。混合物を、シリカを通して濾過し(EtOAcで溶出)、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(2.36g、定量的収率)を得た。H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.36-7.23(m,5H),7.21(d,J=6.1 Hz,2H),4.08(s,2H).
中間体42
1,2,4,6-テトラ-O-アセチル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース
Figure 2022538635000293

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース(4.00g、10.7mmol)のDMF(50mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(2.31g、11.8mmol)、硫酸銅(II)五水和物(1.34g、5.36mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(1.06g、5.36mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(50mL)とDCM(50mL)に分配し、水相をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~0/1、Silica-CS 80g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(4.20g、78%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1923S] [M+H]:498.1;found:498.1,H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.98(s,1H),7.09(s,2H),6.90(s,1H),5.98(d,J=7.6 Hz,1H),5.73-5.67(m,2H),5.40(d,J=1.2 Hz,1H),4.48(t,J=12.4 Hz,1H),4.08-3.98(m,2H),2.07(s,3H),1.98(s,6H),1.84(s,3H).
4,6-ジ-O-アセチル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-D-ガラクタール
Figure 2022538635000294

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース(4.20g、8.36mmol)のDCM(300mL)中溶液に、HBr/AcOH(4.06g、50.1mmol)を添加し、混合物をrtで24時間撹拌した。混合物を蒸発させ、残渣をMeCN(200mL)に溶解した。亜鉛(1.98mg、30.3mmol)およびNHCl(1.62g、30.3mmol)を添加し、混合物をrtで24時間撹拌した。混合物を濾過し、濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(120mg、4%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1517S] [M+H]:380.1;found:380.2,H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.05(s,1H),6.94(s,1H),6.75(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),5.90(d,J=2.0 Hz,1H),5.59(d,J=4.4 Hz,1H),4.98(t,J=6.0 Hz,1H),4.60(t,J=12.8 Hz,1H),4.23-4.15(m,2H),2.04(s,3H),1.88(s,3H).
中間体43
4-クロロ-2-スルファニルベンゾニトリル
Figure 2022538635000295

4-クロロ-2-フルオロベンゾニトリル(2.0g、12.6mmol)および硫化水素ナトリウム一水和物(1.00g、12.6mmol)のDMF(10.0mL)中溶液をrtで1時間撹拌した。混合物をジエチルエーテルとHCl(0.5M)に分配し、有機相をNaOH水溶液(1M)で抽出した。水相をHCl(5M)で酸性化し、沈殿を濾過によって回収し、真空下で乾燥させて、生成物(1.02g、48%)を得た。H NMR(400 MHz,CDCl)δ 7.53(d,J=8.4 Hz,1H),7.43(d,J=1.8 Hz,1H),7.22(dd,J=8.4,1.5 Hz,1H),4.15(s,1H).
1,2,4,6-テトラ-O-アセチル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース
Figure 2022538635000296

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース(1.40g、3.75mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(800mg、3.71mmol)のDMF(20mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(468mg、1.88mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(743mg、3.75mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をカラムクロマトグラフィー(EtOAc、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.64g、85%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1921ClNS] [M+H]:517.1;found:517.0,H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.17(s,1H),7.11(s,1H),5.94-5.75(m,2H),5.56(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),5.20(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),4.32-3.99(m,3H),2.15(s,3H),2.11(s,3H),2.04(s,3H),1.89(s,3H).
4,6-ジ-O-アセチル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-D-ガラクタール
Figure 2022538635000297

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース(1.60g、3.10mmol)のDCM(20mL)中冷却(0℃)溶液に、HBr/AcOH(1.50mg、18.6mmol)を添加した。混合物を25分でrtに到達させ、次いで、rtで6時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液および水で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、得られた残渣をNHCl(739mg、13.8mmol)と共にMeCN(100mL)に溶解した。亜鉛(903mg、13.8mmol)を添加し、rtで5日撹拌した後、混合物を、EtOAcを使用して、シリカを通して濾過した。濾液を濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(219mg、18%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1515ClNS] [M+H]:399.0;found:399.0,H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.62(s,1H),7.78(s,1H),6.78(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),6.05-5.90(m,1H),5.51(dd,J=4.8,2.0 Hz,1H),5.06(dt,J=6.4,2.0 Hz,1H),4.59(t,J=6.0 Hz,1H),4.25-4.00(m,2H),2.02(s,3H),1.81(s,3H).
中間体44
5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル
Figure 2022538635000298

3-ブロモ-5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(200mg、0.82mmol)およびシアン化銅(92mg、1.02mmol)のDMSO(0.8mL)中溶液を150℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水(20mL)およびEtOAc(20mL)で希釈し、濾過した。相を分離し、有機相を乾燥させ、蒸発させて、生成物(159mg、定量的収率)を得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.78(d,J=2.5 Hz,1H),7.92(dd,J=7.0,2.4 Hz,1H).
4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノース
Figure 2022538635000299

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.29mmol)のDCM(1mL)中溶液に、トリイソプロピルシランチオール(93μL、0.43mmol)および三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(107μL、0.87mmol)を添加し、混合物をrtで24時間撹拌した。水(10mL)を添加し、混合物をDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をDMF(4.0mL)に溶解し、カリウムチオアセタート(731mg、6.4mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下、rtで一晩撹拌した。水(50mL)で希釈した後、混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtO)によって精製して、生成物(36g、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1117S] [M+Na]:342.1;found:341.8,H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 5.96(t,J=4.3 Hz,1H),5.38(d,J=1.7 Hz,1H),4.55(t,J=6.8 Hz,1H),4.13(dd,J=11.4,6.1 Hz,1H),4.01(dd,J=11.4,6.8 Hz,1H),3.84(dd,J=10.4,4.8 Hz,1H),3.79(dd,J=10.3,3.1 Hz,1H),3.51(s,3H),2.16(s,3H),2.07(s,3H),1.85(d,J=3.8 Hz,1H).
3-シアノ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000300

4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノース(36mg、0.11mmol)および5-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボニトリル(32mg、0.17mmol)のDMF(0.5mL)中溶液に、DIPEA(28.9μL、0.17mmol)を添加し、混合物をrtで30分間撹拌した。混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、HCl(1M、10mL)、水(3×10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(52g、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818S] [M+H]:490.1;found:489.9,H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.91(s,1H),8.28(s,1H),6.10(d,J=5.2 Hz,1H),5.42(s,1H),4.54-4.40(m,1H),4.11(dd,J=10.9,3.3 Hz,1H),4.06-3.95(m,2H),3.82(d,J=10.4 Hz,1H),3.58(s,3H),2.18(s,3H),1.97(s,3H).
中間体45
2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-ブロモ-5-クロロピリジン
Figure 2022538635000301

アゼチジン(171μL、2.54mmol)を、3-ブロモ-5-クロロピリジン-2-カルボン酸(500mg、2.11mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(389mg、2.54mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(486mg、2.54mmol)のDMF(8mL)およびEtN(0.35mL、2.54mmol)中溶液に添加した。rtで26時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(264mg、収率45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrClNO] [M+H]:275.0;found:274.6.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.49-8.46(m,1H),7.97-7.94(m,1H),4.29-4.21(m,2H),4.14-4.07(m,2H),2.40-2.29(m,2H).
2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-5-クロロピリジン
Figure 2022538635000302

2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-ブロモ-5-クロロピリジン(277mg、1.01mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(35mg、0.060mmol)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(29mg、0.050mmol)の1,4-ジオキサン(1mL)中窒素パージ溶液に、2,4-ジメトキシベンジルチオール(278mg、1.51mmol)およびDIPEA(0.34mL、2.00mmol)の1,4-ジオキサン(2mL)中溶液を添加し、混合物を100℃で4時間撹拌した。混合物をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(359mg、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819ClNS] [M+H]:379.1;found:379.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.49(d,J=2.0 Hz,1H),7.71(d,J=2.0 Hz,1H),7.27(s,1H),6.47-6.42(m,2H),4.28(s,4H),4.09(s,2H),3.86(s,2H),3.80(s,3H),2.30(p,J=7.8 Hz,2H).
2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-5-クロロピリジン-3-チオール
Figure 2022538635000303

TFA(1.5mL)を、2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-3-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-5-クロロピリジン(359mg、0.95mmol)のDCM(2mL)およびトリエチルシラン(1.5mL)中溶液に添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(199mg、92%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CClNOS] [M+H]:229.0;found:228.7.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.23(d,J=2.2 Hz,1H),7.63(d,J=2.2 Hz,1H),4.41(br s,5H),2.34(p,J=7.8 Hz,2H).
2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-クロロピリジ-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000304

NaH(油中60%、70mg、1.81mmol)を、2-(アゼチジン-1-イルカルボニル)-5-クロロピリジン-3-チオール(199mg、0.87mmol)および2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(456mg、1.31mmol)のDMF(6mL)中溶液に添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で2回およびブラインで1回洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(315mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2124ClNS] [M+H]:542.1;found:541.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.31(d,J=2.0 Hz,1H),8.01(d,J=2.1 Hz,1H),6.06(d,J=5.6 Hz,1H),5.45(d,J=2.8 Hz,1H),5.33(dd,J=11.0,5.6 Hz,1H),4.62-4.49(m,2H),4.45-4.36(m,1H),4.24(t,J=7.7 Hz,2H),4.15-4.00(m,4H),2.35(p,J=7.7 Hz,2H),2.16(s,6H),1.91(s,3H).
2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-クロロピリジ-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000305

2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-クロロピリジ-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(275mg、0.51mmol)のMeOH(10mL)、EtN(1.5mL)および水(0.5mL)中溶液をrtで24時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、生成物(206mg、98%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1518ClNS] [M+H]:416.1;found:415.8.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.41(d,J=2.1 Hz,1H),8.30(d,J=2.1 Hz,1H),5.83(d,J=5.5 Hz,1H),4.41(dd,J=10.8,5.4 Hz,1H),4.26-4.14(m,5H),4.04(d,J=2.2 Hz,1H),3.72-3.61(m,2H),3.56(dd,J=10.8,3.0 Hz,1H),2.38(p,J=7.8 Hz,2H).
2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-クロロピリジ-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000306

2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-クロロピリジ-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.48mmol)のMeCN(20mL)中溶液に、p-トルエンスルホン酸一水和物(92mg、0.48mmol)、引き続いてベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.15mL、0.96mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。EtN(0.1mL、0.72mmol)を添加し、混合物を濃縮した。残渣をEtOAcと飽和NaHCO水溶液に分配した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残渣およびNaH(油中60%、37mg、0.96mmol)をDMF(3mL)に溶解し、5分間撹拌した後、ヨードメタン(45μL、0.72mmol)を添加した。rtで2時間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、水で2回洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をTFA/水(2.5mL、4:1)中、rtで1時間撹拌した。混合物を分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、生成物(45mg、22%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1620ClNS] [M+H]:430.1;found:429.9.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.44(d,J=2.1 Hz,1H),8.31(d,J=2.1 Hz,1H),6.15(d,J=5.4 Hz,1H),4.26-4.14(m,5H),4.06(dd,J=10.6,5.4 Hz,1H),3.99(d,J=2.6 Hz,1H),3.69-3.59(m,3H),3.52(s,3H),2.39(p,J=7.8 Hz,2H).
中間体46
5-クロロ-3-フルオロ-2-(2-ピリジル)ピリジン
Figure 2022538635000307

2-ブロモ-5-クロロ-3-フルオロピリジン(600mg、2.85mmol)およびトリブチル(2-ピリジル)スタナン(0.99mL、2.85mmol)のトルエン(10.0mL)中溶液に、Pd(PPh(165mg、0.143mmol)を添加し、混合物を24時間還流した。混合物をrtに冷却し、celiteを通して濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(515mg、87%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C10ClFN] [M+H]:209.0;found:209.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 8.81(d,J=4.2 Hz,1H),8.56(dd,J=1.9,0.9 Hz,1H),8.00-7.97(m,1H),7.85(td,J=7.8,1.8 Hz,1H),7.61(dd,J=10.2,2.0 Hz,1H),7.38(ddd,J=7.5,4.8,1.0 Hz,1H).
4-メチルフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000308

1,2,4,6-テトラ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノース(30.0g、78.7mmol)および4-メチルベンゼンチオール(11.0g、86.6mmol)のDCM(200mL)中溶液に、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(30.2mL、236mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を冷水とDCMに分配した。NaOH水溶液(5M、140mL)を添加して、pHをおよそ7に維持した。有機相を乾燥させ、濃縮し、残渣をPEから粉砕した。得られた物質をMeOH(300mL)およびNaOMe(1M、13mL)中、rtで19時間撹拌した。混合物をシリカ(30g)で中和し、濾過した。濾液を蒸発させ、残渣をMeCN(300mL)に溶解した。溶液にベンズアルデヒドジメチルアセタール(17.9mL、118mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(1.0g、5.26mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物をアンモニア(16M、1.0mL)で中和し、水(200mL)を添加した。沈殿を生成物(26.61g、85%)として単離した。ESI-MS m/z calcd for [C2021S] [M+Na]:422.1;found:422.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 7.56-7.51(m,2H),7.42(m,2H),7.35(m,3H),7.05(d,J=7.9 Hz,2H),5.59(s,1H),4.57(d,J=9.4 Hz,1H),4.32-4.27(m,1H),4.21(dd,J=12.4,1.6 Hz,1H),4.09(dd,J=12.4,1.6 Hz,1H),3.81(t,J=9.7 Hz,1H),3.63-3.58(m,1H),3.44(dd,J=10.0,3.3 Hz,1H),2.31(s,3H).
4-メチルフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000309

4-メチルフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド(26.61g、66.6mmol)および4-メチルベンゼンチオール(11.0g、86.6mmol)のDMF(220mL)中冷却(0℃)溶液に、NaH(油中60%、5.32g、133mmol)を添加し、混合物を5分間撹拌した。ヨードメタン(6.33mL、100mmol)のDMF(50mL)中溶液を15分間にわたって添加し、得られた混合物をrtで30分間撹拌した。反応物をMeOH(5.0mL)の添加によってクエンチし、氷/水(200mL)を添加した。沈殿を回収し、水で洗浄し、乾燥させ、TFA/水(170mL、4:1)中、rtで2時間撹拌した。混合物を氷浴中で冷却し、アンモニア(16M、120mL)を慎重に添加した。沈殿を単離し、ピリジン(50mL)に溶解し、蒸発させた。残渣をピリジン(120mL)および無水酢酸(75mL)中、40℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcとHCl(1M)に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(26.72g、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1823S] [M+NH:427.1;found:427.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.48(d,J=8.1 Hz,2H)7.13(d,J=8.0 Hz,2H),5.35(d,J=3.0 Hz,1H),4.53(d,J=9.6 Hz,1H),4.10(d,J=6.5 Hz,2H),3.80(t,J=6.5 Hz,1H),3.68(s,3H),3.57(dd,J=9.6,3.3 Hz,1H),3.38(t,J=9.6 Hz,1H),2.35(s,3H),2.15(s,3H),2.05(s,3H).
4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-α-D-ガラクトピラノシルトリクロロアセトイミダート
Figure 2022538635000310

4-メチルフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-β-D-ガラクトピラノシド(6.41g、15.6mmol)の1,4-ジオキサン(60mL)および水(9.3mL)中冷却(0℃)溶液に、N-ブロモスクシンイミド(9.7g、55mmol)を小分けで添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHSO水溶液(1M)、飽和NaHCO水溶液およびブラインで洗浄した。有機相を蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質をDCM(30mL)に溶解し、トリクロロアセトニトリル(1.40mL、13.4mmol)、引き続いて1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(0.15mL、0.96mmol)を添加した。rtで50分間撹拌した後、混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(3.65g、52%)を得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.70(s,1H),6.64(d,J=3.3 Hz,1H),5.47(d,J=2.7 Hz,1H),4.36(t,J=6.5 Hz,1H),4.15(dd,J=11.4,6.2 Hz,1H),4.01(dd,J=11.5,4.6 Hz,1H),3.98(dd,J=10.5,3.3 Hz,1H),3.79(dd,J=10.5,3.3 Hz,1H),3.54(s,3H),2.18(s,3H),2.03(s,3H).
トリイソプロピルシリル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000311

4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-α-D-ガラクトピラノシルトリクロロアセトイミダート(2.00g、4.46mmol)のDCM(20mL)中溶液に、トリイソプロピルシリルチオール(1.29mL、5.8mmol)を添加し、引き続いて三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(0.11mL、0.89mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液で洗浄し、有機相を蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.70g、80%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2037SSi] [M+Na]:498.2;found:498.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 5.75(d,J=5.0 Hz,1H),5.39(d,J=2.5 Hz,1H),4.65(t,J=6.5 Hz,1H),4.09(dd,J=11.4,6.6 Hz,1H),4.03-3.98(m,1H),3.96(dd,J=10.0,2.5 Hz,1H),3.79(dd,J=10.5,5.0 Hz,1H),3.52(s,3H),2.15(s,3H),2.04(s,3H),1.31(m,3H),1.15(d,J=7.3 Hz,18 H).
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000312

トリイソプロピルシリル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(679mg、1.14mmol)および5-クロロ-3-フルオロ-2-(2-ピリジル)ピリジン(286mg、1.37mmol)のMeCN(10mL)中溶液に、TBAF(1.43mL、THF中1M、1.43mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。KCO(158mg、1.14mmol)を添加し、混合物を50℃で72時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、シリカプラグを通して濾過した。濾液を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質をMeOH(7.5mL)、EtN(2.5mL)および水(0.75mL)中、rtで20時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、生成物(76mg、16%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718ClNS] [M+H]:424.1;found:424.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.78(d,J=5.0 Hz,1H),8.58(d,J=1.9 Hz,1H),8.46(d,J=2.2 Hz,1H),8.27(td,J=7.8,1.6 Hz,1H),8.18(d,J=7.9 Hz,1H),7.77-7.72(m,1H),6.04(d,J=5.4 Hz,1H),4.03-3.98(m,2H),3.92(d,J=2.0 Hz,1H),3.66-3.60(m,2H),3.53(dd,J=10.6,3.0 Hz,1H),3.35(s,3H).
中間体48
5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000313

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.72g、4.91mmol)および5-クロロピリジン-3-チオール(650mg、4.46mmol)のDMF(20mL)中溶液に、NaH(油中60%、428mg、11.2mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で2回およびブラインで1回洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.17g、57%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1719ClNS] [M+H]:459.1;found:459.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.53(d,J=1.8 Hz,1H),8.50(d,J=2.2 Hz,1H),7.84(t,J=2.1 Hz,1H),5.99(d,J=5.5 Hz,1H),5.50(d,J=3.3 Hz,1H),5.30(dd,J=10.9,5.5 Hz,1H),4.68-4.60(m,1H),4.14(dd,J=11.7,4.6 Hz,2H),4.03(dd,J=11.6,7.9 Hz,1H),3.96(dd,J=10.9,3.4 Hz,1H),2.21(s,3H),2.18(d,J=2.1 Hz,3H),2.04(s,3H).
中間体50
4-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000314

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.41mmol)および4-クロロ-2-フルオロベンゾニトリル(77mg、0.49mmol)のDMF(2mL)中冷却(0℃)溶液に、ジエチルアミン(0.11mL、1.03mmol)を添加し、混合物をrtで18時間撹拌した。混合物をEtOAc(40mL)で希釈し、水(5×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(129mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClNS] [M+NH:500.1;found:500.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 7.70(d,J=2.0 Hz,1H),7.63(d,J=8.3 Hz,1H),7.41(dd,J=8.3,2.0 Hz,1H),6.09(d,J=5.5 Hz,1H),5.53(dd,J=3.2,1.1 Hz,1H),5.33(dd,J=11.0,5.5 Hz,1H),4.69-4.63(m,1H),4.19-4.14(m,1H),4.07(dd,J=11.6,7.6 Hz,1H),4.00(dd,J=11.0,3.3 Hz,1H),2.25(s,3H),2.19(s,3H),2.04(s,3H).
中間体51
3-クロロ-5-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000315

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.41mmol)、3-クロロ-5-フルオロベンゾニトリル(96mg、0.62mmol)およびジエチルアミン(0.064mL、0.62mmol)のDMF(2mL)中冷却(0℃)溶液に、NaH(油中60%、24mg、0.62mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物をEtOAc(40mL)で希釈し、水(5×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(84mg、42%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClNS] [M+NH:500.1;found:500.1.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 7.71(t,J=1.8 Hz,1H),7.66(t,J=1.5 Hz,1H),7.58-7.54(m,1H),6.08(d,J=5.5 Hz,1H),5.51(d,J=2.4 Hz,1H),5.31(dd,J=11.0,5.5 Hz,1H),4.60(dd,J=7.7,4.6 Hz,1H),4.18(dd,J=11.7,4.6 Hz,1H),4.04(dd,J=11.7,7.9 Hz,1H),3.94(dd,J=11.0,3.3 Hz,1H),2.21(s,3H),2.20(s,3H),2.04(s,3H).
中間体52
3-クロロ-4-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000316

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.41mmol)および2-クロロ-4-フルオロベンゾニトリル(77mg、0.49mmol)のDMF(2mL)中冷却(0℃)溶液に、ジエチルアミン(0.11mL、1.03mmol)を添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。混合物をEtOAc(40mL)で希釈し、水(5×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(117mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919ClNS] [M+NH:500.1;found:500.1.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 7.62(d,J=1.7 Hz,1H),7.59(d,J=8.3 Hz,1H),7.42(dd,J=8.3,1.8 Hz,1H),6.19(d,J=5.6 Hz,1H),5.50(d,J=2.2 Hz,1H),5.34(dd,J=11.0,5.5 Hz,1H),4.55(dd,J=7.0,5.6 Hz,1H),4.19-4.13(m,1H),4.04(dd,J=11.6,7.7 Hz,1H),3.96(dd,J=11.0,3.3 Hz,1H),2.20(s,3H),2.20(s,3H),1.97(s,3H).
中間体53
5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000317

5-クロロピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.00g、4.36mmol)のMeOH(40mL)およびNaOMe(2.18mL、1M)中溶液をrtで20分間撹拌した後、酢酸(0.2mL)を添加し、混合物を蒸発させた。NaOH(100mL、1M)を添加し、混合物をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣をMeCN(200mL)に溶解した。溶液にベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.62mL、17.4mmol)、引き続いてp-トルエンスルホン酸一水和物(249mg、1.31mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、MeCN(200mL)に懸濁した。さらなるベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.31mL、8.72mmol)を添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAc(200mL)を添加した。混合物を飽和NaHCO水溶液(100mL)および水(100mL)で洗浄し、濃縮し、トルエンと共蒸発させた。残渣をNaH(油中60%、334mg、8.72mmol)と共にDMF(20mL)に溶解した。ヨードメタン(0.407mL、6.54mmol)を添加し、混合物をrtで45分間撹拌した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水(5×200mL)で洗浄し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣を、TFA/水(15mL、4:1)中、rtで30分間撹拌した。混合物を水(25mL)で希釈し、TFAを減圧下で除去した。NaOH(50mL、1M)を添加し、混合物をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させ、EtOAc/PEから再結晶して、生成物(1.041g、69%)を得た。結晶化からの濾液を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、さらなる生成物(476mg、31%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1215ClNS] [M+H]:347.1;found:347.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.59(d,J=1.8 Hz,1H),8.44(d,J=2.2 Hz,1H),8.15(t,J=2.0 Hz,1H),6.07(d,J=5.3 Hz,1H),4.23(t,J=6.0 Hz,1H),4.06(dd,J=10.5,5.3 Hz,1H),4.00(d,J=2.4 Hz,1H),3.71-3.59(m,3H),3.53(s,3H).
中間体55
4,5-ジクロロ-2-エチニルチアゾール
Figure 2022538635000318

2,4,5-トリクロロチアゾール(150mg、0.80mmol)、CuI(15mg、0.080mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(28mg、0.040mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(0.17mL、1.19mmol)のTHF(1.5mL)およびEtN(0.56mL)中窒素パージ溶液を、マイクロ波反応器中100℃で20分間撹拌した。混合物をrtに冷却し、TBAF(75μL、THF中1M、0.075mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を、celiteプラグを通して濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、粗生成物(57mg)を得て、これをさらに精製することなくその後のステップに使用した。
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000319

トリイソプロピルシリル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(6.09g、12.8mmol)および5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(3.15g、15.4mmol)のMeCN(61mL)中溶液に、TBAF(1.28mL、THF中1M、1.28mmol)を添加し、混合物をrtで20分間撹拌した。混合物をブライン(60mL)、HCl(2.0mL、1M)およびEtOAc(60mL)に分配した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(6.08g、95%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718BrNS] [M+Na]:522.0;found:521.8.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.65(d,J=2.0 Hz,1H),8.21(d,J=2.0 Hz,1H),6.12(d,J=5.3 Hz,1H),5.43(d,J=2.7 Hz,1H),4.53-4.46(m,1H),4.06(dd,J=11.7,4.7 Hz,1H),4.01(dd,J=10.3,5.3 Hz,1H),3.98(dd,J=11.7,7.6 Hz,1H),3.87(dd,J=10.3,3.3 Hz,1H),3.62(s,3H),2.16(s,3H),1.98(s,3H).
中間体56
5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000320

トリイソプロピルシリル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(820mg、1.38mmol)および4-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリル(331mg、1.65mmol)のMeCN(6mL)中溶液に、TBAF(138μL、THF中1M、0.14mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(796mg、定量的収率)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819BrNS] [M+Na]:521.0;found:521.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 7.89(t,J=1.0 Hz,1H),7.57(d,J=1.1 Hz,2H),6.14(d,J=5.3 Hz,1H),5.44(d,J=2.3 Hz,1H),4.60-4.51(m,1H),4.07(dd,J=11.6,5.1 Hz,1H),4.04-3.98(m,2H),3.88(dd,J=10.4,3.3 Hz,1H),3.63(s,3H),2.18(s,3H),1.99(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000321

5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(796mg、1.59mmol)のMeOH(5mL)およびNaOMe(80μL、1M)中溶液をrtで90分間撹拌した。混合物を、SCXカラムを通して濾過し、蒸発させて、生成物(620mg、94%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1415BrNS] [M+NH:432.0;found:432.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.12-8.08(m,1H),7.66(d,J=0.5 Hz,1H),7.65(d,J=1.7 Hz,1H),6.22(d,J=5.4 Hz,1H),4.22(t,J=6.2 Hz,1H),4.11(dd,J=10.6,5.3 Hz,1H),4.04(d,J=2.0 Hz,1H),3.72-3.63(m,2H),3.62(dd,J=11.5,6.8 Hz,1H),3.59(s,3H).
中間体60
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000322

5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(793mg、1.59mmol)のEtOH(16mL)およびNaOH(8mL、3M)中溶液を80°Cで24時間撹拌した。混合物をその体積のおよそ半分に濃縮した。混合物をHCl(5M)の添加によってpH1に酸性化した。沈殿を濾別して、中間体カルボン酸(468mg)を得た。濾液をEtOAcで抽出し、乾燥させ、濃縮して、さらなる中間体カルボン酸(259mg)を得た。中間体カルボン酸(729mg)を1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(292mg、1.91mmol)およびN-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩(366mg、1.91mmol)と共にDMF(8mL)に溶解した。溶液にメチルアミン(0.70mL、EtOH中8M、5.57mmol)を添加し、混合物を50℃で7時間、引き続いてrtで15時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、水相をEtOAcで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(455mg、64%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1519BrNS] [M+Na]:469.0;found:469.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 7.94(d,J=1.9 Hz,1H),7.52(dd,J=8.2,1.9 Hz,1H),7.29(d,J=8.2 Hz,1H),5.97(d,J=5.4 Hz,1H),4.25(t,J=6.4 Hz,1H),4.02(dd,J=10.7,5.4 Hz,1H),3.99(d,J=2.0 Hz,1H),3.68(dd,J=11.4,5.5 Hz,1H),3.63(dd,J=11.4,6.8 Hz,1H),3.58(dd,J=10.7,3.0 Hz,1H),3.50(s,3H),2.90(s,3H).
中間体61
5-ブロモ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000323

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(3.70g、10.6mmol)および4-ブロモ-2-スルファニルベンゾニトリル(2.94g、13.8mmol)のDMF(25mL)中溶液に、CsCO(6.89g、21.2mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(150mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~3/1、Silica-CS 40g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(2.50g、45%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919BrNS] [M+NH:544.0;found:544.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.82(d,J=1.2 Hz,1H),7.59-7.46(m,2H),6.06(d,J=5.6 Hz,1H),5.49(d,J=2.4 Hz,1H),5.29(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.75-4.48(m,1H),4.12(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.00-4.05(m,1H),3.97(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.21(s,3H),2.16(s,3H),2.01(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000324

5-ブロモ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.30g、2.47mmol)のMeOH(10mL)、EtN(6mL)およびHO(2mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をDCM(30mL)に懸濁した。固体を回収し、DCMおよびジエチルエーテルによって洗浄して、生成物(850mg、86%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1313BrNS] [M+NH:418.0;found:418.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.01(d,J=2.0 Hz,1H),7.74(d,J=8.4 Hz,1H),7.60(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),6.10(d,J=5.2 Hz,1H),6.00(d,J=5.2 Hz,1H),5.32(d,J=6.0 Hz,1H),4.62(t,J=5.6 Hz,1H),4.27(dt,J=10.4,5.2 Hz,1H),3.97-3.85(m,2H),3.54-3.44(m,2H),3.36-3.25(m,1H).
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000325

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(850mg、2.12mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(967mg、6.36mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(98.4mg、0.42mmol)を添加し、混合物を減圧下、50℃で3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~3/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(900mg、87%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2017BrNS] [M+H]:489.0;found:489.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.92(d,J=1.2 Hz,1H),7.54-7.47(m,4H),7.39-7.32(m,3H),5.89(d,J=5.2 Hz,1H),5.63(s,1H),4.64(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.42(d,J=2.8 Hz,1H),4.25-4.28(m,2H),4.15(dd,J=12.4,1.2 Hz,1H),3.62(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000326

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.10g、2.25mmol)の脱水DMF(10mL)中撹拌溶液に、0℃でNaH(油中60%、98.9mg、2.47mmol)、引き続いてヨードメタン(0.327mL、4.50mmol)を添加し、混合物を0℃で5分間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(660mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2119BrNS] [M+H]:503.0;found:503.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.89-7.87(m,1H),7.53-7.49(m,4H),7.39-7.35(m,3H),6.11(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.34(d,J=3.2 Hz,1H),4.31-4.23(m,1H),4.22-4.13(m,3H),3.80-3.74(m,1H),3.60(s,3H).
5-ブロモ-2-カルボキシフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000327

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(450mg、0.89mmol)のEtOH(20mL)および水(10mL)中溶液に、NaOH(894mg、22.3mmol)を添加し、混合物を90℃で一晩撹拌した。EtOHを減圧下で除去した。混合物をHCl(1M)の添加によってpH6に酸性化し、混合物をEtOAc(2×60mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物(400mg、86%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2120BrNS] [M-H]:520.0;found:520.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.01-7.92(m,2H),7.59-7.51(m,2H),7.44-7.32(m,4H),6.15(d,J=5.2 Hz,1H),5.64(s,1H),4.36-4.31(m,2H),4.29-4.24(m,1H),4.20-4.07(m,2H),3.91(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.55(s,3H).
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000328

5-ブロモ-2-カルボキシフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.38mmol)のDMF(4mL)中溶液に、メチルアミン塩酸塩(77.6mg、1.15mmol)、DIPEA(0.328mL、1.91mmol)およびHATU(291mg、0.77mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(60 mL)に注ぎ入れ、EA(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1~0/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(105mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2223BrNS] [M+H]:535.1;found:535.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.82-7.77(m,1H),7.55-7.49(m,2H),7.44-7.33(m,5H),6.34-6.28(m,1H),6.02(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.37-4.29(m,1H),4.27-4.18(m,2H),4.17-4.07(m,2H),3.77(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.53(s,3H),3.01(d,J=4.8 Hz,3H).
5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000329

5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(105mg、0.20mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(142mg、0.78mmol)、硫酸銅(II)五水和物(49.0mg、0.20mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(38.9mg、0.20mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(60mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1/0~5/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(85.0mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2726BrN] [M+H]:644.1;found:644.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.37(s,1H),7.82(d,J=2.0 Hz,1H),7.59-7.31(m,8H),6.36(s,1H),6.19(d,J=4.8 Hz,1H),5.51(s,1H),5.38(d,J=11.2 Hz,1H),4.57(d,J=14.8 Hz,2H),4.44-4.11(m,3H),3.32(s,3H),3.02(d,J=4.8 Hz,3H).
中間体62
5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000330

5-クロロ-2-シアノフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.33g、2.75mmol)のMeOH(5.0mL)中溶液および触媒量のNaOMeをrtで20分間撹拌した。混合物を酸性樹脂で中和し、濾過し、濃縮した。残渣をDMF(5mL)に溶解し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.28g、8.41mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(195mg、0.84mmol)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した後、EtNで中和した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(768mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2017ClNS] [M+H]:445.1;found:445.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.76(d,J=2.0 Hz,1H),7.60(d,J=8.4 Hz,1H),7.51-7.49(m,2H),7.37-7.34(m,4H),5.88(d,J=5.2 Hz,1H),5.63(s,1H),4.67-4.62(m,1H),4.41(d,J=2.8 Hz,1H),4.28-4.14(m,3H),3.63(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.47(d,J=6.4 Hz,1H).
5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000331

5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.67mmol)の脱水DMF(3mL)中溶液に、CsCO(659mg、2.02mmol)、引き続いてヨードメタン(0.084mL、1.35mmol)を添加し、混合物をrtで16時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ入れ、固体を濾過によって回収して、生成物(165mg、53%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2119ClNS] [M+H]:459.1;found:459.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.71(d,J=2.0 Hz,1H),7.60(d,J=8.4 Hz,1H),7.53-7.47(m,2H),7.40-7.32(m,4H),6.10(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.33(d,J=3.2 Hz,1H),4.26(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.21-4.16(m,2H),4.14-4.06(m,1H),3.76(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.59(s,3H).
2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000332

5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(165mg、0.36mmol)のEtOH(10mL)および水(3mL)中溶液に、NaOH(360mg、8.99mmol)を添加し、混合物を90℃で一晩撹拌した。EtOHを減圧下で除去した。混合物をHCl(1M)の添加によってpH6に酸性化し、混合物をEtOAc(2×60mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物(152mg、89%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2120ClNS] [M-H]:478.1;found:478.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.97(d,J=8.4 Hz,1H),7.78(d,J=2.0 Hz,1H),7.51-7.44(m,2H),7.36-7.26(m,3H),7.19-7.14(m,1H),6.08(d,J=5.2 Hz,1H),5.57(s,1H),4.30-4.15(m,3H),4.10-3.99(m,2H),3.84(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.48(s,3H).
5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000333

2-カルボキシ-5-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(152mg、0.32mmol)のDMF(3mL)中溶液に、メチルアミン塩酸塩(64.4mg、0.95mmol)、DIPEA(0.272mL、1.59mmol)およびHATU(242mg、0.64mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(60 mL)に注ぎ入れ、EA(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1~0/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(133mg、85%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2223ClNS] [M+H]:491.1;found:491.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.58(d,J=2.0 Hz,1H),7.48-7.40(m,3H),7.35-7.25(m,4H),6.29-6.17(m,1H),5.95(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(s,1H),4.25(d,J=3.2 Hz,1H),4.20-4.12(m,2H),4.08-3.99(m,2H),3.70(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.46(s,3H),2.94(d,J=4.8 Hz,3H).
5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000334

5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(133mg、0.27mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(98.2mg、0.54mmol)、硫酸銅(II)五水和物(67.6mg、0.27mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(53.7mg、0.27mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(60mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=1/0~5/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(120mg、74%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2726ClN] [M+H]:600.1;found:600.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.25(s,1H),7.74(s,1H),7.55(d,J=2.0 Hz,1H),7.35-7.20(m,6H),7.14(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),6.77-6.68(m,1H),6.08(d,J=5.2 Hz,1H),5.39(s,1H),5.25(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.50(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.43(d,J=3.2 Hz,1H),4.27(s,1H),4.17(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.12-3.97(m,1H),3.22(s,3H),2.87(d,J=4.8 Hz,3H).
中間体63
5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000335

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.26mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル[2-(4-メチルチアゾール-2-イル)エチニル]シラン(101mg、0.52mmol)、硫酸銅(II)五水和物(64.5mg、0.26mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(51.2mg、0.26mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(60mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(90mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2724BrN] [M+H]:626.0;found:626.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.29(s,1H),7.91(s,1H),7.60-7.54(m,2H),7.44-7.31(m,5H),6.93-6.89(m,1H),6.24(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.33(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.64-4.54(m,2H),4.45-4.41(m,1H),4.32-4.13(m,2H),3.42(s,3H),2.49(s,3H).
中間体64
2-ブロモ-5-クロロ-4-メチルチアゾール
Figure 2022538635000336

2-ブロモ-4-メチルチアゾール(2.60g、15mmol)のMeCN(30mL)中溶液に、N-クロロスクシンイミド(2.34g、18mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、70℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、水(50mL)で希釈し、DCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~5/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.60g、52%)を得た。H NMR(400 MHz,CDCl)δ 2.30(s,3H).
2-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン
Figure 2022538635000337

2-ブロモ-5-クロロ-4-メチルチアゾール(1.60g、7.5mmol)のTHF(30mL)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(264mg、0.38mmol)、CuI(72mg、0.38mmol)、トリメチルシリルアセチレン(3.2mL、23mmol)およびEtN(3.1mL、23mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、50℃で4時間撹拌した。混合物を濃縮し、水(50mL)を添加し、混合物をDCM(2×100mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/0~10/1、Silica-CS 40g、40 mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、(600mg、35%)を得た。H NMR(400 MHz,CDCl)δ 2.31(s,3H),0.19(s,9H).
2,5-ジブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000338

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3g、7.70mmol)のDMF(30mL)中溶液に、0℃で2,5-ジブロモ-3-フルオロピリジン(2.16g、8.47mmol)およびジエチルアミン(1.13g、15.4mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(2.6g、58%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1718BrS] [M+H]:580.9;found:581.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.28(d,J=2.4 Hz,1H),7.94(d,J=2.4 Hz,1H),6.12(d,J=5.6 Hz,1H),5.49(d,J=2.8 Hz,1H),5.34(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.53(dd,J=7.6,4.8 Hz,1H),4.15-4.11(m,1H),4.04-3.98(m,2H),2.20(s,3H),2.17(s,3H),1.97(s,3H).
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000339

2,5-ジブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.60g、4.47mmol)のMeOH(30mL)、EtN(2mL)およびHO(1mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をDCM(50mL)に懸濁した。固体を回収し、DCMおよびジエチルエーテルによって洗浄して、生成物(1.10g、54%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1112BrS] [M+H]:454.9;found:455.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.31(d,J=2.4 Hz,1H),8.20(d,J=2.4 Hz,1H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),6.02(d,J=5.2 Hz,1H),5.33(d,J=6.0 Hz,1H),4.60(t,J=5.6 Hz,1H),4.28(dt,J=10.4,5.2 Hz,1H),3.90(dd,J=6.0,2.4 Hz,1H),3.83(t,J=6.4 Hz,1H),3.55-3.44(m,2H),3.35-3.32(m,1H).
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000340

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.10g、2.41mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.1g、7.24mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(112mg、0.48mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、EtN(1mL)を添加した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=1/1~1/3、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.05g、80%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1816BrS] [M+H]:542.9;found:543.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.19(d,J=2.4 Hz,1H),7.94(d,J=2.4 Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),7.36-7.28(m,3H),5.92(d,J=5.2 Hz,1H),5.59(s,1H),4.64(dt,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.37(d,J=2.8 Hz,1H),4.19(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.08(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.05-4.02(m,1H),3.65(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.42(d,J=5.6 Hz,1H).
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000341

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.05g、1.93mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(1.86g、5.79mmol)およびヨードメタン(0.601mL、9.65mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、沈殿を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(900mg、84%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1918BrS] [M+H]:556.9;found:556.8.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.24(d,J=2.4 Hz,1H),7.99(d,J=2.4 Hz,1H),7.55-7.47(m,2H),7.40-7.35(m,3H),6.15(d,J=5.2 Hz,1H),5.63(s,1H),4.36-4.27(m,2H),4.19(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.11-4.05(m,1H),4.05-4.00(m,1H),3.82(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.57(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000342

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.72mmol)のDMSO(15mL)中溶液に、シアン化銅(I)(77.0mg、0.86mmol)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中、120℃で2時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(140mg、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2018BrNS] [M+H]:504.0;found:504.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.61(d,J=2.0 Hz,1H),8.20(d,J=2.0 Hz,1H),7.53-7.49(m,2H),7.39-7.34(m,3H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.35(d,J=3.2 Hz,1H),4.29-4.25(m,1H),4.18-4.08(m,3H),3.77(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),3.59(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000343

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(110mg、0.22mmol)および2-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(60.1mg、0.33mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(64.8mg、0.33mmol)および硫酸銅(II)五水和物(27.2mg、0.11mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(110mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2622BrClN] [M+H]:661.0;found:661.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.60(d,J=2.0 Hz,1H),8.17(d,J=2.0 Hz,2H),7.36-7.27(m,5H),6.19(d,J=5.2 Hz,1H),5.46(s,1H),5.25(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.54(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.51-4.48(m,1H),4.31(s,1H),4.19(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.13-4.05(m,1H),3.33(s,3H),2.34(s,3H).
中間体65
5-ブロモ-2-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000344

5-ブロモ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.26mmol)のDMF(4mL)中溶液に、2-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(178mg、0.78mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(51.2mg、0.26mmol)および硫酸銅(II)五水和物(64.5mg、0.26mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(60mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(95mg、56%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2723BrClN] [M+H]:666.0;found:660.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.23(s,1H),7.94-7.89(m,1H),7.62-7.53(m,2H),7.43-7.34(m,5H),6.23(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),5.38-5.28(m,1H),4.62-4.53(m,2H),4.45-4.41(m,1H),4.30-4.14(m,2H),3.42(s,3H),2.41(s,3H).
中間体66
2,5-ジクロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000345

2,5-ジクロロベンゼンチオール(430mg、2.40mmol)の脱水DMF(4mL)中溶液に、NaH(油中60%、96.1mg、2.40mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで3分間撹拌した。2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(700mg、2.00mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(2×40mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(660mg、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819ClS] [M+NH:509.0;found:509.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.56(d,J=2.4 Hz,1H),7.34(d,J=8.4 Hz,1H),7.19(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),6.08(d,J=5.6 Hz,1H),5.51-5.46(m,1H),5.37-5.28(m,1H),4.64-4.57(m,1H),4.11-3.99(m,3H),2.20(s,3H),2.17(s,3H),1.98(s,3H).
2,5-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000346

2,5-ジクロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(660mg、1.34mmol)のMeOH(20mL)、EtN(0.93mL)および水(2mL)中溶液をrtで16時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1~1/4、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(360mg、73%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213ClS] [M+NH:383.0;found:383.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.62(d,J=2.4 Hz,1H),7.35(d,J=8.4 Hz,1H),7.20(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),5.82(d,J=5.2 Hz,1H),4.57-4.49(m,1H),4.29-4.19(m,2H),4.03-3.84(m,2H),3.70-3.62(m,1H).
2,5-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000347

2,5-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(360mg、0.98mmol)のDMF(4mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(194mg、1.28mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(68.5mg、0.30mmol)を添加し、混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水に注ぎ入れた。固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(380mg、85%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917ClS] [M+H]:454.0;found:454.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.65(d,J=2.4 Hz,1H),7.55-7.49(m,2H),7.42-7.30(m,4H),7.17(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),5.94(d,J=5.2 Hz,1H),5.64(s,1H),4.72-4.62(m,1H),4.43-4.38(m,1H),4.32-4.24(m,1H),4.19-4.11(m,2H),3.66(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
2,5-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000348

2,5-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.33mmol)のDMF(3mL)中溶液に、CsCO(215mg、0.66mmol)およびヨードメタン(0.12mL、1.65mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(50mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(130mg、84%)を得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.62(d,J=2.4 Hz,1H),7.56-7.49(m,2H),7.42-7.29(m,4H),7.15(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),6.15(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.35-4.25(m,2H),4.23-4.17(m,1H),4.14-4.08(m,2H),3.85-3.75(m,1H),3.57(s,3H).
2,5-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000349

2,5-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(160mg、0.34mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(186mg、1.02mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(67.7mg、0.34mmol)および硫酸銅(II)五水和物(85.3mg、0.34mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EtOAc(60mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(120mg、61%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522Cl] [M+H]:577.0;found:577.1.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.24(s,1H),7.78(d,J=3.2 Hz,1H),7.58(d,J=2.4 Hz,1H),7.39-7.27(m,7H),7.16-7.08(m,1H),6.22(d,J=5.2 Hz,1H),5.45(s,1H),5.34(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.60-4.51(m,1H),4.51-4.46(m,1H),4.28-4.24(m,1H),4.23-4.15(m,1H),4.10-4.06(m,1H),3.32(s,3H).
中間体67
O-5-ブロモ-2-クロロフェニルN,N-ジメチルカルバモチオアート
Figure 2022538635000350

5-ブロモ-2-クロロフェノール(2.0g、9.6mmol)のTHF(50mL)中溶液に、NaH(油中60%、463mg、12.0mmol)を0℃で添加し、混合物を窒素雰囲気下で10分間撹拌した。N,N-ジメチルカルバモチオイルクロリド(1.43g、12.0mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~3/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(2.0g、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrClNOS] [M+H]:293.9;found:294.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.28-7.21(m,3H),3.40(s,3H),3.31(s,3H).
S-(5-ブロモ-2-クロロフェニル)N,N-ジメチルカルバモチオアート
Figure 2022538635000351

O-5-ブロモ-2-クロロフェニルN,N-ジメチルカルバモチオアート(2.0g、4.31mmol)のジフェニルエーテル(10mL)中溶液を240℃で3時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~3/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.9g、95%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrClNOS] [M+H]:293.9;found:294.1.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.83(d,J=2.4 Hz,1H),7.70-7.67(m,1H),7.58(d,J=8.8 Hz,1H),3.07-2.93(m,6H).
5-ブロモ-2-クロロベンゼンチオール
Figure 2022538635000352

S-(5-ブロモ-2-クロロフェニル)N,N-ジメチルカルバモチオアート(1.9g、6.4mmol)のMeOH(50mL)およびHO(10mL)中溶液に、NaOH(1.29g、32.0mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、50℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、水(60mL)を添加し、KHSO水溶液を使用してpHを約3に調整した。混合物をDCM(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~3/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.2g、83%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrClS].H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.82(d,J=2.0 Hz,1H),7.40-7.32(m,2H),6.11(s,1H).
5-ブロモ-2-クロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000353

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(2.0g、5.7mmol)のDMF(20mL)中溶液に、5-ブロモ-2-クロロベンゼンチオール(1.15g、5.1mmol)およびCsCO(1.86g、5.7mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ入れ、DCM(2×100mL)で抽出した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~4/1、Silica-CS 80g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(2.0g、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819BrClNS] [M+NH:553.0;found:553.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.62(d,J=2.4 Hz,1H),7.27(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),7.20(d,J=5.6 Hz,1H),6.01(d,J=5.6 Hz,1H),5.41(d,J=2.0 Hz,1H),5.25(dd,J=2.8,1.6 Hz,1H),4.55-4.51(m,1H),4.06-3.93(m,3H),2.12(s,3H),2.09(s,3H),1.92(s,3H).
5-ブロモ-2-クロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000354

5-ブロモ-2-クロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.0g、3.7mmol)のMeOH(50mL)、EtN(20mL)および水(10mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を蒸発させて、生成物(1.5g、98%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213BrClNS] [M+NH:426.9;found:427.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.85-7.84(m,1H),7.44-7.40(m,2H),6.03(d,J=5.2 Hz,1H),5.89(d,J=1.6 Hz,1H),5.33(d,J=6.0 Hz,1H),4.65-4.64(m,1H),4.33-4.27(m,1H),3.93-3.90(m,2H),3.54-3.46(m,2H),3.30(s,1H).
5-ブロモ-2-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000355

5-ブロモ-2-クロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.0g、2.4mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(741mg、4.9mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(170mg、0.73mmol)を添加し、混合物を50℃で90分間撹拌した。混合物を水に注ぎ入れ、DCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~3/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.0g、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917BrClNS] [M+H]:454.0;found:454.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.71(d,J=2.0 Hz,1H),7.47-7.44(m,2H),7.34-7.20(m,5H),5.87(d,J=5.2 Hz,1H),5.58(s,1H),4.63-4.57(m,1H),4.34(d,J=2.4 Hz,1H),4.23-4.07(m,3H),3.58(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.26(d,J=7.2 Hz,1H).
5-ブロモ-2-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000356

5-ブロモ-2-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(540mg、1.1mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(705mg、2.2mmol)およびヨードメタン(0.34mL、5.4mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、DCM(50mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(410mg、74%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019BrClNS] [M+H]:512.0;found:512.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.68(d,J=2.4 Hz,1H),7.47-7.44(m,2H),7.34-7.21(m,5H),6.07(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(s,1H),4.26(d,J=3.2 Hz,1H),4.22(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.15-4.02(m,3H),3.74(dd,J=10.8,3.6 Hz,1H),3.50(s,3H).
5-ブロモ-2-クロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000357

5-ブロモ-2-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(195mg、0.38mmol)のDMF(5mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(138mg、0.38mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(38mg、0.19mmol)および硫酸銅(II)五水和物(47mg、0.19mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、DCM(2×100mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/EtOAc=10/1~4/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(180mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522BrClN] [M+H]:623.0;found:623.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.24(s,1H),7.78(d,J=2.8 Hz,,1H),7.72(d,J=2.0 Hz,1H),7.35-7.28(m,6H),7.26-7.20(m,2H),6.22(d,J=5.2 Hz,1H),5.45(s,1H),5.34(dd,J=7.6,3.2 Hz,1H),4.49(d,J=2.8 Hz,2H),4.26(s,1H),4.21-4.06(m,2H),3.32(s,3H).
中間体68
5-クロロ-2-フルオロベンゼンチオール
Figure 2022538635000358

5-クロロ-2-フルオロベンゼンスルホニルクロリド(1.00g、4.37mmol)のDCM(30mL)中溶液に、トリフェニルホスフィン(3.66g、14.0mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をNaOH(2×30mL、2M)で抽出し、合わせた水相を、HCl(1M)を使用してpH=1に酸性化した。混合物をDCM(2×30mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥させ、濃縮して、生成物(650mg、92%)を得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.24-7.14(m,1H),7.04-6.97(m,1H),6.92(t,J=8.4 Hz,1H),3.58(d,J=1.6 Hz,1H).
5-クロロ-2-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000359

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.40g、4.00mmol)および5-クロロ-2-フルオロベンゼンチオール(650mg、4.00mmol)のDMF(20mL)中溶液に、CsCO(2.61g、8.01mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(150mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~4/1、Silica-CS 40g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.2g、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819ClFNS] [M+NH:493.1;found:493.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.43(dd,J=6.0,2.4 Hz,1H),7.24-7.17(m,1H),6.97(t,J=8.8 Hz,1H),5.93(d,J=5.6 Hz,1H),5.41(m,1H),5.29-5.17(m,1H),4.62-4.51(m,1H),4.03(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),3.97-3.86(m,2H),2.13(s,3H),2.09(s,3H),1.92(s,3H).
5-クロロ-2-フルオロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000360

5-クロロ-2-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.2g、2.52mmol)のMeOH(10mL)、EtN(6mL)および水(2mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を蒸発させて、生成物(880mg、99%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213ClFNS] [M+NH:367.0;found:367.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.69(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),7.42-7.35(m,1H),7.28(t,J=8.8 Hz,1H),6.03(d,J=4.8 Hz,1H),5.78(d,J=5.2 Hz,1H),5.30(d,J=6.4 Hz,1H),4.64(t,J=5.6 Hz,1H),4.32-4.22(m,1H),4.00-3.89(m,2H),3.51-3.43(m,2H),3.30-3.20(m,1H).
5-クロロ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000361

5-クロロ-2-フルオロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(880mg、2.52mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(766mg、5.03mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(117mg、0.50mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~1/5、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.0g、91%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917ClFNS] [M+H]:438.1;found:438.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.50(dd,J=6.0,2.4 Hz,1H),7.46-7.40(m,2H),7.33-7.25(m,3H),7.18-7.13(m,1H),6.96(t,J=8.8 Hz,1H),5.77(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(s,1H),4.58-4.49(m,1H),4.32(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),4.19-4.02(m,3H),3.57(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),2.35(d,J=6.8 Hz,1H).
5-クロロ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000362

5-クロロ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(310mg、0.81mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(461mg、1.42mmol)およびヨードメタン(502mg、3.54mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(30mL)に注ぎ入れ、EA(2×20mL)で抽出した。有機相を水(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(210mg、66%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019ClFNS] [M+H]:452.1;found:452.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.47(dd,J=6.0,2.4 Hz,1H),7.46-7.41(m,2H),7.33-7.24(m,3H),7.18-7.13(m,1H),6.96(t,J=8.8 Hz,1H),5.98(d,J=5.2 Hz,1H),5.53(s,1H),4.25(d,J=3.2 Hz,1H),4.16(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.11-3.99(m,3H),3.71(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H),3.51(s,3H).
5-クロロ-2-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000363

5-クロロ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(210mg、0.47mmol)およびトリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(101mg、0.56mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(138mg、0.70mmol)および硫酸銅(II)五水和物(58mg、0.23mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(180mg、69%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522ClFN] [M+H]:561.0;found:561.0.H NMR(400 MHz,CDCl)δ 8.22(s,1H),7.78(d,J=3.2 Hz,1H),7.51(dd,J=6.0,2.4 Hz,1H),7.35-7.26(m,6H),7.24-7.20(m,1H),7.00(t,J=8.8 Hz,1H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),5.43(s,1H),5.31(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.55-4.44(m,2H),4.29(s,1H),4.16-4.02(m,2H),3.33(s,3H).
中間体69
O-5-ブロモ-2-フルオロフェニルN,N-ジメチルカルバモチオアート
Figure 2022538635000364

5-ブロモ-2-フルオロフェノール(1.05g、5.50mmol)のTHF(20mL)中溶液に、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(1.21mL、112.0mmol)およびN,N-ジメチルカルバモチオイルクロリド(1.02g、8.25mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcに溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/0~5/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.2g、79%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrFNOS] [M+H]:278.0;found:278.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.37-7.32(m,1H),7.31-7.27(m,1H),7.09-7.01(m,1H),3.46(s,3H),3.35(s,3H).
S-(5-ブロモ-2-フルオロフェニル)N,N-ジメチルカルバモチオアート
Figure 2022538635000365

O-5-ブロモ-2-フルオロフェニルN,N-ジメチルカルバモチオアート(1.2g、4.31mmol)のジフェニルエーテル(10mL)中溶液を220℃で4時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(960mg、80%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CClFNOS] [M+H]:278.0;found:278.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.62(dd,J=6.0,2.4 Hz,1H),7.55-7.47(m,1H),7.05(t,J=8.4 Hz,1H),3.23-2.90(m,6H).
5-ブロモ-2-フルオロベンゼンチオール
Figure 2022538635000366

S-(5-ブロモ-2-フルオロフェニル)N,N-ジメチルカルバモチオアート(960mg、3.45mmol)のMeOH(25mL)中溶液に、NaOH(276mg、6.90mmol)の水(1mL)中溶液を添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮し、水(60mL)を添加し、KHSO水溶液を使用してpHを約2に調整した。混合物をEA(2×50mL)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物(650mg、91%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrFS].H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.42(dd,J=6.8,2.4 Hz,1H),7.25-7.20(m,1H),6.94(t,J=8.8 Hz,1H),3.64(d,J=1.6 Hz,1H).
5-ブロモ-2-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000367

5-ブロモ-2-フルオロベンゼンチオール(355mg、1.72mmol)のDMF(5mL)中溶液に、NaH(油中60%、143mg、3.57mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで5分間撹拌した。溶液に、2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(500mg、1.43mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を水(60mL)に注ぎ入れ、EA(60mL)で抽出した。有機相をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(440mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819BrFNS] [M+NH:537.0;found:537.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.64(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),7.46-7.37(m,1H),6.99(t,J=8.8 Hz,1H),6.00(d,J=5.6 Hz,1H),5.51-5.46(m,1H),5.33-5.25(m,1H),4.65-4.57(m,1H),4.12-4.07(m,1H),4.07-3.92(m,2H),2.20(s,3H),2.16(s,3H),2.00(s,3H).
5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000368

5-ブロモ-2-フルオロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(450mg、0.87mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、NaOMe(46.7mg、0.87mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。pH=6になるまで酢酸を添加した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(330mg、97%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213BrFNS] [M+NH:411.0;found:411.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.70(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),7.47-7.39(m,1H),7.00(t,J=8.8 Hz,1H),5.74(d,J=5.2 Hz,1H),4.49(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.31-4.24(m,1H),4.24-4.19(m,1H),3.98-3.90(m,1H),3.89-3.80(m,1H),3.66(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H).
5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000369

5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(330mg、0.84mmol)のDMF(4mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(191mg、1.26mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(58.3mg、0.25mmol)を添加し、混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物を水に注ぎ入れ、固体を濾別して、生成物(350mg、87%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917BrFNS] [M+H]:482.0;found:482.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.72(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),7.54-7.47(m,2H),7.43-7.34(m,4H),6.98(t,J=8.8 Hz,1H),5.85(d,J=5.2 Hz,1H),5.63(s,1H),4.67-4.57(m,1H),4.43-4.38(m,1H),4.27-4.07(m,3H),3.64(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.35(d,J=6.8 Hz,1H).
5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000370

5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(350mg、0.73mmol)のDMF(5mL)中溶液に、CsCO(473mg、1.45mmol)およびヨードメタン(0.264mL、3.63mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(50mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(250mg、69%)を得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.68(dd,J=6.4,2.4 Hz,1H),7.54-7.48(m,2H),7.41-7.34(m,4H),6.98(t,J=8.8 Hz,1H),6.05(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.32(d,J=3.2 Hz,1H),4.23(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.18-4.06(m,3H),3.78(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.58(s,3H).
5-ブロモ-2-フルオロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000371

5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(130mg、0.26mmol)のDMF(4mL)中溶液に、トリメチル[2-(4-メチルチアゾール-2-イル)エチニル]シラン(101mg、0.52mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(51.2mg、0.26mmol)および硫酸銅(II)五水和物(64.5mg、0.26mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ入れ、EA(60mL)で抽出した。有機相をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(110mg、68%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2624BrFN] [M+H]:619.0;found:619.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.27(s,1H),7.75-7.67(m,1H),7.47-7.32(m,6H),7.06-6.93(m,1H),6.91(d,J=1.2 Hz,1H),6.19(d,J=5.2 Hz,1H),5.50(s,1H),5.42-5.33(m,1H),4.59-4.51(m,2H),4.35(s,1H),4.22-4.09(m,2H),3.40(s,3H),2.49(s,3H).
中間体70
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000372

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(4.50g、11.5mmol)のDMF(30mL)中溶液に、5-クロロ-3-フルオロ-ピリジン-2-カルボニトリル(1.81g、11.5mmol)およびジエチルアミン(1.69g、23.0mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(150mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×200mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 80g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(3.30g、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818ClNS] [M+H]:484.1;found:484.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.64(d,J=2.4 Hz,1H),8.28(d,J=2.4 Hz,1H),6.17(d,J=5.6 Hz,1H),5.54(d,J=2.8 Hz,1H),5.29(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.68(dd,J=7.6,4.0 Hz,1H),4.27(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),4.15(dd,J=7.6,4.0 Hz,1H),3.98(dd,J=11.6,8.0 Hz,1H),2.18(s,3H),2.14(s,3H),2.14(s,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000373

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.17mmol)および2-(2-クロロチアゾール-4-イル)エチニルトリメチルシラン(46.4mg、0.22mmol)のDMF(2mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(65.5mg、0.33mmol)および硫酸銅(II)五水和物(20.6mg、0.083mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(90mg、77%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2320Cl] [M+H]:627.0;found:627.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.53(s,1H),8.01(d,J=2.0 Hz,1H),7.95(s,1H),7.73(s,1H),6.22(d,J=5.6 Hz,1H),5.99(dd,J=11.6,5.6 Hz,1H),5.58(d,J=2.0 Hz,1H),5.19(dd,J=9.6 Hz,2.0 Hz,1H),4.84-4.74(m,1H),4.11(dd,J=11.6,4.8 Hz,1H),4.01(dd,J=11.6,7.6 Hz,1H),2.02(s,3H),1.96(s,3H),1.95(s,3H).
中間体71
2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000374

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.0g、2.0mmol)のDMF(18mL)中溶液に、CsCO(1.3g、4.0mmol)、引き続いてヨードエタン(936mg、6.0mmol)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。水(100mL)を添加し、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機相をブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 40g、40mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(880mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020BrClNS] [M+H]:527.0,found:527.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.14(d,J=2.4 Hz,1H),7.87(d,J=2.4 Hz,1H),7.54-7.36(m,5H),6.14(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.41(dd,J=10.8,5.6 Hz,1H),4.32(d,J=3.2 Hz,1H),4.20-4.08(m,2H),4.02(s,1H),3.88-3.81(m,2H),3.66-3.62(m,1H),1.31-1.25(m,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000375

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(570mg、0.98mmol)のDMF(15mL)中溶液に、Zn(64.1mg、0.98mmol)、Zn(CN)(345mg、2.94mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(55.3mg、0.098mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(68.7mg、0.098mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(340mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2120ClNS] [M+H]:474.1,found:474.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.50(d,J=2.0 Hz,1H),8.03(d,J=2.4 Hz,1H),7.52-7.35(m,5H),6.14(d,J=4.8 Hz,1H),5.61(s,1H),4.37(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.33(d,J=3.2 Hz,1H),4.15-4.10(m,2H),4.09(s,1H),3.87-3.80(m,2H),3.69-3.63(m,1H),1.32-1.21(m,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000376

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(180mg、0.31mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、トリメチル(2-チアゾール-2-イルエチニル)シラン(130mg、0.62mmol)、硫酸銅(II)五水和物(38.6mg、0.15mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(30.6mg、0.15mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(85mg、47%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2623ClN] [M+H]:583.1;found:583.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.55(d,J=2.0 Hz,1H),8.29(s,1H),8.06(d,J=2.0 Hz,1H),7.84(d,J=3.2 Hz,1H),7.40-7.35(m,6H),6.26(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),5.34(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.71(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.58(d,J=2.8 Hz,1H),4.36(s,1H),4.26-4.13(m,2H),3.77-3.73(m,1H),3.40-3.37(m,1H),1.09-1.05(m,3H).
中間体72
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000377

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(160mg、0.27mmol)のDMF(6mL)中溶液に、tert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(131mg、0.33mmol)、硫酸銅(II)五水和物(34.3mg、0.14mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(27.2mg、0.14mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~0/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(180mg、77%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3640ClN] [M+H]:798.2;found:798.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.53(d,J=2.0 Hz,1H),8.05(d,J=2.0 Hz,1H),8.00(s,1H),7.72(s,1H),7.39-7.33(m,5H),6.25(d,J=4.8 Hz,1H),5.51(s,1H),5.29(dd,J=10.8,2.8 Hz,1H),4.72(dd,J=11.2,4.8 Hz,1H),4.56(d,J=2.8 Hz,1H),4.33(s,1H),4.24-4.10(m,2H),3.75-3.71(m,1H),3.39-3.35(m,1H),1.48(s,18H),1.08-1.04(m,3H).
中間体73
5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000378

5-クロロ-2-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(69mg、0.15mmol)のDMF(2mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(35.4mg、0.18mmol)、硫酸銅(II)五水和物(18.8mg、0.075mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(14.9mg、0.075mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/1、Silica-CS 4g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(62mg、71%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2623ClN] [M+H]:594.1;found:594.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.99(s,1H),7.74(d,J=2.0 Hz,1H),7.63(d,J=11.6 Hz,1H),7.42-7.35(m,6H),7.11(s,1H),6.22(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.28(dd,J=11.2,1.2 Hz,1H),4.93(s,2H),4.59-4.52(m,2H),4.41(s,1H),4.26-4.12(m,2H),3.38(s,3H).
中間体74
5-クロロ-3-フルオロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン
Figure 2022538635000379

5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(4.00g、25.6mmol)のMeOH(20mL)中溶液に、NaOMe(30.0%、4.18g、23.2mmol)を-10℃でゆっくり添加し、混合物を-10℃で4時間撹拌した。2,2-ジメトキシエタンアミン(2.69g、25.6mmol)、引き続いて酢酸(2.93mL、51.1mmol)を-10℃で添加した。混合物を65℃で30分間撹拌し、次いで、rtに冷却し、一晩撹拌した。CaCl(284mg、2.56mmol)、引き続いてHCl(5M、24mL)を添加し、懸濁液を65℃で4時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、pH=12になるまで30%NaOH溶液を添加した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(EA/PE=0~70%、シリカゲルカラム40g、50mL/分、UV254)によって精製して、生成物(780mg、15%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CClFN] [M+H]:198.0;found:198.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.58-8.19(m,1H),7.53(dd,J=10.0,2.0 Hz,1H),7.23(s,2H).
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-チオール
Figure 2022538635000380

5-クロロ-3-フルオロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン(800mg、4.05mmol)のDMF(10mL)中溶液に、NaS(474mg、6.07mmol)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中、100℃で2時間撹拌した。rtに冷却した後、酢酸(0.348mL、6.07mmol)を添加し、混合物を逆相カラム(MeCN/水(10mmol/L NHHCO)=0~26%、C18 40g、50mL/分、UV254)によって精製して、生成物(700mg、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CClNS] [M+H]:212.0;found:212.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.90(d,J=2.4 Hz,1H),7.65(d,J=2.4 Hz,1H),7.19(s,2H)
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000381

5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-チオール(700mg、3.31mmol)、2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.39g、3.97mmol)およびCsCO(2.16g、6.61mmol)のDMF(12mL)中溶液をrtで5日間撹拌した。混合物を水(200mL)に注ぎ入れ、DCM(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣を逆相カラム(MeCN/水(10mmol/L NHHCO)=0~33%、C18 40g、50mL/分、UV254)によって精製して、生成物(650mg、37%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2021ClNS] [M+H]:525.1;found:525.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 12.83(s,1H),8.47(d,J=2.0 Hz,1H),8.11(d,J=2.0 Hz,1H),7.27(s,1H),7.18(s,1H),6.30(d,J=5.6 Hz,1H),5.44(d,J=3.2 Hz,1H),5.24(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.50-4.41(m,2H),4.03-3.90(m,2H),2.12(s,3H),2.07(s,3H),1.77(s,3H).
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000382

5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.15mmol)のDMF(4mL)中溶液に、4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-アミン(59.8mg、0.31mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(60.4mg、0.31mmol)、硫酸銅(II)五水和物(38.1mg、0.15mmol)およびCsF(23.2mg、0.15mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(15mg、15%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2525ClN] [M+H]:649.1;found:649.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.87-7.95(m,3H),7.80-6.83(m,2H),6.38(s,1H),6.23-6.08(m,1H),5.74-5.56(m,2H),4.87-4.71(m,2H),4.18-3.96(m,2H),2.13-1.78(m,9H).
中間体75
5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000383

5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.57mmol)のMeOH(10mL)中溶液に、NaOMe(30.9mg、0.57mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を酢酸で中和し、濃縮し、逆相カラム(MeCN/水(10mmol/L NHHCO)=0~35%、C18 40g、50mL/分、UV254)によって精製して、生成物(150mg、66%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1415ClNS] [M+H]:399.1;found:399.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 12.74(s,1H),8.40(d,J=2.0 Hz,1H),8.20(d,J=2.0 Hz,1H),7.24(d,J=2.0 Hz,1H),7.14(d,J=1.2 Hz,1H),5.98(d,J=4.8 Hz,1H),5.82(d,J=5.6 Hz,1H),5.27(d,J=6.0 Hz,1H),4.58(t,J=5.6 Hz,1H),4.29(dt,J=10.4,5.2 Hz,1H),3.89(t,J=6.4 Hz,2H),3.50(dt,J=11.6,4.8 Hz,2H),3.30(s,1H).
中間体76
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000384

2-ブロモ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.39mmol)およびトリブチル(2-ピリジル)スタナン(143mg、0.39mmol)のDMF(3.0mL)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(27.3mg、0.039mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、110℃で6時間撹拌した。混合物を分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(25mg、13%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2422ClNS] [M+H]:512.1;found:512.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.65(s,1H),8.39(s,1H),8.15(m,1H),7.93(m,1H),7.83-7.69(m,1H),7.54-7.40(m,2H),7.37-7.26(m,4H),5.91(d,J=5.6 Hz,1H),5.55(s,1H),4.29-4.12(m,3H),4.09-3.99(m,2H),3.72(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.39(s,3H).
5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000385

5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(48mg、0.094mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(23.5mg、0.11mmol)のDMF(3mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(11.7mg、0.047mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(37.1mg、0.19mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(36mg、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2924Cl] [M+H]:655.1;found:655.2 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.30(s,1H),8.23(s,1H),7.88-7.86(m,1H),7.41-7.36(m,6H),7.27-7.25(m,3H),7.10(s,1H),6.14(d,J=4.8 Hz,1H),5.49(s,1H),5.40(dd,J=11.2,2.4 Hz,1H),4.61(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.49(d,J=2.0 Hz,1H),4.31-4.28(m,2H),4.14-4.12(m,1H),3.24(s,3H).
中間体77
3-フルオロ-5-メチルピリジン-2-カルボニトリル
Figure 2022538635000386

2-ブロモ-3-フルオロ-5-メチルピリジン(200mg、1.05mmol)のDMF(5mL)中溶液に、Zn(34.4mg、0.53mmol)、Zn(CN)(247mg、2.11mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(47.5mg、0.084mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(77.0mg、0.084mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で2.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(110mg、77%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CFN] [M+H]:137.0;found:137.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.37(s,1H),7.39(dd,J=9.2,0.8 Hz,1H).2.47(s,3H).
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000387

DMF(5mL)中のアセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(170mg、0.42mmol)および3-フルオロ-5-メチルピリジン-2-カルボニトリル(68.5mg、0.50mmol)の混合物に、ジエチルアミン(61.3mg、0.84mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~5/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(150mg、77%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1921S] [M+H]:464.1;found:464.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.43(d,J=1.2 Hz,1H),7.76(d,J=0.8 Hz,1H),6.03(d,J=5.2 Hz,1H),5.50(d,J=2.8 Hz,1H),5.26(t,J=5.2 Hz,1H),4.64(t,J=6.0 Hz,1H),4.13-4.07(m,1H),4.03-3.95(m,2H),2.42(s,3H),2.22(s,3H),2.15(s,3H),1.97(s,3H).
2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000388

2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(55.1mg、0.12mmol)のDMF(3mL)中溶液に、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(51.3mg、0.24mmol)、硫酸銅(II)五水和物(29.7mg、0.12mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(23.6mg、0.12mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(50mg、69%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2423ClN] [M+H]:607.1;found:607.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.50-8.45(m,1H),8.19-8.14(m,1H),7.84-7.79(m,1H),7.13(s,1H),6.22(d,J=5.6 Hz,1H),6.07-5.98(m,1H),5.67-5.62(m,1H),5.31-5.23(m,1H),4.92-4.85(m,1H),4.17-4.01(m,2H),2.45(d,J=0.8 Hz,3H),2.07(s,3H),2.02(s,3H),1.98(s,3H).
中間体78
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000389

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(600mg、1.32mmol)のDMF(10mL)中溶液に、NaH(油中60%、78mg、1.98mmol)および2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホナート(460mg、1.98mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(198mg、28%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2118ClS] [M+H]:536.0,found:536.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.59(d,J=2.0 Hz,1H),7.54-7.52(m,2H),7.42-7.38(m,4H),7.33-7.30(m,1H),5.92(d,J=5.2 Hz,1H),5.64(s,1H),4.43-4.38(m,2H),4.27-4.24(m,1H),4.16-4.13(m,2H),4.08(q,J=16.8,8.4 Hz,2H),5.99(dd,J=10.4,3.2 Hz,1H).
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000390

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(196mg、0.37mmol)のDCM(10mL)中溶液に、TFA(0.5mL)およびHO(0.5mL)を添加し、混合物をrtで6時間撹拌した。EtN(2mL)を0℃で滴加して、TFAを中和した。混合物を濃縮し、分取TLC(PE/EA=1/2)によって精製して、生成物(114mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1414ClS] [M+NH:465.0;found:465.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)7.59(d,J=2.0 Hz,1H),7.39-7.37(m,1H),7.33-7.25(m,1H),5.77(d,J=5.6 Hz,1H),4.30-4.26(m,2H),4.18-4.14(m,1H),4.10-3.92(m,3H),3.85-3.77(m,2H).
中間体80
5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000391

5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(500mg、0.99mmol)のDMF(5mL)中溶液に、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(429mg、1.99mmol)、硫酸銅(II)五水和物(248mg、0.99mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(197mg、0.99mmol)およびCsF(151mg、0.99mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(330mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2221BrClN] [M+H]:646.0;found:646.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.61(dd,J=7.2,2.0 Hz,2H),8.14(s,1H),8.01(t,J=2.0 Hz,1H),7.14(s,1H),6.16(d,J=5.6 Hz,1H),5.98(dd,J=11.6,5.6 Hz,1H),5.65-5.60(m,1H),5.27(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.89-4.81(m,1H),4.21-4.03(m,2H),2.09(s,3H),2.04(s,3H),1.99(s,3H).
5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000392

5-ブロモピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.23mmol)、CuI(4.4mg、0.023mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(10.2mg、0.014mmol)およびエチニル(トリメチル)シラン(114mg、1.16mmol)のDMF(4mL)およびDIPEA(0.397mL、2.32mmol)中溶液を、マイクロ波条件下、100℃で2時間撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~2/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(100mg、65%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2730ClNSi] [M+H]:664.1;found:664.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.13(s,1H),7.91(s,1H),7.59-7.28(m,2H),7.13(s,1H),6.15(d,J=5.6 Hz,1H),5.97(dd,J=11.6,5.6 Hz,1H),5.64-5.58(m,1H),5.31-5.23(m,1H),4.89-4.81(m,1H),4.19-4.00(m,2H),2.08(s,3H),2.03(s,3H),1.98(s,3H),0.26(s,9H).
中間体81
5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000393

5-ブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.42mmol)のDMF(5mL)中溶液に、tert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(199mg、0.50mmol)、硫酸銅(II)五水和物(104mg、0.42mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(82.7mg、0.42mmol)およびCsF(63.4mg、0.42mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(200mg、60%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3439BrN] [M+H]:803.1,found:803.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.63-8.54(m,2H),8.04-7.98(m,2H),7.71(s,1H),7.42-7.29(m,5H),6.16(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.32-5.24(m,1H),4.60-4.51(m,2H),4.33-4.23(m,2H),4.19-4.10(m,1H),3.33(s,3H),1.47(s,18H).
5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000394

5-ブロモピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.25mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(10.9mg、0.015mmol)、CuI(4.7mg、0.025mmol)およびエチニル(トリメチル)シラン(122mg、1.24mmol)のDMF(4mL)およびDIPEA(0.426mL、2.49mmol)中溶液を、マイクロ波条件下、100℃で2時間撹拌した。混合物を水(20mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(110mg、54%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3948Si] [M+H]:821.3;found:821.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.61-8.54(m,2H),8.01(s,1H),7.94-7.89(m,1H),7.72(s,1H),7.43-7.29(m,5H),6.15(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.34-5.26(m,1H),4.60-4.51(m,2H),4.35-4.24(m,2H),4.18-4.09(m,1H),3.34(s,3H),1.48(s,18H),0.27(s,9H).
中間体82
5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000395

5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.19mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(60.9mg、0.28mmol)のDMF(4mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(23.5mg、0.094mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.9mg、0.28mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(90mg、84%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2521ClN] [M+H]:569.1;found:569.2 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 9.01-8.67(m,2H),8.30(s,1H),8.14-8.09(m,1H),7.41-7.36(m,5H),7.11(s,1H),6.23(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),5.36-5.27(m,1H),4.63-4.52(m,2H),4.32-4.24(m,2H),4.19-4.06(m,1H),3.35(s,3H).
中間体83
5-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000396

5-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.19mmol)および4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-オール(44.5mg、0.23mmol)のDMF(4mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(23.5mg、0.094mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(55.9mg、0.28mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EA(3×10mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(50mg、48%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2522] [M+H]:551.1;found:551.0 H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.96(d,J=2.4 Hz,1H),8.93(d,J=2.0 Hz,1H),8.55(t,J=2.0 Hz,1H),8.28(s,1H),7.35(s,5H),6.67(d,J=5.2 Hz,1H),6.51(s,1H),5.58(s,1H),5.14(dd,J=11.6,3.2 Hz,1H),4.61(dd,J=11.6,5.2 Hz,1H),4.56(d,J=3.2 Hz,1H),4.25(s,1H),4.08(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),3.92(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),3.33(s,3H).
中間体84
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000397

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.76mmol)およびtert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(360mg、0.91mmol)のDMF(5mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(94.5mg、0.38mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(225mg、1.14mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~2/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(600mg、93%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3338BrN11] [M+H]:852.1,found:852.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.68(d,J=2.0 Hz,1H),8.21(d,J=2.0 Hz,1H),7.81(s,1H),7.66(s,1H),6.28(d,J=5.6 Hz,1H),6.07(dd,J=11.7,5.6 Hz,1H),5.63(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),5.18(dd,J=11.8,3.0 Hz,1H),4.84-4.77(m,1H),4.23-3.98(m,2H),2.06(s,3H),2.01(s,3H),2.00(s,3H),1.55(s,18H).
2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000398

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.24mmol)およびエチニル(トリメチル)シラン(115mg、1.17mmol)のDMF(5mL)中溶液に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(16.5mg、0.024mmol)、CuI(4.5mg、0.024mmol)およびDIPEA(0.201mL、1.17mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1)によって精製して、生成物(80mg、39%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C384711Si] [M+H]:870.3;found:870.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.63(d,J=2.0 Hz,1H),8.03(d,J=2.0 Hz,1H),7.82(s,1H),7.66(s,1H),6.27(d,J=5.6 Hz,1H),6.07(dd,J=11.6,5.6 Hz,1H),5.65-5.60(m,1H),5.20(dd,J=11.6,2.8 Hz,1H),4.89-4.81(m,1H),4.15(dd,J=11.6,4.8 Hz,1H),4.07(dd,J=11.6,7.6 Hz,1H),2.06(s,3H),2.01(s,3H),2.01(s,3H),1.56(s,18H),0.28(s,9H).
中間体85
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000399

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.30mmol)のDMF(5mL)中溶液に、tert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(128mg、0.32mmol)、硫酸銅(II)五水和物(74.3mg、0.30mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(58.9mg、0.30mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(140mg、57%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3538BrN] [M+H]:828.1,found:827.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.64(d,J=2.0 Hz,1H),8.23(d,J=2.0 Hz,1H),8.01-8.00(m,1H),7.71(s,1H),7.41-7.28(m,5H),6.26(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.27(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.62(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.55(d,J=3.2 Hz,1H),4.35(s,1H),4.27-4.07(m,2H),3.38(s,3H),1.78(s,18H).
2-シアノ-5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000400

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(140mg、0.17mmol)、エチニル(トリメチル)シラン(83mg、0.85mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(7.4mg、0.010mmol)およびCuI(3.2mg、0.017mmol)のTHF(8mL)およびDIPEA(0.289mL、1.69mmol)中溶液をrtで20時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(110mg、77%)を得た。H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.63-8.58(m,1H),8.09-8.04(m,1H),8.04-7.99(m,1H),7.78-7.74(m,1H),7.40-7.31(m,5H),6.26(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),5.38-5.24(m,1H),4.67-4.55(m,2H),4.39(s,1H),4.28-4.14(m,2H),3.40(s,3H),1.48(s,18H),0.29(s,9H).
中間体86
2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000401

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(800mg、1.47mmol)のDMF(10mL)中溶液に、NaH(油中60%、113mg、2.94mmol)を添加し、引き続いてヨードエタン(1.15g、7.35mmol)を滴加した。混合物をrtで1時間撹拌した後、水(30mL)を添加し、水相をEtOAc(50mL)で抽出した。有機相を乾燥させ、蒸発させて、生成物(800mg、95%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020BrS] [M+H]:571.0;found:570.9.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.23(d,J=2.4 Hz,1H),7.98(d,J=2.4 Hz,1H),7.57-7.46(m,2H),7.42-7.32(m,3H),6.14(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.40(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.31(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),4.23-4.10(m,2H),4.03-3.99(m,1H),3.90-3.76(m,2H),3.64(dd,J=8.8,6.8 Hz,1H),1.29(t,J=6.8 Hz,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000402

2,5-ジブロモピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.70mmol)のDMSO(3mL)中溶液に、シアン化銅(I)(75.1mg、0.84mmol)を添加し、混合物をマイクロ波反応器中、110℃で90分間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL)で抽出した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 12g、12mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(105mg、29%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2120BrNS] [M+H]:518.0;found:518.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.59(d,J=2.0 Hz,1H),8.18(d,J=2.0 Hz,1H),7.57-7.46(m,2H),7.43-7.33(m,3H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.37(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.32(d,J=3.2 Hz,1H),4.23-4.07(m,3H),3.91-3.78(m,2H),3.71-3.59(m,1H),1.30(t,J=6.8 Hz,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000403

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(105mg、0.20mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(74.9mg、0.24mmol)のDMF(4mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(25.3mg、0.10mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(60.2mg、0.30mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(85mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2622BrClN] [M+H]:661.0;found:661.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.65(d,J=2.0 Hz,1H),8.30(s,1H),8.21(d,J=2.0 Hz,1H),7.42-7.33(m,5H),7.11(s,1H),6.25(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.34(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.69(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.56(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),4.35(s,1H),4.24(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.15(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),3.84-3.63(m,1H),3.44-3.23(m,1H),1.07(t,J=6.8 Hz,3H).
中間体87
3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000404

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.44mmol)のDMF(5.0mL)中溶液に、CsCO(430mg、1.32mmol)、引き続いてヨードエタン(343mg、2.20mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(3×30mL)で洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(205mg、97%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2121ClS] [M+H]:482.1,found:482.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.51(d,J=2.0 Hz,1H),7.48-7.42(m,2H),7.35-7.26(m,4H),7.22(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),5.94(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(s,1H),4.26(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.23(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),4.14(dd,J=12.4,1.6 Hz,1H),4.07-3.98(m,2H),3.77-3.64(m,2H),3.59-3.48(m,1H),1.21(t,J=6.8 Hz,3H).
3,4-ジクロロフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000405

3,4-ジクロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.21mmol)およびtert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(98.7mg、0.25mmol)のDMF(5mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(25.9mg、0.10mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(61.6mg、0.31mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~2/1、Silica-CS 20g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(130mg、78%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3641Cl] [M+H]:806.2,found:806.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.00(s,1H),7.71(s,1H),7.62(d,J=2.0 Hz,1H),7.41-7.29(m,7H),6.13(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.27(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.64(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.55-4.50(m,1H),4.32-4.21(m,2H),4.17-4.11(m,1H),3.72-3.59(m,1H),3.39-3.27(m,1H),1.48(s,18H),1.03(t,J=6.8 Hz,3H).
中間体88
4-ブロモ-3-クロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000406

2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.40g、4.0mmol)および4-ブロモ-3-クロロベンゼンチオール(823mg、3.68mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(2.61g、8.01mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。水(50mL)を添加し、混合物をEtOAc(100mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~4/1、Silica-CS 40g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.80g、84%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819BrClNS] [M+NH:553.0;found:553.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.56(d,J=2.0 Hz,1H),7.54(d,J=8.4 Hz,1H),7.20(dd,J=8.4,2.0 Hz,1H),5.98(d,J=5.6 Hz,1H),5.47(dd,J=3.2,1.2 Hz,1H),5.27(dd,J=10.8,5.6 Hz,1H),4.64-4.57(m,1H),4.12(dd,J=11.6,4.8 Hz,1H),4.01(dd,J=11.6,7.6 Hz,1H),3.94(dd,J=10.8,3.4 Hz,1H),2.19(s,3H),2.16(s,3H),1.99(s,3H).
4-ブロモ-3-クロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000407

4-ブロモ-3-クロロフェニル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.80g、3.35mmol)のMeOH/EtN/HO(9mL、5:3:1)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を蒸発させ、逆相クロマトグラフィー(MeCN/HO=1/20~3/1、C-18カラム、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(1.20g、87%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213BrClNS] [M+NH:426.9;found:426.7.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.74(d,J=2.4 Hz,1H),7.68(d,J=8.4 Hz,1H),7.37(dd,J=8.4,2.4 Hz,1H),5.96(d,J=5.2 Hz,1H),5.73(d,J=5.2 Hz,1H),5.31(d,J=6.4 Hz,1H),4.67(t,J=5.6 Hz,1H),4.25(dt,J=10.8,5.2 Hz,1H),3.98(t,J=6.4 Hz,1H),3.94-3.89(m,1H),3.51(dt,J=11.6,6.0 Hz,1H),3.41-3.35(m,2H).
4-ブロモ-3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000408

4-ブロモ-3-クロロフェニル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.20g、2.92mmol)のDMF(20mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(1.33g、8.77mmol)、引き続いてD(+)-10-カンファースルホン酸(136mg、0.58mmol)を添加し、混合物を減圧下、50℃で3時間撹拌した。混合物をEtNで中和し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1~3/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.30g、89%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917BrClNS] [M+H]:498.0;found:497.6.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.79-7.64(m,2H),7.46-7.21(m,6H),6.14(d,J=5.2 Hz,1H),5.95(d,J=5.2 Hz,1H),5.65(s,1H),4.42-4.38(m,1H),4.29(dt,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.07(dd,J=12.8,2.0 Hz,1H),3.99(s,1H),3.89(dd,J=12.8,2.0 Hz,1H),3.63(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
4-ブロモ-3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000409

4-ブロモ-3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(400mg、0.80mmol)のDMF(5.0mL)中溶液に、CsCO(784mg、2.41mmol)、引き続いてヨードエタン(1.25g、8.02mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物をEtOAc(30mL)で希釈し、水(3×30mL)で洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物(410mg、97%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2121BrClNS] [M+H]:526.0;found:526.6.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 7.82-7.70(m,2H),7.47-7.30(m,6H),6.38(d,J=5.2 Hz,1H),5.68(s,1H),4.43-4.38(m,1H),4.17-4.05(m,2H),4.01(s,1H),3.92(dd,J=12.4,1.6 Hz,1H),3.84-3.72(m,2H),3.61-3.49(m,1H),1.15(t,J=6.8 Hz,3H).
3-クロロ-4-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000410

4-ブロモ-3-クロロフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(300mg、0.57mmol)のDMF(3mL)中溶液に、Zn(37.2mg、0.57mmol)、Zn(CN)(201mg、1.71mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(25.7mg、0.046mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(41.7mg、0.046mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲気下、100℃で2.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc=10/1~5/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(105mg、29%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2221ClNS] [M+H]:473.1;found:472.8.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 7.61(d,J=1.6 Hz,1H),7.56-7.49(m,3H),7.43-7.34(m,4H),6.19(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.37(dd,J=10.4,5.2 Hz,1H),4.32-4.28(m,1H),4.21(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.10(dd,J=12.6,1.6 Hz,1H),4.00(d,J=1.6 Hz,1H),3.82-3.71(m,2H),3.67-3.57(m,1H),1.27(t,J=6.8 Hz,3H).
3-クロロ-4-シアノフェニル4,6-O-ベンジリデン-3-{4-[2-(ジ-tert-ブトキシカルボニルアミノ)チアゾール-4-イル]-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル}-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000411

3-クロロ-4-シアノフェニル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(70mg、0.15mmol)およびtert-ブチルN-tert-ブトキシカルボニル-N-[4-(2-トリメチルシリルエチニル)チアゾール-2-イル]カルバマート(70.4mg、0.18mmol)のDMF(4.0mL)中溶液に、硫酸銅(II)五水和物(18.5mg、0.074mmol)および(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(44.0mg、0.22mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(90mg、76%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3741ClN] [M+H]:797.2;found:796.7 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.00(s,1H),7.71(s,1H),7.66(d,J=1.6 Hz,1H),7.56(d,J=8.4 Hz,1H),7.45(dd,J=8.4,1.6 Hz,1H),7.42-7.29(m,5H),6.31(d,J=5.2 Hz,1H),5.52(s,1H),5.29-5.22(m,1H),4.68(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.53(d,J=3.2 Hz,1H),4.32-4.20(m,2H),4.16-4.06(m,1H),3.70-3.57(m,1H),3.39-3.27(m,1H),1.47(s,18H),1.01(t,J=6.8 Hz,3H).
中間体90
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000412

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(4.00g、10.3mmol)のDMF(30mL)中溶液に、0℃で5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(4.13g、20.5mmol)およびジエチルアミン(1.50g、20.5mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(80mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×80mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(3.00g、55%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818BrNS] [M+H]:528.0;found:528.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.66(d,J=2.0 Hz,1H),8.18(d,J=2.0 Hz,1H),6.11(d,J=5.6 Hz,1H),5.52(d,J=2.4 Hz,1H),5.31(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.60(dd,J=7.2,4.8 Hz,1H),4.17-4.11(m,1H),4.04-3.98(m,2H),2.24(s,3H),2.18(s,3H),2.02(s,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000413

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3.00g、5.68mmol)のMeOH(50mL)、EtN(3.96mL)および水(2mL)中溶液をrtで16時間撹拌した。混合物を濃縮し、DCM(20mL)を残渣に添加した。沈殿を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(1.8g、79%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1212BrNS] [M+H]:402.0;found:402.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.62(d,J=2.0 Hz,1H),8.52(d,J=2.0 Hz,1H),6.01(d,J=5.2 Hz,1H),4.43(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.13(t,J=6.0 Hz,1H),4.04(d,J=2.4 Hz,1H),3.65-3.58(m,3H).
5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000414

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.80g、4.48mmol)のDMF(10mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.04g、13.4mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(312mg、1.34mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水に注ぎ入れた。固体を回収し、真空中で乾燥させて、生成物(2.0g、91%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1916BrNS] [M+H]:490.0;found:490.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.61(d,J=2.0 Hz,1H),8.24(d,J=2.0 Hz,1H),7.52-7.47(m,2H),7.39-7.34(m,3H),5.93(d,J=5.2 Hz,1H),5.64(s,1H),4.67(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.43(d,J=2.4 Hz,1H),4.23-3.89(m,3H),3.67(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
5-ブロモ-2-(エトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000415

5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(500mg、1.02mmol)のEtOH(20mL)および水(10mL)中溶液に、NaOH(612mg、15.3mmol)を添加し、混合物を80℃で一晩撹拌した。混合物を蒸発乾固させ、残渣をDMF(6mL)に溶解した。CsCO(664mg、2.04mmol)およびヨードエタン(1.59g、10.2mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を水(200mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×100mL)で抽出した。有機相をブライン(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(140mg、24%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2325BrNS] [M+H]:565.1;found:565.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.52(d,J=2.0 Hz,1H),8.28(d,J=2.0 Hz,1H),7.55-7.33(m,5H),6.09(d,J=5.2 Hz,1H),5.61(s,1H),4.56-4.01(m,7H),3.91(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.84-3.54(m,2H),1.44(t,J=7.2 Hz,3H),1.26(t,J=7.2 Hz,3H).
5-ブロモ-2-(エトキシカルボニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000416

5-ブロモ-2-(エトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(140mg、0.25mmol)のDMF(5mL)中溶液に、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(107mg、0.50mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(49.1mg、0.25mmol)および硫酸銅(II)五水和物(61.8mg、0.25mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(110mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2827BrClN] [M+H]:708.0;found:708.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.57(d,J=2.0 Hz,1H),8.34-8.29(m,2H),7.43-7.35(m,5H),7.12(s,1H),6.24(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.46(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.74(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.55-4.46(m,3H),4.31-4.23(m,2H),4.17-4.10(m,1H),3.76-3.64(m,1H),3.42-3.30(m,1H),1.46(t,J=7.2 Hz,3H),1.03(t,J=7.2 Hz,3H).
5-ブロモ-2-(エトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000417

5-ブロモ-2-(エトキシカルボニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.13mmol)のDCM(6mL)中溶液に、TFA(0.94mL)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。EtN(2mL)を0℃で添加した。混合物を濃縮し、分取HPLC[MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select 10μm 19*250mm、20mL/分、UV254]によって精製して、生成物(40mg、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2123BrClN] [M+H]:620.0;found:620.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.63(s,1H),8.56(s,2H),7.46(s,1H),6.31(d,J=5.2 Hz,1H),5.11(dd,J=11.2,2.8 Hz,1H),4.76(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.49-4.35(m,3H),4.21-4.17(m,1H),3.83-3.62(m,3H),3.47-3.37(m,1H),1.41(t,J=7.2 Hz,3H),1.01(t,J=6.8 Hz,3H).
5-ブロモ-2-カルボキシピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000418

5-ブロモ-2-(エトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(40mg、0.064mmol)のMeOH/THF/HO(5mL、2:2:1)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(8.1mg、0.19mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、逆相カラム(MeCN/水(0.01%TFA)=0~45%、C18 40g、50mL/分、UV254)によって精製して、生成物(30mg、79%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1919BrClN] [M+H]:592.0;found:529.3.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.76-8.28(m,3H),7.46(s,1H),6.38(d,J=5.6 Hz,1H),5.17(d,J=11.2 Hz,1H),4.78(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.35(t,J=6.0 Hz,1H),4.21-4.16(m,1H),3.81-3.59(m,3H),3.48-3.37(m,1H),1.00(t,J=7.2 Hz,3H).
中間体91
5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000419

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.34g、6.01mmol)のDMF(30mL)中溶液に、メチル5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-カルボキシラート(1.41g、6.01mmol)およびジエチルアミン(879mg、12.0mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(150mL)で希釈し、EtOAc(2×200mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 40g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.60g、47%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1921BrNS] [M+H]:561.0;found:561.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.49(d,J=2.0 Hz,1H),8.16(d,J=2.0 Hz,1H),6.06(d,J=5.6 Hz,1H),5.43-5.38(m,1H),5.34-5.25(m,1H),4.51-4.44(m,1H),4.10-3.98(m,3H),3.95(s,3H),2.11-2.09(m,6H),1.86(s,3H).
5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000420

5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.60g、2.85mmol)のMeOH(30mL)、EtN(2mL)およびHO(1mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、DCMに懸濁した。固体を回収し、DCMおよびジエチルエーテルによって洗浄した。得られた物質をDMF(10mL)に溶解し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(524mg、3.45mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(107mg、0.46mmol)を添加した。混合物を50℃で2時間撹拌した後、rtに冷却し、EtN(1mL)で中和した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1~1/3、Silica-CS 20g、25mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(1.00g、67%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2019BrNS] [M+H]:523.0;found:523.0.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.67(d,J=2.0 Hz,1H),8.50(d,J=2.0 Hz,1H),7.53-7.44(m,5H),6.33(d,J=5.2 Hz,1H),6.21(d,J=5.6 Hz,1H),5.74(s,1H),4.53-4.47(m,1H),4.45-4.37(m,1H),4.18-4.11(m,1H),4.05-3.76(m,6H).
5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000421

5-ブロモ2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.00g、1.91mmol)のDMF(10mL)中溶液に、CsCO(1.25g、3.82mmol)およびヨードメタン(814mg、5.73mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(200mL)に注ぎ入れ、沈殿を回収した。固体をEtOAc(100mL)に溶解し、ブライン(50mL)で洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥させ、濃縮して、生成物(740mg、72%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2121BrNS] [M+H]:537.0;found:537.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.52(d,J=2.0 Hz,1H),8.32(d,J=2.0 Hz,1H),7.56-7.49(m,2H),7.41-7.33(m,3H),6.11(d,J=5.2 Hz,1H),5.62(s,1H),4.37-3.79(m,9H),3.53(s,3H).
5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000422

5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(740mg、1.38mmol)のDMF(5mL)中溶液に、2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(446mg、2.07mmol)、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(273mg、1.38mmol)および硫酸銅(II)五水和物(344mg、1.38mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(700mg、75%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2623BrClN] [M+H]:680.0;found:680.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.56(d,J=2.0 Hz,1H),8.34(d,J=2.0 Hz,1H),7.42-7.34(m,6H),7.11(s,1H),6.27(d,J=5.2 Hz,1H),5.51(s,1H),5.45(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.65(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.53(d,J=3.2 Hz,1H),4.31-4.24(m,2H),4.15-4.09(m,1H),4.02(s,3H),3.34(s,3H).
5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000423

5-ブロモ-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(680mg、1.00mmol)のTHF(30mL)中溶液に、エチニル(トリメチル)シラン(294mg、3.00mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(36.4mg、0.050mmol)、CuI(57.1mg、0.30mmol)およびDIPEA(0.513mL、3.00mmol)を添加し、混合物を50℃で1時間撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1~0/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(400mg、57%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3132ClNSi] [M+H]:698.1;found:698.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.53(d,J=1.6 Hz,1H),8.32(s,1H),8.20(d,J=1.6 Hz,1H),7.42-7.34(m,5H),7.11(s,1H),6.29(d,J=5.2 Hz,1H),5.54-5.39(m,2H),4.66(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.56-4.51(m,1H),4.37-4.25(m,2H),4.17-4.06(m,1H),4.02(s,3H),3.34(s,3H),0.28(s,9H).
2-カルボキシ-5-エチニルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000424

5-(2-トリメチルシリル-1-エチニル)-2-(メトキシカルボニル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.29mmol)のMeOH(3mL)および水(3mL)中溶液に、水酸化リチウム一水和物(36.1mg、0.86mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濾過し、分取HPLC(MeCN/HO(10mmol/L NHHCO)、X-Select10μm 19*250 mm、20mL/分、UV254)によって精製して、生成物(80mg、46%)を得た。H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.99(s,1H),8.56(s,1H),8.41-8.21(m,1H),7.80(s,1H),7.46-7.30(m,5H),6.77-6.69(m,1H),5.58(s,1H),5.33-5.21(m,1H),4.96-4.85(m,1H),4.72-4.64(m,1H),4.63-4.50(m,1H),4.23-4.17(m,1H),4.13-4.05(m,1H),3.96-3.88(m,1H),3.32(s,3H).
5-エチニル-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000425

2-カルボキシ-5-エチニルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(65mg、0.11mmol)のDMF(3mL)中溶液に、ジメチルアミン塩酸塩(26mg、0.32mmol)、HATU(80.8mg、0.21mmol)およびDIPEA(73μL、0.43mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機相をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(30mg、44%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2927ClN] [M+H]:639.1;found:639.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.62(d,J=2.0 Hz,1H),8.29(s,1H),8.02(d,J=2.0 Hz,1H),7.40-7.34(m,5H),7.11(s,1H),6.34(d,J=5.2 Hz,1H),5.49(s,1H),5.34(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.58-4.50(m,2H),4.41(s,1H),4.27-4.10(m,2H),3.38(s,3H),3.30(s,1H),3.17(s,3H),2.87(s,3H).
中間体92
2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-5-エチニルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000426

2-カルボキシ-5-エチニルピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(65mg、0.11mmol)のDMF(3mL)中溶液に、アゼチジン塩酸塩(19.9mg、0.21mmol)、HATU(80.8mg、0.21mmol)およびDIPEA(73μL、0.43mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(2×30mL)で抽出した。有機相をブライン(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 4g、10mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(30mg、43%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C3027ClN] [M+H]:651.1;found:651.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.51(d,J=1.6 Hz,1H),8.31(s,1H),8.16(d,J=1.6 Hz,1H),7.47-7.34(m,5H),7.11(s,1H),6.28(d,J=5.2 Hz,1H),5.50(s,1H),5.45(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),4.61(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.57-4.48(m,2H),4.43-4.40(m,1H),4.33-4.20(m,4H),4.17-4.11(m,1H),3.36(s,3H),3.30(s,1H),2.42-2.30(m,2H).
中間体93
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000427

アセチル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-D-ガラクトピラノシド(4.50g、11.5mmol)のDMF(30mL)中溶液に、5-クロロ-3-フルオロピリジン-2-カルボニトリル(1.81g、11.5mmol)およびジエチルアミン(1.69g、23.0mmol)を0℃で添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を水(150mL)に注ぎ入れ、EtOAc(2×200mL)で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 80g、50mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(3.30g、59%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1818ClNS] [M+H]:484.1;found:484.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.64(d,J=2.4 Hz,1H),8.28(d,J=2.4 Hz,1H),6.17(d,J=5.6 Hz,1H),5.54(d,J=2.8 Hz,1H),5.29(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.68(dd,J=7.6,4.0 Hz,1H),4.27(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),4.15(dd,J=7.6,4.0 Hz,1H),3.98(dd,J=11.6,8.0 Hz,1H),2.18(s,3H),2.14(s,3H),2.14(s,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000428

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル-2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(3.30g、6.83mmol)のMeOH(30mL)、EtN(12mL)および水(3mL)中溶液をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、DCM(20mL)を添加した。沈殿を単離して、生成物(2.20g、90%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1212ClNS] [M+H]:358.0;found:358.0.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.37(d,J=2.4 Hz,1H),6.03(d,J=5.2 Hz,1H),4.43(dd,J=6.8,1.6 Hz,1H),4.12(t,J=6.0 Hz,1H),4.04(d,J=2.4 Hz,1H),3.66-3.58(m,3H).
5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000429

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.20g、6.15mmol)のDMF(15mL)中溶液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(2.81g、18.4mmol)およびD(+)-10-カンファースルホン酸(429mg、1.84mmol)を添加し、混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、水に注ぎ入れた。沈殿を単離して、生成物(2.00g、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1916ClNS.] [M+H]:446.1;found:446.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.51(d,J=2.0 Hz,1H),8.08(d,J=2.4 Hz,1H),7.51-7.35(m,5H),5.92(d,J=5.2 Hz,1H),5.64(s,1H),4.66(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.44(d,J=2.8 Hz,1H),4.25-4.13(m,3H),3.67(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H).
2-カルボキシ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000430

5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(2.00g、4.33mmol)のEtOH(50mL)および水(20mL)中溶液に、NaOH(2.6g、64.9mmol)を添加し、混合物を80℃で一晩撹拌した。EtOHを減圧下で除去し、HCl(1M)を使用して混合物を酸性化した。沈殿を単離し、真空中で乾燥させて、生成物(1.80g、90%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917ClNS] [M+H]:465.1;found:465.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.34-8.28(m,2H),7.49-7.34(m,5H),5.94(d,J=5.2 Hz,1H),5.63(s,1H),4.57(dd,J=12.0,4.0 Hz,1H),4.41(s,1H),4.14-4.00(m,3H),3.73(dd,J=8.4,2.8 Hz,1H).
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000431

2-カルボキシ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.43mmol)、HATU(327mg、0.86mmol)およびDIPEA(221μL、1.29mmol)のDMF(6mL)中溶液に、メチルアミン塩酸塩(43.6mg、0.65mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を逆相クロマトグラフィー(MeCN/HO=1/20~3/1、C-18カラム、20mL/分、UV 254)によって精製して、生成物(130mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2020ClNS] [M+H]:478.1;found:478.2.H NMR(400 MHz,DMSO-d)δ 8.67(d,J=4.8 Hz,1H),8.43(d,J=2.0 Hz,1H),8.23(d,J=2.0 Hz,1H),7.51-7.31(m,5H),6.18(d,J=5.2 Hz,1H),6.05(d,J=5.2 Hz,1H),5.67(s,1H),4.42(d,J=3.2 Hz,1H),4.34(dt,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.06(dd,J=12.4,1.6 Hz,1H),3.97-3.87(m,2H),3.75(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),2.77(d,J=4.8 Hz,3H).
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000432

5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.21mmol)およびヨードメタン(0.13mL、2.09mmol)のDMF(6.0mL)中溶液に、CsCO(205mg、0.63mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取TLC(PE/EA=1/1)によって精製して、生成物(60mg、58%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2122ClNS] [M+H]:492.1;found:492.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.17(d,J=2.0 Hz,1H),8.12(d,J=2.0 Hz,1H),7.83(d,J=5.2 Hz,1H),7.58-7.42(m,2H),7.38-7.24(m,3H),6.02(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(s,1H),4.29-4.20(m,2H),4.13(dd,J=13.2,2.0 Hz,1H),4.08-3.99(m,2H),3.92(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.45(s,3H),2.93(d,J=5.2 Hz,3H).
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000433

5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(60mg、0.12mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(31.6mg、0.15mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(36.2mg、0.18mmol)および硫酸銅(II)五水和物(15.2mg、0.061mmol)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(40mg、52%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2624Cl] [M+H]:635.1;found:635.1 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.23(m,2H),8.12(m,1H),7.95(s,1H),7.86(d,J=4.8 Hz,1H),7.32(m,5H),6.18(d,J=5.2 Hz,1H),5.51-5.45(m,1H),5.44(s,1H),4.63(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.47-4.44(m,1H),4.27(s,1H),4.20(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.11-4.03(m,1H),3.27(s,3H),2.95(d,J=5.2 Hz,3H).
中間体94
5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000434

2-カルボキシ-5-クロロピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(200mg、0.43mmol)のDMF(5mL)中溶液に、HATU(327mg、0.86mmol)およびEtN(0.60mL、4.3mmol)を0℃で添加した。10分後、エチルアミン塩酸塩(70mg、0.86mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を逆相クロマトグラフィー(MeCN/HO=1/20~3/1、C-18カラム、20mL/分、UV 254)によって精製して、生成物(150mg、71%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2122ClNS] [M+H]:492.1;found:492.1.H NMR(400 MHz,Methanol-d)δ 8.36(d,2.0 Hz,1H),8.25(d,J=2.0 Hz,1H),7.52-7.34(m,5H),5.96(d,J=5.1 Hz,1H),5.66(s,1H),4.56(dd,J=11.2,5.6 Hz,1H),4.44(d,J=2.8 Hz,1H),4.16-4.02(m,3H),3.74(dd,J=10.8,3.2 Hz,1H),3.42-3.37(m,2H),1.25-1.20(m,3H).
5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000435

5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(150mg、0.30mmol)およびヨードメタン(0.19mL、3.0mmol)のDMF(5.0mL)中溶液に、CsCO(200mg、0.61mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1~1/1、Silica-CS 12g、20mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(90mg、58%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2224ClNS] [M+H]:506.1;found:506.1.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.17(d,J=2.0 Hz,1H),8.12(d,J=2.1 Hz,1H),7.84(s,1H),7.48-7.29(m,5H),6.02(d,J=5.2 Hz,1H),5.55(s,1H),4.27-4.22(m,2H),4.15-3.91(m,4H),3.43-3.38(m,2H),2.93(d,J=5.1 Hz,3H),1.21-1.17(m,3H).
5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000436

5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(90mg、0.18mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(58mg、0.27mmol)のDMF(5mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(18mg、0.089mmol)および硫酸銅(II)五水和物(22mg、0.089mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(DCM/EA=1/0~4/1、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(95mg、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2726Cl] [M+H]:649.1;found:649.0 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.24(s,1H),8.21(s,1H),8.15(d,J=2.0 Hz,1H),7.84(s,1H),7.34-7.29(m,5H),7.04(s,1H),6.18(d,J=5.2 Hz,1H),5.48(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),5.44(s,1H),4.62(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.45(d,J=3.2 Hz,1H),4.28(s,1H),4.22-4.04(m,2H),3.46-3.39(m,2H),3.28(s,3H),1.22-1.17(m,3H).
中間体95
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000437

5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(120mg、0.25mmol)およびヨードエタン(0.156mL、2.51mmol)のDMF(6.0mL)中溶液に、CsCO(245mg、0.75mmol)を添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL)で抽出した。有機相を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(80mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2224ClNS] [M+H]:506.1;found:506.2.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.16(d,J=2.0 Hz,1H),8.10(d,J=2.0 Hz,1H),7.83(d,J=5.2 Hz,1H),7.53-7.43(m,2H),7.37-7.25(m,3H),6.01(d,J=5.2 Hz,1H),5.54(s,1H),4.35(dd,J=10.8,5.2 Hz,1H),4.20(d,J=3.4 Hz,1H),4.11(dd,J=13.2,2.0 Hz,1H),4.04-3.92(m,3H),3.80-3.65(m,1H),3.60-3.46(m,1H),2.94(d,J=5.2 Hz,3H),1.18(t,J=6.8 Hz,3H).
5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル4,6-O-ベンジリデン-3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000438

5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)ピリジン-3-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(80mg、0.16mmol)および2-(4-クロロチアゾール-2-イル)エチニルトリメチルシラン(40.9mg、0.19mmol)のDMF(4mL)中溶液に、(+)-L-アスコルビン酸ナトリウム(47.0mg、0.24mmol)および硫酸銅(II)五水和物(19.7mg、0.079mmol)を添加し、混合物をrtで一晩撹拌した。混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1~1/2、Silica-CS 20g、30mL/分、シリカゲル、UV254)によって精製して、生成物(80mg、78%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C2726Cl] [M+H]:649.1;found:649.1 H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.24(s,1H),8.20(s,1H),8.13(d,J=2.0 Hz,1H),7.85(s,1H),7.39-7.26(m,5H),7.04(s,1H),6.16(d,J=5.2 Hz,1H),5.49(dd,J=11.2,3.2 Hz,1H),5.44(s,1H),4.71(dd,J=11.2,5.2 Hz,1H),4.47-4.43(m,1H),4.26(s,1H),4.18(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),4.05(dd,J=12.8,1.6 Hz,1H),3.68-3.57(m,1H),3.36-3.23(m,1H),2.95(d,J=5.2 Hz,3H),0.95(t,J=6.8 Hz,3H).
中間体96
5-クロロ-2-シアノフェニル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000439

トリイソプロピルシリル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(100mg、0.21mmol)および4-クロロ-2-フルオロベンゾニトリル(38mg、0.24mmol)のMeCN(1.5mL)中溶液に、TBAF(42μL、THF中1M、0.042mmol)を添加し、混合物をrtで45分間撹拌した。混合物をHCl(1M)とEtOAcに分配した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(80mg、84%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819ClNS] [M+NH:472.1;found:472.1.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 7.71(d,J=2.0 Hz,1H),7.62(d,J=8.3 Hz,1H),7.38(dd,J=8.3,2.0 Hz,1H),6.11(d,J=5.3 Hz,1H),5.41(d,J=2.4 Hz,1H),4.56-4.52(m,1H),4.05(dd,J=11.7,5.0 Hz,1H),4.02-3.96(m,2H),3.86(dd,J=10.4,3.3 Hz,1H),3.61(s,3H),2.15(s,3H),1.96(s,3H).
中間体97
6-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-1,3-ベンゾチアゾール
Figure 2022538635000440

6-ブロモ-1,3-ベンゾチアゾール(1.00g、4.67mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(161mg、0.28mmol)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(135mg、0.23mmol)の1,4-ジオキサン(5mL)中窒素パージ溶液に、(2,4-ジメトキシフェニル)メタンチオール(947mg、5.14mmol)およびDIPEA(1.60mL、9.34mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)中溶液を添加し、混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物を、celiteを通して濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.22g、82%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1615NOS] [M+H]:318.1;found:318.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 8.95(s,1H),8.01(d,J=8.5 Hz,1H),7.88(s,1H),7.50(d,J=8.5 Hz,1H),7.06(d,J=8.3 Hz,1H),6.46-6.42(m,1H),6.38(dd,J=8.4,2.2 Hz,1H),4.16(s,2H),3.78(s,6H).
1,3-ベンゾチアゾール-6-チオール
Figure 2022538635000441

TFA(4mL)を、6-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-1,3-ベンゾチアゾール(1.22g、3.85mmol)のDCM(10mL)およびトリエチルシラン(4mL)中溶液に添加し、混合物をrtで2時間撹拌した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(788mg、定量的収率)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CNS] [M+H]:168.0;found:168.0.
1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000442

アセチル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-D-ガラクトピラノシド(1.00g、2.90mmol)および1,3-ベンゾチアゾール-6-チオール(727mg、4.34mmol)のDCM(40mL)中溶液に、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート(1.07mL、8.69mmol)を添加し、混合物をrtで18時間撹拌した。さらなるDCM(25mL)およびBFOEt(1.07mL、8.69mmol)を添加し、混合物をrtでさらに31時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質をMeOH(10mL)およびNaOMe(1mL、1M)中、rtで1時間撹拌した。酢酸(0.4mL)を添加し、混合物を濃縮し、EtOAcと水に分配した。有機相を乾燥させ、蒸発させて、生成物をアノマー混合物(α/β、3:1、425mg、40%)として得た。生成物をさらに精製することなくその後のステップに使用した。ESI-MS m/z calcd for [C1414S] [M+H]:369.1;found:369.0.
中間体100
5-ブロモ-6-フルオロ-1,3-ベンゾチアゾール
Figure 2022538635000443

5-ブロモ-2,4-ジフルオロアニリン(2.90g、13.9mmol)およびエチルキサントゲン酸カリウム(2.68g、16.7mmol)のDMF(20mL)中溶液を100℃で5時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、EtOAc(200mL)で希釈し、NaCl(10%水溶液、3×200mL)およびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣を亜鉛(1.82g、27.9mmol)および塩化ニッケル(II)六水和物(1.66g、6.97mmol)と共にMeOH(60mL)に懸濁した。懸濁液を加熱還流し、HCl(12M、10mL)を10分間にわたって添加した。2時間還流した後、さらなる亜鉛(912mg、13.95mmol)を添加し、懸濁液を1時間還流した。懸濁液をrtに冷却し、懸濁液が塩基性になるまでアンモニアを添加した。懸濁液をEtOAc(200mL)で希釈し、水(200mL)およびブライン(200mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.64g、51%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrFNS] [M+H]:231.9;found:231.9.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 9.01(s,1H),8.36(d,J=6.1 Hz,1H),7.72(d,J=7.7 Hz,1H).
6-フルオロ-1,3-ベンゾチアゾール-5-カルボニトリル
Figure 2022538635000444

1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(19.5mg、0.035mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(15.8mg、0.017mmol)のDMF(0.20mL)中脱気溶液を、5-ブロモ-6-フルオロ-1,3-ベンゾチアゾール(100mg、0.43mmol)、Zn(14.1mg、0.22mmol)およびZn(CN)(50.6mg、0.43mmol)のDMF(1.80mL)中脱気溶液に添加した。混合物をアルゴン下、100℃で2.5時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、EtOAc(20mL)で希釈し、NaCl(10%水溶液、5×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(53mg、69%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CFNS] [M+H]:179.0;found:179.0.H NMR(400 MHz,Chloroform-d)δ 9.10(s,1H),8.42(d,J=5.5 Hz,1H),7.83(d,J=8.0 Hz,1H).
5-シアノ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000445

トリイソプロピルシリル4,6-ジ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(177mg、0.30mmol)および6-フルオロ-1,3-ベンゾチアゾール-5-カルボニトリル(53mg、0.30mmol)のMeCN(2.0mL)中溶液に、TBAF(30μL、THF中1M、0.030mmol)を添加し、混合物をrtで24時間撹拌した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製した。得られた物質を、MeOH(1.0mL)およびNaOMe(1M、12μL)中、rtで30分間撹拌した後、酢酸(10μL)でクエンチした。混合物を濃縮し、分取HPLC(C18、HO/MeCN/0.1%TFA)によって精製して、生成物(74mg、63%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1515] [M+H]:394.1;found:394.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ9.39(s,1H),8.60(s,1H),8.49(s,1H),6.15(d,J=5.4 Hz,1H),4.32(t,J=6.2 Hz,1H),4.13-4.07(m,1H),4.02(d,J=2.1 Hz,1H),3.69(dd,J=10.6,3.0 Hz,1H),3.66-3.61(m,2H),3.61(s,3H).
中間体101
6-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]チアゾロ[4,5-b]ピリジン
Figure 2022538635000446

(2,4-ジメトキシフェニル)メタンチオール(942mg、5.11mmol)およびDIPEA(1.62mL、9.30mmol)の1,4-ジオキサン(14mL)中アルゴンパージ溶液を、6-ブロモチアゾロ[4,5-b]ピリジン(1.00g、4.65mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(128mg、0.14mmol)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(135mg、0.23mmol)に添加し、混合物を100℃で1時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(1.18g、80%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1514S] [M+H]:319.0;found:319.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 9.52(s,1H),8.56(d,J=2.1 Hz,1H),8.48(d,J=2.1 Hz,1H),7.02(d,J=8.3 Hz,1H),6.46(d,J=2.3 Hz,1H),6.41(dd,J=8.3,2.4 Hz,1H),4.17(s,2H),3.77(s,3H),3.67(s,3H).
チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000447

6-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]チアゾロ[4,5-b]ピリジン(966mg、3.03mmol)のTFA(10mL)中溶液を60℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮し、トルエンを使用して共蒸発させた。残渣をDMF(15mL)に溶解し、2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(1.06g、3.03mmol)およびNaH(油中60%、581mg、15.2mmol)を添加した。混合物をrtで17時間撹拌した。混合物をEtOAc(150mL)で希釈し、NaCl(10%水溶液、5×150mL)およびブライン(150mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣を、MeOH(10mL)およびNaOMe(1M、0.60mL)中、rtで3時間撹拌した。酢酸(40μL)およびシリカを添加した。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、EtOAc/MeOH)によって精製して、生成物(1.10g、61%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1213] [M+H]:356.0;found:356.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 9.54(s,1H),8.84(d,J=2.1 Hz,1H),8.81(d,J=2.1 Hz,1H),5.71(d,J=5.4 Hz,1H),4.41(dd,J=10.8,5.4 Hz,1H),4.36(t,J=6.0 Hz,1H),4.06(dd,J=3.0,1.1 Hz,1H),3.73-3.63(m,2H),3.57(dd,J=10.8,3.0 Hz,1H).
チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000448

チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(1.10g、1.86mmol)のMeCN(20mL)中懸濁液に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.84mL、5.58mmol)およびp-トルエンスルホン酸一水和物(71mg、0.37mmol)を添加し、混合物をrtで10時間撹拌した。EtN(70μL)を添加し、混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(695mg、68%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1917] [M+H]:444.1;found:444.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 9.44(s,1H),9.08(d,J=2.2 Hz,1H),8.73(d,J=2.2 Hz,1H),7.57-7.50(m,2H),7.43-7.36(m,3H),6.42(d,J=3.7 Hz,1H),5.65(s,1H),4.48(dd,J=10.4,3.7 Hz,1H),4.41(d,J=2.8 Hz,1H),4.35(dd,J=12.8,1.5 Hz,1H),4.20-4.13(m,1H),4.06(s,1H),3.75(dd,J=10.4,3.3 Hz,1H).
チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000449

チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-アジド-4,6-O-ベンジリデン-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(695mg、1.25mmol)のDMF(6mL)中溶液に、NaH(油中60%、96mg、2.51mmol)およびヨードメタン(94μL、1.50mmol)を添加し、混合物をrtで1時間撹拌した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、NaCl(10%水溶液、5×50mL)およびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣をTFA/HO(5mL、4:1)中、rtで30分間撹拌した。混合物を水(40mL)で希釈し、NaOH(5M)を使用して塩基性にし、EtOAc(2×50mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、EtOAc/MeOH)によって精製して、生成物(224mg、48%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1315] [M+H]:370.1;found:370.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 9.57(s,1H),8.89(d,J=2.1 Hz,1H),8.84(d,J=2.1 Hz,1H),6.04(d,J=5.3 Hz,1H),4.36(t,J=5.9 Hz,1H),4.09(dd,J=10.6,5.3 Hz,1H),4.04(d,J=2.4 Hz,1H),3.71-3.65(m,3H),3.58(s,3H).
中間体103
3-ブロモ-5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン
Figure 2022538635000450

5-ブロモピリジン-3-チオール(228mg、1.20mmol)のDCM(1mL)中溶液を、3,3-ジメチル-1-(トリフルオロメチル)-1,2-ベンゾヨードキソール(330mg、1.00mmol)のDCM(3mL)中冷却(-78℃)溶液に10分間にわたって添加した。混合物を2時間でrtに到達させた。混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(218mg、85%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CBrFNS] [M+H]:257.9;found:257.9.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 8.80(d,J=2.1 Hz,1H),8.77(d,J=1.8 Hz,1H),8.16(t,J=1.9 Hz,1H).
3-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン
Figure 2022538635000451

(2,4-ジメトキシフェニル)メタンチオール(171mg、0.93mmol)およびDIPEA(0.29mL、1.69mmol)の1,4-ジオキサン(2.5mL)中溶液を、3-ブロモ-5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン(218mg、0.85mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(23mg、0.025mmol)および4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(24mg、0.042mmol)に添加し、混合物を100℃で1時間撹拌した。混合物をrtに冷却し、濾過し、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(308mg、定量的収率)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1514NO] [M+H]:362.0;found:362.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 8.71(d,J=2.1 Hz,1H),8.68(d,J=1.8 Hz,1H),8.20(t,J=2.0 Hz,1H),7.18(d,J=9.0 Hz,1H),6.52-6.44(m,2H),4.26(s,2H),3.85(s,3H),3.82(s,3H).
5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-チオール
Figure 2022538635000452

3-[(2,4-ジメトキシフェニル)メチルスルファニル]-5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン(277mg、0.77mmol)およびアニソール(0.83mL、7.66mmol)のDCM(3.0mL)中溶液に、メタンスルホン酸(0.30mL、4.60mmol)を添加し、混合物をrtで3時間撹拌した。EtN(0.58mL)を添加し、混合物をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(146mg、90%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [CNS] [M+H]:212.0;found:212.0.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 8.83(d,J=2.2 Hz,1H),8.73(d,J=1.9 Hz,1H),8.32(t,J=2.0 Hz,1H).
5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000453

5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-チオール(118mg、0.56mmol)および2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-β-D-ガラクトピラノシルクロリド(195mg、0.56mmol)のDMF(2.95mL)中溶液に、NaH(油中60%、54mg、1.40mmol)を添加し、混合物をrtで24時間撹拌した。混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、NaCl(10%水溶液、5×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、濃縮し、クロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(67mg、23%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1819] [M+H]:525.1;found:525.1.H NMR(500 MHz,Chloroform-d)δ 8.77(d,J=2.1 Hz,1H),8.76(d,J=1.9 Hz,1H),8.11(t,J=1.9 Hz,1H),6.02(d,J=5.5 Hz,1H),5.52(d,J=2.5 Hz,1H),5.32(dd,J=11.0,5.5 Hz,1H),4.68-4.62(m,1H),4.16(dd,J=11.7,4.9 Hz,1H),4.04-3.97(m,2H),2.23(s,3H),2.19(s,3H),2.04(s,3H).
5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル3-アジド-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
Figure 2022538635000454

5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル2,4,6-トリ-O-アセチル-3-アジド-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド(67mg、0.13mmol)の溶液を、MeOH(1.0mL)およびNaOMe(13μL、1M、0.013mmol)中、rtで20時間撹拌した。混合物にp-トルエンスルホン酸一水和物(7.3mg、0.038mmol)を添加し、混合物を濃縮した。残渣をMeCN(1.0mL)に懸濁し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(38μL、0.26mmol)を添加した。混合物をrtで23時間撹拌した後、EtN(10μL)を添加し、混合物を濃縮した。残渣をヨードメタン(12μL、0.19mmol)と共にDMF(1.0mL)に溶解した。NaH(油中60%、9.8mg、0.26mmol)を加え、混合物をrtで30分間撹拌した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、NaCl(10%水溶液、5×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。有機相を乾燥させ、蒸発させ、残渣をTFA/水(1.0mL、4:1)中、rtで20分間撹拌した。氷を添加し、NaOH(1M水溶液)を使用して混合物を塩基性にした。混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出し、有機相を乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(SiO、PE/EtOAc)によって精製して、生成物(39mg、70%)を得た。ESI-MS m/z calcd for [C1315] [M+H]:413.0;found:413.0.H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.86(d,J=2.1 Hz,1H),8.70(d,J=2.0 Hz,1H),8.40(t,J=2.0 Hz,1H),6.13(d,J=5.3 Hz,1H),4.24(t,J=6.3 Hz,1H),4.09(dd,J=10.6,5.3 Hz,1H),4.03(d,J=2.0 Hz,1H),3.71-3.60(m,3H),3.56(s,3H).
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Claims (26)

  1. 式(1)のD-ガラクトピラノース化合物
    Figure 2022538635000455

    (式中、
    ピラノース環はα-D-ガラクトピラノースであり、
    は、
    Figure 2022538635000456

    および
    Figure 2022538635000457

    (式中、アステリスクは、式(1)のトリアゾール基に共有結合している複素芳香環の炭素原子を示し;
    は、水素、C1~6アルキル、OHおよびハロゲンからなる群から選択され;
    は、水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;
    は、OH、ハロゲンおよびアミノからなる群から選択され;
    は、水素、C1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される)
    からなる群から選択され;
    Xは、S、SO、SO、O、C=OおよびCR2a3aから選択され、R2aおよびR3aは、水素、OHまたはハロゲンから独立に選択され;
    は、a)CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR4a-CONH-(式中、R4aはC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換された5員もしくは6員複素芳香環で置換されたC1~6アルキルもしくは分岐C3~6アルキル;またはCN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR5a-CONH-(式中、R5aはC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたフェニルで置換されたC1~6アルキル;b)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;C-アルキニル;CN;-COOH;COOC1~4アルキル;-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはRおよびRは窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;NR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;およびR10-CONH-(式中、R10はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される);アリール;および複素環から選択される基で場合により置換されたアリール、例えばフェニルまたはナフチル;c)ハロゲン、C-アルキニル、CN、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR11-CONH-(式中、R11はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される置換基で場合により置換されたC5~7シクロアルキル;ならびにd)ハロゲン;スピロ複素環、例えばN-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;C-アルキニル;CN;-COOH;COOC1~4アルキル;-CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);場合によりFで置換されたC1~3アルキル;場合によりFで置換されたシクロプロピル;場合によりFで置換されたイソプロピル;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;場合によりFで置換されたOC1~3アルキル;場合によりFで置換されたO-シクロプロピル;場合によりFで置換されたO-イソプロピル;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;NR1415(式中、R14およびR15は、H、C1~3アルキルおよびイソプロピルから独立に選択される);OH;アリール;複素環;およびR16-CONH-(式中、R16はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)から選択される基で場合により置換された複素環、例えばヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル;e)C1~6アルキルまたは分岐C3~6アルキル;f)C2~6アルキニルから選択され;
    は、a)H、b)OH、c)1つまたは複数のハロゲン、フェニル、OHおよびハロゲンから選択される1つもしくは複数の基で置換されたフェニル、CN、OR17、NR1819およびCONH(式中、R17は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR20-CONH-(式中、R20はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R18は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR21-CONH-(式中、R21はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R19は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR22-CONH-(式中、R22はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換されたOC1~6アルキル、d)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR23、NR2425およびCONH(式中、R23は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR26-CONH-(式中、R26はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R24は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR27-CONH-(式中、R27はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R25は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR28-CONH-(式中、R28はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された分岐OC3~6アルキル、ならびにe)1つまたは複数のハロゲン、CN、OR29、NR3031およびCONH(式中、R29は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR32-CONH-(式中、R32はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R30は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR33-CONH-(式中、R33はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択され、R31は、H、CN、ハロゲン、場合によりFで置換されたメチル、場合によりFで置換されたOCH、場合によりFで置換されたOCHCH、OHおよびR34-CONH-(式中、R34はC1~3アルキルおよびシクロプロピルから選択される)からなる群から選択される)で場合により置換された環状OC3~6アルキルからなる群から選択される)
    またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。

  2. Figure 2022538635000458

    である、請求項1に記載の化合物。

  3. Figure 2022538635000459

    である、請求項1に記載の化合物。

  4. Figure 2022538635000460

    であり、
    が請求項1のa)、c)、d)およびe)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。

  5. Figure 2022538635000461

    であり、
    が請求項1のa)、c)、d)およびe)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。

  6. Figure 2022538635000462

    であり、
    が請求項1のa)、c)、d)およびe)からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。

  7. Figure 2022538635000463

    である、請求項1に記載の化合物。

  8. Figure 2022538635000464

    (式中、
    がハロゲンであり;
    がC1~6アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される)
    である、請求項1に記載の化合物。
  9. XがSから選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. B1が、ハロゲン;C-アルキニル;CN;場合によりFで置換されたメチル;スピロ複素環;場合によりFで置換されたSC1~3アルキル;CONR1213(式中、R12およびR13は、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される、またはR12およびR13は窒素と一緒になって、ヘテロシクロアルキルを形成する);および複素環、例えばテトラヒドロピリジンから選択される基で場合により置換されたヘテロアリールから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. B1が、Cl;Br;F;エチニル;N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CO-アゼチジニル;CONHCH;CONHCHCH;CON(CH;CN;メチル;SCH;SCF;CF;イミダゾール;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたピリジニルから選択される、請求項10に記載の化合物。
  12. B1が、Cl;Br;F;エチニル;N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル;CO-アゼチジニル;CONHCH;CONHCHCH;CON(CH;CN;メチル;SCH;SCF;CF;イミダゾール;ピリジン;ピリミジン;オキサゾール;およびチアゾールから選択される基で場合により置換されたベンゾチアゾリルまたはチアゾールピリジルから選択される、請求項10に記載の化合物。
  13. B1が、ヘテロシクロアルキル、例えばテトラヒドロビピリジンから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  14. B1が、ハロゲン;CN;-CONR(式中、RおよびRは、H、C1~3アルキル、シクロプロピルおよびイソプロピルから独立に選択される);および場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  15. B1が、Cl;F;Br;CN;CONHCH;および場合によりFで置換されたC1~3アルキルから選択される基で場合により置換されたフェニルから選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  16. が、H、OH、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
  17. が、H、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
  18. が、OC1~4アルキル、例えばO-メチル、O-エチルまたはO-イソプロピル、フェニルならびにOHおよびハロゲンから選択される1つまたは複数の基で置換されたフェニルからなる群からの少なくとも1つで置換されたOC1~4アルキルから選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
  19. が、H、OH、OCH、および場合により1つまたは複数のハロゲンで置換されたOC1~6アルキル、例えばOCHCFから選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
  20. 3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル2-O-ベンジル-3-デオキシ-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-イソプロピル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-ブロモ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-2-シアノピリジン-5-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-クロロチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-ベンジル-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-メチルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリミジン-5-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-3-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(3,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシベンジル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(オキサゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(チアゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-ブロモ-2-トリフルオロメチルピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルトリアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-チアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-{N-(2-オキサ)-6-アザスピロ[3.3]ヘプタニル}ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,5-ジクロロ-4-フルオロフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2,3-ジデオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-シアノ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニルピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-5-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-メチルカルボニル)フェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノフェニル3-[4-(5-クロロ-4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2,5-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-クロロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-2-O-メチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-フルオロフェニル3-デオキシ-3-[4-(4-メチルチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-2-O-エチル-3-[4-(2-チアゾリル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(ピリジン-2-イル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-メチルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-デオキシ-2-O-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノピリジン-3-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    2-シアノ-5-エチニルピリジン-3-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-シアノピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3,4-ジクロロフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-4-シアノフェニル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    3-クロロ-4-シアノフェニル2,3-ジデオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-ブロモ-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニル-2-(N,N-ジメチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-エチニル-2-(N-アゼチジニルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-エチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-クロロ-2-(N-メチルカルバモイル)-3-ピリジニル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-エチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-デオキシ-3-[4-(2-ヒドロキシチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(2-アミノチアゾール-4-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-シアノ-1,3-ベンゾチアゾール-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    チアゾロ[4,5-b]ピリジン-6-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、
    5-メチルスルファニルピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、および
    5-(トリフルオロメチルスルファニル)ピリジン-3-イル3-[4-(4-クロロチアゾール-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル]-3-デオキシ-2-O-メチル-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物;またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  21. 医薬品として使用するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  22. 請求項1から21のいずれか一項に記載の化合物と、場合により薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物。
  23. 哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-1および/またはガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法に使用するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
  24. 前記障害が、炎症;炎症誘発性血栓症;アトピー性皮膚炎;急性冠症候群;線維症、例えば、肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症ならびに皮膚および心臓の線維症;局所線維症、例えばデュピュイトラン病およびペイロニー病;他の治療、例えば冠動脈ステント、胆管ステント、脳動脈ステント、尿管ステントの線維性合併症;強皮症;瘢痕;ケロイド形成;COVID-19;急性肺傷害;ARDS;ウイルス性肺炎;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば結腸直腸がん、他の胃腸癌、例えば、膵臓がん、胃がん、胆道がん、肺がん、中皮腫、女性がん、例えば、乳がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、卵管(salpingx)がん、脳がん、例えば髄芽腫(medulloblastomao)、神経膠腫、髄膜腫、骨および筋肉の肉腫ならびに他の肉腫、白血病およびリンパ腫、例えば、T細胞リンパ腫;移植拒絶;転移がん;老化;認知症;アルツハイマー病;TGFβ駆動性骨疾患、例えば骨形成不全症;肺高血圧症;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、リウマチ肺;クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;ウイルス感染症、例えばインフルエンザウイルス、HIV、ヘルペスウイルス、コロナウイルス、C型肝炎;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えばがんに関連する新血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜新血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝疾患;糖尿病;I型糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;マルファン症候群;ロイス・ディーツ症候群;腎症;拡張期HF;aPD1および他のCPI治療の線維性肺合併症;喘息および他の間質性肺疾患(ヘルマンスキー・パドラック症候群を含む)、肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患;子宮疾患、例えば子宮筋腫および子宮または子宮頸部線維症からなる群から選択される、請求項23に記載の使用のための化合物。
  25. 哺乳動物、例えばヒトにおけるガレクチン-1および/またはガレクチン-3のリガンドへの結合に関連する障害を治療する方法であって、治療上有効量の少なくとも1種の請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物を、前記治療を必要とする哺乳動物に投与する、上記方法。
  26. 前記障害が、炎症;炎症誘発性血栓症;アトピー性皮膚炎;急性冠症候群;線維症、例えば、肺線維症、肝線維症、腎線維症、眼線維症ならびに皮膚および心臓の線維症;局所線維症、例えばデュピュイトラン病およびペイロニー病;他の治療、例えば冠動脈ステント、胆管ステント、脳動脈ステント、尿管ステントの線維性合併症;強皮症;瘢痕;ケロイド形成;COVID-19;急性肺傷害;ARDS;ウイルス性肺炎;異常瘢痕形成;外科的癒着;敗血症性ショック;がん、例えば結腸直腸がん、他の胃腸癌、例えば、膵臓がん、胃がん、胆道がん、肺がん、中皮腫、女性がん、例えば、乳がん、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、卵管(salpingx)がん、脳がん、例えば髄芽腫(medulloblastomao)、神経膠腫、髄膜腫、骨および筋肉の肉腫ならびに他の肉腫、白血病およびリンパ腫、例えば、T細胞リンパ腫;移植拒絶;転移がん;老化;認知症;アルツハイマー病;TGFβ駆動性骨疾患、例えば骨形成不全症;肺高血圧症;自己免疫疾患、例えば乾癬、関節リウマチ、リウマチ肺;クローン病、潰瘍性大腸炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス;ウイルス感染症、例えばインフルエンザウイルス、HIV、ヘルペスウイルス、コロナウイルス、C型肝炎;代謝障害;心疾患;心不全;病理学的血管新生、例えば眼血管新生または眼血管新生に関連する疾患もしくは状態、例えばがんに関連する新血管新生;ならびに眼疾患、例えば加齢黄斑変性および角膜新血管新生;アテローム性動脈硬化症;代謝疾患;糖尿病;I型糖尿病;2型糖尿病;インスリン抵抗性;肥満;マルファン症候群;ロイス・ディーツ症候群;腎症;拡張期HF;aPD1および他のCPI治療の線維性肺合併症;喘息および他の間質性肺疾患(ヘルマンスキー・パドラック症候群を含む)、肝障害、例えば非アルコール性脂肪性肝炎または非アルコール性脂肪肝疾患;子宮疾患、例えば子宮筋腫および子宮または子宮頸部線維症からなる群から選択される、請求項25に記載の方法。

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