JP2022532613A

JP2022532613A - 噴霧器及び電子噴霧装置

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Publication number: JP2022532613A
Application number: JP2021567968A
Authority: JP
Inventors: 治華文
Original assignee: Shenzhen Smoore Technology Ltd
Current assignee: Shenzhen Smoore Technology Ltd
Priority date: 2019-05-14
Filing date: 2019-05-14
Publication date: 2022-07-15
Anticipated expiration: 2039-05-14
Also published as: WO2020227910A1; EP3970533A4; EP3970533A1; US20220192271A1; JP7291249B2

Abstract

開示された噴霧器２０は、液体を貯蔵するための液体貯蔵チャンバ１０３を含むハウジング１００と、液体貯蔵チャンバ１０３に連通可能な液体排出チャネル１０６とを備え、ハウジング１００には噴霧部２００が設けられ、液体貯蔵チャンバ１０３は液体排出チャネル１０６を介して噴霧部２００に液体を供給でき、オンオフ部３００はハウジング１００に接続されており第１位置１１及び第２位置１２を有する。オンオフ部３００が第１位置１１に配置されるとき、オンオフ部３００は液体排出チャネル１０６を塞ぎ、オンオフ部３００が第２位置１２に配置されるとき、オンオフ部３００は液体排出チャネル１０６を開放する。【選択図】図４

Description

本発明は、電子噴霧技術の分野に関し、特に噴霧器及び該噴霧器を含む電子噴霧装置に関する。

電子噴霧装置はエアロゾル状マトリクス等の液体を噴霧でき、エアロゾル状マトリクスの噴霧後に形成される霧はタール及び浮遊粒子等の有害成分を含まないので、電子噴霧装置はタバコの代わりに用いられ得る。従来の電子噴霧装置では、吸引が止まった際に、該電子噴霧装置内で油漏れが起こる。

本発明で解決される１つの技術的課題は、噴霧器の漏れを防止する手法である。

電子噴霧装置の噴霧器は、
液体を貯蔵するための液体貯蔵チャンバ、及び該液体貯蔵チャンバと連結された液体排出チャネルを含むハウジングと、
前記ハウジングに設けられた噴霧部と、
前記ハウジングに接続され、第１位置及び第２位置を有するオンオフ部と、を含み、
前記液体貯蔵チャンバは、前記液体排出チャネルを通って前記噴霧部に液体を供給でき、
前記オンオフ部は、前記第１位置に配置されるときに前記液体排出チャネルを塞ぎ、前記第２位置に配置されるときに前記液体排出チャネルを開く。

電子噴霧装置は、バッテリ部と、感知部と、上記のいずれか１つの噴霧器とを含み、前記バッテリ部は、前記噴霧器に接続されている。

本明細書に開示されたこれらの発明の実施形態及び／又は実施例をより良く記載及び説明するために、１つ以上の添付の図面を参照し得る。添付の図面を説明するのに用いられる更なる詳細又は例は、開示された本発明、ここで説明されている実施形態及び／又は実施例、並びにここで理解されているこれらの発明の最良の様式のいずれかの範囲を限定するものとしてみなされるべきでない。

図１は、一実施形態に係る電子噴霧装置の全体の組立構造の模式図である。図２は、図１に示す全体の組立構造の別の視点からの模式図である。図３は、図１に示す噴霧器の全体の組立構造の模式図である。図４は、第１位置にある図３に示すオンオフ部の３次元断面構造の模式図である。図５は、第１位置にある図３に示すオンオフ部の平断面構造の模式図である。図６は、第２位置にある図３に示すオンオフ部の平断面構造の模式図である。図７は、図３に示すハウジングの３次元断面構造の模式図である。図８は、図３に示すハウジングの平断面構造の模式図である。図９は、図３に示すハウジングの取り外し後の全体の組立構造の模式図である。図１０は、図９の構造の分解構造の模式図である。図１１は、図９に示すオンオフ部の斜視図である。

本発明の容易な理解のために、本発明のより包括的な説明は、添付の図面を参照しながら以下に示す。本発明の好ましい実施形態は添付の図面に示される。しかしながら、本発明は、多くの他の形態で実施され得、本明細書に示される実施形態に限定されない。反対に、これらの実施形態は、本願の開示された内容をより徹底的に且つ包括的に理解するために提供される。

要素が他の要素に「固定」されていると説明される場合、当該要素はその他の要素上に直接にあり得る、又は介在要素が存在し得ることに注意すべきである。要素が他の要素に「接続」されていると説明される場合、当該要素はその他の要素に直接に接続され得る、又は介在要素が共存し得る。本明細書で用いられる「内側」、「外側」、「左」、「右」及び類似の表現は、単に説明の目的のためであって、唯一の実施形態を示すのではない。

図１～図６及び図９に示すように、本発明の一実施形態に係る電子噴霧装置１０は、エアロゾル状マトリクスと表現される液体を噴霧するように構成され得る。電子噴霧装置１０は、噴霧器２０、バッテリ部３０及び感知部５００を含む。噴霧器２０及びバッテリ部３０は、脱着可能に接続され得る。噴霧器２０は、噴霧機構２１及びオンオフ部３００を含む。噴霧機構２１は、ハウジング１００及び噴霧部２００を含む。電子噴霧装置１０は、液体吸引チャンバ１０４及び液体貯蔵チャンバ１０３を有する。液体貯蔵チャンバ１０３は、液体を貯蔵するように構成されている。ハウジング１００には、液体貯蔵チャンバ１０３と連通された液体排出チャネル１０６が設けられている。液体貯蔵チャンバ１０３は、液体排出チャネル１０６を介して液体吸引チャンバ１０４に液体を注入し得る。噴霧部２００は、液体吸引チャンバ１０４内の液体を噴霧するように構成されている。オンオフ部３００は、ハウジング１００に接続され、第１位置１１及び第２位置１２を有する。オンオフ部３００が第１位置１１に配置される場合、オンオフ部３００は液体排出チャネル１０６を塞ぎ、液体貯蔵チャンバ１０３及び液体吸引チャンバ１０４は互いに分離され、液体貯蔵チャンバ１０３は液体吸引チャンバ１０４への液体の供給を停止し、感知部５００はバッテリ部３０が噴霧部２００を加熱して液体吸引チャンバ１０４内の液体を噴霧させるための制御を停止して、使用者は電子噴霧装置１０を吸引することができない。オンオフ部３００が第２位置に配置される場合、オンオフ部３００は、液体排出チャネル１０６を開き、液体貯蔵チャンバ１０３及び液体吸引チャンバ１０４は互いに連通され、液体貯蔵チャンバ１０３は液体吸引チャンバ１０４に液体を供給でき、感知部５００はバッテリ部３０を制御して噴霧部２０を加熱して液体吸引チャンバ１０４内の液体を噴霧し、使用者は電子噴霧装置１０を吸引することができる。

もちろん、他の実施形態において、液体吸引チャンバ１０４は設けられなくてもよく、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体が液体排出チャネル１０６を介して直接に噴霧部２００に供給される。すなわち、噴霧部２００は、毛細管現象により液体排出チャネル１０６の開口端から直接に液体を吸引し、液体を噴霧する。

いくつかの実施形態において、図３、図４、図７及び図８に示すように、ハウジング１００は、本体部１１０、分離部１２０及びノズル部１３０を含む。本体部１１０は、大きい収容チャンバを画定する。本体部１１０は、開口を有する略直方体状の形状である。分離部１２０は、本体部１１０に接続され、収容チャンバに配置される。分離部１２０及び本体部１１０は、第１チャンバ１０１及び第２チャンバ１０２を画定する。すなわち、分離部１２０は、収容チャンバを第１チャンバ１０１及び第２チャンバ１０２に分離する。ノズル部１３０は、実質的に管状である。ノズル部１３０は、本体部１１０に接続される。ノズル部１３０の一部は、本体部１１０の外表面から所定の長さが突出する。本体部１１０の外表面から突出するノズル部１３０の一部は、使用者が吸引するためのノズル１３１を形成する。ノズル部１３０の他の部分は、第１チャンバ１０１に配置される。第１チャンバ１０１に配置されたノズル部１３０の一部は、噴霧部２００内に挿入され得る。

図３、図４、図６、図９及び図１０に示すように、噴霧部２００は、噴霧コア２１０、ベース２２０、上蓋２３０及びシールスリーブ２４０を含む。上蓋２３０には、空洞が設けられている。ベース２２０の一部はその空洞内に挿入され、ベース２２０の他の部分はその空洞の外側に位置し、空洞の開口を塞ぎ得る。同時に、ベース２２０の他の部分は、本体部１１０により囲まれた収容チャンバの開口も塞ぎ得る。噴霧コア２１０は、全体が上蓋２３０の空洞に配置され、上蓋２３０とベース２２０との間に挟まれる。噴霧コア２１０及び上蓋２３０は、共に液体吸引チャンバ１０４を画定する。すなわち、噴霧コア２１０は、液体吸引チャンバ１０４の境界の一部を画定し得る。例えば、ベース２２０には第１ステップ面２２１が設けられており、上蓋２３０には上記第１ステップ面２２１の反対に配置される第２ステップ面２３１が設けられ、噴霧コア２１０は、第１ステップ面２２１と第２ステップ面２３１との間に挟まれる。噴霧コア２１０の搭載精度及び効率は、噴霧コア２１０上における第１ステップ面２２１及び第２ステップ面２３１の制限作用によって改善され得る。

上蓋２３０は、第１チャンバ１０１に収容される。上蓋２３０を収容する空間を除く第１チャンバ１０１の残りの部分は、液体貯蔵チャンバ１０３を形成する。すなわち、上蓋２３０、分離部１２０及び本体部１１０は、共に液体貯蔵チャンバ１０３を画定する。噴霧器２０はさらにキャップ４００を含む。本体部１１０には、ノズル部１３０に近接した位置に液体注入孔１１３が設けられている。液体注入孔１１３は、外部と液体貯蔵チャンバ１０３とを連通し得る。液体貯蔵チャンバ１０３に貯蔵された液体の量が所定値よりも少ない場合、液体貯蔵チャンバ１０３の油貯蔵量を補充するために、液体は液体注入孔１１３を介して液体貯蔵チャンバ１０３に注入され得る。キャップ４００は、本体部１１０に搭載される。油注入が完了後、キャップ４００は、液体注入孔１１３から液体が漏れることを防止し、液体注入孔１１３を通って液体貯蔵チャンバ１０３内の液体中に埃及び他の不純物が浸入することを防止するために、液体注入孔１１３を塞ぐように液体注入孔１１３に係合され得る。

図６に示すように、第１気流チャネル２０１は上蓋２３０及びベース２２０に設けられ、ハウジング１００のノズル部１３０には第２気流チャネル１３２が設けられている。例えば、ノズル部１３０は、第１気流チャネル２０１と第２気流チャネル１３２との間を互いに連通するために、上蓋２３０における第１気流チャネル２０１の開口に挿入される。本体部１１０には、第２チャンバ１０２と外部とを連通する給気口１１１が設けられている。分離部１２０には、第１気流チャネル２０１と第２気流チャネル１３２とを連通するエアベント１２３が設けられている。給気口１１１、第２チャンバ１０２、エアベント１２３、第１気流チャネル２０１及び第２気流チャネル１３２は、共に空気循環のための吸引チャネル１０５を形成する。使用者がノズルで吸引を行うとき、使用者によって吸引されるように、外部気流が給気口１１１、第２チャンバ１０２、エアベント１２３、第１気流チャネル２０１及び第２気流チャネル１３２を順次通る（図６の破線矢印は気流の流れ方向を示す）。

図５、図６及び図１０に示すように、噴霧コア２１０は多孔質セラミック材料で形成されていてもよく、噴霧コア２１０は電極を介してバッテリ部３０に接続される。噴霧コア２１０は、噴霧面２１１を有する。噴霧コア２１０の毛細管現象下で、液体吸引チャンバ１０４内の液体は噴霧面２１１に吸引され、バッテリ部３０は電極を介して噴霧面２１１に加熱され、液体は霧を形成するように噴霧面に噴霧される。使用者がノズルで吸引を行うとき、給気口１１１、第２チャンバ１０２及びエアベント１２３から第１気流チャネル２０１に入った空気は、その霧を運び、第２気流チャネル１３２を通って使用者により吸引される。

シールスリーブ２４０は、シリコンゲルスリーブ等であってもよい。すなわち、シールスリーブ２４０はシリコンゲル材料からなる。噴霧コア２１０はシリコンゲルスリーブでスリーブ化され、シリコンゲルスリーブは第１ステップ面２２１と第２ステップ面２３１との間に隣接する。シリコンゲルスリーブは、噴霧コア２１０と上蓋２３０との間、及び噴霧コア２１０とベース２２０との間の空隙から液体吸引チャンバ１０４内の液体が漏れることを防止し得る。同時に、シリコンゲルスリーブは、エネルギー利用率を改善するために、噴霧コア２１０及び断熱を保護し、噴霧コア２１０からハウジング１００の本体部１１０への熱の伝達を防止し、同時に、本体部１１０への熱の伝達による使用者の不快感を防止し得る。

いくつかの実施形態において、噴霧コア２１０は、緩衝チャンバ２１２を形成するために噴霧面２１１に向かって窪むように、液体吸引チャンバ１０４の境界面を画定する。緩衝チャンバ２１２は、液体吸引チャンバ１０４と連通される。緩衝チャンバ２１２は、液体吸引チャンバ１０４内の液体を緩衝するように構成されている。緩衝チャンバ２１２を設けることにより、緩衝チャンバ２１２の底面は噴霧面２１１に比較的に近接して、液体がより速く噴霧面２１１に輸送されることが可能となり、噴霧面２１１が十分な液体を含むことを保証し、不十分な液体吸引による乾式燃焼を防止できる。緩衝チャンバ２１２の断面のサイズは、第１気流チャネル２０１に向かう液体吸引チャンバ１０４内の方向に沿って、すなわち上から下に向かって小さくなり、それは、液体吸引の合理的なバランスをとる役割を果たして、噴霧面２１１が適切な液体量を吸引でき、過剰に多い液体により引き起こされる漏れ、及び噴霧面２１１における不十分な液体により引き起こされる乾式燃焼を防止する。

図４～図８に示すように、いくつかの実施形態において、第１貫通孔１２１及び第２貫通孔１２２は、間隔を空けて分離部１２０に設けられている。第１貫通孔１２１及び第２貫通孔１２２は、共に液体排出チャネル１０６を形成する。第１貫通孔１２１は、液体貯蔵チャンバ１０３を第２チャンバ１０２と連通させる。第２貫通孔１２２は、液体吸引チャンバ１０４を第２チャンバ１０２と連通させる。第２チャンバ１０２は、円筒形チャンバであってもよい。オンオフ部３００は、スライドバー３１０、シール部材３３０及びハンドル３２０を含む。スライドバー３１０は、第２チャンバ１０２に摺動可能に配置されている。スライドバー３１０の外面は、連通チャンバ３１１を形成するために放射状に窪まされている。スライドバー３１０が第１位置１１に摺動するとき、スライドバー３１０の外面は、分離部１２０における第１貫通孔１２１を効果的に塞ぐことができ、液体排出チャネル１０６の全体を塞ぎ、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体が第１貫通孔１２１の外へ流れること防止する。液体が第１貫通孔１２１の外へ流れることができない場合、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体は液体吸引チャンバ１０４に入れない。スライドバー３１０が第１位置１１から第２位置１２へ上方に摺動するとき、連通チャンバ３１１がスライドバー３１０の外面の窪みにより形成されているため、スライドバー３１０は第１貫通孔１２１を塞ぐことができず、第１貫通孔１２１及び連通チャンバ３１１は互いに連通される。同時に、第２貫通孔１２２は、連通チャンバ３１１とも連通する。この場合、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体は、連続的に第１貫通孔１２１、連通チャンバ３１１及び第２貫通孔１２２を介して液体吸引チャンバ１０４に入ることができる（図６の実線矢印は液体の流れ方向を示す）。

シール部材３３０は、Ｏリング等であってもよい。シール部材３３０は、スライドバー３１０に埋設されており、スライドバー３１０と第２チャンバ１０２の内壁との間に隣接可能に設けられており、スライドバー３１０と第２チャンバ１０２の内壁との間の空隙から液体及び空気が漏れることを防止する。ハンドル３２０は、スライドバー３１０に接続されている。使用者は、スライドバー３１０を第２チャンバ内において上方及び下方に摺動させるために、ハンドル３２０に力を負荷することができる。ハンドル３２０は、給気口１１１を通過する。給気口１１１は、ハンドル３２０の動作のための回避スペースを提供する。スライドバー３１０が第１位置１１に配置されているとき、スライドバー３１０は、完全に給気口１１１を塞ぎ得る。使用者がノズルから吸引するとき、外気は給気口１１１を通って入ることはできず、吸引チャネル１０５は外部から空気を吸引できない。他の実施形態において、オンオフ部３００は他の形状であってもよく、オンオフ部３００は第２チャンバ１０２に回動可能に設けられる。また、ハンドル３２０は省略され得る。スライドバー３１０は、第２チャンバ１０２において摺動するために自動制御機構を介して押される。

本体部１１０には、さらに排気口１１２が設けられている。排気口１１２は、第２チャンバ１０２の端部に対応する。排気口１１２及び第２チャンバ１０２は、互いに連通されている。第１位置１１から第２位置にスライドバー３１０が上方に動くとき、第２チャンバ１０２の上部の体積が減少し、スライドバー３１０の摺動に空気が圧縮されることにより発生された圧力の障害を防止し、スライドバー３１０の滑らかの押しを保証するために、第２チャンバ１０２の上部の空気は排気口１１２から排出され得る。

スライドバー３１０が第１位置１１に配置されているとき、スライドバー３１０は、感知部５００が吸引チャネル１０５内における陰圧を感知して噴霧コア２１０を加熱することを停止するように、バッテリ部３０を制御することを防止し、それにより液体の噴霧を防止する。スライドバー３１０が第２位置１２に配置されているとき、スライドバー３１０は、感知部５００が吸引チャネル１０５内における陰圧を感知して噴霧コア２１０を加熱するようにバッテリ部３０を制御できるようにし、それにより液体の噴霧を開始する。

図５、図６、図９及び図１０に示すように、いくつかの実施形態において、感知部５００は、気流センサ５１０を含む。気流センサ５１０は、バッテリ部３０に直接に配置され得る、又は噴霧部２００に直接に配置され得る。噴霧部２００には感知チャネル５１３が設けられている。感知チャネル５１３は、吸引チャネル１０５と連通され得る。吸引チャネル１０５における吸引により発生された陰圧は、感知チャネル５１３を介して感知部５００により感知され得る。スライドバー３１０が第１位置１１に配置されているとき、スライドバー３１０は感知チャネル５１３を閉じて、感知チャネル５１３が吸引チャネル１０５と連通するのを妨げる。スライドバー３１０が第２位置に配置されているとき、スライドバー３１０は感知チャネル５１３の閉鎖を止めて、感知チャネル５１３が吸引チャネル１０５と連通することを可能にする。例えば、スライドバー３１０にはジャック３１２が設けられている。ジャック３１２は、円筒形の孔であってもよい。噴霧部２００のベース２２０には、挿入部５１１が設けられている。感知チャネル５１３には、挿入部５１１が設けられている。挿入部５１１は、ジャック３１２と形状が対応しており、挿入部５１１はジャック３１２に挿入され得る。感知チャネル５１３及び吸引チャネル１０５と連通される連通部５１３ａは、挿入部５１１の上端面に形成される。

スライドバー３１０が第１位置１１に配置されているとき、挿入部５１１はジャック３１２に挿入され、ジャック３１２の底面は連通部５１３ａを塞いで、感知チャネル５１３と吸引チャネル１０５との間の連通を塞ぐ。使用者がノズルで吸引するとき、陰圧が吸引チャネル１０５内に存在したとしても、気流センサ５１０は感知チャネル５１３を介して陰圧を感知することができず、気流センサ５１０は噴霧コア２１０が液体を噴霧するように、バッテリ部３０が噴霧コア２１０を加熱するように制御できず、電子噴霧装置１０はオンにすることができない。結果として、使用者は吸引できない。スライドバー３１０が第１位置１１で給気口１１１を完全に塞ぎ得るため、外部の気流が吸引チャネル１０５に入ることができず、使用者が吸引することを防止できることは言及する価値がある。スライドバー３１０が第２位置に配置されているとき、挿入部５１１はジャック３１２から完全に外され得、スライドバー３１０が連通部５１３ａ及び給気口１１１の閉鎖を解除し、感知部５１３は吸引チャネル１０５と連通する。使用者がノズル１３１で吸引するとき、気流センサ５１０は感知チャネル５１３を介して吸引チャネル１０５内の陰圧を感知して、液体を噴霧するために噴霧コア２１０を加熱するようにバッテリ部３０を制御する。吸引チャネル１０５内の気流と共に、液体の噴霧により形成された霧は、使用者により吸引され得、電子噴霧装置１０はオンにされて吸引機能を生じる。

従って、気流センサ５１０は、吸引チャネル１０５内の陰圧を感知して電子噴霧装置１０をオンにするように制御し、電子噴霧装置１０がすぐに吸引されることを可能とし、電子噴霧装置１０のオンの感度を改善する。

図９～図１１に示すように、スライドバー３１０には、ガイド溝３１３がさらに設けられている。ガイド溝３１３は、スライドバー３１０の軸方向に沿って延びている。ガイド溝３１３は、ジャック３１２及び吸引チャネル１０５と連通され得る。挿入部５１１にはガイド部５１２が設けられている。ガイド部５１２は、実質的に長方形状である。ガイド部５１２は、ガイド溝３１３に係合する。第２位置１２から第１位置１１へのスライドバー３１０の下方移動のとき、挿入部５１１は、ガイド部５１２の案内の下でジャック３１２とスムーズに係合し得る。同時に、スライドバー３１０が第１位置１１から離れるとき、ジャック３１２の底面は連通部５１３ａの閉鎖を開放し、気流センサ５１０は、感知チャネル５１３及びガイド溝３１３を介して吸引チャネル１０５内の陰圧を迅速かつ正確に感知でき、それは、電子噴霧装置１０の吸引応答に対する感受性を向上し、電子噴霧装置１０の迅速なオンを保証する。

いくつかの実施形態において、バッテリ部３０には、充電インターフェイス３１が設けられている。充電インターフェイス３１は、噴霧器２０から離れたバッテリ部３０の端部、すなわち、バッテリ部３０の底部に配置されている。充電インターフェイス３１の配置は、バッテリ部３０がいつでも充電できるようにする。

電子噴霧装置１０が吸引のためにオンする必要がある場合、まず、ハンドル３２０を押してスライドバー３１０を駆動して第２位置１２に移動させる。この場合、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体は、第１貫通孔１２１、連通チャンバ３１１及び第２貫通孔１２２を順次通って液体吸引チャンバ１０４に入る。さらに、挿入部５１１は、スライドバー３１０におけるジャックから外れ、感知チャネル５１３は、吸引チャネル１０５と連通される。そして、使用者がノズル１３１で吸引し、吸引チャネル１０５内に陰圧が発生する。気流センサ５１０は、感知チャネル５１３を介して陰圧を感知し、吸引するための液体を噴霧するために噴霧コア２１０を加熱するようにバッテリ部３０を制御する。

電子噴霧装置１０が停止されるとき、ハンドル３２０が押されてスライドバー３１０を第１位置１１に駆動し得る。この場合、スライドバー３１０は第１貫通孔１２１を塞ぎ、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体は第１貫通孔１２１の外へ流れることができず、液体貯蔵チャンバ１０３内の液体は液体吸引チャンバ１０４に入ることができない。同時に、吸引部５１１は、スライドバー３１０におけるジャック３１２に挿入され、スライドバー３１０は、挿入部５１１における連通部５１３ａを塞いで感知チャネル５１３と吸引チャネル１０５との連通を妨げる。使用者がノズル１３１で吸引するとき、陰圧が吸引チャネル１０５内に存在したとしても、気流センサ５１０は、噴霧コア２１０を加熱するようにバッテリ部３０を制御するために、感知チャネル５１３を介して陰圧を感知することができず、液体は吸引のための噴霧がなされない。もちろん、スライドバー３１０は、給気口１１１も塞いでもよく、さらに使用者の吸引を防止する。

従って、電子噴霧装置１０が、使用者が吸引しない保留状態にあるとき、スライドバー３１０は、第１位置１１に配置され得、液体貯蔵チャンバ１０３及び液体吸引チャンバ１０４は互いに分離され、噴霧コア２１０からの液体吸引チャンバ１０４内の液体の漏れを効果的に防止するために液体吸引チャンバ１０４内に大量の液体が無くてもよい。同時に、気流センサ５１０は、吸引チャネル１０５内の陰圧を感知して、電子噴霧装置１０が迅速にオンされるように制御し、それは、電子噴霧装置１０のオンの感受性を改善する。

上記実施形態における技術的特徴は、任意に組み合され得る。簡潔な説明のために、上記実施形態における技術的特徴の全ての可能な組み合わせは説明されない。しかしながら、技術的特徴の全ての組み合わせは、互いに対立しない限り、本明細書で説明された範囲内のものとみなされる。

上記実施形態は、単に本発明のいくつかの実施形態を説明するものであり、それらの説明は明確且つ詳細であるが、本願の特許請求の範囲を制限するものと理解されない。なお、当業者は、本願の概念から逸脱しない変形及び改善をさらに行うことができ、これらはすべて本願の保護範囲内である。従って、本願の特許の保護範囲は、添付の特許請求の範囲に従うものである。

Claims

液体を貯蔵するための液体貯蔵チャンバ、及び該液体貯蔵チャンバに連結された液体排出チャネルを含むハウジングと、
前記ハウジングに設けられた噴霧部と、
前記ハウジングに接続され、第１位置及び第２位置を有するオンオフ部と、を含み、
前記液体貯蔵チャンバは、前記液体排出チャネルを通って前記噴霧部に液体を供給でき、
前記オンオフ部は、前記第１位置に配置されるときに前記液体排出チャネルを塞ぎ、前記第２位置に配置されるときに前記液体排出チャネルを開く、電子噴霧装置の噴霧器。
前記ハウジングは、互いに接続された本体部及び分離部を含み、
前記分離部及び前記本体部は、第１チャンバ及び第２チャンバを画定し、
前記噴霧部は、前記第１チャンバに部分的に収容されており、
前記第１チャンバにおける前記噴霧部を収容する部分を除く残りの部分は、前記液体貯蔵チャンバを形成し、
前記オンオフ部は、前記第２チャンバに配置されている、請求項１に記載の噴霧器。
前記液体排出チャネルは、前記分離部に互いに間隔を空けて設けられた第１貫通孔及び第２貫通孔を含み、
前記第１貫通孔は、前記液体貯蔵チャンバと前記第２チャンバとを連通し、
前記第２貫通孔は、前記第２チャンバと連通して前記噴霧部に液体を供給するように構成され、
前記オンオフ部の表面には、該表面を窪ませて形成された連通チャンバが設けられ、
前記オンオフ部が前記第１位置に配置されるとき、前記オンオフ部は前記第１貫通孔を塞いで前記第１貫通孔及び前記第２貫通孔を互いに分離し、前記オンオフ部が前記第２位置に配置されるとき、前記第１貫通孔、前記連通チャンバ及び前記第２貫通孔は互いに連通する、請求項２に記載の噴霧器。
前記オンオフ部は、前記第２チャンバに摺動可能に係合している、請求項２に記載の噴霧器。
前記第２チャンバは、円筒形チャンバであり、
前記オンオフ部は、円筒形スライドバーを含む、請求項４に記載の噴霧器。
前記オンオフ部は、シール部材をさらに含み、
前記シール部材は、前記スライドバーに埋設され、前記スライドバーと前記第２チャンバの内壁との間で隣接可能である、請求項５に記載の噴霧器。
前記シール部材は、Ｏ－リングを含む、請求項６に記載の噴霧器。
前記オンオフ部は、ハンドルをさらに含み、
前記ハンドルは、前記スライドバーに接続されて、前記スライドバーを押して動かすように構成され、
前記本体部には、前記第２チャンバと外部とを連通する吸気口が設けられており、
前記ハンドルは前記給気口を通過するように設けられている、請求項５に記載の噴霧器。
前記オンオフ部が前記第１位置に配置されるとき、前記スライドバーは前記吸気口を塞ぐ、請求項８に記載の噴霧器。
前記本体部には、前記第２チャンバを外部とを連通する排気口が設けられており、
前記オンオフ部が前記第１位置から前記第２位置に移動するとき、前記第２チャンバ内の空気が前記排気口から排出される、請求項２に記載の噴霧器。
前記噴霧部には、前記液体排出チャネルに連通された液体吸引チャンバが設けられており、
前記噴霧部は、前記液体吸引チャンバ内の液体を噴霧できる、請求項１に記載の噴霧器。
前記噴霧部は、噴霧コア及び第１気流チャネルを含み、
前記噴霧コアは、前記液体吸引チャンバの境界の一部を画定し、液体を噴霧できる噴霧面を有し、
前記第１気流チャネルは、前記噴霧面を通過し、
前記噴霧コアは前記液体吸引チャンバの境界面を画定し、該噴霧コアが前記噴霧面に向かって窪んでいることにより前記吸引チャンバに連通された緩衝チャンバが形成されている、請求項１１に記載の噴霧器。
前記緩衝チャンバの断面のサイズは、前記第１気流チャネルに向かう液体吸引チャンバの方向に沿って減少する、請求項１２に記載の噴霧器。
前記噴霧部は、互いに接続するベース及び上蓋をさらに含み、
前記噴霧コア及び前記上蓋は、前記液体吸引チャンバを画定し、
前記ベースには、第１ステップ面が設けられており、
前記上蓋には、前記第１ステップ面の反対側に配置された第２ステップ面が設けられており、
前記噴霧コアは、前記第１ステップ面と前記第２ステップ面との間に挟まれている、請求項１１に記載の噴霧器。
前記噴霧部は、シリコンゲルスリーブをさらに含み、
前記噴霧コアは、前記シリコンゲルスリーブでスリーブ化され、前記シリコンゲルスリーブは前記第１ステップ面と前記第２ステップ面との間で隣接する、請求項１４に記載の噴霧器。
前記ハウジングは、ノズル部を含み、
前記噴霧部には前記第１気流チャネルが設けられており、
前記ノズル部の一部は、前記液体貯蔵チャンバに収容され、外部と連通された第２気流チャネルを含み、
前記ノズル部は、前記噴霧部内に挿入されて、前記第２気流チャネルを前記第１気流チャネルに連通させる、請求項１に記載の噴霧器。
前記ハウジングに設けられたキャップをさらに含み、
前記ハウジングには、前記液体貯蔵チャンバを外部と連通させる液体注入孔が設けられており、
前記キャップは、前記液体注入孔を塞ぐことができる、請求項１に記載の噴霧器。
前記電子噴霧装置は、感知部を含み、
前記ハウジング及び噴霧部には、それぞれ外部と連通された吸引チャネルが設けられており、
前記噴霧部には、前記吸引チャネルに連通可能な感知チャネルが設けられており、該感知チャネルを介して前記感知部により前記吸引チャネルの陰圧が感知可能であり、
前記オンオフ部が前記第１位置に配置されるとき、前記オンオフ部は前記感知チャネルを閉じて前記吸引チャネルと前科感知チャネルとを分離し、前記感知部による前記吸引チャネル内の陰圧の感知を停止し、
前記オンオフ部が前記第２位置に配置されるとき、前記感知チャネルが前記吸引チャネルと連通して前記感知部が前記吸引チャネル内の陰圧を感知可能となる、請求項１に記載の噴霧器。
前記オンオフ部には、ジャックが設けられており、
前記噴霧部には、挿入部が設けられており、
前記挿入部には、前記感知チャネル及び前記吸引チャネルの連通部が設けられており、
前記オンオフ部が前記第１位置に配置されるとき、前記挿入部は前記ジャックと係合し、前記ジャックの底面は前記連通部を塞ぎ、
前記オンオフ部が前記第２位置に配置されるとき、前記ジャックの底面は前記連通部の閉鎖を開放する、請求項１８に記載の噴霧部。
前記オンオフ部には、前記ジャックを前記吸引チャネルに連通するガイド溝がさらに設けられており、
前記挿入部には、前記ガイド溝と係合可能なガイド部がさらに設けられている、請求項１９に記載の噴霧器。
前記感知部は、前記噴霧部における前記感知チャネルに近接する部分に配置されている、請求項１８に記載の噴霧器。
バッテリ部と、感知部と、請求項１～２０のいずれか１項に記載の噴霧器とを含み、
前記バッテリ部は前記噴霧器と接続されている、電子噴霧装置。
前記感知部は、気流センサを含み、
前記気流センサは、前記バッテリ部又は前記噴霧器に配置されている、請求項２２に記載の電子噴霧装置。
前記バッテリ部における前記噴霧器から離れた端部には、充電のための充電インターフェイスが設けられている、請求項２２に記載の電子噴霧装置。