JP2022529626A - 熱可塑性複合材料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、有機繊維材料と熱可塑性結合剤とを含む熱可塑性複合材料であって、熱可塑性結合剤が、スチレン-アクリレートを含む群からのポリマーから選択される熱可塑性複合材料に関する。さらに、本発明は、熱可塑性複合材料を製造するための方法、および、熱可塑性複合材料の使用に関する。

Description

本発明は、少なくとも一つの繊維材料および少なくとも一つの熱可塑性結合剤を含む熱可塑性複合材料であって、熱可塑性結合剤がスチレンアクリレートを含む群からのポリマーから選択される熱可塑性複合材材料に関する。さらに、本発明は、熱可塑性複合材料を製造するための方法、および熱可塑性複合材料の使用に関する。
用語「熱可塑性複合材料(thermoplastisches Verbundmaterial)」は、繊維の形状で存在する基材を例えば第2の物質、いわゆるマトリックス中に包埋させることによって製造される2またはそれ以上の結合された材料を含む、化合物材料または複合材料(化合物または複合材と省略され得る)または材料として理解されるべきである。個々の基材は、互いに溶解しないか、少なくとも表面的でのみでしか溶解しない。
マトリックスは、例えばポリマーの群から選択され得る熱可塑性複合材料を含む。この場合の熱可塑性複合材料は、その個々の成分とは異なる材料特性を有する。成分の材料特性は、複合材料の特性にとって実質的に重要である。
熱可塑性複合材料は、例えば、2次元構造の繊維と熱可塑性結合剤とから製造される繊維材料であり得る。多くの場合、これは、皮革繊維材料(LEFA)を形成するために、熱可塑性結合剤と結合される皮革繊維を含む。これらの皮革繊維材料は例えば、トリミングおよびパンチングの残余から、および、続いての皮革残余物の解繊によって製造され得る。
この皮革自体は、例えば十分な弾性、可撓性、および弾力性などの熱可塑性特性をもたないため、熱可塑性特性を有する結合剤が、熱的に変形可能な複合材料、特には皮革繊維材料を製造する場合に、これに添加される。しかしながらここで、複合材料が依然として皮革様の特性を有していることが重要である。
皮革繊維材料の変形性は、通常、大量の作業および大量のエネルギーを消費するプロセスで達成される。ここで、皮革繊維材料は、水中で柔らかくされ、そして、24時間後に型抜きされ、磨かれ、圧力下で機械的に熱変形され、分散剤でコートされ、そして乾燥される。
複合材料の正確な適合のための変形が、その後、熱活性化によって、すなわち、流動遷移限界より高い温度まで、または熱的変形温度より高い温度まで加熱されることによって起こる。
従来技術において公知の熱可塑性複合材料では、いわゆるソフト結合剤、例えば天然ラテックスまたは合成ゴムなどの非熱可塑性結合剤が、例えばポリビニルアセテートなどのハード結合剤と混合される。
ハード結合剤は、この場合、熱可塑性をもたらし、ソフト結合剤は、弾性または破裂防止をもたらし、これが2つの成分が常時必要とされる理由である。例えば、ポリビニルアセテートの場合、30℃より高い、という高いフィルム結合の最低温度(MFT)の結果、複合材料の熱可塑性温度は70℃未満には設定され得ないが、これは、その熱変形のための高いエネルギー消費を導く。
したがって、本発明の目的は、一つの熱可塑性成分しか必要としない熱可塑性複合材料を提供することであり、そして、それを通じて、熱可塑性変形のためのエネルギー消費または温度が低下され得る。
本目的は、請求項1に記載の熱可塑性複合材料によって、および、請求項12に記載の熱可塑性複合材料を製造するための方法(以下、「製造方法」とも称される)によって、および請求項14に記載の、熱可塑性複合材料の使用によって達成される。
本発明による熱可塑性複合材料は、最も単純な形で、
a)少なくとも一つの有機繊維材料、または、2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物であって、該熱可塑性複合材料中で、好ましくは少なくとも40wt%、特に好ましくは少なくとも50wt%、特には少なくとも60wt%、および/または、最大で80wt%、特には最大で70wt%の割合を示す少なくとも一つの有機繊維材料、または2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物、および
b)少なくとも一つの熱可塑性結合剤、
を含み、
該熱可塑性結合剤が、スチレン-アクリレートコポリマーを含むまたはそれからなる群からのポリマーから選択され、および
該熱可塑性結合剤が、好ましくは、該熱可塑性複合材料中で、少なくとも15wt%、特には少なくとも20wt%、および/または少なくとも50wt%、特には最大で40wt%の割合を示している。
本様態において、「複合材料」または「複合物質」は、少なくとも2つの主成分:複合材料を補強する繊維、および、繊維をフィラーおよび/または接着物として包埋する「マトリックス」からなる多層または混合された物質を意味する。2つの成分の相互作用の結果、最終的な物質は、2つの成分を内部に含んでいる物質よりも、優位により高い品質の特性を作り出す。
用語「有機繊維材料」は、繊維材料であって、すなわち、線形の単純な構造で繊維材料が形成され、そして、その少なくとも外側の繊維形状が実質的に長手方向の形状をもち、および、それが少なくとも一つの有機成分を含む繊維材料として理解されるべきである。これは、天然に存在するまたは天然に存在し得る繊維の両方として理解されるべきであり、人工的に製造された繊維もまた、それらが有機基材に基づいている限り含まれる。すなわち、有機繊維材料は、すでに繊維状態として天然に存在していてもよく、および/または、処理ステップによって繊維構造へと変換されてもよい。天然の材料のうち、植物および動物、両方の有機繊維材料が本発明に適切である。
基本的に、所望の特性、例えば特定の触感または外観などを熱可塑性複合材料に与える任意の繊維材料が有機繊維材料として適切である。
熱可塑性複合材料の成分として本態様で記載される含有量(重量パーセント(wt%))の詳細は、他に記載のない限り、熱可塑性複合材料の総計の重量に関連する。
熱可塑性複合材料は、熱可塑性複合材料のマトリックスを形成し、および、本態様においてコポリマーとして意味されるヘテロポリマーから選択される少なくとも一つの熱可塑性結合剤を含む。ヘテロポリマーまたはコポリマーは、本態様においてターポリマーとして構成されていてもよい。
用語「ヘテロポリマー」または「コポリマー」は、本態様において、2つまたはそれ以上の異なるモノマーユニットから構成されるポリマーとして理解されるべきである。しかしながら、異なるモノマーユニットは、類似のものであり得る。
コポリマーは、基本的に、異なるクラスに分類され得る:分子鎖中の2つのモノマーの分布がランダムであるランダム共重合体;基本的にランダム共重合体と類似であるが、一つのモノマーの割合が分子鎖に沿って増加し、その他のモノマーの割合が低下するグラジエント共重合体;2つのモノマーが交互になっている交互共重合体;それぞれのモノマーのより長い配列またはブロックを含むブロックコポリマーおよびセグメントコポリマー(ブロックの数にしたがって、ジブロックコポリマー、トリブロックコポリマーなども含まれる);モノマーのブロックが別のモノマーの骨組み(骨格)にグラフトされているグラフトコポリマー。
3つの異なるモノマーからなるコポリマーは、ターポリマーと称される。この群のコポリマーもまた、上記で挙げられたクラスに分類され得る。
本発明において、コポリマーは、スチレン-アクリレートコポリマーから選択される。アクリレートは、(メタ)アクリル酸エステルのホモまたはコ-ポリマーゼーションによって得られる。スチレン(同義語はビニルベンゼン、IUPACの命名法によるとフェニルエテン)は、不飽和の芳香族炭化水素であり、および、ビニルベンゼンまたはフェニルエテンのホモまたはコ-ポリマーゼーションによって得られ得る。適切なスチレン-アクリレートコポリマーは、例えば、BASF社(ルートヴィヒスハーフェン、ドイツ連邦共和国)からのAcronal(登録商標)2412の名前で入手可能である。
優位には、本発明の熱可塑性複合材料中にこのようなコポリマーを用いることによって、従来技術で公知の熱可塑性複合材料と比較して、熱変性温度または流動遷移限界より高い温度、およびしたがって、その熱処理のための温度範囲は、低下され得、例えば深絞りにおいて、エネルギーの顕著な節約が達成され得るという結果を伴う。
さらに、熱可塑性結合剤として、唯一つの成分、例えばスチレン-アクリレートの群からの結合剤を添加すれば十分であるため、2つ以上の異なる成分の使用が有利に省かれ得る。
用語「熱可塑性結合剤」は、本態様において、どれだけの数の成分でそれが構成されているか、およびどれだけの数の異なる調製物がそれに含まれているかということに関係なく、スチレン-アクリレートコポリマーの総比率を意味する。
さらに、本発明は、以下の工程:
i)有機繊維材料、または、2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物を製造する工程、
ii)熱可塑性結合剤を工程i)からの成分へと添加し、および、続いて、分散物を得るために混合する工程であって、熱可塑性結合剤がアクリレートとスチレンとのヘテロポリマーを含むまたはそれからなる群より選択される工程、
iii)任意には、アルミニウムおよび/または銅の塩の水溶液を工程ii)からの分散物へと添加する工程、
iv)任意には、工程iii)からの混合物を脱水する工程、
v)任意には、工程iv)からの混合物を乾燥する工程
を含む熱可塑性複合材料を製造するための方法を含む。
有機繊維材料または2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物の製造は、それに相当するように製造された材料として得るか、自身で製造するかで達成され得る。
好ましい方法は、製造された皮革を用いる。ここで皮革の製造は、皮革の表面外観を形成し、その表面特性に影響を与え得る作業ステップを含む。製造は、通常、表面彩色のカラーデザインを含むが、含侵、ワックス仕上げ、例えば皮革のプレスまたはインプリントなどの機械的処理工程も含む。湿潤仕上げは皮なめしにおける以前の作業ステップを記載するものである。
有機繊維材料の調製後、これは、スチレン-アクリレートの群から選択される熱可塑性結合剤と混合され、この結果、好ましくは均一な混合物または分散体が得られる。
続いて、分散体が、任意には、アルミニウムおよび/または銅の塩の水溶液と混合され得る。好ましくは、硫酸アルミニウムがこの目的のために使用される。本態様において、無機塩が、熱可塑性結合剤を沈殿させるために使用される。製造プロセスの過程において、金属塩の大部分は通常、複合材料から水相として除去されるが、少量の残渣は複合材料中に残存し得る。
さらなる工程において、混合物の脱水および乾燥が起こり得る。
有機繊維材料または熱可塑性結合剤の量は、本態様において、熱可塑性複合材料の製造後にこれらが好ましくは、上述の比率を与えるように提供される。
さらに、本発明は、熱可塑性複合材料が上述の製造方法を用いて得られ得る、熱可塑性複合材料に関する。
最後に、本発明は、本発明の熱可塑性複合材料の、壁、床および天井パネルのプロファイルクラッディングのため、内径ありまたはなしの家具前部のコーティングのため、縁貼りのため、特には乗用車のインテリアパーツの表面コーティングのための使用に関する。
優位な熱変形温度内の温度で、本発明の熱可塑性複合材料は変化に付され得、例えば、熱変形温度より温度が下がった後に寸法的に安定に維持される正確に合わせられたモールディングにされ得る。
したがって、本発明の複合材料は、例えば、装飾用ストリップとして、または、通常はプラスチック、木材、ピアノラッカーなどから形成される様々な用途の形状で、非常に生き生きとした外観または乗用車のインテリアの個々のデザインが得られ得るという結果と伴いながら、使用され得る。
熱可塑性結合剤は本発明の複合材料に含まれており、そして、結合剤の熱活性化は、複合材料の熱変形温度を越えた温度範囲でおこるため、さらに、熱可塑性複合材料の裏張りおよび/または表地材料、例えば不織布などとの接着的結合は、縫目引裂強さにおける、とりわけ優位な熱可塑性複合材料の縫製に関する改良を可能にする。
さらに、本発明の特に優位な構成およびさらなる発展が、従属請求項からおよび以下の記載から得られ、ここで、一つのカテゴリーにおける独立請求項がまたさらに従属請求項と同様に発展され、そして、異なるクレームカテゴリーに属する例示的な実施形態または記述部分および様々な例示的実施形態の個々の特徴または変形が新しい例示的実施形態または変形を形成するために組み合わせられ得る。
好ましい実施形態において、スチレン-アクリレートコポリマーは、50wt%より多いアクリレートの割合を含む。特に好ましくは、スチレン-アクリレートコポリマーは、少なくとも60wt%、特には少なくとも70wt%のアクリレートの割合をスチレン-アクリレートコポリマー中に含む。コポリマー中のスチレンの割合は、最大で40wt%、特に好ましくは最大で30wt%である。
アクリレート成分またはアクリレートポリマーは、アクリル酸エステル(アクリレート)に加えてアクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、塩化ビニル、および/または塩化ビニリデンを例えば含むホモポリマーまたはコポリマーを使用することができる。
アクリレートポリマーを製造するために好ましいモノマーは、メタクリレート、エチルアクリレート、n-ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t-ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレートおよび/またはアクリル酸ラウリルから選択される。任意にはアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドおよび/またはメタアクリルアミドなどの追加のモノマーがポリマー反応のあいだに添加されてもよい。
アクリレート成分はまた、例えば、マレイン酸、イタコン酸、ブタンジオールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、プロピレングリコールメタクリレート、ブタンジオールモノアクリレート、エチルジグリコールアクリレート、および2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸などの一または複数の官能基を有するアクリレートおよび/またはメタクリレートを含み得る。
熱可塑性複合材料中のスチレン-アクリレートコポリマーの割合は、好ましくは少なくとも20wt%および/または最大で40wt%である。
優位であるスチレン-アクリレートコポリマーに加えて、さらに、結合剤がまた、複合材料のマトリックスとして機能し得る。好ましくは、ポリマー性材料がこの目的のために使用される。この観点において、スチレン-アクリレートコポリマーに加えて、さらに、結合剤が使用されるが、スチレン-アクリレートコポリマーは好ましくは、結合剤の総比率の少なくとも90wt%の比率を有する。
さらに好ましい実施形態において、熱可塑性複合材料中の有機繊維材料の比率は、少なくとも60wt%および/または最大で80wt%である。
基本的に、優位である熱可塑性結合剤において、約1000Daである分子量からのスチレン-アクリレートコポリマーが適切である。熱可塑性結合剤中に存在するスチレン-アクリレートコポリマーの好ましい分子量は、しかしながら、少なくとも5000Da、好ましくは少なくとも7500Da、特には少なくとも10000Daおよび/または最大で500000Da、好ましくは最大で100000Da、特に好ましくは最大で50000Da、特には最大で30000Daである。
ポリマーの分子量の測定は、当該技術分野における当業者にとって基本的に公知であり、例えば、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)などによって測定され得る。
さらなる好ましい実施形態において、複合材料は、天然および/または合成のラテックス、好ましくは天然のラテックスから選択される少なくとも一つの材料を含む。天然および/または合成のラテックスは、天然または合成のゴムを発泡させることによって製造される。天然ゴム(日常の言語いおいてはゴムとも称される)はまた、Gummi elasticumまたはResina elasticaとして意味され、および、ゴムの木のミルク樹液中のゴム様物質である。特には、粗油が合成的に製造されるゴムのための原料として使用される。
好ましくは、複合材料中の結合剤と、天然および/または合成のラテックスとの総比率は、少なくとも30wt%、および/または最大で60wt%、特には、少なくとも30wt%および/または最大で50wt%である。
このような複合材料を製造するための好ましい方法はしたがって、追加で、上記ですでに述べた工程に加えて、天然および/または合成のラテックスの添加を考慮に入れている。
好ましくは、スチレン-アクリレートコポリマーは、最大で1℃、好ましくは最大で0℃である最低被膜形成温度(MFT)を有する。このような最低被膜形成温度を有するスチレン-アクリレートコポリマーは優位には、複合材料に理想的な弾性特性および高い破壊安全性を与える。
用語「最低被膜形成温」は、その温度でポリマー分散液の薄層が未だ乾燥して凝集性のフィルムを形成できる最低の温度を意味する。これは、ポリマーのガラス転移温度(Tg)に近く、そして、フィルム形成と共に、ポリマー分散の最も重要な適用-技術特性の一つを決定する。最低被膜形成温を測定するための方法は、当該技術分野における当業者にとって公知であり、そして、例えばDIN 53787にしたがって行われ得る。
好ましくは、複合材料の熱可塑性温度は、そのようなスチレン-アクリレートコポリマーによって、約50℃~最大80℃、特に好ましくは約65℃、特には約50℃である変形温度まで、熱的変形のためのエネルギー消費量が顕著に低減され得るという結果を伴いながら低下させることができる。熱的変形は、特には、深掘りのプロセスを含む。
優位な複合材料の使用に依存して、その特性は、さらに改変され得る。したがって、さらなる好ましい複合材料は、無機塩、保存剤、着色剤、天然および/または合成脂肪、パラフィン、天然および/または合成オイル、シリコンオイル、イオン性および/または非イオン性界面活性剤を含む群からの一または複数の成分を20wt%まで含み得る。
基本的に、合成樹脂繊維、植物性繊維、または動物性繊維が、優位な熱可塑性複合材料のために使用され得る。適切な動物性繊維としては、例えばウール、髪の毛、シルクなどの天然繊維を含み;植物性繊維は例えば、綿、カポック、亜麻、麻、ジュート、ケナフ、ラミー、エニシダ、マニラ、ココナッツまたはサイザル麻などを含む。適切な合成樹脂繊維は、キュプラ、ビスコース、モダール、アセテート、トリアセテート、およびタンパク質繊維などの天然ポリマーまたはアルギン酸繊維またはこれら繊維の2またはそれ以上の混合物から選択され得る。
合成ポリマーからの適切な繊維の例としては、例えば、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリ塩化ビニル、フッ素含有ポリマー繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリエステルまたはポリウレタン繊維が挙げられ得る。
特に好ましくは、有機繊維材料は、合成樹脂繊維、植物性繊維、および/または、動物性繊維を含む。特には、有機繊維材料は、皮革繊維を含む。
本発明の範囲内において、皮革繊維は、好ましくは、製造された皮革から選択される。皮革繊維は、ここで、基本的には、任意のタイプの製造された皮革残余物、例えば、クロムなめしされた、植物性なめしされた、および/または、アルデヒドなめしされた皮革、またはそれらの半製品、例えばシェービングレザーまたはスプリットレザーなどから得られ得る。本発明の範囲内で使用され得る皮革のタイプは、例えば、アッパーレザー、スエード、クラストレザー、底革、裏革、ブランクレザー、工芸用なめし革などである。特には、製造された皮革は、少なくとも一つの色成分または好ましくは表面の彩色層を有する皮革を含む。
所望の視覚的または機械的特性に依存して、有機繊維材料は、一般的に約0.1~20mmの長さの直線毛長に粉砕される。有機繊維が皮革繊維から選択される限りにおいて、繊維長は、好ましくは少なくとも約0.5mm、特に好ましくは約1mm、とりわけ約3mmである。最大で、好ましい繊維長は、約20mmまで、特に好ましくは約10mmまで、とりわけ約8mmまでである。繊維長は、本態様において、繊維の伸張された状態で測定されるが、出発物質のタイプおよび粉砕のタイプに依存して、繊維が外部に影響を与えることなしに不規則な、例えば曲がった形をとることが起こり得る。
さらに好ましい実施形態において、優位な熱可塑性複合材料は、熱的に活性化され得る接着剤、好ましくは、ホットメルト接着剤を含む。接着剤またはホットメルト接着剤が柔らかくなる、または液体状態に変化する温度での活性化の後、そのような熱的に活性することのできる接着剤または好ましいホットメルト接着剤は、有機繊維材料と堅固な結合を形成するかまたは、完全かつ抵抗性にこれに付着する。続いての冷却によって、接着剤は固化し、およびしたがって、高い機械的荷重のもとでさえも有機繊維材料に堅固に結合したまま維持される。
用語「ホットメルト接着剤」(ホット接着剤、ホットグルー、ホットメルトまたはホットグルー、とも称される)は、一般的に、室温において大体固体である、溶媒を含まない物質として理解され、これは、その融点温度に加熱された状態で液化し、そして、冷却のあいだに、本態様では有機繊維と、および任意には優位な複合材料中に配合されているさらなる物質と、堅固な結合を形成する。この群の接着剤は、様々な化学原料に基づいている。好ましくは、このようなホットメルト接着剤の融点は、熱可塑性複合材料の熱的変形温度内にある。
熱的に活性化され得る接着剤または好ましいホットメルト接着剤は、本態様において、熱可塑性結合剤そのものとして、すなわち、スチレン-アクリレートコポリマーに形成され得る。代替的には、熱的に活性化され得る接着剤または好ましいホットメルト接着剤はまた、別の物質から選択され得る。このような代替的な物質としては例えば、ポリアミド、ポリエチレン、ポリアルファオレフィン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリエステルエラストマー、コポリアミドエラストマー、ビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマーなどの群から選択され得る。
最初にすでに説明された、本発明による熱可塑性複合材料の使用に加えて、これは基本的に、例えばヒールカウンターおよび/またはトゥキャップなどの熱成形可能な靴の部品、例えばボックス、香水のコンテナなどの被覆材などの対象物の被覆材、例えばコンテナおよびカスケットなどの裏革などの熱成形可能な様々な成分を製造するために使用され得る。
本発明のさらなる特徴は、特許請求の範囲に関連する例示的な実施形態の以下の記載から得られる。本発明は、記載される例示的な実施形態である実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって決定されるということを指摘しなければならない。とりわけ、本発明の実施形態の個々の特徴は、以下に挙げられる例においてだけでなく、種々の組み合わせで実施され得る。
実施例1
本発明の熱可塑性複合材料の製造
本発明の熱可塑性複合材料を製造するために、初めに、乾いた状態の革が、ファインカッティングミル(Netzsch Feinmahltechnik社、ゼルプ、ドイツ連邦共和国)を用いて5~10mm2の断片に粉砕される。製造された皮革および未製造の皮革の両方が、皮革出発材料として使用され得る。粉砕された皮革が水と混合され(2~5wt%皮革および95~98wt%水)、そして、無節の繊維パルプを得るために、Asplund ディスクリファイナー(Valmet社、ダルムシュタット、ドイツ連邦共和国)を用いて2~10時間のあいだすり砕かれる。
このようにして得られた繊維パルプ(97~99%の水の割合)がバッチ中(バッチ当たり、400~700kgの繊維)40wt%のスチレン-アクリレートコポリマー(割合は乾燥繊維として算出された、Acronal(登録商標)2412、BASF社(ルートヴィヒスハーフェン、ドイツ連邦共和国);pH6~8、MFT<1℃、粘性率:90~200mPa・s(23℃、250 1/s;DIN EN ISO 3219)、固形分:56.0~58.0%(DIN EN ISO 3251)、粒子径範囲:<0.1μm~10μm)と混合され、そして続いて、硫酸アルミニウム溶液(7~10%)とともに凝固され、そして、約1時間攪拌される。繊維パルプは、その後、長網抄紙機(Corsini社製)で脱水され、乾燥トンネル(Dornier社製)中に暖気を供給しながら乾燥させ、圧延機(例えばAletti社製(ヴァレーゼ))中でカレンダー加工され、洗浄され、そしてさらに粉砕し、そして精製される。精製は、例えば、表面をエンボス加工することによって、および染料を用いた仕上げによって達成され得る。
本発明の複合材料は、50~65℃の範囲の変性温度をもつ。
上記で詳細に記載された装置は、当該技術分野における当業者によって本発明の範囲から逸脱することなく様々な方法で改変され得る、単に例示的な実施形態を含むものにすぎないことが再度、最後に指摘される。さらに、不定冠詞である「一つの(ein)」または「一つの(eine)」は、対応する特徴が複数でも存在し得るという事実を排除するものではない。また、用語「成分(Bestandteil)」または用語「成分(Komponente)」はこれらがいくつかの相互作用しあう部分的な成分から構成され得るという事実を排除するものではない。

Claims (14)

  1. a)少なくとも一つの有機繊維材料、または、2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物であって、熱可塑性複合材料中で、好ましくは少なくとも40wt%、特に好ましくは少なくとも50wt%、特には少なくとも60wt%、および/または、最大で80wt%、特には最大で70wt%の割合を示す少なくとも一つの有機繊維材料、または2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物、および
    b)少なくとも一つの熱可塑性結合剤、
    を含む熱可塑性複合材料であって、
    前記熱可塑性結合剤が、スチレン-アクリレートの一つを含むまたはそれからなる群からのコポリマーから選択され、および
    前記熱可塑性結合剤が、好ましくは、前記熱可塑性複合材料中で、少なくとも15wt%、特には少なくとも20wt%、および/または少なくとも50wt%、特には最大で40wt%の割合を示す熱可塑性複合材料。
  2. 前記コポリマーが、少なくとも60wt%のアクリレートの割合を含み、および/または、前記コポリマーが、最大で40wt%のスチレンの割合を含む請求項1記載の複合材料。
  3. 前記スチレン-アクリレートコポリマーが、少なくとも5000Da、好ましくは少なくとも7500Da、特には少なくとも10000Daおよび/または少なくとも500000Da、好ましくは最大で100000Da、特に好ましくは最大で50000Da、特には最大で30000Daである分子量を有する請求項1または2記載の複合材料。
  4. 前記複合材料が、天然および/または合成のラテックス、好ましくは天然のラテックスから選択される少なくとも一つの材料を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の複合材料。
  5. 前記複合材料中の前記結合剤と、前記天然および/または合成のラテックスとの総比率が、少なくとも30wt%、および/または最大で60wt%、特には、少なくとも30wt%および/または最大で50wt%である請求項1~4のいずれか1項に記載の複合材料。
  6. 前記スチレン-アクリレートコポリマーが、最大で1℃、好ましくは最大で0℃である最低被膜形成温度(MFT)を有する少なくとも一つのポリマーを含むことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の複合材料。
  7. 前記複合材料が、約50℃、および/または、最大80℃、好ましくは約65℃、特には約50℃の温度である熱変形温度を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の複合材料。
  8. 前記複合材料が、無機塩、保存剤、着色剤、天然および/または合成脂肪、パラフィン、天然および/または合成オイル、シリコンオイル、イオン性および/または非イオン性界面活性剤からなる群より選択される一または複数の成分を20wt%まで含むことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の複合材料。
  9. 前記有機繊維材料が、合成樹脂繊維、植物性繊維、および/または、動物性繊維、好ましくは皮革繊維を含むことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の複合材料。
  10. 前記有機繊維材料が、皮革繊維、好ましくは製造された皮革の皮革繊維を含む請求項1~9のいずれか1項に記載の複合材料。
  11. 前記材料が、熱的に活性化され得る接着剤と、好ましくはホットメルト接着剤と共に提供されることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の複合材料。
  12. 以下の工程:
    i)有機繊維材料、または、2またはそれ以上の有機繊維材料の混合物を製造する工程、
    ii)コポリマーを前記工程i)からの成分へと添加し、および、続いて、分散物を得るために混合する工程であって、前記コポリマーが少なくとも一つのアクリレートと少なくとも一つのスチレンとを含む工程、
    iii)任意には、アルミニウムおよび/または銅の塩の水溶液を前記工程ii)からの分散物へと添加する工程、
    iv)任意には、前記工程iii)からの混合物を脱水する工程、
    v)任意には、前記工程iv)からの混合物を乾燥する工程
    を含む熱可塑性複合材料を製造するための方法。
  13. 請求項12記載の方法を用いて得られ得る熱可塑性複合材料。
  14. 請求項1~11のいずれか1項に記載の熱可塑性複合材料、または、請求項12記載の方法により製造される、もしくは請求項13記載の方法により製造され得る熱可塑性複合材料の、壁、床および天井パネルのプロファイルクラッディングのため、内径ありまたはなしの家具前部のコーティングのため、縁貼りのため、特には乗用車のインテリアパーツの表面コーティングのための使用。
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