JP2022526149A - 喫煙代用システム - Google Patents

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    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means

Abstract

デバイスに係合された消耗品を加熱するための1つまたは複数の加熱器と、第1および第2の加熱モードに従って、1つまたは複数の加熱器を制御するように構成されたコントローラとを含む喫煙代用デバイスを有するシステムが開示される。第1の加熱モードは、非燃焼加熱式消耗品を加熱するためのものであり、第2の加熱モードは、eシガレット消耗品を加熱するためのものである。【選択図】図3

Description

[0001]本発明は、喫煙代用システムに関し、それだけには限らないが詳細には、デバイスを含む喫煙代用システム、およびエアロゾル形成物品に関する。
[0002]タバコの喫煙は、喫煙者を、潜在的に有害な物質にさらすものと一般的にみなされている。タバコが燃えること、および/またはタバコの燃焼によって引き起こされる熱、ならびにタバコの煙それ自体における燃えたタバコの成分を通して、著しい量の潜在的に有害な物質が生成されると一般的に考えられている。
[0003]シガレットなどの従来の可燃性喫煙物品は、通常、ラッパーによって取り囲まれたタバコの細片を含む円柱状のタバコロッドを含み、通常は、巻かれたタバコロッドと当接関係で軸方向に位置合わせされた円柱状フィルタも含む。フィルタは、通常、プラグラップによって外接された濾過材料を含む。巻かれたタバコロッドおよびフィルタは、フィルタの長さ全体および巻かれたタバコロッドの隣接部分に外接する巻かれた帯状のチップペーパーによって一緒にまとめられる。このタイプの従来のシガレットは、フィルタとは反対の位置にある端部に火をつけて、タバコロッドを燃やすことによって使用される。喫煙者は、シガレットの口側端またはフィルタ端で吸い込むことによって、自身の口の中に主流煙を受け入れる。
[0004]タバコなどの有機材料の燃焼は、タールおよび他の潜在的に有害な副産物を生み出すことが知られている。タバコの喫煙を回避するために、さまざまな喫煙代用システム(または「代用喫煙システム」)が提案されている。
[0005]そのような喫煙代用システムは、喫煙をやめ、ニコチンへの依存を克服することを望む人々に向けたニコチン置換療法の一部を形成することができる。
[0006]喫煙代用システムは、エアロゾル(「蒸気」とも呼ばれる)を生み出すことによって、ユーザが喫煙の行為をシミュレートするのを可能にする電子システムを含み、エアロゾルは、口を通って肺の中に吸い込まれ(吸入され)、次いで吐き出される。吸入されたエアロゾルは、通常、従来の喫煙に関連付けられた匂いおよび健康リスクのない、または匂いおよび健康リスクがより少ない、ニコチンおよび/または風味付けを有している。
[0007]一般に、喫煙代用システムは、従来の喫煙および可燃性タバコ製品で体験したものと同様の体験および満足感をユーザに提供しながら、喫煙の習慣的行為の代用を提供することを意図している。いくつかの喫煙代用システムは、喫煙代用物品(「消耗品」とも呼ばれる)を使用し、そのような喫煙代用物品は、従来のシガレットに似せて設計されており、一端にマウスピースのついた円柱状の形である。
[0008]喫煙代用システムの人気および使用は、過去数年間で急速に成長している。もともとはタバコの喫煙をやめたいと望む常習的な喫煙者を支援する補助として市販化されたものの、消費者は、喫煙代用システムを、望ましいライフスタイルの付属品としてますます見るようになっている。
[0009]いくつかの異なるカテゴリの喫煙代用システムが存在し、その各々が、異なる喫煙代用アプローチを利用する。
[0010]喫煙代用システムのための1つのアプローチが、いわゆる加熱式タバコ(「HT」)アプローチであり、このアプローチでは、タバコ(「eリキッド」ではない)は、加熱され、または加温されて蒸気を放出する。HTは、「非燃焼加熱式」(「HNB」)としても知られている。タバコは、葉タバコであっても再構成タバコであってもよい。蒸気は、ニコチンおよび/または風味付けを含有することができる。HTアプローチにおいて、その意図は、タバコが燃やされずに加熱され、すなわちタバコが燃焼を受けないことである。
[0011]典型的なHT喫煙代用システムは、デバイスおよび消耗品を含むことができる。消耗品は、タバコ材料を含むことができる。デバイスおよび消耗品は、物理的にともに結合されるように構成されてよい。使用において、デバイスの加熱要素によってタバコ材料に熱が付与されてよく、タバコ材料を通る空気流が、タバコ材料における成分を蒸気として放出させる。蒸気はまた、タバコ材料におけるキャリア(このキャリアは、たとえばプロピレングリコールおよび/または野菜グリセリンを含むことができる)、加えて、タバコから放出される揮発性化合物から形成されてもよい。放出された蒸気は、タバコを通して吸い込まれた空気流に同伴されてよい。
[0012]蒸発した場所から消耗品の出口(たとえば、マウスピース)へと、蒸気が消耗品を通過する(空気流に同伴される)とき、蒸気は、冷え、凝結して、ユーザによる吸入のためのエアロゾルを形成する。エアロゾルは、通常、揮発性化合物を含有する。
[0013]HT喫煙代用システムにおいては、タバコ材料を燃やすこととは対照的に、加熱することにより、喫煙中に通例生み出されるより多くの有害な化合物をより少なくさせる、またはより少量にさせると信じられている。結果として、HTアプローチは、タバコが燃えること、タバコの燃焼、および熱分解(pyrolytic)劣化を通して生じ得る、匂いおよび/または健康リスクを低減することができる。
[0014]別のアプローチは、いわゆる「ベイピング」アプローチであり、通常は「eリキッド」と呼ばれる(本明細書でもそのように呼ぶ)蒸発可能な液体が、加熱デバイス(本明細書では、電子シガレットまたは「eシガレット」デバイスと呼ぶ)によって加熱されて、エアロゾル蒸気を生み出し、エアロゾル蒸気は、ユーザによって吸入される。eリキッドは、通常、ベース液、ならびにニコチンおよび/または風味剤を含む。したがって、通常、結果として生じる蒸気もまた、ニコチンおよび/または風味剤を含有する。ベース液は、プロピレングリコールおよび/または野菜グリセリンを含むことができる。
[0015]典型的なeシガレットデバイスは、マウスピース、電源(通常は電池)、eリキッドを収容するためのタンク、ならびに加熱デバイスを含む。使用において、電源から加熱デバイスへ電気エネルギーが供給され、それによりeリキッドを加熱して、エアロゾル(または「蒸気」)を生み出し、エアロゾルは、マウスピースを介してユーザによって吸入される。
[0016]eシガレットは、さまざまな方法で構成することができる。たとえば、「閉鎖系」ベイピング喫煙代用システムが存在し、これは通常、密閉タンクおよび加熱要素を有する。タンクは、eリキッドで事前に充填されており、エンドユーザによって再充填されることを意図したものではない。一部の閉鎖系ベイピング喫煙代用システムは、電源を含む本体を含み、本体は、タンクおよび加熱要素を含む消耗品に物理的かつ電気的に結合されるように構成される。このようにして、消耗品のタンクが空になったとき、その消耗品は処分される。本体は、新しい交換用の消耗品に接続することによって、再利用することができる。別のいくつかの閉鎖系ベイピング喫煙代用システムは、完全に使い捨てであり、1回だけの使用が意図されている。
[0017]「開放系」ベイピング喫煙代用システムも存在し、これは通常、ユーザによって再充填されるように構成されたタンクを有する。このようにして、デバイス全体を、複数回にわたって使用することができる。
[0018]ユーザ体験を強化し、さらなる多用途性をユーザに提供するために、喫煙代用システムの改善された設計が必要とされている。
[0019]本開示は、上記の課題に鑑みて考案された。
[0020]最も一般的に、本発明は、eシガレットおよび非燃焼加熱式消耗品の両方で動作することが可能な喫煙代用デバイスに関する。
[0021]本発明によれば、消耗品を加熱するための1つまたは複数の加熱器と、第1および第2の加熱モードに従って、1つまたは複数の加熱器を制御するように構成されたコントローラとを含む喫煙代用デバイスが提供され、第1の加熱モードは、非燃焼加熱式消耗品を加熱するためのものであり、第2の加熱モードは、eシガレット消耗品を加熱するためのものである。
[0022]2つの異なる加熱モードで動作することが可能な喫煙代用デバイスを提供することによって、デバイスは、複数の消耗品タイプを収容することができる。これは、ユーザが、非燃焼加熱式消耗品およびeシガレット消耗品に対応するために、2つの異なるデバイスを必要としないことを意味する(すなわち、デバイスは、相互ベイピング体験を提供する)。上記で論じたように、非燃焼加熱式消耗品は、概して、固体状のタバコ葉または再構成タバコを含み、eシガレット消耗品は、ベース液ならびにニコチンおよび/または風味剤から形成されたeリキッド(すなわち、液体)を含む。この点で、非燃焼加熱式消耗品は、概して、固体のエアロゾル形成基質を含み、eシガレット消耗品は、概して、たとえばタンク内に収容されたエアロゾル形成液を含む。
[0023]任意選択の特徴について、次に説明する。これらは、単独で、または任意の態様との任意の組合せで、適用可能である。
[0024]第1の加熱モードおよび第2の加熱モードは、単一の加熱器によって動作されてよい。すなわち、コントローラは、加熱モードが第1の加熱モードであるか第2の加熱モードであるかに応じて、単一の加熱器を異なる形で制御することができる。これにより、デバイスの保守を簡略化することができ、デバイスを作製するコストを最小化することができる。
[0025]加熱器は、消耗品を加熱するための第1および第2の加熱トラックを含むことができる。第1および第2のトラックは、異なる温度まで加熱するように構成されてよい(たとえば、両方のトラックに同じ電圧が印加されるとき)。第1および第2のトラックは、異なる速度で加熱するように構成されてよい(たとえば、両方のトラックに同じ電圧が印加されるとき)。第1および第2のトラックは、加熱要素の異なる領域に位置してよい。第1および第2のトラックは、異なる形状および/またはサイズとしてよい。第1および第2のトラックは、異なる材料から形成されてよい。第1および第2のトラックは、異なるインピーダンスを有するように構成されてよい。両方のトラックが、同じ電源に電気的に接続されてよい。両方のトラックが、互いに電気的に接続されてよい。
[0026]第1の加熱トラックは、消耗品のエアロゾル形成基質に直接接触するように構成されてよい。第2の加熱トラックは、消耗品の加熱要素に接触するように構成されてよく、したがって第2の加熱トラックは、消耗品のエアロゾル形成基質を間接的に加熱するように構成されてよい。
[0027]第1の加熱モードで、第1のトラックが活動状態であってよく、第2のトラックが非活動状態であってよい。第2の加熱モードで、第1のトラックが非活動状態であってよく、第2のトラックが活動状態であってよい。言い換えれば、2つの加熱モードの各々で、トラックのうちの1つのみが活動状態であってよい。したがって、各トラックは、2つの加熱モードのうちの一方で動作するように構成されてよい。たとえば、第1のトラックは、非燃焼加熱式消耗品を加熱するように構成されてよく、第2のトラックは、eシガレット消耗品を加熱するように構成されてよい(または逆も同様である)。
[0028]第1および第2の加熱モードのうちの一方では、第1および第2のトラックが活動状態であってよく、第1および第2の加熱モードのうちの他方では、第1のトラックが活動状態であってよく、第2のトラックが非活動状態であってよい。言い換えれば、一方の加熱モードでは、単一のトラックが活動状態であってよく、他方の加熱モードでは、両方のトラックが活動状態であってよい。これは、2つの加熱モードのうちの一方が他方よりさらなる加熱を必要とする場合、または2つの加熱モードのうちの一方が他方より急速な加熱を必要とする場合に、好適となり得る。たとえば、第2の加熱モードでは、両方の加熱トラックが活動状態であってよく、第1の加熱モードでは、一方の加熱トラックのみが活動状態であってよい(または逆も同様である)。
[0029]デバイスは、第1および第2の加熱器を含むことができる。この場合、第1および第2の加熱モードのうちの一方では、第1および第2の加熱器が活動状態であってよく、第1および第2の加熱モードのうちの他方では、第1の加熱器が活動状態であってよく、第2の加熱器が非活動状態であってよい。言い換えれば、一方の加熱モードでは、加熱器のうちの1つのみが活動状態であってよく、他方の加熱モードでは、両方の加熱器が活動状態であってよい。上述したように、これは、2つの加熱モードのうちの一方が他方よりさらなる加熱を必要とする場合、または2つの加熱モードのうちの一方が他方より急速な加熱を必要とする場合に、好適となり得る。たとえば、第2の加熱モードでは、両方の加熱器が活動状態であってよく、第1の加熱モードでは、1つの加熱器のみが活動状態であってよい(または逆も同様である)。
[0030]デバイスは、第1の加熱モードに従って動作するように構成された第1の加熱器と、第2の加熱モードに従って動作するように構成された第2の加熱器とを含むことができる。この実施形態において、加熱器は、別個にのみ動作することができる(同時でない)。第1および第2の加熱器は、異なる温度まで加熱するように構成されてよい(たとえば、両方の加熱器に同じ電圧が印加されるとき)。第1および第2の加熱器は、異なる速度で加熱するように構成されてよい(たとえば、両方の加熱器に同じ電圧が印加されるとき)。第1および第2の加熱器は、異なる形状および/もしくはサイズとしてよく、かつ/または加熱器トラックの異なる配置を有することができる。第1および第2の加熱器は、異なる材料から形成されてよい。第1および第2の加熱器のうちの一方が、内部加熱器であってよく(たとえば、消耗品に挿入される)、第1および第2の加熱器のうちの他方が、外部加熱器であってよい(たとえば、消耗品に接触するが、消耗品に挿入されない)。
[0031]第1の加熱器は、消耗品のエアロゾル形成基質に直接接触するように構成されてよい。第2の加熱器は、消耗品の加熱要素に接触するように構成されてよく、したがって第2の加熱器は、消耗品のエアロゾル形成基質を間接的に加熱することができる。
[0032]デバイスは、デバイスに係合された消耗品のタイプを検出するための消耗品検出センサを含むことができる。コントローラは、検出された消耗品タイプに応答して、1つまたは複数の加熱器を制御するように構成されてよい。たとえば、消耗品検出センサは、1つの消耗品タイプによって活動化されるが他の消耗品タイプでは活動化されないスイッチまたはボタンとしてよい。別法として、センサは、RFIDリーダまたはバーコードリーダとしてよい。この点で、消耗品は、デバイスによって読み取るためのバーコードまたはRFIDタグを備えることができる。センサは、消耗品の形状、サイズ、および/または色を(たとえば、光センサによって)検出することができる。コントローラは、検出された消耗品のタイプに応じて、第1の加熱モードと第2の加熱モードとの間で切り換えることができる。
[0033]デバイスは、ユーザからの消耗品タイプの選択を受け取るように構成されたユーザ入力モジュールを含むことができる。ユーザ入力モジュールは、デバイスのユーザインターフェース(UI)の一部を形成することができる。コントローラは、選択された消耗品タイプに応答して、1つまたは複数の加熱器を制御するように構成されてよい。入力モジュールは、たとえば、スイッチ、ボタン、タッチスクリーンなどを含むことができる。入力モジュールがタッチスクリーンを含むとき、2つの消耗品タイプの選択がユーザに提示されてよく、ユーザは、画面の適当な場所に触れることによって、消耗品タイプを選択することが可能である。コントローラは、ユーザによって選択された消耗品タイプに応じて、第1のモードと第2のモードとの間で切り換えることができる。
[0034]ユーザ入力モジュールは、ユーザが、デバイスの動作のさらなる形態を制御することを可能にすることができる。たとえば、ユーザ入力モジュールは、デバイスをオン状態とオフ状態との間で切り換えるための電源ボタンを含むことができる。いくつかの実施形態において、UIは、加えて、または別法として、ユーザに情報を伝達するための出力手段を含むことができる(すなわち、タッチスクリーンを含むことができる)。出力手段は、デバイスの現在のモード(すなわち、加熱器が第1のモードに従って動作しているか、または第2のモードに従って動作しているか)を示すように構成されてよい。いくつかの実施形態において、出力手段はまた、デバイス(および/またはエアロゾル形成物品)の状態をユーザに示すためのライトを含むことができる。ユーザに示されるデバイス(および/またはエアロゾル形成物品)の状態は、少なくとも1つの加熱器の動作を示す状態(すなわち、少なくとも1つの加熱器のモード)を含むことができる。この状態はまた、加熱器がオフ状態であるかオン状態であるかを含むことができる。出力手段は、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)の発光ダイオード(「LED」)を含むことができ、発光ダイオードは、デバイスの本体に位置してよい。
[0035]デバイスは、消耗品を通る空気流を制御するためのバルブを含むことができる。たとえば、デバイスは、消耗品に空気を供給する(すなわち、ユーザによって吸入されたとき)ための入口を含むことができる。バルブは、入口を消耗品に接続する通路内に位置してよい。バルブは、通路を通る空気流を変更するように構成されてよい(たとえば、通路の一部分のサイズを変化させることによる)。バルブは、バルブの位置を変更するためのアクチュエータを含むことができる。アクチュエータは、コントローラによって制御可能としてよい。コントローラは、アクチュエータによって、1つまたは複数の加熱器が第1の加熱モードに従って動作しているか、または第2の加熱モードに従って動作しているかに応じて、バルブを第1の位置と第2の位置との間で動かすことができる。たとえば、デバイスが第2のモードにあるとき(すなわち、eシガレット消耗品を加熱するとき)、消耗品を介してより大きい空気流が提供され得る。すなわち、コントローラは、第1のモードで第1の位置へ、第2のモードで第2の位置へ、バルブを動かすように構成されてよく、バルブは、第2の位置でより大きい空気流を可能にすることができる。
[0036]デバイスは、パフセンサ(たとえば、空気流センサ)をさらに含むことができる。パフセンサは、消耗品を介したユーザによる吸入を検出するように構成されてよい。パフセンサは、たとえば、圧力センサまたはマイクロフォンとしてよい。パフセンサは、パフの状態を示す信号を生み出すように構成されてよい。信号は、ユーザが(エアロゾル形成物品からのエアロゾルを)吸い込んだことを、たとえば2値信号の形で示すことができる。別法として、または加えて、信号は、吸込みの特徴(たとえば、吸込みの流量、吸込みの時間の長さなど)を示すことができる。第2の加熱モードは、ユーザによる吸入の検出に応答して、少なくとも1つの加熱器を制御することを含むことができる。たとえば、第2の加熱モードにあるとき、コントローラは、吸入が検出されたときのみ(または吸入が検出される期間にわたって)、少なくとも1つの加熱器または特定の加熱トラックを活動化することができる。
[0037]いくつかの実施形態において、バルブを介してデバイスを通る空気流を変更するのではなく、eシガレットおよび非燃焼加熱式消耗品は、異なる空気流が通ることを可能にするように構成されてよい。たとえば、消耗品は、異なる開口サイズ、または異なる空気流を提供するための他の手段を含むことができる。この場合、パフセンサは代わりに、どのタイプの消耗品がデバイスに係合されているかを検出する手段を提供することができる。パフセンサは、異なるタイプの消耗品間で異なり得る空気流の特性を検出することができる。この情報は、コントローラに提供されてよく、それに応答して、コントローラは、第1のモードと第2のモードとの間で切り換えることができる。
[0038]第1の加熱モードは、少なくとも1つの加熱器を所定の期間にわたって活動化することを含むことができる。第1の加熱モードは、加熱器を所定の最大期間にわたって活動化することを含むことができる。すなわち、コントローラは、たとえばユーザがデバイスの電源を切った場合、所定の期間が完了する前に、加熱器を非活動化するように構成されてよい。
[0039]デバイスは、加熱器を支持する本体と、本体に取外し可能に係合可能なキャップとを含むことができる。キャップは、消耗品を受け取るように構成されてよく、したがって本体に係合されたとき、加熱器が消耗品を加熱することが可能になる(たとえば、消耗品への挿入または消耗品との接触による)。キャップは、さらなる(別個の)キャップと交換可能としてよい。キャップのうちの一方が、非燃焼加熱式消耗品を受け取るように構成されてよく、他方が、eシガレット消耗品を受け取るように構成されてよい。
[0040]デバイスの本体は、細長くしてよい。細長い本体の端部は、消耗品に係合するように構成されてよい。用語「加熱式タバコ」および「非燃焼加熱式」は、燃焼されるのではなく加熱されるタイプの消耗品について説明するために、本明細書で区別なく使用される(または、そのような消耗品とともに使用するためのデバイスについて説明するために、区別なく使用される)。デバイスは、消耗品の少なくとも一部分を受け取るように(すなわち、消耗品に係合するように)構成された空洞を含むことができる。
[0041]少なくとも1つの加熱器は、加熱要素を含むことができ、加熱要素は、デバイスの本体から延びるロッドの形としてよい。1つの加熱要素のみについて、以下で簡単に説明するが、上記で提供したように、デバイスは、複数の加熱要素を含むことができ、これらの加熱要素のいくつかまたはすべては、以下に説明するとおりであってよい。
[0042]少なくとも1つの加熱器(したがって、加熱要素)は、本体に堅く取り付けられてよい。加熱要素は、長手方向軸を画定するように細長くすることができ、たとえば、実質的に円形の横断方向プロファイル(すなわち、加熱要素の長手方向軸に対して横断方向)を有することができる(すなわち、加熱要素を略円柱状としてよい)。別法として、加熱要素は、方形の横断方向プロファイルを有することができる(すなわち、加熱器を「ブレード加熱器」としてよい)。別法として、加熱要素は、管の形状としてよい(すなわち、加熱器を「管状加熱器」としてよい)。加熱要素は、他の形をとってもよい(たとえば、加熱要素が長円形の横断方向プロファイルを有してもよい)。加熱要素の横断方向プロファイルの形状および/またはサイズ(たとえば、直径)は、加熱要素の長さ全体(または実質的に長さ全体)にわたって概して一貫したものとしてよい。
[0043]加熱要素は、長さ15mm~25mm、たとえば長さ18mm~20mm、たとえば長さ約19mmとしてよい。加熱要素は、1.5mm~2.5mmの直径、たとえば2mm~2.3mmの直径、たとえば約2.15mmの直径を有することができる。
[0044]加熱要素は、セラミックから形成されてよい。加熱要素は、Al2O3を含むコア(たとえば、セラミックコア)を含むことができる。加熱要素のコアは、1.8mm~2.1mm、たとえば1.9mm~2mmの直径を有することができる。加熱要素は、Al2O3を含む外層(たとえば、外側セラミック層)を含むことができる。外層の厚さは、160μm~220μm、たとえば170μm~190μm、たとえば約180μmとしてよい。上記で論じたように、加熱要素は、1つまたは複数の加熱トラックを含むことができ、加熱トラックは、加熱要素に沿って長手方向に延びることができる。加熱トラックは、加熱要素の外層とコアとの間に挟まれてよい。加熱トラックは、タングステンおよび/またはレニウムを含むことができる。加熱トラックは、約20μmの厚さを有することができる。
[0045]加熱要素は、(デバイスの)空洞に位置してよく、空洞の内部ベースから空洞の開口の方へ(たとえば、長手方向軸に沿って)延びることができる。加熱要素の長さ(すなわち、少なくとも1つの加熱器の長手方向軸に沿った長さ)は、空洞の深さより小さくすることができる。したがって、加熱要素は、空洞の長さの一部分のみにわたって延びることができる。すなわち、加熱要素は、空洞の開口を通って(または越えて)延びなくてよい。
[0046]少なくとも1つの加熱器が、消耗品に挿入されるように構成される場合、少なくとも1つの加熱器の加熱要素の遠位端(すなわち、デバイスに取り付けられる加熱要素のベースから遠位)は、先細り部分を含むことができ、それにより消耗品への加熱要素の挿入を容易にすることができる。加熱要素は、消耗品が空洞に受け入れられたとき、消耗品に完全に貫入することができる。すなわち、加熱要素の長さ全体または実質的に長さ全体が、消耗品に受け入れられてよい。
[0047]加熱要素は、消耗品のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液(すなわち、またはタンク)部分の軸方向の長さより小さい、または実質的に同じ長さを有することができる。したがって、そのような消耗品がデバイスに係合されたとき、少なくとも1つの加熱器の加熱要素は、エアロゾル形成基質またはタンクのみに貫入することができ、消耗品の他の構成要素は貫入しなくてよい。加熱要素は、消耗品のエアロゾル形成基質またはタンクの実質的に軸方向の長さ全体にわたって、エアロゾル形成基質またはタンクに貫入することができる。したがって、加熱要素によって貫入されたとき、加熱要素(たとえば、その外周面)から周辺のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液へ、熱が伝達され得る。すなわち、熱は、径方向外方(円柱状の加熱要素の場合)またはたとえば径方向内方(管状加熱器の場合)へ伝達され得る。
[0048]少なくとも1つの加熱器がたとえば外部管状加熱器である場合、管状加熱器の加熱要素は、空洞の少なくとも一部分を取り囲むことができる。消耗品の一部分が空洞に受け入れられたとき、加熱要素は、消耗品の一部分を取り囲む(すなわち、消耗品のその部分を加熱する)ことができる。特に、加熱要素は、消耗品のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液(タンク)を取り囲むことができる。すなわち、消耗品がデバイスに係合されたとき、消耗品のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液のタンクは、(管状)加熱要素の内面に隣接して位置してよい。加熱要素が活動化されたとき、加熱要素の内面から径方向内方へ熱が伝達されて、消耗品のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液を加熱することができる。
[0049]空洞は、(たとえば、円周)壁(または複数の壁)を含むことができ、(管状)加熱要素は、この壁の少なくとも一部分の周りに延びることができる。このようにして、壁は、加熱要素の内面と消耗品の外面との間に位置してよい。空洞の壁(または複数の壁)は、加熱要素から消耗品への熱伝導を可能にするために、熱伝導性材料(たとえば金属)から形成されてよい。したがって、加熱要素から、空洞壁(または複数の壁)を通って、空洞に受け入れられた消耗品のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液へ、熱が伝導され得る。
[0050]いくつかの実施形態において、加熱器は、消耗品の加熱要素に熱を提供するように構成されてよい(消耗品のエアロゾル形成基質またはエアロゾル形成液を直接加熱しない)。そのような場合、少なくとも1つの加熱器は、消耗品の対応する熱伝達板に接触するための熱伝達板を含むことができる。この熱伝達は、たとえば、消耗品がエアロゾル形成液(たとえば、eリキッド)を収容するタンクを含むeシガレットシステムに適している。
[0051]キャップは、エアロゾル形成物品に係合するように構成された本体の端部に配置されてよい。キャップは、本体に係合されたとき、少なくとも1つの加熱器を少なくとも部分的に囲むことができる。キャップは、加熱器へのアクセスが提供される開放位置と、キャップが少なくとも1つの加熱器を少なくとも部分的に囲む閉鎖位置との間で、可動としてよい。キャップは、デバイスの本体に摺動可能に係合されてよく、開放位置と閉鎖位置との間で摺動可能としてよい。
[0052]キャップは、デバイスの空洞の少なくとも一部分を画定することができる。すなわち、空洞は、キャップによって完全に画定されてよく、またはキャップおよび本体の各々が、空洞の一部分を画定してよい。キャップが空洞を完全に画定する場合、キャップは、少なくとも1つの加熱器を空洞に受け入れる(キャップが閉鎖位置にあるとき)ための開口部を含むことができる。キャップは、空洞への開口を含むことができる。開口は、消耗品の少なくとも一部分を受け取るように構成されてよい。すなわち、消耗品は、開口を通って空洞に挿入されてよい(デバイスに係合される)。開口および空洞は、eシガレット消耗品および非燃焼加熱式消耗品の両方を受け取るように構成されてよい。
[0053]キャップは、消耗品がデバイスに係合された(たとえば、空洞に受け入れられた)とき、消耗品の一部分のみが空洞に受け入れられるように構成されてよい。すなわち、消耗品の一部分(空洞に受け入れられていない)が、開口から突出してよい(すなわち、開口を越えて延びる)。消耗品のこの(突出)部分は、消耗品の末端(たとえば、口側端)としてよく、この末端は、デバイスによって形成されたエアロゾルを吸入する目的で、ユーザの口に受け入れられてよい。
[0054]デバイスは、電源を含むことができ、または電源(たとえば、デバイスとは別個の電源)に接続可能としてよい。電源は、少なくとも1つの加熱器に電気的に接続可能としてよい。その点で、少なくとも1つの加熱器への電源の電気的接続を変更(たとえば、トグル)することは、少なくとも1つの加熱器の状態に影響を及ぼし得る。たとえば、少なくとも1つの加熱器への電源の電気的接続をトグルすることで、少なくとも1つの加熱器をオン状態とオフ状態との間でトグルすることができる。電源は、パワーストアとしてよい。たとえば、電源は、電池または再充電可能な電池(たとえば、リチウムイオン電池)としてよい。
[0055]デバイスは、入力接続(たとえば、USBポート、Micro USBポート、USB-Cポートなど)を含むことができる。入力接続は、電源供給口などの外部電力源に接続するように構成されてよい。入力接続は、場合により、内部電源(たとえば、電池または再充電可能な電池)の代用として使用されてよい。すなわち、入力接続は、加熱器に電気的に接続可能としてよい(加熱器に電力を提供するため)。したがって、いくつかの形態において、入力接続は、デバイスの電源の少なくとも一部を形成してよい。
[0056]電源が再充電可能な電源(再充電可能な電池など)を含む場合、入力接続は、電源を充電および再充電するために使用されてよい。
[0057]コントローラは、マイクロコントローラを含むことができ、マイクロコントローラは、たとえば、プリント回路基板(PCB)に取り付けられてよい。コントローラはまた、メモリ、たとえば不揮発性メモリを含むことができる。メモリは、命令を含むことができ、命令は、実施されたとき、コントローラに、方法の特定のタスクまたはステップを実行させることができる。デバイスが入力接続を含む場合、コントローラは、入力接続に接続されてよい。
[0058]コントローラは、電源によって加熱器に印加される電圧を制御するように構成されてよい。たとえば、コントローラは、加熱器に(電源の)全出力電圧を印加することと、加熱器に電圧を印加しないこととの間で、トグルするように構成されてよい。別法として、または加えて、制御ユニットは、より複雑な加熱器制御プロトコル(すなわち、加熱モードに応じて異なり得る)を実施してもよい。
[0059]デバイスは、電源によって供給された出力電圧を調整して調整電圧を形成するための電圧調整器をさらに含むことができる。調整電圧は、次に、加熱器に印加されてよい。
[0060]上記で論じたように、デバイスがUIを含む場合、コントローラは、UIの1つまたは複数の構成要素に動作可能に接続されてよい。コントローラは、UIの入力手段からコマンド信号を受け取るように構成されてよい。コントローラは、コマンド信号に応答して、加熱器を制御するように構成されてよい。たとえば、少なくとも1つの加熱器のモードを制御することに加えて、コントローラは、UIから「オン」および「オフ」コマンド信号を受け取るように構成されてよく、それに応答して、対応するオンまたはオフ状態になるように、少なくとも1つの加熱器を制御することができる。
[0061]コントローラは、UIの構成要素へ出力信号を送るように構成されてよい。UIは、そのような出力信号(コントローラから受け取る)に応答して、出力手段を介して、情報をユーザへ伝達するように構成されてよい。たとえば、デバイスが1つまたは複数のLEDを含む場合、LEDは、コントローラに動作可能に接続されてよい。したがって、コントローラは、LEDの点灯を(たとえば、出力信号に応答して)制御するように構成されてよい。たとえば、コントローラは、少なくとも1つの加熱器の状態(たとえば、オンまたはオフ)および少なくとも1つの加熱器のモードに従って、LEDの点灯を制御するように構成されてよい。
[0062]デバイスがセンサ(たとえば、パフ/空気流センサ)を含む場合、コントローラは、センサに動作可能に接続されてよい。コントローラは、センサからの信号(たとえば、デバイスおよび/または係合されたエアロゾル形成物品の状態を示す)を受け取るように構成されてよい。コントローラは、センサからの信号に基づいて、加熱器、または出力手段の形態を制御するように構成されてよい。
[0063]デバイスは、外部デバイスと無線で(たとえば、Bluetooth(登録商標)(たとえば、Bluetoothの低エネルギー接続)またはWiFi(登録商標)を介して)通信するように構成された無線インターフェースを含むことができる。同様に、入力接続は、デバイスと外部デバイスとの間の通信を提供するために、外部デバイスに有線接続するように構成されてよい。
[0064]外部デバイスは、移動デバイスとしてよい。たとえば、外部デバイスは、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、またはスマートカーとしてよい。外部デバイス(たとえば、移動デバイス)には、アプリケーション(たとえば、アプリ)がインストールされてよい。アプリケーションは、有線または無線接続を介したデバイスと外部デバイスとの間の通信を容易にすることができる。
[0065]無線または有線インターフェースは、外部デバイスとデバイスのコントローラとの間で信号を伝達するように構成されてよい。この点で、コントローラは、外部デバイスから受け取った信号に応答して、デバイスの形態を制御することができる。別法として、または加えて、外部デバイスは、デバイス(たとえば、デバイスのコントローラ)から受け取った信号に応答することができる。
[0066]第2の態様において、第1の態様に関して上述したデバイスと、デバイスに取外し可能に係合可能であり、非燃焼加熱式消耗品を受け取るように構成され、したがってデバイスに係合されたとき、加熱器が非燃焼加熱式消耗品を加熱することが可能になる、第1のキャップと、デバイスに取外し可能に係合可能であり、eシガレット消耗品を受け取るように構成され、したがってデバイスに係合されたとき、加熱器がeシガレット消耗品を加熱することが可能になる、第2のキャップとを含む喫煙代用キットが提供される。
[0067]第3の態様において、第1の態様によるデバイスと、喫煙代用消耗品とを含むシステム(たとえば、喫煙代用システム)が提供される。システムは、さらなる消耗品を含むことができる。システムは、非燃焼加熱式消耗品およびeシガレット消耗品を含むことができる。
[0068]本明細書では、用語「上流」および「下流」は、蒸気/エアロゾルの流れ方向を指すことを意図しており、すなわち物品/消耗品の下流端は、エアロゾルがユーザによる吸入のために消耗品を出る口側端または出口である。物品/消耗品の上流端は、下流端とは反対の位置にある端部である。非燃焼加熱式消耗品は、エアロゾル形成基質を含むことができる。
[0069]エアロゾル形成基質は、エアロゾルを形成することができる少なくとも1つの揮発性化合物を放出するために、加熱することが可能である。エアロゾル形成基質は、物品/消耗品の上流端に位置してよい。
[0070]エアロゾルを生成するために、エアロゾル形成基質は、少なくとも1つの揮発性化合物を含み、そのような揮発性化合物は、蒸発/エアロゾル化されるように意図され、吸入されるときに、ユーザに、気晴らし効果および/または薬用効果を提供することができる。好適な化学的および/または生理学的に活性な揮発性化合物は、nicotine(ニコチン)、cocaine(コカイン)、caffeine(カフェイン)、opiates(アヘン剤)およびopoids(オピオイド)、cathine(カチン)およびcathinone(カチノン)、kavalactones(カバラクトン)、mysticin、beta-carboline alkaloids(ベータ・カルボリンアルカロイド)、salvinorin A(サルビノリンA)からなる群を、上記の任意の組合せ、機能的等価物、および/または合成の代替物と一緒に含む。
[0071]エアロゾル形成基質は、植物材料を含むことができる。植物材料は、Amaranthus dubius、Arctostaphylos uva-ursi(クマコケモモ)、Argemone mexicana、Amica、Artemisia vulgaris、Yellow Tees(イエローティー)、Galea zacatechichi、Canavalia maritima(Baybean(ベイビーン))、Cecropia mexicana(Guamura(グアムラ))、Cestrum noctumum、Cynoglossum virginianum(wild comfrey(ワイルドコンフリー))、Cytisus scoparius、damiana(ダミアナ)、Entada rheedii、Eschscholzia califomica(California Poppy(ハナビシソウ))、Fittonia albivenis、Hippobroma longiflora、Humulus japonica(Japanese Hops(カナムグラ))、Humulus lupulus(Hops(ホップ))、Lactuca virosa(Lettuce Opium(ワイルドレタス))、Laggera alata、Leonotis leonurus、Leonurus cardiaca(Motherwort(ヨウシュメハジキ))、Leonurus sibiricus(Honeyweed(メハジキ))、Lobelia cardinalis、Lobelia inflata(Indian-tobacco(ロベリアソウ))、Lobelia siphilitica、Nepeta cataria(Catnip(イヌハッカ))、タバコ属種(タバコ)、Nymphaea alba(White Lily(セイヨウスイレン))、Nymphaea caerulea(Blue Lily(ルリスイレン))、Opium poppy(ケシ)、Passiflora incamata(Passionflower(チャボトケイソウ))、Pedicularis densiflora(Indian Warrior(インディアンウォーリアー))、Pedicularis groenlandica(Elephant’s Head(エレファントヘッド))、Salvia divinorum、Salvia dorrii(Tobacco Sage(タバコ・セージ))、サルビア属種(セージ)、Scutellaria galericulata、Scutellaria lateriflora、Scutellaria nana、Scutellaria属種(Skullcap(タツナミソウ))、Sida acuta(Wireweed(ホソバキンゴジカ))、Sida rhombifolia、Silene capensis、Syzygium aromaticum(Clove(チョウジ))、Tagetes lucida(Mexican Tarragon(ミントマリーゴールド))、Tarchonanthus camphoratus、Tumera diffusa(Damiana(ダミアナ))、モウズイカ属(モウズイカ)、Zamia latifolia(Maconha Brava(マコンハ・ブラーバ))を含むリストから選択された少なくとも1つの植物材料を、上記の任意の組合せ、機能的等価物、および/または合成の代替物と一緒に含むことができる。
[0072]植物材料は、タバコとしてよい。任意のタイプのタバコが使用されてよい。これは、それだけに限定されるものではないが、鉄管乾燥タバコ、バーレイタバコ、メリーランドタバコ、暗色空気乾燥タバコ、オリエンタルタバコ、暗色火干タバコ、ペリックタバコ、およびルスチカタバコを含む。これはまた、上述したタバコのブレンドを含む。
[0073]タバコは、葉タバコ、茎タバコ、タバコ粉末、タバコダスト、タバコ派生物、膨化タバコ、均質タバコ、刻みタバコ、押出しタバコ、刻みラグタバコ、および/または再構成タバコ(たとえば、スラリーリーコンまたは紙リーコン)の1つまたは複数を含むことができる。
[0074]非燃焼加熱式消耗品のエアロゾル形成基質は、均質(たとえば、紙/スラリーリーコン)タバコの収集シート、またはそのようなシートから形成された収集細片/ストリップを含むことができる。
[0075]非燃焼加熱式消耗品のエアロゾル形成基質は、湿潤剤、風味剤、充填剤、水性/非水性溶媒、および結合剤から選択された1つまたは複数の添加物を含むことができる。
[0076]風味剤は、固体または液体の形で提供されてよい。風味剤は、メントール、リコリス、チョコレート、果実風味(たとえば、柑橘類、サクランボなどを含む)、バニラ、香辛料(たとえば、ショウガ、シナモン)、およびタバコ風味を含むことができる。風味剤は、エアロゾル形成基質全体にわたって均一に分散されても、エアロゾル形成基質全体にわたって離れた場所および/またはさまざまな濃度で提供されてもよい。
[0077]非燃焼加熱式消耗品のエアロゾル形成基質は、物品/消耗品が従来のシガレットに似るように、実質的に円柱状の形状で形成されてよい。エアロゾル形成基質は、5~10mm、たとえば6~9mmまたは6~8mm、たとえば約7mmの直径を有することができる。エアロゾル形成基質は、10~15mm、たとえば約12または13mmなど11~14mmの軸方向の長さを有することができる。
[0078]非燃焼加熱式消耗品は、少なくとも1つのフィルタ要素を含むことができる。物品/消耗品の下流/口側端に、末端フィルタ要素が位置してよい。
[0079]フィルタ要素または少なくとも1つのフィルタ要素(たとえば、末端フィルタ要素)は、酢酸セルロースまたはポリプロピレンのトウから構成されてよい。少なくとも1つのフィルタ要素(たとえば、末端フィルタ要素)は、活性炭から構成されてよい。少なくとも1つのフィルタ要素(たとえば、末端要素)は、紙から構成されてよい。フィルタ要素または各フィルタ要素は、少なくとも部分的(たとえば全体的)に、プラグラップ、たとえば紙プラグラップによって外接されてよい。
[0080]外接するチップ層、たとえばチップペーパー層によって、末端フィルタ要素(物品/消耗品の下流端)を上流要素につなぎ合わせて、物品/消耗品を形成することができる。チップペーパーは、末端フィルタ要素の軸方向の長さより長い軸方向の長さを有することができ、したがってチップペーパーは、末端フィルタ要素と、あらゆる隣接上流要素を取り囲むラップ層とに完全に外接する。
[0081]いくつかの実施形態において、非燃焼加熱式消耗品は、エアロゾル形成基質から生成(熱交換による)されたエアロゾルを、ユーザによって吸入される前に冷却するように適合されたエアロゾル冷却要素を含むことができる。
[0082]非燃焼加熱式消耗品は、エアロゾル形成基質と消耗品の下流端との間に空間または空洞を画定するスペーサ要素を含むことができる。スペーサ要素は、紙筒を含むことができる。スペーサ要素は、(紙)ラップ層によって外接されてよい。
[0083]eシガレット消耗品は、デバイスの空洞に受け入れられて保持される(すなわち、デバイスに係合される)ように構成されてよい。eシガレット消耗品は、たとえば干渉嵌め、ねじ留め、バヨネット嵌合、またはスナップ係合機構によって保持されてよい。
[0084]eシガレット消耗品は、タンクを含むことができ、タンクは、エアロゾル形成体の貯蔵のためのリザーバを画定することができる。エアロゾル形成体は、eリキッド(リザーバに貯蔵される)の形としてよい。
[0085]eシガレット消耗品は、「使い捨て」の消耗品としてよい。すなわち、タンク内のeリキッドを使い果たしたとき、その意図は、ユーザが消耗品全体を処分することであってよい。別法として、eリキッドは、システムのうち、本当に「使い捨て」である唯一の部分であってもよい。たとえば、タンクは、eリキッドで再充填可能としてよく、またはシステムの別の構成要素(デバイスの内部またはデバイスの外部、たとえば再充填可能なカトマイザ)が、eリキッドのためのリザーバを画定することができる。
[0086]上述したように、eシガレット消耗品は、デバイスの加熱器から熱を受け取って、eリキッドを加熱して蒸発させるように構成された加熱要素を含むことができる。eシガレット消耗品は、eリキッドをタンクから加熱要素へ伝達する多孔質ウィックを含むことができる。eシガレット消耗品の加熱要素は、多孔質ウィックの少なくとも一部分の周りに(たとえば螺旋状に)巻かれた加熱フィラメントとしてよく、したがって加熱要素がデバイスの加熱器によって加熱されたとき、加熱要素から、ウィックによって伝達されたeリキッドへ、熱が伝達され得る。この熱伝達により、eリキッドを蒸発させることができ、その結果生じる蒸気は、消耗品を通過する空気流に同伴され得る。
[0087]上記で論じたように、eシガレット消耗品は、デバイスの加熱器を消耗品の加熱要素に熱的に接続する1つまたは複数の加熱器コネクタをさらに含むことができる。加熱器コネクタは、熱伝導性要素またはコンタクト(たとえば、金属板)の形としてよく、使用中のデバイスに面しているeシガレット消耗品の表面に配置されてよい。
[0088]本発明は、記載の態様および好ましい特徴の組合せが、明白に容認できないまたは明示的に回避される場合を除いて、そのような組合せを含む。
[0089]相互に排他的な場合を除いて、上記の態様のいずれか1つに関連して説明する特徴またはパラメータは、いずれの他の態様にも適用されてよいことが、当業者には認識されよう。さらに、相互に排他的な場合を除いて、本明細書に記載する任意の特徴またはパラメータは、いずれの態様に適用されてもよく、かつ/または本明細書に記載する任意の他の特徴もしくはパラメータと組み合わせてもよい。
[0090]本発明を理解することができるように、およびそのさらなる態様および特徴を認識することができるように、添付の図面を参照して、本発明の原理を例示する実施形態について、これよりさらに詳細に論じることにする。
[0091]図1は、喫煙代用システムの概略図である。 [0092]図2Aは、消耗品がデバイスに係合されている、喫煙代用システムの第1の実施形態の正面図である。 [0093]図2Bは、消耗品がデバイスから切り離されている、喫煙代用システムの第1の実施形態の正面図である。 [0094]図2Cは、喫煙代用システムの第1の実施形態の消耗品の断面図である。 [0095]図2Dは、喫煙代用システムの第1の実施形態のさらなる消耗品の断面図である。 [0096]図2Eは、喫煙代用システムの第1の実施形態のデバイスの端部の詳細図である。 [0097]図2Fは、喫煙代用システムの第1の実施形態の断面図である。 [0098]図3は、喫煙代用デバイスの概略的な全体像を提供する概略図である。 [0099]図4Aは、消耗品がデバイスに係合されている、喫煙代用システムの第2の実施形態の正面図である。 [0100]図4Bは、消耗品がデバイスから切り離されている、喫煙代用システムの第2の実施形態の正面図である。
[0101]本発明の態様および実施形態について、添付の図を参照して次に論じる。さらなる態様および実施形態は、当業者には明らかである。この本文で触れるすべての文書は、参照により本明細書に組み込まれる。
[0102]図1は、喫煙代用システム100の概略的な全体像を提供する概略図である。システム100は、代用喫煙デバイス101と、消耗品102の形のエアロゾル形成物品とを含み、消耗品102は、エアロゾル形成体103を含む。システムは、エアロゾル形成体103を加熱することによって、エアロゾル形成体を蒸発させるように構成される(ユーザによる吸入のための蒸気/エアロゾルを形成する)。
[0103]加熱器104は、デバイス101の一部を形成し、消耗品102のエアロゾル形成体103を加熱するように構成される。加熱器104は、電源105に電気的に接続される。加熱器104からの熱により、エアロゾル形成体103が蒸発し、蒸気を生じさせる。次に蒸気は凝結してエアロゾルを形成し、エアロゾルは最終的にユーザによって吸引される。
[0104]電源105は、デバイス101の一部を形成することができ、またはデバイス101の外部に位置してよい(ただし、デバイス101に接続可能である)。電源105は、加熱器104に電力を供給することが可能になるように(すなわち、エアロゾル形成体103を加熱する目的)、加熱器104に電気的に接続される。したがって、加熱器104への電源105の電気的接続を制御することで、加熱器104の状態の制御を提供する。電源105は、パワーストア、たとえば電池または再充電可能な電池(たとえば、リチウムイオン電池)としてよい。
[0105]システム100は、コネクタ106(たとえば、USBポート、Micro USBポート、USB-Cポートなどの形)を含むI/Oモジュールをさらに含む。コネクタ106は、外部電力源、たとえば電源供給口に接続するように構成される。コネクタ106は、電源105の代用として使用されてよい。すなわち、コネクタ106は、加熱器104に電気を供給するように、加熱器104に電気的に接続可能としてよい。そのような実施形態において、デバイスは電源を含まなくてよく、代わりにシステムの電源が、コネクタ106および外部電力源(コネクタ106が電気的接続を提供する)を含むことができる。
[0106]いくつかの実施形態において、コネクタ106は、電源105が再充電可能な電池を含む場合、電源105を充電および再充電するために使用されてよい。
[0107]システム100はまた、ユーザインターフェース(UI)107を含む。図示しないが、UI107は、ユーザからコマンドを受け取るための入力手段を含むことができる。UI107の入力手段により、ユーザは、システム100の動作の少なくとも1つの形態を制御することが可能になる。入力手段は、たとえば、ボタン、タッチスクリーン、スイッチ、マイクロフォンなどの形としてよい。
[0108]UI107はまた、ユーザに情報を伝達するための出力手段を含む。出力手段は、たとえば、ライト(たとえば、LED)、ディスプレイ画面、スピーカ、振動生成器などを含むことができる。
[0109]システム100は、コントローラ108をさらに含み、コントローラ108は、デバイス101の少なくとも1つの機能を制御するように構成される。示されている実施形態において、コントローラ108は、デバイス101の構成要素であるが、他の実施形態では、デバイス101とは別個(ただし、デバイス101に接続可能)としてよい。コントローラ108は、加熱器104の動作を制御するように構成され、たとえば、電源105から加熱器104に印加される電圧を制御するように構成されてよい。コントローラ108は、電源105の全出力電圧が加熱器104に印加されるオン状態と、加熱器104に電圧が印加されないオフ状態との間で、加熱器104への電力の供給をトグルするように構成されてよい。
[0110]図示しないが、システム100はまた、電源105からの出力電圧を調整して調整電圧を形成するための電圧調整器を含むことができる。調整電圧は、次いで、加熱器104に印加されてよい。
[0111]加熱器104に接続されることに加えて、コントローラ108は、UI107に動作可能に接続される。したがって、コントローラ108は、UI107の入力手段から入力信号を受け取ることができる。同様に、コントローラ108は、UI107へ出力信号を伝送することができる。それに応答して、UI107の出力手段は、出力信号に基づいて、ユーザに情報を伝達することができる。コントローラ108はまた、メモリを含み、メモリは不揮発性メモリである。メモリは、命令を含み、命令は、実施されたとき、コントローラに、方法の特定のタスクまたはステップを実行させる。
[0112]図2Aおよび図2Bは、喫煙代用システム200を示す。システム200は、図1に関連して説明したシステム100の一例である。示されているシステム200は、デバイス201および消耗品202を含む。以下でさらに説明するように、デバイス201は、非燃焼加熱式消耗品およびeシガレット消耗品の両方に適合している。この場合、類似の形状の非燃焼加熱式消耗品およびeシガレット消耗品が、デバイス201とともに使用されてよい。上記の図1の説明は、図2Aおよび図2Bのシステム200にも適用可能であり、したがって繰り返さないこととする。
[0113]デバイス201および消耗品202は、消耗品202をデバイス201に係合することができるように構成される。図2Aは、デバイス201および消耗品202を係合された状態で示し、図2Bは、デバイス201および消耗品202を切り離された状態で示す。
[0114]デバイス201は、本体209およびキャップ210を含む。使用において、キャップ210は、本体209の端部で係合される。これらの図からは明らかでないが、キャップ210は、本体209に対して可動である。特に、キャップ210は摺動可能であり、本体209の長手方向軸に沿って摺動することができる。キャップ210は、非燃焼加熱式消耗品およびeシガレット消耗品の両方を受け取るように構成される。システムの他の実施形態において、デバイスが非燃焼加熱式消耗品とともに使用されるか、またはeシガレット消耗品とともに使用されるかに応じて、異なるキャップがデバイスに装着されてもよい。
[0115]デバイス201は、デバイス201の長手方向軸に沿ってデバイス201の本体209の外面に線形に配置された複数の発光ダイオード(LED)211の形の出力手段(デバイス201のUIの一部を形成する)を含む。ボタン212も、デバイス201の本体209の外面に配置され、複数のLED211から軸方向に(すなわち、長手方向軸に沿って)隔置される。
[0116]図2Cは、システム200の例示的な非燃焼加熱式消耗品202の詳細断面図を示す。非燃焼加熱式消耗品202は、シガレットに概ね類似している。その点で、消耗品202は、略円柱状の形を有し、7mmの直径および70mmの軸方向の長さを有する。消耗品202は、エアロゾル形成基質213、末端フィルタ要素214、上流フィルタ要素215、およびスペーサ要素216を含む。他の実施形態において、消耗品は、冷却要素をさらに含むことができる。冷却要素は、蒸気の凝結を容易にするために、エアロゾル形成基質213によって形成された蒸気と熱を交換して、蒸気を冷却することができる。
[0117]エアロゾル形成基質213は、実質的に円柱状であり、消耗品202の上流端217に位置し、システム200のエアロゾル形成体を含む。その点で、エアロゾル形成基質213は、デバイス201によって加熱されて蒸気を放出するように構成される。放出された蒸気は、次に、エアロゾル形成基質213を流れる空気流に同伴される。空気流は、ユーザが消耗品202の下流端218(すなわち、末端または口側端)で吸い込む作用によって生み出される。
[0118]本実施形態において、エアロゾル形成基質213はタバコ材料を含み、タバコ材料は、たとえば、タバコ植物の任意の好適な部分(たとえば、葉、茎、根、皮、種、および花)を含むことができる。タバコは、葉タバコ、茎タバコ、タバコ粉末、タバコダスト、タバコ派生物、膨化タバコ、均質タバコ、刻みタバコ、押出しタバコ、刻みラグタバコ、および/または再構成タバコ(たとえば、スラリーリーコンまたは紙リーコン)の1つまたは複数を含むことができる。たとえば、エアロゾル形成基質213は、均質(たとえば、紙/スラリーリーコン)タバコの収集シート、またはそのようなシートから形成された収集細片/ストリップを含むことができる。
[0119]エアロゾルを生成するために、エアロゾル形成基質213は、少なくとも1つの揮発性化合物を含み、そのような揮発性化合物は、蒸発/エアロゾル化されるように意図され、吸入されるときに、ユーザに、気晴らし効果および/または薬用効果を提供することができる。エアロゾル形成基質213は、1つまたは複数の添加物をさらに含むことができる。たとえば、そのような添加物は、湿潤剤(たとえば、プロピレングリコールおよび/または野菜グリセリン)、風味剤、充填剤、水性/非水性溶媒、および/または結合剤の形としてよい。
[0120]末端フィルタ要素214もまた、実質的に円柱状であり、エアロゾル形成基質213の下流で、消耗品202の下流端218に位置する。末端フィルタ要素214は、孔219(たとえば、空気流のため)が形成された中空フィルタ要素の形である。孔219の直径は2mmである。末端フィルタ要素214は、多孔質の(たとえば、モノアセテートの)フィルタ材料から形成される。上述したように、消耗品202の下流端218(すなわち、末端フィルタ214が位置する)は、ユーザが吸い込む消耗品202のマウスピース部分を形成する。空気流は、上流端217から、消耗品202の構成要素を通って吸い込まれて、下流端218から出る。空気流は、ユーザが消耗品202の下流端218(すなわち、マウスピース部分)で吸い込むことによって駆動される。
[0121]上流フィルタ要素215は、エアロゾル形成基質213と末端フィルタ要素214との間で、エアロゾル形成基質213に軸方向に隣接して位置する。末端フィルタ214と同様に、上流フィルタ要素215は、中空フィルタ要素の形であり、孔220が中空フィルタ要素を通って軸方向に延びる。このようにして、上流フィルタ215は、空気流制限器として作用することができる。上流フィルタ要素215は、多孔質の(たとえば、モノアセテートの)フィルタ材料から形成される。上流フィルタ要素215の孔220は、末端フィルタ要素214より大きい直径(3mm)を有する。
[0122]スペーサ216は、紙筒の形であり、上流フィルタ要素215と末端フィルタ要素214との間に空洞またはチャンバを画定する。スペーサ216は、エアロゾル形成基質213からの蒸気/エアロゾルの冷却および混合の両方を可能にするように作用する。スペーサは、7mmの外径および14mmの軸方向の長さを有する。
[0123]これらの図からは明らかでないが、エアロゾル形成基質213、上流フィルタ215、およびスペーサ216は、紙ラップ層によって外接される。末端フィルタ214は、チップ層によって外接され、チップ層はまた、紙ラップ層の一部分に外接する(末端フィルタ214を消耗品202の残りの構成要素に接続するため)。上流フィルタ215および末端フィルタ214は、プラグラップの形のさらなるラップ層によって外接される。
[0124]図2Dは、デバイス201とともに使用するための例示的なeシガレット消耗品202’を示す。この図から明らかなように、eシガレット消耗品202’は、上述した非燃焼加熱式消耗品202に類似の外形を含む。eシガレット消耗品202’は、eリキッドで充填されたタンク213’の形のエアロゾル形成体を含む。このタンク213’は、長手方向に延びる通路230を含む。この通路230は、消耗品202’の入口231および出口232と流体連通しており、したがって出口232でユーザによって吸入された空気は、入口231から通路230を通って吸い込まれる(矢印で示す)。
[0125]消耗品202’は、デバイス201の加熱要素223を受け取るための凹部233をさらに含む(以下でさらに論じる)。凹部233は、金属管の形の熱伝達要素234で裏打ちされている。熱伝達要素234は、多孔質ウィック235の周りに巻かれた加熱フィラメント(図示せず)に接続されており、空気が入口231から通路230へ流れることを可能にする開口部(図示せず)を含む。多孔質ウィック235は、通路230を横切って横断方向に延び、したがって多孔質ウィック235の端部が、タンク213’内に貯蔵されたeリキッドに浸漬され、ウィック235の中心部分は、通路230を流れる空気に露出される。したがって、動作において、デバイスの加熱要素223から多孔質ウィック235へ(熱伝達要素234を介して)、熱が伝達される。これにより、多孔質ウィック235で保持されたeリキッドが蒸発し、通路230を流れる空気に同伴される。空気に同伴されたこの蒸気は、後に冷却されてエアロゾルを形成し、エアロゾルは、ユーザによって吸入される。
[0126]次にデバイス201を再び参照すると、図2Eは、消耗品202(eシガレット消耗品202’の形または非燃焼加熱式消耗品202の形)に係合するように構成されたデバイス201の端部の詳細図を示す。デバイス201のキャップ210は、キャップ210によって画定された内部空洞222への開口221を含む(図2Dからより明らかである)。開口221および空洞222は、消耗品202の少なくとも一部分を受け取るように形成される。消耗品202をデバイス201に係合するとき、消耗品202の一部分が、開口221を通って空洞222に受け入れられる。係合後(図2B参照)、消耗品202の下流端218は、開口221から突出し、したがってデバイス201からも突出する。開口221は、横方向に配置されたノッチ226を含む。消耗品202が開口221に受け入れられたとき、これらのノッチ226は開いたままであり、たとえばデバイス201の端部を覆うためのカバーを保持するために使用され得る。
[0127]図2Fは、デバイス201を通る中心長手方向平面で切り取った断面図を示す。デバイス201は、消耗品202(この場合、非燃焼加熱式消耗品202)が係合された状態で示されている。
[0128]デバイス201は加熱器204を含み、加熱器204は加熱要素223を含む。加熱器204は、デバイス201の本体209の一部を形成し、本体209に堅く取り付けられる。示されている実施形態において、加熱器204はロッド加熱器であり、加熱要素223が円形の横断方向プロファイルを有している。他の実施形態において、加熱器は、ブレード加熱器(たとえば、方形の横断方向プロファイルを有する加熱要素)または管状加熱器(たとえば、管状の形を有する加熱要素)の形としてよい。
[0129]加熱器204の加熱要素223は、空洞222の内部ベースから長手方向軸に沿って開口221の方へ突出する。この図から明らかなように、加熱要素の長さ(すなわち、長手方向軸に沿った長さ)は、空洞222の深さより小さい。このようにして、加熱要素223は、開口221から突出せず、または開口221を越えて延びない。
[0130]消耗品202が空洞222に受け入れられたとき(図2Eに示す)、加熱要素223は、消耗品202のエアロゾル形成基質213に貫入する。特に、加熱要素223は、挿入されたとき、エアロゾル形成基質213の軸方向の長さのほぼ全体にわたって延びる。したがって、加熱器204が活動化されたとき、加熱要素223の外周面からエアロゾル形成基質213へ、熱が径方向に伝達される。
[0131]デバイス201は、電子機器空洞224をさらに含む。再充電可能な電池205(リチウムイオン電池)の形の電源が、電子機器空洞224に位置する。
[0132]デバイス201は、USBポート206の形のコネクタ(すなわち、デバイス201のIOモジュールの一部を形成する)を含む。たとえば、コネクタは、別法として、たとえばマイクロUSBポートまたはUSB-Cポートとしてよい。USBポート206は、再充電可能な電池205を再充電するために使用されてよい。
[0133]デバイス201は、電子機器空洞224に位置するコントローラ208を含む。コントローラは、プリント回路基板(PCB)に取り付けられたマイクロコントローラを含む。USBポート206はまた、コントローラ208に接続される(すなわち、PCBおよびマイクロコントローラに接続される)。
[0134]以下でさらに説明するように、コントローラ208は、デバイス202の少なくとも1つの機能を制御するように構成される。たとえば、コントローラ208は、加熱器204の動作を(たとえば、第1および第2の加熱モードで)制御するように構成される。加熱器204の動作のそのような制御は、コントローラが加熱器204への再充電可能な電池205の電気的接続をトグルすることによって実現されてよい。たとえば、コントローラ208は、ユーザがボタン212を押下したことに応答して、加熱器204を制御するように構成される。ボタン212を押下することで、コントローラが、加熱器204に電圧(再充電可能な電池205から)が印加される(加熱要素223が加熱される)ことを可能にし得る。
[0135]コントローラはまた、デバイス201または消耗品202の(たとえば、検出された)状態に応答して、LED211を制御するように構成される。たとえば、コントローラは、デバイス201がオン状態にあるかオフ状態にあるかを示すように、LEDを制御することができる(たとえば、デバイスがオン状態にあるとき、LEDのうちの1つまたは複数が、コントローラによって点灯されてよい)。
[0136]デバイス201は、パフセンサ225の形のさらなる入力手段(すなわち、ボタン212に加えて)を含む。パフセンサ225は、ユーザが消耗品202の下流端218で吸い込んだ(すなわち、吸入した)ことを検出するように構成される。パフセンサ225は、たとえば、圧力センサ、流量計、またはマイクロフォンの形としてよい。パフセンサ225は、電子機器空洞224内のコントローラ208に動作可能に接続され、したがって、パフ状態(すなわち、吸い込んでいるか吸い込んでいないか)を示すパフセンサ225からの信号が、コントローラ208への入力を形成する(したがって、コントローラ208によって反応されてよい)。
[0137]図3は、デバイス301のさまざまな構成要素(すなわち、上述したデバイス201など)がどのように動作可能に接続され得るかを示す概略図である。デバイス301は、デバイス301の1つまたは複数の加熱器323を制御することが可能なコントローラ308を含む。特に、コントローラ308は、2つの加熱モードのうちの一方に従って、加熱器323を制御するように構成される。第1の加熱モードは、非燃焼加熱式消耗品を加熱するためのものであり、第2のモードは、eシガレット消耗品を加熱するためのものである。したがって、デバイス301は、両方のタイプの消耗品とともに動作することが可能である。
[0138]コントローラ308は、これらの2つのモード間を自動および手動で切り換えるように構成される。自動で切り換えるために、コントローラ308は、消耗品タイプセンサ340に接続される。このセンサ340は、デバイス301に係合された消耗品のタイプ(すなわち、eシガレットまたは非燃焼加熱式)を検出することが可能である。センサ340は、たとえば、バーコードスキャナ、RFIDセンサ、光検出器、色検出器、機械式スイッチ/ボタンを含む複数の形態をとることができる。センサ340は、消耗品タイプを示す信号をコントローラ308へ提供する。コントローラは、この信号に基づいて、2つの加熱モード間を切り換える。
[0139]手動の切換えは、デバイス301のUI342の一部を形成するユーザ入力341によって提供されてよい。ユーザ入力341は、ボタン、スイッチ、またはたとえばタッチスクリーンの形としてよい。この場合、ユーザは、2つの加熱モード間で選択することができ、選択を示す信号が、ユーザ入力341からコントローラへ提供される。これは、コントローラによってなされた自動選択を無効にするために使用されてよく、または自動選択がない場合に使用されてよい。
[0140]コントローラ308は、デバイス301のディスプレイ343に動作可能に接続されており、したがって、現在の加熱モードを(ユーザに)示すように、ディスプレイ343を制御することができる。第1の加熱モードにあるとき、コントローラ308は、「スタート」信号を受け取ると、1つまたは複数の加熱器323を所定の期間(たとえば、4分)にわたって活動化するように構成される。この「スタート」信号は、ユーザ入力341によって受け取られる。所定の期間中の任意の時点で、ユーザ入力341から「ストップ」信号が受け取られた場合、コントローラ308は、1つまたは複数の加熱器323を非活動化する。
[0141]第2の加熱モードで、コントローラ308は、デバイス301のパフセンサ355から受け取った信号に応答して、1つまたは複数の加熱器323を活動化するように構成される。パフセンサ355は、たとえば、圧力センサまたは音響センサの形としてよく、ユーザによる吸入(すなわち、デバイスまたは消耗品のマウスピースを介する)を検出するように構成される。この第2のモードで、1つまたは複数の加熱器323は、吸入が検出されているときのみ活動化される。
[0142]コントローラ308は、空気流バルブ345にさらに動作可能に接続される。このバルブ345は、デバイス301に係合された消耗品への空気流を制御する。コントローラ308は、第1および第2の加熱モードで、このバルブ345を異なる位置へ動かす(すなわち、異なる空気流をもたらす)ように構成される。特に、コントローラ308は、第2の加熱モードでより大きい空気流を可能にするように、バルブ345を制御するように構成される。
[0143]理解されるように、1つまたは複数の加熱器323の制御は、1つまたは複数の加熱器323の性質に依存する。たとえば、複数の加熱器323が存在する場合、第1および第2の加熱モードで、異なる組合せ加熱器323が活動化されてよい。さらに、加熱器323または各加熱器323は、複数の加熱トラックを有することができ、第1および第2の加熱モードで、異なる組合せの加熱トラックが活動化されてよい。
[0144]図4Aおよび図4Bは、さらなる喫煙代用システム400を示す。システム300は、図1のシステム100の一例であり、eシガレットおよび非燃焼加熱式消耗品に適合しているデバイス401を含む。この例では、eシガレット消耗品402のみが図示および記載されている。上記の図1の説明は、図4Aおよび図4Bのシステムにも適用可能であり、ここでは繰り返さないこととする。
[0145]デバイス401および消耗品402は、消耗品402をデバイス401に係合することができるように構成される。図4Aは、デバイス401および消耗品402を係合された状態で示し、図4Bは、デバイス401および消耗品402を切り離された状態で示す。係合中、消耗品402の一部分が、デバイス401の空洞422に受け入れられる。消耗品402は、干渉嵌めを介してデバイス401内で保持される(ただし、他の実施形態では、デバイスおよび消耗品は、ねじ留め、バヨネット嵌合、またはスナップ係合機構によって係合されてもよい)。
[0146]eシガレット消耗品402は、タンク427を含む。タンク427は、エアロゾル形成体の貯蔵のためのリザーバを画定し、この実施形態において、エアロゾル形成体はeリキッドの形である。
[0147]この実施形態において、消耗品402は、「使い捨て」の消耗品である。すなわち、タンク427内のeリキッドを使い果たしたとき、その意図は、ユーザが消耗品402全体を処分することである。他の実施形態において、eリキッド(すなわち、エアロゾル形成体)は、システムのうち、本当に「使い捨て」である唯一の部分であってもよい。そのような実施形態において、タンクは、eリキッドで再充填可能としてよく、またはeリキッドが、システムの非消耗構成要素に貯蔵されてよい。たとえば、eリキッドは、デバイス内に位置するタンクに貯蔵されてよく、またはそれ自体が使い捨てでない別の構成要素(たとえば、再充填可能なカトマイザ)に貯蔵されてよい。
[0148]示されているシステム400において、熱伝達要素が、消耗品402内に位置しており、eリキッド(タンク427内に貯蔵)を加熱して蒸発させるように構成される。図示しないが、熱伝達要素は、抵抗加熱要素を介して、多孔質ウィックに熱を提供する。多孔質ウィックは、eリキッドをタンク427から加熱要素へ伝達する。加熱要素は、多孔質ウィックの一部分の周りに螺旋状に巻かれた加熱フィラメントであり、したがって加熱要素が加熱されたとき、加熱要素から、ウィックによって伝達されたeリキッドへ、熱が伝達される。この熱伝達により、eリキッドが蒸発し、その結果生じる蒸気は、消耗品402を通過する空気流に同伴される(すなわち、ユーザが消耗品402の下流端418で吸い込むことによって駆動される)。コイルの蒸発点と下流端418(すなわち、口側端)との間で、蒸気は凝結してエアロゾルになり、次にユーザによって吸入される。
[0149]前述した実施形態と同様に、デバイス401は、再充電可能な電池(図示せず)の形の電源と、USBポート(図示せず)の形のコネクタとを含む。デバイス401は、コントローラ(同じく図示せず)をさらに含む。再充電可能な電池、コネクタ、およびコントローラは、図2A~図2Fおよび図3に関して上述した実施形態の対応する構成要素に類似している(同様に動作する)。
[0150]消耗品402は、デバイスに面している消耗品402の端面に配置された1対の熱伝達コンタクト428を含む。熱伝達コンタクト428は、熱伝達要素の一部を形成しており、したがってデバイス401の加熱器から受け取った熱(消耗品がデバイスに係合されているとき)は、熱伝達コンタクト428を介して熱伝達要素へ伝達される。
[0151]デバイス401は、単一の発光ダイオード(「LED」)411の形の出力手段(システム400のUIの一部を形成する)を含む。LED411は、コントローラがLED411の点灯を制御することができるように、コントローラに動作可能に接続される。コントローラは、次いで加熱器404が活動状態になったとき、LEDを点灯させるように構成される。
[0152]デバイス401はまた、パフセンサ(図示せず)の形の入力手段を含む。パフセンサは、図2A~図2Fおよび図3の実施形態に関して上述したものと同じである。
上記の説明、または以下の特許請求の範囲、または添付の図面に開示する特徴は、その特有の形態において、または開示された機能を実行する手段、もしくは開示された結果を得るための方法もしくはプロセスに関して、適宜表現されており、別個に、またはそのような特徴の任意の組合せで、その多種多様な形態で本発明を実現するために利用されてよい。
[0153]本発明について、上述した例示的な実施形態とともに説明したが、多くの等価の修正形態および変形形態は、この開示が与えられたとき、当業者には明らかである。したがって、上述した本発明の例示的な実施形態は、限定的ではなく例示的であるとみなされる。本発明の主旨および範囲から逸脱することなく、記載する実施形態に対して、さまざまな変化が加えられてもよい。
[0154]あらゆる疑問を回避するために、本明細書に提供されるあらゆる理論的説明は、読み手の理解を改善する目的で提供されたものである。本発明者らは、これらの理論的説明のいずれにも拘束されることを望まない。
[0155]本明細書で使用されるあらゆる項目名は、構成のみを目的としたものであり、記載する主題を限定すると解釈されるべきではない。
[0156]続く特許請求の範囲を含む本明細書全体を通して、別段コンテキストが要求しない限り、単語「有する(have)」、「含む(comprise)」、および「含む(include)」、ならびに「having」、「comprises」、「comprising」、および「including」などの変化形は、記述された完全体またはステップ、あるいは完全体またはステップの群を含めることを含意するように理解されることになるものの、いかなる他の完全体またはステップ、あるいは完全体またはステップの群も排除するものではない。
[0157]本明細書および添付の特許請求の範囲で使用されるとき、別段コンテキストが明白に指示しない限り、単数形「a」、「an」、および「the」は、複数の参照を含むことに留意されたい。本明細書では、範囲は、「概ね(about)」1つの特定の値から、および/または「概ね(about)」別の特定の値までとして表されてよい。そのような範囲が表現されるとき、別の実施形態は、1つの特定の値から、および/または他の特定の値までを含む。同様に、接頭辞「約(about)」の使用によって、値が近似として表現されるとき、特定の値が別の実施形態を形成することが理解されよう。数値に関連する用語「約(about)」は、任意選択であり、たとえば±10%を意味する。
[0158]単語「好ましい(preferred)」および「好ましくは(preferably)」は、本明細書において、いくつかの状況下で特定の利益を提供することができる本発明の実施形態を指すために使用される。しかし、他の実施形態もまた、同じまたは異なる状況下で好ましいことがあることを理解されたい。したがって、1つまたは複数の好ましい実施形態への言及は、他の実施形態が有用でないことを意味または含意するものではなく、本開示の範囲または特許請求の範囲から他の実施形態を除外することを意図したものでもない。

Claims (15)

  1. 喫煙代用デバイスであって、
    前記デバイスに係合された消耗品を加熱するための1つまたは複数の加熱器と、
    第1および第2の加熱モードに従って、前記1つまたは複数の加熱器を制御するように構成されたコントローラとを含み、前記第1の加熱モードが、非燃焼加熱式消耗品を加熱するためのものであり、前記第2の加熱モードが、eシガレット消耗品を加熱するためのものである、喫煙代用デバイス。
  2. 前記第1の加熱モードおよび前記第2の加熱モードが、単一の加熱器によって動作される、請求項1に記載の喫煙代用デバイス。
  3. 前記加熱器が、前記消耗品を加熱するための第1および第2の加熱トラックを含む、請求項1または2に記載の喫煙代用デバイス。
  4. 前記第1の加熱モードで、前記第1のトラックが活動状態であり、前記第2のトラックが非活動状態であり、
    前記第2の加熱モードで、前記第1のトラックが非活動状態であり、前記第2のトラックが活動状態である、
    請求項3に記載の喫煙代用デバイス。
  5. 前記第1および第2の加熱モードのうちの一方では、前記第1および第2のトラックが活動状態であり、
    前記第1および第2の加熱モードのうちの他方では、前記第1のトラックが活動状態であり、前記第2のトラックが非活動状態である、
    請求項3に記載の喫煙代用デバイス。
  6. 第1および第2の加熱器を含み、
    前記第1および第2の加熱モードのうちの一方では、前記第1および第2の加熱器が活動状態であり、
    前記第1および第2の加熱モードのうちの他方では、前記第1の加熱器が活動状態であり、前記第2の加熱器が非活動状態である、請求項1に記載の喫煙代用デバイス。
  7. 前記第1の加熱モードに従って動作するように構成された第1の加熱器と、前記第2の加熱モードに従って動作するように構成された第2の加熱器とを含む、請求項1に記載の喫煙代用デバイス。
  8. 前記第1および第2の加熱器のうちの一方が、内部加熱器であり、前記第1および第2の加熱器のうちの他方が、外部加熱器である、請求項7に記載の喫煙代用デバイス。
  9. 前記デバイスに係合された消耗品のタイプを検出するための消耗品検出センサを含み、前記コントローラが、前記検出された消耗品タイプに応答して、前記1つまたは複数の加熱器を制御するように構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載の喫煙代用デバイス。
  10. ユーザからの消耗品タイプの選択を受け取るように構成されたユーザ入力モジュールを含み、前記コントローラが、前記選択された消耗品タイプに応答して、前記1つまたは複数の加熱器を制御するように構成される、請求項1から9のいずれか一項に記載の喫煙代用デバイス。
  11. 前記1つまたは複数の加熱器が前記第1の加熱モードに従って動作しているか、または前記第2の加熱モードに従って動作しているかに応じて、前記消耗品を通る空気流を制御するためのバルブを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の喫煙代用デバイス。
  12. 前記消耗品を介したユーザによる吸入を検出するパフセンサを含み、前記第2の加熱モードが、ユーザによる吸入の検出に応答して、前記少なくとも1つの加熱器を制御することを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の喫煙代用デバイス。
  13. 前記第1の加熱モードが、前記少なくとも1つの加熱器を所定の期間にわたって活動化することを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の喫煙代用デバイス。
  14. 前記加熱器を支持する本体と、前記本体に取外し可能に係合可能なキャップとを含み、前記キャップが、消耗品を受け取るように構成され、したがって前記本体に係合されたとき、前記加熱器が前記消耗品を加熱することが可能になる、請求項1から13のいずれか一項に記載の喫煙代用デバイス。
  15. 請求項1から13のいずれか一項に記載のデバイスと、
    前記デバイスに取外し可能に係合可能であり、非燃焼加熱式消耗品を受け取るように構成され、したがって前記デバイスに係合されたとき、前記加熱器が前記非燃焼加熱式消耗品を加熱することが可能になる、第1のキャップと、
    前記デバイスに取外し可能に係合可能であり、eシガレット消耗品を受け取るように構成され、したがって前記デバイスに係合されたとき、前記加熱器が前記eシガレット消耗品を加熱することが可能になる、第2のキャップと
    を含む喫煙代用キット。

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