JP2022525381A - 処理装置、処理方法、および、処理プログラム - Google Patents

処理装置、処理方法、および、処理プログラム Download PDF

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Abstract

液化原料を貯蔵するタンクの将来の状態を詳細に予測して、当該タンクを含むプラントの操業計画を立てることが望ましい。液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、タンク内における液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来のタンク状態を予測する予測モデルと、予測されたタンク状態に基づいて、タンクを含むプラントの操業計画を出力する操業計画出力部と、を備える、処理装置を提供する。

Description

本発明は、処理装置、処理方法、および、処理プログラムに関する。
従来、タンクごとの熱量の管理範囲を考慮したLNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)の受入計画を策定する方法が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2013-164672号公報
液化原料を貯蔵するタンクの将来の状態を詳細に予測して、当該タンクを含むプラントの操業計画を立てることが望ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、処理装置を提供する。処理装置は、液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、タンク内における液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来のタンク状態を予測する予測モデルを備えてよい。処理装置は、予測されたタンク状態に基づいて、タンクを含むプラントの操業計画を出力する操業計画出力部を備えてよい。
予測されたタンク状態に基づいて、受入計画を更新する受入計画更新部を更に備えてよい。
予測されたタンク状態に基づいて、液化原料に添加する添加原料の流量を算出する流量算出部を更に備えてよい。
受入計画更新部は、添加原料の流量を少なくとも成分に含む目的関数を用いて、受入計画を更新してよい。
受入計画更新部は、添加原料の流量を最小化するように、受入計画を更新してよい。受入計画更新部は、タンクに関連する操業を最小化するように、受入計画を更新してよい。
受入計画は、複数のタンクのうちのいずれに液化原料を受け入れるか、複数のタンクのうちのいずれから液化原料を払い出すか、および、複数のタンクのうちのいずれのタンク間で液化原料を移送するか、の少なくとも何れかの計画を含んでよい。
予測モデルは、少なくとも液化原料が気化するBOGの推移に基づいて、将来のタンク状態を予測してよい。
予測モデルは、少なくともタンクに貯蔵されている液化原料の密度、および、タンクに受け入れる液化原料の密度に基づいて、将来のタンク状態を予測してよい。
液化原料をタンクから払い出したときの液化原料の払出状態を取得する払出状態取得部と、液化原料の払出状態、および、予測されたタンク状態に基づいて、予測モデルを更新するモデル更新部と、を更に備えてよい。
本発明の第2の態様においては、処理装置が処理する処理方法を提供する。処理方法は、液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、タンク内における液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来のタンク状態を予測することを備えてよい。処理方法は、予測されたタンク状態に基づいて、タンクを含むプラントの操業計画を出力することを備えてよい。
本発明の第3の態様においては、処理プログラムを提供する。処理プログラムは、コンピュータにより実行されてよい。処理プログラムは、コンピュータを、液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、タンク内における液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来のタンク状態を予測する予測モデルとして機能させてよい。処理プログラムは、コンピュータを、予測されたタンク状態に基づいて、タンクを含むプラントの操業計画を出力する操業計画出力部として機能させてよい。
なお、上記の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る処理装置100のブロック図の一例を示す。 本実施形態に係る処理装置100が制御対象とするプラント200の一例を示す。 本実施形態に係る処理装置100の処理フローの一例を示す。 本実施形態の変形例に係る処理装置100のブロック図の一例を示す。 本実施形態の他の変形例に係る処理装置100のブロック図の一例を示す。 本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る処理装置100のブロック図の一例を示す。本実施形態に係る処理装置100は、液化原料を貯蔵するタンクの将来の状態を詳細に予測して、当該タンクを含むプラントの操業計画を出力する。
処理装置100は、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、ワークステーション、サーバコンピュータ、または汎用コンピュータ等のコンピュータであってよく、複数のコンピュータが接続されたコンピュータシステムであってもよい。このようなコンピュータシステムもまた広義のコンピュータである。また、処理装置100は、コンピュータ内で1または複数実行可能な仮想コンピュータ環境によって実装されてもよい。これに代えて、処理装置100は、液化原料のプラントの操業用に設計された専用コンピュータであってもよく、専用回路によって実現された専用ハードウェアであってもよい。また、処理装置100がインターネットに接続可能な場合、処理装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
本実施形態の処理装置100は、一例として、液化原料としてLNGを扱うプラントを制御対象としてよい。LNGは、メタンを主成分とし、その他に、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、および、窒素等の成分を含む混合物からなり、各成分の含有割合は産地によって大きく異なる。LNGは、このような混合物からなる天然ガスを、約-162℃に冷却して液化したものであり、液化すると体積が元の約1/600となることから、タンカーでの大量輸送が可能となる。以降、処理装置100は、液化原料としてこのようなLNGを扱うプラントを制御対象とする場合を一例として説明するが、これに限定されるものではない。処理装置100は、他の液化原料を扱うプラントを制御対象としてもよい。
処理装置100は、受入計画取得部110、タンク状態取得部120、予測モデル130、受入計画更新部140、および、操業計画出力部150を備える。
受入計画取得部110は、液化原料の受入計画を取得する。受入計画取得部110は、例えば、ネットワークを介して他の装置または同一装置内の他の機能部から受入計画を取得する。これに代えて、または加えて、受入計画取得部110は、ユーザによるキーボード操作およびマウス操作等を受け付け、ユーザ入力を介して受入計画を取得してもよいし、データを記憶可能なメモリデバイス等を介して受入計画を取得してもよい。また、後述するように、受入計画更新部140が受入計画を更新する場合、受入計画取得部110は、更新された受入計画を受入計画更新部140から取得してもよい。受入計画取得部110は、取得した受入計画を予測モデル130へ供給する。
タンク状態取得部120は、液化原料を貯蔵するタンクの状態を示すタンク状態を取得する。タンク状態取得部120は、例えば、ネットワークを介して、制御対象とするプラントからタンク状態を取得する。これに代えて、または加えて、タンク状態取得部120は、ユーザによるキーボード操作およびマウス操作等を受け付け、ユーザ入力を介してタンク状態を取得してもよいし、データを記憶可能なメモリデバイス等を介してタンク状態を取得してもよい。また、制御対象とするプラントが分散制御システム(DCS:Distributed Control System)により制御される場合、タンク状態取得部120は、DCSからタンク状態を取得してもよい。または、Data historian装置またはLNG計算機からタンク状態を取得してもよい。または、操業情報管理システム(PIMS:Plant Information Management System)から取得してもよい。タンク状態取得部120は、取得したタンク状態を予測モデル130へ供給する。
予測モデル130は、液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、タンク内における液化原料が気化するBOGの推移と受入液化原料の方法による密度の推移に少なくとも基づいて、将来のタンク状態を予測する。これについては後述する。予測モデル130は、予測したタンク状態を、受入計画更新部140へ供給する。
受入計画更新部140は、予測されたタンク状態に基づいて、受入計画を更新する。受入計画更新部140は、更新した受入計画を、受入計画取得部110および操業計画出力部150へ供給する。
操業計画出力部150は、予測されたタンク状態に基づいて、液化原料を貯蔵するタンクを含むプラントの操業計画を出力する。受入計画更新部140が受入計画を更新する場合、操業計画出力部150は、更新された受入計画に基づいてプラントの操業計画を出力する。そして、操業計画出力部150は、例えば、ネットワークを介して、制御対象とするプラントへ操業計画を出力する。これに代えて、または加えて、操業計画出力部150は、モニタに操業計画を表示出力してもよいし、データを記憶可能なメモリデバイス等に操業計画を書き込んで出力してもよい。また、制御対象とするプラントがDCSにより制御される場合、操業計画出力部150は、DCSへ操業計画を出力してもよい。
図2は、本実施形態に係る処理装置100が制御対象とするプラント200の一例を示す。プラント200は、DCSにより制御されてよい。DCSは、例えば、システムを構成する機器毎に制御装置を有し、制御装置同士がネットワークで接続されて相互に通信および監視が可能であってよい。本図においては、プラント200が、液化原料としてLNGを扱い、熱源を用いてLNGを液体から気体に戻すとともに、LPG(Liquefied Petroleum Gas)を添加して予め定められた供給熱量に調整した後、保安のために付臭剤を添加して付臭し、都市ガスとして需要者へ供給する場合を一例として説明する。または、熱源を用いてLNGを液体から気体に戻したガスを発電用燃料として供給する。一般に、天然ガス田、液化基地、LNGタンカーによる海上輸送、および、LNG受入基地等が統合されて、LNGチェーンを形成している。本実施形態に係る処理装置100が制御対象とするプラント200は、例えば、このようなLNGチェーンにおけるLNG受入基地であってよい。
プラント200は、例えば、液化原料としてのLNGを積載したLNGタンカー、および、添加原料としてのLPGを積載したLPGタンカーを受け入れる受入基地であってよい。プラント200は、複数のLNGタンク210a~n(「LNGタンク210」と総称する。)、LPGタンク220、複数の気化設備230a~n(「気化設備230」と総称する。)、熱量調整設備240、および、付臭設備250を備える。
LNGタンク210は、LNGの貯蔵用貯槽である。一般に、地上式や地下式等があるが、LNGタンク210は、どのような種類のタンクであってもよい。LNGタンク210は、LNGタンカーに積載されたLNGを、アンローディングアームを介してタンク内に受け入れ、貯蔵する。そして、LNGタンク210は、需要者へ都市ガスを供給する場合に、貯蔵されたLNGを払い出す。ここで、LNGタンク210に受け入れるLNGを受入LNG、LNGタンク210に貯蔵されているLNGを貯蔵LNG、および、LNGタンク210から払い出されるLNGを払出LNG、とそれぞれ定義するものとする。また、LNGタンク210は、複数のタンクのうちのいずれかのタンク間でのLNGの移送も可能であるものとする。
LPGタンク220は、LPGの貯蔵用貯槽である。LPGタンク220は、LPGタンカーに積載されたLPGを、アンローディングアームを介してタンク内に受け入れ、貯蔵する。そして、LPGタンク220は、需要者へ都市ガスを供給する場合に、貯蔵されたLPGを添加原料として払い出す。
気化設備230は、需要者へ都市ガスまたは発電燃料を供給する場合に、LNGタンク210から払い出された払出LNGを、気体に戻す設備である。海水を熱源とするオープンラック式や水中バーナーによる温水を熱源とするサブマージド式等があるが、気化設備230は、どのような種類の気化設備であってもよい。なお、本図においては、一例として、複数の気化設備230が複数のLNGタンク210の出力にそれぞれ設けられた場合を一例として示したが、これに限定されるものではない。気化設備230は、LNGを気化し得る様々な位置に設けられていてよく、例えば、熱量調整設備240の出力に設けられていてもよい。気化設備230は、LNGを気化した天然ガスを熱量調整設備240へ供給する。
熱量調整設備240は、LNGを気化した天然ガスの熱量が予め定められた供給熱量、例えば、都市ガスとして供給する場合は、40~45MJ/mN程度となるように、天然ガスにLPGやN2などの添加剤を添加して、天然ガスの熱量を調整する設備である。
付臭設備250は、熱量が調整された天然ガスに付臭剤を添加して、天然ガスを付臭する設備である。LNGを気化した天然ガスは無色無臭であるため、付臭設備250は、保安のために天然ガスを付臭する。
図3は、本実施形態に係る処理装置100の処理フローの一例を示す。ステップ310において、処理装置100は、LNGタンク210のタンク状態を取得する。例えば、タンク状態取得部120は、ネットワークを介してDCSからLNGタンク210のタンク状態を取得する。または、Data historian装置またはLNG計算機からタンク状態を取得してもよい。または、操業情報管理システム(PIMS)から取得してもよい。一例として、タンク状態取得部120は、LNGタンク210に貯蔵されている貯蔵LNGの在庫量、熱量、組成比、および、密度等を含むタンク状態を取得してよい。
ステップ320において、処理装置100は、液化原料の受入計画を取得する。例えば、受入計画取得部110は、ネットワークを介してLNGの受入計画を取得する。一例として、受入計画取得部110は、入船計画、需要計画、および、タンク状態等に基づいて、数理計画法により決定された受入計画を取得してよい。また、受入計画取得部110は、各種制約条件を考慮して決定された受入計画を取得してよい。ここで、入船計画は、例えば、船の種別、入船日時、LNG積載量、積載LNGの産地、熱量、組成比、および、密度等を含んでいてよい。また、需要計画は、例えば、用途(都市ガス用および発電用等)および用途別の需要量等を含んでいてよい。また、タンク状態は、例えば、複数のLNGタンク210にそれぞれ貯蔵されている貯蔵LNGの在庫量、熱量、組成比、および、密度等を含んでいてよく、ステップ310において取得したタンク状態と同じものであってもよい。また、制約条件は、例えば、LNGタンク210の容量上限値、容量下限値、および、異種LNG混合の可否等のタンク制約、バース(船が入船する基地の桟橋)制約、受入/貯留優先指定、および、保守計画等を含んでいてよい。
そして、これらデータに基づいて決定された受入計画は、例えば、どの船をどの基地に受け入れるかを示す配船計画、および、複数のタンクのうちのいずれに液化原料を受け入れるか、複数のタンクのうちのいずれから液化原料を払い出すか、および、複数のタンクのうちのいずれのタンク間で液化原料を移送するか、の少なくとも何れかの計画を含むタンク繰り計画等を含んでいてよい。すなわち、受入計画取得部110は、どの基地にどのLNGタンカーを受け入れるか、タンカーに積載されたLNGを複数のLNGタンク210のうちのいずれのLNGタンク210に受け入れるか、複数のLNGタンク210のうちのいずれのLNGタンク210からLNGを払い出すか、および、複数のLNGタンク210のうちのいずれのLNGタンク210間でLNGを移送するか、等を含む受入計画を取得してよい。
なお、本フローにおいては、一例として、処理装置100がタンク状態を取得してから受入計画を取得する場合を一例として説明したが、これに限定されるものではない。処理装置100は、受入計画を取得してからタンク状態を取得してもよい。すなわち、ステップ310とステップ320の順番は逆であってもよい。
ステップ330において、処理装置100は、LNGタンク210の将来のタンク状態を予測する。例えば、予測モデル130は、ステップ310で取得したLNGタンク210のタンク状態、および、ステップ320で取得したLNGの受入計画を入力して、タンク内におけるLNGの密度の推移に少なくとも基づいて、LNGタンク210の将来のタンク状態を予測する。この際、処理装置100は、一例として、タンク内におけるLNGの状況を把握するために、CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)シミュレーションを実施してよい。
予測モデル130は、少なくとも液化原料が気化するBOG(Boil Off Gas)の推移に基づいて、将来のタンク状態を予測してよい。LNGを輸送および貯蔵する場合に、外部からの自然入熱等によってLNGが気化してガスが発生する。これを、BOGという。LNGタンク210に貯蔵されている貯蔵LNGは、タンク外部からの自然入熱により、0.1~0.2%/日[質量%]程度の割合でBOG(主に、メタン)を発生し、時間の経過とともに濃縮(重い成分の割合が増加)していくため、密度が高くなっていく。そして、このようなBOGの発生量は、時間の経過とともに変化し密度差を考慮して受入方法を検討するが、この違いによりBOG発生率も変化する。本実施形態に係る予測モデル130は、BOGの推移、換言すれば、BOGの影響による密度の推移に基づいて、将来のタンク状態を予測するので、より詳細に将来のタンク状態を予測することができる。
また、予測モデル130は、少なくともタンクに貯蔵されている液化原料の密度、および、タンクに受け入れる液化原料の密度に基づいて、将来のタンク状態を予測してよい。一例として、予測モデル130は、質量保存方程式、運動量保存方程式、および、エネルギー保存方程式を支配方程式とし、乱流モデルや他の物理モデルを考慮したCFDシミュレーションにより、将来のタンク状態を予測する。貯蔵LNGおよび受入LNGの2流体が混合していく様、すなわち、LNGの密度の推移、さらには、LNGの密度分布の推移は、例えば、貯蔵LNGの密度、受入LNGの密度、および、貯蔵LNGの在庫量等のパラメータに依存する。したがって、本実施形態に係る予測モデル130は、このように、タンクに貯蔵されている液化原料の密度、タンクに受け入れる液化原料の密度、および、タンクに貯蔵されている液化原料の在庫量をも考慮した密度の推移、さらには、密度分布の推移に基づいて、将来のタンク状態を予測するので、より詳細に将来のタンク状態を予測することができる。
また、貯蔵LNGよりも軽質のLNGをタンク上部から注入、または、貯蔵LNGよりも重質のLNGをタンク下部から注入した場合、軽質分と重質分との間で層状化が生じる場合がある。また、一旦、層状化すると、上部のLNGは更なる入熱により液体温度が上昇し、BOGとして軽質分(メタン等)を発生させることから、重質化する。一方、下部のLNGは入熱により液体温度が上昇するものの、上部には軽質のLNGが存在するためBOGを発生させることができないまま、軽質化する。そして、上下部のLNGの密度差が一定以上小さくなると、タンク内にロールオーバーと呼ばれる対流が生じる。そうすると、ロールオーバーによりタンク上部に上がった重質LNGからは急激にBOGが発生する。本実施形態に係る予測モデル130は、このような層状化をも考慮したあるいは受入方式によるBOG発生量の変化を考慮した密度の推移に基づいて将来のタンク状態を予測するので、より詳細に将来のタンク状態を予測することができる。
このように、処理装置100は、予測モデル130を用いて、LNGの密度の推移に少なくとも基づいてLNGタンク210のタンク状態をダイナミックにシミュレーションするので、予測モデル130を、現実のLNGタンク210と同等のタンク状態を模擬するミラーモデルとして機能させることができる。そして、処理装置100は、現在のタンク状態からダイナミックシミュレーションを行うことによって、将来のLNGタンク210のタンク状態の予測、すなわち、LNGタンク210のタンク状態の過渡予測をすることができる。
ステップ340において、処理装置100は、受入計画を更新するか否かを決定する。例えば、受入計画更新部140は、予測モデル130によって予測されたLNGタンク210の将来のタンク状態に基づいて、受入計画の更新の有無を判定する。そして、ステップ340において、更新すると判定した場合には、処理装置100は、受入計画を更新してステップ310に戻し、処理を繰り返す。この際、例えば、受入計画更新部140は、将来のタンク状態が、貯蔵LNGの熱量、組成比、および、密度等の制約を満たすように、複数のタンクのうちのいずれに液化原料を受け入れるか、複数のタンクのうちのいずれから液化原料を払い出すか、および、複数のタンクのうちのいずれのタンク間で液化原料を移送するか、の少なくとも何れかの計画を含むタンク繰り計画等の受入計画を更新してよい。例えば、将来のタンク状態として、貯蔵LNGの熱量の下限値を下回る、または、貯蔵LNGの熱量の上限値を上回る状態が予測された場合には、複数のタンクのうちの何れに液化原料を受け入れるか等の計画を変更してよい。また、例えば、密度差の大きい異種LNGを混合する場合に、層状化やロールオーバーの発生が予測され、BOGの発生量がBOG消費予測量を上回らないように複数のタンクのうちの何れに液化原料を受け入れるか等の計画を変更してよい。
ステップ340において、受入計画を更新しないと判定した場合には、ステップ350において、処理装置100は、最終的な受入計画に従って、プラント200の操業計画を出力する。この際、例えば、操業計画出力部150は、ネットワークを介してDCSへ操業計画を出力してよい。
このように、本実施形態に係る処理装置100によれば、予測モデル130が、液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、タンク内における液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来のタンク状態を予測するので、より詳細に将来のタンク状態を予測することができる。そして、操業計画出力部150は、予測されたタンク状態に基づいて、タンクを含むプラントの操業計画を出力するので、予測モデル130により予測されたタンク状態を反映させたプラントの操業計画を出力することができる。従来、LNGチェーンにおいては、LNGの産地が限定されていたが、近年様々な産地からのLNGを受け入れることから、貯蔵LNGと受入LNGの混合が非常に重要となる。受入時の混合を適正に行わないと、層状化、および、ロールオーバーといった現象が発生し大量のBOGガスが発生し大気放出および設備破壊や過多な添加剤の増加につながる恐れもある。本実施形態に係る処理装置100によれば、現在のタンク状態から、例えば、ダイナミックシミュレーションを行うことによって、将来のLNGタンク210のタンク状態を詳細に予測するので、1基のタンクに異種LNGを混合貯蔵させた場合でも、より詳細にタンク状態を予測することができる。そして、処理装置100は、予測した将来のタンク状態に基づいてタンク繰り計画等の受入計画を更新するので、層状化やロールオーバーのリスクを事前に極小化することができる。
図4は、本実施形態の変形例に係る処理装置100のブロック図の一例を示す。本図においては、図1と同じ機能および構成を有する部材に対して同じ符号を付すとともに、以下相違点を除き説明を省略する。本図において、処理装置100は、流量算出部410を更に備える。
流量算出部410は、予測モデル130の出力に接続され、予測モデル130によって予測されたタンク状態に基づいて、液化原料に添加する添加原料の流量を算出する。流量算出部410は、例えば、予測モデル130によって予測されたタンク状態に基づいて、直接的に、または、間接的に(例えば、予測されたLNGの組成比や密度から)、払出LNGの単位体積当たりの熱量[MJ/m]を推測する。次に、流量算出部410は、推測した払出LNGの単位体積当たりの熱量と、LPGの単位体積当たりの熱量(100MJ/m程度)とから、供給するガスが都市ガスの送出熱量(40~45MJ/mN程度)となるようなLNGとLPGの混合比を算出する。そして、流量算出部410は、LNGとLPGの混合比から、都市ガスとして供給するために熱量調整に必要な添加LPGの流量を算出する。流量算出部410は、このように算出した添加原料の流量を受入計画更新部140へ供給する。
受入計画更新部140は、流量算出部410が算出した添加原料の流量を少なくとも成分に含む目的関数を用いて、液化原料の受入計画を更新する。また、受入計画更新部140は、LNGタンクに関連する操業を最小化するように液化原料の受入計画を更新してもよい。一例として、処理装置100が、タンク状態の予測、添加原料の流量算出、および、受入計画の更新処理を繰り返し行い、受入計画更新部140は、当該目的関数が最小となる計画を最終的な液化原料の受入計画として決定する。この際、例えば、受入計画更新部140は、流量算出部410が算出した添加原料の流量を最小化するように、液化原料の受入計画を更新してもよい。すなわち、受入計画更新部140は、添加原料の流量のみを目的関数の成分として用い、当該目的関数が最少となる計画を最終的な液化原料の受入計画として決定してもよい。したがって、本変形例に係る処理装置100によれば、LNGに添加するLPGの量が少なくするように受入計画を更新することによって、都市ガスを生成する際の費用を安くすることができる。
図5は、本実施形態の他の変形例に係る処理装置100のブロック図の一例を示す。本図においては、図4と同じ機能および構成を有する部材に対して同じ符号を付すとともに、以下相違点を除き説明を省略する。本図において、処理装置100は、払出状態取得部510およびモデル更新部520を備える。
払出状態取得部510は、実際に液化原料をタンクから払い出したときの液化原料の払出状態を取得する。一例として、払出状態取得部510は、実際にタンクから払い出されたLNGから直接計測された払出LNGの熱量、組成比、および、密度の少なくとも何れかの実測値を取得する。払出状態取得部510は、例えば、ネットワークを介して、制御対象とするプラントから払出状態を取得する。これに代えて、または加えて、払出状態取得部510は、ユーザによるキーボード操作およびマウス操作等を受け付け、ユーザ入力を介して払出状態を取得してもよいし、データを記憶可能なメモリデバイス等を介して払出状態を取得してもよい。また、制御対象とするプラントがDCSにより制御される場合、払出状態取得部510は、DCSから払出状態を取得してもよい。または、Data historian装置またはLNG計算機から払出状態を取得してもよい。または、操業情報管理システム(PIMS)から取得してもよい。払出状態取得部510は、取得した払出状態をモデル更新部520へ供給する。
モデル更新部520は、予測モデル130の出力に接続され、液化原料の払出状態、および、予測されたタンク状態に基づいて、予測モデルを更新する。一例として、モデル更新部520は、実際にタンクから払い出されたLNGから直接計測された払出LNGの熱量、組成比、および、密度の少なくとも何れかの実測値と、予測モデル130によって予測されたタンク状態から推測した払出LNGの熱量、組成比、および、密度の少なくとも何れかの推測値と、の間の誤差を算出する。そして、モデル更新部520は、当該誤差を誤算関数として用いて、誤差が小さくなるように予測モデル130を更新する。このように、本変形例に係る処理装置100によれば、予測モデル130によって予測されたタンク状態と、実際にタンクから払い出された液化原料の払出状態とを比較して予測モデル130を更新するので、予測モデル130の出力による推測値と実測値との間のギャップが小さくなるように予測モデル130をチューニングすることができる。なお、処理装置100が、液化原料の払出状態、および、予測されたタンク状態に基づいて、予測モデル130を更新する場合においては、予測モデル130として機械学習による学習モデルを用いてもよい。すなわち、予測モデル130は、液化原料の払出状態、および、予測されたタンク状態に基づいて、液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、液化原料の受入計画を入力して、将来のタンク状態を出力するように、機械学習された学習モデルであってもよい。
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図6は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インターフェイス2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
通信インターフェイス2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェイス2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェイス2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 処理装置
110 受入計画取得部
120 タンク状態取得部
130 予測モデル
140 受入計画更新部
150 操業計画出力部
210 LNGタンク
220 LPGタンク
230 気化設備
240 熱量調整設備
250 付臭設備
410 流量算出部
510 払出状態取得部
520 モデル更新部
2200 コンピュータ
2201 DVD-ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インターフェイス
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD-ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード

Claims (12)

  1. 液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、前記液化原料の受入計画を入力して、前記タンク内における前記液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来の前記タンク状態を予測する予測モデルと、
    予測された前記タンク状態に基づいて、前記タンクを含むプラントの操業計画を出力する操業計画出力部と、
    を備える、処理装置。
  2. 予測された前記タンク状態に基づいて、前記受入計画を更新する受入計画更新部を更に備える、請求項1に記載の処理装置。
  3. 予測された前記タンク状態に基づいて、前記液化原料に添加する添加原料の流量を算出する流量算出部を更に備える、請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記受入計画更新部は、前記添加原料の流量を少なくとも成分に含む目的関数を用いて、前記受入計画を更新する、請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記受入計画更新部は、前記添加原料の流量を最小化するように、前記受入計画を更新する、請求項4に記載の処理装置。
  6. 前記受入計画更新部は、前記タンクに関連する操業を最小化するように、前記受入計画を更新する、請求項2に記載の処理装置。
  7. 前記受入計画は、複数のタンクのうちのいずれに前記液化原料を受け入れるか、前記複数のタンクのうちのいずれから前記液化原料を払い出すか、および、前記複数のタンクのうちのいずれのタンク間で前記液化原料を移送するか、の少なくとも何れかの計画を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の処理装置。
  8. 前記予測モデルは、少なくとも前記液化原料が気化するBOGの推移に基づいて、将来の前記タンク状態を予測する、請求項1から7のいずれか一項に記載の処理装置。
  9. 前記予測モデルは、少なくとも前記タンクに貯蔵されている液化原料の密度、および、前記タンクに受け入れる液化原料の密度に基づいて、将来の前記タンク状態を予測する、請求項1から8のいずれか一項に記載の処理装置。
  10. 前記液化原料を前記タンクから払い出したときの前記液化原料の払出状態を取得する払出状態取得部と、
    前記液化原料の払出状態、および、予測された前記タンク状態に基づいて、前記予測モデルを更新するモデル更新部と、
    を更に備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の処理装置。
  11. 処理装置が処理する処理方法であって、
    液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、前記液化原料の受入計画を入力して、前記タンク内における前記液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来の前記タンク状態を予測することと、
    予測された前記タンク状態に基づいて、前記タンクを含むプラントの操業計画を出力することと、
    を備える、処理方法。
  12. コンピュータにより実行されて、前記コンピュータを、
    液化原料を貯蔵するタンクのタンク状態、および、前記液化原料の受入計画を入力して、前記タンク内における前記液化原料の密度の推移に少なくとも基づいて、将来の前記タンク状態を予測する予測モデルと、
    予測された前記タンク状態に基づいて、前記タンクを含むプラントの操業計画を出力する操業計画出力部と、
    して機能させる、処理プログラム。
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