JP2022524876A - ベルプレート、噴霧器型洗浄装置、及び関連した運転方法 - Google Patents

ベルプレート、噴霧器型洗浄装置、及び関連した運転方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、コーティング剤(例えば、塗料)を部品(例えば、モータービークル車体部品)に塗布するための回転噴霧器用のベルプレート(1)に関する。本発明に係るベルプレート(1)は、金属製基体(3)と、ベルプレート(1)内に組み込まれておりワイヤレス式で読み取り可能なトランスポンダ(13)とを含む。本発明ではトランスポンダ(13)は基体(3)内で前側に配置されている又はベルプレート(1)の外周面(12)内に埋め込まれており、これによりトランスポンダ(13)の読み取りが促進される。さらに、本発明は、ベルプレート(1)内のトランスポンダ(13)を読み出すためのアンテナを有する適宜に適合された噴霧器洗浄装置を含む。最後に、本発明は対応して適合された運転方法も含む。【選択図】図1A

Description

本発明は、コーティング剤を塗布するための、特に、塗装設備内でモータービークル車体部品を塗装するための回転噴霧器用のベルプレートに関する。さらに、本発明は、前述の本発明に係るベルプレートを備えた回転噴霧器、及び、本願発明に係る回転噴霧器を備えた塗装ロボットに関する。さらに、本発明は、対応して適合された噴霧器洗浄装置及び対応する運転方法を含む。
モータービークル車体部品を塗装するための現代の塗装設備では、塗装のために、通常、運転中に回転し塗料を噴霧する回転板を有する回転噴霧器が用いられている。
また、特許文献1から、こうしたベルプレートにワイヤレス式で読み取り可能であり識別コードを含むトランスポンダを取り付けることが知られている。これにより、ベルプレート内に組み込まれたトランスポンダをワイヤレス式に読み取ることにより塗装設備で用いられているベルプレートを識別することが可能となる。このトランスポンダは、ベルプレートの取り付けシャフトの区域内でベルプレートの後側に位置する。しかし、この設計では運転中にトランスポンダの読み取りが困難で信頼できないことが示されている。
本発明の技術背景について、特許文献2-5も参照されたい。
国際公開第2018/020755号 独国特許出願公開第102014017895号明細書 独国特許出願公開第102015000709号明細書 欧州特許出願公開第3320981号明細書 独国特許出願公開第102014006647号明細書
以上を鑑み、本発明は、応分に改善されたベルプレートを提供することを目的とする。さらに、本発明は、応分に適合・最適化された読出手段を提供することを目的とする。最後に、本発明は、対応する運転方法を特定することも目的とする。
これらの目的は、それぞれ、独立請求項に記載のベルプレート、噴霧器洗浄装置、及び運転方法により、解決される。
本発明は、冒頭に記載の特許文献1に基づくベルプレート内のトランスポンダの読み取りが、ベルプレートの金属製基体がベルプレートの後側につけられたトランスポンダへの電磁遮蔽を形成することにより、妨げられるという技術物理的発見に基づく。そこで、本発明では、まず、基体の金属材料がトランスポンダの後ろにあることにより電磁遮蔽を形成しないように、トランスポンダがベルプレートの基体の前側内又は上に配置されることを提供する。こうして、トランスポンダリーダとトランスポンダとの間に電磁遮蔽を形成し得るような金属部品が存在しないことにより、トランスポンダはベルプレートの前側からトランスポンダリーダにより信頼性良く読み取り可能となる。
この代わりに、本発明の範囲において、トランスポンダがベルプレートの外周面内に埋め込まれていてもよい。
本発明の文脈で用いられるベルプレートという用語は、一般的な意味で理解されるべきであり、狭義な意味でのベルプレート及び所謂ディスクアトマイザーの円盤状スプレー体の両方を包含する。
本発明の好ましい実施形態では、ベルプレートの基体は、塗布対象のコーティング剤の軸方向供給用の塗料ノズルを収容できるように、軸方向に延びる中央孔を有する。さらに、ベルプレートは前側にある環状外周飛沫縁を有することが好ましく、そこからコーティング剤が霧化され噴霧される。塗布対象のコーティング剤は、基体の中央孔内の塗料ノズルから、基体上の前側オーバーフロー面を介して、外側の飛沫縁まで通り過ぎ、飛沫縁から噴霧される。さらに、ベルプレートは、軸方向且つ中央に供給されたコーティング剤を少なくとも部分的に径方向に外向きにベルプレートのオーバーフロー面上及び飛沫縁へと偏向させる分散ディスクを有することが好ましく、これ自体は従来技術から周知である。この分散ディスクは基体内に固定された分散ディスクホルダー上に取り付けられることが好ましい。例えば、従来技術からそれ自体周知のように、分散ディスクホルダーへの分散ディスクのこの固定はいくつかの軸方向に延びるボルトにより実現できる。
ベルプレートのこの既知の設計では、分散ディスク及び/又は分散ディスクホルダーは、トランスポンダをコーティング剤による汚染から保護するために、トランスポンダの正面を覆うことが好ましい。また、トランスポンダは、分散ディスクの直下には配置されず、ベルプレートの溝内に置かれ、プラスチックに封入される又は独立したプラスチックリングにより囲まれることが好ましい。また、読み取り処理が分散ディスク又は分散ディスクホルダーにより妨げられないように、好ましくは分散ディスク及び/又は分散ディスクホルダーがプラスチック製であることにより、分散ディスク及び/又は分散ディスクホルダーによってトランスポンダを覆うことは電磁遮蔽を生じないことが好ましい。
ベルプレート内にトランスポンダを収容するため、ベルプレートの基体内に好ましくは環状溝として形成される前側環状空間が存在することが好ましく、トランスポンダはこの環状空間内に配置される。
トランスポンダ自体は少なくとも1つのアンテナを有することが好ましく、これはベルプレートの基体内の環状空間内に配置されることが好ましい。
少なくとも1つのアンテナは、例えば、リング状に閉じていてもよいし、開いたリングを形成してもよい。この代わりに、アンテナは1脚又は2脚のダイポールとして設計されてもよい。さらに、アンテナは、いくつかの弓形を有してもよいし、直線的又は蛇行形状であってもよい。さらに、アンテナが、誘導的に動作してもよいし、また、電磁波により動作してもよいことは、特筆に値する。
トランスポンダの構造設計及びベルプレート内での取り付けに関して、本発明の範囲において様々な可能性が考えられるが、そのなかの2つの変形例を以下に示す。
1つ目の変形例では、環状アンテナを持つトランスポンダが、プラスチックリング内に、埋め込まれ、特に、鋳込まれている。そして、このプラスチックリングは、基体の環状空間(例えば、環状溝)内に、挿入、特に、圧入される。ここで、埋め込まれたトランスポンダを持つプラスチックリングがその対称軸に対して釣り合いを取られていることが好ましく、プラスチックリングの対称軸がベルプレートの回転軸と同軸に延びることが好ましいことは特筆に値する。このことは、運転中に生じるベルプレートの高回転速度を考慮すれば、トランスポンダがアンバランスを生じないようにするために重要である。
本発明のもう1つの変形例では、トランスポンダの環状アンテナはベルプレートの基体内の環状溝内に挿入されており、好ましくは、ワッシャーが環状溝の溝底とトランスポンダの環状アンテナとの間に少なくとも部分的に位置している。ワッシャーは、特に環状溝がプラスチックで完全に被包されている場合、必要ではない。そして、環状アンテナはワッシャーとともにキャスティングコンパウンドにより環状溝内に封入され、この場合、キャスティングコンパウンドは環状溝内に挿入されたトランスポンダを電磁的に遮蔽しないように非金属製である。そして、本発明のこの変形例では、トランスポンダが封入されたベルプレートは、従来技術からそれ自体周知のように、釣り合いを取られる。
本発明のこの変形例に関して、ワッシャーは断面が実質的にL字型であることが好ましく、断面がL字型であるワッシャーの第1脚が径方向に延び且つトランスポンダの環状アンテナと環状溝の溝底との間に位置することが好ましく、一方で、断面がL字型であるワッシャーの第2脚が軸方向に延び且つ環状アンテナと環状溝の径方向内側溝側面との間に位置することが好ましいことは特筆に値する。
さらに、分散ディスク内にアンテナを組み込むことができ、当該アンテナは読み取り/書き込み範囲をトランスポンダ及びトランスポンダのアンテナとの結合により著しく増加させる。
既に上で簡単に触れたが、分散ディスクホルダーはトランスポンダの汚染を防ぐためにトランスポンダの前側を覆う。この場合、前側に開口している基体内環状溝を分散ディスクホルダーにより封止することができる。このために、分散ディスクホルダー内の環状封止溝内に配置され、封止するようにベルプレートの基体に寄り掛かっている、追加の封止リングを設けてもよい。トランスポンダはプラスチックリング内に封入されていることが好ましく、分散ディスクは必ずしもトランスポンダを封止せずともよい。
ベルプレートの基体内の環状空間(例えば、環状溝)がベルプレートの回転軸と同軸で延在することが好ましいことは特筆に値する。これはベルプレートの不均衡を大幅に防ぐので有利である。
さらに、環状溝が正確な円形であってもよいことは特筆に値する。また、環状溝が、正確な円形リング形状ではなく、また、回転軸と同軸でもないことも可能である。むしろ、環状溝が、ベルプレートの釣り合いを取るために用いられ得る理想的環形状及び/又は正確な同軸配置からの逸脱を有することも可能である。
トランスポンダに関して、任意で、自己動力源を持つアクティブトランスポンダ又は自己動力源を持たないパッシブトランスポンダであってもよいことは特筆に値する。トランスポンダはインタロゲートされたときに識別コードを出力するRFIDトランスポンダ(RFID:Radio-Frequency Identification)であることが好ましく、この場合、識別コードがベルプレートを識別することが好ましい。
さらに、トランスポンダが、任意で、読み取り専用トランスポンダ又は読み取り書き込みトランスポンダでもよいことは特筆に値する。読み取り専用トランスポンダの場合、当該トランスポンダは読み取りのみ可能であり、すなわち、トランスポンダの記録データ内容をワイヤレス式で変更することはできない。一方、読み取り書き込みトランスポンダの場合、記録データ内容をワイヤレス式で読み取り且つワイヤレス式で変更することができる。
トランスポンダを、2種類の異なる通信周波数で、例えば、UHF帯(UHF:Ultra-high-frequency、すなわち、300MHz-3GHz、好ましくは、860-920MHzの周波数帯の)通信周波数及びNFC帯(NFC:Near Field Communication)の(例えば、13.56MHzの)通信周波数で、動作させてもよい。
このため、トランスポンダは独自のアンテナをそれぞれ持つ2つのチップを有してもよい。これは、通信周波数とは無関係に、チップが独立した情報を保持し得る点でも有利であり得る。
また、本発明は、上述のベルプレートについて単一部品として権利保護を請求するにとどまらない。むしろ、本発明は、本発明に係る前述のベルプレートを備えた一式の回転噴霧器の権利保護も請求する。周知のとおり、こうした回転噴霧器は様々な他の部品を有し、これらは独自のトランスポンダを設けられてもよい。そこで、ベルプレートに加えて、以下のさらなる回転噴霧器部品の一部又は全てが独自のトランスポンダを有し得る。
・コーティング剤のスプレージェットにシェーピングエアジェットを放出するためのシェーピングエアリング
・回転噴霧器を駆動するためのタービン
・塗料チューブ
・コーティング剤の送達を制御するメインニードルバルブ
・回転噴霧器の筐体
・回転噴霧器の接続フランジ
・回転噴霧器内のバルブブロック
・バルブ
さらに、本発明は、少なくとも1つのトランスポンダを含む前述の回転噴霧器を備えた一式の塗装ロボットの権利保護も請求する。こうした塗装ロボットには、周知のとおり、塗料調圧器、定量ポンプ、バルブブロック、バルブ、色切替器などの、一部又は全部にトランスポンダを設けることができる、さらなる部品が存在する。
ベルプレートの前側へのトランスポンダの配置は、既に上で簡単に触れたように、トランスポンダをベルプレートの前側から読み取ることを可能にする。このために、トランスポンダリーダが噴霧器洗浄装置内に組み込まれ得るが、これは、回転噴霧器が洗浄処理中に噴霧器洗浄装置内に軸方向に挿入されるので、挿入処理中にトランスポンダが読み取り/書き込みされることを可能にする。そこで、本発明に係る噴霧器洗浄装置は、回転噴霧器が噴霧器洗浄装置内に挿入される際に洗浄対象の回転噴霧器のトランスポンダを読み取り/書き込みすることを可能とするために、トランスポンダ読み取り/書き込み装置の組み込み型アンテナを有する。
トランスポンダリーダのアンテナは、回転検出場を形成できるように、リング状、特に、円形リング状であることが好ましい。
噴霧器洗浄装置は基本的には従来技術から周知なので、詳細な説明は省略する。ここでは、噴霧器洗浄装置が、挿入口を、当該挿入口を介して洗浄対象の回転噴霧器を当該噴霧器洗浄装置内に挿入することができるように、有することが好ましいことのみ触れておく。その後、洗浄液を噴霧すること及び/又はブラッシングすることにより噴霧器洗浄装置内で回転噴霧器は洗浄される。そのために、トランスポンダリーダの環状アンテナは、噴霧器洗浄装置の挿入口を、好ましくは環状で、また、好ましくは同軸に、囲む。
さらに、本発明に係る噴霧器洗浄装置が前記挿入口のあるカバーを有することが好ましいことも特筆に値する。ここで、トランスポンダ読み取り/書き込み装置のアンテナは、カバーに、例えば、カバーの内側上に又はカバー内に埋め込んで、配置されてもよい。
既に上で簡単に触れたが、本発明は対応する塗装設備用運転方法も求めるものである。本発明に係る当該運転方法の文脈では、ベルプレート、回転噴霧器、又は塗装ロボットでのトランスポンダの書き込み/読み取りが行われるが、これ自体は従来技術から周知である。本発明に係る運転方法は、塗装ロボットが、トランスポンダの書き込み/読み取りのために、回転噴霧器を、噴霧器洗浄装置内又は上において、洗浄装置の区域内に位置していない、洗浄位置に、又は、書き込み/読み取り点の前にも、位置させることを特徴とし、そして、これにより、トランスポンダを読み取ることができる。そこで、トランスポンダは、塗装設備のサイクルタイムがトランスポンダの書き込み/読み取り処理により延長せねばならなくならないように、いずれにせよ必要となる洗浄処理中に書き込み/読み取りされることが好ましい。
通常の塗装処理中にベルプレートを変えることはできないので、通常の塗装処理中にトランスポンダが読み出される必要は通常ない。例えば、塗装ロボットは、通常、活動状態では塗装室への人のアクセスを防止し且つ非活動状態でのみ塗装室への人のアクセスを許容するアスセス防御システムを有する塗装室内で運転される。しかし、塗装室のアクセス防御システムが非活動状態である場合、人が塗装室内に侵入してベルプレートを交換するおそれがある。そこで、アクセス防御システムが非活動化される際に、トランスポンダが設けられたベルプレート又は他の部品を識別するためにトランスポンダが書き込み/読み取りされるのは理にかなっている。この読み取り処理はアクセス防御システムが再活動化された後に行われることが好ましい。
さらに、塗装設備が、通常、異なるモード(運転モード)で、具体的には、自動モード、洗浄モード、又はメンテナンスモードで、動作することは特筆に値する。自動モードでは、塗装ロボットは、プログラム制御の下で自動的に動作し、塗装室内で例えばモータービークル車体部品などの部品を塗装する。一方、洗浄モードでは、上で簡単に述べたように、回転噴霧器が洗浄される。また、メンテナンスモードでは、塗装設備のメンテナンスが可能である。さらに、塗装設備は、手動運転が実行される手動運転モードを有してもよい。モード(運転モード)を変える場合、トランスポンダを読み取るのが役に立つ。これは、特に、洗浄/メンテナンス/手動モードから自動モードに変える場合に当てはまる。
上で既に触れたように、塗装設備の自動モードでは、自動モード中に部品が変えられることはないので、通常、読み取り処理を行う必要はない。しかし、自動モード中に、以下のトリガーイベントの1つが生じたかどうかを確認することが好ましい。
・特に緊急停止スイッチの手動操作による、緊急停止の活動化
・塗装室内への人の侵入の検出
・アスセス防御システムの非活動化
そこで、トランスポンダは、上述のトリガーイベントの1つが自動モードで検出された場合に書き込み/読み取りされることが好ましい。ただし、この書き込み/読み取り処理は即座に実行せねばならないわけではない。例えば、トリガーイベントの後で塗装設備が次に自動モードへと切り替わったときに書き込み/読み取り処理が行われてもよい。別の選択肢として、部分的に塗装された塗装モジュール(例えば、モータービークル車体のフェンダー)がコーティング対象の部品の部品表面上でまず仕上げられ、その後にのみトランスポンダが読み取られることとしてもよい。別の選択肢として、現在部分的に塗装されている部品がまず塗装仕上げされてから、トランスポンダが書き込み/読み出しされることとしてもよい。
本発明の他のさらなる実施形態が、従属請求項に示され、また、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態の記載とともに以下でより詳細に説明される。
組み込み型トランスポンダを備えた本発明に係るベルプレートの断面図。 トランスポンダの領域内での図1Aの拡大図。 プラスチックリング内に埋め込まれた本発明に係るトランスポンダの模式図。 図2Aに係るトランスポンダの断面図。 トランスポンダを読み取るための組み込み型アンテナを備えた本発明に係る噴霧器洗浄装置の斜視図。 本発明に係る塗装設備の上面図。 様々な部品内に複数のトランスポンダを備えた本発明に係る回転噴霧器の分解図。 トランスポンダが設けられた複数の部品を備えた塗装ロボットのロボットアームの斜視図。 本発明に係る運転方法の変形例を示すフローチャート。 本発明に係る運転方法の変形例を示すフローチャート。 本発明に係る運転方法の変形例を示すフローチャート。 本発明に係る運転方法の変形例を示すフローチャート。 図1Aに係る実施形態の変形例。 図1Aに係る実施形態の変形例。 図1Aに係る実施形態の変形例。 図1Aに係る実施形態の変形例。 図2Aに係る実施形態の変形例。 図2Aに係る実施形態の変形例。 図2Aに係る実施形態の変形例。
図1A及び1Bは、本発明に係るベルプレート1の様々な図を示し、これは、従来技術からそれ自体周知のように、運転中、回転噴霧器上に取り付けられ、回転軸2を中心に回転する。
ベルプレート1は、金属製基体3、分散ディスク4、及び分散ディスクホルダー5から実質的になり、分散ディスク4は取り付けボルト6により従来のやり方で分散ディスクホルダー5に固定されている。
ベルプレート1の基体3は中央孔7を有し、これは、一方では、分散ディスクホルダー5を含み、他方では、図示しないが、塗布対象の塗料を軸方向に供給する塗料ノズルの軸方向貫通のために用いられる。軸方向に供給された塗料は、その後、分散ディスク4にぶつかり、分散ディスク4は塗料の一部を径方向に外向きにオーバーフロー面8上へと偏向させるが、オーバーフロー面8は環状の飛沫縁9につながっている。塗料は、その後、従来のやり方で飛沫縁9から噴霧される。一方、中央孔7を通って軸方向に供給された塗料の一部は、分散ディスク4内の中央孔を軸方向に通過し、その後、分散ディスク4の前側で径方向に外向きに流れる。
さらに、ベルプレート1は、従来どおり、外部リンスチャネル10を有し、これらは、ベルプレート1内の中央孔7から始まり環状に外周を囲む外部リンス室11へと径方向外向きに開口するが、これ自体は従来技術から周知である。こうして、リンス処理中、リンス剤は外部リンスチャネル10を通過して外部リンス室11へと移動でき、その後、そこからリンス剤は径方向に外向きにベルプレートの外周面12上へと当該面を洗浄するために流れる。
本発明に係るベルプレート1は、トランスポンダ13がベルプレート1に組み込まれていることを特徴とする。このため、ベルプレート1の金属製基体3はベルプレート1の回転軸2と同軸で延在する環状溝14を有する。環状溝14は、トランスポンダ13の読み取りが基体3の金属材料により妨げられないように、基体3の前側に開口している。そのため、トランスポンダ13はベルプレート1の前側から容易に読み取ることができる。
ワッシャー15が環状溝14内に挿入されており、ワッシャー15は、断面が実質的にL字型であり、2つの脚部16、17を有する。ワッシャー15の脚部16は、実質的に径方向に延在し、環状溝14の溝底とトランスポンダ13との間にあるが、他方の脚部17は、実質的に軸方向に延在し、環状溝14の径方向内側溝側面とトランスポンダ13との間にある。
環状溝14へのワッシャー15及びトランスポンダ13の挿入後に、環状溝14はワッシャー15及びトランスポンダ13とともにキャスティングコンパウンドにより封止され、この場合、キャスティングコンパウンドはトランスポンダ13の読み取りを妨げないように非金属製である。
組み立てた状態で、分散ディスクホルダー5が封止するように環状溝14を覆い、このために封止リング18が設けられており、これは分散ディスクホルダー5の外部側面内の環状溝内に埋め込まれて基体3に寄り掛かっている。こうして、分散ディスクホルダー5は、分散ディスク4とともに、トランスポンダ13がコーティング剤に汚染されることを防ぐ。
分散ディスクホルダー5及び分散ディスク4が、プラスチック製であり、電磁遮蔽を形成せず、そのため、トランスポンダ13の読み取りを妨げないことは特筆に値する。
図2A及び2Bは、プラスチックリング22内にいずれも鋳込まれているアンテナ20及びチップ21を有するトランスポンダ19の代替実施形態を示す。この場合、プラスチックリング22は、プラスチックリング22の1つの部分が分散ディスクホルダー5となる2つの部分から形成されてもよい。アンテナ20はプラスチックリング22の1つの部分内又は分散ディスクホルダー5内に鋳込まれていてもよい。チップ21はプラスチックリング22の2つ目の部分内に鋳込まれてもよく、この場合、プラスチックリング22の2つ目の部分はワッシャー15でもよい。チップ21を含む、プラスチックリング22又はワッシャー15は、ベルプレート1の基体3上へのチップ21の挿入後に釣り合い且つ秩序だった状態で圧入されるように、対称軸に対して釣り合いを取られていてもよい。リング状のトランスポンダ19は、対応する好適なベルプレート1へのトランスポンダ19の挿入後にベルプレート1の釣り合いを新たに取る必要がないように、トランスポンダ19の対称軸に対して釣り合いが取られている。
ベルプレート1が不具体で分散ディスクホルダー5を喪失した場合、チップ21の読み取り/書き込み範囲は10mmまで減少する。減少した範囲は低い受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)により検出できる。こうして、分散ディスク4に欠陥があり、ベルプレート1がもはや完全ではないことを検出できる。
図3は、本発明に係る噴霧器洗浄装置23の斜視図を示し、これは、図1A及び1Bに係るベルプレート1のトランスポンダ13の読み取りに特に適合されている。
噴霧器洗浄装置23は、まず、従来どおり、挿入口25を備えたカバー24を有しており、洗浄対象の回転噴霧器は挿入口25を介して噴霧器洗浄装置23内に挿入できるが、これ自体は従来技術から周知である。
この場合、挿入口25はトランスポンダリーダのアンテナ26により囲まれており、アンテナ26は環状で回転検出場を形成できる。
図4は、本発明に係る塗装設備の上面図を示す。ここで、モータービークル車体27が、リニアコンベア28により塗装設備を通過して運ばれるが、これ自体は従来技術から周知である。
内部塗装のためモータービークル車体27のドアとフードを開けるために、ハンドリングロボット29(ドアオープナー及びフードオープナー)がリニアコンベア28の両側に配置されている。
さらに、回転噴霧器によりモータービークル車体27を塗装するために、塗装ロボット30がリニアコンベア28の両側に位置している。塗装ロボット30のそれぞれの隣にあるのは、トランスポンダ13を読み取るための組み込み型アンテナ26を備えた噴霧器洗浄装置23である。噴霧器洗浄装置23のアンテナ26は塗装室の外側に配置されたトランスポンダリーダ31に接続されている。
図5は、ベルプレート1、並びに、独自のトランスポンダが設けられた様々な他の部品、具体的には、筐体32、シェーピングエアリング33、タービン34、塗料チューブ35、メインニードルバルブ36、バルブ37、バルブブロック38、及び接続フランジ39を備えた、本発明に係る回転噴霧器の分解図を示す。
図6は、塗装ロボットの遠位ロボットアーム40を示し、ここで、ロボットアーム40は一般的な技術用語に従えば「アーム2」とも呼ばれる。ロボットアーム40は、様々な部品、具体的には、塗料調圧器41、定量ポンプ42、バルブブロック43、バルブ44、色切替器45、及びロボットハンド軸46を持っている。これらの部品の全て又はいくつかにトランスポンダが設けられてもよい。
図7に示す実施例について説明する。
工程S1で、塗装設備は、モータービークル車体部品のプログラム制御塗装を含む自動モードで運転される。
工程S2で、洗浄が必要かが確認される。
洗浄が必要ではない場合、塗装設備は工程S1で自動モードを継続する。
一方、洗浄が必要な場合、工程S3で自動モードから洗浄モードへと切り替えられる。
回転噴霧器は、次に、工程S4で、噴霧器洗浄装置内に挿入され、その後、工程S5で、洗浄される。
次に、回転噴霧器が挿入又は抜出される際に、ベルプレートのトランスポンダは工程S6で読み取られ得る。
次に、通常の洗浄処理と同様に、回転噴霧器は工程S7で噴霧器洗浄装置からまた取り除かれる。
最後に、工程S8で、自動モードへと再び切り替えられる。
こうしてトランスポンダは通常の洗浄処理の一部として読み取られるので、このために塗装設備のサイクルタイムを延長する必要がない。
図8に示す実施例について説明する。
工程S1で、塗装設備はモータービークル車体部品が塗装ロボットによりプログラム制御下で自動的に塗装される自動モードで運転される。
工程S2で、緊急停止が、例えば緊急停止スイッチの手動操作により、トリガーされたかが継続的に確認される。
緊急停止がトリガーされていない場合、塗装設備は工程S1に従い自動モードを継続する。
一方、緊急停止がトリガーされた場合、塗装設備は工程S3で緊急停止される。
次に、工程S4で、自動モードが再開されるかが確認される。
もしそうなら、工程S5で、回転噴霧器は噴霧器洗浄装置内に挿入され、工程S6で、ベルプレートのトランスポンダが読み取られる。
次に、工程S7で、回転噴霧器は噴霧器洗浄装置からまた取り除かれ、工程S8で、自動モードが再開される。
図9に係る実施形態は図8に係る実施形態と大部分が一致するので、重複説明を避けるため上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、自動モードの再開後に既に部分的に塗装された塗装モジュール(例えば、フェンダー)が工程S6でまず塗装仕上げされる点である。
その後にのみ工程S7-S9にてトランスポンダ読み出しが続いて行われる。
図10に係る実施形態も図8及び9に係る実施形態と大部分が一致するので、重複説明を避けるため上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、自動モードの再開後に、一式の進行中のモータービークル車体がまず塗装仕上げされてから、トランスポンダが工程S7-S9で読み取られる点である。
図11は、本発明に係るベルプレート1のさらなる実施形態を示し、これは図1Aに係るベルプレート1と大部分が一致するので、対応する細部については図1Aと同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、トランスポンダ13がここでは分散ディスク4のみにより覆われており、分散ディスクホルダー5によっては覆われていない点である。トランスポンダ13はここで具体的には分散ディスクホルダー5の径方向外側に位置している。そこで、本実施形態では、分散ディスクホルダー5はトランスポンダ13を遮蔽しないので金属材料からも形成され得る。
トランスポンダ13を受容するための環状溝14が回転軸2と直角なオーバーフロー面8の領域内に位置することも特筆に値する。
本実施形態のさらなる特徴は、ベルプレート1の外周面12がここでは軸方向に互いに並び回転軸2に対して異なる角度をなす2つの部分に分かれている点である。
図12は、本発明に係るベルプレート1のさらなる実施形態を示し、これは図11に係るベルプレート1と大部分が一致するので、対応する細部については図11と同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、トランスポンダ13を受容するための環状溝14がここではオーバーフロー面8の斜めに延在する領域に位置する点である。
図13は、本発明に係るベルプレート1のさらなる実施形態を示し、これは図11に係るベルプレート1と大部分が一致するので、対応する細部については図11と同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、ベルプレート1の外周面12がここではベルプレート1の回転軸2と大幅に小さい角度をなす点である。
図14は、本発明に係るベルプレート1のさらなる実施形態を示し、これは図13に係るベルプレート1と大部分が一致するので、対応する細部については図13と同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、トランスポンダ13がここではベルプレート1の基体3の外周面12内に埋め込まれている点である。
図15は、本発明に係るトランスポンダ19のさらなる実施形態を示し、これは図2Aに係る実施形態と大部分が一致するので、対応する細部については同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため図2Aの上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、トランスポンダ19のアンテナ20がリング状に閉じられておらず2つの脚を備えたダイポールとして形成されている点である。
図16は、本発明に係るトランスポンダ19のさらなる実施形態を示し、これは図2Aに係る実施形態と大部分が一致するので、対応する細部については同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため図2Aの上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、アンテナ20がリング状に閉じられておらず1つの脚を備えたダイポールとして形成されている点である。
図17は、本発明に係るトランスポンダ19のさらなる実施形態を示し、これは図2Aに係る実施形態と大部分が一致するので、対応する細部については同じ符号が用いられており、重複説明を避けるため図2Aの上述の記載を参照されたい。
本実施形態の特徴は、ここではアンテナ20.1、20.2をそれぞれが有する2つのチップ21.1、21.2がトランスポンダ19のプラスチックリング20内に埋め込まれている点である。図14に示されるように、2つのアンテナ20.1、20.2はそれぞれ2つの脚を備えたダイポールとして設計されている。
さらに、2つのチップ21.1、21.2が異なる周波数帯を有し得ることも特筆に値する。例えば、チップ21.1は極超短波(UHF)帯(すなわち、300MHz-3GHz、好ましくは、860-920MHz)で作動し、他方のチップ21.2は近距離無線通信(NFC)周波数帯(例えば、13.56MHz)で作動するのでもよい。
本発明は上述の好ましい実施形態に限定されるわけではない。むしろ、本発明思想を用いて様々な変形例及び修正例が可能であり、これらも権利保護範囲に含まれる。特に、本発明は、従属請求項の主題及び特徴について、それらが引用する請求項とは独立して、権利保護を請求する。したがって、従属請求項の特徴は独立請求項の特徴とは独立した保護を請求する。そして、本発明は、それぞれが個々に保護に適した本発明の複数の態様を包含する。
[付記]
[付記1]
コーティング剤を塗布するための、特に、塗装設備内でモータービークル車体部品を塗装するための回転噴霧器用のベルプレート(1)であって、
a)特に金属製である基体(3)、及び、
b)前記ベルプレート(1)内に組み込まれておりワイヤレス式で読み取り可能なトランスポンダ(13;19)、
を有し、
c)前記トランスポンダ(13;19)は、前記基体(3)内で前側に配置されている又は前記ベルプレート(1)の外周面(12)内に埋め込まれていることを特徴とする、
ベルプレート(1)。
[付記2]
a)前記基体(3)内にあり軸方向に延びる中央孔(7)であって、塗布対象の前記コーティング剤の軸方向供給用の塗料ノズルを通過させるための中央孔(7)、
b)前記基体(3)上にある環状飛沫縁(9)であって、前記飛沫縁(9)から霧化された前記コーティング剤を噴霧させるための飛沫縁(9)、
c)前記基体(3)上にあり前記中央孔(7)から前記飛沫縁(9)まで外向きに延びる前側オーバーフロー面(8)、
d)軸方向且つ中央に供給された前記コーティング剤を少なくとも部分的に径方向に外向きに前記オーバーフロー面(8)上及び前記飛沫縁(9)へと偏向させる分散ディスク(4)、及び/又は、
e)前記基体(3)内に取り付けられた分散ディスクホルダー(5)であって、前記分散ディスク(4)は前記分散ディスクホルダー(5)上に取り付けられる分散ディスクホルダー(5)、
を有する、
付記1に記載のベルプレート(1)。
[付記3]
a)前記分散ディスク(4)及び/又は前記分散ディスクホルダー(5)は、前記トランスポンダ(13;19)を前記コーティング剤による汚染から保護するために、前記トランスポンダ(13;19)の前側を覆い、及び/又は、
b)前記分散ディスク(4)及び/又は前記分散ディスクホルダー(5)は、前記トランスポンダ(13;19)を電磁的に遮蔽しないように、プラスチック製であり、及び/又は、
c)前記トランスポンダ(19)は、前記分散ディスクホルダー(5)の径方向外側に配置されている、
付記2に記載のベルプレート(1)。
[付記4]
a)環状空間(14)、特に、環状溝(14)が、前記ベルプレート(1)の前記基体(1)の前側に配置され、任意で前記環状空間(14)は前記分散ディスクホルダー(5)の径方向外側に延在し、及び、
b)前記トランスポンダ(13;19)は、前記環状空間(14)内に配置されている、
付記1から3のいずれか1つに記載のベルプレート(1)。
[付記5]
a)前記トランスポンダ(13;19)は、前記ベルプレート(1)の前記環状空間(14)内に好ましくは配置されているアンテナ(20)を有し、
b)前記アンテナ(20)は、好ましくは、
b1)閉リングとして、
b2)1脚又は2脚のダイポールとして、
b3)いくつかの弓形を有して、
b4)直線的に、又は、
b5)蛇行形状に、
設計され、
c)前記アンテナ(20)は、
c1)誘導的に、又は、
c2)電磁波により、
動作する、
付記1から4のいずれか1つに記載のベルプレート(1)。
[付記6]
a)環状の前記アンテナ(20)を持つ前記トランスポンダ(13;19)が、プラスチックリング(22)内に、埋め込まれ、特に、鋳込まれており、
b)前記プラスチックリング(22)は、前記ベルプレート(1)の前記環状空間(14)内に、配置、特に、圧入されており、
c)前記プラスチックリング(22)は、好ましくは、その対称軸に対して釣り合いを取られており、及び、
d)前記プラスチックリング(22)の前記対称軸は、好ましくは、前記ベルプレート(1)の回転軸(2)と同軸に延びる、
付記5に記載のベルプレート(1)。
[付記7]
a)前記プラスチックリング(22)は2つの部品からなり、及び/又は、
b)前記アンテナ(20)及びICチップ(21)がそれぞれ前記プラスチックリング(22)の前記2つの部品の1つ内に配置され、及び/又は、
c)前記ICチップ(21)は前記ベルプレート(1)の前記基体(3)内で前側に配置され、及び/又は、
d)前記プラスチック(22)の前記2つの部品の1つはワッシャー(15)に圧入されており、及び/又は、
e)埋め込まれた前記アンテナ(20)を持つ前記プラスチックリング(22)の一部が前記分散ディスクホルダー(5)内の環状ホルダーに圧入されており、及び/又は、
f)前記トランスポンダ(19)は、ワイヤレスデータ送信のための2種類の異なる特にUHF帯及びNFC帯の通信周波数を有し、及び/又は、
g)前記トランスポンダ(19)は少なくとも2つのICチップ(21.2、21.2)を含み、個々の前記ICチップ(21.1、21.2)は、
g1)それぞれ、任意で、アンテナ(20.1、20.2)を有し、且つ、
g2)任意で、独立した情報を含み、及び/又は、
h)少なくとも1つのさらなるアンテナが追加的に前記分散ディスクに埋め込まれており、当該アンテナは前記トランスポンダの前記アンテナと結合している、
付記6に記載のベルプレート(1)。
[付記8]
a)環状の前記アンテナは前記ベルプレート(1)内の前記環状溝(14)内に挿入されており、
b)ワッシャー(15)が前記ベルプレート(1)内の前記環状溝(14)内に挿入されており、当該ワッシャー(15)は前記環状溝(14)の溝底と前記トランスポンダ(13)との間に少なくとも部分的に位置し、
c)前記トランスポンダ(13)はキャスティングコンパウンドにより前記環状溝(14)内に前記ワッシャー(15)とともに鋳込まれており、
d)前記キャスティングコンパウンドは前記トランスポンダ(13)を遮蔽しないように非金属製であり、及び/又は、
e)前記ワッシャー(15)は断面が実質的にL字型であり、
e1)前記ワッシャー(15)の第1径方向脚部(16)が、好ましくは、前記トランスポンダ(13)と前記環状溝(14)の溝底との間に位置し、
e2)前記ワッシャー(15)の第2径方向脚部(17)が、好ましくは、前記トランスポンダ(13)と前記環状溝(14)の径方向内側溝側面との間に位置している、
付記5から7のいずれか1つに記載のベルプレート(1)。
[付記9]
a)前記分散ディスクホルダー(5)は前側に開口している前記環状溝(14)を当該前側で封止するように閉塞し、及び/又は、
b)封止リング(18)が前記環状溝(14)を封止するために設けられ、及び/又は、
c)前記封止リング(18)は、前記分散ディスクホルダー(5)内の環状封止溝内に配置され、封止するように前記ベルプレート(1)の前記基体(3)に寄り掛かっている、
付記2から8のいずれか1つに記載のベルプレート(1)。
[付記10]
a)前記環状溝(14)は前記ベルプレート(1)の回転軸と同軸で延在し、及び/又は、
b)前記環状溝(14)は円形であり、及び/又は、
c)前記環状溝(14)は前記ベルプレート(1)の前側に向けて開いており、及び/又は、
d)前記トランスポンダ(13;19)は、自己動力源を持つアクティブトランスポンダ(13;19)又は自己動力源を持たないパッシブトランスポンダ(13;19)であり、及び/又は、
e)前記トランスポンダ(13;19)はインタロゲートされたときに識別コードを出力するRFIDトランスポンダ(13;19)であり、及び/又は、
f)前記トランスポンダ(13;19)は前記ベルプレート(1)を識別する読み取り可能な識別コードを含み、及び/又は、
g)前記トランスポンダは書き込みメモリを有する、
付記1から9のいずれか1つに記載のベルプレート(1)。
[付記11]
付記1から10のいずれか1つに記載のベルプレート(1)を備えた回転噴霧器。
[付記12]
a)前記回転噴霧器の筐体(32)、
b)前記コーティング剤のスプレーにシェーピングエアジェットを放出するためのシェーピングエアリング(33)、
c)前記回転噴霧器を駆動するためのタービン(34)、
d)塗料チューブ(35)、
e)前記コーティング剤の送達を制御するメインニードルバルブ(36)、
f)前記回転噴霧器内のバルブ(37)、
g)前記回転噴霧器内のバルブブロック(38)、
h)前記回転噴霧器の接続フランジ(39)、
といった前記回転噴霧器の部品のうち少なくとも1つに、トランスポンダ(13;19)が設けられている、
付記11に記載の回転噴霧器。
[付記13]
付記12に記載の回転噴霧器を備えた塗装ロボットであって、
a)塗料調圧器(41)、
b)定量ポンプ(42)、
c)バルブブロック(43)、
d)バルブ(44)、
e)色切替器(45)、
f)ロボットハンド軸(46)、
といった前記塗装ロボットの部品のうち少なくとも1つに、トランスポンダ(13;19)が設けられている、
塗装ロボット。
[付記14]
回転噴霧器、特に、付記11又は12に記載の回転噴霧器を洗浄するための噴霧器洗浄装置(23)であって、洗浄対象の前記回転噴霧器のトランスポンダ(13;19)に書き込む及び/又は当該トランスポンダ(13;19)から読み取るためのトランスポンダリーダ(31)の組み込み型アンテナ(26)を有することを特徴とする、噴霧器洗浄装置(23)。
[付記15]
前記トランスポンダリーダ(31)の前記アンテナ(26)は、回転検出場を形成できるように、環状、特に、円形である、
付記14に記載の噴霧器洗浄装置(23)。
[付記16]
a)前記噴霧器洗浄装置(23)は、洗浄対象の前記回転噴霧器を前記噴霧器洗浄装置(23)内に挿入することができるように、挿入口(25)を有し、及び、
b)前記トランスポンダリーダ(31)の環状の前記アンテナ(26)は前記噴霧器洗浄装置(23)の前記挿入口(25)を環状に囲む、
付記15に記載の噴霧器洗浄装置(23)。
[付記17]
a)前記噴霧器洗浄装置(23)はカバー(24)を備え、及び、
b)前記トランスポンダリーダ(31)の前記アンテナ(26)は、前記カバー(24)に、特に、
b1)前記カバー(24)の内側上に、又は、
b2)前記カバー(24)内に埋め込んで、
配置されている、
付記14から16のいずれか1つに記載の噴霧器洗浄装置(23)。
[付記18]
回転噴霧器、特に、付記11又は12に記載の回転噴霧器をガイドする塗装ロボット、特に、付記13に記載の塗装ロボットを備えた塗装設備のための運転方法であって、
a)前記塗装ロボット及び/又は前記回転噴霧器にあるトランスポンダ(13;19)をトランスポンダリーダ(31)により読み取る工程を備え、
b)前記塗装ロボットが、前記トランスポンダ(13;19)の読み取りのために、前記回転噴霧器を、前記トランスポンダリーダ(31)のアンテナ(26)を備えた噴霧器洗浄装置(23)、特に、付記13から16のいずれか1つに記載の噴霧器洗浄装置(23)内又は上において、洗浄位置に、位置させることを特徴とする、
運転方法。
[付記19]
a)前記塗装ロボットは塗装室内に配置され、
b)前記塗装室は、活動状態では前記塗装室への人のアクセスを防止し且つ非活動状態でのみ前記塗装室への人のアクセスを許容するアスセス防御システムを有し、及び、
c)前記トランスポンダ(13;19)は、前記アクセス防御システムが非活動化された後、特に、前記アクセス防御システムが再活動化された後に、読み取りされる、
付記18に記載の運転方法。
[付記20]
a)前記塗装設備は、前記塗装ロボットがプログラム制御の下に特にモータービークル車体部品である部品を自動的に塗装する自動モードを備え、及び/又は、
b)前記塗装設備は、前記回転噴霧器が洗浄される洗浄モードを備え、及び/又は、
c)前記塗装設備は、前記塗装設備がメンテナンスされるメンテナンスモードを備え、及び/又は、
d)前記塗装設備は、手動運転が実行される手動運転モードを備え、及び/又は、
e)前記塗装ロボット又は前記回転噴霧器にある前記トランスポンダ(13;19)が、
e1)前記塗装設備が前記洗浄モードから前記自動モードへと切り替わったとき、
e2)前記塗装設備が前記メンテナンスモードから前記自動モードへと切り替わったとき、及び/又は、
e3)前記塗装設備が手動運転モードから前記自動モードへと切り替わったときに、
読み取りされる、
付記18又は19に記載の運転方法。
[付記21]
a)前記塗装設備は、前記塗装ロボットがプログラム制御の下に塗装室内で特にモータービークル車体部品である部品を自動的に塗装する自動モードで運転され、
b)前記塗装設備は、前記自動モードにおいて、
b1)特に緊急停止スイッチの手動操作による、緊急停止の活動化、
b2)前記塗装室内への人の侵入の検出、
b3)活動状態では前記塗装室への人のアクセスを防止し且つ非活動状態でのみ前記塗装室への人のアクセスを許容するアスセス防御システムの非活動化、
といったトリガーイベントの1つが生じたかどうかを確認し、且つ、
c)前記トリガーイベントの1つが前記自動モードで検出されたときに前記塗装ロボット又は前記回転噴霧器にある前記トランスポンダ(13;19)が読み取りされ、前記トランスポンダ(13;19)は、好ましくは、
c1)前記塗装設備が次回に前記自動モードへと切り替わったとき、又は、
c2)部分的に塗装された塗装モジュールがコーティング対象の部品の部品表面上で仕上げられたとき、
c3)現在塗装されている部品が仕上げられたとき、
のみに、読み取られる、
付記18から20のいずれか1つに記載の運転方法。
1 ベルプレート
2 ベルプレートの回転軸
3 ベルプレートの金属製基体
4 プラスチック製分散ディスク
5 プラスチック製分散ディスクホルダー
6 分散ディスクホルダーに分散ディスクを取り付けるための取り付けボルト
7 中央孔
8 ベルプレートのオーバーフロー面
9 ベルプレートの飛沫縁
10 ベルプレートの外部リンスチャネル
11 ベルプレートの外部リンス室
12 ベルプレートの外周面
13 トランスポンダ
14 トランスポンダを受容するための環状溝
15 ワッシャー
16 ワッシャーの径方向脚部
17 ワッシャーの軸方向脚部
18 封止リング
19 トランスポンダ
20 トランスポンダのアンテナ
20.1、20.2 チップのアンテナ
21 チップ
21.1、21.2 チップ
22 トランスポンダが埋め込まれたプラスチックリング
23 噴霧器洗浄装置
24 噴霧器洗浄装置のカバー
25 噴霧器洗浄装置の挿入口
26 トランスポンダリーダのアンテナ
27 モータービークル車体
28 リニアコンベア
29 ハンドリングロボット
30 塗装ロボット
31 トランスポンダリーダ
32 回転噴霧器の筐体
33 シェーピングエアリング
34 タービン
35 塗料チューブ
36 メインニードルバルブ
37 バルブ
38 バルブブロック
39 接続フランジ
40 遠位ロボットアーム(『アーム2』)
41 塗料調圧器
42 定量ポンプ
43 バルブブロック
44 バルブ
45 色切替器
46 ロボットハンド軸

Claims (21)

  1. コーティング剤を塗布するための、特に、塗装設備内でモータービークル車体部品を塗装するための回転噴霧器用のベルプレート(1)であって、
    a)特に金属製である基体(3)、及び、
    b)前記ベルプレート(1)内に組み込まれておりワイヤレス式で読み取り可能なトランスポンダ(13;19)、
    を有し、
    c)前記トランスポンダ(13;19)は、前記基体(3)内で前側に配置されている又は前記ベルプレート(1)の外周面(12)内に埋め込まれていることを特徴とする、
    ベルプレート(1)。
  2. a)前記基体(3)内にあり軸方向に延びる中央孔(7)であって、塗布対象の前記コーティング剤の軸方向供給用の塗料ノズルを通過させるための中央孔(7)、
    b)前記基体(3)上にある環状飛沫縁(9)であって、前記飛沫縁(9)から霧化された前記コーティング剤を噴霧させるための飛沫縁(9)、
    c)前記基体(3)上にあり前記中央孔(7)から前記飛沫縁(9)まで外向きに延びる前側オーバーフロー面(8)、
    d)軸方向且つ中央に供給された前記コーティング剤を少なくとも部分的に径方向に外向きに前記オーバーフロー面(8)上及び前記飛沫縁(9)へと偏向させる分散ディスク(4)、及び/又は、
    e)前記基体(3)内に取り付けられた分散ディスクホルダー(5)であって、前記分散ディスク(4)は前記分散ディスクホルダー(5)上に取り付けられる分散ディスクホルダー(5)、
    を有する、
    請求項1に記載のベルプレート(1)。
  3. a)前記分散ディスク(4)及び/又は前記分散ディスクホルダー(5)は、前記トランスポンダ(13;19)を前記コーティング剤による汚染から保護するために、前記トランスポンダ(13;19)の前側を覆い、及び/又は、
    b)前記分散ディスク(4)及び/又は前記分散ディスクホルダー(5)は、前記トランスポンダ(13;19)を電磁的に遮蔽しないように、プラスチック製であり、及び/又は、
    c)前記トランスポンダ(19)は、前記分散ディスクホルダー(5)の径方向外側に配置されている、
    請求項2に記載のベルプレート(1)。
  4. a)環状空間(14)、特に、環状溝(14)が、前記ベルプレート(1)の前記基体(1)の前側に配置され、任意で前記環状空間(14)は前記分散ディスクホルダー(5)の径方向外側に延在し、及び、
    b)前記トランスポンダ(13;19)は、前記環状空間(14)内に配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のベルプレート(1)。
  5. a)前記トランスポンダ(13;19)は、前記ベルプレート(1)の前記環状空間(14)内に好ましくは配置されているアンテナ(20)を有し、
    b)前記アンテナ(20)は、好ましくは、
    b1)閉リングとして、
    b2)1脚又は2脚のダイポールとして、
    b3)いくつかの弓形を有して、
    b4)直線的に、又は、
    b5)蛇行形状に、
    設計され、
    c)前記アンテナ(20)は、
    c1)誘導的に、又は、
    c2)電磁波により、
    動作する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のベルプレート(1)。
  6. a)環状の前記アンテナ(20)を持つ前記トランスポンダ(13;19)が、プラスチックリング(22)内に、埋め込まれ、特に、鋳込まれており、
    b)前記プラスチックリング(22)は、前記ベルプレート(1)の前記環状空間(14)内に、配置、特に、圧入されており、
    c)前記プラスチックリング(22)は、好ましくは、その対称軸に対して釣り合いを取られており、及び、
    d)前記プラスチックリング(22)の前記対称軸は、好ましくは、前記ベルプレート(1)の回転軸(2)と同軸に延びる、
    請求項5に記載のベルプレート(1)。
  7. a)前記プラスチックリング(22)は2つの部品からなり、及び/又は、
    b)前記アンテナ(20)及びICチップ(21)がそれぞれ前記プラスチックリング(22)の前記2つの部品の1つ内に配置され、及び/又は、
    c)前記ICチップ(21)は前記ベルプレート(1)の前記基体(3)内で前側に配置され、及び/又は、
    d)前記プラスチック(22)の前記2つの部品の1つはワッシャー(15)に圧入されており、及び/又は、
    e)埋め込まれた前記アンテナ(20)を持つ前記プラスチックリング(22)の一部が前記分散ディスクホルダー(5)内の環状ホルダーに圧入されており、及び/又は、
    f)前記トランスポンダ(19)は、ワイヤレスデータ送信のための2種類の異なる特にUHF帯及びNFC帯の通信周波数を有し、及び/又は、
    g)前記トランスポンダ(19)は少なくとも2つのICチップ(21.2、21.2)を含み、個々の前記ICチップ(21.1、21.2)は、
    g1)それぞれ、任意で、アンテナ(20.1、20.2)を有し、且つ、
    g2)任意で、独立した情報を含み、及び/又は、
    h)少なくとも1つのさらなるアンテナが追加的に前記分散ディスクに埋め込まれており、当該アンテナは前記トランスポンダの前記アンテナと結合している、
    請求項6に記載のベルプレート(1)。
  8. a)環状の前記アンテナは前記ベルプレート(1)内の前記環状溝(14)内に挿入されており、
    b)ワッシャー(15)が前記ベルプレート(1)内の前記環状溝(14)内に挿入されており、当該ワッシャー(15)は前記環状溝(14)の溝底と前記トランスポンダ(13)との間に少なくとも部分的に位置し、
    c)前記トランスポンダ(13)はキャスティングコンパウンドにより前記環状溝(14)内に前記ワッシャー(15)とともに鋳込まれており、
    d)前記キャスティングコンパウンドは前記トランスポンダ(13)を遮蔽しないように非金属製であり、及び/又は、
    e)前記ワッシャー(15)は断面が実質的にL字型であり、
    e1)前記ワッシャー(15)の第1径方向脚部(16)が、好ましくは、前記トランスポンダ(13)と前記環状溝(14)の溝底との間に位置し、
    e2)前記ワッシャー(15)の第2径方向脚部(17)が、好ましくは、前記トランスポンダ(13)と前記環状溝(14)の径方向内側溝側面との間に位置している、
    請求項5から7のいずれか1項に記載のベルプレート(1)。
  9. a)前記分散ディスクホルダー(5)は前側に開口している前記環状溝(14)を当該前側で封止するように閉塞し、及び/又は、
    b)封止リング(18)が前記環状溝(14)を封止するために設けられ、及び/又は、
    c)前記封止リング(18)は、前記分散ディスクホルダー(5)内の環状封止溝内に配置され、封止するように前記ベルプレート(1)の前記基体(3)に寄り掛かっている、
    請求項2から8のいずれか1項に記載のベルプレート(1)。
  10. a)前記環状溝(14)は前記ベルプレート(1)の回転軸と同軸で延在し、及び/又は、
    b)前記環状溝(14)は円形であり、及び/又は、
    c)前記環状溝(14)は前記ベルプレート(1)の前側に向けて開いており、及び/又は、
    d)前記トランスポンダ(13;19)は、自己動力源を持つアクティブトランスポンダ(13;19)又は自己動力源を持たないパッシブトランスポンダ(13;19)であり、及び/又は、
    e)前記トランスポンダ(13;19)はインタロゲートされたときに識別コードを出力するRFIDトランスポンダ(13;19)であり、及び/又は、
    f)前記トランスポンダ(13;19)は前記ベルプレート(1)を識別する読み取り可能な識別コードを含み、及び/又は、
    g)前記トランスポンダは書き込みメモリを有する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載のベルプレート(1)。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のベルプレート(1)を備えた回転噴霧器。
  12. a)前記回転噴霧器の筐体(32)、
    b)前記コーティング剤のスプレーにシェーピングエアジェットを放出するためのシェーピングエアリング(33)、
    c)前記回転噴霧器を駆動するためのタービン(34)、
    d)塗料チューブ(35)、
    e)前記コーティング剤の送達を制御するメインニードルバルブ(36)、
    f)前記回転噴霧器内のバルブ(37)、
    g)前記回転噴霧器内のバルブブロック(38)、
    h)前記回転噴霧器の接続フランジ(39)、
    といった前記回転噴霧器の部品のうち少なくとも1つに、トランスポンダ(13;19)が設けられている、
    請求項11に記載の回転噴霧器。
  13. 請求項12に記載の回転噴霧器を備えた塗装ロボットであって、
    a)塗料調圧器(41)、
    b)定量ポンプ(42)、
    c)バルブブロック(43)、
    d)バルブ(44)、
    e)色切替器(45)、
    f)ロボットハンド軸(46)、
    といった前記塗装ロボットの部品のうち少なくとも1つに、トランスポンダ(13;19)が設けられている、
    塗装ロボット。
  14. 回転噴霧器、特に、請求項11又は12に記載の回転噴霧器を洗浄するための噴霧器洗浄装置(23)であって、洗浄対象の前記回転噴霧器のトランスポンダ(13;19)に書き込む及び/又は当該トランスポンダ(13;19)から読み取るためのトランスポンダリーダ(31)の組み込み型アンテナ(26)を有することを特徴とする、噴霧器洗浄装置(23)。
  15. 前記トランスポンダリーダ(31)の前記アンテナ(26)は、回転検出場を形成できるように、環状、特に、円形である、
    請求項14に記載の噴霧器洗浄装置(23)。
  16. a)前記噴霧器洗浄装置(23)は、洗浄対象の前記回転噴霧器を前記噴霧器洗浄装置(23)内に挿入することができるように、挿入口(25)を有し、及び、
    b)前記トランスポンダリーダ(31)の環状の前記アンテナ(26)は前記噴霧器洗浄装置(23)の前記挿入口(25)を環状に囲む、
    請求項15に記載の噴霧器洗浄装置(23)。
  17. a)前記噴霧器洗浄装置(23)はカバー(24)を備え、及び、
    b)前記トランスポンダリーダ(31)の前記アンテナ(26)は、前記カバー(24)に、特に、
    b1)前記カバー(24)の内側上に、又は、
    b2)前記カバー(24)内に埋め込んで、
    配置されている、
    請求項14から16のいずれか1項に記載の噴霧器洗浄装置(23)。
  18. 回転噴霧器、特に、請求項11又は12に記載の回転噴霧器をガイドする塗装ロボット、特に、請求項13に記載の塗装ロボットを備えた塗装設備のための運転方法であって、
    a)前記塗装ロボット及び/又は前記回転噴霧器にあるトランスポンダ(13;19)をトランスポンダリーダ(31)により読み取る工程を備え、
    b)前記塗装ロボットが、前記トランスポンダ(13;19)の読み取りのために、前記回転噴霧器を、前記トランスポンダリーダ(31)のアンテナ(26)を備えた噴霧器洗浄装置(23)、特に、請求項13から16のいずれか1項に記載の噴霧器洗浄装置(23)内又は上において、洗浄位置に、位置させることを特徴とする、
    運転方法。
  19. a)前記塗装ロボットは塗装室内に配置され、
    b)前記塗装室は、活動状態では前記塗装室への人のアクセスを防止し且つ非活動状態でのみ前記塗装室への人のアクセスを許容するアスセス防御システムを有し、及び、
    c)前記トランスポンダ(13;19)は、前記アクセス防御システムが非活動化された後、特に、前記アクセス防御システムが再活動化された後に、読み取りされる、
    請求項18に記載の運転方法。
  20. a)前記塗装設備は、前記塗装ロボットがプログラム制御の下に特にモータービークル車体部品である部品を自動的に塗装する自動モードを備え、及び/又は、
    b)前記塗装設備は、前記回転噴霧器が洗浄される洗浄モードを備え、及び/又は、
    c)前記塗装設備は、前記塗装設備がメンテナンスされるメンテナンスモードを備え、及び/又は、
    d)前記塗装設備は、手動運転が実行される手動運転モードを備え、及び/又は、
    e)前記塗装ロボット又は前記回転噴霧器にある前記トランスポンダ(13;19)が、
    e1)前記塗装設備が前記洗浄モードから前記自動モードへと切り替わったとき、
    e2)前記塗装設備が前記メンテナンスモードから前記自動モードへと切り替わったとき、及び/又は、
    e3)前記塗装設備が手動運転モードから前記自動モードへと切り替わったときに、
    読み取りされる、
    請求項18又は19に記載の運転方法。
  21. a)前記塗装設備は、前記塗装ロボットがプログラム制御の下に塗装室内で特にモータービークル車体部品である部品を自動的に塗装する自動モードで運転され、
    b)前記塗装設備は、前記自動モードにおいて、
    b1)特に緊急停止スイッチの手動操作による、緊急停止の活動化、
    b2)前記塗装室内への人の侵入の検出、
    b3)活動状態では前記塗装室への人のアクセスを防止し且つ非活動状態でのみ前記塗装室への人のアクセスを許容するアスセス防御システムの非活動化、
    といったトリガーイベントの1つが生じたかどうかを確認し、且つ、
    c)前記トリガーイベントの1つが前記自動モードで検出されたときに前記塗装ロボット又は前記回転噴霧器にある前記トランスポンダ(13;19)が読み取りされ、前記トランスポンダ(13;19)は、好ましくは、
    c1)前記塗装設備が次回に前記自動モードへと切り替わったとき、又は、
    c2)部分的に塗装された塗装モジュールがコーティング対象の部品の部品表面上で仕上げられたとき、
    c3)現在塗装されている部品が仕上げられたとき、
    のみに、読み取られる、
    請求項18から20のいずれか1項に記載の運転方法。
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