JP2022523598A - 明るい縁または暗い縁を伴う均質強度分布を形成するための装置 - Google Patents

明るい縁または暗い縁を伴う均質強度分布を形成するための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022523598A
JP2022523598A JP2021553832A JP2021553832A JP2022523598A JP 2022523598 A JP2022523598 A JP 2022523598A JP 2021553832 A JP2021553832 A JP 2021553832A JP 2021553832 A JP2021553832 A JP 2021553832A JP 2022523598 A JP2022523598 A JP 2022523598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens array
lens
beam homogenizer
array
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021553832A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020182903A5 (ja
Inventor
フランク ジモーン,
ルートヴィヒ シュヴェンガー,
アンドレア カプララ,
Original Assignee
コヒーレント レーザーシステムズ ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コヒーレント レーザーシステムズ ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー filed Critical コヒーレント レーザーシステムズ ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー
Publication of JP2022523598A publication Critical patent/JP2022523598A/ja
Publication of JPWO2020182903A5 publication Critical patent/JPWO2020182903A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • G02B27/0955Lenses
    • G02B27/0961Lens arrays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0927Systems for changing the beam intensity distribution, e.g. Gaussian to top-hat
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • G02B27/0955Lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • G02B27/0955Lenses
    • G02B27/0966Cylindrical lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/12Beam splitting or combining systems operating by refraction only
    • G02B27/123The splitting element being a lens or a system of lenses, including arrays and surfaces with refractive power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0062Stacked lens arrays, i.e. refractive surfaces arranged in at least two planes, without structurally separate optical elements in-between

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

レーザ放射のビームを、より明るいまたはより暗い縁を伴う平坦頂強度分布に変形するためのビームホモジナイザ(30)は、第1のレンズアレイ(32)と、第2のレンズアレイ(14)と、正のレンズ(16)とを備える。第1のレンズアレイ(32)は、屈折力を有していない間隙(34)によって分離された複数のレンズ要素(20)を含む。より明るいまたはより暗い縁は、第2のレンズアレイ内のレンズ要素の焦点距離未満またはそれを上回る第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとの間の距離を選択することによって生み出される。

Description

本願は、2019年3月12日に出願された米国仮出願第62/817,331号の優先権を主張し、その開示は、その全体として本明細書に援用される。
本発明は、概して、レーザからの光を成形することに関する。特に、1以上のレーザからの光を、より明るい縁またはより暗い縁を伴う均一断面を有する放射のビームに成形することに関する。
レーザは、半導体材料の表面点検、ディスプレイ画面ガラスの熱アニーリング、金属硬化、および生物医学流体の高速アッセイを含む広範囲の用途において、均一照明のために不可欠な源になっている。共通する要件は、線を透明材料の体積内の平坦表面または平面上に均一に照明するレーザ放射の細長ビームである。レーザ放射のそのような細長ビームは、概して、「線ビーム」と称される。
ダイオードレーザは、電力をコヒーレント屈折力に変換するための効率的なデバイスである。高出力用途に関して、複数のダイオードレーザエミッタを有するダイオードレーザバーが、単一ダイオードレーザエミッタから利用可能な屈折力をスケーリングするための便宜的方法を提供する。ダイオードレーザエミッタは、離間され、その線形アレイで配列される。ダイオードレーザバーは、本質的に、細長放出断面を有するが、複数の空間的に分散されたダイオードレーザエミッタからの放出に起因する非均一強度分布を克服する必要がある。
レーザビームを変形させ、変換されるビームの断面を横断した強度を均一にするための光学デバイスは、概して、「ビームホモジナイザ」と称される。ビームホモジナイザは、多くの場合、複数の小型レンズを備える1つまたは2つの「マイクロレンズアレイ」を含み、複数の小型レンズの各々は、入射ビームよりはるかに小さい。各マイクロレンズは、変換されたビームに寄与する照明源となる。ビームホモジナイザの「ピッチ」は、隣接するマイクロレンズの中心間の距離である。入射ビームを遮る全てのマイクロレンズから発出する複数のビームを収集および成形するために、付加的光学系が要求される。マイクロレンズの線形アレイが、ダイオードレーザバーによって放出されるレーザ放射の細長ビームのためのビームホモジナイザとして使用され得る。そのようなビームホモジナイザの一実施例は、米国特許第7,265,908号に説明される。
ファイバレーザを含むダイオード励起ソリッドステートレーザは、典型的には、ガウス強度分布を生み出す。ガウスレーザビームは、Powellレンズまたは同等の光学系によって、ほぼ均一強度分布に変換され、次いで、レンズアレイを使用して、均質化されることができる。複数のそのようなダイオード励起ソリッドステートレーザからのコリメートされたレーザビームは、レンズアレイを使用して、組み合わせられ、均質化されることができる。
スラブレーザは、ダイオード励起ソリッドステートレーザ、ガス放電COレーザ、エキシマレーザを含む。スラブレーザは、本質的に、線ビームを生み出す。しかしながら、線ビームは、断面が均一ではない場合があり、断面強度分布は、不安定であり得る。レンズアレイは、スラブレーザからの線ビームを均質化し、複数のスラブレーザからの線ビームを組み合わせるために使用される。
レーザ照明によってワークピースの一部を加熱することを伴うプロセスでは、完璧に均一な断面強度分布は、照明された部分から離れる熱伝達に起因して、均一レーザ処理を生み出さない場合がある。強度分布の縁においてより高い強度を有するレーザビームによる照明が、均一加熱を確実にするために好ましいであろう。ワークピース上の多くの領域を照明するために線ビームの複数の通過を要求する他のプロセスでは、若干重複した隣接する通過は、完全な暴露を確実にするが、1回照明された部分と2回照明された部分との処理に差異を生じさせ得る。強度分布の縁により低い強度を有するレーザビームによる照明は、過度の暴露を防止するために好ましいであろう。
より明るい縁またはより暗い縁を伴うそうでなければ均一な断面強度分布を有するレーザビームを形成するためのビーム成形装置に対するニーズが存在している。好ましくは、光学装置は、レンズアレイホモジナイザの正確さ、簡略性、およびコンパクト性を有し得る。
一側面では、本発明による、ビームホモジナイザは、複数の同じレンズ要素を有する第1のレンズアレイを備える。第1のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有する。第1のレンズアレイのうちの近隣レンズ要素は、間隙によって分離され、各間隙は、共通の幅を有する。第2のレンズアレイが提供される。第2のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有する。第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとは、Fに等しくない距離だけ分離される。正のレンズが、提供され、光軸上に位置する。正のレンズは、焦点距離Fを有する。順に、第1のレンズアレイ、第2のレンズアレイ、および正のレンズが光軸に沿って配列される。
別の側面では、本発明によるビームホモジナイザは、複数の同じレンズ要素を有する第1のレンズアレイを備える。第1のレンズアレイの各レンズ要素は、平坦中心部分と、湾曲外側部分とを有する。中心部分は、屈折力を有しておらず、外側部分は、焦点距離Fを有する。第2のレンズアレイが提供される。第2のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有する。第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとは、Fに等しくない距離だけ分離される。正のレンズが提供され、これは、光軸上に位置し、焦点距離Fを有する。順に、第1のレンズアレイ、第2のレンズアレイ、および正のレンズが光軸に沿って配列される。
さらに別の側面では、レーザ放射は、順に、第1のレンズアレイのレンズ要素および間隙を通り、第2のレンズアレイを通り、正のレンズを通って照明平面上に伝搬する。照明平面は、正のレンズから距離Fに位置する。第1のレンズアレイのレンズ要素を通って伝搬するレーザ放射は、第1のレンズアレイの間隙を通って伝搬するレーザ放射と異なる拡大率を照明平面に有する。
さらに別の側面では、レーザ放射は、順に、第1のレンズアレイを通り、第2のレンズアレイを通り、正のレンズを通って照明平面上に伝搬する。照明平面は、正のレンズから距離Fに位置する。照明平面上のレーザ放射は、そうでなければ均一な強度分布においてより明るいまたはより暗い縁を有する均質化された強度分布に変換される。
明細書内に組み込まれ、その一部構成する付随の図面は、本発明の好ましい実施形態を図式的に例証し、上記に与えられる概略的説明および下記に与えられる好ましい実施形態の詳細な説明とともに、本発明の原理を解説する役割を果たす。
図1Aは、第1のレンズアレイと、第2のレンズアレイと、正のレンズとを有する先行技術のビームホモジナイザを図式的に例証する平面図である。光軸と平行に伝搬するコリメートされたレーザ放射が、第1のレンズアレイ上に入射し、ビームホモジナイザを通って伝搬する。
図1Bおよび図1Cは、図1Aのビームホモジナイザを通した結像を図式的に例証する平面図である。第1のレンズアレイ内の各レンズ要素の反転された拡大像が、照明平面に形成され、重ねられる。 図1Bおよび図1Cは、図1Aのビームホモジナイザを通した結像を図式的に例証する平面図である。第1のレンズアレイ内の各レンズ要素の反転された拡大像が、照明平面に形成され、重ねられる。
図2A-図2Cは、本発明によるビームホモジナイザの1つの好ましい実施形態を図式的に例証する平面図である。本発明のビームホモジナイザは、第1のレンズアレイと、第2のレンズアレイと、正のレンズとを備える。第1のレンズアレイの各レンズ要素は、屈折力を有していない間隙によって分離される。第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとの間の距離は、第2のレンズアレイの各レンズ要素の焦点距離を若干上回る。 図2A-図2Cは、本発明によるビームホモジナイザの1つの好ましい実施形態を図式的に例証する平面図である。本発明のビームホモジナイザは、第1のレンズアレイと、第2のレンズアレイと、正のレンズとを備える。第1のレンズアレイの各レンズ要素は、屈折力を有していない間隙によって分離される。第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとの間の距離は、第2のレンズアレイの各レンズ要素の焦点距離を若干上回る。 図2A-図2Cは、本発明によるビームホモジナイザの1つの好ましい実施形態を図式的に例証する平面図である。本発明のビームホモジナイザは、第1のレンズアレイと、第2のレンズアレイと、正のレンズとを備える。第1のレンズアレイの各レンズ要素は、屈折力を有していない間隙によって分離される。第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとの間の距離は、第2のレンズアレイの各レンズ要素の焦点距離を若干上回る。
図3Aおよび図3Bは、図2A-図2Cの実施形態と同様であるが、第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとの間の距離が、第2のレンズアレイの各レンズ要素の焦点距離に若干下回る、本発明によるビームホモジナイザの別の好ましい実施形態を図式的に例証する平面図である。 図3Aおよび図3Bは、図2A-図2Cの実施形態と同様であるが、第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとの間の距離が、第2のレンズアレイの各レンズ要素の焦点距離に若干下回る、本発明によるビームホモジナイザの別の好ましい実施形態を図式的に例証する平面図である。
図4Aは、図2A-図2Cのビームホモジナイザを通って伝搬するレーザ放射のビームに関する照明平面内の強度分布を図式的に例証する。
図4Bは、図3Aおよび図3Bのビームホモジナイザを通って伝搬するレーザ放射のビームに関する照明平面内の強度分布を図式的に例証する。
図5Aおよび図5Bは、図2A-図2Cのビームホモジナイザを通って伝搬するレーザ放射のビームに関する回折の効果を図式的に例証する平面図である。 図5Aおよび図5Bは、図2A-図2Cのビームホモジナイザを通って伝搬するレーザ放射のビームに関する回折の効果を図式的に例証する平面図である。
図6Aは、図3Aおよび図3Bのビームホモジナイザの例を通って伝搬するレーザ放射のビームに関する照明平面内の強度分布のカメラ像を図式的に例証する。
図6Bは、図6Aにおける線A-Aに沿った強度分布を図式的に例証するグラフである。
ここで、同様の構成要素が同様の番号によって指定される図面を参照すると、図1Aは、第1の線形レンズアレイ12と、第2の線形レンズアレイ14と、正のレンズ16と、光軸18とを有する従来技術のビームホモジナイザ10を図式的に例証する。レンズアレイ12の各々の同じレンズ要素20は、焦点距離Fを有し、レンズアレイ14の各々の同じレンズ要素22は、焦点距離Fを有し、レンズ16は、Fの焦点距離を有する。各レンズ要素20および22は、共通の幅dを有する。レンズアレイ12およびレンズアレイ14は、距離Fだけ分離される。図面は、ビームホモジナイザ10を通って伝搬するレーザ放射の光線24を描写する。この例では、レンズアレイ12上に入射するレーザ放射は、コリメートされ、光軸18と平行に伝搬している。
図1Bおよび図1Cは、ビームホモジナイザ10を通した結像を図式的に例証する。各レンズ要素20上に入射するレーザ放射の反転された拡大像26が、照明平面28内に形成され、これは、レンズ16から距離Fに位置する。全ての照明されたレンズ要素20の反転された拡大像26は、照明平面28内に重ねられ、幅Dを有する。図1Bは、各レンズ要素20の中心から生じる光線の結像を描写する。図1Cは、各レンズ要素20の中心から距離Xだけ変位させられた場所から生じる、光線の結像を描写する。これらの光線は、光軸18から距離Xだけ変位させられた照明平面28内の場所に投影される。結像拡大率は、比率
Figure 2022523598000002

である。
レンズアレイ12は、直接的には均質化に影響を及ぼさず、焦点距離Fは、拡大率を決定しない。レンズアレイ12の目的は、ビームホモジナイザ10上に入射する光線24に関する受光角を増加させることである。入射光線24は、光軸18と平行に描写されるが、それらは、依然として、重複された像を照明平面28に投影させながら、光軸に対して最大角度まで入射することができる。最大受光角では、各レンズ要素20によって集束させられた周辺光線が、対応するレンズ要素22の縁上に入射し得る。この最大受光角と照明される各レンズ要素22の面積との間に妥協が存在する。Fに対してFを低減させることは、この面積を増加させ、それによって、光学的損傷に対するレンズ要素22の脆弱性を低減させる一方で、最大受光角も低減させる。
図2A-図2Cは、本発明によるビームホモジナイザ30の1つの好ましい実施形態を図式的に例証する。ビームホモジナイザ30は、第1のレンズアレイ32の近隣レンズ要素20が同じ間隙34だけ分離されていることと、第1のレンズアレイ32と第2のレンズアレイ14との間の分離が距離F+δであることとを除き、ビームホモジナイザ10と同様である。各レンズ要素20は、共通の幅dを有し、各間隙34は、共通の幅dを有し、各レンズ要素22は、共通の幅d=d+dを有する。距離δは、焦点距離Fと比較して小さい。例えば、δは、好ましくは、Fの20%未満である。δは、より好ましくは、Fの10%未満であり、最も好ましくは、Fの5%未満である。
間隙34は、中身のない間隙または「空気間隙」として描写される。間隙34はまた、透明なガラスまたはポリマーから作製され得る。間隙34は、最も好ましくは、レンズ要素20と同一の材料から作製され、平面平行表面を有し、したがって、屈折力を有していない。概して、各間隙が近隣レンズ要素を固定的に接続した状態で、レンズアレイ32を単一の材料片から研削または成型することが、実践的であり得る。図2Aは、レンズ要素20を通って伝搬するレーザ放射の光線24を描写する。図2Bは、間隙34を通って伝搬するレーザ放射の光線36を描写する。図2Cは、照明平面28の周囲およびレンズアレイ32の周囲の、光線24(実線)および光線36(破線)の両方の拡大図を有する。
本発明のビームホモジナイザ30を通した結像を説明するために、光学技術分野において公知のように、光線行列解析またはABCD行列解析を検討することが有用である。最初に、図1Cを参照すると、レンズ16による集束、およびレンズ16と照明平面28との間の伝搬に関する光線行列は、以下となる。
Figure 2022523598000003

したがって、照明平面28内の光軸18からの光線の変位Xは、レンズ16上のその入射角θのみに依存する。
Figure 2022523598000004

図2Aおよび図2Bに戻ると、各レンズ要素20による集束、レンズアレイ32とレンズアレイ14との間の伝搬、および対応するレンズ要素22による集束に関する光線行列は、以下となる。
Figure 2022523598000005

したがって、レンズアレイ32上に入射するコリメートされたレーザ放射の描写される例では、レンズ16上の光線の入射角θは、レンズ要素20の中心からの光線の変位X、および距離δに依存する。
Figure 2022523598000006

照明平面28内の光軸18からの光線の変位Xは、したがって、以下となる。
Figure 2022523598000007
ビームホモジナイザ10の「理想的結像」に対応するδ=0であるとき、方程式5は、単に、以下となる。
Figure 2022523598000008

この理想的結像条件下では、ビームホモジナイザの全体的拡大率は、焦点距離Fに依存しないことに留意されたい。しかしながら、δ≠0であるとき、拡大率は、方程式5における項
Figure 2022523598000009

に起因して変化する。δ>0を有する本発明のビームホモジナイザ30に関して、拡大率は、焦点距離Fを有するレンズ要素20上に入射する光線24と、実質的に無限である焦点距離を有する間隙34上に入射する光線36とに関して異なる。間隙上に入射する光線に関して、項
Figure 2022523598000010

は、ゼロであり、絶対拡大率は、
Figure 2022523598000011

となり、これは、理想的結像に関するものと同一の絶対拡大率である。レンズ要素上に入射する光線に関して、絶対拡大率は、
Figure 2022523598000012

であり、これは、より小さい。空気間隙または光学的に不活性な間隙のみを有することは、不十分であることに留意されたい。間隙上に入射する光線およびレンズ要素上に入射する光線が異なる拡大率を有するために、条件δ≠0が必要である。
図2Aを参照すると、全ての照明されたレンズ要素20の反転された像26が、照明平面28内に重ねらる。像26は、
Figure 2022523598000013

だけ拡大され、したがって、幅
Figure 2022523598000014

を有する。ここで図2Bを参照すると、全ての照明された間隙34の反転された像40aおよび像40bもまた、照明平面28内に重ねられる。2つの間隙像は、それぞれの光線が入射するレンズアレイ14のレンズ要素22に従って分割される。間隙像40aおよび間隙像40bは両方とも、
Figure 2022523598000015

だけ拡大される。したがって、各間隙像は、幅
Figure 2022523598000016

を有する。ここで図2Cを参照すると、像26のより小さい絶対拡大率は、像26と間隙像40aおよび間隙像40bとの間に暗い間隙を生み出す。
上記に説明される理想的結像の観点からビームホモジナイザ30を検討することは、洞察に値する。ビームホモジナイザ30内では、レンズアレイ14から距離Fに位置する像面38は、レンズアレイ14およびレンズ16によって照明平面28上に正確に結像される。像面38は、レンズ要素20によって集束される収束光線24と、間隙34を通って伝搬する平行光線36とによって照明される。像面38の照明は、より広い帯域およびより狭い帯域の繰り返されるパターンであり、これは、図2Cに描写される。像面38の照明は、
Figure 2022523598000017

の拡大率で、レンズアレイ14およびレンズ16によって、照明平面28上に投影ならびに重ねられる。
一方が光線行列を使用し、他方が理想的結像の観点からである、ビームホモジナイザ30の提示される2つの説明は、同等である。ホモジナイザは、照明平面内に、そうでなければ均一な強度分布の縁に向かって低減された強度を有する均一または「平坦頂」強度分布を生み出す。強度分布内の暗い間隙の相対的な場所および幅は、焦点距離F、間隙幅d、および距離δを選択することによって制御される。
図3Aおよび図3Bは、本発明によるビームホモジナイザ50の別の好ましい実施形態を図式的に例証する。ビームホモジナイザ50は、レンズアレイ32とレンズアレイ14との間の分離がより小さい距離F-δであることを除き、ビームホモジナイザ30と同様である。ビームホモジナイザ50に関する光線行列解析は、ビームホモジナイザ30に関するものと同一である。像26は、
Figure 2022523598000018

だけ拡大され、幅
Figure 2022523598000019

、一方で幅
Figure 2022523598000020

を有する。したがって、レンズ要素20上に入射する光線24に関して、絶対拡大率は、間隙34上に入射する光線36に関するものより大きい。このより大きい拡大率は、像26と間隙像40aおよび40bとの間に重なりを生み出す。重なりは、そうでなければ均一な強度分布の縁に向かって2つの明るいピークを生み出す。照明平面28上の結像は、例証の便宜上、レンズ要素20を通って伝搬する光線と、それぞれの左および右オフセットによって区別された間隙34を通って伝播する光線とともに、図3Bに描写される。
理想的結像の観点から、像面38は、レンズアレイ32に先立って、レンズ要素20上に入射する光線24および間隙34上に入射する光線36の経路内に位置する。再び、例証の便宜上、光線24および光線36による像面38の照明は、それぞれの左および右オフセットによって区別される。像面38は、均一に照明されるが、光線36によって照明された平面の部分(右オフセット)は、レンズ要素20および間隙34の両方を通して結像される。例えば、レンズ要素20上に描写される破線光線52は、光線36によって照明される像面の部分から生じる。レンズ要素および間隙の両方を通して結像される部分は、照明平面28上に投影されるとき、より明るく現れる。ビームホモジナイザ50は、それによって、照明平面内に、縁に向かって増加させられた強度を有する均一強度分布を生みだす。
図4Aは、ビームホモジナイザ30によって生み出された強度分布の縁に向かって暗い間隙を有する照明平面28内の名目上均一な強度分布を図式的に例証する。全体的強度分布は、太線で描写され、レンズ要素20および間隙34を通って伝搬する光線によって生み出されるより低い強度分布は、より細い線で描写される。同様に、図4Bは、ビームホモジナイザ50によって生み出される強度分布の縁に向かって明るいピークを有する照明平面28内の名目上均一な強度分布を図式的に例証する。強度分布の全体的幅Dは、間隙幅dおよび距離δとは独立していることに留意されたい。D>D+2Dであるので、暗い間隙が図4Aの強度分布に現れる。D<D+2Dであるので、明るいピークが図4Bの強度分布に現れる。
光軸18と平行に縦方向に平行移動されるように構成および配列されるレンズアレイ32を有するビームホモジナイザは、より暗い縁(図4Aの場合)もしくはより明るい縁(図4Bの場合)または完全に均一な強度を有する、強度分布の連続体を生み出すように調節され得る。これらの強度分布は、一定である全体的幅Dと、同様に一定である縁における距離Dの大部分にわたる強度とを有し得る。光学系の精密な線形平行移動のための機械的デバイスは、市販されており、そのようなデバイスの詳細な説明は、本発明の原理を理解するために必要であるわけではない。より暗い縁を伴う強度分布は、暗い間隙間の距離Dにわたって若干高い強度を有し得る。より明るい縁を伴う強度分布は、明るいピーク間の距離Dにわたって若干低い強度を有し得る。レンズアレイ32がレンズ要素20の幅dと比較して小さい幅dを伴う間隙34を有するとき、これらの強度差は、比較的小さい。例として、比率
Figure 2022523598000021

は、0.12未満であり、または比率
Figure 2022523598000022

は、0.06未満である。
図5Aおよび図5Bは、図2A-図2Cのビームホモジナイザ30に関する回折のいくつかの効果を図式的に例証する。回折は、レンズアレイ32の各レンズ要素20の縁において生じ得る(これは描写される例である)。間隙34を通って、かつ近隣レンズ要素20の近くで伝搬する光線は、角度を付けて分散された状態になる。レンズ要素20の非常に近くを通る光線は、周角φにわたって分散された状態になる。回折によって引き起こされる縁の強度分布は、均一ではなく、むしろ、回折される強度は、増加する角度で減少することに留意されたい。周角φは、この回折の効果を解説するために、ここでは区別される。また、回折された光線は、回折レンズ要素20に対応するレンズ要素22、または対応するレンズ要素の近隣にある別のレンズ要素22のいずれかである、2つのレンズ要素22のうちの1つに向かって指向され得ることに留意されたい。これらのレンズ要素22は両方とも、周角φ内に位置する。
図5Aは、レンズアレイ14の対応するレンズ要素22を通って伝搬する回折された光線のみを描写する。これらの光線は、回折がない場合と照明平面28内の場所の同一範囲上に投影される。図5Bは、近隣レンズ要素22を通って伝搬する回折された光線のみを描写する。これらの光線は、回折がない場合に名目上均一な強度分布の外側にある照明平面28内の場所の範囲に投影される。全体として、回折は、名目上均一な強度分布の各縁の内側の距離Dにわたって照明を若干低減させ、強度分布の各縁の外側の距離Dを弱く照明する。したがって、縁コントラストは、回折によって減少される。
図6Aは、実験ビームホモジナイザ50を使用して取得された強度分布のカメラ像を図式的に例証する。像は、水平寸法に対して垂直寸法に拡張されている。ビームホモジナイザは、エキシマレーザからのコリメートされたビームで部分的に照明された。レンズアレイ32は、25個のレンズ要素20を有し、これらのレンズ要素の大部分が照明された。レンズアレイ32は、比率
Figure 2022523598000023

を有し、幅d=d+dは、数ミリメートルであった。図6Bは、図6A上に重ねられた線A-Aに沿って測定された強度分布を図式的に例証するグラフである。図6Aおよび図6Bは、同一の水平縮尺で示される。測定された強度分布は、各縁における明るいピークと、明るいピーク間の比較的均一な強度とを有する。レンズアレイ32を縦方向に平行移動させ、距離δを変化させることによって、本発明者らは、δが約0mmであったときの完全に均一強度分布から、δが約9mmであったときの明るい縁を有するように描写される強度分布への持続的進化を実証した。
屈折力を有していない第1のレンズアレイ内の間隙が、本明細書で例証および説明されたが、暗い間隙または明るいピークを伴う強度分布を生み出すための要件は、実質的に第1のレンズアレイ32内のレンズ要素20の屈折力未満の屈折力を有する第1のレンズアレイ内の「間隙」34である。例えば、間隙34は、より弱いレンズ要素によって占有され得、より弱いレンズ要素は、レンズ要素20の焦点距離Fより少なくとも5倍長い焦点距離を有する。より弱いレンズ要素の焦点距離を増加させることは、強度分布の暗い間隙または明るいピークと均一部分との間のコントラストを増加させる。
屈折力を有していない第1のレンズアレイ内の間隙34は、平面平行面を有するスラブの形態を有し得る。そのようなスラブは、それを通って伝搬する光線の角度を修正しないこともある。代替として、間隙34は、楔の形態を有し得、これは、平面を有するが、平行面ではない。楔角度は、光軸に向かってか、または光軸から離れるようにかのいずれかにおいて、暗い間隙または明るいピークをそうでなければ均一な強度分布内に位置させるように選択され得る別の変数であり得る。
図4Aおよび図4Bに描写される強度分布を生み出すためのビームホモジナイザ装置のさらに別の好ましい実施形態は、図3Aおよび図2Aのビームホモジナイザと同様であるが、異なる本発明のレンズアレイによって置換される第1のレンズアレイ32を有し得る。この異なる本発明のレンズアレイは、各レンズ要素の中心部分を平坦に機械加工することによって、先行技術レンズアレイ12から加工され得る。結果として生じるレンズアレイは、複数の同じレンズ要素を有し、各レンズ要素は、平坦中心部分と、湾曲外側部分とを有し得る。中心部分は、屈折力を有していないこともあり、外側部分は、焦点距離Fを有し得る。平坦部分を通過する光線は、湾曲部分を通して通過する光線と異なる拡大率を伴って照明平面上に結像され得る。このビームホモジナイザの実施形態の利点は、第1のレンズアレイが、単に、市販されている先行技術のレンズアレイを研削および研磨することによって加工され得ることである。例えば、Thorlabs(Newton, NewJersey)である。本実施形態の不利な点は、ビームホモジナイザ上に入射する光線に関してより小さい受光角を有することである。
本明細書で上記に提示される光線行列解析は、薄いレンズを仮定し、近軸近似を使用する。これらの仮定を使用した解析は、本発明の原理および動作を説明するために十分である。当業者は、精密な計算が光学要素の形状を適切に考慮する必要があることを認識し、かつこれらの付加的パラメータを含むべきときを認識するであろう。
要するに、レーザ放射のビームは、本発明のビームホモジナイザを使用して、そうでなければ均一な強度分布内により明るいまたはより暗い縁を有する均質化された強度分布に変換されることができる。ビームホモジナイザは、共通の幅を有する間隙によって分離された複数の同じレンズ要素を有する第1のレンズアレイを含む。第2のレンズアレイは、焦点距離Fを有する複数の同じレンズ要素を有する。第1および第2のレンズアレイは、Fに近いが等しくはない距離だけ分離される。F未満の分離距離は、明るいピークを生み出し、Fを上回る分離距離は、暗い間隙を生み出し、これは、強度分布の縁に向かって位置する。
本発明は、好ましい実施形態および他の実施形態の観点から上記に説明される。しかしながら、本発明は、本明細書に説明および描写される実施形態に限定されない。むしろ、本発明は、本明細書に添付の請求項によってのみ限定される。

Claims (21)

  1. ビームホモジナイザであって、
    第1のレンズアレイであって、前記第1のレンズアレイは、複数の同じレンズ要素を有し、前記第1のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有し、前記第1のレンズアレイのうちの近隣レンズ要素は、間隙によって分離され、各間隙は、共通の幅を有する、第1のレンズアレイと、
    第2のレンズアレイであって、前記第2のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有し、前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、Fに等しくない距離だけ分離される、第2のレンズアレイと、
    焦点距離Fを有する光軸上に位置する正のレンズであって、順に、前記第1のレンズアレイ、前記第2のレンズアレイ、および前記正のレンズが前記光軸に沿って配列される、正のレンズと
    を備える、ビームホモジナイザ。
  2. 前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、Fを上回る距離だけ分離される請求項1に記載のビームホモジナイザ。
  3. 前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、F未満である距離だけ分離される、請求項1に記載のビームホモジナイザ。
  4. 前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、距離F±δにだけ分離され、δは、Fの10%未満である、請求項1に記載のビームホモジナイザ。
  5. δは、Fの5%未満である、請求項4に記載のビームホモジナイザ。
  6. 前記第1のレンズアレイのうちの近隣レンズ要素間の前記間隙は、中身のない間隙か、または空気間隙である、請求項1~5のいずれか1項に記載のビームホモジナイザ。
  7. 前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素間の前記間隙は、前記第1のレンズアレイの前記レンズ要素と同一の材料から作製される、請求項1~5のいずれか1項に記載のビームホモジナイザ。
  8. 前記第1のアレイの前記間隙および前記レンズ要素が作製される前記材料は、透明なガラスまたはポリマーである、請求項7に記載のビームホモジナイザ。
  9. 前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素間の前記間隙は、前記近隣レンズ要素を固定的に接続する、請求項1~8のいずれか1項に記載のビームホモジナイザ。
  10. 前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素間の前記間隙は、屈折力を有していない、請求項1~9のいずれか1項に記載のビームホモジナイザ。
  11. 前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素間の前記間隙は、平面平行面を有するスラブの形態である、請求項10に記載のビームホモジナイザ。
  12. 前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素間の前記間隙は、平行面ではない平面を有する楔の形態である、請求項10に記載のビームホモジナイザ。
  13. 前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素間の前記間隙は、Fより少なくとも5倍長い焦点距離を有する光学要素によって占有される、請求項1~5のいずれか1項に記載のビームホモジナイザ。
  14. 前記第2のレンズアレイから距離Fにおける像面内に位置するより広い帯域およびより狭い帯域の繰り返されるパターンを有する像が、前記正のレンズから距離Fに位置する照明平面上で結像される、請求項1~13のいずれかに1項記載のビームホモジナイザ。
  15. 前記第1のレンズアレイは、前記光軸と平行に縦方向に平行移動されるように構成および配列される、請求項1~14のいずれか1項に記載のビームホモジナイザ。
  16. ビームホモジナイザであって、
    第1のレンズアレイであって、前記第1のレンズアレイは、複数の同じレンズ要素を有し、前記第1のレンズアレイの各レンズ要素は、平坦中心部分と、湾曲外側部分とを有し、前記中心部分は、屈折力を有しておらず、前記外側部分は、焦点距離Fを有する、第1のレンズアレイと、
    第2のレンズアレイであって、前記第2のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有し、前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、Fに等しくない距離だけ分離される、第2のレンズアレイと、
    焦点距離Fを有する光軸上に位置する正のレンズであって、順に、前記第1のレンズアレイ、前記第2のレンズアレイ、および前記正のレンズが前記光軸に沿って配列される、正のレンズと
    を備える、ビームホモジナイザ。
  17. 前記第1のレンズアレイは、前記光軸と平行に縦方向に平行移動されるように構成および配列される、請求項16に記載のビームホモジナイザ。
  18. レーザ放射のためのビームホモジナイザであって、
    第1のレンズアレイであって、前記第1のレンズアレイは、複数の同じレンズ要素を有し、前記第1のレンズアレイの近隣レンズ要素は、間隙によって分離され、各間隙は、共通の幅を有する、第1のレンズアレイと、
    第2のレンズアレイであって、前記第2のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有し、前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、Fに等しくない距離だけ分離される、第2のレンズアレイと、
    焦点距離Fを有する、正のレンズであって、前記レーザ放射は、順に、前記第1のレンズアレイのレンズ要素および間隙を通り、前記第2のレンズアレイを通り、前記正のレンズを通って、照明平面上に伝搬し、前記照明平面は、前記正のレンズから距離Fに位置する、正のレンズと
    を備え、前記第1のレンズアレイの前記レンズ要素を通って伝搬するレーザ放射は、前記第1のレンズアレイの前記間隙を通って伝搬するレーザ放射と異なる拡大率を前記照明平面に有する、ビームホモジナイザ。
  19. 前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、Fを上回る距離だけ分離され、前記レーザ放射は、前記第1のレンズアレイのレンズ要素を通って伝搬し、それによって、前記第1のレンズアレイの前記間隙を通って伝搬するレーザ放射より小さい拡大率を有する、請求項18に記載のビームホモジナイザ。
  20. 前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、F未満である距離だけ分離され、前記レーザ放射は、前記第1のレンズアレイのレンズ要素を通って伝搬し、それによって、前記第1のレンズアレイの前記間隙を通って伝搬するレーザ放射より大きい拡大率を有する、請求項18に記載のビームホモジナイザ。
  21. レーザ放射のためのビームホモジナイザであって、
    第1のレンズアレイであって、前記第1のレンズアレイは、複数の同じレンズ要素を有し、前記第1のレンズアレイのうちの近隣レンズ要素は、間隙によって分離され、各間隙は、共通の幅を有する、第1のレンズアレイと、
    第2のレンズアレイであって、前記第2のレンズアレイの各レンズ要素は、焦点距離Fを有し、前記第1のレンズアレイと前記第2のレンズアレイとは、Fに等しくない距離だけ分離される、第2のレンズアレイと、
    焦点距離Fを有する正のレンズであって、前記レーザ放射は、順に、前記第1のレンズアレイを通り、前記第2のレンズアレイを通り、前記正のレンズを通って、照明平面上に伝搬し、前記照明平面は、前記正のレンズから距離Fに位置し、前記照明平面上のレーザ放射は、そうでなければ均一な強度分布においてより明るいまたはより暗い縁を有する均質化された強度分布に変換される、正のレンズと
    を備える、ビームホモジナイザ。
JP2021553832A 2019-03-12 2020-03-11 明るい縁または暗い縁を伴う均質強度分布を形成するための装置 Pending JP2022523598A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962817331P 2019-03-12 2019-03-12
US62/817,331 2019-03-12
PCT/EP2020/056544 WO2020182903A2 (en) 2019-03-12 2020-03-11 Apparatus for forming a homogeneous intensity distribution with bright or dark edges

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022523598A true JP2022523598A (ja) 2022-04-25
JPWO2020182903A5 JPWO2020182903A5 (ja) 2023-02-03

Family

ID=69941328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021553832A Pending JP2022523598A (ja) 2019-03-12 2020-03-11 明るい縁または暗い縁を伴う均質強度分布を形成するための装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11333897B2 (ja)
JP (1) JP2022523598A (ja)
KR (1) KR20210138042A (ja)
CN (1) CN113924522A (ja)
WO (1) WO2020182903A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10875094B2 (en) * 2018-03-29 2020-12-29 Vulcanforms Inc. Additive manufacturing systems and methods
CN116184681B (zh) * 2023-04-27 2023-08-04 成都莱普科技股份有限公司 二氧化碳激光的光束整形设备以及光束整形方法

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3829728A1 (de) 1987-09-02 1989-03-23 Lambda Physik Forschung Verfahren und vorrichtung zum homogenisieren der intensitaetsverteilung im querschnit eines laserstrahls
DE4220705C2 (de) * 1992-06-24 2003-03-13 Lambda Physik Ag Vorrichtung zum Aufteilen eines Lichtstrahles in homogene Teilstrahlen
DE19632460C1 (de) * 1996-08-12 1997-10-30 Microlas Lasersystem Gmbh Optische Vorrichtung zum Homogenisieren von Laserstrahlung und Erzeugen von mehreren Beleuchtungsfeldern
US6016227A (en) 1998-07-31 2000-01-18 The University Of Tennessee Research Corporation Apparatus and method for producing an improved laser beam
GB0019454D0 (en) * 2000-08-09 2000-09-27 Stevens Brian T Laser system
SE0103006D0 (sv) * 2001-09-10 2001-09-10 Micronic Lasersystems Ab Homogenization of a spatially coherent radiation beam and reading/writing of a pattern on a workpiece
DE10225674B4 (de) 2002-06-10 2013-03-28 Coherent Gmbh Linsensystem zum Homogenisieren von Laserstrahlung
DE10327733C5 (de) 2003-06-18 2012-04-19 Limo Patentverwaltung Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur Formung eines Lichtstrahls
CN1226653C (zh) * 2003-07-08 2005-11-09 华中科技大学 一种列阵型角扩束器
DE112005003207B4 (de) * 2004-12-22 2014-10-16 Carl Zeiss Laser Optics Gmbh Optisches Beleuchtungssystem zum Erzeugen eines Linienstrahls
EP1839083B1 (de) 2005-01-07 2010-09-08 LIMO Patentverwaltung GmbH & Co. KG Vorrichtung zur homogenisierung von licht
EP1708008B1 (en) 2005-04-01 2011-08-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Beam homogenizer and laser irradition apparatus
US7411735B2 (en) * 2005-12-06 2008-08-12 3M Innovative Property Company Illumination system incorporating collimated light source
US7265908B2 (en) 2005-12-19 2007-09-04 Coherent, Inc. Apparatus for projecting a line of light from a diode-laser array
US7615722B2 (en) 2006-07-17 2009-11-10 Coherent, Inc. Amorphous silicon crystallization using combined beams from optically pumped semiconductor lasers
US20080013182A1 (en) * 2006-07-17 2008-01-17 Joerg Ferber Two-stage laser-beam homogenizer
US7400457B1 (en) 2007-01-04 2008-07-15 Stockeryale Canada Inc. Rectangular flat-top beam shaper
US8148663B2 (en) * 2007-07-31 2012-04-03 Applied Materials, Inc. Apparatus and method of improving beam shaping and beam homogenization
DE102007056402A1 (de) * 2007-11-23 2009-05-28 Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung Optisches Bauelement und Beleuchtungsvorrichtung
DE102009009366A1 (de) * 2009-02-18 2010-08-19 Limo Patentverwaltung Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur Homogenisierung von Laserstrahlung
JP2011216863A (ja) 2010-03-17 2011-10-27 Hitachi Via Mechanics Ltd ビームサイズ可変照明光学装置及びビームサイズ変更方法
US8596823B2 (en) 2010-09-07 2013-12-03 Coherent, Inc. Line-projection apparatus for arrays of diode-laser bar stacks
DE102010045620B4 (de) * 2010-09-17 2016-09-01 Limo Patentverwaltung Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur Erzeugung einer linienförmigen Intensitätsverteilung in einer Arbeitsebene
DE102010053781B4 (de) * 2010-12-08 2018-03-01 LIMO GmbH Vorrichtung zur Umwandlung von Laserstrahlung in Laserstrahlung mit einem M-Profil
DE102011117607B4 (de) * 2011-10-28 2017-03-30 Highyag Lasertechnologie Gmbh Optisches System und Verwendung des optischen Systems
FR2996016B1 (fr) * 2012-09-25 2014-09-19 Sagem Defense Securite Illuminateur de photolithographie telecentrique selon deux directions
JP5884743B2 (ja) * 2013-01-30 2016-03-15 ソニー株式会社 照明装置および表示装置
US10247952B2 (en) * 2015-03-04 2019-04-02 Coherent Lasersystems Gmbh & Co. Kg Polarization-controlled laser line-projector
NL2017493B1 (en) * 2016-09-19 2018-03-27 Kulicke & Soffa Liteq B V Optical beam homogenizer based on a lens array
US10935775B2 (en) * 2017-05-18 2021-03-02 Phoneoptika Ltd Method and apparatus that enhance the viewing experience of digital displays for long sighted users
CN108037589A (zh) * 2017-12-14 2018-05-15 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种应用于水下相机照明***的激光光束整形***

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020182903A3 (en) 2020-10-29
CN113924522A (zh) 2022-01-11
US20200292836A1 (en) 2020-09-17
WO2020182903A2 (en) 2020-09-17
US11333897B2 (en) 2022-05-17
KR20210138042A (ko) 2021-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Voelkel et al. Laser beam homogenizing: limitations and constraints
KR101236586B1 (ko) 웨지를 이용한 회절형 빔 호모지나이저 광학계
EP3899624B1 (en) Koehler integrator device and application thereof in a multi-focal confocal microscope
US20100309559A1 (en) Device for Beam Shaping
KR101743810B1 (ko) 광조사 장치 및 묘화 장치
JP2006065348A (ja) 正または負の光学力を有する光学要素を用いる照射プロフィール形成方法
KR101029926B1 (ko) 중첩식 doe 호모지나이저 광학계
KR102666258B1 (ko) 레이저 머시닝 시스템
JP2022523598A (ja) 明るい縁または暗い縁を伴う均質強度分布を形成するための装置
JP2016110056A (ja) 共焦点スキャナ、共焦点顕微鏡
US20240066630A1 (en) Laser device for generating laser radiation and 3d printing device comprising such a laser device
TWI485431B (zh) 用於均質同調輻射的設備
RU2811392C1 (ru) Устройство формирования пучка лазерного излучения с сечением прямоугольной формы и равномерным распределением интенсивности
JP2019020731A (ja) レーザビームの線形強度分布を生成するための装置
WO2021024808A1 (ja) ラインジェネレータ用光学系及びラインジェネレータ
JP3530769B2 (ja) 照明装置及びそれを用いた光加工機
KR101486102B1 (ko) 현미경 조명 시스템
JP2024045830A (ja) レーザマーカ
CN118305428A (en) Laser processing system
RU20180U1 (ru) Устройство для формирования оптического пучка
JP2014216085A (ja) 照明装置
CN110793917A (zh) 狭缝光源以及包括该狭缝光源的视觉检查装置
CA3017188A1 (en) Optical integrator and illumination device using the same
JPH021811A (ja) 光ビームホモジナイザおよびその形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240423