JP2022509574A - 動的な入力データに基づく運送業者経路予測 - Google Patents

Abstract

運送業者船舶情報を管理するための方法及びシステムが提供される。運送業者経路及び出荷計画システムは複数の運送業者情報ソースから個々の運送業者船舶に関連付けられる運送業者情報を受信する。運送業者情報に基づいて、運送業者経路及び出荷計画システムは運送業者情報を処理して完全な経路シナリオを形成する。運送業者経路及び出荷計画システムは制御規則を完全な経路シナリオに関連付けて１つ又は複数の候補経路を決定する。次いで、運送業者経路及び出荷計画システムは、選択され、ランク付けされた経路、競争的な市場に関連付けられる情報、及び貨物出荷を契する可用性の情報、を特定するための様々なインターフェースを生成することができる。次いで、ユーザはシナリオ計画又は利用可能な選択のフィルタリングのために、ユーザインターフェースをさらに操作することができる。
【選択図】 図１Ａ、図１Ｂ１、図１Ｂ２

Description

発明の分野

本発明は、第三者が貨物を輸送するための運送業者を選択できるようにするための、出荷用の貨物を受け入れ可能な車両又は船舶の経路を予測するために使用することができるタイプの、運送業者経路予測のためのシステム及び方法に関する。
［背景］
[0001]概略的に説明すると、コンピューティングデバイス及び通信ネットワークを利用してデータ及び／又は情報をやり取りすることができる。一般的なアプリケーションでは、コンピューティングデバイスは、通信ネットワークを介して別のコンピューティングデバイスにコンテンツを要求することができる。例えば、個人用コンピューティングデバイスで、ユーザはブラウザアプリケーションを利用して、ネットワーク（例えば、インターネット）を介してサーバコンピューティングデバイスにコンテンツページ（例えば、ネットワークページ、ウェブページなど）を要求することができる。このような実施形態では、ユーザコンピューティングデバイスを、クライアントコンピューティングデバイスと称し、サーバコンピューティングデバイスをコンテンツプロバイダ、と称することができる。

[0002]輸送業界に関しては、様々なコンテンツプロバイダが、貨物運送業者又は輸送船舶などの特定可能な運送業者設備についての場所、目的地又は一般的な可用性に関する情報を提供する場合がある。あらゆる特定の運送業者又は運送業者設備について、目的地、中間地点などの移動の経路を理解しようとする組織にとって、異なるコンテンツプロバイダ又はソースからの利用可能な情報は、不完全である、又は一貫性がない場合がある。さらには、異なる組織に与えられる情報は、可用性又は事業上の関係性に基づいて変わる場合がある。

[0003]概略的に説明すると、運送業者組織は、出荷用の貨物を受け入れることができる車両又は船舶などの運送業者設備又は貨物運送業者を提供することができる。海洋を航行する船舶に関しては、個々の船舶の移動は、概略的に航海（ｖｏｙａｇｅ）と称される、開始場所と終了場所とによって定義される、データのセットに関連付けられる場合がある。開始場所と終了場所との間で、航海に対応するデータのセットには、貨物を積み込む具体的な場所を定義する荷積み場所、船舶が移動中に通過する可能性がある場所を定義する中間地点、貨物の少なくとも一部を荷揚げする具体的な場所を定義する荷揚げ場所、船舶移動が一時的に停止され得る具体的な場所を定義する停止場所も含むことができる。いくつかの実施形態では、運送業者組織は航海中に１つ又は複数の場所（例えば、中間地点、停止場所など）を調整するため、航海は性質として動的である可能性がある。

[0004]収益を最大化するために、運送業者組織は、定義された航海の間に貨物を移送するために１つ又は複数の第三者との契約を試みる。典型的なシナリオでは、航海の異なる態様を通じて、貨物を受け入れるための個々の船舶の収容力は、変わる可能性がある。例えば、個々の船舶は開始場所では最大の貨物積み荷を積み込むことにより、航海の最初には収容力がない場合がある。航海の間、船舶は、航海において中間地点、荷揚げ場所、停止場所などのさらなる場所を船舶が移動するにつれ、船舶がさらなる貨物を受け入れるための収容力を得る、１つ又は複数の荷揚げ場所を通る場合がある。この例では、運送業者組織は、航海の間に荷揚げするにつれ、貨物を補充又は置換するよう、さらなる貨物契約を引き受けたいと思う場合がある。別の例では、船舶は、船舶が航海を開始する時点で貨物を受け入れる最大の収容力を有し、貨物を積み込むために定められた荷積み場所へと移動する場合がある。この例では、運送業者組織は、荷積み場所に到着する前に移送して荷揚げすることができるさらなる貨物を積み込みたいと思う場合がある。

[0005]具体的な貨物を第１の場所から第２の場所へ移送するために、貨物に関して輸送サービスを安全にしたいと望む様々な第三者組織（「第三者荷送人」）は、個々の運送業者組織と貨物輸送契約を交渉し安全にするためにできるだけ多くの情報を得ようと試みる。第三者荷送人は、期待される航海場所に関する情報を運送業者組織に要求することができる。第三者荷送人は、また船舶自動識別装置（「ＡＩＳ」）システムなどの個々の船舶に関連付けられる情報を要求することができる。例として、ＡＩＳシステムは、船の大きさなどの静的な情報、現在の速度、進路、及び位置などの動的な情報、並びに船長によって予測される到着推定時刻などの航海情報を含むことができる。さらには、第三者荷送人は、貨物及び彼らが必要とするルートに船舶を適切に配置するために、貨物契約を交渉するために利用されるブローカ、寄港地など、船舶又は輸送の態様に関与し得る様々な組織に情報を要求することができる。

[0006]第三者荷送人は、特定の情報ソースからの、異なるタイプの情報又は異なるレベルの情報にアクセスすることができる。例えば、大規模な第三者荷送人又は運送業者組織は、現在の場所及び移動の経路に関する毎時のレポートなど、より詳細な航海情報を得るために輸送組織と交渉することがある。対照的に、小規模な第三者荷送人又は運送業者組織は、１日に一度又は週に一度の、概略的に公開されている利用可能な航海情報へのアクセスしかできない。情報ソースは、典型的には定義されたフォーマット又は標準に従っておらず、しばしば異なる通信の形式（例えば、電子メール及びオンライン通信プラットフォームを介したテキスト情報、それに対して、ウェブサイトで公開されたもの）で送信される。

[0007]Ｐａｒｏｌａｓら、Ｐｒｅｄｉｃｔｉｏｎ ｏｆ Ｖｅｓｓｅｌｓ’ Ｅｓｔｉｍａｔｅｄ Ｔｉｍｅ ｏｆ Ａｒｒｉｖａｌ（ＥＴＡ） Ｕｓｉｎｇ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｌｅａｒｎｉｎｇ － Ａ Ｐｏｒｔ ｏｆ Ｒｏｄｄｅｒｄａｍ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ、６ｔｈ Ａｎｎｕａｌ Ｍｅｅｔｉｎｇ ｏｆ ｔｈｅ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔａｔｉｏｎ Ｒｅｓｅａｒｃｈ ４６ Ｂｏａｒｄ（Ｊａｎｕａｒｙ ２０１７）に説明されるような、船の場所予測システムについての一部の知られている設計では、船舶についての潜在的な経路又はＥＴＡは、ＡＩＳ情報などの単一の情報ソースを使用して予測することができる。そのようなシステムは、単一の情報ソースに関連付けられる固有のエラーを補うよう試行する。

[0008]［発明の概要］

[0009]本明細書で開示される実施形態のうちの少なくとも１つの態様は、単一の情報ソースに依拠する運送業者経路予測システムが、複数のソースからの情報を分析することによって、及び個々の運送業者についての航海に関して不完全である又は一貫性のない情報を特定して補正することによって、克服することができる欠点を有することの実現を含む。例えば、輸送業者は１つ又は複数の情報ソースから、特定の船舶がアジア地域に向かっているという一般的な情報を、具体的な寄港地又は移動についての時間枠に関するいかなる詳細情報も伴わずに受信する可能性がある。別の例では、一般に公開されるレポートが、アメリカ合衆国の南部付近の船舶が中央アメリカ又は南アメリカの寄港地に向かって移動していることを示す場合がある一方で、代替的なソースが移動の経路が欧州の寄港地に向かっていることを示す場合がある。それに応じて、単一の情報ソースのシステムは、複数の情報ソース又は動的に可変の情報ソースに関連付けられる固有の問題に対処するよう試行しない。むしろ、単一のソースのシステムは、典型的には天候により生じた遅れ、又は航海中に発生した他の遅れに関連付けられる問題を訂正するよう試行する。

[0010]運送業者情報の動的且つ不完全である性質は、貨物を移送するために運送業者との契約を試行する第三者荷送人にさらに様々な技術的な問題をもたらす。例えば、１つ又は複数の運送業者組織又は船舶についての個々の情報ソースは、専門的な知識又は手順を要求するような方式でフォーマット又は提供される可能性がある。フォーマットすること及びソースにおける、そのような多様性により、運送業者の可用性の調査を容易にする方法で、船舶航海情報を処理すること、及び利用可能な情報を提供することに非効率性が生じる。さらには、一貫性のない、又は不完全である情報がある可能性により、運送業者組織及び個々の船舶を選択することに関して、さらなる処理及び意志決定の非効率性が生じる。なおさらに、第三者荷送人によって与えられる運送業者情報のアクセス性又は可用性の潜在的な変動は、個々の第三者荷送人に利用可能な運送業者情報が変わることにより、さらなる非効率性を生ずる。これら及び他の要因により、潜在的に利用可能な運送業者船舶のルートの予測は、プロセス集約的なものとなり、しばしば正確さに欠ける。他の課題、及び技術的な困難さは、当業者にとっては明らかであり得るため、上述の例示的な非効率性に限定されない。

[0011]本明細書において開示される実施形態のうちの少なくとも１つの別の態様は、貨物船航海経路を予測するための方法及びシステムを改善することができ、複数のソースからの船舶航海情報を分析すること、及び複数の初期の部分的な航海経路から共通のアンカーポイントを特定し、少なくとも部分的に特定された共通のアンカーポイントに基づいて完全な経路シナリオを解決することにより、大幅に高速且つより正確な結果を提供することの実現を含む。

[0012]本明細書において開示される実施形態のうちの少なくとも１つの別の態様は、３０分以内に少なくとも２週間先まで１００より多い船舶について、航海経路及び出荷可用性予測を生成することができるシステムを提供することが、特定の提案される出荷について最良の船舶を特定する能力において、輸送業者に著しい利点をもたらすことができることの実現を含む。例えば、いくつかの近代的な輸送業者には、１００を超える船舶に関して、３０分ごとの頻度で複数の船舶情報ソースから船舶情報更新が提供され得る。現在、一部のこのような業者は他の同じような位置にある業者と競争し、それぞれができるだけ早く特定の出荷を満足できる船舶を見つけるよう試行している。このような輸送業者は、出荷を潜在的に満足することができる複数の船舶に関する情報を受信する場合があり、３０分後、その業者が適当な船舶と契約する前に、利用可能な可能性がある別の船舶のセットを示す新しい情報が到着する。この高頻度な情報フローのサイクルのために、輸送業者が潜在的な船舶可用性を、最良で最新の更新された情報を用いて、成功裏に調査することが困難になる可能性がある。

[0013]本明細書において開示される実施形態のうちの少なくとも１つの別の態様は、輸送業者によって受信された船舶情報を分析してインデックス付けする処理、及びそれに続く船舶航海経路の予測が、インデックス付けされていない船舶情報をインデックス付けするサービスを提供することにより、大幅に改善され得ることの実現を含む。例えば、一部の輸送業者は、船舶情報を有する多数の通信を受信し、その多くは、インデックス付けされていないフルテキスト、テキストの画像の形態用である可能性があり、また様々に異なった方法でフォーマットされている可能性がある。一部のこのような通信は、輸送業者に電子メール、ファックスの形態、又は他の通信の形態で送信される可能性がある。

[0014]したがって、いくつかの実施形態では、輸送船舶の可用性を予測するための（システム／方法）は、複数の異なるソースからのインデックス付けされていない、複数の異なるフォーマットでフォーマットされた船舶情報を、少なくとも船舶名称データ、港名称データ、船舶状態データに、インデックス付けするように構成される自然言語船舶情報解析器を含むことができる。いくつかの実施形態では、方法及びシステムは、輸送業界に一意な略称及び頭字語を認識することができる。そのため、業者は、多数の船舶に関連するインデックス付けされていない、様々にフォーマットされた、フルテキスト又はテキストの画像を有する電子メールを含む多数の電子メールを船舶可用性予測システムに入力すること、及び予測された可用性ソリューションを短時間で受信することができる。例えば、いくつかの実施形態では、システム及び方法は、現在市販で広く利用可能なコンピュータハードウェアを使用して２週間以上先の１０００を超える船舶について予測された可用性結果を提供することができる。複数の初期スケルトン航海経路から共通のアンカーポイントを特定すること、及び、そのようなアンカーポイントを使用して完全な航海経路を決定するために必要とされる計算数を低減することにより、予測処理を合理化することにより、さらなる改善を得ることができる。例えば、そのようなアンカーポイント分析を使用することは、現在市販で広く利用可能なコンピュータハードウェアを使用して、２週間以上先の１００を超える船舶についての船舶可用性を予測するための処理時間を低減することができる。このように迅速に生成された結果は、輸送業者が、最新の情報に基づいて、出荷について最も好ましい条件に同意する可能性が高い船舶操業者との潜在的な輸送契約をさらに良好に調査できるようにする。

[0015]図面を通じて、参照符号は参照される要素の対応関係を示すために再利用される場合がある。図面は、本明細書において説明される例示的な実施形態を図示するために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することは意図されていない。

[0016]図１Ａは、いくつかの実施形態による、１つ又は複数のユーザデバイス、１つ又は複数の運送業者情報ソース、運送業者経路及び出荷計画システム、並びに運送業者組織を含む運送業者計画環境のブロック図である。

[0017]図１Ｂ１は、いくつかの実施形態による、船舶についての１つ又は複数の場所を定義する航海状態図を示すブロック図である。 [0017]図１Ｂ２は、いくつかの実施形態による、船舶についての１つ又は複数の場所を定義する航海状態図を示すブロック図である。

[0018]図２は、いくつかの実施形態による、運送業者経路決定に関連付けられるコンテンツを要求し、受信するユーザデバイスのコンポーネントを示すブロック図である。

[0019]図３は、いくつかの実施形態による、運送業者経路及び出荷計画システムのコンポーネントを示すブロック図である。

[0020]図４Ａは、いくつかの実施形態による、運送業者情報ソースの集合、及び運送業者経路情報を生成するための運送業者情報の処理を図示する図１の運送業者計画環境のブロック図である。 [0020]図４Ｂは、いくつかの実施形態による、運送業者情報ソースの集合、及び運送業者経路情報を生成するための運送業者情報の処理を図示する図１の運送業者計画環境のブロック図である。

[0021]図５は、いくつかの実施形態による、運送業者経路及び出荷計画システムにより実装される運送業者情報処理及び計画ルーチンを示すフロー図である。

[0022]図６は、いくつかの実施形態による、運送業者経路及び出荷計画システムにより実装されるデータ入力処理ルーチンを示すフロー図である。

[0023]図７は、いくつかの実施形態による、運送業者経路及び出荷計画システムにより実装される経路生成ルーチンを示すフロー図である。

[0024]図８は、いくつかの実施形態による、運送業者経路及び出荷計画システムにより実装される完全な経路シナリオ処理ルーチンを示すフロー図である。

[0025]図９は、いくつかの実施形態による、運送業者情報を特定するユーザデバイスで生成されたユーザインターフェースを示すブロック図である。

[0026]図１０は、いくつかの実施形態による、運送業者情報を特定するユーザデバイスで生成されたユーザインターフェースを示すブロック図である。

詳細な説明

[0027]運送業者組織及び第三者荷送人のうちの１つ又は複数の態様を管理することに関連付けられる上述の不完全性のうちの少なくとも一部に対処するために、本出願の態様は運送業者船舶情報を管理するための方法及びシステムに対応する。より具体的には、本出願の態様は、１つ又は複数の運送業者船舶についての１つ又は複数の経路を予測するための運送業者情報ソースを処理するための運送業者経路及び出荷計画システムに対応する。運送業者情報ソースは、船舶などの１つ又は複数の運送業者設備に関連する少なくとも部分的な情報に対応する可能性がある。任意の所与の船舶について、運送業者情報は、例として、船舶の場所情報に関連する船舶自動識別装置（「ＡＩＳ」）情報ソース、船舶の次の目的地／操業に関する情報に関連するマーケットインテリジェンス（「ＭＩ」）情報ソース（複数可）、船舶の荷積み及び荷揚げ情報に関連する用船情報ソース（複数可）、船舶の荷積み及び荷揚げ情報に関連する港湾局情報ソース（複数可）、所有船舶についての情報に関連する顧客ユーザ情報ソース（複数可）、及び船舶の以前の航海情報に関連する航海履歴情報、のうちの１つ又は複数を含むことができる。

[0028]運送業者情報ソース情報に基づいて、運送業者経路及び出荷計画システムは、運送業者情報を処理して、個々の運送業者情報ソースに対応する可能な航海情報を特定するスケルトンシナリオ経路のセットを生成する。例として、運送業者経路及び出荷計画システムは、スケルトンシナリオ経路と共に、スケルトンシナリオ経路を比較してさらに処理するための参照情報として機能するアンカーリング情報をさらに特定する。

[0029]生成されたスケルトンシナリオ経路及びアンカーリング情報を利用して、運送業者経路及び出荷計画システムはスケルトンシナリオ経路のセットを処理して１つ又は複数の完全なシナリオを作成する。完全なシナリオは、可能となり得るスケルトンシナリオ経路の様々な組み合わせを表現する。運送業者経路及び出荷計画システムは、あらゆる未解決のスケルトンシナリオ経路をさらに処理し、完成した経路についてペナルティモデルを評価することができる。ペナルティモデルは例として、可能な完成した経路について、計算された経路における誤りの可能性を特徴付ける、重み又はスコアを特徴付ける。これらのペナルティスコアは、それぞれのスケルトン経路生成するために使用される情報の量に基づくことができるため、そのスケルトン経路が正確である見込みに関連している。ペナルティモデルに基づいて、運送業者経路及び出荷計画システムは、具体的な事業規則を反映する制御規則を利用し、経路に対する規則の適合性／マッチングの度合いを決定するスコアを割り当てる。運送業者経路及び出荷計画システムは、将来的な経路が実現可能かどうかを定義するスコアをさらに割り当てる。

[0030]さらなる処理に基づいて、運送業者経路及び出荷計画システムは次いで経路をランク付けし、１つ又は複数の候補経路を決定する。次いで、運送業者経路及び出荷計画システムは、選択され、ランク付けされた経路、競争市場に関連付けられる情報、及び貨物出荷を契約するための可用性情報、を特定するための様々なインターフェースを生成することができる。ユーザは次いで、シナリオ計画又は利用可能な選択のフィルタリングのために、ユーザインターフェースをさらに操作することができる。

[0031]本出願の１つ又は複数の態様によると、運送業者経路及び出荷計画システムは、個々の第三者に利用可能な情報ソース及び情報のレベルを活用し続けることができる。それにより、輸送情報ソースの処理の結果が、異なる輸送情報又は輸送情報のレベルに基づいて、異なる第三者については異なる結果を有する場合がある。例えば、第１の第三者荷送人は、中間地点の場所情報又は目的地場所情報への詳細なアクセスを有する場合がある一方で、第２の第三者荷送人は同じタイプの情報に対して一般的なアクセスしか有していない場合がある。

[0032]本出願の態様に基づいて、運送業者経路及び出荷計画システムを、運送業者情報ソースの動的なセットに基づいて、様々な船舶について経路を関連付けるための様々な応用例又は例を容易にするものとして説明する。そのような例は、性質として例示的であり、本出願の１つ又は複数の態様のうちの全ての可能な応用例を限定する、又は網羅するものとして解釈されてはならない。

[0033]図１Ａは、１つ又は複数の運送業者組織及び１つ又は複数の第三者輸送組織に関連付けられる情報を管理するための一般的な運送業者計画環境１００を図示している。運送業者計画環境１００は、概略的にはユーザコンピューティングデバイスと称される、運送業者及び輸送情報へのアクセスを運送業者経路及び出荷計画システム１２０に要求する個々のユーザによって利用される複数のユーザデバイス１０２を含む。例として、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、それぞれ個々の第三者に利用可能な運送業者及び輸送情報を複数の情報ソース１３０から受信し、第三者荷送人による船舶の選択及び契約を容易にするために、船舶などの運送業者設備についての１つ又は複数の経路を生成する。運送業者経路及び出荷計画システムは、第三者に固有の運送業者及び輸送情報を受信して、第三者荷送人からの要求に応じて処理することができる。さらには、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、データ処理規則などの設定情報を、１つ又は複数の運送業者組織１５０に関連付けられるコンピューティングデバイスから受信することができる。

[0034]上述のように図１Ｂ１、及び図１Ｂ２を参照すると、個々の船舶の航海は、一連の場所として定義することができる。例として、航海中の個々の場所は、第三者荷送人と契約するための船舶の能力に関連するか、又はそれに影響を及ぼす、１つ又は複数のアクションに基づいてさらに特徴付けることができる。一態様では、図１Ｂ１に図示されるように、航海は、定着した、又は既に過去に生じた、場所のセットを含むことができる。例えば、船舶は、船舶が貨物を積み込む荷積み場所１６０、１６２のセットにより航海を開始する場合がある。この図の例では、船舶が、さらなる貨物を積み込むための収容力がないか、又は収容力がほとんどないことに起因する場合がある。さらには、航海は、船舶が通過する、又は船舶に属する、１つ又は複数の中間地点の場所１６４を含むことができる。その後、航海は、貨物が荷揚げされる１つ又は複数の荷揚げの場所１６６、１６８を含むことができる。この図の例では、荷揚げが完了すると、船舶は貨物を積み込む能力が向上する。

[0035]説明のため、将来の場所を予測する目的で、荷揚げ場所１６８の後、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、図示される航海に属し得る可能な場所について１つ又は複数の異なるタイプのアクティビティを示し得る情報を受信することができる。より具体的には、例として、次の場所としては、場所は中間地点場所１７０、停止場所１７２、命令停止（ｏｒｄｅｒｓ ｓｔｏｐ）場所１７４、修理場所１７６であり得る。これらの潜在的な例示の場所タイプのそれぞれは、航海の異なる分岐／可能性を表現しており、他の可能性のある将来の場所に影響する場合がある。以下でさらに詳細に説明するように、運送業者情報が不完全である、一貫性がない、又は曖昧な場合、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、異なってモデリングされた経路について、異なる分岐結果並びに属性信頼及び実現可能性スコアを表現する複数の潜在的な経路を生成することができる。

[0036]図１Ｂ２を見ると、図１Ｂ１に関して上で議論した分岐が、中間地点場所１７０に対応すると想定している。この決定に基づいて、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、中間地点１８０及び１８２など、さらなる将来的な場所１７８を見積もることができる。図１Ｂ２で図示した完全な経路は、次いでランク付けされ、図としてユーザに提供され、出荷用の運送業者船舶の選択を容易にすることができる。当業者であれば、航海は必ずしも図１Ｂ１及び図１Ｂ２に示される順である必要はないことが諒解されよう。

[0037]図１Ａに戻ると、ユーザコンピューティングデバイス１０２は、直接的な接続を介して若しくは中間物を介して通信ネットワーク１４０と通信することができるあらゆる数の異なるコンピューティングデバイスを含む場合がある。例えば、個々のアクセスしているコンピューティングデバイスは、ラップトップ又はタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、サーバ、携帯情報端末（「ＰＤＡ」）、ハイブリッドＰＤＡ／携帯電話、携帯電話、電子ブックリーダ、セットトップボックス、カメラ、電子機器、コントローラ、デジタルメディアプレーヤ、腕時計、眼鏡、家庭用又は自動車用デバイス、モノのインターネット（「ＩｏＴ」）デバイス、仮想現実又は拡張現実デバイスなどに対応する場合がある。それぞれのユーザコンピューティングデバイス１０２は、任意選択で、本明細書において開示される実施形態を実装するために使用されるウェブブラウザなどの様々なアプリケーション又はコンピュータ実行可能命令を含む１つ又は複数のデータストア（図１では図示せず）を含む場合がある。ユーザコンピューティングデバイス１０２の例示的なコンポーネントを、図２に関して説明する。

[0038]通信ネットワーク１４０は、あらゆるワイヤードネットワーク、ワイヤレスネットワーク、又はその組み合わせであってもよい。加えて、ネットワーク１４０は、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、ケーブルネットワーク、ファイバーネットワーク、衛星ネットワーク、セルラ電話ネットワーク、データネットワーク、又はその組み合わせであってもよい。図１の例示的な環境では、ネットワーク１４０は、インターネットなどのグローバルエリアネットワーク（「ＧＡＮ」）である。通信ネットワークの他の前述のタイプを介して通信するためのプロトコル及びコンポーネントは、コンピュータ通信の当業者には周知であるため、本明細書においてさらに詳細に説明する必要はない。ユーザデバイス１０２はネットワーク１４０へ単一の接続を有するものとして描かれているが、ユーザデバイス１０２の個々のコンポーネントは異なるポイントでネットワーク１４０に接続されてもよい。したがって、通信の時間及び能力は、図１のコンポーネント間で異なる場合がある。

[0039]コンテンツ配信環境１００は、入力信号を運送業者経路及び出荷計画システム１２０に配信するための複数の運送業者情報ソース１３０を含むことができる。運送業者情報ソース１３０は、コンテンツを配信するための１つ又は複数のサーバ、コンテンツを保持するためのデータストア、及びネットワーク１４０を介した運送業者経路及び出荷計画システム１２０への通信を容易にするための通信マネージャを含むことができる。さらには、運送業者情報ソース１３０は、運送業者情報を、ＡＰＩ（アプリケーションプログラミングインターフェース）を介するなどして運送業者経路及び出荷計画システム１２０に提供することができる。

[0040]実施形態によると、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、運送業者情報ソース１３０（又は他のソース）によって提供されたコンテンツを受信して処理するための運送業者情報処理サービス１２２を実装するコンピューティングコンポーネントのセットを含む。運送業者情報処理サービス１２２の態様を図３に関して説明する。運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、個々の運送業者ごとの運送業者情報を保持することができるデータベースなど、運送業者情報を受信して保持するための１つ又は複数のデータストア１２８を含むことができる。

[0041]当業者であれば、運送業者経路及び出荷計画システム１２０は、図１に図示されるよりも少ない又は多いコンポーネントを含んでもよいことが諒解されよう。したがって、図１の運送業者経路及び出荷計画システム１２０の描写は、例示的であると考えられるべきである。例えば、いくつかの実施形態では、運送業者経路及び出荷計画システム１２０のコンポーネントは、ホストコンピューティング環境に実装された１つ又は複数の仮想マシンによって実行することができる。ホストコンピューティング環境には、１つ又は複数の迅速にプロビジョンされリリースされるコンピューティングリソースを含むことができ、コンピューティングリソースはコンピューティング、ネットワーキング又はストレージデバイスを含むことができる。さらには、データストア１２４は、地理的又は論理的に別の複数のコンピューティングデバイスを包含する分散した方式で実装することができる。

[0042]図２は、本出願に従って、コンテンツ要求を生成し、メトリック情報を処理することができる、例示的なユーザコンピューティングデバイス１０２のアーキテクチャの一実施形態を描いている。図２に描かれているユーザコンピューティングデバイス１０２の全体的なアーキテクチャは、本開示の態様を実装するために使用することができるコンピュータハードウェア及びソフトウェアコンポーネントの配置構成を含む。図示されるように、ユーザコンピューティングデバイス１０２は、処理ユニット２０４、ネットワークインターフェース２０６、入力／出力デバイスインターフェース２０９、任意選択のディスプレイ２０２、及び入力デバイス２２４を含み、これらの全ては通信バスによって互いに通信することができる。

[0043]ネットワークインターフェース２０６は、図１Ａのネットワーク１４０及び運送業者経路及び出荷計画システム１２０などの、１つ又は複数の、ネットワーク又はコンピューティングシステムへの接続を提供することができる。したがって、処理ユニット２０４は、ネットワークを介して他のコンピューティングシステム又はサービスから、情報及び命令を受信することができる。処理ユニット２０４は、メモリ２１０と通信することもでき、入力／出力デバイスインターフェース２０９を介して任意選択のディスプレイ２０２用に出力情報をさらに提供する。入力／出力デバイスインターフェース２０９は、キーボード、マウス、デジタルペンなどの任意選択の入力デバイス２２４からの入力をさらに受け入れることができる。いくつかの実施形態では、ユーザコンピューティングデバイス１０２は、図２に示されるコンポーネントより多くの（又はより少ない）コンポーネントを含んでもよい。

[0044]メモリ２１０は、１つ又は複数の実施形態を実装するために処理ユニット２０４が実行するコンピュータプログラム命令を含むことができる。メモリ２１０は、概略的に、ＲＡＭ、ＲＯＭ、又は他の永続的若しくは非一時的なメモリを含む。メモリ２１０は、ユーザコンピューティングデバイス１０２の全般的な管理及び動作において、処理ユニット２０４による使用のために、コンピュータプログラム命令を与えるオペレーティングシステム２１４を記憶することができる。メモリ２１０は、本開示の態様を実装するためのコンピュータプログラム命令及び他の情報をさらに含むことができる。例えば、一実施形態では、メモリ２１０は、運送業者経路及び出荷計画システム１２０にコンテンツを要求すること、及び受信することのための、インターフェースソフトウェア２１２を含む。

[0045]図３は、本明細書において説明される運送業者経路及び出荷計画システム１２０を実装するため例示的な運送業者情報処理サービス１２２のアーキテクチャの一実施形態を描いている。図３に描かれている運送業者情報処理サービス１２２の全体的なアーキテクチャは、本開示の態様を実装するために使用することができるコンピュータハードウェア及びソフトウェアコンポーネントの配置構成を含む。図示されるように、運送業者経路及び出荷計画システム１２０の運送業者情報処理サービス１２２は、処理ユニット３０４、ネットワークインターフェース３０６、コンピュータ可読媒体ドライブ３０８、入力／出力デバイスインターフェース３０９を含み、これらの全ては通信バスによって互いに通信することができる。運送業者情報処理サービス１２２のコンポーネントは、物理的なハードウェアコンポーネントであってもよく、又は仮想環境に実装されてもよい。

[0046]ネットワークインターフェース３０６は、図１Ａの１４などの、１つ又は複数の、ネットワーク又はコンピューティングシステムへの接続を提供することができる。したがって、処理ユニット３０４は、ネットワークを介して他のコンピューティングシステム又はサービスから、情報及び命令を受信することができる。処理ユニット３０４は、メモリ３１０と通信することもでき、入力／出力デバイスインターフェース３０９を介して任意選択のディスプレイ用に出力情報をさらに提供する。いくつかの実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、図３に示されるコンポーネントより多くの（又はより少ない）コンポーネントを含んでもよい。

[0047]メモリ３１０は、１つ又は複数の実施形態を実装するために処理ユニット３０４が実行するコンピュータプログラム命令を含むことができる。メモリ３１０は、概略的に、ＲＡＭ、ＲＯＭ、又は他の永続的若しくは非一時的なメモリを含む。メモリ３１０は、運送業者経路及び出荷計画システム１２０の全般的な管理及び動作において、処理ユニット３０４による使用のために、コンピュータプログラム命令を与えるオペレーティングシステム３１２を記憶することができる。

[0048]メモリ３１０は、本開示の態様を実装するためのコンピュータプログラム命令及び他の情報をさらに含むことができる。例えば、一実施形態では、メモリ３１０は、ユーザデバイス１０２からの要求、運送業者組織１５０からの設定情報、及び運送業者情報ソース１３０からの運送業者情報を受信して処理するためのインターフェースソフトウェア３１４を含む。メモリ３１０は、運送業者情報を処理するために３つのコンポーネントを含み、以下で説明するように処理された経路情報を生成する。より具体的には、メモリ３１０は、運送業者情報からスケルトンシナリオ経路を生成するための経路生成コンポーネント３１６、スケルトンシナリオ経路のセットを処理して完全な経路にするための経路評価コンポーネント３１８、及び可能な経路をスコア付けし、ソートし、ランク付けするための経路ランク付けコンポーネント３２０を含む。これらのコンポーネントは、本出願で特定される処理のうちの１つ又は複数を実装する様々な論理的なコンポーネントを表現している。しかしながら、そのようなコンポーネントは、性質として例示的であり、様々なコンポーネントに関連付けられる機能性は、別個のコンピューティングデバイスに、又はその様々な組み合わせとして実装することができる。

[0049]次に図４Ａ～図４Ｂを参照して、運送業者計画環境１００のコンポーネントによる運送業者情報の処理についての例示的な対話を説明する。説明のため、運送業者計画環境１００のコンポーネントは簡略化されている。しかしながら、当業者であれば、コンポーネント同士の対話はさらなる通信を含むことが可能であり、図４Ａ及び図４Ｂに具体的に図示されないさらなるコンポーネントを伴う場合があることが諒解されよう。

[0050]図４Ａを参照して、運送業者情報処理サービス１２２の初期設定を説明する。前述のように、本出願の一態様では、第三者荷送人などの運送業者情報処理サービス１２２のそれぞれのユーザは、運送業者情報ソース１３０の異なるセットの形態の、又は同じ運送業者情報ソースからの異なるレベル若しくは異なるタイプの情報の形態の運送業者情報への異なるアクセスを有することができる。例えば、第１のユーザは特定の第三者ブローカによって提供される、港湾で運送業者に利用可能なことを識別する輸送レポートへのアクセスを有することができる一方で、第２のユーザは同一のレポートへのアクセスを有していない場合がある。別の例では、２人のユーザが情報ソースによって提供される同一のレポート／情報へのアクセスを有する場合がある。しかしながら、第１のユーザは、（公開情報を含む）多数のユーザに利用可能な概略的に公開される情報へのアクセスを有するだけの場合がある。第２のユーザは、第１のユーザ（又は類似のユーザ）には利用可能ではない追加的又は代替的な情報を含み得る同一のソースからのはるかに詳細な情報へのアクセスを有する場合がある。

[0051]図４Ａに図示されるように、一実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２へアクセスするために、（１）において、ユーザデバイス１０２は運送業者経路及び計画要求を運送業者情報処理サービス１２２に送信する。例として、要求の送信は、セキュアな通信を確立するため、またユーザコンピューティングデバイスを運送業者情報処理サービス１２２で認証するための様々なプロトコルを含むことができる。さらには、要求は潜在的な運送業者情報ソース（又は証明書）、情報アクセスのレベル（又は証明書）などを特定することができる。いくつかの実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザデバイス１０２からの要求が必ずしも毎回証明書の送信を必要としないように、プロファイルを保持して利用することができる。さらには、説明のため、要求は、特定の対象の港湾、輸送の日付、貨物のタイプなどを特定することができる検索基準（又はアクセスデフォルト基準）を特定することもできる。

[0052]（２）において、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザデバイス１０２からの要求を処理して、運送業者情報ソース１３０を識別する。例として、運送業者情報ソースの識別は、要求に含まれる、又はプロファイルに保持される証明書に基づくことができる。他の実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザコンピューティングデバイス１０２要求についての情報を処理して、ユーザ又はユーザ要求によって識別されない情報ソースを含む情報ソースを識別することができる。例えば、個々の情報ソースは、情報についてのユーザ資格を示す基準を与えることができる。

[0053]（３）では、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザがアクセスできる情報のレベル又はタイプを識別する条件付きアクセス規則を設定する。上述のように、一実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、条件付きアクセス規則に基づいて、運送業者情報ソース１３０によって与えられる情報を、フィルタリングする、又は割り当てることができる。条件付きアクセス規則は、例として、運送業者情報処理サービス１２２が、ユーザ証明書、日時、及び他の基準に基づいて、受信した運送業者情報を処理することを容易にする。条件付きアクセス規則は、ユーザごと、運送業者情報ソースごと、又はその両方に基づいて保持することができる。

[0054]次に図４Ｂを参照して、運送業者情報の処理についての例示的な対話を説明する。（１）では、運送業者情報処理サービス１２２及び複数の情報ソース１３０は、船舶などの運送業者設備の移動に関連する生の情報ソースをやり取りする。例として、複数の情報ソースは、船舶属性、場所、動き、方向、及び定まった航海を含む船舶についての様々な情報を説明した１つ又は複数のＡＩＳ情報ソースを含むことができる。複数の情報ソースが、ブローカレポートなど、独立した第三者によって提供される特定可能な船舶又は運送業者について意図された航海場所に関する様々な情報を含むことができるマーケティングインテリジェンスシステム情報ソースを含むこともできる。複数の情報は、貨物の荷積み／荷揚げ及び特定可能な船舶についての収容力に関する情報を識別する１つ又は複数の用船情報ソースを含むこともできる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶、貨物及び帰属可能なアクション（例えば、荷積み、荷揚げなど）に関連付けられるアクションに関する様々な情報を識別する１つ又は複数の港湾局情報ソースをさらに含むことができる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶についてのカスタム又は手入力の情報に対応する、１つ又は複数のユーザ入力情報ソースを含むこともできる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶又は運送業者についての航海履歴に関する情報を引き継ぐための１つ又は複数の履歴情報ソースを含むこともできる。

[0055]以下で説明するように、運送業者情報処理サービス１２２は、複数の情報を受信し、情報を処理して特定可能な船舶について１つ又は複数の目標航海を形成する。いくつかの実施形態では、情報ソースは、相反する、又は不完全である情報を含む場合がある。運送業者情報処理サービス１２２の動作を複数の情報ソースに関して説明するが、当業者であれば、複数の情報ソースは例示的な例で利用される例示的なソースのいかなる特定の組み合わせであることも要求されないことが諒解されよう。いくつかの実施形態では、情報ソース１３０は、要求に応じて（ｐｕｌｌ）、又は登録に応じて（ｐｕｓｈ）、生情報ソースを直接運送業者情報処理サービス１２２に送信することができる。そのような送信は、新しい情報の受信、日時などに基づいていてよい。さらには、他の実施形態では、情報ソース１３０は、運送業者情報の送信を容易にするために、ＡＰＩなどの様々な追加的な対話又は通信プロトコルを実装することができる。

[0056]（２）において、運送業者情報処理サービス１２２は、運送業者情報ソース１３０からの様々な生情報ソースを処理する。例として、それぞれの生情報ソースは、異なる方法でフォーマットし、送信することができる。それにより、潜在的な航海経路を形成するために関連情報を抽出又は解析するために生情報を処理することは、情報ソースのタイプごとに一意な場合がある。例えば、ＡＩＳ情報は、船舶について、船舶場所情報及び追加的な情報を含むことができる。ＭＩ情報は、第三者レポートごとに、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。処理することは、冗長な情報の抽出及び除去を含むことができる。用船情報もまた、用船レポートごとに、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。港湾局又はラインナップシステム情報は、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。処理することは、冗長な情報の抽出、集約及び除去を含むことができる。履歴情報は、特定可能な船舶についての以前の場所及びアクションを含むことができる。処理することは、場所において最も可能性の高い動作、許可された動作、港湾分布などの決定を含むことができる。

[0057]上の例のそれぞれでは、運送業者情報は、解読困難な特殊フォーマット、又は解読するためにさらなる処理を要求する形態にエンコードされる場合がある。例えば、ＭＩ情報は、場所情報がマルチレターコードに従って参照される電子メールなどのプレーンテキストフォーマットで送信される場合がある。そのようなコードは、素人には特殊な知識なく容易に認識することができない。さらには、運送業者情報ソースは運送業者情報の異なる部分を分離するラベル又はマーカを提供しない場合がある。そのため、運送業者情報を処理することは、情報の異なる部分を解析すること、特殊なコーディングを解釈すること、又は運送業者情報に含まれる情報を追加的なコンテキスト情報で補充することを含むことができる。いくつかの実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、処理された運送業者情報の人間可読又は人間解釈可能なバージョンに対応するユーザデバイス１０２によって利用されるユーザインターフェース又は情報を生成することができる。

[0058]（３）において、運送業者情報処理サービス１２２は処理済の生情報から経路シナリオを生成する。例として、運送業者情報処理サービス１２２は処理済の生情報を利用して、特定可能な船舶について１つ又は複数の場所及びそれぞれの場所での可能なアクションを特定する１つ又は複数のスケルトンシナリオ経路を形成することができる。それぞれのスケルトンシナリオ経路は、スケルトンシナリオ経路を組み合わせる又は集約するために特定可能な基準点として機能する様々なアンカーポイントを含むことができる。例として、アンカーポイントは、比較した時に一致し得る特定可能な場所を航海情報中に含むことができる。それぞれの異なるタイプの情報ソースは、スケルトンシナリオ経路を生成するために処理することができる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２はＡＩＳ情報を利用して将来的な目的地及び特定可能な場所に属し得るあらゆるアクションを特定することができる。ＭＩ情報について、運送業者情報処理サービス１２２は異なるタイプの場所（例えば、港、中間地点、造船所など）を特定することができ、場所のタイプに基づいて異なるアクティビティを関連付けるよう試行する。用船情報について、運送業者情報処理サービス１２２は完全な荷積み及び荷揚げ情報を利用してスケルトンシナリオ経路を生成することができる。港湾局情報について、運送業者情報処理サービス１２２は完全な荷積み及び荷揚げ情報を利用してスケルトンシナリオ経路を生成することができる。上述の情報の例ごとに、及びカスタムのユーザについて、運送業者情報処理サービス１２２は、可能な次のシナリオについての推定又は推測を含むことができる。

[0059]（４）において、運送業者情報処理サービス１２２は経路シナリオを評価する。例として、運送業者情報処理サービス１２２はまず、様々なスケルトンシナリオ経路を、スケルトンシナリオ経路中のアンカーポイントを関連付けることにより組み合わせることができる。組み合わされた経路が港湾レベルの情報しか含んでいない場合、経路は完全であると考えられる。組み合わせることができないあらゆる残りの経路について、運送業者情報処理サービス１２２は全ての可能な許可できる経路のグラフを作成し、それぞれの変形例／代替例の可能性に基づいてそれぞれのグラフに重みを割り当てることができる。重みは、例として、入力又は他の専門的な情報ソースとして航海履歴情報に基づいてもよい。最小の（又は最大の）重みで得られる経路が、可能性が最低の（又は最高の）経路と考えられる。

[0060]例として、完成された経路ごとに、次いで運送業者情報処理サービス１２２は、場所及び特定された場所に関連付けられるアクティビティ並びにそれぞれ目標の完成された経路におけるアクティビティに関連するペナルティモデルを割り当て又は適用することができる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２は、あるアクティビティに、船舶が航海中ではないことを示し得る、修理又は停止などのペナルティを割り当てることができる。別の例では、運送業者情報処理サービス１２２は、ペナルティを、閾値を超える又は典型的なアクティビティにではないことを示す複数の荷揚げ及び荷積みアクティビティに関連付けることができる。運送業者情報処理サービス１２２はさらに、完全な目標経路における場所及びアクションの適合度を関連付ける、また制御規則に特徴的なスコアを関連付ける、制御規則を利用することができる。制御規則は、複数のソースからマッチする場所及びアクションをスコア付けするよう試行し、場所及びアクションが正しい可能性を高める。なおさらに、運送業者情報処理サービス１２２は、さらに目標経路の実現可能性の属性を示す。例として、実現可能性は、関連付けられているアクションが実現可能であることの可能性の属性を示す。例えば、運送業者情報処理サービス１２２は、最大積み荷の属性を示す船舶の荷積み動作が特定される経路にペナルティを課すことができる。別の例では、運送業者情報処理サービス１２２は、貨物の荷積み動作に先立って荷揚げ動作が発生する経路にペナルティを課すことができる。処理に基づいて、運送業者情報処理サービス１２２は完全な目標経路ごとにスコアの属性を示す。

[0061]（５）において、運送業者情報処理サービス１２２は特定可能な船舶ごとにランク付けされた経路シナリオのセットを生成する。経路のセットは、ランク付けされている。さらには、ランク付けされた経路のセットは、ソートの帰属強度を示す信頼度値も含むことができる。

[0062]（６）において、運送業者情報処理サービス１２２はユーザデバイス１０２に表示するための経路シナリオインターフェースを生成する。例として、経路シナリオインターフェースは、ユーザデバイス１０２から受信した要求に応答する。そのようなインターフェースは、特定された船舶についての経路の識別情報、ある時間範囲内に定義された港湾に属することができる可能な船舶の識別情報、履歴的及び現在の情報に対して推定される可能な船舶数に関連付けられる密度関数を含むことができる。例えば、１を下回る値は、利用可能な船舶の数が、履歴的に利用可能な数よりも少ないことを示している。１を上回る値は、利用可能な船舶数が多いことを示している。したがって、ユーザは密度情報を利用して、利用可能な供給に基づいて輸送便の値／価格の属性を示すことができる。（７）において、ユーザデバイス１０２及び運送業者情報処理サービス１２２は、さらなる検索用のインターフェースを介して処理要求などを対話することができる。

[0063]次に図５を参照して、運送業者情報処理サービス１２２によって実装される運送業者情報を処理するためのルーチン５００を説明する。ブロック５０２において、運送業者情報処理サービス１２２は運送業者計画及び情報ソース識別情報の要求を受信する。例として、ユーザデバイス１０２は、運送業者経路及び計画要求を運送業者情報処理サービス１２２に送信する。要求の送信は、セキュアな通信を確立するため、またユーザコンピューティングデバイスを運送業者情報処理サービス１２２で認証するための様々なプロトコルを含むことができる。さらには、要求は潜在的な運送業者情報ソース（又は証明書）、情報アクセスのレベル（又は証明書）などを識別することができる。いくつかの実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザデバイス１０２からの要求が必ずしも毎回証明書の送信を必要としないように、プロファイルを保持して利用することができる。さらには、説明のため、要求は、特定の対象の港湾、輸送の日付、貨物のタイプなどを特定することができる検索基準（又はアクセスデフォルト基準）を特定することもできる。

[0064]上述のように、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザデバイス１０２からの要求を処理して、運送業者情報ソース１３０を識別する。例として、運送業者情報ソースの識別は、要求に含まれる、又はプロファイルに保持される証明書に基づくことができる。他の実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザコンピューティングデバイス１０２要求についての情報を処理して、ユーザ又はユーザ要求によって識別されない情報ソースを含む情報ソースを識別することができる。例えば、個々の情報ソースは、情報についてのユーザ資格を示す基準を与えることができる。

[0065]なおさらに、運送業者情報処理サービス１２２は、ユーザが経路計画のためにアクセスできる情報のレベル又はタイプを識別する条件付きアクセス規則を設定する。上述のように、一実施形態では、運送業者情報処理サービス１２２は、条件付きアクセス規則に基づいて、運送業者情報ソース１３０によって与えられる情報を、フィルタリングする、又は割り当てることができる。条件付きアクセス規則は、例として、運送業者情報処理サービス１２２が、ユーザ証明書、日時、及び他の基準に基づいて、受信した運送業者情報を処理することを容易にする。条件付きアクセス規則は、ユーザごと、運送業者情報ソースごと、又はその両方に基づいて保持することができる。

[0066]ブロック５０４では、運送業者情報処理サービス１２２及び複数の情報ソース１３０は、船舶などの運送業者設備の移動に関連する生の情報ソースをやり取りする。例として、複数の情報ソースは、船舶属性、場所、動き、方向、及び定まった航海を含む船舶についての様々な情報を説明した１つ又は複数のＡＩＳ情報ソースを含むことができる。複数の情報ソースが、ブローカレポートなど、独立した第三者によって提供される特定可能な船舶又は運送業者について意図された航海場所に関する様々な情報を含むことができるマーケティングインテリジェンスシステム情報ソースを含むこともできる。複数の情報は、貨物の荷積み／荷揚げ及び特定可能な船舶についての収容力に関する情報を識別する１つ又は複数の用船情報ソースを含むこともできる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶、貨物及び帰属可能なアクション（例えば、荷積み、荷揚げなど）に関連付けられるアクションに関する様々な情報を識別する１つ又は複数の港湾局情報ソースをさらに含むことができる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶についてのカスタム又は手入力の情報に対応する、１つ又は複数のユーザ入力情報ソースを含むこともできる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶又は運送業者についての航海履歴に関する情報を引き継ぐための１つ又は複数の履歴情報ソースを含むこともできる。

[0067]例として、運送業者情報処理サービス１２２は、複数の情報を受信し、情報を処理して特定可能な船舶について１つ又は複数の目標航海を形成する。いくつかの実施形態では、情報ソースは、相反する、又は不完全である情報に属する場合がある。運送業者情報処理サービス１２２の動作を複数の情報ソースに関して説明するが、当業者であれば、複数の情報ソースは例示的な例で利用される例示的なソースのいかなる特定の組み合わせであることも要求されないことが諒解されよう。いくつかの実施形態では、情報ソース１３０は、要求に応じて（ｐｕｌｌ）、又は登録に応じて（ｐｕｓｈ）、生情報ソースを直接運送業者情報処理サービス１２２に送信することができる。そのような送信は、新しい情報の受信、日時などに基づいていてよい。さらには、他の実施形態では、情報ソース１３０は、運送業者情報の送信を容易にするために、ＡＰＩなどの様々な追加的な対話又は通信プロトコルを実装することができる。

[0068]ブロック５０６において、運送業者情報処理サービス１２２は、運送業者情報ソース１３０からの様々な生情報ソースを処理する。例として、それぞれの生情報ソースは、異なる方法でフォーマットし、送信することができる。それにより、潜在的な航海経路を形成するために関連情報を抽出又は解析するために生情報を処理することは、情報ソースのタイプごとに一意な場合がある。例えば、ＡＩＳ情報は、船舶について、船舶場所情報及び追加的な情報を含むことができる。ＭＩ情報は、第三者レポートごとに、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。用船情報は、用船レポートごとに、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。港湾局システム情報は、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。上述のように、上述の情報について、情報を処理することは、冗長な情報の抽出、集約及び除去を含むことができる。さらには、運送業者情報ソースのそれぞれは、業界特有フォーマットでエンコードされたフォーマットである可能性がある。履歴情報は、特定可能な船舶についての以前の場所及びアクションを含むことができる。処理することは、場所において最も可能性の高い動作、許可された動作、港湾分布などの決定を含むことができる。例示のデータ処理ルーチンを、図６に関して説明する。

[0069]ブロック５０８において、運送業者情報処理サービス１２２は処理済の生情報から経路シナリオを生成する。例として、運送業者情報処理サービス１２２は処理済の生情報を利用して、特定可能な船舶について１つ又は複数の場所及びそれぞれの場所での可能なアクションを特定する１つ又は複数のスケルトンシナリオ経路を形成することができる。それぞれのスケルトンシナリオ経路は、スケルトンシナリオ経路を組み合わせる又は集約するために、特定可能な場所などの特定可能な基準点として機能する様々なアンカーポイントを含むことができる。それぞれの異なるタイプの情報ソースは、スケルトンシナリオ経路を生成するために処理することができる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２はＡＩＳ情報を利用して将来的な目的地及び特定可能な場所に属し得るあらゆるアクションを特定することができる。ＭＩ情報について、運送業者情報処理サービス１２２は異なるタイプの場所（例えば、港、中間地点、造船所など）を特定することができ、場所のタイプに基づいて異なるアクティビティを関連付けるよう試行する。用船情報について、運送業者情報処理サービス１２２は完全な荷積み及び荷揚げ情報を利用してスケルトンシナリオ経路を生成することができる。港湾局情報について、運送業者情報処理サービス１２２は完全な荷積み及び荷揚げ情報を利用してスケルトンシナリオ経路を生成することができる。上述の情報の例ごとに、及びカスタムのユーザについて、運送業者情報処理サービス１２２は、可能な次のシナリオについての推定又は推測を含むことができる。例示の経路生成処理を、図７に関して説明する。いくつかの実施形態では、処理された情報の規模は、多数の潜在的な経路を含むスケルトンシナリオ経路の初期セットを生成することができる。

[0070]ブロック５１０において、運送業者情報処理サービス１２２は経路シナリオを評価する。例として、運送業者情報処理サービス１２２はまず、様々なスケルトンシナリオ経路を、スケルトンシナリオ経路中のアンカーポイントを関連付けることにより組み合わせることができる。例として、共通のアンカーポイント（例えば、共通の基準場所）を利用することによりスケルトンシナリオ経路を組み合わせることは、本明細書において説明されるさらなる評価／スコアリングを必要とする潜在的な経路のセットを実質的に削減することができる。そのような組み合わせは、スケルトンシナリオ経路の冗長な評価を削減することにより、結果として処理効率を向上させる。さらには、スケルトンシナリオ経路の削減は、ルーチン５００の全体的な処理時間を減少させることができ、運送業者情報処理サービス１２２の全体的に改善されたパフォーマンスを与え、入来する運送業者情報へのリアルタイム応答の知覚を向上させることができる。組み合わせた経路が、場所情報及び帰属されるアクションなどの評価についての完全な情報を含む場合、その経路は完全であると考えられる。組み合わせることができないあらゆる残りの経路について、運送業者情報処理サービス１２２は全ての可能な許可できる経路のグラフを作成し、それぞれの変形例／代替例の可能性に基づいてそれぞれのグラフに重みを割り当てることができる。重みは、例として、入力又は他の専門的な情報ソースとして航海履歴情報に基づいてもよい。最小の（又は最大の）重みで得られる経路が、可能性が最低の（又は最高の）経路と考えられる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２はグラフ分析を利用して、グラフ化された確率に基づいて最短の図面上での経路を見つけることができる。

[0071]例として、完成された経路ごとに、次いで運送業者情報処理サービス１２２は、場所及び特定された場所に関連付けられるアクティビティ並びにそれぞれ目標の完成された経路におけるアクティビティに関連するペナルティモデルを割り当て又は適用することができる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２は、あるアクティビティに、船舶が航海中ではないことを示し得る、修理又は停止などのペナルティを割り当てることができる。別の例では、運送業者情報処理サービス１２２は、ペナルティを、閾値を超える又は典型的なアクティビティではないことを示す複数の荷揚げ及び荷積みアクティビティに関連付けることができる。運送業者情報処理サービス１２２は、さらに完全な目標経路における場所及びアクションの適合度を関連付ける、また制御規則に特徴的なスコアを関連付ける、制御規則を利用することができる。制御規則は、複数のソースからマッチする場所及びアクションをスコア付けするよう試行し、場所及びアクションが正しい可能性を高める。なおさらに、運送業者情報処理サービス１２２は、目標経路の実現可能性の属性を示す。例として、実現可能性は、関連付けられているアクションが実現可能であることの可能性の属性を示す。例えば、運送業者情報処理サービス１２２は、最大積み荷の属性を示す船舶の荷積み動作が特定される経路にペナルティを課すことができる。別の例では、運送業者情報処理サービス１２２は、貨物の荷積み動作に先立って荷揚げ動作が発生する経路にペナルティを課すことができる。処理に基づいて、運送業者情報処理サービス１２２は完全な目標経路ごとにスコアの属性を示す。例示の経路評価処理を、図８に関して説明する。

[0072]ブロック５１２において、運送業者情報処理サービス１２２は特定可能な船舶ごとにランク付けされた経路シナリオのセットを生成する。ランク付けされた経路のセットは経路ごとのソートを含む。さらには、ランク付けされた経路のセットは、ソートの帰属強度を示す信頼度値も含むことができる。

[0073]ブロック５１４において、運送業者情報処理サービス１２２はユーザデバイス１０２に表示するための経路シナリオインターフェースを生成する。例として、経路シナリオインターフェースは、ユーザデバイス１０２から受信した要求に応答する。そのようなインターフェースは、特定された船舶についての経路の識別情報、ある時間範囲内に定義された港湾に属することができる可能な船舶の識別情報、履歴情報に対して推定される可能な船舶数に関連付けられる密度関数を含むことができる。例えば、１を下回る値は、利用可能な船舶の数が、履歴的に利用可能な数よりも少ないことを示している。１を上回る値は、利用可能な船舶数が多いことを示している。したがって、ユーザは密度情報を利用して、利用可能な供給に基づいて輸送の値／価格の属性を示すことができる。運送業者情報処理サービス１２２によって生成される例示的なインターフェースを図９及び図１０に関して説明する。ブロック５１６において、ルーチン５００は終了する。

[0074]次に図６を参照して、生情報ソースを処理するための運送業者情報処理サービス１２２によって実装されるルーチン６００を説明する。ブロック６０２では、運送業者情報処理サービス１２２及び複数の情報ソース１３０は、船舶などの運送業者設備の移動に関連する生の情報ソースをやり取りする。例として、複数の情報ソースは、船舶属性、場所、動き、方向、及び定まった航海を含む船舶についての様々な情報を説明した１つ又は複数のＡＩＳ情報ソースを含むことができる。複数の情報ソースが、ブローカレポートなど、独立した第三者によって提供される特定可能な船舶又は運送業者について意図された航海場所に関する様々な情報を含むことができるマーケティングインテリジェンスシステム情報ソースを含むこともできる。複数の情報は、貨物の荷積み及び特定可能な船舶についての収容力に関する情報を識別する１つ又は複数の用船情報ソースを含むこともできる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶、貨物及び帰属可能なアクション（例えば、荷積み、荷揚げなど）に関連付けられるアクションに関する様々な情報を識別する１つ又は複数の港湾局情報ソースをさらに含むことができる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶についてのカスタム又は手入力の情報に対応する、１つ又は複数のユーザ入力情報ソースを含むこともできる。複数の情報ソースは、特定可能な船舶又は運送業者についての航海履歴に関する情報を引き継ぐための１つ又は複数の履歴情報ソースを含むこともできる。ブロック６０４において、運送業者情報処理サービス１２２は、生情報ソース及び将来的な使用のためのインデックスを記憶する。

[0075]前述のように、運送業者情報処理サービス１２２は、複数の情報を受信し、情報を処理して特定可能な船舶について１つ又は複数の目標航海を形成する。いくつかの実施形態では、情報ソースは、相反する、又は不完全である情報に属する場合がある。運送業者情報処理サービス１２２の動作を複数の情報ソースに関して説明するが、当業者であれば、複数の情報ソースは例示的な例で利用される例示的なソースのいかなる特定の組み合わせであることも要求されないことが諒解されよう。いくつかの実施形態では、情報ソース１３０は、要求に応じて（ｐｕｌｌ）、又は登録に応じて（ｐｕｓｈ）、生情報ソースを直接運送業者情報処理サービス１２２に送信することができる。そのような送信は、新しい情報の受信、日時などに基づいていてよい。さらには、他の実施形態では、情報ソース１３０は、運送業者情報の送信を容易にするために、ＡＰＩなどの様々な追加的な対話又は通信プロトコルを実装することができる。

[0076]ブロック６０６において、運送業者情報処理サービス１２２は、運送業者情報ソース１３０からの様々な生情報ソースを処理する。例として、それぞれの生情報ソースは、異なる方法でフォーマットし、送信することができる。それにより、潜在的な航海経路を形成するために関連情報を抽出又は解析するために生情報を処理することは、情報ソースのタイプごとに一意な場合がある。例えば、ＡＩＳ情報は、船舶について、船舶場所情報及び追加的な情報を含むことができる。ＭＩ情報は、第三者レポートごとに、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。用船情報及び港湾局システムは、用船レポートごとに、一意なコード又は他の命名法を含むことができる。処理することは、冗長な情報の抽出及び除去を含むことができる。上述のように、上述の情報について、情報を処理することは、冗長な情報の抽出、集約及び除去を含むことができる。さらには、運送業者情報ソースのそれぞれは、業界特有フォーマットでエンコードすることができる。処理することは、冗長な情報の抽出、集約及び除去を含むことができる。履歴情報は、特定可能な船舶についての以前の場所及びアクションを含むことができる。処理することは、場所において最も可能性の高い動作、許可された動作、港湾分布などの決定を含むことができる。ブロック６０８において、運送業者情報処理サービス１２２は、経路の生成において利用するための処理済レポートを生成する。ブロック６１０において、ルーチン６００は終了する。

[0077]図７を参照して、目標経路の生成のための運送業者情報処理サービス１２２によって実装されるルーチン７００を説明する。例として、運送業者情報処理サービス１２２は処理済の生情報を利用して、特定可能な船舶について１つ又は複数の場所及びそれぞれの場所での可能なアクションを特定する１つ又は複数のスケルトンシナリオ経路を形成することができる。

[0078]それにより、ブロック７０２において、運送業者情報処理サービス１２２は、次の処理情報を選択することにより繰り返しループに入る。ブロック７０４において、運送業者情報処理サービス１２２は処理済の生情報から経路シナリオを生成する。それぞれのスケルトンシナリオ経路は、スケルトンシナリオ経路を組み合わせる又は集約するために特定可能な基準点として機能する様々なアンカーポイントを含むことができる。それぞれの異なるタイプの情報ソースは、スケルトンシナリオ経路を生成するために処理することができる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２はＡＩＳ情報を利用して将来的な目的地及び特定可能な場所に属し得るあらゆるアクションを特定することができる。ＭＩ情報について、運送業者情報処理サービス１２２は異なるタイプの場所（例えば、港、中間地点、造船所など）を特定することができ、場所のタイプに基づいて異なるアクティビティを関連付けるよう試行する。用船情報について、運送業者情報処理サービス１２２は完全な荷積み及び荷揚げ情報を利用してスケルトンシナリオ経路を生成することができる。港湾局情報について、運送業者情報処理サービス１２２は完全な荷積み及び荷揚げ情報を利用してスケルトンシナリオ経路を生成することができる。上述の情報の例ごとに、及びカスタムのユーザについて、運送業者情報処理サービス１２２は、可能な次のシナリオについての推定又は推測を含むことができる。ブロック７０６において、運送業者情報処理サービス１２２はそれぞれのスケルトンシナリオ経路においてアンカーポイントを定義する。決定ブロック７０８において、さらに処理済の生情報ソースが利用可能かどうかを判断するために試験が行われる。利用可能であれば、ルーチン７００はブロック７０２に戻る。

[0079]全ての情報ソースが処理されると、ブロック７１０において、運送業者情報処理サービス１２２は、様々なスケルトンシナリオ経路を、シナリオスケルトン経路中のアンカーポイントを関連付けることによって組み合わせる。組み合わされた経路が港湾レベルの情報しか含んでいない場合、経路は完全であると考えられる。組み合わせることができないあらゆる残りの経路について、ブロック７１２において、運送業者情報処理サービス１２２は全ての可能な許可できる経路のグラフを作成し、それぞれの変形例／代替例の推定された可能性に基づいてグラフに重みを割り当てることができる。重みは、例として、入力又は他の専門的な情報ソースとして航海履歴情報に基づいてもよい。最小の（又は最大の）重みで得られる経路が、可能性が最低の（又は最高の）経路と考えられる。

[0080]例として、完成された経路ごとに、ブロック７１４において、次いで運送業者情報処理サービス１２２は、場所及び特定された場所に関連付けられるアクティビティ並びにそれぞれ目標の完成された経路におけるアクティビティに関連するペナルティモデルを割り当て又は適用することができる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２は、あるアクティビティに、船舶が航海中ではないことを示し得る、修理又は停止などのペナルティを割り当てることができる。別の例では、運送業者情報処理サービス１２２は、ペナルティを、閾値を超える又は典型的なアクティビティではないことを示す複数の荷揚げ及び荷積みアクティビティに関連付けることができる。ブロック７１６において、ルーチン７００は終了する。

[0081]図８を参照して、運送業者情報処理サービス１２２によって実装されるルーチン８００を説明する。ブロック８０２において、運送業者情報処理サービス１２２は処理された目標経路を取得する。上述のように、運送業者情報処理サービス１２２は、さらに完全な目標経路における場所及びアクションの適合度を関連付ける、また制御規則に特徴的なスコアを関連付ける、制御規則を利用することができる。制御規則は、複数のソースからマッチする場所及びアクションをスコア付けするよう試行し、場所及びアクションが正しい可能性を高める。それにより、ブロック８０６において、運送業者情報処理サービス１２２は制御規則の適用に基づいて適合性スコアを決定する。

[0082]なおさらに、運送業者情報処理サービス１２２は、目標経路の実現可能性の属性も示す。例として、実現可能性は、関連付けられているアクションが実現可能であることの可能性の属性を示す。ブロック８０８において、運送業者情報処理サービス１２２は将来的な経路適合性のスコアを割り当てる。例えば、運送業者情報処理サービス１２２は、最大積み荷の属性を示す船舶の荷積み動作が特定される経路にペナルティを課すことができる。別の例では、運送業者情報処理サービス１２２は、貨物の荷積み動作に先立って荷揚げ動作が発生する経路にペナルティを課すことができる。処理に基づいて、運送業者情報処理サービス１２２は完全な目標経路ごとにスコアの属性を示す。ブロック８１０において、ルーチン８１０は終了する。

[0083]次に図９及び図１０を参照して、運送業者情報処理サービス１２２によって生成されるインターフェースを説明する。図９を参照すると、第１のインターフェース９０２を利用してユーザからの情報を検索することができる。例として、画面インターフェース９０２は、輸送港９０４、９０６、輸送日９０８、９１０、到着港９１２、９１４、及び貨物タイプ９１６、９１８を特定するためのコントロールを含むことができる。フィールドは、インターフェースに手動で入力することができる、プロファイルから抽出することができる、又はデフォルト情報でポピュレートすることができる様々な情報を含むことができる。さらには、インターフェース９０２は、情報を取得するための代替的なフィールド又はデータエントリモデルを含むことができる。

[0084]画面インターフェース９０２は、入力された検索基準を満足することができると予測された推定された経路を有する船舶のセットの識別情報９２０をさらに含むことができる。リストは、計算されたスコアに基づいてランク付けしてスタックすることができ、予測された経路の信頼度値を示すことができる。リストは、具体的な運送業者若しくは船舶についてのユーザ選好に基づいて、又は運送業者若しくは船舶の使用履歴に基づいてランク付けされてスタックされる場合もある。画面インターフェースは、値インデックスの説明をさらに含むことができる。上述のように、値インデックスは履歴情報に対して推定される可能な船舶数に関連付けられる密度関数に対応することができる。例えば、１を下回る値は、利用可能な船舶の数が、履歴的に利用可能な数よりも少ないことを示している。１を上回る値は、利用可能な船舶数が多いことを示している。したがって、ユーザは密度情報を利用して、利用可能な供給に基づいて輸送の値／価格の属性を示すことができる。

[0085]図１０を参照して、ユーザデバイス１０２上の表示用に運送業者情報処理サービス１２２によって生成されるインターフェース１００２を説明する。インターフェース１００２は特定された船舶の推定航海についての詳細に対応する。インターフェースは、船舶１００４を特定するためのフィールド、及び推定経路１００６についての信頼度値のためのフィールドを含む。上述のように、信頼度値は、運送業者情報処理サービス１２２によって生成されたランク付けスコアに対応することができる。

[0086]インターフェースは、見積もられた航海１００６の図的表現をさらに含むことができる。図的表現は、１つ又は複数の場所、それぞれの場所に関連付けられるアクション、及び複数の経路が特定される場合は可能な代替案を識別することができる。一実施形態では、異なる代替案は、代替案ごとの信頼度値を識別するように、異なる視覚的キューを使用して識別すること又は特徴付けされることができる。例として、信頼度値は、ペナルティ値、適合性スコア、実現可能性スコア、又は他の計算値を表現することができる。視覚的キューは、異なる色、線ウェイト、フォントなどに基づくことができる。さらには、画面インターフェースは、経路場所の属性（例えば、アクションのタイプなど）を図的に表現するさらなる図的アイコン又はキューを含むことができる。

[0087]本出願の１つ又は複数の態様は、以下を含むことができる。
［条項１］
＿船舶情報ソースの動的なセットに基づいて将来的な輸送航海について輸送船舶の可用性を決定するためのシステムであって、
＿個々の船舶情報ソースに関連付けられる１つ又は複数のコンピューティングデバイスであり、前記個々の船舶情報ソースが個々の船舶に関連付けられる船舶情報を送信する、１つ又は複数のコンピューティングデバイスと、
＿船舶経路及び出荷計画サービスに関連付けられる１つ又は複数のコンピューティングデバイスであり、前記船舶経路及び出荷計画サービスが、
＿＿契約する可能性がある船舶に対応する船舶計画及び情報ソース識別情報の要求を取得することと、
＿＿少なくとも第１の船舶情報ソースからのインデックス付けされていない船舶データの第１のセット、及び第２の船舶情報ソースからのインデックス付けされていない船舶データの第２のセットを含む複数の船舶情報ソースから、船舶情報のセットを受信することであり、前記船舶データの第１及び第２のセットが異なってフォーマットされている、受信することと、
＿＿インデックス付けされた船舶データの第１及び第２のセットを生成するように、前記インデックス付けされていない船舶データの第１及び第２のセットを、船舶識別情報データ部分、船舶場所データ部分、及び船舶荷積みステータスデータ部分でインデックス付けすることと、
＿＿特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成するために、前記インデックス付けされた船舶データの第１及び第２のセットを含む前記船舶情報のセットを処理することであり、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、処理することと、
＿＿個々の特定可能な船舶について複数の目標経路を形成するために、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせることであり、得られる目標経路の数がスケルトンシナリオ経路の数よりも少なくなるように前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされる、組み合わせることと、
＿＿制御規則に従って前記目標経路のそれぞれに沿った天気予報条件及び船舶サイズに基づいて目標経路の実現可能性を決定することであり、個々の目標経路が前記制御規則に従ってスコア付けされる、決定することと、
＿＿前記目標経路にペナルティモデルを適用することであり、前記ペナルティモデルが前記目標経路に含まれる前記場所情報を反映する、適用することと、
＿＿前記個々の特定可能な船舶について前記目標経路のランク付けリストを生成することと、
＿＿要求された場所について、前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットの密度に関連付けられる値インジケータと前記生成された目標経路のランク付けリストとに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する船舶計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成することと、
を行うように構成される、１つ又は複数のコンピューティングデバイスと、
を備える、システム。

［条項２］
＿前記個々の船舶情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの船舶情報を送信し、個々のタイプの船舶情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項１に記載のシステム。

［条項３］
＿前記船舶経路及び出荷計画サービスが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて前記複数の船舶情報ソースから前記船舶情報のセットを受信する、請求項２に記載のシステム。

［条項４］
＿前記船舶経路及び出荷計画サービスによって適用される制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項１に記載のシステム。

［条項５］
＿運送業者情報ソースの動的なセットに基づいて運送業者との対話を管理するためのシステムであって、
＿個々の運送業者情報ソースに関連付けられる１つ又は複数のコンピューティングデバイスであり、前記個々の運送業者情報ソースが個々の船舶に関連付けられる運送業者情報を送信する、１つ又は複数のコンピューティングデバイスと、
＿運送業者経路及び出荷計画サービスに関連付けられる１つ又は複数のコンピューティングデバイスであり、前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、
＿＿契約する可能性がある船舶に対応する運送業者計画及び情報ソース識別情報の要求を取得することと、
＿＿複数の運送業者情報ソースから運送業者情報のセットを受信することと、
＿＿特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成するために、前記運送業者情報のセットを処理することであり、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、処理することと、
＿＿個々の特定可能な船舶について目標経路を形成するために、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせることであり、前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされ、前記個々の目標経路が制御規則に従ってスコア付けされる、組み合わせることと、
＿＿前記目標経路にペナルティモデルを適用することであり、前記ペナルティモデルが前記目標経路に含まれる前記場所情報を反映する、適用することと、
＿＿前記個々の特定可能な船舶について前記目標経路のランク付けリストを生成することと、
＿＿要求された場所について、前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットの密度に関連付けられる値インジケータと前記生成された目標経路のランク付けリストとに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する運送業者計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成することと、
を行うように構成される、１つ又は複数のコンピューティングデバイスと、
を備える、システム。

［条項６］
＿前記個々の運送業者情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの運送業者情報を送信し、個々のタイプの運送業者情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項５に記載のシステム。

［条項７］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて前記複数の運送業者情報ソースから前記運送業者情報のセットを受信する、請求項６に記載のシステム。
［条項８］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項５に記載のシステム。

［条項９］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される制御規則が、前記目標経路について決定された実現可能度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項５に記載のシステム。

［条項１０］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶についての目標経路に関連付けられる信頼度を示す少なくとも１つの表示特徴を含む、請求項５に記載のシステム。

［条項１１］
＿運送業者に関連付けられる情報からインターフェースを生成するためのコンピュータ実施方法であって、
＿定義された場所で契約する可能性がある船舶に対応する運送業者計画及び情報ソース識別情報の要求を取得するステップと、
＿個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成するために、特定可能な船舶についての運送業者情報のセットを処理するステップであり、個々の目標経路が制御規則に従ってスコア付けされる、形成するステップと、
＿前記個々の特定可能な船舶について目標経路のランク付けリストを生成するステップと、
＿前記定義された場所について、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する運送業者計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成するステップと、
を含む、コンピュータ実施方法。

［条項１２］
＿複数の運送業者情報ソースから運送業者情報のセットを受信するステップであり、前記個々の運送業者情報ソースが前記個々の特定可能な船舶に関連付けられる運送業者情報を送信する、受信するステップをさらに含む、請求項１１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１３］
＿前記個々の運送業者情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの運送業者情報を送信し、個々のタイプの運送業者情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項１２に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１４］
＿前記複数の運送業者情報ソースから運送業者情報のセットを受信するステップが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて前記２つ以上のタイプの運送業者情報のうち少なくとも１つを受信するステップを含む、請求項１３に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１５］
＿個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成するために、特定可能な船舶についての運送業者情報のセットを処理するステップが、
＿特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成するステップであり、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、形成するステップと、
＿個々の特定可能な船舶について目標経路を形成するために、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせるステップであり、前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされる、組み合わせるステップと、
を含む、請求項１１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１６］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される前記制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項１１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１７］
＿前記適合度が、前記目標経路に含まれる場所について一致する場所情報に対応する、請求項１６に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１８］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される前記制御規則が、前記目標経路について決定された実現可能度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項１１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項１９］
＿前記実現可能度が、前記目標経路に含まれる場所に関連付けられるアクティビティを処理することに対応する、請求項１８に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２０］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶についての目標経路に関連付けられる信頼度を示す少なくとも１つの表示特徴を含む、請求項１１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２１］
＿運送業者に関連付けられる情報を管理するためのコンピュータ実施方法であって、
＿個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成するために、特定可能な船舶についての運送業者情報のセットを処理するステップであり、個々の目標経路が制御規則に従ってスコア付けされる、処理するステップと、
＿前記個々の特定可能な船舶について目標経路のランク付けリストを生成するステップと、
＿前記特定された個々の船舶のうちの少なくとも１つのサブセットを、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて、指定された場所及び日付に関連付けて特徴付けるステップと、
を含む、コンピュータ実施方法。

［条項２２］
＿複数の運送業者情報ソースから運送業者情報のセットを受信するステップであり、前記個々の運送業者情報ソースが前記個々の特定可能な船舶に関連付けられる運送業者情報を送信する、受信するステップをさらに含む、請求項２１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２３］
＿前記個々の運送業者情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの運送業者情報を送信し、個々のタイプの運送業者情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項２２に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２４］
＿前記複数の運送業者情報ソースから運送業者情報のセットを受信するステップが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて前記２つ以上のタイプの運送業者情報のうち少なくとも１つを受信するステップを含む、請求項２２に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２５］
＿前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて前記２つ以上のタイプの運送業者情報のうち少なくとも１つをフィルタリングするステップをさらに含む、請求項２２に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２６］
＿個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成するために、特定可能な船舶についての運送業者情報のセットを処理するステップが、
＿特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成するステップであり、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、形成するステップと、
＿個々の特定可能な船舶について目標経路を形成するために、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせるステップであり、前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされる、組み合わせるステップと、
を含む、請求項２２に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２７］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される前記制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項２１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２８］
＿前記適合度が、前記目標経路に含まれる場所について一致するタイミング情報に対応する、請求項２７に記載のコンピュータ実施方法。

［条項２９］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される前記制御規則が、前記目標経路について決定された実現可能度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項２１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項３０］
＿前記実現可能度が、前記目標経路における１つ又は複数の過去のアクティビティに予測されたアクティビティを一致させることに対応する、請求項２９に記載のコンピュータ実施方法。

［条項３１］
＿前記特定された個々の船舶のうちの少なくとも１つのサブセットを、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて、指定された場所及び日付に関連付けて特徴付けるステップが、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する運送業者計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成するステップを含む、請求項２１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項３２］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶についての目標経路に関連付けられる信頼度を示す少なくとも１つの表示特徴を含む、請求項３１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項３３］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットの密度に関連付けられる値インジケータを含む、請求項３１に記載のコンピュータ実施方法。

［条項３４］
＿運送業者情報ソースの動的なセットに基づいて運送業者との対話を管理するためのシステムであって、
＿個々の運送業者情報ソースに関連付けられる１つ又は複数のコンピューティングデバイスであり、前記個々の運送業者情報ソースが個々の船舶に関連付けられる運送業者情報を送信する、１つ又は複数のコンピューティングデバイスと、
＿運送業者経路及び出荷計画サービスに関連付けられる１つ又は複数のコンピューティングデバイスであり、前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、
＿＿個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成するために、複数の船舶についての運送業者情報のセットを処理することであり、個々の目標経路が制御規則に従ってスコア付けされる、処理することと、
＿＿前記個々の特定可能な船舶について目標経路のランク付けリストを生成することと、
＿＿前記複数の個々の船舶の少なくとも一部を、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて、指定された場所及び日付に関連付けて特徴付けることと、
を行うように構成される、１つ又は複数のコンピューティングデバイスと、
を備える、システム。

［条項３５］
＿前記個々の運送業者情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの運送業者情報を送信し、個々のタイプの運送業者情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項３４に記載のシステム。

［条項３６］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて複数の運送業者情報ソースから前記運送業者情報のセットを受信する、請求項３５に記載のシステム。

［条項３７］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される前記制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項３４に記載のシステム。

［条項３８］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスによって適用される前記制御規則が、前記目標経路について決定された実現可能度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項３４に記載のシステム。

［条項３９］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶についての目標経路に関連付けられる信頼度を示す少なくとも１つの表示特徴を含む、請求項３４に記載のシステム。

［条項４０］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、契約する可能性がある船舶に対応する運送業者計画及び情報ソース識別情報の要求を取得するようさらに構成される、請求項３４に記載のシステム。

［条項４１］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、前記運送業者情報のセットを処理して、特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成することによって、前記複数の船舶について運送業者情報のセットを処理して、個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成し、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、請求項３４に記載のシステム。

［条項４２］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせて、個々の特定可能な船舶について目標経路を形成することにより、前記複数の船舶について運送業者情報のセットを処理して、個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成し、前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされ、個々の目標経路が制御規則に従ってスコア付けされる、請求項４１に記載のシステム。

［条項４３］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、前記目標経路にペナルティモデルを適用することであり、前記ペナルティモデルが前記目標経路に含まれる前記場所情報を反映する、適用することにより、複数の船舶について前記運送業者情報のセットを処理して、個々の特定可能な船舶について１つ又は複数の目標経路を形成する、請求項３４に記載のシステム。

［条項４４］
＿前記運送業者経路及び出荷計画サービスが、前記特定された個々の船舶のうちの少なくとも１つのサブセットを、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて、指定された場所及び日付に関連付けて特徴付け、前記生成された目標経路のランク付けリストに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する運送業者計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成することを含む、請求項３４に記載のシステム。

［条項４５］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶についての目標経路に関連付けられる信頼度を示す少なくとも１つの表示特徴を含む、請求項４４に記載のシステム。

［条項４６］
＿前記インターフェースが、前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットの密度に関連付けられる値インジケータを含む、請求項４４に記載のシステム。

[0088]本明細書において説明される方法及びタスクの全ては、コンピュータシステムによって実行され、完全に自動化することができる。場合によっては、コンピュータシステムは、説明される機能を実行するためにネットワーク上で通信及び相互動作する複数の別個のコンピュータ又はコンピューティングデバイス（例えば、物理的なサーバ、ワークステーション、ストレージアレイ、クラウドコンピューティングリソースなど）を含む。このようなそれぞれのコンピューティングデバイスとしては、典型的には、メモリ又は他の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体若しくはデバイス（例えば、ソリッドステート記憶デバイス、ディスクドライブなど）に記憶されるプログラム命令又はモジュールを実行するプロセッサ（又は複数のプロセッサ）が挙げられる。本明細書において開示される様々な機能は、そのようなプログラム命令に具体化することができるか、又はコンピュータシステムの特定用途向け回路（例えば、ＡＳＩＣ、又はＦＰＧＡ）に実装することができる。コンピュータシステムが複数のコンピューティングデバイスを含む場合、これらのデバイスは同じ場所に配置されてもよいが、同じ場所である必要はない。開示される方法及びタスクの結果は、ソリッドステートメモリチップ又は磁気ディスクなどの物理的な記憶デバイスを、異なる状態に変形することにより永続的に記憶することができる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、処理リソースが複数の別個の事業エンティティ又は他のユーザにより共有されるクラウドベースのコンピューティングシステムであってもよい。

[0089]実施形態に応じて、本明細書において説明される処理又はアルゴリズムのうちの任意のものの、ある行為、事象、又は機能は、異なる順で実施することができ、追加、合併することができ、又は完全に省略してもよい（例えば、アルゴリズムの実践には、全ての説明される動作又は事象が必要ではない）。さらに、ある実施形態では、動作又は事象は、例えば、マルチスレッド処理、割り込み処理、又は複数のプロセッサ若しくはプロセッサコアを通じて、又は他の並列アーキテクチャで、順次ではなく、同時に実施されてもよい。

[0090]本明細書において開示される実施形態に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、ルーチン、及びアルゴリズムステップは、電子的なハードウェア（例えば、ＡＳＩＣ又はＦＰＧＡデバイス）、コンピュータハードウェア上で実行するコンピュータソフトウェア、又はその組み合わせとして実装することができる。さらに、本明細書において開示される実施形態に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、及びモジュールは、本明細書において説明される機能を実施するように設計された、プロセッサデバイス、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）若しくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらのあらゆる組み合わせなどの機械によって、実装又は実施することができる。プロセッサデバイスは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替としてプロセッサデバイスはコントローラ、マイクロコントローラ、状態機械、又はその組み合わせなどであってもよい。プロセッサデバイスは、コンピュータ実行可能命令を処理するように構成された電気的な回路を含むことができる。別の実施形態では、プロセッサデバイスは、コンピュータ実行可能命令を処理することなく論理演算を行うＦＰＧＡ又は他のプログラマブルデバイスを含む。プロセッサデバイスは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと併せた１つ若しくは複数のマイクロプロセッサ、又はあらゆる他のそのような構成物として実装することもできる。本明細書では主にデジタル技術に関して説明したが、プロセッサデバイスは、主にアナログコンポーネントを含むこともできる。例えば、本明細書において説明されるレンダリング技法の一部又は全ては、アナログ回路又はアナログ回路とデジタル回路との混合で実装することができる。コンピューティング環境は、あらゆるタイプのコンピュータシステムを含むことができ、例を挙げると、マイクロプロセッサに基づくコンピュータシステム、メインフレームコンピュータ、デジタル信号プロセッサ、ポータブルコンピューティングデバイス、デバイスコントローラ、又は家電製品の計算エンジンを含むが、それに限定されない。

[0091]本明細書において開示される実施形態に関連して説明される方法、処理、ルーチン、又はアルゴリズムの要素は、ハードウェア、プロセッサデバイスによって実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせとして直接具体化することができる。ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、ＣＤ－ＲＯＭ、又は非一時的なコンピュータ可読記憶媒体のあらゆる他の形態で存在することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサデバイスが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサデバイスに結合することができる。代替として、記憶媒体は、プロセッサデバイスと一体的であってもよい。プロセッサデバイス及び記憶媒体は、１つのＡＳＩＣに存在することができる。ＡＳＩＣは、ユーザ端末に存在することができる。代替として、プロセッサデバイス及び記憶媒体は、ユーザ端末のディスクリートコンポーネントとして存在することができる。

[0092]本明細書で使用される条件的言語、とりわけ「ｃａｎ」、「ｃｏｕｌｄ」、「ｍｉｇｈｔ」、「ｍａｙ」、「例えば、」などは、別段に明記されていない限り、又は使用されるコンテキスト内で理解されない限り、概略的にある実施形態が、ある特徴、要素、又はステップを含むが、他の実施形態はそれらを含まないことを伝えるよう意図されている。したがって、このような条件的言語は概略的に、特徴、要素、又はステップが、１つ又は複数の実施形態に必要とされること、或いは１つ又は複数の実施形態が、他の入力又はプロンプトの有無にかかわらず、これらの特徴、要素、又はステップが特定の実施形態に含まれるか又は特定の実施形態で実施されるかどうかを決定することのためのロジックを必然的に含むこと、を意味するよう意図されていない。用語「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ」、「ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ」、「ｈａｖｉｎｇ」などは、同義語的であり、包括的にオープンエンドの意味で使用され、追加的な要素、特徴、行為、動作などを排除するものではない。また、用語「ｏｒ」は、例えば要素の列挙をつなげるために使用された場合、用語「ｏｒ」が、その列挙の要素のうちの１つ、一部、又は全てを意味するように、その包含的な意味で（その排他的な意味ではなく）使用される。

[0093]言い回し「Ｘ、Ｙ、又はＺのうちの少なくとも１つ」などの選言的言語は、別段に明記されていない限り、一般に項目、用語などを提示するために使用されるコンテキストで理解されない限り、Ｘ、Ｙ、又はＺのいずれかであってもよく、或いはそれらの組み合わせであってもよい（例えば、Ｘ、Ｙ、又はＺ）。したがって、このような選言的言語は、概略的には、ある実施形態が、Ｘのうちの少なくとも１つ、Ｙのうちの少なくとも１つ、及びＺのうちの少なくとも１つが、それぞれ存在する必要があることを意味するよう意図されておらず、そのようなことを意味するべきではない。

[0094]上の詳細な説明では、様々な実施形態に適用して新奇な特徴を示し、説明し、また指摘したが、例示した形態、及びデバイス又はアルゴリズムの詳細において、様々な省略、置き換え、及び変更が、本開示の思想から逸脱することなく、なされ得ることが理解されよう。認識されるように、一部の特徴は、他の特徴とは別個に使用又は実践することができるため、本明細書において説明される特定の実施形態は、本明細書において説明される特徴及び利点の全てを提供しない形態で具体化することができる。本明細書において開示される特定の実施形態の範囲は、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の等価物の意味及び範囲に入る全ての変更は、その範囲に包含される。

Claims (15)

1. 船舶情報ソースの動的なセットに基づいて将来的な輸送航海について輸送船舶経路予測のためのシステムであって、
   １つ又は複数の個々の船舶情報ソースであり、前記個々の船舶情報ソースが個々の船舶に関連付けられる船舶情報を送信する、１つ又は複数の個々の船舶情報ソースと、
   船舶経路及び出荷計画システムであり、前記船舶経路及び出荷計画システムが、
   輸送航海の可能性がある船舶に対応する船舶計画及び情報ソース識別情報の要求を取得することと、
   少なくとも第１の船舶情報ソースからのインデックス付けされていない船舶データの第１のセット、及び第２の船舶情報ソースからのインデックス付けされていない船舶データの第２のセットを含む複数の船舶情報ソースから、船舶情報のセットを受信することであり、前記船舶データの第１及び第２のセットが異なってフォーマットされている、受信することと、
   インデックス付けされた船舶データの第１及び第２のセットを生成するように、前記インデックス付けされていない船舶データの第１及び第２のセットを、船舶識別情報データ部分、船舶場所データ部分、及び船舶荷積みステータスデータ部分でインデックス付けすることと、
   特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成するために、前記インデックス付けされた船舶データの第１及び第２のセットを含む前記船舶情報のセットを処理ことであり、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、処理することと、
   個々の特定可能な船舶について複数の目標経路を形成するために、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせることであり、得られる目標経路の数がスケルトンシナリオ経路の数よりも少なくなるように前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされる、組み合わせることと、
   要求された場所について、前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットの密度に関連付けられる値インジケータと前記生成された目標経路のランク付けリストとに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する船舶計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成することと、
   を行うように構成される、船舶経路及び出荷計画システムと、
   を備える、システム。
2. 前記個々の船舶情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの船舶情報を送信し、個々のタイプの船舶情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項１に記載のシステム。
3. 前記船舶経路及び出荷計画サービスが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいて前記複数の船舶情報ソースから前記船舶情報のセットを受信する、請求項２に記載のシステム。
4. 前記船舶経路及び出荷計画システムによって適用される制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項１に記載のシステム。
5. 前記船舶経路及び出荷計画システムが、前記制御規則に従って前記目標経路のそれぞれに沿った天気予報条件及び船舶サイズに基づいて目標経路の実現可能性を決定するように構成され、個々の目標経路が前記制御規則に従ってスコア付けされる、請求項４に記載のシステム。
6. 前記通常経路及び出荷計画システムが、前記目標経路にペナルティモデルを適用するように構成され、前記ペナルティモデルが前記目標経路に含まれる前記場所情報を反映する、請求項１～５のいずれか一項に記載のシステム。
7. 前記船舶経路及び出荷計画システムが、前記個々の特定可能な船舶について前記目標経路のランク付けリストを生成するように構成される、請求項１～６のいずれか一項に記載のシステム。
8. 船舶情報ソースの動的なセットに基づいて将来的な輸送航海について輸送船舶経路予測のための方法であって、
   輸送航海の可能性がある船舶に対応する船舶計画及び情報ソース識別情報の要求を取得するステップと、
   少なくとも第１の船舶情報ソースからのインデックス付けされていない船舶データの第１のセット、及び第２の船舶情報ソースからのインデックス付けされていない船舶データの第２のセットを含む複数の船舶情報ソースから、船舶情報のセットを受信するステップであり、前記船舶データの第１及び第２のセットが異なってフォーマットされている、受信するステップと、
   インデックス付けされた船舶データの第１及び第２のセットを生成するように、前記インデックス付けされていない船舶データの第１及び第２のセットを、船舶識別情報データ部分、船舶場所データ部分、及び船舶荷積みステータスデータ部分でインデックス付けするステップと、
   特定可能な船舶について複数のスケルトンシナリオ経路を形成するために、前記インデックス付けされた船舶データの第１及び第２のセットを含む前記船舶情報のセットを処理するステップであり、船舶についての個々のスケルトンシナリオ経路が１つ又は複数のアンカーポイントによって定義される、処理するステップと、
   個々の特定可能な船舶について複数の目標経路を形成するために複数の目標経路を形成するために、前記複数のスケルトンシナリオ経路を組み合わせるステップであり、得られる目標経路の数がスケルトンシナリオ経路の数よりも少なくなるように前記複数のスケルトンシナリオ経路が共通のアンカーポイントに従って組み合わされる、組み合わせるステップと、
   要求された場所について、前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットの密度に関連付けられる値インジケータと前記目標経路とに基づいて前記特定された個々の船舶の少なくとも１つのサブセットを特定する船舶計画及び情報ソース識別情報の前記要求に応じてインターフェースを生成するステップと、
   を含む、方法。
9. 前記個々の船舶情報ソースが、個々の船舶に関連付けられる２つ以上のタイプの船舶情報を送信し、個々のタイプの船舶情報へのアクセスがユーザに関連付けられる１つ又は複数の属性に基づいている、請求項８に記載の方法。
10. 前記ステップ又は前記複数の船舶情報ソースから前記船舶情報のセットを前記受信するステップが、前記ユーザに関連付けられる提出された属性に基づいている、請求項９に記載の方法。
11. 制御規則が、前記目標経路について決定された適合度に基づいて目標経路にスコアを関連付ける、請求項８、９又は１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記制御規則に従って前記目標経路のそれぞれに沿った天気予報条件及び船舶ファイルに基づいて目標経路の実現可能性を決定するステップであり、個々の目標経路が前記制御規則にスコア付けされる、決定するステップを含む、請求項１１に記載の方法。
13. 前記ステップ又は前記目標経路に含まれる前記場所情報を反映するペナルティモデルを適用するステップを含む、請求項８～１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 前記個々の目標船舶について前記目標経路のランク付けリストを生成するステップを含む、請求項８～１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 汎用コンピュータで実行されると請求項８～１４のいずれか一項に記載の方法のステップを前記汎用コンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。

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