JP2022507816A - V2xメッセージ送信方法、装置、及びシステム - Google Patents

V2xメッセージ送信方法、装置、及びシステム Download PDF

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Abstract

本願の実施形態は、通信技術の分野に関し、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する端末のアプリケーションレイヤによって引き起こされる問題を解決するためのV2Xメッセージ送信方法、装置、及びシステムを開示する。この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するステップと;端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びV2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップと;端末が、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するステップと;を含む。

Description

本願は、2018年11月20日に中国国家知的財産局に出願された、“V2X MESSAGE TRANSMISSION METHOD, DEVICE, AND SYTEM”という表題の中国特許出願第201811386032.4号の優先権を主張するものであり、この文献はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本願の実施形態は、通信分野、特に、車両と全てのものとの間の(vehicle to everything, V2X)メッセージ送信方法、装置、及びシステムに関する。
車両と全てのものとの間(vehicle to everything, V2X)通信システムには、複数の異なるタイプのV2Xメッセージ、例えば、車両と車両との間(vehicle to vehicle, V2V)メッセージ、車両と歩行者との間(vehicle to person, V2P)メッセージ、車両とネットワークとの間(vehicle to network, V2N)メッセージ、車両とインフラストラクチャとの間(vehicle to infrastructure, V2I)メッセージ、車両同士の間の衝突防止メッセージ、エンターテインメント・アプリケーションメッセージ、及び車両同士の間で交換されるナビゲーションメッセージが存在する。これらのV2Xメッセージには、異なるサービス品質(quality of service, QoS)要件があり得る。例として、V2Vメッセージ及びV2Nメッセージを使用する。V2Vメッセージには、低遅延及び高信頼性等の送信に関する要件があり、V2Nメッセージには、送信遅延に関する高い要件はない。
V2XメッセージのQoS要件を満たすために、QoS要件の異なるV2Xメッセージは、異なる通信インターフェイスを介して送信され得る。例えば、PC5インターフェイスは車両同士の間の直接通信インターフェイスであり、PC5インターフェイスは、伝送遅延が低く、伝送の信頼性が高いという特徴がある。Uuインターフェイスは、端末とネットワークとの間の通信インターフェイスであり、PC5インターフェイスと比較して、Uuインターフェイスは伝送遅延が大きいという特徴がある。この場合に、V2VメッセージがPC5インターフェイスを介して送信されると、V2VメッセージのQoS要件を満たすことができる。V2VメッセージがUuインターフェイスを介して送信されると、遅延は比較的大きく、V2VメッセージのQoS要件を満たすことができない。
現在の技術では、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージを送信するために使用される通信インターフェイスを選択する。具体的には、端末のアプリケーションレイヤは、アプリケーションレイヤによって生成されたV2XメッセージがUuインターフェイス又はPC5インターフェイスを介して送信されるかを決定してから、端末の最下レイヤ(bottom layer)が、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信する。ただし、端末のアプリケーションレイヤが通信インターフェイス等の現在の通信能力を認識できないため、次の問題が発生し易い;端末のアプリケーションレイヤによって生成されたV2Xメッセージを、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介して送信できない、又は端末のアプリケーションレイヤによって生成されたV2Xメッセージを、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介して送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができない。
本願の実施形態は、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する端末のアプリケーションレイヤによって引き起こされる問題を解決するための、V2Xメッセージ送信方法、装置、及びシステムを提供する。
前述の目的を達成するために、次の技術的解決策が、本願の実施形態において使用される。
本願の実施形態の第1の態様によれば、V2Xメッセージ送信方法が提供される。この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するステップと;第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びV2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(第1の対応関係と呼ばれ得る)に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するステップと;を含む。
第1の態様で提供される方法によれば、端末は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、V2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、V2XメッセージをV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信することができる。このようにして、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を構成することができ、V2Xメッセージの通信インターフェイスは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて決定される。従って、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する必要がなく、それによって、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できないという問題が回避される、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができないという問題が回避される。
可能な設計において、第1の態様を参照して、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップは、端末が、第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが少なくとも2つの通信インターフェイスを含む場合に、端末が、少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて優先度のより高い通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用するステップ、又は少なくとも2つの通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用するステップと;を含む。
この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージは、優先度のより高い1つの通信インターフェイスを介して送信され得るか、又はV2Xメッセージは、2つ以上の通信インターフェイスを介して送信される。これにより、V2Xメッセージの送信の柔軟性及び信頼性が向上する。
可能な設計において、第1の態様を参照して、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップは、端末が、第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが1つの通信インターフェイスを含む場合に、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用するステップと;を含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージのサービス識別子は、サービス識別子と1対1の対応関係を有する通信インターフェイスとともに格納され得、それによって、V2Xメッセージのサービス識別子に対応する1つの通信インターフェイスは、V2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用され、V2Xメッセージは通信インターフェイスを介して送信される。
可能な設計において、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、V2XCFから第1の対応関係を取得するステップをさらに含む。この可能な設計に基づいて、端末のV2X通信を一元的に制御するV2XCFは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を生成し、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を端末に送信することができる。
第2の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、端末、端末内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、前述の態様又は可能な設計において端末によって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、取得ユニット、決定ユニット、及び送信ユニットを含み得る。
取得ユニットは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するように構成される。
決定ユニットは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(第1の対応関係と呼ばれ得る)に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するように構成される。
送信ユニットは、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するように構成される。
通信機器の特定の実施態様については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法における端末の動作及び機能を参照されたい。詳細についてはここで再び繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第3の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従ってV2Xメッセージ送信方法を実行する。
第4の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第5の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
本願の実施形態の第6の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得し、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(第1の対応関係と呼ばれ得る)に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第3の態様~第6の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
本願の実施形態の第7の態様によれば、V2Xメッセージ送信方法が提供される。この方法は、V2XCFが、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するステップと;第1の要求に基づいて、V2X通信パラメータを送信するステップと;を含み、V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。
第7の態様の方法によれば、端末のV2X通信を一元的に制御及び管理するV2XCFは、端末のサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を構成し得、それによって、端末は、V2XCFの構成に基づいて、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを決定する。
可能な設計において、第7の態様を参照すると、少なくとも1つの通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み、PC5インターフェイスの優先度はUuインターフェイスの優先度とは異なる。
この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスは、PC5インターフェイス、Uuインターフェイス、又はPC5インターフェイス及びUuインターフェイスとして構成され得る。さらに、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスには異なる優先度が構成されているため、少なくとも1つの通信インターフェイスがPC5インターフェイス及びUuインターフェイスを含む場合に、端末は、通信インターフェイスの優先度に基づいて、2つの通信インターフェイスからより優先度の高い通信インターフェイスを選択し、V2Xメッセージをより優先度の高い通信インターフェイスを介して送信する。
第8の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、V2X(vehicle to everything)制御機能、V2X制御機能のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のV2X制御機能によって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。
受信ユニットは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するように構成される。
送信ユニットは、第1の要求に基づいて、V2X通信パラメータを送信するように構成され、V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。
通信機器の特定の実施態様については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法におけるV2X制御機能の動作及び機能を参照されたい。詳細についてはここで再び繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第9の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行する。
第10の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第11の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第12の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、通信インターフェイスを介して、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信し、第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信する。ここで、V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第9の態様~第12の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
第13の態様によれば、本願の一実施形態は、V2Xメッセージ送信方法を提供する。この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージに関するものであり、且つ第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む識別情報を取得するステップと;第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む(filters the first V2X message into a first QoS flow:第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内にフィルタリングする)ステップと;第1のQoSフローを使用することにより第1のV2Xメッセージを送信するステップと;を含む。
第13の態様の方法によれば、端末が、V2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、V2XメッセージをQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する、つまり、QoSフローの粒度でV2Xメッセージを送信することができ、それによって、V2Xメッセージの送信がQoS要件を満たすようにする。
可能な設計において、第13の態様を参照すると、少なくとも1つのパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージの識別情報は、少なくとも1つのパケットフィルタセット内に含められ得、それによって、端末は、少なくとも1つのパケットフィルタセットにおいて、第1のV2Xメッセージの識別情報を含む第1のパケットフィルタセットを決定し、第1のV2Xメッセージを第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込む。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計を参照して、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むステップは、端末が、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間の対応関係に基づいて、第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフローの識別子を決定するステップであって、第1のパケットフィルタセットは、少なくとも1つのパケットフィルタセット内にあり、且つ第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットである、決定するステップと;QoSフローの決定した識別子に基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むステップと;を含む。
この可能な設計に基づいて、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットを見つけ、そしてパケットフィルタセットに対応し、且つQoSフローの識別子によって識別される第1のV2XメッセージをQoSフロー内に差し込むことができる。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、V2XCFから少なくとも1つのパケットフィルタセットを受信するステップをさらに含む。
この可能な設計に基づいて、端末のV2X通信を一元的に制御及び管理するV2XCFは、端末のためのパケットフィルタセットを含むV2X通信パラメータを構成し得、それによって、端末は、V2XCFによって構成されたパケットフィルタセットに基づいてV2XメッセージをQoSフロー内に差し込む。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、端末が、第1のQoSフローを使用することにより第1のV2Xメッセージを送信するステップは、端末が、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信するステップを含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージは、V2XメッセージのQoS要件が満たされるのを確実にするために、QoSフローの通信インターフェイスを介して送信され得る。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを第1のQoSフローの通信インターフェイスとして使用するステップと;をさらに含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージの通知インターフェイスをV2Xメッセージに対応するQoSフローの通信インターフェイスとして使用して、V2XメッセージがQoSフロー内に差し込まれた後もV2Xメッセージの通信インターフェイスが変更されないようにすることができ、これにより、V2Xメッセージの送信要件を満たす。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、第1のQoSフローの識別子、及びQoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、第1のQoSフローの通信インターフェイスを決定するステップをさらに含む。この可能な設計に基づいて、QoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係を確立することができ、それによって、端末は、対応関係に基づいてQoSフローの通信インターフェイスを決定する。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、IPアドレス、又はUDPポート番号の1つ又は複数を含む。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、第1のV2Xメッセージの識別情報が第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む場合に、端末が第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するステップは、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第3の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を決定するステップを含み、第3の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係である。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係を事前に構成することができ、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係に基づいて決定される。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、V2XCFから、端末に通信レイヤ識別子をサービス識別子と関連付けるよう指示するために使用される関連付け指標を受信するステップと;関連付け指標に基づいて第3の対応関係を生成するステップと;をさらに含む。この可能な設計に基づいて、端末は、V2XCFの関連付け指標に基づいて、サービス識別子と通信レイヤ識別子との間の対応関係を生成する、すなわち、V2XCFは、サービス識別子に対応する通信レイヤ識別子を制御及び管理して、通信レイヤ識別子の使用における競合を回避することができる。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、第1のV2Xメッセージの識別情報が第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む場合に、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するステップは、端末が、V2XCFから第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信するステップ、又は、端末が、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成するステップを含む。この可能な設計に基づいて、V2XCF又は端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をリアルタイムで生成することができる。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、端末が第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成した後に、この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのレイヤ識別子をV2XCFに送信するステップと;端末が、V2XCFから通知メッセージを受信するステップと;をさらに含み、通知メッセージは、端末に第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用される。この可能な設計に基づいて、通信レイヤ識別子を生成した後に、端末は、通信レイヤ識別子をV2XCFに通知し、V2XCFが通信レイヤ識別子を使用可能と判定した後に、通信レイヤ識別子を使用する。V2XCFは、サービス識別子に対応する通信レイヤ識別子を制御及び管理して、通信レイヤ識別子の使用における競合を回避する。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、通知メッセージは、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む。この可能な設計に基づいて、端末が通信レイヤ識別子を使用可能と判定した後に、V2XCFは、使用可能な通信レイヤ識別子を端末に通知する。
第14の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、端末、端末内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、第13の態様又は第13の態様の可能な設計において端末によって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、取得ユニット、決定ユニット、及び送信ユニットを含み得る。
取得ユニットは、第1のV2Xメッセージに関するものであり、且つ第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む識別情報を取得するように構成される。
決定ユニットは、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むように構成される。
送信ユニットは、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信するように構成される。
通信機器の特定の実施態様については、第14の態様又は第14の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法における端末の動作及び機能を参照されたい。詳細についてはここで再び繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第15の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つに従ってV2Xメッセージ送信方法を実行する。
第16の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第17の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第18の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、第1のV2Xメッセージに関するものであり、且つ第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む識別情報を取得し、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込み、第1のQoSフローを使用することにより第1のV2Xメッセージを送信する。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第15の態様~第18の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
第19の態様によれば、V2Xメッセージ送信方法が提供される。この方法は、V2XCFが、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するステップと;第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信するステップと;を含み、V2X通信パラメータは、パケットフィルタセットを含む。第19の態様の方法によれば、V2XCFは、端末のためのパケットフィルタセットを構成することができ、それによって、端末は、V2Xメッセージの識別情報及びパケットフィルタセットに基づいて、V2XメッセージをQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する、すなわち、QoSフローの粒度でV2Xメッセージを送信することができ、それにより、V2XメッセージのQoS要件を満たす。
可能な設計において、第19の態様を参照すると、パケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含み、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間に対応関係がある。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージの識別情報をパケットフィルタセットに含めることができ、それによって、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットを決定し、第1のV2Xメッセージをパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込む。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、第3の対応関係を端末に送信するステップをさらに含み、第3の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係である。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、関連付け指標を端末に送信するステップをさらに含み、関連付け指標は、端末に通信レイヤ識別子をサービス識別子に関連付けるよう指示するために使用される。この可能な設計に基づいて、V2XCFは、端末にV2Xメッセージのサービス識別子をV2Xメッセージの通信レイヤ識別子に関連付けるよう指示するために、関連付け指標を端末に送信することができる。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成するステップと;V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を端末に送信するステップと;をさらに含む。この可能な設計に基づいて、V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をリアルタイムで生成することができる。これは容易で便利である。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、端末からV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信するステップと;V2XCFが、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可すると決定すると、V2XCFが、通知メッセージを端末に送信するステップと;をさらに含み、通知メッセージは、端末にV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用される。この可能な設計に基づいて、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成した後に、端末が、V2Xメッセージの生成した通信レイヤ識別子をV2XCFに送信し、V2XCFが、端末が通信レイヤ識別子を使用可能であると判定した後に、通信レイヤ識別子を使用することができる。V2XCFは、端末によるV2Xメッセージの通信レイヤ識別子の使用を一元的に制御及び管理して、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子の使用における競合を回避する。
可能な設計において、通知メッセージは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む。この可能な設計に基づいて、端末が特定のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用可能であると判定した後に、V2XCFは、V2Xメッセージに関するものであり且つ使用可能な通信レイヤ識別子を端末に通知する。
可能な設計において、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、IPアドレス、又はUDPポート番号の1つ又は複数を含む。
第20の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、V2X(vehicle to everything)制御機能、V2X制御機能のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、第19の態様又は第19の態様の可能な設計においてV2XCFによって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。
受信ユニットは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するように構成される。
送信ユニットは、第1の要求に基づいて、パケットフィルタセットを含むV2X通信パラメータを送信するように構成される。
通信機器の特定の実施態様については、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法におけるV2XCFの動作及び機能を参照されたい。詳細はここでは繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第21の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つに従ってV2Xメッセージ送信方法を実行する。
第22の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第23の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第24の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信し、第1の要求に基づいて、パケットフィルタセットを含むV2X通信パラメータを送信する。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第21の態様~第24の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
第25の態様によれば、V2Xメッセージ送信システムが提供される。システムは、第2の態様~第6の態様のいずれか1つに記載の端末と、第8の態様~第12の態様のいずれか1つに記載のV2XCFとを含む、又は、第14の態様~第18の態様のいずれか1つに記載の端末と、第20の態様~第24の態様のいずれか1つに記載のV2XCFとを含む。
本願の一実施形態によるシステムアーキテクチャの簡略化した概略図である。 本願の一実施形態による端末のプロトコルレイヤの概略図である。 本願の一実施形態による通信機器の概略構成図である。 本願の一実施形態によるV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、V2XメッセージをV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するフローチャートである。 本願の一実施形態による別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信するフローチャートである。 本願の一実施形態による、別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、さらに別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、さらに別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による通信機器80の概略構成図である。 本願の一実施形態による通信機器90の概略構成図である。
以下では、添付の図面を参照して、本願の実施形態の実施態様を詳細に説明する。
本願の実施形態で提供する方法は、V2Xメッセージ送信をサポートする任意の通信システムで使用することができる。通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、第5世代(5th generation, 5G)移動通信システム、又は新しい無線(new radio, NR)システムであり得、又は、通信システムは、非3GPP通信システムであり得る。これは限定されない。
図1は、通信システムのアーキテクチャ図である。通信システムは、複数の端末、アクセスネットワーク装置、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function, AMF)、V2X制御機能(V2X control function, V2XCF)、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)、統合データ管理(unified data management, UDM)、セッション管理機能(session management function, SMF)、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)エンティティ、データネットワーク(data network, DN)等を含み得る。DNには、V2Xアプリケーションサーバ(application server, APP server)が含まれ得る。本願の実施形態で提供する方法は、主に、図1の端末とV2XCFとの間の相互作用を介して実行される。図1に示されるように、端末は、アクセスネットワーク装置及びAMFを介してV2XCFと相互作用することができる。
図1の端末は、ユーザ機器(user equipment, UE)又は端末装置(terminal)と呼ばれ得、V2X通信をサポートし得、例えば、V2Xメッセージを受信又は送信し得る。V2Xメッセージは、車両と車両との間(V2V)メッセージ、V2Pメッセージ、V2Nメッセージ、V2Iメッセージ、車両同士の間の衝突防止メッセージ、エンターテインメント・アプリケーションメッセージ、車両同士の間で交換されるナビゲーションメッセージ等を含み得るが、これらに限定されない。図1に示される端末は、車載端末、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、スマートガススタンド(gas station)、インテリジェント信号機等が含まれるが、これらに限定されない。本願の実施形態では、端末は、異なるタイプの通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信することができる。通信インターフェイスについては、次の方法実施形態の説明を参照されたい。例えば、通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み得る。
図1に示される通信システムは、本願の実施形態で提供する方法を説明するための例として使用されることに留意されたい。これは限定されない。
図2aは、端末のプロトコルレイヤの概略図である。プロトコルレイヤは、V2Xメッセージを送信する際に端末をサポートすることができる。図2aに示されるように、端末のプロトコルレイヤは、アプリケーションレイヤ(application layer)、V2Xレイヤ(V2X layer)、パケットフィルタレイヤ(packet filter layer)、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)レイヤ、無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤ、メディアアクセス制御(media access control, MAC)レイヤ、及び物理レイヤ(PHY layer)を含み得る。
アプリケーションレイヤは、主に、V2Xサービスを提供するために、例えば、V2Xメッセージを生成するために使用される。
V2Xレイヤは、主に、V2Xメッセージ等の通信インターフェイスを決定するために使用される。V2Xレイヤは、サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を格納することができる。端末のV2Xレイヤは、端末に個別に展開する、又は端末の別のプロトコルレイヤに展開することができる。例えば、V2Xレイヤは、端末の非アクセス層(non-access stratum, NAS)(図2aには図示せず)に展開され得る。V2XレイヤがNASに展開される場合に、V2Xレイヤによって実行されたアクションはNASによって実行されたと見なされ得る。これは限定されない。本願の実施形態では、端末のV2Xレイヤが端末内に独立して展開される例を説明のために使用する。これは限定されない。
パケットフィルタレイヤは、主に、V2Xメッセージを適切なQoSフロー内に差し込む(filter the V2X message into a proper QoS flow:V2Xメッセージを適切なQoSフロー内にフィルタリングする)ために使用される。パケットフィルタレイヤは、パケットフィルタセット、サービス品質フロー(QoS flow, QF)と通信インターフェイスとの間の対応関係等を格納(又は記録)することができる。
PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤの機能は、現在の技術におけるPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤの機能と同じである。詳細については説明しない。PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤを組み合わせて、端末の最下レイヤと呼ぶことができる。端末は、通信インターフェイスに対応する最下レイヤを構成することができ、異なるタイプの通信インターフェイスは、最下レイヤの異なる構成に対応する。V2Xメッセージは、通信インターフェイスに対応する最下レイヤによって処理された後に、通信インターフェイスを介して送信され得る。
異なるタイプの通信インターフェイスは、同じPDCPレイヤを共有し得るか、又は異なるPDCPレイヤを別々に使用し得ることに留意されたい。これは限定されない。本願の実施形態では、異なるタイプの通信インターフェイスが異なるPDCPレイヤに対応する例を説明のために使用する。
さらに、図2aは、端末のプロトコルレイヤの添付図の単なる例である。図2aに示されるプロトコルレイヤに加えて、端末は、別のプロトコルレイヤ、例えば、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol, SDAP)レイヤ、又は無線リソース制御(radio resource control, RRC)レイヤをさらに含み得る。SDAPレイヤは、V2XレイヤとPDCPレイヤとの間に配置できる。SDAPレイヤ、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、及びRRCレイヤは、まとめて、端末のアクセス層(access stratum, AS)と呼ばれ得る。本願の以下の実施形態では、パケットフィルタレイヤは、SDAPレイヤ、NAS、又はASであり得るか、或いはSDAPレイヤ、NAS、又はASに含まれ得るか、或いはV2Xレイヤであり得るか、或いはV2Xレイヤに含まれ得る。以下では、説明のために、パケットフィルタレイヤが端末に独立して展開される例のみを使用する。パケットフィルタレイヤをV2Xレイヤに置き換えて、パケットフィルタレイヤによって実行されるアクションを実行することができる。例えば、V2Xレイヤを使用して、V2Xメッセージを対応するQoSフロー内に差し込むこともできる。
図1のV2XCFは、通信インターフェイス又はサービス指向インターフェイスを介してコアネットワーク内の別のネットワーク要素(例えば、AMF)に接続され得る。V2XCFは、主に、端末のV2X通信パラメータを設定するように構成される。例えば、V2XCFは、ネットワークリソース展開ステータス、端末の加入及び認証情報、V2Xアプリケーションサーバによって提供されるアプリケーション情報(例えば、V2Xアプリケーションの特徴及びQoS要件)、及び他の情報に基づいて、端末のV2X通信パラメータを決定することができる。V2Xアプリケーションの特徴及びQoS要件は、V2Xアプリケーションのサービスタイプ、V2Xアプリケーションを送信するための最大帯域幅、V2Xアプリケーションの送信をサポートする通信インターフェイス、V2Xアプリケーションの送信をサポートする通信インターフェイスの優先度等を含み得るが、これらに限定されない。V2X通信パラメータは、V2Xアプリケーションの特徴及びQoS要件に基づいて生成され、V2X通信パラメータは端末のために構成される。V2X通信パラメータの説明については、以下の実施形態の説明を参照されたい。V2XCFは、図1に示されるコアネットワークに独立して展開され得る、又はPCF内に統合され得る。これは限定されない。V2XCFがPCF内に統合される場合に、以下の方法の実施形態におけるV2XCFは、代替的に、PCFで置き換えられ得る。本願の実施形態では、V2XCFがコアネットワークに独立して展開される例を説明のために使用する。
図1に示されるネットワークアーキテクチャは、、単なる例示的なアーキテクチャであり、図1に示される通信システムに含まれるネットワーク要素の数量は、本願の実施形態に限定されないことに留意されたい。図示していないが、図1に示されるネットワーク内の機能エンティティに加えて、図1に示されるネットワークは、別の機能エンティティをさらに含み得る。さらに、ネットワーク要素の名前、ネットワーク要素同士の間のインターフェイス、及び図1に示されるアーキテクチャにおけるプロトコルレイヤは、単なる例であり、特定の実施態様では他の名前になる場合がある。これは、本願の実施形態において特に限定されない。
特定の実施態様の間に、本願の実施形態を実行する端末及びV2XCFは、図2bに示されるハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実現され得る。図2bは、本願の一実施形態による通信機器の概略構成図である。図2bに示されるように、通信機器は、少なくとも1つのプロセッサ21、メモリ22、通信インターフェイス23、及び通信バス24を含み得る。以下では、図2bを参照して通信機器の各構成要素を詳細に説明する。
プロセッサ21は、1つのプロセッサであり得るか、又は複数の処理要素の集合的用語であり得る。例えば、プロセッサ21は、中央処理装置(central processing unit, CPU)又は特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)であり得るか、又は本願の実施形態を実施するように構成された1つ又は複数の集積回路、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor, DSP)或いは1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)であり得る。
プロセッサ21は、メモリ22に格納されたソフトウェアプログラムを実行又は起動し、メモリ22に格納されたデータを呼び出すことによって、通信機器の様々な機能を実行することができる。特定の実施態様の間に、一実施形態では、プロセッサ21は、1つ又は複数のCPU、例えば、図2bのCPU0及びCPU1を含み得る。
特定の実施態様の間に、一実施形態では、通信機器は、複数のプロセッサ、例えば、図2bのプロセッサ21及びプロセッサ25を含み得る。各プロセッサは、シングルコアプロセッサ(single-CPU)であってもよく、又はマルチコアプロセッサ(multi-CPU)であってもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ又は複数の装置、回路、及び/又は処理コアを指す場合がある。
メモリ22は、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)又は静的情報及び命令を格納することができる別のタイプの静的記憶装置、或いはランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)又は情報及び命令を格納することができる別のタイプの動的記憶装置であってもよく、又は電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)又は別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-rayディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は別の磁気記憶装置であってもよく、又は予想されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形態で伝達又は格納するために使用でき、且つコンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体であってもよいが、それらに限定されない。メモリ22は、独立して存在してもよく、通信バス24を介してプロセッサ21に接続され得る。メモリ22は、代替的に、プロセッサ21と統合され得る。メモリ22は、本願の解決策を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ21は実行を制御する。
通信インターフェイス23は、トランシーバ等の任意の機器を介して別の装置又は通信ネットワーク(イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)、又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)等)と通信するように構成される。通信インターフェイス23は、受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。
通信バス24は、業界標準アーキテクチャ(industry standard architecture, ISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(peripheral component interconnect, PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, EISA)バス等であり得る。バスは、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類することができる。表現を容易にするために、図2bのバスを表すために1本の太い線のみが使用されているが、これはバスが1つしかない、又はバスのタイプが1つしかないという意味ではない。
図2bに示される構成要素は、通信機器に対する制限を構成するものではないことに留意されたい。図2bに示される構成要素に加えて、通信機器は、図に示されるものよりも多い又は少ない構成要素を含み得るか、又はいくつかの構成要素が組み合わされ得るか、又は異なる構成要素の配置が使用され得る。
以下では、図1に示される通信システムを参照して、本願の実施形態で提供されるV2Xメッセージ送信方法を説明する。以下の方法の実施形態で言及する端末は、図2aに示されるプロトコルレイヤを有し、以下の方法の実施形態で言及する端末及びV2XCFは、図2bに示されるハードウェアを有する。詳細については再び説明しない。本願の以下の実施形態では、ネットワーク要素同士の間のメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前等は単なる例であり、特定の実施態様の間に他の名前になる場合があることに留意されたい。これは、本願の実施形態において特に限定されない。
図3~図6に示される実施形態のいずれか1つが(例えば、実施形態が実行される前に、又は実施形態を実行するプロセスにおいて)実行されるときに、V2Xメッセージ送信に使用されるいくつかのV2X通信パラメータが、端末上で構成(又は格納)され得る。
一例では、V2X通信パラメータは、端末によってV2XCFから取得され得る、すなわち、端末に関するV2XCFによって構成され得る。例えば、端末は、ネットワーク登録を要求するために使用される登録要求をAMFに送信することができる。登録要求を受信した後に、AMFは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求をV2XCFに送信する。第1の要求を受信した後に、V2XCFは、V2X通信パラメータを取得し、V2X通信パラメータを第1の要求に対する応答内に含め、応答をAMFに送信する。第1の要求に対する応答を受信した後に、AMFは、NASメッセージ(例えば、登録要求に対応する登録応答)を使用して、V2X通信パラメータを端末に送信する。
別の例では、V2XCFは、V2X通信パラメータを生成し、V2X通信パラメータをAMFに能動的に送信する。AMFは、V2X通信パラメータを端末構成更新(UE構成更新)メッセージ内に含め、端末構成更新メッセージを端末に送信する。
別の例では、端末は、別のNASメッセージを使用して、V2XCFからV2X通信パラメータを取得することができる。例えば、端末は、アップリンクNAS送信メッセージ(UL NASトランスポートメッセージ)をAMFに送信することができ、ここで、アップリンクNAS送信メッセージは、V2X通信パラメータを要求するよう指示するために使用される指標情報を伝達する。アップリンクNAS送信メッセージを受信した後に、AMFは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求をV2XCFに送信する。第1の要求を受信した後に、V2XCFは、V2X通信パラメータを取得し、V2X通信パラメータを第1の要求に対する応答内に含め、応答をAMFに送信する。第1の要求に対する応答を受信した後に、AMFは、V2X通信パラメータを端末構成更新(UE構成更新)メッセージ内に含め、端末構成更新メッセージを端末に送信する。
本願の実施形態では、V2X通信パラメータは、V2Xアプリケーションとサービス識別子との間の対応関係、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージのカプセル化モードとの間の対応関係、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(本願の実施形態では第1の対応関係として名付けられ得る)、QoSフローの識別子に対応するパケットフィルタセット、又はQoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係(本願の実施形態では第2の対応関係と名付けられ得る)を含み得るが、これらに限定されない。V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係(本願の実施形態では第3の対応関係と名付けられ得る)、別のパラメータ等をさらに含み得る。例えば、V2X通信パラメータは、公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network, PLMN)、地理的位置情報、作業時間情報、又はV2X通信を実行することを許可された端末の使用スペクトルをさらに含み得る。
V2Xメッセージのサービス識別子(service identity, service ID)は、サービス識別子又はV2Xサービス識別子とも呼ばれ得る。V2Xメッセージのサービス識別子は、V2Xメッセージが属するV2Xアプリケーションを識別するために使用され得、例えば、V2Xメッセージのアプリケーションレイヤ識別子であり得る。V2Xメッセージのサービス識別子には、任意の形式の文字、漢字、数字、又は特殊文字の記号を含めることができる。異なるV2XアプリケーションのV2Xメッセージのサービス識別子は異なる場合があり、同じV2XアプリケーションのV2Xメッセージのサービス識別子は同じである場合がある。
V2Xメッセージのカプセル化モードは、2つのモード:インターネットプロトコル(internet protocol, IP)カプセル化及び非IPカプセル化を含み得る。IPカプセル化は次のようになり得る:V2Xメッセージは、IPアドレス及び/又はユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol, UDP)ポート番号とともにカプセル化される;又は、V2Xメッセージ及びV2Xメッセージのレイヤ2識別子が、IPアドレス及び/又はUDPポート番号とともにカプセル化される。非IPカプセル化は次のようになり得る:V2Xメッセージはレイヤ2識別子とともにカプセル化される。
通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み得る。PC5インターフェイス及びUuインターフェイスは、異なる無線アクセス技術(radio access technology, RAT)をサポートすることができる。例えば、RATにはLTE技術又はNR技術が含まれ得る。LTE技術をサポートするPC5インターフェイスは、LTE PC5インターフェイスと呼ばれ得、NR技術をサポートするPC5インターフェイスは、NR PC5インターフェイスと呼ばれ得る。LTE技術をサポートするUuインターフェイスは、LTE Uuインターフェイスと呼ばれ得、NR技術をサポートするUuインターフェイスは、NR Uuインターフェイスと呼ばれ得る。
本願の実施形態では、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスが異なるRATをサポートする場合に、V2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスであることは、V2Xメッセージの通信インターフェイスが、LTE PC5インターフェイス、NR PC5インターフェイス、LTE Uuインターフェイス、又はNR Uuインターフェイスの1つ又は複数の通信インターフェイスであることであり得る。これは限定されない。以下は、V2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスである例を使用することによって、本願の実施形態で提供されるV2Xメッセージ送信方法を説明する。
本願の実施形態では、通信インターフェイスの名前は、説明のための単なる例であることに留意されたい。PC5インターフェイス及びUuインターフェイスは、代替的に、他のインターフェイスとして名付けられ得る。例えば、PC5インターフェイスは、代替的に、サイドリンク(sidelink)インターフェイスと名付けられ得、Uuインターフェイスは、代替的に、NRインターフェイスと名付けられ得る。通信インターフェイスは、PC5インターフェイス又はUuインターフェイスを含むが、これらに限定されず、通信技術の開発とともに後に出現する別のインターフェイスをさらに含み得る。
QoSフローの識別子は、QoSフローを識別するために使用され、サービスフロー識別子(QoS flow identifier, QFI)又は第5世代サービス識別子(5th generation QoS flow identity, 5QI)であり得る。
パケットフィルタセット(packet filter set)は、V2Xメッセージの識別情報、他の情報等を含み得る。パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間には対応関係がある。例えば、1つのパケットフィルタセットは、1つ又は複数のV2Xメッセージの識別情報を含み得、異なるパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの異なる識別情報を含み、異なるパケットフィルタセットは、異なるQoSフロー識別子に対応し得る。
本願の実施形態では、V2Xメッセージの識別情報がパケットフィルタセットに含まれるが、QoSフローの識別子がV2Xメッセージの識別情報に直接対応する、ことに限定されないことに留意されたい。例えば、パケットフィルタセット1には{サービスID1、サービスID2、サービスID3}が含まれ、パケットフィルタセット1は、QFI 1、又はQFI 1に対応するサービスID1、サービスID2、及びサービスID3に対応する。
V2Xメッセージの識別情報は、V2Xメッセージのサービス識別子及び/又はV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、レイヤ2(layer 2, L2)識別子、IPアドレス、又はUDPポート番号の1つ又は複数を含み得る。V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、端末、V2X通信接続、又はV2Xメッセージが属するV2Xアプリケーションの1つ又は複数を識別するために使用され得る。異なるV2X通信接続及び/又は異なるV2Xアプリケーション及び/又は異なる端末を識別するために使用される通信レイヤ識別子は同じにすることはできない。
例えば、V2Xメッセージのカプセル化モードが非IPカプセル化である場合に、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、L2識別子を含み得る。V2Xメッセージのカプセル化モードがIPカプセル化である場合に、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、IPアドレス及び/又はUDPポート番号を含み得るか、又はレイヤ2識別子と、IPアドレス及び/又はUDPポート番号のうちの少なくとも1つ又は複数とを含み得る。
V2X通信接続は、ローカル端末とピア端末との間の1対1接続であり得るか、又は端末とグループとの間の1対多接続であり得、グループは、2つ以上のピア端末を含み得る。
本願の実施形態では、IPアドレスは、送信元(source)IPアドレス及び/又は送信先(destination:宛先)IPアドレスを含み得、UDPポート番号は、送信元UDPポート番号及び/又は送信先UDPポート番号を含み得る。レイヤ2識別子は、送信元レイヤ2識別子及び/又は送信先レイヤ2識別子を含み得る。送信先IPアドレス及び/又は送信先UDPポート番号を使用して、V2Xサービスアプリケーションを識別することができる;又は、送信先IPアドレス及び/又は送信先UDPポート番号を使用して、通信接続を識別することができる。送信元レイヤ2識別子及び/又は送信先レイヤ2識別子を使用して、通信接続を識別することができる。
図3は、本願の一実施形態によるV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。図3に示されるように、この方法は、次のステップを含み得る。
ステップ310:端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得する。
端末は、図1の端末のいずれか1つであり得る。
第1のV2Xメッセージは、端末のアプリケーションレイヤによって生成され、且つ任意のV2Xアプリケーションに属するV2Xメッセージであり得る。例えば、第1のV2Xメッセージは、V2Iメッセージ、V2Pメッセージ、車両同士の間の衝突防止メッセージ、エンターテインメント・アプリケーションメッセージ、又は車両同士の間で交換されるナビゲーションメッセージ等の、端末のアプリケーションレイヤによって生成されるメッセージであり得る。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明については、ステップ302の前のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明を参照されたい。詳細については説明しない。
一例では、端末は、第1のV2Xメッセージが属するV2Xサービスアプリケーション、及びV2Xサービスアプリケーションとサービス識別子との間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を決定することができる。
ステップ302:端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定する。
第1の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係であり得る。ステップ302の前に説明したように、第1の対応関係は、端末によってV2XCFから取得されるか、又は別の方法で取得され得る。これは限定されない。
一例では、端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子と、第1の対応関係に含まれるV2Xメッセージのサービス識別子との間のマッチングを実行して、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を含む第1の対応関係を見つけ、見つけた第1の対応関係における第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定することができる。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが少なくとも2つの通信インターフェイス(2つ以上の通信インターフェイス)を含む場合に、少なくとも2つの通信インターフェイスにおいてより優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される;又は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する全ての通信インターフェイスが、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用され、2つ以上の通信インターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信する。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが1つの通信インターフェイスを含む場合に、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信インターフェイスが、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される。
通信インターフェイスの優先度(優先度レベル)は、通信インターフェイスを備えた端末に対応して格納され得る。例えば、通信インターフェイスの優先度は、第1の対応関係に含まれ得る。異なる通信インターフェイスは、異なる優先度に対応する。通信インターフェイスの優先度が高いほど、通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信する可能性が高くなることを示し、通信インターフェイスの優先度が低いほど、通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信する可能性が低くなることを示す。通信インターフェイスの優先度を表すために、番号等を使用することができる。数値が大きいほど優先度が高くなることを示し、又は数値が小さいほど優先度が高くなることを示す。これは限定されない。
少なくとも2つの通信インターフェイスにおいてより優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用されることは、次の2つのケースを含み得る。
ケース1:少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて最も優先度の高い通信インターフェイスが、通信インターフェイスの優先度に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される。
ケース2:最も優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの送信要件を満たすことができない場合に、少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて2番目に優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される。
通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの送信要件を満たすことができないことは、次の1つ又は複数のケースを含み得る:通信インターフェイスは特定のエリア及び/又は特定の期間において利用できない(又は端末が通信インターフェイスにアクセスして使用することを許可されない);又は、通信インターフェイスのスペクトルリソースが不十分であり、例えば、通信インターフェイス上で利用可能な時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースの量が、事前設定された閾値未満である;又は、通信インターフェイスの信号品質が第1のV2XメッセージのQoS要件を満たすことができず、例えば、第1のV2Xメッセージの遅延要件又はレート要件を満たすことができない。
例えば、以下の表1は、サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係の表である。表1に示されるように、サービスID1はPC5インターフェイスに対応する。サービスID2はUuインターフェイスに対応する。サービスID3は、PC5インターフェイス又はUuインターフェイスに対応し、PC5インターフェイスの優先度はUuインターフェイスの優先度よりも高い。サービスID4は、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスに対応する。端末によって生成されたV2Xメッセージ1のサービス識別子はサービスID1であると想定される。この場合に、サービスID1をインデックスとして使用することにより、表1から、サービスID1に対応する通信インターフェイスがPC5インターフェイスであることが分かり得、これはサービスID1によって識別されるV2Xメッセージ1がPC5インターフェイスを介してのみ送信できることを示し、次に、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイスであると判定される。端末によって生成されたV2Xメッセージ3のサービス識別子はサービスID3であると想定される。この場合に、サービスID3をインデックスとして使用することにより、表1から、サービスID3に対応する通信インターフェイスがPC5インターフェイス又はUuインターフェイスであることが分かり得、これはサービスID3によって識別されるV2Xメッセージ3がPC5インターフェイス又はUuインターフェイスを介して送信できることを示し、次に、端末は、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスの優先度を比較し、優先度の高いPC5インターフェイスをV2Xメッセージ3の通信インターフェイスとして使用することができる。端末によって生成されるV2Xメッセージ4のサービス識別子はサービスID4であると想定される。この場合に、サービスID4をインデックスとして使用することにより、表1から、サービスID4に対応する通信インターフェイスがPC5インターフェイス及びUuインターフェイスであることが分かり得、端末は、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスをV2Xメッセージ4の通信インターフェイスとして使用し、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスを介してV2Xメッセージ4を送信することができる。
Figure 2022507816000002
ステップ303:端末は、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。
一例では、端末のアプリケーションレイヤは、通信インターフェイスに対応する端末の最下レイヤに第1のV2Xメッセージを送信し、端末の最下レイヤは、第1のV2Xメッセージを処理し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。
端末の最下レイヤによって第1のV2Xメッセージを処理する方法については、現在の技術を参照されたい。詳細については再び説明しない。
別の例では、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得し、第1のV2Xメッセージの識別情報及びパケットフィルタセットに基づいて第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込み、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することができる。
第1のQoSフローの通信インターフェイスは、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスと同じである。具体的には、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する方法については、図5に対応する実施形態の説明を参照されたい。
図3に示される方法によれば、端末は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、端末によって生成された第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスにおける適切な通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして選択し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信することができる。このようにして、V2Xメッセージの通信インターフェイスは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の予め構成した対応関係に基づいて決定され得、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する必要がなく、それによって、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できない問題、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときにV2XメッセージのQoS要件を満たせない問題が回避される。
オプションとして、本願の実施形態では、第1の対応関係を動的に更新することができる。例えば、端末がV2Xメッセージを送信する際に第1の通信インターフェイス及び第2の通信インターフェイスを含む2つ以上の通信インターフェイスをサポートする場合に、端末が、第1の対応関係に基づいて、V2Xメッセージの通信インターフェイスが第1の通信インターフェイスであると判定した場合であって、V2Xメッセージを第1の通信インターフェイスを介して送信するときにV2XメッセージのQoS要件を満たすことができないことが判明した場合に、端末は、V2Xメッセージを別の通信インターフェイス(例えば、第2の通信インターフェイス)を介して送信し、第1の対応関係におけるV2Xメッセージのサービス識別子に対応する第1の通信インターフェイスを別の通信インターフェイスに更新することを決定することができる。
例えば、第1の対応関係におけるサービス識別子1に対応する通信インターフェイスはPC5インターフェイスであり、その後、サービス識別子1によって識別されるV2XメッセージをPC5インターフェイスを介して送信するときにQoS要件を満たすことができないことが判明した場合に、第1の対応関係におけるサービス識別子1に対応する通信インターフェイス(PC5インターフェイス)は、Uuインターフェイスに更新される。
オプションとして、図3に示される方法において、ステップ302、ステップ302、及びステップ302は、端末のV2Xレイヤによって実行され得る。例えば、端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得し、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。
端末のV2Xレイヤは、端末のアプリケーションレイヤから第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得することができる。例えば、第1のV2Xメッセージを生成した後に、端末のアプリケーションレイヤは、第1のV2Xメッセージが属するV2Xサービスアプリケーション、及びV2Xサービスアプリケーションとサービス識別子との間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を決定し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子をアプリケーションレイヤ・プロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)内に含め、アプリケーションレイヤ・プロトコルデータユニットを端末のV2Xレイヤに送信する。そして、アプリケーションレイヤPDUを受信した後に、端末のV2Xレイヤは、アプリケーションレイヤPDUから第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得する。
図4に示されるように、PC5インターフェイスに対応する端末の最下レイヤは、端末のPDCPレイヤ1、RLCレイヤ1、MACレイヤ1、及びPHYレイヤ1を含み得る。Uuインターフェイスに対応する端末の最下レイヤは、端末のPDCPレイヤ2、RLCレイヤ2、MACレイヤ2、及びPHYレイヤ2を含み得る。
例えば、V2Xメッセージ1を生成した後に、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージ1及びV2Xメッセージ1のサービス識別子をアプリケーションレイヤPDU内に含め、アプリケーションレイヤPDUを端末のV2Xレイヤに送信することができる。
端末のV2Xレイヤは、アプリケーションレイヤPDUを受信し、アプリケーションレイヤPDUからV2Xメッセージ1のサービスIDを取得し、V2Xメッセージ1のサービスID及び第1の対応関係に基づいて、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイス又はUuインターフェイスであると決定する。通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、端末のV2XレイヤはV2Xメッセージ1を端末のPDCPレイヤ1、RLCレイヤ1、MACレイヤ1、PHYレイヤ1に送信して処理し、処理したV2Xメッセージ1をPC5インターフェイスを介して送信する。通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、端末のV2Xレイヤは、V2Xメッセージ1を端末のPDCPレイヤ2、RLCレイヤ2、MACレイヤ2、PHYレイヤ2に送信して処理し、処理したV2Xメッセージ1をUuインターフェイスを介して送信する。
本願のこの実施形態では、ステップ302~ステップ303がV2Xレイヤによって実行されることに限定されないことに留意されたい。V2Xレイヤに加えて、ステップ302~ステップ303は、代替的に、別のプロトコルレイヤによって実行され得る。例えば、ステップ302~ステップ303は、端末のアプリケーションレイヤによって実行され得る。これは限定されない。
以下では、V2XメッセージがQoSフロー内に差し込まれ、QoSフローを使用して送信される例を使用することにより、本願の実施形態で提供されるV2Xメッセージ送信方法を説明する。
図5は、本願の一実施形態による別のV2Xメッセージ送信方法を示す。図5に示されるように、この方法は次のステップを含む。
ステップ501:端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得する。
端末は、図1の端末のいずれか1つであり得る。第1のV2Xメッセージの識別情報は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明については、ステップ302の前のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明を参照されたい。端末は、ステップ302の方法で第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得することができる。詳細については再び説明しない。
第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子の関連する説明については、ステップ302の前のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子の関連する説明を参照されたい。端末は、次の方法1~方法3のいずれか1つで第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を取得することができる。
方法1:端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第3の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を決定する。例えば、端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子と第3の対応関係に含まれるV2Xメッセージのサービス識別子との間のマッチングを実行して、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を含む第3の対応関係を見つけ、見つけた第3の対応関係における第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信レイヤ識別子を、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子として使用することができる。
例えば、以下の表2は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係を示す。表2に記載されるように、サービスID1は、レイヤ2識別子1に対応し、サービスID2は、レイヤ2識別子2に対応する。端末のアプリケーションレイヤから端末のV2Xレイヤによって受信されるV2Xメッセージのサービス識別子はサービスID1であると想定される。この場合に、サービスID1をインデックスとして使用することにより、以下の表2から、V2Xメッセージ1の通信レイヤ識別子がレイヤ2識別子1であることが分かり得る。
Figure 2022507816000003
一例では、第3の対応関係は、ステップ302の前に説明したように、端末によってV2XCFから取得され得る。
例えば、V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子として識別子をランダムに生成し、V2Xメッセージの生成した通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子にマッピングして、第3の対応関係を形成し、生成した第3の対応関係を端末に送信することができる。あるいはまた、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子として識別子をランダムに生成し、V2Xメッセージの生成した通信レイヤ識別子をAMFを介してV2XCFに送信する。そして、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信した後に、V2XCFは、V2Xメッセージの受信した通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子にマッピングして、第3の対応関係を形成し、生成した第3の対応関係を端末に送信する。
別の例では、第3の対応関係は、端末によって生成され得る。
例えば、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2XCFに送信することができ、V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信し、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができるかどうかを判定する。端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができると判定した場合に、V2XCFは、端末にV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けるよう指示するために使用される関連付け指標を端末に送信する。して、関連付け指標を受信した後に、端末は、関連付け指標に基づいて第3の対応関係を生成する。
V2XCFが、端末によって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子が端末によって使用されていないことを見出した場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができると判定する。それ以外の場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができないと判定する。
方法2:V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成し、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を端末に送信する。端末は、V2XCFによって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信する。
V2XCFによって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
方法3:端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成する。
端末によって生成されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
方法3において、通信レイヤ識別子の使用における衝突を回避するために、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成した後に、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2XCFに送信することができる。そして、端末によって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信した後に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可するかどうかを決定し、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可すると決定する場合に、通知メッセージを端末に送信する。
V2XCFが、端末によって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子が端末によって使用されていないことを見出した場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可する。それ以外の場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可しない。
通知メッセージは、端末にV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用され得る。通知メッセージには、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子が含まれ得る。
ステップ502:端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む。
パケットフィルタセットの関連する説明については、ステップ302の前の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
一例では、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むことは、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間の対応関係に基づいて、第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフローの識別子決定することであって、第1のパケットフィルタセットは、少なくとも1つのパケットフィルタセット内にあり、且つ第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットである、決定することと;QoSフローの決定した識別子に基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むことと;を含み得る。
例えば、QFI 1は、パケットフィルタセット1{サービスID1、サービスID2、サービスID3}に対応し、QFI 2は、パケットフィルタセット2{サービスID4、サービスID5}に対応する。端末は、V2Xメッセージ1の識別情報:サービスID1を取得し、サービスID1と少なくとも1つのパケットフィルタセットに含まれる識別情報との間のマッチングを実行して、サービスID1がパケットフィルタセット1の識別情報に一致することを見出し、ここで、パケットフィルタセット1は、QFI 1に対応すると想定される。この場合に、端末は、V2Xメッセージ1を、QFI 1によって識別されたQoSフロー1内に差し込む。
ステップ503:端末は、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信する。
端末が第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信することは、端末が、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することを含み得る。
第1のQoSフローの通信インターフェイスは、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスと同じであり得る。
一例では、端末は、ステップ302の方法で第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを第1のQoSフローの通信インターフェイスとして使用することができる。
別の例では、端末は、第2の対応関係及び第1のQoSフローの識別子に基づいて、第1のQoSフローの通信インターフェイスを決定することができる。
第2の対応関係は、QoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係である。第2の対応関係の関連する説明については、ステップ302の前の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
例えば、以下の表3は、QoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係の表である。表3に示されるように、QFI 1はPC5インターフェイスに対応し、QFI 2はUuインターフェイスに対応し、QFI 3はPC5インターフェイスに対応する。端末は、V2Xメッセージ1をQF 1内に差し込むことを決定すると想定する。この場合に、QF 1の識別子QFI 1をインデックスとして使用することにより、表3から、QFI 1に対応する通信インターフェイスはPC5インターフェイスであり、V2Xメッセージ1はQFI 1に対応するPC5インターフェイスを介して送信されることが分かり得る。
Figure 2022507816000004
図5に示される方法によれば、端末は、V2Xメッセージの識別子及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、端末によって生成されたV2Xメッセージを特定のQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する、つまり、QoSフローの送信粒度でV2Xメッセージを送信する、例えば、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することができる。これにより、端末のアプリケーションレイヤがV2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択することによって引き起こされる問題、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できない問題、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができない問題が回避される。
オプションとして、図5に示される方法において、第1のV2Xメッセージが第1のQoSフロー内に差し込まれ、第1のQoSフローの通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスと同じであることを保証するために、第1の対応関係、第2の対応関係、及び端末に関するV2XCFによって構成された少なくとも1つのパケットフィルタセットは、次の要件を満たす:第1の対応関係における第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信インターフェイスは、第2の対応関係における第1のQoSフローの識別子に対応する通信インターフェイスと同じであり、第1のQoSフローの識別子に対応するパケットフィルタセットは、第1のV2Xメッセージの識別情報を含む。
例えば、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイスであり、V2Xメッセージ1のサービス識別子がサービスID1であり、QFI 1に対応するパケットフィルタセットがサービスID1及びサービスID2を含むと想定する。この場合に、V2Xメッセージ1に対応するQoSフローの通信インターフェイスがV2Xメッセージ1の通信インターフェイスと同じであることを保証するために、第2の対応関係におけるQFI 1に対応する通信インターフェイスは、Uuインターフェイス又は別の通信インターフェイスではなく、PC5インターフェイスである。
オプションとして、図5に示される方法において、ステップ501は、端末のV2Xレイヤによって実行され、ステップ502及びステップ503は、端末のパケットフィルタレイヤによって実行される。例えば、
端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得する;
端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージの識別情報を端末のパケットフィルタレイヤに送信する;
端末のパケットフィルタレイヤは、第1のV2Xメッセージの識別情報を受信し、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む;及び
端末のパケットフィルタレイヤは、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信する。
本願では、ステップ501が端末のアプリケーションレイヤによって実行され、ステップ502及びステップ503が端末のV2Xレイヤによって実行されることに限定されないことに留意されたい。あるいはまた、ステップ501、ステップ502、又はステップ503は、端末の別のプロトコルレイヤによって実行され得る。これは限定されない。
本願のこの実施形態では、端末上に構成された少なくとも1つのパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む1つのタイプのパケットフィルタセットを含み得るが(説明を容易にするために、V2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットは、第1のタイプのパケットフィルタセットと呼ばれ得る)、これに限定されず、別のタイプのパケットフィルタセットが代替的に構成され得ることに留意されたい。例えば、V2Xメッセージの5タプル(tuple)情報(例えば、プロトコルバージョン番号、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元UDPポート番号、又は送信先UDPポート番号の1つ又は複数)を含むパケットフィルタセット(第2のタイプのパケットフィルタセットと呼ばれ得る)が、代替的に構成され得る。
第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローは、第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローとは異なり、第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスは、第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスとは異なる。
一例では、第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスは、PC5インターフェイスであり得、第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスは、Uuインターフェイスであり得る。
この例では、ステップ501を実行する前に、端末は、ステップ302の方法で第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定することができる。第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得し、第1のV2Xメッセージの識別情報をインデックスとして使用することにより第1のタイプのパケットフィルタセットを照会(query)し、第1のV2Xメッセージを第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込む。
第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、端末は、第1のV2Xメッセージの5タプル情報を取得し、第1のV2Xメッセージの5タプル情報をインデックスとして使用することにより第2のタイプのパケットフィルタセットを照会し、第1のV2Xメッセージを第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込むことができる。
第1のV2Xメッセージの5タプル情報は、端末上で構成され得るか、又は端末は、V2XCFから第1のV2Xメッセージの5タプル情報を取得し得る。
このようにして、V2Xメッセージに対してQoSフローフィルタリング(filtering:差し込み)を実行する場合に、端末は、V2Xメッセージの識別情報又はV2Xメッセージの5タプル情報に基づいて、特定のパケットフィルタセットの一部を照会することができ、全てのパケットフィルタセットを順次照会する必要がなく、それによりフィルタリングの複雑さを軽減する。
V2Xメッセージの識別情報がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子がIPアドレス及び/又はUDPポート番号を含む場合に、V2XメッセージのIPアドレス及び/又はUDPポート番号が、V2Xメッセージの5タプル情報に類似しているため、全てのパケットフィルタセットは、V2XメッセージのIPアドレス及び/又はUDPポート番号に基づいて順次照会できる;又は、第2のタイプのパケットフィルタセットが優先的に照会されてから、第1のタイプのパケットフィルタセットが照会される;又は、第1のタイプのパケットフィルタセットが優先的に照会されてから、第2のタイプのパケットフィルタセットが照会されるように理解され得る。
例えば、図6に示されるように、QoSフロー1の識別子はQFI 1であり、QFI 1はパケットフィルタセット1{サービスID1、サービスID2、サービスID3}に対応し、QoSフロー2の識別子はQFI 2であり、QFI 2はパケットフィルタセット2{サービスID4、サービスID5}に対応し、QoSフロー3の識別子はQFI 3であり、QFI 3はパケットフィルタセット3{送信先IPアドレス1、送信先IPアドレス2}に対応し、QFI 1及びQFI 2はそれぞれPC5インターフェイスに対応し、QFI 3はUuインターフェイスに対応すると想定する。V2Xメッセージ1を生成した後に、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージ1及びV2Xメッセージ1のサービスID1をアプリケーションレイヤPDU内に含め、アプリケーションレイヤPDUを端末のV2Xレイヤに送信することができる。
端末のV2Xレイヤは、アプリケーションレイヤPDUを受信し、V2Xメッセージ1のサービスID1をアプリケーションレイヤPDUから取得し、V2Xメッセージ1のサービスID1、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイス又はUuインターフェイスであると決定する。
通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、端末のV2Xレイヤは、V2Xメッセージ1のサービスID1及びV2Xメッセージ1をV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信することができる。V2XレイヤPDUを受信した後に、端末のパケットフィルタレイヤは、V2Xメッセージ1のサービスID1をV2XレイヤPDUから取得し、サービスID1と、パケットフィルタセット1及び2との間のマッチングを行い、V2Xメッセージ1のサービスID1がパケットフィルタセット1内に含まれることを見出す。この場合に、V2Xメッセージ1はQoSフロー1内に差し込まれ、V2Xメッセージ1は、QoSフロー1のPC5インターフェイスを介して送信される。
通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、端末のV2Xレイヤは、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1を取得し、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1及びV2Xメッセージ1をV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信する。V2XレイヤPDUを受信した後に、端末のパケットフィルタレイヤは、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1をV2XレイヤPDUから取得し、送信先IPアドレス1とパケットフィルタセット3との間でマッチングを行い、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1がパケットフィルタセット3内に含まれていることを見出す。この場合に、V2Xメッセージ1はQoSフロー3内に差し込まれ、V2Xメッセージ1はQoSフロー3のUuインターフェイスを介して送信される。
図7a~図7b-2を参照すると、以下では、レイヤ2識別子を含む第1のタイプのパケットフィルタセット及び送信先IPアドレスを含む第2のタイプのパケットフィルタセットが端末上で構成される例を使用して、QoSフローを使用することによってV2Xメッセージを送信する方法を詳細に説明し、ここで、第1のV2Xメッセージの識別情報には第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子が含まれ、第1のV2Xメッセージの5タプル情報には、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスが含まれ、端末のV2Xレイヤは第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、端末のパケットフィルタレイヤは第1のV2XメッセージをQoSフロー内に差し込む。
図7aは、本願の一実施形態による別のV2Xメッセージ送信方法を示す。図7aに示されるように、この方法は次のステップを含む。
ステップ701a:端末は、登録要求をAMFに送信する。
登録要求は、NASシグナリングであり、端末のネットワーク登録を要求するために使用され得る。
例えば、端末は、登録要求をアクセスネットワーク装置を介してAMFに送信することができ、又は端末は、登録要求をAMFに直接送信することができる。
ステップ702a:AMFは登録要求を受信し、第1の要求をV2XCFに送信する。
上記のように、第1の要求は、V2X通信パラメータを要求するために使用され得る。
V2X通信パラメータは、ステップ302の前に説明したものと同じである。詳細については再び説明しない。
ステップ703a:V2XCFは、第1の要求を受信し、第1の要求に対する応答をAMFに送信する。
第1の要求に対する応答は、V2X通信パラメータを含み得る。
ステップ704a:AMFは、第1の要求に対する応答を受信し、登録応答を端末に送信する。
登録応答は、端末によって送信された登録要求に対応し、登録応答は、V2X通信パラメータを含み得る。
ステップ705a:端末は、登録応答を受信する。
登録応答を受信した後に、端末は、V2X通信パラメータを端末の登録応答内に格納することができる。
例えば、第1の対応関係及び第3の対応関係は、端末のV2Xレイヤに格納され得、第1のタイプのパケットフィルタセット、第2のタイプのパケットフィルタセット、及び第2の対応関係が、端末のパケットフィルタレイヤに格納される。
続いて、端末は、登録応答に含まれるV2X通信パラメータに基づいて、QoSフローの通信インターフェイスを介して、生成された任意のV2Xメッセージ(例えば、第1のV2Xメッセージ)を送信することができる。
一例では、第1のV2Xメッセージは、QoSフローの通信インターフェイスを介して送信される。図7b-1及び図7b-2は、QoSフローの通信インターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信するプロセスを示す。図7b-1及び図7b-2に示されるように、プロセスは、次のステップを含み得る。
ステップ701b:端末のアプリケーションレイヤは、第1のV2Xメッセージを生成し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子を端末のV2Xレイヤに送信する。
一例では、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子は、アプリケーションレイヤPDU内に含められ、端末のV2Xレイヤに送信され得る。例えば、アプリケーションレイヤPDUは、アプリケーションレイヤヘッダ及びペイロード(payload)を含み得、ここで、アプリケーションレイヤヘッダは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を含み得、ペイロードは、第1のV2Xメッセージを含み得る。
別の例では、第1のV2Xメッセージは、アプリケーションレイヤPDU内に含められ、第1のV2Xメッセージのサービス識別子は、アプリケーションレイヤPDU内に含められず、アプリケーションレイヤPDUは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子とともにアプリケーションレイヤPDUに送信され得る、又はアプリケーションレイヤPDU及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子は、端末のV2Xレイヤに順次送信され得る。これは限定されない。
ステップ702b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子を受信する。
ステップ703b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定する。第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、ステップ704b~ステップ706bが実行される。第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、ステップ707b~ステップ709bが実行される。
ステップ703bについては、ステップ302の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ704b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を取得し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子をV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信する。
端末のV2Xレイヤによって第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を取得する方法については、ステップ501において、端末が、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を取得する方法を参照されたい。詳細については再び説明しない。
V2XレイヤPDUは、V2Xレイヤヘッダ及びペイロードを含み得る。V2Xレイヤヘッダは、第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を含み得、ペイロードは、第1のV2Xメッセージを含み得る。
ステップ705b:端末のパケットフィルタレイヤは、V2XレイヤPDUを受信し、V2XレイヤPDUから第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を取得し、第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子及び第1のタイプのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む。
具体的には、ステップ705bについては、ステップ502の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ706b:端末のパケットフィルタレイヤは、第1のQoSフローのPC5インターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信する。
具体的には、ステップ706bについては、ステップ503の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ707b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスを取得し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスをV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信する。
V2XレイヤPDUは、V2Xレイヤヘッダ及びペイロードを含み得る。V2Xレイヤヘッダは、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスを含み得、ペイロードは、第1のV2Xメッセージを含み得る。
ステップ708b:端末のパケットフィルタレイヤは、V2XレイヤPDUを受信し、V2XレイヤPDUから第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスを取得し、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレス及び第2のタイプのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第2のQoSフロー内に差し込む。
具体的には、ステップ708bについては、ステップ502の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ709b:端末のパケットフィルタレイヤは、第2のQoSフローのUuインターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信する。
具体的には、ステップ706bについては、ステップ503の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
図7a~図7b-2に示される方法によれば、端末は、V2XCFからV2X通信パラメータを受信することができ、すなわち、ネットワーク側は、端末のためのV2X通信パラメータの一部を構成する。続いて、V2Xメッセージを生成した後に、端末は、受信したV2X通信パラメータに基づいてV2XメッセージをQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することができる。このようにして、V2Xメッセージに対応するQoSフローは、ネットワーク側の構成に基づいて選択することができ、V2Xメッセージは、決定したQoSフローの通信インターフェイスを介して送信される。これにより、端末のアプリケーションレイヤがV2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択することによって引き起こされる問題、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できない問題、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができない問題が回避される。
上記は、主に、ネットワーク要素同士の間の相互作用の観点から、本願の実施形態で提供される解決策を説明する。前述の機能を実現するために、端末及びV2XCF等の各ネットワーク要素は、各機能を実行するために使用される対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示された実施形態で説明した例のアルゴリズムステップと組み合わせて、このアプリケーションがハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装され得ることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーション及び技術解決策の設計上の制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーション毎に説明した機能を実現するために異なる方法を使用することができるが、実施態様実装がこのアプリケーションの範囲を超えると考えるべきではない。
本願の実施形態では、端末及びV2XCFは、前述の方法例に基づいて、機能モジュールに分割することができる。例えば、機能に対応する機能モジュールは、分割によって取得することができ、又は2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合することができる。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装することも、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装することもできる。本願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、単なる論理的機能分割であることに留意されたい。実際の実施態様では、別の分割方法が使用され得る。
図8は、本願の一実施形態による通信機器80の概略構成図である。通信機器80は、端末、端末内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。図8に示されるように、通信機器80は、取得ユニット801、決定ユニット802、及び送信ユニット803を含み得る。
可能な設計において、取得ユニット801は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するように構成される。例えば、取得ユニット801は、ステップ302を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
決定ユニット802は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するように構成され、ここで、第1の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係である。例えば、決定ユニット802は、ステップ302を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
送信ユニット803は、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するように構成される。例えば、送信ユニット803は、ステップ303を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
別の可能な設計において、取得ユニット801は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するように構成され、第1のV2Xメッセージの識別情報は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む。例えば、取得ユニット801は、ステップ501を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
決定ユニット802は、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むように構成される。例えば、決定ユニット802は、ステップ502を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
送信ユニット803は、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信するように構成される。例えば、送信ユニット803は、ステップ503を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得ることに留意されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。本願のこの実施形態で提供される通信機器80は、図3又は図5に示されるV2Xメッセージ送信方法において端末の機能を実行するように構成され、従って、V2Xメッセージ送信方法と同じ効果を達成することができる。
別の可能な実施態様では、図8に示される通信機器80は、処理モジュール及び通信モジュールを含み得る。処理モジュールは、決定ユニット802の機能を統合することができ、通信モジュールは、取得ユニット801及び送信ユニット803の機能を統合することができる。処理モジュールは、通信機器80の動作を制御及び管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、ステップ302、ステップ502、及び本明細書で説明した技術の別のプロセスを実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。通信モジュールは、ステップ301、ステップ303、ステップ501、及びステップ503を実行し、別のネットワークエンティティと通信する際に通信機器80をサポートするように構成される。また、図8に示される通信機器80は、通信機器80のプログラムコード及びデータを記憶するように構成された記憶モジュールをさらに含み得る。
処理モジュールは、プロセッサ又はコントローラであり得る。プロセッサ又はコントローラは、本願に開示された内容を参照して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行することができる。あるいはまた、プロセッサは、コンピューティング機能を実現するプロセッサの組合せ、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組合せ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。通信モジュールは、トランシーバ回路、通信インターフェイス等であり得る。記憶モジュールはメモリであり得る。処理モジュールがプロセッサであり、通信モジュールが通信インターフェイスであり、記憶モジュールがメモリである場合に、図8に示される通信機器80は、図2bに示される通信機器であり得る。
図9は、本願の一実施形態による通信機器90の概略構成図である。通信機器90は、V2XCF、V2XCF内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。図9に示されるように、通信機器90は、受信ユニット901及び送信ユニット902を含み得る。
可能な設計において、受信ユニット901は、第1の要求を受信するように構成され、第1の要求は、V2X通信パラメータを要求するために使用される。
送信ユニット902は、第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信するように構成され、V2X通信パラメータは、サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。
別の可能な設計において、受信ユニット901は、第1の要求を受信するように構成され、第1の要求は、V2X通信パラメータを要求するために使用される。
送信ユニット902は、第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信するように構成され、V2X通信パラメータは、パケットフィルタセットを含み、パケットフィルタセットは、端末によって生成された第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むために使用される。
サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係、及びパケットフィルタセットは、V2X通信パラメータに含められ、端末に送信され得る。V2X通信パラメータの関連する説明については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得ることに留意されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。本願のこの実施形態で提供される通信機器90は、図3、図5、図7a、又は図7a、又は図7b-1及び図7b-2に示されるV2Xメッセージ送信方法においてV2XCFの機能を実行するように構成され、従って、V2Xメッセージ送信方式と同じ効果を達成することができる。
別の可能な実施態様では、図9に示される通信機器90は、処理モジュール及び通信モジュールを含み得る。通信モジュールは、受信ユニット901及び送信ユニット902の機能を統合することができる。処理モジュールは、通信機器90の動作を制御及び管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、この明細書で説明した技術の別のプロセスを実行する際に通信機器90をサポートするように構成される。通信モジュールは、ステップ602を実行し、別のネットワークエンティティと通信する際に通信機器90をサポートするように構成される。また、図9に示される通信機器90は、通信機器90のプログラムコード及びデータを記憶するように構成された記憶モジュールをさらに含み得る。
処理モジュールは、プロセッサ又はコントローラであり得る。プロセッサ又はコントローラは、本願に開示された内容を参照して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行することができる。あるいはまた、プロセッサは、コンピューティング機能を実現するプロセッサの組合せ、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組合せ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。通信モジュールは、トランシーバ回路、通信インターフェイス等であり得る。記憶モジュールはメモリであり得る。処理モジュールがプロセッサであり、通信モジュールが通信インターフェイスであり、記憶モジュールがメモリである場合に、図9に示される通信機器90は、図2bに示される通信機器であり得る。
実施態様の前述の説明に基づいて、当業者は、便利で簡潔な説明の目的のために、前述の機能モジュールへの分割が単に説明の例として使用されることを明確に理解し得る。実際の適用時に、前述の機能は、要件に基づいて実施態様に異なる機能モジュールに割り当てることができる、つまり、機器の内部構造を様々な機能モジュールに分割して、上記の機能の全て又は一部を実現することができる。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示される機器及び方法は、別の方法で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した機器の実施形態は単なる例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際の実施態様では他の分割になる場合がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせる、又は別の機器に統合してもよく、又はいくつかの特徴を無視し、実行しなくてもよい。さらに、表示又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイスを介して実現され得る。機器又はユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的、又は他の形態で実現され得る。
別個の部品として説明したユニットは、物理的に別個であっても、又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、1つ又は複数の物理的ユニットであり得、一箇所に配置され得るか、又は異なる場所に分散され得る。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又はユニットのそれぞれが物理的に単独で存在し得るか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装してもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装してもよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、統合ユニットは、可読記憶媒体に格納され得る。そのような理解に基づいて、本願の実施形態の技術的解決策は、本質的に、又は現在の技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、装置(シングルチップマイクロコンピュータ、チップ等)又はプロセッサ(processor)に、本願の実施形態における方法の全て又は一部のステップを実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクを含む。
前述の説明は、本願の単なる特定の実施態様であり、本願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本願に開示される技術的範囲内の変更又は交換は、本願の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
本願の実施形態は、通信分野、特に、車両と全てのものとの間の(vehicle to everything, V2X)メッセージ送信方法、装置、及びシステムに関する。
車両と全てのものとの間(vehicle to everything, V2X)通信システムには、複数の異なるタイプのV2Xメッセージ、例えば、車両と車両との間(vehicle to vehicle, V2V)メッセージ、車両と歩行者との間(vehicle to person, V2P)メッセージ、車両とネットワークとの間(vehicle to network, V2N)メッセージ、車両とインフラストラクチャとの間(vehicle to infrastructure, V2I)メッセージ、車両同士の間の衝突防止メッセージ、エンターテインメント・アプリケーションメッセージ、及び車両同士の間で交換されるナビゲーションメッセージが存在する。これらのV2Xメッセージには、異なるサービス品質(quality of service, QoS)要件があり得る。例として、V2Vメッセージ及びV2Nメッセージを使用する。V2Vメッセージには、低遅延及び高信頼性等の送信に関する要件があり、V2Nメッセージには、送信遅延に関する高い要件はない。
V2XメッセージのQoS要件を満たすために、QoS要件の異なるV2Xメッセージは、異なる通信インターフェイスを介して送信され得る。例えば、PC5インターフェイスは車両同士の間の直接通信インターフェイスであり、PC5インターフェイスは、伝送遅延が低く、伝送の信頼性が高いという特徴がある。Uuインターフェイスは、端末とネットワークとの間の通信インターフェイスであり、PC5インターフェイスと比較して、Uuインターフェイスは伝送遅延が大きいという特徴がある。この場合に、V2VメッセージがPC5インターフェイスを介して送信されると、V2VメッセージのQoS要件を満たすことができる。V2VメッセージがUuインターフェイスを介して送信されると、遅延は比較的大きく、V2VメッセージのQoS要件を満たすことができない。
現在の技術では、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージを送信するために使用される通信インターフェイスを選択する。具体的には、端末のアプリケーションレイヤは、アプリケーションレイヤによって生成されたV2XメッセージがUuインターフェイス又はPC5インターフェイスを介して送信されるかを決定してから、端末の最下レイヤ(bottom layer)が、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信する。ただし、端末のアプリケーションレイヤが通信インターフェイス等の現在の通信能力を認識できないため、次の問題が発生し易い;端末のアプリケーションレイヤによって生成されたV2Xメッセージを、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介して送信できない、又は端末のアプリケーションレイヤによって生成されたV2Xメッセージを、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介して送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができない。
本願の実施形態は、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する端末のアプリケーションレイヤによって引き起こされる問題を解決するための、V2Xメッセージ送信方法、装置、及びシステムを提供する。
前述の目的を達成するために、次の技術的解決策が、本願の実施形態において使用される。
本願の実施形態の第1の態様によれば、V2Xメッセージ送信方法が提供される。この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するステップと;第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びV2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(第1の対応関係と呼ばれ得る)に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するステップと;を含む。
第1の態様で提供される方法によれば、端末は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、V2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、V2XメッセージをV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信することができる。このようにして、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を構成することができ、V2Xメッセージの通信インターフェイスは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて決定される。従って、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する必要がなく、それによって、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できないという問題が回避される、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができないという問題が回避される。
可能な設計において、第1の態様を参照して、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップは、端末が、第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが少なくとも2つの通信インターフェイスを含む場合に、端末が、少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて優先度のより高い通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用するステップ、又は少なくとも2つの通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用するステップと;を含む。
この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージは、優先度のより高い1つの通信インターフェイスを介して送信され得るか、又はV2Xメッセージは、2つ以上の通信インターフェイスを介して送信される。これにより、V2Xメッセージの送信の柔軟性及び信頼性が向上する。
可能な設計において、第1の態様を参照して、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップは、端末が、第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが1つの通信インターフェイスを含む場合に、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用するステップと;を含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージのサービス識別子は、サービス識別子と1対1の対応関係を有する通信インターフェイスとともに格納され得、それによって、V2Xメッセージのサービス識別子に対応する1つの通信インターフェイスは、V2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用され、V2Xメッセージは通信インターフェイスを介して送信される。
可能な設計において、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、V2XCFから第1の対応関係を取得するステップをさらに含む。この可能な設計に基づいて、端末のV2X通信を一元的に制御するV2XCFは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を生成し、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を端末に送信することができる。
第2の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、端末、端末内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、前述の態様又は可能な設計において端末によって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、取得ユニット、決定ユニット、及び送信ユニットを含み得る。
取得ユニットは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するように構成される。
決定ユニットは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(第1の対応関係と呼ばれ得る)に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するように構成される。
送信ユニットは、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するように構成される。
通信機器の特定の実施態様については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法における端末の動作及び機能を参照されたい。詳細についてはここで再び繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第3の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従ってV2Xメッセージ送信方法を実行する。
第4の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第5の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
本願の実施形態の第6の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得し、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(第1の対応関係と呼ばれ得る)に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第3の態様~第6の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
本願の実施形態の第7の態様によれば、V2Xメッセージ送信方法が提供される。この方法は、V2XCFが、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するステップと;第1の要求に基づいて、V2X通信パラメータを送信するステップと;を含み、V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。
第7の態様の方法によれば、端末のV2X通信を一元的に制御及び管理するV2XCFは、端末のサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を構成し得、それによって、端末は、V2XCFの構成に基づいて、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを決定する。
可能な設計において、第7の態様を参照すると、少なくとも1つの通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み、PC5インターフェイスの優先度はUuインターフェイスの優先度とは異なる。
この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスは、PC5インターフェイス、Uuインターフェイス、又はPC5インターフェイス及びUuインターフェイスとして構成され得る。さらに、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスには異なる優先度が構成されているため、少なくとも1つの通信インターフェイスがPC5インターフェイス及びUuインターフェイスを含む場合に、端末は、通信インターフェイスの優先度に基づいて、2つの通信インターフェイスからより優先度の高い通信インターフェイスを選択し、V2Xメッセージをより優先度の高い通信インターフェイスを介して送信する。
第8の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、V2X(vehicle to everything)制御機能、V2X制御機能のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のV2X制御機能によって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。
受信ユニットは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するように構成される。
送信ユニットは、第1の要求に基づいて、V2X通信パラメータを送信するように構成され、V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。
通信機器の特定の実施態様については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法におけるV2X制御機能の動作及び機能を参照されたい。詳細についてはここで再び繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第9の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行する。
第10の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第11の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第12の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、通信インターフェイスを介して、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信し、第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信する。ここで、V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第9の態様~第12の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
第13の態様によれば、本願の一実施形態は、V2Xメッセージ送信方法を提供する。この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージに関するものであり、且つ第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む識別情報を取得するステップと;第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む(filters the first V2X message into a first QoS flow:第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内にフィルタリングする)ステップと;第1のQoSフローを使用することにより第1のV2Xメッセージを送信するステップと;を含む。
第13の態様の方法によれば、端末が、V2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、V2XメッセージをQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する、つまり、QoSフローの粒度でV2Xメッセージを送信することができ、それによって、V2Xメッセージの送信がQoS要件を満たすようにする。
可能な設計において、第13の態様を参照すると、少なくとも1つのパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージの識別情報は、少なくとも1つのパケットフィルタセット内に含められ得、それによって、端末は、少なくとも1つのパケットフィルタセットにおいて、第1のV2Xメッセージの識別情報を含む第1のパケットフィルタセットを決定し、第1のV2Xメッセージを第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込む。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計を参照して、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むステップは、端末が、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間の対応関係に基づいて、第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフローの識別子を決定するステップであって、第1のパケットフィルタセットは、少なくとも1つのパケットフィルタセット内にあり、且つ第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットである、決定するステップと;QoSフローの決定した識別子に基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むステップと;を含む。
この可能な設計に基づいて、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットを見つけ、そしてパケットフィルタセットに対応し、且つQoSフローの識別子によって識別される第1のV2XメッセージをQoSフロー内に差し込むことができる。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、V2XCFから少なくとも1つのパケットフィルタセットを受信するステップをさらに含む。
この可能な設計に基づいて、端末のV2X通信を一元的に制御及び管理するV2XCFは、端末のためのパケットフィルタセットを含むV2X通信パラメータを構成し得、それによって、端末は、V2XCFによって構成されたパケットフィルタセットに基づいてV2XメッセージをQoSフロー内に差し込む。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、端末が、第1のQoSフローを使用することにより第1のV2Xメッセージを送信するステップは、端末が、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信するステップを含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージは、V2XメッセージのQoS要件が満たされるのを確実にするために、QoSフローの通信インターフェイスを介して送信され得る。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップと;第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを第1のQoSフローの通信インターフェイスとして使用するステップと;をさらに含む。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージの通知インターフェイスをV2Xメッセージに対応するQoSフローの通信インターフェイスとして使用して、V2XメッセージがQoSフロー内に差し込まれた後もV2Xメッセージの通信インターフェイスが変更されないようにすることができ、これにより、V2Xメッセージの送信要件を満たす。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、第1のQoSフローの識別子、及びQoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、第1のQoSフローの通信インターフェイスを決定するステップをさらに含む。この可能な設計に基づいて、QoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係を確立することができ、それによって、端末は、対応関係に基づいてQoSフローの通信インターフェイスを決定する。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、IPアドレス、又はUDPポート番号の1つ又は複数を含む。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、第1のV2Xメッセージの識別情報が第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む場合に、端末が第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するステップは、端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第3の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を決定するステップを含み、第3の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係である。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係を事前に構成することができ、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係に基づいて決定される。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、端末が、V2XCFから、端末に通信レイヤ識別子をサービス識別子と関連付けるよう指示するために使用される関連付け指標を受信するステップと;関連付け指標に基づいて第3の対応関係を生成するステップと;をさらに含む。この可能な設計に基づいて、端末は、V2XCFの関連付け指標に基づいて、サービス識別子と通信レイヤ識別子との間の対応関係を生成する、すなわち、V2XCFは、サービス識別子に対応する通信レイヤ識別子を制御及び管理して、通信レイヤ識別子の使用における競合を回避することができる。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、第1のV2Xメッセージの識別情報が第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む場合に、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するステップは、端末が、V2XCFから第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信するステップ、又は、端末が、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成するステップを含む。この可能な設計に基づいて、V2XCF又は端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をリアルタイムで生成することができる。これは容易で便利である。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、端末が第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成した後に、この方法は、端末が、第1のV2Xメッセージのレイヤ識別子をV2XCFに送信するステップと;端末が、V2XCFから通知メッセージを受信するステップと;をさらに含み、通知メッセージは、端末に第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用される。この可能な設計に基づいて、通信レイヤ識別子を生成した後に、端末は、通信レイヤ識別子をV2XCFに通知し、V2XCFが通信レイヤ識別子を使用可能と判定した後に、通信レイヤ識別子を使用する。V2XCFは、サービス識別子に対応する通信レイヤ識別子を制御及び管理して、通信レイヤ識別子の使用における競合を回避する。
可能な設計において、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、通知メッセージは、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む。この可能な設計に基づいて、端末が通信レイヤ識別子を使用可能と判定した後に、V2XCFは、使用可能な通信レイヤ識別子を端末に通知する。
第14の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、端末、端末内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、第13の態様又は第13の態様の可能な設計において端末によって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、取得ユニット、決定ユニット、及び送信ユニットを含み得る。
取得ユニットは、第1のV2Xメッセージに関するものであり、且つ第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む識別情報を取得するように構成される。
決定ユニットは、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むように構成される。
送信ユニットは、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信するように構成される。
通信機器の特定の実施態様については、第14の態様又は第14の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法における端末の動作及び機能を参照されたい。詳細についてはここで再び繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第15の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つに従ってV2Xメッセージ送信方法を実行する。
第16の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第17の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第18の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、第1のV2Xメッセージに関するものであり、且つ第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む識別情報を取得し、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込み、第1のQoSフローを使用することにより第1のV2Xメッセージを送信する。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第15の態様~第18の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第13の態様又は第13の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
第19の態様によれば、V2Xメッセージ送信方法が提供される。この方法は、V2XCFが、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するステップと;第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信するステップと;を含み、V2X通信パラメータは、パケットフィルタセットを含む。第19の態様の方法によれば、V2XCFは、端末のためのパケットフィルタセットを構成することができ、それによって、端末は、V2Xメッセージの識別情報及びパケットフィルタセットに基づいて、V2XメッセージをQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する、すなわち、QoSフローの粒度でV2Xメッセージを送信することができ、それにより、V2XメッセージのQoS要件を満たす。
可能な設計において、第19の態様を参照すると、パケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含み、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間に対応関係がある。この可能な設計に基づいて、V2Xメッセージの識別情報をパケットフィルタセットに含めることができ、それによって、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットを決定し、第1のV2Xメッセージをパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込む。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、第3の対応関係を端末に送信するステップをさらに含み、第3の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係である。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、関連付け指標を端末に送信するステップをさらに含み、関連付け指標は、端末に通信レイヤ識別子をサービス識別子に関連付けるよう指示するために使用される。この可能な設計に基づいて、V2XCFは、端末にV2Xメッセージのサービス識別子をV2Xメッセージの通信レイヤ識別子に関連付けるよう指示するために、関連付け指標を端末に送信することができる。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成するステップと;V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を端末に送信するステップと;をさらに含む。この可能な設計に基づいて、V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をリアルタイムで生成することができる。これは容易で便利である。
可能な設計において、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つを参照して、この方法は、V2XCFが、端末からV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信するステップと;V2XCFが、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可すると決定すると、V2XCFが、通知メッセージを端末に送信するステップと;をさらに含み、通知メッセージは、端末にV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用される。この可能な設計に基づいて、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成した後に、端末が、V2Xメッセージの生成した通信レイヤ識別子をV2XCFに送信し、V2XCFが、端末が通信レイヤ識別子を使用可能であると判定した後に、通信レイヤ識別子を使用することができる。V2XCFは、端末によるV2Xメッセージの通信レイヤ識別子の使用を一元的に制御及び管理して、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子の使用における競合を回避する。
可能な設計において、通知メッセージは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む。この可能な設計に基づいて、端末が特定のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用可能であると判定した後に、V2XCFは、V2Xメッセージに関するものであり且つ使用可能な通信レイヤ識別子を端末に通知する。
可能な設計において、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、IPアドレス、又はUDPポート番号の1つ又は複数を含む。
第20の態様によれば、本願は、通信機器を提供する。通信機器は、V2X(vehicle to everything)制御機能、V2X制御機能のチップ、又はシステムオンチップであり得る。通信機器は、第19の態様又は第19の態様の可能な設計においてV2XCFによって実行される機能を実現することができ、機能は、ハードウェアによって実現することができ、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。例えば、通信機器は、受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。
受信ユニットは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するように構成される。
送信ユニットは、第1の要求に基づいて、パケットフィルタセットを含むV2X通信パラメータを送信するように構成される。
通信機器の特定の実施態様については、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つによる、V2Xメッセージ送信方法におけるV2XCFの動作及び機能を参照されたい。詳細はここでは繰り返さない。従って、提供される通信機器は、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つと同じ有利な効果を達成することができる。
第21の態様によれば、通信機器が提供される。通信機器は、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、通信機器がその命令を実行すると、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それによって、通信機器は、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つに従ってV2Xメッセージ送信方法を実行する。
第22の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第23の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つに従って、V2Xメッセージ送信方法を実行することができる。
第24の態様によれば、チップシステムが提供される。チップシステムは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、これらは、前述の態様で機能を実現する際に通信機器をサポートするように構成される。例えば、プロセッサは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信し、第1の要求に基づいて、パケットフィルタセットを含むV2X通信パラメータを送信する。可能な設計において、チップシステムはメモリをさらに含み、メモリは、通信機器に必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。チップシステムは、チップを含み得るか、又はチップ及び別の個別の構成要素を含み得る。
第21の態様~第24の態様の設計のいずれか1つによって達成される技術的効果については、第19の態様又は第19の態様の可能な設計のいずれか1つによって達成される技術的効果を参照されたい。詳細については再び説明しない。
第25の態様によれば、V2Xメッセージ送信システムが提供される。システムは、第2の態様~第6の態様のいずれか1つに記載の端末と、第8の態様~第12の態様のいずれか1つに記載のV2XCFとを含む、又は、第14の態様~第18の態様のいずれか1つに記載の端末と、第20の態様~第24の態様のいずれか1つに記載のV2XCFとを含む。
本願の一実施形態によるシステムアーキテクチャの簡略化した概略図である。 本願の一実施形態による端末のプロトコルレイヤの概略図である。 本願の一実施形態による通信機器の概略構成図である。 本願の一実施形態によるV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、V2XメッセージをV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するフローチャートである。 本願の一実施形態による別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信するフローチャートである。 本願の一実施形態による、別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、さらに別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による、さらに別のV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。 本願の一実施形態による通信機器80の概略構成図である。 本願の一実施形態による通信機器90の概略構成図である。
以下では、添付の図面を参照して、本願の実施形態の実施態様を詳細に説明する。
本願の実施形態で提供する方法は、V2Xメッセージ送信をサポートする任意の通信システムで使用することができる。通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project, 3GPP)通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、第5世代(5th generation, 5G)移動通信システム、又は新しい無線(new radio, NR)システムであり得、又は、通信システムは、非3GPP通信システムであり得る。これは限定されない。
図1は、通信システムのアーキテクチャ図である。通信システムは、複数の端末、アクセスネットワーク装置、アクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function, AMF)、V2X制御機能(V2X control function, V2XCF)、ポリシー制御機能(policy control function, PCF)、統合データ管理(unified data management, UDM)、セッション管理機能(session management function, SMF)、ユーザプレーン機能(user plane function, UPF)エンティティ、データネットワーク(data network, DN)等を含み得る。DNには、V2Xアプリケーションサーバ(application server, APP server)が含まれ得る。本願の実施形態で提供する方法は、主に、図1の端末とV2XCFとの間の相互作用を介して実行される。図1に示されるように、端末は、アクセスネットワーク装置及びAMFを介してV2XCFと相互作用することができる。
図1の端末は、ユーザ機器(user equipment, UE)又は端末装置(terminal)と呼ばれ得、V2X通信をサポートし得、例えば、V2Xメッセージを受信又は送信し得る。V2Xメッセージは、車両と車両との間(V2V)メッセージ、V2Pメッセージ、V2Nメッセージ、V2Iメッセージ、車両同士の間の衝突防止メッセージ、エンターテインメント・アプリケーションメッセージ、車両同士の間で交換されるナビゲーションメッセージ等を含み得るが、これらに限定されない。図1に示される端末は、車載端末、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、スマートガススタンド(gas station)、インテリジェント信号機等が含まれるが、これらに限定されない。本願の実施形態では、端末は、異なるタイプの通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信することができる。通信インターフェイスについては、次の方法実施形態の説明を参照されたい。例えば、通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み得る。
図1に示される通信システムは、本願の実施形態で提供する方法を説明するための例として使用されることに留意されたい。これは限定されない。
図2aは、端末のプロトコルレイヤの概略図である。プロトコルレイヤは、V2Xメッセージを送信する際に端末をサポートすることができる。図2aに示されるように、端末のプロトコルレイヤは、アプリケーションレイヤ(application layer)、V2Xレイヤ(V2X layer)、パケットフィルタレイヤ(packet filter layer)、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)レイヤ、無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤ、メディアアクセス制御(media access control, MAC)レイヤ、及び物理レイヤ(PHY layer)を含み得る。
アプリケーションレイヤは、主に、V2Xサービスを提供するために、例えば、V2Xメッセージを生成するために使用される。
V2Xレイヤは、主に、V2Xメッセージ等の通信インターフェイスを決定するために使用される。V2Xレイヤは、サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を格納することができる。端末のV2Xレイヤは、端末に個別に展開する、又は端末の別のプロトコルレイヤに展開することができる。例えば、V2Xレイヤは、端末の非アクセス層(non-access stratum, NAS)(図2aには図示せず)に展開され得る。V2XレイヤがNASに展開される場合に、V2Xレイヤによって実行されたアクションはNASによって実行されたと見なされ得る。これは限定されない。本願の実施形態では、端末のV2Xレイヤが端末内に独立して展開される例を説明のために使用する。これは限定されない。
パケットフィルタレイヤは、主に、V2Xメッセージを適切なQoSフロー内に差し込む(filter the V2X message into a proper QoS flow:V2Xメッセージを適切なQoSフロー内にフィルタリングする)ために使用される。パケットフィルタレイヤは、パケットフィルタセット、サービス品質フロー(QoS flow, QF)と通信インターフェイスとの間の対応関係等を格納(又は記録)することができる。
PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤの機能は、現在の技術におけるPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤの機能と同じである。詳細については説明しない。PDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、及びPHYレイヤを組み合わせて、端末の最下レイヤと呼ぶことができる。端末は、通信インターフェイスに対応する最下レイヤを構成することができ、異なるタイプの通信インターフェイスは、最下レイヤの異なる構成に対応する。V2Xメッセージは、通信インターフェイスに対応する最下レイヤによって処理された後に、通信インターフェイスを介して送信され得る。
異なるタイプの通信インターフェイスは、同じPDCPレイヤを共有し得るか、又は異なるPDCPレイヤを別々に使用し得ることに留意されたい。これは限定されない。本願の実施形態では、異なるタイプの通信インターフェイスが異なるPDCPレイヤに対応する例を説明のために使用する。
さらに、図2aは、端末のプロトコルレイヤの添付図の単なる例である。図2aに示されるプロトコルレイヤに加えて、端末は、別のプロトコルレイヤ、例えば、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol, SDAP)レイヤ、又は無線リソース制御(radio resource control, RRC)レイヤをさらに含み得る。SDAPレイヤは、V2XレイヤとPDCPレイヤとの間に配置できる。SDAPレイヤ、PDCPレイヤ、RLCレイヤ、及びRRCレイヤは、まとめて、端末のアクセス層(access stratum, AS)と呼ばれ得る。本願の以下の実施形態では、パケットフィルタレイヤは、SDAPレイヤ、NAS、又はASであり得るか、或いはSDAPレイヤ、NAS、又はASに含まれ得るか、或いはV2Xレイヤであり得るか、或いはV2Xレイヤに含まれ得る。以下では、説明のために、パケットフィルタレイヤが端末に独立して展開される例のみを使用する。パケットフィルタレイヤをV2Xレイヤに置き換えて、パケットフィルタレイヤによって実行されるアクションを実行することができる。例えば、V2Xレイヤを使用して、V2Xメッセージを対応するQoSフロー内に差し込むこともできる。
図1のV2XCFは、通信インターフェイス又はサービス指向インターフェイスを介してコアネットワーク内の別のネットワーク要素(例えば、AMF)に接続され得る。V2XCFは、主に、端末のV2X通信パラメータを設定するように構成される。例えば、V2XCFは、ネットワークリソース展開ステータス、端末の加入及び認証情報、V2Xアプリケーションサーバによって提供されるアプリケーション情報(例えば、V2Xアプリケーションの特徴及びQoS要件)、及び他の情報に基づいて、端末のV2X通信パラメータを決定することができる。V2Xアプリケーションの特徴及びQoS要件は、V2Xアプリケーションのサービスタイプ、V2Xアプリケーションを送信するための最大帯域幅、V2Xアプリケーションの送信をサポートする通信インターフェイス、V2Xアプリケーションの送信をサポートする通信インターフェイスの優先度等を含み得るが、これらに限定されない。V2X通信パラメータは、V2Xアプリケーションの特徴及びQoS要件に基づいて生成され、V2X通信パラメータは端末のために構成される。V2X通信パラメータの説明については、以下の実施形態の説明を参照されたい。V2XCFは、図1に示されるコアネットワークに独立して展開され得る、又はPCF内に統合され得る。これは限定されない。V2XCFがPCF内に統合される場合に、以下の方法の実施形態におけるV2XCFは、代替的に、PCFで置き換えられ得る。本願の実施形態では、V2XCFがコアネットワークに独立して展開される例を説明のために使用する。
図1に示されるネットワークアーキテクチャは、、単なる例示的なアーキテクチャであり、図1に示される通信システムに含まれるネットワーク要素の数量は、本願の実施形態に限定されないことに留意されたい。図示していないが、図1に示されるネットワーク内の機能エンティティに加えて、図1に示されるネットワークは、別の機能エンティティをさらに含み得る。さらに、ネットワーク要素の名前、ネットワーク要素同士の間のインターフェイス、及び図1に示されるアーキテクチャにおけるプロトコルレイヤは、単なる例であり、特定の実施態様では他の名前になる場合がある。これは、本願の実施形態において特に限定されない。
特定の実施態様の間に、本願の実施形態を実行する端末及びV2XCFは、図2bに示されるハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実現され得る。図2bは、本願の一実施形態による通信機器の概略構成図である。図2bに示されるように、通信機器は、少なくとも1つのプロセッサ21、メモリ22、通信インターフェイス23、及び通信バス24を含み得る。以下では、図2bを参照して通信機器の各構成要素を詳細に説明する。
プロセッサ21は、1つのプロセッサであり得るか、又は複数の処理要素の集合的用語であり得る。例えば、プロセッサ21は、中央処理装置(central processing unit, CPU)又は特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)であり得るか、又は本願の実施形態を実施するように構成された1つ又は複数の集積回路、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor, DSP)或いは1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)であり得る。
プロセッサ21は、メモリ22に格納されたソフトウェアプログラムを実行又は起動し、メモリ22に格納されたデータを呼び出すことによって、通信機器の様々な機能を実行することができる。特定の実施態様の間に、一実施形態では、プロセッサ21は、1つ又は複数のCPU、例えば、図2bのCPU0及びCPU1を含み得る。
特定の実施態様の間に、一実施形態では、通信機器は、複数のプロセッサ、例えば、図2bのプロセッサ21及びプロセッサ25を含み得る。各プロセッサは、シングルコアプロセッサ(single-CPU)であってもよく、又はマルチコアプロセッサ(multi-CPU)であってもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ又は複数の装置、回路、及び/又は処理コアを指す場合がある。
メモリ22は、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)又は静的情報及び命令を格納することができる別のタイプの静的記憶装置、或いはランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)又は情報及び命令を格納することができる別のタイプの動的記憶装置であってもよく、又は電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)又は別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-rayディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は別の磁気記憶装置であってもよく、又は予想されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形態で伝達又は格納するために使用でき、且つコンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体であってもよいが、それらに限定されない。メモリ22は、独立して存在してもよく、通信バス24を介してプロセッサ21に接続され得る。メモリ22は、代替的に、プロセッサ21と統合され得る。メモリ22は、本願の解決策を実行するためのソフトウェアプログラムを格納するように構成され、プロセッサ21は実行を制御する。
通信インターフェイス23は、トランシーバ等の任意の機器を介して別の装置又は通信ネットワーク(イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)、又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)等)と通信するように構成される。通信インターフェイス23は、受信ユニット及び送信ユニットを含み得る。
通信バス24は、業界標準アーキテクチャ(industry standard architecture, ISA)バス、周辺コンポーネント相互接続(peripheral component interconnect, PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture, EISA)バス等であり得る。バスは、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類することができる。表現を容易にするために、図2bのバスを表すために1本の太い線のみが使用されているが、これはバスが1つしかない、又はバスのタイプが1つしかないという意味ではない。
図2bに示される構成要素は、通信機器に対する制限を構成するものではないことに留意されたい。図2bに示される構成要素に加えて、通信機器は、図に示されるものよりも多い又は少ない構成要素を含み得るか、又はいくつかの構成要素が組み合わされ得るか、又は異なる構成要素の配置が使用され得る。
以下では、図1に示される通信システムを参照して、本願の実施形態で提供されるV2Xメッセージ送信方法を説明する。以下の方法の実施形態で言及する端末は、図2aに示されるプロトコルレイヤを有し、以下の方法の実施形態で言及する端末及びV2XCFは、図2bに示されるハードウェアを有する。詳細については再び説明しない。本願の以下の実施形態では、ネットワーク要素同士の間のメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前等は単なる例であり、特定の実施態様の間に他の名前になる場合があることに留意されたい。これは、本願の実施形態において特に限定されない。
図3~図6に示される実施形態のいずれか1つが(例えば、実施形態が実行される前に、又は実施形態を実行するプロセスにおいて)実行されるときに、V2Xメッセージ送信に使用されるいくつかのV2X通信パラメータが、端末上で構成(又は格納)され得る。
一例では、V2X通信パラメータは、端末によってV2XCFから取得され得る、すなわち、端末に関するV2XCFによって構成され得る。例えば、端末は、ネットワーク登録を要求するために使用される登録要求をAMFに送信することができる。登録要求を受信した後に、AMFは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求をV2XCFに送信する。第1の要求を受信した後に、V2XCFは、V2X通信パラメータを取得し、V2X通信パラメータを第1の要求に対する応答内に含め、応答をAMFに送信する。第1の要求に対する応答を受信した後に、AMFは、NASメッセージ(例えば、登録要求に対応する登録応答)を使用して、V2X通信パラメータを端末に送信する。
別の例では、V2XCFは、V2X通信パラメータを生成し、V2X通信パラメータをAMFに能動的に送信する。AMFは、V2X通信パラメータを端末構成更新(UE構成更新)メッセージ内に含め、端末構成更新メッセージを端末に送信する。
別の例では、端末は、別のNASメッセージを使用して、V2XCFからV2X通信パラメータを取得することができる。例えば、端末は、アップリンクNAS送信メッセージ(UL NASトランスポートメッセージ)をAMFに送信することができ、ここで、アップリンクNAS送信メッセージは、V2X通信パラメータを要求するよう指示するために使用される指標情報を伝達する。アップリンクNAS送信メッセージを受信した後に、AMFは、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求をV2XCFに送信する。第1の要求を受信した後に、V2XCFは、V2X通信パラメータを取得し、V2X通信パラメータを第1の要求に対する応答内に含め、応答をAMFに送信する。第1の要求に対する応答を受信した後に、AMFは、V2X通信パラメータを端末構成更新(UE構成更新)メッセージ内に含め、端末構成更新メッセージを端末に送信する。
本願の実施形態では、V2X通信パラメータは、V2Xアプリケーションとサービス識別子との間の対応関係、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージのカプセル化モードとの間の対応関係、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係(本願の実施形態では第1の対応関係として名付けられ得る)、QoSフローの識別子に対応するパケットフィルタセット、又はQoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係(本願の実施形態では第2の対応関係と名付けられ得る)を含み得るが、これらに限定されない。V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係(本願の実施形態では第3の対応関係と名付けられ得る)、別のパラメータ等をさらに含み得る。例えば、V2X通信パラメータは、公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network, PLMN)、地理的位置情報、作業時間情報、又はV2X通信を実行することを許可された端末の使用スペクトルをさらに含み得る。
V2Xメッセージのサービス識別子(service identity, service ID)は、サービス識別子又はV2Xサービス識別子とも呼ばれ得る。V2Xメッセージのサービス識別子は、V2Xメッセージが属するV2Xアプリケーションを識別するために使用され得、例えば、V2Xメッセージのアプリケーションレイヤ識別子であり得る。V2Xメッセージのサービス識別子には、任意の形式の文字、漢字、数字、又は特殊文字の記号を含めることができる。異なるV2XアプリケーションのV2Xメッセージのサービス識別子は異なる場合があり、同じV2XアプリケーションのV2Xメッセージのサービス識別子は同じである場合がある。
V2Xメッセージのカプセル化モードは、2つのモード:インターネットプロトコル(internet protocol, IP)カプセル化及び非IPカプセル化を含み得る。IPカプセル化は次のようになり得る:V2Xメッセージは、IPアドレス及び/又はユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol, UDP)ポート番号とともにカプセル化される;又は、V2Xメッセージ及びV2Xメッセージのレイヤ2識別子が、IPアドレス及び/又はUDPポート番号とともにカプセル化される。非IPカプセル化は次のようになり得る:V2Xメッセージはレイヤ2識別子とともにカプセル化される。
通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み得る。PC5インターフェイス及びUuインターフェイスは、異なる無線アクセス技術(radio access technology, RAT)をサポートすることができる。例えば、RATにはLTE技術又はNR技術が含まれ得る。LTE技術をサポートするPC5インターフェイスは、LTE PC5インターフェイスと呼ばれ得、NR技術をサポートするPC5インターフェイスは、NR PC5インターフェイスと呼ばれ得る。LTE技術をサポートするUuインターフェイスは、LTE Uuインターフェイスと呼ばれ得、NR技術をサポートするUuインターフェイスは、NR Uuインターフェイスと呼ばれ得る。
本願の実施形態では、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスが異なるRATをサポートする場合に、V2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスであることは、V2Xメッセージの通信インターフェイスが、LTE PC5インターフェイス、NR PC5インターフェイス、LTE Uuインターフェイス、又はNR Uuインターフェイスの1つ又は複数の通信インターフェイスであることであり得る。これは限定されない。以下は、V2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスである例を使用することによって、本願の実施形態で提供されるV2Xメッセージ送信方法を説明する。
本願の実施形態では、通信インターフェイスの名前は、説明のための単なる例であることに留意されたい。PC5インターフェイス及びUuインターフェイスは、代替的に、他のインターフェイスとして名付けられ得る。例えば、PC5インターフェイスは、代替的に、サイドリンク(sidelink)インターフェイスと名付けられ得、Uuインターフェイスは、代替的に、NRインターフェイスと名付けられ得る。通信インターフェイスは、PC5インターフェイス又はUuインターフェイスを含むが、これらに限定されず、通信技術の開発とともに後に出現する別のインターフェイスをさらに含み得る。
QoSフローの識別子は、QoSフローを識別するために使用され、サービスフロー識別子(QoS flow identifier, QFI)又は第5世代サービス識別子(5th generation QoS flow identity, 5QI)であり得る。
パケットフィルタセット(packet filter set)は、V2Xメッセージの識別情報、他の情報等を含み得る。パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間には対応関係がある。例えば、1つのパケットフィルタセットは、1つ又は複数のV2Xメッセージの識別情報を含み得、異なるパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの異なる識別情報を含み、異なるパケットフィルタセットは、異なるQoSフロー識別子に対応し得る。
本願の実施形態では、V2Xメッセージの識別情報がパケットフィルタセットに含まれるが、QoSフローの識別子がV2Xメッセージの識別情報に直接対応する、ことに限定されないことに留意されたい。例えば、パケットフィルタセット1には{サービスID1、サービスID2、サービスID3}が含まれ、パケットフィルタセット1は、QFI 1、又はQFI 1に対応するサービスID1、サービスID2、及びサービスID3に対応する。
V2Xメッセージの識別情報は、V2Xメッセージのサービス識別子及び/又はV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、レイヤ2(layer 2, L2)識別子、IPアドレス、又はUDPポート番号の1つ又は複数を含み得る。V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、端末、V2X通信接続、又はV2Xメッセージが属するV2Xアプリケーションの1つ又は複数を識別するために使用され得る。異なるV2X通信接続及び/又は異なるV2Xアプリケーション及び/又は異なる端末を識別するために使用される通信レイヤ識別子は同じにすることはできない。
例えば、V2Xメッセージのカプセル化モードが非IPカプセル化である場合に、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、L2識別子を含み得る。V2Xメッセージのカプセル化モードがIPカプセル化である場合に、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、IPアドレス及び/又はUDPポート番号を含み得るか、又はレイヤ2識別子と、IPアドレス及び/又はUDPポート番号のうちの少なくとも1つ又は複数とを含み得る。
V2X通信接続は、ローカル端末とピア端末との間の1対1接続であり得るか、又は端末とグループとの間の1対多接続であり得、グループは、2つ以上のピア端末を含み得る。
本願の実施形態では、IPアドレスは、送信元(source)IPアドレス及び/又は送信先(destination:宛先)IPアドレスを含み得、UDPポート番号は、送信元UDPポート番号及び/又は送信先UDPポート番号を含み得る。レイヤ2識別子は、送信元レイヤ2識別子及び/又は送信先レイヤ2識別子を含み得る。送信先IPアドレス及び/又は送信先UDPポート番号を使用して、V2Xサービスアプリケーションを識別することができる;又は、送信先IPアドレス及び/又は送信先UDPポート番号を使用して、通信接続を識別することができる。送信元レイヤ2識別子及び/又は送信先レイヤ2識別子を使用して、通信接続を識別することができる。
図3は、本願の一実施形態によるV2Xメッセージ送信方法のフローチャートである。図3に示されるように、この方法は、次のステップを含み得る。
ステップ310:端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得する。
端末は、図1の端末のいずれか1つであり得る。
第1のV2Xメッセージは、端末のアプリケーションレイヤによって生成され、且つ任意のV2Xアプリケーションに属するV2Xメッセージであり得る。例えば、第1のV2Xメッセージは、V2Iメッセージ、V2Pメッセージ、車両同士の間の衝突防止メッセージ、エンターテインメント・アプリケーションメッセージ、又は車両同士の間で交換されるナビゲーションメッセージ等の、端末のアプリケーションレイヤによって生成されるメッセージであり得る。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明については、ステップ302の前のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明を参照されたい。詳細については説明しない。
一例では、端末は、第1のV2Xメッセージが属するV2Xサービスアプリケーション、及びV2Xサービスアプリケーションとサービス識別子との間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を決定することができる。
ステップ302:端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定する。
第1の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係であり得る。ステップ302の前に説明したように、第1の対応関係は、端末によってV2XCFから取得されるか、又は別の方法で取得され得る。これは限定されない。
一例では、端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子と、第1の対応関係に含まれるV2Xメッセージのサービス識別子との間のマッチングを実行して、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を含む第1の対応関係を見つけ、見つけた第1の対応関係における第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定することができる。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが少なくとも2つの通信インターフェイス(2つ以上の通信インターフェイス)を含む場合に、少なくとも2つの通信インターフェイスにおいてより優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される;又は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する全ての通信インターフェイスが、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用され、2つ以上の通信インターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信する。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスが1つの通信インターフェイスを含む場合に、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信インターフェイスが、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される。
通信インターフェイスの優先度(優先度レベル)は、通信インターフェイスを備えた端末に対応して格納され得る。例えば、通信インターフェイスの優先度は、第1の対応関係に含まれ得る。異なる通信インターフェイスは、異なる優先度に対応する。通信インターフェイスの優先度が高いほど、通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信する可能性が高くなることを示し、通信インターフェイスの優先度が低いほど、通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信する可能性が低くなることを示す。通信インターフェイスの優先度を表すために、番号等を使用することができる。数値が大きいほど優先度が高くなることを示し、又は数値が小さいほど優先度が高くなることを示す。これは限定されない。
少なくとも2つの通信インターフェイスにおいてより優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用されることは、次の2つのケースを含み得る。
ケース1:少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて最も優先度の高い通信インターフェイスが、通信インターフェイスの優先度に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される。
ケース2:最も優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの送信要件を満たすことができない場合に、少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて2番目に優先度の高い通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして使用される。
通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの送信要件を満たすことができないことは、次の1つ又は複数のケースを含み得る:通信インターフェイスは特定のエリア及び/又は特定の期間において利用できない(又は端末が通信インターフェイスにアクセスして使用することを許可されない);又は、通信インターフェイスのスペクトルリソースが不十分であり、例えば、通信インターフェイス上で利用可能な時間領域リソース及び/又は周波数領域リソースの量が、事前設定された閾値未満である;又は、通信インターフェイスの信号品質が第1のV2XメッセージのQoS要件を満たすことができず、例えば、第1のV2Xメッセージの遅延要件又はレート要件を満たすことができない。
例えば、以下の表1は、サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係の表である。表1に示されるように、サービスID1はPC5インターフェイスに対応する。サービスID2はUuインターフェイスに対応する。サービスID3は、PC5インターフェイス又はUuインターフェイスに対応し、PC5インターフェイスの優先度はUuインターフェイスの優先度よりも高い。サービスID4は、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスに対応する。端末によって生成されたV2Xメッセージ1のサービス識別子はサービスID1であると想定される。この場合に、サービスID1をインデックスとして使用することにより、表1から、サービスID1に対応する通信インターフェイスがPC5インターフェイスであることが分かり得、これはサービスID1によって識別されるV2Xメッセージ1がPC5インターフェイスを介してのみ送信できることを示し、次に、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイスであると判定される。端末によって生成されたV2Xメッセージ3のサービス識別子はサービスID3であると想定される。この場合に、サービスID3をインデックスとして使用することにより、表1から、サービスID3に対応する通信インターフェイスがPC5インターフェイス又はUuインターフェイスであることが分かり得、これはサービスID3によって識別されるV2Xメッセージ3がPC5インターフェイス又はUuインターフェイスを介して送信できることを示し、次に、端末は、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスの優先度を比較し、優先度の高いPC5インターフェイスをV2Xメッセージ3の通信インターフェイスとして使用することができる。端末によって生成されるV2Xメッセージ4のサービス識別子はサービスID4であると想定される。この場合に、サービスID4をインデックスとして使用することにより、表1から、サービスID4に対応する通信インターフェイスがPC5インターフェイス及びUuインターフェイスであることが分かり得、端末は、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスをV2Xメッセージ4の通信インターフェイスとして使用し、PC5インターフェイス及びUuインターフェイスを介してV2Xメッセージ4を送信することができる。
Figure 2022507816000017
ステップ303:端末は、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。
一例では、端末のアプリケーションレイヤは、通信インターフェイスに対応する端末の最下レイヤに第1のV2Xメッセージを送信し、端末の最下レイヤは、第1のV2Xメッセージを処理し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。
端末の最下レイヤによって第1のV2Xメッセージを処理する方法については、現在の技術を参照されたい。詳細については再び説明しない。
別の例では、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得し、第1のV2Xメッセージの識別情報及びパケットフィルタセットに基づいて第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込み、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することができる。
第1のQoSフローの通信インターフェイスは、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスと同じである。具体的には、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する方法については、図5に対応する実施形態の説明を参照されたい。
図3に示される方法によれば、端末は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、端末によって生成された第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスにおける適切な通信インターフェイスを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスとして選択し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信することができる。このようにして、V2Xメッセージの通信インターフェイスは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の予め構成した対応関係に基づいて決定され得、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択する必要がなく、それによって、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できない問題、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときにV2XメッセージのQoS要件を満たせない問題が回避される。
オプションとして、本願の実施形態では、第1の対応関係を動的に更新することができる。例えば、端末がV2Xメッセージを送信する際に第1の通信インターフェイス及び第2の通信インターフェイスを含む2つ以上の通信インターフェイスをサポートする場合に、端末が、第1の対応関係に基づいて、V2Xメッセージの通信インターフェイスが第1の通信インターフェイスであると判定した場合であって、V2Xメッセージを第1の通信インターフェイスを介して送信するときにV2XメッセージのQoS要件を満たすことができないことが判明した場合に、端末は、V2Xメッセージを別の通信インターフェイス(例えば、第2の通信インターフェイス)を介して送信し、第1の対応関係におけるV2Xメッセージのサービス識別子に対応する第1の通信インターフェイスを別の通信インターフェイスに更新することを決定することができる。
例えば、第1の対応関係におけるサービス識別子1に対応する通信インターフェイスはPC5インターフェイスであり、その後、サービス識別子1によって識別されるV2XメッセージをPC5インターフェイスを介して送信するときにQoS要件を満たすことができないことが判明した場合に、第1の対応関係におけるサービス識別子1に対応する通信インターフェイス(PC5インターフェイス)は、Uuインターフェイスに更新される。
オプションとして、図3に示される方法において、ステップ302、ステップ302、及びステップ302は、端末のV2Xレイヤによって実行され得る。例えば、端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得し、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信する。
端末のV2Xレイヤは、端末のアプリケーションレイヤから第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得することができる。例えば、第1のV2Xメッセージを生成した後に、端末のアプリケーションレイヤは、第1のV2Xメッセージが属するV2Xサービスアプリケーション、及びV2Xサービスアプリケーションとサービス識別子との間の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を決定し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子をアプリケーションレイヤ・プロトコルデータユニット(protocol data unit, PDU)内に含め、アプリケーションレイヤ・プロトコルデータユニットを端末のV2Xレイヤに送信する。そして、アプリケーションレイヤPDUを受信した後に、端末のV2Xレイヤは、アプリケーションレイヤPDUから第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得する。
図4に示されるように、PC5インターフェイスに対応する端末の最下レイヤは、端末のPDCPレイヤ1、RLCレイヤ1、MACレイヤ1、及びPHYレイヤ1を含み得る。Uuインターフェイスに対応する端末の最下レイヤは、端末のPDCPレイヤ2、RLCレイヤ2、MACレイヤ2、及びPHYレイヤ2を含み得る。
例えば、V2Xメッセージ1を生成した後に、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージ1及びV2Xメッセージ1のサービス識別子をアプリケーションレイヤPDU内に含め、アプリケーションレイヤPDUを端末のV2Xレイヤに送信することができる。
端末のV2Xレイヤは、アプリケーションレイヤPDUを受信し、アプリケーションレイヤPDUからV2Xメッセージ1のサービスIDを取得し、V2Xメッセージ1のサービスID及び第1の対応関係に基づいて、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイス又はUuインターフェイスであると決定する。通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、端末のV2XレイヤはV2Xメッセージ1を端末のPDCPレイヤ1、RLCレイヤ1、MACレイヤ1、PHYレイヤ1に送信して処理し、処理したV2Xメッセージ1をPC5インターフェイスを介して送信する。通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、端末のV2Xレイヤは、V2Xメッセージ1を端末のPDCPレイヤ2、RLCレイヤ2、MACレイヤ2、PHYレイヤ2に送信して処理し、処理したV2Xメッセージ1をUuインターフェイスを介して送信する。
本願のこの実施形態では、ステップ302~ステップ303がV2Xレイヤによって実行されることに限定されないことに留意されたい。V2Xレイヤに加えて、ステップ302~ステップ303は、代替的に、別のプロトコルレイヤによって実行され得る。例えば、ステップ302~ステップ303は、端末のアプリケーションレイヤによって実行され得る。これは限定されない。
以下では、V2XメッセージがQoSフロー内に差し込まれ、QoSフローを使用して送信される例を使用することにより、本願の実施形態で提供されるV2Xメッセージ送信方法を説明する。
図5は、本願の一実施形態による別のV2Xメッセージ送信方法を示す。図5に示されるように、この方法は次のステップを含む。
ステップ501:端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得する。
端末は、図1の端末のいずれか1つであり得る。第1のV2Xメッセージの識別情報は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
第1のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明については、ステップ302の前のV2Xメッセージのサービス識別子の関連する説明を参照されたい。端末は、ステップ302の方法で第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得することができる。詳細については再び説明しない。
第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子の関連する説明については、ステップ302の前のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子の関連する説明を参照されたい。端末は、次の方法1~方法3のいずれか1つで第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を取得することができる。
方法1:端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第3の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を決定する。例えば、端末は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子と第3の対応関係に含まれるV2Xメッセージのサービス識別子との間のマッチングを実行して、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を含む第3の対応関係を見つけ、見つけた第3の対応関係における第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信レイヤ識別子を、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子として使用することができる。
例えば、以下の表2は、V2Xメッセージのサービス識別子とV2Xメッセージの通信レイヤ識別子との間の対応関係を示す。表2に記載されるように、サービスID1は、レイヤ2識別子1に対応し、サービスID2は、レイヤ2識別子2に対応する。端末のアプリケーションレイヤから端末のV2Xレイヤによって受信されるV2Xメッセージのサービス識別子はサービスID1であると想定される。この場合に、サービスID1をインデックスとして使用することにより、以下の表2から、V2Xメッセージ1の通信レイヤ識別子がレイヤ2識別子1であることが分かり得る。
Figure 2022507816000018
一例では、第3の対応関係は、ステップ302の前に説明したように、端末によってV2XCFから取得され得る。
例えば、V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子として識別子をランダムに生成し、V2Xメッセージの生成した通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子にマッピングして、第3の対応関係を形成し、生成した第3の対応関係を端末に送信することができる。あるいはまた、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子として識別子をランダムに生成し、V2Xメッセージの生成した通信レイヤ識別子をAMFを介してV2XCFに送信する。そして、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信した後に、V2XCFは、V2Xメッセージの受信した通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子にマッピングして、第3の対応関係を形成し、生成した第3の対応関係を端末に送信する。
別の例では、第3の対応関係は、端末によって生成され得る。
例えば、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2XCFに送信することができ、V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信し、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができるかどうかを判定する。端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができると判定した場合に、V2XCFは、端末にV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けるよう指示するために使用される関連付け指標を端末に送信する。して、関連付け指標を受信した後に、端末は、関連付け指標に基づいて第3の対応関係を生成する。
V2XCFが、端末によって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子が端末によって使用されていないことを見出した場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができると判定する。それ以外の場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2Xメッセージのサービス識別子に関連付けることができないと判定する。
方法2:V2XCFは、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成し、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を端末に送信する。端末は、V2XCFによって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信する。
V2XCFによって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
方法3:端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成する。
端末によって生成されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子は、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み得る。
方法3において、通信レイヤ識別子の使用における衝突を回避するために、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成した後に、端末は、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子をV2XCFに送信することができる。そして、端末によって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信した後に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可するかどうかを決定し、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可すると決定する場合に、通知メッセージを端末に送信する。
V2XCFが、端末によって送信されたV2Xメッセージの通信レイヤ識別子が端末によって使用されていないことを見出した場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可する。それ以外の場合に、V2XCFは、端末がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するのを許可しない。
通知メッセージは、端末にV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用され得る。通知メッセージには、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子が含まれ得る。
ステップ502:端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む。
パケットフィルタセットの関連する説明については、ステップ302の前の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
一例では、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むことは、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間の対応関係に基づいて、第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフローの識別子決定することであって、第1のパケットフィルタセットは、少なくとも1つのパケットフィルタセット内にあり、且つ第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットである、決定することと;QoSフローの決定した識別子に基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むことと;を含み得る。
例えば、QFI 1は、パケットフィルタセット1{サービスID1、サービスID2、サービスID3}に対応し、QFI 2は、パケットフィルタセット2{サービスID4、サービスID5}に対応する。端末は、V2Xメッセージ1の識別情報:サービスID1を取得し、サービスID1と少なくとも1つのパケットフィルタセットに含まれる識別情報との間のマッチングを実行して、サービスID1がパケットフィルタセット1の識別情報に一致することを見出し、ここで、パケットフィルタセット1は、QFI 1に対応すると想定される。この場合に、端末は、V2Xメッセージ1を、QFI 1によって識別されたQoSフロー1内に差し込む。
ステップ503:端末は、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信する。
端末が第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信することは、端末が、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することを含み得る。
第1のQoSフローの通信インターフェイスは、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスと同じであり得る。
一例では、端末は、ステップ302の方法で第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを第1のQoSフローの通信インターフェイスとして使用することができる。
別の例では、端末は、第2の対応関係及び第1のQoSフローの識別子に基づいて、第1のQoSフローの通信インターフェイスを決定することができる。
第2の対応関係は、QoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係である。第2の対応関係の関連する説明については、ステップ302の前の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
例えば、以下の表3は、QoSフローの識別子と通信インターフェイスとの間の対応関係の表である。表3に示されるように、QFI 1はPC5インターフェイスに対応し、QFI 2はUuインターフェイスに対応し、QFI 3はPC5インターフェイスに対応する。端末は、V2Xメッセージ1をQF 1内に差し込むことを決定すると想定する。この場合に、QF 1の識別子QFI 1をインデックスとして使用することにより、表3から、QFI 1に対応する通信インターフェイスはPC5インターフェイスであり、V2Xメッセージ1はQFI 1に対応するPC5インターフェイスを介して送信されることが分かり得る。
Figure 2022507816000019
図5に示される方法によれば、端末は、V2Xメッセージの識別子及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、端末によって生成されたV2Xメッセージを特定のQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信する、つまり、QoSフローの送信粒度でV2Xメッセージを送信する、例えば、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することができる。これにより、端末のアプリケーションレイヤがV2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択することによって引き起こされる問題、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できない問題、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができない問題が回避される。
オプションとして、図5に示される方法において、第1のV2Xメッセージが第1のQoSフロー内に差し込まれ、第1のQoSフローの通信インターフェイスが第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスと同じであることを保証するために、第1の対応関係、第2の対応関係、及び端末に関するV2XCFによって構成された少なくとも1つのパケットフィルタセットは、次の要件を満たす:第1の対応関係における第1のV2Xメッセージのサービス識別子に対応する通信インターフェイスは、第2の対応関係における第1のQoSフローの識別子に対応する通信インターフェイスと同じであり、第1のQoSフローの識別子に対応するパケットフィルタセットは、第1のV2Xメッセージの識別情報を含む。
例えば、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイスであり、V2Xメッセージ1のサービス識別子がサービスID1であり、QFI 1に対応するパケットフィルタセットがサービスID1及びサービスID2を含むと想定する。この場合に、V2Xメッセージ1に対応するQoSフローの通信インターフェイスがV2Xメッセージ1の通信インターフェイスと同じであることを保証するために、第2の対応関係におけるQFI 1に対応する通信インターフェイスは、Uuインターフェイス又は別の通信インターフェイスではなく、PC5インターフェイスである。
オプションとして、図5に示される方法において、ステップ501は、端末のV2Xレイヤによって実行され、ステップ502及びステップ503は、端末のパケットフィルタレイヤによって実行される。例えば、
端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得する;
端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージの識別情報を端末のパケットフィルタレイヤに送信する;
端末のパケットフィルタレイヤは、第1のV2Xメッセージの識別情報を受信し、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む;及び
端末のパケットフィルタレイヤは、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信する。
本願では、ステップ501が端末のアプリケーションレイヤによって実行され、ステップ502及びステップ503が端末のV2Xレイヤによって実行されることに限定されないことに留意されたい。あるいはまた、ステップ501、ステップ502、又はステップ503は、端末の別のプロトコルレイヤによって実行され得る。これは限定されない。
本願のこの実施形態では、端末上に構成された少なくとも1つのパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む1つのタイプのパケットフィルタセットを含み得るが(説明を容易にするために、V2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットは、第1のタイプのパケットフィルタセットと呼ばれ得る)、これに限定されず、別のタイプのパケットフィルタセットが代替的に構成され得ることに留意されたい。例えば、V2Xメッセージの5タプル(tuple)情報(例えば、プロトコルバージョン番号、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、送信元UDPポート番号、又は送信先UDPポート番号の1つ又は複数)を含むパケットフィルタセット(第2のタイプのパケットフィルタセットと呼ばれ得る)が、代替的に構成され得る。
第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローは、第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローとは異なり、第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスは、第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスとは異なる。
一例では、第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスは、PC5インターフェイスであり得、第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフローの通信インターフェイスは、Uuインターフェイスであり得る。
この例では、ステップ501を実行する前に、端末は、ステップ302の方法で第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定することができる。第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、端末は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得し、第1のV2Xメッセージの識別情報をインデックスとして使用することにより第1のタイプのパケットフィルタセットを照会(query)し、第1のV2Xメッセージを第1のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込む。
第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、端末は、第1のV2Xメッセージの5タプル情報を取得し、第1のV2Xメッセージの5タプル情報をインデックスとして使用することにより第2のタイプのパケットフィルタセットを照会し、第1のV2Xメッセージを第2のタイプのパケットフィルタセットに対応するQoSフロー内に差し込むことができる。
第1のV2Xメッセージの5タプル情報は、端末上で構成され得るか、又は端末は、V2XCFから第1のV2Xメッセージの5タプル情報を取得し得る。
このようにして、V2Xメッセージに対してQoSフローフィルタリング(filtering:差し込み)を実行する場合に、端末は、V2Xメッセージの識別情報又はV2Xメッセージの5タプル情報に基づいて、特定のパケットフィルタセットの一部を照会することができ、全てのパケットフィルタセットを順次照会する必要がなく、それによりフィルタリングの複雑さを軽減する。
V2Xメッセージの識別情報がV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含み、V2Xメッセージの通信レイヤ識別子がIPアドレス及び/又はUDPポート番号を含む場合に、V2XメッセージのIPアドレス及び/又はUDPポート番号が、V2Xメッセージの5タプル情報に類似しているため、全てのパケットフィルタセットは、V2XメッセージのIPアドレス及び/又はUDPポート番号に基づいて順次照会できる;又は、第2のタイプのパケットフィルタセットが優先的に照会されてから、第1のタイプのパケットフィルタセットが照会される;又は、第1のタイプのパケットフィルタセットが優先的に照会されてから、第2のタイプのパケットフィルタセットが照会されるように理解され得る。
例えば、図6に示されるように、QoSフロー1の識別子はQFI 1であり、QFI 1はパケットフィルタセット1{サービスID1、サービスID2、サービスID3}に対応し、QoSフロー2の識別子はQFI 2であり、QFI 2はパケットフィルタセット2{サービスID4、サービスID5}に対応し、QoSフロー3の識別子はQFI 3であり、QFI 3はパケットフィルタセット3{送信先IPアドレス1、送信先IPアドレス2}に対応し、QFI 1及びQFI 2はそれぞれPC5インターフェイスに対応し、QFI 3はUuインターフェイスに対応すると想定する。V2Xメッセージ1を生成した後に、端末のアプリケーションレイヤは、V2Xメッセージ1及びV2Xメッセージ1のサービスID1をアプリケーションレイヤPDU内に含め、アプリケーションレイヤPDUを端末のV2Xレイヤに送信することができる。
端末のV2Xレイヤは、アプリケーションレイヤPDUを受信し、V2Xメッセージ1のサービスID1をアプリケーションレイヤPDUから取得し、V2Xメッセージ1のサービスID1、及びサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係に基づいて、V2Xメッセージ1の通信インターフェイスがPC5インターフェイス又はUuインターフェイスであると決定する。
通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、端末のV2Xレイヤは、V2Xメッセージ1のサービスID1及びV2Xメッセージ1をV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信することができる。V2XレイヤPDUを受信した後に、端末のパケットフィルタレイヤは、V2Xメッセージ1のサービスID1をV2XレイヤPDUから取得し、サービスID1と、パケットフィルタセット1及び2との間のマッチングを行い、V2Xメッセージ1のサービスID1がパケットフィルタセット1内に含まれることを見出す。この場合に、V2Xメッセージ1はQoSフロー1内に差し込まれ、V2Xメッセージ1は、QoSフロー1のPC5インターフェイスを介して送信される。
通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、端末のV2Xレイヤは、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1を取得し、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1及びV2Xメッセージ1をV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信する。V2XレイヤPDUを受信した後に、端末のパケットフィルタレイヤは、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1をV2XレイヤPDUから取得し、送信先IPアドレス1とパケットフィルタセット3との間でマッチングを行い、V2Xメッセージ1の送信先IPアドレス1がパケットフィルタセット3内に含まれていることを見出す。この場合に、V2Xメッセージ1はQoSフロー3内に差し込まれ、V2Xメッセージ1はQoSフロー3のUuインターフェイスを介して送信される。
図7a~図7b-2を参照すると、以下では、レイヤ2識別子を含む第1のタイプのパケットフィルタセット及び送信先IPアドレスを含む第2のタイプのパケットフィルタセットが端末上で構成される例を使用して、QoSフローを使用することによってV2Xメッセージを送信する方法を詳細に説明し、ここで、第1のV2Xメッセージの識別情報には第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子が含まれ、第1のV2Xメッセージの5タプル情報には、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスが含まれ、端末のV2Xレイヤは第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定し、端末のパケットフィルタレイヤは第1のV2XメッセージをQoSフロー内に差し込む。
図7aは、本願の一実施形態による別のV2Xメッセージ送信方法を示す。図7aに示されるように、この方法は次のステップを含む。
ステップ701a:端末は、登録要求をAMFに送信する。
登録要求は、NASシグナリングであり、端末のネットワーク登録を要求するために使用され得る。
例えば、端末は、登録要求をアクセスネットワーク装置を介してAMFに送信することができ、又は端末は、登録要求をAMFに直接送信することができる。
ステップ702a:AMFは登録要求を受信し、第1の要求をV2XCFに送信する。
上記のように、第1の要求は、V2X通信パラメータを要求するために使用され得る。
V2X通信パラメータは、ステップ302の前に説明したものと同じである。詳細については再び説明しない。
ステップ703a:V2XCFは、第1の要求を受信し、第1の要求に対する応答をAMFに送信する。
第1の要求に対する応答は、V2X通信パラメータを含み得る。
ステップ704a:AMFは、第1の要求に対する応答を受信し、登録応答を端末に送信する。
登録応答は、端末によって送信された登録要求に対応し、登録応答は、V2X通信パラメータを含み得る。
ステップ705a:端末は、登録応答を受信する。
登録応答を受信した後に、端末は、V2X通信パラメータを端末の登録応答内に格納することができる。
例えば、第1の対応関係及び第3の対応関係は、端末のV2Xレイヤに格納され得、第1のタイプのパケットフィルタセット、第2のタイプのパケットフィルタセット、及び第2の対応関係が、端末のパケットフィルタレイヤに格納される。
続いて、端末は、登録応答に含まれるV2X通信パラメータに基づいて、QoSフローの通信インターフェイスを介して、生成された任意のV2Xメッセージ(例えば、第1のV2Xメッセージ)を送信することができる。
一例では、第1のV2Xメッセージは、QoSフローの通信インターフェイスを介して送信される。図7b-1及び図7b-2は、QoSフローの通信インターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信するプロセスを示す。図7b-1及び図7b-2に示されるように、プロセスは、次のステップを含み得る。
ステップ701b:端末のアプリケーションレイヤは、第1のV2Xメッセージを生成し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子を端末のV2Xレイヤに送信する。
一例では、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子は、アプリケーションレイヤPDU内に含められ、端末のV2Xレイヤに送信され得る。例えば、アプリケーションレイヤPDUは、アプリケーションレイヤヘッダ及びペイロード(payload)を含み得、ここで、アプリケーションレイヤヘッダは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を含み得、ペイロードは、第1のV2Xメッセージを含み得る。
別の例では、第1のV2Xメッセージは、アプリケーションレイヤPDU内に含められ、第1のV2Xメッセージのサービス識別子は、アプリケーションレイヤPDU内に含められず、アプリケーションレイヤPDUは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子とともにアプリケーションレイヤPDUに送信され得る、又はアプリケーションレイヤPDU及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子は、端末のV2Xレイヤに順次送信され得る。これは限定されない。
ステップ702b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのサービス識別子を受信する。
ステップ703b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定する。第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがPC5インターフェイスである場合に、ステップ704b~ステップ706bが実行される。第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスがUuインターフェイスである場合に、ステップ707b~ステップ709bが実行される。
ステップ703bについては、ステップ302の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ704b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を取得し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子をV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信する。
端末のV2Xレイヤによって第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を取得する方法については、ステップ501において、端末が、第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を取得する方法を参照されたい。詳細については再び説明しない。
V2XレイヤPDUは、V2Xレイヤヘッダ及びペイロードを含み得る。V2Xレイヤヘッダは、第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を含み得、ペイロードは、第1のV2Xメッセージを含み得る。
ステップ705b:端末のパケットフィルタレイヤは、V2XレイヤPDUを受信し、V2XレイヤPDUから第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子を取得し、第1のV2Xメッセージのレイヤ2識別子及び第1のタイプのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込む。
具体的には、ステップ705bについては、ステップ502の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ706b:端末のパケットフィルタレイヤは、第1のQoSフローのPC5インターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信する。
具体的には、ステップ706bについては、ステップ503の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ707b:端末のV2Xレイヤは、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスを取得し、第1のV2Xメッセージ及び第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスをV2XレイヤPDU内に含め、V2XレイヤPDUを端末のパケットフィルタレイヤに送信する。
V2XレイヤPDUは、V2Xレイヤヘッダ及びペイロードを含み得る。V2Xレイヤヘッダは、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスを含み得、ペイロードは、第1のV2Xメッセージを含み得る。
ステップ708b:端末のパケットフィルタレイヤは、V2XレイヤPDUを受信し、V2XレイヤPDUから第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレスを取得し、第1のV2Xメッセージの送信先IPアドレス及び第2のタイプのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第2のQoSフロー内に差し込む。
具体的には、ステップ708bについては、ステップ502の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
ステップ709b:端末のパケットフィルタレイヤは、第2のQoSフローのUuインターフェイスを介して第1のV2Xメッセージを送信する。
具体的には、ステップ706bについては、ステップ503の説明を参照されたい。詳細については再び説明しない。
図7a~図7b-2に示される方法によれば、端末は、V2XCFからV2X通信パラメータを受信することができ、すなわち、ネットワーク側は、端末のためのV2X通信パラメータの一部を構成する。続いて、V2Xメッセージを生成した後に、端末は、受信したV2X通信パラメータに基づいてV2XメッセージをQoSフロー内に差し込み、V2XメッセージをQoSフローの通信インターフェイスを介して送信することができる。このようにして、V2Xメッセージに対応するQoSフローは、ネットワーク側の構成に基づいて選択することができ、V2Xメッセージは、決定したQoSフローの通信インターフェイスを介して送信される。これにより、端末のアプリケーションレイヤがV2Xメッセージを送信するための通信インターフェイスを自律的に選択することによって引き起こされる問題、端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信できない問題、又は端末のアプリケーションレイヤによって選択された通信インターフェイスを介してV2Xメッセージを送信するときに、V2XメッセージのQoS要件を満たすことができない問題が回避される。
上記は、主に、ネットワーク要素同士の間の相互作用の観点から、本願の実施形態で提供される解決策を説明する。前述の機能を実現するために、端末及びV2XCF等の各ネットワーク要素は、各機能を実行するために使用される対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示された実施形態で説明した例のアルゴリズムステップと組み合わせて、このアプリケーションがハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装され得ることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーション及び技術解決策の設計上の制約に依存する。当業者は、特定のアプリケーション毎に説明した機能を実現するために異なる方法を使用することができるが、実施態様実装がこのアプリケーションの範囲を超えると考えるべきではない。
本願の実施形態では、端末及びV2XCFは、前述の方法例に基づいて、機能モジュールに分割することができる。例えば、機能に対応する機能モジュールは、分割によって取得することができ、又は2つ以上の機能を1つの処理モジュールに統合することができる。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装することも、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装することもできる。本願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、単なる論理的機能分割であることに留意されたい。実際の実施態様では、別の分割方法が使用され得る。
図8は、本願の一実施形態による通信機器80の概略構成図である。通信機器80は、端末、端末内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。図8に示されるように、通信機器80は、取得ユニット801、決定ユニット802、及び送信ユニット803を含み得る。
可能な設計において、取得ユニット801は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するように構成される。例えば、取得ユニット801は、ステップ302を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
決定ユニット802は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するように構成され、ここで、第1の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係である。例えば、決定ユニット802は、ステップ302を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
送信ユニット803は、第1のV2Xメッセージを第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを介して送信するように構成される。例えば、送信ユニット803は、ステップ303を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
別の可能な設計において、取得ユニット801は、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するように構成され、第1のV2Xメッセージの識別情報は、第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む。例えば、取得ユニット801は、ステップ501を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
決定ユニット802は、第1のV2Xメッセージの識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、第1のV2Xメッセージを第1のQoSフロー内に差し込むように構成される。例えば、決定ユニット802は、ステップ502を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
送信ユニット803は、第1のQoSフローを使用して第1のV2Xメッセージを送信するように構成される。例えば、送信ユニット803は、ステップ503を実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。
前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得ることに留意されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。本願のこの実施形態で提供される通信機器80は、図3又は図5に示されるV2Xメッセージ送信方法において端末の機能を実行するように構成され、従って、V2Xメッセージ送信方法と同じ効果を達成することができる。
別の可能な実施態様では、図8に示される通信機器80は、処理モジュール及び通信モジュールを含み得る。処理モジュールは、決定ユニット802の機能を統合することができ、通信モジュールは、取得ユニット801及び送信ユニット803の機能を統合することができる。処理モジュールは、通信機器80の動作を制御及び管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、ステップ302、ステップ502、及び本明細書で説明した技術の別のプロセスを実行する際に通信機器80をサポートするように構成される。通信モジュールは、ステップ301、ステップ303、ステップ501、及びステップ503を実行し、別のネットワークエンティティと通信する際に通信機器80をサポートするように構成される。また、図8に示される通信機器80は、通信機器80のプログラムコード及びデータを記憶するように構成された記憶モジュールをさらに含み得る。
処理モジュールは、プロセッサ又はコントローラであり得る。プロセッサ又はコントローラは、本願に開示された内容を参照して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行することができる。あるいはまた、プロセッサは、コンピューティング機能を実現するプロセッサの組合せ、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組合せ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。通信モジュールは、トランシーバ回路、通信インターフェイス等であり得る。記憶モジュールはメモリであり得る。処理モジュールがプロセッサであり、通信モジュールが通信インターフェイスであり、記憶モジュールがメモリである場合に、図8に示される通信機器80は、図2bに示される通信機器であり得る。
図9は、本願の一実施形態による通信機器90の概略構成図である。通信機器90は、V2XCF、V2XCF内のチップ、又はシステムオンチップであり得る。図9に示されるように、通信機器90は、受信ユニット901及び送信ユニット902を含み得る。
可能な設計において、受信ユニット901は、第1の要求を受信するように構成され、第1の要求は、V2X通信パラメータを要求するために使用される。
送信ユニット902は、第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信するように構成され、V2X通信パラメータは、サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む。
別の可能な設計において、受信ユニット901は、第1の要求を受信するように構成され、第1の要求は、V2X通信パラメータを要求するために使用される。
送信ユニット902は、第1の要求に基づいてV2X通信パラメータを送信するように構成され、V2X通信パラメータは、パケットフィルタセットを含み、パケットフィルタセットは、端末によって生成された第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むために使用される。
サービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係、及びパケットフィルタセットは、V2X通信パラメータに含められ、端末に送信され得る。V2X通信パラメータの関連する説明については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明において引用され得ることに留意されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。本願のこの実施形態で提供される通信機器90は、図3、図5、図7a、又は図7a、又は図7b-1及び図7b-2に示されるV2Xメッセージ送信方法においてV2XCFの機能を実行するように構成され、従って、V2Xメッセージ送信方式と同じ効果を達成することができる。
別の可能な実施態様では、図9に示される通信機器90は、処理モジュール及び通信モジュールを含み得る。通信モジュールは、受信ユニット901及び送信ユニット902の機能を統合することができる。処理モジュールは、通信機器90の動作を制御及び管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、この明細書で説明した技術の別のプロセスを実行する際に通信機器90をサポートするように構成される。通信モジュールは、ステップ602を実行し、別のネットワークエンティティと通信する際に通信機器90をサポートするように構成される。また、図9に示される通信機器90は、通信機器90のプログラムコード及びデータを記憶するように構成された記憶モジュールをさらに含み得る。
処理モジュールは、プロセッサ又はコントローラであり得る。プロセッサ又はコントローラは、本願に開示された内容を参照して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行することができる。あるいはまた、プロセッサは、コンピューティング機能を実現するプロセッサの組合せ、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組合せ、又はDSPとマイクロプロセッサとの組合せであり得る。通信モジュールは、トランシーバ回路、通信インターフェイス等であり得る。記憶モジュールはメモリであり得る。処理モジュールがプロセッサであり、通信モジュールが通信インターフェイスであり、記憶モジュールがメモリである場合に、図9に示される通信機器90は、図2bに示される通信機器であり得る。
実施態様の前述の説明に基づいて、当業者は、便利で簡潔な説明の目的のために、前述の機能モジュールへの分割が単に説明の例として使用されることを明確に理解し得る。実際の適用時に、前述の機能は、要件に基づいて実施態様に異なる機能モジュールに割り当てることができる、つまり、機器の内部構造を様々な機能モジュールに分割して、上記の機能の全て又は一部を実現することができる。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示される機器及び方法は、別の方法で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した機器の実施形態は単なる例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は単なる論理的機能の分割であり、実際の実施態様では他の分割になる場合がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせる、又は別の機器に統合してもよく、又はいくつかの特徴を無視し、実行しなくてもよい。さらに、表示又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェイスを介して実現され得る。機器又はユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的、又は他の形態で実現され得る。
別個の部品として説明したユニットは、物理的に別個であっても、又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、1つ又は複数の物理的ユニットであり得、一箇所に配置され得るか、又は異なる場所に分散され得る。ユニットのいくつか又は全ては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択され得る。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又はユニットのそれぞれが物理的に単独で存在し得るか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装してもよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装してもよい。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合に、統合ユニットは、可読記憶媒体に格納され得る。そのような理解に基づいて、本願の実施形態の技術的解決策は、本質的に、又は現在の技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、装置(シングルチップマイクロコンピュータ、チップ等)又はプロセッサ(processor)に、本願の実施形態における方法の全て又は一部のステップを実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。記憶媒体は、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクを含む。
前述の説明は、本願の単なる特定の実施態様であり、本願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本願に開示される技術的範囲内の変更又は交換は、本願の保護範囲内に含まれるものとする。従って、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。

Claims (38)

  1. V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法であって、当該方法は、
    端末が、第1のV2Xメッセージのサービス識別子を取得するステップと、
    前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するステップであって、前記第1の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係である、決定するステップと、
    前記端末が、前記第1のV2Xメッセージを該第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスを介して送信するステップと、を含む、
    方法。
  2. 前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを前記決定するステップは、
    前記端末が、前記第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定するステップと、
    前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する前記少なくとも1つの通信インターフェイスが少なくとも2つの通信インターフェイスを含む場合に、前記端末が、前記少なくとも2つの通信インターフェイスにおいて優先度のより高い通信インターフェイスを前記第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスとして使用するステップ、又は前記少なくとも2つの通信インターフェイスを前記第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスとして使用するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを前記決定するステップは、
    前記端末が、前記第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定するステップと、
    前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する前記少なくとも1つの通信インターフェイスが1つの通信インターフェイスを含む場合に、前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する前記通信インターフェイスを前記第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスとして使用するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 当該方法は、前記端末が、V2X制御機能(V2XCF)から前記第1の対応関係を取得するステップをさらに含む。、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法であって、当該方法は、
    V2X制御機能(V2XCF)が、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するステップと、
    前記V2XCFが、前記第1の要求に基づいて前記V2X通信パラメータを送信するステップであって、前記V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む、送信するステップと、を含む、
    方法。
  6. 前記少なくとも1つの通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み、
    前記PC5インターフェイスの優先度は、前記Uuインターフェイスの優先度とは異なる、請求項5に記載の方法。
  7. V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法であって、当該方法は、
    端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報を取得するステップであって、前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報は、前記第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は前記第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む、取得するステップと、
    前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、前記第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むステップと、
    前記端末が、前記第1のQoSフローを使用することにより前記第1のV2Xメッセージを送信するステップと、を含む、
    方法。
  8. 前記少なくとも1つのパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報及び前記少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、前記第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むステップは、
    前記端末が、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間の対応関係に基づいて、第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフローの識別子を決定するステップであって、前記第1のパケットフィルタセットは、前記少なくとも1つのパケットフィルタセット内にあり、且つ前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報を含むパケットフィルタセットである、決定するステップと、
    前記端末が、前記QoSフローの前記決定した識別子に基づいて、前記第1のV2Xメッセージを前記第1のQoSフロー内に差し込むステップと、を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 当該方法は、前記端末が、V2X(vehicle to everything)制御機能(V2XCF)から設定された前記少なくとも1つのパケットフィルタセットを受信するステップをさらに含む、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報が前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を含む場合に、端末が、第1のV2Xメッセージの識別情報を前記取得するステップは、
    前記端末が、前記V2XCFから前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を受信するステップ、又は
    前記端末が、前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を生成するステップを含む、請求項7乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、インターネットプロトコル(IP)アドレス、又はユーザデータグラムプロトコル(UDP)ポート番号の1つ又は複数を含む、請求項7乃至11のいずれか一項に記載の方法。
  13. V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法であって、当該方法は、
    V2X制御機能(V2XCF)が、V2X通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するステップと、
    前記V2XCFが、前記第1の要求に基づいて、パケットフィルタセットを含む前記V2X通信パラメータを送信するステップと、を含む、
    方法。
  14. 前記パケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 当該方法は、
    前記V2XCFが、前記V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を生成するステップと、前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を端末に送信するステップとをさらに含む、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 当該方法は、
    前記V2XCFが、端末から前記V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信するステップと、
    前記V2XCFが、前記端末が前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を使用するのを許可するように決定した場合に、前記V2XCFが、通知メッセージを前記端末に送信するステップであって、前記通知メッセージは、前記端末に前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用される、送信するステップと、をさらに含む、請求項13又は14に記載の方法。
  17. 前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、インターネットプロトコル(IP)アドレス、又はユーザデータグラムプロトコル(UDP)ポート番号の1つ又は複数を含む、請求項13乃至16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 通信機器であって、当該通信機器は、
    第1のV2X(vehicle to everything)メッセージのサービス識別子を取得するように構成された取得ユニットと、
    前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子及び第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの通信インターフェイスを決定するように構成された決定ユニットであって、前記第1の対応関係は、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係である、決定ユニットと、
    前記第1のV2Xメッセージを該第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスを介して送信するように構成された送信ユニットと、を含む、
    通信機器。
  19. 前記決定ユニットは、
    前記第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定し、
    前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する前記少なくとも1つの通信インターフェイスが少なくとも2つの通信インターフェイスを含む場合に、該少なくとも2つの通信インターフェイスにおいてより優先度の高い通信インターフェイスを前記第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスとして使用する、又は前記少なくとも2つの通信インターフェイスを前記第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスとして使用するように特に構成される、請求項18に記載の通信機器。
  20. 前記決定ユニットは、
    前記第1の対応関係に基づいて、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する少なくとも1つの通信インターフェイスを決定し、
    前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する前記少なくとも1つの通信インターフェイスが1つの通信インターフェイスを含む場合に、前記第1のV2Xメッセージの前記サービス識別子に対応する前記通信インターフェイスを前記第1のV2Xメッセージの前記通信インターフェイスとして使用するように特に構成される、請求項18に記載の通信機器。
  21. 前記取得ユニットは、V2X制御機能(V2XCF)から前記第1の対応関係を取得するように特に構成される、請求項18乃至20のいずれか一項に記載の通信機器。
  22. 通信機器であって、当該通信機器は、
    V2X(vehicle to everything)通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するように構成された受信ユニットと、
    前記第1の要求に基づいて前記V2X通信パラメータを送信するように構成された送信ユニットであって、前記V2X通信パラメータは、V2Xメッセージのサービス識別子と少なくとも1つの通信インターフェイスとの間の対応関係を含む、送信ユニットと、を含む、
    通信機器。
  23. 前記少なくとも1つの通信インターフェイスは、PC5インターフェイス及び/又はUuインターフェイスを含み、
    前記PC5インターフェイスの優先度は、前記Uuインターフェイスの優先度とは異なる、請求項22に記載の通信機器。
  24. 通信機器であって、当該通信機器は、
    第1のV2X(vehicle to everything)メッセージの識別情報を取得するように構成された取得ユニットであって、前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報は、前記第1のV2Xメッセージのサービス識別子及び/又は前記第1のV2Xメッセージの通信レイヤ識別子を含む、取得ユニットと、
    前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報及び少なくとも1つのパケットフィルタセットに基づいて、前記第1のV2Xメッセージを第1のサービス品質フロー(QoSフロー)内に差し込むように構成された決定ユニットと、
    前記第1のQoSフローを使用することにより前記第1のV2Xメッセージを送信するように構成された送信ユニットと、を含む、
    通信機器。
  25. 前記少なくとも1つのパケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む、請求項24に記載の通信機器。
  26. 前記決定ユニットは、パケットフィルタセットとQoSフローの識別子との間の対応関係に基づいて、第1のパケットフィルタセットに対応するQoSフローの識別子を決定することであって、前記第1のパケットフィルタセットは、前記少なくとも1つのパケットフィルタセット内にあり、且つ前記第1のV2Xメッセージの識別情報を含むパケットフィルタセットである、決定することと、
    前記QoSフローの前記決定した識別子に基づいて、前記第1のV2Xメッセージを前記第1のQoSフロー内に差し込むことと、を行うように特に構成される、請求項25に記載の通信機器。
  27. 前記取得ユニットは、V2X制御機能(V2XCF)から前記少なくとも1つのパケットフィルタセットを受信するようにさらに構成される、請求項24乃至26のいずれか一項に記載の通信機器。
  28. 前記第1のV2Xメッセージの前記識別情報が前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を含む場合に、前記取得ユニットは、
    前記V2XCFから前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を受信する、又は
    前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を生成するように特に構成される、請求項24乃至27のいずれか一項に記載の通信機器。
  29. 前記第1のV2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、インターネットプロトコル(IP)アドレス、又はユーザデータグラムプロトコル(UDP)ポート番号の1つ又は複数を含む、請求項24乃至28のいずれか一項に記載の通信機器。
  30. 通信機器であって、当該通信機器は、
    V2X(vehicle to everything)通信パラメータを要求するために使用される第1の要求を受信するように構成された受信ユニットと、
    前記第1の要求に基づいて、パケットフィルタセットを含む前記V2X通信パラメータを送信するように構成された送信ユニットと、を含む、
    通信機器。
  31. 前記パケットフィルタセットは、V2Xメッセージの識別情報を含む、請求項30に記載の通信機器。
  32. 前記送信ユニットは、前記V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を端末に送信するようにさらに構成される、請求項30又は31に記載の通信機器。
  33. 前記受信ユニットは、端末から前記V2Xメッセージの通信レイヤ識別子を受信するようにさらに構成され、
    前記送信ユニットは、当該通信機器が、前記端末が前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を使用するのを許可するように決定した場合に、通知メッセージを前記端末に送信するようにさらに構成され、前記通知メッセージは、前記端末に前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子を使用するよう指示するために使用される、請求項30又は31に記載の通信機器。
  34. 前記V2Xメッセージの前記通信レイヤ識別子は、レイヤ2識別子、インターネットプロトコル(IP)アドレス、又はユーザデータグラムプロトコル(UDP)ポート番号の1つ又は複数を含む、請求項30乃至33のいずれか一項に記載の通信機器。
  35. 通信機器であって、当該通信機器は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
    該メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成されており、それによって、前記コンピュータプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のV2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法が実施される、
    通信機器。
  36. 通信機器であって、当該通信機器は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
    該メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成されており、それによって、前記コンピュータプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項5又は6に記載の前記V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法が実施される、
    通信機器。
  37. 通信機器であって、当該通信機器は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
    該メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成されており、それによって、前記コンピュータプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項7乃至12のいずれか一項に記載の前記V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法が実施される、
    通信機器。
  38. 通信機器であって、当該通信機器は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含み、
    該メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成されており、それによって、前記コンピュータプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項13乃至17のいずれか一項に記載の前記V2X(vehicle to everything)メッセージ送信方法が実施される、
    通信機器。

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