JP2022501957A - マルチtrpシステムの干渉を管理するための方法及びシステム - Google Patents

マルチtrpシステムの干渉を管理するための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

通信ネットワークにおける干渉を管理するためのシステム及び方法は、ビーム(62)を使用して、第1の送信/受信ポイント(TRP)(46)から電子装置(14)へと第1のダウンリンク信号(50)を送信することを含む。電子装置(14)はまた、第2のTRP(48)から第2のダウンリンク信号(52)を受信することができ、第1のTRP(46)からの第1のダウンリンク信号(50)の一部(54)が第2のダウンリンク信号(52)と干渉する。次に、第1のTRP(46)は、電子装置(14)から一連のアップリンクパイロット信号(66、68)を受信する。次に、受信したアップリンクパイロット信号(66、68)を使用して、第1のTRP(46)は、目的の信号(第1のダウンリンク信号(50))の出発角(AoD)、及び干渉信号(54)のAoDを推定することができる。次に、第1のTRP(46)は、意図した信号及び干渉信号の推定AoDに基づいて、第1のダウンリンク信号(50)を送信するために使用されるビーム(62)を再構成して、第1の漏れ信号(54)が第2のダウンリンク信号(52)に対して有する干渉効果を管理することができる。【選択図】図4

Description

〔関連出願データ〕
この出願は、2018年9月28日に出願されたスウェーデン特許出願第1830273−7号の利益を主張するものであり、その開示の全体を参照により本明細書の一部として援用する。
〔発明の技術分野〕
本開示の技術は、概して、ネットワーク環境における電子装置間の無線通信に関し、より具体的には、電子装置と通信する複数の送信/受信ポイントを有するシステムにおける干渉を管理するための方法及び装置に関する。
無線通信システムにおけるデータ通信料の需要は増え続けている。ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)システムや、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)によって標準化されたLTE−アドバンスト(LTE-Advanced:LTE−A)システムのような第4世代(Fourth Generation:4G)無線システムが広く商品化されて以来、次世代無線システムが発展して来ている。3GPPによるそのようなシステムの1つは、第5世代(Fifth Generation:5G)又は新ラジオ波(New Radio:NR)無線システムである。
より高いデータ転送速度についての需要を満たすために、無線システムは、現在認可されていないスペクトル帯域の使用を想定している。高周波帯域(ミリ波など)は高いデータ転送速度を提供できるが、信号が伝播するにつれて、信号電力は低帯域システムと比較してより速く低下する可能性がある。より広いサービスエリアを提供するために、基地局側とユーザ機器(User Equipment:UE)側の両方でビームフォーミング技術を利用することができる。
無線伝搬において、特に屋内では反射が存在する。UEから2つの送信/受信ポイントまで(Transmit/Receive Point:TRP)の物理的な方向が大きく異なる場合であっても、反射は、UEにおいてTRP信号間のリークを導く可能性があり、このような漏れは干渉としての役割を果たす。高い信号対雑音比において、システムはノイズ制限がされることはないが、干渉制限がされる。ときには、信号が相互に干渉し合うことがあり得る。第1のTRPに向かうUEのビームフォーミング方向において、第2のTRPからの送信の一部が漏れ聞こえてしまうことがあり得る。
上記を考慮して、干渉を低減又は管理するために、ビーム間でのそのような干渉を管理できる方法及びシステムが当技術において必要とされている。
この開示されるアプローチは、通信ネットワークにおける干渉を管理する方法を提供する。当該方法は、第1の出発角(Angle Of Departure:AoD)を有するビームを使用して、第1のTRPから電子装置へと第1のダウンリンク信号を送信することを含む。次に、前記第1のTRPは、電子装置から第1のアップリンクパイロット信号を受信し、この第1のアップリンクパイロット信号は、第1のTRPにおいて前記第1のAoDに対応する到着角(Angle Of Arrival:AoA)で受信される。次に、前記第1のTRPは、電子装置から第2のアップリンクパイロット信号を受信し、この第2のアップリンクパイロット信号は、電子装置に関して定義されたアップリンクAoDに関連付けられ、これは第2のTRPから電子装置において受信される第2のダウンリンク信号に対応する。次に、第1のTRPは、この第1及び第2のアップリンクパイロット信号を受信することから、意図された信号(第1のダウンリンク信号)についてのAoD、及び干渉信号についてのAoDを推定することができる。次に、前記第1のTRPは、前記推定された第1の出発角度及び推定された第2の出発角度に基づいて、第1のダウンリンク信号を送信するために使用されるビームを再構成し、第1のダウンリンク信号が第2のダウンリンク信号に及ぼす干渉効果を管理することができる。
本開示の一態様によれば、無線通信ネットワークにおける干渉を管理する方法は、前記無線通信ネットワークの第1の送受信ポイント(TRP)によって実行され、且つ、送信ビームを使用して電子装置に第1のダウンリンク信号を送信し、この第1のダウンリンク信号は、前記第1のTRPに関して定義された第1のダウンリンク出発角(AoD)を有することと、前記電子装置から第1のアップリンクパイロット信号を受信し、ここで前記第1のTRPに関して定義された第1のアップリンクパイロット信号の第1の到着角度(AoA)は、前記第1のダウンリンクAoDに関連付けられることと、前記電子装置から第2のアップリンクパイロット信号を受信し、当該第2のアップリンクパイロット信号は前記電子装置に関して定義されたアップリンクAoDに関連付けられ、これは前記無線通信ネットワークの第2のTRPから前記電子装置において受信された第2のダウンリンク信号及び前記送信ビームから生じる第1の漏れ信号に対応することと、前記受信された第1のアップリンクパイロット信号及び前記受信された第2のアップリンクパイロット信号に基づいて、前記第1の漏れ信号を変更するように前記送信ビームを再構成することを含む。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記第1のアップリンクパイロット信号の受信に基づいて前記第1のAoAを推定することと、前記第2のアップリンクパイロット信号の受信に基づいて前記第2のAoAを推定することと、前記推定された第1のAoA及び前記推定された第2のAoAに基づいて、前記第1のダウンリンク信号を送信するために使用される前記送信ビームを再構成することとを更に含む。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記第1のダウンリンク信号の一部が前記第2のダウンリンク信号に干渉しているとの表示を前記電子装置から受信することを更に含む。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記表示を受信したことに応答して、前記電子装置からのアップリンクパイロット信号スキャンのためにリソースをスケジューリングすることを更に含む。前記リソースは、少なくとも前記第1のアップリンクパイロット信号及び前記第2のアップリンクパイロット信号からなる。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記リソースを前記第2のTRPへと通信することを更に含む。
この方法の1実施形態によれば、前記ビームは、前記第1のダウンリンク信号の一部からの前記第2のダウンリンク信号への干渉を最小限に抑えるように再構成される。
この方法の1実施形態によれば、前記第1のダウンリンク信号及び前記第2のダウンリンク信号は同一であり、前記ビームは、前記電子装置での受信信号を増強するように再構成される。前記受信信号は、前記第1のダウンリンク信号の一部と前記第2のダウンリンク信号との組み合わせである。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記アップリンクAoDに対応する少なくとも第3のアップリンクパイロット信号を受信することを更に含む。前記送信ビームは、少なくとも前記第3のアップリンクパイロット信号の受信に基づいて更に再構成される。
本開示の一態様によれば、無線通信ネットワークにおいて、電子装置によって干渉を管理する方法は、第1の送受信ポイント(TRP)から第1の到着角(AoA)で第1のダウンリンク信号を受信することと、第2のTRPから第2のAoAで第2のダウンリンク信号を受信することと、前記第1のダウンリンク信号の一部が前記第2のAoAで前記第2のダウンリンク信号に干渉していることを決定することによって干渉状態を決定することと、前記干渉状態の決定に応答して、一連のアップリンクパイロット信号を前記第1のTRPへと送信し、前記第1のTRPが前記第2のAoAに関連付けられたダウンリンク出発角(AoD)を決定できるようにすることを含む。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記干渉状態の表示を前記第1のTRP又は前記第2のTRPのうちの少なくとも一方へと送信することを更に含む。
この方法の1実施形態によれば、当該方法は、前記第1のTRPのアイデンティティ(ID)を前記第2のTRPへ送信することと、前記第2のTRPのIDを前記第1のTRPへ送信することを更に含む。
この方法の1実施形態によれば、前記一連のアップリンクパイロット信号を送信することは、前記第1のAoAに対応する第1のアップリンクAoDで、第1のアップリンクパイロット信号を前記第1のTRPへと送信することと、第2のアップリンクパイロット信号を、前記第2のAoAに対応する第2のアップリンクAoDで前記第1のTRPへと送信することを含む。
この方法の1実施形態によれば、前記一連のアップリンクパイロット信号を送信することは、前記第1のアップリンクAoD又は前記第2のアップリンクAoDの一方で、少なくとも第3のアップリンクパイロット信号を前記第1のTRPへと送信することを更に含む。
図1は、マルチTRP無線ラジオ波通信のために、干渉管理を利用するネットワークシステムの概略ブロック図である。 図2は、図1のネットワークシステムの一部を形成する通信装置の概略ブロック図である。 図3は、一態様に従う図1のネットワークシステムの概略図である。 図4は、電子装置とのマルチTRP通信の概略図である。 図5は、電子装置と通信するTRPの例示的実施形態の概略図である。 図6は、電子装置と通信するTRPの例示的実施形態の概略図である。 図7は、例示的なリソースブロックである。 図8は、電子装置と通信するTRPの例示的実施形態の概略図である。 図9は、例示的な方法を記載するフローチャートである。 図10は、例示的な方法を記載するフローチャートである。
〔序論〕
次に、図面を参照して実施形態を説明するが、ここで同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指すために使用される。図は必ずしも一定の縮尺であるとは限らないことが理解されるであろう。1実施形態に関して説明及び/又は図示される特徴は、1つ又は複数の他の実施形態において同じ方法又は同様の方法で、及び/又は他の実施形態の特徴と組み合わせて、又はその代わりに使用することができる。
以下に、添付の図面と共に記載されるものは、無線ネットワーク内の単一の電子装置へと送信される2つの信号間の干渉を管理するためのシステム及び方法の様々な実施形態である。干渉管理手順は、2つの信号間の干渉を検出し、当該干渉管理方法をトリガーし、干渉の影響を低減するか、又は干渉からの利益を増大するために、自動化された方法で、それぞれの装置によって実行され得る。
〔システムアーキテクチャー〕
図1は、開示される技術を実施するための例示的ネットワークシステム10を示す概略図である。図示されたシステムは代表的なものであり、他のシステムを使用して、この開示された技術を実施できることが理解されるであろう。例示的ネットワークシステム10は基地局12を含み、これは3GPP又は別の規格により公表されたプロトコル等のセルラープロトコルに従って動作する。例えば、ネットワークシステム10は、LTE、LTE−A、又は5G―NR規格に従って動作することができる。しかしながら、本明細書に記載の技術は、それぞれの装置間でビームフォーミング技術又は複数のビームを利用する実質的に任意の無線通信システムに適用できることが理解されるべきである。
図示した実施例のネットワークシステム10は、セルラータイプのプロトコルをサポートし、これは、回線交換ネットワーク技術及び/又はパケット交換ネットワーク技術を含み得る。ネットワークシステム10は基地局12を含み、これは図1において電子装置14a〜14nとして指定される1つ又は複数の電子装置14に対してサービスを提供する。基地局12は、電子装置14とネットワーク媒体16の間の通信をサポートすることができ、当該ネットワーク媒体16を介して、電子装置14は他の電子装置14、サーバー、インターネット上の装置等と通信することができる。基地局12は、アクセスポイント、4Gネットワークにおける発展型NodeB(Evolved NodeB:eNB)、又は5GもしくはNRネットワークにおける次世代NodeB(Next Generation NodeB:gNB)、ならびに第2の端末(例えば装置対装置の通信)であり得る。本明細書で用いられる場合、「基地局」の用語は、一般に、ユーザ装置にサービスを提供し、ユーザ装置とネットワーク媒体又は第2の装置との間の通信を可能にする任意の装置を指し、したがって、ネットワーク実装に応じて上記の特定の例が含まれる。本明細書に開示される実施形態に関して「基地局」の用語が使用されるが、電子装置は、開示される実施形態に従って任意のタイプのネットワークノードと通信でき、これには第2の電子装置又は異なるタイプのネットワーク要素が含まれるが、これらに限定されない。
1実施形態において、ネットワークシステム10は、基地局12と電子装置14との間のビームフォーミング動作をサポートしており、基地局12が1つ又は複数のビーム(例えば、ビームフォーミング技術で生成されたもの)を使用して送信でき、また電子装置14が、単一の基地局12又は複数の基地局の何れかからの1つ又は複数の受信ビームを使用して受信できるようになっている。基地局12は、利用可能な送信ビームを使用して一定のメッセージを再送信することができ、これはビーム掃引と称される。特に、そのようなビーム掃引は、基地局12が各電子装置14に対して特定の既知のビームを確立する前に、電子装置14へと情報を通信するときに発生し得る。例えば、ビーム掃引は、現在のチャネル状態を動的に決定するために使用され得る。
基地局12は、無線通信を実行するための動作コンポーネント、本明細書に記載の干渉管理機能、及び基地局12の他の機能を含み得る。例えば、基地局12は、基地局12の全体的な動作を担当する制御回路18を含むことができ、これには、以下で更に詳細に説明する操作を実行するために基地局12を制御することが含まれる。制御回路18は、オペレーティングシステム及び/又は他のアプリケーションのような、コード22を実行するプロセッサ20を含む。この開示文書に記載されている機能は、コード22の一部として、又は基地局12の他の専用論理演算の一部として具体化され得る。基地局12の論理機能及び/又はハードウェアは、基地局12の性質及び構成に応じて、他の方法で実装されてもよい。したがって、図示及び記述されたアプローチは単なる例であり、ハードウェア(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)等)、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ(例えば、システムオンチップ(System-On-Chip:SoC)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit:ASIC)等)として、又はこれらを含んで実装された制御回路18を含むが、これに限定されない他のアプローチが使用されてもよい。
コード22及び任意の記憶されたデータ(例えば、基地局12の動作に関連付けられたデータ)は、メモリ24に格納することができる。コードは、実行可能な論理ルーチン(例えば、ソフトウェアプログラム)の形態で具体化でき、これはコンピュータプログラム製品として、基地局12の非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ24)に格納され、プロセッサ20によって実行される。基地局12によって実行されると記述される機能は、基地局12によって実行される方法と考えられる。
メモリ24は、例えば、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、又は他の適切な装置のうちの1つ又は複数であり得る。典型的な構成において、メモリ24は、長期のデータ記憶のための不揮発性メモリと、制御回路18のためのシステムメモリとして機能する揮発性メモリとを含む。メモリ24は、非一時的コンピュータ可読媒体と看做される。
基地局12は通信回路を含み、これは基地局12が様々な通信接続を確立することを可能にする。例えば、基地局12は、ネットワーク媒体16と通信するためのネットワーク通信インターフェース26を有することができる。また、基地局12は無線インターフェース28を有することができ、当該インターフェースを介して電子装置14との無線通信(ここに記載のマルチビーム動作及び手順を含む)が行われる。無線インターフェース28は、1つ又は複数のラジオ波周波数トランシーバ(モデムとも呼ばれる)、1つ又は複数のアンテナアセンブリ、及び任意の適切なチューナ、インピーダンス整合回路、及び様々なサポートされる周波数帯域及びラジオ波アクセス技術に必要な他の任意の構成要素を有する無線回路を含み得る。
基地局12によりサービスを受ける電子装置14は、ユーザ装置(ユーザ機器又はUEとしても知られる)又はマシンタイプの装置であり得る。例示的な電子装置14には、限定されるものではないが、移動ラジオ波電話(「スマートフォン」)、タブレットコンピューティング装置、コンピュータ、マシンタイプの通信を使用する装置、マシン対マシン(Machine-To-Machine:M2M)通信、又は装置対装置(Device-To-Device:D2D)通信(例えば、センサ、マシンコントローラ、アプライアンスなど)、基地局12と無線通信を行うカメラ、メディアプレーヤー、又は他の任意の装置が含まれる。
図2に示すように、各電子装置14は、無線通信、本明細書に記載の干渉管理機能、及び電子装置14の他の機能を実行するための動作コンポーネントを含み得る。例えば、他のコンポーネントの中でも、各電子装置14は、電子装置14の全体的な動作(以下でより詳細に説明する動作を実行するように電子装置14を制御することを含む)を担当する制御回路30を含み得る。制御回路30は、オペレーティングシステム及び/又は他のアプリケーション等のコード34を実行するプロセッサ32を含む。この開示文書に記載されている機能は、コード34の一部として、又は電子装置14の他の専用論理演算の一部として具体化することができる。電子装置14の論理機能及び/又はハードウェアは、電子装置14の性質及び構成に応じて他の方法で実装することができる。したがって、図示及び記述されたアプローチは単なる例であり、ハードウェア(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、中央処理装置(CPU)等)、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせ(例えば、システムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)など)として実装された制御回路18を含むが、これに限定されない他のアプローチが使用されてもよい。
コード34及び任意の記憶されたデータ(例えば、電子装置14の動作に関連するデータ)は、メモリ36に格納することができる。コード34は、実行可能な論理ルーチン(例えば、ソフトウェアプログラム)の形態で具体化することができ、当該論理ルーチンは、電子装置14の非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ36)にコンピュータプログラム製品として格納され、プロセッサ32によって実行される。電子装置14により実行されるものとして記載される機能は、電子装置14によって実行される方法と考えられる。
メモリ36は、例えば、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、リムーバブルメディア、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は他の適切な装置のうちの1つ又は複数であり得る。典型的な構成において、メモリ36には、長期データ記憶のための不揮発性メモリと、制御回路30のためのシステムメモリとして機能する揮発性メモリとが含まれる。メモリ36は、非一時的コンピュータ可読媒体と看做される。
電子装置14は、電子装置14が様々な通信接続を確立することを可能にする通信回路を含む。例えば、電子装置14は、基地局12との無線通信を行う無線インターフェース38を有することができ、これには本明細書に記載のビームフォーミング操作及び手順が含まれる。無線インターフェース38は、1つ又は複数のラジオ波周波数トランシーバ(モデムとも呼ばれる)、少なくとも1つのアンテナアセンブリ、及び任意の適切なチューナ、インピーダンス整合回路、及びサポートされる様々な周波数帯域及びラジオ波アクセス技術に必要な他の任意の構成要素を有する無線回路を含み得る。
電子装置14の他の構成要素には、ユーザ入力(例えば、ボタン、キーパッド、タッチ面など)、ディスプレイ、マイクロフォン、スピーカー、カメラ、センサ、ジャック、もしくは電気コネクタ、充電式電池及び電源ユニット、SIMカード、モーションセンサ(例えば、加速度計又はジャイロなど)、GPSレシーバー、その他の適切なコンポーネントが含まれ得るが、これらに限定されない。
〔マルチTRPシステムにおいて干渉を管理するための手順〕
図3を参照すると、ネットワークシステム10は、ビームフォーミング技術をサポートすることができる。基地局12は、個々のアンテナ素子42を含む大きなアンテナアレイ40を含み得る。一態様において、各アンテナ素子42は、基地局12のそれぞれのラジオ波鎖に結合され得る。基地局12は、アンテナアレイ40と共にビーム形成技術を使用して、電子装置14に向けられた1つ又は複数のビーム44を生成及び送信することができる。
次に図4を参照すると、第1の送信/受信ポイント(TRP)46及び第2のTRP48は、両方とも電子装置14と通信することができる。送信/受信ポイント(TRP)は、接続されたアンテナアレイ40などのネットワーク要素であることが可能であり、これは基地局12に取り付けられているか、又は基地局12とは分離されているが基地局12と通信しているか、そうでなくともネットワークと通信している。第1のTRP46は、第1のダウンリンク信号50を介して電子装置14と通信し、第2のTRP48は、第2のダウンリンク信号52を介して電子装置14と通信する。地形、建物、樹木、内壁などの環境物体によって引き起こされる信号反射のために、TRP46、48によって送信されるダウンリンク信号は漏れ信号に分割される可能性がある。例えば、第1のダウンリンク信号50は、第1の漏れ信号54を有することが可能であり、第2のダウンリンク信号52は、第2の漏れ信号56を有することが可能である。一定の状況において、第1の漏れ信号54は、第2のダウンリンク信号52を受信することを意図した第2の受信ビーム60の中に漏出することによって、第2のダウンリンク信号52に干渉することができる。同様に、第2の漏れ信号56は、第1のダウンリンク信号52を受信することを意図した第1の受信ビーム58の中に漏出することによって、第1のダウンリンク信号50に干渉することができる。漏れ信号54、56は、別々に生成された信号ではなく、それぞれのダウンリンク信号で構成されていることを理解されたい。例えば、第1の漏れ信号54は、漏れ経路に沿って移動する第1のダウンリンク信号50の一部であり、第2の漏れ信号56は、漏れ経路に沿って移動する第2のダウンリンク信号52の一部である。
図5に示す場合、第1のTRP46が、第1のダウンリンク信号50を送信するビーム62を再設計して、ビーム62が、第2のTRP48を意図した電子装置14の第2の受信ビーム60へと漏れる方向にはより少ない信号を放射するようにできれば、電子装置14にとって有益であろう。図5は、第1のTRP46のみを示しているが、この開示された方法は、第2のTRP48、又は電子装置14と通信する任意の追加のTRPに関しても実行できることが理解されるべきである。ビームを再構成するためには、第1のTRP46が、第1のダウンリンク信号の意図された方向での出発角(AoD)についての知識、及び第2のダウンリンク信号54を受信することを意図した電子装置14の第2の受信ビーム60の到着角(AoA)に対応した干渉方向についての知識を有する必要がある。第1のTRP46が、第1のダウンリンク信号の意図された方向及び干渉方向のAoDに関する知識を取得したときに、第1のTRP46は、ビーム62がより少ない信号を電子装置14の第2の受信ビーム60へと漏れる方向に放射するように、第1のダウンリンク信号50を送信するために使用されるビーム62を再構成することができる。この再構成されたビーム62は、図6に示すように、第1の漏れ信号54の振幅を減少させるであろう。
TRP46、48は、電子装置14との通信に使用されるチャネルが方向において交互であるという条件で、アップリンクにおいて必要なAoD情報を取得することができ、更に、TRP46、48は、異なるビームにおいてAoDを推定する基礎を形成するアップリンク信号を受信することができる。アップリンクにおいて、サウンディングリファレンスシンボル(Sounding Reference Symbol:SRS)は、意図した方向にある電子装置14へのチャネルを推定するためにTRPが使用しなければならないので、システムにとって極めて重要なものとなっている。SRSのアップリンク送信中にTRP46、48が別のビームに切り替わると、干渉方向は推定できるが、データの送受信に使用される実際のビームのチャネルを推定することはできない。この問題を克服するために、電子装置14は、様々なアップリンクAoDで必要なビーム掃引を実行できるので、対応するTRP46、48は、SRSのアップリンク送信中に別のビームに切り替える必要がない。
干渉方向を推定するためにTRP46、48が必要とする情報を伝達する1つの方法は、TRP46、48が、AoDを推定できるようにする目的でのみ、追加のSRSシンボルを導入することである。電子装置14からのアップリンクパイロット信号掃引に使用される例示的なリソースブロック64が図7に示されている。リソースブロック64は、横軸に時間領域を含み、縦軸に周波数領域を含む。SRSは時間領域に含まれるが、リソースブロック64の他の実施形態は、周波数領域にSRSを含み得ることを理解されたい。SRS及びSRSは、第1の受信ビーム58に対応したAoDを有するアップリンクパイロット信号と、第2の受信ビーム60に対応したAoDを有するアップリンクパイロット信号に対応する。
TRP46、48でのチャネル推定手順において、TRPは一度には単一のAoAだけを推定できるに過ぎない。したがって、TRP46、48は、電子装置14からの所望の信号方向及び漏れ信号方向を同時に推定することはできない。これに対処するために、SRSAoD,1、SRSAoD,2、及びSRSAoD,kに示されるように、追加のSRSがリソースブロック64に含まれ得る。当該追加のSRSは、TRP46、48がTRP46、48においてAoAを推定できるようにし、またTRP46、48が2方向のチャネルを推定できるようにするために含まれている。リソースブロック64内に追加されたSRS信号の正確な位置は重要ではなく、またそれらの数は調整可能であることを理解されたい。追加のSRS信号は、電子装置14が2つの受信ビーム58、60(TRP46、48にそれぞれ1つ)を有する状況では対をなして出現するが、TRPがAoDの高精度推定を行うことを可能にするために、TRPが多くの(Kの)ビームを掃引するのが有益であり得る。理論的には、K値は1まで小さくできるが、数値が大きいほどAoDの推定は良好になる。
一例において、電子装置14は、第1のアップリンクパイロット信号66を、電子装置14に関して定義された第1のアップリンクAoDで、第1のダウンリンク信号50(所望の信号)の方向へと送信することができる。第1のアップリンクAoDは、(電子装置14に関して定義された)第1のダウンリンク信号50の第1のAoAに対応することができ、第1のアップリンクAoDがダウンリンク信号50の第1のAoAに等しくなるようになっている。第1のTRP46は、第1のアップリンクパイロット信号66を受信し、これを使用して、第1のダウンリンク信号50のチャネル状態を推定することができる。電子装置14はまた、第2のTRP48からの第2のダウンリンク信号52の方向と一致する第1の漏れ信号54(干渉信号)の方向に、電子装置14に関して定義された第2のAoDで、第2のアップリンクパイロット信号68を送信することができる。第2のアップリンクAoDは、(電子装置14に関して定義された)第2のダウンリンク信号52の第2のAoAに対応することができ、第2のアップリンクAoDが第2のダウンリンク信号52の第2のAoAに等しくなるようになっている。第1のTRP46は、第2のアップリンクパイロット信号68を受信する。受信した第2のアップリンクパイロット信号68を使用して、第1のTRP46は、第1のダウンリンク信号50を送信するために使用されるビーム62もまた、漏れ信号54を介して第2のダウンリンク信号52との干渉を引き起こしていると決定することができる。次いで、第1のTRP46はそのビーム62を再構成して、第1の漏れ信号54を防止又は低減し、次に、第2のダウンリンク信号52の干渉を低減する。
追加のアップリンクパイロット信号を、第1のダウンリンク信号50の方向及び/又は第2のダウンリンク信号52の方向で第1のTRP46へと送信して、ダウンリンク信号が別のチャネルに対して干渉を引き起こす信号チャネル方向を、第1のTRP46がよりよく検出又は発見できるようにすることができる。例えば、一定の実施形態において、電子装置14はまた、電子装置14に関して定義された第2のAoDで、第2のTRP48からの第2のダウンリンク信号52の方向とも一致する第1の漏れ信号54(干渉信号)の方向に、第3のアップリンクパイロット信号68を送信することができる。上記のように、第2のアップリンクAoDは、第2のアップリンクAoDが第2のダウンリンク信号52の第2のAoAに等しくなるように、第2のダウンリンク信号52(電子装置14に関して定義される)の第2のAoAに対応することができる。次に、第1のTRP46は、第3のアップリンクパイロット信号の受信に基づいて、そのビーム62を更に再構成することができる。
SRS信号の構成は柔軟であることができる。例えば、1つのTRPのみが干渉を引き起こす場合、又は干渉レベルが重要でないときにシステムが単にオーバーヘッドコストを削減することを決定する場合のような、一定の状況においては追加のSRSが常にペアで出現しなくともよい。
一定の実施形態において、電子装置14は、干渉状況を評価して、上記の干渉管理手順を実行するように要求することができる。電子装置14は、例えば、低い信号対推論比(Signal To Inference Ratio:SINR)値を観察するか、又は所望の信号50、52及び干渉信号54、56の両方のチャネルゲインを取得し、それらに応じてその動作を基礎づけることができる。TRP46、48への報告は、干渉状態の表示、干渉管理手順を実行するための要求、又はSINR値のようなより詳細な情報であり得る。電子装置14はまた、第1のTRP46のIDを第2のTRP48へと送信することができ、及び/又は第2のTRP48のIDを第1のTRP46へと送信することができる。これにより、TRP46、48が共通のスケジューリングを議論することが可能になり、例えば第2のTRP48が、第1のTRP46を目的とし且つそれによってスケジューリングされるアップリンクパイロットリソースにアクセスできる。第1のTRP46が、このスケジュールされたリソースを第2のTRP48に通信した後、当該第2のTRPは、スケジュールされたリソースを再利用することができ、或いは、それは少なくとも、第1のTRP46を意図したその方向にあるリソースを認識して、第1のTRP46が干渉もしくは漏れ経路の決定を可能にすることができる。
同様に、この手順は、TRP46、48の一方によって開始されることもできる。例えば、TRP46、48は、リンク品質が期待されるほど良くないという観察に基づいて、干渉管理手順を開始する決定を下すことができる。そのような開始によりTRP間通信を開始して、干渉管理手順の開始を一方のTRPから他方に通信することができるが、一方のTRPがこの手順を要求することを含んでもよく、次いで、電子装置14は他方のTRPに対して、それが行われることを通知することができる。
ここで図8を参照すると、両方のTRP46、48が同じデータ信号を電子装置14へと送信している状況において、電子装置14は、第1のチャネル(例えば、第1のTRP46へ/から)及び第2のチャネル(例えば、第2のTRP48へ/から)の相対的な位相差について、TRP46、48に通知することができる。そうすることによって、TRP46、48は、信号50、52を送信するビーム62を調整して、漏れ信号及びダウンリンク信号が電子装置14において建設的に合算されるようにすることができる。或いは、電子装置14(又はTRP46、48)は、干渉管理手順の実行を要求することができ、それによって、TRP46、48は、図8に示されるように、所望の方向及び干渉方向の両方向でビーム形成することができる。
ここで図9を参照すると、ネットワーク要素によって、無線通信ネットワークでの干渉を管理する方法が記載されている。第1のTRP46により実行されると記載された方法又は機能は、それぞれ単独で又は同時に、第2のTRP48によっても実行され得ることが理解されるべきである。参照番号100では、ネットワーク要素(例えば、第1のTRP46)が、送信ビーム62を使用して第1のダウンリンク信号50を電子装置14へと送信する。第1のダウンリンク信号50は、第1の送受信ポイント(TRP)46に関して定義された第1のダウンリンク出発角を有する。参照番号102において、ネットワーク要素は、電子装置14から第1のアップリンクパイロット信号66を受信する。第1のアップリンクパイロット信号66は、第1のTRP46に関して定義され、且つ第1のダウンリンクAoDに関連付けられた第1の到着角度(AoA)で、第1のTRP46において受信される。参照番号104において、ネットワーク要素は、電子装置14から第2のアップリンクパイロット信号68を受信する。第2のアップリンクパイロット信号68は、電子装置14に関して定義されたアップリンクAoDに関連付けられ、且つ電子装置14において無線通信ネットワークの第2のTRP48から受信された第2のダウンリンク信号に対応する。
ここで図10を参照すると、無線通信ネットワークにおいて、電子装置14によって干渉を管理する方法が記載されている。第1のTRP46により実行されると記載された方法又は機能は、それぞれ単独で又は同時に、第2のTRP48によっても実行され得ることが理解されるべきである。参照番号200において、電子装置14は、第1の到着角(AoA)で、第1のTRP46から第1のダウンリンク信号50を受信する。参照番号202において、電子装置14は、第2のAoAで、第2のTRP48からの第2のダウンリンク信号52を受信する。参照番号204において、電子装置14は、第1のTRP46からの第1の漏れ信号54が、第2のAoAで第2のダウンリンク信号52に干渉していることを決定することによって、干渉状態を決定する。参照番号206において、電子装置14は、干渉状態の決定に応答して一連のアップリンクパイロット信号66、68を送信する。電子装置14は、一連のアップリンクパイロット信号66、68を送信して、第1のTRP46が、第2のAoAに関連付けられたダウンリンクAoDを推定することを可能にする。
〔結論〕
一定の実施形態を示して説明してきたが、添付の特許請求の範囲内にある均等物及び変形例は、本明細書を読んで理解したときに、他の当業者が思い浮かべるであろうことが理解される。

Claims (15)

  1. 無線通信ネットワークにおける干渉を管理する方法であって、当該方法は、前記無線通信ネットワークの第1の送受信ポイント(TRP)(46)によって実行され、且つ
    送信ビーム(62)を使用して電子装置(14)に第1のダウンリンク信号(50)を送信し(100)、当該第1のダウンリンク信号(50)は、前記第1のTRP(46)に関して定義された第1のダウンリンク出発角(AoD)を有することと、
    前記電子装置(14)から第1のアップリンクパイロット信号(66)を受信(102)し、ここで前記第1のTRPに関して定義された、前記第1のアップリンクパイロット信号(66)の第1の到着角度(AoA)は、前記第1のダウンリンクAoDに関連付けられることと、
    前記電子装置(14)から第2のアップリンクパイロット信号(68)を受信(104)し、当該第2のアップリンクパイロット信号(68)は前記電子装置(14)に関して定義されたアップリンクAoDに関連付けられ、これは前記無線通信ネットワークの第2のTRP(48)から前記電子装置(14)において受信された第2のダウンリンク信号(52)、及び前記送信ビーム(62)から生じる第1の漏れ信号(54)に対応することと、
    前記受信された第1のアップリンクパイロット信号(66)及び前記受信された第2のアップリンクパイロット信号(68)に基づいて、前記第1の漏れ信号(54)を変更するように前記送信ビーム(62)を再構成することと、を含む方法。
  2. 前記第1のアップリンクパイロット信号(66)の受信に基づいて、前記第1のAoAを推定することと、
    前記第2のアップリンクパイロット信号(68)の受信に基づいて、前記第2のAoAを推定することを更に含み、
    前記送信ビーム(62)を再構成することは、前記推定された第1のAoA及び前記推定された第2のAoAに基づいている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のダウンリンク信号(50)の一部が前記第2のダウンリンク信号(52)と干渉しているとの表示を前記電子装置(14)から受信することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記表示を受信することに応答して、前記電子装置(14)からのアップリンクパイロット信号スキャンのためにリソースをスケジューリングすることを更に含み、当該リソースは少なくとも前記第1のアップリンクパイロット信号(66)及び前記第2のアップリンクパイロット信号(68)からなる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記リソースを前記第2のTRP(48)へと通信することを更に含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記送信ビーム(62)は、前記第1の漏れ信号(54)を防止又は低減することによって、前記第1の漏れ信号(54)からの前記第2のダウンリンク信号(52)の干渉を最小化するように再構成される、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記第1のダウンリンク信号(50)及び前記第2のダウンリンク信号(52)が同一であり、前記送信ビーム(62)は、前記電子装置における受信信号を増強するように再構成され、当該受信信号は前記第1の漏れ信号(54)及び前記第2のダウンリンク信号(52)の組み合わせである、請求項2〜5のいずれかに記載の方法。
  8. 前記アップリンクAoDに対応する少なくとも第3のアップリンクパイロット信号を受信することを更に含み、前記送信ビーム(62)は、前記少なくとも第3のアップリンクパイロット信号の受信に基づいて更に再構成される、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 無線通信ネットワークにおいて電子装置(14)による干渉を管理する方法であって、
    第1の送受信点(TRP)(46)からの第1のダウンリンク信号(50)を、第1の到達角(AoA)で受信すること(200)と、
    第2のTRP(48)からの第2のダウンリンク信号(52)を、第2のAoAで受信すること(202)と、
    前記第1のダウンリンク信号(50)の一部(54)が前記第2のAoAで前記第2のダウンリンク信号(52)に干渉していることを決定することによって、干渉状態を決定すること(204)と、
    前記干渉状態の決定に応答して、一連のアップリンクパイロット信号(66、68)を前記第1のTRP(46)へと送信し、前記第1のTRP(46)が前記第2のAoAに関連付けられたダウンリンク出発角(AoD)を決定できるようにすること(206)と、を含み、ここで前記一連のアップリンクパイロット信号(66、68)を送信することは、
    前記第1のアップリンクパイロット信号(66)を、前記第1のAoAに対応する第1のアップリンクAoDで前記第1のTRP(46)へと送信することと、
    前記第2のアップリンクパイロット信号(68)を、前記第2のAoAに対応する第2のアップリンクAoDで前記第1のTRPへと送信することと、を含む方法。
  10. 前記干渉状態の表示を、前記第1のTRP(46)又は前記第2のTRP(48)の少なくとも一方へと送信する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1のTRP(46)のIDを前記第2のTRP(48)へと送信することと、
    前記第2のTRP(48)のIDを前記第1のTRP(46)へと送信することを更に含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記一連のアップリンクパイロット信号(66、68)を送信することは、
    前記第1のアップリンクAoD又は前記第2のアップリンクAoDのうちの一方において、少なくとも第3のアップリンクパイロット信号を前記第1のTRPへと送信することを更に含む、請求項9〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 請求項1〜8のいずれかに記載の方法を実行するように構成された、ネットワークインターフェース(52)及び制御回路(44)を備えたネットワーク要素(12、46、48)。
  14. 請求項9〜12のいずれかの方法を実行するように構成された無線インターフェース(18)及び制御回路(32)を備えた電子装置(14)。
  15. 請求項13のネットワーク要素(12、46、48)及び請求項14に記載の電子装置(14)を備えたシステム。
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