本願の実施例は、通信分野に関し、より具体的には、能力報告(capability report)の方法及びデバイスに関する。
端末デバイスは、付着又はトラッキングエリアアップデート(Tracking Area Update、TAU)等、ネットワークにアクセスする時、ネットワークデバイスに端末デバイスの能力情報が記憶されていない場合、端末デバイスはネットワークデバイスに自身の能力情報を報告する必要がある。ネットワークは、端末デバイスの能力情報を、例えば移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、認証管理機能(Authentication Management Function、AMF)エンティティ等のコアネットワークエンティティに記憶することができる。コアネットワークは端末デバイスが次回アクセスする時に対応する能力をアクセスネットワークに伝送し、それにより端末デバイスが自身の能力情報を繰り返し報告することを回避する。
しかしながら、端末デバイスの能力情報の報告は極めて大きいシグナリングオーバーヘッドを生じてしまうため、如何に端末デバイスの能力情報を報告するシグナリングオーバーヘッドを減少させることは、解決すべき問題になる。
本願の実施例は、端末デバイスの能力情報を報告するシグナリングオーバーヘッドを減少できる能力報告の方法及びデバイスを提供する。
第1態様は、端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を、前記端末デバイスがネットワークデバイスに報告することを含む能力報告の方法を提供する。
第2態様は、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を、ネットワークデバイスが受信することを含む能力報告の方法を提供する。
第3態様は、上記第1態様又は第1態様の任意の選択可能な実施形態における方法を実行できる端末デバイスを提供する。具体的に、該端末デバイスは上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行する機能モジュールを含んでもよい。
第4態様は、上記第2態様又は第2態様の任意の選択可能な実施形態における方法を実行できるネットワークデバイスを提供する。具体的に、該ネットワークデバイスは上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行する機能モジュールを含んでもよい。
第5態様は、コンピュータプログラムを記憶するメモリと、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実施するプロセッサと、を含む端末デバイスを提供する。
第6態様は、コンピュータプログラムを記憶するメモリと、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実施するするプロセッサと、を含むネットワークデバイスを提供する。
第7態様は、上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実現するチップを提供する。具体的に、該チップは、該チップが取り付けられたデバイスにより上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法が実施されるように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行するプロセッサを含む。
第8態様は、上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実現するチップを提供する。具体的に、該チップは、該チップが取り付けられたデバイスにより上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法が実施されるように、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行するプロセッサを含む。
第9態様は、コンピュータに上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
第10態様は、コンピュータに上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
第11態様は、コンピュータに上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
第12態様は、コンピュータに上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
第13態様は、コンピュータで実行する時にコンピュータに上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
第14態様は、コンピュータで実行する時にコンピュータに上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
第15態様は、端末デバイス及びネットワークデバイスを含む通信システム提供する。
前記端末デバイスは、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告するために用いられる。
前記ネットワークデバイスは、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を受信するために用いられる。
前記端末デバイスは、上記第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するために用いられ、前記ネットワークデバイスは、上記第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するために用いられる。
上記技術的解決手段に基づいて、端末デバイスは、自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告し、それによりネットワークデバイスは、受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスは、サポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がなく、自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することができるため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
本願の実施例による無線通信システムを示す図である。
端末デバイスの能力情報を報告するプロセスの相関チャートである。
本願の実施例にかかる能力報告の方法のプロセスの相関チャートである。
本願の実施例にかかる付加能力報告を示す図である。
本願の実施例にかかる端末デバイスの概略ブロック図である。
本願の実施例にかかるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本願の実施例にかかる通信デバイスの概略構成図である。
本願の実施例にかかるチップの概略構成図である。
本願の実施例にかかる通信システムの概略構成図である。
以下、本願の実施例における図面に合わせて、本願の実施例における技術的解決手段を説明する。
本願の実施例にかかる技術的解決手段は様々な通信システムに適用でき、例えば、グローバル・モバイル・コミュニケーション(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、ロングタームエボリューションアドバンス(Advanced long term evolution、LTE−A)システム、新しい無線(New Radio、NR)システム、NRシステムのエボリューションシステム、アンライセンスバンドのLTE(LTE−based access to unlicensed spectrum、LTE−U)システム、アンライセンスバンドのNR(NR−based access to unlicensed spectrum、NR−U)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、無線フィディリティー(Wireless Fidelity、WiFi)、次世帯通信システム又はその他の通信システム等である。
一般的には、従来の通信システムのサポートする接続の数は有限であり、実現しやすいが、通信技術の発展に伴い、移動通信システムは従来の通信をサポートするだけでなく、例えば、デバイスツーデバイス(Device to Device、D2D)通信、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)通信、マシンタイプの通信(Machine Type Communication、MTC)及び車両間(Vehicle to Vehicle、V2V)通信等もサポートする。本願の実施例はこれらの通信システムにも適用される。
好ましくは、本願の実施例における通信システムはキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)の場面に適用されてもよく、二重接続(Dual Connectivity、DC)の場面に適用されてもよく、又は独立(Standalone、SA)したネットワーク構成の場面に適用されてみよい。
例示的に、本願の実施例に適用される通信システム100は図1に示す。該無線通信システム100はネットワークデバイス110を含んでもよい。ネットワークデバイス110は端末デバイスと通信するデバイスであってもよい。ネットワークデバイス110は特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供してもよく、該カバレッジエリアに位置する端末デバイスと通信してもよい。好ましくは、該ネットワークデバイス100はGSMシステム又はCDMAシステム内の基地局(Base Transceiver Station、BTS)でもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)でもよく、さらにLTEシステムにおけるエボリューション型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)でもよく、又はNRシステムにおけるネットワーク側デバイスであり、又はクラウド・ワイヤレス・アクセス・ネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであり、又は該ネットワークデバイスはリレーステーション、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、次世帯ネットワークにおけるネットワーク側デバイス又は将来進化する公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワークデバイス等であってもよい。
該無線通信システム100はさらにネットワークデバイス110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末デバイス120を含む。ここで用いられる「端末デバイス」として公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Networks、PSTN)、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル経由の接続のような、有線リンク経由の接続、及び/又は別のデータによる接続/ネットワーク、及び/又はセルラーネットワーク、DVB−Hネットワークのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM−FMブロードキャスト送信器のような無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)等のような無線インターフェース経由の接続、及び/又は別の端末デバイスの、通信信号を受信/送信するように設定された装置、及び/又はモノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイスを含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように設定された端末デバイスは「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。
端末デバイス120は移動又は固定のものであってもよい。好ましくは、端末デバイス120はアクセス端末、ユーザーデバイス(User Equipment、UE)、ユーザーユニット、ユーザーステーション、モバイルステーション、移動局、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信デバイス、ユーザーエージェント又はユーザー装置であってもよい。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を備えるハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続されたその他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワークにおける端末デバイス又は将来進化するPLMNにおける端末デバイス等であってもよい。ここで、好ましくは、端末デバイス120の間で端末直接接続(Device to Device、D2D)通信を行ってもよい。
具体的に、ネットワークデバイス110はセルにサービスを提供することができる。端末デバイス120は該セルに用いられる伝送リソース(例えば、周波数帯域リソース又はバンドリソース)を介してネットワークデバイス110と通信し、該セルはネットワークデバイス110(例えば基地局)に対応するセルであってもよく、セルはマクロ基地局に属してもよく、スモールセル(Small cell)に対応する基地局に属してもよく、ここのスモールセルはメトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)及びフェムトセル(Femto cell)等を含むことができ、これらのスモールセルはカバレッジ範囲が小さく、送信電力が低いという特徴を有し、高レートのデータ伝送サービスを提供することに適用される。
図1は例示的に1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスを示す。好ましくは、該無線通信システム100は複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスのカバレッジ範囲内にその他の数の端末デバイスを含んでもよく、本願の実施例はこれらに対して限定しない。好ましくは、該無線通信システム100はさらにネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等のその他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願の実施例はこれらに対して限定しない。
端末デバイスが付着又はTAU等、ネットワークにアクセスする時、ネットワークデバイスに端末デバイスの能力情報が記憶されていない場合、端末デバイスがネットワークデバイスに自身の能力情報を報告する必要がある。例えば、図2は端末デバイスの能力情報を報告するプロセスの相関チャートであり、ネットワークデバイスが端末デバイスにUE能力要求メッセージ(UECapabilityEnquiry)を送信することができ、端末デバイスは該能力要求メッセージを受信した後、ネットワークデバイスに自身のUE能力情報(UECapabilityInformation)を報告する。ネットワークは端末デバイスの能力情報を例えばMME、AMFエンティティ等、コアネットワークエンティティに記憶することができる。コアネットワークは端末デバイスが次回アクセスする時に対応する能力情報をアクセスネットワークに伝送し、それにより端末デバイスが自身の能力情報を繰り返し報告することを回避する。しかしながら、端末デバイスの能力は端末デバイスの各ソフトウェア・ハードウェアの能力に関し、非常に複雑であり、シグナリングオーバーヘッドが非常に大きい。
そのため、本願の実施例により、端末デバイスのサポート可能な様々な能力をグループ化し、端末デバイスは自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することにより、ネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスは、サポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がなく、自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することができるため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
図3は本願の実施例にかかる能力報告の方法300のプロセスの相関チャートである。図3に示す方法は端末デバイス及びネットワークデバイスにより実行され、該端末デバイスは例えば図1に示す端末デバイス120であってもよく、該ネットワークデバイスは例えば図1に示すネットワークデバイスであってもよい。図3に示すように、該能力報告の方法300は以下を含む。
310において、端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を、端末デバイスがネットワークデバイスに報告する。
320において、ネットワークデバイスは端末デバイスが報告した、端末デバイスのサポートする能力の属する該少なくとも1つの能力グループの識別子を受信する。
具体的に、各能力情報をグループ化することができ、各能力グループは独自の唯一の識別子を有し、該識別子は例えば該能力グループの名称、インデックス等であってもよい。端末デバイスはサポートする能力に基づいてこれらの能力のそれぞれ属する能力グループを確定し、これらの能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告し、それによりネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて該端末デバイスのサポートする能力を確定することができ、これらの識別子が表示する能力グループにおける能力の組み合わせは該端末デバイスのサポートする能力である。
好ましくは、310の前に該方法は、さらに端末デバイスが、複数の能力グループ及び各能力グループに含まれる能力を含む能力グループ化情報を取得することを含む。
好ましくは、ネットワークデバイスが能力グループ化情報を端末デバイスに送信してもよく、それにより端末デバイスは、ネットワークデバイスから送信される該能力グループ化情報を受信する。即ち該能力グループ化情報はネットワークデバイスにより構成される。例えば、ネットワークデバイスが非アクセス層(Non Access Stratum、NAS)シグナリング又はアクセス層(Access Stratum、AS)シグナリングを端末デバイスに送信し、ただし、該NASシグナリング又はASシグナリングには該能力グループ化情報が携帯され、それにより端末デバイスはネットワークデバイスから送信された非アクセス層NASシグナリング又はアクセス層ASシグナリングを受信することによって該能力グループ化情報を取得する。
又は、好ましくは、端末デバイスは該端末デバイス内に事前に記憶された該能力グループ化情報を取得してもよく、即ち該能力グループ化情報は事前に設定される。例えば、該能力グループ化情報はプロトコルにより事前に約束されてもよい。
本願の実施例において、該複数の能力グループは無線能力(例えば無線アクセスに関連する能力)に対して分割する能力グループを含んでもよく、コアネットワーク能力(例えばコアネットワークに関連する能力)に対して分割する能力グループを含んでもよい。本願の実施例はこれらに対して如何なる限定を行わず、端末デバイスの如何なる能力報告はいずれも本願の実施例に説明された方法を用いることができる。
例えば、該少なくとも1つの能力グループは、それぞれ、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)能力、増強型マルチメディアブロードキャストマルチキャスト(Evolved Multimedia Broadcast Multicast Service、eMBMS)能力、サポートする周波数範囲(Frequency Range、FR)、車両のインターネット(Vehicle to Everything、V2X)通信能力及びビーム(beam)伝送能力のうち少なくとも1つの能力を含んでもよい。
キャリアアグリゲーション能力は、例えば2つのキャリアアグリゲーション(Carrier Component、CC)能力(2CC CA)、キャリアアグリゲーションにおける3つのキャリアアグリゲーション能力3CC CA、キャリアアグリゲーションにおける4つのキャリアアグリゲーション4CC CA等を含む。周波数範囲は、例えばFR1(例えば6GHz以下の周波数帯)、FR2(例えばミリ波の周波数帯)等を含む。ビーム伝送能力は例えば8ビーム伝送、4ビーム伝送等をサポートすることを含む。
また、該少なくとも1つの能力グループは、さらにその他の無線能力情報(UE Radio Capability Information)及びコアネットワーク能力情報(UE Core Network Capability Information)に対して分割される能力グループを含み、例えば、サポートするアンテナポート、サポートする無線アクセスタイプ(Radio Access Type、RAT)、パワーレベル、パケットサービスハンドオーバ(Packet Service Handover、PSHO)能力、サポートするセキュリティアルゴリズム、単一の無線音声通話の連続性(Single Radio Voice Call Continuity、SRVCC)をサポートするか否か等である。
例えば、表1は各能力グループに含まれる能力及び該能力グループの識別子を示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子0を報告する場合、端末デバイスが2CC CAの能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子1を報告する場合、端末デバイスが3CC CAの能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子2を報告する場合、端末デバイスが4CC CAの能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子3を報告する場合、端末デバイスがeMBMS能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子4を報告する場合、端末デバイスがV2X通信能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子5を報告する場合、端末デバイスがFR1周波数帯の伝送をサポートすることを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子6を報告する場合、端末デバイスがFR2周波数帯の伝送をサポートすることを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子7を報告する場合、端末デバイスが最大8ビーム伝送をサポートすることを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子8を報告する場合、端末デバイスが最大4ビーム伝送をサポートすることを示す。
実際の応用において、該能力グループには、さらに例えば表2又は表3に示すように、より細かく分割された能力を含んでもよく、以下、キャリアアグリゲーション能力における2CC CA、3CC CA及びV2X通信能力を例として説明する。
表2において、2CC CAにおいて利用可能な周波数帯(band、B)はB1+B7、B1+B5及びB5+B7等を含み、3CC CAにおいて利用可能な周波数帯はB1+B5+B7、B1+B5+B8及びB5+B7+B8等を含み、V2X通信能力にはUuインターフェースに基づく通信能力及びサイドリンク(Sidelink、SL)に基づく通信能力を含み、さらに、Uuインターフェースに基づく通信能力はセミパーシステントスケジューリング(Semi−Persistent Scheduling、SPS)能力、リソース検出(sensing)能力等を含む。
表3において、2CC CAにおいて利用可能な周波数帯はB1、B5及びB7等を含み、3CC CAにおいて利用可能な周波数帯はB1、B5、B7及びB8等を含み、V2X通信能力にはUuインターフェースに基づく通信能力及びサイドリンクに基づく通信能力を含み、さらに、Uuインターフェースに基づく通信能力はセミパーシステントスケジューリング能力及びリソース検出能力等を含む。
端末デバイスが備える能力について、これらの能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告し、それによりネットワークデバイスは該端末デバイスから受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスの能力を確定する。
例えば、表2に示すように、端末デバイスが識別子100を報告する場合、該端末デバイスは2CC CAにおける全ての周波数帯の組み合わせをサポートすることを表し、即ちB1+B5、B1+B7及びB5+B7等の全ての周波数帯の組み合わせをサポートする。端末デバイスが識別子110を報告する場合、B1+B5のみをサポートすることを表す。端末デバイスが識別子110と120を報告する場合、B1+B5とB1+B7をサポートすることを表す。端末デバイスが識別子210を報告する場合、B1+B5+B7をサポートすることを表す。
また、例えば、表2に示すように、端末デバイスが識別子320を報告する場合、端末デバイスはV2Xにおけるサイドリンク伝送をサポートすることを表す。端末デバイスが識別子321と322を報告する場合、端末デバイスはサイドリンクにおけるセミパーシステントスケジューリング伝送とリソース検出をサポートすることを表す。
また、例えば、表3に示すように、端末デバイスが2CC CA下のバンドB1をサポート可能でありさえすれば、端末デバイスが識別子110を報告する場合、端末デバイスは、例えばB1+B5、B1+B7等のB1を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表す。端末デバイスが2CC CA下のバンドB5をサポート可能でありさえすれば、端末デバイスが識別子120を報告する場合、端末デバイスは、例えばB1+B5、B5+B7等のB5を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表す。
表1〜表3に示す能力グループの分割方法は一例に過ぎず、本願の実施例はその他の能力グループの分割方法を用いてもよく、能力分割の粒度に対して限定しない。能力グループの分割を実現可能なその他の方法はいずれも本願の実施例の保護範囲に含まれるべきである。
好ましくは、図3に示すように、該方法はさらに330を含む。
330において、端末デバイスが付加能力の情報及び付加指示情報をネットワークデバイスに報告する。
該付加指示情報は、該少なくとも1つの能力グループのもとに該付加能力を増加又は減少させるように該端末デバイスに指示するために用いられる。
該付加能力は少なくとも1つの能力を含んでもよい。
例えば、図4に示すように、端末デバイスは能力グループ1、能力グループ2及び能力グループ3の識別子を報告した後、さらに付加能力1〜付加能力nを報告することができ、これらの能力グループに含まれる能力にこれらの付加能力を加算又は減算すると、最終的に端末デバイスの能力を構成することができる。
端末デバイスは自身の一部の能力の属する能力グループの識別子を報告した後、その属する適切な能力グループが見つからないいくつかの能力が残る可能性がある。この場合、これらの能力は個別で報告する方法を用いて、増加を必要とする能力情報をネットワークデバイスに直接報告してもよい。
例えば、上記表3を参照し、端末デバイスが3CC CAをサポートし、3CC CAにおけるバンドB1をサポートする場合、該端末デバイスが例えばB1+B5+B7、B1+B5+B8及びB5+B7+B8等のB1を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表示するために、端末デバイスがネットワークデバイスに識別子210を報告する。ところが、端末デバイスがさらにB5+B7+B8を個別でサポートする場合、端末デバイスは、例えば図2における220の方法を用いてネットワークデバイスに自身の付加能力、即ちB5+B7+B8を報告し、該付加能力が増加した能力であることをネットワークデバイスに指示し、それによりネットワークデバイスは端末デバイスの能力が識別子210の表示する能力グループにおける各能力及び能力B5+B7+B8を含むことを確定する。
又は、端末デバイスが自身の備える一部の能力の属する能力グループの識別子を報告した後、報告した能力グループにおけるいくつかの能力がサポートしないことを発見する場合、端末デバイスは個別で報告する方法を用いて、減少を必要とする部分の能力をネットワークデバイスに直接報告してもよい。
例えば、上記表3を参照し、端末デバイスが3CC CAをサポートし、3CC CAにおけるバンドB1をサポートする場合、該端末デバイスが例えばB1+B5+B7、B1+B5+B8及びB5+B7+B8等のB1を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表示するために、端末デバイスがネットワークデバイスに識別子210を報告する。ところが、端末デバイスはさらに付加能力の情報及び該端末デバイスがB5+B7+B8をサポートしないことを指示する付加指示情報を報告する場合、ネットワークデバイスは端末デバイスの能力が能力B5+B7+B8を除いた、識別子210の表示する能力グループにおける各能力を含むことを確定する。
好ましくは、310の前、該方法において、さらにネットワークデバイスは、端末デバイスが該少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを端末デバイスに送信することを含む。
対応的に、310の前、該方法において、さらに端末デバイスは、ネットワークデバイスから送信された、端末デバイスが該少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを受信することを含む。
即ち、端末デバイスは自身の能力の属する能力グループの識別子を自ら報告してもよく、ネットワークデバイスの要求下で、ネットワークデバイスから送信された能力要求メッセージに基づいて該能力グループの識別子を送信してもい。
説明すべきことは、矛盾しないことを前提として、本願に説明された各実施例及び/又は各実施例における技術的特徴を任意に互いに組み合わせることができ、組み合わせ後に得られた技術的解決手段も本願の保護範囲に含まれるべきである。
理解すべきことは、本願の各実施例において、上記各プロセスの番号の大きさは実行順位の前後を意味せず、各プロセスの実行順位はその機能及び内部ロジックにより確定され、本願の実施例にかかる実施プロセスを如何なる限定を行うべきではない。
以上、本願の実施例による通信方法を詳しく説明しているが、以下、図4から図8に合わせて、本願の実施例による装置を説明し、方法の実施例により説明される技術的特徴は以下の装置の実施例に適用される。
図5は本願の実施例による端末デバイス500の概略ブロック図である。図5に示すように、該端末デバイス500は、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告する送受信ユニット510を含む。
そのため、端末デバイスのサポート可能な様々な能力をグループ化し、端末デバイスは自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することにより、ネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスはサポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がないため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
好ましくは、前記端末デバイスは、さらに複数の能力グループ及び各能力グループに含まれた能力を含む能力グループ化情報を取得する取得ユニット520を含む。
好ましくは、前記取得ユニット520は具体的に、前記送受信ユニット510はネットワークデバイスから送信された前記能力グループ化情報を受信し、又は、前記端末デバイスに事前に記憶された前記能力グループ化情報を取得するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット510は具体的に、前記ネットワークデバイスから送信された非アクセス層NASシグナリング又はアクセス層ASシグナリングを受信するために用いられ、前記NASシグナリング又はASシグナリングには前記能力グループ化情報が携帯される。
好ましくは、前記送受信ユニット510はさらに、前記ネットワークデバイスに、少なくとも1つの能力を含む付加能力の情報、及び前記少なくとも1つの能力グループのもとに前記付加能力を増加又は減少させるように前記端末デバイスに指示する付加指示情報を報告するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット510はさらに、前記ネットワークデバイスから送信された、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを受信するために用いられる。
好ましくは、前記少なくとも1つの能力グループは、それぞれ、キャリアアグリゲーションにおける2つのキャリアアグリゲーション能力2CC CA、キャリアアグリゲーションにおける3つのキャリアアグリゲーション能力3CC CA、キャリアアグリゲーションにおける4つのキャリアアグリゲーション能力4CC CA、周波数範囲FR1、周波数範囲FR2、増強型マルチメディアブロードキャストマルチキャストeMBMS能力、車両のインターネットV2X通信能力及びビーム伝送能力のうち少なくとも1つの能力を含む。
理解すべきことは、該端末デバイス500は上記方法300において端末デバイスにより実行される対応する操作を実行してもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
図6は本願の実施例によるネットワークデバイス600の概略ブロック図である。図6に示すように、該ネットワークデバイス600は、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を受信する送受信ユニット610を含む。
そのため、端末デバイスのサポート可能な様々な能力をグループ化し、端末デバイスは自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することにより、ネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスはサポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がないため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
好ましくは、前記ネットワークデバイスは、さらに前記少なくとも1つの能力グループに基づいて前記端末デバイスのサポートする能力を確定する処理ユニット620をさらに含む。
好ましくは、前記送受信ユニット610はさらに、前記端末デバイスに、複数の能力グループ及び各能力グループに含まれる能力を含む能力グループ化情報を送信するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット610は具体的に、前記端末デバイスにNASシグナリング又はASシグナリングを送信するために用いられ、前記NASシグナリング又はASシグナリングには前記能力グループ化情報が携帯される。
好ましくは、前記送受信ユニット610はさらに、前記端末デバイスが報告した、少なくとも1つの能力を含む付加能力の情報、及び前記少なくとも1つの能力グループのもとに前記付加能力を増加又は減少させるように前記端末デバイスに指示する付加指示情報を受信するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット610はさらに、前記端末デバイスに、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを送信するために用いられる。
好ましくは、前記能力グループは、キャリアアグリゲーションにおける2つのキャリアアグリゲーション能力2CC CA、キャリアアグリゲーションにおける3つのキャリアアグリゲーション能力3CC CA、キャリアアグリゲーションにおける4つのキャリアアグリゲーション能力4CC CA、周波数範囲FR1、周波数範囲FR2、増強型マルチメディアブロードキャストマルチキャストeMBMS能力、車両のインターネットV2X通信能力及びビーム伝送能力のうち少なくとも1つの能力を含む。
理解すべきことは、該ネットワークデバイス600は上記方法300においてネットワークデバイスにより実行される対応する操作を実行してもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
図7は本願の実施例により提供される通信デバイス700の概略構成図である。図7に示す通信デバイス700は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ710を含む。
好ましくは、図7に示すように、通信デバイス700はさらにメモリ720を含んでもよい。ここで、本願の実施例における方法を実現するために、プロセッサ710はメモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
ここで、メモリ720はプロセッサ710から独立した単独なデバイスであってもよく、プロセッサ710内に集積されてもよい。
好ましくは、図7に示すように、通信デバイス700はさらにトランシーバー730を含んでもよく、プロセッサ710は該トランシーバー730がその他のデバイスと通信することを制御することができ、具体的に、その他のデバイスに情報又はデータを送信し、又はその他のデバイスから送信された情報又はデータを受信することができる。
ここで、トランシーバー730はトランスミッターとレシーバーを含んでもよい。トランシーバー730はさらにアンテナを含んでもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
好ましくは、該通信デバイス700は、具体的に、本願の実施例にかかる端末デバイスであってもよく、該通信デバイス700は本願の実施例にかかる各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
好ましくは、該通信デバイス700は、具体的に、本願の実施例にかかるネットワークデバイスであってもよく、該通信デバイス700は本願の実施例にかかる各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
図8は本願の実施例にかかるチップの概略構成図である。図8に示すチップ800は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ810を含む。
好ましくは、図8に示すように、チップ800はさらにメモリ820を含んでもよい。ここで、本願の実施例における方法を実現するために、プロセッサ810はメモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
ここで、メモリ820はプロセッサ810から独立した単独なデバイスであってもよく、プロセッサ810内に集積されてもよい。
好ましくは、該チップ800はさらに入力インターフェース830を含んでもよい。ここで、プロセッサ810は該入力インターフェース830がその他のデバイス又はチップと通信することを制御することができ、具体的に、その他のデバイス又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
好ましくは、該チップ800はさらに出力インターフェース840を含んでもよい。ここで、プロセッサ810は該出力インターフェース840がその他のデバイス又はチップと通信することを制御することができ、具体的に、その他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力することができる。
好ましくは、該チップは本願の実施例における端末デバイスに適用され、該チップは本願の実施例にかかる各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
好ましくは、該チップは本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、該チップは本願の実施例にかかる各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
理解すべきことは、本願の実施例に言及されたチップはシステムオンチップ、システムチップ、チップシステム又はチップ上のシステムチップ等と呼ぶこともできる。
理解すべきことは、本願の実施例にかかるプロセッサは集積回路チップであり、信号の処理機能を有する可能性がある。実現プロセスにおいて、上記方法の実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの論理集積回路又はソフトウェア形態の命令により実行されてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又はその他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示された方法のステップに合わせてハードウェアデコードプロセッサにより実行し完成し、又はデコードプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行し完了することにより直接現れる。ソフトウェアモジュールはランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマル読み取り専用メモリ又は電気的書き換え可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等の当該分野の従来の記憶媒体に配置することができる。該記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサがメモリの情報を読み取り、そのハードウェアに合わせて上記方法のステップを完了させる。
理解可能なことは、本願の実施例におけるメモリは揮発性メモリ又は非揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び非揮発性メモリの両者を含んでもよい。ただし、非揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能なプログラマル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。制限的ではなく例示的な説明により、様々な形態のRAMは使用可能となり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、増強型同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期式リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用可能である。注意すべきことは、本明細書に記載のシステムと方法のメモリはこれら及び任意のその他の適切なタイプのメモリを含むがこれらに限定されないことを目的とする。
理解すべきことは、上記メモリは例示的なものであり限定的な説明ではなく、例えば、本願の実施例におけるメモリは、さらにスタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、増強型同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期式リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)等であってもよい。即ち、本願の実施例におけるメモリはこれら及び任意のその他の適切なタイプのメモリを含むがこれらに限定されないことを目的とする。
図9は本願の実施例により提供される通信システム900の概略ブロック図である。図9に示すように、該通信システム900は端末デバイス910とネットワークデバイス920を含む。
該端末デバイス910は、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を報告するために用いられる。
該ネットワークデバイス920は、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を受信するために用いられる。
該端末デバイス910は上記方法300において端末デバイスにより実現される対応する機能の実現に適用されてもよく、さらに、該端末デバイス910の構成は図4の端末デバイス400に示されてもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
該ネットワークデバイス920は上記方法300においてネットワークデバイスにより実現される対応する機能の実現に適用されてもよく、さらに、該ネットワークデバイス920の構成は図5のネットワークデバイス500に示されてもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
本願の実施例は、さらに、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。好ましくは、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。好ましくは、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
本願の実施例は、さらに、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。好ましくは、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。好ましくは、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願の実施例の各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
本願の実施例は、さらに、コンピュータプログラムを提供する。好ましくは、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される時、コンピュータに本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。好ましくは、該コンピュータプログラムは本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される時、コンピュータに本願の実施例の各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
理解すべきことは、本明細書における用語「システム」及び「ネットワーク」は本明細書において常に同じ意味で使用される。本明細書における用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明することに過ぎず、3つの関係が存在することを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つのケースを示す。また、本明細書における記号「/」は、一般的に前後の関連付けられたオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
また、理解すべきことは、本発明の実施例において、「Aに相応(対応)するB」はBがAに関連し、Aに基づいてBを決定することができることを示す。さらに理解すべきことは、Aに基づいてBを決定することはAに基づいてBを決定することのみを意味せず、A及び/又はその他の情報に基づいてBを決定してもよい。
当業者であれば、本明細書により開示された実施例に合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現できることを気付くことができる。これらの機能がハードウェアそれともソフトウェアの方式により実行されるかは、技術的解決手段の特定の応用及び設計の拘束条件に依存する。当業者であればそれぞれの特定の応用に対して異なる方法を用いて説明される機能を実現できるが、このような実現が本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
当業者であれば明らかに理解できるように、説明を便利且つ簡潔にするために、上記システム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法の実施例における該当のプロセスを参照することができ、ここでその説明を省略する。
本願により提供されるいくつかの実施例において、理解すべきことは、開示されたシステム、装置及び方法は、その他の方式により実現できる。例えば、上記装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、該ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際に実現する時に別の分割方式があってもよく、例えば複数のユニット又はアセンブリは組み合わせられてもよく、又は別のシステムに集積されてもよく、又はいくつかの特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討されている相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はその他の形態であってもよい。
前述の分離部品として説明するユニットは、物理的に分離であってもよく、そうでなくてもよい。ユニット表示の部品として物理ユニットであってもよく、そうでなくてもよい。1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じてその一部又は全てのユニットを選択して本実施例の方法の目的を実現することができる。
また、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットの単独の物理的存在であってもよく、2個以上のユニットが1個のユニットに集積されてもよい。
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態により実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解のもとに、本願の技術的解決手段は、本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術的解決手段の一部はソフトウェア製品の形態により表現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体内に記憶され、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバー、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USB、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
以上の説明は本願の具体的な実施形態であり、本願の保護範囲はこれに限定されず、当業者が本願に開示された技術的範囲内で容易に想到できる変更又は置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。そのため、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。
本願の実施例は、通信分野に関し、より具体的には、能力報告(capability report)の方法及びデバイスに関する。
端末デバイスは、付着又はトラッキングエリアアップデート(Tracking Area Update、TAU)等、ネットワークにアクセスする時、ネットワークデバイスに端末デバイスの能力情報が記憶されていない場合、端末デバイスはネットワークデバイスに自身の能力情報を報告する必要がある。ネットワークは、端末デバイスの能力情報を、例えば移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、認証管理機能(Authentication Management Function、AMF)エンティティ等のコアネットワークエンティティに記憶することができる。コアネットワークは端末デバイスが次回アクセスする時に対応する能力をアクセスネットワークに伝送し、それにより端末デバイスが自身の能力情報を繰り返し報告することを回避する。
しかしながら、端末デバイスの能力情報の報告は極めて大きいシグナリングオーバーヘッドを生じてしまうため、如何に端末デバイスの能力情報を報告するシグナリングオーバーヘッドを減少させることは、解決すべき問題になる。
第1態様は、端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を、前記端末デバイスがネットワークデバイスに報告することを含む能力報告の方法を提供する。
第2態様は、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を、ネットワークデバイスが受信することを含む能力報告の方法を提供する。
第3態様は、上記第1態様又は第1態様の任意の選択可能な実施形態における方法を実行可能に構成される送受信ユニットを含む端末デバイスを提供する。
第4態様は、上記第2態様又は第2態様の任意の選択可能な実施形態における方法を実行可能に構成される送受信ユニットを含むネットワークデバイスを提供する。
上記技術的解決手段に基づいて、端末デバイスは、自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告し、それによりネットワークデバイスは、受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスは、サポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がなく、自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することができるため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
本願の実施例による無線通信システムを示す図である。
端末デバイスの能力情報を報告するプロセスの相関チャートである。
本願の実施例にかかる能力報告の方法のプロセスの相関チャートである。
本願の実施例にかかる付加能力報告を示す図である。
本願の実施例にかかる端末デバイスの概略ブロック図である。
本願の実施例にかかるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
本願の実施例にかかる通信デバイスの概略構成図である。
本願の実施例にかかるチップの概略構成図である。
本願の実施例にかかる通信システムの概略構成図である。
以下、本願の実施例における図面に合わせて、本願の実施例における技術的解決手段を説明する。
本願の実施例にかかる技術的解決手段は様々な通信システムに適用でき、例えば、グローバル・モバイル・コミュニケーション(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、ロングタームエボリューションアドバンス(Advanced long term evolution、LTE−A)システム、新しい無線(New Radio、NR)システム、NRシステムのエボリューションシステム、アンライセンスバンドのLTE(LTE−based access to unlicensed spectrum、LTE−U)システム、アンライセンスバンドのNR(NR−based access to unlicensed spectrum、NR−U)システム、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、無線フィディリティー(Wireless Fidelity、WiFi)、次世帯通信システム又はその他の通信システム等である。
一般的には、従来の通信システムのサポートする接続の数は有限であり、実現しやすいが、通信技術の発展に伴い、移動通信システムは従来の通信をサポートするだけでなく、例えば、デバイスツーデバイス(Device to Device、D2D)通信、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)通信、マシンタイプの通信(Machine Type Communication、MTC)及び車両間(Vehicle to Vehicle、V2V)通信等もサポートする。本願の実施例はこれらの通信システムにも適用される。
好ましくは、本願の実施例における通信システムはキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)の場面に適用されてもよく、二重接続(Dual Connectivity、DC)の場面に適用されてもよく、又は独立(Standalone、SA)したネットワーク構成の場面に適用されてみよい。
例示的に、本願の実施例に適用される通信システム100は図1に示す。該無線通信システム100はネットワークデバイス110を含んでもよい。ネットワークデバイス110は端末デバイスと通信するデバイスであってもよい。ネットワークデバイス110は特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供してもよく、該カバレッジエリアに位置する端末デバイスと通信してもよい。好ましくは、該ネットワークデバイス100はGSMシステム又はCDMAシステム内の基地局(Base Transceiver Station、BTS)でもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)でもよく、さらにLTEシステムにおけるエボリューション型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)でもよく、又はNRシステムにおけるネットワーク側デバイスであり、又はクラウド・ワイヤレス・アクセス・ネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであり、又は該ネットワークデバイスはリレーステーション、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、次世帯ネットワークにおけるネットワーク側デバイス又は将来進化する公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワークデバイス等であってもよい。
該無線通信システム100はさらにネットワークデバイス110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末デバイス120を含む。ここで用いられる「端末デバイス」として公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Networks、PSTN)、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル経由の接続のような、有線リンク経由の接続、及び/又は別のデータによる接続/ネットワーク、及び/又はセルラーネットワーク、DVB−Hネットワークのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM−FMブロードキャスト送信器のような無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)等のような無線インターフェース経由の接続、及び/又は別の端末デバイスの、通信信号を受信/送信するように設定された装置、及び/又はモノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイスを含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように設定された端末デバイスは「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。
端末デバイス120は移動又は固定のものであってもよい。好ましくは、端末デバイス120はアクセス端末、ユーザーデバイス(User Equipment、UE)、ユーザーユニット、ユーザーステーション、モバイルステーション、移動局、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信デバイス、ユーザーエージェント又はユーザー装置であってもよい。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を備えるハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続されたその他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワークにおける端末デバイス又は将来進化するPLMNにおける端末デバイス等であってもよい。ここで、好ましくは、端末デバイス120の間で端末直接接続(Device to Device、D2D)通信を行ってもよい。
具体的に、ネットワークデバイス110はセルにサービスを提供することができる。端末デバイス120は該セルに用いられる伝送リソース(例えば、周波数帯域リソース又はバンドリソース)を介してネットワークデバイス110と通信し、該セルはネットワークデバイス110(例えば基地局)に対応するセルであってもよく、セルはマクロ基地局に属してもよく、スモールセル(Small cell)に対応する基地局に属してもよく、ここのスモールセルはメトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)及びフェムトセル(Femto cell)等を含むことができ、これらのスモールセルはカバレッジ範囲が小さく、送信電力が低いという特徴を有し、高レートのデータ伝送サービスを提供することに適用される。
図1は例示的に1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスを示す。好ましくは、該無線通信システム100は複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスのカバレッジ範囲内にその他の数の端末デバイスを含んでもよく、本願の実施例はこれらに対して限定しない。好ましくは、該無線通信システム100はさらにネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等のその他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願の実施例はこれらに対して限定しない。
端末デバイスが付着又はTAU等、ネットワークにアクセスする時、ネットワークデバイスに端末デバイスの能力情報が記憶されていない場合、端末デバイスがネットワークデバイスに自身の能力情報を報告する必要がある。例えば、図2は端末デバイスの能力情報を報告するプロセスの相関チャートであり、ネットワークデバイスが端末デバイスにUE能力要求メッセージ(UECapabilityEnquiry)を送信することができ、端末デバイスは該能力要求メッセージを受信した後、ネットワークデバイスに自身のUE能力情報(UECapabilityInformation)を報告する。ネットワークは端末デバイスの能力情報を例えばMME、AMFエンティティ等、コアネットワークエンティティに記憶することができる。コアネットワークは端末デバイスが次回アクセスする時に対応する能力情報をアクセスネットワークに伝送し、それにより端末デバイスが自身の能力情報を繰り返し報告することを回避する。しかしながら、端末デバイスの能力は端末デバイスの各ソフトウェア・ハードウェアの能力に関し、非常に複雑であり、シグナリングオーバーヘッドが非常に大きい。
そのため、本願の実施例により、端末デバイスのサポート可能な様々な能力をグループ化し、端末デバイスは自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することにより、ネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスは、サポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がなく、自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することができるため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
図3は本願の実施例にかかる能力報告の方法300のプロセスの相関チャートである。図3に示す方法は端末デバイス及びネットワークデバイスにより実行され、該端末デバイスは例えば図1に示す端末デバイス120であってもよく、該ネットワークデバイス110は例えば図1に示すネットワークデバイスであってもよい。図3に示すように、該能力報告の方法300は以下を含む。
310において、端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を、端末デバイスがネットワークデバイスに報告する。
320において、ネットワークデバイスは端末デバイスが報告した、端末デバイスのサポートする能力の属する該少なくとも1つの能力グループの識別子を受信する。
具体的に、各能力情報をグループ化することができ、各能力グループは独自の唯一の識別子を有し、該識別子は例えば該能力グループの名称、インデックス等であってもよい。端末デバイスはサポートする能力に基づいてこれらの能力のそれぞれ属する能力グループを確定し、これらの能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告し、それによりネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて該端末デバイスのサポートする能力を確定することができ、これらの識別子が表示する能力グループにおける能力の組み合わせは該端末デバイスのサポートする能力である。
好ましくは、310の前に該方法は、さらに端末デバイスが、複数の能力グループ及び各能力グループに含まれる能力を含む能力グループ化情報を取得することを含む。
好ましくは、ネットワークデバイスが能力グループ化情報を端末デバイスに送信してもよく、それにより端末デバイスは、ネットワークデバイスから送信される該能力グループ化情報を受信する。即ち該能力グループ化情報はネットワークデバイスにより構成される。例えば、ネットワークデバイスが非アクセス層(Non Access Stratum、NAS)シグナリング又はアクセス層(Access Stratum、AS)シグナリングを端末デバイスに送信し、ただし、該NASシグナリング又はASシグナリングには該能力グループ化情報が携帯され、それにより端末デバイスはネットワークデバイスから送信された非アクセス層NASシグナリング又はアクセス層ASシグナリングを受信することによって該能力グループ化情報を取得する。
又は、好ましくは、端末デバイスは該端末デバイス内に事前に記憶された該能力グループ化情報を取得してもよく、即ち該能力グループ化情報は事前に設定される。例えば、該能力グループ化情報はプロトコルにより事前に約束されてもよい。
本願の実施例において、該複数の能力グループは無線能力(例えば無線アクセスに関連する能力)に対して分割する能力グループを含んでもよく、コアネットワーク能力(例えばコアネットワークに関連する能力)に対して分割する能力グループを含んでもよい。本願の実施例はこれらに対して如何なる限定を行わず、端末デバイスの如何なる能力報告はいずれも本願の実施例に説明された方法を用いることができる。
例えば、該少なくとも1つの能力グループは、それぞれ、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)能力、増強型マルチメディアブロードキャストマルチキャスト(Evolved Multimedia Broadcast Multicast Service、eMBMS)能力、サポートする周波数範囲(Frequency Range、FR)、車両のインターネット(Vehicle to Everything、V2X)通信能力及びビーム(beam)伝送能力のうち少なくとも1つの能力を含んでもよい。
キャリアアグリゲーション能力は、例えば2つのキャリアアグリゲーション(Carrier Component、CC)能力(2CC CA)、キャリアアグリゲーションにおける3つのキャリアアグリゲーション能力3CC CA、キャリアアグリゲーションにおける4つのキャリアアグリゲーション4CC CA等を含む。周波数範囲は、例えばFR1(例えば6GHz以下の周波数帯)、FR2(例えばミリ波の周波数帯)等を含む。ビーム伝送能力は例えば8ビーム伝送、4ビーム伝送等をサポートすることを含む。
また、該少なくとも1つの能力グループは、さらにその他の無線能力情報(UE Radio Capability Information)及びコアネットワーク能力情報(UE Core Network Capability Information)に対して分割される能力グループを含み、例えば、サポートするアンテナポート、サポートする無線アクセスタイプ(Radio Access Type、RAT)、パワーレベル、パケットサービスハンドオーバ(Packet Service Handover、PSHO)能力、サポートするセキュリティアルゴリズム、単一の無線音声通話の連続性(Single Radio Voice Call Continuity、SRVCC)をサポートするか否か等である。
例えば、表1は各能力グループに含まれる能力及び該能力グループの識別子を示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子0を報告する場合、端末デバイスが2CC CAの能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子1を報告する場合、端末デバイスが3CC CAの能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子2を報告する場合、端末デバイスが4CC CAの能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子3を報告する場合、端末デバイスがeMBMS能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子4を報告する場合、端末デバイスがV2X通信能力を有することを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子5を報告する場合、端末デバイスがFR1周波数帯の伝送をサポートすることを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子6を報告する場合、端末デバイスがFR2周波数帯の伝送をサポートすることを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子7を報告する場合、端末デバイスが最大8ビーム伝送をサポートすることを示す。端末デバイスがネットワークデバイスに識別子8を報告する場合、端末デバイスが最大4ビーム伝送をサポートすることを示す。
実際の応用において、該能力グループには、さらに例えば表2又は表3に示すように、より細かく分割された能力を含んでもよく、以下、キャリアアグリゲーション能力における2CC CA、3CC CA及びV2X通信能力を例として説明する。
表2において、2CC CAにおいて利用可能な周波数帯(band、B)はB1+B7、B1+B5及びB5+B7等を含み、3CC CAにおいて利用可能な周波数帯はB1+B5+B7、B1+B5+B8及びB5+B7+B8等を含み、V2X通信能力にはUuインターフェースに基づく通信能力及びサイドリンク(Sidelink、SL)に基づく通信能力を含み、さらに、Uuインターフェースに基づく通信能力はセミパーシステントスケジューリング(Semi−Persistent Scheduling、SPS)能力、リソース検出(sensing)能力等を含む。
表3において、2CC CAにおいて利用可能な周波数帯はB1、B5及びB7等を含み、3CC CAにおいて利用可能な周波数帯はB1、B5、B7及びB8等を含み、V2X通信能力にはUuインターフェースに基づく通信能力及びサイドリンクに基づく通信能力を含み、さらに、Uuインターフェースに基づく通信能力はセミパーシステントスケジューリング能力及びリソース検出能力等を含む。
端末デバイスが備える能力について、これらの能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告し、それによりネットワークデバイスは該端末デバイスから受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスの能力を確定する。
例えば、表2に示すように、端末デバイスが識別子100を報告する場合、該端末デバイスは2CC CAにおける全ての周波数帯の組み合わせをサポートすることを表し、即ちB1+B5、B1+B7及びB5+B7等の全ての周波数帯の組み合わせをサポートする。端末デバイスが識別子110を報告する場合、B1+B5のみをサポートすることを表す。端末デバイスが識別子110と120を報告する場合、B1+B5とB1+B7をサポートすることを表す。端末デバイスが識別子210を報告する場合、B1+B5+B7をサポートすることを表す。
また、例えば、表2に示すように、端末デバイスが識別子320を報告する場合、端末デバイスはV2Xにおけるサイドリンク伝送をサポートすることを表す。端末デバイスが識別子321と322を報告する場合、端末デバイスはサイドリンクにおけるセミパーシステントスケジューリング伝送とリソース検出をサポートすることを表す。
また、例えば、表3に示すように、端末デバイスが2CC CA下のバンドB1をサポート可能でありさえすれば、端末デバイスが識別子110を報告する場合、端末デバイスは、例えばB1+B5、B1+B7等のB1を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表す。端末デバイスが2CC CA下のバンドB5をサポート可能でありさえすれば、端末デバイスが識別子120を報告する場合、端末デバイスは、例えばB1+B5、B5+B7等のB5を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表す。
表1〜表3に示す能力グループの分割方法は一例に過ぎず、本願の実施例はその他の能力グループの分割方法を用いてもよく、能力分割の粒度に対して限定しない。能力グループの分割を実現可能なその他の方法はいずれも本願の実施例の保護範囲に含まれるべきである。
好ましくは、図3に示すように、該方法はさらに330を含む。
330において、端末デバイスが付加能力の情報及び付加指示情報をネットワークデバイスに報告する。
該付加指示情報は、該少なくとも1つの能力グループのもとに該付加能力を増加又は減少させるように該端末デバイスに指示するために用いられる。
該付加能力は少なくとも1つの能力を含んでもよい。
例えば、図4に示すように、端末デバイスは能力グループ1、能力グループ2及び能力グループ3の識別子を報告した後、さらに付加能力1〜付加能力nを報告することができ、これらの能力グループに含まれる能力にこれらの付加能力を加算又は減算すると、最終的に端末デバイスの能力を構成することができる。
端末デバイスは自身の一部の能力の属する能力グループの識別子を報告した後、その属する適切な能力グループが見つからないいくつかの能力が残る可能性がある。この場合、これらの能力は個別で報告する方法を用いて、増加を必要とする能力情報をネットワークデバイスに直接報告してもよい。
例えば、上記表3を参照し、端末デバイスが3CC CAをサポートし、3CC CAにおけるバンドB1をサポートする場合、該端末デバイスが例えばB1+B5+B7、及びB1+B5+B8等のB1を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表示するために、端末デバイスがネットワークデバイスに識別子210を報告する。ところが、端末デバイスがさらにB5+B7+B8を個別でサポートする場合、端末デバイスは、例えば図2における220の方法を用いてネットワークデバイスに自身の付加能力、即ちB5+B7+B8を報告し、該付加能力が増加した能力であることをネットワークデバイスに指示し、それによりネットワークデバイスは端末デバイスの能力が識別子210の表示する能力グループにおける各能力及び能力B5+B7+B8を含むことを確定する。
又は、端末デバイスが自身の備える一部の能力の属する能力グループの識別子を報告した後、報告した能力グループにおけるいくつかの能力がサポートしないことを発見する場合、端末デバイスは個別で報告する方法を用いて、減少を必要とする部分の能力をネットワークデバイスに直接報告してもよい。
例えば、上記表3を参照し、端末デバイスが3CC CAをサポートし、3CC CAにおけるバンドB1をサポートする場合、該端末デバイスが例えばB1+B5+B7、及びB1+B5+B8等のB1を含む全てのバンドの組み合わせをサポート可能であることを表示するために、端末デバイスがネットワークデバイスに識別子210を報告する。ところが、端末デバイスはさらに付加能力の情報及び該端末デバイスがB5、B7、B8のいずれもサポートしないことを指示する付加指示情報を報告する場合、ネットワークデバイスは端末デバイスの能力が能力B5、B7、B8のいずれも除いた、識別子210の表示する能力グループにおける各能力を含むことを確定する。
好ましくは、310の前、該方法において、さらにネットワークデバイスは、端末デバイスが該少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを端末デバイスに送信することを含む。
対応的に、310の前、該方法において、さらに端末デバイスは、ネットワークデバイスから送信された、端末デバイスが該少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを受信することを含む。
即ち、端末デバイスは自身の能力の属する能力グループの識別子を自ら報告してもよく、ネットワークデバイスの要求下で、ネットワークデバイスから送信された能力要求メッセージに基づいて該能力グループの識別子を送信してもい。
説明すべきことは、矛盾しないことを前提として、本願に説明された各実施例及び/又は各実施例における技術的特徴を任意に互いに組み合わせることができ、組み合わせ後に得られた技術的解決手段も本願の保護範囲に含まれるべきである。
理解すべきことは、本願の各実施例において、上記各プロセスの番号の大きさは実行順位の前後を意味せず、各プロセスの実行順位はその機能及び内部ロジックにより確定され、本願の実施例にかかる実施プロセスを如何なる限定を行うべきではない。
以上、本願の実施例による通信方法を詳しく説明しているが、以下、図4から図8に合わせて、本願の実施例による装置を説明し、方法の実施例により説明される技術的特徴は以下の装置の実施例に適用される。
図5は本願の実施例による端末デバイス500の概略ブロック図である。図5に示すように、該端末デバイス500は、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告する送受信ユニット510を含む。
そのため、端末デバイスのサポート可能な様々な能力をグループ化し、端末デバイスは自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することにより、ネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスはサポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がないため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
好ましくは、前記端末デバイスは、さらに複数の能力グループ及び各能力グループに含まれた能力を含む能力グループ化情報を取得する取得ユニット520を含む。
好ましくは、前記取得ユニット520は具体的に、前記送受信ユニット510はネットワークデバイスから送信された前記能力グループ化情報を受信し、又は、前記端末デバイスに事前に記憶された前記能力グループ化情報を取得するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット510は具体的に、前記ネットワークデバイスから送信された非アクセス層NASシグナリング又はアクセス層ASシグナリングを受信するために用いられ、前記NASシグナリング又はASシグナリングには前記能力グループ化情報が携帯される。
好ましくは、前記送受信ユニット510はさらに、前記ネットワークデバイスに、少なくとも1つの能力を含む付加能力の情報、及び前記少なくとも1つの能力グループのもとに前記付加能力を増加又は減少させるように前記端末デバイスに指示する付加指示情報を報告するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット510はさらに、前記ネットワークデバイスから送信された、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを受信するために用いられる。
好ましくは、前記少なくとも1つの能力グループは、それぞれ、キャリアアグリゲーションにおける2つのキャリアアグリゲーション能力2CC CA、キャリアアグリゲーションにおける3つのキャリアアグリゲーション能力3CC CA、キャリアアグリゲーションにおける4つのキャリアアグリゲーション能力4CC CA、周波数範囲FR1、周波数範囲FR2、増強型マルチメディアブロードキャストマルチキャストeMBMS能力、車両のインターネットV2X通信能力及びビーム伝送能力のうち少なくとも1つの能力を含む。
理解すべきことは、該端末デバイス500は上記方法300において端末デバイスにより実行される対応する操作を実行してもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
図6は本願の実施例によるネットワークデバイス600の概略ブロック図である。図6に示すように、該ネットワークデバイス600は、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を受信する送受信ユニット610を含む。
そのため、端末デバイスのサポート可能な様々な能力をグループ化し、端末デバイスは自身のサポートする能力の属する能力グループの識別子をネットワークデバイスに報告することにより、ネットワークデバイスは受信した能力グループの識別子に基づいて端末デバイスのサポートする能力を確定する。端末デバイスはサポートする各能力情報をそれぞれネットワークデバイスに報告する必要がないため、端末デバイスの能力情報を報告する時に生じたシグナリングオーバーヘッドを低減させる。
好ましくは、前記ネットワークデバイスは、さらに前記少なくとも1つの能力グループに基づいて前記端末デバイスのサポートする能力を確定する処理ユニット620をさらに含む。
好ましくは、前記送受信ユニット610はさらに、前記端末デバイスに、複数の能力グループ及び各能力グループに含まれる能力を含む能力グループ化情報を送信するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット610は具体的に、前記端末デバイスにNASシグナリング又はASシグナリングを送信するために用いられ、前記NASシグナリング又はASシグナリングには前記能力グループ化情報が携帯される。
好ましくは、前記送受信ユニット610はさらに、前記端末デバイスが報告した、少なくとも1つの能力を含む付加能力の情報、及び前記少なくとも1つの能力グループのもとに前記付加能力を増加又は減少させるように前記端末デバイスに指示する付加指示情報を受信するために用いられる。
好ましくは、前記送受信ユニット610はさらに、前記端末デバイスに、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの能力グループの識別子を報告することを指示する能力要求メッセージを送信するために用いられる。
好ましくは、前記能力グループは、キャリアアグリゲーションにおける2つのキャリアアグリゲーション能力2CC CA、キャリアアグリゲーションにおける3つのキャリアアグリゲーション能力3CC CA、キャリアアグリゲーションにおける4つのキャリアアグリゲーション能力4CC CA、周波数範囲FR1、周波数範囲FR2、増強型マルチメディアブロードキャストマルチキャストeMBMS能力、車両のインターネットV2X通信能力及びビーム伝送能力のうち少なくとも1つの能力を含む。
理解すべきことは、該ネットワークデバイス600は上記方法300においてネットワークデバイスにより実行される対応する操作を実行してもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
図7は本願の実施例により提供される通信デバイス700の概略構成図である。図7に示す通信デバイス700は、本願の実施例における方法を実現するために、非一時的なメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ710を含む。
好ましくは、図7に示すように、通信デバイス700はさらに非一時的なメモリ720を含んでもよい。ここで、本願の実施例における方法を実現するために、プロセッサ710は非一時的なメモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
ここで、非一時的なメモリ720はプロセッサ710から独立した単独なデバイスであってもよく、プロセッサ710内に集積されてもよい。
好ましくは、図7に示すように、通信デバイス700はさらにトランシーバー730を含んでもよく、プロセッサ710は該トランシーバー730がその他のデバイスと通信することを制御することができ、具体的に、その他のデバイスに情報又はデータを送信し、又はその他のデバイスから送信された情報又はデータを受信することができる。
ここで、トランシーバー730はトランスミッターとレシーバーを含んでもよい。トランシーバー730はさらにアンテナを含んでもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
好ましくは、該通信デバイス700は、具体的に、本願の実施例にかかる端末デバイスであってもよく、該通信デバイス700は本願の実施例にかかる各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
好ましくは、該通信デバイス700は、具体的に、本願の実施例にかかるネットワークデバイスであってもよく、該通信デバイス700は本願の実施例にかかる各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
図8は本願の実施例にかかるチップの概略構成図である。図8に示すチップ800は、本願の実施例における方法を実現するために、非一時的なメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ810を含む。
好ましくは、図8に示すように、チップ800はさらに非一時的なメモリ820を含んでもよい。ここで、本願の実施例における方法を実現するために、プロセッサ810は非一時的なメモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
ここで、非一時的なメモリ820はプロセッサ810から独立した単独なデバイスであってもよく、プロセッサ810内に集積されてもよい。
好ましくは、該チップ800はさらに入力インターフェース830を含んでもよい。ここで、プロセッサ810は該入力インターフェース830がその他のデバイス又はチップと通信することを制御することができ、具体的に、その他のデバイス又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
好ましくは、該チップ800はさらに出力インターフェース840を含んでもよい。ここで、プロセッサ810は該出力インターフェース840がその他のデバイス又はチップと通信することを制御することができ、具体的に、その他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力することができる。
好ましくは、該チップは本願の実施例における端末デバイスに適用され、該チップは本願の実施例にかかる各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
好ましくは、該チップは本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、該チップは本願の実施例にかかる各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実現することができ、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
理解すべきことは、本願の実施例に言及されたチップはシステムオンチップ、システムチップ、チップシステム又はチップ上のシステムチップ等と呼ぶこともできる。
理解すべきことは、本願の実施例にかかるプロセッサは集積回路チップであり、信号の処理機能を有する可能性がある。実現プロセスにおいて、上記方法の実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの論理集積回路又はソフトウェア形態の命令により実行されてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又はその他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示された方法のステップに合わせてハードウェアデコードプロセッサにより実行し完成し、又はデコードプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行し完了することにより直接現れる。ソフトウェアモジュールはランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマル読み取り専用メモリ又は電気的書き換え可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等の当該分野の従来の記憶媒体に配置することができる。該記憶媒体は非一時的なメモリに配置され、プロセッサが非一時的なメモリの情報を読み取り、そのハードウェアに合わせて上記方法のステップを完了させる。
理解可能なことは、本願の実施例における非一時的なメモリは揮発性メモリ又は非揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び非揮発性メモリの両者を含んでもよい。ただし、非揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能なプログラマル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。制限的ではなく例示的な説明により、様々な形態のRAMは使用可能となり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、増強型同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期式リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用可能である。注意すべきことは、本明細書に記載のシステムと方法のメモリはこれら及び任意のその他の適切なタイプのメモリを含むがこれらに限定されないことを目的とする。
図9は本願の実施例により提供される通信システム900の概略ブロック図である。図9に示すように、該通信システム900は端末デバイス910とネットワークデバイス920を含む。
該端末デバイス910は、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を報告するために用いられる。
該ネットワークデバイス920は、端末デバイスの報告する、前記端末デバイスのサポートする能力の属する少なくとも1つの能力グループの識別子を受信するために用いられる。
該端末デバイス910は上記方法300において端末デバイスにより実現される対応する機能の実現に適用されてもよく、さらに、該端末デバイス910の構成は図4の端末デバイス400に示されてもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
該ネットワークデバイス920は上記方法300においてネットワークデバイスにより実現される対応する機能の実現に適用されてもよく、さらに、該ネットワークデバイス920の構成は図5のネットワークデバイス500に示されてもよく、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
本願の実施例は、さらに、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。好ましくは、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。好ましくは、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
本願の実施例は、さらに、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。好ましくは、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。好ましくは、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願の実施例の各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
本願の実施例は、さらに、コンピュータプログラムを提供する。好ましくは、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される時、コンピュータに本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。好ましくは、該コンピュータプログラムは本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される時、コンピュータに本願の実施例の各方法において端末デバイスにより実現される該当のプロセスを実行させるが、簡単化するために、ここでその説明を省略する。
理解すべきことは、本明細書における用語「システム」及び「ネットワーク」は本明細書において常に同じ意味で使用される。本明細書における用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明することに過ぎず、3つの関係が存在することを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つのケースを示す。また、本明細書における記号「/」は、一般的に前後の関連付けられたオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
また、理解すべきことは、本発明の実施例において、「Aに相応(対応)するB」はBがAに関連し、Aに基づいてBを決定することができることを示す。さらに理解すべきことは、Aに基づいてBを決定することはAに基づいてBを決定することのみを意味せず、A及び/又はその他の情報に基づいてBを決定してもよい。
当業者であれば、本明細書により開示された実施例に合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現できることを気付くことができる。これらの機能がハードウェアそれともソフトウェアの方式により実行されるかは、技術的解決手段の特定の応用及び設計の拘束条件に依存する。当業者であればそれぞれの特定の応用に対して異なる方法を用いて説明される機能を実現できるが、このような実現が本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
当業者であれば明らかに理解できるように、説明を便利且つ簡潔にするために、上記システム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法の実施例における該当のプロセスを参照することができ、ここでその説明を省略する。
本願により提供されるいくつかの実施例において、理解すべきことは、開示されたシステム、装置及び方法は、その他の方式により実現できる。例えば、上記装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、該ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際に実現する時に別の分割方式があってもよく、例えば複数のユニット又はアセンブリは組み合わせられてもよく、又は別のシステムに集積されてもよく、又はいくつかの特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討されている相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はその他の形態であってもよい。
前述の分離部品として説明するユニットは、物理的に分離であってもよく、そうでなくてもよい。ユニット表示の部品として物理ユニットであってもよく、そうでなくてもよい。1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じてその一部又は全てのユニットを選択して本実施例の方法の目的を実現することができる。
また、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットの単独の物理的存在であってもよく、2個以上のユニットが1個のユニットに集積されてもよい。
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態により実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解のもとに、本願の技術的解決手段は、本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術的解決手段の一部はソフトウェア製品の形態により表現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体内に記憶され、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバー、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USB、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
以上の説明は本願の具体的な実施形態であり、本願の保護範囲はこれに限定されず、当業者が本願に開示された技術的範囲内で容易に想到できる変更又は置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。そのため、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。