JP2022501080A - 改良された反射自動集束 - Google Patents

改良された反射自動集束 Download PDF

Info

Publication number
JP2022501080A
JP2022501080A JP2020567742A JP2020567742A JP2022501080A JP 2022501080 A JP2022501080 A JP 2022501080A JP 2020567742 A JP2020567742 A JP 2020567742A JP 2020567742 A JP2020567742 A JP 2020567742A JP 2022501080 A JP2022501080 A JP 2022501080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transducer elements
transducer
ultrasonic
measured
reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020567742A
Other languages
English (en)
Inventor
ヨアフ レヴィ,
オレグ プルス,
Original Assignee
インサイテック・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インサイテック・リミテッド filed Critical インサイテック・リミテッド
Publication of JP2022501080A publication Critical patent/JP2022501080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N7/02Localised ultrasound hyperthermia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/52Devices using data or image processing specially adapted for diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/5269Devices using data or image processing specially adapted for diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves involving detection or reduction of artifacts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/48Diagnostic techniques
    • A61B8/481Diagnostic techniques involving the use of contrast agent, e.g. microbubbles introduced into the bloodstream
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00571Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for achieving a particular surgical effect
    • A61B2018/00577Ablation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/05Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves 
    • A61B5/055Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves  involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0004Applications of ultrasound therapy
    • A61N2007/0021Neural system treatment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0039Ultrasound therapy using microbubbles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0052Ultrasound therapy using the same transducer for therapy and imaging
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0056Beam shaping elements
    • A61N2007/0065Concave transducers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0078Ultrasound therapy with multiple treatment transducers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0082Scanning transducers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N2007/0086Beam steering
    • A61N2007/0095Beam steering by modifying an excitation signal
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N7/00Ultrasound therapy
    • A61N7/02Localised ultrasound hyperthermia
    • A61N2007/027Localised ultrasound hyperthermia with multiple foci created simultaneously

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサを集束させるための種々のアプローチは、トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させるステップと、トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって加重される、複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するステップとを含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2018年6月6日に出願された、米国仮特許出願第62/681,284号の優先権およびその利益を主張し、その全体として参照することによって本明細書に組み込む。
本発明は、概して、超音波自動集束のためのシステムおよび方法に関し、より具体的には、超音波反射を使用する改良された自動集束に関する。
集束超音波(すなわち、約20キロヘルツを上回る周波数を有する音響波)が、患者内の内部身体組織を撮像する、または療法的に治療するために使用されることができる。例えば、超音波が、腫瘍のアブレーションを伴い、それによって、侵襲性外科手術、標的化薬物送達、血液脳関門の制御、血餅栓の溶解、および他の外科的手技の必要性を排除する、用途で使用され得る。腫瘍アブレーションの間に、圧電セラミックトランスデューサが、患者の外部であるが、アブレーションされるべき組織(すなわち、標的)に近接近して設置される。トランスデューサは、電子駆動信号を機械的振動に変換し、音響波の放出をもたらす。トランスデューサは、幾何学的に成形され、それらが放出する超音波エネルギーが、標的組織領域に対応する(またはその内側の)「焦点ゾーン」において集束ビームを集合的に形成するように、他のそのようなトランスデューサとともに位置付けられ得る。代替として、または加えて、単一のトランスデューサが、その位相がそれぞれ、独立して制御され得る、複数の個別に駆動されるトランスデューサ要素から形成され得る。そのような「フェーズドアレイ」トランスデューサは、トランスデューサの間の相対位相を調節することによって、焦点ゾーンを異なる場所に操向することを促進する。本明細書で使用されるように、用語「要素」は、アレイ内の個々のトランスデューサまたは単一のトランスデューサの独立して駆動可能な部分のいずれかを意味する。磁気共鳴映像法(MRI)が、患者および標的を可視化し、それによって、超音波ビームを誘導するために使用され得る。
集束超音波手技の間に、一連の超音波処理が、周辺組織を損傷することなく、標的組織(腫瘍等)の凝固壊死を引き起こすように適用される。これを達成するために、トランスデューサから放出される超音波エネルギーが、正確かつ確実に成形され、所望の標的場所上に集束されなければならない。適切に構成されないトランスデューサ要素は、不適切な焦点品質につながり、それによって、無効な治療および/または非標的組織への所望されない損傷を引き起こし得る。加えて、不適切に成形された超音波ビームは、意図された焦点ゾーン以外の場所で予期しない二次ホットスポットを発生させ得、そのようなホットスポットは、所望されない加熱、患者にとっての苦痛、および/または可能性として非標的化組織の壊死につながり得る。
1つのトランスデューサ出力誤差源は、トランスデューサ要素における幾何学的不完全性(すなわち、それらの予期される場所からの逸脱)に起因する。例えば、トランスデューサが球形を有するように設計されると仮定して、各トランスデューサ要素を駆動するソフトウェアは、球形モデルまたは設計に従ったそれらの位置付けに基づいて、個々のトランスデューサ要素をアクティブ化するように構成される。1つ以上のトランスデューサ要素の実際の場所が、製造、使用、および/または修理の間に予期される場所から偏移される限りにおいて、または場所が、例えば、熱による変形の結果として偏移する場合、結果は、理想的球形モデルに従ってプログラムされるソフトウェアに起因する、恒久集束誤差であり得る。
別のトランスデューサ出力誤差源は、焦点ゾーンに到達することに先立って、それを通して超音波が進行する、介在組織の不均質性である。超音波は、伝搬、散乱、吸収、反射、および屈折を含む、複数のプロセスを通して、介在組織と相互作用し得る。例えば、組織の不均質性は、異なる音速を有する領域の境界において音響エネルギーの屈折を引き起こし得る。屈折は、建設的干渉、故に、焦点ゾーンにおける音響エネルギーの強度を減少させ得る。したがって、不均質な組織が、焦点を歪曲させ、その強度を低減させ、それによって、治療効率に影響を及ぼす、ビーム収差および屈折を発生させ得る。
トランスデューサ幾何学的誤差および/または介在組織に起因するビーム収差を較正するための1つのアプローチは、焦点において音響反射体を設置すること、または発生させることを伴う。反射体からの反射信号が、トランスデューサ要素によって検出され得、トランスデューサ要素によって測定される反射信号の位相と伝送信号の位相との間の逸脱が、決定されることができる。決定された逸脱に基づいて、トランスデューサ要素と関連付けられる駆動信号が、集束性質を改良するように調節されることができる。
本アプローチは、位相逸脱を効果的に補償し、標的領域における集束性質を改良し得るが、これは、トランスデューサアレイ内のいくつかのトランスデューサ要素のみに適用可能であり得る。例えば、脳腫瘍の治療では、いくつかのトランスデューサ要素が、頭蓋骨およびその多層内部構造の性質に起因する不良品質(例えば、低信号対雑音比(SNR))信号を受信し得、これは、エコー信号測定を信頼できなくさせる。故に、低品質エコー信号を受信するトランスデューサ要素に関して位相逸脱を補償する能力は、標的領域における集束性質をさらに改良するために重要であろう。
加えて、上記に説明される集束アプローチは、位相補正のためのエコー信号測定のいくつかの反復を要求し得るため、治療が複数の不連続領域を伴い、それらがそれぞれ、位相補正のための別個のエコー信号測定を要求するときに、時間がかかり得る。したがって、複数の標的領域のそれぞれにおいて高品質超音波焦点を作成し、エコー信号を測定し、個々の標的毎に集束手技を実施する必要性を排除する、アプローチの必要性が存在する。
本発明は、1つ以上の標的領域において高品質焦点を作成するように、トランスデューサ幾何学的誤差および/または介在組織に起因するビーム収差を考慮する、超音波パラメータを伴うトランスデューサアレイ内の全てのトランスデューサ要素を駆動するためのシステムおよび方法を提供する。本明細書で使用されるように、用語「高品質焦点」は、超音波治療の目的のために十分に高い音響強度に対応する、十分に小さい焦点ゾーンを有する焦点を指し、これは、焦点品質が所望の形状(例えば、線焦点)への焦点面積の一致の程度に関連する、従来の定義と異なる。種々の実施形態では、音響反射体(例えば、ある体積のマイクロバブル)が、標的領域に実質的に接近する焦点ゾーン内に導入され、音響反射体から反射される超音波信号は、その品質(例えば、SNR)を決定するように最初に分析される。受信された信号が、十分な品質を有する(例えば、SNRは、事前決定された閾値以上の)場合、信号はさらに、それと関連付けられる超音波パラメータ値(例えば、位相、振幅、および/または周波数)を入手するように分析されてもよく、続いて、十分な品質の信号を受信するトランスデューサ要素が、入手された超音波パラメータ値に基づいて駆動されてもよい。代替として、または加えて、反射信号の品質は、いくつかの測定で受信される反射信号を使用して取得される超音波パラメータ値の反復性に基づいて、決定されてもよい。例えば、反復測定で決定される超音波パラメータ値が、実質的に類似する(例えば、10%以内のその間の差異を有する)場合、反射信号は、十分な品質を有するものとして分類される。
しかしながら、受信された信号が、低品質(例えば、SNRが、事前決定された閾値を下回る)および/または品質の低反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%に等しいかまたはそれを超える)を有する場合、種々のアプローチが、これらの信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を補正または更新するように実装されてもよい。例えば、物理的モデルが、超音波パラメータ値を予測するために利用されてもよい。物理的モデルは、音線モデルを採用し、トランスデューサ要素から標的領域までの超音波のビーム経路をシミュレートしてもよい。加えて、音線モデルは、介在組織に起因するビーム収差(例えば、屈折)を考慮し、ビーム経路を調節して収差を考慮してもよい。さらに、物理的モデルは、予測されるビーム経路に基づいて、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を決定するための集束アルゴリズムを含んでもよい。
加えて、または代替として、十分な品質を有する反射信号が、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値の予測を改良するように、物理的モデルを最適化または改良するために利用されてもよい。一実施形態では、十分な品質を有する反射信号と関連付けられる超音波パラメータ値が、モデルパラメータの値を逆算出するように、物理的モデルに提供されてもよい。測定された反射信号が、介在組織からのビームへの影響を含むため、それに基づくパラメータ値を有する、物理的モデルは、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値をより正確に予測するように、改良/最適化される。
いくつかの実施形態では、機械学習プロセス(例えば、ニューラルネットワーク)が、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を予測するように実装される。例えば、十分な品質を有する反射信号、および反射信号の経路に沿った介在組織の種々の特性が、訓練セットを形成し得る。訓練セットを使用して、組織特性と測定された超音波パラメータ値との間の関係が、ニューラルネットワークを訓練することによって決定されることができる。訓練されたニューラルネットワークは、次いで、それらの経路に沿った介在組織の特性に基づいて、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を予測し得る。
別の実施形態では、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値が、十分な品質を有する測定された反射信号、および(i)標的領域から十分な品質を有する反射信号を受信するトランスデューサ要素までの距離と(ii)標的領域から低品質を有する反射信号を受信するトランスデューサ要素までの距離との間の差異に基づいて、決定される。
故に、本発明は、有利なこととして、トランスデューサアレイ内の付加的トランスデューサ要素からの伝送された波が、トランスデューサ幾何学的不完全性および/または介在組織に起因するビーム収差に関して補償されることを可能にする、種々のアプローチを提供し、これは、標的領域における集束性質を有意に改良し得る。
種々の実施形態では、超音波治療は、複数の標的領域を伴い、上記に説明されるアプローチは、別の標的領域からの受信された反射信号に基づいて、1つの標的領域において高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素の超音波パラメータ値を決定するように実装されてもよい。例えば、第1の標的領域からの受信された反射信号は、物理的モデルを改良する、および/またはニューラルネットワークを訓練するために、使用されてもよく、これは、次いで、第2の標的領域において焦点を発生させるための超音波パラメータ値を予測し得る。いくつかの実施形態では、第2の標的領域と関連付けられる超音波パラメータ値は、第1の標的領域からの測定された反射信号、および各トランスデューサ要素から第1の標的領域までの距離と各トランスデューサ要素から第2の標的領域までの距離との間の差異に基づいて、決定される。
故に、本発明はまた、個々の標的領域からの反射信号を測定し、集束手技を実施する必要なく、高品質超音波焦点が複数の標的領域において作成されることを可能にする、種々のアプローチも提供する。これは、治療時間を有意に短縮し得る。
故に、一側面では、本発明は、超音波トランスデューサを集束させるためのシステムに関する。種々の実施形態では、本システムは、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサと、(a)トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させ、(b)トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって少なくとも部分的に加重される、複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するように構成される、コントローラとを含む。一実装では、測定トランスデューサ要素は、該各トランスデューサ要素と異なる。信号品質測定基準は、測定された反射の信号対雑音比であってもよい。加えて、または代替として、品質測定基準は、複数の測定の中の測定された反射に基づいて決定される、測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられるパラメータ値の反復性であってもよい。
コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準が、事前決定された閾値を下回ることを決定することに応じて、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応する、ゼロの値を有する加重ベクトルを定義するように構成されてもよい。加えて、コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準が、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応する、ゼロよりも大きく1以下の値を有する加重ベクトルを定義するように構成されてもよい。一実施形態では、コントローラはさらに、少なくとも部分的に、該各トランスデューサ要素からの測定トランスデューサ要素の距離によって、測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を加重するように構成される。例えば、測定トランスデューサ要素に対応する加重値は、該各トランスデューサ要素からの測定トランスデューサ要素の距離に負に相関し得る。
種々の実施形態では、コントローラはさらに、超音波トランスデューサを使用して、標的領域内で少なくとも1つ以上の音響反射体(例えば、マイクロバブル)の発生を引き起こすように構成される。加えて、または代替として、本システムはさらに、音響反射体を標的領域の中に導入するための投与デバイスを含んでもよい。一実施形態では、投与デバイスは、シードマイクロバブルを標的領域の中に導入し、コントローラはさらに、シードマイクロバブルおよび超音波トランスデューサを使用して、音響反射体の発生を引き起こすように構成される。音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射してもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラはさらに、それによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、測定トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものと関連付けられる、1つ以上のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するように構成される。加えて、コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するように構成されてもよい。物理的モデルは、複数のモデルパラメータを含んでもよく、コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される。加えて、または代替として、コントローラはさらに、該各トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に基づいて、パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するように構成されてもよい。例えば、コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものによって測定される反射、および測定トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性を使用して、予測因子を計算的に訓練するように構成されてもよい。加えて、本システムはさらに、介在組織の特性を入手するための画像診断法(例えば、MRI装置)を含んでもよい。
種々の実施形態では、コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられる第1の位相および該各トランスデューサ要素と関連付けられる第2の位相を算出し、算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するように構成される。加えて、コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素から標的までの第1の距離と該各トランスデューサ要素から標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成されてもよい。一実施形態では、コントローラはさらに、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられるビーム経路に沿って、測定トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相を算出するように構成される。
別の側面では、本発明は、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサを集束させる方法に関する。種々の実施形態では、本方法は、トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させるステップと、トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって少なくとも部分的に加重される、複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するステップとを含む。一実装では、測定トランスデューサ要素は、該各トランスデューサ要素と異なる。信号品質測定基準は、測定された反射の信号対雑音比であってもよい。加えて、または代替として、品質測定基準は、複数の測定の中の測定された反射に基づいて決定される、測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられるパラメータ値の反復性であってもよい。
本方法はさらに、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準が、事前決定された閾値を下回ることを決定することに応じて、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応する、ゼロの値を有する加重ベクトルを定義するステップを含んでもよい。加えて、本方法はさらに、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準が、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応する、ゼロよりも大きく1以下の値を有する加重ベクトルを定義するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、少なくとも部分的に、該各トランスデューサ要素からの測定トランスデューサ要素の距離によって、測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を加重するステップを含む。例えば、測定トランスデューサ要素に対応する加重値は、該各トランスデューサ要素からの測定トランスデューサ要素の距離に負に相関し得る。
種々の実施形態では、本方法はさらに、超音波トランスデューサを使用して、標的領域内で1つ以上の音響反射体(例えば、マイクロバブル)の発生を引き起こすステップを含む。加えて、または代替として、本方法はさらに、音響反射体を標的領域の中に導入するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、シードマイクロバブルを標的領域の中に導入するステップと、シードマイクロバブルおよび超音波トランスデューサを使用して、音響反射体の発生を引き起こすステップとを含む。音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射してもよい。
いくつかの実施形態では、本方法はさらに、それによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、測定トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものと関連付けられる、1つ以上のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するステップを含む。加えて、本方法はさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するステップを含んでもよい。物理的モデルは、複数のモデルパラメータを含んでもよく、本方法はさらに、測定トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、モデルパラメータと関連付けられる値を決定するステップを含む。加えて、または代替として、本方法はさらに、該各トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に基づいて、パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するステップを含んでもよい。例えば、本方法はさらに、測定トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものによって測定される反射、および測定トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性を使用して、予測因子を計算的に訓練するステップを含んでもよい。加えて、本方法は、画像診断法(例えば、MRI装置)を使用して、介在組織の特性を入手するステップを含んでもよい。
種々の実施形態では、本方法はさらに、測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられる第1の位相および該各トランスデューサ要素と関連付けられる第2の位相を算出するステップと、算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、該各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節するステップとを含む。加えて、本方法はさらに、測定トランスデューサ要素から標的までの第1の距離と該各トランスデューサ要素から標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられるビーム経路に沿って、測定トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相を算出するステップを含む。
本発明の別の側面は、超音波トランスデューサを集束させるためのシステムに関する。種々の実施形態では、本システムは、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサと、(a)トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させ、(b)事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する、測定された反射に基づいて、トランスデューサ要素の改善セットを定義し、(c)改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1の1つ以上のものに関して、改善セットの中にない、トランスデューサ要素のうちの第2の1つ以上のものを決定し、(d)トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられる、測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、標的領域における超音波焦点を改良するように、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するように構成される、コントローラとを含む。信号品質測定基準は、測定された反射の信号対雑音比であってもよい。加えて、または代替として、品質測定基準は、複数の測定の中の測定された反射に基づいて決定される、トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられるパラメータ値の反復性であってもよい。
トランスデューサ要素のうちの第2のものは、トランスデューサ要素のうちの第1のものからの事前決定された距離内に位置してもよい。加えて、トランスデューサ要素のうちの第2のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する、測定された反射と関連付けられてもよい。種々の実施形態では、コントローラはさらに、超音波トランスデューサを使用して、標的領域内で1つ以上の音響反射体(例えば、マイクロバブル)の発生を引き起こすように構成され、音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射する。加えて、または代替として、本システムはさらに、音響反射体を標的領域の中に導入するための投与デバイスを含んでもよい。一実施形態では、投与デバイスは、シードマイクロバブルを標的領域の中に導入し、コントローラはさらに、シードマイクロバブルおよび超音波トランスデューサを使用して、音響反射体の発生を引き起こすように構成される。音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射してもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラはさらに、それによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられる、1つ以上のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するように構成される。加えて、コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節するように構成されてもよい。物理的モデルは、複数のモデルパラメータを含んでもよく、コントローラはさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される。加えて、または代替として、コントローラはさらに、トランスデューサ要素のうちの第1のものと標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に基づいて、パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節するように構成されてもよい。例えば、コントローラはさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される反射、およびトランスデューサ要素のうちの第2のものと標的領域との間に位置する介在組織の特性を使用して、予測因子を計算的に訓練するように構成されてもよい。加えて、本システムはさらに、介在組織の特性を入手するための画像診断法を含んでもよい。
種々の実施形態では、コントローラはさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられる第1の位相および改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられる第2の位相を算出し、算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節するように構成される。加えて、コントローラはさらに、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものから標的までの第1の距離とトランスデューサ要素のうちの第2のものから標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成されてもよい。一実施形態では、コントローラはさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される反射と関連付けられるビーム経路に沿って、超音波トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、第2の位相を算出するように構成される。
さらに別の側面では、本発明は、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサを集束させる方法に関する。種々の実施形態では、本方法は、(a)トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させるステップと、(b)事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する、測定された反射に基づいて、トランスデューサ要素の改善セットを定義するステップと、(c)改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1の1つ以上のものに関して、改善セットの中にない、トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2の1つ以上のものを決定するステップと、(d)トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられる、測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、標的領域における超音波焦点を改良するように、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するステップとを含む。信号品質測定基準は、測定された反射の信号対雑音比であってもよい。加えて、または代替として、品質測定基準は、複数の測定の中の測定された反射に基づいて決定される、トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられるパラメータ値の反復性であってもよい。
トランスデューサ要素のうちの第2のものは、トランスデューサ要素のうちの第1のものからの事前決定された距離内に位置してもよい。加えて、トランスデューサ要素のうちの第2のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する、測定された反射と関連付けられてもよい。種々の実施形態では、本方法はさらに、超音波トランスデューサを使用して、標的領域内で1つ以上の音響反射体(例えば、マイクロバブル)の発生を引き起こすステップを含む。加えて、または代替として、本方法はさらに、音響反射体を標的領域の中に導入するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、シードマイクロバブルを標的領域の中に導入するステップと、シードマイクロバブルおよび超音波トランスデューサを使用して、音響反射体の発生を引き起こすステップとを含む。音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射してもよい。
いくつかの実施形態では、本方法はさらに、それによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられる、1つ以上のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を調節するステップを含む。加えて、本方法はさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節するステップを含んでもよい。物理的モデルは、複数のモデルパラメータを含んでもよく、本方法はさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、モデルパラメータと関連付けられる値を決定するステップを含む。加えて、または代替として、本方法はさらに、トランスデューサ要素のうちの第1のものと標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に基づいて、パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節するステップを含んでもよい。例えば、本方法はさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される反射、およびトランスデューサ要素のうちの第2のものと標的領域との間に位置する介在組織の特性を使用して、予測因子を計算的に訓練するステップを含んでもよい。加えて、本方法は、画像診断法(例えば、MRI装置)を使用して、介在組織の特性を入手するステップを含んでもよい。
種々の実施形態では、本方法はさらに、それぞれ、トランスデューサ要素のうちの第2のものと関連付けられる第1の位相および改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられる第2の位相を算出するステップと、算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節するステップとを含む。加えて、本方法はさらに、改善セットの中のトランスデューサ要素のうちの第1のものから標的までの第1の距離とトランスデューサ要素のうちの第2のものから標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される反射と関連付けられるビーム経路に沿って、超音波トランスデューサ要素と標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、第2の位相を算出するステップを含む。
本発明のさらに別の側面は、超音波トランスデューサを集束させるためのシステムに関する。種々の実施形態では、本システムは、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサと、(a)トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させ、(b)それによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの第1の1つ以上のものと関連付けられる第1のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を決定し、(c)トランスデューサ要素のうちの第2のものと標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの第1のものと異なる、トランスデューサ要素のうちの第2の1つ以上のものと関連付けられる第2のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を予測し、(d)標的領域において超音波焦点を作成するように、トランスデューサ要素のうちの第1および第2のものを駆動するように構成される、コントローラとを含む。一実装では、トランスデューサ要素のうちの第1のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する、反射を受信し、トランスデューサ要素のうちの第2のものは、事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する、反射を受信する。
別の側面では、本発明は、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサを集束させる方法に関する。種々の実施形態では、本方法は、(a)トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、標的領域からの超音波の反射を測定させるステップと、(b)それによって測定される反射に少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの第1の1つ以上のものと関連付けられる第1のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を決定するステップと、(c)トランスデューサ要素のうちの第2のものと標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの第1のものと異なる、トランスデューサ要素のうちの第2の1つ以上のものと関連付けられる第2のパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を予測するステップと、(d)標的領域において超音波焦点を作成するように、トランスデューサ要素のうちの第1および第2のものを駆動するステップとを含む。一実装では、トランスデューサ要素のうちの第1のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する、反射を受信し、トランスデューサ要素のうちの第2のものは、事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する、反射を受信する。
さらに別の側面では、本発明は、超音波トランスデューサを集束させるためのシステムに関する。種々の実施形態では、本システムは、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサと、(a)トランスデューサ要素に、超音波を第1の1つ以上の標的領域に伝送させ、第1の標的領域からの超音波の反射を測定させ、(b)測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、第1の標的領域と異なる、第2の標的領域において超音波焦点を発生させるように、トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものと関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を決定するように構成される、コントローラとを含む。
種々の実施形態では、コントローラはさらに、超音波トランスデューサを使用して、第1の上回る標的領域内で1つ以上の音響反射体(例えば、マイクロバブル)の発生を引き起こすように構成される。加えて、または代替として、本システムはさらに、音響反射体を第1の標的領域の中に導入するための投与デバイスを含む。一実施形態では、投与デバイスは、シードマイクロバブルを第1の標的領域の中に導入し、コントローラはさらに、シードマイクロバブルおよび超音波トランスデューサを使用して、音響反射体の発生を引き起こすように構成される。音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射してもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラはさらに、超音波トランスデューサと第2の標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に基づいて、パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、パラメータ値を決定するように構成される。例えば、コントローラはさらに、第1の標的領域からの測定された反射、および超音波トランスデューサと第1の標的領域との間に位置する介在組織の特性を使用して、予測因子を計算的に訓練するように構成されてもよい。加えて、本システムはさらに、介在組織の特性を入手するための画像診断法(例えば、MRI装置)を含んでもよい。加えて、または代替として、コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものと関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を決定するように構成されてもよい。物理的モデルは、複数のモデルパラメータを含んでもよく、コントローラはさらに、第1の標的領域からの超音波の測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される。
種々の実施形態では、コントローラはさらに、それぞれ、第1の標的領域および第2の標的領域と関連付けられる、第1の位相および第2の位相を算出し、算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、パラメータ値を決定するように構成される。加えて、コントローラはさらに、超音波トランスデューサから第1の標的領域までの第1の距離と超音波トランスデューサから第2の標的領域までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成されてもよい。一実施形態では、コントローラはさらに、超音波トランスデューサへの第1の標的領域からの反射と関連付けられるビーム経路に沿って、超音波トランスデューサと第1の標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相を算出するように構成される。
別の側面では、本発明は、複数のトランスデューサ要素を有する、超音波トランスデューサを集束させる方法に関する。種々の実施形態では、本方法は、(a)トランスデューサ要素に、超音波を第1の1つ以上の標的領域に伝送させ、第1の標的領域からの超音波の反射を測定させるステップと、(b)測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、第1の標的領域と異なる、第2の標的領域において超音波焦点を発生させるように、トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものと関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を決定するステップとを含む。
種々の実施形態では、本方法はさらに、超音波トランスデューサを使用して、第1の標的領域内で1つ以上の音響反射体(例えば、マイクロバブル)の発生を引き起こすステップを含む。加えて、または代替として、本方法はさらに、音響反射体を標的領域の中に導入するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、シードマイクロバブルを第1の標的領域の中に導入するステップと、シードマイクロバブルおよび超音波トランスデューサを使用して、音響反射体の発生を引き起こすステップとを含む。音響反射体は、そこに伝送される超音波を反射してもよい。
いくつかの実施形態では、本方法はさらに、超音波トランスデューサと第2の標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に基づいて、パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、パラメータ値を決定するステップを含む。例えば、本方法はさらに、第1の標的領域からの測定された反射、および超音波トランスデューサと第1の標的領域との間に位置する介在組織の特性を使用して、予測因子を計算的に訓練するステップを含んでもよい。加えて、本方法はさらに、画像診断法(例えば、MRI装置)を使用して、介在組織の特性を入手するステップを含んでもよい。加えて、または代替として、本方法はさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、トランスデューサ要素のうちの1つ以上のものと関連付けられるパラメータ値(例えば、周波数、振幅、および/または位相)を決定するステップを含んでもよい。物理的モデルは、複数のモデルパラメータを含んでもよく、本方法はさらに、第1の標的領域からの超音波の測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、モデルパラメータと関連付けられる値を決定するステップを含む。
種々の実施形態では、本方法はさらに、それぞれ、第1の標的領域および第2の標的領域と関連付けられる、第1の位相および第2の位相を算出するステップと、算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、パラメータ値を決定するステップとを含む。加えて、本方法はさらに、超音波トランスデューサから第1の標的領域までの第1の距離と超音波トランスデューサから第2の標的領域までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するステップを含んでもよい。一実施形態では、本方法はさらに、超音波トランスデューサへの第1の標的領域からの反射と関連付けられるビーム経路に沿って、超音波トランスデューサと第1の標的領域との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)に少なくとも部分的に基づいて、第1の位相を算出するステップを含む。
本明細書で使用されるように、「低品質」または「不良品質」信号が、不良な品質(例えば、SNRが第1の事前決定された閾値を下回る)および/または品質の低反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%等の第2の事前決定された閾値以上の)を有する信号を指す一方で、十分な品質の信号または高品質信号は、十分な品質(例えば、SNRが第1の事前決定された閾値以上の)および/または品質の高反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%等の第2の事前決定された閾値を下回る)を有する信号を指す。加えて、用語「約」、「およそ」、および「実質的に」は、±10%、いくつかの実施形態では、±5%を意味する。本明細書の全体を通した「一実施例」、「ある実施例」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の言及は、実施例に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本技術の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体を通した種々の場所における語句「一実施例では」、「ある実施例では」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の発生は、必ずしも同一の実施例を指しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、ルーチン、ステップ、または特性は、本技術の1つ以上の実施例において任意の好適な様式で組み合わせられてもよい。本明細書で提供される表題は、便宜上のみであり、請求される技術の範囲または意味を限定または解釈することを意図していない。
図面では、同様の参照文字は、概して、異なる図の全体を通して同一の部分を指す。また、図面は、必ずしも一定の縮尺ではなく、代わりに、概して、本発明の原理を図示することが強調されている。以下の説明では、本発明の種々の実施形態が、以下の図面を参照して説明される。
図1Aは、本発明の種々の実施形態による、例示的超音波システムを図式的に描写する。
図1Bは、本発明の種々の実施形態による、例示的MRIシステムを図式的に描写する。
図2は、種々の実施形態による、トランスデューサ幾何学形状を較正し、ビーム収差を補正するための標的領域に実質的に接近する音響反射体の実装を描写する。
図3は、種々の実施形態による、十分な品質を有する反射信号に基づいて、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる1つ以上の超音波パラメータ値を決定するためのアプローチを描写する。
図4Aおよび4Bは、種々の実施形態による、トランスデューサ幾何学的誤差および/または介在組織に起因するビーム収差を補償し、それによって、標的領域における集束性質を改良するための例示的アプローチを図示する、フローチャートである。 図4Aおよび4Bは、種々の実施形態による、トランスデューサ幾何学的誤差および/または介在組織に起因するビーム収差を補償し、それによって、標的領域における集束性質を改良するための例示的アプローチを図示する、フローチャートである。
図5Aは、種々の実施形態による、別の標的領域からの受信された反射信号に基づいて、1つの標的領域において高品質焦点を発生させるためのアプローチを描写する。
図5Bは、種々の実施形態による、同一の標的領域内の別の焦点からの受信された反射信号に基づいて、標的領域において高品質焦点を発生させるためのアプローチを描写する。
図6は、種々の実施形態による、トランスデューサ幾何学的誤差および/または介在組織に起因するビーム収差を補償し、それによって、1つ以上の標的領域における1つ以上の焦点の集束性質を改良するための例示的アプローチを図示する、フローチャートである。
図1Aは、集束音響エネルギービームを発生させ、患者の身体内の標的領域101に送達するための例示的超音波システム100を図示する。図示されるシステム100は、トランスデューサ要素104のフェーズドアレイ102と、フェーズドアレイ102を駆動するビームフォーマ106と、ビームフォーマ106と通信するコントローラ108と、入力電子信号をビームフォーマ106に提供する周波数発生器110とを含む。
アレイ102は、曲線(例えば、球形または放物線)または患者の身体の表面上に設置するために好適な他の輪郭形状を有してもよい、または1つ以上の平面的または別様に成形された区分を含んでもよい。その寸法は、数ミリメートル〜数十センチメートルの間で変動し得る。アレイ102のトランスデューサ要素104は、圧電セラミック要素であってもよく、シリコンゴムまたは要素104の間の機械的結合を減衰させるために好適な任意の他の材料内に搭載されてもよい。圧電複合材料、または概して、電気エネルギーを音響エネルギーに変換することが可能な任意の材料もまた、使用されてもよい。トランスデューサ要素104への最大電力移送を確実にするために、要素104は、入力コネクタインピーダンスに合致する、50Ωにおける電気共振のために構成されてもよい。
トランスデューサアレイ102は、集束超音波ビームまたは場を集合的に生成するように、個々のトランスデューサ要素104を駆動する、ビームフォーマ106に結合される。n個のトランスデューサ要素に関して、ビームフォーマ106は、それぞれ、増幅器118および位相遅延回路120を含む、またはそれらから成る、n個のドライバ回路を含有してもよく、各ドライバ回路は、トランスデューサ要素104のうちの1つを駆動する。ビームフォーマ106は、例えば、Stanford Research Systemsから入手可能なモデルDS345発生器であり得る、周波数発生器110から、典型的には0.1MHz〜10MHzの範囲内の無線周波数(RF)入力信号を受信する。入力信号は、ビームフォーマ106のn個の増幅器118および遅延回路120のためのn個のチャネルに分割されてもよい。いくつかの実施形態では、周波数発生器110は、ビームフォーマ106と統合される。無線周波数発生器110およびビームフォーマ106は、同一の周波数であるが、異なる位相および/または異なる振幅において、トランスデューサアレイ102の個々のトランスデューサ要素104を駆動するように構成される。
ビームフォーマ106によって課せられる増幅または減衰係数α−αおよび位相偏移a−aは、トランスデューサ要素104と標的領域との間に位置する介在組織を通して標的領域101上に超音波エネルギーを伝送し、集束させる役割を果たし、介在組織内で誘発される波歪曲を考慮する。増幅係数および位相偏移は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、配線、またはそれらの任意の組み合わせを通して、計算機能を提供し得る、コントローラ108を使用して算出される。種々の実施形態では、コントローラ108は、従来の様式でソフトウェアを用いてプログラムされる、汎用または専用デジタルデータプロセッサを利用し、必要以上の実験を伴わずに、標的領域101において所望の焦点または任意の他の所望の空間場パターンを取得するために必要な周波数、位相偏移、および/または増幅係数を決定する。ある実施形態では、計算は、トランスデューサ要素104と標的との間に位置する介在組織の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度、構造等)、および音響エネルギーの伝搬へのそれらの影響についての詳細な情報に基づく。そのような情報は、撮像装置112から取得されてもよい。撮像装置112は、例えば、磁気共鳴映像法(MRI)デバイス、コンピュータ断層撮影(CT)デバイス、ポジトロン放出断層撮影(PET)デバイス、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)デバイス、または超音波検査デバイスであってもよい。画像入手は、3次元(3D)であってもよい、または代替として、撮像装置112は、標的領域101および/または他の領域(例えば、標的101を囲繞する領域または別の標的領域)の3次元画像を再構築するために好適な2次元(2D)画像のセットを提供してもよい。画像操作機能性が、撮像装置112内、コントローラ108内、または別個のデバイス内に実装されてもよい。加えて、超音波システム100および/または撮像装置112は、下記にさらに説明されるように、標的領域101に実質的に接近して位置する音響反射体(例えば、マイクロバブル)から信号を検出するために利用されてもよい。加えて、または代替として、システム100は、音響反射体から伝送または反射された超音波を検出し、下記にさらに説明されるようなさらなる処理のために、それが受信する信号をコントローラ108に提供し得る、音響信号検出デバイス(ハイドロフォンまたは好適な代替物等)124を含んでもよい。加えて、超音波システム100は、音響反射体202を患者の身体の中に非経口的に導入するための投与システム126を含んでもよい。撮像装置112、音響信号検出デバイス124、および/または投与システム126は、トランスデューサ動作を促進する同一のコントローラ108を使用して、動作されてもよく、代替として、それらは、相互と相互通信する1つ以上の別個のコントローラによって別個に制御されてもよい。
図1Bは、例示的撮像装置、すなわち、MRI装置112を図示する。装置112は、電磁石134のボア136内に必要静磁場を発生させる、円筒形電磁石134を含んでもよい。医療手技の間に、患者が、可動支持テーブル138上のボア136の内側に設置される。患者(例えば、患者の頭部)内の着目領域140が、電磁石134が実質的に均質な場を発生させる、撮像領域142内に位置付けられてもよい。円筒形磁場勾配コイル144のセットもまた、ボア136内で患者を囲繞して提供されもよい。勾配コイル144は、事前決定された時間において、3つの相互直交方向に事前決定された大きさの磁場勾配を発生させる。場勾配があると、異なる空間場所が、異なる歳差運動周波数と関連付けられ、それによって、MR画像にその空間分解能を与え得る。撮像領域142を囲繞するRF伝送機コイル146は、RFパルスを撮像領域142の中に放出し、患者の組織に磁気共鳴(MR)応答信号を放出させる。未加工MR応答信号が、RFコイル146によって感知され、MRコントローラ148にパスされ、これは、次いで、ユーザに表示され得るMR画像を算出する。代替として、別個のMR伝送機および受信機コイルが、使用されてもよい。MRI装置112を使用して入手される画像は、異なる組織の間の視覚コントラストおよび従来のX線技術を用いて可視化することができない患者の生体構造の詳細な内部像を放射線科医および医師に提供し得る。
MRIコントローラ148は、パルスシーケンス、すなわち、磁場勾配およびRF励起パルスの相対タイミングおよび強度および応答検出周期を制御してもよい。MR応答信号は、従来の画像処理システムを使用して、増幅され、調整され、未加工データにデジタル化され、さらに、当業者に公知である方法によって画像データのアレイに変換される。画像データに基づいて、標的領域(例えば、腫瘍または標的BBB)が、識別されることができる。
標的化薬物送達または腫瘍アブレーションを実施するために、高精度で標的領域101の場所を決定する必要がある。故に、種々の実施形態では、撮像装置112は、標的領域101および/または非標的領域(例えば、標的領域を囲繞する健康な組織、トランスデューサアレイ102と標的領域101との間に位置する介在組織、および/または標的の近傍に位置する任意の領域)の画像を入手し、それに基づいて、それと関連付けられる解剖学的特性(例えば、組織タイプ、場所、サイズ、厚さ、密度、構造、形状、血管新生)を決定するように、最初にアクティブ化される。例えば、組織体積が、3D画像に基づくボクセルの3Dセットまたは一連の2D画像スライスとして表されてもよく、標的領域101および/または非標的領域を含んでもよい。
標的領域101において高品質焦点を作成するために、トランスデューサ要素104を較正し、例えば、それらの予期される場所からのトランスデューサ要素104の移動、偏移、および/または変形に起因するトランスデューサ幾何学的不完全性を考慮する必要があり得る。加えて、超音波が、トランスデューサ要素104と標的領域101との間に位置する不均質な介在組織を通して進行するときに、散乱、吸収、反射、および/または屈折され得るため、これらの波歪曲を考慮することもまた、標的領域101における集束性質を改良するために必要であり得る。図2を参照すると、種々の実施形態では、トランスデューサ幾何学形状の較正および不均質な組織によって引き起こされるビーム収差の補正が、標的領域101に実質的に接近して音響反射体202を採用することによって促進される。全て(または少なくともいくつか)のトランスデューサ要素104から伝送される超音波が、反射体202によって反射される。音響反射体202は、本質的に、超音波によって発生される、および/または投与システムによって非経口的に導入される、マイクロバブルから成ってもよい。いくつかの実施形態では、投与デバイス126は、シードマイクロバブルを標的領域101の中に導入し、トランスデューサ102は、次いで、マイクロバブル雲を発生させるために超音波をシードマイクロバブルに伝送するようにアクティブ化される。マイクロバブルを発生させること、および/またはマイクロバブルを標的領域101に導入することへのアプローチが、例えば、PCT公開第WO2018/020315号、PCT出願第PCT/US2018/064058号(2018年12月5日に出願された)、第PCT/IB2018/001103号(2018年8月14日に出願された)、第PCT/US2018/064892号(2018年12月11日に出願された)、第PCT/IB2018/000841号(2018年6月29日に出願された)、および第PCT/US2018/064066号(2018年12月5日に出願された)、米国特許公開第2019/0083065号、および米国特許出願第15/837,392号(2017年12月11日に出願された)(その内容は、参照することによって本明細書に組み込まれる)で提供される。
いくつかの実施形態では、トランスデューサ要素104は、伝送および検出能力の両方を保有し、したがって、音響反射体202からの反射信号が、トランスデューサ要素104によって検出されることができる。反射信号を検出するためにトランスデューサ要素を構成することへのアプローチが、例えば、本書と同日付に出願された、「Focused Ultrasound System with Optimized Monitoring of Cavitation」と題された国際出願(その内容は、参照することによって本明細書に組み込まれる)で提供される。加えて、または代替として、音響反射体202からの反射信号は、トランスデューサ要素と関連付けられる音響信号検出デバイス124を使用して、検出されてもよい。測定された信号は、次いで、反射と関連付けられる振幅および/または位相等の情報を取得するように、コントローラ108に提供されてもよく、これらは、トランスデューサ要素104からの伝送された超音波と関連付けられる振幅および/または位相と比較されてもよい。その間の逸脱に基づいて、トランスデューサ要素104の駆動信号が、逸脱を補償し、それによって、集束性質を改良するように、調節されてもよい。いくつかの実施形態では、本自動集束手技は、最適な集束性質が達成されるまで反復して実施される。標的領域において超音波ビームを自動集束させるためのアプローチが、例えば、PCT公開第WO2018/020315号および米国特許出願第62/781,258号(2018年12月18日に出願された)(これらの出願の内容全体は、参照することによって本明細書に組み込まれる)で提供される。
しかしながら、トランスデューサ要素104および/または音響信号検出デバイス124によって受信される前に、音響反射体202からの反射信号は、介在組織(例えば、患者の脳組織、頭蓋骨、および頭皮)の複数の層を横断し、それと相互作用する必要がある。結果として、いくつかのトランスデューサ要素204および/または音響信号検出デバイス124によって検出される信号は、低SNRおよび/または低反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%を超える)等の不良な品質を有し得、上記に説明される自動集束アプローチは、これらのトランスデューサ要素204と関連付けられる位相を補正するために適用可能ではない場合がある。種々の実施形態では、トランスデューサ要素および/または音響信号検出デバイス124によって受信される信号のSNRが、第1の事前決定された閾値を下回る、および/または反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%等の第2の事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、コントローラ108は、物理的モデルを実装し、トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値(例えば、位相、振幅、および/または周波数)を予測し、予測値に基づいて、それらを駆動してもよい。
一実施形態では、物理的モデルは、音線モデルを採用し、例えば、トランスデューサ要素204の幾何学形状および標的領域101に対するそれらの場所および配向に基づいて、トランスデューサ要素204から標的領域101までの超音波のビーム経路をシミュレートする。加えて、音線モデルは、介在組織に起因するビーム収差(例えば、屈折)を考慮し、ビーム経路を調節して収差を考慮してもよい。例えば、介在組織からのビーム収差は、ビーム経路に沿って介在組織を横断する伝送周波数における音速に基づいて決定されてもよい。音速は、実証的前臨床試験、前治療手技で実施されるセンサ測定、および/または既知の文献から取得される報告に基づいて推定されてもよい。
種々の実施形態では、物理的モデルはさらに、トランスデューサ要素からの超音波の建設的干渉(すなわち、焦点)が標的領域101において生じるように、要素と標的領域101との間の予測されるビーム経路に基づいて、トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を決定する、集束アルゴリズムを含む。加えて、集束アルゴリズムは、これらの要因がそれを通して進行するビームの収差に影響を与えるため、(例えば、上記に説明されるような撮像装置112を使用して決定される)介在組織の特性(例えば、構造、タイプ、均質性、密度、サイズ、場所、性質、厚さ等)を考慮してもよい。いったん標的領域101において所望の性質を伴う焦点を作成するためのトランスデューサ要素と関連付けられる最適な超音波パラメータ値が決定されると、低SNRおよび/または低反復性を有する反射信号を受信するトランスデューサ要素204が、物理的モデルを使用して算出されるパラメータ値に基づいて駆動されてもよい一方で、十分なSNR(例えば、第1の事前決定された値以上の)および/または高反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、第2の事前決定された値を下回る)を有する反射信号を受信するトランスデューサ要素206は、音響反射体202からの測定された反射信号を使用して補正される超音波パラメータ値に基づいて駆動されてもよい。故に、反射信号測定およびモデル予測を組み合わせることによって、本発明は、それぞれ、不良品質信号および十分な品質の信号を検出する、両方のトランスデューサ要素204、206からの伝送された波が、トランスデューサ幾何学的誤差および/または介在組織に起因するビーム収差に関して補償されることを可能にし、それによって、標的領域101における集束性質をさらに改良する。
いくつかの実施形態では、異なる撮像装置が、異なる組織(例えば、介在組織および標的組織)についての情報を入手するために採用される。例えば、標的化脳腫瘍の情報が、MRIを使用して取得されてもよい一方で、介在頭蓋組織の情報は、CT撮像を使用して入手されてもよい。加えて、トランスデューサ要素104の空間パラメータ(例えば、配向および位置)が、例えば、超音波システム内の飛行時間アプローチを使用して、取得されてもよい。結果として、物理的モデルを採用し、トランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を算出することに先立って、異なる画像診断法において座標系を位置合わせする必要があり得る。例示的位置合わせアプローチが、例えば、米国特許第9,934,570号(その開示全体は、参照することによって本明細書に組み込まれる)で提供される。
加えて、または代替として、十分な品質(例えば、SNRおよび/または反復性)を有する、受信された反射信号が、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素204と関連付けられる超音波パラメータ値を予測するための物理的モデルを最適化または改良するために、利用されてもよい。概して、物理的モデルは、1つ以上のモデルパラメータ(例えば、介在組織を横断する超音波の速度、または、例えば、温度変化によって引き起こされる位相バイアス)を含む。一実施形態では、モデルパラメータの値は、トランスデューサ要素206によって測定される十分な品質を有する反射信号に基づいて、推定される。例えば、推定アプローチは、物理的モデルが、実際の測定値に合致する(または少なくともそこからの最小限の逸脱を有する)トランスデューサ要素206と関連付けられる位相を予測することを可能にする、モデルパラメータ値を決定することを伴ってもよい。代替として、トランスデューサ要素206の測定された位相は、モデルパラメータに関する要求される値を逆算出する、物理的モデルに提供されてもよい。再度、改良/最適化された物理的モデルが、次いで、集束性質を改良するためのトランスデューサ要素204(すなわち、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素)と関連付けられる超音波パラメータ値を予測するために、利用されてもよい。
いくつかの実施形態では、(例えば、トランスデューサ要素206および/または音響信号検出デバイス124によって検出される)十分な品質を有する測定された信号の位相およびビーム経路に沿った介在組織の種々の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度等)が、訓練セットを形成してもよい。訓練セットを使用して、観察された組織特性と測定された位相との間の関係が、例えば、最初から、または転移学習を使用する微調整によってのいずれかで、ニューラルネットワーク(またはツリー分類子またはベイズ識別子等の他の機械学習プロセス)を訓練することによって、決定されることができる。訓練後、(例えば、トランスデューサ要素204および/または音響信号検出デバイス124によって検出される)低品質を有する信号の位相は、訓練されたニューラルネットワークを使用して、観察された組織特性に基づいて予測されてもよい。続いて、トランスデューサ要素204は、標的領域101における集束性質を改良するように、予測される位相に基づいて駆動されてもよい。訓練セットを作成し、訓練されたニューラルネットワークを使用して超音波収差を予測することへの例示的アプローチが、例えば、PCT公開第WO2018/011631号(その開示全体は、参照することによって本明細書に組み込まれる)で提供される。いくつかの実施形態では、Keras tensorflowを伴う方法が、ニューラルネットワークを訓練するように実装され、本方法は、小型訓練データセットおよび/または他のアプローチを使用して訓練されるニューラルネットワークを微調整するために特に好適であり得る(例えば、http://cv−tricks.com/keras/fine−tuning−tensorflow/参照)。ニューラルネットワークおよび訓練方法論は、当技術分野で十分に特性評価され、必要以上の実験を伴わずに、上記に説明されるようにプログラムおよび訓練され得る。
種々の実施形態では、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素204と関連付けられる超音波パラメータ値は、十分な品質を有する反射信号に基づいて決定される。例えば、図3を参照すると、トランスデューサ要素302、304は、標的101の近傍の音響反射体306から低SNR反射信号を受信してもよく、一実施形態では、要素302、304の超音波パラメータ値は、十分なSNRを有する反射信号に基づいて決定され、要素302、304の近傍に位置する1つ以上の要素308−312によって受信される。トランスデューサ要素308によって測定される反射信号の位相が
Figure 2022501080
であると仮定して、要素302と関連付けられる反射信号の位相
Figure 2022501080
は、
Figure 2022501080
として算出されてもよく、式中、
Figure 2022501080
および
Figure 2022501080
は、それぞれ、トランスデューサ要素302、308によって受信される反射信号と関連付けられる、算出された位相を表す。
位相
Figure 2022501080
および
Figure 2022501080
は、任意の好適なアプローチを使用して算出されることができる。例えば、測定された位相
Figure 2022501080
が、介在組織に起因する超音波の収差を含むため、
Figure 2022501080

Figure 2022501080
との間の位相差(すなわち、
Figure 2022501080
)が、介在組織に起因する位相への影響を考慮することなく、算出されることができる。
Figure 2022501080
を算出するために、超音波およびMRI座標系は、最初に、上記に説明されるように位置合わせされてもよく、コントローラ108は、次いで、それぞれ、標的領域101からトランスデューサ要素308、302までの距離rおよびrを決定してもよい。次いで、全てのトランスデューサ要素が、その表面上で心合される球面波として近似され得る波を放出するという仮定に基づいて、
Figure 2022501080
は、
Figure 2022501080
として算出されることができ、式中、fは、反射信号の周波数を表し、vは、水中の超音波の速度、またはいくつかの実施形態では、飛行時間アプローチを使用するセンサによって、または既知の文献からの参照によってのいずれかで取得され得る、組織内の超音波の平均速度を表す。故に、トランスデューサ要素302と関連付けられる反射信号の位相は、
Figure 2022501080
として算出されてもよい。コントローラ108は、次いで、標的領域101における集束性質を改良するように、決定された位相
Figure 2022501080
に基づいて、トランスデューサ要素302を駆動してもよい。
概して、トランスデューサ要素302、304によって受信される反射信号の位相は、事前決定された範囲内に位置する、1つ以上のトランスデューサ要素によって受信される反射信号に基づいて、決定されてもよい。1つを上回るトランスデューサ要素が使用される場合、方程式(1)を使用する、それらの計算結果の平均が、決定されてもよい。例えば、トランスデューサ要素304は、十分なSNRの反射信号を受信し、事前決定された範囲内に位置する、2つの要素310、312を有してもよく、要素310、312によって測定される反射信号の位相は、要素304と関連付けられる推定位相を算出するように、方程式(1)で提供されてもよい。一実施形態では、算出された結果の平均が、次いで、要素304と関連付けられる波の位相として決定されることができる。別の実施形態では、低SNR反射信号を受信するトランスデューサ要素の位相が、十分なSNRの反射信号を受信するトランスデューサ要素の位相の加重平均に基づいて補正される。加重係数は、例えば、十分なSNRを伴うトランスデューサ要素で測定される信号振幅および/または低SNRを検出するトランスデューサ要素と十分なSNRを検出するトランスデューサ要素との間の幾何学的距離に基づいて、割り当てられてもよい。これは、例えば、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素に対応する、ゼロの値と、十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素に対応する、ゼロよりも大きく1以下の(すなわち、
Figure 2022501080
)値とを有する、加重ベクトル
Figure 2022501080
を定義することによって、達成されることができる。加えて、または代替として、トランスデューサ要素308−312に対応する加重値は、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素302、304までのトランスデューサ要素308−312の距離に負に相関し得る。低品質反射信号を有するトランスデューサ要素eと関連付けられるパラメータを補正するために、加重ベクトルの値は、(例えば、ドット積として)全ての他のトランスデューサ要素と関連付けられる個別のパラメータ値(例えば、方程式(1)内の
Figure 2022501080
)に適用され、結果は、次いで、トランスデューサ要素eに関する最終パラメータ値を取得するように、適用された加重値の総和によって除算される。別の実施形態では、2つを上回る要素からの情報が使用されるとき、メディアンフィルタが、低SNRを伴う要素の位相に関する最適な予測を選択するために使用されることができる。
いくつかの実施形態では、より精巧なアプローチが、位相
Figure 2022501080
および
Figure 2022501080
を算出するように適用される。例えば、上記に説明される物理的モデルは、標的および/または非標的領域の解剖学的情報(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度等)を利用してもよい。一実施形態では、レイトレーシングモデルが、音響ビームの位相遅延をより良好に計算するために使用される。別の実施形態では、スネルの法則が、ビーム屈折に起因する付加的位相遅延を予測するために使用される。別の実施形態では、最大音量音響シミュレーションが、物理的モデルを計算するために使用される(例えば、IEEE Transactions on Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control, volume 59, issue 6(2012年6月)に公開された、Urvi VyasおよびDouglas Christensenによる、「Ultrasound Beam Simulations in Inhomogeneous Tissue Geometries Using the Hybrid Angular Spectrum Method」参照)。
種々の実施形態では、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素302、304は、例えば、メモリ内のデータベースとして記憶される、改善リスト内で識別される。改善リスト上のトランスデューサ要素のそれぞれと関連付けられる超音波パラメータ値を補正するために、コントローラ108は、(例えば、事前決定された距離内で)近くに位置し、改善リスト上にない、1つ以上の隣接トランスデューサ要素を検索してもよい。隣接トランスデューサ要素によって受信される反射信号、および隣接トランスデューサ要素と改善リスト上のトランスデューサ要素との間の幾何学的距離に基づいて、改善リスト上のトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値が、(例えば、方程式(1)に基づいて)調節されることができる。一実施形態では、改善リスト上のトランスデューサ要素毎に、1つ以上の隣接要素が、(最も近いものから開始して)識別され、要素が改善リスト上で識別されない(または代わりに、好ましい場合、トランスデューサ要素の別個のリスト上で識別される)場合、それらのパラメータが、受信された反射信号に直接基づいて、最初に調節される。隣接要素と関連付けられる、調節されたパラメータ値は、次いで、(例えば、方程式(1)を使用して)改善リスト上の対象トランスデューサ要素と関連付けられるものに転送されてもよく、すなわち、補正パラメータ源として、適切な信号品質と関連付けられる単一の隣接トランスデューサ要素を識別することが十分であり得る、または複数のそのような隣接トランスデューサ要素からパラメータを取得および調節することが好ましくあり得る。さらに優れた便宜性およびより速い動作のために、トランスデューサ要素が低品質反射信号およびその最近傍隣接トランスデューサ要素に関する識別子を受信するかどうかを特定する、要素毎にフィールドを伴うトランスデューサ要素のデータベースを維持することが好ましくあり得る。このように、改善リスト上の任意の特定のトランスデューサに関して、1つ以上の補正源(すなわち、十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素)が、容易に識別されることができる。
メモリは、本質的に、1つ以上の揮発性または不揮発性記憶デバイス、例えば、DRAM、SRAM等のランダムアクセスメモリ(RAM)デバイス、読取専用メモリ(ROM)デバイス、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリデバイス、および/または他のソリッドステートメモリデバイスを含む、またはそれらから成ってもよい。メモリの全体または一部は、例えば、ネットワーク(例えば、イーサネット(登録商標)、WiFi、携帯電話ネットワーク、インターネット、または任意のローカルまたは広域ネットワーク、またはデータ転送または通信をサポートすることが可能なネットワークの組み合わせ)を介して超音波システム100および/または撮像装置112に接続される、1つ以上の記憶デバイスとして、超音波システム100および/または撮像装置112から遠隔に位置してもよい。本明細書で利用されるように、用語「記憶装置」は、広義には、任意の形態のデジタル記憶装置、例えば、光学記憶装置、磁気記憶装置、半導体記憶装置等を含意する。
図4Aは、本書による、標的領域における集束性質を改良するための例示的アプローチ400を図示する、フローチャートである。第1のステップ402では、音響反射体が、発生される、および/または標的領域の中に導入される。第2のステップ404では、少なくともいくつかのトランスデューサ要素が、音響波を音響反射体に伝送し、そこから反射信号を受信するようにアクティブ化される。一実施形態では、トランスデューサ要素と関連付けられる、1つ以上の音響信号検出デバイス124は、反射信号を受信するように構成される。第3のステップ406では、受信された反射信号は、その品質を決定するように分析される。随意に、十分な品質を有する、受信された反射信号は、物理的モデルを改良する、および/またはニューラルネットワークを訓練するために使用されてもよい(ステップ408)。一実施形態では、物理的モデルおよび/または訓練されたニューラルネットワークは、次いで、(例えば、改善リスト上の)不良品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を予測するように実装される(ステップ410)。代替として、改善リスト上の低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値は、十分な品質を有する反射信号、および(i)標的領域から十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素までの距離と、(ii)標的領域から低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素までの距離との間の差異に基づいて、決定されてもよい(ステップ412)。加えて、十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値が、音響反射体からの測定された反射信号を使用して、決定されてもよい(ステップ414)。続いて、トランスデューサ要素は、標的領域において高品質焦点および/または改良された集束性質を発生させるように、上記で(ステップ410、412、414)決定されるパラメータ値に基づいてアクティブ化されてもよい(ステップ416)。
図4Bは、本書による、標的領域における集束性質を改良するための別の例示的アプローチ430を図示する、フローチャートである。第1のステップ432では、音響反射体が、発生される、および/または標的領域の中に導入される。第2のステップ434では、少なくともいくつかのトランスデューサ要素が、音響波を音響反射体に伝送し、そこから反射信号を受信するようにアクティブ化される。一実施形態では、トランスデューサ要素と関連付けられる、1つ以上の音響信号検出デバイス124は、反射信号を受信するように構成される。第3のステップ436では、受信された反射信号は、その品質を決定するように分析される。反射信号が十分な品質を有する場合、十分な品質の信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値が、それに基づいて決定される(ステップ438)。反射信号が低品質を有する場合、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値が、測定トランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値に基づいて決定されてもよい。例えば、コントローラ108は、例えば、それによって受信される反射信号の品質および/または低品質信号を受信するトランスデューサ要素からの測定要素の距離に基づいて、加重係数を測定トランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値に割り当ててもよい(ステップ440)。いくつかの実施形態では、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と測定要素との間に重複が存在し、他の実施形態では、測定トランスデューサ要素は、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と異なる。一実施形態では、コントローラ108は、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素に対応する、ゼロの値と、十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素に対応する、ゼロよりも大きく1以下の値とを有する、加重ベクトルを定義する。加えて、または代替として、トランスデューサ要素308−312に対応する加重値は、低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素302、304までのトランスデューサ要素308−312の距離に負に相関し得る。続いて、加重ベクトルの値は、(例えば、ドット積として)全ての測定トランスデューサ要素と関連付けられる個別のパラメータ値に適用され、結果は、次いで、低品質反射信号を検出するトランスデューサ要素に関する最終パラメータ値を取得するように、適用された加重値の総和によって除算される(ステップ442)。トランスデューサ要素は、次いで、標的領域において高品質焦点および/または改良された集束性質を発生させるように、上記で(ステップ438、442)決定されるパラメータ値に基づいてアクティブ化される(ステップ416)。
図5Aを参照すると、いくつかの実施形態では、超音波治療は、複数の不連続標的領域502、504を伴う。上記に説明される自動集束手技が、集束性質を改良するように標的領域のそれぞれにおいて適用されてもよいが、プロセス全体は、時間がかかり得る。故に、1つの標的領域(例えば、領域504)を治療するための超音波パラメータ値が、(例えば、印加された超音波エネルギーへの既知の組織応答に基づいて、近傍の組織を療法的温度に到達させるであろう、距離の事前決定された範囲内で)近くに位置する別の標的領域(例えば、領域502)を治療するために使用されるものに基づいて、決定されてもよい。例えば、上記に説明される物理的モデルは、標的領域502に実質的に接近して位置する音響反射体202からの測定された反射信号に基づいて、標的領域504において焦点506を作成するためのトランスデューサ要素の超音波パラメータ値を予測してもよい。種々の実施形態では、
Figure 2022501080
が要素510による標的領域502における音響反射体202からの反射信号の測定された位相であると仮定して、標的領域504からの要素510と関連付けられる反射信号の位相
Figure 2022501080
は、
Figure 2022501080
として算出されてもよく、式中、
Figure 2022501080
および
Figure 2022501080
は、それぞれ、標的領域502、504からトランスデューサ要素510によって受信される反射信号と関連付けられる、算出された位相を表す。
再度、位相
Figure 2022501080
および
Figure 2022501080
は、任意の好適なアプローチを使用して算出されることができる。図3および4に関して説明されるアプローチと同様に、
Figure 2022501080

Figure 2022501080
との間の位相差(すなわち、
Figure 2022501080
)がここで、介在組織に起因する位相への影響を考慮することなく(これらの影響が測定された位相
Figure 2022501080
で考慮されたため)、算出されてもよい。加えて、トランスデューサ要素510が、その表面上で心合される球面波を放出すると仮定することによって、
Figure 2022501080
は、
Figure 2022501080
として算出されることができ、式中、rおよびrは、それぞれ、トランスデューサ要素510から標的領域502、504までの距離を表し、fは、反射信号の周波数を表し、vは、水中の超音波の速度を表す。結果として、標的領域504からの要素510と関連付けられる反射信号の位相は、
Figure 2022501080
として算出されてもよい。本アプローチは、標的領域504において最適な集束性質を伴う焦点406を集合的に作成するための全てのトランスデューサ要素と関連付けられる位相を推定するように、反復して実施されてもよい。続いて、トランスデューサ要素は、算出された位相に基づいて駆動されてもよい。上記に説明されるアプローチは、複数の標的領域502、504を伴うが、これは、(例えば、ビーム操向の間に)単一の標的領域516内に位置する複数の高品質離散焦点512、514を作成するために適用されることもできる(図5B)。
いくつかの実施形態では、標的領域502からの反射信号を使用して最適化または改良される物理的モデルは、標的領域504において焦点506を発生させるための超音波パラメータ値を予測するように実装される。例えば、上記に説明されるアプローチと同様に、物理的モデルは、最初に、標的領域502からの反射に基づいて、モデルパラメータ値を推定または調節してもよい。推定/調節された値に基づいて、物理的モデルは、標的領域504において焦点506を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる位相を予測してもよい。
さらに、標的領域502における音響反射体202からの信号の測定された位相、および(例えば、撮像装置112を使用して入手される)介在組織の種々の特性(例えば、タイプ、サイズ、場所、性質、構造、厚さ、密度等)が、訓練セットを形成してもよい。訓練セットを使用して、ニューラルネットワーク(または他の機械学習プロセス)を訓練することによって、観察された組織特性と測定された位相との間の関係が、上記に説明されるように決定されることができる。訓練後、標的領域504からの波の位相が、訓練されたニューラルネットワークを使用して予測されてもよい。再度、トランスデューサ要素は、次いで、標的領域504において高品質焦点を作成するように、予測される位相に基づいて駆動されてもよい。
図6は、本書による、1つ以上の標的領域における1つ以上の焦点の集束性質を改良するための例示的アプローチ600を図示する、フローチャートである。第1のステップ602では、1つ以上の音響反射体が、発生される、および/または1つ以上の標的領域(例えば、単一の標的領域または複数の不連続標的領域)の中に導入される。第2のステップ604では、単一の標的領域または複数の不連続標的領域のうちの第1のものにおいて第1の高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値が、決定される。いくつかの実施形態では、超音波パラメータ値は、図4Aおよび4Bに説明されるアプローチを使用して決定される。随意に、第1の焦点に実質的に接近して位置する音響反射体からの測定された反射信号は、物理的モデルを改良する、および/またはニューラルネットワークを訓練するために利用されてもよい(ステップ606)。一実施形態では、物理的モデルおよび/または訓練されたニューラルネットワークは、次いで、単一の標的領域または不連続標的領域のうちの第2のものにおいて第2の高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を予測するように実装される(ステップ608)。代替として、単一の標的領域または不連続標的領域のうちの第2のものにおいて第2の高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値は、第1の焦点に実質的に接近して位置する音響反射体からの測定された反射信号、および(i)第1の焦点からトランスデューサ要素までの距離と、(ii)第2の焦点からトランスデューサ要素までの距離との間の差異に基づいて、決定されてもよい(ステップ610)。続いて、トランスデューサ要素は、単一の標的領域または不連続標的領域のうちの第2のものにおいて第2の高品質焦点および/または第2の焦点の改良された集束性質を発生させるように、上記で(ステップ608、610)決定されるパラメータ値に基づいてアクティブ化されてもよい(ステップ612)。
一般に、1つ以上の標的領域において高品質焦点および/または改良された集束性質を発生させるための音響反射体介在超音波手技を促進するための機能性が、超音波システム100のコントローラ、撮像装置112、および/または投与システム126内に統合されるか、または別個の外部コントローラまたは他の1つまたは複数の計算エンティティによって提供されるかどうかにかかわらず、ハードウェア、ソフトウェア、または両方の組み合わせで実装される、1つ以上のモジュール内に構造化されてもよい。そのような機能性は、例えば、上記に説明されるように、撮像装置112を使用して入手される標的および/または非標的領域の撮像データを分析することと、撮像データに基づいて、標的組織および/または非標的組織の領域を決定することと、標的/非標的組織と関連付けられる解剖学的特性(例えば、組織タイプ、場所、サイズ、厚さ、密度、構造、形状、血管新生)を決定することと、少なくともいくつかのトランスデューサ要素をアクティブ化し、音響波を音響反射体に伝送し、そこから反射信号を受信することと、音響信号検出デバイス124に反射信号を受信させることと、受信された反射信号を分析し、その品質を決定することと、十分な品質を有する、受信された反射信号に基づいて、物理的モデルを改良する、および/またはニューラルネットワーを訓練することと、物理的モデルおよび/または訓練されたニューラルネットワークを使用して、不良品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を予測することと、十分な品質を有する反射信号、および(i)標的領域から十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素までの距離と、(ii)標的領域から低品質反射信号を受信するトランスデューサ要素までの距離との間の差異に基づいて、不良品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を決定することと、音響反射体からの測定された反射信号を使用して、十分な品質の反射信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を決定することと、低品質信号を受信するトランスデューサ要素毎に、例えば、それによって受信される反射信号の品質および/または低品質信号を受信するトランスデューサ要素からの測定要素の距離に基づいて、測定トランスデューサ要素に対応する複数の値を有する加重ベクトルを定義することと、定義された加重値および測定トランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値に基づいて、低品質信号を受信するトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を決定することと、標的領域において高品質焦点および/または改良された集束性質を発生させるように、決定されたパラメータ値に基づいてトランスデューサ要素をアクティブ化することと、単一の標的領域または複数の不連続標的領域のうちの第1のものにおいて第1の高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を決定することと、第1の焦点に実質的に接近して位置する音響反射体からの測定された反射信号に基づいて、物理的モデルを改良する、および/またはニューラルネットワークを訓練することと、物理的モデルおよび/または訓練されたニューラルネットワークを使用して、単一の標的領域または不連続標的領域のうちの第2のものにおいて第2の高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を予測することと、第1の焦点に実質的に接近して位置する音響反射体からの測定された反射信号、および(i)第1の焦点からトランスデューサ要素までの距離と、(ii)第2の焦点からトランスデューサ要素までの距離との間の差異に基づいて、単一の標的領域または不連続標的領域のうちの第2のものにおいて第2の高品質焦点を発生させるためのトランスデューサ要素と関連付けられる超音波パラメータ値を決定することと、単一の標的領域または不連続標的領域のうちの第2のものにおいて第2の高品質焦点および/または第2の焦点の改良された集束性質を発生させるように、決定されたパラメータ値に基づいてトランスデューサ要素をアクティブ化することとを含んでもよい。
加えて、超音波コントローラ108、MRコントローラ148、および/または投与システム126と関連付けられるコントローラは、ハードウェア、ソフトウェア、または両方の組み合わせで実装される、1つ以上のモジュールを含んでもよい。機能が1つ以上のソフトウェアプログラムとして提供される実施形態に関して、プログラムは、PYTHON、FORTRAN、PASCAL、JAVA(登録商標)、C、C++、C#、BASIC、種々のスクリプト言語、および/またはHTML等のいくつかの高水準言語のうちのいずれかで書かれてもよい。加えて、ソフトウェアは、標的コンピュータ上に常駐するマイクロプロセッサを対象としたアセンブリ言語で実装されることができ、例えば、ソフトウェアは、IBM PCまたはPCクローン上で起動されるように構成される場合、Intel 80x86アセンブリ言語で実装されてもよい。ソフトウェアは、限定ではないが、フロッピードライブ、ジャンプドライブ、ハードディスク、光ディスク、磁気テープ、PROM、EPROM、EEPROM、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはCD−ROMを含む、製造品上で具現化されてもよい。ハードウェア回路を使用する実施形態が、例えば、1つ以上のFPGA、CPLD、またはASICプロセッサを使用して、実装されてもよい。
本明細書で採用される用語および表現は、限定ではなく、説明の用語および表現として使用され、そのような用語および表現の使用では、示され、説明される特徴またはその部分のいずれの均等物も除外する意図はない。加えて、本発明のある実施形態を説明したが、本明細書に開示される概念を組み込む他の実施形態が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく使用され得ることが当業者に明白であろう。故に、説明される実施形態は、あらゆる点に関して、制限的ではなくて例証的のみと見なされるものである。
本明細書で使用されるように、「低品質」または「不良品質」信号が、不良な品質(例えば、SNRが第1の事前決定された閾値を下回る)および/または品質の低反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%等の第2の事前決定された閾値以上の)を有する信号を指す一方で、十分な品質の信号または高品質信号は、十分な品質(例えば、SNRが第1の事前決定された閾値以上の)および/または品質の高反復性(例えば、反復測定における決定された超音波パラメータ値の間の差異が、決定された超音波パラメータ値のうちの1つの10%等の第2の事前決定された閾値を下回る)を有する信号を指す。加えて、用語「約」、「およそ」、および「実質的に」は、±10%、いくつかの実施形態では、±5%を意味する。本明細書の全体を通した「一実施例」、「ある実施例」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の言及は、実施例に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本技術の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体を通した種々の場所における語句「一実施例では」、「ある実施例では」、「一実施形態」、または「ある実施形態」の発生は、必ずしも同一の実施例を指しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、ルーチン、ステップ、または特性は、本技術の1つ以上の実施例において任意の好適な様式で組み合わせられてもよい。本明細書で提供される表題は、便宜上のみであり、請求される技術の範囲または意味を限定または解釈することを意図していない。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
コントローラであって、前記コントローラは、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)前記トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって少なくとも部分的に加重される複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節することと
を行うように構成される、コントローラと
を備える、システム。
(項目2)
前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値を下回ることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロの値を有する加重ベクトルを定義するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目3)
前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロよりも大きく1以下の値を有する加重ベクトルを定義するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目4)
前記コントローラはさらに、少なくとも部分的に、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離によって、前記測定トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を加重するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目5)
前記測定トランスデューサ要素に対応する前記加重値は、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離に負に相関する、項目4に記載のシステム。
(項目6)
前記測定トランスデューサ要素は、前記各トランスデューサ要素と異なる、項目1に記載のシステム。
(項目7)
前記信号品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、項目1に記載のシステム。
(項目8)
前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定される前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、項目1に記載のシステム。
(項目9)
前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサを使用して、前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目1に記載のシステム。
(項目10)
少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備える、項目1に記載のシステム。
(項目11)
シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備え、前記コントローラはさらに、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目1に記載のシステム。
(項目12)
前記コントローラはさらに、それによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられるパラメータ値のうちの少なくとも1つを調節するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目13)
前記コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目14)
前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される、項目13に記載のシステム。
(項目15)
前記コントローラはさらに、前記各トランスデューサ要素と前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目16)
前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射、および前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練するように構成される、項目15に記載のシステム。
(項目17)
前記介在組織の特性を入手するための画像診断法をさらに含む、項目15に記載のシステム。
(項目18)
前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、項目1に記載のシステム。
(項目19)
前記コントローラはさらに、
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられる第1の位相および前記各トランスデューサ要素と関連付けられる第2の位相を算出することと、
前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
を行うように構成される、項目1に記載のシステム。
(項目20)
前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つから前記標的までの第1の距離と前記各トランスデューサ要素から前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成される、項目19に記載のシステム。
(項目21)
前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出するように構成される、項目20に記載のシステム。
(項目22)
複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)前記トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって少なくとも部分的に加重される複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節することと
を含む、方法。
(項目23)
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値を下回ることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロの値を有する加重ベクトルを定義することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロよりも大きく1以下の値を有する加重ベクトルを定義することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目25)
少なくとも部分的に、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離によって、前記測定トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を加重することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目26)
前記測定トランスデューサ要素に対応する前記加重値は、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離に負に相関する、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記測定トランスデューサ要素は、前記各トランスデューサ要素と異なる、項目22に記載の方法。
(項目28)
前記信号品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、項目22に記載の方法。
(項目29)
前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定される前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、項目22に記載の方法。
(項目30)
前記超音波トランスデューサを使用して、前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすことをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目22に記載の方法。
(項目31)
少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目32)
シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入することと、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすこととをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目22に記載の方法。
(項目33)
前記測定トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられるパラメータ値のうちの少なくとも1つを調節することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目34)
物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目35)
前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記方法はさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定することを含む、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記各トランスデューサ要素と前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目37)
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射、および前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練することをさらに含む、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記介在組織の特性は、画像診断法を使用して入手される、項目36に記載の方法。
(項目39)
前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、項目22に記載の方法。
(項目40)
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられる第1の位相および前記各トランスデューサ要素と関連付けられる第2の位相を算出することと、
前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
をさらに含む、項目22に記載の方法。
(項目41)
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つから前記標的までの第1の距離と前記各トランスデューサ要素から前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出することをさらに含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出することをさらに含む、項目41に記載の方法。
(項目43)
超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
コントローラであって、前記コントローラは、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する、測定された反射に基づいて、前記トランスデューサ要素の改善セットを定義することと、
(c)前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものに関して、前記改善セットの中にない、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものを決定することと、
(d)前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる、前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節することと
を行うように構成される、コントローラと
を備える、システム。
(項目44)
前記トランスデューサ要素のうちの第2のものは、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものからの事前決定された距離内に位置する、項目43に記載のシステム。
(項目45)
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、前記事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える前記品質測定基準を有する前記測定された反射と関連付けられる、項目43に記載のシステム。
(項目46)
前記品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、項目43に記載のシステム。
(項目47)
前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定される前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、項目43に記載のシステム。
(項目48)
前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサを使用して、前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目43に記載のシステム。
(項目49)
少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備える、項目43に記載のシステム。
(項目50)
シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備え、前記コントローラはさらに、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目43に記載のシステム。
(項目51)
前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を調節するように構成される、項目43に記載のシステム。
(項目52)
前記コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、項目43に記載のシステム。
(項目53)
前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される、項目52に記載のシステム。
(項目54)
前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、項目43に記載のシステム。
(項目55)
前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射、および前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練するように構成される、項目54に記載のシステム。
(項目56)
前記介在組織の特性を入手するための画像診断法をさらに含む、項目55に記載のシステム。
(項目57)
前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、項目43に記載のシステム。
(項目58)
前記コントローラはさらに、
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第1の位相および前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第2の位相を算出することと、
前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
を行うように構成される、項目43に記載のシステム。
(項目59)
前記コントローラはさらに、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの第1のものから前記標的までの第1の距離と前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものから前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成される、項目58に記載のシステム。
(項目60)
前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサ要素と前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の位相を算出するように構成される、項目58に記載のシステム。
(項目61)
複数のトランスデューサ要素を有する超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する測定された反射に基づいて、前記トランスデューサ要素の改善セットを定義することと、
(c)前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものに関して、前記改善セットの中にない前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものを決定することと、
(d)前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節することと
を含む、方法。
(項目62)
前記トランスデューサ要素のうちの第2のものは、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものからの事前決定された距離内に位置する、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、前記事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える前記品質測定基準を有する前記測定された反射と関連付けられる、項目61に記載の方法。
(項目64)
前記品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、項目61に記載の方法。
(項目65)
前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定されるトランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、項目61に記載の方法。
(項目66)
前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすことをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目61に記載の方法。
(項目67)
少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入することをさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目68)
シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入することと、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすこととをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目61に記載の方法。
(項目69)
前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を調節することをさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目70)
物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目71)
前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記方法はさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定することを含む、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目73)
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射、および前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練することをさらに含む、項目72に記載の方法。
(項目74)
画像診断法を使用して、前記介在組織の特性を入手することをさらに含む、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、項目61に記載の方法。
(項目76)
それぞれ、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第1の位相および前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第2の位相を算出することと、
前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
をさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目77)
前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの第1のものから前記標的までの第1の距離と前記トランスデューサ要素のうちの第2のものから前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出することをさらに含む、項目76に記載の方法。
(項目78)
前記トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の位相を算出することをさらに含む、項目76に記載の方法。
(項目79)
超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
コントローラであって、前記コントローラは、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第1のパラメータ値を決定することと、
(c)前記トランスデューサ要素のうちの第2のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものと異なる、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を予測することと、
(d)前記標的領域において超音波焦点を作成するように、前記トランスデューサ要素のうちの第1および第2のものを駆動することと
を行うように構成される、コントローラと
を備える、システム。
(項目80)
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する前記反射を受信し、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する前記反射を受信する、項目79に記載のシステム。
(項目81)
複数のトランスデューサ要素を有する超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第1のパラメータ値を決定することと、
(c)前記トランスデューサ要素のうちの第2のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものと異なる、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を予測することと、
(d)前記標的領域において超音波焦点を作成するように、前記トランスデューサ要素のうちの第1および第2のものを駆動することと
を含む、方法。
(項目82)
前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する前記反射を受信し、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する前記反射を受信する、項目81に記載のシステム。
(項目83)
超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
コントローラであって、前記コントローラは、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を第1の1つ以上の標的領域に伝送させ、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の1つ以上の標的領域と異なる第2の標的領域において超音波焦点を発生させるように、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定することと
を行うように構成される、コントローラと
を備える、システム。
(項目84)
前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、項目83に記載のシステム。
(項目85)
前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサを使用して、前記第1の1つ以上の標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目83に記載のシステム。
(項目86)
少なくとも1つの音響反射体を前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備える、項目83に記載のシステム。
(項目87)
シードマイクロバブルを前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備え、前記コントローラはさらに、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目83に記載のシステム。
(項目88)
前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサと前記第2の標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定するように構成される、項目83に記載のシステム。
(項目89)
前記コントローラはさらに、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記測定された反射、および前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練するように構成される、項目88に記載のシステム。
(項目90)
前記介在組織の特性を入手するための画像診断法をさらに含む、項目89に記載のシステム。
(項目91)
前記コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定するように構成される、項目83に記載のシステム。
(項目92)
前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記コントローラはさらに、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される、項目91に記載のシステム。
(項目93)
前記コントローラはさらに、
それぞれ、前記第1の1つ以上の標的領域および前記第2の標的領域と関連付けられる第1の位相および第2の位相を算出することと、
前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定することと
を行うように構成される、項目83に記載のシステム。
(項目94)
前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサから前記第1の1つ以上の標的領域までの第1の距離と前記超音波トランスデューサから前記第2の標的領域までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成される、項目93に記載のシステム。
(項目95)
前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサへの前記第1の1つ以上の標的領域からの前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出するように構成される、項目93に記載のシステム。
(項目96)
複数のトランスデューサ要素を有する超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
(a)前記トランスデューサ要素に、超音波を第1の1つ以上の標的領域に伝送させ、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
(b)前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の1つ以上の標的領域と異なる第2の標的領域において超音波焦点を発生させるように、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定することと
を含む、方法。
(項目97)
前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、項目96に記載の方法。
(項目98)
前記超音波トランスデューサを使用して、前記第1の1つ以上の標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすことをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目96に記載の方法。
(項目99)
少なくとも1つの音響反射体を前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入することをさらに含む、項目96に記載の方法。
(項目100)
シードマイクロバブルを前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入することと、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすこととをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、項目96に記載の方法。
(項目101)
前記超音波トランスデューサと前記第2の標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定することをさらに含む、項目96に記載の方法。
(項目102)
前記第1の1つ以上の標的領域からの前記測定された反射、および前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練することをさらに含む、項目101に記載の方法。
(項目103)
画像診断法を使用して、前記介在組織の特性を入手することをさらに含む、項目102に記載の方法。
(項目104)
物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定することをさらに含む、項目96に記載の方法。
(項目105)
前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記方法はさらに、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定することをさらに含む、項目104に記載の方法。
(項目106)
それぞれ、前記第1の1つ以上の標的領域および前記第2の標的領域と関連付けられる、第1の位相および第2の位相を算出することと、
前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定することと
をさらに含む、項目96に記載の方法。
(項目107)
前記超音波トランスデューサから前記第1の1つ以上の標的領域までの第1の距離と前記超音波トランスデューサから前記第2の標的領域までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出することをさらに含む、項目106に記載の方法。
(項目108)
前記超音波トランスデューサへの前記第1の1つ以上の標的領域からの前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出することをさらに含む、項目106に記載の方法。

Claims (108)

  1. 超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
    複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
    コントローラであって、前記コントローラは、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)前記トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって少なくとも部分的に加重される複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節することと
    を行うように構成される、コントローラと
    を備える、システム。
  2. 前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値を下回ることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロの値を有する加重ベクトルを定義するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロよりも大きく1以下の値を有する加重ベクトルを定義するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記コントローラはさらに、少なくとも部分的に、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離によって、前記測定トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を加重するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記測定トランスデューサ要素に対応する前記加重値は、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離に負に相関する、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記測定トランスデューサ要素は、前記各トランスデューサ要素と異なる、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記信号品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定される前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサを使用して、前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項1に記載のシステム。
  10. 少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  11. シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備え、前記コントローラはさらに、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記コントローラはさらに、それによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられるパラメータ値のうちの少なくとも1つを調節するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記コントローラはさらに、前記各トランスデューサ要素と前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  16. 前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射、および前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練するように構成される、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記介在組織の特性を入手するための画像診断法をさらに含む、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載のシステム。
  19. 前記コントローラはさらに、
    前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられる第1の位相および前記各トランスデューサ要素と関連付けられる第2の位相を算出することと、
    前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
    を行うように構成される、請求項1に記載のシステム。
  20. 前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つから前記標的までの第1の距離と前記各トランスデューサ要素から前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成される、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記コントローラはさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出するように構成される、請求項20に記載のシステム。
  22. 複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)前記トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつか毎に、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、測定トランスデューサ要素によって測定される反射と関連付けられる信号品質測定基準によって少なくとも部分的に加重される複数の測定トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられるパラメータ値を調節することと
    を含む、方法。
  23. 前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値を下回ることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロの値を有する加重ベクトルを定義することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかによって測定される前記反射と関連付けられる前記信号品質測定基準が、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超えることを決定することに応じて、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくともいくつかに対応するゼロよりも大きく1以下の値を有する加重ベクトルを定義することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  25. 少なくとも部分的に、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離によって、前記測定トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を加重することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  26. 前記測定トランスデューサ要素に対応する前記加重値は、前記各トランスデューサ要素からの前記測定トランスデューサ要素の距離に負に相関する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記測定トランスデューサ要素は、前記各トランスデューサ要素と異なる、請求項22に記載の方法。
  28. 前記信号品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、請求項22に記載の方法。
  29. 前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定される前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、請求項22に記載の方法。
  30. 前記超音波トランスデューサを使用して、前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすことをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項22に記載の方法。
  31. 少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  32. シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入することと、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすこととをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項22に記載の方法。
  33. 前記測定トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記測定トランスデューサ要素のうちの1つと関連付けられるパラメータ値のうちの少なくとも1つを調節することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  34. 物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  35. 前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記方法はさらに、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定することを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記各トランスデューサ要素と前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  37. 前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射、および前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練することをさらに含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記介在組織の特性は、画像診断法を使用して入手される、請求項36に記載の方法。
  39. 前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、請求項22に記載の方法。
  40. 前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられる第1の位相および前記各トランスデューサ要素と関連付けられる第2の位相を算出することと、
    前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記各トランスデューサ要素と関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
    をさらに含む、請求項22に記載の方法。
  41. 前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つから前記標的までの第1の距離と前記各トランスデューサ要素から前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出することをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記測定トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出することをさらに含む、請求項41に記載の方法。
  43. 超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
    複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
    コントローラであって、前記コントローラは、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する、測定された反射に基づいて、前記トランスデューサ要素の改善セットを定義することと、
    (c)前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものに関して、前記改善セットの中にない、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものを決定することと、
    (d)前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる、前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節することと
    を行うように構成される、コントローラと
    を備える、システム。
  44. 前記トランスデューサ要素のうちの第2のものは、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものからの事前決定された距離内に位置する、請求項43に記載のシステム。
  45. 前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、前記事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える前記品質測定基準を有する前記測定された反射と関連付けられる、請求項43に記載のシステム。
  46. 前記品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、請求項43に記載のシステム。
  47. 前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定される前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、請求項43に記載のシステム。
  48. 前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサを使用して、前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項43に記載のシステム。
  49. 少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備える、請求項43に記載のシステム。
  50. シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備え、前記コントローラはさらに、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項43に記載のシステム。
  51. 前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を調節するように構成される、請求項43に記載のシステム。
  52. 前記コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、請求項43に記載のシステム。
  53. 前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される、請求項52に記載のシステム。
  54. 前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節するように構成される、請求項43に記載のシステム。
  55. 前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射、および前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練するように構成される、請求項54に記載のシステム。
  56. 前記介在組織の特性を入手するための画像診断法をさらに含む、請求項55に記載のシステム。
  57. 前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、請求項43に記載のシステム。
  58. 前記コントローラはさらに、
    前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第1の位相および前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第2の位相を算出することと、
    前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
    を行うように構成される、請求項43に記載のシステム。
  59. 前記コントローラはさらに、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの第1のものから前記標的までの第1の距離と前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものから前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成される、請求項58に記載のシステム。
  60. 前記コントローラはさらに、前記トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサ要素と前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の位相を算出するように構成される、請求項58に記載のシステム。
  61. 複数のトランスデューサ要素を有する超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する測定された反射に基づいて、前記トランスデューサ要素の改善セットを定義することと、
    (c)前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものに関して、前記改善セットの中にない前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものを決定することと、
    (d)前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記標的領域における超音波焦点を改良するように、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられるパラメータ値を調節することと
    を含む、方法。
  62. 前記トランスデューサ要素のうちの第2のものは、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものからの事前決定された距離内に位置する、請求項61に記載の方法。
  63. 前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、前記事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える前記品質測定基準を有する前記測定された反射と関連付けられる、請求項61に記載の方法。
  64. 前記品質測定基準は、前記測定された反射の信号対雑音比である、請求項61に記載の方法。
  65. 前記品質測定基準は、複数の測定の中の前記測定された反射に基づいて決定されるトランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる前記パラメータ値の反復性である、請求項61に記載の方法。
  66. 前記標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすことをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項61に記載の方法。
  67. 少なくとも1つの音響反射体を前記標的領域の中に導入することをさらに含む、請求項61に記載の方法。
  68. シードマイクロバブルを前記標的領域の中に導入することと、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすこととをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項61に記載の方法。
  69. 前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を調節することをさらに含む、請求項61に記載の方法。
  70. 物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、請求項61に記載の方法。
  71. 前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記方法はさらに、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定することを含む、請求項70に記載の方法。
  72. 前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することをさらに含む、請求項61に記載の方法。
  73. 前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものによって測定される前記反射、および前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと前記標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練することをさらに含む、請求項72に記載の方法。
  74. 画像診断法を使用して、前記介在組織の特性を入手することをさらに含む、請求項73に記載の方法。
  75. 前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、請求項61に記載の方法。
  76. それぞれ、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第1の位相および前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第2の位相を算出することと、
    前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる前記パラメータ値を調節することと
    をさらに含む、請求項61に記載の方法。
  77. 前記改善セットの中の前記トランスデューサ要素のうちの第1のものから前記標的までの第1の距離と前記トランスデューサ要素のうちの第2のものから前記標的までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出することをさらに含む、請求項76に記載の方法。
  78. 前記トランスデューサ要素のうちの第2のものによって測定される前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の位相を算出することをさらに含む、請求項76に記載の方法。
  79. 超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
    複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
    コントローラであって、前記コントローラは、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第1のパラメータ値を決定することと、
    (c)前記トランスデューサ要素のうちの第2のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものと異なる、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を予測することと、
    (d)前記標的領域において超音波焦点を作成するように、前記トランスデューサ要素のうちの第1および第2のものを駆動することと
    を行うように構成される、コントローラと
    を備える、システム。
  80. 前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する前記反射を受信し、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する前記反射を受信する、請求項79に記載のシステム。
  81. 複数のトランスデューサ要素を有する超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を標的領域に伝送させ、前記標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)前記トランスデューサ要素によって測定される前記反射に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものと関連付けられる第1のパラメータ値を決定することと、
    (c)前記トランスデューサ要素のうちの第2のものと前記標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの第1のものと異なる、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものと関連付けられる第2のパラメータ値を予測することと、
    (d)前記標的領域において超音波焦点を作成するように、前記トランスデューサ要素のうちの第1および第2のものを駆動することと
    を含む、方法。
  82. 前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第1のものは、事前決定された閾値に等しいかまたはそれを超える品質測定基準を有する前記反射を受信し、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも第2のものは、事前決定された閾値を下回る品質測定基準を有する前記反射を受信する、請求項81に記載のシステム。
  83. 超音波トランスデューサを集束させるためのシステムであって、
    複数のトランスデューサ要素を備える超音波トランスデューサと、
    コントローラであって、前記コントローラは、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を第1の1つ以上の標的領域に伝送させ、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の1つ以上の標的領域と異なる第2の標的領域において超音波焦点を発生させるように、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定することと
    を行うように構成される、コントローラと
    を備える、システム。
  84. 前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、請求項83に記載のシステム。
  85. 前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサを使用して、前記第1の1つ以上の標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項83に記載のシステム。
  86. 少なくとも1つの音響反射体を前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備える、請求項83に記載のシステム。
  87. シードマイクロバブルを前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入するための投与デバイスをさらに備え、前記コントローラはさらに、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすように構成され、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項83に記載のシステム。
  88. 前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサと前記第2の標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定するように構成される、請求項83に記載のシステム。
  89. 前記コントローラはさらに、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記測定された反射、および前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練するように構成される、請求項88に記載のシステム。
  90. 前記介在組織の特性を入手するための画像診断法をさらに含む、請求項89に記載のシステム。
  91. 前記コントローラはさらに、物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定するように構成される、請求項83に記載のシステム。
  92. 前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記コントローラはさらに、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定するように構成される、請求項91に記載のシステム。
  93. 前記コントローラはさらに、
    それぞれ、前記第1の1つ以上の標的領域および前記第2の標的領域と関連付けられる第1の位相および第2の位相を算出することと、
    前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定することと
    を行うように構成される、請求項83に記載のシステム。
  94. 前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサから前記第1の1つ以上の標的領域までの第1の距離と前記超音波トランスデューサから前記第2の標的領域までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出するように構成される、請求項93に記載のシステム。
  95. 前記コントローラはさらに、前記超音波トランスデューサへの前記第1の1つ以上の標的領域からの前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出するように構成される、請求項93に記載のシステム。
  96. 複数のトランスデューサ要素を有する超音波トランスデューサを集束させる方法であって、前記方法は、
    (a)前記トランスデューサ要素に、超音波を第1の1つ以上の標的領域に伝送させ、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の反射を測定させることと、
    (b)前記測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の1つ以上の標的領域と異なる第2の標的領域において超音波焦点を発生させるように、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定することと
    を含む、方法。
  97. 前記パラメータ値は、周波数、振幅、または位相のうちの少なくとも1つを備える、請求項96に記載の方法。
  98. 前記超音波トランスデューサを使用して、前記第1の1つ以上の標的領域内で少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすことをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項96に記載の方法。
  99. 少なくとも1つの音響反射体を前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入することをさらに含む、請求項96に記載の方法。
  100. シードマイクロバブルを前記第1の1つ以上の標的領域の中に導入することと、前記シードマイクロバブルおよび前記超音波トランスデューサを使用して、少なくとも1つの音響反射体の発生を引き起こすこととをさらに含み、前記音響反射体は、そこに伝送される前記超音波を反射する、請求項96に記載の方法。
  101. 前記超音波トランスデューサと前記第2の標的領域との間に位置する介在組織の特性に基づいて、前記パラメータ値を予測するように計算的に訓練された予測因子に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定することをさらに含む、請求項96に記載の方法。
  102. 前記第1の1つ以上の標的領域からの前記測定された反射、および前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する前記介在組織の特性を使用して、前記予測因子を計算的に訓練することをさらに含む、請求項101に記載の方法。
  103. 画像診断法を使用して、前記介在組織の特性を入手することをさらに含む、請求項102に記載の方法。
  104. 物理的モデルに少なくとも部分的に基づいて、前記トランスデューサ要素のうちの少なくとも1つと関連付けられるパラメータ値を決定することをさらに含む、請求項96に記載の方法。
  105. 前記物理的モデルは、複数のモデルパラメータを備え、前記方法はさらに、前記第1の1つ以上の標的領域からの前記超音波の測定された反射に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルパラメータと関連付けられる値を決定することをさらに含む、請求項104に記載の方法。
  106. それぞれ、前記第1の1つ以上の標的領域および前記第2の標的領域と関連付けられる、第1の位相および第2の位相を算出することと、
    前記算出された第1および第2の位相に少なくとも部分的に基づいて、前記パラメータ値を決定することと
    をさらに含む、請求項96に記載の方法。
  107. 前記超音波トランスデューサから前記第1の1つ以上の標的領域までの第1の距離と前記超音波トランスデューサから前記第2の標的領域までの第2の距離との間の差異に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相と第2の位相との間の差異を算出することをさらに含む、請求項106に記載の方法。
  108. 前記超音波トランスデューサへの前記第1の1つ以上の標的領域からの前記反射と関連付けられるビーム経路に沿って、前記超音波トランスデューサと前記第1の1つ以上の標的領域との間に位置する介在組織の特性に少なくとも部分的に基づいて、前記第1の位相を算出することをさらに含む、請求項106に記載の方法。
JP2020567742A 2018-06-06 2019-06-05 改良された反射自動集束 Pending JP2022501080A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862681284P 2018-06-06 2018-06-06
US62/681,284 2018-06-06
PCT/IB2019/000629 WO2019234495A2 (en) 2018-06-06 2019-06-05 Improved reflection autofocusing

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022501080A true JP2022501080A (ja) 2022-01-06

Family

ID=67614591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020567742A Pending JP2022501080A (ja) 2018-06-06 2019-06-05 改良された反射自動集束

Country Status (5)

Country Link
US (2) US11918420B2 (ja)
EP (1) EP3801762A2 (ja)
JP (1) JP2022501080A (ja)
CN (2) CN115779285A (ja)
WO (1) WO2019234495A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11648424B2 (en) 2018-11-28 2023-05-16 Histosonics Inc. Histotripsy systems and methods
US11813485B2 (en) 2020-01-28 2023-11-14 The Regents Of The University Of Michigan Systems and methods for histotripsy immunosensitization

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220257983A1 (en) * 2019-09-16 2022-08-18 Taipei Medical University Biological object image-capturing and treatment system and method
WO2021176275A1 (en) 2020-03-05 2021-09-10 Insightec, Ltd. Differential prediction of aberration corrections for ultrasound therapy
CN111589001B (zh) * 2020-06-10 2022-03-01 浙江大学 一种阵列式超声治疗***
WO2022258183A1 (en) * 2021-06-10 2022-12-15 Brainlab Ag Orienting an x-ray device based on an ultrasound image
CN116224307B (zh) * 2023-02-22 2024-03-05 南京元厚电气有限公司 一种声纳***换能器参数获取装置及方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523508A (ja) * 2003-04-17 2006-10-19 ザ ブリガム アンド ウィメンズ ホスピタル インコーポレイテッド 剪断モード診断用超音波
JP2012506736A (ja) * 2008-10-24 2012-03-22 ミラビリス・メディカ・インコーポレイテッド Hifu治療のフィードバック制御のための方法および装置
JP2015512301A (ja) * 2012-03-26 2015-04-27 マウイ イマギング,インコーポレーテッド 重み付け係数を適用することによって超音波画像の質を改善するためのシステム及び方法
WO2018020315A1 (en) * 2016-07-25 2018-02-01 Insightec, Ltd. Ultrasound autofocusing using reflections

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5928152A (en) * 1994-08-05 1999-07-27 Acuson Corporation Method and apparatus for a baseband processor of a receive beamformer system
US6740039B1 (en) * 1999-08-20 2004-05-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Methods and apparatus for displaying information relating to delivery and activation of a therapeutic agent using ultrasound energy
US6543272B1 (en) * 2000-04-21 2003-04-08 Insightec-Txsonics Ltd. Systems and methods for testing and calibrating a focused ultrasound transducer array
US6666833B1 (en) * 2000-11-28 2003-12-23 Insightec-Txsonics Ltd Systems and methods for focussing an acoustic energy beam transmitted through non-uniform tissue medium
US8088067B2 (en) * 2002-12-23 2012-01-03 Insightec Ltd. Tissue aberration corrections in ultrasound therapy
US20060052706A1 (en) * 2004-08-20 2006-03-09 Kullervo Hynynen Phased array ultrasound for cardiac ablation
US7627386B2 (en) * 2004-10-07 2009-12-01 Zonaire Medical Systems, Inc. Ultrasound imaging system parameter optimization via fuzzy logic
EP2019624B1 (en) 2006-05-12 2016-03-30 Koninklijke Philips N.V. Ultrasonic synthetic transmit focusing with a multiline beamformer
US8512241B2 (en) * 2006-09-06 2013-08-20 Innurvation, Inc. Methods and systems for acoustic data transmission
JP4717109B2 (ja) * 2008-12-04 2011-07-06 日立アロカメディカル株式会社 超音波診断装置
US8932237B2 (en) * 2010-04-28 2015-01-13 Insightec, Ltd. Efficient ultrasound focusing
US8337433B2 (en) * 2010-05-24 2012-12-25 Stephen Anthony Cerwin Time-reversed mirroring electro-magnetic acoustic treatment system
WO2012049612A2 (en) * 2010-10-14 2012-04-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. High intensity focused ultrasound system, computer-implemented method, and computer program product
US8968205B2 (en) * 2011-02-10 2015-03-03 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Sub-aperture control in high intensity focused ultrasound
US10449395B2 (en) * 2011-12-12 2019-10-22 Insightec, Ltd. Rib identification for transcostal focused ultrasound surgery
WO2013108152A1 (en) * 2012-01-16 2013-07-25 Ramot At Tel-Aviv University Ltd Bypassing obstacles in focused acoustic waves
US9168027B2 (en) * 2013-02-22 2015-10-27 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Adaptive acoustic pressure estimation in medical ultrasound
KR101645590B1 (ko) * 2014-08-22 2016-08-05 한국지이초음파 유한회사 적응적인 수신 빔 집속 방법 및 그 장치
US9918701B2 (en) * 2014-09-03 2018-03-20 Contextvision Ab Methods and systems for automatic control of subjective image quality in imaging of objects
US10456603B2 (en) * 2014-12-10 2019-10-29 Insightec, Ltd. Systems and methods for optimizing transskull acoustic treatment
JP6729577B2 (ja) * 2015-06-26 2020-07-22 日本電気株式会社 信号検知装置、信号検知方法およびプログラム
GB201513024D0 (en) * 2015-07-23 2015-09-09 Univ Heriot Watt A method of, and apparatus for, determination of position in ultrasound imaging
US9934570B2 (en) 2015-10-09 2018-04-03 Insightec, Ltd. Systems and methods for registering images obtained using various imaging modalities and verifying image registration
US10856846B2 (en) * 2016-01-27 2020-12-08 Maui Imaging, Inc. Ultrasound imaging with sparse array probes
CN108024795A (zh) * 2016-07-05 2018-05-11 株式会社日立制作所 频谱解析装置、频谱解析方法以及超声波摄像装置
KR20190028422A (ko) * 2016-07-08 2019-03-18 아벤트, 인크. 해부학적 대상들의 자동 검출, 국부화, 및 의미론적 세그먼트화를 위한 시스템 및 방법
WO2018011631A2 (en) 2016-07-14 2018-01-18 Insightec, Ltd. Precedent-based ultrasound focusing
CN109069115B (zh) * 2017-06-06 2020-09-25 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种在超声扫描中成像的方法、装置及***
US20190083065A1 (en) 2017-09-19 2019-03-21 Shuki Vitek Focal cavitation signal measurement

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523508A (ja) * 2003-04-17 2006-10-19 ザ ブリガム アンド ウィメンズ ホスピタル インコーポレイテッド 剪断モード診断用超音波
JP2012506736A (ja) * 2008-10-24 2012-03-22 ミラビリス・メディカ・インコーポレイテッド Hifu治療のフィードバック制御のための方法および装置
JP2015512301A (ja) * 2012-03-26 2015-04-27 マウイ イマギング,インコーポレーテッド 重み付け係数を適用することによって超音波画像の質を改善するためのシステム及び方法
WO2018020315A1 (en) * 2016-07-25 2018-02-01 Insightec, Ltd. Ultrasound autofocusing using reflections

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11648424B2 (en) 2018-11-28 2023-05-16 Histosonics Inc. Histotripsy systems and methods
US11813484B2 (en) 2018-11-28 2023-11-14 Histosonics, Inc. Histotripsy systems and methods
US11980778B2 (en) 2018-11-28 2024-05-14 Histosonics, Inc. Histotripsy systems and methods
US11813485B2 (en) 2020-01-28 2023-11-14 The Regents Of The University Of Michigan Systems and methods for histotripsy immunosensitization

Also Published As

Publication number Publication date
CN112533673A (zh) 2021-03-19
US11918420B2 (en) 2024-03-05
US20240206856A1 (en) 2024-06-27
CN112533673B (zh) 2024-03-29
CN115779285A (zh) 2023-03-14
WO2019234495A2 (en) 2019-12-12
US20210196233A1 (en) 2021-07-01
WO2019234495A3 (en) 2020-04-02
EP3801762A2 (en) 2021-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240206856A1 (en) Reflection Autofocusing
JP6838057B2 (ja) 種々のイメージング・モダリティを用いて得られる画像を位置合せし、画像レジストレーションを検証するためのシステムおよび方法
CN111565642B (zh) 用于几何特征和像差校正的相控阵列校准
US10589129B2 (en) Therapeutic ultrasound with reduced interference from microbubbles
CN113329788B (zh) 超声手术中的换能器配置的优化
US11872085B2 (en) Focused ultrasound system with optimized monitoring of cavitation
US20100268088A1 (en) Multimode ultrasound focusing for medical applications
EP3897391B1 (en) Echo-based focusing correction
US20220288424A1 (en) Aberration corrections for dynamically changing media during ultrasound therapy
US20200085409A1 (en) Ultrasound focusing utilizing a 3d-printed skull replica
EP4076646A1 (en) Adaptive single-bubble-based autofocusing and power adjustment in ultrasound procedures
US20230100912A1 (en) Differential prediction of aberration corrections for ultrasound therapy
US10765892B1 (en) Systems and methods for optimizing transcranial ultrasound focusing
US20230398381A1 (en) Multiparametric optimization for ultrasound procedures
JP4394440B2 (ja) 超音波治療

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210707

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230217

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231010