JP2022184718A - 通信方法および通信システム - Google Patents
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Abstract
Description
前記デバイスは、可視光を受光する受光素子を有し、
前記端末は、発光手段と、制御部とを有し、
前記デバイスの前記受光素子に対応して、前記端末の前記発光手段を位置付けるステップと、
前記制御部が、前記発光手段を点滅させて、情報を可視光送信するステップと、
前記デバイスの前記受光素子が、前記発光手段から送信された前記情報を受信するステップと、
を有する通信方法、である。
前記第1の装置は、可視光を受光する受光素子を有し、
前記第2の装置は、表示部と、制御部とを有し、
前記第1の装置の前記受光素子と、前記第2の装置が有する前記表示部の表示画面を対応させるステップと、
前記制御部が、前記表示部の前記表示画面を点滅させて、データを可視光送信するステップと、
前記第1の装置の前記受光素子が、可視光送信された前記データを受信するステップと、
を有する通信方法、である。
本発明はまた、上記通信方法を実現する通信システムとして把握される。
デバイス管理システムは、複数のデバイス10と、スマートフォンやタブレット端末のような携帯端末(以下単に端末という)13と、管理サーバ12が、無線LAN18のような無線ネットワークおよびネットワーク(公衆網)19により接続されて構成される。
図2は、デバイス10の構成を示す図である。
デバイス10は、制御部22、無線通信部23、カウンタボタン211,212(総じて21と示す)、表示部24、光素子261,262(総じて26と示す)、電源ボタン27を有し、カウンタの機能を実現する。制御部22は、処理部(CPU)221、メモリ222、光素子26を制御する光素子制御部223を有する。表示部24は例えば液晶表示器であり、カウンタ値や設定データ等を表示する。光素子26は受光素子(光学手段)であり、端末10との間で可視光通信を行う。一例では、光素子261はクロック同期用の受光素子であり、光素子262はクロックに同期してデータを受信する受光素子である。なお、光素子26は可視光素子と呼んでもよい。
図3は、端末13の構成を示す図である。
端末13は例えばスマートフォンやタブレット端末であり、入力部31、表示部32、制御部33、記憶部34、無線通信部35を有して構成される。情報を表示する表示部とユーザの操作による入力を受付ける入力部は例えばタッチパネルディスプレイで構成される。記憶部34は、入力部31や無線通信部35を介して管理サーバ12から取得したデータ(例えば管理情報や初期値、在庫データ)や種々のプログラムを保管する。無線通信部35は、Wifiやインターネットを介して通信を可能とする。
図4は、管理サーバ12の構成を示す図である。
管理サーバ12は、記憶部40、CPU41、入力および表示等を行う入出力器421を接続する入出力インタフェース42、ネットワーク19に接続されるネットワークインタフェース43、及び外部記憶装置44を有する情報処理装置である。管理サーバ12の各機能は、外部記憶装置44に格納されるプログラムが記憶部40に展開されて、CPU41で実行されることで実現される。管理サーバ12は、ネットワークインタフェース43を介してデバイス10および端末13と通信する。なお、管理サーバ12はパソコン(PC)でもよい。
図5乃至図7を参照して、端末13とデバイス10間の可視光通信について説明する。
図5は、情報通信時におけるデバイス10と端末13の関係、とりわけ端末13が有するデータをデバイス10へ可視光通信により送信する時の様子を示している。デバイス10の符号は図2に示した符号と同一箇所を示す。端末13において、130は入力部31と表示部32を兼ねたタッチパネルディスプレイの表示画面を示す。なお、理解の都合上、図5ではデバイス10と端末13が離れた状態が図示されているが、実際には、端末13の表示画面130に、デバイス10の光素子26を有する面が接触している。
デバイス10の性能により、端末13の画面のフレームレートが変わる可能性があるため、1ビットを表す長さがデバイス毎に変化する可能性がある。また、処理落ちなどが発生した場合、処理落ちした時点で以後のタイミングがずれてしまうので、ビットの変化のタイミングを適切に伝えることが重要である。
図8は、デバイス管理テーブルの構成を示す。
デバイス管理テーブル403は、デバイス10に固有なデバイスIDと、物品に固有な物品ID、およびフラグを対応付けて管理する。フラグは、デバイスIDと物品IDとの紐付けが済みか未済みを管理する。この紐付けの管理は、デバイス管理プログラム401の実行による。デバイスIDや物品IDは、システム側で管理されていればよく、必ずしもユーザが認識する必要がない。
物品管理テーブル404は、全ての物品の物品名、物品ID、現在値、変更履歴を管理する。全ての物品とは、在庫管理の対象となる全ての物品であり、デバイスとの紐付けの有無を問わない。例えば、発注に基づいて納品されまたは新らに購入された物品の情報が、端末13からの入力により、物品管理テーブル404に逐次登録される。登録に際しては、物品管理部402が物品の登録ごとに物品IDを生成して付与する。現在値は現在の物品の数すなわち最新の更新値を表す。変更履歴は、対象の物品の数が更新される度にその前の現在値をログとして保持する。ログには更新された時間情報が付与される。
ユーザは、物品管理テーブル404の内容を端末13にダウンロードして表示部に表示し、物品の在庫状況を確認することができる。
端末13からデバイス10へ送信される初期設定データは、WifiのSSIDと、暗号キー(パスワード)と、物品データ(物品IDや個数)と、を有する形式である。なお、WifiのSSIDと暗号キーのみを送信する場合、または物品データのみを送信する場合もあり、この場合には他のデータを含まない。
デバイスデータ、すなわちデバイス10から管理サーバ12へ送信されるデータは、物品IDと、更新前データと、更新後データと、を有する形式である。例えば、メモリ222に保持されている更新前のカウンタ値が「15」で、物品収納棚から当該物品が2つ取り出された場合、更新後のカウンタ値が「13」となり、デバイスデータには、更新前データ「15」と、更新後データ「13」が含まれる。
図13は、端末13の登録確認画面の表示例を示す図である。
デバイス10に登録する情報の確認画面が、端末13の表示部及び入力部を形成するタッチパネルの画面に表示される。登録確認画面には、デバイス10が利用するWifiの管理情報であるSSIDおよびパスワードを表示する表示エリア1301と、デバイス10が割当てられる物品ID、物品名およびその個数(物品データ)を表示する表示エリア1302と、これらの情報を登録指示する設定ボタン1303が含まれる。なお、物品IDは管理上のコードであるので必ずしも表示する必要がない。
次に、図12を参照して、物品の在庫管理に伴う、デバイス10への管理情報の設定ないしデバイス10とのデータ通信の動作について説明する。
この動作に入る前提として、ユーザは、デバイスIDを有する未使用のデバイス10を所持している。用意されたデバイス10のメモリ222にはデバイスIDが予め格納されている。また、ユーザの周囲には、デバイス10との対応付けが成されていない物品がある。このような状況で、ユーザの端末13の操作により、物品とデバイス10との紐付けが行なわれる。
実施例1では、管理サーバ12はコンピュータであるが、他の例によれば、クラウドを利用して管理サーバ12の機能を実現することができる。すなわち、図4に示す機能の一部または全部をクラウドコンピュータに持たせ、或いはクラウドサービスにより実現することができる。例えば、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)やAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を用いて、デバイス管理テーブル403や物品管理テーブル404、およびそれらの管理テーブルに対するデータの読み書きを行なうことができる。
実施例1では、管理サーバ12が有する物品管理テーブル404は衣料品の原材料を管理する在庫管理テーブルである。他の例によれば、物品管理テーブルは、製作された衣料品、例えばワイシャツ、ズボン、ジャケット等の商品の在庫品を管理するテーブルであってもよい。
また、物品管理テーブル404にデバイスIDの登録の欄を設けて、紐付けが完了したデバイスIDを物品IDに対応付けて登録してもよい。
実施例1では、物品IDを用いて物品を識別しているが、他の手段または用途に用いてもよい。例えば、デバイスが検知する対象または検知される物理量等のデータを識別する情報またはそれに関連付けられた情報、またはデバイスを識別するアドレス等の情報、またはデバイスが固有に持つまたは付与された情報、等を対象の識別情報として用いてもよい。この場合、上記物品管理テーブル404に代わって検知対象管理テーブル(例えば温度管理テーブル)と呼ばれるであろう。
実施例1では、カウンタ10はボタン21の操作により計数値を入力するが、入力手段はボタンに限定されない。例えば、ボタン21に代えて音声マイクを備えて、この音声マイクから入力される音声を、制御部22が実行する音声認識プログラムの音声認識機能により、計数値のデータとして認識することができる。
実施例1では、デバイス10は在庫管理システムに適用される例における物品の数を検知するカウンタである。他の例によれば実施例1に限定されず、デバイス10は在庫管理以外にも適用可能である。例えば、デバイス10は、赤外線センサ、距離センサ、重量センサ、湿度センサ、温度センサ等の対象物の物理量や位置を検知するセンサにも適用可能である。この場合、実施例1のボタン21に代わって赤外線センサや温度センサ等が接続され、メモリ222にはセンサで検知された物理量等のデータが記憶される。また、実施例1における物品IDは、センサが検知する対象または物理量またはデバイスを識別する固有の識別IDとなり得る。制御部22は、センサで検知された物理量等のデータを固有の識別IDと共に、検知要求のあった管理サーバ等の外部装置へ送信する。
実施例1では、図10の形式で、デバイス10に管理情報および物品データの初期設定を行う、とした。他の例によれば、管理情報および物品データ以外にも種々の初期設定を行うことができる。
また他の例では電池残量の監視の設定がある。例えば、ボタン押下時に電池残量を管理サーバへ送信することで、電池残量を監視することができる。この場合、電池残量を管理サーバへ送信するかまたはデバイスでアラーム発生をさせるかの、初期設定を行うことができる。
また他の例では、ボタン操作音の音量の設定がある。例えばデバイス10にブザーを設けて、ボタンの長押し時にカウンタ値が高速にアップ又はダウンさせることできる。この場合、ブザーの音量を初期設定することができる。
なお、上記機能の初期設定は、実施例1における管理情報や物品データの初期設定時に必ずしも同時に行う必要がなく、その後必要時に適宜行ってよい。上記機能の初期設定も実施例1と同様に可視光通信を用いて行う。
実施例1では、受光素子261がクロックを受信用、受光素子262をデータ受信用として、端末13の対応する分割画面が発する可視光を受光するとしたが、他の例ではこれに限定されない。例えば、1つの受光素子のみを持つデバイス10が、端末13の発光手段が発するデータ信号の可視光を受信する構成としてもよい。この場合、実施例1のような同期クロックを受信する受光素子は無いが、データを構成する1ビットのデータ時間幅およびデータ開始位置(所定のコードデータ)が予め分っていれば、デバイス10の処理部221は受光素子が受信する可視光の点滅(すなわち「1」「0」)およびその時間幅から1または0の連続から成るデータおよびデータ開始位置を認識することができる。
実施例1では、デバイス10と管理サーバ12間の無線通信インタフェースとしてWifiを用いているが、これに限定されず、例えば、ジグビー(ZigBee:登録商標)やLTE(Long Term Evolution)をもちいることができる。例えば、ジグビーは、多くのデバイスが接続可能であり、スリープ時の待機電力が小さく、また復帰時間も短いので、一定間隔を空けてデータ送信を行うような無線通信インタフェースとして有用である。このジグビーに係るアドレスや動作モード等の管理情報の設定に実施例1の手法が適用できる。
18:Fifi 19:ネットワーク
21,211,212:ボタン 22:制御部 221:処理部
222:メモリ 223:光素子制御部
23:無線通信部 24:表示部 26,261,262:光素子
31:入力部 32:表示部 33:制御部
331:画面制御部 34:記憶部 35:無線通信部
40:記憶部 41:CPU 42入出力インタフェース
401:デバイス管理プログラム 402:物品管理プログラム
403:デバイス管理テーブル 404:物品管理テーブル
405:他の管理テーブル
Claims (7)
- デバイスと端末との間の通信方法であって、
前記デバイスは、可視光を受光する受光素子を有し、
前記端末は、発光手段と、制御部とを有し、
前記デバイスの前記受光素子に対応して、前記端末の前記発光手段を位置付けるステップと、
前記制御部が、前記発光手段を点滅させて、情報を可視光送信するステップと、
前記デバイスの前記受光素子が、前記発光手段から送信された前記情報を受信するステップと、
を有することを特徴とする通信方法。 - 第1の装置と第2の装置との間の通信方法であって、
前記第1の装置は、可視光を受光する受光素子を有し、
前記第2の装置は、表示部と、制御部とを有し、
前記第1の装置の前記受光素子と、前記第2の装置が有する前記表示部の表示画面を対応させるステップと、
前記制御部が、前記表示部の前記表示画面を点滅させて、データを可視光送信するステップと、
前記第1の装置の前記受光素子が、可視光送信された前記データを受信するステップと、
を有することを特徴とする通信方法。 - 前記第2の装置において、前記表示部の表示画面は、入力部から入力されたデータまたは他の装置から取得されたデータを表示し、
前記制御部は、前記表示部の前記表示画面を点滅させて、前記表示画面に表示された前記データを可視光送信する、
請求項2の通信方法。 - 前記表示部の表示画面は、入力部から入力されたデータまたは他の装置から取得されたデータを表示する第1の表示エリアと、前記第1の装置が配置される第2の表示エリアと、を有し、
前記制御部は、前記第2の表示エリアを点滅させて、前記第1の表示エリアに表示された前記データを可視光送信する、
請求項2の通信方法。 - 前記第2の装置の前記表示部は、1または複数に分割された画面を有する1または複数の表示エリアを有する表示画面を表示し、
前記1または複数の表示エリア上に、1または複数の前記第1の装置を配置し、
前記制御部は、前記1または複数に分割された画面をそれぞれ点滅させて可視光送信する、請求項2乃至4のいずれかの項に記載の通信方法。 - 第1の装置と第2の装置との間で通信を行う通信システムであって、
前記第1の装置は、可視光を受光する受光素子を有し、
前記第2の装置は、表示部と、制御部とを有し、
前記第1の装置の前記受光素子と、前記第2の装置が有する前記表示部の表示画面を対応させた状態で、前記制御部が、前記表示部の前記表示画面を点滅させて、データを可視光送信し、
前記第1の装置の前記受光素子が、可視光送信された前記データを受信する
ことを特徴とする通信システム。 - 前記第2の装置は、データが入力される入力部と、データを格納する記憶部とを有し、
前記制御部は、前記入力部より入力された前記データまたは前記記憶部に格納されたデータを前記表示部の表示画面に表示し、
前記制御部は、前記表示画面を点滅させて、前記表示画面に表示された前記データを可視光送信する、
請求項6の通信システム。
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