JP2022176647A - 衣類処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】注水ケースに手動投入部および自動投入部の双方を備える場合であっても、その注水ケースの大型化や構造の複雑化を抑制することができる衣類処理装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類を収容する衣類処理槽と、前記衣類処理槽内に水を供給する給水部と、前記給水部に設けられる注水ケースと、を備える衣類処理装置であって、前記注水ケースは、ケース本体部と、前記ケース本体部内に水を供給する水路部と、を備え、前記水路部は、前記ケース本体部から分離可能である。【選択図】図9
Description
本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
衣類に所定の処理を施す衣類処理装置の一例である洗濯機においては、使用者が手動で洗剤や柔軟剤などの衣類処理剤を投入する手動投入部を備えたものが提供されている。また、近年、洗濯機においては、使用者の利便性向上の要望に応えるため、運転複数回分の衣類処理剤を自動投入用のタンク内に予め貯留しておき、運転中に必要量をタンク内から水槽内へ自動的に投入する自動投入部を備えた構成が開発されている。つまり、近年では、手動投入部および自動投入部の双方を備える洗濯機の開発が進められている。
例えば特許文献1には、水槽内に水を供給する給水部に注水ケースを備える洗濯機の構成が開示されている。そして、この注水ケースには、手動投入部および自動投入部の双方が備えられている。
しかしながら、従来構成においては、注水ケースに手動投入部および自動投入部の双方を備えることに伴い、その注水ケースの大型化や構成の複雑化を招いてしまっている。特に自動投入部を備えるためには、少なくとも、タンク内から衣類処理剤を吸引するためのポンプなどが必要であり、このようなポンプなどといった構成要素の存在が注水ケースの大型化や構成の複雑化を招いてしまう一要因となっている。
また、従来構成においては、注水ケース内に水を供給するための水路部が当該注水ケースに一体的に設けられている。そのため、注水ケースと水路部との間に、ポンプを組み付けるためのスペース、例えば、ポンプを設置位置に向けてスライド移動させたりするためのスペースを予め大きく確保しておかなければならず、つまり、注水ケースと水路部との間に、ある程度の大きなスペースを確保しておかなければならない。このことも、注水ケースの大型化や構成の複雑化を招いてしまう一要因となっている。
そこで、本実施形態は、注水ケースに手動投入部および自動投入部の双方を備える場合であっても、その注水ケースの大型化や構造の複雑化を抑制することができる衣類処理装置を提供する。
本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類を収容する衣類処理槽と、前記衣類処理槽内に水を供給する給水部と、前記給水部に設けられる注水ケースと、を備える衣類処理装置であって、前記注水ケースは、ケース本体部と、前記ケース本体部内に水を供給する水路部と、を備え、前記水路部は、前記ケース本体部から分離可能である。
以下、衣類処理装置に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する洗濯機10は、衣類に所定の処理、この場合、少なくとも、衣類を洗う洗い処理、衣類をすすぐすすぎ処理、衣類を脱水する脱水処理を施すことが可能な衣類処理装置の一例である。また、洗濯機10は、回転槽の回転中心軸が水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びる、いわゆる横軸型のドラム式洗濯機である。
洗濯機10は、その外郭を構成する概ね矩形箱状の外箱11の内部に、衣類を洗浄するための洗浄槽12を備えている。洗浄槽12は、衣類処理槽の一例であり、有底円筒状の水槽の内部に、同じく有底円筒状の回転槽であるドラムを回転可能に備えた構成である。ドラムの周壁には多数の小孔が設けられており、また、ドラムの内周面には、衣類をかき上げるための複数のバッフルが設けられている。使用者は、外箱11の前面に設けられている図示しない衣類出入口を通して、ドラム内に衣類を収容することが可能であり、また、ドラム内から衣類を取り出すことが可能である。また、外箱11の前面には、この衣類出入口を開閉する扉13が設けられている。この場合、扉13は、洗濯機10の左右方向に沿って回動可能に設けられている。
また、洗濯機10は、洗浄槽12内に水を供給するための給水部14、および、洗浄槽12内の水を機外に排出するための図示しない排水部を備えている。詳しい図示は省略するが、給水部14は、例えば水道などといった水源から洗浄槽12に延びる給水経路の途中に、詳しくは後述する注水ケース100などを備えた構成となっている。また、排水部は、洗浄槽12の底部から機外に延びる排水経路の途中に排水弁などを備えた構成となっている。
次に、上述した給水部14に備えられている注水ケース100の構成例について、さらに詳細に説明する。図2から図5に例示するように、注水ケース100は、ケース本体部101および水路部102を備えている。
ケース本体部101は、注水ケース100の本体部分を構成するものであり、この場合、洗濯機10の前後方向に沿う長尺な概ね矩形の容器状に形成されている。また、図4に例示するように、ケース本体部101の底部は、前側から後側に向かって緩やかに傾斜しており、その最低部分に出水口103を備えている。この出水口103は、図示しない給水ホースを介して洗浄槽12の上部に接続されている。また、図5に例示するように、ケース本体部101の底部は、洗濯機1の正面側から見て、左側つまり外箱11の左側面側の部分が、右側つまり洗浄槽12側の部分よりも低くなっている。
また、図2および図3に例示するように、ケース本体部101の後方には、給水弁ユニット104および風呂水ポンプ105が備えられている。給水弁ユニット104および風呂水ポンプ105は、洗濯機10の左右方向に沿って並んで配置されている。この場合、給水弁ユニット104は、洗濯機1の正面側から見て左側つまり外箱11の左側面側に配置され、一方、風呂水ポンプ105は、洗濯機1の正面側から見て右側つまり洗浄槽12側に配置されている。
図3に例示するように、ケース本体部101の内部には、手動投入部106およびタンク収容部107が設けられている。この場合、手動投入部106は、ケース本体部101内の前側に設けられており、タンク収容部107は、ケース本体部101内の後側に設けられている。
手動投入部106は、複数の投入部、この場合、洗剤用手動投入部108および柔軟剤用手動投入部109を備えている。洗剤用手動投入部108内には、使用者が手動で例えば運転1回分の洗剤を投入することが可能である。一方、柔軟剤用手動投入部109内には、使用者が手動で例えば運転1回分の柔軟剤を投入することが可能である。
洗剤用手動投入部108および柔軟剤用手動投入部109は、何れも、洗濯機10の左右方向に沿って延びている。また、この場合、洗剤用手動投入部108は、手動投入部106のうちの後側に設けられている。一方、柔軟剤用手動投入部109は、手動投入部106のうちの前側に設けられている。なお、注水ケース100は、洗剤用手動投入部108を手動投入部106のうちの前側に設け、柔軟剤用手動投入部109を手動投入部106のうちの後側に設けた構成としてもよい。
タンク収容部107は、手動投入部106の後方において、上部が開放したほぼ矩形の開放空間を形成している。タンク収容部107の内部には、複数のタンク、この場合、洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111を着脱可能に収容することが可能である。この場合、洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111は、何れも、タンク収容部107内に対して上方から着脱可能となっている。
洗剤用タンク110は、衣類処理剤の一例として、この場合、洗浄槽12内の衣類を洗浄するための洗剤を貯留する矩形容器状のタンクである。洗剤用タンク110内には、運転複数回分の洗剤を貯留可能となっている。なお、洗剤用タンク110内への洗剤の補給は、当該洗剤用タンク110の上部に設けられた補給口を介して行うことができる。
一方、柔軟剤用タンク111は、衣類処理剤の一例として、この場合、洗浄槽12内の衣類に柔軟処理を施すための柔軟剤を貯留する矩形容器状のタンクである。柔軟剤用タンク111内には、運転複数回分の柔軟剤を貯留可能となっている。なお、柔軟剤用タンク111内への柔軟剤の補給は、当該柔軟剤用タンク111の上部に設けられた補給口を介して行うことができる。
また、洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111は、この場合、タンク収容部107内において洗濯機10の前後方向に沿って収容されるようになっている。また、洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111は、この場合、タンク収容部107内において洗濯機10の左右方向に沿って並んで収容されるようになっている。
また、注水ケース100は、さらに、ポンプユニット112を備えている。ポンプユニット112は、洗剤用タンク110内および柔軟剤用タンク111内から衣類処理剤を吸引する処理剤吸引部の一例である。この場合、ケース本体部101の後壁部つまりタンク収容部107側の壁部には、矩形凹状に窪んだポンプユニット収容部113が設けられている。そして、ポンプユニット112は、このポンプユニット収容部113内に嵌め込まれるようにして備えられている。ポンプユニット112は、洗剤用計量ポンプ114および柔軟剤用計量ポンプ115を備えている。
洗剤用計量ポンプ114は、例えば、モータやソレノイドなどで構成されるアクチュエータによってピストンを駆動することにより液体を吸引して送出する構成となっている。洗剤用計量ポンプ114は、洗剤用タンク110内から所定量、この場合、1回の運転に使用する量の洗剤を吸引する。そして、洗剤用計量ポンプ114は、その吸引した洗剤を図示しない自動投入用経路内に送出する。
柔軟剤用計量ポンプ115は、例えば、モータやソレノイドなどで構成されるアクチュエータによってピストンを駆動することにより液体を吸引して送出する構成となっている。柔軟剤用計量ポンプ115は、柔軟剤用タンク111内から所定量、この場合、1回の運転に使用する量の柔軟剤を吸引する。そして、柔軟剤用計量ポンプ115は、その吸引した柔軟剤を図示しない自動投入用経路内に送出する。
図示しない自動投入用経路の先端部は、ケース本体部101の底部に接続されている。これにより、洗剤用計量ポンプ114によって洗剤用タンク110内から吸引された所定量の洗剤、あるいは、柔軟剤用計量ポンプ115によって柔軟剤用タンク111内から吸引された所定量の柔軟剤は、図示しない自動投入用経路を介してケース本体部101内に供給され、さらに当該ケース本体部101内から図示しない給水ホースを介して洗浄槽12内に自動的に投入されるようになっている。即ち、ポンプユニット112は、洗剤用タンク110内および柔軟剤用タンク111内の衣類処理剤を洗浄槽12内に自動的に投入する自動投入部の一部を構成している。
水路部102は、給水弁ユニット104から供給される水道水あるいは風呂水ポンプ105から供給される風呂水をケース本体部101内に供給するための構成要素である。水路部102の上流部116は、ケース本体部101の後方、且つ、給水弁ユニット104および風呂水ポンプ105の前方において洗濯機10の左右方向に沿って直線状に延びている。即ち、水路部102の上流部116は、ケース本体部101と給水弁ユニット104および風呂水ポンプ105との間において洗濯機10の左右方向に沿って直線状に延びている。
また、水路部102の下流部117は、ケース本体部101の側方において洗濯機10の前後方向に沿って直線状に延びている。この場合、水路部102の下流部117は、洗濯機10の正面側から見て、ケース本体部101の右側に配置されている。また、水路部102の下流部117は、水路部102の上流部116に対し、ほぼ或いは完全に直角な方向に延びている。即ち、水路部102の下流部117の基端部は、水路部102の上流部116の先端部、この場合、洗濯機10の正面側から見て右側の端部に、ほぼ或いは完全に直角な角度で接続されている。
また、図6および図7に例示するように、水路部102の内部には、複数の水路、この場合、メイン水路118、柔軟剤用水路119、風呂水用水路120が設けられている。この場合、水路部102は、メイン水路118、柔軟剤用水路119、風呂水用水路120を一体的に備えた構成となっている。また、水路部102の内部において、メイン水路118、柔軟剤用水路119、風呂水用水路120の間は、それぞれリブによって仕切られている。メイン水路118、柔軟剤用水路119、風呂水用水路120は、何れも、ケース本体部101内に水を供給するための水路として備えられている。この場合、メイン水路118、柔軟剤用水路119、風呂水用水路120は、ケース本体部101内のうち特に手動投入部106部分に水を供給可能な水路となっている。
メイン水路118は、ケース本体部101内の洗剤用手動投入部108内に、例えば水道などといった洗濯機10外部の水源から供給される通常水を注ぐための水路である。柔軟剤用水路119は、ケース本体部101内の柔軟剤用手動投入部109内に、例えば水道などといった洗濯機10外部の水源から供給される通常水を注ぐための水路である。風呂水用水路120は、ケース本体部101内の洗剤用手動投入部108内に、例えば浴槽などといった洗濯機10外部の水源から供給される風呂水を注ぐための水路である。
この場合、メイン水路118は、水路部102のうちの最も内側つまりケース本体部101側に設けられている。また、メイン水路118は、水路部102の上流部116から下流部117にわたってケース本体部101の後壁部および右壁部に沿うようにして設けられている。
また、柔軟剤用水路119は、水路部102のうちの最も外側つまりケース本体部101とは反対側に設けられている。また、柔軟剤用水路119は、水路部102の上流部116から下流部117にわたってケース本体部101の後壁部および右壁部に沿うようにして設けられている。
また、風呂水用水路120は、水路部102の下流部117においてメイン水路118と柔軟剤用水路119との間に挟まれるようにして設けられている。この場合、風呂水用水路120は、水路部102の上流部116には設けられておらず、水路部102の下流部117に設けられた構成となっている。
水路部102は、その上流部116においては、メイン水路118と柔軟剤用水路119が隣接した水路構成となっている。また、水路部102は、その下流部117においては、メイン水路118と柔軟剤用水路119が隣接しておらず、これらメイン水路118および柔軟剤用水路119の間に風呂水用水路120が介在された水路構成となっている。また、水路部102は、その下流部117においては、風呂水用水路120の内側にメイン水路118が隣接し、且つ、風呂水用水路120の外側に柔軟剤用水路119が隣接した水路構成となっている。
また、図7に例示するように、水路部102は、給水弁ユニット設置部102Aおよび風呂水ポンプ設置部102Bを備えている。給水弁ユニット設置部102Aおよび風呂水ポンプ設置部102Bは、水路部102の上流部116の後部において洗濯機10の左右方向に沿って並んで配置されている。この場合、洗濯機10の正面側から見て、給水弁ユニット設置部102Aは左側に設けられており、風呂水ポンプ設置部102Bは右側に設けられている。
給水弁ユニット104は、例えば、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁により構成されている。なお、排水部に備えられる排水弁も、例えば、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁により構成されている。図8に例示するように、給水弁ユニット104は、複数、この場合、4つの給水弁104a,104b,104c,104dを一体的に備えた構成となっている。
給水弁104aの先端部は、図示しない通水経路部を介してメイン水路118の基端部に接続されている。給水弁104aは、洗濯機10外部の例えば水道などといった水源から供給される通常水をメイン水路118内に導入する。
給水弁104bの先端部は、図示しない通水経路部を介して柔軟剤用水路119の基端部に接続されている。給水弁104bは、洗濯機10外部の例えば水道などといった水源から供給される通常水を柔軟剤用水路119内に導入する。
給水弁104cの先端部は、図示しない通水経路部を介してポンプユニット112と図示しない自動投入用経路との接続部分に接続されている。給水弁104cは、洗濯機10外部の例えば水道などといった水源から供給される通常水をポンプユニット112と自動投入用経路との接続部分に導入する。これにより、洗剤用計量ポンプ114が自動投入用経路内に送出した洗剤、あるいは、柔軟剤用計量ポンプ115が自動投入用経路内に送出した柔軟剤が、給水弁104cから供給される通常水によってケース本体部101内に導入される。そして、ケース本体部101内に導入された洗剤あるいは柔軟剤は、給水弁104cから供給される通常水とともに給水ホースを介して洗浄槽12内に供給される。
なお、給水弁104dは、この場合、予備的に備えられている給水弁である。給水弁104dは、例えば、洗濯機10が備える各種の洗浄対象物、例えば、図示しない乾燥用のダクト類などを洗浄するための洗浄水を供給するための給水弁として用いることができる。また、給水弁104dは、洗浄用の給水弁としてではなく、他の用途の給水弁として用いることもできる。
風呂水ポンプ105は、その先端部が、図示しない通水経路部を介して風呂水用水路120の基端部に接続されている。風呂水ポンプ105は、洗濯機10外部の浴槽などといった水源から風呂水を吸引し、その吸引した風呂水を風呂水用水路120内に導入する。
図9に例示するように、注水ケース100は、少なくとも水路部102がケース本体部101から分離可能な構成となっている。即ち、注水ケース100は、水路部102がケース本体部101に一体的に設けられた構成ではなく、水路部102がケース本体部101とは別体に備えられた構成となっている。
また、図3に例示するように、注水ケース100は、洗濯機10の前後方向において、前側から順に手動投入部106、タンク収容部107、ポンプユニット112、水路部102の上流部116を備え、さらに、その水路部102の上流部116の後方に給水弁ユニット104および風呂水ポンプ105を左右に並べて備えた構成となっている。また、注水ケース100において、タンク収容部107は、手動投入部106と水路部102の上流部116との間に設けられている。
また、図10に例示するように、ケース本体部101の側部、この場合、洗濯機10の正面側から見て右側の側部には接続口121が設けられている。この場合、接続口121は、ケース本体部101の長手方向に沿う長尺な矩形の開口を形成している。また、接続口121は、ケース本体部101の長辺となる側部、この場合、洗濯機10の正面側から見て右側の側部に設けられている。また、接続口121は、ケース本体部101の長辺となる右側部のうち前側部分に設けられている。換言すれば、接続口121は、ケース本体部101の長辺となる右側部のうちケース本体部101内の手動投入部106の側部となる部分に設けられている。
水路部102の下流部117の先端部は、ケース本体部101の側部、この場合、右側部に設けられている接続口121に接続されている。よって、水路部102の先端部は、ケース本体部101の長辺となる側部、この場合、洗濯機10の正面側から見て右側の側部の前側部分に接続されている。そして、接続口121に接続された水路部102は、ケース本体部101内の手動投入部106に対し、その側方、この場合、洗濯機10の正面側から見て右方から当該手動投入部106内に水を供給可能となっている。
また、図11に例示するように、水路部102の先端部とケース本体部101の接続口121との間には、当該接続口121の開口形状に沿う矩形枠状のパッキン122が備えられている。パッキン122は、水密部の一例である。パッキン122は、水路部102の先端部とケース本体部101の接続口121との間に介在することにより、水路部102の先端部がケース本体部101の接続口121に水密な状態で接続された状態を実現する。
また、図10に例示するように、ケース本体部101の接続口121の周囲には、当該接続口121を囲むようにして枠状壁部123が設けられている。そして、この枠状壁部123には、係止孔部124が設けられている。この場合、係止孔部124は、枠状壁部123の上部に設けられている。また、係止孔部124は、枠状壁部123の一部、この場合、上部を貫通するスリット状に設けられている。また、係止孔部124は、ケース本体部101の長手方向、換言すれば、接続口121の長手方向に沿う長尺なスリット状の開口となっている。
一方、図12に例示するように、水路部102の先端部には、係止片部125が設けられている。この場合、係止片部125は、水路部102の先端部の上面に設けられている。また、係止片部125は、水路部102の先端部の上面から上方に向かって板状に突出している。また、係止片部125は、ケース本体部101の長手方向、換言すれば、接続口121の長手方向に沿う長尺な板状の片部となっている。
水路部102の先端部がケース本体部101の接続口121に接続される際には、水路部102側の係止片部125がケース本体部101側の係止孔部124内に嵌まり込む。これにより、水路部102の先端部をケース本体部101の接続口121に係止させることができる。即ち、水路部102側の係止片部125およびケース本体部101側の係止孔部124は、水路部102の先端部をケース本体部101の接続口121に係止させる係止部の一例として機能する。
なお、水路部102の最先端部には、外方に矩形状に張り出すフランジ部125aが設けられている。係止片部125は、このフランジ部125aよりも上流側に設けられている。また、係止片部125とフランジ部125aとの間には、僅かな隙間が形成されている。
また、図10および図11に例示するように、ケース本体部101の側部、この場合、洗濯機10の正面側から見て右側の側部には、締結用突部126が設けられている。この場合、締結用突部126は、接続口121の下側、つまり、係止孔部124とは反対側に位置して設けられている。また、締結用突部126は、ケース本体部101の右側面から右方に向かって直線状に突出している。
一方、図13に例示するように、水路部102の先端部には、被締結用片部127が設けられている。この場合、被締結用片部127は、水路部102の先端部の下面に設けられている。即ち、被締結用片部127は、水路部102の先端部において係止片部125とは反対側に位置して設けられている。また、係止片部125は、水路部102の先端部の下面から下方に向かって板状に突出している。また、被締結用片部127の先端部には、ねじ孔127aが設けられている。
水路部102の先端部がケース本体部101の接続口121に接続される際には、水路部102側の被締結用片部127のねじ孔127aに、図示しないねじが挿入され、そのねじがケース本体部101側の締結用突部126にねじ込まれる。これにより、水路部102の先端部をケース本体部101の接続口121に強固に締結させることができる。
即ち、本開示に係る注水ケース100によれば、水路部102の先端部は、その上部においては、係止孔部124に対する係止片部125の係止によって、ケース本体部101の接続口121に強固に固定されるようになっている。また、水路部102の先端部は、その下部においては、締結用突部126に対する被締結用片部127の締結によって、ケース本体部101の接続口121に強固に固定されるようになっている。
また、図2から図5に例示するように、注水ケース100は、さらに加圧溶解装置130を備えている。加圧溶解装置130は、給水ホース131から当該加圧溶解装置130内に流入する水を加圧してケース本体部101内に供給する装置である。即ち、加圧溶解装置130は、例えば、当該加圧溶解装置130内から水を流出する流出口の流路面積よりも、当該加圧溶解装置130内に流入する流入口の流路面積が大きくなっており、これにより、加圧溶解装置130から流出する水量よりも加圧溶解装置130内に流入する水量を多くすることで、水を加圧可能に構成されている。
また、加圧溶解装置130は、水を加圧して内部の圧力を上昇させることにより、当該加圧溶解装置130内の空気を当該加圧溶解装置130内に貯留されている水に溶解しやすくする。これにより、加圧溶解装置130は、当該加圧溶解装置130を通過しない通常の水に比べて多量の空気が溶解した水を供給することが可能となっている。
また、注水ケース100は、加圧溶解装置130の流出口に、図示しない周知の微細気泡発生器を備えている。微細気泡発生器は、上流側つまり加圧溶解装置130側に絞り流路部を有し、且つ、下流側つまりケース本体部101側にストレート流路部を有している。絞り流路部は、上流側から下流側に向かって徐々に流路面積が小さくなるテーパ状の流路である。一方、ストレート流路部は、上流側から下流側にわたって流路面積が概ね或いは完全に同一であるストレート状の流路である。また、微細気泡発生器は、絞り流路部とストレート流路部との境界部分に衝突部を有している。衝突部は、流路の中心部に向かって突出している。
このように構成される微細気泡発生器によれば、上流側つまり絞り流路部内に水が流入すると、その絞り流路部において流路面積が徐々に絞られることによって、流体力学のいわゆるベルヌーイの定理に基づき流速が高められるとともに減圧によるキャビテーションが発生する。そして、その高速流が衝突部に衝突することによって、その流れる水の中に細分化された微細気泡が生成される。これにより、微細気泡発生器は、当該微細気泡発生器内を通過する水の中に溶存している空気を微細気泡として多量に析出させて、微細気泡発生器を通過する以前よりも微細気泡を多量に含んだ微細気泡水を供給する。
ここで、一般に、微細気泡あるいはファインバブルなどと称される気泡は、その気泡の粒子径によって次のように分類されている。例えば、粒子径が50nm~1,000nm未満つまりナノオーダーの気泡は、ウルトラファインバブルと称されている。これに対し、粒子径が数μmから100μm程度つまりマイクロオーダーの気泡は、マイクロバブルと称されている。なお、本実施形態において、ナノオーダーの微細気泡、ウルトラファインバブル、ナノバブルは、いずれも同義であり、粒子径がナノオーダーの気泡を意図している。
ナノバブルは、洗剤に含まれる界面活性剤との相互作用により洗剤のミセル化を防止し洗浄能力を向上させることができる。さらに、ナノバブルは、粒径が細かいため繊維の奥の方まで浸透し、汚れや残存している洗剤成分つまり界面活性成分を衣類から除去する洗浄効果を発揮することができる。
また、マイクロバブルは、電気的特性としてマイナス電荷を帯びており、衣類に付着したプラス電荷を帯びた皮脂汚れなどの汚れと静電的に吸着しやすい。マイクロバブルとの電気的反応により衣類から引き剥がされた汚れは、マイクロバブル表面に吸着したままマイクロバブルの浮力により水面に浮上し滞留する。さらに、気泡表面がマイナスに帯電したマイクロバブル同士は反発しあい結合することがなく液体中では分散するため、衣類から取り除いた汚れが洗浄水中で再び衣類に付着することを抑制することができる。
本実施形態の場合、微細気泡発生器は、単体では主にナノオーダーの微細気泡つまりナノバブルを析出させる機能を有するが、微細気泡発生器を通過する水に溶解している空気の量を増やすことで、粒径の大きいマイクロオーダーの微細気泡つまりマイクロバブルも析出させることができる。即ち、水に溶解している空気の量が増えると、微細気泡発生器を通過した際に生成されるナノバブルも増え、その結果、生成されたナノバブルの一部が相互に結合してマイクロバブルに発達するからと推測される。
そして、本実施形態では、微細気泡発生器の上流側に加圧溶解装置130が設けられている。そのため、微細気泡発生器を通過する水に含まれる空気量を増大させることができる。これにより、微細気泡発生器を通過した水に、多量のナノバブルおよびマイクロバブルを生成させることができ、その結果、ナノバブルによる洗浄効果と、マイクロバブルによる汚れの再付着を抑制する効果と、を同時に得ることができる。
なお、本実施形態においては、加圧溶解装置130は、ケース本体部101に取り付けられている。しかし、加圧溶解装置130は、水路部102に取り付けてもよい。また、加圧溶解装置130は、ケース本体部101および水路部102の双方から分離可能な別体の構成要素として備えてもよい。
加圧溶解装置130をケース本体部101に設けた構成例によれば、加圧溶解装置130をケース本体部101と一体的にユニット化することができ、加圧溶解装置130とケース本体部101との間を接続する水路の水密性や耐圧性などを向上することができる。
また、加圧溶解装置130を水路部102に設けた構成例によれば、加圧溶解装置130を水路部102と一体的にユニット化することができ、水路部102をケース本体部101に接続することに伴い、加圧溶解装置130もケース本体部101に接続することができる。なお、この構成例においては、水路部102側の加圧溶解装置130とケース本体部101との接続部分において、例えばパッキンや係止部などを設けるようにするとよい。これにより、水路部102側の加圧溶解装置130とケース本体部101との接続部分における水密性や耐圧性の向上を図ることができる。
また、加圧溶解装置130をケース本体部101および水路部102の双方から分離可能な別体の構成とした場合においても、加圧溶解装置130とケース本体部101との接続部分において、例えばパッキンや係止部などを設けるようにするとよい。これにより、加圧溶解装置130とケース本体部101との接続部分における水密性や耐圧性の向上を図ることができる。
以上に例示した本開示に係る洗濯機10によれば、注水ケース100は、水路部102をケース本体部101から分離可能な構成となっている。この構成例によれば、自動投入部の一部を構成するポンプユニット112を予めケース本体部101に取り付け、その後、ケース本体部101に水路部102を取り付けることにより注水ケース100を形成することができる。そのため、ポンプユニット112を組み付けるためのスペース、例えば、ポンプユニット112を設置位置であるポンプユニット収容部113に向けてスライド移動させたりするためのスペースをケース本体部101と水路部102との間に大きく確保しておく必要が無く、従って、水路部がケース本体部に一体的に設けられている従来構成の注水ケースに比べ、注水ケース100の大型化や構造の複雑化を抑制することができる。
また、洗濯機10によれば、注水ケース100において比較的大きな構成要素となるタンク収容部107を、手動投入部106と水路部102の上流部116との間に備えている。この構成例によれば、注水ケース100において比較的大きな構成要素となるタンク収容部107を中心として、その前後に、注水ケース100の他の構成要素である手動投入部106や水路部102の上流部116、さらには、ポンプユニット112、給水弁ユニット104、風呂水ポンプ105などを配置することができる。即ち、本開示に係る構成例によれば、注水ケース100を構成する各種の構成要素を、比較的大きな構成要素となるタンク収容部107を中心として、その前後に列状に配置することができ、注水ケース100の各種の構成要素を洗濯機10の前後方向に沿ってコンパクトに収めることができる。
特に本開示に係る洗濯機10は、回転槽の回転中心軸が水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びる横軸型のドラム式洗濯機であり、従って、円筒状の洗浄槽12の上部の側方に洗濯機10の前後方向に沿うスペースを確保しやすい構成となっている。そして、このような洗浄槽12の上部の側方に確保される洗濯機10の前後方向に沿うスペース内には、各種の構成要素が洗濯機10の前後方向に沿って配列された注水ケース100を無理なく収容することができる。よって、限りのある外箱11内のスペースを有効に活用して注水ケース100の各種の構成要素を配置することができる。そのため、注水ケース100に手動投入部および自動投入部を備えながらも、その注水ケース100を外箱11内にコンパクトに収めることができ、外箱11の大型化、換言すれば、洗濯機10の大型化を抑制することができる。
また、洗濯機10によれば、ケース本体部101は、タンク収容部107側に、洗剤用タンク110内および柔軟剤用タンク111内から衣類処理剤を吸引するポンプユニット112を備えている。この構成例によれば、タンク収容部107内に収容されている洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111とポンプユニット112との間の距離を極力短くすることができ、ポンプユニット112による洗剤用タンク110内および柔軟剤用タンク111内からの衣類処理剤の吸引を効率良く且つ迅速に行うことができる。
また、洗濯機10によれば、ポンプユニット112は、ケース本体部101の壁部において矩形凹状に窪んだポンプユニット収容部113内に備えられている。この構成例によれば、ケース本体部101の壁面からのポンプユニット112の突出量を抑制することができ、ポンプユニット112をコンパクトに収めることができる。また、このようにポンプユニット112をコンパクトに収めることにより、注水ケース100全体としての大型化も抑制することができる。
また、洗濯機10によれば、注水ケース100は、水路部102をケース本体部101に係止させる係止孔部124および係止片部125を備えている。この構成例によれば、水路部102をケース本体部101から分離可能とした構成においても、その水路部102をケース本体部101に強固に接続することができる。なお、注水ケース100は、ケース本体部101に係止片部125を備え、水路部102に係止孔部124を備える構成としてもよい。また、係止部は、水路部102をケース本体部101に係止させることが可能な構成であれば、例えば爪部と爪孔部とによる係止構成など、種々の構成を適用することができる。
また、洗濯機10によれば、注水ケース100は、水路部102の先端部がケース本体部101の側部に接続される構成である。この構成例によれば、水路部102をケース本体部101から分離可能とした構成においても、その水路部102の先端部をケース本体部101の側部に接続することで、水路部102からケース本体部101内に水を供給可能な構成を実現することができる。
即ち、例えば特許文献1に開示されている構成、つまり、水路部の先端部がケース本体部の上面の一部を形成する構成においては、仮に水路部をケース本体部から分離可能な構成とすると、水路部の先端部をケース本体部に接続する際に、例えば接続部分における水密性の確保やケース本体部内の手動投入部に対する水路部の先端部の位置ずれなどを考慮しなければならず、その接続作業には多大な困難や労力を伴う。
これに対して、本開示に係る注水ケース100によれば、単に水路部102の先端部をケース本体部101の側部に接続することで、水路部102からケース本体部101内に水を供給可能な構成を実現することができる。そのため、水路部102をケース本体部101から分離可能な構成としたとしても、水路部102の先端部をケース本体部101に接続する作業を多大な困難や労力を伴うことなく行うことができる。
また、洗濯機10によれば、注水ケース100は、水路部102の先端部がケース本体部101の長辺となる側部に接続される構成である。この構成例によれば、上述した係止孔部124や係止片部125をケース本体部101の長手方向に沿って長く設けることができる。よって、水路部102の先端部をケース本体部101の接続口121に一層強固に接続することができる。
また、洗濯機10によれば、注水ケース100は、水路部102の先端部をケース本体部101の接続口121に水密に接続するパッキン122を備えている。この構成例によれば、水路部102をケース本体部101から分離可能とした構成においても、水路部102の先端部とケース本体部101の接続口121との接続部分における水漏れを抑制することができる。
また、洗濯機10によれば、水路部102は、複数の水路、この場合、メイン水路118、柔軟剤用水路119、風呂水用水路120を一体的に備えている。この構成例によれば、複数の水路が別体である水路構成に比べ、複数の水路を有する水路部102の成形を容易に行うことができる。また、複数の水路が別体である水路構成に比べ、水路部102の剛性や強度を高めることができ、水路部102の変形や破損を抑制することができる。
また、洗濯機10によれば、注水ケース100は、その上方から見て、ケース本体部101と水路部102が概ね或いは完全に重ならない構成となっている。これにより、ケース本体部101と水路部102との間に、ポンプユニット112を配置するためのスペースを十分に確保することができる。
なお、本実施形態は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形や拡張を行うことができる。
例えば、注水ケース100は、少なくとも水路部102がケース本体部101から分離可能な構成であればよく、水路部102以外の構成要素については、ケース本体部101から分離可能に構成してもよいし、ケース本体部101から分離不能に構成してもよい。
また、注水ケース100は、タンク収容部107を手動投入部106と水路部102との間に設けた構成であればよく、この条件を満たす限り、その他の構成要素の位置関係は適宜変更して実施することができる。
また、注水ケース100は、ポンプユニット112をタンク収容部107に極力近い位置に配置した構成とすることが好ましい。但し、注水ケース100は、例えば、タンク収容部107とポンプユニット112との間に他の構成要素が介在した構成としてもよい。
また、水路部102の先端部は、ケース本体部101の右側部ではなく、例えば、左側部に接続される構成であってもよい。また、水路部102の先端部は、ケース本体部101の長辺となる右側部や左側部ではなく、ケース本体部101の短辺となる前側部や後側部に接続される構成であってもよい。
また、水路部102は、全ての水路を水平方向に並べた構成としてもよいし、一部の水路を水平方向に並べた構成としてもよい。また、水路部102は、全ての水路を上下方向に重ねた構成としてもよいし、一部の水路を上下方向に重ねた構成としてもよい。
また、洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111は、タンク収容部107内に対して、洗濯機10の上下方向に沿って着脱可能に設けるのではなく、例えば、洗濯機10の左右方向に沿って着脱可能に設けてもよいし、洗濯機10の前後方向に沿って着脱可能に設けてもよい。
また、洗剤用タンク110および柔軟剤用タンク111の形状は、直方体状に限られるものではなく、種々の形状を適用することができる。また、洗剤用タンク110の形状や大きさなどと柔軟剤用タンク111の形状や大きさなどが異なっていてもよい。
また、タンクは、洗剤を貯留する洗剤用タンク110や柔軟剤を貯留する柔軟剤用タンク111に限られるものではなく、例えば、消臭剤を貯留する消臭剤タンク、除菌剤を貯留する除菌剤タンク、漂白剤を貯留する漂白剤タンクなどであってもよい。即ち、衣類に何らかの処理を施す処理剤を貯留するタンクであれば、種々の種類のタンクを適宜採用することができる。また、タンク収容部107内に収容される複数のタンクは、同じ種類の処理剤を貯留するタンクであってもよいし、異なる種類の処理剤を貯留するタンクであってもよい。また、洗濯機10は、タンク収容部107内に3つ以上の複数のタンクを収容する構成としてもよい。また、洗濯機10は、タンク収容部107内に1つのタンクを収容する構成としてもよい。また、洗剤用計量ポンプ114および柔軟剤用計量ポンプ115は、液体を吸引するものに限られず、例えば、液体を押し出すものであってもよい。
また、本実施形態は、回転槽の回転中心軸が上下方向に延びる、いわゆる縦軸型の洗濯機にも適用することができる。また、本実施形態は、乾燥機能を有する洗濯機にも適用することができる。また、本実施形態は、乾燥機能を有しない洗濯機にも適用することができる。また、本実施形態は、例えば、衣類の消臭、脱臭、除菌、漂白など、衣類に対して何らかの処理を施すことが可能な装置であれば、種々の衣類処理装置に適用することができる。
以上、本発明に係る一実施形態を説明したが、この実施形態は、あくまでも例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機(衣類処理装置)、12は洗浄槽(衣類処理槽)、14は給水部、100は注水ケース、101はケース本体部、102は水路部、106は手動投入部、107はタンク収容部、108は洗剤用手動投入部(手動投入部)、109は柔軟剤用手動投入部(手動投入部)、110は洗剤用タンク(タンク)、111は柔軟剤用タンク(タンク)、112はポンプユニット(処理剤吸引部)、118はメイン水路(水路)、119は柔軟剤用水路(水路)、120は風呂水用水路(水路)、122はパッキン(水密部)、124は係止孔部(係止部)、125は係止片部(係止部)、を示す。
Claims (8)
- 衣類を収容する衣類処理槽と、
前記衣類処理槽内に水を供給する給水部と、
前記給水部に設けられる注水ケースと、
を備える衣類処理装置であって、
前記注水ケースは、
ケース本体部と、
前記ケース本体部内に水を供給する水路部と、
を備え、
前記水路部は、前記ケース本体部から分離可能である衣類処理装置。 - 前記ケース本体部は、
使用者が手動で衣類処理剤を投入する手動投入部と、
運転複数回分の衣類処理剤を貯留するタンクを収容するタンク収容部と、
を備え、
前記タンク収容部は、前記手動投入部と前記水路部との間に設けられている請求項1に記載の衣類処理装置。 - 前記ケース本体部は、前記タンク収容部側に、前記タンク内から衣類処理剤を吸引する処理剤吸引部を備えている請求項2に記載の衣類処理装置。
- 前記水路部を前記ケース本体部に係止させる係止部を備える請求項1から3の何れか1項に記載の衣類処理装置。
- 前記水路部は、前記ケース本体部の側部に接続されている請求項4に記載の衣類処理装置。
- 前記ケース本体部は、長尺な矩形状に形成されており、
前記水路部は、前記ケース本体部の長辺となる側部に接続されている請求項5に記載の衣類処理装置。 - 前記水路部を前記ケース本体部に水密に接続する水密部を備える請求項1から6の何れか1項に記載の衣類処理装置。
- 前記水路部は、複数の水路を一体的に備えている請求項1から7の何れか1項に記載の衣類処理装置。
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