JP2022164960A - Optical device and imaging device having the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、光学装置、及びそれを有する撮像装置に関する。 The present invention relates to an optical device and an imaging device having the same.
デジタルカメラ、ビデオカメラ及び交換レンズ等の光学機器には、手動あるいは電動でズーミングすることによって、ズーム移動群及びフォーカス群を移動させるレンズ鏡筒を搭載するものがある。そして、撮影状態から沈胴状態(収納状態)に移動させる際、隣り合うレンズ群との間隔をより小さくすることにより収納状態でのレンズ鏡筒の小型化を実現させている。 2. Description of the Related Art Some optical devices such as digital cameras, video cameras, and interchangeable lenses are equipped with a lens barrel that moves a zoom group and a focus group by manually or electrically zooming. When moving from the photographing state to the collapsed state (stored state), the space between the adjacent lens groups is made smaller, so that the size of the lens barrel can be reduced in the stored state.
特許文献1には、合焦用モータの送りネジに噛合した移動台にレンズ保持枠を付勢バネによって当接させ、沈胴状態に移動する際に、固定筒にレンズ保持枠を当接させ、付勢バネに抗してレンズ間隔を詰める構成を備えたレンズ鏡筒が開示されている。また、特許文献2には、カム筒のカム溝に係合する複数のフォロアピンのうちの一つは、圧縮バネによってカム溝に押し付ける方向に付勢される可動フォロアピンを備えたレンズ鏡筒が開示されている。
In
特許文献1に開示されたレンズ鏡筒では、沈胴時における付勢バネの付勢力のバランスについて検討されていない。また、特許文献2に開示されたレンズ鏡筒では、沈胴時の圧縮バネの影響について検討されていない。そのため、レンズ保持枠が傾くおそれがある。
In the lens barrel disclosed in
本発明は、信頼性の高い光学装置を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a highly reliable optical device.
本発明の光学装置は、光軸回りに回転し複数のカム溝を有するカム部材と、前記カム溝に係合する複数のカムフォロアを備え、前記カム部材の回転により光軸方向に移動するベース部材と、前記ベース部材に前記光軸方向に移動可能に保持される第1の保持部材と、前記第1の保持部材を前記光軸方向に付勢する第1の付勢部材と、を有する光学装置において、前記複数のカムフォロアのうち少なくとも一つは、光軸と直交する方向にカムフォロア付勢部材によって付勢された第1のカムフォロアであり、前記複数のカムフォロアのうち、前記第1のカムフォロア以外は、前記ベース部材に固定された第2のカムフォロアであり、前記第1の付勢部材と前記第1のカムフォロアとの距離は、前記第1の付勢部材と前記第2のカムフォロアの距離より長いことを特徴とする。 An optical device of the present invention includes a cam member that rotates around an optical axis and has a plurality of cam grooves, and a plurality of cam followers that engage with the cam grooves, and a base member that moves in the optical axis direction as the cam member rotates. a first holding member held by the base member so as to be movable in the direction of the optical axis; and a first biasing member that biases the first holding member in the direction of the optical axis. In the device, at least one of the plurality of cam followers is a first cam follower biased by a cam follower biasing member in a direction orthogonal to the optical axis, and among the plurality of cam followers, the cam followers other than the first cam follower is a second cam follower fixed to the base member, and the distance between the first biasing member and the first cam follower is greater than the distance between the first biasing member and the second cam follower Characterized by a long length.
本発明によれば、信頼性の高い光学装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a highly reliable optical device.
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。各図面を通して、同一符号は、同一又は対応部分を示すものである。尚、本実施例では光学装置の一例である交換レンズ101について説明するが、他にもレンズ一体型の撮像装置など、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Throughout the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts. In this embodiment, the
図1(A)、(B)は、それぞれ本発明の実施例である交換レンズ101と交換レンズ101が着脱可能に装着されるデジタルカメラ(以下、カメラ本体1という)の正面側と背面側の斜視図を示している。図1(A)に示すように、交換レンズ101が収容する撮像光学系の光軸が延びる光軸方向をX軸方向とし、これに直交する方向をZ軸方向(水平方向)及びY軸方向(垂直方向)とする。以下、Z軸方向とY軸方向をまとめてZ/Y軸方向とも記す。また、Z軸回りの回転方向をピッチ(Pitch)方向とし、Y軸回りの回転方向をヨー(Yaw)方向とする。ピッチ方向とヨー方向(以下、まとめてピッチ/ヨー方向とも記す)は、互いに直交するZ軸とY軸である2軸回りでの回転方向である。
1A and 1B respectively show an
カメラ本体1のうち正面から見て左側(背面から見て右側)の部分には、ユーザがカメラ本体1を把持するためのグリップ部2が設けられている。また、カメラ本体1の上面部には、電源操作部3が配置されている。カメラ本体1が電源オフ状態にあるときにユーザが電源操作部3をオン操作すると、通電が開始されてカメラ本体1が電源オン状態となり、後述のフォーカス群114の原点検出処理などのコンピュータプログラムが実行されて、撮影待機状態となる。逆に、カメラ本体1が電源オン状態にあるときにユーザが電源操作部3をオフ操作すると、カメラ本体1が電源オフ状態となる。
A
更に、カメラ本体1の上面部には、モードダイアル4、レリーズボタン5及びアクセサリシュー6が設けられている。モードダイアル4をユーザが回転操作することで、撮影モードを切り替えることができる。撮影モードには、シャッタ速度や絞り値等の撮影条件をユーザが任意に設定可能なマニュアル静止画撮影モード、自動で適正な露光量が得られるオート静止画撮影モード、及び動画の撮影を行うための動画撮影モードが含まれる。また、レリーズボタン5をユーザが半押し操作することで、オートフォーカスや自動露出制御等の撮影準備の動作を指示することができ、全押し操作することで撮影を指示することができる。アクセサリシュー6には、外部フラッシュ等のアクセサリが脱着可能に装着される。
Furthermore, a mode dial 4 , a
交換レンズ101は、レンズマウント102(固定部材)を介して、カメラ本体1に設けられたカメラマウント7に機械的及び電気的に接続される。交換レンズ101内には、被写体からの光を結像させて被写体像を形成する撮像光学系が収容されている。交換レンズ101の外周には、ユーザ操作により光軸を中心として回転可能なズーム操作環103が設けられている。ズーム操作環103がユーザによって回転操作されると、撮像光学系を構成する後述のズーム群110がズーム操作環103の角度に対応した所定の使用位置へと移動する。こうしてユーザは、所望の画角での撮影が可能となる。
The
図1(B)に示すように、カメラ本体1の背面には、背面操作部8と表示部9とが設けられている。背面操作部8は、様々な機能が割り当てられた複数のボタンやダイアルを含む。カメラ本体1の電源がオン状態であり、静止画又は動画撮影モードが設定されているとき、表示部9には、後述する撮像素子16により撮像されている被写体像のスルー画像が表示される。また、表示部9には、シャッタ速度や絞り値等の撮影条件を示す撮影パラメータが表示され、ユーザは、その表示を見ながら背面操作部8を操作することによって、撮影パラメータの設定値を変更することが可能である。背面操作部8は、記録された撮影画像の再生を指示するための再生ボタンを含み、再生ボタンをユーザが操作することで、撮影画像が表示部9に再生表示される。
As shown in FIG. 1(B), a rear operation section 8 and a
図2は、カメラ本体1及び交換レンズ101の電気的及び光学的な構成を示すブロック図である。カメラ本体1は、カメラ本体1と交換レンズ101に電力を供給する電源部10と、前述した電源操作部3、モードダイアル4、レリーズボタン5、背面操作部8及び表示部9のタッチパネル機能を含む操作部11とを有する。カメラ本体1及び交換レンズ101の全体のシステムとしての制御は、カメラ本体1に設けられたカメラ制御部12と交換レンズ101に設けられたレンズ制御部104とがお互いに連係することによって行われる。カメラ制御部12は、記憶部13に格納されているコンピュータプログラムを読み出して実行する。その際、カメラ制御部12は、レンズマウント102に設けられた電気接点105の通信端子を介して、レンズ制御部104と各種制御信号やデータ等の通信を行う。電気接点105は、前述した電源部10からの電力を交換レンズ101に供給する電源端子を含む。
FIG. 2 is a block diagram showing the electrical and optical configurations of the
交換レンズ101が有する撮像光学系は、ズーム操作環103と連結し、光軸方向に移動して画角を変更するズーム群110と、防振素子としてのシフトレンズを含むレンズ防振群112を有する。レンズ防振群112は、光軸に対して直交するZ/Y軸方向に移動(シフト)することで像振れを低減する。更に、撮像光学系は、光量調節動作を行う絞り群301と、光軸方向に移動して焦点調節を行うフォーカスレンズを含むフォーカス群114を有する。そして、交換レンズ101は、レンズ防振群112を移動させる防振駆動部201、絞り群301を駆動する絞り駆動部302、及びフォーカス群114を移動させるフォーカス駆動部401を有する。
The imaging optical system of the
カメラ本体1は、シャッタユニット14、シャッタ駆動部15、撮像素子16、画像処理部17及び前述したカメラ制御部12を有する。シャッタユニット14は、交換レンズ101内の撮像光学系で結像され、撮像素子16で露光される光の量を制御する。撮像素子16は、撮像光学系により形成された被写体像を光電変換して撮像信号を出力する。画像処理部17は、撮像信号に対して各種画像処理を行った後、画像信号を生成する。表示部9は、画像処理部17から出力された画像信号(スルー画像)の表示、前述したように撮影パラメータの表示、及び記憶部13や不図示の記録媒体に記録された撮影画像の再生表示をする。
The
カメラ制御部12は、操作部11における撮影準備操作(レリーズボタン5の半押し操作など)に応じて、フォーカス駆動部401を制御する。例えば、オートフォーカスの動作が指示された場合、焦点検出部18は、画像処理部17で生成された画像信号をもとに、撮像素子16で結像される被写体像の焦点状態を判定し、焦点信号を生成してカメラ制御部12に送信する。それとともに、フォーカス駆動部401は、フォーカス群114の現在位置に関する情報をカメラ制御部12に送信する。カメラ制御部12は、被写体像の焦点状態とフォーカス群114の現在位置とを比較し、そのずれ量からフォーカス駆動量を算出してレンズ制御部104に送信する。そして、レンズ制御部104は、フォーカス駆動部401を介してフォーカス群114を光軸方向の目標位置まで移動させ、被写体像の焦点ずれを補正する。
The
詳しくは後述するが、フォーカス駆動部401は、フォーカスモータと、フォーカス群114の原点位置を検出するフォトインタラプタとを備える。一般的に、フォーカスモータとして、アクチュエータの一種であるステップモータ147が採用されることが多い。しかしながら、ステップモータ147は、相対的な駆動量しか制御することができないため、カメラ本体1の電源オフ状態においては、フォーカス群114の現在位置が不定となる。また、カメラ本体1が電源オン状態であっても、交換レンズ101をカメラ本体1のカメラマウント7から機械的に取り外すなどして、交換レンズ101への通電を中断した場合には、フォーカス群114は通電切断時の位置で保持されて検出不能となる。こうしたフォーカス群114の現在位置が不定な状態から、ユーザが電源操作部3をオン操作した場合には、撮影待機状態に至るよりも前に、まずフォーカス群114を原点位置まで移動させて、原点検出処理を実行しなければならない。尚、フォーカスモータとして、エンコーダを備えるDCモータや超音波モータを採用してもよい。また、フォトインタラプタは発光部から発せられた光を受光部にて直接受光するものであるが、これに代わって、反射面からの反射光を受光するフォトリフレクタや、導電パターンに接触して電気的に信号を検出するブラシを用いてもよい。
Although details will be described later, the
また、カメラ制御部12は、操作部11から受けた絞り値やシャッタ速度の設定値に応じて、絞り駆動部302及びシャッタ駆動部15を介して、絞り群301及びシャッタユニット14の駆動を制御する。例えば、自動露出制御の動作が指示された場合、カメラ制御部12は、画像処理部17で生成された輝度信号を受信して測光演算を行う。この測光演算結果をもとに、カメラ制御部12は、操作部11における撮影指示操作(レリーズボタン5の全押し操作など)に応じて、絞り駆動部302を制御する。それとともに、カメラ制御部12は、シャッタ駆動部15を介してシャッタユニット14の駆動を制御し、撮像素子16による露光処理を行う。
In addition, the
カメラ本体1は、ユーザの手振れ等による像振れを検出可能な振れ検出手段として、ピッチ振れ検出部19とヨー振れ検出部20を有する。ピッチ振れ検出部19とヨー振れ検出部20はそれぞれ、角速度センサ(振動ジャイロ)や角加速度センサを用いて、ピッチ方向(Z軸回りの回転方向)及びヨー方向(Y軸回りの回転方向)の像振れを検出して振れ信号を出力する。カメラ制御部12は、ピッチ振れ検出部19からの振れ信号を用いてレンズ防振群112のY軸方向でのシフト位置を算出する。同様にカメラ制御部12は、ヨー振れ検出部20からの振れ信号を用いてレンズ防振群112のZ軸方向でのシフト位置を算出する。そして、カメラ制御部12は、算出したピッチ/ヨー方向のシフト位置に応じて、防振駆動部201を介してレンズ防振群112をZ/Y軸方向の目標位置まで移動させ、露光中やスルー画像表示中の像振れを低減する。
The
交換レンズ101に備えられたズーム操作環103により、撮像光学系の画角が変更され、交換レンズ101はそのズーム操作環103の角度を検出するズーム検出部106を有する。ズーム検出部106は、ユーザが操作するズーム操作環103の角度を絶対値として検出するものであり、例えば抵抗式のリニアポテンショメータを用いて構成される。ズーム検出部106によって検出された画角に関する情報は、レンズ制御部104に送信され、前述したカメラ制御部12による各種の制御に反映される。また一方で、こうした各種の情報の一部は、撮影画像とともに記憶部13や不図示の記録媒体に記録される。
A
次に、図3から図5を用いて、交換レンズ101における主要な構成部品の位置関係について説明する。図3から図5は、光軸を含むXY平面上の断面図であり、ここで示される中心線は、撮像光学系によって決定される光軸と略一致するため、以下では光軸と同義とする。図3及び図4は、それぞれズームにおける短焦点側の広角端と長焦点側の望遠端を示しており、いずれも撮影が可能な状態である。一方、図5は、非撮影時の沈胴状態であり、光軸方向にもっとも全長が短縮した沈胴端を示している。
Next, the positional relationship of main components in the
図3及び図4に示すように、本実施例では、撮像光学系の一例として六群構成を採用しており、ズーム群110は、それぞれ広角端と望遠端とで異なる所定の使用位置へと移動して、被写体からの光を撮像素子16に結像させる。ズーム群110は、第1のズーム群111、第2のズーム群として機能するレンズ防振群112、絞り群301、第三のズーム群113、第四のズーム群として機能するフォーカス群114、第五のズーム群115、第六のズーム群116により構成される。尚、本発明は撮像光学系の構成を限定するものではなく、例えばレンズ防振群112やフォーカス群114は、他のズーム群として機能するものであっても良い。また、一部のレンズ群が移動可能ではなく、固定されたものであっても構わない。
As shown in FIGS. 3 and 4, this embodiment employs a six-group configuration as an example of an imaging optical system, and the
直進案内筒107は、固定筒117(図6参照)を介してレンズマウント102に固定される固定部品である。直進案内筒107の外周面には、周方向の等分位置に不図示のカム溝が形成されている。一方、カム筒108(カム部材)の内周側には、不図示のカムフォロアが設けられている。更に、カム筒108は、不図示のキーを介してズーム操作環103と連結されている。ズーム操作環103が回転操作されると、カム筒108は、直進案内筒107のカム溝とカム筒108のカムフォロアとの嵌合によって、光軸を中心として回転すると共に、光軸方向へ進退する。
The
直進案内筒107には、ズーム群110の回転方向への移動を規制して、光軸方向への直進を案内する直進案内溝が、周方向の等分位置に形成されている。また、カム筒108には、ズーム群110に対応して、回転方向にそれぞれ異なる角度の軌跡を持つカム溝が、同じく等分位置に形成されている。一方で、ズーム群110には複数のカムフォロアが設けられており、各カムフォロアは、対応する直進案内溝とカム溝とに嵌合している。ユーザがズーム操作環103を回転操作すると、カム筒108が回転し、カムフォロアは直進案内溝とカム溝との嵌合によって、回転方向への移動を規制すると共に、ズーム群110を光軸方向へ進退させる。
Linear guide grooves for restricting the movement of the
本実施例の交換レンズ101は、不図示の沈胴機構と、レンズ防振群112の不図示の退避機構とを有している。これら機構により、非撮影時において、ズーム群110を更に背面側(カメラ本体1側)へ繰り込むことが可能となり、交換レンズ101の全長短縮を実現することで、携帯性を高めることができる。図3の広角端では、第1のズーム群111とレンズ防振群112との間隔が広くなっているのに対し、図4の望遠端では、第五のズーム群115と第六のズーム群116との間隔が広くなっている。こうしたそれぞれの間隔を狭め、お互いに接近した収納位置へと移動させて、光軸方向における全長を短縮させるものが沈胴機構である。
The
図5に示すように、非撮影時の沈胴端においては、ズーム群110はお互いに接近した収納位置に位置している。この状態から、例えばユーザがズーム操作環103を広角端まで回転操作すると、ズーム群110が正面側(被写体側)へ繰り出し、所定の使用位置まで移動することで、図3に示す撮影が可能な状態へと至る。こうした沈胴機構についての説明は省略する。
As shown in FIG. 5, the
また、図3及び図4に示す撮影時では、すべてのズーム群110が同一の光軸上に配置されているが、図5に示す非撮影時の沈胴端では、レンズ防振群112が光軸に対して垂直な方向(径方向)へ退避している。図3に示す撮影が可能な状態から、例えばユーザがズーム操作環103を沈胴端まで回転操作すると、ズーム群110が背面側(カメラ本体1側)への繰り込みを開始するが、それと同時にレンズ防振群112が光軸から退避する。こうして生じた空間に、第1のズーム群111が更に繰り込んで、お互いに干渉しないように収納されることで、図5に示すもっとも全長が短縮した状態へと至る。こうしたレンズ防振群112の退避機構についての説明は省略する。
3 and 4, all the
図6は、本発明を実施した交換レンズ101の望遠端至近の状態を示す要部断面図、図7は図6の交換レンズ101を沈胴端に移動させた状態を示す要部断面図である。
FIG. 6 is a cross-sectional view of essential parts showing a state of an
後群ベース筒118(ベース部材)は、絞り群301(不図示)、第三のズーム群113、フォーカス群114、フォーカス駆動部401(不図示)、第五のズーム群115を保持しており、ズーミングの際はこれらの部材と一体で移動する。カム筒108は、光軸回りに回転し、カム筒108の内周にはテーパー状の複数の内周カム溝108a(カム溝)が設けられている。後群ベース筒118は、内周カム溝108aに係合する複数のカムフォロアを周方向に等分位置に備えている。図6においては、固定カムフォロア123(第2のカムフォロア)がカム筒108の内周に設けられた内周カム溝108aに係合している。固定カムフォロア123の係合部は、円錐形状をした円錐面123aであり、内周カム溝108aの斜面に線接触するように構成されている。また、固定カムフォロア123の内周部123bは直進案内筒107に設けられた直進溝107aに係合しており、カム筒108を回転させることで後群ベース筒118は光軸方向に移動する構成になっている。
A rear group base tube 118 (base member) holds an aperture group 301 (not shown), a
図8及び図9はフォーカス群114の保持構造を示す斜視図で、図8は望遠端至近の状態を示し、図9は沈胴状態を示している。
8 and 9 are perspective views showing the holding structure of the
4群レンズ保持枠141(第2の保持部材)は、フォーカス群114を構成するレンズを保持している。ガイドバー142(第1のガイド軸)は、後群ベース筒118に固定されている金属製の部材であり、4群レンズ保持枠141に設けられた2つの摺動穴141a(嵌合穴)及び摺動穴141b(嵌合穴)に係合している。同様に後群ベース筒118に固定されたガイドバー143(第2のガイド軸)は、4群レンズ保持枠141に設けられたU字溝141c(嵌合溝)に係合している。このような構成によって4群レンズ保持枠141は後群ベース筒118に対して光軸方向に移動可能に保持されている。
A fourth-group lens holding frame 141 (second holding member) holds the lenses that constitute the
ラックホルダ144には、貫通穴が設けられており、そこにガイドバー142が挿入されている。ラックホルダ144はガイドバー142の軸方向に移動可能に保持されており、ボス144aが4群レンズ保持枠141に設けられた長穴141dに係合することで貫通穴回りに回転することを防止している。圧縮コイルバネであるコイルバネ145(第2の付勢部材)によってラックホルダ144の端部144bが4群レンズ保持枠141の摺動穴141b側に押し付けられるように付勢されている。すなわち、4群レンズ保持枠141は、コイルバネ145により光軸方向に付勢されている。
The
ラック146は、不図示のフォーカス駆動部401を構成するステップモータ147の送りネジ147aに噛合している(図16参照)。ラック146は回転軸部146aがラックホルダ144の嵌合穴144cに係合し、嵌合穴144c回りの回転のみ許容するように構成されている。このような構成とすることによって、ステップモータ147の送りネジ147aが部品精度のばらつきで振れることがあっても安定して噛合することができる。以上の構成によって、ステップモータ147の駆動によって4群レンズ保持枠141を光軸方向に移動させることができる。
The
図9に示す沈胴状態では、後群ベース筒118が移動することで、4群レンズ保持枠141に設けられた当接部141eが固定部材であるレンズマウント102に設けられた4群当接部102a(図10参照)に突き当たる。すなわち、沈胴状態に移行する際、4群レンズ保持枠141の摺動穴141aの近傍に設けられた当接部141eが後群ベース筒118以外の部材に当接する。二つの摺動穴141a、141bが設けられた側で当接させる方が後群ベース筒118の倒れを防止できる。そして、ラック146は送りネジ147aに噛合して動かないため、コイルバネ145を縮めるようにして、4群レンズ保持枠141が後群ベース筒118に対して移動することが可能になる。
In the retracted state shown in FIG. 9, the movement of the rear
図10は、レンズマウント102を物体側から見た斜視図である。レンズマウント102は、物体側に4群当接部102aと5群当接部102bを備えている。図11、図12は、第五のズーム群115の保持構造を示す斜視図で、図11は望遠端至近の状態を示し、図12は沈胴状態を示している。図13は、図11と同じ状態で第五のズーム群115のみを示す斜視図である。
FIG. 10 is a perspective view of the
図13において、5群レンズ保持枠151(第1の保持部材)は、第五のズーム群115を構成するレンズを保持している。ガイドバー143は、後群ベース筒118に固定されている金属製の部材であり、5群レンズ保持枠151に設けられた摺動穴151a及び摺動穴151bに係合している。また、不図示の回転止め構造によって5群レンズ保持枠151は、その回転が防止されると共に、後群ベース筒118に対しては光軸方向に移動可能に保持されている。ガイドバー143は4群レンズ保持枠141の回転止めと、5群レンズ保持枠151の光軸方向への移動案内の両方の働きを有している。
In FIG. 13 , a fifth group lens holding frame 151 (first holding member) holds the lenses that constitute the
コイルバネ153(第1の付勢部材)は、両端に円形のフック153a、153bを有する引張りコイルバネである。コイルバネ153は、一端のフック153aが後群ベース筒118に設けられた突起118aに係止し、他端のフック153bは5群レンズ保持枠151に設けられた突起部151cに係止されている。従って、コイルバネ153により光軸方向に付勢されている5群レンズ保持枠151は、後群ベース筒118に対して常に像側に付勢されている。撮影状態においては、5群レンズ保持枠151の保証面151dが後群ベース筒118のフランジ面内側に当接し、一定の位置に保持されている。
The coil spring 153 (first biasing member) is a tension coil spring having
図12に示す沈胴状態では、後群ベース筒118が像側に移動することによって、5群レンズ保持枠151に設けられた当接部151eが固定部材であるレンズマウント102の5群当接部102b(図10参照)に突き当たる。そうすると、コイルバネ153を引き延ばすようにして5群レンズ保持枠151が後群ベース筒118に対して移動する。すなわち、撮影状態から非撮影状態である沈胴状態に移行する際に、カム筒108を回転させることによって、後群ベース筒118が移動し、5群レンズ保持枠151を後群ベース筒118以外の部材に当接させる。そして、コイルバネ153の付勢力に抗して5群レンズ保持枠151と後群ベース筒118との相対位置を変化させる。
In the collapsed state shown in FIG. 12, the rear
撮影状態から沈胴状態に移行する際、カム筒108を回転させ後群ベース筒118が像側に移動すると、4群レンズ保持枠141と5群レンズ保持枠151はそれぞれ固定部であるレンズマウント102に当接し、後群ベース筒118に対して像側に移動する。言い換えれば、後群ベース筒118が像側に移動し続ける中、4群レンズ保持枠141と5群レンズ保持枠151は、途中でレンズマウント102の4群当接部102aと5群当接部102bにそれぞれ当接して動けなくなる。更に後群ベース筒118が像側に移動し、各レンズ群が最小間隔なるところまで駆動される。
When moving from the photographing state to the retracted state, when the
次に、本発明に係る後群ベース筒118に保持されたカムフォロアの構成について説明する。
Next, the configuration of the cam followers held by the rear
図14は、沈胴状態での後群ベース筒118を物体側から見た正面図、図15は、図14の後群ベース筒118の側面図、図16は、図15の断面線XVI-XVIで切断した断面図、図17は、図15の断面線XVII-XVIIで切断した断面図である。
14 is a front view of the rear
図14に示すように、後群ベース筒118の外周には複数のカムフォロアが周方向に3等分に離れて設けられている。複数のカムフォロアのうちの少なくとも一つは、光軸と直交する方向に圧縮コイルバネ124(カムフォロア付勢部材)によって付勢された可動カムフォロア121(第1のカムフォロア)である。そして、可動カムフォロア121は光軸と直交する平面内で光軸を通る方向(以降、径方向Rと記載する)に移動可能に保持されている。また、複数のカムフォロアのうち、可動カムフォロア121以外は、後群ベース筒118に一体成型された二つの固定カムフォロア122、123(第2のカムフォロア)である。
As shown in FIG. 14, a plurality of cam followers are provided on the outer periphery of the rear
図18は、図17のCで示す部分の拡大図である。可動カムフォロア121は、可動カムフォロア121の頭部121bと軸部121cが後群ベース筒118に設けられた嵌合穴118bと軸穴118cにそれぞれ遊嵌し、径方向Rに移動可能に保持されている。そして圧縮コイルバネ124によって径方向Rに常に付勢されている。このように構成することにより、可動カムフォロア121の円錐面121aを内周カム溝108aに常に所定の付勢力で当接させ、後群ベース筒118のがたつきを排除し、このがたつきによる後群ベース筒118の倒れを防止している。
18 is an enlarged view of the portion indicated by C in FIG. 17. FIG. The
図14に示すように、沈胴時(沈胴状態に移行する際)に4群レンズ保持枠141がレンズマウント102に当接する当接部141eの近くには、固定カムフォロア123が配置されている。また、沈胴時に5群レンズ保持枠151がレンズマウント102に当接する当接部151eの近傍にも固定カムフォロア122が配置されている。
As shown in FIG. 14, a fixed
図16に示すように、当接部141eの傍にはガイドバー142があり、そこには不図示のコイルバネ145が配置されている。沈胴時にはコイルバネ145の付勢力がラック146及びステップモータ147を介して後群ベース筒118に伝達されている。また、当接部151eの傍にはコイルバネ153があり(図14参照)、沈胴時にはコイルバネ153の付勢力が後群ベース筒118に伝達されている。すなわち、沈胴時にはコイルバネ145とコイルバネ153の付勢力が同時に後群ベース筒118にかかることになる。
As shown in FIG. 16, there is a
この時、各カムフォロアにも光軸方向の付勢力が働くことになるが、内周カム溝108aとの当接面である可動カムフォロア121の円錐面121aが斜面になっている(光軸と直交していない面である)。そのため、可動カムフォロア121を引っ込ませる力(図18におけるR方向と反対方向への力)が働くことになる。その結果、コイルバネ145、コイルバネ153と可動カムフォロア121を付勢している圧縮コイルバネ124の付勢力のバランスで後群ベース筒118が傾くことになる。後群ベース筒118が傾くと周囲の部品とのクリアランスによっては干渉を引き起こす危険性があり、最悪の場合には装置を破損させることになりかねない。
At this time, each cam follower is also biased in the direction of the optical axis. (which is the aspect of not doing so). Therefore, a force (a force in the direction opposite to the R direction in FIG. 18) acts to retract the
そこで、本実施例においては、可動カムフォロア121が4群レンズ保持枠141を付勢するコイルバネ145及び5群レンズ保持枠151を付勢するコイルバネ153の位置から最も遠い位置に配置されている。すなわち、図14に示すように、光軸と直交する平面において、コイルバネ153と可動カムフォロア121との距離D1は、コイルバネ153と固定カムフォロア122との距離D2又は固定カムフォロア123との距離D3の最小値(距離D2)より長い。また、図16に示すように、固定カムフォロア122はコイルバネ153の近傍に位置し、固定カムフォロア123はコイルバネ145の近傍に位置している。すなわち、コイルバネ153と固定カムフォロア122との距離D2は、コイルバネ153と可動カムフォロア121との距離D1より短い。また、コイルバネ145と固定カムフォロア123との距離D4は、コイルバネ145と可動カムフォロア121との距離D5より短い。このような構成とすることで、コイルバネ145とコイルバネ153からの光軸方向の付勢力は、各カムフォロアに重点的にかかるが、固定カムフォロア122、123であるため内周カム溝108aのかかり量が変わることはない。可動カムフォロア121の近傍には光軸方向に働く付勢部材が無いため、可動カムフォロア121の、内周カム溝108aのかかり量が少なくなる量を最小限に抑えることができる。結果として後群ベース筒118の倒れを防止でき、他部品と干渉する危険性を少なくできる。
Therefore, in this embodiment, the
この構成をとることによって、可動カムフォロア121の付勢を行う圧縮コイルバネ124の付勢力を比較的小さくできるため、カムフォロアとカム溝との摩擦を小さくできるため駆動負荷を小さくでき、スムーズな駆動が可能となる。また、圧縮コイルバネ124そのものを小さくできるため装置の小型化にも寄与する。本発明によれば、作動の安定した、信頼性の高い光学装置を提供することができる。
By adopting this configuration, the biasing force of the
本実施例においては、フォーカスレンズを駆動するために、ステップモータ147を採用しているが、超音波モータ等の摩擦接触型の駆動手段を採用しても同様の効果を奏する。また、ズーミングは手動で行っているが、電動でも同様の効果を奏する。
In this embodiment, the
実施例は、静止画及び動画撮影を行うための交換レンズ101に関して説明したが、画像を記録する光学装置においても同様な効果が得られる。また、光学装置内のフォーカスレンズに限らず、他のズームで移動するレンズや、マウント以外の固定部との当接によって光学装置を小型化させる場合に応用することが可能である。
In the embodiments, the
また、本発明が適用される光学装置は、光学装置により形成された像を撮る撮像素子16を備える撮像装置や、撮像素子16を備え光学装置が着脱可能な撮像装置本体を備える撮像システムに用いられる。更に、本発明はレンズ一体型の撮像装置にも適用可能である。以上説明した実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、実施例に対して種々の変形や変更が可能であり、本発明は、実施例に限定されるものではない。
Further, the optical device to which the present invention is applied is used in an imaging device having an
1 カメラ本体(撮像装置)
16 撮像素子
101 交換レンズ(光学装置)
102 レンズマウント(固定部材)
108 カム筒(カム部材)
108a 内周カム溝(カム溝)
118 後群ベース筒(ベース部材)
121 可動カムフォロア(第1のカムフォロア)
121a 円錐面
122、123 固定カムフォロア(第2のカムフォロア)
124 圧縮コイルバネ(カムフォロア付勢部材)
141 4群レンズ保持枠(第2の保持部材)
141a 摺動穴(嵌合穴)
141b 摺動穴(嵌合穴)
141c U字溝(嵌合溝)
141e 当接部
142 ガイドバー(第1のガイド軸)
143 ガイドバー(第2のガイド軸)
145 コイルバネ(第2の付勢部材)
151 5群レンズ保持枠(第1の保持部材)
153 コイルバネ(第1の付勢部材)
D1、D2、D3、D4 距離
1 Camera body (imaging device)
16
102 lens mount (fixing member)
108 cam tube (cam member)
108a inner peripheral cam groove (cam groove)
118 rear group base tube (base member)
121 movable cam follower (first cam follower)
121a
124 compression coil spring (cam follower biasing member)
141 4th group lens holding frame (second holding member)
141a Sliding hole (fitting hole)
141b Sliding hole (fitting hole)
141c U-shaped groove (fitting groove)
143 guide bar (second guide shaft)
145 coil spring (second biasing member)
151 5th group lens holding frame (first holding member)
153 coil spring (first biasing member)
D1, D2, D3, D4 Distance
Claims (9)
前記カム溝に係合する複数のカムフォロアを備え、前記カム部材の回転により光軸方向に移動するベース部材と、
前記ベース部材に前記光軸方向に移動可能に保持される第1の保持部材と、
前記第1の保持部材を前記光軸方向に付勢する第1の付勢部材と、
を有する光学装置において、
前記複数のカムフォロアの少なくとも一つは、光軸と直交する方向にカムフォロア付勢部材によって付勢された第1のカムフォロアであり、前記複数のカムフォロアのうち、前記第1のカムフォロア以外は、前記ベース部材に固定された第2のカムフォロアであり、
前記第1の付勢部材と前記第1のカムフォロアとの距離は、前記第1の付勢部材と前記第2のカムフォロアとの距離より長いことを特徴とする、光学装置。 a cam member that rotates around the optical axis and has a plurality of cam grooves;
a base member that includes a plurality of cam followers that engage with the cam grooves and that moves in the optical axis direction as the cam member rotates;
a first holding member held by the base member so as to be movable in the optical axis direction;
a first biasing member that biases the first holding member in the optical axis direction;
In an optical device having
At least one of the plurality of cam followers is a first cam follower urged by a cam follower urging member in a direction orthogonal to the optical axis, and among the plurality of cam followers, the cam followers other than the first cam follower are arranged on the base. a second cam follower fixed to the member;
The optical device, wherein the distance between the first biasing member and the first cam follower is longer than the distance between the first biasing member and the second cam follower.
前記カム溝に係合する複数のカムフォロアを備え、前記カム部材の回転により光軸方向に移動するベース部材と、
前記ベース部材に前記光軸方向に移動可能に保持される第1の保持部材と、
前記第1の保持部材を前記光軸方向に付勢する第1の付勢部材と、
前記ベース部材に前記光軸方向に移動可能に保持される第2の保持部材と、
前記第2の保持部材を前記光軸方向に付勢する第2の付勢部材と、
を有する光学装置において、
前記複数のカムフォロアの少なくとも一つは、光軸と直交する方向にカムフォロア付勢部材によって付勢された第1のカムフォロアであり、前記複数のカムフォロアのうち、前記第1のカムフォロア以外は、前記ベース部材に固定された第2のカムフォロアであり、
前記複数のカムフォロアは、前記ベース部材の周方向の等分位置に備えられており、
前記第2のカムフォロアは、前記第1の付勢部材又は前記第2の付勢部材の近傍に位置していることを特徴とする光学装置。 a cam member that rotates around the optical axis and has a plurality of cam grooves;
a base member that includes a plurality of cam followers that engage with the cam grooves and that moves in the optical axis direction as the cam member rotates;
a first holding member held by the base member so as to be movable in the optical axis direction;
a first biasing member that biases the first holding member in the optical axis direction;
a second holding member held by the base member so as to be movable in the optical axis direction;
a second biasing member that biases the second holding member in the optical axis direction;
In an optical device having
At least one of the plurality of cam followers is a first cam follower urged by a cam follower urging member in a direction orthogonal to the optical axis, and among the plurality of cam followers, the cam followers other than the first cam follower are arranged on the base. a second cam follower fixed to the member;
The plurality of cam followers are provided at equidistant positions in the circumferential direction of the base member,
The optical device, wherein the second cam follower is positioned near the first biasing member or the second biasing member.
前記沈胴状態に移行する際、前記嵌合穴の近傍に設けられた当接部が前記ベース部材以外の部材に当接することを特徴とする、請求項2又は4に記載の光学装置。 A first guide shaft and a second guide shaft are fixed to the base member, and two guide shafts separated in the optical axis direction provided on the second holding member different from the first holding member The first guide shaft is inserted into the fitting hole, the second guide shaft is engaged with the fitting groove provided in the second holding member, and the second holding member is attached to the base member. is held movably in the optical axis direction with respect to the
5. The optical device according to claim 2, wherein a contact portion provided in the vicinity of said fitting hole contacts a member other than said base member when shifting to said collapsed state.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021070083A JP2022164960A (en) | 2021-04-19 | 2021-04-19 | Optical device and imaging device having the same |
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