JP2022162901A - 鉄筋籠用のアンテナ筋、およびこれを備える鉄筋籠 - Google Patents

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Abstract

【課題】主筋部材や補強枠等に溶接固定することなく、鉄筋籠を構成する主筋部材や補強枠等に対して不所望に回転することのないアンテナ筋を提供する。【解決手段】アンテナ筋10を、本体部12と、回転防止部14とで構成する。鉄筋籠100の固定対象部材120に回転防止部14が当接した状態で固定対象部材120に対してアンテナ筋10が固定具150で固定される。【選択図】図7

Description

本発明は、例えばコンクリート杭に用いられる鉄筋籠を設置する際の偏心防止に用いられるアンテナ筋、およびこれを備える鉄筋籠に関する。
従前より、高層建築物や橋梁を支える鉄筋コンクリート杭の構築方法として、当該鉄筋コンクリート杭を設置する場所に杭穴を掘削し、当該杭穴にせん断補強用に用いられる構造体である鉄筋籠を設置した後、当該鉄筋籠の周囲に型枠等を組み、型枠内にコンクリートを打設する方法が採用されている。
鉄筋コンクリート杭に使用される鉄筋籠はその径に対する長さの比が非常に大きいことから、杭穴に鉄筋籠を設置する際に当該鉄筋籠の上部が設計時の中心軸から偏心してしまう可能性が高い。
このような偏心を防止するための偏心防止装置が特許文献1に開示されている。
また、特許文献1に開示されているような偏心防止装置の他に、例えば図12に示すような「アンテナ筋1」と呼ばれる部材が使用されている。
従来のアンテナ筋1は、1本の棒状部材を2箇所で折り曲げることによって略「Z」字状に形成したものであり、鉄筋籠を構成する長手方向に延びる主筋部材の最上位置において外向きに取り付けられていた。
このようなアンテナ筋1を取り付けることにより、鉄筋籠の上部が設計時の中心軸から偏心する前に当該アンテナの先端2が杭穴の内壁面に当接するので、鉄筋籠の偏心を防止するようになっていた。
実開平6-35325号公報
しかしながら、図12に示すような従来のアンテナ筋1の場合、鉄筋籠を立ち上げる際に動かしたり、当該アンテナ筋1の先端2が杭穴の内壁面に当接したとき、鉄筋籠を構成する主筋部材や補強枠に対してアンテナ筋1が不所望に回転してしまい、その役割を果たすことができない場合があった。
また、このように不所望な回転を防止するために、アンテナ筋1を主筋部材や補強枠等に溶接固定してしまうことも考えられるが、そうすると、建設現場での溶接は極力避けたいという要望に応えることができない問題が生じてしまう。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、主筋部材や補強枠等に溶接固定することなく、鉄筋籠を構成する主筋部材や補強枠等に対して不所望に回転することのないアンテナ筋、およびこれを備える鉄筋籠を提供することにある。
この発明の一の局面に従うと、
本体部と、回転防止部とを備えており、
鉄筋籠の固定対象部材に前記回転防止部が当接した状態で前記固定対象部材に対して固定具で固定される
鉄筋籠用のアンテナ筋が提供される。
好適には、
前記本体部は、直線状の第1部分、および、前記第1部分の中心軸に対して所定の角度を有しており、前記第1部分の先端から延びる第2部分を有している。
この発明の他の局面に従うと、
上述したアンテナ筋と、
固定対象部材と、
固定具とを備える鉄筋籠が提供される。
この発明に係るアンテナ筋は、本体部と回転防止部とで構成されており、鉄筋籠の固定対象部材に回転防止部が当接した状態で当該固定対象部材に対してアンテナ筋が固定具で固定されるようになっている。
これにより、鉄筋籠の固定対象部材に対して本体部が回転しようとしても、固定対象部材に当接した回転防止部によって当該本体部が回転するのを回避できる。
この発明に係るアンテナ筋によれば、作業現場において、固定具を用いて溶接をすることなくアンテナ筋を鉄筋籠の固定対象部材に固定することができる。したがい、不所望な場所での溶接を避けつつ、鉄筋籠を構成する主筋部材や補強枠等に対して不所望に回転することのないアンテナ筋を提供することができた。
本発明が適用されたアンテナ筋10の一例を示す正面図である。 本発明が適用されたアンテナ筋10の一例を示す右側面図である。 アンテナ筋10が取り付けられる鉄筋籠100の一例を示す図である。 杭穴に設置した鉄筋籠100にアンテナ筋10を取り付けた状態を示す図である。 固定具150の一例を示す正面図である。 固定具150の一例を示す右側面図である。 固定具150を用いてアンテナ筋10を補強枠120に取り付けた状態を示す正面図である。 固定具150を用いてアンテナ筋10を補強枠120に取り付けた状態を示す右側面図である。 変形例1に係るアンテナ筋10を示す右側面図である。 変形例2に係るアンテナ筋10を示す正面図である。 変形例2に係るアンテナ筋10を示すX-X端面図である。 従来のアンテナ筋の一例を示す右側面図である。
<アンテナ筋10の構成>
図1および図2を参照して、本実施形態に係るアンテナ筋10について説明する。本実施形態に係るアンテナ筋10は、大略、本体部12と、回転防止部14とで構成されている。
本体部12は、第1部分16と、第2部分18とを有している。
第1部分16は、例えば丸棒で形成された直線状の部分である。
第2部分18は、第1部分16と同様に例えば丸棒で形成された直線状の部分であり、その一端が第1部分16の先端に接続されている。これにより、第2部分18は、第1部分16の先端から延びるように形成されている。また、第2部分18は、第1部分16の中心軸CLに対して所定の角度を有するように接続されている。
回転防止部14は、略矩形状の板材であり、本体部12における第1部分16の略中央部において、本体部12が延びる方向(以下、「本体部12の長手方向」という)に略直交する向きで、当該第1部分16に対して溶接等の手段で固定されている。
また、図示するように、回転防止部14は、本体部12の第1部分16から見て第2部分18が延びる方向とは反対側に固定されるのが好適である。
<鉄筋籠100の構成>
次に、図3を参照して、本実施形態に係るアンテナ筋10が取り付けられる鉄筋籠100の全体構成の一例について簡単に説明する。
鉄筋籠100は、上述のように高層建築物や橋梁を支えるコンクリート杭のせん断補強用に用いられる構造体であり、大略、主筋部材110と、補強枠120と、フープ筋130とで構成されている。
主筋部材110は、コンクリート杭に加えられる引張力を主に負担する鉄筋である。本実施の形態では、丸形状の断面を有する長尺の鉄筋が主筋部材110として使用されている(もちろん、主筋部材110の形状はこれに限定されるものではない。)。各主筋部材110は、互いに同じ方向に引き揃えられており、互いに略平行に配置されている。
補強枠120は、多数の主筋部材110で構成された略円柱状の構造体の内周に隣接する帯状の部材であり、所定の曲率で曲げられることによって略円状に形成されている。主筋部材110の配置と同様に、補強枠120の外観形状は略円状に限定されるものではなく、主筋部材110の配置に合わせて略角状やその他の形状であってもよく、「環状」であればよい。つまり、本明細書において「環状」とは、略円形状だけに限らず、略角形状等も含む概念である。なお、補強枠120の数は、使用される主筋部材110の長さに応じて決定される
フープ筋130は、多数の主筋部材110で構成された略円柱状の構造体をその外周に隣接して囲む丸棒状の部材であり、補強枠120と同様に、所定の曲率で曲げられることによって略円状に形成されている。また、主筋部材110の配置と同様に、フープ筋130の外観形状は略円状に限定されるものではなく、主筋部材110の配置に合わせて略角状やその他の形状であってもよく、「環状」であればよい。
<鉄筋籠100に対するアンテナ筋10の取り付け>
図4に示すように、上述したアンテナ筋10は、鉄筋籠100の上部であって、第2部分18の先端が杭穴における内壁面の上端部に当接する位置に取り付けられる。もちろん、鉄筋籠100を杭穴ではなく、筒状のケーシング(図示せず)内に収容してもよい。
具体的には、アンテナ筋10の回転防止部14を例えば補強枠120の表側の表面に当接させた状態で本体部12と補強枠120とを固定具150で固定する。つまり、本実施形態では、補強枠120が「固定対象部材」に該当する。もちろん、アンテナ筋10の本体部12を主筋部材110やフープ筋130に取り付けることも考えられるので、その場合は主筋部材110やフープ筋130が「固定対象部材」に該当する。
固定具150としては、例えば、特開2013-83129号公報に開示されている交差接合金具を使用することができる。この例による固定具150は、図5および図6に示すように、大略、交差クランプ152と、支持板154と、一対のナット156とで構成されている。
交差クランプ152は、両端に雄ネジが形成された1本の棒状部材をU字状に曲げて構成されたUボルトを、略コ字状に折り曲げることによって形成されている。このように略コ字状に折り曲げることにより、交差クランプ152には、U字部(アーチ部)158、一対の腕部160、および、一対のネジ部162が構成されている。
支持板154は、交差クランプ152における一対のネジ部162の間に架設される矩形状の板材であり、これら一対のネジ部162が挿設される一対のネジ孔164が形成されている(図6を参照)。
図7および図8に示すように、交差クランプ152を支持板154から外した状態で、当該交差クランプ152のU字部158を補強枠120の背面側から表側に出してアンテナ筋10の第1部分16に掛ける。そして、交差クランプ152の腕部160を補強枠120の背面側に沿わせることにより、交差クランプ152における一対のネジ部162が補強枠120の図中下方から当該補強枠120の表面側に突出するので、一対のネジ部162間にアンテナ筋10の第1部分16が嵌まるようにする。最後に、図中手前側から一対のネジ部162に支持板154のネジ孔164を合わせて嵌め込み、ナット156で交差クランプ152と支持板154を固定する。これにより、本体部12が補強枠120に対して固定される。
なお、1本の鉄筋籠100に対して、円周縁に90°間隔で4つのアンテナ筋10を取り付けるのが好適であるが、アンテナ筋10の数や取り付け角度の間隔はこれに限定されるものではない。
<アンテナ筋10の特徴>
本実施形態に係るアンテナ筋10は、本体部12と、この本体部12に取り付けられた回転防止部14とで構成されており、鉄筋籠100の補強枠120に回転防止部14が当接した状態で当該補強枠120に対して本体部12が固定具150で固定されるようになっている。
これにより、鉄筋籠100の補強枠120に対して本体部12が回転しようとしても、補強枠120に当接した回転防止部14によって本体部12が回転するのを回避できる。
本実施形態に係るアンテナ筋10によれば、溶接作業に問題の無い場所で本体部12に対する回転防止部14の固定を予め行っておき、固定具150を用いて溶接をすることなくアンテナ筋10を鉄筋籠100の補強枠120に固定することができる。したがい、不所望な場所での溶接を避けつつ、鉄筋籠100を構成する主筋部材110や補強枠120等に対して不所望に回転することのないアンテナ筋10を提供することができる。
<変形例1>
上述した実施形態では、本体部12が直線状の第1部分16、および、第1部分16の中心軸CLに対して所定の角度を有しており、第1部分16の先端から延びる第2部分18とで構成されていたが、本体部12の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、1本の棒材を折り曲げ、あるいは、図9に示すように略円弧状に曲げて本体部12を構成してもよい。
さらに言えば、3本以上の部材で本体部12を構成してもよい。
<変形例2>
また、上述した実施形態では、回転防止部14の例として略矩形状の板材を使用していたが、回転防止部14の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、図10および図11に示すような一対の丸棒状のものであってもよいし、一対の角棒状のものであってもよい。
<変形例3>
また、鋳造その他の方法で本体部12および回転防止部14を一体としてアンテナ筋10を製造しても良いし、上述した実施形態のように本体部12および回転防止部14を別部材として溶接その他の適宜の方法で取り付けても良く、不所望の回転が生じない程度の固定強度が発揮されれば足りる。また、本体部12の一部を切削したり、変形させることにより回転防止部14を設けることも可能である。
<変形例4>
さらに、上述した実施形態では、補強枠120に対して本体部12が固定具150で固定されるようになっていたが、補強枠120に対して回転防止部14が固定具150で固定されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…アンテナ筋、12…本体部、14…固定用部材、16…第1部分、18…第2部分
100…鉄筋籠、110…主筋部材、120…補強枠、130…フープ筋
150…固定具、152…交差クランプ、154…支持板、156…ナット、158…(交差クランプ152の)U字部、160…(交差クランプ152の)腕部、162…(交差クランプ152の)ネジ部、164…(支持板154の)ネジ孔

Claims (3)

  1. 本体部と、回転防止部とを備えており、
    鉄筋籠の固定対象部材に前記回転防止部が当接した状態で前記固定対象部材に対して固定具で固定される
    鉄筋籠用のアンテナ筋。
  2. 前記本体部は、直線状の第1部分、および、前記第1部分の中心軸に対して所定の角度を有しており、前記第1部分の先端から延びる第2部分を有している
    請求項1に記載のアンテナ筋。
  3. 請求項1または2に記載のアンテナ筋と、
    固定対象部材と、
    固定具とを備える鉄筋籠。
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