JP2022160062A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、吸引ミスが発生した検体容器に関しては、その検体容器をユーザーが測定部から取り出して、吸引ミスを解消するための物理的処置を施すことにより、吸引ミスの再発を抑制することができる。また、ユーザーは、物理的処置を施した検体容器を測定部に戻した場合は、その検体容器に付された検体識別情報に関して、異常発生情報の紐付けを解除するよう指示することにより、物理的処置を施した検体容器を測定対象に含めることができる。しかしながら、ユーザーが解除指示を忘れてしまった場合は、物理的処置済みの検体容器が測定対象から除外されたままになる。このため、解除指示を忘れた検体容器の検体については、測定部の測定を再開しても測定結果が得られないという課題がある。
図1は、本発明の実施形態に係る自動分析装置の構成例を模式的に示す概略斜視図である。
本実施形態においては、自動分析装置が生化学分析装置である場合を例に挙げて説明するが、本発明に係る自動分析装置は生化学分析装置以外の分析装置に適用してもよい。生化学分析装置は、血液や尿などの検体に含まれる生体成分を分析する装置である。また、本発明に係る自動分析装置は、生化学分析機能と電解質分析機能とを兼ね備えた分析装置に適用してもよい。
まず、バーコードリーダは、バーコードを光学的に読み取り、その読み取り結果として得られるアナログ信号をデジタル信号に変換する。次に、バーコードリーダは、変換したデジタル信号をバーコードの規格に従って復号処理することにより、バーコードの元の情報である文字列情報、すなわち検体識別情報を生成する。このことから、検体容器21に付されたバーコードを読み取ることは、検体容器21に付された検体識別情報を読み取ることと実質同一である。すなわち、バーコードリーダ50は、検体容器収容ユニット2に収容された各々の検体容器21に付された検体識別情報を読み取る読み取り装置に相当する。
バーコードリーダ50は、ターンテーブル2aに複数の検体容器21が収容されている状態で、ターンテーブル2aが回転移動することにより、複数の検体容器21の各々に付されたバーコードを自動で順に読み取るとともに、読み取ったバーコードの情報から検体識別情報(文字列情報)を生成する。バーコードリーダ50によるバーコードの読み取りは、制御部41からインターフェイス部45を介してバーコードリーダ50へと送られる読み取り指示信号に従って、ターンテーブル2aの収容ポジションごとに行われる。制御部41は、たとえば、ターンテーブル2aの回転軸に取り付けられたロータリーエンコーダ(不図示)の出力信号を、インターフェイス部45を介して取り込むことにより、ターンテーブル2aの回転角度位置を検出する。ターンテーブル2aが有する複数の収容ポジションは、ターンテーブル2aの円周方向において、それぞれ異なる回転角度位置に設定されている。このため、制御部41は、ターンテーブル2aの回転中にターンテーブル2aの回転角度位置を検出し、検出した回転角度位置がいずれかの収容ポジションに対応する回転角度位置に達するごとに、バーコードリーダ50に読み取り指示信号を送る。したがって、ターンテーブル2aに合計M個の収容ポジションが設けられている場合は、ターンテーブル2aが1回転(360度回転)する間に、バーコードの読み取りが合計M回行われる。これにより、ターンテーブル2aに収容されたすべての検体容器21のバーコードをバーコードリーダ50によって自動で読み取ることができる。
ターンテーブル2aが有する複数の収容ポジションのうち、一部の収容ポジションは、検体容器21が収容(セット)されていない空きポジションとなることがある。その場合、バーコードリーダ50は、空きポジションについてもバーコードの読み取りを行う。詳しく説明すると、検体容器収容ユニット2の内部には、ターンテーブル2aの全周にわたって空きポジション専用のバーコード(以下、「専用バーコード」ともいう。)が設けられている。専用バーコードは、ターンテーブル2aのいずれかの収容ポジションが空きポジションである場合に、空きポジションを通してバーコードリーダ50により読み取られる。専用バーコードは、ターンテーブル2aが有するすべての収容ポジションに共通のバーコードである。つまり、いずれの収容ポジションが空きポジションになっていても、空きポジションを通して読み取られる専用バーコードは共通である。バーコードリーダ50は、空きポジションを通して専用バーコードを読み取った場合は、その読み取り結果に基づくデジタル信号を復号処理することにより、空きポジション専用の検体識別情報(文字列情報)を生成する。専用バーコードは、空きポジションとなっている収容ポジションに検体容器21をセットすると、バーコードリーダ50から見て検体容器21の陰に隠れる。つまり、専用バーコードは、収容ポジションにセットされる検体容器21によって遮蔽される位置に配置されている。したがって、バーコードリーダ50は、収容ポジションが空きポジションとなっている場合は専用バーコードを読み取り、収容ポジションに検体容器21がセットされている場合は、検体容器21に付されたバーコードを読み取ることになる。
まず、サンプル希釈ユニット7の希釈分注プローブ7aは、検体容器収容ユニット2における開口の上方の所定位置に移動する。次に、希釈分注プローブ7aは、検体容器収容ユニット2の軸方向に沿って下降する。これにより、希釈分注プローブ7aの先端側(下端側)の部分が、検体容器21の内部に挿入される。このとき、希釈分注プローブ7aは、検体容器21に収容されている検体を、図示しないポンプの作動により、所定量だけ吸引する。すなわち、希釈分注プローブ7aは、検体容器収容ユニット2に収容された各々の検体容器21から検体を吸引する吸引部として機能する。次に、希釈分注プローブ7aは、検体容器収容ユニット2の軸方向に沿って上昇する。これにより、希釈分注プローブ7aの先端側の部分が、検体容器21の内部から引き上げられる。
まず、希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルを希釈容器23の内部に挿入して廃液ポンプを駆動することにより、希釈容器23内に残留する希釈検体を希釈容器洗浄ノズルによって吸い込む。また、希釈洗浄装置11は、希釈容器洗浄ノズルによって吸い込んだ希釈検体を、図示しない廃液タンクに排出する。
図2に示すように、制御装置40は、制御部41と、記憶部42と、表示部43と、入力操作部44と、インターフェイス部45と、情報紐付け部46と、各部(41~46)を相互に接続するバス48と、を備えるコンピュータである。制御装置40には、インターフェイス部45を介して、測定部10と、3つのバーコードリーダ50,51,52と、異常検知センサ55とが接続されている。なお、図2においては、説明の便宜上、測定部10と、3つのバーコードリーダ50,51,52と、異常検知センサ55とを別々に示しているが、3つのバーコードリーダ50,51,52と、異常検知センサ55とは、測定部10に付属する機器である。具体的には、バーコードリーダ50は検体容器収容ユニット2に付属し、バーコードリーダ51は第1試薬容器収容ユニット4に付属し、バーコードリーダ52は第2試薬容器収容ユニット5に付属し、異常検知センサ55はサンプル希釈ユニット7に付属する。
まず、説明の前提として、検体容器収容ユニット2のターンテーブル2aには合計80個の収容ポジションが設けられ、これらの収容ポジションに1番から80番までの番号が割り当てられているものとする。また、バーコードリーダ50による検体識別情報(バーコード)の読み取りは、1番の収容ポジションから開始し、80番の収容ポジションで終了するものとする。
続いて、本発明の実施形態における自動分析装置1の処理動作について、図4および図5のフローチャートを参照しつつ説明する。図示した処理動作は、制御部41の制御下で行われる。
希釈ターンテーブル3aの回転動作、第1試薬ターンテーブル4aの回転動作、第2試薬ターンテーブル5aの回転動作、反応ターンテーブル6aの回転動作、サンプル希釈ユニット7の分注動作、サンプリングユニット8の分注動作、希釈撹拌装置9の撹拌動作、希釈洗浄装置11の洗浄動作、第1分注ユニット12の分注動作、第2分注ユニット13の分注動作、第1反応撹拌装置14の撹拌動作、第2反応撹拌装置15の撹拌動作、多波長光度計16の検出動作などが含まれる。
次に、制御部41は、上記ステップS12における検体識別情報の読み取り結果に従って、検体識別情報と収容ポジションとを対応付けて記憶部42に記憶する(ステップS13)。
まず、上記ステップS10で測定部10の測定を中断する前に、上記ステップS6で異常発生情報を紐付けた検体識別情報が「001」であったと仮定する。ユーザーは、測定部10の測定を中断している間、検体識別情報「001」が付された検体容器21を検体容器収容ユニット2から取り出し、その後で測定再開を指示する。そうすると、バーコードリーダ50は、識別情報「001」が付された検体容器21が検体容器収容ユニット2に収容されていない状態で、検体識別情報の読み取りを行うことになる。このため、ステップS13で記憶部42に記憶される検体識別情報(今回対応付けデータ)の中には、「001」の検体識別情報が存在しない。よって、ステップS16において、制御部41は、測定中に異常発生情報を紐付けた検体識別情報「001」が付された検体容器21は、検体容器収容ユニット2から取り出されたと認識する。
まず、ステップS17で抽出された検体識別情報が、この検体識別情報を抽出する以前に、検体容器収容ユニット2から取り出されたと認識した検体容器21に付された検体識別情報、すなわち取り出し済み検体識別情報と同じである場合は、検体容器21の移動を有りと判断する。また、ステップS17で抽出された検体識別情報に対応付けられた収容ポジションが、今回の測定中断前の測定中に異常発生情報を紐付けた検体識別情報に対応付けられていた収容ポジションと異なる場合は、検体容器21の移動を有りと判断する。また、ステップS17で抽出された検体識別情報に対応付けられた収容ポジションが、今回の測定中断前の測定中においては空きポジションであった場合は、検体容器21の移動を有りと判断する。また、ステップS17で抽出された検体識別情報に対応付けられた収容ポジションに、今回の測定中断前の測定中においては上記ステップS17で抽出された検体識別情報とは異なる検体識別情報が対応付けられていた場合は、検体容器21の移動を有りと判断する。それ以外は、検体容器21の移動を無しと判断する。
図8は、第1の具体例におけるユーザーの処理手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザーは、測定中断の指示を出す(ステップS100)。測定中断の指示は、表示部43の操作画面に表示される測定中断ボタン(不図示)をユーザーがマウス操作等で押下することによって行われる。
次に、ユーザーは、測定部10の測定中に異常検知センサ55が異常の発生を検知した検体容器21を、測定部10の中断期間を利用して検体容器収容ユニット2から取り出す(ステップS101)。
次に、ユーザーは、ステップS101で取り出した検体容器21を検体容器収容ユニット2に戻すことなく、測定再開の指示を出す(ステップS102)。測定再開の指示は、操作画面に表示される測定再開ボタン58(図7参照)をユーザーがマウス操作等で押下することによって行われる。
次に、ユーザーは、ステップS101で取り出した検体容器21に物理的処置を施す(ステップS103)。
次に、ユーザーは、測定中断の指示を出す(ステップS104)。
次に、ユーザーは、ステップS103で物理的処置を施した検体容器21を、測定部10の中断期間を利用して検体容器収容ユニット2の任意の収容ポジションに戻す(ステップS105)。
次に、ユーザーは、測定再開の指示を出す(ステップS106)。
まず、制御部41は、ユーザーからの測定中断の指示に従って測定部10の測定を中断し(ステップS9,S10)、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って測定部10の測定を再開する前にステップS12でバーコードリーダ50を用いて読み取った検体識別情報の中に、異常検体識別情報が存在しない場合(ステップS15でNOと判断した場合)に、異常検体識別情報が付された検体容器21が検体容器収容ユニット2から取り出されたと認識する(ステップS16)。
次いで、制御部41は、上述のように異常検体識別情報が付された検体容器21が検体容器収容ユニット2から取り出されたと認識した後に、測定部10の測定を再開する(ステップS22)。これにより、再開後の測定では、異常検体識別情報が付された検体容器21が測定対象から除外されるため、同じ検体容器21で吸引ミスが繰り返し発生することを避けることができる。
続いて、制御部41は、ユーザーからの測定中断の指示に従って測定部10の測定を中断する(ステップS9,S10)。
次に、制御部41は、ユーザーからの測定再開の指示に従って測定部10の測定を再開する前にステップS12でバーコードリーダ50を用いて読み取った検体識別情報の中から、上記ステップS16で取り出しを認識した異常検体識別情報と同一の検体識別情報が抽出された場合に、検体容器21の移動を有りと判断して異常発生情報の紐付けを解除する(ステップS17~S20)。
これにより、ユーザーが物理的処置を施した検体容器21を検体容器収容ユニット2に戻して測定再開を指示する場合に、ユーザーが解除指示を忘れた場合でも、再開後の測定では、物理的処置済みの検体容器21を測定対象に含めることができる。
図9は、第2の具体例におけるユーザーの処理手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザーは、測定中断の指示を出す(ステップS200)。
次に、ユーザーは、測定部10の測定中に異常検知センサ55が異常の発生を検知した検体容器21を検体容器収容ユニット2から取り出す(ステップS201)。
次に、ユーザーは、測定部10の測定を中断した状態のもとで、先ほどのステップS201で取り出した検体容器21に物理的処置を施す(ステップS202)。
次に、ユーザーは、ステップS202で物理的処置を施した検体容器21を検体容器収容ユニット2に戻す(ステップS203)。このとき、ユーザーは、物理的処置済みの検体容器21を、元(取り出し前)の収容ポジションとは異なる収容ポジション(以下、「別ポジション」ともいう。)に戻す。
次に、ユーザーは、測定再開の指示を出す(ステップS204)。
まず、制御部41は、ユーザーからの測定中断の指示に従って測定部10の測定を中断する。(ステップS9,S10)。
次に、制御部41は、ユーザーからの測定再開の指示に従って測定部10の測定を再開する前にバーコードリーダ50を用いて読み取った検体識別情報の中に、異常検体識別情報が存在し、かつ、その異常検体識別情報が付された検体容器21の収容ポジションが、異常発生情報を紐付けたときの収容ポジションと異なる場合に、検体容器21の移動を有りと判断して異常発生情報の紐付けを解除する(ステップS17~S20)。
これにより、ユーザーが物理的処置を施した検体容器21を検体容器収容ユニット2に戻して測定再開を指示する場合に、ユーザーが解除指示を忘れた場合でも、再開後の測定では、物理的処置済みの検体容器21を測定対象に含めることができる。
図10は、第3の具体例におけるユーザーの処理手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザーは、測定中断の指示を出す(ステップS300)。
次に、ユーザーは、測定部10の測定中に異常検知センサ55が異常の発生を検知した検体容器21を検体容器収容ユニット2から取り出すことなく、測定再開の指示を出す(ステップS301)。
まず、制御部41は、ユーザーからの測定中断の指示に従って測定部10の測定を中断する(ステップS9,S10)。
次に、制御部41は、ユーザーからの測定再開の指示に従って測定部10の測定を再開する前にバーコードリーダ50を用いて読み取った検体識別情報の中に、異常検体識別情報が存在し、かつ、その異常検体識別情報が付された検体容器21の収容ポジションが、異常発生情報を紐付けたときの収容ポジションと同じ場合に、検体容器21の移動を無しと判断する(ステップS17~S19)。
これにより、中断前の測定中に異常検体識別情報が付された検体容器21が存在し、この検体容器21をユーザーが検体容器収容ユニット2から取り出さずに測定再開を指示した場合は、再開後の測定でも、異常検体識別情報が付された検体容器21を測定対象から除外することができる。
本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
2…検体容器収容ユニット
7a…希釈分注プローブ(吸引部)
10…測定部
21…検体容器
41…制御部
42…記憶部
43…表示部
46…情報紐付け部
50…バーコードリーダ(読み取り装置)
Claims (13)
- 複数の検体容器をそれぞれ異なる収容ポジションに収容可能な検体容器収容ユニット、および、前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器から検体を吸引する吸引部を有し、前記吸引部で吸引した検体を測定する測定部と、
前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器に付された検体識別情報を読み取る読み取り装置と、
前記読み取り装置によって読み取られた前記検体識別情報と、この検体識別情報が付された前記検体容器の収容ポジションとを対応付けた対応付けデータを記憶するための記憶部と、
前記吸引部が前記検体を吸引するときに異常が発生した場合に、前記異常が発生した前記検体容器に付された前記検体識別情報を、異常発生情報の紐付けによって異常検体識別情報に設定する情報紐付け部と、
前記読み取り装置による今回の読み取り結果に従って前記記憶部に記憶された前記対応付けデータと今回以前の読み取り結果に従って前記記憶部に記憶された前記対応付けデータとを用いて、前記異常検体識別情報が付された検体容器の移動の有無を判断し、前記検体容器の移動を有りと判断した場合に、前記異常検体識別情報に対する前記異常発生情報の紐付けを解除するための所定の処理を実行する制御部と、
を備える自動分析装置。 - 前記制御部は、前記読み取り装置が今回読み取った前記検体識別情報の中から、前記異常検体識別情報を抽出するとともに、抽出した異常検体識別情報が付された検体容器の移動の有無を判断し、前記検体容器の移動を有りと判断した場合に、前記所定の処理を実行する
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器に付された検体識別情報のうち少なくとも1つの検体識別情報が前記異常検体識別情報に設定されている状態で、ユーザーからの測定中断の指示に従って前記測定部の測定を中断し、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って前記測定部の測定を再開する前に前記読み取り装置で読み取った前記検体識別情報の中に、前記異常検体識別情報が存在しない場合に、前記異常検体識別情報が付された検体容器が前記検体容器収容ユニットから取り出されたと認識する
請求項2に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記異常検体識別情報が付された検体容器が前記検体容器収容ユニットから取り出されたと認識した後に、ユーザーからの測定中断の指示に従って前記測定部の測定を中断し、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って前記測定部の測定を再開する前に前記読み取り装置で読み取った前記検体識別情報の中から、前記取り出されたと認識した検体容器に付されていた異常検体識別情報と同一の検体識別情報が抽出された場合に、前記検体容器の移動を有りと判断する
請求項3に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器に付された検体識別情報のうち少なくとも1つの検体識別情報が前記異常検体識別情報に設定されている状態で、ユーザーからの測定中断の指示に従って前記測定部の測定を中断し、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って前記測定部の測定を再開する前に前記読み取り装置で読み取った前記検体識別情報の中に、前記異常検体識別情報が存在し、かつ、その異常検体識別情報が付された検体容器の収容ポジションが、前記異常発生情報を紐付けたときの収容ポジションと異なる場合に、前記検体容器の移動を有りと判断する
請求項2に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器に付された検体識別情報のうち少なくとも1つの検体識別情報が前記異常検体識別情報に設定されている状態で、ユーザーからの測定中断の指示に従って前記測定部の測定を中断し、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って前記測定部の測定を再開する前に前記読み取り装置で読み取った前記検体識別情報の中に、前記異常検体識別情報が存在し、かつ、その異常検体識別情報が付された検体容器の収容ポジションが、今回の測定中断前の測定中においては空きポジションであった場合に、前記検体容器の移動を有りと判断する
請求項2に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器に付された検体識別情報のうち少なくとも1つの検体識別情報が前記異常検体識別情報に設定されている状態で、ユーザーからの測定中断の指示に従って前記測定部の測定を中断し、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って前記測定部の測定を再開する前に前記読み取り装置で読み取った前記検体識別情報の中に、前記異常検体識別情報が存在し、かつ、その異常検体識別情報が付された検体容器の収容ポジションに、今回の測定中断前の測定中においては前記異常検体識別情報とは異なる検体識別情報が対応付けられていた場合に、前記検体容器の移動を有りと判断する
請求項2に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器収容ユニットに収容された各々の検体容器に付された検体識別情報のうち少なくとも1つの検体容器に付された前記検体識別情報が前記異常検体識別情報に設定されている状態で、ユーザーからの測定中断の指示に従って前記測定部の測定を中断し、その後、ユーザーからの測定再開の指示に従って前記測定部の測定を再開する前に前記読み取り装置で読み取った前記検体識別情報の中に、前記異常検体識別情報が存在し、かつ、その異常検体識別情報が付された検体容器の収容ポジションが、前記異常発生情報を紐付けたときの収容ポジションと同じ場合に、前記検体容器の移動を無しと判断する
請求項2に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器の移動を無しと判断した場合は、前記所定の処理を実行しない
請求項8に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記検体容器の移動を無しと判断した場合に、前記異常を解消するための物理的処置を施したか否かをユーザーに問い合わせ、前記問い合わせに対してユーザーが前記物理的処置を施したと回答した場合に、前記異常発生情報の紐付けを解除する
請求項8に記載の自動分析装置。 - 表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記異常発生情報の紐付けを解除した場合に、その旨を前記表示部に表示する
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記所定の処理は、前記異常発生情報の紐付けを解除する処理、または、前記異常発生情報の紐付けを解除するようユーザーに促す処理である
請求項1に記載の自動分析装置。 - 前記制御部は、前記異常検体識別情報が付された前記検体容器から検体を吸引しないように前記測定部を制御する
請求項1に記載の自動分析装置。
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