JP2022151075A - 入力装置 - Google Patents

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Hiroyuki Togawa
誠 石橋
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Abstract

【課題】防水効果を得ることができる入力装置を提供する。【解決手段】入力装置2は、操作面26を有する入力部材16であって、操作指24による操作が行われる入力部材16と、操作面26における操作指24の接触位置を検出するタッチセンサ18と、操作面26を振動させる第1の振動素子22aと、操作面26に直交する方向において、操作面26における外周部と重畳する重畳部54を有するカバー部材38と、重畳部54と操作面26との間に介在され、重畳部54と操作面26との間をシールする第1の突出部66とを備える。【選択図】図10

Description

本開示は、操作面を振動素子により振動させる入力装置に関する。
ディスプレイと、当該ディスプレイに表示されたGUI(Graphical User Interface)に対して入力を行うためのタッチパッドとを備えた入力装置が知られている。この種の入力装置では、ユーザが操作指をタッチパッドの操作面に接触させながら操作面に沿って移動させる操作(いわゆる、なぞり操作)を行うのに応じて、例えばディスプレイに表示されたGUI上でポインタが移動する。
特許文献1には、タッチパッドの操作面をアクチュエータにより振動させる入力装置が開示されている。タッチパッドの操作面を振動させることにより、操作面と操作指との間には、スクイーズ膜という空気の膜が形成される。これにより、操作面と操作指との間における摩擦力が低減され、操作指の滑りが良くなる。
国際公開第2018/134938号
しかしながら、特許文献1に開示された入力装置では、操作面に液体が付着した場合における防水対策については考慮されていない。
そこで、本開示は、防水効果を得ることができる入力装置を提供する。
本開示の一態様に係る入力装置は、操作面を有する入力部材であって、操作体による操作が行われる入力部材と、前記操作面における前記操作体の接触位置を検出するタッチセンサと、前記操作面を振動させる振動素子と、前記操作面に直交する方向において、前記操作面における外周部と重畳する重畳部を有するカバー部材と、前記重畳部と前記操作面との間に介在され、前記重畳部と前記操作面との間をシールするシール部材と、を備える。
本開示の一態様に係る入力装置によれば、防水効果を得ることができる。
実施の形態1に係る入力装置が搭載された車両の車室内の一例を示す図である。 実施の形態1に係る入力装置のタッチパッドを示す正面図である。 実施の形態1に係る入力装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るタッチパッドを示す分解斜視図である。 図2のV-V線による、実施の形態1に係るタッチパッドの断面図である。 図2のVI-VI線による、実施の形態1に係るタッチパッドの断面図である。 カバー部材を省略した状態での、実施の形態1に係るタッチパッドを示す正面図である。 実施の形態1に係るタッチパッドを示す部分分解斜視図である。 図8とは異なる角度から見た状態での、実施の形態1に係るタッチパッドを示す部分分解斜視図である。 図5の要部拡大断面図である。 実施の形態2に係るタッチパッドを示す部分分解斜視図である。 実施の形態2に係るタッチパッドの断面図である。 図12の要部拡大断面図である。 実施の形態3に係るタッチパッドを示す部分分解斜視図である。 実施の形態3に係るタッチパッドの断面図である。
本開示の一態様に係る入力装置は、操作面を有する入力部材であって、操作体による操作が行われる入力部材と、前記操作面における前記操作体の接触位置を検出するタッチセンサと、前記操作面を振動させる振動素子と、前記操作面に直交する方向において、前記操作面における外周部と重畳する重畳部を有するカバー部材と、前記重畳部と前記操作面との間に介在され、前記重畳部と前記操作面との間をシールするシール部材と、を備える。
本態様によれば、シール部材は、重畳部と操作面との間に介在され、重畳部と操作面との間をシールする。これにより、入力部材の操作面に液体が付着した場合であっても、当該液体が重畳部と操作面との間を通して入力装置の内部に侵入するのを抑制することができる。その結果、液体が振動素子等の電子部品に付着することを抑制することができ、防水効果を得ることができる。
例えば、前記入力部材は、前記操作面に直交する方向から見て、互いに対向する第1の辺及び第2の辺と、互いに対向する第3の辺及び第4の辺と、を有する矩形状に形成され、前記シール部材は、前記入力部材の前記第1の辺及び前記第2の辺にそれぞれ対応して配置された第1のシール部材及び第2のシール部材を含み、前記入力部材の前記第1の辺及び前記第2の辺に対応する前記重畳部と前記操作面との間にはそれぞれ、前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材によりシールされる第1の間隙及び第2の間隙が形成され、前記入力部材の前記第3の辺及び前記第4の辺に対応する前記重畳部と前記操作面との間にはそれぞれ、前記入力部材よりも外側と連通する第3の間隙及び第4の間隙が形成されているように構成してもよい。
本態様によれば、入力部材の第3の辺及び第4の辺に対応する重畳部と操作面との間にはそれぞれ、入力部材よりも外側と連通する第3の間隙及び第4の間隙が形成されている。これにより、入力部材の操作面に液体が付着した場合であっても、当該液体を、第3の間隙及び第4の間隙を通して入力部材の操作面上から排出することができる。その結果、液体が入力部材の操作面上に溜まるのを抑制することができる。
例えば、前記入力装置は、さらに、前記入力部材を支持する筐体を備え、前記入力部材の前記第3の辺及び前記第4の辺における、前記入力部材の前記操作面と反対側の背面は、接着部材を介して前記筐体に支持されているように構成してもよい。
本態様によれば、入力部材の第3の辺及び第4の辺における入力部材の背面と筐体との間は、接着部材によりシールされるようになる。これにより、入力部材の操作面に付着した液体が第3の間隙及び第4の間隙から侵入した場合であっても、当該液体がさらに入力部材の第3の辺及び第4の辺における入力部材の背面と筐体との間に侵入するのを抑制することができる。
例えば、前記振動素子は、前記入力部材の前記第1の辺に対応して配置され、前記入力部材の前記背面に配置された第1の振動素子と、前記入力部材の前記第2の辺に対応して配置され、前記入力部材の前記背面に配置された第2の振動素子と、を含むように構成してもよい。
本態様によれば、第1の振動素子及び第2の振動素子はそれぞれ、筐体に固定されていない入力部材の第1の辺及び第2の辺に対応して配置されている。これにより、第1の振動素子及び第2の振動素子は、入力部材の操作面の振動の自由端に配置されるようになるので、第1の振動素子及び第2の振動素子の振動を入力部材の操作面に効率良く伝達させることができる。
例えば、前記操作体が前記操作面に接触した状態で前記操作面に沿って移動することにより、前記操作体による操作が行われ、前記振動素子は、前記操作面で発生する振動の波形が定常波となるように前記操作面を振動させ、前記シール部材は、前記定常波の節に対応する位置に配置されているように構成してもよい。
本態様によれば、シール部材が操作面の振動を阻害するのを抑制することができる。
例えば、前記振動素子は、前記定常波の腹に対応する位置に配置されているように構成してもよい。
本態様によれば、振動素子の剛性により操作面の振動が阻害されるのを抑制することができる。
例えば、前記振動素子は、超音波帯の周波数で前記操作面を振動させるように構成してもよい。
本態様によれば、振動素子により超音波帯の周波数で操作面を振動させることにより、操作体と操作面との間にスクイーズ膜という空気の膜を形成することができる。その結果、操作体と操作面との間の摩擦力を、操作面が振動していない状態と比べて低減することができる。
例えば、前記シール部材は、前記入力部材の前記重畳部に形成された突出部であって、前記重畳部から前記操作面に向けて突出して前記操作面に接触する突出部で構成されるように構成してもよい。
本態様によれば、カバー部材の重畳部を入力部材の操作面に重畳させることにより、重畳部と操作面との間を突出部により容易にシールすることができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1-1.入力装置の概要]
まず、図1及び図2を参照しながら、実施の形態1に係る入力装置2の概要について説明する。図1は、実施の形態1に係る入力装置2が搭載された車両4の車室内の一例を示す図である。図2は、実施の形態1に係る入力装置2のタッチパッド8を示す正面図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る入力装置2は、例えば自動車等の車両4の車室内に搭載されている。入力装置2は、車両4に搭載されているカーナビゲーション機器、オーディオ機器又は空調機器等の各種車載機器を操作するための装置である。入力装置2は、表示部6と、タッチパッド8とを備えている。
表示部6は、例えばカーナビゲーション用の地図、各種車載機器のメニュー画面又は検索画面等を操作するためのGUI10を表示するディスプレイである。表示部6は、例えば車両4のインストルメントパネル12に配置されており、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成されている。なお、説明の都合上、図1では、GUI10の図示を省略してある。
タッチパッド8は、表示部6に表示されているGUI10に対して入力を行うための入力インタフェースである。タッチパッド8は、例えば車両4のセンタコンソール14に配置されている。車両4の乗員であるユーザは、タッチパッド8を用いてGUI10に対して入力を行うことにより、各種車載機器を操作することができる。図2に示すように、タッチパッド8は、入力部材16と、タッチセンサ18と、感圧センサ20と、振動素子22とを有している。
入力部材16は、タッチセンサ18を保護するための操作パネルであり、例えば透明のガラス板で形成されている。入力部材16の前面側(タッチセンサ18と反対側)には、ユーザの操作指24(操作体の一例)が接触する操作面26が形成されている。例えば、操作指24が操作面26に接触した状態で当該操作面26に沿って移動することにより、操作指24による操作が行われる。
タッチセンサ18は、入力部材16の操作面26における操作指24の接触位置を検出する静電容量式のタッチセンサである。タッチセンサ18は、入力部材16の操作面26と反対側の背面28に対向して配置されている。タッチセンサ18は、例えば、操作指24を操作面26に接触させた状態で当該操作面26に沿って移動させる操作(以下、「なぞり操作」という)等を検出する。なお、タッチセンサ18により検出されたなぞり操作は、例えばGUI10上のポインタを移動させる操作として受け付けられる。本実施の形態では、操作指24を操作面26に接触させるようにしたが、これに限定されず、例えば操作体としてのタッチペン等を操作面26に接触させてもよい。
感圧センサ20は、入力部材16の背面28に対向して配置されており、入力部材16の操作面26への押し込み入力を検出する。なお、感圧センサ20により検出された押し込み入力は、例えば「決定」を示す操作として受け付けられる。
振動素子22は、入力部材16の背面28に固定されている。振動素子22は、例えば駆動電圧が印加されることにより駆動するピエゾ素子である。振動素子22は、駆動することにより振動し、振動素子22の振動は、入力部材16の操作面26に伝達される。これにより、振動素子22は、入力部材16の操作面26を超音波帯(20kHz以上)の周波数で振動させ、操作面26に接触した操作指24に対して触覚を提示する。
振動素子22により入力部材16の操作面26が振動している状態では、なぞり操作における操作指24と操作面26との間にスクイーズ膜という空気の膜が形成されるため、操作指24と操作面26との間の摩擦力は、操作面26が振動していない状態と比べて小さくなる。これにより、振動素子22により入力部材16の操作面26が振動している状態では、操作面26が振動していない状態と比べて、操作指24は操作面26上を滑りやすくなる。
[1-2.入力装置の機能構成]
次に、図3を参照しながら、実施の形態1に係る入力装置2の機能構成について説明する。図3は、実施の形態1に係る入力装置2の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、入力装置2は、機能構成として、表示部6と、タッチパッド8と、制御部30とを備えている。
タッチパッド8のタッチセンサ18は、入力部材16の操作面26における操作指24の接触位置を示す検出信号を制御部30に出力する。また、タッチパッド8の感圧センサ20は、入力部材16の操作面26への押し込み入力を検出したことを示す検出信号を、制御部30に出力する。
制御部30は、各種車載機器を操作するためのGUI10を表示部6に表示させる。また、制御部30は、タッチパッド8のタッチセンサ18及び感圧センサ20からの各検出信号に基づいて、表示部6に表示されたGUI10を変化させる。さらに、制御部30は、タッチセンサ18からの検出信号に基づいて、操作指24によるなぞり操作を検出した際に、振動素子22に駆動電圧を印加することにより振動素子22を駆動させる。
[1-3.タッチパッドの構造]
次に、図4~図10を参照しながら、実施の形態1に係るタッチパッド8の構造について説明する。図4は、実施の形態1に係るタッチパッド8を示す分解斜視図である。図5は、図2のV-V線による、実施の形態1に係るタッチパッド8の断面図である。図6は、図2のVI-VI線による、実施の形態1に係るタッチパッド8の断面図である。図7は、カバー部材38を省略した状態での、実施の形態1に係るタッチパッド8を示す正面図である。図8は、実施の形態1に係るタッチパッド8を示す部分分解斜視図である。図9は、図8とは異なる角度から見た状態での、実施の形態1に係るタッチパッド8を示す部分分解斜視図である。図10は、図5の要部拡大断面図である。
なお、図4~図10において、タッチパッド8の横方向をX軸方向、タッチパッド8の縦方向をY軸方向、タッチパッド8の厚み方向をZ軸方向とする。また、Z軸のプラス側をタッチパッド8の前面側、Z軸のマイナス側をタッチパッド8の背面側とする。
図4~図6に示すように、タッチパッド8は、ベース32と、基板34と、筐体36と、タッチセンサ18と、振動素子22と、入力部材16と、カバー部材38とを備えている。タッチパッド8の厚み方向(Z軸方向)において、タッチパッド8の最も背面側から、ベース32、基板34、筐体36、タッチセンサ18、振動素子22、入力部材16及びカバー部材38の順に並んで配置されている。
ベース32は、筐体36を支持するための土台となる部材である。ベース32は、XY平面視で矩形状を有するトレイ状に形成されている。
基板34は、上述した制御部30(図3参照)を構成する複数の電子部品(図示せず)が実装されたプリント配線基板である。基板34は、筐体36の背面側(ベース32に対向する側)に支持されており、ベース32と筐体36との間に配置されている。
筐体36は、基板34、タッチセンサ18及びカバー部材38等を支持するための部材であり、例えば樹脂等で形成されている。筐体36は、XY平面視で矩形状を有する枠状に形成されており、ベース32の外周部に取り付けられている。筐体36の背面側には、基板34が支持されている。なお、図示しないが、筐体36には、上述した感圧センサ20(図2及び図3参照)が支持されている。
タッチセンサ18は、XY平面視で矩形状を有する平板状に形成されており、筐体36の前面側(入力部材16に対向する側)に支持されている。タッチセンサ18は、リード線等(図示せず)を介して、基板34に電気的に接続されている。
図7に示すように、入力部材16は、XY平面視で(すなわち、操作面26に直交する方向から見て)矩形状を有する平板状に形成されている。入力部材16は、X軸方向において互いに対向する第1の辺40及び第2の辺42と、Y軸方向において互いに対向する第3の辺44及び第4の辺46とを有している。入力部材16は、その背面28がタッチセンサ18に対向するようにして、筐体36の前面側に支持されている。
図6~図8に示すように、入力部材16の第3の辺44における入力部材16の背面28は、長尺状の両面粘着テープ48(接着部材の一例)を介して筐体36の前面側に固定されている。図7に示すように、両面粘着テープ48は、入力部材16の第3の辺44における一端部から他端部に亘る範囲に配置されている。これにより、入力部材16の第3の辺44における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙は、両面粘着テープ48によりシール(密封)されるようになる。
また、入力部材16の第4の辺46における入力部材16の背面28は、長尺状の両面粘着テープ50(接着部材の一例)を介して筐体36の前面側に固定されている。図7に示すように、両面粘着テープ50は、入力部材16の第4の辺46における一端部から他端部に亘る範囲に配置されている。これにより、入力部材16の第4の辺46における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙は、両面粘着テープ50によりシールされるようになる。
なお、入力部材16の第1の辺40における入力部材16の背面28及び第2の辺42における入力部材16の背面28は、いずれも筐体36の前面側に固定されていない。そのため、図5に示すように、入力部材16の第1の辺40における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙、及び、入力部材16の第2の辺42における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙は、いずれもシールされていない。
また、入力部材16の第1の辺40及び第2の辺42は、筐体36の前面側に固定されていないため、振動素子22による入力部材16の操作面26の振動の自由端になる。一方、上述したように、入力部材16の第3の辺44及び第4の辺46は、筐体36の前面側に固定されているので、振動素子22による入力部材16の操作面26の振動の固定端になる。
振動素子22は、第1の振動素子22aと、第2の振動素子22bとを含んでいる。図5及び図7~図9に示すように、第1の振動素子22aは、入力部材16の第1の辺40に対応して(すなわち、第1の辺40の近傍の位置に)配置され、入力部材16の背面28に配置されている。第1の振動素子22aは、XY平面視でY軸方向に長い矩形状を有する平板状に形成されており、第1の振動素子22aの長手方向は、入力部材16の第1の辺40に沿って延びている。なお、第1の振動素子22aは、例えば両面粘着テープ(図示せず)を介して入力部材16の背面28に固定されている。
また、図5及び図7~図9に示すように、第2の振動素子22bは、入力部材16の第2の辺42に対応して(すなわち、第2の辺42の近傍の位置に)配置され、入力部材16の背面28に配置されている。第2の振動素子22bは、XY平面視でY軸方向に長い矩形状を有する平板状に形成されており、第2の振動素子22bの長手方向は、入力部材16の第2の辺42に沿って延びている。なお、第2の振動素子22bは、例えば両面粘着テープ(図示せず)を介して入力部材16の背面28に固定されている。
第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bは、超音波帯の周波数で入力部材16の操作面26を振動させる。超音波帯の周波数は、入力部材16、第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bを含む振動系の共振周波数である。入力部材16の操作面26で発生する振動の波形は、図5において一点鎖線で示すような定常波となる。操作面26の振動により発生する定常波の複数の腹及び複数の節は、X軸方向に沿って生じる。ここで、「腹」とは、操作面26の振動による変位が最大となる位置であり、「節」とは、操作面26の振動による変位が最小(零)となる位置である。
ここで、第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bは、定常波の腹に対応する位置に配置されている。これにより、操作面26が振動した際に、第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bが定常波の節に対応する位置に配置されている場合と比べて、第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bの剛性により操作面26の振動が阻害されるのを抑制することができる。なお、本明細書において、「定常波の腹に対応する位置」とは、厳密な腹の位置だけでなく、腹の近傍の位置をも含む概念である。
カバー部材38は、入力部材16の周囲を加飾するための額縁状のケースであり、例えば樹脂等で形成されている。図5、図6及び図8に示すように、カバー部材38は、支持部52と、重畳部54とを有している。支持部52は、XY平面視で矩形状を有する枠状に形成されており、筐体36の前面側に支持されている。重畳部54は、支持部52の内周部から径方向内方に延び、XY平面視で矩形状を有する枠状に形成されている。重畳部54は、入力部材16の操作面26における外周部を覆うように配置されている。すなわち、重畳部54は、入力部材16の操作面26に直交する方向(Z軸方向)において、操作面26における外周部と重畳するように配置されている。
重畳部54の内側には、XY平面視で矩形状を有する開口部56が形成されている。開口部56は、X軸方向において互いに対向する第1の辺58及び第2の辺60と、Y軸方向において互いに対向する第3の辺62及び第4の辺64とを有している。開口部56の第1の辺58、第2の辺60、第3の辺62及び第4の辺64はそれぞれ、入力部材16の第1の辺40、第2の辺42、第3の辺44及び第4の辺46に対応して配置されている。入力部材16の操作面26の一部(重畳部54と重畳された外周部を除く領域)は、開口部56を通して外部に露出されている。これにより、ユーザは、カバー部材38の開口部56を通して、操作指24を入力部材16の操作面26に接触させることができる。
図5及び図9に示すように、カバー部材38の重畳部54の背面側(入力部材16に対向する側)には、リブ状の第1の突出部66(第1のシール部材の一例)及び第2の突出部68(第2のシール部材の一例)が形成されている。
図5、図9及び図10に示すように、第1の突出部66は、開口部56の第1の辺58に沿って長尺状に延びており、第1の辺58の近傍における重畳部54の背面側から入力部材16の操作面26に向けて突出して、操作面26に接触している。第1の突出部66の長手方向に垂直な断面形状は、例えば三角形状である。図7に示すように、第1の突出部66は、入力部材16の第1の辺40に対応して配置され、入力部材16の第1の辺40の一端部から他端部に亘る範囲に配置されている。これにより、第1の突出部66は、入力部材16の第1の辺40に対応する重畳部54と操作面26との間の第1の間隙70に介在され、当該第1の間隙70をシールする。ここで、図5に示すように、第1の突出部66は、定常波の節に対応する位置に配置されている。これにより、第1の突出部66が操作面26の振動を阻害するのを抑制することができる。なお、本明細書において、「定常波の節に対応する位置」とは、厳密な節の位置だけでなく、節の近傍の位置をも含む概念である。
図5及び図9に示すように、第2の突出部68は、開口部56の第2の辺60に沿って長尺状に延びており、第2の辺60の近傍における重畳部54の背面側から入力部材16の操作面26に向けて突出して、操作面26に接触している。第2の突出部68の長手方向に垂直な断面形状は、例えば三角形状である。図7に示すように、第2の突出部68は、入力部材16の第2の辺42に対応して配置され、入力部材16の第2の辺42における一端部から他端部に亘る範囲に配置されている。これにより、第2の突出部68は、入力部材16の第2の辺42に対応する重畳部54と操作面26との間の第2の間隙72に介在され、当該第2の間隙72をシールする。ここで、図5に示すように、第2の突出部68は、定常波の節に対応する位置に配置されている。これにより、第2の突出部68が操作面26の振動を阻害するのを抑制することができる。
なお、図6に示すように、入力部材16の第3の辺44に対応する重畳部54と操作面26との間の第3の間隙74は、シールされておらず、入力部材16の外側の空間78と連通している。また、入力部材16の第4の辺46に対応する重畳部54と操作面26との間の第4の間隙76は、シールされておらず、入力部材16の外側の空間78と連通している。
[1-4.効果]
本実施の形態では、図5に示すように、第1の突出部66は、入力部材16の第1の辺40に対応する重畳部54と操作面26との間の第1の間隙70に介在され、当該第1の間隙70をシールする。また、第2の突出部68は、入力部材16の第2の辺42に対応する重畳部54と操作面26との間の第2の間隙72に介在され、当該第2の間隙72をシールする。これにより、次のような防水効果を得ることができる。
例えば車両4内でユーザが把持している飲料用カップ等から液体がこぼれた際に、こぼれた液体が入力部材16の操作面26に付着することがある。図10に示すように、入力部材16の操作面26に付着した液体が、入力部材16の第1の辺40に対応する重畳部54と操作面26との間の第1の間隙70に侵入しようとしたとしても、第1の間隙70は第1の突出部66によりシールされているので、液体が第1の間隙70を通してタッチパッド8の内部に侵入するのを抑制することができる。これにより、液体が第1の振動素子22aに付着することを抑制することができる。
同様に、入力部材16の操作面26に付着した液体が、入力部材16の第2の辺42に対応する重畳部54と操作面26との間の第2の間隙72に侵入しようとしたとしても、第2の間隙72は第2の突出部68によりシールされているので、液体が第2の間隙72を通してタッチパッド8の内部に侵入するのを抑制することができる。これにより、液体が第2の振動素子22bに付着することを抑制することができる。
また、本実施の形態では、図6に示すように、入力部材16の第3の辺44に対応する重畳部54と操作面26との間の第3の間隙74は、シールされておらず、入力部材16の外側の空間78と連通している。また、入力部材16の第4の辺46に対応する重畳部54と操作面26との間の第4の間隙76は、シールされておらず、入力部材16の外側の空間78と連通している。これにより、次のような防水効果を得ることができる。
入力部材16の操作面26に付着した液体は、第3の間隙74及び第4の間隙76を通して操作面26上から排出することができ、液体が入力部材16の操作面26上に溜まるのを抑制することができる。
この時、入力部材16の第3の辺44における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙は、両面粘着テープ48によりシールされているので、液体が第3の間隙74を通してタッチパッド8の内部に侵入した場合であっても、液体がさらに入力部材16の第3の辺44における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙に侵入するのを抑制することができる。これにより、液体が第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bに付着することを抑制することができる。
また、入力部材16の第4の辺46における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙は、両面粘着テープ50によりシールされているので、液体が第4の間隙76を通してタッチパッド8の内部に侵入した場合であっても、液体がさらに入力部材16の第4の辺46における入力部材16の背面28と筐体36の前面側との間の間隙に侵入するのを抑制することができる。これにより、液体が第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bに付着することを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、第1のシール部材(第1の突出部66)及び第2のシール部材(第2の突出部68)をカバー部材38の重畳部54と一体的に形成したが、これに限定されず、第1のシール部材及び第2のシール部材をカバー部材38の重畳部54と別体に形成してもよい。この場合、第1のシール部材及び第2のシール部材は、弾性を有する材料(例えばゴム材料等)で形成するのが好ましい。
(実施の形態2)
[2-1.タッチパッドの構造]
図11~図13を参照しながら、実施の形態2に係るタッチパッド8Aの構造について説明する。図11は、実施の形態2に係るタッチパッド8Aを示す部分分解斜視図である。図12は、実施の形態2に係るタッチパッド8Aの断面図である。図13は、図12の要部拡大断面図である。なお、図12の断面図は、図2のV-V線に相当する切断線によりタッチパッド8Aを切断した断面図である。また、以下に示す各実施の形態において、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、実施の形態2に係るタッチパッド8Aでは、カバー部材38Aの重畳部54Aの背面側には、上記実施の形態1で説明した第1の突出部66及び第2の突出部68は形成されていない。図11及び図12に示すように、実施の形態2に係るタッチパッド8Aでは、上記実施の形態1で説明した第1の突出部66及び第2の突出部68に代えて、筐体36Aの前面側には、リブ状の第1の突出部80及び第2の突出部82が形成されている。
第1の突出部80は、第1の辺40の近傍における筐体36Aの前面側から入力部材16の背面28に向けて突出して、背面28に接触している。第1の突出部80は、入力部材16の第1の辺40に対応して配置され、入力部材16の第1の辺40に沿って長尺状に延びている。なお、タッチパッド8Aの横方向(X軸方向)において、第1の突出部80は、第1の振動素子22aよりも外側(X軸のマイナス側)に配置されている。第1の突出部80の長手方向に垂直な断面形状は、例えば三角形状である。第1の突出部80は、入力部材16の第1の辺40における一端部から他端部に亘る範囲に配置されている。これにより、第1の突出部80は、入力部材16の第1の辺40に対応する筐体36Aと入力部材16の背面28との間の第1の間隙81に介在され、当該第1の間隙81をシールする。ここで、図12に示すように、第1の突出部80は、定常波の節に対応する位置に配置されている。これにより、第1の突出部80が操作面26の振動を阻害するのを抑制することができる。
第2の突出部82は、第2の辺42の近傍における筐体36Aの前面側から入力部材16の背面28に向けて突出して、背面28に接触している。第2の突出部82は、入力部材16の第2の辺42に対応して配置され、入力部材16の第2の辺42に沿って長尺状に延びている。なお、タッチパッド8Aの横方向において、第2の突出部82は、第2の振動素子22bよりも外側(X軸のプラス側)に配置されている。第2の突出部82の長手方向に垂直な断面形状は、例えば三角形状である。第2の突出部82は、入力部材16の第2の辺42における一端部から他端部に亘る範囲に配置されている。これにより、第2の突出部82は、入力部材16の第2の辺42に対応する筐体36Aと入力部材16の背面28との間の第2の間隙83に介在され、当該第2の間隙83をシールする。ここで、図12に示すように、第2の突出部82は、定常波の節に対応する位置に配置されている。これにより、第2の突出部82が操作面26の振動を阻害するのを抑制することができる。
また、図12に示すように、タッチパッド8Aの横方向(X軸方向)において、第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bは、第1の突出部80と第2の突出部82との間に配置されている。
[2-2.効果]
本実施の形態では、図12に示すように、第1の突出部80は、入力部材16の第1の辺40に対応する筐体36Aと入力部材16の背面28との間の第1の間隙81に介在され、当該第1の間隙81をシールする。また、第2の突出部82は、入力部材16の第2の辺42に対応する筐体36Aと入力部材16の背面28との間の第2の間隙83に介在され、当該第2の間隙83をシールする。これにより、次のような防水効果を得ることができる。
例えば車両4(図1参照)内でユーザが把持している飲料用カップ等から液体がこぼれた際に、こぼれた液体が入力部材16の操作面26に付着することがある。図13に示すように、入力部材16の操作面26に付着した液体が、入力部材16の第1の辺40に対応する重畳部54Aと操作面26との間の第1の間隙70に侵入しようとしたとしても、入力部材16の第1の辺40に対応する筐体36Aと入力部材16の背面28との間の第1の間隙81は第1の突出部80によりシールされているので、液体が第1の間隙81を通してタッチパッド8Aの内部に侵入するのを抑制することができる。これにより、液体が第1の振動素子22aに付着することを抑制することができる。
同様に、入力部材16の操作面26に付着した液体が、入力部材16の第2の辺42に対応する重畳部54Aと操作面26との間の第2の間隙72に侵入しようとしたとしても、入力部材16の第2の辺42に対応する筐体36Aと入力部材16の背面28との間の第2の間隙83は第2の突出部82によりシールされているので、液体が第2の間隙83を通してタッチパッド8Aの内部に侵入するのを抑制することができる。これにより、液体が第2の振動素子22bに付着することを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、第1の突出部80及び第2の突出部82を筐体36Aと一体的に形成したが、これに限定されず、第1の突出部80及び第2の突出部82を筐体36Aと別体に形成してもよい。この場合、第1の突出部80及び第2の突出部82は、弾性を有する材料(例えばゴム材料等)で形成するのが好ましい。
(実施の形態3)
[3-1.タッチパッドの構造]
図14及び図15を参照しながら、実施の形態3に係るタッチパッド8Bの構造について説明する。図14は、実施の形態3に係るタッチパッド8Bを示す部分分解斜視図である。図15は、実施の形態3に係るタッチパッド8Bの断面図である。なお、図15の断面図は、図2のVI-VI線に相当する切断線によりタッチパッド8Bを切断した断面図である。
図14及び図15に示すように、実施の形態3に係るタッチパッド8Bでは、カバー部材38Bの重畳部54Bの背面側には、上記実施の形態1で説明した第1の突出部66及び第2の突出部68は形成されていない。また、筐体36Bの前面側には、上記実施の形態2で説明した第1の突出部80及び第2の突出部82は形成されていない。
図14及び図15に示すように、実施の形態3に係るタッチパッド8Bでは、ベース32Bには、ベース32Bをその厚み方向(Z軸方向)に貫通する貫通孔84が形成されている。また、入力部材16の第4の辺46に対応する筐体36Bの端部(図15において右側の端部)には、排水用孔86(第1の排水用孔の一例)が形成されている。排水用孔86は、入力部材16の第4の辺46(操作面26の外周縁)よりも外側(Y軸のマイナス側)に配置されている。排水用孔86は、ベース32Bの貫通孔84と連通している。また、排水用孔86は、カバー部材38Bの切り欠き部88(後述する)を介して、入力部材16の第4の辺46に対応する重畳部54Bと操作面26との間の第4の間隙76と連通している。
また、カバー部材38Bの支持部52Bの背面側のうち、入力部材16の第4の辺46の近傍における部位には、切り欠き部88が形成されている。切り欠き部88は、筐体36Bの排水用孔86に対応して配置されている。切り欠き部88は、入力部材16の第4の辺46に対応する重畳部54Bと操作面26との間の第4の間隙76と連通し、且つ、筐体36Bの排水用孔86と連通している。
さらに、カバー部材38Bの支持部52Bの背面側のうち、入力部材16の第3の辺44の近傍における部位には、排水用孔90(第2の排水用孔の一例)が形成されている。排水用孔90は、入力部材16の第3の辺44(操作面26の外周縁)よりも外側(Y軸のプラス側)に配置されている。排水用孔90は、入力部材16の第3の辺44に対応する重畳部54Bと操作面26との間の第3の間隙74と連通している。
また、制御部30(図3参照)は、入力部材16の操作面26に液体が付着していると判定した場合に、第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bを駆動させる。具体的には、制御部30は、タッチセンサ18の検出結果に基づいて、タッチセンサ18により検出された物体(操作体)が所定の時間(例えば、数秒)以上操作面26に接触し、且つ、タッチセンサ18により検出された物体(操作体)の接触位置の変動が所定の範囲(例えば、数mm)内である場合に、操作面26に液体が付着している(当該物体(操作体)が液体である)と判定する。第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bは、所定の周波数(例えば、180Hz)で入力部材16の操作面26を振動させる。本実施の形態では、入力部材16の操作面26で発生する振動の波形は、図15において一点鎖線で示すような定常波となる。操作面26の振動により発生する定常波の腹及び複数の節は、Y軸方向に沿って生じる。
[3-2.効果]
例えば車両4(図1参照)内でユーザが把持している飲料用カップ等から液体がこぼれた際に、こぼれた液体が入力部材16の操作面26に付着することがある。この時、上述したように、制御部30が第1の振動素子22a及び第2の振動素子22bを駆動させることにより、入力部材16の操作面26が振動する。
図15に示すように、入力部材16の操作面26に付着した液体は、操作面26の振動によって、入力部材16の第3の辺44に対応する重畳部54Bと操作面26との間の第3の間隙74に向けて誘導され、第3の間隙74に侵入する。この時、第3の間隙74に侵入した液体は、第3の間隙74を介してカバー部材38Bの排水用孔90に流入し、カバー部材38Bの排水用孔90を介してタッチパッド8Bの外部へ排出される。
また、図15に示すように、入力部材16の操作面26に付着した液体は、操作面26の振動によって、入力部材16の第4の辺46に対応する重畳部54Bと操作面26との間の第4の間隙76に向けて誘導され、第4の間隙76に侵入する。この時、第4の間隙76に侵入した液体は、第4の間隙76を介して筐体36Bの排水用孔86に流入し、筐体36Bの排水用孔86及びベース32Bの貫通孔84を介してタッチパッド8Bの外部へ排出される。
なお、液体をタッチパッド8Bの外部へ効率良く排出するために、入力部材16の操作面26は、鉛直方向(重力方向)に対して、第3の間隙74に向けて下る傾斜姿勢となるように配置されていてもよい。あるいは、これとは反対に、入力部材16の操作面26は、鉛直方向に対して、第4の間隙76に向けて下る傾斜姿勢となるように配置されていてもよい。
また、本実施の形態では、タッチパッド8Bに排水用孔86,90を設けたが、これに限定されず、排水用孔86,90のうち一方のみを設けるようにしてもよい。
(他の変形例)
以上、一つ又は複数の態様に係る入力装置について、上記各実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記各実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思い付く各種変形を上記各実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、実施の形態1と実施の形態3とを組み合わせてもよいし、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせてもよい。あるいは、実施の形態1~3を組み合わせてもよい。
上記各実施の形態では、入力装置2は表示部6とタッチパッド8(8A,8B)とを備えるようにしたが、これに限定されず、入力装置2は、表示部6とタッチセンサ18とが一体化されたタッチパネルであってもよい。
上記各実施の形態では、接着部材を両面粘着テープ48,50で構成したが、これに限定されず、例えば接着剤等で構成してもよい。
本開示は、タッチセンサの操作面を振動素子により振動させる入力装置等として適用可能である。
2 入力装置
4 車両
6 表示部
8,8A,8B タッチパッド
10 GUI
12 インストルメントパネル
14 センタコンソール
16 入力部材
18 タッチセンサ
20 感圧センサ
22 振動素子
22a 第1の振動素子
22b 第2の振動素子
24 操作指
26 操作面
28 背面
30 制御部
32,32B ベース
34 基板
36,36A,36B 筐体
38,38A,38B カバー部材
40,58 第1の辺
42,60 第2の辺
44,62 第3の辺
46,64 第4の辺
48,50 両面粘着テープ
52,52B 支持部
54,54A,54B 重畳部
56 開口部
66,80 第1の突出部
68,82 第2の突出部
70,81 第1の間隙
72,83 第2の間隙
74 第3の間隙
76 第4の間隙
78 空間
84 貫通孔
86,90 排水用孔
88 切り欠き部

Claims (8)

  1. 操作面を有する入力部材であって、操作体による操作が行われる入力部材と、
    前記操作面における前記操作体の接触位置を検出するタッチセンサと、
    前記操作面を振動させる振動素子と、
    前記操作面に直交する方向において、前記操作面における外周部と重畳する重畳部を有するカバー部材と、
    前記重畳部と前記操作面との間に介在され、前記重畳部と前記操作面との間をシールするシール部材と、を備える
    入力装置。
  2. 前記入力部材は、前記操作面に直交する方向から見て、互いに対向する第1の辺及び第2の辺と、互いに対向する第3の辺及び第4の辺と、を有する矩形状に形成され、
    前記シール部材は、前記入力部材の前記第1の辺及び前記第2の辺にそれぞれ対応して配置された第1のシール部材及び第2のシール部材を含み、
    前記入力部材の前記第1の辺及び前記第2の辺に対応する前記重畳部と前記操作面との間にはそれぞれ、前記第1のシール部材及び前記第2のシール部材によりシールされる第1の間隙及び第2の間隙が形成され、
    前記入力部材の前記第3の辺及び前記第4の辺に対応する前記重畳部と前記操作面との間にはそれぞれ、前記入力部材よりも外側と連通する第3の間隙及び第4の間隙が形成されている
    請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記入力装置は、さらに、前記入力部材を支持する筐体を備え、
    前記入力部材の前記第3の辺及び前記第4の辺における、前記入力部材の前記操作面と反対側の背面は、接着部材を介して前記筐体に支持されている
    請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記振動素子は、
    前記入力部材の前記第1の辺に対応して配置され、前記入力部材の前記背面に配置された第1の振動素子と、
    前記入力部材の前記第2の辺に対応して配置され、前記入力部材の前記背面に配置された第2の振動素子と、を含む
    請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記操作体が前記操作面に接触した状態で前記操作面に沿って移動することにより、前記操作体による操作が行われ、
    前記振動素子は、前記操作面で発生する振動の波形が定常波となるように前記操作面を振動させ、
    前記シール部材は、前記定常波の節に対応する位置に配置されている
    請求項1~4のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 前記振動素子は、前記定常波の腹に対応する位置に配置されている
    請求項5に記載の入力装置。
  7. 前記振動素子は、超音波帯の周波数で前記操作面を振動させる
    請求項5又は6に記載の入力装置。
  8. 前記シール部材は、前記入力部材の前記重畳部に形成された突出部であって、前記重畳部から前記操作面に向けて突出して前記操作面に接触する突出部で構成される
    請求項1~7のいずれか1項に記載の入力装置。
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